JP3279096B2 - 樹脂部品の生産指示装置 - Google Patents

樹脂部品の生産指示装置

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JP3279096B2 JP23746794A JP23746794A JP3279096B2 JP 3279096 B2 JP3279096 B2 JP 3279096B2 JP 23746794 A JP23746794 A JP 23746794A JP 23746794 A JP23746794 A JP 23746794A JP 3279096 B2 JP3279096 B2 JP 3279096B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体に組み付けられる
樹脂バンパなどの樹脂部品を塗装する樹脂部品塗装工程
における樹脂部品の生産指示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車工場において、樹脂部品、たとえ
ば樹脂バンパ(以下では単にバンパともいう)の塗装工
程は、概略、図8に示すように、洗浄工程、下塗り工
程、上塗り工程の基本3工程からなっている。まず、成
形工程において車両の生産計画に基づいて樹脂バンパの
生産を開始する。生産された成形樹脂バンパは塗装工程
に送られ、洗浄工程に投入されて洗浄された後、搬送さ
れてきた治具に合うバンパを着荷し、下塗り工程および
上塗り工程を経てバンパの塗装を行う。そして、検査の
結果合格となった塗装バンパは脱荷されて車両組立工程
に送られ、車体組立工程で組み立てられた車体に組み付
けられる。
【0003】その際、洗浄工程への樹脂バンパの投入
は、従来は、車両生産計画、洗浄前バンパの在庫状況
(在庫P)、洗浄後バンパの在庫状況(在庫Q)、およ
びバンパ塗装治具の戻り状況を見て洗浄工程投入作業者
の判断によって行っていた。
【0004】図9に示すように、バンパ塗装治具60
(以下、単に治具という)はバンパ塗装用台車62(以
下、単に台車という)にバンパ64の種類(仕様)別に
取り付けられており、治具60は台車62から取り外し
自在となっている。このように台車62に取り付けられ
た治具60は、通常、洗浄工程と、下塗り工程および上
塗り工程(以下、両工程を総称する場合は塗料塗布工程
という)とにおいて、各工程内をそれぞれ巡回するよう
に構成されている。治具60にバンパ64を着荷すると
きは、当該治具60の種類に合ったバンパ64が取り付
けられる。
【0005】なお、洗浄工程は主に成形樹脂バンパに付
着している溶剤を完全に除去するために行われ、下塗り
工程は上塗り仕上がり外観向上のための表面調整を行う
ことを主な目的とし、上塗り工程は塗装の最終工程で、
美観の付与と環境に対する耐久性の付与を目的としてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のシステムでは、洗浄工程投入作業者の経験と勘に
よって洗浄工程にバンパを投入しており、樹脂バンパの
洗浄をフロンを使って行っていたときには洗浄工程の時
間が比較的短くて済んだため洗浄済バンパの在庫の問題
はあまり顕在化しなかったが、今日ではフロンの全廃に
伴って樹脂バンパの洗浄が水系洗浄に切り替わり洗浄工
程の時間が長くなったのに加え、実際問題として車両生
産計画と搬送されてくる治具の順番とがそもそも合って
いないために、上記のように作業者の経験と勘による投
入では、次の塗料塗布工程で必要とされるバンパに対す
る洗浄工程からの供給の振れ幅が大きくなり、洗浄後の
在庫Qを多く持たなければならなかった。しかし一方で
は、水系洗浄への切替えによって洗浄工程自体が物理的
にも長くなり、その分だけ洗浄後の在庫エリアが減少し
たので、洗浄後のバンパ在庫の量はできるだけ必要最小
限にとどめることが求められている。
【0007】また、上記した洗浄後の在庫の増大は、治
具の交換方法にも起因している。すなわち、従来は、車
両生産計画に従い、その直(工場での作業単位で、たと
えば1/2日)に生産する車両の仕様に基づいて治具比
率(各種治具の構成比率)を設定し、治具の交換を行っ
ていたが、実際には車両生産計画と実際に車体組立工程
で組み立てられて流れてくる車体(ボディ)の順番とは
異なるため、生産したいバンパの仕様と搬送されてくる
治具とが合致していなかった。
【0008】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、バンパなどの樹脂部品塗装
工程において洗浄工程後の在庫を有効に低減することが
