JP2000001472A - 3,7―ジチアプロスタン酸誘導体、それらの製造方法およびそれらを有効成分として含有する薬剤 - Google Patents

3,7―ジチアプロスタン酸誘導体、それらの製造方法およびそれらを有効成分として含有する薬剤

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JP2000001472A
JP2000001472A JP10736799A JP10736799A JP2000001472A JP 2000001472 A JP2000001472 A JP 2000001472A JP 10736799 A JP10736799 A JP 10736799A JP 10736799 A JP10736799 A JP 10736799A JP 2000001472 A JP2000001472 A JP 2000001472A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (1)一般式(I)で示される3,7−ジチア
プロスタン酸誘導体、その平衡化合物である8−エピ体
との混合物、その非毒性塩及びそのシクロデキストリン
包接化合物、(2)前記誘導体、その平衡化合物である8
−エピ体との混合物、その非毒性塩及びそのシクロデキ
ストリン包接化合物の製造方法、並びに(3)前記誘導
体、その平衡化合物である8−エピ体との混合物、その
非毒性塩及びそのシクロデキストリン包接化合物を有効
成分として含有する薬剤(一般式(I)中の記号の意味
は明細書に記載の通り)。 【効果】 一般式(I)で示される化合物は、PGE2
受容体(特に、サブタイプEP4)に対する結合が強い
ため免疫疾患(自己免疫疾患、臓器移植後の拒絶反応
等)、喘息、骨形成異常、神経細胞死、肝障害、腎炎、
高血圧、心筋虚血、睡眠異常等に対する予防および/ま
たは治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3,7−ジチアプ
ロスタン酸誘導体に関する。さらに詳しくは、(1)一
般式(I)
【化14】 (式中、すべての記号は後記と同じ意味を表わす。)で
示される3,7−ジチアプロスタン酸誘導体、その平衡
化合物である8−エピ体との混合物、その非毒性塩、ま
たはそのシクロデキストリン包接化合物、(2)それら
の製造方法および(3)それらを有効成分として含有す
る薬剤に関する。
【0002】
【従来の技術】プロスタグランジンE2(PGE2と略記
する。)は、アラキドン酸カスケードの中の代謝産物と
して知られており、細胞保護作用、子宮収縮、発痛作
用、消化管の蠕動運動促進、覚醒作用、睡眠促進作用
(覚醒作用と睡眠促進作用はPGE 2の作用部位により
変わる。)、胃酸分泌抑制作用、血圧降下作用、利尿作
用等を有していることが知られている。近年の研究の中
で、PGE2受容体には、それぞれ役割の異なったサブ
タイプが存在することが分かってきた。現時点で知られ
ているサブタイプは、大別して4つあり、それぞれ、E
P1、EP2、EP3、EP4と呼ばれている(Negish
i M. et al, J. Lipid Mediators Cell Signalling 12,
379-391 (1995))。本発明者らは、これらの受容体に
それぞれ特異的に結合する化合物を見出すべく、研究を
行った結果、本発明化合物がEP4に強く結合すること
を見出し、本発明を完成した。
【0003】一般式(I)で示される本発明化合物は、
サブタイプEP4に対する結合が強いため、免疫疾患
(ALS、多発性硬化症、シェーグレン症候群、慢性間
接リューマチ、全身性エリラトマトーデス等の自己免疫
疾患、臓器移植後の拒絶反応など)、喘息、骨形成異
常、神経細胞死、肝障害、腎炎、高血圧、心筋虚血、睡
眠異常などに対する予防および/または治療に有用であ
る。一般式(I)で示される本発明化合物のうち、その
他のサブタイプに対し結合が弱いものは、他の作用を発
