JP2011068248A - 牽引車輌の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサ数の増大を抑制しながら牽引車両の挙動の安定化が可能な制御装置を構成する。
【解決手段】制御装置の安定化制御部23が、トラクタに作用する横加速度GYと、ヨーレートYrと、走行速度Vと、操舵角δとに基づいてヒッチ点に作用するヒッチ点横力Fhを推定するヒッチ点横力推定部23Cを備えている。この安定化制御部23は、推定されたヒッチ点横力Fhと逆方向となる相殺ヨーモーメントを演算する相殺ヨーモーメント演算部23Dと、この相殺ヨーモーメントを出力するヨーモーメント出力部23Eとを備えている。このヨーモーメント出力部23Eはトラクタの車輪の左右の一方に制動力を作用させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、トラクタに対しヒッチ点を介して揺動自在にトレーラを連結している牽引車輌の制御装置に関する。
牽引車輌の制御装置として特許文献1には、自動車にトレーラが連結された連結車の走行時の横揺れをモニタリングし、このモニタリングから横揺れ運動が検出された場合に、横揺れに対して逆位相のヨーモーメントを自動発生させることにより、横揺れを抑制する構成が示されている。特に、この特許文献1では、自動車の舵取りに基づかない横方向加速度とヨー速度の少なくともいずれかが存在する場合には、短時間だけブレーキを作動させる自動ブレーキによって連結車を安定させる制御形態が示されている。
牽引車輌の制御装置として特許文献2には、トラクタにトレーラを連結した牽引車輌が示され、左右のエアバッグの圧力差、ブレーキシリンダ圧力、ステアリング角度、ヨーイングレート、横向加速度、トラクタの車輪速度に基づいて評価を行う。この評価にもとづいて、トレーラーのジャックナイフ現象、ラテラルスイングアウト又はコンビネーションのスピニングアウト及びトレーラーのロールオーバーの発生を低減する制御形態が記載されている。
牽引車輌の制御装置として特許文献3には、トラクタにトレーラが連結して連結車が構成され、スウェイ現象によりヒッチ角が基準値以上に達するとトレーラの左右のブレーキを制動することでスウェイ現象を抑制する点が記載されている。つまり、この特許文献3では、ヒッチ角を検出する手段と、トレーラの車輪を制動するブレーキと、ヒッチ角が基準値以上に達するとトレーラブレーキを作動させる制御手段を備えている。
特表2003‐503276号公報 特開平10‐1037号公報 特開平10‐236289号公報
牽引車両の走行時にスウェイ現象(スネーキング)が発生した場合には、ヒッチ点を中心にしてトラクタとトレーラとが折れ曲がる形態で揺動し、この揺動時に伴いヒッチ点が左右方向に交互に張り出す。そして、このスウェイ現象による揺動が収束しない場合には、揺動が拡大することによりヒッチ点が横方向に大きく張り出す形態となり、結果としてジャックナイフ現象等の不都合を招く。
このような不都合を招かないために、特許文献1に記載されるようにトラクタ(文献では自動車)における横加速度とヨー速度との何れかに基づいて逆位相のモーメントを作用させてトラクタの揺動を抑制することも考えられる。しかし、この制御では、トラクタに対する直接的な制御によってトラクタの揺動の抑制が可能となるものの、トレーラの揺動の抑制が不充分になりトレーラが僅かに揺動し続けることも考えられる。
これに対して、特許文献2では、複数の情報に基づいてヒッチ角度とヒッチ角度レートとが推定(文献中では評価)して制御に反映させることから、トラクタとトレーラとの揺動を同時に抑制することが可能と考え得る。しかしながら、この特許文献2の制御では、左右のエアバッグ(エアーサスペンションと思われる)の圧力差を検出する必要があることから、圧力を検出するセンサの取り付けや、センサからの信号系の配置等が複雑化しやすく改善の余地がある。
特許文献3には、ヒッチ角に基づいてスウェイ運動を抑制する制御が行われることからトラクタとトレーラとの揺動を同時に抑制することが可能となる。しかしながら、この特許文献3の構成ではヒッチ角を検出するセンサを必要とし、センサからの信号系の配置等が複雑化しやすく改善の余地がある。
