JP2000005957A - 工作機械用チャック取付治具 - Google Patents
工作機械用チャック取付治具Info
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- JP2000005957A JP2000005957A JP19238098A JP19238098A JP2000005957A JP 2000005957 A JP2000005957 A JP 2000005957A JP 19238098 A JP19238098 A JP 19238098A JP 19238098 A JP19238098 A JP 19238098A JP 2000005957 A JP2000005957 A JP 2000005957A
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- Japan
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- chuck
- base plate
- hole
- mounting jig
- mounting
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のチャック取付治具は、設置が面倒で作
業性が悪く、固定するのに長いT溝ボルトを使用する必
要があって精度が悪い、等の問題点があった。 【解決手段】 T溝2を有するテーブル1に対してワー
クを保持するためのチャック3を取付けるチャック取付
治具4であって、テーブル1とチャック3の間に介在さ
せる基盤プレート5と、チャック3に設けられている締
孔3aに対応させて基盤プレート5に設けたチャック連
結部6と、テーブル1のT溝2に装着したT溝ボルト8
を嵌入れるために基盤プレート5に設けたテーブル連結
部7とからなる。この取付治具4は、チャック連結部6
とチャック3の締孔3aをボルト締めし、また、テーブ
ル連結部7にテーブル1のT溝ボルト8を嵌入れて締め
付ければ、テーブル1にチャック3が固定できる。
業性が悪く、固定するのに長いT溝ボルトを使用する必
要があって精度が悪い、等の問題点があった。 【解決手段】 T溝2を有するテーブル1に対してワー
クを保持するためのチャック3を取付けるチャック取付
治具4であって、テーブル1とチャック3の間に介在さ
せる基盤プレート5と、チャック3に設けられている締
孔3aに対応させて基盤プレート5に設けたチャック連
結部6と、テーブル1のT溝2に装着したT溝ボルト8
を嵌入れるために基盤プレート5に設けたテーブル連結
部7とからなる。この取付治具4は、チャック連結部6
とチャック3の締孔3aをボルト締めし、また、テーブ
ル連結部7にテーブル1のT溝ボルト8を嵌入れて締め
付ければ、テーブル1にチャック3が固定できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マシニングセンタ
やフライス盤などの工作機械において、T溝を有するテ
ーブルに対してワークを保持するためのチャックを取り
付けるチャック取付治具に関する。
やフライス盤などの工作機械において、T溝を有するテ
ーブルに対してワークを保持するためのチャックを取り
付けるチャック取付治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の上記チャック取付治具100を図
5により説明する。先ず、図5において符号101は工
作機械のテーブルであり、断面逆T字状のいわゆるT溝
102を複数本形成した公知のものである。工作機械に
は図示しないが前記テーブル101の上方に工具がセッ
トされており、テーブル101上にワークを固定してそ
の工具で加工する。
5により説明する。先ず、図5において符号101は工
作機械のテーブルであり、断面逆T字状のいわゆるT溝
102を複数本形成した公知のものである。工作機械に
は図示しないが前記テーブル101の上方に工具がセッ
トされており、テーブル101上にワークを固定してそ
の工具で加工する。
【0003】しかして、テーブル101上にワークを固
定するのにスクロールチャックやインディペンデントチ
ャックなどのチャック103を使用する場合、そのチャ
ック103はチャック取付治具100を介してテーブル
101に取り付けられる。図示した従来のチャック取付
治具100は、テーブル101上に載置する二個一対の
