JP2000005971A - 切り屑除去装置におけるダクト接続構造 - Google Patents
切り屑除去装置におけるダクト接続構造Info
- Publication number
- JP2000005971A JP2000005971A JP17422498A JP17422498A JP2000005971A JP 2000005971 A JP2000005971 A JP 2000005971A JP 17422498 A JP17422498 A JP 17422498A JP 17422498 A JP17422498 A JP 17422498A JP 2000005971 A JP2000005971 A JP 2000005971A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- duct
- suction
- pressure foot
- spindle
- chips
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プレッシャフット内の切り屑を吸引除去する
ダクトの寿命を長くする。 【構成】 工具Tの穿孔加工により工具近傍に発生した
切り屑は、吸引気流によって吸い上げられて,スピンド
ル収容室21内から連通孔25を経て吸引室22で下向
きに開口している吸引管32の吸い口32bから真っ直
ぐ上方へ吸引され、吸引配管33内を通って,集塵機5
0へと運ばれる。吸引管32に吸引された切り屑は,吸
引後,スピンドル軸線に沿って移動し、移動方向が大き
く変化しないので、吸引管32、吸引配管33内壁を勢
い良く擦ることがなく、吸引管32や吸引配管33の壁
面に短期間に孔を開ける事態が回避される。
ダクトの寿命を長くする。 【構成】 工具Tの穿孔加工により工具近傍に発生した
切り屑は、吸引気流によって吸い上げられて,スピンド
ル収容室21内から連通孔25を経て吸引室22で下向
きに開口している吸引管32の吸い口32bから真っ直
ぐ上方へ吸引され、吸引配管33内を通って,集塵機5
0へと運ばれる。吸引管32に吸引された切り屑は,吸
引後,スピンドル軸線に沿って移動し、移動方向が大き
く変化しないので、吸引管32、吸引配管33内壁を勢
い良く擦ることがなく、吸引管32や吸引配管33の壁
面に短期間に孔を開ける事態が回避される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プリント基板加工機
の切り屑除去装置に関し、詳しくは、プレッシャフット
と吸引ダクトとの接続構造に関する。
の切り屑除去装置に関し、詳しくは、プレッシャフット
と吸引ダクトとの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置として、スピンドルaを取り
囲むプレッシャフットbの側壁に、スピンドル軸線に直
交した吸引孔cを形成し、その吸引孔cにダクトdを介
して集塵機を連通させ、スピンドルaによって、プレッ
シャフットbの内部空間に生じる切り屑を吸引除去する
ものが知られている(特開平4-354608号な
ど)。
囲むプレッシャフットbの側壁に、スピンドル軸線に直
交した吸引孔cを形成し、その吸引孔cにダクトdを介
して集塵機を連通させ、スピンドルaによって、プレッ
シャフットbの内部空間に生じる切り屑を吸引除去する
ものが知られている(特開平4-354608号な
ど)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうしたプリント基板
加工機では通常、ダクトdの取り回しの都合で、図4に
示すように、プレッシャフットbから出たところで一旦
スピンドル軸線方向に曲げられてプレッシャフットaか
ら上方へ立ち上げられている。すると、どうしても、ダ
クトdに曲がり部分d1が存在する。ダクトdに曲がり
部分d1があるときには、吸引された切り屑が、曲がり
部分d1の内面d2を激しく擦ることによって、ダクト
dの曲がり部分内面d2が短期間で摩耗して孔が明き、
吸引能力が低下してしまう問題がある。この発明は、そ
うした摩耗に長期にわたって耐えることのできる、プレ
ッシャフットのダクト接続構造を提供することにある。
加工機では通常、ダクトdの取り回しの都合で、図4に
示すように、プレッシャフットbから出たところで一旦
スピンドル軸線方向に曲げられてプレッシャフットaか
ら上方へ立ち上げられている。すると、どうしても、ダ
クトdに曲がり部分d1が存在する。ダクトdに曲がり
部分d1があるときには、吸引された切り屑が、曲がり
部分d1の内面d2を激しく擦ることによって、ダクト
dの曲がり部分内面d2が短期間で摩耗して孔が明き、
