JP2000005598A - 疎水性吸着剤の製造法 - Google Patents

疎水性吸着剤の製造法

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JP2000005598A
JP2000005598A JP10178676A JP17867698A JP2000005598A JP 2000005598 A JP2000005598 A JP 2000005598A JP 10178676 A JP10178676 A JP 10178676A JP 17867698 A JP17867698 A JP 17867698A JP 2000005598 A JP2000005598 A JP 2000005598A
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methacrylate
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acrylate
particulate polymer
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Michio Butsugan
道男 佛願
Tetsuya Aoyama
哲也 青山
Yugo Kumagai
雄五 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性に優れ、少量の有機溶媒で疎水性試
薬、疎水性蛋白質などが効率良く回収でき、しかも、本
吸着剤を逆相クロマトグラフィ用充填剤として使用した
場合、分離特性に優れ、シャープな分離ピークが得られ
る疎水性吸着剤を簡単に効率良く製造できる製造法を提
供する。 【解決手段】 ハロゲン又はグリシジル基を有し、溶解
性パラメーター値が10.5〜17.0(cal/cm31/2
の範囲内である粒子状重合体内のハロゲン又はグリシジ
ル基に対して、炭素数が4〜20の脂肪族一価アルコー
ル又はフェノールを反応させることを特徴とする疎水性
吸着剤の製造法及び水酸基又はグリシジル基を有し、溶
解性パラメーター値が10.5〜17.0(cal/cm3
1/2の範囲内である粒子状重合体内の水酸基又はグリシ
ジル基に対して、炭素数4〜20の脂肪族一価ハロゲン
化アルキルを反応させることを特徴とする疎水性吸着剤
の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水溶液中の疎水性
試薬、疎水性蛋白質の吸着、回収に有効な疎水性吸着剤
の製造法に関する。さらに詳しくは、逆相液体クロマト
グラフィ用の充填剤としての疎水性吸着剤の製造法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、疎水性吸着剤としては一般的
に下記のものが知られている。
【0003】(1)シリカゲルの表面をオクタデシル基
等の炭化水素基を有するシランカップリング剤で化学修
飾した化学結合型シリカゲル(ジェイ・ジェイ・カーク
ランド、ジェイ・ジェイ・デスティファノ著、Journal
of Chromatography Science、第8巻、第309頁、1970
年) (2)スチレン−ジビニルベンゼン共重合体粒子(エム
・ディー・グリーサー、ディ−・ジェ・ピットザック
著、アナリティカル・ケミストリー(Analytical Chemi
stry)、第45巻、第1383頁、1973年) (3)長鎖アルキル鎖を有するメタクリル酸エステル系
共重合体粒子(特開昭62−90533号公報) (4)長鎖アルキル鎖を有するメタクリル酸エステルと
エチレングリコール鎖を有するメタクリル酸エステルと
を共重合した粒子(特公平7−78499号公報)
【0004】しかし、上記(1)の疎水性吸着剤につい
ては、シリカゲルがアルカリに弱く、溶離液等のpHが2
〜8の領域に制限されていて全てのpH範囲で用いること
が出来ないという欠点がある。さらに、シリカ表面の全
てのシラノール基にカップリング剤を化学結合させるこ
とは難しく、未反応のシラノール基が残存していること
から、塩基性の試料が特異的に吸着されるという問題点
もある。また、上記(2)〜(4)の疎水性吸着剤は、
上記(1)の疎水性吸着剤のシリカゲルの問題点は解決
しているものの、疎水基が、粒子内部まで存在するた
め、吸着させた物質を回収するためには大量の疎水性有
機溶媒等が必要になり、少量では回収率が下がるという
問題があった。また、逆相クロマトグラフィー用充填剤
として使用した場合、分離ピークがブロードになり易い