台部材104と、その台部材104とチャック103の
上縁に掛け渡すブリッジ部材105とからなり、T溝1
02に装着したT溝ボルト106の先端をブリッジ部材
105の孔107に通してナット108で締め付け、も
ってブリッジ部材105の先端でチャック103を押さ
え付けて固定する。
定するのにスクロールチャックやインディペンデントチ
ャックなどのチャック103を使用する場合、そのチャ
ック103はチャック取付治具100を介してテーブル
101に取り付けられる。図示した従来のチャック取付
治具100は、テーブル101上に載置する二個一対の
台部材104と、その台部材104とチャック103の
上縁に掛け渡すブリッジ部材105とからなり、T溝1
02に装着したT溝ボルト106の先端をブリッジ部材
105の孔107に通してナット108で締め付け、も
ってブリッジ部材105の先端でチャック103を押さ
え付けて固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のチャック取付治
具100には次のような問題点があった。 設置が面倒で作業性が悪い。 チャック103を固定するのに長いT溝ボルト106
を使用する必要があるため、T溝ボルト106の伸びや
曲がりによる影響を受けやすく、高い精度を必要とする
用途に使えない。 チャック103の両横にチャック取付治具100が大
きく張り出すため、複数のチャック103を並べるよう
な場合にチャック103同士の間隔が開いてロスが大き
い。 チャック103の上面にブリッジ部材105やナット
108が突出するため、それが工具の邪魔になる可能性
がある。
具100には次のような問題点があった。 設置が面倒で作業性が悪い。 チャック103を固定するのに長いT溝ボルト106
を使用する必要があるため、T溝ボルト106の伸びや
曲がりによる影響を受けやすく、高い精度を必要とする
用途に使えない。 チャック103の両横にチャック取付治具100が大
きく張り出すため、複数のチャック103を並べるよう
な場合にチャック103同士の間隔が開いてロスが大き
い。 チャック103の上面にブリッジ部材105やナット
108が突出するため、それが工具の邪魔になる可能性
がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、T溝を有する
テーブルに対してワークを保持するためのチャックを取
り付ける取付治具であって、前記テーブルとチャックの
間に介在させる基盤プレートと、前記チャックに設けら
れている取付用の締孔に対応させて前記基盤プレートに
設けたチャック連結部と、前記テーブルのT溝に装着し
たT溝ボルトを嵌め入れるために前記基盤プレートに設
けたテーブル連結部と、からなる工作機械用チャック取
付治具を提供する。
テーブルに対してワークを保持するためのチャックを取
り付ける取付治具であって、前記テーブルとチャックの
間に介在させる基盤プレートと、前記チャックに設けら
れている取付用の締孔に対応させて前記基盤プレートに
設けたチャック連結部と、前記テーブルのT溝に装着し
たT溝ボルトを嵌め入れるために前記基盤プレートに設
けたテーブル連結部と、からなる工作機械用チャック取
付治具を提供する。
【0006】基盤プレートの上面にチャックを設置し、
基盤プレートのチャック連結部とチャックの締孔をボル
ト締めすれば両者が一体になる。そして、テーブルの上
面に基盤プレートを設置し、基盤プレートのテーブル連
結部にテーブルのT溝に装着したT溝ボルトを嵌め入れ
て締め付ければ、テーブル上に基盤プレートが固定でき
る。従って、基盤プレートを介してテーブルにチャック
が簡単且つ確実に固定できる。
基盤プレートのチャック連結部とチャックの締孔をボル
ト締めすれば両者が一体になる。そして、テーブルの上
面に基盤プレートを設置し、基盤プレートのテーブル連
結部にテーブルのT溝に装着したT溝ボルトを嵌め入れ
て締め付ければ、テーブル上に基盤プレートが固定でき
る。従って、基盤プレートを介してテーブルにチャック
が簡単且つ確実に固定できる。
【0007】また、請求項2に記載したように、前記基
盤プレートに、前記チャックを載せる部分に貫通孔を穿
設し、さらに基盤プレートの下面に貫通孔と外部を繋ぐ
トンネル溝を形成するとよい。そうすると、前記トンネ
ル溝から油と切粉が自然に排出されるため、チャック内
部や基盤プレートの貫通孔の中に油と切粉が溜まらな
い。
盤プレートに、前記チャックを載せる部分に貫通孔を穿
