JP2000002106A - 内燃機関用バルブタイミング可変装置 - Google Patents

内燃機関用バルブタイミング可変装置

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JP2000002106A
JP2000002106A JP10167499A JP16749998A JP2000002106A JP 2000002106 A JP2000002106 A JP 2000002106A JP 10167499 A JP10167499 A JP 10167499A JP 16749998 A JP16749998 A JP 16749998A JP 2000002106 A JP2000002106 A JP 2000002106A
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housing
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Mutsumi Yamauchi
睦 山内
Yasutaka Okazaki
康隆 岡崎
Mutsuo Sekiya
睦生 関谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータとハウジングの軸芯合わせを行うため
に、カバーとは別部品の芯出し用部材を必要とするた
め、部品点数が多く、コスト高となり、また、芯出し用
部材は加工精度が要求されるため、加工工数の増加によ
り加工コストも高くなる。 【解決手段】 ハウジング3に組み付けられるロータ4
の端面に当接してハウジング3に固定されるカバー7に
係合凸部18を設け、この係合凸部18をロータ4の軸
穴凹部42に嵌め込み係合させることにより、ロータ4
とハウジング3が同一軸芯上に位置決めされる構成とし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の運転
条件に応じて吸気弁と排気弁の一方もしくは両方の開閉
タイミングを変化させるための内燃機関用バルブタイミ
ング可変装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、例えば特開平8−121122
号公報に開示された従来の内燃機関用バルブタイミング
可変装置を示す断面図、図4は図3のハウジングとロー
タの断面図である。図において、1は内燃機関の回転に
同期して回転駆動されるカムシャフト、2はそのカムシ
ャフト1に設けられて内燃機関の吸気弁もしくは排気弁
の開閉タイミングを油圧制御により変化させるバルブタ
イミング可変装置としてのアクチュエータ、3はアクチ
ュエータ2のハウジングであり、このハウジング3は前
記カムシャフト1に対して回転自在に嵌め込まれてい
る。
【0003】4は前記カムシャフト1に嵌め込み連結さ
れて当該カムシャフト1と同期回転するベーン式のロー
タ、4a,4bはそのロータ4のベーン、5はロータ4
の端部に対し同軸上に嵌合された円筒突出部材(支持部
材)であり、この円筒突出部材5は、前記ロータ4に圧
入等で挿入固定される。
【0004】7は前記ハウジング3の端部にボルト8で
固定したカバー(フロントプレート)、7aはそのカバ
ー7のボス部であり、このボス部7aに前記円筒突出部
材5が回転可能に嵌合支持されている。9,10は前記
ハウジング3の内周面と前記ロータ4のベーン4a,4
b先端との間に設けられた微少なクリアランスである。
【0005】次に、内燃機関用バルブタイミング可変装
置の主要部の組み立てについて説明する。まず、ロータ
4の端部に円筒突出部材5を圧入等の手段で嵌合して締
着固定し、この状態のロータ4をハウジング3内に回転
自在に嵌め込み、前記円筒突出部材5をカバー7のボス
部7aに回転自在に軸受させ、そのカバー7を前記ハウ
ジング3の端面に当接させてボルト8で固定することに
より、前記ハウジング3とロータ4と円筒突出部材5と
カバー7とをユニット化した内燃機関用バルブタイミン
グ可変装置が組み立てられる。その組み立ての際、前記
ロータは、そのベーン先端と前記ハウジング3の内周面
との間にクリアランス9,10が適正に設定されたフロ
ーティング状態となるように、ハウジング3とロータ4
と円筒突出部材5とカバー7との正確な芯出しを行う必
要がある。そして、組立後の内燃機関用バルブタイミン