などの問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】請求項1及び2記載の
発明は、耐久性に優れ、少量の有機溶媒で疎水性試薬、
疎水性蛋白質などが効率良く回収でき、しかも、本吸着
剤を逆相クロマトグラフィ用充填剤として使用した場
合、分離特性に優れ、シャープな分離ピークが得られる
疎水性吸着剤を簡単に効率良く製造できる製造法を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハロゲン又は
グリシジル基を有し、溶解性パラメーター値が10.5
〜17.0(cal/cm31/2の範囲内である粒子状重合体
内のハロゲン又はグリシジル基に対して、炭素数が4〜
20の脂肪族一価アルコール又はフェノールを反応させ
ることを特徴とする疎水性吸着剤の製造法に関する。ま
た、本発明は、水酸基又はグリシジル基を有し、溶解性
パラメーター値が10.5〜17.0(cal/cm31/2
範囲内である粒子状重合体内の水酸基又はグリシジル基
に対して、炭素数4〜20の脂肪族一価ハロゲン化アル
キルを反応させることを特徴とする疎水性吸着剤の製造
法に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明における疎水性吸着剤の製
造方法について以下に詳しく説明する。本発明におい
て、粒子状重合体は、ハロゲン、グリシジル基又は水酸
基を有する。また、その粒子状重合体は、溶解性パラメ
ーター値として10.5〜17.0(cal/cm31/2の範
囲内のものである。少量の有機溶媒で水溶液中の疎水性
試薬や疎水性蛋白質などが効率よく回収でき、しかも、
シャープな分離ピークが得られるという本発明の吸着剤
の効果の観点から、14.0〜17.0(cal/cm31/2
の範囲内であることがより好ましい。粒子状重合体のS
P値として、10.5未満では、蛋白質等の回収におい
て、有機溶剤を大量に必要としたり、回収率が低下した
り、さらに、充填剤とした場合、シャープな分離ピーク
等の分離特性が得られなくなる傾向にある。従って、粒
子状重合体のSP値は、10.5以上であることが必要
であるが、17.0を超えると粒子状重合体の重合が困
難になるため、17.0以下にすることが必要である。
【0008】本発明の上記、粒子状重合体は、非架橋性
重合性単量体と架橋性重合性単量体との重合性の炭素−
炭素間二重結合の共重合反応によって形成できる。本発
明において、粒子状重合体を構成べき非架橋性重合性単
量体と架橋性重合性単量体は、使用する非架橋性重合性
単量体と架橋性重合性単量体のSP値及びその配合比か
ら計算したSP値が、10.5〜17.0(cal/cm3
1/2の範囲内になるようにその使用する非架橋性重合性
単量体と架橋性重合性単量体の種類とその配合を選択さ
れる。なお、非架橋性重合性単量体と架橋性重合性単量
体の各SP値及びその配合比からの粒子状重合体のSP
値を計算する方法は、Fedorsの方法「技術者のための実
学高分子」、1981年、講談社発行、71〜77頁に記載され
算出できる。
【0009】非架橋性重合性単量体としては、1分子中
に1個の重合性の炭素−炭素間二重結合を有する単量体
であり、粒子状重合体を得た後に、その粒子表面に炭素
数4〜20の脂肪族炭化水素基又はフェニル基を導入で
きるように、水酸基、エポキシ基又はハロゲン等を有す
る非架橋重合性単量体であることが好ましい。好ましい
非架橋性重合性単量体としては、アクリル系及びメタク
リル系の非架橋性重合性単量体が挙げられ、アクリル
酸、メタクリル酸の誘導体が挙げられる。
【0010】水酸基を有するアクリル酸、メタクリル酸
の誘導体としては、アクリル酸ヒドロキシエチル、アク
リル酸ヒドロキシプロピル、アクリル酸ヒドロキシブチ
ル、アクリル酸2−ヒドロキシ−3−フエニルオキシプ
ロピル、2−ヒドロキシエチルアクリレート、4−ヒド
ロキシブチルアクリレート、ネオぺンチルグリコールモ
ノアクリレート、テトラメチロールメタントリアクリレ
ート等、メタクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸
ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ヒドロキシブチル、
メタクリル酸2−ヒドロキシ−3−フエニルオキシプロ
ピルさらに2−ヒドロキシエチルメタアクリレート、4
−ヒドロキシブチルメタアクリレート、ネオぺンチルグ
リコールモノメタアクリレート、テトラメチロールメタ
ントリメタアクリレート等が挙げられる。
【0011】エポキシ基を有するアクリル酸、メタクリ
ル酸の誘導体としては、例えば、アクリル酸グリシジ
