JP2000002772A - 路面状態判別装置 - Google Patents

路面状態判別装置

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JP2000002772A
JP2000002772A JP16673198A JP16673198A JP2000002772A JP 2000002772 A JP2000002772 A JP 2000002772A JP 16673198 A JP16673198 A JP 16673198A JP 16673198 A JP16673198 A JP 16673198A JP 2000002772 A JP2000002772 A JP 2000002772A
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隆志 白波瀬
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雅司 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 瞬時かつ連続して正確に道路の路面の摩擦係
数を推定して路面状態を判別することができる路面状態
判別装置を提供する。 【解決手段】 路面状態判別装置であって、電磁波を路
面に照射し、その路面からの反射波を検出する検出手段
を具え、この検出手段で検出された検出信号に基づい
て、計測対象の水分の含有率に応じた特徴量を算出し、
予め記憶されている特徴量の基準領域値と比較すること
によって、路面の状態を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路の路面状態判
別装置に関する。
【0002】従来、道路の路面状態を判別する場合、路
面のすべり摩擦抵抗を測定し、この測定値に基づいて判
別することが行われており、そのための測定方法として
つぎの4つの方法が採用されている。 (1)減速度法 この方法では、初速度で走行している車両を制動して全
輪をロックし、全輪が滑る際の減速度を加速度計(減速
度計)を用いて測定する。 (2)制動停止距離法 この方法では、制動を開始した地点から車両が停止した
地点までの距離に基づいて路面のすべり摩擦係数を算出
する。 (3)すべり摩擦抵抗直接測定法 この方法では、被けん引タイプと自走式けん引タイプが
あるが、測定原理は両タイプとも同一であり、特別な測
定車輪を制動して一定速度でけん引する際に要する力を
測定し、この測定した力と輪荷重との比をすべり摩擦係
数とする。 (4)駆動力測定法 この方法では、車両の駆動軸にストレインゲージを張り
付け、このストレインゲージの歪み量から車両が発進す
る際の駆動軸に加わる駆動力を測定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの4方法のう
ち、方法(1),(2),(4)は、路上で急ブレーキ
をかけたり、車両を現場に停止させて測定するため、他
の交通の妨げになったり、滑り易い路面での試験では危
険であるというような問題がある。また方法(1)〜
(4)は、常時測定を行うものでないために、車両を運
転しているドライバーに対して、現在通行している路面
が急激に滑り易くなって危険な状態に変化していても、
瞬時に路面の摩擦係数に関する情報を収集して、車両の
運転者に対して警告表示を行うことができないという問
題がある。
【0004】ところで路面の摩擦係数は、路面状態によ
って影響をうけることが知られており、その例をあげる
とすると、それは下記の表1に示すようなものである。
これについて観察すると、路面状態すなわち路面の水分
量の大小からなる含水率と、すべり摩擦係数との間に相
関性があることがわかる。このことから路面状態を検出
すること及び各路面状態における含水率を測定すること
で、精度の高い路面のすべり摩擦係数の推定を行い、路
面状態を判別することができる。
【0005】
【表1】 この表1において、 車両速度は50〜60km/h ※1の密度は0.25〜0.5 ※2の密度は0.05〜0.15 である。
【0006】本発明の目的は、表1に示されたようなこ
とを利用して、各路面状態における含水率を測定し、精
度の高い路面のすべり摩擦係数を推定することによっ
て、前記のような従来技術の問題を解消し、瞬時かつ連
続して正確に道路の路面の摩擦係数を推定して路面状態
を判別することができる路面状態判別装置を提供するに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記のような目
的を達成するために、路面状態判別装置において、請求
項1に記載の発明は、電磁波を路面に照射し、その路面
からの反射波を検出する検出手段を具え、この検出手段
で検出された検出信号に基づいて、計測対象の水分の含
有率に応じた特徴量を算出し、予め記憶されている特徴
量の基準領域値と比較することによって、路面の状態を
判別することを特徴とするものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、反射波の波長が水の吸収帯内の波長で
あることを特徴とするものである。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、検出手段を少なくとも2つ具え、第1
検出手段は水の吸収帯の波長を検出し、第2検出手段は
水の非吸収帯の波長を検出することを特徴とするもので
