JP2000003166A - 画像重ね合わせ表示装置,画像重ね合わせ表示方法および移動体通信装置 - Google Patents
画像重ね合わせ表示装置,画像重ね合わせ表示方法および移動体通信装置Info
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Abstract
せ表示画面全体が乱れる。 【解決手段】 同期判定回路SDCは、外部同期信号の
周期をシステムクロックをカウントして計り、所定の下
限値と上限値の間にあるか否かを判定する。また、表示
ドットクロック生成回路DCGは、システムクロックか
ら、表示ドットクロックを生成する。同期信号生成回路
SSGは、判定の結果が正常なら、外部同期信号と位相
を合わせた内部同期信号を生成し、判定の結果が異常な
ら、外部同期信号の位相とは無関係な内部同期信号を生
成する。同期信号選択回路SSSは、判定が正常なら外
部同期信号、異常なら内部同期信号を同期信号として出
力する。ラインバッファLNBは、同期信号ごとに、表
示ドットクロックに同期して表示メモリDME内の内部
画像データを出力する。画像データ選択回路GDSは、
表示ドットクロックに同期してラインバッファLNB内
の内部画像データを出力するが、透過データ部分では外
部画像データを出力する。
Description
数の画像をマスター同期信号により同期して1つの画面
に表示する画像重ね合わせ表示装置,画像重ね合わせ表
示方法,および移動体通信装置に関する。このような画
像重ね合わせ表示装置として、例えば、カーナビゲーシ
ョン画像とテレビ画像とを同時に表示する車載テレビ受
像機を挙げることができる。
示装置に表示するには、複数の画像表示信号を画面走査
のタイミングと同期させて同時に表示装置に入力する必
要がある。この方法として、ある1つの画像表示信号発
生源の表示制御装置から出力する同期信号で、他の表示
制御装置の画像表示信号の発生タイミングを同期化する
手法がとられている。
示装置の一例を示す特開昭61−95388号公報記載
の「表示制御装置」を示し、同公報第1図を転載したも
のである。
示省略)からの外部同期信号と自装置の内部同期信号の
位相差をデジタル回路化された位相比較手段で検出して
同期化を行うことにより、複数の表示制御装置の画面を
自由に重ね合わせて表示可能にする。
形整形回路55,56を通して位相比較回路57,58
に供給され、内部水平、垂直同期信号30,31と比較
される。位相差信号60は位相差時間調整回路61を通
して位相差信号59と共に論理回路63に供給され、水
平、垂直位相差信号38aが位相差を検出している時
は、クロック停止回路64はクロック1aを停止する。
ワンショット回路69は分周クロック4を入力して外部
同期信号波形整形回路55の出力から水平走査カウンタ
初期化時間調整レジスタ67で指定されるクロック数を
カウントして水平走査カウンタ初期化信号36を出力
し、ワンショット回路70は垂直走査カウンタ初期化信
号37を出力する。このようにして同期化を行い、複数
の表示制御装置の画面を自由に重ね合わせて表示できる
ようにしたものである。
た従来の表示制御装置を、例えば車載テレビ受像機とし
た場合には、自動車がビルの谷間に入ったり、違法な強
力電波の放射を受けたり、衛星放送であれば気象状態が
悪化したりして、外部同期信号が乱れると、内部画像も
外部同期信号により同期して表示されているため、外部
映像画面のみならず、内部画像画面も乱されてしまうと
いう問題点がある。
手動により同期信号を内部同期信号に切り替えて、内部
画像画面だけでも救済する方策を採ることもできるが煩
わしい。
るマスター同期信号が乱れたときは、他の正常な同期信
号に自動的に切り替えることにより他の画像画面は正常
に表示することができる画像重ね合わせ表示装置および
方法を提供することにある。
表示装置は、内部画像を含む複数の画像をマスター同期
信号により同期して1つの画面に表示する画像重ね合わ
せ表示装置において、前記マスター同期信号が一定の周