現しないため、副作用の少ない薬剤となる可能性があ
る。
【0004】一方、PGの7位を硫黄原子に換える化学
修飾が行われた化合物は、数多く知られている。例え
ば、以下の特許出願が挙げられる。特開昭57-108065号
には、下記の化合物が血小板凝集阻止剤として有用であ
る旨の開示がある。 一般式(A)
【化15】 (式中、R1Aは水素原子、低級アルキル基、または薬理
学的に許容しうる陽イオンを表わし、R2Aは水素原子ま
たはメチル基を表わし、R3Aは炭素数5〜7のアルキル
基もしくはシクロアルキル基を表わし、R4AおよびR5A
は、水素原子またはヒドロキシの保護基を表わす。記号
*は不斉炭素原子を表わし、その立体配置はα配置また
はβ配置あるいは両者の任意の割合の混合物である。)
で示される7−チアプロスタグランジン誘導体。
【0005】特開昭58-148857号には、下記の化合物が
血小板凝集阻止剤として有用である旨の開示がある。 一般式(B)
【化16】
【0006】(式中、R1Bは水素原子またはC1〜10
のアルキル基、5〜6員の脂環式基、フェニル基であ
り、R2BおよびR3Bは同一もしくは異なり、水素原子ま
たはトリ(C1〜C8)炭化水素−シリル基、ヒドロキ
シの酸素原子と共にアセタール結合を形成する基であ
り、R4BはC3〜C8のアルキル基または5〜6員の脂
環式基を表わす。)で示される7−チアプロスタグラン
ジン誘導体。
【0007】特開昭58-110562号には、下記の化合物が
血管作動を制御する旨の開示がある。 一般式(C)
【化17】
【0008】(式中、Gは−COOR8C、−CONR9C
10Cまたは−CH2OR11Cであり、R8Cは水素原子、
C1〜10アルキル基、置換もしくは非置換のフェニル
基、置換もしくは非置換の脂環式基、置換もしくは非置
換のフェニル(C1〜C3)アルキル基または一当量の
カチオンであり、R9CおよびR10Cは同一もしくは異な
り、水素原子、C1〜C10アルキル基、置換もしくは
非置換のC5〜C8の脂環式基、置換もしくは非置換の
フェニル基、または置換もしくは非置換のフェニル(C
1〜C3)アルキル基である。またはR9CとR10Cはそ
れらが結合している窒素原子と一緒になって更にヘテロ
原子を含有していてもよい5〜6員の置換または非置換
の環を形成していてもよい。R11Cは水素原子、C1〜
C6のアルキル基、置換または非置換のC2〜C7のア
シル基またはトリ(C1〜C6)炭化水素−シリル基ま
たはヒドロキシの酸素原子と共にアセタール結合を形成
する基であり;R1CとR2Cは同一もしくは異なり、水素
原子、ハロゲン原子、メチル基またはエチル基であり、
3Cは水素原子であるか、またはR1Cと一緒になって単
結合を形成していてもよく;R4CとR5Cは同一もしくは
異なり、水素原子またはトリ(C1〜C6)炭化水素−
シリル基、ヒドロキシの酸素原子と共にアセタール結合
を形成する基である。R6Cは水素原子、メチル基または
保護されていてもよいエチニル基であり;R7CはC3〜
C8のアルキル基または置換もしくは非置換の5〜6員
の脂環式基である。ncは0または1を表わす。)で示
される7−チアプロスタグランジン誘導体。
【0009】一般式(A)および(B)で示される化合
物を記載した先行技術には、その目的が血小板凝集抑制
であること、PG骨格の7位の炭素原子を硫黄原子に置
き換えることにより代謝されにくくなることが記載され
ている。同様に、一般式(C)で示される化合物を記載
した先行技術は、その目的は血管作動の制御であること
が記載されている。
【0010】
【発明の開示】本発明は、(1)一般式
【化18】 (式中、R1は、ヒドロキシ、C1〜6アルキルオキシ
または式:
【化19】NR67 (式中、R6、R7は独立して、水素原子またはC1〜6
アルキルを表わす。)で示される基を表わし;R2は水
素原子またはヒドロキシを表わし;R3は単結合または
C1〜6アルキレンを表わし;R4は、(i)1〜3個
