JP2000002896A - ポリ(3,4―エチレンジオキシチオフェン)誘導体に基づいたuv安定化電気着色性アセンブリ - Google Patents

ポリ(3,4―エチレンジオキシチオフェン)誘導体に基づいたuv安定化電気着色性アセンブリ

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JP2000002896A JP11140193A JP14019399A JP2000002896A JP 2000002896 A JP2000002896 A JP 2000002896A JP 11140193 A JP11140193 A JP 11140193A JP 14019399 A JP14019399 A JP 14019399A JP 2000002896 A JP2000002896 A JP 2000002896A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調節可能な光線透過率を有するUV安定化電
気着色性アセンブリ。 【解決手段】 1枚の層構造物を有するUV安定化電気
着色アセンブリであって、ゲル電解質が混合されたUV
吸収剤を含む場合に、一層が電気伝導性の電気着色性ポ
リジオキシチオフェンを含み、そして他の一層が金属酸
化物を基礎にした無機イオン貯蔵化合物又はこのような
イオン貯蔵化合物の混合物を含むことを特徴とするアセ
ンブリ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は調節可能な光線透過
率を有するUV安定化電気着色性アセンブリ、その製造
及びその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁光線に対する乗物の窓の透明性はこ
れまで調節することができなかった。光屈性ガラスはこ
れまで眼鏡のガラスとしてのみ使用されてき、透過性に
は比較的僅かな変化を有するのみである。建物の窓はこ
れまでカーテン、よろい戸、巻き上げブラインド又はそ
の他の可動性の機械的要素により暗くされてきた。従っ
て電気着色装置は広範な方法で使用することができる。
実例の簡単な概容は以下の通りである、 1. 乗物の窓ガラス(自動車の窓又はサンルーフ) 電気着色装置は自動車における日光又は眩しさに対する
遮蔽物として適切である。正面、側部及び後部の窓ガラ
ス又はガラスの屋根を含むことができる。暗さの度合
は、太陽の位置及びその場の運転状況に応じて、運転者
の要望に対して区域毎にそして非段階的に適合させるこ
とができる。コンピューターにより調節される制御シス
テム中への取り込みが可能である。張り合わせガラス単
位との活性要素の組み合わせ物、例えば安全ガラスへの
フィルム系の適用、も同様に可能である。
【0003】窓の透過性を手動又は自動的に調節するこ
とができるので、それは夜間運転時の眩しさに対する有
効な遮蔽、トンネル及び高層駐車場への乗入れ及び乗り
出しの際の明るさの度合の自動的な調節のため、そして
乗物の内部への視界を妨げることにより、乗物を駐車し
ている時の押し込み及び盗難に対する防御のために使用
することができる。特に駐車中の夏季の車内の過熱を防
止することができる(欧州特許第0 272 428号
明細書を参照されたい)。
【0004】2. 建物の窓ガラス(電気着色窓) 建物において、電気着色性アセンブリは、調節可能な日
よけ(可視光線領域)及び熱の遮蔽体(IR領域)とし
てそして更に、眼の保護(可視光線領域)のために、建
物の側部窓及び天窓、リビング領域、仕事部屋又は温室
を暗くするのに適している。侵入に対する防止のため
に、銀行のカウンター又は商店のウインドーの窓ガラス
を、ボタンを押すことにより暗くすることができる。怪
我を避けるために、人が近付くとガラスの扉を自動的に
可視的にさせることができる。実質的にすべての色彩を
発色させることができる性能はまた、建物のファサード
に建築学的に窓ガラスを取り入れることも可能にする。
特にシステムの記憶効果を探求することができて、切り
替え相においてのみエネルギーが消費される場合には、
窓の広い面積の透過性を調節するためのエネルギー消費
量は少ない。熱遮蔽用窓ガラス(Kガラス)との組み合
わせ物は、窓を通る日光の動力学的調節を達成するのに
非常に適している(「スマートウインドー」)。このよ
うに、電気着色システムは建物の空調に要するエネルギ
ーの調節及び節約に寄与することができる。
【0005】システムへの電力供給はまた太陽モジュー
ルにより達成することができる。光線感受性の感知器が
日光の強度を決定し、それにより光線透過性を調節する
ことができる。
【0006】3. ディスプレー要素 広い面積上に魅力的な色彩を発色し、あらゆる所望の輪
郭、例えば文字、数字、記号及び符号を表示する性能
(適切な構成技術により製造することができる)は興味
深い媒体による広告を提供する。装飾的及び情報として
の効果が容易に可能である。
【0007】窓ガラスの間にシステムを配置する可能性
は別にして、支持体として2枚又は1枚ですらの透明な
プラスチックフィルムを使用する代替法もある。これ
は、変更可能な情報を有するプラカード状の広告物質を
達成することを可能にさせる。
【0008】電気着色装置は、腕時計及び時計又は測定
機器の面のような小さい表示要素、広範な種類の用途の
ための表示のため、そして交通標識、広告塔、鉄道の駅
及び空港における情報の標示板のような大きな表示要素
のため又は駐車場案内を提供するために使用することが
できる。運動場における可変的な線引きシステム(演技
場における境界線等のマーク付け)としての使用も同様
に可能である。
【0009】それらは情報を見せなければならないどん
な場所でも使用することができる。
【0010】4. 眼鏡類 眼鏡類においては、電気着色システムは単独の積極的な
構成部材としてのみならず、その他の光学機器のガラ
ス、レンズ及びフィルターと組み合わせても使用するこ
とができる。光学的感知システムのための褪色遮蔽物と
しての使用も同様に可能である。そのシステムはまた写
真学的工程における調節可能なフィルターシステムとし
ても適している。
【0011】5. 鏡 電気着色装置はまた、例えば、電圧の適用により暗くす
