JP2000005525A - 超電導磁気分離装置 - Google Patents

超電導磁気分離装置

Info

Publication number
JP2000005525A
JP2000005525A JP17838898A JP17838898A JP2000005525A JP 2000005525 A JP2000005525 A JP 2000005525A JP 17838898 A JP17838898 A JP 17838898A JP 17838898 A JP17838898 A JP 17838898A JP 2000005525 A JP2000005525 A JP 2000005525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
superconducting
filter
superconducting magnet
magnetic separation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17838898A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Isokami
尚志 磯上
Norihide Saho
典英 佐保
Minoru Morita
穣 森田
Michiyuki Sano
理志 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP17838898A priority Critical patent/JP2000005525A/ja
Publication of JP2000005525A publication Critical patent/JP2000005525A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】連続的に処理可能な超電導磁気分離装置を得
る。 【解決手段】液体ヘリウムで浸漬した超電導磁石7を縦
置き(中心軸が鉛直)に設置し、円盤型磁気フィルタ
3、13を前記超電導磁石7両端に配置する。液体ヘリ
ウム槽は上側のみ水平方向に大きく取ることによって液
体ヘリウム保持量を確保し、前記フィルタ3、13を連
続的に回転させることで 連続的に磁気分離を行う。 【効果】液体ヘリウム槽による被処理水流路の干渉が無
いため、効率よくかつ連続的に分離運転が可能となり、
トータルの処理速度を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水中の異物の分
離に利用する磁気分離装置であって、超電導磁石を用い
た高勾配磁気フィルタによる超電導磁気分離装置に関す
る。この発明は、産業排水、生活排水、河川、湖沼、海
洋等の水圏における鉄粉、重金属、固形浮遊物、その他
の強磁性体、常磁性体、反磁性体等の分離除去に利用で
きる。
【0002】
【従来の技術】固液分離等に用いられる磁気分離装置の
例として、超電導磁石を利用した装置の構造が、 例え
ば特開平10-76116号公報に記載されている。本装置は、
製鉄所の排水中の異物を分離除去することを目的とした
装置であり、磁場発生源に超電導磁石を利用している。
【0003】超電導磁石のボア外の磁界空間に磁性体で
構成したフィルタを設置し、磁化したフィルタが被処理
水中の磁性粒子を吸引することによって、分離を行う。
磁石は横置き(中心軸が水平方向)であり、真空容器内
部へ上方から吊り下げる構造である。フィルタは、磁石
と反対方向(低磁場空間)へヒンジによって移動するこ
とが可能であり、超電導磁石の磁場を切ること無く、フ
ィルタの洗浄が可能である。超電導磁石は、励消磁時の
発熱を抑制するために励消磁時間をある程度確保する必
要があるため、励消磁時間が不要であれば、フィルタの
洗浄時間が短縮できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、超電
導磁石が横置き(中心軸が水平)で、被処理水入り口が
超電導磁石の半径方向に位置しているため、被処理水が
フィルタを通過するために、超電導磁石とフィルタとの
間に被処理水が通過する流路を設けている。この流路は
十分確保しないと、流動抵抗が大きいために被処理水の
流れは抵抗の小さなフィルタ端部(被処理水入り口近
傍)のみに集中し、この部分でしか磁性粒子を吸引する
ことができず、フィルタを効率よく使用できない。逆
に、フィルタの設置位置を超電導磁石から遠ざけて被処
理水の流路抵抗が小さくなるようにすると、フィルタ設