のC1〜6アルキルオキシまたはハロゲン原子で置換さ
れているC1〜8アルキル、C2〜8アルケニルまたは
C2〜8アルキニル、(ii)フェニルオキシまたはC3
〜7シクロアルキルオキシ、(iii)フリル、フリルオ
キシ、チエニル、チエニルオキシ、ナフチル、ナフチル
オキシ、フタラニルまたはフタラニルオキシ、(iv)1
〜3個の以下の基で置換されているフェニル、フェニル
オキシ、C3〜7シクロアルキルまたはC3〜7シクロ
アルキルオキシ:C1〜6アルキル、C2〜6アルケニ
ル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルキルオキシ、C
1〜6アルキルオキシ−C1〜6アルキル、C1〜6ア
ルキルオキシ−C1〜6アルキルオキシ、C2〜6アル
ケニルオキシ−C1〜6アルキル、1〜3個のヒドロキ
シで置換されているC1〜6アルキル、1〜3個のハロ
ゲン原子で置換されているC1〜6アルキル、C1〜6
アルキルチオ、C1〜6アルキルチオ−C1〜6アルキ
ル、C1〜6アルキルチオ−C1〜6アルキルオキシ、
C2〜6アルケニルチオ−C1〜6アルキル、C1〜6
アルキルスルフォニル、ハロゲン、トリハロメチル、シ
アノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、C3〜7シクロア
ルキル、C3〜7シクロアルキルオキシ、C3〜7シク
ロアルキル−C1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキ
ルオキシ−C1〜6アルキル、フェニル、フェニルオキ
シ、フェニル−C1〜6アルキル、フェニル−C2〜6
アルケニル、フェニル−C2〜6アルキニル、フェニル
オキシ−C1〜6アルキル、フェニルオキシ−C2〜6
アルケニル、フェニルオキシ−C2〜6アルキニル、フ
リル、フリルオキシ、フリル−C1〜6アルキル、フリ
ルオキシ−C1〜6アルキル、チエニル、チエニルオキ
シ、チエニル−C1〜6アルキル、またはチエニルオキ
シ−C1〜6アルキル(上記のフェニル、フリル、チエ
ニル、シクロアルキルは、1〜3個のC1〜6アルキ
ル、C1〜6アルキルオキシ、C1〜6アルキルオキシ
−C1〜6アルキル、ニトロ、ハロゲン、トリハロメチ
ル、アミノ、ヒドロキシで置換されていてもよい。);
または(v)1〜3個の以下の基で置換されているフリ
ル、フリルオキシ、チエニル、チエニルオキシ、ナフチ
ル、ナフチルオキシ、フタラニルまたはフタラニルオキ
シ:C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6
アルキニル、C1〜6アルキルオキシ、C1〜6アルキ
ルオキシ−C1〜6アルキル、C1〜6アルキルオキシ
−C1〜6アルキルオキシ、C2〜6アルケニルオキシ
−C1〜6アルキル、1〜3個のヒドロキシで置換され
ているC1〜6アルキル、1〜3個のハロゲン原子で置
換されているC1〜6アルキル、C1〜6アルキルチ
オ、C1〜6アルキルチオ−C1〜6アルキル、C1〜
6アルキルチオ−C1〜6アルキルオキシ、C2〜6ア
ルケニルチオ−C1〜6アルキル、C1〜6アルキルス
ルフォニル、ハロゲン、トリハロメチル、シアノ、ニト
ロ、アミノ、ヒドロキシ、C3〜7シクロアルキル、C
3〜7シクロアルキルオキシ、C3〜7シクロアルキル
−C1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキルオキシ−
C1〜6アルキル、フェニル、フェニルオキシ、フェニ
ル−C1〜6アルキル、フェニル−C2〜6アルケニ
ル、フェニル−C2〜6アルキニル、フェニルオキシ−
C1〜6アルキル、フェニルオキシ−C2〜6アルケニ
ル、フェニルオキシ−C2〜6アルキニル、フリル、フ
リルオキシ、フリル−C1〜6アルキル、フリルオキシ
−C1〜6アルキル、チエニル、チエニルオキシ、チエ
ニル−C1〜6アルキル、またはチエニルオキシ−C1