ることができ、それにより他車のヘッドライトによる眩
しさを抑制する外側の鏡又はバックミラーとして自動車
に、薄暗くすることが可能な鏡として使用することがで
きる(例えば米国特許第3 280 702号、同第4
902 108号(Gentex)、欧州特許第0 435
689号、米国特許第5 140 455号を参照さ
れたい)。先行の当該技術のシステム(溶液システム)
の欠点は、特に大型の鏡の場合(例えばトラックの鏡)
に長期間の操作後の色の不均一性(色別れ)である。ポ
リマーの増粘剤の添加による溶液システムの粘度の増加
につき記載されている(例えば米国特許第4 902
108号)。
【0012】6. EMI遮蔽 電気着色装置はまたある波長領域における電磁光線を変
調させるための可変フィルター要素として使用すること
ができる。
【0013】電気着色装置は通常、鏡の場合にはその片
方が鏡になっている1対のガラス又はプラスチック板を
含んでなる。これらの板それぞれの片面は半透明な、電
気伝導性の層、例えば酸化インジウム−酸化錫(IT
O)で被覆されている。これらの板を使用して、それら
の伝導性被覆面を相互に面するように固定することによ
り窓枠を構成する。板の間のセルは電気着色システムを
含み密閉される。2枚の板は別々に電源に接続されて伝
導性の層により調節することができる。
【0014】前記の先行当該技術から知られた電気着色
溶液システムにおいて、還元又は酸化後に、化学反応性
の、着色した、陽性又は陰性に帯電したフリーラジカル
を形成する酸化還元物質の組み合わせがが溶媒中に存在
する。その例は長い間知られてきたビオロゲンシステム
である。
【0015】酸化還元物質の組み合わせとしては、1種
類の還元性物質及び1種類の酸化性物質が使用される。
両者とも無色か又は僅かな色を有するのみである。電圧
の作用下で1種類の物質が還元され他方が酸化され、少
なくとも片方が着色される。電圧を切断すると、存在す
る色の脱色又は淡色化を伴って、2種類の元来の酸化還
元物質が再度形成される。
【0016】米国特許第4 902 108号明細書か
ら、還元性物質が循環電圧電流計において少なくとも2
種の化学的に可逆性の還元波を有し、そしてそれに対応
して酸化性物質が少なくとも2種の化学的に可逆性の酸
化波を有する数対の酸化還元物質が適切であることが知
られる。この種類のシステムは主として自動車の薄暗く
なるバックミラーに適している。これらは溶液システム
であるので、通常は電気着色窓への使用には適さない。
【0017】実際的(actual)電気着色酸化還元対がポ
リマー母材中に分散されているシステムもまた知られて
いる(例えば国際公開第96/03475号パンフレッ
トを参照されたい)。この方法では望ましくない色別れ
の効果が抑制されている。
【0018】WO3、NiO又はIrO2のような無機の
電気着色成分の組み合わせ物も同様に知られており、電
気着色窓における成分としての可能性を有する(例えば
米国特許第5 657 149号、Electronique Inter
national No.276,16(1997)を参照されたい)。
【0019】これらの無機の電気着色成分は蒸着、スパ
ッターによってのみ、又はゾル−ゲル法によって伝導性
基材に適用することができる。結果的にこの種類のシス
テムは製造するのが非常に高価である。1種類の無機成
分を有機ポリマー成分により置き換える努力により、例
えば電気伝導性のポリマーのポリアニリン(PANI)
及び補足的電気着色材料としてWO3を基礎にした電気
着色システムが知られるようになった(例えばB.P.Jell
e,G.Hagen,J.Electrochem.Soc.,Vol.140,No.12,3560(19
93)を参照されたい)。ITO又はSnO2層(対電極)
が置換ポリ(3,4−アルキレンジオキシチオフェン)
に対して補足的電気着色成分として働くと考えられる、
無機成分を含まないシステムを使用する試みも実施され
た(米国特許第5 187 608号)。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような電
気着色アセンブリは、装置の特性に変化をもたらさずに
十分な数の切り替えサイクルを保証することができない
ことが判明した。更に、このような電気着色アセンブリ
は概括的に光線、特にUV光線に感受性である。この理
由により、UV安定剤を含む電気着色アセンブリ、例え
ば米国特許第5280 380号からのアセンブリもま
た知られている。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、1枚の層が電
気伝導性の、電気着色性のポリジオキシチオフェンであ
り、そしてその他の層が式(I)から(XXI) Me12 (I) MxMe3y (XI) Me2 25 (II) Me43 (XII) LixMe12 (III) MxMe43 (XIII) LixMe2 25 (IV) MxMe4 (1-x)Me4 x3 (XIV) LixMe12+x/2 (V) Me3(OH)2 (XV) LixMe2 25+x/2 (VI) Me3O(OH) (XVI) Me3O (VII) MMe32 (XVII) Me3x (VIII) Me32 (XVIII) MxMe3O (IX) Me3 23 (XIX) MxMe32 (X) Me3 23・H2O (XX) LiMe53 (XXI) [式中、Me1及びMe2はそれぞれメンデレエフ周期律
表の遷移族III、IV又はVの金属を表し、Me3及びMe
4は周期律表の遷移族VI又はVIIIの金属を表し、Me5
メンデレエフ周期律表の遷移族Vの金属を表し、xは
0.001から5の数を表し、yは0.001から5の
数を表し、Mは好ましくは周期律表の主族Iの金属又は
プロトンを表し、Me1は好ましくはジルコニウム、セ
リウム又はチタンを表し、Me2は好ましくはバナジウ
ム又はニオブを表し、Me3は好ましくはニッケル又は
イリジウムを表し、Me4は好ましくはモリブデン又は
タングステンを表し、Me5は好ましくはバナジウム、
ニオブ又はタンタルを表す]のイオン貯蔵化合物又はイ
オン貯蔵化合物類の混合物であることを特徴とする、1
枚の層構造物を有し、少なくとも1種類のUV吸収剤を
含むUV安定化電気着色アセンブリを提供する。