本発明の目的は、センサ数の増大を抑制しながら牽引車両の挙動の安定化が可能な制御装置を合理的に構成する点にある。
本発明の特徴は、トラクタに対しヒッチ点を介して揺動自在にトレーラを連結している牽引車輌の制御装置であって、
前記トラクタの横加速度を検出する横加速度検出手段と、前記トラクタのヨーレートを検出するヨーレート検出手段と、前記トラクタの操舵輪の操舵角を検出する操舵角検出手段と、前記トラクタの走行速度を検出する走行速度検出手段とを備えると共に、前記横加速度検出手段で検出された横加速度と、前記ヨーレート検出手段で検出されたヨーレートと、前記操舵角検出手段で検出された操舵角と、前記走行速度検出手段で検出された走行速度とに基づいて前記ヒッチ点に作用するヒッチ点横力を推定するヒッチ点横力推定手段を備え、このヒッチ点横力推定手段で推定されたヒッチ点横力の値から牽引車輌の安定性を判定する点にある。
この構成によると、横加速度と、ヨーレートと、操舵角と、走行速度とに基づいてヒッチ点横力推定手段がヒッチ点に作用するヒッチ点横力を推定する。そして、推定されたヒッチ点横力はトラクタの揺動量とトレーラの揺動量とを反映するものであるため、このヒッチ点横力に基づいて牽引車輌の安定性を判定できる。特に、本発明ではヒッチ点の角度を検出するためのセンサを必要としない。従って、センサ数の増大を抑制しながら牽引車両の挙動の安定化が可能な制御装置が構成された。
特に、近年の車両では、操舵時における車体の挙動をセンサで検出し、この検出結果に基づいて各ブレーキの制御や、エンジン出力の調整を自動的に行うことで適正なコーナリングを実現するESC等の制御装置を備えたものが存在する。トラクタの挙動を検出するセンサとしては、ヨーレートセンサ、横加速度センサ、操舵角センサ、走行速度センサ等を備えている。このような理由から、ESC等の制御装置の既存のセンサを用いて本発明の制御を実現することも可能となる。
本発明は、前記トラクタは、前記ヒッチ点横力の値に対応して牽引車輌の姿勢を安定化する安定化制御手段を備えても良い。
この構成によると、安定化制御手段は、ヒッチ点横力の値に対応した安定化制御を行うことで、抑制に適した制御によりスウェイ現象の迅速な収束を実現する。
本発明は、前記安定化制御手段は、前記トラクタに対して前記ヒッチ点横力と逆方向となるヨーモーメントを発生させるモーメント発生手段であっても良い。
ヒッチ点に対しては各種の外力を加えることが可能である。しかし、トラクタにヨーモーメントを発生させた場合には、そのヨーモーメントをヒッチ点横力に対して逆方向から効率的に作用させることが可能となる。このような理由から、この構成によるモーメント発生手段がヒッチ点横力に逆方向のヨーモーメントを効率的に作用させ牽引車両の安定化が実現する。
本発明は、前記安定化制御手段は、前記トラクタの車輪の少なくとも一つに制動力を発生させる制動力発生手段であっても良い。
この構成によると、牽引車両の安定化を図るアクチュエータ類を用いずとも、制動力発生手段が既存のブレーキを制御することで牽引車両の安定化が実現する。
牽引車輌の構成を示す平面図である。 牽引車輌のヒッチ点に作用する横力を示す模式図である。 牽引車輌の制御構成を示すブロック図である。 牽引車輌に作用する力の釣り合い関係を示す図である。 トラクタの車輌運動を2輪モデルで示した図である。 演算形態1の演算を実現する安定化制御部を示すブロック回路図である。 演算形態1の演算形態を示すフローチャートである。 演算形態2の演算を実現する安定化制御部を示すブロック回路図である。 牽引車輌に作用するモーメントの釣り合い関係を示す図である。 演算形態2の演算形態を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔基本構成〕
図1に示すように、自動車で成るトラクタ1の自走車体Aの後端のヒッチ2に対し、トレーラ4の被牽引車体Bの前端のブラケット3を連結して牽引車輌が構成されている。
トラクタ1は、操舵輪として機能する左右の前車輪5と、左右の後車輪6とを備えると共に、前車輪5と後車輪6との少なくとも一方にエンジン7から変速して走行駆動力を伝える変速機構(図示せず)を備えている。トレーラ4は、被牽引車体Bに左右のトレーラ車輪8を備えており、この被牽引車体Bの前端にブラケット3を備えている。このブラケット3が、ヒッチ2に備えられたジョイントで構成されるヒッチ点Jに対して揺動自在に連結されている。尚、被牽引車体Bのトレーラ車輪8は2輪に限るものではなく4輪以上であっても良い。