ある。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載の発明において、判別結果から対象
物の摩擦係数を算出する摩擦算出手段を具えていること
を特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態の構成を
示すブロック図であって、1は第1受光器、2は第2受
光器、3は投光器を示し、図2に示すように投光器3は
道路Rの側部に設立された支柱5に、また第1、第2受
光器1,2は支柱5に取り付けた支持腕6にそれぞれ取
り付けられる。4は路面状態の判別処理部を示し、判別
処理部4は第1受光器1で光電変換した第1反射信号を
増幅する増幅器7と、この増幅器7が出力する第1反射
信号の高域信号成分の通過を阻止してノイズを除去する
低域通過フィルタ8と、この低域通過フィルタ8からの
第1反射信号を後記するしきい値と比較して、路面の水
分量を判断した比較データを出力する比較器9,10とを
有している。
【0012】また判別処理部4は、第2受光器2で光電
変換した第2反射信号を増幅する増幅器11と、この増幅
器11が出力する第2反射信号の高域信号成分の通過を阻
止してノイズを除去する低域通過フィルタ12と、この低
域通過フィルタ12からの第2反射信号を後記するしきい
値と比較して、路面状態を判別した比較データを出力す
る比較器13,14とを有している。
【0013】また判別処理部4は、比較器9,10,13,
14から出力した比較データに基づいて演算した、後記す
る路面状態の判定結果を出力するCPU15が設けられて
いる。そしてここから出力された判定結果が支柱5の上
部に設けられた図示しない表示盤で文字表示されて、走
行車両の運転者に対する警告を行う。
【0014】投光器3は、例えば発光スペクトルに赤外
光を含んで放射する水銀ランプが好適である。この投光
器3からの光は、路面状態を収集するために適切な光学
系によって集光された後に、路面上の適切な箇所、例え
ば、道路Rの幅方向の中心に任意の入射角で参照光を投
光路面に向けて投光される。なお、入射角の大小は、後
記する路面状態の判別に影響を及ぼすことはない。
【0015】次に、この実施形態の作動について説明す
る。第1、第2受光器1,2は、投光器3から投光され
た光の路面反射中の乱反射光のうちの、第1赤外光、第
2赤外光をそれぞれ受光して電気信号に変換する。第1
受光器1は、その受光素子としては硫化鉛(PbS)、
セレン化鉛(PbSe)等が好適である。そしてこの受
光素子の受光面の前面に、約1.4〜2.5μmの範囲の第1
赤外光を透過させる赤外線透過フィルタが設けられてい
る。
【0016】第2受光器2は、その受光素子としてはフ
ォト・ダイオード、フォト・トランジスタ等が好適であ
る。そしてこの受光素子の受光面の前面に、1.4μm未満
の範囲の第2赤外光を透過させるフィルタが設けられて
いる。
【0017】図1において、第1受光器1から出力され
る第1反射信号は、増幅器7で適当なレベルまで増幅さ
れた後、低域通過フィルタ8に送信され、ここで高域信
号成分、すなわち、外乱ノイズ成分が除去され、低域通
過フィルタ8から出力される第1反射信号が比較器9,
10に入力され、ここでしきい値A1,A2と比較され
る。このしきい値A1,A2は、水分の有無の大小によ
って設定され、A1は路面の水分大のときのレベル、A
2は路面の水分小のときのレベルを示す。そしてこのし
きい値A1,A2でそれぞれ比較してえられた路面の水
分量に対応するそれぞれの比較データが前記のようにC
PU15に入力する。
【0018】同様に第2受光器2から出力される第2反
射信号は、増幅器11で適当なレベルまで増幅された後、
低域通過フィルタ12に送信され、ここで高域信号成分、
すなわち、外乱ノイズ成分が除去され、低域通過フィル
タ12から出力される第2反射信号が、比較器13,14に入
力され、そしてここでしきい値B1,B2と比較され
る。このしきい値B1,B2は、光が路面状態によって
拡散する度合によって設定され、B1は路面の拡散反射
光小のレベル、B2は路面の拡散反射光大のレベルを示
す。そしてこのしきい値B1,B2で、それぞれ比較し
てえられた路面の光の拡散度合に対応するそれぞれの比
較データが前記のようにCPU15に入力する。
【0019】前記の際必要ならば、投光器3の光源を適
当な周波数で変調して送出してもよく、この場合第1、
第2反射信号を、各増幅器7,11で増幅した後に復調す
るとよい。この変調、復調によって第1、第2反射信号
が外乱の影響を受けにくくなる。
【0020】図3は、雪の反射率特性を示すグラフであ
る。これに示されるように、雪の表面は可視光に対して
光反射率が100%近い拡散面を示すが、光の波長が長く
なるに従って水分による吸収のために反射率が減少す
る。図3の実線は、波長を変化させた場合の硫酸バリウ
ムの反射率に対する雪面の相対的な反射率特性曲線を示
すものである。このグラフは、反射角に関係なく同一傾
向を示す。雪面の反射率が1.4〜2.4μmの赤外領域で零
に近づくところは、水分による吸収に起因するものであ
る。このため雪面の含水率によって反射率の低減の度合
いは異なってくる。
【0021】図3に示す1.4〜2.4μmの波長の赤外光領
域の実線部は、含水率の高い(密度0.25〜0.5)しまり
雪を表している。これに対して、新雪のようにふわふわ
とした表面が溶けていない雪は、含水率が低い(密度0.