期で入力されているか否かを判定する同期判定手段と、
該判定の結果により、前記同期に乱れがあるときは前記
マスター同期信号を次優先順位の同期信号に切り替え、
また前記乱れが回復すると前記マスター同期信号に戻す
同期信号切り替え手段と、前記乱れがあるときは前記両
同期信号の位相合わせを断ち、また前記乱れが回復する
と前記位相合わせを行う同期信号生成手段とを有するこ
とを特徴とする。
重ね合わせ表示装置は、前記マスター同期信号は外部画
像対応の外部同期信号であり、前記次優先順位の同期信
号は前記内部画像対応の内部同期信号であることを特徴
とする。
重ね合わせ表示装置は、前記外部同期信号によってクリ
アされシステムクロックをカウントすることにより、前
記外部同期信号の周期の乱れを判定する同期判定回路
と、前記システムクロックから表示ドットクロックを生
成する表示ドットクロック生成回路と、前記周期の乱れ
がないときには前記表示ドットクロックをカウントして
前記外部同期信号と位相を合わせた内部同期信号を生成
し、また前記周期の乱れがあるときは前記位相合わせを
しない内部同期信号を生成する同期信号生成回路と、前
記判定の結果により前記外部同期信号と前記内部同期信
号を切り替えて同期信号として出力する同期信号選択回
路と、前記同期信号ごとに、表示メモリが記憶する内部
画像データを前記表示ドットクロックに同期して出力す
るラインバッファと、前記表示ドットクロックに同期し
て前記ラインバッファの内部画像データを出力するが、
該内部画像データ中の透過データ部分では前記外部画像
データを出力する画像データ選択回路とを有することを
特徴とする。
重ね合わせ表示装置は、前記マスター同期信号の周期を
計測する計測カウンタと、前記マスター同期信号の周期
の下限値が設定される下限レジスタと、前記マスター同
期信号の上限値が設定される上限レジスタとを設け、前
記周期の乱れの有無は、前記計測した周期が前記下限値
と上限値とで定まる範囲の外か内かにより判定すること
を特徴とする。
重ね合わせ表示装置は、前記同期信号の切り替えは、前
記周期の乱れまたは前記乱れの回復が所定時間継続した
ときに行うことを特徴とする。
は、内部画像を含む複数の画像をマスター同期信号によ
り同期して1つの画面に表示する画像重ね合わせ表示方
法において、前記マスター同期信号が一定の同期で入力
されているか否かを判定する手順と、該判定の結果によ
り、前記同期に乱れがあるときは前記マスター同期信号
を次優先順位の同期信号に切り替え、また前記乱れが回
復すると前記マスター同期信号に戻す手順と、前記乱れ
があるときは前記両同期信号の位相合わせを断ち、また
前記乱れが回復すると前記位相合わせを行う手順とを有
することを特徴とする。
いて説明する。
車載テレビ受像機における画像重ね合わせ表示装置につ
いて簡単に説明する。
ード上等に設置し、同乗者の退屈を紛らわすためのツー
ルとして人気が高いが、近年では、大都市等の交通渋滞
を緩和するため、また、より快適なカーライフを満喫す
るため、カーナビゲーションに対する需要が増大してき
ている。テレビ映像と地図等のカーナビゲーション画像
とは、本来は個別に表示すべきものではあるが、大画面
液晶の普及につれて、両者を同時に表示する場面も少な
くなくなった。
置および方法に関する。
画像を含む複数の画像をマスター同期信号により同期し
て1つの画面に表示する画像重ね合わせ表示装置におい
て、前記マスター同期信号が一定の周期で入力されてい
るか否かを判定する同期判定手段と、該判定の結果によ
り、前記同期に乱れがあるときは前記マスター同期信号
を次優先順位の同期信号に切り替え、また前記乱れが回
復すると前記マスター同期信号に戻す同期信号切り替え
手段と、前記乱れがあるときは前記両同期信号の位相合
わせを断ち、また前記乱れが回復すると前記位相合わせ
を行う同期信号生成手段とを有することを特徴とする。
は、内部画像を含む複数の画像をマスター同期信号によ
り同期して1つの画面に表示する画像重ね合わせ表示方
法において、前記マスター同期信号が一定の同期で入力