置位置における磁場強度が小さくなり、超電導磁石によ
る発生磁場を有効に利用することができない。
【0005】さらに、従来例ではフィルタを洗浄するた
めにヒンジにより、磁石反対側にフィルタを倒すように
移動し、フィルタに吸着していた磁性粒子を鉛直下向き
に除去する構造を記述している。しかし、磁性体で構成
されたフィルタは、超電導磁石の強い磁場によって、磁
石方向に吸引されるため、磁石反対方向にフィルタを移
動させるには、前記磁気力に勝る大きな力を必要とす
る。しかもフィルタを洗浄する間は前記フィルタへの通
水を停止しなければならず、必ず間欠分離運転となって
連続分離運転は不可能である。
【0006】本発明の目的は、連続的に処理可能な超電
導磁気分離装置を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】液体ヘリウム槽内に設置
した超電導磁石を縦置きとし、超電導磁石ボア内に被処
理水流路を設け、ボア外の高磁場空間にフィルタの一部
を設置し、前記フィルタを高磁場空間と低磁場空間との
間に連続的に移動可能な構造とすることにより、上記問
題点を解決することができる。なお、液体ヘリウム槽を
横方向(水平方向)に大きくとることにより、 液体ヘ
リウム槽を確保でき、液体ヘリウム槽の下部は小さくす
ることにより、侵入熱量を低減することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図
1、図2及び図3により説明する。図3は、本発明の第
1実施例である磁気分離装置を上から見た図であり、図
1及び図2はそれぞれ、図3におけるA-A'断面及びB-B'
断面を示している。
【0009】磁気分離装置の動作は次の通りである。超
電導磁石7に直流電源装置から電流を流し、磁場を発生
させる。超電導磁石7は必要発生磁場が磁石端部外側で
あるから、例えば、8a及び8bのように巻き線部を2つに
分割して間をあけることによって最大経験磁場を低減
し、負荷率を低減することができる。超電導磁石の巻線
8a及び8bは、熱伝導率の良い銅等のボビン6に一体で巻
かれ、巻き線部間の磁気力はボビン6自身で支持する。
超電導磁石7は、液体ヘリウム槽9内の液体ヘリウムに
浸漬することによって冷却される。液体ヘリウム槽9
は、真空容器11の中に設置されることにより常温であ
る外部と真空断熱を行う。なお、液体ヘリウム槽9と真
空容器11との間に液体窒素等の冷媒や冷凍機等によっ
て中間温度に冷却された熱シールド12を設置し、さら
に積層断熱材を挿入することによって、常温からの輻射
熱を低減する。超電導磁石7を冷却するためには、超電
導磁石7が液体ヘリウムに完全に漬かっている必要はな
く、一部が液体ヘリウムに浸漬することによって伝導的
に冷却することができる。したがって、そのために必要
な液体ヘリウムの冷却高さをHとすると、液体ヘリウム
槽9の下側Hの高さまで(10b)は超電導磁石7よりほ
んの少し大きい程度の径を持ち、少ない液体ヘリウムで
超電導磁石7が常に冷却できる構造とし、液体ヘリウム
槽9の上側10aは、下側10bより大きな径とすることによ
り、液体ヘリウムの保持量を確保する。本構造により、
保持する液体ヘリウムのうち不要な量を削減できるた
め、低温部の重量を低減できて低温支持部材を小さくで
きるので、低温部へ支持部材から侵入する熱量を低減す
ることができる。また、本構造により、液体ヘリウム槽
9の表面積が必要最小限となるため、輻射侵入熱も低減
できる。さらに、図に示すように、液体ヘリウム槽9の
形状に合わせて熱シールド12の形状を凹ませ、その凹
部にGM冷凍機(Gifford-MacMahon型冷凍機)4等の第
1ステージ5等の冷却源を設置して、熱シールド12と
熱接触することにより、熱シールド12の冷却を行え
ば、全体寸法を大きくすること無く、冷却器を設置する
ことができる。
【0010】超電導磁石7のボア内部には被処理水が通
る流路16が通っている。超電導磁石7両端に円盤状の
磁気フィルタ3、13が設置されており、これらの磁気
フィルタ3、13は駆動装置20及び21により回転可
能となっている。ここで、駆動装置20、21のモータ
は、ギア、ベルト、シャフト等の動力伝達機構を使用す
ることにより、低磁場空間に設置することができる。フ
ィルタ設置位置のさらに外側には、磁性体で構成した磁
性壁2、14を設置することにより、なるべくフィルタ
3及び13位置における磁場分布を均一にすることによ
りフィルタ3及び13に働く超電導磁石7の吸引力を低
減するとともに、この磁性壁より外側に漏れる磁場を低
減する。
【0011】被処理水入口1から流入した被処理水は、