05〜0.15)ために破線部のようになる。雪がなくても道
路Rの路面が水分を含んだ湿潤状態であれば、同様にし
て湿潤の度合いに応じて実線部や破線部のように変化す
る。
【0022】路面が乾燥している場合(乾燥)、道路R
の路面が濡れている場合(水分少量又は多量の湿潤)、
道路Rの路面に積雪がある場合(含水率が少ない又は多
い積雪)の5道路Rの路面状態に対して、低域通過フィ
ルタ8,12の出力信号のレベルを測定した結果の一例及
びこの結果に基づいて出力レベルの大きさの順に並べた
状態を以下の(表2)に示す。この場合、赤外光の反射
光信号は、波長1.4〜2.5μmについての平均値である。
【0023】
【表2】
【0024】前記のように、赤外光は水分によって吸収
されるので、積雪及び湿潤状態では反射光量が少なくな
っている。また、乾燥状態では路面が拡散面となるの
で、低域通過フィルタ8の出力レベルは比較的大きくな
る。第2赤外光に対しては、道路の路面に積雪があると
雪による光反射率が100%近い拡散面ができるので、低
域通過フィルタ12の出力レベルは非常に大きな値を示
す。
【0025】これに対して、路面が濡れている湿潤状態
では路面が鏡面化するので、正反射光成分は増加する
が、乱反射光成分は減少する。したがって、低域通過フ
ィルタ12の出力レベルは低い値となる。乾燥道路の路面
が光反射率の低い拡散面であるため、積雪と湿潤の中間
の値となっている。
【0026】表2において、比較器9の弁別レベルであ
るしきい値A1は、低域通過フィルタ8の出力レベルの
積雪(含水率小)3.3と積雪(含水率大)0.8の間にあ
り、これを例えば2.2とする。また、比較器10の弁別レ
ベルであるしきい値A2は、積雪(含水率小)3.3と乾
燥5.5との間にあり、これを、例えば、4.4に設定する。
低域通過フィルタ8の出力レベルがしきい値A1を越え
ている場合には、比較器9は信号「1」を判定結果とし
て出力する。
【0027】また、比較器10は、低域通過フィルタ8の
出力レベルがしきい値A2未満の場合に信号「1」を出
力する。したがって、第1赤外光の情報で比較器9及び
比較器10の判定結果が「1,0」である場合には乾燥状
態と判別され、「1,1」である場合には積雪(含水率
小)又は湿潤(水分少量)状態と判別される。また、
「0,1」である場合には積雪(含水率大)又は湿潤
(水分多量)状態と判別される。
【0028】同様に、下記の表3において、比較器13の
弁別レベルであるしきい値B1が、低域通過フィルタ12
からの第2反射信号レベルの乾燥2.0と湿潤0.8との間に
あり、これを、例えば、1.2に設定する。また、比較器1
4のしきい値B2は、積雪7.5と乾燥2.0との間にあり、
これを例えば4.0に設定する。低域通過フィルタ12から
の第2反射信号レベルがしきい値B1を越えている場合
には、比較器13は判定結果として、信号「1」を出力す
る。また比較器14は、低域通過フィルタ12の第2反射信
号レベルがしきい値B2未満の場合には判定結果とし
て、信号「1」を出力する。したがって、第2反射信号
の情報によって、比較器13,14の判定結果が「1,0」
である場合には積雪状態と判別され、また、「1,1」
である場合には乾燥状態と判別される。また、「0,
1」である場合には湿潤状態と判別される。
【0029】
【表3】
【0030】このような比較器9,10,13,14の判定結
果はマイクロプロセッサ15に送出される。マイクロプロ
セッサ15では、第1赤外光からの情報による道路Rの路
面の水分含有率測定結果、及び、第2赤外光からの情報
による道路Rの路面状態の判定結果によって、最終的な
道路Rの路面状態の判定が以下の組合せに基づいて行わ
れ、下記の表4に示すように、乾燥、湿潤(水分少
量)、湿潤(水分多量)、積雪(含水率小)及び積雪
(含水率大)の5種類に分類される。
【0031】
【表4】 この表4の組合せは一例であり、比較器9,10,13,14
での弁別レベルであるしきい値A1,A2;B1,B2
の値を変更することによって表4の組合せが変更される
場合もある。
【0032】CPU15の演算によって、最終的な道路R
の路面判断結果である路面のすべり摩擦係数の推定結果