〜6アルキル(上記のフェニル、フリル、チエニル、シ
クロアルキルは、1〜3個のC1〜6アルキル、C1〜
6アルキルオキシ、C1〜6アルキルオキシ−C1〜6
アルキル、ニトロ、ハロゲン、トリハロメチル、アミ
ノ、ヒドロキシで置換されていてもよい。)を表わし;
5は水素原子またはC1〜6アルキルを表わし;記号
【化20】 は、二重結合または単結合を表わす。ただし、R2が水
素原子であるとき、R3が表わすC1〜6アルキレンは
1個のヒドロキシで置換されていてもよい。)で示され
る3,7−ジチアプロスタン酸誘導体、その平衡化合物
である8−エピ体との混合物、その非毒性塩、またはそ
のシクロデキストリン包接化合物、(2)それらの製造
方法、および(3)それらを有効成分として含有する薬
剤に関する。
【0011】一般式(I)中、R4中のC1〜8アルキ
ルとは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチル、オクチルおよびこれらの異性
体を意味する。一般式(I)中、R1およびR4中、
5、R6、R7および後記のR10が表わすC1〜6アル
キルとは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシルおよびこれらの異性体を意味する。一般式
(I)中、R4中のC2〜8アルケニルとは、ビニル、
プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプ
テニル、オクテニル基およびこれらの異性体を意味す
る。一般式(I)中、R4中のC2〜6アルケニルと
は、ビニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキ
セニル基およびこれらの異性体を意味する。一般式
(I)中、R4中のC2〜8アルキニルとは、エチニ
ル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、
へプチニル、オクチニル基およびこれらの異性体を意味
する。一般式(I)中、R4中のC2〜6アルキニルと
はエチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキ
シニル基およびこれらの異性体を意味する。一般式
(I)中、R3が表わすC1〜6アルキレンとは、メチ
レン、ジメチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペ
ンタメチレン、ヘキサメチレンおよびこれらの異性体を
意味する。一般式(I)中、R4中のC3〜7シクロア
ルキルとは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル基を意味す
る。一般式(I)中、R4中のハロゲン、トリハロメチ
ル中のハロゲンとは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素を意
味する。
【0012】本明細書においては、当業者にとって明ら
かなように記号
【化21】 は二重結合または単結合であることを表わし、特に断わ
らない限り、
【化22】 は紙面の手前に結合していることを表わし、
【化23】 は紙面の向こう側に結合していることを表わし、
【化24】 または
【化25】 はこれらの混合物またはどちらでもよいことを表わす。
【0013】本発明においては、特に指示しない限り異
性体はこれをすべて包含する。例えば、アルキル、アル
ケニル、アルキニル基、アルキレン基には直鎖のものお
よび分岐鎖のものが含まれる。さらに二重結合、環、縮
合環における異性体(E、Z、シス、トランス体)、不
斉炭素の存在等による異性体(R、S体、α、β体、エ
ナンチオマー、ジアステレオマー)、旋光性を有する光
学異性体(D、L、d、l体)、クロマトグラフィー分
離による極性体(高極性体、低極性体)、平衡化合物、
これらの任意の割合の化合物、ラセミ混合物は、すべて
本発明に含まれる。