設し、さらに基盤プレートの下面に貫通孔と外部を繋ぐ
トンネル溝を形成するとよい。そうすると、前記トンネ
ル溝から油と切粉が自然に排出されるため、チャック内
部や基盤プレートの貫通孔の中に油と切粉が溜まらな
い。
【0008】また、請求項3に記載したように、前記チ
ャック連結部は、一部を雌ネジとし、また、他の一部を
透孔とし、チャック側からボルトを通して前記雌ネジに
締め付ける締め付け構造と、基盤プレートの裏側からボ
ルトを通してチャック側の雌ネジ付き締孔に締め付ける
締め付け構造の双方に対応させ得るようにしてもよい。
そうすることにより、一つのチャック取付治具で異なる
締孔構造のチャックに対応することができる。
ャック連結部は、一部を雌ネジとし、また、他の一部を
透孔とし、チャック側からボルトを通して前記雌ネジに
締め付ける締め付け構造と、基盤プレートの裏側からボ
ルトを通してチャック側の雌ネジ付き締孔に締め付ける
締め付け構造の双方に対応させ得るようにしてもよい。
そうすることにより、一つのチャック取付治具で異なる
締孔構造のチャックに対応することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。なお、図1は使用状態を説明す
る分解斜視図、図2は使用状態を示す断面正面図、図3
はチャック取付治具の平面図、図4は他の使用状態を示
す断面正面図である。
を参照しつつ説明する。なお、図1は使用状態を説明す
る分解斜視図、図2は使用状態を示す断面正面図、図3
はチャック取付治具の平面図、図4は他の使用状態を示
す断面正面図である。
【0010】先ず、図1,図2において符号1は工作機
械のテーブルであり、断面逆T字状のいわゆるT溝2,
2…を複数本形成した公知のものである。工作機械には
図示しないが前記テーブル1の上方に工具がセットされ
ており、テーブル1上にワークを固定してその工具で加
工する。
械のテーブルであり、断面逆T字状のいわゆるT溝2,
2…を複数本形成した公知のものである。工作機械には
図示しないが前記テーブル1の上方に工具がセットされ
ており、テーブル1上にワークを固定してその工具で加
工する。
【0011】しかして、テーブル1上にワークを固定す
るのにスクロールチャックやインディペンデントチャッ
クなどのチャック3を使用する場合、そのチャック3は
チャック取付治具4を介してテーブル1に取り付けられ
る。
るのにスクロールチャックやインディペンデントチャッ
クなどのチャック3を使用する場合、そのチャック3は
チャック取付治具4を介してテーブル1に取り付けられ
る。
【0012】本発明のチャック取付治具4は、金属製の
基盤プレート5にチャック連結部6とテーブル連結部7
を設けてなる。基盤プレート5は、前記チャック3の外
径とほぼ同じ外径である台座部5aと、その台座部5a
の両側に延設した翼形片5b,5bとを有する。前記台
座部5aには中心に大きな貫通孔5cがあってその貫通
孔5cの回りに上向きの環状部5dが突設され、また、
下面に貫通孔5cと外部を繋ぐトンネル溝5eが前記翼
形片5bと直交する向きに形成されている。
基盤プレート5にチャック連結部6とテーブル連結部7
を設けてなる。基盤プレート5は、前記チャック3の外
径とほぼ同じ外径である台座部5aと、その台座部5a
の両側に延設した翼形片5b,5bとを有する。前記台
座部5aには中心に大きな貫通孔5cがあってその貫通
孔5cの回りに上向きの環状部5dが突設され、また、
下面に貫通孔5cと外部を繋ぐトンネル溝5eが前記翼
形片5bと直交する向きに形成されている。
【0013】前記チャック連結部6は、チャック3を載
せる台座部5aに60度間隔で穿設した六個の孔であ
る。このチャック連結部6は、チャック3自体に120
度間隔で設けられている取付用の締孔3a,3a,3a
に対応させて設けられており、六個の孔のうちの三個が
雌ネジ6aであり、残りの三個が段付きの透孔6bであ
る。前記雌ネジグループの三個は120度間隔であり、
また、透孔グループの三個も120度間隔である。チャ
ック3自体に設けられている締孔3aには後述するよう
に二つの異なる形態があり、チャック連結部6は前記雌
ネジグループと透孔グループの各単位で締孔3aの各形
態に対応する。
せる台座部5aに60度間隔で穿設した六個の孔であ
る。このチャック連結部6は、チャック3自体に120
度間隔で設けられている取付用の締孔3a,3a,3a
に対応させて設けられており、六個の孔のうちの三個が