を出力する。この道路Rの路面摩擦係数の推定は、表1
に道路Rの路面状態と摩擦係数との例を述べているよう
に、各道路Rの路面状態における水分の大小を判定して
得られる。このため表1と表4とを比較することによっ
て路面のすべり摩擦係数の推定を行うことができる。そ
の例を下記の表5として示す。
【0033】
【表5】
【0034】路面のすべり摩擦係数値は、これまで複数
の文献で測定値が紹介されており、本発明における路面
のすべり摩擦係数推定の重要なデータになっている。こ
れらのデータは、車両速度によっての路面のすべり摩擦
係数が変化することも、例えば、技術書院から刊行され
た「新訂版 路面のすべり」に示されており、これを図
4に示す。このために、路面のすべり摩擦係数を推定す
る際に車両速度と関連づけを行うのが必要でありまた可
能である。
【0035】また、道路R上を車両が走行することから
投光器3の照射領域からの反射光は車両が照射領域を通
過するごとに遮光される。一般に、車両の照射領域の通
過時間は短く、反射光が遮光されていない時間の方がこ
れよりも長くなる。そこで、車両の通過による遮光時間
よりも長い最低検知時間を設定し、比較器9,10,13,
14の出力が、この最低検知時間の間変化しない場合に、
その出力を正規の信号としてCPU15が取り込むように
するのが好適である。
【0036】前記の実施形態では、第1赤外光の第1反
射信号に関するデータを、波長が1.4〜2.5μmの範囲の
光の平均から得ているが、図3のグラフからも明らかな
ように、波長が1.6μmや2.0μmにおいて水と水の反射率
の違いが顕著であるので、このような波長の信号のみを
取り出して道路Rの路面状態判定のデータとするのが一
層好適である。
【0037】また、路面からの乱反射光を受光している
が、路面への入射角と反射角とが等しい正反射光を受光
して道路Rの路面状態を判定することもできる。この場
合には路面の各状態における出力レベルの大小は、表1
に示すものと異なったものとなるであろう。さらに、道
路Rの路面温度計のデータを取り込んで湿潤のレベルを
凍結の有無を含めた情報とすることによって、路面のす
べり摩擦係数推定の幅を拡大することもできる。
【0038】
【発明の効果】本発明は前記のようであって、路面状態
判別装置において、電磁波を路面に照射し、その路面か
らの反射波を検出する検出手段を具え、この検出手段で
検出された検出信号に基づいて、計測対象の水分の含有
率に応じた特徴量を算出し、予め記憶されている特徴量
の基準領域値と比較することによって、路面の状態を判
別するので、瞬時かつ連続して正確に道路の路面の摩擦
係数を推定して路面状態を判別することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のブロック図である。
【図2】同上の路面状態判別時の配置状態を示す説明図
である。
【図3】同上の実施形態における雪の反射率特性の説明
図である。
【図4】同上の実施形態における道路の路面状態とすべ
り摩擦係数との関係説明図である。
【符号の説明】
R 道路 1 第1受光器 2 第2受光器 3 投光器 4 判別処理部 5 支柱 6 支持腕 7,11 増幅器 8,12 低域通過フ
ィルタ 9,10,13,14 比較器 15 CPU
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月25日(1999.3.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 路面状態判別装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路の路面状態判
別装置に関する。
【0002】従来、道路の路面状態を判別する場合、路
面のすべり摩擦抵抗を測定し、この測定値に基づいて判
別することが行われており、そのための測定方法として
つぎの4つの方法が採用されている。 (1)減速度法 この方法では、初速度で走行している車両を制動して全
輪をロックし、全輪が滑る際の減速度を加速度計(減速
度計)を用いて測定する。 (2)制動停止距離法 この方法では、制動を開始した地点から車両が停止した
地点までの距離に基づいて路面のすべり摩擦係数を算出