【0022】なかでも特に好ましいものは、以下 V25 NiO Lix25 NiO2 Lix25+x/2 Ni(OH)2 CeO2 NiO(OH) LixCeO2 LiNiO2 LixCeO2+x/2 Ni23 Nb25 Ni23・H2O LixNb25 LixNiO LixNb25+x/2 WO3 LiNbO3 のイオン貯蔵層を使用するものである。
【0023】イオン貯蔵層はまた化合物(I)から(XX
I)のうちの少なくとも2種類の混合物にすることもで
きる。
【0024】特に好ましいものは以下の混合物 TiO2−CeO2 CeO2−V25 TiO2−V25 LixCeO2−Lix25 LixTiO2−Lix25 LixTiO2−LixCeO225−Nb25 liV25−LixNb25 NiO−CeO2 NiO−TiO2 を使用するものである。
【0025】従って本発明のアセンブリ中のイオン貯蔵
層は金属酸化物の化合物又は金属酸化物の混合物を含ん
でなる。イオン貯蔵層は、それらを生成する時にLi塩
を含むことができるか、あるいは後に、Liイオンを電
気化学的に付加することができる。
【0026】式(I)から(XXI)の化合物は一般的に
既知の化合物であるか、市販されているか又は、無機化
学の一般的に知られている方法により調製することがで
きる(例えばHollemann-Wiberg,Lehrbuch der organisc
hen Chemie,71st-80th edition,Walter de Gruyter & C
o.,Berlin 1971,pages 779-781;Roempp Chemie Lexiko
n;Chemical Abstract 1313-96-8を参照されたい)。
【0027】従って本発明の電気着色アセンブリは少な
くとも1種類の無機イオン貯蔵層を含む。これはゾル−
ゲル法によっても又は、伝導性を改善するために金属グ
リッドを提供することができる電気伝導性基材に対する
蒸着/スパッターによっても適用することができる。こ
の層はまた注型法により適用することができるナノサイ
ズの粒子を含んでなることができる。
【0028】ポリジオキシチオフェンはカチオン性に帯
電して、ポリアニオンの存在下で、式(XXII)の構造単
【0029】
【化1】 [式中、A1及びA2はそれぞれ相互に独立して置換(C
1〜C4)−アルキルを表すか又は、一緒になって置換も
しくは非置換(C1〜C4)−アルキレンを形成し、そし
てnは2から10,000、好ましくは5から5000
の整数を表す]を含んでなる。
【0030】好ましいカチオン性ポリジオキシチオフェ
ンは式(XXIIa)又は(XXIIb)
【0031】
【化2】 [式中、R1及びR2は相互に独立して水素、置換もしく
は非置換(C1〜C18)−アルキル、好ましくは(C1
10)−、特には(C1〜C6)−アルキル、(C2〜C
12)−アルケニル、好ましくは(C2〜C8)−アルケニ
ル、(C3〜C7)−シクロアルキル、好ましくはシクロ
ペンチルもしくはシクロヘキシル、(C7〜C15)−ア
ラルキル、好ましくはフェニル−(C1〜C4)−アルキ
ル、(C6〜C10)−アリール、好ましくはフェニルも
しくはナフチル、(C1〜C18)−アルキルオキシ、好
ましくは(C1〜C10)−アルキルオキシ、例えばメト
キシ、エトキシ、n−もしくはイソ−プロポキシ、又は
(C2〜C18)−アルキルオキシエステルを表し、そし
てR3、R4は相互に独立して水素を表すが同時に両方が
水素を表すことはなく、あるいは、それぞれが少なくと
も1種類のスルホン酸基で置換されている、(C1〜C
18)−アルキル、好ましくは(C1〜C10)−、特には
(C1〜C6)−アルキル、(C2〜C12)−アルケニ
ル、好ましくは(C2〜C8)−アルケニル、(C3
7)−シクロアルキル、好ましくはシクロペンチルも
しくはシクロヘキシル、(C7〜C15)−アラルキル、
好ましくはフェニル−(C1〜C4)−アルキル、(C6
〜C10)−アリール、好ましくはフェニルもしくはナフ
チル、(C1〜C18)−アルキルオキシ、好ましくは
(C1〜C10)−アルキルオキシ、例えばメトキシ、エ
トキシ、n−もしくはイソ−プロポキシ、又は(C2
18)−アルキルオキシエステルを表し、nは2から1
0,000の、好ましくは5から5000の数を表す]
の構造単位を含んでなる。
【0032】極めて特に好ましくは、本発明の電気着色
装置は式(XXII-a-1)及び/又は(XXIIb-1)
【0033】
【化3】 [式中、R3は前記に定義されたものであり、nは2か
ら10,000の、好ましくは5から5000の整数を
表す]の、少なくとも1種類の電気伝導性の、電気着色
性カチオン性又は非帯電ポリジオキシチオフェンを含
む。
【0034】ポリアニオンはポリアクリル酸、ポリメタ
クリル酸又はポリマレイン酸のようなポリマー性カルボ
ン酸あるいは、ポリスチレンスルホン酸及びポリビニル
スルホン酸のようなポリマー性スルホン酸のアニオンで
ある。これらのポリカルボン酸及びポリスルホン酸はま
た、アクリル酸エステル及びスチレンのようなその他の
ポリマー化可能なモノマーとの、ビニルカルボン酸及び
ビニルスルホン酸のコポリマーの可能性もある。
【0035】ポリスチレンスルホン酸のアニオンが対イ
オンとして特に好ましい。
【0036】ポリアニオンを提供するポリ酸の分子量は
好ましくは1000から2,000,000、特に好ま
しくは2000から500,000である。ポリ酸例え
ばポリスチレンスルホン酸及びポリアクリル酸又はそれ
らのアルカリ金属塩、は市販されているか、又は既知の
方法(例えば、Houben-Weyl,Methoden der organischen
Chemie,vol.E 20 Makromolekulare Stoffe,part2,(198
7),p.1141 ff.を参照されたい)により調製することが
できる。
【0037】ポリジオキシチオフェン及びポリアニオン
の分散物の形成のために必要な遊離ポリ酸の代わりに、
ポリ酸のアルカリ金属塩及び相当量のモノ酸(monoacid
s)の混合物を使用することも可能である。
【0038】式(XXIIb-1)の場合には、ポリジオキシ
チオフェンは構造単位中に陽性及び陰性の電荷を有す