このような構成により、トラクタ1の走行に伴いトレーラ4が牽引され、操舵時にはヒッチ点Jの縦向き姿勢の軸芯周りでトラクタ1の自走車体Aとトレーラ4の被牽引車体Bとが折れ曲がる相対姿勢となり進路変更や旋回が実現する。
牽引車両の走行時には、路面の状態や横風の作用によりトレーラ4が左右方向に往復して振れるスウェイ現象(スネーキング)が発生することもある。このスウェイ現象が発生する際には、横風や路面の影響により図2(a)に示すようにトレーラ4の被牽引車体BにモーメントM1が作用し、このモーメントM1の作用により、ヒッチ点Jを横方に張り出すヒッチ点横力Fhが作用する。このようにヒッチ点横力Fhがヒッチ点Jに作用した場合には、図2(b)に示すように、このヒッチ点横力Fhによりヒッチ点Jを中心にしてトラクタ1の自走車体AにモーメントM2(ヨーモーメント)が作用する結果、トラクタ1とトレーラ4とが折れ曲がる形態で揺動し、この揺動時に伴いヒッチ点Jが左右方向に交互に張り出す。
これがスウェイ現象(スネーキング)であり、このスウェイ現象による揺動が収束しない場合には、揺動が拡大することによりヒッチ点Jが横方向に大きく張り出す形態となり、結果としてジャックナイフ現象等の不都合を招く。
本発明の牽引車輌ではスウェイ現象の発生の初期の振幅の小さい状況において、このスウェイ現象を抑制する制御を行うことで、ジャックナイフ現象等の不都合を未然に防止できるようにしており、この制御を実現する構成を以下に説明している。
図1及び図3に示すように、自走車体Aの左右の前車輪5と左右の後車輪6との夫々には制動力を作用させるブレーキ装置BKを備えており、この前車輪5と後車輪6との回転数を計測する回転数センサ11を備えている。この複数の回転数センサ11は走行速度センサとしても機能する。また、被牽引車体Bのトレーラ車輪8に制動力を作用させるブレーキ装置BKを備えている。尚、トレーラ車輪8に制動力を作用させるブレーキ装置BKとしては電力で作動するアクチュエータで制動力を作用させるものを想定しているが、油圧を用いるものやエアーを用いるものであっても良い。
また、トレーラ側のブレーキ装置BKは必須ではなく、特に軽量なトレーラに多く見られるように、トレーラ側にはブレーキ装置を設けず、自走車体Aにのみブレーキ装置BKが設けられても良い。
自走車体Aには、ステアリングホイール12による操舵量を検出する操舵角センサ13(操舵角検出手段の一例)と、アクセルペダル14の踏み込み操作量を検出するアクセルペダルセンサ14Sと、ブレーキペダル15の踏み込み操作を検出するブレーキペダルセンサ15Sとを備えている。また、自走車体Aには、ヨーレートを検出するヨーレートセンサ16(ヨーレート検出手段の一例)と、自走車体Aに作用する横加速度を検出する横加速度センサ17(横加速度検出手段の一例)とを備え、更に、制御装置20を備えている。
〔制御構成〕
図3に示すように、自走車体Aでは、操舵角センサ13、アクセルペダルセンサ14S、ブレーキペダルセンサ15S、ヨーレートセンサ16、横加速度センサ17、制御装置20がCANバスで成る通信ラインLによって接続されている。この通信ラインLに対して、ブレーキ制御ECU25と、エンジン制御ECU27と、自動変速ECU29と、通信ユニット31とが接続している。また、ブレーキ制御ECU25はブレーキ圧制御ユニット26の電磁弁を制御する。エンジン制御ECU27はエンジン7のスロットルユニット28を制御する。自動変速ECU29は変速装置(図示せず)の変速ユニット30を制御する。
被牽引車体Bでは、自走車体Aの通信ユニット31に通信ケーブルCを介して接続する通信ユニット32を備え、この通信ユニット32に対してブレーキ制御ECU33がCANバスで成る通信ラインLによって接続されている。このブレーキ制御ECU33にはブレーキ操作ユニット34と、ブレーキランプ35とが接続し、ブレーキ操作ユニット34は左右のブレーキ装置BKを操作するように接続する。この牽引車輌ではブレーキペダル15の踏み込み操作で各車輪に制動力を作用させた場合にはブレーキランプ35を点灯させる制御が行われる。