雌ネジ6aであり、残りの三個が段付きの透孔6bであ
る。前記雌ネジグループの三個は120度間隔であり、
また、透孔グループの三個も120度間隔である。チャ
ック3自体に設けられている締孔3aには後述するよう
に二つの異なる形態があり、チャック連結部6は前記雌
ネジグループと透孔グループの各単位で締孔3aの各形
態に対応する。
【0014】前記テーブル連結部7は、基盤プレート5
の翼形片5bの先端に開設したU字状の切欠である。も
ちろんテーブル連結部7はT溝ボルト8を通す孔形態で
もよい。このテーブル連結部7にテーブル1のT溝2に
装着したT溝ボルト8をスライドさせて横から嵌め入れ
る。なお、実施形態のようにテーブル連結部7が先端開
口状の切欠であると、基盤プレート5をテーブル1に置
いたまま、つまり基盤プレート5を持ち上げずともT溝
ボルト8をスライドさせて横から嵌め入れることができ
る。従って、チャック取付治具4が重くて持ち上げ難い
場合や、図4のようにチャック取付治具4にチャック3
を先付けすることで重量が重くなって持ち上げ難い場合
に優れた効果を発揮する。
の翼形片5bの先端に開設したU字状の切欠である。も
ちろんテーブル連結部7はT溝ボルト8を通す孔形態で
もよい。このテーブル連結部7にテーブル1のT溝2に
装着したT溝ボルト8をスライドさせて横から嵌め入れ
る。なお、実施形態のようにテーブル連結部7が先端開
口状の切欠であると、基盤プレート5をテーブル1に置
いたまま、つまり基盤プレート5を持ち上げずともT溝
ボルト8をスライドさせて横から嵌め入れることができ
る。従って、チャック取付治具4が重くて持ち上げ難い
場合や、図4のようにチャック取付治具4にチャック3
を先付けすることで重量が重くなって持ち上げ難い場合
に優れた効果を発揮する。
【0015】次ぎに、本発明のチャック取付治具4の使
用方法について説明する。先ず、基盤プレート5の台座
部5aにチャック3を設置する。このときチャック3の
下面が台座部5aの環状部5dに嵌って位置決めされ
る。この状態で基盤プレート5のチャック連結部6とチ
ャック3の締孔3aをボルト9で締め付けて両者を一体
化する。チャック3の締孔3aは、図2のように段付き
孔形態で雌ネジのないものと、図4のように雌ネジを刻
設したものの何れかであり、締孔3aが前者であれば図
2のようにチャック3側からボルト9を通してチャック
連結部6の雌ネジ6aに締め付け、また、締孔3aが後
者であれば図4のように基盤プレート5の裏側からボル
ト9を通してチャック3側の雌ネジ付き締孔3aに締め
付ける。
用方法について説明する。先ず、基盤プレート5の台座
部5aにチャック3を設置する。このときチャック3の
下面が台座部5aの環状部5dに嵌って位置決めされ
る。この状態で基盤プレート5のチャック連結部6とチ
ャック3の締孔3aをボルト9で締め付けて両者を一体
化する。チャック3の締孔3aは、図2のように段付き
孔形態で雌ネジのないものと、図4のように雌ネジを刻
設したものの何れかであり、締孔3aが前者であれば図
2のようにチャック3側からボルト9を通してチャック
連結部6の雌ネジ6aに締め付け、また、締孔3aが後
者であれば図4のように基盤プレート5の裏側からボル
ト9を通してチャック3側の雌ネジ付き締孔3aに締め
付ける。
【0016】次ぎに、テーブル1の上面所定位置にチャ
ック取付治具4を設置し、基盤プレート5のテーブル連
結部7にT溝ボルト8を嵌め入れてナット10を締め付
ける。そうするとチャック取付治具4がテーブル1に固
定され、そのチャック取付治具4を介してチャック3が
テーブル1に固定される。この状態でチャック3にワー
クを取り付ければ、チャック3の固定が確実で狂わない
ため、高精度な加工が可能である。
ック取付治具4を設置し、基盤プレート5のテーブル連
結部7にT溝ボルト8を嵌め入れてナット10を締め付
ける。そうするとチャック取付治具4がテーブル1に固
定され、そのチャック取付治具4を介してチャック3が
テーブル1に固定される。この状態でチャック3にワー
クを取り付ければ、チャック3の固定が確実で狂わない
ため、高精度な加工が可能である。
【0017】次ぎに、工作機械を作動させて前記ワーク
を加工すると、油と切粉がチャック3の内部を通って基
盤プレート5の貫通孔5cに入り、それが貫通孔5cか
らトンネル溝5eを通って外部に排出される。従って、
チャック3内部や基盤プレート5の中に油と切粉が溜ま
らないから連続加工が可能である。ちなみに、図5に示