できる樹脂部品の生産指示装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載の樹脂部品の生産指示装
置は、車体組立工程で組み立てられた車体に組み付けら
れる樹脂部品を治具に固定して搬送しながら塗装するた
めの洗浄工程と塗料塗布工程とからなる樹脂部品塗装工
程における樹脂部品の生産指示装置であって、前記車体
組立工程で組み立てられた車体の生産順序を記憶する車
体生産順情報記憶手段と、前記塗料塗布工程に投入され
た前記治具の順番を記憶する投入治具順情報記憶手段
と、前記塗料塗布工程の入口に戻ってくる樹脂部品の取
り外された空治具の順番を記憶する空治具到着順情報記
憶手段と、前記車体生産順情報記憶手段に記憶されてい
る車体生産順情報に基づいて、洗浄工程および塗料塗布
工程をそれぞれ巡回する各治具群における各種治具の構
成比率を計算する治具比率計算手段と、当該治具比率計
算手段の計算結果を出力する治具比率情報出力手段と、
前記車体生産順情報記憶手段に記憶されている車体生産
順情報と前記投入治具順情報記憶手段に記憶されている
投入治具順情報とに基づいて、前記洗浄工程に投入する
樹脂部品の順番を決定する洗浄工程投入順決定手段と、
当該洗浄工程投入順決定手段の決定結果を出力する洗浄
工程投入順情報出力手段と、前記洗浄工程投入順決定手
段によって決定された洗浄工程投入順情報と前記空治具
到着順情報記憶手段に記憶されている空治具到着順情報
とに基づいて、塗料塗布工程に投入する樹脂部品の順番
を決定する塗料塗布工程投入順決定手段と、当該塗料塗
布工程投入順決定手段の決定結果を出力する塗料塗布工
程投入順情報出力手段とを有することを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の樹脂部品の生産指示
装置は、上記請求項1記載の樹脂部品の生産指示装置に
おいて、前記車体生産順情報記憶手段に記憶される車体
生産順情報は、前記車体組立工程に設けられた生産管理
コンピュータからの入力情報から得られることを特徴と
する。
【0011】さらに、請求項3記載の樹脂部品の生産指
示装置は、上記請求項1記載の樹脂部品の生産指示装置
において、前記投入治具順情報記憶手段に記憶される投
入治具順情報は、前記塗料塗布工程の入口に設けられた
治具情報検出手段によって検出されることを特徴とす
る。
【0012】またさらに、請求項4記載の樹脂部品の生
産指示装置は、上記請求項1記載の樹脂部品の生産指示
装置において、前記空治具到着順情報記憶手段に記憶さ
れる空治具到着順情報は、前記塗料塗布工程の出口に設
けられた治具情報検出手段によって検出されることを特
徴とする。
【0013】また、請求項5記載の樹脂部品の生産指示
装置は、上記請求項1、3、または4記載の樹脂部品の
生産指示装置において、前記塗料塗布工程を巡回する各
治具には、適合する樹脂部品の種類に対応する識別情報
を書き込んだ識別情報保持手段が取り付けられているこ
とを特徴とする。
【0014】さらに、請求項6記載の樹脂部品の生産指
示装置は、上記請求項5記載の樹脂部品の生産指示装置
において、前記投入治具順情報は、前記塗料塗布工程の
入口に設けられた識別情報読取りステーションにおいて
治具に取り付けられた前記識別情報保持手段の内容を読
み取ることによって得られることを特徴とする。
【0015】またさらに、請求項7記載の樹脂部品の生
産指示装置は、上記請求項5記載の樹脂部品の生産指示
装置において、前記空治具到着順情報は、前記塗料塗布
工程の出口に設けられた識別情報読取りステーションに
おいて治具に取り付けられた前記識別情報保持手段の内
容を読み取ることによって得られることを特徴とする。
【0016】
【作用】上記のように構成された請求項1記載の樹脂部
品の生産指示装置にあっては、治具比率計算手段は、車
体生産順情報記憶手段に記憶されている車体生産順情報
に基づいて、洗浄工程および塗料塗布工程をそれぞれ巡
回する治具群における各種治具の構成比率(治具比率)
を計算する。この計算結果は治具比率情報出力手段によ
って出力され、治具交換作業者に提供される。その後、
洗浄工程投入順決定手段は、車体生産順情報記憶手段に
記憶されている車体生産順情報と投入治具順情報記憶手
段に記憶されている投入治具順情報とに基づいて、洗浄
工程に投入する樹脂部品の順番(洗浄工程投入順情報)
を決定する。この決定結果は洗浄工程投入順情報出力手
段によって洗浄工程投入指示として出力され、洗浄工程
投入作業者に提供される。また、塗料塗布工程投入順決
定手段は、洗浄工程投入順決定手段によって決定された
洗浄工程投入順情報と空治具到着順情報記憶手段に記憶
されている空治具到着順情報とに基づいて、塗料塗布工
程に投入する樹脂部品の順番を決定する。この決定結果
