JP2000005981A - 生産管理装置 - Google Patents

生産管理装置

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JP2000005981A
JP2000005981A JP10179258A JP17925898A JP2000005981A JP 2000005981 A JP2000005981 A JP 2000005981A JP 10179258 A JP10179258 A JP 10179258A JP 17925898 A JP17925898 A JP 17925898A JP 2000005981 A JP2000005981 A JP 2000005981A
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JP10179258A
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Katsuyuki Ikeda
克之 池田
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインライン上のワークの流れに対応して、
複数のサブラインに対して適切な生産指示を出すことが
できる生産管理装置を提供する。 【解決手段】 メインワークの進捗状況の把握およびメ
インワークごとに取り付けるサブワークを記憶したホス
トコンピュータ50と、メインワークが所定の位置を通
過するごとに、メインワークに取り付けるサブワークの
情報を受ける発注データ受信部2と、一定時間の間サブ
ワーク情報を記憶するサブワークデータ記憶部3と、サ
ブワークの生産に使用できる台車を、所属するサブライ
ンおよび積載できるサブワークとともに記憶する台車デ
ータ記憶部7と、サブワークデータ記憶部3から1つの
サブワークを抽出し、抽出したサブワークを乗せて生産
できる台車を、台車データ記憶部7から1台引き当て、
引き当てた台車に積載できる全てのサブワークを抽出し
て、これらを1ロットにまとめ、台車の所属するサブラ
インに対しロット化したサブワークの生産指示を出す制
御演算部9と、を有することを特徴とする生産管理装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産管理装置に関
し、特に自動車の生産において、車体本体の工程の流れ
に対応して、この車体に取り付ける部品を生産する生産
ラインが複数ある場合に、この部品生産のための複数の
生産ラインに対して効率よく生産指示を出すための生産
管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車生産の一工程として、自動車車体
(以下、単に車体と称する)に、様々な部品を取り付け
る工程がある。その中の一つに、車体にバンパーや、オ
ーバーフェンダー、リアスポイラーといった外装品を取
り付ける工程があり、近年、これら外装品は樹脂成形に
よって形成され、塗装を施した後、塗装後の車体に取り
付けられる。
【0003】このような外装品取り付けのための工程に
おける生産管理としては、車体側の生産ラインにおける
生産中のワーク(車体)が、塗装終了後、外装品取り付
け工程に来るまでに、外装品の成形および塗装などを完
了し、車体側生産ラインの外装品取り付け工程に供給さ
れていなければならない。
【0004】ところで、自動車の生産ラインは、1つの
ラインに複数の車種や、複数の塗色の車体を流して生産
している。したがって、このような複数の車種や塗色に
合わせて、外装品の生産を行う必要がある。
【0005】そこで、外装品の生産管理としては、車体
側生産ラインにおいて、各車体の生産進捗状況を検出し
て、車体の生産が外装品取り付け工程に来るまでの間
に、その車両に取り付ける外装品の生産が完了するよう
な時点をワーク(車体)が通過したとき、外装品の生産
を開始するように指示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、このような生産
管理を行うシステムの前提として、1つの車体側生産ラ
インに対して、1つの外装品生産ラインが対応していた
ため、当然に、外装品生産ラインでは、生産される車体
の種類や塗色に対応した外装品の樹脂成形や塗装が行え
るように必要な治具や塗料などが予め用意されていた。
したがって、車体側生産ラインにおいてある工程を車体
が通過した(あるいは払い出された)時点で、その車体
に対応した外装品の樹脂成形や塗装の開始を指示すれ
ば、それに対応した外装品生産のための治具などが引き
当てられて外装品の生産が開始されていた。
【0007】ところが、近年、より効率的なライン運用
を行うために複数の車体生産ラインと複数の外装品生産
ラインを協同させて生産するような生産システムを構築
するようになってきている。このような場合に、従来か
らの生産管理方法を単純に適用した場合、ある車体側生
産ラインにおいて、ある車体が外装品の生産指示を行う
工程に来たとき、複数ある外装品生産ラインのどのライ
ンに対しても生産指示を行ってもよい(例えば複数の生
産ラインに対して順に指示を出すとする)とすると、全
ての外装品生産ラインが、複数の車体生産ラインで生産
される全ての車種や塗色に対応した治具や塗料などを準
備しておく必要がある。これは、例えば生産数の少ない
車種や塗色に対しても、全ての外装品生産ラインにおい
て治具や塗料を用意しておくとゆうことである。しか
し、このような場合、生産数の少ない車種や塗色につい
ては、複数の外装品生産ラインのうちの1つのラインに
だけ治具や塗料を用意した方が治具や塗料を準備するた
めのコストを軽減できる。