低速で回転する下側磁気フィルタ3のうち、超電導磁石
7が発生する高磁場空間内で磁化されたフィルタ部を流
れる際、磁性フィルタの細線近傍の高勾配な磁気勾配に
よって磁性粒子のみ吸着される。その後超電導磁石7の
ボア内流路16を通り、再び上側磁気フィルタ13に下
側フィルタ3で吸引されなかった磁性粒子が吸着され
る。ここで例えば、下側フィルタ3と上側フィルタ13
とは細線間隔が異なり、下側フィルタ3の方が粗く設定
されていれば、大形の磁性粒子は下側フィルタ3で分離
され、細かい磁性粒子は上側フィルタ13で分離される
ため、効率よく、上下フィルタを利用することができ
る。磁気フィルタを通過する際の流路断面積は、超電導
磁石7のボア内部の流路16の断面積よりも大きく、こ
のために磁気フィルタ3、13を通過する際の被処理水
流速は遅くなり、これにより磁性粒子は磁気フィルタに
吸引され易くなる。
【0012】磁性粒子が吸着した磁気フィルタ3、13
は駆動装置20、21により低速で回転し、高磁場空間
の外に出る。ここで、液体ヘリウム槽9に沿って、磁性
体による磁気シールド19を設置することにより、洗浄
部における磁場強度を低減する。 磁気フィルタ3、1
3が駆動装置20、21により回転する際、被除去物を
吸着した磁気フィルタ部が磁場空間から外へ出ていくと
ともに、新たな磁気フィルタ部が強磁場空間に連続的に
入ってくるため一体で構成された磁気フィルタ3、13
を通過する磁束密度分布は超電導磁石の中心軸に対して
ほとんど対称であり、磁気フィルタ3、13に働く磁気
力の総和はほとんど無く、容易に回転させることが可能
である。強磁場空間外に出た磁気フィルタは、磁化が小
さくなるため吸着していた磁性粒子ははがれ落ち、ちょ
うど被処理水流路16側と反対側の位置22、23に達
したときに逆洗水あるいは洗浄用空気を注入することに
より一気に磁気フィルタの洗浄を行う。
【0013】本実施例によると、磁気フィルタ3、13
と超電導磁石7の真空容器11とをできるだけ近接して
も被処理水の流路に干渉しないため、超電導磁石7の磁
場と磁気フィルタ3、13を効率良く利用することがで
きる。なお、この時、超電導磁石7あるいは液体ヘリウ
ム槽9の支持は、鉛直方向の中央付近からカーボンFR
Pのワイヤー等で熱シールド12まで引っ張ることによ
って、短い距離で伝導侵入熱を最小限に抑えた構造とす
ることができる。また、熱シールド12も同様に真空容
器11との間に支持構造を設置することによって、超電
導磁石7を真空容器11に固定することができる。超電
導磁石7は真空容器11内にスペーサを介して固定して
もよいし、真空容器11とボビン6とを溶接することに
よって、無駄な空間を無くしてしまうことができる。
【0014】本実施例のように磁気フィルタ3、13を
円盤状に構成すれば、磁気フィルタ3、13の移動方向
は一定で良いため制御が楽であり、さらに常に磁性粒子
を吸着した磁気フィルタは定まった方向に出てくるため
フィルタ洗浄部をフィルタ1個あたり1カ所だけ設けれ
ば良いので構造が簡素である。
【0015】本実施例では、2つの円盤形磁気フィルタ
を設置する例を示したが、どちらか一方に設置した場合
でも効果は同様である。この場合、2個の磁気フィルタ
を設置した場合と比較して吸着できる磁性粒子の量は低
減するが、構造は簡素になる。
【0016】また、磁気フィルタの形状において、実施
例中では金網状の細線を示したが、ウール状や、球や粉
体といった塊を充填したものとした場合でも、本発明の
効果は同様である。
【0017】本発明の第2実施例を図4、図5及び図6
に示す。図6は図3同様上から見た図であり、図4及び
図5は、図6におけるA-A'断面及びB-B'断面である。図
1、図2、図3に示した例と異なる点は、超電導磁石7
の上側巻き線部8aと下側巻き線部8bとの間に液体ヘリウ
ム槽9を貫通するように常温空間が設置され、該常温空
間に水平方向に往復動可能な磁気フィルタ30及びフィ
ルタ枠29が設置されている点である。磁気フィルタ3
0は駆動装置37からの駆動力を駆動力伝達棒36を介
して伝え、水平方向に往復移動できる。磁気フィルタ枠
29の低磁場空間には、フィルタ洗浄部32、33があ
り、洗浄水あるいは洗浄用圧縮空気によって吸引された
磁性粒子を配管34、35から除去することができる。
フィルタ30を水平方向に移動する際、磁気フィルタ3
0に作用する磁気力を小さくするため、分離には使用し
ないダミー磁気フィルタ部31をフィルタ30両端に設
置している。本実施例によると、往復動磁気フィルタの
分離部を高磁場強度として、円盤型磁気フィルタ3、1