する。 (3)すべり摩擦抵抗直接測定法 この方法では、被けん引タイプと自走式けん引タイプが
あるが、測定原理は両タイプとも同一であり、特別な測
定車輪を制動して一定速度でけん引する際に要する力を
測定し、この測定した力と輪荷重との比をすべり摩擦係
数とする。 (4)駆動力測定法 この方法では、車両の駆動軸にストレインゲージを張り
付け、このストレインゲージの歪み量から車両が発進す
る際の駆動軸に加わる駆動力を測定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの4方法のう
ち、方法(1),(2),(4)は、路上で急ブレーキ
をかけたり、車両を現場に停止させて測定するため、他
の交通の妨げになったり、滑り易い路面での試験では危
険であるというような問題がある。また方法(1)〜
(4)は、常時測定を行うものでないために、車両を運
転しているドライバーに対して、現在通行している路面
が急激に滑り易くなって危険な状態に変化していても、
瞬時に路面の摩擦係数に関する情報を収集して、車両の
運転者に対して警告表示を行うことができないという問
題がある。
【0004】ところで路面の摩擦係数は、路面状態によ
って影響をうけることが知られており、その例をあげる
とすると、それは下記の表1に示すようなものである。
これについて観察すると、路面状態すなわち路面の水分
量の大小からなる含水率と、すべり摩擦係数との間に相
関性があることがわかる。このことから路面状態を検出
すること及び各路面状態における含水率を測定すること
で、精度の高い路面のすべり摩擦係数の推定を行い、路
面状態を判別することができる。
【0005】
【表1】 この表1において、 車両速度は50〜60km/h ※1の密度は0.25〜0.5 ※2の密度は0.05〜0.15 である。
【0006】本発明の目的は、表1に示されたようなこ
とを利用して、各路面状態における含水率及び光の拡散
度合を測定し、精度の高い路面のすべり摩擦係数を推定
することによって、前記のような従来技術の問題を解消
し、瞬時かつ連続して正確に道路の路面の摩擦係数を推
定して路面状態を判別することができる路面状態判別装
置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記のような目
的を達成するために、路面状態判別装置において、請求
項1に記載の発明は、電磁波を路面に照射し、その路面
からの反射波を検出する少なくとも2つの第1,2検出
手段と、路面の水分レベルを判定する第1比較手段と路
面の拡散反射光のレベルを判定する第2比較手段とを具
え、第1検出手段は水の吸収帯の波長を検出し、第2検
出手段は水の非吸収帯の波長を検出し、これら第1,2
検出手段で検出された検出信号に基づいて、計測対象の
水分の含有率に応じた特徴量及び光の拡散度合に応じた
特徴量を算出すると共に、この特徴量と第1,2比較手
段に予め記憶されている基準領域値とを比較することに
よって、路面の状態を判別することを特徴とするもので
ある。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、判別結果から対象物の摩擦係数の推定
が行われることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態の構成を
示すブロック図であって、1は第1受光器、2は第2受
光器、3は投光器を示し、図2に示すように投光器3は
道路Rの側部に設立された支柱5に、また第1、第2受
光器1,2は支柱5に取り付けた支持腕6にそれぞれ取
り付けられる。4は路面状態の判別処理部を示し、判別
処理部4は第1受光器1で光電変換した第1反射信号を
増幅する増幅器7と、この増幅器7が出力する第1反射
信号の高域信号成分の通過を阻止してノイズを除去する
低域通過フィルタ8と、この低域通過フィルタ8からの
第1反射信号を後記するしきい値と比較して、路面の水
分量を判断した比較データを出力する比較器9,10とを
有している。
【0010】また判別処理部4は、第2受光器2で光電
変換した第2反射信号を増幅する増幅器11と、この増幅
器11が出力する第2反射信号の高域信号成分の通過を阻