は塗料塗布工程投入順情報出力手段によって塗料塗布工
程投入指示として出力され、塗料塗布工程投入作業者に
提供される。すなわち、実際に組み立てられた車体の生
産順情報に基づいて治具比率を計算するので、治具比率
の精度が向上し、しかも、前記車体生産順情報と塗料塗
布工程に投入された投入治具順情報とに基づいて洗浄工
程に投入する樹脂部品の順番を決定するので、洗浄工程
を終えた樹脂部品と塗料塗布工程の入口に戻ってくる治
具との一致が図られ、さらに、実際に塗料塗布工程の入
口に戻ってくる空治具到着順情報と前記洗浄工程投入順
情報とに基づいて塗料塗布工程に投入する樹脂部品の順
番を決定するので、洗浄工程を終了した樹脂部品と塗料
塗布工程の入口に戻ってきた治具とのより一層の一致が
図られる。
【0017】また、請求項2記載の樹脂部品の生産指示
装置にあっては、車体生産順情報記憶手段に記憶される
車体生産順情報は、車体組立工程に設けられた生産管理
コンピュータからの入力情報(たとえば、車体投入情
報)から、たとえば仕様情報を抽出することによって得
られるので、車体生産順情報が容易に取得される。
【0018】さらに、請求項3記載の樹脂部品の生産指
示装置にあっては、投入治具順情報記憶手段に記憶され
る投入治具順情報は、塗料塗布工程の入口に設けられた
治具情報検出手段によって検出され、格納されるので、
投入治具順情報が実際に取得される。
【0019】またさらに、請求項4記載の樹脂部品の生
産指示装置にあっては、空治具到着順情報記憶手段に記
憶される空治具到着順情報は、塗料塗布工程の出口に設
けられた治具情報検出手段によって検出され、格納され
るので、空治具到着順情報が実際に取得される。
【0020】また、請求項5記載の樹脂部品の生産指示
装置にあっては、塗料塗布工程を巡回する各治具には、
適合する樹脂部品の種類に対応する識別情報を書き込ん
だ識別情報保持手段が取り付けられているので、識別情
報保持手段の内容を読み取ることによって治具が正確に
識別される。
【0021】さらに、請求項6記載の樹脂部品の生産指
示装置にあっては、投入治具順情報は、塗料塗布工程の
入口に設けられた識別情報読取りステーションにおいて
治具に取り付けられた識別情報保持手段の内容を読み取
ることによって得られるので、正確な投入治具順情報が
迅速かつ効率的に取得される。
【0022】またさらに、請求項7記載の樹脂部品の生
産指示装置にあっては、空治具到着順情報は、塗料塗布
工程の出口に設けられた識別情報読取りステーションに
おいて治具に取り付けられた識別情報保持手段の内容を
読み取ることによって得られるので、正確な空治具到着
順情報が迅速かつ効率的に取得される。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、ここでは、樹脂部品として樹脂バン
パを例にとって説明する。図1は本発明の一実施例によ
る樹脂部品生産指示装置の構成図、図2は同実施例にお
ける塗装工程のレイアウト図である。なお、図2は図8
に示した工程図を前提にしている。
【0024】この生産指示装置は、図1に示すように、
たとえばコンピュータなどから構成された本体10を有
している。この本体10は、記憶装置として、車体組立
工程で組み立てられた車体の生産順序を記憶する車体生
産順情報記憶手段としての車体生産順情報ファイル12
と、塗料塗布工程に投入された治具の順番を記憶する投
入治具順情報記憶手段としての投入治具順情報ファイル
14と、塗料塗布工程の入口に戻ってくるバンパの取り
外された空治具の順番を記憶する空治具到着順情報記憶
手段としての空治具到着順情報ファイル16と、後述す
る比較手段で決定された洗浄工程投入順情報を記憶する
洗浄工程投入順情報ファイル18とを有し、また、演算
装置として、洗浄工程および塗料塗布工程をそれぞれ巡
回する各治具群における各種治具の構成比率(治具比
率)を計算する治具比率計算手段としての計算手段20
と、洗浄工程および塗料塗布工程に投入する樹脂バンパ
の順番をそれぞれ決定する洗浄工程投入順決定手段およ
び塗料塗布工程投入順決定手段としての比較手段22
と、計算手段20で計算された治具比率情報を出力処理
する治具比率情報出力部24と、比較手段22で決定さ
れた洗浄工程投入順情報を出力処理する洗浄工程投入順
出力部26と、同じく比較手段22で決定された塗料塗
布工程投入順情報を出力処理する塗料塗布工程投入順出
力部28とを有している。なお、もちろん以上は機能的
な区分であって、ハードウェア的には、各ファイル1
2、14、16、18は同一の内部記憶装置であっても
そうでなくてもよく、また、計算手段20と比較手段2
2と各出力部24、26、28も同一の演算装置であっ