制御装置20は、本発明の安定制御を実現する。制御装置20は、従来のアンチロックブレーキ制御とトラクション制御とESC制御とを行う制御装置を利用することが可能である。
具体的に説明すると、制御装置20はアンチロックブレーキ制御を実現するアンチロックブレーキ制御部21と、トラクション制御部22と、安定化制御部23(安定化制御手段の一例)とを備えている。
アンチロックブレーキ制御は、ABSとも称せられ、ブレーキペダル15の踏み込み操作時に各車輪の回転状態(ロック状態)をフィードバックし、ブレーキ圧制御ユニット26により各車輪のロックを防止するようにブレーキ圧の調整を行い、車輪のロックに起因する横滑り(スキッド)を解消する。
トラクション制御はTCSとも称せられ、アクセルペダル14の踏み込み操作時の各車輪の回転状態(ホイルスピン状態)をフィードバックし、ブレーキ圧制御ユニット26及びエンジン制御ECU27により各車輪のホイルスピンを防止するように駆動力の調整を行い、車輌のホイルスピンに起因する横滑り(スキッド)を解消する。
また、従来のESC制御では、ステアリングホイール12の操作時に、回転数センサ11(走行速度センサとして機能する)で検出される走行速度や、ヨーレートセンサ16で検出されたヨーレートに基づいて自走車体Aの挙動を求め、この挙動に基づいて適正なコーナリングとなるように、各ブレーキ装置BKの制御や、エンジン7の出力の調整や、変速装置の変速を自動的に行うことでアンダーステアやオーバーステアを抑制している。
前記従来のESC制御に対し、車体安定化制御はヒッチ点Jに作用する横力を推定することで牽引車輌の安定性の判定を行い、判定の結果から安定化が必要な場合には、自走車体Aのブレーキ装置BKを制御することで相殺ヨーモーメントを作用させてスウェイ現象の抑制を実現するものであり、その制御形態については以下に説明する。尚、車体安定化制御では、ブレーキ装置BKによる制動力の作用だけではなく、左右の一方の車輪の増速を図ることで相殺ヨーモーメントを作用させる制御を行っても良い。また、相殺ヨーモーメントを作用させる際に、エンジン制御ECU26や自動変速ECU29によって車速を減ずる制御を行っても良い。
また、本実施例では、制御装置20とブレーキ制御ECU25は個別に設けられ、通信ラインLで接続されているが、制御装置20とブレーキ制御ECU25は通信ラインLを介さず一体として構成されても良い。
尚、アンチロックブレーキ制御部21と、トラクション制御部22と、安定化制御部23とは、ソフトウエアで構成されるものであるが、ソフトウエアとロジック等のハードウエアとで構成して良く、ハードウエアのみで構成しても良い。
〔演算形態1〕
図4には、自走車体Aの前車輪5に横方向に作用する前車輪横力Ffと、後車輪6に横方向に作用する後車輪横力Frと、ヒッチ点Jに横方向に作用するヒッチ点横力Fhとが釣り合う関係を示している。また、この釣り合う関係を同図の関係式のように示すことが可能である。この〔演算形態1〕では、安定化制御部23が力の釣り合いの関係と、走行速度Vと、操舵角δfと、ヨーレートYrと、重心点Xに作用する横加速度GYと、重量Mとに基づいてヒッチ点横力Fhを推定する(図5を参照)。尚、図4では夫々の力が作用する方向を矢印で示している。
図4に示す如く、
Ff+Fr+Fh=M×GY〔式1〕によって釣り合い関係が表される。
この図4では自走車体Aの左方向に作用する力に+(プラス)の符号を附しており、自走車体Aの右方向に作用する力に−(マイナス)の符号を附している。この関係式に基づいてヒッチ点横力Fhを推定する演算が行われる。
安定化制御部23は、車輪スリップ角演算部23Aと、車輪横力演算部23Bと、ヒッチ点横力推定部23C(ヒッチ点横力推定手段の一例)と、相殺ヨーモーメント演算部23Dと、ヨーモーメント出力部23E(モーメント発生手段の一例)と、情報テーブル23Fとを備えている。これらによる演算のプロセスを図6のブロック回路と図7のフローチャートとに基づいて説明する。