る。ポリジオキシチオフェンの調製は例えば、欧州特許
第0440 957号(=米国特許第5 300 57
5号)に記載されている。
【0039】ポリジオキシチオフェンは酸化重合化によ
り得られる。その結果、それらの数及び位置が明白には
決定できないので、それらが式中には示されていない陽
性の電荷を得る。
【0040】従って本発明は、陰極反応による着色性の
電気着色性ポリマーとして電気伝導性のポリ(3,4−
エチレンジオキシチオフェン)誘導体並びに、更にLi
イオンに適するイオン貯蔵層を含む、光線安定化電気着
色装置を提供する。架橋もしくは非架橋ポリマー、Li
塩及びある程度の量の溶媒を含んでなるゲルの電解質が
電気着色性ポリマー層とイオン貯蔵層との間に配置され
る。略図的構造は図1、原理I)に示されている。
【0041】本発明のアセンブリは更に、光線安定剤又
は複数の光線安定剤の混合物が特にに好ましくは架橋も
しくは非架橋ポリマーゲルの電解質に溶解されている
(図1の層7を参照されたい)、 ベンゾフェノン ベンゾトリアゾール 有機ニッケル化合物 サリチル酸エステル ケイ皮酸エステル マロン酸ベンジリデン 安息香酸エステル オキサルアニリド 立体妨害されたアミン ポリマー性立体妨害アミン ヒドロキシフェニルトリアジン からなる群から選択される少なくとも1種類のUV吸収
剤又は光線安定剤を含む。
【0042】UV吸収剤又は光線安定剤は一般的に知ら
れており(例えばModern PlasticsEncyclopedia,McGraw
-Hill Inc.,New York 1982を参照されたい)、種々の販
売業者(例えばCiba-Geigy,BASF,Clariant等)から、種
々の商品名(例えば(R)Chimassosrb、(R)Uvinul、(R)Ir
gastab等)で市販されている。
【0043】光線安定剤は好ましくは以下の式
【0044】
【化4】 [式中、R101は分枝状又は非分枝状C1〜C20−アルキ
ルを表し、R102は水素、シアノ又はCOOR1を表し、
103、R104及びR106は相互に独立して水素、C1〜C
12−アルキル又はC1〜C12−アルコキシを表しそして
105は水素、C1〜C12−アルキル、C1〜C12−アル
コキシ又はヒドロキシを表す]の置換もしくは非置換ケ
イ皮酸エステル及び、置換もしくは非置換2−ヒドロキ
シベンゾフェノンからなる群に属する。
【0045】なかでも特に好ましいものは、式(C)、
(CI)及び(CII)[式中、R101がエチル又は2−エ
チル−1−ヘキシルを表し、R102が水素を表し、そし
てR103がp位のメトキシ又はエトキシを表す]のUV
吸収剤又は光線安定剤あるいは式(CI)[式中、R
101がエチル又は2−エチル−1−ヘキシルを表し、R
102がシアノを表し、そしてR103及びR104が水素を表
す]のUV吸収剤あるいは式(CII)[式中、R105
メトキシ、エトキシ、オクトキシ又はヒドロキシを表
し、そしてR106が水素を表す]のUV吸収剤あるいは
式(C)及び(CI)のUV吸収剤の混合物あるいはU
V吸収剤(C)及び(CII)の混合物あるいはUV吸収
剤(CI)及び(CII)の混合物あるいはUV吸収剤
(C)及び(CI)及び(CII)の混合物[式中、基は
前記に定義されたものである]を使用するものである。
【0046】従って、なかでも特に好ましいものは、架
橋もしくは非架橋ポリマー性ゲルの電解質中に、式(C
III)、(CIV)又は(CV)のUV吸収剤あるいは式
(CIII)及び(CIV)のUV吸収剤の混合物あるいは
式(CIV)及び(CV)のUV吸収剤の混合物あるいは
(CIII)及び(CV)のUV吸収剤の混合物を含む電
気着色性層構造物である。
【0047】
【化5】 本発明の光線安定化電気着色性層構造物の本質的成分は
UV吸収剤である。それらは0.01ないし2モル/
l、好ましくは0.04ないし1モル/lの範囲内の量
で使用される。本発明の層構造物中に存在するUV吸収
剤は原則的に知られているか又は既知のUV吸収剤の調
製と同様な方法により調製することができる。好ましい
UV吸収剤は式(CIII)(例えばUVINUL(R)3088、BAS
F)、(CIV)(例えばUVINUL(R)3039、BASF)及び(C
V)(例えばCHIMASSORB(R)90 Ciba)のものである。こ
れらの製品は前記の溶媒に非常に易溶性であり、例えば
炭酸プロピレン中に少なくとも0.8モルが可溶性であ
る。
【0048】UV吸収剤の効果は以下に詳述されるよう
に電気着色アセンブリにおいて測定された。使用された
照明機器はHeraeus社からのXenotest 150 Sであった。
電力は「屋外の日光」形態において1,570W/m2
であった。
【0049】電気着色性ポリマー層はドープ状態で透明
である。これは、スペクトルの可視領域における吸収の
増加により陰極における電子の取り込み(還元)により
有色形態に変換することができる。反対側(陽極)で起
こる酸化はLiイオンによるイオン貯蔵層の交換反応と
関連している。しかしこの反応は発色にはほとんど寄与
しないので、それらの妨害は重要ではない。
【0050】従って本発明は、溶液から加工することが
できるようにするために、ポリスチレンスルホン酸塩と
混合されたか又は側鎖に可溶化スルホン酸基を有する可
能性があるポリ(3,4−エチレンシオキシチオフェ
ン)誘導体からなる群から選択される、少なくとも1種
類の酸化還元活性の電気伝導性のポリマー及び少なくと
も1種類の光線安定剤を含む、光線安定化電気着色性ソ
リッドステートシステムを提供する。このポリマー層は
好ましくは、その場合溶媒が蒸発されて、固体の乾燥ポ
リマー膜を基材上に残すような水溶液から適用される。
しかし、スクリーンプリントによりそれを適用すること
も可能であるにちがいない。基材としては酸化インジウ
ム−酸化錫(ITO)、フッ素ドープされた酸化錫(F
TO、K−ガラス)、非ドープ酸化錫の層又は微細分割
銀の層が電極として働くような電気伝導性の透明なガラ
ス又はフィルムシステムを使用することが好ましい。電
極の片面が、もはや透明でない(鏡に使用のための)金
属層(例えばAl、Cu、Pd)からなることもまた可
能である。ゲルの電解質は少なくとも1種類のポリマー
(例えば酸化ポリエチレン、PMMA)、少なくとも1