てもそうでなくてもよい。
【0025】また、本体10には、入出力インタフェー
ス30を介して、外部装置として、車体組立工程に設け
られた生産管理コンピュータ32と、塗料塗布工程の入
口(たとえば、下塗り工程の入口)に設けられた治具情
報検出手段34と、塗料塗布工程の出口(たとえば、バ
ンパ脱荷ステーション52の下流)に設けられた治具情
報検出手段36と、治具比率情報出力手段として治具比
率情報を治具交換作業者に提供するための表示器38
と、洗浄工程投入順情報出力手段として洗浄工程投入順
情報を洗浄工程投入作業者に提供するための表示器40
と、塗料塗布工程投入順情報出力手段として塗料塗布工
程投入順情報を塗料塗布工程投入作業者に提供するため
の表示器42とがそれぞれ接続されている。
【0026】車体生産順情報ファイル12に記憶される
車体生産順情報は、上記のように車体組立工程で実際に
組み立てられた車体の生産順序であって、本実施例で
は、情報取得の容易性の点から、車体組立工程における
生産管理コンピュータ32からの車体投入情報に基づい
て車体生産順情報を取得するようになっている。より具
体的には、生産管理コンピュータ32は、たとえば、ボ
ディ生産のトップ工程であるエンジンコンパートメント
工程に投入され通過した車体情報を通過順に把握してお
り、本体10は、生産管理コンピュータ32からそうし
た車体投入情報を受け取り、1台の車体情報の中からバ
ンパの仕様に関係する項目(車種型式、バンパ仕様な
ど)を抽出し(図3参照)、バンパに関する車体の仕様
別順番だけのデータに変換する(図5参照)。このデー
タが車体生産順情報として車体生産順情報ファイル12
に格納される。したがって、車体生産順情報は、実際に
必要とされるバンパの順番(そして治具の順番)と対応
していることになる。
【0027】投入治具順情報ファイル14に記憶される
投入治具順情報、および空治具到着順情報ファイル16
に記憶される空治具到着順情報は、それぞれ、当直にお
いて塗料塗布工程に投入された治具の順番、および塗料
塗布工程の入口に戻ってくる空治具の順番であって、本
実施例では、実際の情報検出を可能とするために、治具
情報検出手段34、36によって検出された治具の型式
データから投入治具順情報および空治具到着順情報をそ
れぞれ取得するようになっている。
【0028】より具体的には、治具情報検出手段34、
36は周知の識別情報システムによって構成されてい
る。すなわち、塗料塗布工程(下塗り工程、上塗り工
程)を巡回する各治具には、識別情報として適合する樹
脂バンパの型式データ(または当該治具の型式データ)
が書き込まれた識別情報保持手段としての識別情報プレ
ート(図示せず)が取り付けられており、他方では、図
2に示すように、バンパ投入ステーション50の下流に
位置する下塗り工程の入口には識別情報読取ステーショ
ン34が設置され、また、塗料塗布工程の出口、たとえ
ばバンパ脱荷ステーション52の下流には別の識別情報
読取ステーション36が設置されている。したがって、
塗料塗布工程(下塗り工程)に投入すべくバンパ投入ス
テーション50にてバンパが着荷された治具は識別情報
読取りステーション34を通過する際に識別情報プレー
トの内容(型式データ)が読み取られ、順次投入治具順
情報ファイル14に格納される。同様に、バンパ脱荷ス
テーション52でバンパが脱荷されて空になった治具は
もう一方の識別情報読取りステーション36を通過する
際に識別情報プレートの内容(型式データ)が読み取ら
れ、順次空治具到着順情報ファイル16に格納される。
このように周知の識別情報システムを利用することによ
って、通過した治具の情報を効率的かつ迅速にしかも正
確に取得することができる。なお、図2に示すように、
上塗り工程終了後に検査不合格となった塗装品質不良バ
ンパは再上塗りを行うために回送される場合があるの
で、塗料塗布工程に投入された治具の順番(投入治具順
情報)と塗料塗布工程の入口に戻ってくる空治具の順番
(空治具到着順情報)とは必ずしも一致しないことにな
る。
【0029】洗浄工程投入順情報ファイル18に記憶さ
れる洗浄工程投入順情報は、当直において洗浄工程に投
入されるバンパの順番であって、本実施例では、比較手
段22において決定された内容がそのまま格納されるよ
うになっている。
【0030】計算手段20は、車体生産順情報ファイル
12に記憶されている車体生産順情報に基づいて、洗浄
工程および塗料塗布工程をそれぞれ巡回する各治具群
の、次の当直の生産計画を達成するための治具比率を計
算するものである。その具体的な計算方法は次のとおり
である。まず、車体生産順情報から次の当直に生産すべ
きバンパの範囲を設定し(図5参照)、その範囲におけ