【0008】しかしながら、このようにある外装品生産
ラインにのみ特定の車種や塗色に応じた治具を用意する
と、今度はそのために、車種や塗色によって、外装品生
産ラインを選択して指示を出す必要があり、従来の管理
方法を単純に適用することができないといった問題が生
じる。
【0009】また、生産ライン自体において、使用でき
る治具が決まっている場合がある。例えばあるラインで
は、バンパーの塗装のために、フロントバンパーまたは
リアバンパーを1本しか乗せることができないような治
具に対応したラインがあり、他のラインでは、フロント
とリアのバンパーを1セットとして乗せることのできる
治具を使用するラインがあったり、あるいは、フロント
とリアのバンパーに加えてさらにオーバーフェンダーや
リアスポイラーなどを一緒に1セットとして乗せること
ができる治具を使用するラインなど、様々なラインが混
在するような場合もある。このようにラインが混在した
場合には、これらのラインのどのラインに対して生産指
示を出すべきかを判断する必要があり、その指示出しの
タイミングを誤ると、悪くすると、複数のラインがある
にも拘らず、かえって生産効率が落ちるといった問題が
生じてしまう。
【0010】そこで、本発明の目的は、少なくとも1つ
の車体生産ラインなどのメインラインに対して、部品を
供給する外装品生産ラインのようなサブラインが複数あ
り、なおかつ、各サブラインごとに様々な仕様の治具が
ある場合でも、メインライン上のワークの流れに対応し
て、複数のサブラインに対して適切な生産指示を出すこ
とができる生産管理装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記す
る手段により達成される。
【0012】(1)メインライン上を流れるメインワー
クに対応して、該メインワークに取り付けるサブワーク
の生産指示を複数のサブラインに対して行う生産管理装
置において、前記メインライン上を流れるメインワーク
の進捗状況を把握するメインワーク生産進捗状況把握手
段と、前記メインワークに取り付けるサブワークがどの
様なものであるかを個々のメインワークごとに記憶した
メイン・サブ対応関係記憶手段と、前記メインワーク生
産進捗状況把握手段が、前記メインワークが所定の位置
を通過するごとに、該所定の位置を通過したメインワー
クに取り付けるサブワークがどの様なものかを前記メイ
ン・サブ対応関係記憶手段から取得するサブワーク情報
取得手段と、前記サブワーク情報取得手段がサブワーク
情報を取得するごとに、予め定められた一定時間の間こ
れを記憶する取り付けサブワーク情報記憶手段と、前記
サブワークを生産するために前記複数のサブラインで使
用されている台車のうち、生産に使用することができる
台車について、該台車の所属するサブライン、および該
台車が乗せることのできるサブワークの種類を記憶した
台車情報記憶手段と、前記取り付けサブワーク情報記憶
手段が記憶しているサブワーク情報の中から1つのサブ
ワーク情報を抽出し、該抽出したサブワーク情報に対応
するサブワークを乗せて生産にかかることのできる台車
を、前記台車情報記憶手段の中から検索して1台引き当
て、該引き当てた1台の台車にさらに乗せることができ
るサブワークがあるか否かを前記取り付けサブワーク情
報記憶手段の中から検索して、さらに乗せることができ
るサブワークがある場合には、該引き当てた1台の台車
に乗せることができる全てのサブワークを抽出して、こ
れらを1ロットにまとめて、該引き当てた1台の台車が
所属するサブラインに対し、該引き当てた1台の台車に
より該ロット化した複数のサブワークを生産するように
指示する生産指示手段と、を有することを特徴とする生
産管理装置。
【0013】(2)前記取り付けサブワーク情報記憶手
段は、生産指示を早く出す必要のある前記サブワークの
情報を先頭にして、サブワーク情報を並べて記憶するも
のであり、前記生産指示手段は、この先頭にあるサブワ
ーク情報から順に抽出してロット化して行くことを特徴
とする。
【0014】(3)前記メインワークは自動車車体であ
り、前記サブワークは該自動車車体に取り付けられる樹
脂成形部品であることを特徴とする。
【0015】(4)前記サブラインは、前記樹脂成形部
品の塗装を行うラインであることを特徴とする。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、請求項ごとに以下のよ
うな効果を奏する。
【0017】請求項1記載の本発明によれば、サブワー
クの生産に使用する台車を元に、生産するサブワークを
ロット化して、その台車が所属するサブラインに生産指
示を出すこととしたので、台車に乗せて生産することが
できるサブワークが選択され(ロット化)、かつ、生産
にかかることのできる台車を基準として、複数のサブラ
インに対し生産指示を出すことができるようになるの
で、サブワークの生産指示が複数のサブラインに自動的
に振り分けられるようになる。また、台車を基準として
生産指示を行っているため、サブライン内において台車
の変更があった場合でも、台車情報を変更するのみで容
易に対応することができる。
【0018】請求項2記載の本発明によれば、生産指示
を早く出す必要のある順にサブワーク情報を並べて、先
頭から順にロット化を行うこととしたので、サブワーク
の生産指示遅れがないように生産指示を出すことができ
る。
【0019】請求項3記載の本発明によれば、自動車車
体への樹脂形成部品の取り付け工程において、複数の樹
脂形成部品の生産指示を、複数の樹脂形成部品生産ライ
ンに自動的に振り分けて指示することができるようにな
る。
【0020】請求項4記載の本発明によれば、自動車車