吸引能力が低下してしまう問題がある。この発明は、そ
うした摩耗に長期にわたって耐えることのできる、プレ
ッシャフットのダクト接続構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】スピンドルを取り囲むプ
レッシャフット内部空間を、ダクトを介して集塵機と連
通させ、プレッシャフットでプリント基板を押圧してス
ピンドルで穿孔加工するときに生じる切り屑を、プレッ
シャフット内部からダクトを介して前記集塵機の吸引気
流で吸引除去するプリント基板加工機の切り屑除去装置
において、プレッシャフットには、プレッシャフット内
側空間に臨むスピンドル軸線と平行なダクト接続孔を形
成し、そのダクト接続孔に、ダクトをスピンドル軸線に
沿う方向に取り付け、ダクト先端がプレッシャフット内
側空間に所定長さ突出していることを特徴とする(請求
項1)。前記ダクト先端の突出長さは、摩耗を考慮した
摩耗代である(請求項2)。更に具体的には、スピンド
ル先端に軸方向移動可能に案内されるスピンドル収容室
に隣接して吸引室を形成し、スピンドル収容室と吸引室
とを連通孔で連通させ、吸引室の上壁にダクト接続孔を
下向きに開口し、連通孔の上縁高さにダクト先端が位置
している(請求項3)。これらの構成によれば、ダクト
は、プレッシャフットに設けた吸引口からスピンドル軸
方向に沿う方向に延びており、プレッシャフット内側で
生じた切り屑を吸引するとき、ダクト内面を切り屑が激
しく擦ることが少なくなり、短期間でダクトに孔が明く
といった事態を回避できる。また、切り屑は、吸引され
るときにダクトの吸い口部に当たって、この部分を摩耗
させるが、あらかじめ、プレッシャフット内部空間に、
ダクト先端を所定長さ突出しているので、その長さ部分
(摩耗代)が摩耗するまでの長い時間にわたって、吸引
効果を低下させることなく集塵できる。
レッシャフット内部空間を、ダクトを介して集塵機と連
通させ、プレッシャフットでプリント基板を押圧してス
ピンドルで穿孔加工するときに生じる切り屑を、プレッ
シャフット内部からダクトを介して前記集塵機の吸引気
流で吸引除去するプリント基板加工機の切り屑除去装置
において、プレッシャフットには、プレッシャフット内
側空間に臨むスピンドル軸線と平行なダクト接続孔を形
成し、そのダクト接続孔に、ダクトをスピンドル軸線に
沿う方向に取り付け、ダクト先端がプレッシャフット内
側空間に所定長さ突出していることを特徴とする(請求
項1)。前記ダクト先端の突出長さは、摩耗を考慮した
摩耗代である(請求項2)。更に具体的には、スピンド
ル先端に軸方向移動可能に案内されるスピンドル収容室
に隣接して吸引室を形成し、スピンドル収容室と吸引室
とを連通孔で連通させ、吸引室の上壁にダクト接続孔を
下向きに開口し、連通孔の上縁高さにダクト先端が位置
している(請求項3)。これらの構成によれば、ダクト
は、プレッシャフットに設けた吸引口からスピンドル軸
方向に沿う方向に延びており、プレッシャフット内側で
生じた切り屑を吸引するとき、ダクト内面を切り屑が激
しく擦ることが少なくなり、短期間でダクトに孔が明く
といった事態を回避できる。また、切り屑は、吸引され
るときにダクトの吸い口部に当たって、この部分を摩耗
させるが、あらかじめ、プレッシャフット内部空間に、
ダクト先端を所定長さ突出しているので、その長さ部分
(摩耗代)が摩耗するまでの長い時間にわたって、吸引
効果を低下させることなく集塵できる。
【0005】
【発明の実施の形態】スピンドルユニット1は昇降ベ−
ス2の上下の壁3,4と締付具5とにより挟持されて昇
降ベースベ−ス2に一体に固定してある。昇降ベ−ス2
は、図示しない上下方向送りねじ機構と左右方向送りね
じ機構とにより上下、左右に移動するようになってい
る。スピンドルユニット1にはスピンドル6が回転自在
に支持してある。前記壁3,4の間には、スピンドルユ
ニット1の両側に一対のガイドロッド7,7が上下方向
に移動可能に挿通してあり、ガイドロッド7の上端は上
壁3に固定のガイドブッシュ8より上方に突出し、その
突出部には引掛部9が設けてある。ガイドロッド7の下
端は下壁4の下方に突出され、プレッシャフット20左
右の取付部20aが連結してある。ガイドロッド7,7
の中間部には係止部10が一体に設けてあって、係止部
10と上壁3間に圧縮バネ11が介在されている。バネ
11のバネ力で、前記引掛部9はガイドブッシュ8上面
に当接される方向に付勢され、当接状態で、ガイドロッ
ド7の昇降ベ−ス2に対する下方移動が規制される。
ス2の上下の壁3,4と締付具5とにより挟持されて昇
降ベースベ−ス2に一体に固定してある。昇降ベ−ス2
は、図示しない上下方向送りねじ機構と左右方向送りね