る各種バンパ(仕様i)の比率Gi (%)をそれぞれ求
める。それから、下記の式により、各種バンパの仕様i
に対応する治具の台数Ni を計算する。 治具台数Ni =工程内の治具の最大数M×(バンパ比率
Gi /100) このように、車体組立工程で実際に組み立てられた車体
の生産順序を基にして治具比率を求めることによって、
従来のように生産計画を基に治具比率を決めるよりも精
度の高い比率となり、治具不足による投入未達に起因す
る在庫の増大を抑えることができる。
【0031】本実施例では、上記のようにして求めた治
具比率を前提にして、洗浄工程および塗料塗布工程への
最適化されたバンパ投入順序を決定するために比較手段
22を設けてある。この比較手段22は、洗浄工程およ
び塗料塗布工程に投入する樹脂バンパの順番をそれぞれ
決定する機能を有しており、洗浄工程への投入順序の決
定は、車体生産順情報ファイル12に記憶されている車
体生産順情報と投入治具順情報ファイル14に記憶され
ている投入治具順情報とに基づいてなされ、また、塗料
塗布工程への投入順序の決定は、空治具到着順情報ファ
イル16に記憶されている空治具到着順情報と洗浄工程
投入順情報ファイル18に記憶されている洗浄工程投入
順情報とに基づいてなされる。投入順序の決定方法は、
それぞれにおいて、前記2つの情報を突き合わせて(突
合せ処理)マッチングをとることによって行われる。こ
の処理の詳細については、後で具体例を交えながら説明
する。
【0032】治具比率情報出力部24は、計算手段20
で計算された治具比率情報を表示器38に出力するため
の所定の形式に変換する処理を行うものである。また、
洗浄工程投入順出力部26は、比較手段22で決定され
た洗浄工程投入順情報を表示器40に出力するための所
定の形式に変換する処理を行うものである。さらに、塗
料塗布工程投入順出力部28は、同じく比較手段22で
決定された塗料塗布工程投入順情報を表示器42に出力
するための所定の形式に変換する処理を行うものであ
る。
【0033】また、治具比率情報を治具交換作業者に提
供するための表示器38は、たとえば、CRTディスプ
レイなどで構成されている。また、洗浄工程投入順情報
を洗浄工程投入作業者に提供するための表示器40、お
よび塗料塗布工程投入順情報を塗料塗布工程投入作業者
に提供するための表示器42は、それぞれ、たとえば、
LEDを用いた電光掲示板などで構成されている。
【0034】次に、以上のように構成された樹脂部品生
産指示装置の動作を図4のフローチャートを参照して説
明する。なお、その際には、適宜、図5〜図7を参照す
ることにする。
【0035】電源が投入されてプログラムがスタートす
ると、まず、本体10は、生産管理コンピュータ32か
ら入出力インタフェース30を介して投入車体情報を受
け取り、1台の車体情報(図3参照)の中からバンパの
仕様に関係する項目(車種型式、バンパ仕様など)を抽
出して、バンパに関する車体の仕様別順番だけのデータ
に変換した後、そのデータを車体生産順情報としてファ
イル12に格納する(S1)。具体例として、得られた
車体生産順情報は、たとえば、図5に示すようなもので
あったとする。
【0036】それから、計算手段20は、車体生産順情
報ファイル12に登録された車体生産順情報に基づい
て、洗浄工程および塗料塗布工程をそれぞれ巡回する各
治具群の、次の当直の生産計画を達成するための治具比
率をあらかじめ計算する(S2)。たとえば、上記のよ
うに車体生産順情報ファイル12に図5に示されるよう
な車体生産順情報が格納されているとすると、計算手段
20は、まず車体生産順情報から次の当直に生産すべき
バンパの範囲を設定し、その範囲における各種バンパ
(たとえば、仕様i=A,B,C,D)の比率Gi
(%)をそれぞれ求めた後、上記した式を使って、各種
バンパの仕様iに対応する治具の台数Ni をそれぞれ計
算する。
【0037】ステップS2の計算結果は、治具比率情報
出力部24で所定の出力形式に変換された後、入出力イ
ンタフェース30を介して表示器(CRT)38に送ら
れ、治具交換作業者に表示される(S3)。治具交換作
業者は、たとえば、表示器(CRT)38に表示された
治具比率と現在の治具比率とを比べて、変更のある治具
についてのみ交換作業を行う。
【0038】治具交換が終了し当直の生産が行われるよ
うになると、治具情報検出手段(識別情報読取りステー
ション)34は、下塗り工程の入口を通過するバンパ着
荷治具の種類i(=A,B,C,D)を、治具に取り付
けられた識別情報プレートの内容を読み取ることによっ
て順次検出し、それらを投入治具順情報としてファイル
14に格納する(S4)。
【0039】すると、比較手段22は、ステップS1で