体に取り付ける樹脂形成部品の塗装工程において、複数
の塗装ラインに対し、自動的に塗装する樹脂形成部品を
振り分けて生産指示することができるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
本発明の一実施の形態を説明する。
【0022】図1は、本発明の生産管理装置を適用した
サブライン生産指示装置を説明するためのブロック図で
ある。
【0023】図示する生産ラインは、全体として、2つ
のメインライン(#1メインライン20および#2メイ
ンライン30)と3つのサブライン(#1サブライン1
00、#2サブライン200および#3サブライン30
0)、およびホストコンピュータ50、並びにサブライ
ン生産指示装置1が設けられているもので、メインライ
ンおよびサブラインには、それぞれ制御装置が設けられ
ており各ラインごとに必要な制御を行っている。ホスト
コンピュータ50は、これら各ラインを流れるワークに
関する情報、例えば在庫管理、部品の発注、および各ラ
インを流れるワークの進捗状況の把握などの処理を行
う。そして、サブライン生産指示装置1は、このホスト
コンピュータ50からの部品発注指示により、後述する
ように各サブラインに対して生産指示を行うものであ
る。
【0024】ここで、メインラインは、いずれもメイン
ワークである自動車車体の生産を行うラインであり、そ
の中の一つに塗装後の車体に、サブワークである塗装さ
れたバンパーやオーバーフェンダー、リアスポイラーな
ど(以下、バンパーなどと称する)のサブワークである
樹脂形成品を取り付ける工程がある。また、各サブライ
ンは、いずれもバンパーなどの樹脂形成品に塗装を行う
塗装ラインである。
【0025】各メインラインに設けられている制御装置
は、通常の生産ラインにおいて、加工前ワークの投入指
示や加工後の払い出し、また、工程途中にあるワークの
進捗状況の検出などを行い、これらの情報をホストコン
ピュータ50に伝えている。
【0026】ホストコンピュータ50では、各ラインか
らの投入や払い出し状況、さらにはワークを蓄えておく
倉庫など(不図示)からの在庫状況から、各ワークの在
庫量を把握し、また、各ライン制御装置からのワーク進
捗状況から、ワークごとに必要となる部品の発注処理な
どを行っている。具体的は、メインライン制御装置が検
出した車体の進捗状況から車体が所定の位置を通過した
とき、この所定位置に来た車体に対して取り付けるべき
サブワーク(ここではバンパーなど)の在庫を調べ、在
庫が規定在庫量以下となっているときには、その車体に
取り付けるべきサブワークの種類や塗色などを予め記憶
している対応表によって調べて、必要なサブワークの発
注を行う。ここで、この発注指示を与える先となるのが
サブライン生産指示装置1であり、後述する発注データ
をサブライン生産指示装置1に送信する。
【0027】このホストコンピュータ50が発注指示を
出すタイミングは、前記のように、メインワークである
車体がメインラインにおいて、所定の位置を通過したと
きに、サブワークが基準在庫量に満たないときである
が、ここで所定の位置とは、サブワークの生産(ここで
は塗装)が完了して、メインラインのサブワーク取り付
け工程周囲に設けられているサブワークストレージにサ
ブワークが搬送されて来るまでの時間を、十分にとれる
メインライン上の位置である。
【0028】なお、車体にどの様なサブワークを取り付
けるかを調べるためには、前記の通り予めホストコンピ
ュータに記憶されている対応表を用いる管理形態の他、
各車体に、その車体の種類とともにその車体が必要とす
る部品や工程などの情報を記憶したICによるタグを取
り付けて、車体ワークが所定の位置に来たときに、この
ICによるタグから取り付けるべき部品の情報を読み出
すような管理形態もある。
【0029】各サブラインは、いずれも図2に示すよう
に、実際に塗装を行う塗装槽102と、これから塗装を
する未塗装のバンパーなどを一時的に蓄えておく、未塗
装ワークストレージ103と、未塗装ワークを乗せて塗
装を行うための台車(ハンガーと称されることもある)
を係流しておく台車ストレージ104と、生産指示の表
示および緊急生産指示の入力などを行う生産指示表示端
末105と、このサブラインを制御するサブライン制御
装置101とからなる。
【0030】サブライン制御装置101は、サブライン
生産指示装置1からの指示に基づいて、生産指示のあっ
たバンパーなどのサブワークに塗装を行うために、指示
された台車を台車ストレージ103から払い出し、指示
された未塗装ワークをこの台車に乗せて塗装槽102内
を搬送させて塗装が行われるように制御する。このと
き、台車はサブライン制御装置101からの払出指示に
より台車ストレージ104から払い出され、一方、未塗
装ワークは、作業者または自動化されたロボット装置な
どにより、未塗装ワークストレージ103から取り出さ
れて、払い出された台車に乗せられる。
【0031】また、サブライン制御装置101は、台車
ストレージ104内の全ての台車について、その状態を
記憶しており、すぐに塗装に使用することができる台車
の情報をサブライン生産指示装置1に対して送信する。
【0032】このサブライン制御装置101には、生産
指示表示端末105が設けられており、作業者により未
塗装ワークを台車に乗せる場合には、生産指示表示端末
105に、作業者に対してどの未塗装ワークを払い出さ
れて来た台車に乗せるかが分かるように生産指示を表示
し、また、塗装槽102に投入されたワーク、および塗
装完了後払い出されたワークなど、この塗装ラインにお
けるサブワークの進捗状況や生産実績の入力などが行わ
れる。一方、ロボットなどの自動装置によりこれらの作
