JP2000006830A - 路面車両の車両運動制御方法 - Google Patents

路面車両の車両運動制御方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】車両の実際の運動に一致する車両動的状態量の
目標値規定を行う方法及びこの方法の適用に適した装置
を提供する。 【解決手段】車両モデルの模擬計算機の動的動作の考察
から連続的に、車両の片揺れ速度 の目標値 及び横滑り角βが発生され、車両の片揺れ速度の目標値
としての基準量と、片揺れ速度センサにより連続的に検
出される片揺れ速度の実際値 とが比較される。車両モデルは式 の線形微分方程式により示され、ここで[P]は要素p
ijを持つ4x4マトリクスを表わし、mで車両の重
量が、Jで片揺れ慣性モーメントが、vで車両縦速度
が示され、[Q]は要素qijを持つ4x4マトリクス
を表わす。時点t(k−1)に求められた車両運動状態
量の実現は、サイクル時間Tだけ後の時点t(k)
に、時点t(k)に実現されるマトリクス要素Pij
びqijを持つ方程式

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば5〜10m
sの規定可能な期間Tの時間的に順次に続くサイクル
でタイミング制御されて、制御の自動的な経過を行う電
子制御ユニツトの模擬計算機により、車両の構造的に規
定される特性量及びその積載状態及びその運転データを
表わすモデルに基いて、少なくともかじ取り角δ及び車
両速度vが測定される現在の値から、車両の少なくと
も片揺れ速度
【数36】 及び横滑り角βの基準量が発生され、車両の片揺れ速度
の目標値としての基準量
【数37】 と片揺れ速度センサ装置により連続的に検出される車両
の片揺れ速度の実際値
【数38】 との比較から、基準となるそれぞれの目標値からのそれ
ぞれの実際値の偏差を補償するように制御する車両の少
なくとも1つの車輪制動機の始動用又は機関駆動トルク
の減少用制御信号が発生される、路面車両の車両運動制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このような方法は、車両運動制御方法
(FDR)は、ATZ Automobiltechn
ische Zeitschrift 96(199
4)Heft 11,Seiten 674〜689に
より公知である。
【0003】公知の方法では、車両のいわゆる1車線モ
デルに基いて、関係式
【数39】 に従って目標値
【数40】 が形成され、VCHで車両のいわゆる特性速度が示さ
れ、aで前車軸と車両重心との間隔が示され、cで後車
軸と車両重心との間隔が示されている。
【0004】商
【数41】 の最大値に相当する車両特有の速度が″特性速度″と称
される。これは低い横加速度a≦3ms−2に対して
も当てはまる。車両運動制御は横滑り角β及び片揺れ速
度の状態制御として実現され、走行方向と車両縦軸線の
方向との相違を示す横滑り角βが所定の限界値を超えな
いようにする。
【0005】これまで説明した車両運動制御では、車両
の片揺れ速度の目標値発生方式のため、″性急な″かじ
取り操縦でかじ取り角の急速な変化を行う時、車両の片
揺れ速度の実際値と目標値との激しい偏差が生じる。こ
の目標値は、かじ取り角の上述した関係のため、車両の
慣性により規定されて徐々に変化する車両片揺れ速度の
実際値に常に先行する。この場合制御が開始されると、
これは車両の後車軸における旋回力(コーナリングフオ
ース)を減少するように行われるが、これは仮定した状
況では、望ましくない。なぜならば、後の時点に再度の
制御介入により補正されねばならない誤った方向におけ
るハンドルの切り過ぎ傾向が生じるからである。非現実
的な目標値規定が可能であるためにのみ起こるこのよう
な″制御遊び″は回避せねばならない潜在的な危険の状
況である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、車両の実際の運動に相当する車両の動的状態量の目
標値規定が行われるように、最初にあげた種類の方法を
改良し、またこの方法の適用に適した装置を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの課題
は、方法に関して請求項1の特徴によって解決される。
【0008】これによれば、2車軸車両の動的に安定な
動作に相当する片揺れ速度の目標値
【数42】 及び横滑り角の目標値βsの発生が、次の関係式のタイ
ミングを制御される評価によって行われ、
【数43】 及び
【数44】 本発明により安定性判断基準として選ばれる次の条件、
即ち一方ではカーブ走行により生じる横力及びかじ取り
角設定δ(t)により確立される旋回力が補償されねば
ならず、他方では車両に作用する回転モーメント及び片
揺れモーメントが補償されねばならないという条件のも
とで、前記の関係式が、実際の車両の動的動作の実際の
モデルを、公知の方法において利用される片揺れ速度の
目標値の統計的関係式として表わし、それにより本発明
により利用される車両モデルが、車両の慣性動作も適当
に考慮する。
【0009】次のマトリクス方程式として表わされかつ
次の形
【数45】 (I)で示されるこれらの関係式の評価は、時点t(k
−1)に求められた車両運動の状態量を、サイクル時間
だけ後の時点t(k)に、実現され即ちこの時点に
求められるマトリクス要素要素pij及びqijの値を
持つ関係式
【数46】 の評価により実現するように、行われ、ここで〔P〕は
要素pij(pij=0,mv,0,0;0,0,
0,J;0,0,0,0,0,−1,0,0)を持つ
4x4マトリクスを表わし、[Q]は要素qij(q
ij=0,−C−C,0−mv−(C−C
)/v;0,C−C
【数47】 から形成されかつ成分xi(x=0,β,0
【数48】 を持つ4成分列ベクトルを表わし、
【数49】
【0010】制御すべき状態量
【数50】 の時間的変化
【数51】 に対応しかつ車両基準モデルを表わすマトリクス方程式
(I)の係数マトリクス[P]は、車両データに無関係
に″絶対に″一定であるか又は車両に特有に一定であり
即ち走行中に変化しないか又は車両縦速度を乗算される
か又はこれにより除算される車両特有の定数であるマト
リクス要素のみを含み、即ち車両に特有な値を仮定可能
に知って車両縦速度の測定に基いて常に適当な精度で求
めることができる量のみを含んでいる。
【0011】状態量
【数52】 即ち″状熊ベクトル″に対応するマトリクス[Q]のマ
トリクス要素が、車両の縦速度に比例するか又は反比例
する項を含み、これらの項が係数として更に車両に特有
な定数を含んでいる限り、同じことがこれらのマトリク
ス要素に関しても当てはまる。
【0012】車両基準モデルにおいて所定の車両速度に
おいてかじ取り角規定への車両反応を記述するのに用い
られる横滑り剛性C及びCは、所定の車軸荷重分布
又は車輪荷重分布において同様に車両に特有な定数とみ
なされ、カーブの定常走行(
【数53】 において関係式
【数54】 及び
【数55】 の評価により適合″学習″過程において求められる。横
滑り剛性を求めるために必要な横滑り角βは、カーブ
の定常走行及び僅かな横加速度の場合、既知の関係式β
z=l/Rの評価により知ることができ、ここでR
は車両の重心の れ、ここでRは車輪の後輪の軌道半径の平均値を示
し、この軌道半径は、後輪の輪距を知れば、既知の関係
に従ってその車輪回転差から求められる。
【0013】この代わりにこれに加えて、同じ周辺条件
で、請求項2に規定されているように、横滑り角β
関係式
【数56】 の評価により求めることができる。
【0014】これに対し、関係式
【数57】 (ここでaはかじ取り角の設定の開始により確立され
る車両横加速度を示す)に従って請求項3により横滑り
角を求めるやり方は、比較的高い車両横加速度でも横滑
り角を精確に求め、従って横滑り剛性を一層精確に求め
るのを可能にするという利点を持ち、この横加速度a
は横加速度センサにより測定するか、/又は計算機によ
りカーブ走行半径及び車両速度から求めることができ
る。
【0015】請求項4の特徴により示される本発明の方
法の好ましい構成では、車両の動的に安定な運動に相当
する状態量即ち片揺れ速度及び横滑り角の目標値を発生
するため、2車軸トラクタを補足される1車軸セミトレ
ーラを持つ関節連結自動車の1車線モデルが利用され、
安定性判定基準として再びトラクタ及びセミトレーラに
おける力及びモーメントの平衡が、関係式
【数58】
【数59】
【数60】
【数61】 に従って選ばれる。トラクタ及びセミトレーラの連結継
手における速度方向の同一に相当する運動学的連結は、
関係式、
【数62】 によって考慮される。この関係式において、F、F
及びFで前輪、後輪及び連結継手に作用する横力が示
され、lで連結継手とトラクタの重心との間隔が示さ
れ、lAV及びlAHでセミトレーラ重心と連結継手及
びセミトレーラ車軸との間隔が示され、Fでセミトレ
ーラ車軸に作用する横力が示されている。この車両モデ
ルでは、セミトレーラはいわば″加算″量によってのみ
実施されているので、トラクタのみ及び関節連結自動車
全体の目標値発生に適している。関節連結列車の目標値
発生のためにも、意味上同じような変更及び説明で変更
を行うことができる。
【0016】この関節連結自動車モデルでは関係式
【数63】 に従ってセミトレーラの横滑り角βが求められ、ここ
でψは、連結継手の所で交差するトラクタの縦中心面と
セミトレーラの縦中心面がなす屈折角を示している。こ
の関係は、トラクタとセミトレーラが同じ片揺れ速度を
持つ定常カーブ走行の場合に当てはまる。
【0017】セミトレーラが車輪回転数センサを備えて
いる時、請求項6の特徴に従って、横加速度の比較的僅
かな値を持つ定常カーブ走行の場合、その代わりに又は
それに補足して、この屈折角を測定により求めることが
できる。
【0018】請求項7の特徴により、電子処理ユニツト
により速やかに評価可能な横滑り剛性、C、C及び
の関係式が示され、車輪に作用するタイヤ横力が次
の関係式により横滑り剛性と倫理結合される。
【数64】
【数65】
【数66】
【0019】路面車両における車両運動制御装置に関し
て、先にあげた課題は、請求項8の上位概念にあげたよ
うな装置から出発して、次のようにすることによって解
決される。即ち電子制御装置によって、トラクタ又はト
ラクタと付随車とから成る関節連結列車の走行運転にお
いて測定可能なパラメータから、少なくとも次の量を適
合的に求めかつメモリに呼出し可能に記憶することを可
能にするルーチンが実施される。 a)関節連結列車の全重量mges、 b)トラクタの重量m、 c)付随車の重量m、 d)トラクタの軸距l、 e)トラクタの車軸荷重分配A/PHA、 f)関節連結列車の車軸荷重分配又は付随車の後部車軸