ル、メタクリル酸グリシジル、グリシジルクロネート、
グリシジルイタコネート、グリシジルフマレート、グリ
シジルマレート等が挙げられる。ハロゲンを有するアク
リル酸、メタクリル酸の誘導体としては、例えば、メタ
クリル酸クロロメチル、メタクリル酸クロロエチル、メ
タクリル酸クロロブチル等が挙げられる。
【0012】また、粒子状重合体を構成する非架橋性重
合性単量体と架橋性重合性単量体のSP値の配合比から
計算した粒子状重合体のSP値として、10.5〜1
7.0(cal/cm31/2の範囲内において、上記以外の他
の非架橋性重合性単量体を併用することもできる。
【0013】このような非架橋性重合性単量体として
は、例えば、アルキルオキシ基を有するアクリル酸、メ
タクリル酸の誘導体としては、アクリル酸メトキシエチ
ル、アクリル酸エトキシエチル、アクリル酸プロポキシ
エチル、アクリル酸ブトキシエチル、アクリル酸メトキ
シジエチレングリコール、アクリル酸エトキシジエチレ
ングリコール、アクリル酸メトキシエチレングリコー
ル、アクリル酸ブトキシトリエチレングリコール、アク
リル酸メトキシジプロピレングリコール等、メタクリル
酸メトキシエチル、メタクリル酸エトキシエチル、メタ
クリル酸プロポキシエチル、メタクリル酸ブトキシエチ
ル、メタクリル酸メトキシジエチレングリコール、メタ
クリル酸エトキシジエチレングリコール、メタクリル酸
メトキシエチレングリコール、メタクリル酸ブトキシト
リエチレングリコール、メタクリル酸メトキシジプロピ
レングリコール等が挙げられる。
【0014】また、アリールオキシ基又はアラルキルオ
キシ基を有するものとして、アクリル酸フエノキシエチ
ル、アクリル酸フエノキシジエチレングリコール、アク
リル酸フエノキシテトラエチレングリコール、アクリル
酸ベンジル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸テ
トラヒドロフルフリル等、メタクリル酸フエノキシエチ
ル、メタクリル酸フエノキシジエチレングリコール、メ
タクリル酸フエノキシテトラエチレングリコール、メタ
クリル酸ベンジル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタ
クリル酸テトラヒドロフルフリル等が挙げられる。
【0015】また、その他のものとして、アクリル酸ジ
シクロペンテニル、メタクリル酸ジシクロペンテニル、
アクリル酸ジシクロペンテニルオキシエチル、メタクリ
ル酸ジシクロペンテニルオキシエチル、アクリル酸N−
ビニル−2−ピロリドン、メタクリル酸N−ビニル−2
−ピロリドン等が挙げられる。
【0016】炭化水素基を有するアクリル酸、メタクリ
ル酸の誘導体としては、例えば、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸ペンチル、アクリル酸ヘキシル、アクリ
ル酸ヘプチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ノニ
ル、アクリル酸デシル、アクリル酸ウンデシル、アクリ
ル酸ドデシル等、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メ
タクリル酸ペンチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリ
ル酸ヘプチル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ノ
ニル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ウンデシル、
メタクリル酸ドデシル等が挙げられる。
【0017】また、スチレン系単量体類、例えば、スチ
レン、モノヒドロキシスチレン、ジヒドロキシスチレ
ン、トリヒドロキシスチレン、テトラヒドロキシスチレ
ン、ペンタヒドロキシスチレン、モノメチルヒドロキシ
スチレン、ジメチルヒドロキシスチレン、トリメチルヒ
ドロキシスチレン、テトラメチルヒドロキシスチレン、
ペンタメチルヒドロキシスチレン、モノエチルヒドロキ
シスチレン、ジエチルヒドロキシスチレン、トリエチル
ヒドロキシスチレン、テトラエチルヒドロキシスチレ
ン、ペンタエチルヒドロキシスチレン、モノプロピルヒ
ドロキシスチレン、ジプロピルヒドロキシスチレン、ト
リプロピルヒドロキシスチレン、テトラプロピルヒドロ
キシスチレン、ペンタプロピルヒドロキシスチレン、モ
ノブチルヒドロキシスチレン、ジブチルヒドロキシスチ
レン、トリブチルヒドロキシスチレン、テトラブチルヒ
ドロキシスチレン、ペンタブチルヒドロキシスチレン等
が挙げらる。これら非架橋性重合性単量体の数種類を混