牽引車輌の走行時にはステアリングホイール12が非操舵状態(直進位置)にある状況で、各センサからの信号を取得し、演算により車体スリップ角βが算出され、これに基づいて前車輪スリップ角βfと後車輪スリップ角βrとが算出される(#101〜#104ステップ)。
各センサから取得される信号としては、回転数センサ11からの信号に基づく走行速度Vと、操舵角センサ13で検出される操舵角δと、ヨーレートセンサ16で検出されるヨーレートYrと、横加速度センサ17で計測される横加速度GYとが取得される。
図5には自走車体Aの操舵時における、車輌運動を2輪モデルで示している。同図では、重心点Xから前車輪5までの距離(フロントアクスルまでの距離)がLfであり、重心点Xから後車輪6までの距離(リアアクスルまでの距離)がLrである。また、同図には、前車輪5が操舵角δfだけ操作されている状況における、走行速度V、ヨーレートYr、車体スリップ角β、前車輪スリップ角βf、後車輪スリップ角βr、横加速度GY、前車輪横力Ff、後車輪横力Frを示している。
この運動特性から、以下に示す〔式2〕〜〔式6〕の関係式が成り立つことが知られている。
β=∫(GY/V−Yr)dt 〔式2〕
βf=β+(Lf×Yr/V)−δf 〔式3〕
βr=β−(Lf×Yr/V) 〔式4〕
Fh=−Cpf×βf 〔式5〕
Fr=−Cpr×βr 〔式6〕
車輪スリップ角演算部23Aでは、これらの関係式のうち〔式2〕〜〔式4〕と、走行速度センサとして機能する回転数センサ11で検出した走行速度Vと、操舵角センサ13で検出した操舵角δと、ヨーレートセンサ16で検出したヨーレートYrと、横加速度センサ17で検出した横加速度GYとを取得する。そして、この車輪スリップ角演算部23Aが、車体スリップ角βを算出し、これに基づいて前車輪スリップ角βfと後車輪スリップ角βrとを算出する。
ここで、フロントコーナリングパワーCpf、及び、リヤコーナリングパワーCprはタイヤ特性とタイヤへの荷重により決まる値である。
本実施例では、予め走行試験等で求めたCpf、Cprが情報テーブル23Fに収められており、図6に示す安定化制御部23では、フロントコーナリングパワーCpf及びリヤコーナリングパワーCprを情報テーブル23Fから読み出す処理形態が設定されている。
次に、車輪横力演算部23Bが、これらの関係式のうち〔式5〕、〔式6〕と、前車輪スリップ角βfと後車輪スリップ角βrとに基づいて前車輪横力Ffと後車輪横力Frとを算出する。
そして、ヒッチ点横力推定部23Cが、前車輪横力Ffと後車輪横力Frとに基づき、前述した〔式1〕に基づいた演算によりヒッチ点横力Fhを推定する(#105ステップ)。
#105ステップでは、前車輪横力Ffと、後車輪横力Frとを算出した後に、横加速度GYと、重量Mとに基づいてヒッチ点横力Fhを推定する処理を実行するが、前車輪スリップ角βfと、後車輪スリップ角βrと、フロントコーナリングパワーCpfと、リヤコーナリングパワーCprとに基づいてヒッチ点横力Fhを推定する処理を実行しても良い。
スウェイ現象が発生している場合には、前述したヒッチ点横力Fhは、符号が正と負との間で増減を繰り返す。このような理由から、次に、相殺ヨーモーメント演算部23Dが、ヒッチ点横力Fhの絶対値の最大値と閾値との比較を行うことで安定性の判定を行い、閾値を超えている場合(安定していないと判定した場合)には、ヒッチ点横力Fhに逆向きとなる相殺ヨーモーメントを算出する。相殺ヨーモーメントは、ヒッチ点Jからトラクタ1の重心点Xまでの距離Lhとヒッチ点横力の値とに基づき算出される。
ヨーモーメント出力部23Eは、トラクタ1の前車輪5及び後車輪6の少なくとも1輪を制動対象として選択し、ヒッチ点Jからトラクタ1の重心点Xまでの距離Lhと、前車輪5から重心点Xまでの距離Lfと、後車輪6から重心点Xまでの距離Lrと、相殺ヨーモーメントの算出値を基に、選択した車輪のブレーキ装置BKに作用させる制動力を設定する。
この場合、トラクタ1の前車輪5や後車輪6の左右の一方を制動対象として選択した場合は、効率良くヨーモーメントを発生させることができる。
更には、揺動周期に応じて制動タイミングや制動力を補正しても良い。
そして、ヨーモーメント出力部23Eはブレーキ制御ECU25を制御することにより、トラクタ1の制動対象となるブレーキ装置BKに対して算出された制動力を作用させて、相殺ヨーモーメントを発生させ、スウェイ現象の抑制を図ることができる(#106〜#108ステップ)。