荷重PHA及び評価のためのルーチン、 g)トラクタの垂直軸線の周りの慣性モーメントJ
び h)付随車の垂直軸線の周りの慣性モーメントJAo
【0020】このルーチンの実施により、同時に不安定
な状態を知るため走行運転中の車両と常に比較されて基
準値形成に用いられる車両モデルが、商用車両では車両
毎に非常に相違することがある車両の現在の積載状態に
常に適合する。前記の量を適合的に求めると、車両運動
制御装置の電子制御ユニツトのための車両に特有なプロ
グラミング費用がなくなるので、車両の運転中に制御装
置の誤作動を生ずることがある誤った入力は起こり得な
いという利点もある。効果的な車両運動制御にとって重
要な実際上すべてのデータを適合的に求める利点は、制
御装置を車両の種々の形式及び大きさに対して使用する
のを可能にし、従って制御装置の安価な製造及び経済的
な使用の観点からも特に有利である。
【0021】トラクタの重量m及び場合によっては関
節連結自動車又は関節連結列車の全重量mgesを請求
項9に従って求めるために考慮されかつ付随車の重量m
を求めるために適したルーチンでは、電子機関制御装
置から生じる信号、及び制動制御及び駆動滑り制御のた
めに設けられる車輪回転数センサの出力信号が利用さ
れ、請求項10によればトラクタの車軸間隔lを求め
るのにも利用され、この車軸間隔は、その代わりに又は
それに加えて、請求項11により、トラクタのかじ取り
角情報、片揺れ速度及び車両縦速度からも求めることが
できる。
【0022】関節連結自動車において、カーブ走行の際
トラクタの垂直縦中心面とセミトレーラの垂直縦中心面
が関節継手の所で交差する角ψを検出する屈折角センサ
が設けられ、セミトレーラの車輪に固有の車輪回転数セ
ンサが付属している場合、請求項12及び13によれ
ば、セミトレーラの長さl及びトラクタの重心と後車
軸との間隔lSHを適合的に求めることができる。
【0023】2車軸(牽引)車両の車軸荷重分配を適合
的に求めるため、この車両がただ1つの車軸荷重センサ
を備えていれば充分なので、この車軸荷重センサの前車
軸又は後車軸との対応に応じて、その重心と前車軸との
間隔lを、請求項15の別のルーチンンに応じて求め
ることができる。
【0024】同じようにして、関節連結自動車のセミト
レーラの重量分配、即ちその重心と連結継手との間隔l
AVは、セミトレーラがセミトレーラ車軸を介して車道
上に支持される荷重PAHA用の車軸荷重センサを備え
ている場合、請求項16の特徴に従って求めることがで
き、またトラクタが後車軸荷重センサを備えている場
合、請求項17に特徴に従って求めることができる。
【0025】その代わりに又はそれに加えて、荷重セン
サが設けられ、その出力信号か連結継手においてトラク
タに支持されるセミトレーラの重量成分mASの程度で
ある場合、セミトレーラ重心と連結継手との間隔lAV
を請求項18の特徴に従って適合的に求めることができ
る。
【0026】トラクタ例えば走行毎に変る積載状態を持
つ貨物自動車の片揺れ慣性モーメントJ又は1車軸又
は複数車軸付随車の片揺れ慣性モーメントJのため請
求項19に従って形成される評価値は、実際の車両モデ
ルに対して、本発明によれば充分精確である。
【0027】空気圧懸架装置を持つ車両では、空気圧懸
架装置の圧力の検出により、車軸荷重センサ装置は簡単
に実施可能である。
【0028】車軸荷重センサが存在しない場合、タイヤ
に特有な定数kHA及びkVAが既知であり、請求項2
3の特徴に従って車輪毎に求めることができる時、後車
軸荷重PHA及び前車軸荷重PVAを請求項21及び2
2の特徴に従って求めることが可能である。
【0029】このため請求項24の特徴により示される
ルーチンを使用して、タイヤ定数の瞬間的に与えられる
値をいわば連続的に検出することが可能であり、これら
のタイヤ定数が温度に関係することがあり、従って走行
中に変化することがあるので、連続的検出は特に有利で
ある。
【0030】車両のタイヤ定数の実際に近い評価のた
め、請求項25に従って考慮されるように、駆動される
車輪及び駆動されない車輪の車軸に関するタイヤ定数k
HA及びkVAを求めても充分であり、その際駆動され
る例えば車両の後輪のタイヤ定数が、トラクタの牽引運
転中に求められ、これらのタイヤ定数のこれによりわか
る値により、駆動されない車輪のタイヤ定数が、車両の
駆動運転中に求められる。
【0031】関節連結自動車又は関節連結列車であれ、
商用車両列車の任意の形成の場合、トラクタも付随車も
片揺れ角センサを備えていると最適であり、従ってトラ
クタ及び付随車の異なる肩揺れ速度に基いて、列車全体
の動的に不安定な状態を速やかに確実に知ることができ
る。
【0032】本発明による方法及びその適用に適した装
置のそれ以外の詳細は、重い商用車両における典型的な
適用事例の図面に基く以下の説明から明らかになる。
【0033】
【実施例】図1の(a)に全体を10で示しかつ2車軸
トラクタ11と1車軸セミトレーラ12を含む関節連結
自動車について、次のことを仮定する。即ちこの関節連
結自動車は車両運動制御装置を備えており、この制御装
置は、トラクタ11及び関節連結自動車10全体の粘着
を最適化される制動動作を生じるロツク防止制御の機能
(ABS機能)、及び可能な推進力を最適に利用する駆
動滑り制御の機能(ASR機能)のほかに、トラクタ1
1の車輪の制動機13〜16(図2)及び付随車即ちセ
ミトレーラ12の車輪制動機17及び18を、個々に又
は複数毎に、間接連結自動車10の全体を20で示す制
動装置の制御可能な操作にも関係なく動作させることが
でき、これにより特にカーブ走行状況及び下り坂走行状
況において、関節連結自動車10の動的に安定な走行動
作を保証する。
【0034】その点で、関節連結自動車10の制動装置
20に対して、商用車両用の公知の電気−空気圧制動装
置の構造的及び機能的特性のみが仮定されている。車両
運動制御(FDR機能)のために、更に機関制御への介
入も仮定されて、例えばトラクタの機関21のオーバラ
ンニング運転において生じることがある制動引きずりト
ルクが一部又は完全に補償されるようにしている。
【0035】従ってトラクタ11又はセミトレーラ12
の車輪制動機13〜18に個々に付属する空気圧操作器
22〜22又は22及び22が設けられて、概
略的にのみ示す制動圧力制御弁23〜23の制御に
より、個々に設定可能な制動圧力を印加されることがで
き、これらの制動圧力が、操作器22〜22に個々
に付属する制動圧力センサ24〜24により個々に
監視可能である。
【0036】制動圧力制御弁23〜23は電気的に
制御可能な電磁弁として構成され、機能により後述され
る電子制御ユニツト25の出力信号により制御可能であ
る。この制御ユニツトは、その回路技術的詳細に立入る
ことなく、電子回路技術の当業者により実現可能であ
る。
【0037】制動装置20は、説明のために選ばれた実
施例では3回路制動装置として構成され、トラクタ11
の前輪制動機13及び14が制動回路Iにまとめられ、
トラクタ11の後輪制動機15及び16が制動回路II
にまとめられ、セミトレーラ12の車輪制動機17及び
18が第3の制動回路IIIにまとめられ、その制動圧
力供給のため、それぞれ固有の空気圧アキユムレータ2
〜26又は26が設けられ、図示しない中央圧
縮空気源から圧力充填可能であり、この圧力源は車両機
関21により駆動される同様に図示しない圧縮機を含ん
でいる。
【0038】運転者の希望する車両減速度の制御は、電
磁又は電子信号発生器27のペダル操作によって行わ
れ、この信号発生器27は、制動装置20の操作されな
い状態に対応する初期位置からの制御ペダル28の偏向
の程度、従って運転者の希望する車両減速度の程度であ
る電気出力信号を発生する。信号発生器27の出力信号
は電子制御ユニツト25へ供給され、この電子制御ユニ
ツト25が、この運転者の希望信号と別の信号特に概略
的にのみ示すかじ取り角発生器29及び同様に概略的に
のみ示す片揺れ速度センサ31の出力信号、及び車輪に
個々に付属して監視される車輪回転数の程度を示す回転
数センサ31〜31の出力信号の処理から、制動回
路I、II及びIIIに個々に付属する電気−空気圧式
圧力変調器32、32及び32の制御信号を発生
し、これらの圧力変調器を介して、アキユムレータ26
、26及び26から制動回路I、II及びIII
への操作圧力配分が行われる。これらの圧力変調器32
〜32は、図2に弁記号で示すように、最も簡単な
場合パルスで制御可能な2ポート2位置切換え電磁弁と
して構成され、これらの電磁弁を介してアキユムレータ
26〜26が、それぞれの制動圧力弁23〜23
へ分岐するトラクタ11又はセミトレーラ12の制動
回路I及びII又はIIIの主制動導管33及び33
又は33に接続されている。
【0039】今まで説明した制動装置20は、電子制御
ユニツト25の出力信号により制御されて、種々の制動
回路I、II及びIIIへの所望の制動圧力分配の制御
及び車両の個々又は複数の車輪制動機の始動を、運転者
が制動ペダル28を操作するか否かに関係なく可能に
し、その点で車両運動制御に必要な前提条件を満たす。
【0040】電子制御システムの故障又は車内電源の全
くの故障の際にも関節連結自動車10が制動されるよう
にするため、制動ペダル28により操作可能な制動弁ユ
ニツト34が設けられ、非常運転の場合この制動弁ユニ
ツト34により、アキユムレータ26、26及び2
から制御圧力が直接に制動回路I、II及びIII
の主制動導管33、33又は33へ供給可能であ
る。この制動弁ユニツト34は、説明のために選ばれた
図2の実施例では、制動回路I〜IIIにそれぞれ付属
する3つの比例弁34、34及び34により表わ
され、適当に示される弁記号により表わされるこれらの
比例弁の弁ピストンは機械的に互いに固定的に結合さ
れ、かつペダル位置発生器27に結合され、これらの比
例弁の圧力供給接続口36、36及び36はそれ
ぞれ対応するアキユムレータ26、26及び26
に接続され、これらの比例弁34、34及び34
の制御出口37、37及び37は、それぞれ切換
え弁38、38及び38を介して制動回路I、I
I及びIIIの主制動導管33、33又は33
接続されている。これらの切換え弁弁38、38
び38は、無電流で開く初期位置0及び制御された状
態で遮断する切換え位置Iを持つ2ポート2位置切換え
電磁弁として構成されているので、これらの切換え弁弁
38、38及び38の制御されないか制御不可能
な状態で、制動弁ユニツト34の制御出口37、37
及び37が制動装置20の主制動導管33、33