種類のLi塩(例えばLiトリフラート(Li triflat
e)、過塩素酸Li)、少なくとも1種類の溶媒(例え
ば炭酸プロピレン)及び少なくとも1種類の光線安定剤
を含む。
【0051】本発明は建物又は建築物の窓ガラス及び乗
物の窓ガラス又はサンルーフにおける電気着色装置とし
ての利用に加えて更に、表示要素として、電気着色鏡
(例えば自動車の自動的暗色化バックミラー)としての
利用、更に種々の光学機器の要素における利用を提供す
る。
【0052】鏡としての使用に対しては、2個の電極の
一方は蒸着又は電気化学的にメッキされた金属層、例え
ばアルミニウム、銀、銅、白金、パラジウム又はロジウ
ムからなる可能性がある。
【0053】本発明はまた、結果的にITO、フッ素ド
ープされた酸化錫又は金属の伝導性被膜が必要な、発色
性電気着色ポリマー化合物がそれ自体の電極として同時
に機能する光線安定化電気着色システムを提供する(図
1、原理IIを参照されたい)。
【0054】本発明の光線安定化電気着色アセンブリ
は、明白に構造の好ましい特徴として熱遮蔽ガラス(建
築物の窓ガラスの目的で市販されている)との組み合わ
せ物が、明るく日光の入る部屋のエネルギー節約を可能
にし、そしてまた強力な直接の日光にさらすこともでき
るという点が特に注目に値する。従って、熱遮蔽層がI
R光線の透過を制限し、そして同時にその電気伝導性の
ために電気着色アセンブリにおいて電極機能を果すの
で、もう1種の材料の更なる明白な(explicit)電極は
不要である。
【0055】本発明の光線安定化電気着色アセンブリは
更に、電気着色層がある領域のIR光線を吸収できるの
で、窓を通る熱を制限することができるという点が注目
に値する。
【0056】本発明の光線安定化電気着色層構造物は電
気着色装置の構成成分として適している。電気着色装置
において、本発明の光線安定化電気着色アセンブリは、
可変性の透過率を有する媒体として役立つ、すなわちシ
ステムの光線透過率が電圧の作用下で変化し、その結果
としてそれを無色から着色状態に変化させる。従って本
発明はまた本発明に従う光線安定化電気着色アセンブリ
を含む電気着色装置を提供する。本電気着色装置の用途
は、建築物の窓ガラスにおいてそして例えば自動車の
窓、サンルーフ、バックミラー、ディスプレーとして乗
物において、ディスプレーにおいて、あるいは光学的機
器の要素としてあるいはすべてのタイプの乗物における
機器のディスプレーのような情報ディスプレー単位装置
の構成部品としてのものである。それは同様に温室の窓
として使用することもできる。
【0057】電気着色装置が電気着色ディスプレー装置
である場合は、2枚の伝導性の層の少なくとも1枚又は
両方が、個々に電源に接続されている電気的に分離され
たセグメントに分割されている。
【0058】しかし2枚のうちの1枚のみが伝導性被膜
を有し、セグメントに分割されていることも可能であ
る。セグメントの分割は例えば伝導性の層の機械的除去
により、例えばかじり、引っ掻き、削り取り又は粉砕に
より、あるいは化学的手段により、例えば、例えばFe
Cl2又はSnCl2の塩酸溶液を使用するエッチングに
よりもたらすことができる。伝導性の層のこの除去の位
置はマスク、例えば光抵抗のマスクにより調節すること
ができる。しかし電気的に分離されたセグメントはまた
伝導性層の、例えばマスクにより標的をきめた、例えば
スパッター又は印刷による適用により製造することがで
きる。セグメントは、セグメントが電気着色装置の端の
接点に電気的に接続されるように、例えば伝導性物質の
細片により電源に接続される。これらの微細な接触片は
伝導性の層自体と同一の材料からなることができ、例え
ばそれをセグメントに分割する時にそれとともに製造す
ることができる。しかし、それらはまた、例えば伝導性
を改善するために例えば銅又は銀の、微細な金属伝導体
のようなもう1種の材料からなることもできる。金属材
料と伝導性被膜材料との組み合わせもまた可能である。
金属伝導体は、例えばその上に粘着的に接着された又は
印刷された例えば細いワイヤ形態で適用することができ
る。これらすべての前記の方法は一般的に液晶ディスプ
レー(LCD)の製造法から知られる。
【0059】ディスプレーの場合には、本発明に従って
製造されたディスプレーは透過光又は鏡による反射光で
見ることができる。
【0060】電気着色装置が電気着色窓である場合は、
一方又は両方の電極上に微細金属グリッドを蒸着するこ
とができる。これは基材の表面伝導性の改善に役立ち、
大きい面積に均一な着色を達成させる。
【0061】本発明の光線安定化電気着色アセンブリは
好ましくは、基材(ガラス又はプラスチック)上への、
酸化インジウム−酸化錫(In23:SnO2(IT
O))、酸化錫(SnO2)、フッ素ドープ酸化錫(S
nO2:F;FTO又は「K−ガラス」「熱遮蔽ガラ
ス」)、アンチモンドープ酸化錫、アンチモンドープ酸
化亜鉛、アルミニウムドープ酸化亜鉛を含んでなる少な
くとも1種類の透明な電気伝導性の被膜、あるいは十分
に薄い透明な金属フィルム、例えば銀の被膜(熱遮蔽ガ
ラス)を含む。
【0062】置換もしくは非置換ポリチエニル、ポリピ
ロール、ポリアニリン、ポリアセチレン又はポリチオフ
ェンのようなその他の伝導性ポリマーもまた使用するこ
とができる。
【0063】本発明の光線安定化アセンブリにおいて、
実際的電気着色ポリマーは好都合にはまた、前記の伝導
性被膜の1種類の代わりにそれ自体の伝導性電極材料と
して使用される。
【0064】極めて特に好ましいものは、酸化インジウ
ム−酸化錫(In23:SnO2(ITO))、酸化錫
(SnO2)、フッ素ドープ酸化錫(SnO2:F;FT
O又は「K−ガラス」「熱遮蔽ガラス」)、又は十分に
薄い透明な銀の被膜(熱遮蔽ガラス、例えばSaint-Goba
in社からの(R)PLANITHERM、又は熱遮蔽フィルム)を使
用するものである。
【0065】プレートのうちの1枚が鏡である場合はこ
の伝導性の層も使用することができる。ここでは銀、ア
ルミニウム、銅、白金、パラジウム及びロジウムを使用
することが特に好ましい。
【0066】本発明の光線安定化電気着色アセンブリは
好ましくは以下の成分: ポリマー(架橋又は非架橋) Li塩 溶媒又は溶媒混合物 光線安定剤又は複数の光線安定剤の混合物を含んでなる