した従来のチャック取付構造では、チャック3内に切粉
が溜まるため、定期的にチャック3を外して切粉を除去
する必要があり、その分作業効率が悪い。
を加工すると、油と切粉がチャック3の内部を通って基
盤プレート5の貫通孔5cに入り、それが貫通孔5cか
らトンネル溝5eを通って外部に排出される。従って、
チャック3内部や基盤プレート5の中に油と切粉が溜ま
らないから連続加工が可能である。ちなみに、図5に示
した従来のチャック取付構造では、チャック3内に切粉
が溜まるため、定期的にチャック3を外して切粉を除去
する必要があり、その分作業効率が悪い。
【発明の効果】以上のように本発明の工作機械用チャッ
ク取付治具は、 チャックの設置と固定が簡単で作業性がよい、 T溝ボルトの伸びや曲がりによる影響を殆ど受けない
ため、チャックの取付精度、ひいては工作機械の加工精
度が向上する、 チャックの両横に張り出す部分を少なくすることがで
きるため、複数のチャックを並べるような場合にチャッ
ク同士の間隔を詰めることができるからロスが少ない、 チャックの上面に余分な部品が突出しないため、工具
の邪魔になる要素がない、 チャックを基盤プレートの厚み分だけ嵩上げしてワー
クと工具の距離を短縮することができるため、加工効率
が向上する、 などの優れた効果を発揮する。
ク取付治具は、 チャックの設置と固定が簡単で作業性がよい、 T溝ボルトの伸びや曲がりによる影響を殆ど受けない
ため、チャックの取付精度、ひいては工作機械の加工精
度が向上する、 チャックの両横に張り出す部分を少なくすることがで
きるため、複数のチャックを並べるような場合にチャッ
ク同士の間隔を詰めることができるからロスが少ない、 チャックの上面に余分な部品が突出しないため、工具
の邪魔になる要素がない、 チャックを基盤プレートの厚み分だけ嵩上げしてワー
クと工具の距離を短縮することができるため、加工効率
が向上する、 などの優れた効果を発揮する。
【0018】また、請求項2に記載したように、前記基
盤プレートに、前記チャックを載せる部分に貫通孔を穿
設し、さらに基盤プレートの下面に貫通孔と外部を繋ぐ
トンネル溝を形成したことにより、前記トンネル溝から
油と切粉が自然に排出されるため、チャック内部や基盤
プレート内に油と切粉が溜まらない。従って、定期的な
切粉の除去作業が不要になるため作業性が格段に向上す
る。なお、チャック自体の下面に切粉を排出するトンネ
ル溝を形成した場合(具体的には、図2のトンネル溝5
eをチャック3の下面にそっくりそのまま形成すればよ
い。)には、本発明のチャック取付治具を使用しなくと
も、切粉の除去作業が不要になる効果が得られる。
盤プレートに、前記チャックを載せる部分に貫通孔を穿
設し、さらに基盤プレートの下面に貫通孔と外部を繋ぐ
トンネル溝を形成したことにより、前記トンネル溝から
油と切粉が自然に排出されるため、チャック内部や基盤
プレート内に油と切粉が溜まらない。従って、定期的な
切粉の除去作業が不要になるため作業性が格段に向上す
る。なお、チャック自体の下面に切粉を排出するトンネ
ル溝を形成した場合(具体的には、図2のトンネル溝5
eをチャック3の下面にそっくりそのまま形成すればよ
い。)には、本発明のチャック取付治具を使用しなくと
も、切粉の除去作業が不要になる効果が得られる。
【0019】また、請求項3に記載したように、チャッ
ク連結部は、一部を雌ネジとし、また、他の一部を透孔
とし、チャック側からボルトを通して前記雌ネジに締め
付ける締め付け構造と、基盤プレートの裏側からボルト
を通してチャック側の雌ネジ付き締孔に締め付ける締め
付け構造の双方に対応させ得るようにすれば、一つのチ
ャック取付治具で異なる締孔構造のチャックに対応する
ことができる。
ク連結部は、一部を雌ネジとし、また、他の一部を透孔
とし、チャック側からボルトを通して前記雌ネジに締め
付ける締め付け構造と、基盤プレートの裏側からボルト
を通してチャック側の雌ネジ付き締孔に締め付ける締め
付け構造の双方に対応させ得るようにすれば、一つのチ
ャック取付治具で異なる締孔構造のチャックに対応する
ことができる。
【図1】 使用状態を説明する分解斜視図である。
【図2】 使用状態を示す断面正面図である。
【図3】 チャック取付治具の平面図である。
【図4】 他の使用状態を示す断面正面図である。
【図5】 従来例を示す斜視図である。
1 …テーブル 2 …T溝 3 …チャック 3a…締孔 4 …チャック取付治具 5 …基盤プレート 5c…貫通孔 5e…トンネル溝 6 …チャック連結部 6a…雌ネジ 6b…透孔 7 …テーブル連結部 8 …T溝ボルト 9 …ボルト