尚、相殺ヨーモーメント演算部23Dが安定していないと判定した場合には、トラクタ1のブレーキ装置BKに加えて、トレーラ側のブレーキ装置BKを作用させても良い。
特に、相殺ヨーモーメント演算部23Dでは、ヒッチ点横力Fhより大きい力(1.2倍程度の力)を、ヒッチ点Jに対して逆方向に作用させる相殺ヨーモーメントを演算する。つまり、ヒッチ点横力Fhに等しい力を作用させるように相殺ヨーモーメントを設定した場合には、自走車体Aの揺動だけが収束し、被牽引車体Bの揺動が残ることもある。このような現象を抑制してスウェイ現象を速やかに収束させるように、ヒッチ点横力Fhを相殺するモーメントの値に対して1.2程度の係数を乗ずることにより相殺ヨーモーメントを設定しているのである。この係数の値は任意の値で良く、例えば、スウェイ現象による揺動の収束までに時間を要する場合に、係数の値を増大する等、収束までの時間に基づいて係数を調整するように制御形態を設定しても良い。
また、相殺ヨーモーメント演算部23Dで演算される相殺ヨーモーメントの値を、ヒッチ点横力Fhを相殺する値に設定しておき、ブレーキ装置BKに作用させる力を増大させても良い。
この場合、ヨーモーメント出力部23Eは、自走車体Aの前車輪5あるいは後車輪6の少なくとも一方で左右両輪を制動対象として選択し、左右の車輪のブレーキ力差を維持しながら左右両輪のブレーキ力の和を増大することで、相殺ヨーモーメントを維持したまま車輌の減速度を増大することができる。
これにより、相殺ヨーモーメントによって自走車体A及び被牽引車体Bの揺動を収束すると同時に、車輌の速度をより速く低下させることで被牽引車体Bの安定性の向上を図ることができる。
このような制御形態でも、前述と同様に、スウェイ現象による揺動の収束までに時間を要する場合に、収束までの時間に基づいてブレーキ力の増大量を調整するように制御形態を設定しても良い。
但し、被牽引車体Bの揺動中に自走車体Aにのみ強いブレーキ力を作用させると被牽引車体Bはジャックナイフ傾向を示すため、ブレーキ力の増大量や発生させる車輌の減速度には、上限値を設けるようにすることが望ましい。
〔演算形態2〕
図9には、自走車体Aの重心点Xを基準として前車輪5に横方向に作用する前車輪モーメント(Lf×Ff)と、自走車体Aの重心点Xを基準として後車輪6に作用する後車輪モーメント(Lr×Fr)と、自走車体Aの重心点Xを基準としてヒッチ点Jに横方向に作用するヒッチ点モーメント(Lh×Fh)と、自走車体Aの重心点Xに作用する車体モーメント(Iz×dYr)と釣り合う関係を示している。尚、同図では夫々の力が作用する方向を矢印で示している。
同図では、自走車体Aの重心点Xを基準として前車輪5(フロントアクスル)までの距離をLfとし、自走車体Aの重心点Xを基準として後車輪6(リアアクスル)までの距離をLrとし、自走車体Aの重心点Xを基準としてヒッチ点Jまでの距離をLhとして説明している。Ffは前車輪横力、Frは後車輪横力、Fhはヒッチ点横力、Izはヨー慣性モーメント(車体の定数)、dYrはヨー加速度である。
この〔演算形態2〕では、安定化制御部23がモーメントの釣り合いの関係と、走行速度Vと、操舵角δfと、ヨーレートYrと、重心点Xに作用する横加速度GYと、重量Mと、必要な定数等に基づいてヒッチ点横力Fhを推定する。
同図に示す如く、
Lf×Ff−Lr×Fr−Lh×Fh=Iz×dYr〔式11〕によってモーメントの釣り合いが表される。
図9では自走車体Aの左方向に作用するモーメントに+(プラス)の符号を附しており、自走車体Aの右方向に作用するモーメントに−(マイナス)の符号を附している。この関係式に基づいてヒッチ点横力Fhを推定する演算が行われる。
この〔演算形態2〕では、ハードウエア的には〔演算形態1〕と同様に、安定化制御部23は、車輪スリップ角演算部23Aと、車輪横力演算部23Bと、ヒッチ点横力推定部23Cと、相殺ヨーモーメント演算部23Dと、ヨーモーメント出力部23Eと、情報テーブル23Fとを備えている。これらによる演算のプロセスを図8のブロック回路と図9のフローチャートとに基づいて説明する。