透明なゲルの電解質を含む。
【0067】好ましいポリマーはメタクリル酸ポリメチ
ル(PMMA)、酸化ポリエチレン(PEO)、ポリア
クリロニトリル(PAN)、ポリ(N,N−ジメチルア
クリルアミド)、ポリ(2−(2−メトキシエトキシ)
−エトキシ)ホスファゼン、ポリ(オキシメチレン−オ
リゴ(オキシエチレン))、ポリエチレングリコール
(PEG)、ポリプロピレングリコール(PPG)ある
いはポリエピクロロヒドリン又はポリエーテルを基礎に
したポリマー及び更にそれらの混合物である。酸化エチ
レン−酸化プロピレン(EO/PO)コポリマー又はオ
キシメチレン架橋酸化ポリエチレンのようなコポリマー
もまた適している。
【0068】ポリエーテル及び酸化ポリエチレンを使用
することが特に好ましい。
【0069】アクリラートを基礎にした光線架橋可能な
ポリマー系、例えばポリエチレングリコール400ジア
クリラート、ポリエチレングリコール400ジメタクリ
ラート、ポリエチレングリコール600ジアクリラー
ト、ポリエチレングリコール600ジメタクリラート、
ポリエチレングリコールメタクリラート、トリプロピレ
ングリコールジアクリラート、トリプロピレングリコー
ルモノメチルエーテルアクリラート、トリメチロールプ
ロパントリアクリラート、エチレングリコールジメタク
リラートヒドロキシエチルメタクリラート(HEM
A)、ヘキサンジオールジアクリラート、ジアノールジ
アクリラート、テトラエチレングリコールジアクリラー
ト、ペンタエリスリトールトリアクリラート、ペンタエ
リスリトールテトラクリラート、ブチルメタクリラート
並びに更に、Bayer AGからのacrylates( R)UAVPLS 2258
及びRoskydal(R) UALPV 94/800及びそれらのアクリラー
ト前駆体もまた特に好ましい。光線架橋可能ポリマー系
はまた、透明な電気伝導性被膜を提供されている厚いガ
ラス板の間ですらDarocure 1173、1116又はIrgacure 18
4(E.Merck KGaA,Darmstadt)のような通常の光線反応
開始剤による光線活性化の補助により、使用される溶媒
及びLi塩の存在下で硬化させることができる。適当な
ランプ(例えばHg又はXeランプのようなUVラン
プ)による照射によるセルの充填後に照明が実施され
る。電子ビームの硬化によるポリマー系の硬化も同様に
前記の系に対して可能である。
【0070】OH官能ポリエーテル化合物、例えばポリ
エーテルポリオールをもつイソシアナート基により、熱
によりそして触媒により架橋してポリウレタンを形成す
ることができるポリマー系もなかでも特に好ましい。異
なる柔軟なセグメントを有するポリウレタン、例えばポ
リテトラメチレングリコール又はポリプロピレングリコ
ールもまた適している。
【0071】例えばガンマ−グリシジルプロピルトリメ
トキシシランから誘導された誘導シラン類もまた、なか
でも特に好ましい。例えば酸化プロピレンにより誘導さ
れた誘導体もまた可能である。
【0072】UV吸収剤を別にして、ゲルの電解質はま
た有機及び/又は無機充填剤又は添加剤を含むことがで
きる。ここでは、熱安定剤、光学的光沢剤、難燃剤、流
動性改善剤、防火剤、染料、顔料、充填剤又は増強剤、
微分割鉱物、繊維、チョーク、石英粉、ガラス、酸化ア
ルミニウム、塩化アルミニウム及び炭素繊維のような通
常の添加剤を通常の量、添加することができる。スペー
サーの機能が必要な場合は、その機能は例えば、一定の
サイズを有するガラス球、ポリマー粒子、シリカゲル又
は砂の粒により実施することができる。
【0073】好ましいLi塩はLiClO4、LiCF3
SO3、LiN(SO2CF32、LiCl、LiPF6
である。
【0074】ここで、LiClO4、LiCF3SO3
びLiN(SO2CF32がなかでも特に好ましい。
【0075】特に好ましい溶媒は炭酸プロピレン、炭酸
エチレン、アセトニトリル及びγ−ブチロラクトン及び
更にそれらの混合物である。
【0076】なかでも特に好ましいものは炭酸プロピレ
ン及び炭酸エチレンである。
【0077】本発明の光線安定化電気着色アセンブリに
使用される基材はガラス又は種々のタイプのプラスチッ
クである。
【0078】あらゆるタイプの透明な基材が好ましい。
【0079】ガラス、特に電気着色性の窓として使用さ
れる時の熱遮蔽ガラス(「柔軟ガラス、薄ガラス」の場
合の10μmから3cmの厚さの)を別として、特に好
ましい物質はポリエステル(例えばテレフタール酸ポリ
エチレン(PET)又はナフタリン酸ポリエチレン(P
EN))、種々のタイプのポリカーボナート(例えば
(R)Makrolon、APEC-HT)、ポリスルホン、ポリイミド及
びポリシクロオレフィンである。ポリマー基材は柔軟性
フィルムとして又は厚板として使用することができる。
基材はまたアセンブリがその土台の物質の形態に合致す
るように湾曲させることができる。柔軟性プラスチック
基材もまた全体的電気着色システムの構成後に、種々の
材料、例えば湾曲ガラス上に張り合わせたり接着させる
ことができる。
【0080】プラスチックの基材には更に水及び酸素に
対する遮蔽層を提供することができる。
【0081】ここで、ポリエステル、例えばテレフター
ル酸ポリエチレン、DuPont、(包装用フィルムを参照さ
れたい)上のTiOx、SiOx又はフッ化ポリマー及び
それらの可能な組み合わせ物及び更に無機−有機混成系
に基づいた遮蔽層が好ましい。
【0082】本発明の光線安定化電気着色性アセンブリ
は柔軟なフィルム系として形成される場合は自動車の安
全ガラス上の完全な電気着色性複合系として張り合わせ
又は接着することができる。更に、それは建物の二重窓
ガラスシステムの中空の空間中に組み込むことができ
る。
【0083】電気着色アセンブリの制御機構は、例えば
無色から青色まで著しい色の変化をもたらす電気着色性
ポリマーの、可逆的電気化学的ドーピングに基づいてい
る。アセンブリは一定の電圧により駆動される。
【0084】本発明の電気着色アセンブリの還元及び酸
化過程は概括的に陰極及び陽極それぞれにおける電子の
取り込み及び放出により起こり、電極間の電位差は好ま
しくは0.1ないし5V、なかでも特に好ましくは0.