されているか否かを判定する手順と、該判定の結果によ
り、前記同期に乱れがあるときは前記マスター同期信号
を次優先順位の同期信号に切り替え、また前記乱れが回
復すると前記マスター同期信号に戻す手順と、前記乱れ
があるときは前記両同期信号の位相合わせを断ち、また
前記乱れが回復すると前記位相合わせを行う手順とを有
することを特徴とする。
して説明する。図1は、本発明の一実施例を示すブロッ
ク図であり、テレビ映像データ等の外部画像データと、
表示メモリDMEに記憶されている地図データ等の内部
画像データとを画像データとして出力し、同期信号によ
り同期させて一画面に表示する画像重ね合わせ表示装置
を示す。
とのうちから、同期信号選択回路SSSが選択する。こ
の選択の基準となる判定を行うのが同期判定回路SDC
であり、外部同期信号の周期が所定の周期下限値と周期
上限値とで定まる範囲内にあれば外部同期信号、そうで
なければ同期信号生成回路SSGが生成する内部同期信
号を選択する。一方、画像データは、画像データ選択回
路GDSが外部画像データと、表示メモリDMEが記憶
する内部画像データとを選択して出力する。
ステムクロックの数でカウントするフリーラニングカウ
ンタFRCAと、フリーラニングカウンタFRCAのカ
ウント値が外部同期信号のエッジで転送され、それを保
持するキャプチャレジスタCPTと、外部同期信号の周
期下限値,周期上限値を保持する2つの比較レジスタC
MPA,CMPBと、オアゲートORとで構成される。
キャプチャレジスタCPTが保持するカウント値と比較
レジスタCMPAが保持する周期下限値を比較して、周
期下限値の方が大きければ判定結果“1”がオアゲート
ORの一方の入力端子に入力される。また、キャプチャ
レジスタCPTが保持するカウント値と比較レジスタC
MPBが保持する周期上限値を比較して、周期上限値の
方が小さければ判定結果“1”がオアゲートORの他方
の入力端子に入力される。したがって、同期判定回路S
DCの出力は、外部同期信号が、CMPA≦CPT≦C
MPBの場合は“0”、それ以外、すなわち設定された
同期の許容範囲を超えた場合は“1”となる。この同期
判定回路SDCの出力は、同期信号選択回路SSSと同
期信号生成回路SSGに入力される。
が、同期信号生成回路SSGで生成される内部同期信号
のいずれかを同期判定回路SDCにおける判定結果を基
に選択して同期信号として出力する。すなわち、同期判
定回路SDCからの判定出力が“0”の場合は外部同期
信号、“1”の場合は内部同期信号を出力する。同期信
号選択回路SSSが出力する同期信号は、本画像重ね合
わせ表示装置の外部の表示装置における画像の表示に使
用される他、表示メモリDMEの内部画像データを表示
するために一時的に蓄積するラインバッファLNBの動
作タイミング制御のためにも使用される。
ィジタルデータである画像データを表示するために必要
な表示ドットクロックをシステムクロックから生成し
て、同期信号生成回路SSG,ラインバッファLNBお
よび画像データ選択回路GDSに供給する。
SDCの出力が“0”の場合は、外部同期信号と位相が
ほぼ一致した内部同期信号を生成し、同期判定回路SD
Cの出力が“1”の場合は、外部同期信号とは無関係の
内部同期信号を生成する。外部同期信号と内部同期信号
の位相をほぼ一致させるのは、両同期信号の周期が同じ
であっても、位相がズレていたのでは、外部画像と内部
画像の重ね合わせ表示を行う上で支障があるからであ
る。アンドゲートANDは、同期判定回路の出力の否定
と外部同期信号との論理積演算の結果をフリーラニング
カウンタFRCBのクリアのために出力する。フリーラ
ニングカウンタFRCBは、上述の表示ドットクロック
をカウントクロックとして動作し、そのカウント値と、
内部同期信号の幅を定める2つの比較レジスタCMP
C,CMPDとの比較を通じて一致したタイミングでR
SラッチR/Sをセット・リセットすることにより、内
部同期信号を生成する。すなわち、比較レジスタCMP
C,CMPDは内部同期信号の立下りと立上りを規定す