止してノイズを除去する低域通過フィルタ12と、この低
域通過フィルタ12からの第2反射信号を後記するしきい
値と比較して、路面状態を判別した比較データを出力す
る比較器13,14とを有している。
【0011】また判別処理部4は、比較器9,10,13,
14から出力した比較データに基づいて演算した、後記す
る路面状態の判定結果を出力するCPU15が設けられて
いる。そしてここから出力された判定結果が支柱5の上
部に設けられた図示しない表示盤で文字表示されて、走
行車両の運転者に対する警告を行う。
【0012】投光器3は、例えば発光スペクトルに赤外
光を含んで放射する水銀ランプが好適である。この投光
器3からの光は、路面状態を収集するために適切な光学
系によって集光された後に、路面上の適切な箇所、例え
ば、道路Rの幅方向の中心に任意の入射角で参照光を投
光路面に向けて投光される。なお、入射角の大小は、後
記する路面状態の判別に影響を及ぼすことはない。
【0013】次に、この実施形態の作動について説明す
る。第1、第2受光器1,2は、投光器3から投光され
た光の路面反射中の乱反射光のうちの、第1赤外光、第
2赤外光をそれぞれ受光して電気信号に変換する。第1
受光器1は、その受光素子としては硫化鉛(PbS)、
セレン化鉛(PbSe)等が好適である。そしてこの受
光素子の受光面の前面に、約1.4〜2.5μmの範囲の第1
赤外光を透過させる赤外線透過フィルタが設けられてい
る。
【0014】第2受光器2は、その受光素子としてはフ
ォト・ダイオード、フォト・トランジスタ等が好適であ
る。そしてこの受光素子の受光面の前面に、1.4μm未満
の範囲の第2赤外光を透過させるフィルタが設けられて
いる。
【0015】図1において、第1受光器1から出力され
る第1反射信号は、増幅器7で適当なレベルまで増幅さ
れた後、低域通過フィルタ8に送信され、ここで高域信
号成分、すなわち、外乱ノイズ成分が除去され、低域通
過フィルタ8から出力される第1反射信号が比較器9,
10に入力され、ここでしきい値A1,A2と比較され
る。このしきい値A1,A2は、水分の有無の大小によ
って設定され、A1は路面の水分大のときのレベル、A
2は路面の水分小のときのレベルを示す。そしてこのし
きい値A1,A2でそれぞれ比較してえられた路面の水
分量に対応するそれぞれの比較データが前記のようにC
PU15に入力する。
【0016】同様に第2受光器2から出力される第2反
射信号は、増幅器11で適当なレベルまで増幅された後、
低域通過フィルタ12に送信され、ここで高域信号成分、
すなわち、外乱ノイズ成分が除去され、低域通過フィル
タ12から出力される第2反射信号が、比較器13,14に入
力され、そしてここでしきい値B1,B2と比較され
る。このしきい値B1,B2は、光が路面状態によって
拡散する度合によって設定され、B1は路面の拡散反射
光小のレベル、B2は路面の拡散反射光大のレベルを示
す。そしてこのしきい値B1,B2で、それぞれ比較し
てえられた路面の光の拡散度合に対応するそれぞれの比
較データが前記のようにCPU15に入力する。
【0017】前記の際必要ならば、投光器3の光源を適
当な周波数で変調して送出してもよく、この場合第1、
第2反射信号を、各増幅器7,11で増幅した後に復調す
るとよい。この変調、復調によって第1、第2反射信号
が外乱の影響を受けにくくなる。
【0018】図3は、雪の反射率特性を示すグラフであ
る。これに示されるように、雪の表面は可視光に対して
光反射率が100%近い拡散面を示すが、光の波長が長く
なるに従って水分による吸収のために反射率が減少す
る。図3の実線は、波長を変化させた場合の硫酸バリウ
ムの反射率に対する雪面の相対的な反射率特性曲線を示
すものである。このグラフは、反射角に関係なく同一傾
向を示す。雪面の反射率が1.4〜2.4μmの赤外領域で零
に近づくところは、水分による吸収に起因するものであ
る。このため雪面の含水率によって反射率の低減の度合
いは異なってくる。
【0019】図3に示す1.4〜2.4μmの波長の赤外光領
域の実線部は、含水率の高い(密度0.25〜0.5)しまり
雪を表している。これに対して、新雪のようにふわふわ
とした表面が溶けていない雪は、含水率が低い(密度0.