合して使用してもよい。
【0018】架橋性重合性単量体は、1分子中に2個以
上の重合性基を有する単量体である。架橋性重合性単量
体としては、例えば、エチレングリコールジアクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、プロピレン
グリコールジアクリレート、プロピレングリコールジメ
タクリレート、1,3−ブチレングリコールジアクリレ
ート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート等
のアルキレングリコールジビニルエステル、ポリエチレ
ングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコール
ジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリ
レート、ポリプロピレングリコールジメタクリレート等
のポリアルキレングリコールのジアクリル酸エステル又
はポリアルキレングリコールのジメタクリル酸エステ
ル、グリセリンのジ又はトリアクリレート、グリセリン
のジ又はトリメタクリレート、トリメチロールプロパン
のジ又はトリアクリレート、トリメチロールプロパンの
ジ又はトリメタクリレート、テトラメチロールメタンの
ジ、トリ又はテトラアクリレート、テトラメチロールメ
タンのジ、トリ又はテトラメタクリレート等の多価アル
コールポリアクリル酸エステル又は多価アルコールポリ
メタクリル酸エステル等が挙げられる。
【0019】架橋性重合性単量体の側鎖にグリシジル
基、ヒドロキシ又はハロゲン化誘導体を含有しているも
のでもよい。これら具体例に限定されるものではなく、
さらに、数種類の架橋性重合性単量体を混合して使用し
てもよい。
【0020】これらの架橋性重合性単量体の配合量は、
共重合に使用する架橋性重合性単量体及び非架橋性重合
性単量体の総量に対して、少なくとも10重量%以上を
使用することが好ましい。10重量%未満では粒子状重
合体の強度が劣る傾向にある。
【0021】粒子状重合体の合成のために共重合に供
し、粒子状重合体を構成する前記非架橋性重合性単量体
と架橋性重合性単量体の配合において、粒子状重合体を
構成する非架橋性重合性単量体と架橋性重合性単量体の
各SP値の配合比から計算した粒子状重合体のSP値
が、10.5〜17.0(cal/cm31/2の範囲となるよ
うに非架橋性重合性単量体、架橋性重合性単量体及びそ
の配合比を決定することが好ましい。SP値が、10.
5未満では、蛋白質の回収において、有機溶剤を大量に
必要としたり、その回収率が低下したり、充填剤とした
場合にシャープな分離ピーク等の分離特性が得られなく
なる傾向にあり、SP値が、17.0を超えると粒子状
重合体の重合が困難になる傾向にある。
【0022】また、粒子状重合体の重合体鎖に対し、疎
水性吸着基として炭素数が4〜20の脂肪族炭化水素基
又はフェニル基を化学結合できるよう、粒子状重合体を
構成する前記の非架橋性重合性単量体と架橋性重合性単
量体の配合において、水酸基、グリシジル基またはハロ
ゲンを10μM/g〜7mM/gの範囲となるように非
架橋性重合性単量体、架橋性重合性単量体及びその配合
比を決定することが好ましい。水酸基、グリシジル基ま
たはハロゲンが10μM/g未満であると後に疎水性吸
着基として炭素数4〜20の脂肪族炭化水素基又はフェ
ニル基の導入量が少なくなり、得られる疎水吸着剤が十
分な疎水吸着能を発揮できなくなる傾向にあり、7mM
/gを超えると得られる疎水吸着剤の架橋度が不足し、
耐圧性が劣る傾向にある。
【0023】共重合の方法は懸濁重合法、分散重合、ソ
ープフリー重合等球状粒子が得られる重合法であれば特
に間題はないが、重合の容易さから懸濁重合が好まし
い。懸濁重合法の一般的な方法を次に示す。
【0024】非架橋性重合性単量体と架橋性重合性単量
体は、必要に応じて水と相溶しない不活性の有機溶媒の
存在下に懸濁重合させ、粒子状重合体とされる。添加で
きる有機溶媒としては、重合分散媒である水に対して不
溶又は難溶性(水への溶解度が25℃で水100gに対
しての溶解量が3g以下)で有ることが必要である。こ
のような有機溶媒としては、酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、酢酸ブチル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル
等の脂肪族又は芳香族エステル、トルエン、ベンゼン、
キシレン等の芳香族炭化水素等、酢酸エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、ヘキサン、オクタン、デカン、