3の分離部を往復動磁気フィルタ分離部よりは少し低い
磁場強度に設定することにより、細かい磁性粒子は往復
動磁気フィルタで分離する構造として、外部へ漏れる磁
場を低減することが可能である。上下巻き線部8a、8bを
一つの液体ヘリウム槽9に挿入している。上下巻き線部
8a、8bを一体ボビン6に巻いているため、巻き線部間の
磁気力はボビンで支持することが可能であり、さらに、
ボビン6の熱伝導率は大きいため、液体ヘリウム槽下側
10bにのみ液体ヘリウムが溜まっている場合でも、上側
巻き線部8aまで、冷却できる。なお、本実施例は、上下
に回転型フィルタ3、13、中央に往復動フィルタ30
を設置する例を示したが、往復動フィルタのみ30で
も、往復動フィルタ30と回転型フィルタ1個の組み合
わせでも、あるいは往復動フィルタと回転型フィルタの
任意数の組み合わせであっても本発明の効果は同様であ
る。
【0018】本発明の第3実施例を図7及び図8に示
す。本実施例は超電導磁石を2個並列にならべ、被処理
水の流路を2経路並列に設置している。前記被処理水流
路にあたる位置は、回転型フィルタ3、13の中心軸に
対して対称の位置であり、これと90度ずれた位置にフ
ィルタの洗浄除去部を設置している。本構造により、被
処理水流路が2経路設置できるため、処理量が2倍にな
る。また、2つの超電導磁石の電流方向を逆に設定する
ことにより、フィルタ分離部における磁場強度を大きく
するとともにフィルタの洗浄部における磁場強度はキャ
ンセルされて小さくすることができる。前記2個の超電
導磁石を同一液体ヘリウム槽9に挿入することにより、
構造を簡素にするとともに、液体ヘリウム保持量を確保
することができる。なお、液体ヘリウム保持量の割に液
体ヘリウム槽9の表面積が小さくできるので、液体ヘリ
ウム槽9に侵入する輻射熱は小さい。
【0019】本発明の第4実施例を図9に示す。図1に
示した実施例とほとんど同構造であり、液体ヘリウム槽
9の上方に、液体ヘリウムタンク31を設置する。本構
造により、小さな液体ヘリウム槽9で大容量の液体ヘリ
ウム保持が可能であり、大型磁石や長時間のメンテナン
ス期間に対応することができる。なお、4KGifford-Ma
cMahon型冷凍機や、Gifford-MacMahon+Joule-Thomson冷
凍機等を用いたヘリウム再凝縮用冷凍機を設置すること
によって、液体ヘリウムの補充なしにシステムを構築す
ることができる。
【0020】以上の実施例において、液体ヘリウム槽の
保持量、特に上側液体ヘリウム槽の液体ヘリウム保持量
により、メンテナンス期間が決定する。すなわち、必要
なメンテナンス期間、液体ヘリウムが持つように液体ヘ
リウム槽の大きさを設計するべきである。例えば、本発
明における磁気分離装置をアオコや赤潮等のプランクト
ン除去装置として利用する場合、プランクトン類が大量
に発生する夏場より前の春頃に装置を動かし始め、プラ
ンクトン類が少なくなる冬前に装置を停止するサイクル
を考え、この間の液体ヘリウム消費量から考えた液体ヘ
リウム保持量を確保できる液体ヘリウム槽の大きさ及び
形状とすれば良い。このようにすることにより、プラン
クトン類の少ない冬場にメンテナンスをすることが可能
である。
【0021】本発明のさらに他の実施例を図9に示す。
本実施例は、液体ヘリウム槽9の上方に液体ヘリウム再
凝縮槽があり、液体ヘリウム槽9中等で蒸発したヘリウ
ムガスを、4KGifford-MacMahon冷凍機等の極低温冷凍
機を用いて、再凝縮することにより、液体ヘリウムを補
充する必要の無いシステムとすることができる。
【0022】以上の実施例では、すべて連続的に磁気フ
ィルタが移動を行う場合について示してきたが、断続的
に移動を行う場合でも効果は同様である。
【0023】上記実施例では、液体ヘリウムを使用する
場合を示したが、高温超電導材等で超電導磁石を構成
し、冷媒に液体窒素等を使用した場合でも効果は同様で
ある。
【0024】
【発明の効果】本発明では、連続磁気分離運転が可能で
あるため、平常運転中励磁及び消磁を行う必要がないの
で、超電導電磁石に永久電流スイッチを設け、永久電流
モードで超電導電磁石を運転することが可能である。こ
れにより、運転時の磁石に流す消費電力をさらに低減す
ることができる上、電流供給リードのジュール発熱も防
げるため、冷媒消費量を低減できる。また、電流供給リ
ードは脱着式として、運転中、電流供給リードを外して
おくことにより、電流供給リードからの伝導伝熱を低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す超電導磁気分離装置