るため、これによって内部同期信号のパルス幅が定まる
ことになる。
ストインタフェースHSTと表示メモリインタフェース
DMIとを経由してビットマップ画像データ等の内部画
像データを記憶する。
Eが記憶する内部画像データを表示メモリインタフェー
スDMI経由で、表示ドットクロックに同期して画像デ
ータ選択回路GDSに出力する。
ファLNBから入力してくる内部画像データ中に、透過
データを検出すると、画像データ出力を内部画像データ
から外部画像データに、表示ドットクロックに同期して
切り替えて出力する。ここで、透過データとは、それ自
体は表示されず、他のデータ、本例では外部画像データ
を表示すべきことを示すデータをいう。
および図4に示すタイミングチャートを参照しながら本
実施例の動作について説明する。
ず、同期判定回路SDCにおいて、外部同期信号の立上
り、または立下り、またはいずれか一方のエッジを検出
すると(S1)、フリーラニングカウンタFRCAの内
容をキャプチャレジスタCPTに転送し、フリーラニン
グカウンタFRCAをクリアする(S2)。次いで、キ
ャプチャレジスタCPTの値が比較レジスタCMPAの
値より小さいか、またはキャプチャレジスタCPTの値
が比較レジスタCMPBの値より大きいかを調べる(S
3)。この比較の結果がNOであれば、それは外部同期
信号の周期が所定の範囲内にあることを意味するから、
外部同期信号を同期信号として出力するとともに(S
4)、内部同期信号の位相を外部同期信号に合わせる
(S5)。一方、ステップS3における比較の結果がY
ESであれば、それは外部同期信号の周期が外乱により
所定の範囲外になっていることを意味するから、内部同
期信号を同期信号として出力し(S6)、この場合に
は、もはや外部画像と内部画像との重ね合わせ表示をし
ないから、内部同期信号の位相を外部同期信号に合わせ
ない(S7)。
置が動作中は常時有効であるから、同期信号が内部同期
信号になっていても、外乱がなくなり、ステップS3に
おける比較の結果がNOになれば、再び外部同期信号が
同期信号として採用され(S4)、内部同期信号の位相
を外部同期信号に合わせることになる(S5)。これ
は、外部同期信号の周期に乱れがないときであっても内
部同期信号は同期信号として採用すると、外部同期信号
の位相は調整しようがないため、内部同期信号の位相が
ズレた場合には、外部画像と内部画像の重ね合わせ表示
の上で支障を来すことになるから、外部同期信号を同期
信号として優先的に使用するようにしたことによるもの
である。
場合における、内部画像データである表示メモリ画像デ
ータと外部画像データとを重ね合わせた画像データを示
す。この場合には、画像データとして、基本的には表示
メモリ画像データが出力されているが表示メモリ画像デ
ータ中の白抜き部分は、透過データであることを示し、
その部分は外部画像データが画像データとして出力され
る。このように、外部同期信号の周期が正常であれば、
同期信号の周期,位相ともに満足できているので、表示
メモリ画像データと外部画像データが所定の位置に表示
される。これをカーナビゲーションシステムのケースに
ついていえば、車載テレビ受像機に、地図等とテレビ映
像との重ね合わせ表示が正常になされるということにな
る。
における、表示メモリ画像データと外部画像データとを
重ね合わせた画像データを示す。この場合には、同期,
位相が一致していないため、外部画像データが乱れ、表
示メモリ画像データ中の透過データ部分には、乱れた外
部画像データが入るので、画像データとしても乱れた外
部画像データが出力される。しかし、同期信号は内部同
期信号に切り替えられるため、表示メモリ画像データは
画像データとして正常に出力されていることが見てとれ
る。
のフローチャートを参照して説明する。第2の実施例に
ついても、図1のブロック図はそのまま適用されるが、
本実施例は、図5に示すように、図2のフローチャート
中、ステップS3とステップS4,ステップS6の間
に、ステップS3−1,S3−2が挿入されている点が
異なる。