アミルアルコール、ヘキシルアルコール、ヘプチルアル
コール、オクチルアルコール等の難溶性アルコール類
等、公知のものが使用できる。これらは得られる重合体
の元となる単量体の種類によって適宜使い分けられ、単
独又は複数種類併用してもよい。
【0025】これらの溶媒の配合割合は、多孔性の観点
から非架橋性重合性単量体及び架橋性重合性単量体の総
量に対して5〜300重量%、好ましくは20〜200
重量%、より好ましくは50〜100重量%にされる。
この配合割合が5重量%未満であったり、300重量%
を超えると重合系が不安定となり所望の多孔性が得られ
にくくなる傾向となる。
【0026】懸濁重合は、重合開始剤の存在下で行う。
重合開始剤としては、過酸化物系ラジカル開始剤、アゾ
系ラジカル開始剤が好ましく、例えば、過酸化ベンゾイ
ル、過安息香酸2−エチルヘキシル、過酸化アセチル、
過酸化イソブチリル、過酸化オクタノイル、過酸化ラウ
ロイル、過酸化ジtert−ブチル、クメンヒドロペルオキ
シド、メチルエチルケトンペルオキシド、4,4,6−
トリメチルシクロヘキサノンジtert−ブチルペルオキシ
ケタール、シクロヘキサノンペルオキシド、メチルシク
ロヘキサノンペルオキシド、アセチルアセトンペルオキ
シド、シクロヘキサノンジ−tert−ブチルペルオキシケ
タール、アセトンジ−tert−ブチルペルオキシケター
ル、ジイソプロピルヒドロペルオキシド等の過酸化物系
ラジカル重合開始剤、2、2′−アゾビスイソブチロニ
トリル、2、2′−アゾビス(2、4−ジメチルバレロ
ニトリル)、(1−フェニルエチル)アゾジフェニルメ
タン、2、2′−アゾビス(4−メトキシー2、4−ジ
メチルバレロニトリル)、ジメチル2、2′−アゾビス
イソブチレート、2、2′−アゾビス(2−メチルブチ
ロニトリル)、1、1′−アゾビス(1−シクロヘキサ
ンカーボニトリル)、2−(カーバモイルアゾ)イソブ
チロニトリル、2、2′−アゾビス(2、4、4−トリ
メチルペンタン)、2−フェニルアゾー2、4−ジメチ
ル−4−メトキシバレロニトリル、2、2′−アゾビス
(2−メチルプロパン)等のアゾ系重合開始剤が挙げら
れる。これらのラジカル重合開始剤を1種又は2種以上
使用することができる。
【0027】ラジカル重合開始剤の使用量は、単量体の
種類などにより適宜決められるものであるが、好ましく
は、重合性の炭素−炭素間二重結合を1個有する単量体
100重量部に対して0.1〜10重量部使用される。
使用量が0.1重量部未満では重合時間が長くなり、ま
た未反応の単量体が重合体微粒子中に残存する傾向とな
り好ましくない。一方、使用量が10重量部を越える場
合は重合開始剤が無駄であるばかりでなく、重合中の発
熱制御が困難で、分子鎖長が不十分等の問題が発生する
傾向となる。
【0028】重合に際しては分散媒中のモノマーの油滴
を安定させるためにゼラチン、ポリビニルアルコール、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、あるいは、ヒドロキシアパタ
イト等の分散剤を使用する。水相の量は有機溶媒とほぼ
同等以上で、20倍程度まで使用される。また、粒径調
節等のために必要に応じて分散助剤として陰イオン系界
面活性剤を重合系に添加したり、単量体や水と相溶しな
い有機溶媒の水への溶解性を低下させる等のために水溶
性無機塩を重合系に添加することもできる。重合反応
は、通常、50〜95℃の温度範囲で、3〜20時間程
度行われる。重合終了後は、必要に応じて、塩酸などを
用いてろ過洗浄する。
【0029】本発明の疎水性吸着剤の製造において、疎
水性吸着剤は、上記で得られた溶解性パラメーターが1
0.5〜17.0(cal/cm31/2の範囲である粒子状重
合体の重合体鎖のハロゲン又はグリシジル基と疎水性吸
着基としての炭素数が4〜20の脂肪族一価アルコール
又はフェノールを反応することにより製造できる。炭素
数が4〜20の脂肪族一価アルコールとしては、例え
ば、炭素数4〜20の脂肪族飽和一価アルコールとして
は、ブチルアルコール、アミルアルコール、ヘキシルア
ルコール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール、
ノニルアルコール、デシルアルコール、ウンデシルアル
コール、ラウリルアルコール、トリデシルアルコール、
ミリスチルアルコール、ペンタデシルアルコール、セチ
ルアルコール、ヘプタデシルアルコール、ステアリルア
ルコール、ノナデシルアルコール、エイコシルアルコー
ル等が挙げられる。
【0030】粒子状重合体の重合体鎖に、化学結合によ