又は33に連通するように接続されている。圧力変
調器32、32又は32の制御されないか又は制
御不可能な状態では、遮断する初期位置を持つ弁の2ポ
ート2位置切換え弁記号により示すように、これらの圧
力変調器も同様に遮断弁の機能を果たす。
【0041】制動圧力制御弁23〜23は電磁弁と
して構成され、その制御電磁石39〜39の無電流
状態でとる初期位置では、操作器22〜22とそれ
ぞれ主制動導管33〜33との連通接続が行われる
ので、誤操作の場合車両10は制動弁ユニツト34の操
作のみにより確実に制動されることができる。
【0042】通常の制動運転即ち電子制御されかつ車両
運動を制御される制動運転では、切換え弁38〜38
が遮断位置Iへ制御されるので、制御圧力は、電気−
空気圧式圧力変調器32〜32を介して、電子制御
ユニツト25の出力信号により制御されて、制動回路I
〜IIIの主制動導管33〜33へ供給可能であ
る。
【0043】電子制御ユニツト25の機能の詳細を説明
するため、図1の(b)の″1車線″モデルが参照さ
れ、ここでトラクタ11は、ただ1つのかじ取り可能な
前輪41とかじ取り不可能なただ1つの後輪42により
表わされ、これらの前輪及び後輪は互いに固定車軸間隔
(図1の(a)参照)で配置され、この車軸間隔l
は関係式l=l+lにより与えられ、ここでl
でトラクタ11の前輪41の回転軸線43と重心S
との間隔が示され、lでトラクタ11の後輪42の回
転軸線44と重心Sとの間隔が示されている。付随
車、図示した説明例では、セミトレーラ12は、セミト
レーラ12を関節的にただし引張りに対して固定的にト
ラクタに連結する連結継手48の垂直な継手軸線47に
対して固定間隔lをおいて設けられるただ1つの車輪
46により表わされ、この間隔lは関係式l=l
AV+lAHによって与えられ、ここでlAVは連結点
又は継手軸線47とセミトレーラ12の重心S
の間隔を示し、lAHはセミトレーラ12の重心S
ただ1つのセミトレーラ車輪46の回転軸線49との間
隔を示し、このセミトレーラ車輪46により原理的には
1つ又は複数の車輪対を表わすことができる。
【0044】図1の(a)に51でトラクタ11の重心
を通る垂直な慣性軸線が示され、トラクタ11は、
その重量分配のためこの慣性軸線51に関して慣性モー
メントJを持っている。52でトレーラ12の重心S
を通る垂直な慣性軸線が示され、セミトレーラ12
は、その重量分配のためこの慣性軸線52に関して慣性
モーメントJを持っている。
【0045】連結点S又は連結継手48の継手軸線4
7とトラクタの重心Sを通るトラクタの垂直な慣性軸
線51との間隔はlで示されている。
【0046】図1の(b)による1車線モデルによって
表わされる関節連結自動車10の動的動作を説明するた
めに、まずそのトラクタ11(図3)のみを考慮し、ト
ラクタが定常的な左カーブ走行状態にあり、即ちベクト
ルvにより表わされる軌道速度が一定であり、この軌
道速度でトラクタ11の重心Sが半径Rの軌道円5
3上を動き、同じことが前輪41及び後輪42について
も当てはまり、前輪41の接地点54が軌道円55上を
動き、この軌道円55の半径Rがトラクタ11の運動
機構によりトラクタの重心Sの軌道円53より少し大
きい半径を持ち、後輪42の接地点56が軌道円57上
を動き、これらの軌道円53、55及び57が共通な瞬
間回転中心Mmvに関して同心円であるものと仮定す
る。
【0047】車両ジオメトリー(車軸間隔l及びトラ
クタ11の垂直な慣性軸線51と後輪42の接地点56
との水平間隔l)により規定されて、トラクタ11が
全体として瞬間的に動く方向と、トラクタ11の前輪4
1の接地点54と後輪42の接地点56とを結ぶ線によ
り図3に表わされる車両縦軸線58の延びる方向との相
違として、運転者が設定するかじ取り角δだけ車両縦軸
線58に対して傾斜する車輪中心面59の方向に前輪4
1が動き、後輪42も同様にその縦中心面61即ち車両
縦軸線58の方向に動く極端な場合、関係式 β=δ・l/l により与えられかつカーブ走行の結果として生じる車両
への遠心力の影響がその横運動に対して無視できるほど
車両11の軌道速度vが小さい場合に当てはまる横滑
り角βが生じる。
【0048】この極端な場合車両運動の瞬間回転中心M
m0は、前輪41の回転軸線43と後輪42の回転軸線
44との交点により与えられる。この極端な場合は、説
明のために選ばれた1車線モデルによれば、車輪中心面
59又は61の方向におけるトラクタ11の前輪41及
び後輪42の横滑りなしの転動に相当している。
【0049】しかし0とは著しく異なる速度vでのカ
ーブ走行では、次の関係式により考えられる遠心力F
を生じる速度が現われ、
【数67】 ここで
【数68】 は車両が重心Sを通る垂直な慣性軸線51の回りに回
転する片揺れ速度を示し、
【数69】 に横滑り角の時間的に変化を示し、定常的なカーブ走行
では値0である。
【0050】矢印64で表わされる遠心力Fの方向へ
トラクタ11を外方へ押しやるこの横力に、トラクタ4
1及び後輪42の横滑り角α及びαが相当し、軌道
速度ベクトルv及びvの方向により表わされる前輪
41及び後輪42の運動方向は、これらの横滑り角α
及びαだけ、車輪中心面59及び61により表わされ
る方向と相違している。
【0051】前輪41及び後輪42のこの横滑りの結果
として、それぞれの車輪タイヤの接地範囲に弾性変形が
起こり、これらの弾性変形の結果前輪41及び後輪42
に、旋回力Fvs及びFHsとして作用する戻し力が生
じて、横滑り角α及びαの値の増大と共に増大し、
その結果運転者がかじ取り角δの設定により規定するこ
とができる所望の半径を持つ軌道上にトラクタ11を保
持する。
【0052】車両をカーブ内にいわば保持する旋回力F
vs及びFHsは、従って次の関係式によって示すこと
ができる。 Fvs=C・α (1) 及び FHS=C・α (2) ここで係数C及びCは、弾性車輪モデルに従って横
滑り剛性として定義されている。
【0053】関節連結自動車10(図1の(b)参照)
のセミトレーラ車輪46に対しては関係式 FAS=C・α (3) が成立する。トラクタに対して行われた運動学的な考察
は、セミトレーラ12に対しても当てはまる。なぜなら
ば、セミトレーラ12は、いわば連結継手48で関節連
結される車両とみなすことができるからであり、トラク
タ11及びセミトレーラ12の速度方向の同一性に相当
するこの関節連結のため、次の関係式が成立する。
【数70】 (4)
【0054】関係式(1)、(2)及び(3)において
評価すべき横滑り角α、α及びαに対して、関節
連結車両10のカーブ走行運動から次の関係式が得られ
る。
【数71】 (5)
【数72】 (6)及び
【数73】 (7) 関節連結自動車に作用する横力とトラクタ11及びセミ
トレーラ12の可能な片揺れ運動により生じる回転モー
メントとの平衡の動的安定性判定基準から、トラクタ1
1に対して、トラクタ11における力平衡に関して次の
関係式が与えられ、
【数74】 (8) またモーメント平衡に関して次の関係式が得られる。
【数75】 (9) セミトレーラに対して、力の平衡に関して次の関係式が
得られ、
【数76】 (10) モーメント平衡に関して次の関係式が得られ,
【数77】 (11) 関係式(8)〜(11)において、Fは関節連結自動
車10の連結継手48に作用する横力の値を示してい
る。
【0055】関係式(10)に基いて関係式(8)、
(9)及び(11)における量Fの消去は次の方程式
を生じる。
【数78】
【数79】 及び
【数80】 これらの式に、第4の方程式(4′)として、トラクタ
11の運動とセミトレーラ12の運動のいわば結合を記
述する関係式(4)の時間的導関数を加えると、動作状
態量
【数81】 に対して、全体として4つの一次の結合される線形微分
方程式が得られ、F、F及びFが関係式(1)、
(2)及び(3)により、また横滑り角α、α及び
αが関係式(4)、(5)及び(6)により置換され
ると、前記の微分方程式は次の形で与えられる。
【数82】
【数83】
【数84】
【数85】 (4″)
【0056】車両10の1車線モデル考察においてその
車両運動を記述するこれらの微分方程式(8″)、
(9″)、(11″)及び(4″)は、即ち車両速度
v、かじ取り角δ、トラクタ11及びセミトレーラ12
の片揺れ速度
【数86】 及び横滑り角β及びβの時間的変化も考慮して、か
じ取り角δ及び車両速度vが一定で、片揺れ速度及び横
滑り角の変化が起こらない定常カーブ走行の場合、次の
形へ移行する。
【数87】
【数88】
【数89】
【数90】 (4′′′)
【0057】トラクタ11の量m、l、l及びセ
ミトレーラ12の量m、lAH、lAV及びlが既
知であり、かじ取り角δ、車両速度v及び定常カーブ走
行の場合関係式(4″)に従って同じ片揺れ速度
【数91】 が充分精確に測定可能であり、トラクタ11及びセミト
レーラ12の横滑り角β及びβが充分な精度で求め
られる、という実現可能と仮定することができる前提条
件のもとで、関係式(8′′′)、(9′′′)及び
(11′′′)は線形代数方程式を形成し、これらの方
程式から、間接連結自動車10の車輪の3つの未知な横
滑り剛性量C、C、及びCを簡単に求めることが
でき、これに関して必要な計算操作は電子制御ユニツト
25のデイジタル計算段により行われる。
【0058】セミトレーラ12とトラクタ11の運動学
的結合のため、セミトレーラ12の横滑りβに対して
次の関係式が成立する。
【数92】 ここでψは、カーブ走行の際トラクタ11の縦中心面と
セミトレーラ12の縦中心面とがなす屈折角を示し、
【数93】 はトラクタ及びセミトレーラの共通な片揺れ速度を示し
ている。
【0059】関節連結自動車10のトラクタ11又は2
車軸貨物自動車に対しては、次の″減少″された方程式
が得られる。
【数94】
【数95】 トラクタ11の横滑り角βを求める可能性は次の通り
である。即ちトラクタの重心に作用する遠心力Fにつ
いての関係式
【数96】 から出発して、車両に作用する横加速度aに対して次
の関係式が得られ、
【数97】 簡単な変形により横滑り角変化
【数98】 に対して関係式
【数99】 が得られる。
【0060】かじ取り角δ=0の一定保持により認めら
れる運転者が時点tからかじ取り角δの設定によりカ
ーブ走行を開始する時、関係式
【数100】 に従って横滑り角βが確立され、定常カーブ走行
【数101】 において被積分関数が0になるまで増大する。
【0061】電子制御ユニツト25は、この関係式を例
えば次のように処理する。即ち運転者がかじ取り装置を
操作し、即ちかじ取り角δを変化する時間に比べて小さ
い期間δを持つ小さい時間段階[k=1,
2,...,n]の間連続的に、かじ取り角が再び一定