3ないし3Vである。電位差を切断後、以前に達成され
た着色をしばらくの間維持することができるので(記憶
効果)、最小のエネルギー消費により恒久的な着色を達
成することができる。電荷の平衡化及びそれによる脱色
は極性の短時間の反転により達成することができる。
【0085】本発明の光線安定化電気着色アセンブリは
比較的広い面積においてすら、太陽モジュールにより電
力を供給することができる。
【0086】基材の湿潤化を改善するために更に湿潤化
剤(例えばFluortensid)を添加することもできる。
【0087】
【実施例】(実施例1)伝導性基材に対する電気着色性ポリマーの適用 ポリマーのBaytron(R)(Bayer AGからの伝導性ポリマー
PEDT/PSS、ポリエチレンジオキシチオフェン−
ポリスチレンスルホナートの水分散液)
【0088】
【化6】 を、1500rpmの回転速度で、各15秒間を4回適
用することにより、スピン被覆装置によりK−ガラス板
(Fkach glas社からの熱遮蔽ガラス、表面抵抗〜20Ω
/sq)の電気伝導性の面にイソプロパノールを追加的
に含む水溶液から適用する。適用中に溶媒をヘアドライ
ヤーにより蒸発する。
【0089】これにより、透明で、ごく僅かに青みがか
ったポリマーフィルムをもたらす。輪郭測定器(profil
ometer)による層の厚さの測定は0.6μmの値を与え
た。
【0090】(実施例2)イオン貯蔵層を生成するためのゾルの調製 バナジン酸アンモニウムNH4(VO3)2.5gを水2
5gに溶解させ、イオン交換剤Lewatit S100(Bayer A
G)37.5gを添加する。次いで混合物を室温で10
分間撹拌する。次いで早急に撹拌しながら更に水475
gを添加し、混合物を更に10分間撹拌する。混合物を
濾過し、得られた溶液を室温で24時間静置することに
より老化させる。最後に湿潤剤のFluortensid FT 248
(Bayer AG)0.25gを添加する。この溶液が使用に
適する。
【0091】(実施例3)イオン貯蔵層1(V25)の調製 実施例3からの溶液をK−ガラス板の伝導性の面に適用
し、ゾルの均一層をスピン被覆装置(1000rpmで
10秒)を使用して生成する。次いで該層を2時間10
0℃で加熱する。輪郭測定器を使用する層の厚さの測定
は10〜20nmの結果を与える。
【0092】(実施例4)ゲル電解質1の調製 不飽和脂肪酸ウレタンアクリラートのRoskydal(R) UA V
P LS 2258(Bayer AG)7.6gを、Fa. Merck,Darmsdadt
からの光線反応開始剤の(R)Darocure 1173を0.19g
(2.5重量%)及びAldrichからのトリフルオロメタ
ンスルホン酸リチウム0.3g(3重量%)及びAldric
hからの、乾燥炭酸1,2−プロピレン2g中のUVINUL
3039(BASF)0.1g(1重量%)と混合する。この混合
物は注入可能で光化学的に架橋可能なので、もはや流動
しないゲル電解質を調製可能にさせる。
【0093】(実施例5)ゲル電解質2の調製 アミン誘導アクリル酸ポリエーテルのRoskydal(R)UA LP
V94/800(Bayer AG)7.6gを、Merck, Darmsdadtから
の光線反応開始剤のDarocure 1173の0.19g(2.
5重量%)及びAldrichからのトリフルオロメタンスル
ホン酸リチウム0.3g(3重量%)及びAldrichから
の、乾燥炭酸1,2−プロピレン2g中のUVINUL 3039
(BASF)0.1g(1重量%)と混合する。この混合物は
注入可能で、光線化学的に架橋可能で、従ってもはや流
動しないゲル電解質を調製可能にさせる。
【0094】(実施例6)UV吸収剤を含む架橋ゲル電解質による、完全な電気着
色セル1及び2の製造 実施例4及び5からのまだ未架橋のゲル電解質を実施例
3からのイオン貯蔵層1に200μmの湿潤フィルムの
厚さで適用し、実施例1からの電気着色性層と接触させ
る。この複合体をUVランプ(ISTランプ)下で10
m/分のベルト速度で運搬する。これによりゲル電解質
を架橋させ、もはや流動しないゲル電解質を含む透明な
系をもたらす。
【0095】(実施例7)セル1及び2の機能テスト UV安定化電気着色性セル1及び2それぞれの機能を、
DC電源からの2Vの電圧の適用によりテストする。
【0096】極性の反転が、両方の状態(着色/脱色)
を示すことを可能にする。
【0097】着色状態は濃い青色を有する。極性の繰り
返しの反転により電気着色アセンブリの安定性を示すこ
とを可能にする。
【0098】(実施例8)UV吸収剤を伴わない電気着色性セル3の製造 UV遮蔽を伴わないセルとの比較のために、UV吸収剤
の不在を除いてゲル電解質1(実施例4)と同様なゲル
電解質3を調製した。完全な電気着色性セル3を実施例
6に記載のように製造した。
【0099】(実施例9)セル3の機能テスト これは実施例7と同様な方法で実施された。セル1及び
3の切り替え動態における差異は視覚的には認められな
かった。
【0100】(実施例10)Xenotestにおけるセルの照明 UV吸収剤の効果を測定するために、電気着色セル1、
2及び3をHeraeus社からの照明機器Xenotest 15OSにお
いて1週間照射される。使用された「屋外日光」形態の
照射電力は157W2である。
【0101】(実施例11)電気着色セルの比較 実施例7と同様なテストにおける電気着色セル1、2及
び3の比較は、照射後に、UV安定化されていなかった
電気着色セル3は切り替え動態及び最大達成可能着色性
において著しく劣った特性を示すことが示される。
【0102】本発明の特徴と態様を以下に示す。
【0103】1. 1枚の層構造物中に固定化されたU
V吸収剤を含むUV安定化ゲル電解質を有するUV安定
化電気着色アセンブリであって、一層が電気伝導性の電
気着色性ポリジオキシチオフェンであり、そしてその他
の一層が式(I)から(XXI) Me12 (I) MxMe3y (XI) Me2 25 (II) Me43 (XII) LixMe12 (III) MxMe43 (XIII) LixMe2 25 (IV) MxMe4 (1-x)Me4 x3 (XIV) LixMe12+x/2 (V) Me3(OH)2 (XV) LixMe2 25+x/2 (VI) Me3O(OH) (XVI) Me3O (VII) MMe32 (XVII) Me3x (VIII) Me32 (XVIII) MxMe3O (IX) Me3 23 (XIX) MxMe32 (X) Me3 23・H2O (XX) LiMe53 (XXI) [式中、Me1及びMe2はそれぞれメンデレエフ周期律
表の遷移族III、IV又はVの金属を表し、Me3及びMe
4はそれぞれ周期律表の遷移族VI又はVIIIの金属を表
し、Me5はメンデレエフ周期律表の遷移族Vの金属を
表し、xは0.001から5の数を表し、yは0.00
1から5の数を表し、Mは好ましくは周期律表の主族I
の金属又はプロトンを表し、Me1は好ましくはジルコ
ニウム、セリウム又はチタンを表し、Me2は好ましく
はバナジウム又はニオブを表し、Me3は好ましくはニ
ッケル又はイリジウムを表し、Me4は好ましくはモリ
ブデン又はタングステンを表し、Me5は好ましくはバ