り炭素数が4〜20の脂肪族炭化水素基又はフェニル基
を導入するには、粒子状重合体中に水酸基、グリシジル
基又はハロゲンを10μM/g〜7mM/gの範囲で有
することが必要である。粒子状重合体中の水酸基、グリ
シジル基またはハロゲンが、10μM/g未満である
と、疎水性官能基が十分導入できなくなる傾向にあり、
7mM/gを超えると、粒子強度が劣る傾向にある。粒
子状重合体に対し、炭素数が4〜20の脂肪族炭化水素
基又はフェニル基の導入は、エステル結合で導入した場
合は耐久性が劣ることがあることから、エーテル結合に
よることが好ましい。
【0031】本発明における、溶解性パラメーターが1
0.5〜17.0(cal/cm31/2の範囲である粒子状重
合体の重合体鎖のハロゲン又はグリシジル基と炭素数が
4〜20の脂肪族一価アルコール又はフェノールとの反
応は、通常溶媒中で行われる。この溶媒としては、上述
の試薬を溶解し、反応しない溶媒であれば、特に制限は
なく、一般にジメチルスルホキシド、N,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセト
ン、テトラヒドロフラン、トルエン、キシレン等の有機
溶媒が用いられる。
【0032】本発明における、粒子状重合体と反応させ
る炭素数が4〜20の脂肪族一価アルコール又はフェノ
ールの溶液濃度は、薄過ぎると反応の進行が遅くなるた
め1重量%以上であることが好ましい。フェノールの溶
液濃度が、1重量%未満であると反応の進行が遅くなる
傾向となる。本発明における、反応温度は用いる溶媒の
融点以上、沸点以下であれば特に制限はない。また、反
応助剤として、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等、トリ
メチルアミン、トリフェニルフォスフィン等を使用す
る。その量は特に限定しないが反応させる試薬と1/2
0モル以上〜2倍程度が望ましい。また、反応時間は、
短過ぎると反応が進行しない傾向となり、少なくとも1
5分以上行うことが好ましい。また、必要ならば炭素数
が4〜20の脂肪族炭化水素基又はフェニル基を導入
後、残存エポキシ基等を加水分解し架橋重合体のSP値
を上げるために、0.3N〜5Nの硫酸等で加水分解を
行うこともできる。
【0033】また、本発明の疎水性吸着剤の製造におい
て、溶解性パラメーターが10.5〜17.0(cal/cm
31/2の範囲である粒子状重合体が水酸基またはグリシ
ジル基を有する場合、炭素数1〜20の脂肪族一価ハロ
ゲン化アルキルのハロゲンを反応することにより製造で
きる。炭素数4〜20の脂肪族一価ハロゲン価アルキル
としては、前記脂肪族一価アルコールの第一水酸基が、
塩素、臭素原子に置換されたもので、例えば、1−クロ
ロブタン、1−クロロペンタン、1−クロロオクタン、
1−クロロデカン、1−クロロドデカン、1−クロロペ
ンタデカン、1−クロロオクタデカン、1−クロロエイ
コサン等が挙げられる。反応条件は、前記炭素数4〜2
0の脂肪族一価アルコールの変わりに炭素数4〜20の
脂肪族一価ハロゲン価アルキルを用いる以外は前記と同
様に行う。
【0034】本発明に用いられるSP値が10.5〜1
7.0(cal/cm31/2である粒子状重合体の粒子径は、
好ましくは、3〜500μmの範囲であり、より好まし
くは、5〜50μmの範囲である。粒子径が、3μm未
満であると、カラムの圧力が上昇する傾向にあり、50
0μmを超えると、カラム充填した場合の分離能が悪く
なる傾向にある。
【0035】
【実施例】次に、実施例により本発明を説明する。
【0036】実施例1 (1)疎水性吸着剤の製造 エチレングリコールジメタクリレー卜18g、テトラメ
チロールメタントリメタクリレート21g、グリシジル
メタクリレート165g、酢酸n−ブチル70g、イソ
アミルアルコール130g及びアゾビスイノブチロニト
リル0.9gの混合物を0.5重量%メチルセルロース
水溶液1000gに加え、90℃で10時間懸濁重合さ
せた。反応液を冷却した後、生成した共重合体を濾過
し、水洗、メタノール洗浄して、次いで、60℃で15
時間乾燥し、分級して平均粒子径15μm、SP値1
0.9、エポキシ基含有量5.7mM/gの架橋性粒子
状重合体を得た。上記粒子100gにキシレン500m
l、フェノール150g、トリフェニルフォスフィン5
0gを加え、110℃で8時間反応した。さらに、該粒
子20gを500mlの0.5N硫酸で加水分解し、疎水
性吸着剤を得た。
【0037】(2)疎水性吸着剤の評価 この疎水性吸着剤を用い、ノニオン界面活性剤の吸着量
とその回収率を以下のようにして評価した。まず、0.