業が行われる場合には、生産指示表示端末105にはそ
の作業の進捗状況を表示して、この塗装ラインを管理す
る作業者が現在の状況を確認できるようにしている。
【0033】この生産指示表示装置105から入力され
た各種の情報はホストコンピュータ50に送られてサブ
ワークの生産進捗状況の把握や在庫管理に用いられる。
また、この生産指示表示装置105は、サブライン内に
おいて生じた緊急生産指示を入力するための入力端末と
しての機能を有しており、例えば塗装ライン内におい
て、塗装不良などにより再投入が必要となったサブワー
クの生産指示を入力できるようになっており、この緊急
生産指示は、サブライン生産指示装置1に送信されて、
後述するように、最優先で生産指示が出るようになって
いる。
【0034】サブライン制御装置1(図1参照)は、概
略すると、各サブラインにおいて塗装すべきバンパーな
どのサブワークに関する発注データをホストコンピュー
タ50から受信する発注データ受信部2と、後述する制
御演算部9により、受信した発注データの中から塗装す
る各バンパーなどをサブワーク単位に分解したサブワー
クデータを記憶するサブワークデータ記憶部3と、塗装
するラインに指定があるものについて予め記憶させてお
くライン指定記憶部4と、前述した各サブラインに設け
られている生産指示表示端末105から入力されたサブ
ワークの緊急生産指示を後記生産指示入出力部6を介し
て受信する緊急生産指示受信部5と、各サブラインに対
して生産指示の送信およびサブワークの緊急生産指示や
台車データなどを受信するための通信処理を行う生産指
示入出力部6と、台車データを記憶させておく台車デー
タ記憶部7と、後述するロット化処理によってロット化
できなかったサブワークを端数データとして記憶させて
おく端数データ記憶部8と、発注データの解析や、後述
するロット化処理、端数処理などの各種演算処理および
この生産指示装置1全体の制御を行う制御演算部9とか
ら構成されている。
【0035】以下、このサブライン生産指示装置各部の
詳細な機能について説明する。生産データ受信部2は、
ホストコンピュータ50から送信された発注データを受
信するものである。ここで発注データは、例えば図3に
示すように、生産(塗装)するサブワークを取り付ける
車体の種類(車種)、サブワークを塗装する色(塗
色)、および各サブワークごと(フロントバンパー、リ
アバンパー、およびその他のパーツ(オーバーフェンダ
ーやリアスポイラーなど))の仕様よりなるデータであ
る。この発注データが、図示するように、車種を基準と
して構成されているのは、ホストコンピュータ50がメ
インライン上の所定に位置を通過した車体を検出したと
きに、この車体に対して各サブワークを対応付けするた
めであり、また、メインラインのサブワーク取り付け工
程においては、このような車体基準で取り付けるための
サブワークを対応させたデータとした方が使用しやすい
ためでもある。
【0036】サブワークデータ記憶部3は、例えば図4
に示すように、後述する制御演算部9による発注データ
を解析するサブワークデータ記憶処理によって、発注さ
れたサブワークごとに、その車種や塗色を対応させて、
最も先頭に時間的に先に発注されたサブワークがくるよ
うに記憶しておくものである。
【0037】ライン指定記憶部4は、例えば図5に示す
ように、予め特定のサブワークについて、そのサブワー
クを生産するサブラインを指定しておく対応テーブルを
記憶したものである。このように、予め特定のサブワー
クに対し、これを生産するサブラインを決めたテーブル
を用意しておくのは、例えば塗色が特定のサブラインで
しか行っていない色であったり、また、サブワークの形
状が車種によって特殊な形状のため、そのサブワークを
乗せる台車が特定のサブラインにしか用意されていない
場合など、生産するラインが限られるような場合にいち
早くこれを把握するためのものである。なお、本実施形
態では、後述するように、台車データとして台車ごと
に、乗せることができるサブワークやその台車を使用し
て現在塗装できる塗色などが対応付けされているので、
このライン指定テーブルは必ずしも必要ではないが、サ
ブライン指定テーブルを備えておくことで、サブワーク
単位で見た場合に、特定のサブワークに予め塗装するラ
インが決められていることをより早く、かつ、確実に確
認することができる。
【0038】緊急生産指示受信部5は、既に説明したよ
うに、何等かの事情により、サブライン内の判断により
生産を行う必要が生じたサブワークについて、サブライ
ンに設けられている生産指示表示端末105から入力さ
れた生産指示を受信するものである。なお、緊急生産指
示のデータは、図3に示した発注データと同様のもので
ある。ただし、通常の場合、発注データは1つの車種に
ついて取り付けるべき全てのサブワークが1つの発注デ
ータの中に記載されて一度に発注されることが多いが、
緊急生産指示の場合は、何等かのトラブルなどによっ
て、1つのサブワークを緊急に生産するためのものであ
るので、1つの車種に対して緊急に生産する必要のある
サブワークが1つだけ記載されたデータとなる。したが
って、緊急生産指示のデータは、図3に示した発注デー
タのうち、サブワーク仕様として入力されているものが
フロントバンパーだけであったり、リアバンパーあるい
はその他のパーツだけの場合もある。もちろん、データ
構造自体は発注データも緊急生産指示のデータも同じで
あるので、緊急生産指示として複数のサブワークを生産
するように指示してもよい。
【0039】生産指示入出力部6は、各サブラインに対
して、生産指示のデータを送信し、また、各サブライン
からの進捗状況や生産実績のデータ、台車データ、緊急
生産指示のデータなどを受信するものである。生産指示