グ可変装置は、ボルト6にて、前記円筒突出部材5およ
びロータ4を介してカムシャフトに締結組み付けられ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の内燃機関用バル
ブタイミング可変装置は以上のように構成されているの
で、ハウジング3にロータ4を軸受させるために当該ロ
ータ4とは別部品の円筒突出部材5を必要とし、このた
め、部品点数が多くなってコスト高となり、しかも、前
記円筒突出部材5はロータ4の端部に嵌め込み整合させ
なければならず、その整合性を得るためには前記ロータ
4の軸穴凹部に対する円筒突出部材5の圧入が不可欠と
なり、その圧入のためには前記ロータ4と前記円筒突出
部材5の加工精度が要求されるなど、加工工程が増え、
加工コストも高くなり、また、前記ロータ4に対する圧
入工程が不可欠であるため、その円筒突出部材5の組み
付け工数も増えるなどの課題があった。特に、前記ロー
タ4はハウジング3に対してフローティング状態に保持
させる必要があるため、ハウジング3に対するロータ4
の組み付け時に、ハウジング3とロータ4とカバー7の
芯出し(軸芯合わせ)が非常に難しく、その軸芯ズレが
生じると、エンジン系統のカムシャフト1に対する組み
付けが不可能になるという課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、従来の円筒突出部材のようなロー
タとは別部品を必要とせずに、ロータをカバーによって
ハウジングに対し同軸上に位置決め保持させることがで
きるようにして、部品点数の減少および加工精度の緩和
およびコスト低減を図ることができ、且つ、芯出し精度
の高い内燃機関用バルブタイミング可変装置を得ること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る内燃機関
用バルブタイミング可変装置は、内燃機関の回転に同期
して回転駆動されるカムシャフトと、このカムシャフト
に対して回転自在に嵌め込まれるハウジングと、前記カ
ムシャフトに同期回転可能に嵌め込まれて前記ハウジン
グに組付けられ、且つ、片側端面にオイル通路形成用の
凹部を軸穴と同軸上に有するロータと、このロータの端
面に当接して前記ハウジングに固定されるカバーとを備
えた内燃機関用バルブタイミング可変装置において、前
記カバーは、前記ロータの軸穴凹部に嵌め込まれ当該ロ
ータを前記ハウジングに対して同軸芯上に位置決めする
芯出し用の係合凸部を有しているものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による内
燃機関用バルブタイミング可変装置をカムシャフトと軸
ボルトとの関係で示す断面図、図2は図1の内燃機関用
バルブタイミング可変装置をロータ部分で断面した断面
図であり、図3および図4と同一または相当部分には同
一符号を付して重複説明を省略する。図1において、3
1はハウジング3の軸穴、32はハウジング3の軸方向
の一端部外周に一体的に形成されたタイミングプーリ用
のスプロケット部であり、このスプロケット部32に
は、内燃機関のクランクシャフトからの回転駆動力がタ
イミングチェーンを介して伝達されるようになってい
る。33はハウジング3の軸方向の他端部周縁に設けら
れた環状凸部であり、この環状凸部33は前記軸穴31
と同軸上に形成されている。
【0010】41aはロータ4の小径軸穴、41bはロ
ータ4の大径軸穴であり、両軸穴41a,41bにより
ロータ4の軸穴41を構成している。この大径軸穴41
bは、前記ハウジング3の軸穴31と同一径又は多少大
きめに形成されている。42はロータ4に設けられた軸
穴凹部であり、この軸穴凹部42は、通常、前記ロータ
4に設けられているもので、当該ロータ4の軸穴41と
同軸上の大径環状に形成されている。11は前記軸穴凹
部42に嵌合保持されたプレート、12はそのプレート
11の軸穴、13は前記プレート11によって前記軸穴
凹部42内に仕切り形成されたオイル通路、14はハウ
ジング3に取り付けられた筒状のケース、15,16は
そのケース14の軸方向両端部の外周に形成された環状
の切欠部であり、その一方の切欠部15が前記環状凸部
33の内側に嵌め込まれ、この状態の前記ケース14内
に前記ロータ4が回転自在に嵌め込まれている。
【0011】7は前記ケース14の端部に取り付けられ