になるまで、次の値
【数102】 が形成される。
【0062】横滑り角βのこのように表わされる変化
値の合計により、その値が形成され、
【数103】 が成立すると、この合計を中断することができる。なぜ
ならば、これら3つの条件が満たされるこの時点から積
分はもはや増大できないからである。
【0063】このように求められる横滑り角βによ
り、関節連結自動車の定常走行の方程式(8′′′)、
(9′′′)、(11′′′)から、電子制御ユニツト
25が速やかに実施することができる純代数的演算によ
り、横滑り角剛性C、C、Cを求めることができ
る。
【0064】同じようにトラクタのみの方程式
(8IV)及び(9IV)から、トラクタの横滑り剛性
及びCを求めることができるので、これらが既知
である場合、場合によっては関節連結自動車10のセミ
トレーラ12のみの横滑り剛性Cを、関節連結自動車
全体に対して成立する方程式(8′′′)、
(9′′′)、(11′′′)の式(11′′′)から
計算することができる。
【0065】トラクタの横滑り角βの前記関係式に現
われる横加速度aを検出するため、図示した実施例で
はセンサ70が設けられて、横加速度aに固有で電子
制御ユニツト25により処理可能な出力信号を連続的に
供給する。
【0066】この代わりに又はこれに加えて、車両の既
知の寸法、車輪の軌道速度v及びこれから計算可能な車
両重心の軌道速度から、横加速度aを計算によっても
求めることができる。
【0067】量β(セミトレーラの横滑り角)、β
(トラクタの横滑り角)、
【数104】 (セミトレーラの片揺れ速度)及び
【数105】 らの量の時間的導関数も同様に4成分(列)ベクトル
【数106】 にまとめられ、1車線モデル車両の前輪41の横滑り剛
性C及びこれとトラクタ11の重心に対する前輪の間
隔lとの積Cも同様に4成分(列)ベクト 、ベクトル
【数107】 が状態量の時間的変化を表わすと、方程式(8″)、
(9″)、(11″)、(4″)に次のマトリクス方程
式が等価である。
【数108】 (12) ここでマトリクス[P]及び[Q]はそれぞれ(4x
4)マトリクスであり、列 ることができる。
【0068】マトリクス[P]のマトリクス要素pij
(i,j=1〜4)は次の関係式によって与えられる。 p11=m・v;p12=m・v;p13=p14
=0; p21=−m・v・l;p22=p23=0;p
24=J; p31=−m・v・lAV;p32=0;p33=J
;p34=0; p41=1;p42=−1;p43=lAV/v;p
44=l/v.
【0069】マトリクス[Q]のマトリクス要素qij
(i,j=1〜4)は次の関係式によって与えられる。 q11=−C;q12=−C−C;q13=−m
・v+C・lAH/v;q14=−m・v+C
・l/v+C・l/v; q21=C・l;q22=C・l−C
31=C・lAV+C・lAH;q32=0;q
33=m・v・lAV−( 41=q42=0;q43=−l;q44=1
【0070】 =C;c=C・l;c=c=0
【0071】関節連結自動車10の制動装置20の電子
制御ユニツト25は、それがサイクル時間T後マトリク
ス方程式(12)を連続的に解き、即ち関節連結自動車
10の1車線モデルにより規定される近似で、セミトレ
ーラ12の横滑り角の値β、トラクタ11の横滑り角
β、セミトレーラ12の片揺れ速度
【数109】 及び
【数110】 の出力を発生するように、設計されている。この場合測
定可能な量との比較のために重要なのは、片揺れ速度セ
ンサ31を備えているトラクタ11の片揺れ速度
【数111】 及びセミトレーラ12も同様に片揺れ速度センサ66を
備えている場合、このセミトレーラの片揺れ速度
【数112】 である。
【0072】関節連結自動車10のトラクタ11が片揺
れ速度センサ31を備えており、セミトレーラの片揺れ
速度
【数113】 も検出可能であるようにする場合、比較的簡単に実現可
能な角度位置発生器67を設け、トラクタ11の縦中心
面68とセミトレーラ12の縦中心面69とが瞬 角度位置発生器67の出力信号の時間的不変性は、セミ
トレーラ12の片揺れ速 ける角度位置発生器67の変化する出力信号は、セミト
レーラ12の片揺れ速度がトラクタ11の片揺れ速度よ
り大きいか又は小さいことを示している。従ってトラク
タ11の片揺れ速度センサ31と組合せて、角度位置発
生器67により、トレーラ12の片揺れ速度情報も得る
ことができる。
【0073】電子ユニツト25は模擬計算機の機能を果
たし、例えば5〜10msの所定の期間のサイクルで、
いわば車両モデルを表わすマトリクス方程式(12)の
マトリクスPのマトリクス要素pij及びマトリクスQ
のマトリクス要素qijの実現を行い、サイクル時間T
により決定される周期性でこれらのマトリクス方程式の
解を出力し、当業者のよく知っている車両運動制御の慣
用の判定基準に従って行われる車両運動制御要求を知る
ため、トラクタの片揺れ速度
【数114】 及びセミトレーラの片揺れ速度
【数115】 の直接又は間接に測定される実際値データが、マトリク
ス方程式の解と比較される。
【0074】電子制御ユニツト25は、マトリクス方程
式(12)を解くことにより、目標値発生器の機能及び
比較器の機能を果たし、この比較器が、目標値−実際値
比較から、車両運動制御のため必要な制御信号を、それ
ぞれの操作器22〜22及び電気−空気圧式圧力変
調器32〜32のために発生する。
【0075】関節連結自動車10の走行運転中に関節連
結自動車10の基準モデルを記述するマトリクス方程式
(12)のマトリクス[P]のマトリクス要素p11
12,p21,p31,p43及びp44及びマトリ
クス[Q]のマトリクス要素q13,q14,q23
24,q33及びq34は、車両速度v に関する実
現を常に必要とする。電子制御ユニツト25は、このた
めに必要な速度データを、車輪回転数センサ30〜3
の出力信号の処理から、車輪回転数センサ出力信号
例えばトラクタ11の駆動されない前輪の車輪回転数セ
ンサ出力信号の一部のみの平均値形成により有利に求め
る。
【0076】走行毎に非常に異なることがある関節連結
自動車の積載荷重は、マトリクス方程式(12)のマト
リクス[P]において、セミトレーラ12の重量m
比例するマトリクス要素p11、p21及びp31、セ
ミトレーラの片揺れ慣性モーメントJ及を表わすマト
リクス要素p33及び関節継手48とトレーラ車軸49
との間のトレーラ重心Sの重心位置を考慮するマトリ
クス要素p43=lAV/vにより、またマトリクス
[Q]において、重心位置を考慮する項(係数lAV
びlAH)(マトリクス要素q31を除いて)セミトレ
ーラ重量mに直接比例する被加数としての項を含むマ
トリクス要素q13、q23、q31及びq33により
考慮されている。
【0077】トラクタの重量m、その車軸間隔l
車軸42と44との間におけるその重心配置及びその慣
性モーメントJを仮定可能に知ると、またセミトレー
ラ12の後車軸49と連結継手48との間隔l、及び
関節継手48とトラクタ11の片揺れ慣性軸線51との
間隔lを仮定可能に知ると、例えばセミトレーラ12
及びトラクタにそれぞれ図示しない車軸荷重センサを設
け、車両ジオメトリーを考慮してこれらの車軸荷重セン
サの荷重に比例する出力信号により、セミトレーラ重量
及びセミトレーラ12の後車軸49と関節継手48
との間におけるセミトレーラ重心Sの配置の計算を可
能にすることによって、セミトレーラ質量mの検出及
びマトリクス方程式(12)によりあらわされる車両モ
デルにおけるセミトレーラ重量の考慮が可能となる。
【0078】2つの車軸荷重センサの出力信号に基いて
セミトレーラ重量mを上述したように求める代わり
に、加速運転により、トラクタのただ1つの車軸荷重セ
ンサの出力信号に基いても、セミトレーラ重量mを求
めることができ、この加速運転において、駆動される車
輪に作用しかつ機関の運転データ及び有効な変速機変速
比から求めることができるトルクの値がわかっている
と、車両速度が求められ、これから全重量(m
)が推論され、セミトレーラ重量mが全重量とト
ラクタ重量との差として求められる。電子制御ユニツト
25は、セミトレーラ重量mの上述した2つの求め方
を実施するように適切に設計されている。
【0079】セミトレーラ12の片揺れ慣性モーメント
を考慮するマトリクス[P]のマトリクス要素p
33は次の関係式により近似され
【数116】 ここでAは関節継手42におけるセミトレーラ荷重を
示し、Aはセミトレーラ車軸49における車軸荷重を
示している。この関係式は、統計的に最大多数の可能な
荷重配置に対して、重心配置及びトレーラ荷重に関係し
てセミトレーラの慣性モーメントの良好な近似を生じ
る。
【0080】トラクタ11及びセミトレーラ12の車輪
の横滑りC、C及びCを定数と仮定すると、電子
制御ユニツト25により行われるそれぞれのセンサ出力
信号の処理に基いて、基準モデル方程式のマトリクスP
及びQのマトリクス要素は簡単な演算により求められ、
この演算の実行は短いサイクル時間で容易に可能なの
で、マトリクス要素の実現も状況に合わせて速やかに行
うことができる。
【0081】マトリクス方程式(12)により表わされ
る車両モデルを実際の車両動作の現代的な模擬のために
利用できるようにするため、電子制御ユニツト25が次
の解付加部を持つこのマトリクス方程式(12)の処理
を行う。
【数117】 (13) ここで
【数118】 は方程式(12)の解ベクトル、即ち″k″の番号をつ
けられるサイクル時間の間に求められるべきマトリクス
方程式(12)の解ベクトルを示し、
【数119】 はすぐまえに先行するサイクル時間の間に求められるこ
の方程式(13)の解ベクトルを示し、
【数120】 は求めるべき解ベクトル
【数121】 の時間的導関数を示している。
【0082】マトリクス演算としてマトリクス(12)
に適用されるこの付加部(12)は次のマトリクス方程
式になる。
【数122】 (14) ここでδ(k)は現在設定されかつかじ取り角発生器2
9により検出されるかじ取り角を示している。
【0083】
【数123】 を含む項をまとめ、状態ベクトル
【数124】 及び現在のかじ取り角δ(k)を含む既知の項をまとめ
ると、直ちに関係式
【数125】 (15)
【数126】 (15′) が得られ、関係式(15′)から直ちに得られる解ベク
トル
【数127】 のマトリクス方程式として次の関係式が得られる。
【数128】
【0084】横滑り角βを求めるために、いわゆるルエ
ンベルゲル観察器(Otto Fuellinger,
Regelungstechnik,Einfueru
ngin die Methoden und ihr
e Anwendung,Dr. Alfred Lu