データの送信に際しては、制御演算部9からの生産指示
を指定されたサブラインに対して送信する。一方、進捗
状況や生産実績データを受信したときには、一旦、制御
演算部9に送られて、このサブライン生産指示装置1に
おいて生産指示を行った実績などのデータとともに、そ
の後、ホストコンピュータ50に送信される。また、台
車データを受信したときには、直接、台車データ記憶部
7に記憶させる。さらに緊急生産指示を受信したときに
は、緊急生産指示受信部5に送る。
【0040】台車データ記憶部7は、各サブラインの制
御装置から送信されてきた台車データを記憶しておくも
ので、台車データは、図6に示すように、現在使用可能
な台車について、その台車そのもの種類、その台車の所
属しているサブライン、その台車に乗せることができる
サブワークを取り付ける車種、現在その台車を使用して
塗装している塗色、その台車に乗せることができるサブ
ワーク、および何セット乗せることができるかについて
の情報が記載されたものである。ここで、セットとは、
1つの台車に乗せることができるサブワークについて、
1台の台車に乗せることのできる最大数量をセットとし
て示したものである。例えば図示する先頭の台車AAで
は、フロントおよびリアのバンパーとパーツ1およびパ
ーツ2をそれぞれ1つずつ、これらを1セットとして乗
せることができることを示しており、また、台車BB
は、フロントおよびリアのバンパーを1つずつで1セッ
トとして、これを2セット乗せることができることを示
している。なお、パーツ1およびパーツ2とは、バンパ
ー以外の樹脂形成品を表し、本実施形態では、パーツ1
はオーバーフェンダー、パーツ2はリアスポイラーであ
る。
【0041】端数データ記憶部8は後述するロット化処
理において、1ロットに組むことができなかったサブワ
ークのデータを端数データとして記憶しておくもので、
図7に示すように、端数データとなったサブワークにつ
いて、そのサブワークが取り付けられる車種、塗色、お
よびサブワーク仕様がデータファイルとして記憶され
る。
【0042】制御演算部9は、既に、何度か簡単にでは
あるが説明したように、発注データを解析してサブワー
クごとのデータとして記憶させるサブワークデータ記憶
処理、生産指示のためのロット化処理およびロット化で
きなかった場合の端数処理などを実行するものである。
なお、これらの処理の詳細については後述する。
【0043】以上が本実施形態における各ラインおよび
装置の構成や動作であるが、本実施形態においては、ホ
ストコンピュータ50およびメインラインの制御装置が
メインワーク生産進捗状況把握手段として機能し、ホス
トコンピュータ50(またはICタグ)は、さらにメイ
ン・サブ対応関係記憶手段として機能し、ホストコンピ
ュータ50とサブライン生産指示装置1内の発注データ
受信部および制御演算部9がサブワーク情報取得手段と
して機能し、また、制御演算部9は端数データ記憶部8
などとともに生産指示手段として機能し、サブワークデ
ータ記憶部3は取り付けサブワーク情報記憶手段として
機能し、台車データ記憶部7は台車データ記憶手段とし
て機能するものである。
【0044】また、これら各装置の実際のハードウェア
は、ホストコンピュータ50やサブワーク生産指示装置
1についてはいわゆるコンピュータであり、より具体的
には、例えばユニックスシステムなどを使用したエンジ
ニアリングワークステーションなどと称されているコン
ピュータ、あるいはパソコンなどであり、これらのコン
ピュータにおいて上述した各部の機能、および後に説明
する各処理を実施するためのソフトウェアを動作させる
ことで各装置などとして使用するものである。したがっ
て、各装置内における記憶部はこれらコンピュータ内の
メモリや、これらコンピュータに接続されている外部記
憶装置などである。また、メインラインやサブラインに
おける制御装置は、いわゆるシケンサーあるいはプログ
ラマブルコントローラなどと称されている制御装置であ
り、これらについては従来から使用されているものであ
る。
【0045】上述したサブワーク生産指示装置1におけ
る生産指示動作について図8〜10に示すフローチャー
トを参照して説明する。
【0046】まず、図8を参照して、ホストコンピュー
タ50からの発注データを解析して、各サブワーク単位
のサブワークデータとして記憶する処理(サブワークデ
ータ記憶処理)について説明する。
【0047】サブワークデータ記憶処理では、まず、緊
急生産指示データを受信したか否かを判断する(S
1)。ここで、緊急生産指示データを受信していなけれ
ば、発注データ受信部2おいて発注データを受信したか
否かを判断し(S2)、発注データを受信したときには
受信した発注データを解析して(S3)、サブワークご
とのデータにしてサブワークデータ記憶部3に、そこに
既にあるデータの一番最後に記憶する(S4)。このス
テップS4の処理により発注された時間を基準として、
後述するロット化処理のときに最も先に発注されたサブ
ワークからロット化処理が行われることになる。
【0048】続いて、予め決められた所定時間経過した
か否かを判断し(S5)、所定時間経過していなければ
ステップS1へ戻る。一方、所定時間経過したときに
は、後述するロット化処理を実行するための指令(ロッ
ト化処理開始指令)を出す(S6)。なお、このロット
化処理開始指令は制御演算部9内において、ロット化処
理を行うタイミングを指令するものであって、その他の
部位に対して特別の指令を出すものではない。
【0049】これらS1〜6までの各処理、特にステッ
プS5の所定時間の経過を待つ処理により、所定時間の
間サブワークデータが蓄積されることになる。これはロ