た環状のカバー、17はそのカバー7に設けられた外周
側の環状凸部であり、この環状凸部17は前記ケース1
4の他方の切欠部16に嵌合されている。18は前記カ
バー7の内周縁部に設けられた芯出し用の係合凸部であ
り、この係合凸部18は前記ロータ4の軸穴凹部42に
嵌め込まれ、この状態において、ハウジング3とケース
14とカバー7がボルト8で共締めされ、ロータ4はケ
ース14に対して相対的に回転可能となっている。ここ
で、前記ケース14は前記ハウジング3の一部を構成す
るものである。
【0012】19はカムシャフト1の軸受、20はカム
シャフト1にアクチュエータ2を組み付けセットするた
めの軸ボルト、21はケース14とロータ4との間に介
在させたチップシールであり、このチップシール21
は、ケース14とロータ4によって区切られる油圧室間
の油の移動を防止する。22はケース14とチップシー
ル21との間に配置されたバックスプリングであり、こ
のバックスプリング22はチップシール21をロータ4
に押し付ける板バネから成っており、そのバックスプリ
ング22によって、前記ロータ4は、前記ケース14の
内周面との間に僅かなクリアランスが生じるように弾性
的に保持されている。
【0013】23はロータ4に設けられたプランジャ用
のホルダ、24はハウジング3に摺動可能に設けられて
前記ホルダ23に嵌め込み係合させるためのプランジ
ャ、25はそのプランジャ24を前記ホルダ23に対す
る係合方向に付勢するスプリング、26は前記ロータ4
に設けられて前記ホルダ23内に作動油を導入するプラ
ンジャ油路であり、このプランジャ油路26からホルダ
23内に導入された作動油で前記プランジャ24を前記
スプリング25に抗して移動させることにより、ホルダ
23に対するプランジャ24のロックが解除されるよう
になっている。27はハウジング3に設けられてプラン
ジャ24のスプリング25側を常時大気圧にするための
空気穴である。
【0014】図2において、43〜46は前記ロータ4
に外径方向へ凸設された第1〜第4のベーンであり、こ
れらのベーン43〜46の先端は前記ケース14の内周
面と摺接するようになっており、それらの先端摺接部に
はチップシール47がそれぞれ設けられている。
【0015】141〜144は前記ケース14の内周面
に周方向へ等間隔で凸設された複数(図では4個)のシ
ュー、145はそれらのシュー141〜144に設けら
れたボルト穴であり、これらのボルト穴145に図1中
のボルト8が螺合され、これによって、ハウジング3と
ケース14とカバー7が同期回転するようになってい
る。また、前記シュー141〜144のそれぞれの突端
は、前記ロータ4の中心胴部に摺接するようになってお
り、それらの突端摺接部には、図1で述べたチップシー
ル21が取り付けられ、このチップシール21は図1中
のバックスプリング22でロータ4の中心胴部に押し付
けられている。
【0016】51はロータ4の第1〜第4のベーン43
〜46を遅角方向に回転させるための遅角油圧室、52
は前記第1〜第4のベーン43〜46を進角方向に回転
させるための進角油圧室であり、この遅角油圧室51お
よび進角油圧室52は、前記ケース14とロータ4との
間でケース14のシュー141〜144とロータ4の各
ベーン43〜46との間に扇状に形成されている。
【0017】53は第1のベーン43に設けられて当該
第1のベーン43の両側の遅角油圧室51と進角油圧室
52とを連通する連通油路、54は連通油路53の途中
に凹設された移動溝であり、この移動溝54の途中に図
1中のプランジャ油路26が連通している。55は移動
溝54内を移動するスライドプレートであり、このスラ
イドプレート55によって前記連通油路53が分断さ
れ、遅角油圧室51と進角油圧室52との間で油漏れが
生じないようにしている。また、スライドプレート55
は、遅角油圧室51の油圧が高いとき、進角油圧室52
側に移動し、進角油圧室52の油圧が高いとき、遅角油
圧室51側に移動するものである。
【0018】次に、アクチュエータ2の組み立てについ
て説明する。まず、ハウジング3の環状凸部33に対す
るケース14の切欠部15の嵌め込み後に、そのハウジ
ング3とロータ4との間にホルダ23とプランジャ24
を組み込む。そして、ロータ4をケース14内に嵌め込
んだ後、ケース14内の各シュー141〜144とロー
タ4の中心胴部との間にチップシール21とバックスプ