ethig Verlag Heidlberg,19
85,fuenfte Auflage,S.340
ff.参照)も適し、電子制御ユニツト25により実施
可能であり、原理的機能に関して図4を参照して簡単に
説明され、その際この機能の説明によりこの観察器の回
路技術的な実現も充分開示されているものとみなされ
る。なぜならば、制御技術の当業者は、観察器の機能を
知れば、専門知識に基いてこの観察器を実現できるから
である。
【0085】図4において関節連結自動車と仮定されか
つ概略的にのみ示される車両が符号10をつけられてい
る。この車両は、かじ取り角δ、特定の車両vへの運転
者の希望及び/又は特定の車両減速度zへの運転者の希
望及び/又は特定の車両減速度zの規定により、運転者
によって制御される。全体に符号75をつけられる観察
器内の車両の電子モデルが符号10′で示されている。
この車両モデル10′に、規定値δ、v及びzを表わす
制御入力信号が供給され、これらの規定値δ、v及びz
で、実際の車両が運転される。これらの入力信号から、
車両モデル10′は状態ベクトル
【数129】 を発生し、この状態ベクトルに成分として含まれる状態
【数130】 が、実際の車両10の動作により生じる状態ベクトル
【数131】 によって表わされる実際の状態量と比較される。
【0086】ブロツク71により表わされる実際の車両
の全センサ装置は状態ベクトル
【数132】 から、この状態ベクトルに関連する量の測定値、特にト
ラクタ11の片揺れ速度
【数133】 及び/又はカーブ走行の際現われる横加速度aqzの測
定値を供給する。重要なことは、センサ装置71が、一
義的に状態ベクトル
【数134】 と一義的に論理結合される少なくとも1つの測定値、又
はこれと論理結合される測定値の組
【数135】 を発生することである。
【0087】観察器75はセンサ装置を模擬する模擬段
72を備えており、この模擬段72が、車両モデル1
0′の状態ベクトル出力
【数136】 から実際の車両10のセンサ装置71の測定値出力と比
較可能な出力を、説明のため選ばれた例では値
【数137】 及び
【数138】 を持つ測定信号ベクトル
【数139】 をセンサ装置71の測定出力に直接対比可能な大きさで
発生する。
【0088】このようにして発生される測定信号ベクト
【数140】 及び
【数141】 から、観察器75の比較段74が差ベクトル
【数142】 を形成し、この差ベクトルが入力として観察器75のフ
イードバツク段76へ供給され、これからフイードバツ
ク段76が、入力
【数143】 とフイードバツクマトリクス[L]との乗算により、出
力として車両モデル10′の制御信号を発生し、この制
御信号が車両モデル10′の模擬動作に影響を及ぼし
て、その状態ベクトル
【数144】 が実際の状態ベクトル
【数145】 に適応せしめられ、この適応ができるだけ速やかに行わ
れるが、充分な減衰をもって行われ、車両モデル10′
が行き過ぎないようにしている。
【0089】実際の車両量10の測定値出力をいわば目
標値規定とする車両モデル10′のこの制御方式では、
実際の車両10において測定可能ではないけれども車両
モデル10′により計算で容易に表示可能である量が、
実際の車両のこれに対応する量に一致し、与えられた適
用例では横滑り角β及びβに一致する、ことを前提
とすることができる。
【0090】大体において方程式(8″)、(9″)、
(11″)及び(4′)により表わされる車両モデルに
基いて電子制御ユニツトが動的状態量
【数146】 を求めるが、この車両モデルがいわば自動的に実際に合
わされ、特に車両10の積載状態を適当に考慮するよう
にするため、車両のセンサ装置及び電子制御ユニツト2
5によりこのような量(m,m,l,l,l
AV,lAH,l)を適合的に求める能力も与えら
れ、これらの量に基いて方程式(12)のマトリクス
[P]のマトリクス要素pij及びマトリクス[Q]の
マトリクス要素qig及び列ベクトルCの成分cが求
められ、これらを知ることが横滑り剛性C、C及び
を求めることができるための前提条件である。電子
制御ユニツト25は好都合なように入力装置77を持
ち、この入力装置77により、マトリクス要素pij
びqijを求めるのに必要な前記の量の計算されかつ測
定され場合によっては実際に評価される値を、電子制御
ユニツト25へ入力することができ、これらの値が少な
くとも実際の初期値として利用可能なので、初めから実
際に近い車両モデルが存在する。
【0091】車両モデルの適合的な実現を以下に説明す
るため、まず関節連結自動車としての車両10の構成を
仮定する。
【0092】このような構成では、トラクタの重量
、トラクタの重心と前車軸及び後車軸との間隔l
及びl、トラクタの連結継手と重心との間隔l及び
トラクタの重心を通る垂直軸線の回りの慣性モーメント
は、構造的に規定されかつ初めから電子制御ユニツ
トの固定値メモリに呼出し可能に記憶可能な量であり、
運転者により生じる付加重量は小さい補正として考慮す
ることができる。
【0093】更に次のことが仮定されている。即ち関節
連結自動車が角度位置発生器67を備えており、トラク
タ11に車軸荷重センサ78が設けられて、電子制御ユ
ニツト25により処理可能な出力信号を発生し、この出
力信号が後車軸を介して支持される関節連結自動車10
の全重量mgesの程度であるか、又はセミトレーラが
連結されていない時、この出力信号が後車軸を介して支
持されるトラクタのみの重量成分の程度である。このセ
ンサ装置(すべての車輪の車輪回転数センサ30〜3
、トラクタの後車軸の車軸荷重センサ78及び角度
位置発生器67)により、車両モデルのマトリクス要素
ij及びqijを求めるのになお必要な量l
,lAV,lAH及びmが次のように求められ
る。
【0094】まず次の関係式の評価により関節連結自動
車10の全重量mgesが求められ、
【数147】 (17) ここでMmotは[Nm]で測定される機関出力トルク
を示し、nmotは[s−1]で測定される機関回転数
を示しvは、[ms−1]で測定される車両速度を示
し、ηは次元なしの数≦1で示される推進伝達系列の全
体効率を示し、ZHSPは運転者が1つの変速段から次
に高い変速段へシフトする駆動なしのシフトアツプ休止
期間における減速度を示し、Zistは車両が次の変速
機シフト段で加速されるため、変速段切換え後に現われ
る車の負の減速度即ち加速度を示している。
【0095】この場合次のことが仮定されている。即ち
電子機関制御装置から、電子制御ユニツト25により処
理可能な信号が得られ、この信号は機関トルクMmot
の程度であり、同様に電子機関制御装置から得られる椴
関回転数nmotの程度であり、ロツク防止制御の実現
のために設けられている車輪回転数センサの出力信号に
基いて、車両速度v及び減速度及び加速度の値ZHSP
及びZistが充分な精度で求められる。
【0096】関連連結列車に対しても成立する関係式
(17)に基いて求められる車両10の全重量の値m
gesは、電子制御ユニツトのメモリに記憶され、測定
の前提条件が与えられる毎に自動的に検査されるので、
重量変化が例えばセミトレーラ12の部分荷おろしによ
り検出され、車両モデルにおいて考慮されることができ
る。
【0097】関節連結自動車10のセミトレーラ又はト
ラクタが貨物自動車である関節連結列車の付随車の部分
重量mは、トラクタの部分重量mが既知であると、
関係式 m=mges−m (18) から得られ、トラクタが一般に未知の有効荷重を載せる
貨物自動車として用いられる関節連結列車の場合、貨物
自動車が固有の荷重センサ例えば電子制御ユニツト25
により処理可能な出力信号をトラクタ重量の情報として
含む車軸荷重センサを備えていないと、貨物自動車の単
独運転における部分重量mは、関係式(17)の評価
により求めねばならない。
【0098】関節連結自動車の場合も、トラクタの重量
を関係式(17)の評価によりその単独運転に対し
て求めて、これに関する電子制御ユニツト25の入力を
検査するのが有効である。
【0099】関節連結自動車10のトラクタ11に関し
て、まず次の前提、即ちトラクタについてその構造的デ
ータに基いて量l(トラクタ重心と前車軸との間
隔)、l(トラクタ重心と後車軸との間隔)、量l
(トラクタ重心と関節継手48とのとの間隔)、トラク
タの垂直な慣性軸線51の周りの慣性モーメントJ
既知であり、セミトレーラ12の重量m、及びその連
結継手48とセミトレーラ車軸49との間隔lも既知
であるとの前提から出発して、マトリクス方程式(1
2)のマトリクス[P]のマトリクス要素pij及びマ
トリクス[Q]のマトリクス要素qijを求めることが
できるようにするため、セミトレーラ12について量l
AV(その重心53と関節継手48との間隔)及びl
AH(セミトレーラの重心52と後車軸49との間隔)
を求めさえすればよく、これから良好な近似で慣性モー
メントの値Jも、次の関係式 が得られ、ここでlAVは関節継手48(連結点47)
とセミトレーラ12の重心52との間隔を示し、lAH
はセミトレーラ重心52と後車軸49との間隔を示し、
AVは連結点47で支持されるセミトレーラ12の部
分質量を示し、mAHはセミトレーラ12の後車軸49
を介して支持されるセミトレーラの部分質量を示してい
る。
【0100】2つの量lAV及びlAHは関係式 lAH=l−lAV (20) により互いに論理結合され、ここでlAVは関係式
【数148】 (21) を満足し、ここでmZHAはセミトレーラを連結される
場合のトラクタ11の後車軸荷重を示しm
ZHA,leerはセミトレーラなしのトラクタにおけ
る後車軸荷重を示し、mはトレーラ12の全重量を示
し、lはトラクタの車軸間隔を示し、lSVは連結点
47とトラクタ11の前車軸43との間隔を示してい
る。
【0101】説明のため、セミトレーラ12を連結され
る場合のトラクタ11の後車軸荷重mZHAが車軸荷重
センサ78の出力信号により既知であるものと仮定する
と、マトリクス方程式(12)のマトリクス[P]及び
[Q]のマトリクス要素pij及びqijが求められ、
マトリクス方程式(12)により表わされる車両モデル
が完全である。
【0102】トラクタ11又はセミトレーラ12が連結
点荷重センサ79を備えており、このセンサ79が電子
制御ユニツト25により処理可能で関節連結自動車10
の連結点47におけるセミトレーラ荷重の程度である電
気出力信号を発生する場合、前述したのと同じことが当
てはまる。
【0103】この場合量lAVは次の関係式
【数149】 (22) によって与えられ、ここでmASは連結点47における
セミトレーラ12のセミトレーラ荷重を示している。こ
の場合量lAHは関係式(20)により与えられる。