ット化するに際して多くのサブワークデータがある方が
ロット化しやすくなるために所定時間待つものである。
ここで、所定時間の長さは、あまり長くなると、サブワ
ークの生産発注からサブラインへの生産指示を行うまで
の時間的な遅れとなって好ましくないので、生産発注か
らサブワークの生産が完了してメインラインに投入する
までの時間のうち、生産遅れが生じないような可能な範
囲で、メインラインのライン数や、各メインラインにお
ける生産速度、さらにはサブワークの在庫量などから適
宜決定する。例えば本実施形態においては、2つのメイ
ンラインがあるので、発注数量自体がメインライン1つ
だけの場合より多く出されるので、メインライン1つの
場合より短い待ち時間でもよく、具体的には5〜10分
もあればロット化処理に適したデータ数が蓄積される。
【0050】前記ステップS1において、緊急生産指示
データを受信したときには、受信した緊急生産指示デー
タを解析して(S7)、サブワークごとのデータにして
サブワークデータ記憶部3に、そこに既にあるデータの
先頭に記憶する(S8)。そして、時間待ちをすること
なく直接ロット化開始指令を出す(S6)。ここでの処
理、特にステップS8の処理により、緊急生産指示のあ
ったサブワークをサブワークデータ記憶部3の先頭に記
憶することで、ロット化処理に際してこの緊急生産指示
のあったサブワークから、ロット化の処理が時間待ちを
せずに開始されるようになる。
【0051】また、この緊急生産指示データを通常の発
注データと同じように処理することで、緊急生産指示が
出されたサブワーク、すなわち緊急で生産が必要となっ
たサブワークについては、必ずしもそのサブワークを緊
急で生産しなければならないくなったサブラインで生産
するのではなく、後述するロット化処理により、緊急生
産指示が出されたサブワークを含めたロット化が行わ
れ、最も効率よく生産ができるように各サブラインに対
して自動的に振り分けられる。
【0052】次にロット化および端数処理について図9
および図10を参照して説明する。
【0053】まず、制御演算部9は、前記ステップS6
の処理によりロット化開始指令が出たことによりロット
化の処理を開始して、サブワークデータ記憶部3から先
頭のサブワークのデータを抽出する(S11)。このと
き、サブワークデータ記憶部3のデータは、前記したよ
うに、最も先頭にあるサブワークのデータが時間的に最
も速く発注されたデータ(前記S4)または緊急生産指
示のあったデータ(前記S8)となっているので、この
S1の処理により、最も先に生産指示を出すべきデータ
が抽出されることになる。
【0054】続いて、抽出したサブワークがライン指定
されているか否かをライン指定テーブルを参照して判断
する(S12)。
【0055】ここで、ライン指定がないときには、続い
て、抽出したサブワークに該当する台車(抽出サブワー
クを乗せることができる台車)を、台車データの中から
検索して引き当てる(S13)。このとき、複数の台車
が引き当たるときには、例えば各サブラインにおける生
産効率を平準化する場合には前回引き当てた台車を記憶
しておき、複数のサブラインに、順に引き当たるように
するとよい。また、ロット化の効率を高める(ロット化
しやすくする)ためには、サブワークの乗る数の少ない
台車を選択し、逆に、ロット化したときに一度の塗装工
程で複数のサブワークが生産できるようにするために
は、より多くのサブワークを乗せることのできる台車を
選択するとよい。さらには、このロット化処理を引き当
たる複数の台車全てに実行して、先に1ロット(台車に
乗せることができるサブワークを全て乗せた状態)とな
った台車を後で選択するようにしてもよい。
【0056】ついで、サブワークデータ記憶部3内を検
索して次のサブワークを抽出し(S14)、引き当てた
台車に乗るか否かを判断する(S15)。ここで、台車
に乗る場合には、引き当てた台車に全てのワークが揃っ
たか否かを判断し(S16)、揃ったときには、この台
車に乗せることができるサブワークを1ロットとして
(S17)、ロット化したサブワークデータをサブワー
クデータ記憶部3から削除するとともに台車データを台
車データ記憶部7から削除する(S18)。このステッ
プS18の処理により、サブワークデータ記憶部3内の
未ロット化データ、すなわち生産指示の未だ出されてい
ないサブワークのデータが順次先頭の方に繰り上げられ
る。
【0057】そして、引き当てた台車の所属するサブラ
インに対し、ロット化したサブワークについて生産する
ように指示を出力する(S19)。ここで、出力される
データは、例えば図11に示すように、使用する台車
と、塗装を行うライン、塗色、およびその台車に乗せる
サブワークについて記載されたデータである。そして、
このロットデータを受けたサブライン制御装置101で
は、受けたデータが自分のラインに対するものであるか
をロットデータ内のラインから確認して、自分宛てのも
のであれば、同じくロットデータ内の台車として指定さ
れている種類の台車の払い出しを実行し、かつ、生産指
示表示端末105上にロットデータのサブワークに記載
されている仕様のサブワークを払い出された台車に乗せ
るように表示する。
【0058】前記ステップS19の処理により、ロット
化処理とロット化したサブワークについての生産指示が
1の台車分終了するので、次の生産指示のために、サブ
ワークデータ記憶部3にデータがあるか否かを判断し
(S20)、データがある場合にはステップS11へ戻
りロット化処理を継続し、一方、データがない場合には
ロット化処理を終了する。このロット化の処理は、前述
したように、コンピュータにより行われるため、通常の
場合、前述したステップS5による待ちの時間より高速