の横断面図で(図3)のA-A'線断面に相当する図。
【図2】本発明の第1実施例を示す超電導磁気分離装置
の縦断面図で(図3)のB-B'線断面に相当する図。
【図3】本発明の第1実施例を示す超電導磁気分離装置
の平面図。
【図4】本発明の第2実施例を示す超電導磁気分離装置
の横断面図で(図6)のA-A'線断面に相当する図。
【図5】本発明の第2実施例を示す超電導磁気分離装置
の縦断面図で(図6)のB-B'線断面に相当する図。
【図6】本発明の第2実施例を示す超電導磁気分離装置
の平面図。
【図7】本発明の第3実施例を示す超電導磁気分離装置
の縦断面図で(図8)のB-B'線断面に相当する図。
【図8】本発明の第3実施例を示す超電導磁気分離装置
の平面図。
【図9】本発明の第4実施例を示す超電導磁気分離装置
の横断面図。
【符号の説明】
1…被処理水入口、 2,14…鉄壁、 3,13…磁
気フィルタ、 7…超電導磁石、 8a,8b…巻き線部、
9,10a,10b…液体ヘリウム槽、 11…真空容器、
12…熱シールド、 15…被処理水出口、 16…被
処理水流路、19…磁気シールド、 20,21…駆動
装置、 22…往復動磁気フィルタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 穣 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 佐野 理志 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 4D061 AA08 AA09 AB02 AB03 AB15 AC07 AC08 AC13 BA18 BC01 BC11 BC13 BD20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超電導磁石が発生する磁場空間に設置した
    磁性体のフィルターにより磁性体あるいは反磁性体を分
    離あるいは選別する超電導磁気分離装置において、前記
    超電導磁石を冷媒槽内に冷媒に浸漬して縦置き(中心軸
    を鉛直)に設置し、前記超電導磁石の端部外側に前記フ
    ィルターを設置し、このフィルターを、所定の大きさ以
    上の高磁場空間と所定の大きさ以下の低磁場空間との間
    を移動可能に構成したことを特徴とする超電導磁気分離
    装置。
  2. 【請求項2】前記冷媒槽における地面に水平な平面の断
    面積が、前記冷媒槽上部の方が冷媒槽下部の方の断面積
    よりも大きい請求項1記載の超電導磁気分離装置。
  3. 【請求項3】前記冷媒槽の下部側面に、熱シールド用冷
    凍機を設置したことを特徴とする請求項2記載の超電導
    磁気分離装置。
  4. 【請求項4】前記フィルターに対し前記超電導磁石とは
    反対側に磁性体の壁を設けた請求項1記載の超電導磁気
    分離装置。
  5. 【請求項5】前記超電導磁石を2個並列に設置し、該2
    個の超電導磁石を1つの冷媒槽の中に設置した請求項1
    記載の超電導磁気分離装置。
  6. 【請求項6】前記冷媒槽より上方に前記冷媒槽と連通し
    た冷媒保持タンクを設置してなる請求項1記載の超電導
    磁気分離装置。
  7. 【請求項7】前記冷媒槽に、冷媒を再凝縮する冷凍機を
    備えた請求項1記載の超電導磁気分離装置。
JP17838898A 1998-06-25 1998-06-25 超電導磁気分離装置 Pending JP2000005525A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17838898A JP2000005525A (ja) 1998-06-25 1998-06-25 超電導磁気分離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17838898A JP2000005525A (ja) 1998-06-25 1998-06-25 超電導磁気分離装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000005525A true JP2000005525A (ja) 2000-01-11

Family