リング22を組み込み、且つ、ロータ4の各ベーン43
〜46とケース14の内周面との間にもチップシール4
7をそれぞれ組み込む。これにより、ロータ4は前記バ
ックスプリング22によってケース14内に弾性的に保
持された状態となる。
【0019】このようにして、ロータ4とケース14お
よびチップシール21,47とバックスプリング22と
をユニット化したならば、前記ケース14の他方端部の
切欠部16にカバー7の外周側の環状凸部17を、且
つ、カバー7の内周側の係合凸部18をロータ4の軸穴
凹部42にそれぞれ嵌め込み整合させる。この状態で前
記ハウジング3とケース14とカバー7とをボルト8で
共締めすることにより、アクチュエータ2が組み立てら
れる。
【0020】このようなアクチュエータ2の組み立ての
際、上述のように、ケース14の一方端部の切欠部15
がハウジング3端部の環状凸部33内に嵌め込まれるこ
とにより、まず、ハウジング3とケース14とが同一軸
芯上に組み付けられる。また、その組み付け後に、カバ
ー7の外周側の環状凸部17が前記ケース14の他方端
部の切欠部16に、且つ、カバー7の内周側の係合凸部
18がロータ4端部の軸穴凹部42にそれぞれ嵌め込み
係合されることにより、ハウジング3およびケース14
に対してロータ4が同一軸芯上に位置決めされ、この状
態で、ハウジング3とケース14とカバー7がボルト8
で共締め固定されることにより、ハウジング3とロータ
4の軸芯が合致してロータ4の外周とケース14の内周
との間のクリアランスが一定化し、ロータ4がハウジン
グ3に対して軸芯ズレを起こすことのないアクチュエー
タ2が組み立てられる。
【0021】その組み立て後のアクチュエータ2はエン
ジン系統のカムシャフト1に組み付けられるが、この場
合、ハウジング3の軸穴31およびロータ4の大径軸穴
41bをカムシャフト1に嵌め込んだ後、ロータ4の軸
穴凹部42に嵌合保持されているプレート11の軸穴1
2およびロータ4の小径軸穴41aを介してカムシャフ
ト1に軸ボルト20が螺合されることにより、アクチュ
エータ2がカムシャフト1に組み付けられる。
【0022】ここで、カムシャフト1に対する組み付け
前のアクチュエータ2において、ロータ4は、ケース1
4内で複数のチップシール21のそれぞれのバックスプ
リング22によって、フローティング状態に保持されて
おり、ロータ4の外周とケース14の内周との間には、
例えば20〜60μmの僅かなクリアランスが設定され
るが、上述のようにロータ4とケース14をハウジング
3に押し付けているカバー7に内周側の係合凸部18が
ないと、ケース14内でフローティング状態のロータ4
が、前記クリアランス(複数のバックスプリングの弾発
力)のバラツキによって、ハウジング3に対して芯ズレ
を起こす。この場合、その芯ズレによって、ハウジング
3の軸穴31とロータ4の大径軸穴41bとの間に段差
が生じるため、その段差によって、ロータ4の大径軸穴
41bにカムシャフト1が入らなくなり、カムシャフト
1にアクチュエータ2を組み付けられなくなる。
【0023】しかし、この発明では、前記カバー7の内
周側に設けた係合凸部18によって、ハウジング3に対
するロータ4の正確な芯出し精度が得られるため、ハウ
ジング3の軸穴31とロータ4の大径軸穴41bとの間
に段差が生じるようなことがなく、このため、カムシャ
フト1に対するアクチュエータ2の組み付けが不可能に
なるようなことはない。
【0024】以上説明した実施の形態1によれば、環状
のカバー7の内周側に係合凸部18を設け、この係合凸
部18をロータ4の軸穴凹部42の内周に嵌め込み係合
させる構成としたので、カバー7の係合凸部18をロー
タ4の軸穴凹部42に嵌め込み係合させるだけで、ハウ
ジング3とロータ4の軸芯が必然的に合致し、カムシャ
フト1に対するアクチュエータ2の組み付け時にロータ
4の大径軸穴41bにカムシャフト1が入らなくなる恐
れがないという効果がある。また、ハウジング3とケー
ス14とカバー7のそれぞれの外周側の環状凸部33と
切欠部15,16と環状凸部17とによって、ハウジン
グ3とケース14とカバー7とが同一軸芯上に位置決め
されるため、ハウジング3とロータ4との芯出し精度が
更に一層高くなるという効果がある。さらに、ハウジン
グ3とロータ4との軸芯位置決めのためにカバー7とは
別部品を必要としないので、部品点数の減少が図れると