期信号の周期が所定の範囲内であるか否かの判定がされ
ても、同期信号を即座には定めず、さらにS1,S2お
よびS3を繰り返して単位時間内でその状況が変わらな
いかを監視する(S3−1,S3−2)。ここで、状況
とは、ステップS3における判定結果を意味する。そし
て、状況が変わらなければ、第1の実施例と同様に、ス
テップS3における判定結果にしたがった措置がされ、
外部同期信号の周期が所定範囲内なら外部同期信号(S
4)、また外部同期信号の周期が所定範囲外なら内部同
期信号(S6)がそれぞれ同期信号として選択される。
ば、ステップS3におけるフローチャート上の分岐は修
復される(S3−1,S3−2)。すなわち、ステップ
S3において、いったんは外部同期信号の周期が所定範
囲外とされていても、ステップS3−2において外部同
期信号の周期が所定範囲内と判定されれば、同期信号と
して外部同期信号が選択される(S4)。また、ステッ
プS3において、いったんは外部同期信号の周期が所定
範囲内と判定されていても、ステップS3−1において
外部同期信号の周期が所定範囲外と判定されれば、同期
信号として内部同期信号が選択される(S6)。
テリシスを持たせることとしたのは、同期信号選択回路
SSSは、同期判定回路SDCの出力で同期信号の切り
替えを行うが、外部同期信号の乱れが同期信号の周期と
比較的近い場合であり、かつそれが離散的に発生する場
合には、同期信号の切り替えが頻繁に起こることになる
ため、出力画像全体が安定しなくなる可能性を回避する
ためである。
同期信号生成回路SSGが生成する内部同期信号をカウ
ントするカウンタCNTと、内部同期信号の個数で設定
される単位時間を保持する比較レジスタCMPEとを備
え、カウンタCNTと比較レジスタCMPEとの比較に
おいて、ステップS3−1とS3−2における判定の
「単位時間内」を定めることとする。
号は外部同期信号と内部同期信号のうちから選択するよ
うにしているが、この場合、内部同期信号または外部同
期信号は複数個存在していてもよい。すなわち、外部同
期信号が1つで、それをマスター同期信号とし、その周
期が正常なら同期信号として選択する。内部同期信号
は、例えば2つあり、それらの間で優先順位をつけてお
き、マスター同期信号の周期に乱れがあると、高優先順
位の内部同期信号を同期信号として選択するようにする
のである。
クに同期した、内部画像データ対応の同期信号をいうも
のとする。また、内部画像データとは、表示メモリに記
憶されてから表示される画像データをいい、地図データ
の他、例えば観光案内やメニュー画面等を挙げることが
できる。
号が1つであり、外部同期信号の間で優先順位をつけて
おき、高優先順位のものをマスター同期信号とする。そ
して、マスター同期信号の周期に乱れがあるときは、次
優先順位の外部同期信号をマスター同期信号とするので
ある。外部同期信号は、外部画像データに対応し、外部
画像データとしては、例えば、テレビ映像でも地上波テ
レビ放送と衛星テレビ放送の別があり、またVTR,D
VD(Digital VersatileDisc)
等の画像データを挙げることができる。したがって、例
えば、地上波テレビ放送では、前述のように、自動車が
ビルの谷間等に入れば、その外部同期信号の周期が乱れ
ることはあるが、衛星テレビ放送のテレビ映像には無関
係である。このため、すべての外部同期信号の周期が同
時に乱れるとは必ずしもいえないので、上述の措置は妥
当性を有する。なお、第2の外部同期信号の周期も乱れ
たときは内部同期信号を選択すればよい。
重ね合わせ装置および方法が適用される装置として、自
動車をとり挙げているが、本発明はこれに限定されるこ
とはなく、例えば、船舶等であってもよい。船舶の場合
は、外部同期信号の乱れの原因として、例えば衛星テレ
ビ映像の気象状況の悪化を挙げることができる。
画像を含む複数の画像をマスター同期信号により同期し
て1つの画面に表示するときに、マスター同期信号、例
えば外部同期信号の周期に乱れがあるときは、マスター
同期信号を次優先順位の同期信号、例えば内部同期信号