Claims (3)
- 【請求項1】 T溝を有するテーブルに対してワークを
保持するためのチャックを取り付けるチャック取付治具
であって、 前記テーブルとチャックの間に介在させる基盤プレート
と、 前記チャックに設けられている取付用の締孔に対応させ
て前記基盤プレートに設けたチャック連結部と、 前記テーブルのT溝に装着したT溝ボルトを嵌め入れる
ために前記基盤プレートに設けたテーブル連結部と、 からなることを特徴とする工作機械用チャック取付治
具。 - 【請求項2】 前記基盤プレートに、前記チャックを載
せる部分に貫通孔を穿設し、さらに基盤プレートの下面
に貫通孔と外部を繋ぐトンネル溝を形成してなることを
特徴とする請求項1記載の工作機械用チャック取付治
具。 - 【請求項3】 前記チャック連結部は、一部を雌ネジと
し、また、他の一部を透孔とし、チャック側の前記締孔
からボルトを通して前記雌ネジに締め付ける締め付け構
造と、基盤プレートの裏側からボルトを通してチャック
側の雌ネジ付き締孔に締め付ける締め付け構造の双方に
対応させ得るようにしたことを特徴とする請求項1又は
2記載の工作機械用チャック取付治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19238098A JP2000005957A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 工作機械用チャック取付治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19238098A JP2000005957A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 工作機械用チャック取付治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000005957A true JP2000005957A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16290343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19238098A Pending JP2000005957A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 工作機械用チャック取付治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000005957A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005034863A (ja) * | 2003-07-18 | 2005-02-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 摩擦攪拌接合方法及び装置 |
JP2005329480A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Nishimura Press Kogyosho:Kk | 機器に用いる他部材取付用治具 |
KR100965186B1 (ko) | 2008-09-17 | 2010-06-24 | (주)두선 | 자동변속기용 오일펌프 커버 고정방법 및 고정장치 |
KR100996425B1 (ko) * | 2008-09-17 | 2010-12-03 | (주)두선 | 자동변속기용 오일펌프 커버 가공용 특수지그 |
CN102922497A (zh) * | 2012-10-09 | 2013-02-13 | 中船澄西船舶修造有限公司 | 辅机连杆修理工作台 |
EP2783776A1 (en) * | 2013-03-27 | 2014-10-01 | Vertex Machinery Works Co., Ltd. | Upright chuck assembly |
-
1998
- 1998-06-22 JP JP19238098A patent/JP2000005957A/ja active Pending
Cited By (6)
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