ID=16047631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17838898A Pending JP2000005525A (ja) 1998-06-25 1998-06-25 超電導磁気分離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000005525A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012095975A1 (ja) * 2011-01-13 2012-07-19 トヨタ自動車株式会社 電極材料塗布装置および濾過装置
JP2012200699A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Niigata Univ 磁性沈殿の磁気分離装置及び磁気分離方法
CN103121770A (zh) * 2013-01-17 2013-05-29 北京科技大学 一种利用超导hgms技术处理废弃物的分离提纯装置
CN104001617A (zh) * 2014-05-29 2014-08-27 中国地质科学院郑州矿产综合利用研究所 一种往复式永磁高场强磁滤机
CN104609520A (zh) * 2015-01-27 2015-05-13 中国科学院理化技术研究所 一种自动化连续运行超导磁分离污水分离器
CN106362864A (zh) * 2016-11-21 2017-02-01 潍坊新力超导磁电科技有限公司 一种平环超导磁选机

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012095975A1 (ja) * 2011-01-13 2012-07-19 トヨタ自動車株式会社 電極材料塗布装置および濾過装置
JP5858293B2 (ja) * 2011-01-13 2016-02-10 トヨタ自動車株式会社 電極材料塗布装置および濾過装置
JP2012200699A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Niigata Univ 磁性沈殿の磁気分離装置及び磁気分離方法
CN103121770A (zh) * 2013-01-17 2013-05-29 北京科技大学 一种利用超导hgms技术处理废弃物的分离提纯装置
CN104001617A (zh) * 2014-05-29 2014-08-27 中国地质科学院郑州矿产综合利用研究所 一种往复式永磁高场强磁滤机
CN104609520A (zh) * 2015-01-27 2015-05-13 中国科学院理化技术研究所 一种自动化连续运行超导磁分离污水分离器
CN106362864A (zh) * 2016-11-21 2017-02-01 潍坊新力超导磁电科技有限公司 一种平环超导磁选机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0170364B1 (en) Magnetic refrigerator
US5932096A (en) Magnetic purifying apparatus for purifying a fluid
EP0089200A1 (en) A high-gradient magnetic separator
JP2002106999A (ja) 磁気冷凍装置
CN1275445A (zh) 从流体中分离磁性颗粒的连续式高梯度磁分离方法及装置
JP2000005525A (ja) 超電導磁気分離装置
US4110222A (en) Apparatus for separating magnetizable particles from a fluid
JPH08206420A (ja) 磁気分離装置
JP2002066375A (ja) 被除去物の磁気分離装置
JP5172817B2 (ja) 水の物理処理用磁場発生装置
JPS60117066A (ja) 磁気低温生成装置
JP2002119888A (ja) 浄化装置及び超電導バルク体の着磁装置
JP3463254B2 (ja) 磁気分離装置
JP5077821B2 (ja) 磁気分離装置
JP3314350B2 (ja) 浄化装置
JP3374658B2 (ja) 超電導磁気分離装置
JP3580117B2 (ja) 磁気分離装置
JPH10192619A (ja) 浄化装置
JP4288555B2 (ja) 磁性体を用いた分離浄化装置
JPH11226319A (ja) 磁気分離装置
JPH11226320A (ja) 磁気分離装置
JP2000005526A (ja) 磁気分離装置
JPH11226321A (ja) 磁気分離装置
JPH11244625A (ja) 浄化装置
JP2000312838A (ja) 磁気分離装置