に切り替えるとともに、マスター同期信号と次優先順位
の同期信号との位相合わせをしない構成としたため、周
期が乱れたマスター同期信号とは無関係の画像は正常に
表示できるという効果を有する。
期が正常な場合のタイミングチャート
期が乱れた場合のタイミングチャート
タ OR オアゲート AND アンドゲート R/S RSラッチ 1 クロック発生回路 55,56 外部同期信号波形整形回路 57,58 位相比較回路 61 位相差時間調整回路 67 水平走査カウンタ初期化時間調整レジスタ 68 垂直走査カウンタ初期化時間調整レジスタ 69,70 ワンショット回路
Claims (16)
- 【請求項1】内部画像を含む複数の画像をマスター同期
信号により同期して1つの画面に表示する画像重ね合わ
せ表示装置において、 前記マスター同期信号が一定の周期で入力されているか
否かを判定する同期判定手段と、該判定の結果により、
前記同期に乱れがあるときは前記マスター同期信号を次
優先順位の同期信号に切り替え、また前記乱れが回復す
ると前記マスター同期信号に戻す同期信号切り替え手段
と、前記乱れがあるときは前記両同期信号の位相合わせ
を断ち、また前記乱れが回復すると前記位相合わせを行
う同期信号生成手段とを有することを特徴とする画像重
ね合わせ表示装置。 - 【請求項2】前記マスター同期信号は外部画像対応の外
部同期信号であり、前記次優先順位の同期信号は前記内
部画像対応の内部同期信号であることを特徴とする請求
項1記載の画像重ね合わせ表示装置。 - 【請求項3】前記外部同期信号によってクリアされシス
テムクロックをカウントすることにより、前記外部同期
信号の周期の乱れを判定する同期判定回路と、 前記システムクロックから表示ドットクロックを生成す
る表示ドットクロック生成回路と、 前記周期の乱れがないときには前記表示ドットクロック
をカウントして前記外部同期信号と位相を合わせた内部
同期信号を生成し、また前記周期の乱れがあるときは前
記位相合わせをしない内部同期信号を生成する同期信号
生成回路と、 前記判定の結果により前記外部同期信号と前記内部同期
信号を切り替えて同期信号として出力する同期信号選択
回路と、 前記同期信号ごとに、表示メモリが記憶する内部画像デ
ータを前記表示ドットクロックに同期して出力するライ
ンバッファと、 前記表示ドットクロックに同期して前記ラインバッファ
の内部画像データを出力するが、該内部画像データ中の
透過データ部分では前記外部画像データを出力する画像
データ選択回路とを有することを特徴とする請求項2記
載の画像重ね合わせ表示装置。 - 【請求項4】前記マスター同期信号の周期を計測する計
測カウンタと、前記マスター同期信号の周期の下限値が
設定される下限レジスタと、前記マスター同期信号の上
限値が設定される上限レジスタとを設け、前記周期の乱
れの有無は、前記計測した周期が前記下限値と上限値と
で定まる範囲の外か内かにより判定することを特徴とす
る請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像重ね合わ
せ表示装置。 - 【請求項5】前記同期信号の切り替えは、前記周期の乱
れまたは前記乱れの回復が所定時間継続したときに行う
ことを特徴とする請求項1〜請求項4記載の画像重ね合
わせ表示装置。 - 【請求項6】前記所定時間は、前記内部同期信号をカウ
ントすることにより定めることを特徴とする請求項5記
載の画像重ね合わせ表示装置。 - 【請求項7】前記内部画像はカーナビゲーション画像で
あり、前記外部画像は車載テレビ映像であることを特徴
とする請求項2〜請求項6記載の画像重ね合わせ表示装
置。 - 【請求項8】請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画
像重ね合わせ表示装置を備えたことを特徴とする移動体
通信装置。 - 【請求項9】内部画像を含む複数の画像をマスター同期
信号により同期して1つの画面に表示する画像重ね合わ