で行われるため、ステップS5における時間待ちの間
に、サブワークデータ記憶部3に記憶された全てのサブ
ワークについて生産指示が完了するので、一旦ロット化
処理を終了したのち、時間待ちの間にまたサブワークデ
ータ記憶部3にある程度サブワークのデータが記憶され
てから、時間待ちが終了して次のロット化開始指令によ
り生産指示が行われることになる。
【0059】なお、このような生産指示では、1つのサ
ブラインに対して複数の生産指示が出力されることもあ
るが、複数の生産指示を受信したサブラインの制御装置
101では、これを受信した順に記憶しておき、台車の
払い出しが行われるごとに生産指示表示端末105にそ
の台車に乗せるように指示されたサブワークを表示する
ことで、サブワークの生産(ここでは塗装)が実行され
ることになる。
【0060】一方、前記ステップS12において、ライ
ン指定があると判断された場合には、ライン指定テーブ
ルにおいて指定されているラインに所属する台車の中か
ら引き当てを行い(S21)、その後は前記ステップS
14以下の処理を実行する。
【0061】また、ステップS15において、引き当て
台車に乗らないと判断されたとき、およびステップS1
6において全てのサブワークが揃っていないと判断され
たときには、次に、サブワークデータ記憶部3内に未検
索のサブワークがあるか否かを判断し(S22)、未検
索データがある場合にはステップS14に戻り、ロット
化のための処理を継続する。一方、未検索データがない
場合には、端数処理が実行される(S30)。ここで、
未検索データとは、サブワークデータ記憶部3内の検索
していないデータという意味であり、したがって、未検
索データがない場合とは、サブワークデータ記憶部3内
に全てのデータがなくなっているときと、データ自体は
あるが全て検索が終了しているときである。
【0062】端数処理は、図10に示すように、まず、
ステップS11〜15およびS21の各処理によって、
そこまでの処理で1台の台車に乗せることができるとさ
れたサブワークを端数データとして端数データ記憶部8
に記憶する(S31)。そして端数データに記憶したサ
ブワークのデータをサブワークデータ記憶部3から削除
する。このときステップS14またはS21の処理によ
り引き当てられた台車データについては削除しないが、
引き当てられたことについてはその記憶を消去する。。
【0063】次に、台車データ記憶部7の中を検索し
て、端数データのサブワークのみを乗せることができる
台車を検索する(S33)。ここで、端数データとされ
たサブワークのみを乗せることができる台車とは、例え
ば、端数データがフロントバンパー1つの場合(図7に
示した場合)には、この1つのフロントバンパーのみ乗
せる台車であり、また、端数データがフロントバンパー
とリアバンパーの場合には、フロントバンパーとリアバ
ンパーをそれぞれ1つずつ1セットだけ乗せる台車であ
る。
【0064】このステップS33において、該当する台
車があると判断されたときには、該当する台車を引き当
てて(S34)、引き当てた台車の所属するラインに対
し端数データとされたサブワークの生産指示を出力する
(S36)。
【0065】一方、ステップS33において、端数デー
タとされたサブワークのみを乗せることができる台車が
ないと判断されたときには、端数データとされたサブワ
ークを乗せることができる台車を引き当て(S35)、
引き当てた台車の所属するラインに対し端数データとさ
れたサブワークの生産指示を出力する(S36)。この
ステップS35の処理は、とりあえず1台の台車に乗せ
ることができるサブワークが全て乗っていない状態でも
生産指示を行って、端数データとされたサブワークの生
産指示を遅らせないようにするためのものである。
【0066】なお、このような端数処理が必要な理由
は、本実施形態においては、前述のロット化処理の際
に、生産指示が必要なサブワークについて、基本的に発
注時間の先のものを優先して生産指示が行われるように
するために、前述のように、サブワークデータ記憶部3
に記憶されたデータのうち、先頭のデータに対して、ま
ず台車を引き当て、その後、順次サブワークデータの次
のものを引き当てた台車に乗せるようにしたため、最初
に引き当てた台車によっては、必ずしも、この引き当て
た台車に乗せることができる全てのサブワークに対応し
た発注がないような場合があり、このような場合にロッ
ト化できなかったものについて、別な台車を引き当て
て、極力生産指示の際には、台車に乗せることができる
サブワークを全て乗せた状態で生産できるようにするも
のである。
【0067】以上の各処理により、サブワークの発注さ
れた時間の早いものから順に、すぐにでも生産に使用す
ることができる1台の台車に乗せることができるサブワ
ークが1つのロットとしてまとめられ、各サブラインに
対して生産指示が行われる。したがって、生産指示が遅
れたりすることなく、かつ、各サブラインにおいてすぐ
に生産できる状態の台車が選択されることにより、各サ
ブラインにおける生産数量と生産指示とが一致するの
で、複数のサブライン全体としての生産効率が向上す
る。
【0068】以上が本発明を適用した実施形態である
が、本発明はこのような実施形態に限られるものではな
く本発明の技術思想の範囲内において当業者が様々な変
形形態として実施することが可能である。例えば、上述
した実施形態においては、本発明の各手段の機能をホス
トコンピュータ50とサブワーク生産指示装置1の2つ
のコンピュータによって分散させたものを示したが、こ
れを1つのコンピュータにまとめて機能させてもよいこ
とはゆうまでもない。また、具体的な処理の手順につい
ても、これはあくまでの一実施形態における処理手順で