05〜0.15)ために破線部のようになる。雪がなくても道
路Rの路面が水分を含んだ湿潤状態であれば、同様にし
て湿潤の度合いに応じて実線部や破線部のように変化す
る。
【0020】路面が乾燥している場合(乾燥)、道路R
の路面が濡れている場合(水分少量又は多量の湿潤)、
道路Rの路面に積雪がある場合(含水率が少ない又は多
い積雪)の5道路Rの路面状態に対して、低域通過フィ
ルタ8,12の出力信号のレベルを測定した結果の一例及
びこの結果に基づいて出力レベルの大きさの順に並べた
状態を以下の(表2)に示す。この場合、赤外光の反射
光信号は、波長1.4〜2.5μmについての平均値である。
【0021】
【表2】
【0022】前記のように、赤外光は水分によって吸収
されるので、積雪及び湿潤状態では反射光量が少なくな
っている。また、乾燥状態では路面が拡散面となるの
で、低域通過フィルタ8の出力レベルは比較的大きくな
る。第2赤外光に対しては、道路の路面に積雪があると
雪による光反射率が100%近い拡散面ができるので、低
域通過フィルタ12の出力レベルは非常に大きな値を示
す。
【0023】これに対して、路面が濡れている湿潤状態
では路面が鏡面化するので、正反射光成分は増加する
が、乱反射光成分は減少する。したがって、低域通過フ
ィルタ12の出力レベルは低い値となる。乾燥道路の路面
が光反射率の低い拡散面であるため、積雪と湿潤の中間
の値となっている。
【0024】表2において、比較器9の弁別レベルであ
るしきい値A1は、低域通過フィルタ8の出力レベルの
積雪(含水率小)3.3と積雪(含水率大)0.8の間にあ
り、これを例えば2.2とする。また、比較器10の弁別レ
ベルであるしきい値A2は、積雪(含水率小)3.3と乾
燥5.5との間にあり、これを、例えば、4.4に設定する。
低域通過フィルタ8の出力レベルがしきい値A1を越え
ている場合には、比較器9は信号「1」を判定結果とし
て出力する。
【0025】また、比較器10は、低域通過フィルタ8の
出力レベルがしきい値A2未満の場合に信号「1」を出
力する。したがって、第1赤外光の情報で比較器9及び
比較器10の判定結果が「1,0」である場合には乾燥状
態と判別され、「1,1」である場合には積雪(含水率
小)又は湿潤(水分少量)状態と判別される。また、
「0,1」である場合には積雪(含水率大)又は湿潤
(水分多量)状態と判別される。
【0026】同様に、下記の表3において、比較器13の
弁別レベルであるしきい値B1が、低域通過フィルタ12
からの第2反射信号レベルの乾燥2.0と湿潤0.8との間に
あり、これを、例えば、1.2に設定する。また、比較器1
4のしきい値B2は、積雪7.5と乾燥2.0との間にあり、
これを例えば4.0に設定する。低域通過フィルタ12から
の第2反射信号レベルがしきい値B1を越えている場合
には、比較器13は判定結果として、信号「1」を出力す
る。また比較器14は、低域通過フィルタ12の第2反射信
号レベルがしきい値B2未満の場合には判定結果とし
て、信号「1」を出力する。したがって、第2反射信号
の情報によって、比較器13,14の判定結果が「1,0」
である場合には積雪状態と判別され、また、「1,1」
である場合には乾燥状態と判別される。また、「0,
1」である場合には湿潤状態と判別される。
【0027】
【表3】
【0028】このような比較器9,10,13,14の判定結
果はマイクロプロセッサ15に送出される。マイクロプロ
セッサ15では、第1赤外光からの情報による道路Rの路
面の水分含有率測定結果、及び、第2赤外光からの情報
による道路Rの路面状態の判定結果によって、最終的な
道路Rの路面状態の判定が表4の組合せに基づいて行わ
れ、この表4に示すように、乾燥、湿潤(水分少量)、
湿潤(水分多量)、積雪(含水率小)及び積雪(含水率
大)の5種類に分類される。
【0029】
【表4】 この表4の組合せは一例であり、比較器9,10,13,14
での弁別レベルであるしきい値A1,A2;B1,B2
の値を変更することによって表4の組合せが変更される
場合もある。
【0030】CPU15の演算によって、最終的な道路R
の路面判断結果である路面のすべり摩擦係数の推定結果
を出力する。この道路Rの路面摩擦係数の推定は、表1
に道路Rの路面状態と摩擦係数との例を述べているよう
に、各道路Rの路面状態における水分の大小を判定して
得られる。このため表1と表4とを比較することによっ
て路面のすべり摩擦係数の推定を行うことができる。そ
の例を下記の表5として示す。
【0031】
【表5】