じ機構とにより上下、左右に移動するようになってい
る。スピンドルユニット1にはスピンドル6が回転自在
に支持してある。前記壁3,4の間には、スピンドルユ
ニット1の両側に一対のガイドロッド7,7が上下方向
に移動可能に挿通してあり、ガイドロッド7の上端は上
壁3に固定のガイドブッシュ8より上方に突出し、その
突出部には引掛部9が設けてある。ガイドロッド7の下
端は下壁4の下方に突出され、プレッシャフット20左
右の取付部20aが連結してある。ガイドロッド7,7
の中間部には係止部10が一体に設けてあって、係止部
10と上壁3間に圧縮バネ11が介在されている。バネ
11のバネ力で、前記引掛部9はガイドブッシュ8上面
に当接される方向に付勢され、当接状態で、ガイドロッ
ド7の昇降ベ−ス2に対する下方移動が規制される。
【0006】プレッシャフット20はスピンドルユニッ
ト1の先端部1aに対して、軸方向(上下方向)に移動
可能に嵌め込まれるスピンドル収容室21と、スピンド
ル収容室21に隣接して設けた吸引室22とを備えてい
る。スピンドル収容室21と吸引室22とは、スピンド
ル収容室21を形成する内壁23の、プレッシャフット
20下壁24側に設けた連通孔25で連通している。吸
引室22の上壁26には,スピンドル軸線と平行に、吸
引室22内に向けて下向きに開口したダクト接続孔30
が形成してある。ダクト接続孔30にはダクト31の一
部を構成する吸引管32がその軸線方向をスピンドル軸
線と平行にして溶着されている。この吸引管32の上端
にはスピンドル軸線に沿って上方へ延びる吸引配管33
が接続されて吸引管32と共にダクト31を構成する。
ダクト31がスピンドル軸線に沿って上方へ真っ直ぐ延
設できるように、上記ダクト接続孔30の位置が設定し
てある。吸引管32は、吸引室22内側に向けて所定量
突出されている。この突出量は、吸引される切り屑が吸
引管32の入口縁部32aに衝突してこの部分を磨耗さ
せるので,その磨耗期間が充分長く(3〜5年程度)な
るように考慮された磨耗代Lとなっている。ここでは、
前記連通孔25の上縁に達する高さ位置まで突出されて
いる。吸引配管33には集塵機50が接続してあり、集
塵機50からの空気吸引により、加工時にプレッシャフ
ット20内で生じる切粉を吸引除去している。プレッシ
ャフット20の下壁24には、プリント基板を積層した
ワークWの上面と接触する押えブッシュ41が固定して
あり、そのワークW上面との接触面(下面)には、中心
から放射方向に空気導入用の複数の溝42が、ブッシュ
41中央の工具挿通孔43に達するように形成してあ
る。
ト1の先端部1aに対して、軸方向(上下方向)に移動
可能に嵌め込まれるスピンドル収容室21と、スピンド
ル収容室21に隣接して設けた吸引室22とを備えてい
る。スピンドル収容室21と吸引室22とは、スピンド
ル収容室21を形成する内壁23の、プレッシャフット
20下壁24側に設けた連通孔25で連通している。吸
引室22の上壁26には,スピンドル軸線と平行に、吸
引室22内に向けて下向きに開口したダクト接続孔30
が形成してある。ダクト接続孔30にはダクト31の一
部を構成する吸引管32がその軸線方向をスピンドル軸
線と平行にして溶着されている。この吸引管32の上端
にはスピンドル軸線に沿って上方へ延びる吸引配管33
が接続されて吸引管32と共にダクト31を構成する。
ダクト31がスピンドル軸線に沿って上方へ真っ直ぐ延
設できるように、上記ダクト接続孔30の位置が設定し
てある。吸引管32は、吸引室22内側に向けて所定量
突出されている。この突出量は、吸引される切り屑が吸
引管32の入口縁部32aに衝突してこの部分を磨耗さ
せるので,その磨耗期間が充分長く(3〜5年程度)な
るように考慮された磨耗代Lとなっている。ここでは、
前記連通孔25の上縁に達する高さ位置まで突出されて
いる。吸引配管33には集塵機50が接続してあり、集
塵機50からの空気吸引により、加工時にプレッシャフ
ット20内で生じる切粉を吸引除去している。プレッシ
ャフット20の下壁24には、プリント基板を積層した
ワークWの上面と接触する押えブッシュ41が固定して
あり、そのワークW上面との接触面(下面)には、中心
から放射方向に空気導入用の複数の溝42が、ブッシュ
41中央の工具挿通孔43に達するように形成してあ
る。
【0007】加工時に、バネ11のバネ力によりガイド
ロッド7の引掛部9がガイドブッシュ8に当接された状
態で、プレッシャフット20とスピンドルユニット1と
が、昇降ベース2の下降により図1の相対上下方向関係
を保ったまま下降して、プレッシャフット20がブッシ
ュ41を介してテ−ブル40上のワークWの上面を押圧
する。さらに昇降ベース2が下降すると、前記ガイドロ