【0104】セミトレーラ12がセミトレーラ車軸荷重
センサ81を備えており、このセンサ81が、電子制御
ユニツトにより処理可能でセミトレーラ後車軸49を介
して支持されるセミトレーラ荷重mAHAの程度である
電気出力信号を発生するときにも、量lAVを適合的に
求めることができる。この場合lAVは関係式 lAV=l・mAHA/m (23) によって与えられ、量lAHは再び関係式(20)によ
って与えられる。
【0105】 67が存在すると、連結点47とセミトレーラ12のセ
ミトレーラ車軸49との間隔lは関係式
【数150】 中心面68とセミトレーラ12の縦中心面69とのなす
屈折角を示し、Rはトラクタの後輪42の平均軌道半
径を示し、Rはセミトレーラ車軸49の車輪の平均軌
道半径を示し、僅かな片揺れ速度及び横加速度を持つ定
常カーブ走行の際、平均軌道半径は次の関係式
【数151】 (25) から得られ、ここでbはトラクタ11の後車軸の輪距
を示し、bはセミトレーラ車軸49の輪距を示し、v
H,Alinks及びvH,Arechtsはそれぞれ
の車軸の車輪速度を示している。この場合輪距bH,A
は既知であり、補助値として電子制御ユニツト25のメ
モリに呼出し可能に記憶されている。関係式(25)は
すべての車輪が同心円上をころがるという近似で成立す
る。
【0106】更にトラクタ11の連結点47と後車軸4
4との間隔lSHに対して、次の関係式が成立する。
【数152】 (26) それにより、重心位置(l,l)が既知であると、
関係式 l=l−lSH (27) により量lが求められ、トラクタ11が備えている連
結継手48の設計に応じて、この関係式を変化すること
ができる。
【0107】電子制御ユニツト25は、それがトラクタ
の前輪についても関係式(25)の評価を行うように設
計されているのがよく、従って後輪の平均軌道半径R
に加えて、平均軌道半径も求められ、これから関係式
【数153】 (28) に従ってトラクタ11の車軸間隔lが求められる。こ
の車軸間隔lは、僅かな加速度を持つカーブ走行の際
関係式
【数154】 (29) に従って求めることができ、ここでδはかじ取り角を示
し、
【数155】 はトラクタ11の片揺れ速度を示し、vはセンサにより
求められる車両速度を示している。
【0108】電子制御ユニツト25は、間接連結自動車
10のトラクタ11がいわば固有の車軸荷重センサとし
て利用される運転モード用にも設計されている。その前
提条件は、トラクタのみについてその重量m、後車軸
制動機の設計に対する前車軸制動機の設計比fMZ(こ
の比は、前輪制動機及び後輪制動機における同じ制動特
性値CVA及びCHAを仮定して、前車軸制動力BVA
が後車軸制動力BHAよりどんな係数(fMZ)だけ大
きいかを示す)、及びタイヤ定数kHA及びkVAが既
知であることであり、このタイヤ定数を介して、制動滑
りλHA及びλVAが、車輪制動機を介して及ぼすこと
ができる制動力BHA及びBVAと関係式 λHA,VA=kHA,VA・BHA,VA/PHA,VA=kHA,VA・μHA,VA (30) により論理結合され、ここでPHAはトラクタ11の後
車軸荷重を示し、PVAは前車軸荷重を示し、これらの
車軸荷重は、セミトレーラ12がトラクタ11に連結さ
れている時に生じる。
【0109】更に全重量mgesが既知であり、関係式
(17)に従って求められているものと仮定される。そ
の時適度の車両減速度Zのみが得られるようにする制動
の際、後車輪制動機のみが始動され従って関係式 mges・Z=・μHA・PHA (31) が成立するように電子制御ユニツトが制御を行うよう
に、後車軸荷重PHAの検出(測定)が可能であり、こ
こでμHAはトラクタの後車軸において優勢な車道と制
動される車輪との間の摩擦係数であり、この摩擦係数
は、関係式 λHA=kHA・μHA (32) に従って、この場合後車軸に生じる制動滑りλHAと論
理結合され、一方この制動滑りは関係式 λ=(n−nHA)/n[%] (33) により定義され、ここでnは車輪回転数センサにより
検出されるトラクタの制動されない車輪例えば前輪の車
輪回転数を示し、nHAはトラクタの制動される後輪の
平均車輪回転数を示している。
【0110】車両減速度Z又は、関係式 Z=(dn/dt) (34) に従って制動されない車輪の車輪回転数の微分処理によ
り求められ、この関係式の評価も同様に電子制御ユニツ
トにより行われる。
【0111】関係式(31)及び(32)から直ちに得
られる関係式 PHA=(mges・Z・kHA)/λHA (35) の評価によって、制動装置のこの運転モードにおいて、
測定される量Z及びλHAから、セミトレーラ12を連
結される場合トラクタ11の後車軸に生じる後車軸荷重
HAが求められる。
【0112】同様に適度の車両減速度のみが設定され、
車輪回転数のほぼ同じ瞬間値へ制御が行われ、これがト
ラクタの前車軸及び後車軸における制動滑りλVA及び
λHAのほぼ同じ瞬間値にも相当し、従って次の関係式
【数156】 (36) が成立するか又はCHA=CVAと仮定できる場合
【数157】 (36′) が成立する制動中に、前車軸制動機の操作器及び後車軸
制動機の操作器を制御する圧力PVA及びPHAの測定
により、適当な圧力比 PVA=PHA=a (37) が求められ、またこれから関係式(36′)の評価によ
り、トラクタの前車軸荷重PVAと後車軸荷重PHA
の比が、関係式 PVA/PHA=(kVA・fMZ・a)/kHA (38) に従って求められ、この関係式から直ちに関係式 PVA=(kVA・fMZ・a)・PHA/kHA (39) が得られ、関係式(35)に関係して PVA=kVA・fMZ・a・mges・(Z/
λHA) が求められる、車軸荷重PVA及びPHAからわかる
と、セミトレーラの車軸荷重PALについて関係式 PAL=mges・g−(PVA+PHA) (40) が得られる。
【0113】比例関係式(30)に従って制動滑りλを
制動力従って制動の際制動される車輪において利用され
る摩擦係数μと倫理結合するタイヤ定数kVA及びk
HAを適合して求めるやり方を説明するため、全体を8
5で示すタイヤ特性曲線(μ/λ曲線)の変化を定性的
に示す図5の線図が参照され、横座標として記入されて
いる制動滑りλに関係して、縦座標として記入されてい
るそのつど利用される摩擦係数μの変化が示されてい
る。
【0114】この線図から定性的にわかるように、制動
機操作力の増大の際滑りλの増大を伴って、最適な値λ
OMの所まで、車輪に作用しかつ摩擦係数μによって示
される法線力の車両減速に利用可能な割合が、最大値μ
maxまで増大し、それから即ち制動滑りλの引続く増
大の際再び減少し、最後に値λ=1において、車輪のロ
ツクする際の滑り摩擦に相当する限界値μに達する。
【0115】制動滑りλの小さい値の範囲においてμ/
λ曲線85の直線的に変化する初期部分86により示さ
れるように、利用可能な摩擦係数μは制動滑りに対して
μ・k=λの関係にあり、この初期部分86の勾配Δλ
/Δμにより、関係式(30)において車軸に関してk
HA及びkVAで示されるタイヤ定数が表わされてい
る。これらのタイヤ定数は一般に車輪毎に異なり、一般
に車両の長い運転時間にわたって、例えばタイヤ材料の
老化現象のため及び/又はタイヤ摩擦性質を変化するこ
とがある温度の影響のため、その値を変化する。
【0116】このような影響を車輪に関して適当に考慮
できるようにするため、常にトラクタ11が単独運転
で、既知の重量m及び車軸荷重成分P/Pで走行
せしめられる時、トラクタ11の左前輪(VAl)、右
前輪(VAr)、左後輪(HAl)、右後輪(HAr)
のタイヤ定数kVAl、kVAr、kHAl及びk
HArが適合的に求められる。
【0117】トラクタの前輪が駆動されず、トラクタの
後輪が普通の差動装置を介して互いに伝動結合されてい
ることから出発して、電子制御ユニツトにより制御され
て、車両10の前輪のタイヤ定数を適合的に求めること
は、次のように可能である。
【0118】運転者が例えば0.2g(g=9.81m
−2)の適度な車両減速度のみを得ようとし、制動ペ
ダルを適度な速度でのみ操作する制動中に、減速度目標
値規定が緩慢に変化する制動の初期段階でも、運転者が
制動ペダル位置をもはや変化しない制動の定常段階で
も、短い時間間隔で、車両減速度Z(λVAl,r)及
びそのつど測定される車両減速度に関連する制動滑りλ
VAl,rが求められ、それぞれの値対の平均化又は補
間処理から前輪のタイヤ定数kVAl及びkVArが求
められる。
【0119】この場合左前輪が駆動される時、その滑り
λVAlが関係式 λVAl=(nVAr−nVAl)/nVAr (41) に従って求められ、右前輪が制動される場合、その滑り
λVArは関係式 λVAr=(nVAl−nVAr)/nVAl (42) に従って求められ、その際関係式(41)及び(42)
の分母にある車輪回転数nVAr又はnVAlは、制動
されない前輪の基準回転数としての車輪回転数である。
【0120】タイヤ定数kVAr及びkVAlは、1つ
の前輪のみが制動される制動の初期段階に対して、関係
式 kVAl,r=(λVAl,r・PVA)/(Z・m・2) (43) の評価により得られ、ここでPVAは前車軸荷重を示し
ている。
【0121】同じようにしてタイヤ定数kHAl,r
関係式 kHAl,r=(λHAl,r・PHA)/(Z・m・2) (44) に従って求められ、ここでPHAは後車軸荷重を示して
いる。
【0122】関係式(44)の評価の際考慮される制動
される後輪の制動滑りの値λHAl及びλHArは、関
係式 λHAl=(nVAl,r−nHAl)/nVAlv (45) 又は λHAr=(nVAl,r−nHAl)/nVAlv (46) に従って求められ、これらの関係式により後輪の伝動結
合が差動装置を介して行われ、後輪の1つの制御の際他
方の制動されない後輪の加速が、この差動装置により行
われる。
【0123】駆動されるものと仮定される両方の後輪が
同じタイヤを持っており、これが車両の前輪にも当ては
まるという、一般に実際の仮定のもとに、トラクタの既
知の全重量及び車軸荷重分配において、トラクタについ
てタイヤ定数kVA及びkHAも求めることができ、そ
の際後車軸車輪タイヤ定数kHAはトラクタの牽引運転
において求められ、これにより既知となる後車軸車輪タ
イヤ定数の値において制動運転で前車軸車輪タイヤ定数
VAが求められる。
【0124】後車軸車輪タイヤ定数kVAは、車両の前
進加速度Zvorwartsが一定を満足する車両に特
有な定数mを表わしている。
【0127】車軸荷重比PVA/PHAに対して成立す
る関係式(38) PVA/PHA=(kVA・fMZ・a)/kHA を考慮して、前車軸車輪タイヤ定数kVAについて関係