【0032】路面のすべり摩擦係数値は、これまで複数
の文献で測定値が紹介されており、本発明における路面
のすべり摩擦係数推定の重要なデータになっている。こ
れらのデータは、車両速度によっての路面のすべり摩擦
係数が変化することも、例えば、技術書院から刊行され
た「新訂版 路面のすべり」に示されており、これを図
4に示す。このために、路面のすべり摩擦係数を推定す
る際に車両速度と関連づけを行うのが必要でありまた可
能である。
【0033】また、道路R上を車両が走行することから
投光器3の照射領域からの反射光は車両が照射領域を通
過するごとに遮光される。一般に、車両の照射領域の通
過時間は短く、反射光が遮光されていない時間の方がこ
れよりも長くなる。そこで、車両の通過による遮光時間
よりも長い最低検知時間を設定し、比較器9,10,13,
14の出力が、この最低検知時間の間変化しない場合に、
その出力を正規の信号としてCPU15が取り込むように
するのが好適である。
【0034】前記の実施形態では、第1赤外光の第1反
射信号に関するデータを、波長が1.4〜2.5μmの範囲の
光の平均から得ているが、図3のグラフからも明らかな
ように、波長が1.6μmや2.0μmにおいて水と水の反射率
の違いが顕著であるので、このような波長の信号のみを
取り出して道路Rの路面状態判定のデータとするのが一
層好適である。
【0035】また、路面からの乱反射光を受光している
が、路面への入射角と反射角とが等しい正反射光を受光
して道路Rの路面状態を判定することもできる。この場
合には路面の各状態における出力レベルの大小は、表1
に示すものと異なったものとなるであろう。さらに、道
路Rの路面温度計のデータを取り込んで湿潤のレベルを
凍結の有無を含めた情報とすることによって、路面のす
べり摩擦係数推定の幅を拡大することもできる。
【0036】
【発明の効果】本発明は前記のようであって、路面状態
判別装置において、電磁波を路面に照射し、その路面か
らの反射波を検出する少なくとも2つの第1,2検出手
段と、路面の水分レベルを判定する第1比較手段と路面
の拡散反射光のレベルを判定する第2比較手段とを具
え、第1検出手段は水の吸収帯の波長を検出し、第2検
出手段は水の非吸収帯の波長を検出し、これら第1,2
検出手段で検出された検出信号に基づいて、計測対象の
水分の含有率に応じた特徴量及び光の拡散度合に応じた
特徴量を算出すると共に、この特徴量と第1,2比較手
段に予め記憶されている基準領域値とを比較することに
よって、路面の状態を判別するので、瞬時かつ連続して
正確に道路の路面の摩擦係数を推定して路面状態を判別
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のブロック図である。
【図2】同上の路面状態判別時の配置状態を示す説明図
である。
【図3】同上の実施形態における雪の反射率特性の説明
図である。
【図4】同上の実施形態における道路の路面状態とすべ
り摩擦係数との関係説明図である。
【符号の説明】 R 道路 1 第1受光器 2 第2受光器 3 投光器 4 判別処理部 5 支柱 6 支持腕 7,11 増幅器 8,12 低域通過フ
ィルタ 9,10,13,14 比較器 15 CPU

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波を路面に照射し、その路面からの
    反射波を検出する検出手段を具え、この検出手段で検出
    された検出信号に基づいて、計測対象の水分の含有率に
    応じた特徴量を算出し、予め記憶されている特徴量の基
    準領域値と比較することによって、路面の状態を判別す
    ることを特徴とする路面状態判別装置。
  2. 【請求項2】 反射波の波長が水の吸収帯内の波長であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の路面状態判別装
    置。
  3. 【請求項3】 検出手段を少なくとも2つ具え、第1検
    出手段は水の吸収帯の波長を検出し、第2検出手段は水
    の非吸収帯の波長を検出することを特徴とする請求項1
    に記載の路面状態判別装置。
  4. 【請求項4】 判別結果から対象物の摩擦係数を算出す
    る摩擦算出手段を具えていることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の路面状態判別装置。
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