ッド7のばね11を撓めつつ、プレッシャフット20に
対してスピンドルユニット1が相対的に下降し、工具T
が工具挿通孔43を通って、ワークWに穿孔する(図
3)。
ロッド7の引掛部9がガイドブッシュ8に当接された状
態で、プレッシャフット20とスピンドルユニット1と
が、昇降ベース2の下降により図1の相対上下方向関係
を保ったまま下降して、プレッシャフット20がブッシ
ュ41を介してテ−ブル40上のワークWの上面を押圧
する。さらに昇降ベース2が下降すると、前記ガイドロ
ッド7のばね11を撓めつつ、プレッシャフット20に
対してスピンドルユニット1が相対的に下降し、工具T
が工具挿通孔43を通って、ワークWに穿孔する(図
3)。
【0008】工具Tによる加工中、ワークWは加工孔の
縁近傍を押えブッシュ41により押圧されているから、
加工中に工具T(ドリル)のリ−ドによって生じるワー
クの浮き上がりを抑制して、返りの発生などの不都合が
回避できる。加工中は,集塵機50からの吸引気流がプ
レッシャフット20の内側空間に作用し、これによっ
て、前記ブッシュ41の溝42とワークW上面との間で
形成される空気流入通路から工具挿通孔43を経てプレ
ッシャフット20の内部空間へ空気が流入する。工具T
の穿孔加工により工具近傍に発生した切り屑は、吸引気
流によって吸い上げられて,スピンドル収容室21内か
ら連通孔25を経て、隣の吸引室22に入り,吸引管3
2の吸い口32bから吸引され、吸引配管33内を通っ
て,集塵機50へと運ばれる。切り屑が連通孔25を通
って吸引管32の入口に向かうとき、気流の方向が変わ
ることで一部の切り屑が吸引管32の入口縁部32aに
衝突するが,吸引管32が吸引室22内に突出している
ために、その突出した分が磨耗するまでの長期間にわた
って,吸引管32が使用不能となることがない。そし
て,一旦吸引管32に吸引された切り屑は真っ直ぐ搬送
され,吸引後,従来のようにその吸引方向が大きく変化
することが無いので、吸引管32、吸引配管33内壁を
勢い良く擦ることがない。従って,吸引管32や吸引配
管33の壁面に短期間に孔が開くといった事態を回避で
きる。また、吸引管32が吸引室22の内側に突出して
いて,その吸い口32bが吸引室22を形成している吸
引室内壁面から離れていて、空間部から吸引しているの
で、吸引管32の吸い口32bに向かう切り屑は,吸引
室22の、特に,側壁22A内面に沿って擦りながら移
動しないから,吸引室側壁22Aが擦れて孔が開くこと
もない。また、連通孔25の上縁と同じ高さ位置に吸引
管32の下端が位置していることから、連通孔25を通
過した切り屑が、吸引管32の外周を直撃することがな
く、吸引管32を外側から傷めることもない。
縁近傍を押えブッシュ41により押圧されているから、
加工中に工具T(ドリル)のリ−ドによって生じるワー
クの浮き上がりを抑制して、返りの発生などの不都合が
回避できる。加工中は,集塵機50からの吸引気流がプ
レッシャフット20の内側空間に作用し、これによっ
て、前記ブッシュ41の溝42とワークW上面との間で
形成される空気流入通路から工具挿通孔43を経てプレ
ッシャフット20の内部空間へ空気が流入する。工具T
の穿孔加工により工具近傍に発生した切り屑は、吸引気
流によって吸い上げられて,スピンドル収容室21内か
ら連通孔25を経て、隣の吸引室22に入り,吸引管3
2の吸い口32bから吸引され、吸引配管33内を通っ
て,集塵機50へと運ばれる。切り屑が連通孔25を通
って吸引管32の入口に向かうとき、気流の方向が変わ
ることで一部の切り屑が吸引管32の入口縁部32aに
衝突するが,吸引管32が吸引室22内に突出している
ために、その突出した分が磨耗するまでの長期間にわた
って,吸引管32が使用不能となることがない。そし
て,一旦吸引管32に吸引された切り屑は真っ直ぐ搬送
され,吸引後,従来のようにその吸引方向が大きく変化
することが無いので、吸引管32、吸引配管33内壁を
勢い良く擦ることがない。従って,吸引管32や吸引配
管33の壁面に短期間に孔が開くといった事態を回避で
きる。また、吸引管32が吸引室22の内側に突出して
いて,その吸い口32bが吸引室22を形成している吸
引室内壁面から離れていて、空間部から吸引しているの
で、吸引管32の吸い口32bに向かう切り屑は,吸引
室22の、特に,側壁22A内面に沿って擦りながら移
動しないから,吸引室側壁22Aが擦れて孔が開くこと
もない。また、連通孔25の上縁と同じ高さ位置に吸引
管32の下端が位置していることから、連通孔25を通
過した切り屑が、吸引管32の外周を直撃することがな
く、吸引管32を外側から傷めることもない。
【0009】
【発明の効果】以上のように本願発明では,ダクトは、