せ表示方法において、 前記マスター同期信号が一定の同期で入力されているか
否かを判定する手順と、該判定の結果により、前記同期
に乱れがあるときは前記マスター同期信号を次優先順位
の同期信号に切り替え、また前記乱れが回復すると前記
マスター同期信号に戻す手順と、前記乱れがあるときは
前記両同期信号の位相合わせを断ち、また前記乱れが回
復すると前記位相合わせを行う手順とを有することを特
徴とする画像重ね合わせ表示方法。 - 【請求項10】前記マスター同期信号は外部画像対応の
外部同期信号であり、前記次優先順位の同期信号は前記
内部画像対応の内部同期信号であることを特徴とする請
求項9記載の画像重ね合わせ表示方法。 - 【請求項11】前記外部同期信号によってクリアされシ
ステムクロックをカウントすることにより、前記外部同
期信号の周期の乱れを判定する第1の手順と、 前記システムクロックから表示ドットクロックを生成す
る第2の手順と、 前記周期の乱れがないときには前記表示ドットクロック
をカウントして前記外部同期信号と位相を合わせた内部
同期信号を生成し、また前記周期の乱れがあるときは前
記位相合わせをしない内部同期信号を生成する第3の手
順と、 前記判定の結果により前記外部同期信号と前記内部同期
信号を切り替えて同期信号として出力する第4の手順
と、 前記同期信号ごとに、表示メモリが記憶する内部画像デ
ータを前記表示ドットクロックに同期して出力する第5
の手順と、 前記表示ドットクロックに同期して前記内部画像データ
を出力するが、該内部画像データ中の透過データ部分で
は前記外部画像データを出力する第6の手順とを有する
ことを特徴とする請求項10載の画像重ね合わせ表示方
法。 - 【請求項12】前記マスター同期信号の周期の下限値を
設定する手順と、前記マスター同期信号の上限値を設定
する手順と、前記マスター同期信号の周期を計測する手
順とを有し、前記周期の乱れの有無は、前記計測した周
期が前記下限値と上限値とで定まる範囲の外か内かによ
り判定することを特徴とする請求項9〜請求項11のい
ずれかに記載の画像重ね合わせ表示方法。 - 【請求項13】前記同期信号の切り替えは、前記周期の
乱れまたは前記乱れの回復が所定時間継続したときに行
うことを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれかに
記載の画像重ね合わせ表示方法。 - 【請求項14】前記所定時間は、前記内部同期信号をカ
ウントすることにより定めることを特徴とする請求項1
3記載の画像重ね合わせ表示方法。 - 【請求項15】前記内部画像はカーナビゲーション画像
であり、前記外部画像は車載テレビ映像であることを特
徴とする請求項10〜請求項14のいずれかに記載の画
像重ね合わせ表示方法。 - 【請求項16】請求項9〜請求項15のいずれかに記載
の画像重ね合わせ表示方法を使用することを特徴とする
移動体通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10166559A JP3139457B2 (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 画像重ね合わせ表示装置,画像重ね合わせ表示方法および移動体通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10166559A JP3139457B2 (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 画像重ね合わせ表示装置,画像重ね合わせ表示方法および移動体通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000003166A true JP2000003166A (ja) | 2000-01-07 |
JP3139457B2 JP3139457B2 (ja) | 2001-02-26 |
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