【0014】本発明化合物中、R2がヒドロキシを表わ
す化合物においては、プロスタグランジンの天然型であ
るα−配置が好ましい。また、本発明化合物は、8位が
αであるが、当業者にとって明らかなように、これらの
8αの化合物は、8β化合物(8−エピ体)と平衡関係
にある。そのため、一般式(I)で示される化合物は、
8α化合物とそのアイソマーである8β化合物の混合物
を示している。
【0015】一般式(I)で示される本発明化合物中、
好ましい化合物としては、実施例に記載した化合物およ
び以下の表1〜7に示す化合物と相当するエステルおよ
びアミドが挙げられる。表中、Meはメチル基を表わ
す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】
【表4】
【0020】
【表5】
【0021】
【表6】
【0022】
【表7】
【0023】
【表8】
【0024】
【表9】
【0025】
【表10】
【0026】
【表11】
【0027】
【表12】
【0028】
【表13】
【0029】
【表14】
【0030】
【塩】一般式(I)で示される本発明化合物は、公知の
方法で相当する塩に変換される。塩は毒性のない、水溶
性のものが好ましい。適当な塩として、アルカリ金属
(カリウム、ナトリウム等)の塩、アルカリ土類金属
(カルシウム、マグネシウム等)の塩、アンモニウム
塩、薬学的に許容される有機アミン(テトラメチルアン
モニウム、トリエチルアミン、メチルアミン、ジメチル
アミン、シクロペンチルアミン、ベンジルアミン、フェ
ネチルアミン、ピペリジン、モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリス(ヒドロキシメチル)メチル
アミン、リジン、アルギニン、N−メチル−D−グルカ
ミン等)の塩が挙げられる。
【0031】
【シクロデキストリン包接化合物】式(I)で示される
3,7−ジチアプロスタン酸誘導体は、α−、β−ある
いはγ−シクロデキストリン、あるいはこれらの混合物
を用いて、特公昭50-3362号、同52-31404号または同61-
52146号明細書記載の方法を用いることによりシクロデ
キストリン包接化合物に変換することができる。シクロ
デキストリン包接化合物に変換することにより、安定性
が増大し、また水溶性が大きくなるため、薬剤として使
用する際好都合である。
【0032】
【本発明化合物の製造方法】(1)一般式(I)で示さ
れる本発明化合物のうち、一般式(Ia)
【化26】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物は、式(Ib)
【化27】 (式中、R10はC1〜6アルキル基を表わし、その他の
記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物を
酵素を用いた加水分解により、製造することができる。
【0033】酵素を用いた加水分解は公知であり、例え
ば、水と混和しうる有機溶媒(エタノール、ジメチルス
ルフォキシド等)と水の混合溶液中、緩衝液の存在下ま
たは非存在下、エステル分解酵素(エステラーゼ、リパ
ーゼ等)を用いて、0〜50℃で行なわれる。
【0034】(2)一般式(I)で示される本発明化合
物のうち、一般式(Ic)
【化28】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物は、一般式(Ia)
【化29】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物と一般式(III)
【化30】HNR67 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物をアミド化反応に付すことにより製造す
ることができる。
【0035】アミド化反応は公知であり、例えば、不活
性有機溶媒(テトラヒドロフラン(THF)、塩化メチ
レン、ベンゼン、アセトン、アセトニトリルまたはこれ