プレッシャフットに設けたスピンドル軸線方向の吸引口
からスピンドル軸方向に沿う方向に延びており、プレッ
シャフット内側で生じた切り屑を吸引するとき、切り屑
がダクト内部を飛翔方向を大きく変えることなく吸引さ
れることでダクト内面を切り屑が激しく擦ることが少な
くなり、短期間でダクトに孔が明くといった事態を回避
できる。また、切り屑は、吸引されるときにダクトの吸
い口部に当たって、この部分を摩耗させるが、あらかじ
め、プレッシャフット内部空間に、ダクト先端を所定長
さ突出しているので、その長さ部分(摩耗代)が摩耗す
るまでの長い時間にわたって、吸引効果を低下させるこ
となく集塵できる。さらに、ダクト吸い口がプレッシャ
フット内壁面から離れているので、吸い口に向かう切り
屑が側壁内面に沿って擦りながら移動しないから,側壁
が擦れて孔が開くことも防止できる。
プレッシャフットに設けたスピンドル軸線方向の吸引口
からスピンドル軸方向に沿う方向に延びており、プレッ
シャフット内側で生じた切り屑を吸引するとき、切り屑
がダクト内部を飛翔方向を大きく変えることなく吸引さ
れることでダクト内面を切り屑が激しく擦ることが少な
くなり、短期間でダクトに孔が明くといった事態を回避
できる。また、切り屑は、吸引されるときにダクトの吸
い口部に当たって、この部分を摩耗させるが、あらかじ
め、プレッシャフット内部空間に、ダクト先端を所定長
さ突出しているので、その長さ部分(摩耗代)が摩耗す
るまでの長い時間にわたって、吸引効果を低下させるこ
となく集塵できる。さらに、ダクト吸い口がプレッシャ
フット内壁面から離れているので、吸い口に向かう切り
屑が側壁内面に沿って擦りながら移動しないから,側壁
が擦れて孔が開くことも防止できる。
【図1】プリント基板加工機の正面図である。
【図2】図1のII視図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】従来技術である。
【符号の説明】 1 スピンドルユニット 6 スピンドル 20 プレッシャフット 21 スピンドル収容室 22 吸引室 25 連通孔 26 上壁 30 ダクト接続孔 31 ダクト 50 集塵機 L 摩耗代
Claims (4)
- 【請求項1】 スピンドルを取り囲むプレッシャフット
内部空間を、ダクトを介して集塵機と連通させ、プレッ
シャフットでプリント基板を押圧してスピンドルで穿孔
加工するときに生じる切り屑を、プレッシャフット内部
からダクトを介して前記集塵機の吸引気流で吸引除去す
るプリント基板加工機の切り屑除去装置において、プレ
ッシャフットには、プレッシャフット内側空間に臨むス
ピンドル軸線と平行なダクト接続孔を形成し、そのダク
ト接続孔に、ダクトをスピンドル軸線に沿う方向に取り
付け、ダクト先端がプレッシャフット内側空間に所定長
さ突出していることを特徴とする切り屑除去装置におけ
るダクト接続構造。 - 【請求項2】 前記ダクト先端の突出長さは、摩耗を考
慮した摩耗代であることを特徴とする請求項1記載の切
り屑除去装置におけるダクト接続構造。 - 【請求項3】 スピンドル先端に軸方向移動可能に案内
されるスピンドル収容室に隣接して吸引室を形成し、ス
ピンドル収容室と吸引室とを連通孔で連通させ、吸引室
の上壁にダクト接続孔を下向きに開口し、連通孔の上縁
高さにダクト先端が位置していることを特徴とする請求
項1または2記載の切り屑除去装置におけるダクト接続
構造。 - 【請求項4】 ダクト先端の吸い口がプレシャフットの
内壁面から離れていることを特徴とする請求項1〜3の
いずれかに記載の切り屑除去装置におけるダクト接続構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17422498A JP2000005971A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 切り屑除去装置におけるダクト接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17422498A JP2000005971A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 切り屑除去装置におけるダクト接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000005971A true JP2000005971A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=15974904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17422498A Pending JP2000005971A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 切り屑除去装置におけるダクト接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000005971A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010525959A (ja) * | 2007-05-04 | 2010-07-29 | エルジー・テクノロジーズ・エス.アール.エル. | 精密微細フライス削り及び/またはドリル削りのための機械工具 |