05%(W/V)Nonidet P40(ノニオン界面活性剤:
以下、NP40と略す)を含有するトリス塩酸緩衝液
(pH7.0)の280nmにおける吸光度を前もって測定
し、0.05%(W/V)NP40含有トリス塩酸緩衝液
の吸光度(以下、Aと略す)とした。次いで、上記、
0.05%(W/V)NP40含有トリス塩酸緩衝液の1
0gに上記(1)で得た疎水性吸着剤の乾燥ゲル2mlを
添加し、25℃で2時間振とうした。その上澄みの測定
波長280nmにおける吸光度を、吸着後の吸光度(以
下、Bと略す)として測定した。
【0038】さらに、NP40吸着吸着ゲルをガラスロ
ート上でイオン交換水を用いて洗浄し、吸引しながら5
分間風乾する。100mlガラスビーカに洗浄したゲルと
50%アセトニトリル水溶液10gを入れ、0.5時間
振とうした。その上澄みの測定波長280nmにおける吸
光度を、脱着後の吸光度(以下、Cと略す)として測定
した。
【0039】上記の測定値であるA及びBから、ノニオ
ン界面活性剤の吸着量は、式(I)
【数1】 (式中、Aは、0.05%(W/V)NP40含有トリス
塩酸緩衝液の吸光度(280nm)をBは、吸着後の吸光
度(280nm)である)で求められる。吸着量は、得ら
れる疎水性吸着剤の疎水吸着能の指標となる。
【0040】上記の測定値であるA、B及びCから、ノ
ニオン界面活性剤の疎水性吸着剤からの回収率は、式
(II)
【数2】 (式中、Aは、0.05%(W/V)NP40含有トリス
塩酸緩衝液の吸光度(280nm)を、Bは、吸着後の吸
光度(280nm)を、Cは、脱着後の吸光度(280n
m)である)で求められる。回収率は、得られる疎水性
吸着剤からの回収能の指標となる。その結果、吸着量
は、2.1mg/mlで、回収率は、100%と良好であっ
た。
【0041】比較例1 (1)疎水性吸着剤の製造 スチレン40g、ジビニルベンゼン160g、トルエン
200gを1000gのイオン交換水と10%ヒドロキ
シアパタイト500gに加えて、80℃で8時間懸濁重
合させた。反応液を冷却した後、生成した共重合体を濾
過し、塩酸洗浄、水洗、メタノール洗浄した後、60℃
で8時間真空乾燥し、分級し平均粒径15μm、SP値
9.0のスチレン−ジビニルベンゼン共粒子状重合体を
得た。
【0042】(2)疎水性吸着剤の評価 実施例1と同様にして、上記(1)で得られた疎水性吸
着剤を用い疎水性吸着剤を評価した。その結果、吸着量
は、2.2mg/mlで、回収率は、61%であった。従来
のスチレン−ジビニルベンゼン共粒子状重合体である比
較例1の回収率は、SP値10.9の粒子状重合体に疎
水基を化学結合(エーテル結合)を介して導入した実施
例1の回収率と比較し、明らかに低いのもであった。
【0043】比較例2 (1)疎水性吸着剤の製造 ステアリルメタクリレート40g、ポリエチレングリコ
ールメタクリレート60g、テトラメチレングリコール
トリメタクリレート100g、酢酸n−ブチル75g、
イソアミルアルコール125g、イオン交換水1500
g及びアゾビスイソブチロニトリル1.0gの混合物を
0.1重量%メチルセルロース水溶液2リットルに加
え、80℃で6時間懸濁重合させた。反応液を冷却した
後、生成した共重合体を濾過し、水洗、メタノール洗浄
した後、60℃で8時間真空乾燥し、分級し平均粒径1
5μm、SP値10.1の粒子状重合体を得た。
【0044】(2)疎水性吸着剤の評価 実施例1と同様にして、上記(1)で得られた疎水性吸
着剤を用い疎水性吸着剤を評価した。その結果、吸着量
は、2.2mg/mlで、回収率は、77%であった。従来
の長鎖アルキル鎖を有するメタクリル酸エステルとエチ
レングリコール鎖を有するメタクリル酸エステルとを共
重合した粒子である比較例2の回収率は、本発明の実施
例1の回収率と比較し、明らかに低いのもであった。
【0045】比較例3 (1)疎水性吸着剤の製造 エチレングリコールジメタクリレー卜30g、グリシジ
ルメタクリレート80g、メチルメタクリレート90
g、酢酸n−ブチル70g、イソアミルアルコール13
0g及びアゾビスイノブチロニトリル0.9gの混合物
を0.5重量%メチルセルロース水溶液1000gに加
え、90℃で10時間懸濁重合させた。反応液を冷却し
た後、生成した共重合体を濾過し、水洗、メタノール洗