ナジウム、ニオブ又はタンタルを表す]のイオン貯蔵化
合物又はイオン貯蔵化合物類の混合物であることを特徴
とするアセンブリ。
【0104】2. 以下の化合物 V25 NiO Lix25 NiO2 Lix25+x/2 Ni(OH)2 CeO2 NiO(OH) LixCeO2 LiNiO2 LixCeO2+x/2 Ni23 Nb25 Ni23・H2O LixNb25 LixNiO LixNb25+x/2 WO3 LiNbO3 又は少なくとも2種類の化合物の混合物がイオン貯蔵層
として機能する、第1項記載のUV安定化電気着色アセ
ンブリ。
【0105】3. 以下の混合物 TiO2−CeO2 CeO2−V25 TiO2−V25 LixCeO2−Lix25 LixTiO2−Lix25 LixTiO2−LixCeO225−Nb25 liV25−LixNb25 NiO−CeO2 NiO−TiO2 が使用される、第1項又は第2項記載のUV安定化電気
着色アセンブリ。
【0106】4. カチオン性又は非帯電ポリジオキシ
チオフェンが、式(XXII)
【0107】
【化7】 [式中、A1及びA2は相互に独立して置換もしくは非置
換(C1〜C4)−アルキルを表すか又は、一緒になって
置換もしくは非置換(C1〜C4)−アルキレンを形成
し、そしてnは2から10,000の整数を表す]の構
造単位を含んでなり、そして対イオンがポリアニオンで
ある第1項記載のUV安定化電気着色アセンブリ。
【0108】5. カチオン性又は非帯電ポリジオキシ
チオフェンが式(XXIIa)又は(XXIIb)
【0109】
【化8】 [式中、R1及びR2は相互に独立して水素、置換もしく
は非置換(C1〜C18)−アルキル、(C2〜C12)−ア
ルケニル、(C3〜C7)−シクロアルキル、(C7〜C
15)−アラルキル、(C6〜C10)−アリール、(C1
18)−アルキルオキシ又は(C2〜C18)−アルキル
オキシエステルを表し、そしてR3、R4は相互に独立し
て水素を表すが両者同時に表すことはなく、あるいはそ
れらのそれぞれが、少なくとも1個のスルホン酸基によ
り置換されている(C1〜C18)−アルキル、(C2〜C
12)−アルケニル、(C3〜C7)−シクロアルキル、
(C7〜C15)−アラルキル、(C6〜C10)−アリー
ル、(C1〜C1 8)−アルキルオキシ又は(C2〜C18
−アルキルオキシエステルを表し、nは2から10,0
00の整数を表す]の構造単位を含んでなる、第4項記
載のUV安定化電気着色アセンブリ。
【0110】6. 式(XXIIa-1)又は(XXIIb-1)
【0111】
【化9】 [式中、R3及びnは第4項に定義されているものであ
る]のカチオン性又は非帯電ポリジオキシチオフェンを
含む第6項記載のUV安定化電気着色アセンブリ。
【0112】7. ポリアニオンがポリマーのカルボン
酸及び/又はポリマーのスルホン酸のアニオンである、
第5項又は第6項記載のUV安定化電気着色アセンブ
リ。
【0113】8. 電気着色アセンブリが基材上に少な
くとも1種類の透明な電気伝導性被膜を含むことを特徴
とする、第1項から第7項までのいずれかに記載のUV
安定化電気着色アセンブリ。
【0114】9. 伝導性電極の材料が電気伝導性のポ
リジオキシチオフェンである、第1項から第8項までの
いずれかに記載のUV安定化電気着色アセンブリ。
【0115】10. 金属により鏡にされた板(基材)
が電源への接続のための伝導性の層として使用されてい
る、第1項から第8項のいずれかに記載のUV安定化電
気着色アセンブリ。
【0116】11. 本発明のUV安定化電気着色構造
物が以下の成分: ポリマー(架橋もしくは非架橋) Li塩 溶媒又は溶媒混合物 光線安定剤(UV安定剤)又は複数の光線安定剤の混合
物を含む透明なゲル電解質を含むことを特徴とする、第
1項から第10項のいずれかに記載のUV安定化電気着
色アセンブリ。
【0117】12. 光線架橋可能なポリマーが使用さ
れている第1項から第11項のいずれかに記載のUV安
定化電気着色アセンブリ。
【0118】13. それがベンゾフェノン、ベンゾト
リアゾール、有機ニッケル化合物、サリチル酸エステ
ル、ケイ皮酸エステル、マロン酸ベンジリデン、安息香
酸エステル、オキサルアニリド、立体妨害されたアミ
ン、ポリマー性の立体妨害されたアミン、ヒドロキシフ
ェニルトリアジンからなる群から選択される、少なくと
も1種類のUV吸収剤又は光線安定剤を含むことを特徴
とする、第1項から第12項のいずれかに記載のUV安
定化電気着色アセンブリ。
【0119】14. ゲル電解質が光線安定剤及び更に
有機及び/又は無機充填剤及び/又は添加剤を含むこと
を特徴とする第11項又は第12項記載のUV安定化電
気着色アセンブリ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光線安定化電気着色装置の構造の略図
である。
【符号の説明】
1、2 基材 3、4 鏡として機能することができる電気伝導性被膜 5 電気着色性ポリマー、例えばPEDT/PSS 6 イオン貯蔵層 7 ゲル電解質(架橋又は非架橋) 8、9 微細金属グリッド(任意)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の層構造物中に不動化されたUV吸
    収剤を含むUV安定化ゲル電解質を有するUV安定化電
    気着色性アセンブリであって、一層が電気伝導性の電気
    着色性ポリジオキシチオフェンであり、その他の一層が
    式(I)から(XXI) Me12 (I) MxMe3y (XI) Me2 25 (II) Me43 (XII) LixMe12 (III) MxMe43 (XIII) LixMe2 25 (IV) MxMe4 (1-x)Me4 x3 (XIV) LixMe12+x/2 (V) Me3(OH)2 (XV) LixMe2 25+x/2 (VI) Me3O(OH) (XVI) Me3O (VII) MMe32 (XVII) Me3x (VIII) Me32 (XVIII) MxMe3O (IX) Me3 23 (XIX) MxMe32 (X) Me3 23・H2O (XX) LiMe53 (XXI) [式中、Me1及びMe2はそれぞれメンデレエフ周期律
    表の遷移群III、IV又はVの金属を表し、Me3及びMe
    4はそれぞれ周期律表の遷移群VI又はVIIIの金属を表
    し、Me5はメンデレエフ周期律表の遷移群Vの金属を
    表し、xは0.001から5の数を表し、yは0.00
    1から5の数を表し、Mは好ましくは周期律表の主族I
    の金属又はプロトンを表し、Me1は好ましくはジルコ
    ニウム、セリウム又はチタンを表し、Me2は好ましく
    はバナジウム又はニオブを表し、Me3は好ましくはニ
    ッケル又はイリジウムを表し、Me4は好ましくはモリ
    ブデン又はタングステンを表し、Me5は好ましくはバ
    ナジウム、ニオブ又はタンタルを表す]のイオン貯蔵化
    合物又はイオン貯蔵化合物類の混合物であることを特徴
    とするアセンブリ。
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