らの混合溶媒等)中、三級アミン(ジメチルアミノピリ
ジン、ピリジン、トリエチルアミン等)の存在下または
非存在下、縮合剤(1−エチル−3−[3−(ジメチル
アミノ)プロピル]カルボジイミド(EDC)、1,3
−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)等)を用
いて、0〜50℃で行なわれる。
【0036】(3)一般式(I)で示される本発明化合
物のうち、一般式(Ib)
【化31】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物は、一般式(II)
【化32】 (式中、R10は前記と同じ意味を表わし、R2aは水素原
子、または酸性条件で脱離する保護基で保護されたヒド
ロキシを表わし;R20は酸性条件で脱離する保護基を表
わし;R3aは単結合またはC1〜6アルキレンを表わ
し;R4aは、(i)1〜3個のC1〜6アルキルオキシ
またはハロゲン原子で置換されているC1〜8アルキ
ル、C2〜8アルケニルまたはC2〜8アルキニル、
(ii)フェニルオキシまたはC3〜7シクロアルキルオ
キシ、(iii)フリル、フリルオキシ、チエニル、チエ
ニルオキシ、ナフチル、ナフチルオキシ、フタラニルま
たはフタラニルオキシ、(iv)1〜3個の以下の基で置
換されているフェニル、フェニルオキシ、C3〜7シク
ロアルキルまたはC3〜7シクロアルキルオキシ:C1
〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニ
ル、C1〜6アルキルオキシ、C1〜6アルキルオキシ
−C1〜6アルキル、C1〜6アルキルオキシ−C1〜
6アルキルオキシ、C2〜6アルケニルオキシ−C1〜
6アルキル、酸性条件で脱離する保護基で保護された1
〜3個のヒドロキシで置換されているC1〜6アルキ
ル、1〜3個のハロゲン原子で置換されているC1〜6
アルキル、C1〜6アルキルチオ、C1〜6アルキルチ
オ−C1〜6アルキル、C1〜6アルキルチオ−C1〜
6アルキルオキシ、C2〜6アルケニルチオ−C1〜6
アルキル、C1〜6アルキルスルフォニル、ハロゲン、
トリハロメチル、シアノ、ニトロ、酸性条件で脱離する
保護基で保護されたアミノ、酸性条件で脱離する保護基
で保護されたヒドロキシ、C3〜7シクロアルキル、C
3〜7シクロアルキルオキシ、C3〜7シクロアルキル
−C1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキルオキシ−
C1〜6アルキル、フェニル、フェニルオキシ、フェニ
ル−C1〜6アルキル、フェニル−C2〜6アルケニ
ル、フェニル−C2〜6アルキニル、フェニルオキシ−
C1〜6アルキル、フェニルオキシ−C2〜6アルケニ
ル、フェニルオキシ−C2〜6アルキニル、フリル、フ
リルオキシ、フリル−C1〜6アルキル、フリルオキシ
−C1〜6アルキル、チエニル、チエニルオキシ、チエ
ニル−C1〜6アルキル、またはチエニルオキシ−C1
〜6アルキル(上記のフェニル、フリル、チエニル、シ
クロアルキルは、1〜3個のC1〜6アルキル、C1〜
6アルキルオキシ、C1〜6アルキルオキシ−C1〜6
アルキル、ニトロ、ハロゲン、トリハロメチル、酸性条
件で脱離する保護基で保護されたアミノ、酸性条件で脱
離する保護基で保護されたヒドロキシで置換されていて
もよい。);または(v)1〜3個の以下の基で置換さ
れているフリル、フリルオキシ、チエニル、チエニルオ
キシ、ナフチル、ナフチルオキシ、フタラニルまたはフ
タラニルオキシ:C1〜6アルキル、C2〜6アルケニ
ル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルキルオキシ、C
1〜6アルキルオキシ−C1〜6アルキル、C1〜6ア
ルキルオキシ−C1〜6アルキルオキシ、C2〜6アル
ケニルオキシ−C1〜6アルキル、酸性条件で脱離する
保護基で保護された1〜3個のヒドロキシで置換されて