車体生産順情報ファイル12に登録された車体生産順情
報とステップS4で検出され投入治具順情報ファイル1
4に記憶された投入治具順情報とを突き合わせて、バン
パを洗浄工程に投入すべき最適順序を決定する(S
5)。具体的には、投入治具順情報をベースとして、投
入治具順情報の先頭から順に、当直に生産すべき車体生
産順情報の先頭から所定の検索範囲内に同種のバンパが
存在するかどうかを判断し、存在すれば洗浄工程投入良
しとして洗浄工程投入指示を出す。検索範囲はあらかじ
め適当な値(たとえば、1時間分の量)に設定されてい
る。たとえば、1直を1/2日(8時間)とし、1直で
800台の車両を生産するとした場合、1時間分の検索
範囲は80台となる。もし、投入治具順情報の中のある
順番の仕様について、車体生産順情報の残余の部分の先
頭から検索範囲(80台)内に同種の仕様が存在しなけ
れば、アラームを出力し、ただちに次の順番の仕様につ
いて上記の突合せ処理を続行する。アラーム出力された
順番の仕様については、対応するバンパが存在せず治具
が余ってしまうことになるので、たとえば、作業者の判
断に従って、治具を交換するか、または次直を考慮して
そのままにしておく。ステップS5の処理とその結果の
具体例は図6に示すとおりである。
【0040】このように、本実施例では、投入治具順情
報、つまり下塗り工程の入口(塗料塗布工程の入口)を
通過する治具の順番と、車体組立工程で実際に組み立て
られた車体の生産順序とのマッチングをとって洗浄工程
への最適投入順序を決定するようにしているが、その理
由はこうである。つまり、洗浄後の在庫Qを減らすため
には、洗浄工程を終了したバンパと塗料塗布工程(下塗
り工程)の入口に戻ってくる治具とを一致させることが
最も有効である。この点、洗浄工程の時間と塗料塗布工
程(下塗り工程と上塗り工程)の時間とはほぼ同じくら
いであり、また、上塗り工程後の品質検査で不合格とさ
れ再上塗りのため回送になる例外的な場合を除けば、塗
料塗布工程を巡回する治具は塗料塗布工程(下塗り工
程)に投入された順番で塗料塗布工程(下塗り工程)の
入口に戻ってくると考えてよいので、塗料塗布工程(下
塗り工程)の入口を通過した治具の順番でバンパを洗浄
工程に投入すれば、洗浄工程を終了したバンパと塗料塗
布工程(下塗り工程)の入口に戻ってくる治具とはほぼ
一致することが期待されることになるからである。
【0041】ステップS5の決定結果(バンパの洗浄工
程投入順)は、洗浄工程投入順情報ファイル18に格納
されるとともに、洗浄工程投入順出力部26で所定の出
力形式に変換された後、入出力インタフェース30を介
して表示器(電光掲示板)40に送られ、洗浄工程投入
作業者に表示される(S6)。洗浄工程投入作業者は、
表示器(電光掲示板)40に表示された洗浄工程投入順
情報に従って、バンパを洗浄工程に投入する。
【0042】それから、治具情報検出手段(識別情報読
取りステーション)36は、バンパ脱荷ステーション5
2でバンパが脱荷されてから塗料塗布工程の入口に戻っ
てくる空治具の種類i(=A,B,C,D)を、治具に
取り付けられた識別情報プレートの内容を読み取ること
によって順次検出し、それらを空治具到着順情報として
ファイル16に格納する(S7)。
【0043】すると、比較手段22は、ステップS5で
決定され洗浄工程投入順情報ファイル18に記憶された
洗浄工程投入順情報とステップS7で検出され空治具到
着順情報ファイル16に記憶された空治具到着順情報と
の間で突合せ処理を行って両者のマッチングをとり、バ
ンパを塗料塗布工程に投入すべき最適順序を決定する
(S8)。突合せ処理の内容はステップS5で説明した
のと同様である。上記したように、回送される場合があ
るため塗料塗布工程(下塗り工程)に投入された順番と
実際に戻ってくる順番とは必ずしも一致しないので、こ
のステップにおいて、実際に塗料塗布工程(下塗り工
程)の入口に戻ってきた治具の順番と洗浄工程投入順
(この順番で必ず洗浄工程から出てくる)とを突き合わ
せて、着荷できるバンパからどんどん着荷していくよう
にする。ステップS5の処理とその結果の具体例は図7
に示すとおりである。
【0044】ステップS8の決定結果(バンパの塗料塗
布工程投入順)は、塗料塗布工程投入順出力部28で所
定の出力形式に変換された後、入出力インタフェース3
0を介して表示器(電光掲示板)42に送られ、塗料塗
布工程投入作業者に表示される(S9)。塗料塗布工程
投入作業者は、バンパ着荷ステーション50において、
表示器(電光掲示板)42に表示された塗料塗布工程投
入順情報に従って、洗浄後のバンパを治具に着荷して塗
料塗布工程に投入する。
【0045】したがって、本実施例によれば、実際の車