牽引車輌の走行時にはステアリングホイール12が非操舵状態(直進位置)にある状況で、各センサからの信号を取得し、演算により、車体スリップ角βが算出され、これに基づいて前車輪スリップ角βfと後車輪スリップ角βrとが算出される(#201〜#204)ステップ。
この関係式においても〔演算形態1〕で説明した〔式2〕〜〔式4〕に基づいて〔演算形態1〕と同様に、車輪スリップ角演算部23Aが車体スリップ角βを算出し、これに基づいて前車輪スリップ角βfと後車輪スリップ角βrとを算出する。この〔演算形態2〕においても、フロントコーナリングパワーCpfとリヤコーナリングパワーCprとは、タイヤの特性とタイヤへの荷重によって決まる値であり、予め走行試験等で求めたCpf、Cprが情報テーブル23Fに収められている。図8に示す安定化制御部23では、フロントコーナリングパワーCpf及びリヤコーナリングパワーCprを情報テーブル23Fから読み出す処理形態が設定されている。
更に車輪横力演算部23Bが、〔演算形態1〕で説明した〔式5〕、〔式6〕と、前車輪スリップ角βfと後車輪スリップ角βrとに基づいて前車輪横力Ffと後車輪横力Frとを算出する。
そして、ヒッチ点横力推定部23Cが、前車輪横力Ffと後車輪横力Frとに基づき、前述した〔式11〕に基づいた演算によりヒッチ点横力Fhを推定する(#205ステップ)。
#205ステップでは、前車輪横力Ffと、後車輪横力Frとを算出した後に、横加速度GYと、重量Mとに基づいてヒッチ点横力Fhを推定する処理を実行するが、前車輪スリップ角βfと、後車輪スリップ角βrと、フロントコーナリングパワーCpfと、リヤコーナリングパワーCprとに基づいてヒッチ点横力Fhを推定する処理を実行しても良い。
スウェイ現象が発生している場合には、前述したヒッチ点横力Fhは、符号が正と負との間で増減を繰り返す。このような理由から、次に、相殺ヨーモーメント演算部23Dが、ヒッチ点横力Fhの絶対値の最大値と閾値との比較を行うことで安定性の判定を行い、閾値を超えている場合(安定していないと判定した場合)には、ヒッチ点横力Fhに逆向きとなる相殺ヨーモーメントを算出する。相殺ヨーモーメントは、ヒッチ点Jからトラクタ1の重心点Xまでの距離Lhとヒッチ点横力Fhの値とに基づき算出される。
ヨーモーメント出力部23Eは、トラクタ1の前車輪5及び後車輪6の少なくとも1輪を制動対象として選択し、ヒッチ点Jからトラクタ1の重心点Xまでの距離Lhと、前車輪5から重心点Xまでの距離Lfと、後車輪6から重心点Xまでの距離Lrと、相殺ヨーモーメントの算出値を基に、選択した車輪のブレーキ装置BKに作動させる制動力を設定する。
この場合、トラクタ1の前車輪5や後車輪6の左右の一方を制動対象として選択した場合には、効率良くヨーモーメントを発生させることができる。
更には、揺動周期に応じて制動タイミングや制動力を補正しても良い。
そして、ヨーモーメント出力部23Eはブレーキ制御ECU25を制御することにより、トラクタ1の制動対象となるブレーキ装置BKに対して算出された制動力を作用させて相殺ヨーモーメントを発生させ、スウェイ現象の抑制を図ることができる(#206〜#208ステップ)。
尚、相殺ヨーモーメント演算部23Dが安定していないと判定した場合には、トラクタ1のブレーキ装置BKに加えて、トレーラ側のブレーキ装置BKを作用させても良い。
特に、相殺ヨーモーメント演算部23Dでは〔演算形態1〕と同様に、ヒッチ点横力Fhより大きい力(1.2倍程度の力)を、ヒッチ点Jに対して逆方向に作用させる相殺ヨーモーメントが演算される。つまり、ヒッチ点横力Fhに等しい力を作用させるように相殺ヨーモーメントを設定した場合には、自走車体Aの揺動だけが収束し、被牽引車体Bの揺動が残ることもある。このような現象を抑制してスウェイ現象を速やかに収束させるように、ヒッチ点横力Fhを相殺するモーメントの値に対して1.2程度の係数を乗ずることにより相殺ヨーモーメントを設定しているのである。この係数の値は任意の値で良く、例えば、スウェイ現象による揺動の収束までに時間を要する場合に、係数の値を増大する等、収束までの時間に基づいて係数を調整するように制御形態を設定しても良い。