いるC1〜6アルキル、1〜3個のハロゲン原子で置換
されているC1〜6アルキル、C1〜6アルキルチオ、
C1〜6アルキルチオ−C1〜6アルキル、C1〜6ア
ルキルチオ−C1〜6アルキルオキシ、C2〜6アルケ
ニルチオ−C1〜6アルキル、C1〜6アルキルスルフ
ォニル、ハロゲン、トリハロメチル、シアノ、ニトロ、
酸性条件で脱離する保護基で保護されたアミノ、酸性条
件で脱離する保護基で保護されたヒドロキシ、C3〜7
シクロアルキル、C3〜7シクロアルキルオキシ、C3
〜7シクロアルキル−C1〜6アルキル、C3〜7シク
ロアルキルオキシ−C1〜6アルキル、フェニル、フェ
ニルオキシ、フェニル−C1〜6アルキル、フェニル−
C2〜6アルケニル、フェニル−C2〜6アルキニル、
フェニルオキシ−C1〜6アルキル、フェニルオキシ−
C2〜6アルケニル、フェニルオキシ−C2〜6アルキ
ニル、フリル、フリルオキシ、フリル−C1〜6アルキ
ル、フリルオキシ−C1〜6アルキル、チエニル、チエ
ニルオキシ、チエニル−C1〜6アルキル、またはチエ
ニルオキシ−C1〜6アルキル(上記のフェニル、フリ
ル、チエニル、シクロアルキルは、1〜3個のC1〜6
アルキル、C1〜6アルキルオキシ、C1〜6アルキル
オキシ−C1〜6アルキル、ニトロ、ハロゲン、トリハ
ロメチル、酸性条件で脱離する保護基で保護されたアミ
ノ、酸性条件で脱離する保護基で保護されたヒドロキシ
で置換されていてもよい。)を表わし、その他の記号は
前記と同じ意味を表わす。ただし、R2aが水素原子であ
るとき、R3aが表わすC1〜6アルキレンは酸性条件で
脱離する保護基で保護された1個のヒドロキシで置換さ
れていてもよい。)で示される化合物を酸性条件下、加
水分解することにより製造することができる。
【0037】酸性条件下で脱離するヒドロキシ基、アミ
ノ基の保護基としては、それぞれ例えば、t−ブチルジ
メチルシリル、トリフェニルメチル、t−ブチルオキシ
カルボニル基等が挙げられる。
【0038】酸性条件下での加水分解は公知であり、例
えば水と混和しうる有機溶媒(THF、メタノール、エ
タノール、ジメトキシエタン、アセトニトリルまたはこ
れらの混合溶媒等)中、無機酸(例えば、塩酸、リン
酸、フッ化水素酸、フッ化水素−ピリジン錯体等)、ま
たは有機酸(酢酸、トシル酸、トリクロロ酢酸)を用い
て、0〜50℃の温度で行なわれる。
【0039】一般式(II)で示される化合物は、反応工
程式(A)に従って製造することができる。反応工程式
中、Buはn−ブチル基、t−Buはt−ブチル基を表
わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。
【0040】
【化33】
【0041】(4)一般式(I)で示される本発明化合
物のうち、13〜14位が二重結合であり、R2がヒド
ロキシであり、R5が水素原子である一般式(Id)で示
される化合物は、上記の方法以外に、以下の方法によっ
ても製造することができる。
【0042】すなわち、一般式(Id)
【化34】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物は、一般式(XVI)
【化35】 (式中、Acはアセチル基を表わし、その他の記号は前
記と同じ意味を表わす。)で示される化合物を、酵素を
用いた加水分解反応に付すことにより製造することがで
きる。
【0043】酵素を用いた加水分解反応は公知であり、
例えば、水と混和しうる有機溶媒(DMSO、エタノー
ル等)中、緩衝液(リン酸バッファー等)の存在下もし
くは非存在下、酵素(リパーゼ、エステラーゼ等)を用
いて、0〜50℃で行なわれる。
【0044】一般式(XVI)で示される化合物は、以下
の反応工程式(B)に従って製造することができる。
【0045】
【化36】 反応工程式中、Acはアセチル基を表わし、その他の記
号は前記と同じ意味を表わす。
【0046】本明細書中の各反応において、反応生成物