体の生産情報(車体生産順情報12)に基づいて治具比
率を求めるようにしたので、従来のように生産計画を基
に治具比率を決めるよりも精度の高い比率となり、治具
不足による投入未達に起因する在庫の増大を抑えること
ができる。したがって、完成品の仕様別の生産の振れを
小さくすることができる。
【0046】さらに、本実施例によれば、上記の治具比
率の設定方法を前提として、まず、塗料塗布工程(下塗
り工程)の入口を通過する治具の順番(投入治具順情報
14)と車体組立工程で実際に組み立てられた車両の生
産順序(車体生産順情報12)とのマッチングをとって
バンパの洗浄工程への投入順序(洗浄工程投入順情報1
8)を決定するようにしたので、洗浄工程を終了したバ
ンパと塗料塗布工程(下塗り工程)の入口に戻ってくる
治具との一致が期待されるようになる。その上でさら
に、実際に塗料塗布工程(下塗り工程)の入口に戻って
くる治具の順番(空治具到着順情報16)と洗浄工程投
入順情報18とを突き合わせて、マッチングした仕様の
順番を塗料塗布工程(下塗り工程)への投入順とするよ
うにしたので、洗浄工程を終了したバンパと塗料塗布工
程(下塗り工程)の入口に戻ってきた治具とはほぼ完全
に一致することになり、洗浄後の在庫Qを有効に減らす
ことができる。
【0047】また、本実施例によれば、治具の通過順の
検出を識別情報システムによって行うようにしたので、
正確なデータを迅速かつ効率的に取得することができ
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1記載の樹脂部品の生産指示装置によれば、実際に組
み立てられた車体の生産順情報に基づいて治具比率を計
算するので、治具比率の精度が向上し、しかも、前記車
体生産順情報と塗料塗布工程に投入された投入治具順情
報とに基づいて洗浄工程に投入する樹脂部品の順番を決
定するので、洗浄工程を終えた樹脂部品と塗料塗布工程
の入口に戻ってくる治具との一致が図られ、さらに、実
際に塗料塗布工程の入口に戻ってくる空治具到着順情報
と前記洗浄工程投入順情報とに基づいて塗料塗布工程に
投入する樹脂部品の順番を決定するので、洗浄工程を終
了した樹脂部品と塗料塗布工程の入口に戻ってきた治具
とのより一層の一致が図られるようになり、洗浄工程後
の樹脂部品の在庫を低減することができる。
【0049】また、請求項2記載の樹脂部品の生産指示
装置によれば、車体組立工程に設けられた生産管理コン
ピュータからの入力情報から車体生産順情報を得るの
で、車体生産順情報を容易に取得することができる。
【0050】さらに、請求項3記載の樹脂部品の生産指
示装置によれば、塗料塗布工程の入口に設けられた治具
情報検出手段によって投入治具順情報を検出するので、
投入治具順情報を実際に取得することができる。
【0051】またさらに、請求項4記載の樹脂部品の生
産指示装置によれば、塗料塗布工程の出口に設けられた
治具情報検出手段によって空治具到着順情報を検出する
ので、空治具到着順情報を実際に取得することができ
る。
【0052】また、請求項5記載の樹脂部品の生産指示
装置によれば、塗料塗布工程を巡回する各治具に識別情
報保持手段を取り付けたので、識別情報保持手段の内容
を読み取ることによって治具の種類を正確に検出するこ
とができる。
【0053】さらに、請求項6記載の樹脂部品の生産指
示装置によれば、塗料塗布工程の入口に設けられた識別
情報読取りステーションにおいて治具に取り付けられた
識別情報保持手段の内容を読み取ることによって投入治
具順情報を得るので、正確な投入治具順情報を迅速かつ
効率的に取得することができる。
【0054】またさらに、請求項7記載の樹脂部品の生
産指示装置によれば、塗料塗布工程の出口に設けられた
識別情報読取りステーションにおいて治具に取り付けら
れた識別情報保持手段の内容を読み取ることによって空
治具到着順情報を得るので、正確な空治具到着順情報を
迅速かつ効率的に取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による樹脂部品生産指示装
置の構成図
【図2】 同実施例における塗装工程のレイアウト図
【図3】 車体情報の一例を示す図
【図4】 図1の装置の動作フローチャート
【図5】 車体生産順情報の一例を示す図
【図6】 洗浄工程投入順情報の決定方法の説明に供す
る図
【図7】 塗料塗布工程投入順情報の決定方法の説明に
供する図
【図8】 樹脂バンパの塗装工程の概略を示す工程図
【図9】 バンパ塗装治具・台車の一例を示す斜視図
【符号の説明】
10…本体 12…車体生産順情報ファイル(車体生産順情報記憶手
段) 14…投入治具順情報ファイル(投入治具順情報記憶手