共に、ロータ4の軸穴凹部42は、オイル通路13を形
成するためにロータ4が本来有するものであり、その軸
穴凹部42に嵌め込み係合させるための前記係合凸部1
8を有するカバー7は、従来の円筒突出部材に比して加
工精度が緩和されることにより、プレス加工等によって
容易に形成でき、このため、加工工数の減少およびコス
ト低減を図れるなどの効果がある。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ハウ
ジングに組み付けられるロータの端面に当接して前記ハ
ウジング側に固定されるカバーに、前記ロータの軸穴凹
部に嵌め込まれ当該ロータを前記ハウジングに対して同
一軸芯上に位置決めする芯出し用の係合凸部を設けた構
成としたので、前記カバー自体の係合凸部を前記ロータ
の軸穴凹部に嵌め込むだけで、その係合凸部によって、
ロータとハウジングおよびケースの軸芯を強制的に一致
させることができ、このため、ロータとハウジングとの
軸芯ズレが生じる危惧がなくなって、エンジンに対する
バルブタイミング可変装置の装着性が向上するという効
果がある。また、ロータとハウジングの軸芯合わせのた
めに前記カバーとは別部品を必要としないので、部品点
数の減少が図れると共に、前記係合凸部を有するカバー
は加工も簡単であり、このため、加工工数の減少および
コスト低減が図れるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による内燃機関用バ
ルブタイミング可変装置をカムシャフトと軸ボルトとの
関係で示す断面図である。
【図2】 図1の内燃機関用バルブタイミング可変装置
をロータ部分で切断した断面図である。
【図3】 従来の内燃機関用バルブタイミング可変装置
を示す断面図である。
【図4】 図3中のハウジングとロータの部分の断面図
である。
【符号の説明】
1 カムシャフト、3 ハウジング、4 ロータ、7
カバー、18 係合凸部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関谷 睦生 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3G016 AA06 AA19 BA23 BA38 CA04 CA07 CA11 CA13 CA17 CA22 CA27 CA33 CA36 CA52 DA06 DA22 GA00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の回転に同期して回転駆動され
    るカムシャフトと、このカムシャフトに対して回転自在
    に嵌め込まれるハウジングと、前記カムシャフトに同期
    回転可能に嵌め込まれて前記ハウジングに組付けられ、
    且つ、片側端面にオイル通路形成用の凹部を軸穴と同軸
    上に有するロータと、このロータの端面に当接して前記
    ハウジングに固定されるカバーとを備えた内燃機関用バ
    ルブタイミング可変装置において、前記カバーは、前記
    ロータの軸穴凹部に嵌め込まれ当該ロータを前記ハウジ
    ングに対して同軸芯上に位置決めする芯出し用の係合凸
    部を有していることを特徴とする内燃機関用バルブタイ
    ミング可変装置。
JP10167499A 1998-06-15 1998-06-15 内燃機関用バルブタイミング可変装置 Pending JP2000002106A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001029377A1 (fr) * 1999-10-22 2001-04-26 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif d'ajustement a reglage de distribution

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001029377A1 (fr) * 1999-10-22 2001-04-26 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif d'ajustement a reglage de distribution

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