あって、本発明はこれに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した実施形態の装置構成を説明
するためのブロック図である。
【図2】 上記実施形態におけるサブラインの構成を説
明するためのブロック図である。
【図3】 上記実施形態における発注データの一例を示
す図面である。
【図4】 上記実施形態におけるサブワークデータの一
例を示す図面である。
【図5】 上記実施形態におけるライン指定テーブルの
一例を示す図面である。
【図6】 上記実施形態における台車データの一例を示
す図面である。
【図7】 上記実施形態における端数データの一例を示
す図面である。
【図8】 上記実施形態におけるワークデータ記憶処理
の手順を示すフローチャートである。
【図9】 上記実施形態におけるロット化処理の手順を
示すフローチャートである。
【図10】 上記ロット化処理のフローチャート中の端
数処理の手順を示すサブルーチンフローチャートであ
る。
【図11】 上記実施形態における端数データの一例を
示す図面である。
【符号の説明】
1…サブワーク生産指示装置、 2…発注データ受信部、 3…サブワークデータ記憶部、 4…ライン指定記憶部、 5…緊急生産指示受信部、 6…生産指示入出力部、 7…台車データ記憶部、 8…端数データ記憶部、 9…制御演算部、 20…#1メインライン、 30…#2メインライン、 50…ホストコンピュータ、 100…#1サブライン、 200…#2サブライン、 300…#3サブライン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインライン上を流れるメインワークに
    対応して、該メインワークに取り付けるサブワークの生
    産指示を複数のサブラインに対して行う生産管理装置に
    おいて、 前記メインライン上を流れるメインワークの進捗状況を
    把握するメインワーク生産進捗状況把握手段と、 前記メインワークに取り付けるサブワークがどの様なも
    のであるかを個々のメインワークごとに記憶したメイン
    ・サブ対応関係記憶手段と、 前記メインワーク生産進捗状況把握手段が、前記メイン
    ワークが所定の位置を通過するごとに、該所定の位置を
    通過したメインワークに取り付けるサブワークがどの様
    なものかを前記メイン・サブ対応関係記憶手段から取得
    するサブワーク情報取得手段と、 前記サブワーク情報取得手段がサブワーク情報を取得す
    るごとに、予め定められた一定時間の間これを記憶する
    取り付けサブワーク情報記憶手段と、 前記サブワークを生産するために前記複数のサブライン
    で使用されている台車のうち、生産に使用することがで
    きる台車について、該台車の所属するサブライン、およ
    び該台車が乗せることのできるサブワークの種類を記憶
    した台車情報記憶手段と、 前記取り付けサブワーク情報記憶手段が記憶しているサ
    ブワーク情報の中から1つのサブワーク情報を抽出し、
    該抽出したサブワーク情報に対応するサブワークを乗せ
    て生産にかかることのできる台車を、前記台車情報記憶
    手段の中から検索して1台引き当て、該引き当てた1台
    の台車にさらに乗せることができるサブワークがあるか
    否かを前記取り付けサブワーク情報記憶手段の中から検
    索して、さらに乗せることができるサブワークがある場
    合には、該引き当てた1台の台車に乗せることができる
    全てのサブワークを抽出して、これらを1ロットにまと
    めて、該引き当てた1台の台車が所属するサブラインに
    対し、該引き当てた1台の台車により該ロット化した複
    数のサブワークを生産するように指示する生産指示手段
    と、を有することを特徴とする生産管理装置。
  2. 【請求項2】 前記取り付けサブワーク情報記憶手段
    は、生産指示を早く出す必要のある前記サブワークの情
    報を先頭にして、サブワーク情報を並べて記憶するもの
    であり、前記生産指示手段は、この先頭にあるサブワー
    ク情報から順に抽出してロット化して行くことを特徴と
    する請求項1記載の生産管理装置。
  3. 【請求項3】 前記メインワークは自動車車体であり、 前記サブワークは該自動車車体に取り付けられる樹脂成
    形部品であることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の生産管理装置。
  4. 【請求項4】 前記サブラインは、前記樹脂成形部品の
    塗装を行うラインであることを特徴とする請求項3記載
    の生産管理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002063240A (ja) * 2000-06-06 2002-02-28 Mori Seiki Co Ltd 生産管理システム
US7463943B2 (en) 2002-09-30 2008-12-09 Koenig & Bauer Aktiengesellschaft Method and devices for automatically supplying material to a processing machine
JP2016038652A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 三菱自動車工業株式会社 サンバイザの印刷システム

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