浄して、次いで、60℃で15時間乾燥し、分級して平
均粒子径15μm、SP値10.1、エポキシ基含有量
2.9mM/gの架橋性粒子状重合体を得た。上記粒子
100gにキシレン500ml、フェノール150g、
トリフェニルフォスフィン50gを加え、110℃で8
時間反応した。さらに、該粒子20gを500mlの0.
5N硫酸で加水分解し、疎水性吸着剤を得た。
【0046】(2)疎水性吸着剤の評価 実施例1と同様にして、上記(1)で得られた疎水性吸
着剤を用い疎水性吸着剤を評価した。その結果、吸着量
は、2.1mg/mlで、回収率は、82%であった。疎水
基を粒子状重合体に化学結合を介して導入しても、粒子
状重合体のSP値が10.5以下であると、回収率は低
いことが分かる。
【0047】比較例4 (1)疎水性吸着剤の製造 テトラメチレングリコールトリメタクリレート20g、
123−プロパントリオールアクリリレート180g、
酢酸n−ブチル70g、イソアミルアルコール130g
及びアゾビスイノブチロニトリル0.9gの混合物を
0.5重量%メチルセルロース水溶液1000gに加
え、90℃で10時間懸濁重合させた。しかし、親水性
が強すぎ(SP値17.2)、真球状の粒子は得られ
ず、粒子同士が凝集した。
【0048】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明は、耐久性に
優れ、少量の有機溶媒で疎水性試薬、疎水性蛋白質など
が効率良く回収でき、また、本吸着剤を逆相クロマトグ
ラフィ用充填剤として使用した場合に、分離ピークがシ
ャープに分離できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊谷 雄五 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社山崎工場内 Fターム(参考) 4G066 AB03A AB05A AB05B AB06A AB06B AB11A AB11B AB21A AB21B AD13A AD13B AE04B BA09 CA54 CA56 DA07 EA01 FA03 FA08 FA21 FA33 FA34 FA38 FA40 4J100 AB02P AB07P AL03P AL04P AL08P AL09P AL10P AL39P AL62Q AL66Q AL67P AL67Q BA02P BA03P BA03Q BA04P BA05P BA06P BA08Q BB01P BC04P BC28P BC43H BC43P BC53P BC54P BC68P CA04 FA03 FA21 HA19 HA25 HC09 HE14 JA17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン又はグリシジル基を有し、溶解
    性パラメーター値が10.5〜17.0(cal/cm31/2
    の範囲内である粒子状重合体内のハロゲン又はグリシジ
    ル基に対して、炭素数が4〜20の脂肪族一価アルコー
    ル又はフェノールを反応させることを特徴とする疎水性
    吸着剤の製造法。
  2. 【請求項2】 水酸基又はグリシジル基を有し、溶解性
    パラメーター値が10.5〜17.0(cal/cm31/2
    範囲内である粒子状重合体内の水酸基又はグリシジル基
    に対して、炭素数4〜20の脂肪族一価ハロゲン化アル
    キルを反応させることを特徴とする疎水性吸着剤の製造
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011136329A1 (ja) 2010-04-28 2011-11-03 株式会社日立ハイテクノロジーズ 吸着材及びその製造方法
WO2012161654A1 (en) * 2011-05-20 2012-11-29 National Central University Peptide chromatographic purification assisted by combining of solubility parameter and solution conformation energy calculations

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