段) 16…空治具到着順情報ファイル(空治具到着順情報記
憶手段) 18…洗浄工程投入順情報ファイル 20…計算手段(治具比率計算手段) 22…比較手段(洗浄工程投入順決定手段、塗料塗布工
程投入順決定手段) 24…治具比率情報出力部 26…洗浄工程投入順出力部 28…塗料塗布工程投入順出力部 30…入出力インタフェース 32…生産管理コンピュータ 34、36…識別情報読取りステーション(治具情報検
出手段) 38…表示器(治具比率情報出力手段) 40…表示器(洗浄工程投入順情報出力手段) 42…表示器(塗料塗布工程投入順情報出力手段) 50…バンパ投入ステーション 52…バンパ脱荷ステーション 60…治具 62…台車 64…樹脂バンパ(樹脂部品)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 15/00 - 15/02 G06F 17/60 B05C 11/00 B62D 65/00 B23Q 41/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体組立工程で組み立てられた車体に組
    み付けられる樹脂部品を治具に固定して搬送しながら塗
    装するための洗浄工程と塗料塗布工程とからなる樹脂部
    品塗装工程における樹脂部品の生産指示装置であって、 前記車体組立工程で組み立てられた車体の生産順序を記
    憶する車体生産順情報記憶手段と、 前記塗料塗布工程に投入された前記治具の順番を記憶す
    る投入治具順情報記憶手段と、 前記塗料塗布工程の入口に戻ってくる樹脂部品の取り外
    された空治具の順番を記憶する空治具到着順情報記憶手
    段と、 前記車体生産順情報記憶手段に記憶されている車体生産
    順情報に基づいて、洗浄工程および塗料塗布工程をそれ
    ぞれ巡回する各治具群における各種治具の構成比率を計
    算する治具比率計算手段と、 当該治具比率計算手段の計算結果を出力する治具比率情
    報出力手段と、 前記車体生産順情報記憶手段に記憶されている車体生産
    順情報と前記投入治具順情報記憶手段に記憶されている
    投入治具順情報とに基づいて、前記洗浄工程に投入する
    樹脂部品の順番を決定する洗浄工程投入順決定手段と、 当該洗浄工程投入順決定手段の決定結果を出力する洗浄
    工程投入順情報出力手段と、 前記洗浄工程投入順決定手段によって決定された洗浄工
    程投入順情報と前記空治具到着順情報記憶手段に記憶さ
    れている空治具到着順情報とに基づいて、塗料塗布工程
    に投入する樹脂部品の順番を決定する塗料塗布工程投入
    順決定手段と、 当該塗料塗布工程投入順決定手段の決定結果を出力する
    塗料塗布工程投入順情報出力手段と、 を有することを特徴とする樹脂部品の生産指示装置。
  2. 【請求項2】 前記車体生産順情報記憶手段に記憶され
    る車体生産順情報は、前記車体組立工程に設けられた生
    産管理コンピュータからの入力情報から得られることを
    特徴とする請求項1記載の樹脂部品の生産指示装置。
  3. 【請求項3】 前記投入治具順情報記憶手段に記憶され
    る投入治具順情報は、前記塗料塗布工程の入口に設けら
    れた治具情報検出手段によって検出されることを特徴と
    する請求項1記載の樹脂部品の生産指示装置。
  4. 【請求項4】 前記空治具到着順情報記憶手段に記憶さ
    れる空治具到着順情報は、前記塗料塗布工程の出口に設
    けられた治具情報検出手段によって検出されることを特
    徴とする請求項1記載の樹脂部品の生産指示装置。
  5. 【請求項5】 前記塗料塗布工程を巡回する各治具に
    は、適合する樹脂部品の種類に対応する識別情報を書き
    込んだ識別情報保持手段が取り付けられていることを特
    徴とする請求項1、3、または4記載の樹脂部品の生産
    指示装置。
  6. 【請求項6】 前記投入治具順情報は、前記塗料塗布工
    程の入口に設けられた識別情報読取りステーションにお
    いて治具に取り付けられた前記識別情報保持手段の内容
    を読み取ることによって得られることを特徴とする請求
    項5記載の樹脂部品の生産指示装置。
  7. 【請求項7】 前記空治具到着順情報は、前記塗料塗布
    工程の出口に設けられた識別情報読取りステーションに
    おいて治具に取り付けられた前記識別情報保持手段の内
    容を読み取ることによって得られることを特徴とする請
    求項5記載の樹脂部品の生産指示装置。
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