CN103707122A (zh) * | 2013-11-27 | 2014-04-09 | 中北大学 | 深孔机床风动式负压抽屑双冷却系统 |
CN104139194A (zh) * | 2014-08-13 | 2014-11-12 | 无锡众望四维科技有限公司 | 简便式输送开孔装置 |
CN118455592A (zh) * | 2024-07-08 | 2024-08-09 | 新乡学院 | 一种建筑板材打孔装置及其操作方法 |
-
1998
- 1998-06-22 JP JP17422498A patent/JP2000005971A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010525959A (ja) * | 2007-05-04 | 2010-07-29 | エルジー・テクノロジーズ・エス.アール.エル. | 精密微細フライス削り及び/またはドリル削りのための機械工具 |
CN103707122A (zh) * | 2013-11-27 | 2014-04-09 | 中北大学 | 深孔机床风动式负压抽屑双冷却系统 |
CN104139194A (zh) * | 2014-08-13 | 2014-11-12 | 无锡众望四维科技有限公司 | 简便式输送开孔装置 |
CN118455592A (zh) * | 2024-07-08 | 2024-08-09 | 新乡学院 | 一种建筑板材打孔装置及其操作方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1486288A1 (en) | Printed board machining apparatus | |
KR20130134547A (ko) | 칩 제거장치 및 이를 갖는 홀 가공장치 | |
JPH033713A (ja) | プリント基板穴明機及びこの穴明機におけるプリント基板押さえ方法 | |
JPS5953141A (ja) | 切粉吸引装置を備えた切削工具装置 | |
JP2000005971A (ja) | 切り屑除去装置におけるダクト接続構造 | |
JP2001062665A (ja) | 集じん機能付き工作機械 | |
KR100730780B1 (ko) | 라우팅 머신의 인쇄회로기판 고정 및 커팅칩 흡입을 위한석션 구조 | |
KR20070067055A (ko) | 전기 드릴링 머신의 칩 제거 장치 | |
CN210173724U (zh) | 集尘装置及具有所述集尘装置的加工机 | |
TWI316431B (en) | Method of drilling | |
JP3967991B2 (ja) | プリント基板穴明機における基板押え装置 | |
CN106271848A (zh) | 一种箱式板件钻孔设备 | |
JP2011212757A (ja) | プリント基板穴明機 | |
JPH0617847U (ja) | プリント基板穴明け機におけるドリル冷却装置 | |
CN211615518U (zh) | 一种喷墨画线一体机用自动旋转台 | |
KR20090059952A (ko) | 인쇄회로기판용 드릴 장치 | |
CN105430907B (zh) | 开孔装置 | |
JP2000006096A (ja) | プリント基板加工機のワーク押え装置 | |
CN212375160U (zh) | 一种可收集碎屑的玻璃切割机 | |
JP2006334677A (ja) | ブローチ盤 | |
CN218460901U (zh) | 一种具有防粉尘结构的机床加工用卡盘 | |
US6768077B1 (en) | Tube electrode stabilizer for an EDM drilling | |
CN113600869B (zh) | 一种带有真空吸屑结构的微孔加工中心 | |
CN216181091U (zh) | 一种吸屑罩及钻孔机 | |
CN212330360U (zh) | 一种机床装夹定位装置 |