式 kVA=(m−kHA)/fMZ・a (50) が得られる。この関係式(50)において、aは関係式
に相当する圧力比PVA/PHAを示し、この圧力比は
車両の制動運転で求めることができ、この制動運転にお
いてすべての車輪の車輪回転数が等しくなるように制動
力が制御される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、関節連結自動車として構成される商
用車両の車両運動にとって重要で車両に特有な幾何学的
量を説明するための車両の簡単化した側面図、(b)は
(a)による1車線モデルの平面図である。
【図2】図1による関節連結自動車の車両運動制御を実
施するのに適した制動力操作器及び制動センサ及び車両
運動制御用電子制御ユニツトを持つ制動装置のブロツク
ダイヤグラムである。
【図3】図1の(a)による関節連結自動車又はトラク
タのカーブ走行運動を説明するための1車線モデルの平
面図である。
【図4】制御技術的に必要な基準量を得るのに適しかつ
電子制御ユニツトにより実施可能なルエンベルゲル観察
器の機能を説明するためのブロツクダイヤグラムであ
る。
【図5】タイヤ定数を求める方法を説明するためのμ−
λ線図である。
【符号の説明】 v 車両速度 δ かじ取り角 β 横滑り角 m 車両の重量 J 片揺れ慣性モーメント v 車両縦速度 C 前輪の横滑り剛性 C 後輪の横滑り剛性 l 車両重心と前車軸との間隔 l 車両重心と後車軸との間隔
【数158】
【数159】
【数160】
【数161】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 113:00 (72)発明者 デイーテル・ハマン ドイツ連邦共和国ヴアイブリンゲン・シツ カルズトシユトラーセ56 (72)発明者 ルドルフ・マウラス ドイツ連邦共和国エスリンゲン・ズルツグ リーゼル・シユタイゲ23/4 (72)発明者 ヨアヒム・プレツセル ドイツ連邦共和国コンラート−ミユンヒン ゲン・エンゲルベルグシユトラーセ6 (72)発明者 ミヒヤエル・ライネル ドイツ連邦共和国フエルバツハ・フライベ ルクシユトラーセ9

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 規定可能な期間Tの時間的に順次に続
    くサイクルでタイミング制御されて、制御の自動的な経
    過を行う電子制御ユニツトの模擬計算機により、車両の
    構造的に規定される特性量及びその積載状態及びその運
    転データを表わすモデルに基いて、少なくともかじ取り
    角δ及び車両速度vが測定される現在の値から、車両
    の少なくとも片揺れ速度 【数1】 及び横滑り角βの基準量が発生され、車両の片揺れ速度
    の目標値としての基準量 【数2】 と片揺れ速度センサ装置により連続的に検出される車両
    の片揺れ速度の実際値 【数3】 との比較から、基準となるそれぞれの目標値からのそれ
    ぞれの実際値の偏差を補償するように制御する車両の少
    なくとも1つの車輪制動機の始動用又は機関駆動トルク
    の減少用制御信号が発生される、車両運動制御方法にお
    いて、車両モデルが次の形の線形微分方程式により与え
    られ、 【数4】 この微分方程式において、[P]は要素pij(pij
    =0,mv,0,0;0,0,0,J;0,0,
    0,0;0,−1,0,0)を持つ4x4マトリクスを
    表わし、これらの要素においてmで車両の重量が示さ
    れ、Jで車両の片揺れ慣性モーメントが示され、vで
    車両縦速度が示され、[Q]は要素qij(qij
    0,−C−C,0−mv−(C )/v;0,0,0,0;0,0,0,1)を持つ4
    x4マトリクスを表わし、これらの要素においてC
    びCで車両の前車軸及び後車軸の横滑り剛性が 要素c(c=C,C,0,0)を持つ4成
    分列ベクトルを表わし、 【数5】 から形成されかつ成分x(x=0,β,0 【数6】 を持つ4成分列ベクトルを表わし、 【数7】 時点t(k−1)に求められた車両運動状態量β(k
    −1)及び 【数8】 の実現が、サイクル時間Tだけ遅い時点t(k)に、
    次の方程式の評価により 【数9】 マトリクス要素pij及びqijの時点t(k)に実現
    される値で行われることを特徴とする、路面車両の車両
    運動制御方法。
  2. 【請求項2】 車両の一定速度における横滑り角β
    次の関係式 β=δ・l/l の評価により検査されることを特徴とする、請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 車両の横滑り角βが、次の関係式の評
    価によっても 【数10】 運転者がカーブ走行に必要なかじ取り角δを設定する積
    分時間t=t−tについて得られ、ここでa
    車両へ作用する横加速度が示されることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 関節連結自動車のトラクタ(11)に連
    結されるセミトレーラ(12)の状態量β(横滑り
    角)及び 【数11】 (片揺れ速度)の車両運動的検出のため、トラクタのみ
    を表わすマトリクス[P]の零要素P11,P21
    31,P33,P41,P43及びP44が、要素P
    11=mv、p21=−mvl、P31=−m
    vlAV、P33=J、p41=1、p43=lAv
    /v及びp44=l/vにより置換され、トラクタの
    みを表わすマトリクス[Q]の零要素q11,q13
    21,q23,q31,q33及びq43が、マトリ
    クス要素q11=−C、q13=−mv+C
    AH/v、q21=C、q23=mvl−C
    AH/v、q31=CAV+CAH
    33=mvlAV−(CAVAH 的導関数 【数12】 が成分x=β及び 【数13】 又は 【数14】 及び 【数15】 だけ補足され、ここでmでセミトレーラの重量が示さ
    れ、lで車両縦方向に測った連結継手軸線とトラクタ
    の重心との間隔が示され、lAVでセミトレーラ(1
    2)の重心と連結継手軸線との間隔が示され、lAH
    セミトレーラ重心とセミトレーラ車軸との間隔が示さ
    れ、Cでセミトレーラ車軸の車輪の横滑り剛性が示さ
    れ、Jでセミトレーラ(12)の片揺れ慣性モーメン
    トが示されていることを特徴とする、請求項1〜3の1
    つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 セミトレーラ(12)の横滑り角β
    関係式 【数16】 の縦中心面とセミトレーラ(12)の縦中心面とがなす
    角であってかじ取り角δの増大と共に同様に増大する屈
    折角が示されていることを特徴とする、2車軸トラクタ
    と1車軸セミトレーラとを持つ関節連結自動車のための
    請求項1〜4の1つに記載の方法。
  6. 【請求項6】関係式 【数17】 軌道半径が示され、Rでセミトレーラ(12)の車輪
    の平均カーブ軌道半径が示され、R及びRが関係式 【数18】 より与えられ、bspurvでトラクタの前車軸の
    輪距(bspurV)又はセミトレーラ車軸の輪距(b
    spurA)が示され、VRl及びVRrでそれぞれ車
    軸の左及び右の車輪周囲速度が示され、v
    AchseV,Aでそれぞれその代数平均値が示されて
    いることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 トラクタの車輪の横滑り剛性C及びC
    とセミトレーラ(12)の車輪の横滑り剛性Cが、
    トラクタ又は関節連結自動車の定常カーブ走行におい
    て、次の関係式の評価により求められ、 【数19】 【数20】 【数21】 ここで 【数22】 でトラクタ(11)及びセミトレーラ(12)に対して
    同じ片揺れ速度が示されていることを特徴とする、2車
    軸トラクタ1車軸セミトレーラを持つ関節連結自動車の
    ための請求項1〜6の1つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 路面車両の車輪制動機が、電子制御ユニ
    ツトの出力信号により制御されて、一方では運転者によ
    る目標値発生器の操作により供給可能な車両減速への運
    転者希望に従って、他方では運転者による制動装置の始
    動に関係なく動的に安定な走行動作を維持するために、
    個々に又は複数毎に始動可能であり、カーブ走行の際か
    じ取り角δの規定により設定されかつ連続的な検出のた
    め片揺れ速度のセンサを設けられる片揺れ速度 【数23】 と、かじ取り角規定及び測定される車両速度から得られ
    る目標値との間の偏差が、目標値に近づくように補償的
    に制御され、目標値規定のために模擬計算機が設けら
    れ、車両の構造的に規定される特性量、車両の積載状態
    及びその運転データを表わす車両モデルに基いて、少な
    くともかじ取り角δ及び車両縦速度vの測定される値
    から、模擬計算機が少なくとも片揺れ速度 【数24】 の基準量を発生し、模擬計算機が、車両基準モデルとし
    ての関節連結自動車の運動方程式及び基準モデルとして
    の2車軸自動車の運動方程式のタイミング制御される評
    価のためにのみ設計されているものにおいて、電子制御
    ユニツト(25)により、車両又はトラクタとしての車
    両及び付随車から成る列車の走行運転中に測定可能なパ
    ラメータ(nvl,nvr,nHl,nHr,nAl
    Ar,Mmot,PVA,PHA)から少なくとも次
    の量a)〜f)を適合して求めるためのルーチンが実施
    され、 a)列車の全重量mges b)トラクタの重量m c)付随車の重量m d)トラクタの軸距l e)トラクタの車軸荷重分布PVA/PHA f)列車の車輪荷重分布又は付随車の後車軸荷重P
    た g)トラクタの垂直軸線の周りの慣性モーメントJ
    び h)付随車の垂直軸線の周りの慣性モーメントJ を評価するルーチンが実施されることを特徴とする、請
    求項1〜7の1つに記載の方法を使用する路面車両の車
    両運動制御装置。
  9. 【請求項9】 トラクタ(11)の重量m及び関節連
    結自動車又は関節連結列車の全重量mgesが関係式 【数25】 の評価によって求められ、Mmotで測定される機関出