また、この〔演算形態2〕でも〔演算形態1〕と同様に、相殺ヨーモーメント演算部23Dで演算される相殺ヨーモーメントの値を、ヒッチ点横力Fhを相殺する値に設定しておき、ブレーキ装置BKに作用させる力を増大させても良い。
この場合、ヨーモーメント出力部23Eは、自走車体Aの前車輪5あるいは後車輪6の少なくとも一方で左右両輪を制動対象として選択し、左右の車輪のブレーキ力差を維持しながら左右両輪のブレーキ力の和を増大することで、相殺ヨーモーメントを維持したまま車輌の減速度を増大することができる。
これにより、相殺ヨーモーメントによって自走車体A及び被牽引車体Bの揺動を収束すると同時に、車輌の速度をより速く低下させることで被牽引車体Bの安定性の向上を図ることができる。
このような制御形態でも、前述と同様に、スウェイ現象による揺動の収束までに時間を要する場合に、収束までの時間に基づいてブレーキ力の増大量を調整するように制御形態を設定しても良い。
但し、被牽引車体Bの揺動中に自走車体Aにのみ強いブレーキ力を作用させると被牽引車体Bはジャックナイフ傾向を示すため、ブレーキ力の増大量や発生させる車輌の減速度には、上限値を設けるようにすることが望ましい。
〔演算形態1と演算形態2とに基づく作用・効果〕
このように本発明によると、従来から車体に備えられているESCで成る制御装置20に用いられるセンサ類をそのまま用いることにより、ヒッチ点Jの角度を検出するセンサを特別に備えることなく、ヒッチ点Jに作用するヒッチ点横力Fhの推定が可能となる。そして、このように算出されたヒッチ点横力Fhの大きさからスウェイ現象の程度を把握して、抑制の要否の判断が可能になると共に、ブレーキ装置BKの操作により最適な相殺ヨーモーメントを作用させることでスウェイ現象の初期段階での抑制を実現しているのである。
特に、本発明では、〔演算形態1〕と〔演算形態2〕との処理を並行して行うことにより、異なる演算プロセスに基づく2種のヒッチ点横力Fhを推定し、推定した2種のヒッチ点横力Fhの平均値に基づいて相殺ヨーモーメントを算出する処理を行うことや、2種のヒッチ点横力Fhのうち、異常と判断できる数値を用いずに他方の値に基づいて相殺ヨーモーメントを算出するように処理形態を設定しても良い。このような構成により、信頼性を向上できる。
本発明は、牽引車両のスウェイ現象を抑制する制御全般に利用することができる。
1 トラクタ
4 トレーラ
5 操舵輪・車輪(前車輪)
6 車輪(後車輪)
8 トレーラ車輪
11 走行速度センサ(回転数センサ)
13 操舵角検出手段(操舵角センサ)
16 ヨーレート検出手段(ヨーレートセンサ)
17 横加速度検出手段(横加速度センサ)
23 安定化制御手段(安定化制御部)
23C ヒッチ点横力推定手段(ヒッチ点横力推定部)
23E モーメント発生手段(ヨーモーメント出力部)
J ヒッチ点
Fh ヒッチ点横力

Claims (4)

  1. トラクタに対しヒッチ点を介して揺動自在にトレーラを連結している牽引車輌の制御装置であって、
    前記トラクタの横加速度を検出する横加速度検出手段と、前記トラクタのヨーレートを検出するヨーレート検出手段と、前記トラクタの操舵輪の操舵角を検出する操舵角検出手段と、前記トラクタの走行速度を検出する走行速度検出手段とを備えると共に、
    前記横加速度検出手段で検出された横加速度と、前記ヨーレート検出手段で検出されたヨーレートと、前記操舵角検出手段で検出された操舵角と、前記走行速度検出手段で検出された走行速度とに基づいて前記ヒッチ点に作用するヒッチ点横力を推定するヒッチ点横力推定手段を備え、このヒッチ点横力推定手段で推定されたヒッチ点横力の値から牽引車輌の安定性を判定する牽引車輌の制御装置。
  2. 前記トラクタは、前記ヒッチ点横力の値に対応して牽引車輌の姿勢を安定化する安定化制御手段を備える請求項1記載の牽引車輌の制御装置。
  3. 前記安定化制御手段は、前記トラクタに対して前記ヒッチ点横力と逆方向となるヨーモーメントを発生させるモーメント発生手段である請求項2記載の牽引車輌の制御装置。
  4. 前記安定化制御手段は、前記トラクタの車輪の少なくとも一つに制動力を発生させる制動力発生手段である請求項3記載の牽引車輌の制御装置。
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