    力トルク[Nm]が示され、nmotで測定される機関
    回転数[s−1]が示され、vで測定される車両速度
    [ms−1]が示され、ηでトラクタの推進力伝達系列
    の次元なしの数<1により特徴づけられる全体効率が示
    され、ZHSPで運転者が一層低い機関回転数に相当す
    る変速段を入れる駆動なしの高速シフト休止において得
    られる車両減速度が示され、Zistで、シフト段切換
    え後に現われる車両の加速運転において生じる(負の減
    速度としての)加速度が示され、付随車の重量mが関
    係式m=mges−mの評価により求められること
    を特徴とする、請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 トラクタの車輪に個々に付属する車輪
    回転数センサの出力信号の評価から、電子制御ユニツト
    (25)が次の関係式により軸距lを求め 【数26】 ここでR及びRは、定常カーブ走行(かじ取り角δ
    が一定)及び適度の車両速度(v<20km<h)にお
    いて関係式 【数27】 に従って求められるトラクタの前輪及び後輪の平均軌道
    半径を示し、bV,Hで前車軸及び後車軸における輪距
    及びbが示され、vHl及びvV,Hrでト
    ラクタの左及び右の前輪又は後輪の車輪速度が示されて
    いることを特徴とする、請求項8又は9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 電子制御ユニツト(5)が関係式 【数28】 の評価によりトラクタの軸距lを求めることを特徴と
    する、請求項8〜10の1つに記載の装置。
  12. 【請求項12】 すべての車輪にそれぞれ1つの車輪回
    転数センサ(30〜30)が付属しているものにお
    いて、電子又は電気−機械屈折角センサ(67)が設け
    られ、この屈折角センサ(67)により、カーブ走行の
    際関節連結自動車のトラクタ(11)の垂直縦中心面と
    セミトレーラ(12)の垂直縦中心面 ユニツト(25)が、連結継手とセミトレーラ車軸(4
    9)との間で測ったセミトレーラの長さlを関係式 【数29】 の評価から求め、R及びRでトラクタの後輪及びセ
    ミトレーラ車軸の車輪の平均軌道半径RH,Aが示さ
    れ、一方この軌道半径はRH,Aが関係式 【数30】 により求められ、bH,Aでトラクタ後車軸又はセミト
    ラクタの車軸の輪距b及びbが示されていることを
    特徴とする、請求項8〜11の1つに記載の装置。
  13. 【請求項13】 電子ユニツト(25)が、連結継手
    (48)とトラクタ(11)の後車軸との間隔lSH
    関係式 【数31】 の評価によって求めることを特徴とする、請求項12に
    記載の装置。
  14. 【請求項14】 トラクタ(11)が少なくとも1つの
    車軸荷重センサを備えており、この車軸荷重センサが、
    電子制御ユニツト(25)により処理可能で荷重を監視
    される車軸を介して車道上に支持される荷重PVA又は
    HAの程度である電気出力信号を発生することを特徴
    とする、請求項8〜13の1つに記載の装置。
  15. 【請求項15】 車軸荷重センサがトラクタの後車軸に
    付属している時、電子制御ユニツト(25)が、トラク
    タ(11)の重心とその前車軸との間隔lを関係式 【数32】 に従って求め、車軸荷重センサがトラクタの前車軸に付
    属している時、電子制御ユニツトが前記の間隔lを関
    係式 【数33】 に従って求めることを特徴とする、請求項14に記載の
    装置。
  16. 【請求項16】 関節連結自動車のセミトレーラが車軸
    荷重センサを備えており、この車軸荷重センサが、セミ
    トレーラ車軸を介して車道上に支持される荷重PAHA
    に固有で電子制御ユニツトにより処理可能な電気出力信
    号を発生するものにおいて、電子制御ユニツト(25)
    が、セミトレーラ(12)の重心と連結継手との間隔l
    AVを関係式 lAV=l・pHA/m に従って求め、lでセミトレーラ車軸と連結継手との
    間隔が示され、mでセミトレーラ重量が示されている
    ことを特徴とする、請求項8〜15の1つに記載の装
    置。
  17. 【請求項17】 関節連結自動車のトラクタが車軸荷重
    センサを備えており、この車軸荷重センサが、トラクタ
    の後車軸を介して車道上に支持される重量mZHAに固
    有で電子制御ユニツト(25)により処理可能な電気出
    力信号を発生するものにおいて、電子制御装置(25)
    が、セミトレーラ重心と連結継手との間隔lAVを関係
    式 【数34】 に従って求め、mZHAleerでセミトレーラなしの
    トラクタの後車軸を介して支持される重量が示され、l
    SVで連結継手とトラクタの前車軸との間隔が示されて
    いることを特徴とする、請求項8〜16の1つに記載の
    装置。
  18. 【請求項18】 関節連結自動車がセンサを備えてお
    り、このセンサが、連結継手でトラクタに支持されるセ
    ミトレーラ(12)の重量成分mASに固有で電子制御
    ユニツト(25)により処理可能な電気出力信号を発生
    するものにおいて、電子制御ユニツト(25)が、セミ
    トレーラ重心と連結継手との間隔lAVを関係式 lAV=l・(1−mAS/m) に従って求めることを特徴とする、請求項8〜17の1
    つに記載の装置。
  19. 【請求項19】 電子制御ユニツト(25)が、トラク
    タ(11)の片揺れ慣性モーメントJ及びセミトレー
    ラ(12)の片揺れ慣性モーメントJを次式 及び に従って評価し、mでトラクタ前車軸を介して車道上
    に支持されるトラクタの重量成分が示され、mでトラ
    クタの後車軸を介して車道上に支持されるトラクタの重
    量成分が示され、lでトラクタ重心とトラクタの後車
    軸との間隔(l−l)が示され、mAVで連結継手
    に支持されるセミトレーラの重量成分が示され、mAH
    でセミトレーラ後輪を介して車道上に支持されるセミト
    レーラの重量成分が示され、lAH=l−lAVでセ
    ミトレーラ重心とセミトレーラ(12)の後車軸(4
    9)との間隔が示されていることを特徴とする、請求項
    8〜18の1つに記載の装置。
  20. 【請求項20】 空気圧懸架装置を備えている貨物自動
    車又はトレーラトラツクにおいて、監視される車軸にお
    ける懸架装置圧力の検出により車軸荷重検出が実施され
    ることを特徴とする、請求項14〜19の1つに記載の
    装置。
  21. 【請求項21】 電子制御ユニツト(25)が、トラク
    タ(11)の後車軸荷重PHAを、適度な車両減速度で
    後輪制動機のみが操作される(Z<0,2g)制動モー
    ドにおいて、関係式 PHA=(mZ.ges・kHA・Z)/λHA の評価から求め、Zで(測定される)車両減速度が示さ
    れ、λHAで関係式 λHA=(nVA−nHA)/nVA[%] に従って求められる制動滑りが示され、kHAで利用さ
    れる摩擦係数μと制動機操作により生じる制動滑りλと
    の比λ/μに相当するタイヤ定数が示され、前輪及び後
    輪の車輪直径が同じであると仮定して、nVAでトラク
    タ(11)の制動されない(前)車輪の車輪回転数が示
    され、nHAで制動される(後)車輪の車輪回転数が示
    されていることを特徴とする、請求項8〜20の1つに
    記載の装置。
  22. 【請求項22】 電子制御ユニツト(25)が、トラク
    タ(11)の前車輪荷重PVAを、関係式 PVA=(kVA・fMZ・a・PHA)/kHA の評価によって求め、kVAでトラクタ(11)の前輪
    のタイヤ定数が示され、fMZで、すべての車輪制動機
    が同じ制動圧力で制御される時前車軸制動力BVAと後
    車軸制動力BHAとの比BVA/BHAに相当する前輪
    制動機と後輪制動機の設計比が示され、aで制動の際制
    動されるすべての車輪が制動力分配制御により同じ瞬間
    速度に制御される時に生じる操作圧力比PVA/PHA
    が示されていることを特徴とする、請求項21に記載の
    装置。
  23. 【請求項23】 トラクタの左及び右の前輪のタイヤ定
    数kVAl及びkVAr、左及び右の後輪タイヤ定数k
    HAl及びkHArが、関係式 kVAl,r=(λVAl,r・PVA)/2・Z・m
    及び kHAl,r=(λHAl,r・PHA)/2・Z・m
    の評価により、適度の車両減速度(Z<0,2g)よる
    制動のために適合して求められることを特徴とする、請
    求項21又は22に記載の装置。
  24. 【請求項24】 タイヤ定数kVAl,r及びk
    HAl,rが交互のサイクルで求められ、これらのサイ
    クルにおいて、トラクタのそれぞれ1つの前輪及びこれ
    に対して対角線上で対向する後輸のタイヤ定数kVAl
    及びkHAr又はkVAr及びkHAlが求められるこ
    とを特徴とする、請求項23に記載の装置。
  25. 【請求項25】 車両が制御装置を備えており、この制
    御装置が、前車軸制動力BVAと後車軸制動力BHA
    の比Φ=BVA/BHAを関係式 Φ=a+b・Zsoll に従って制御して、制動の際すべての車輪がほぼ同じ車
    輪周囲速度を持つようにするものにおいて、電子制御ユ
    ニツト(25)が、車両の駆動される車輪の車軸に関す
    るタイヤ定数kHAを適合して求めるため、関係式 【数35】 を評価し、λHAで駆動滑りが示され、Z
    vorwartsで車両加速度が示され、電子制御ユニ
    ツト(25)が駆動されない車輪の車軸に関するタイヤ
    定数kVAを適合して求めるため、関係式 kVA=(m−kHA)/fMZ・a を評価し、mで関係式 m=kHA・(PVA+PHA)/PHA により与えられる定数が示されていることを特徴とす
    る、請求項8〜20の1つに記載の装置。
  26. 【請求項26】 関節連結列車として構成されるトレー
    ラトラツクについて、トラクタも付随車もそれぞれ片揺
    れ速度センサを備えていることを特徴とする、請求項8
    〜25の1つに記載の装置。
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