は通常の精製手段、例えば常圧下または減圧下における
蒸留、シリカゲルまたはケイ酸マグネシウムを用いた高
速液体クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、
あるいはカラムクロマトグラフィー、または洗浄、再結
晶等の方法により精製することができる。精製は各反応
ごとに行なってもよいし、いくつかの反応終了後に行な
ってもよい。
【0047】
【出発物質および試薬】本発明で用いる出発物質および
試薬は、それ自体公知であるかまたは公知の方法により
製造することができる。
【0048】
【本発明化合物の薬理活性】一般式(I)で示される本
発明化合物は、PGE2受容体のサブタイプであるEP
4受容体に強く結合し、作用する。例えば、実験室の実
験では、プロスタノイドレセプターサブタイプ発現細胞
を用いた受容体結合実験により、これらを確認した。
【0049】(i)プロスタノイドレセプターサブタイ
プ発現細胞を用いた受容体結合実験スギモト(Sugimot
o)らの方法[J. Biol. Chem. 267, 6463-6466 (199
2)]に準じて、プロスタノイドレセプターサブタイプ
(マウスEP3α、EP4)をそれぞれ発現したCHO
細胞を調製し、膜標品とした。調製した膜画分(0.5m
g/ml)、3H−PGE2を含む反応液(200μl)
を室温で1時間インキュベートした。反応を氷冷バッフ
ァー(3ml)で停止し、減圧下吸引ろ過して結合した
3H−PGE2をガラスフィルター(GF/B)にトラッ
プし、結合放射活性を液体シンチレーターで測定した。
【0050】Kd値とBmax値は、Scatchard plotsから
求めた[Ann. N. Y. Acad. Sci. 51, 660 (1949)]。非
特異的結合は過剰量(2.5μM)の非標識PGE2の存在
下での結合として求めた。本発明化合物による3H−P
GE2結合阻害作用の測定は、 3H−PGE2(2.5nM)
および本発明化合物を各種濃度で添加して行なった。な
お、反応にはすべて次のバッファーを用いた。 バッファー:リン酸カリウム(pH6.0,10mM),
EDTA(1mM),MgCl2(10mM),NaC
l(0.1M)。 各化合物の解離定数Ki(μM)は次式により求めた。
【0051】
【数1】Ki=IC50/(1+([C]/Kd)) 結果を、表8に示す。
【0052】
【表15】
【0053】
【毒性】一般式(I)で示される本発明化合物の毒性は
十分に低いものであり、医薬品として使用するために十
分安全であることが確認された。
【0054】
【医薬品への適用】一般式(I)で示される本発明化合
物は、PGE2受容体に結合し、作用を示すため有用で
ある。とりわけ、サブタイプEP4に対する結合が強い
ため、免疫疾患(ALS、多発性硬化症、シェーグレン
症候群、慢性関節リューマチ、全身性エリテマトーデス
等の自己免疫疾患、臓器移植後の拒絶反応など)、喘
息、骨形成異常、神経細胞死、肝障害、腎炎、高血圧、
心筋虚血、睡眠異常などに対する予防および/または治
療に有用である。一般式(I)で示される本発明化合物
のうち、EP4以外のサブタイプに対する結合が弱いも
のは、他の作用を発現しないため、副作用の少ない薬剤
となる可能性がある。一般式(I)で示される本発明化
合物、その非毒性の塩またはそのCD包接化合物を上記
の目的で用いるには、通常、全身的または局所的に、経
口または非経口の形で投与される。
【0055】投与量は、年齢、体重、症状、治療効果、
投与方法、処理時間等により異なるが、通常、成人一人
当たり、一回につき、1μgから100mgの範囲で一
日一回から数回経口投与されるか、または成人一人当た
り、一回につき、0.1μgから10mgの範囲で一日一
回から数回非経口投与(好ましくは、静脈内投与)され
るか、または一日1時間から24時間の範囲で静脈内に
持続投与される。もちろん前記したように、投与量は種
々の条件により変動するので、上記投与量より少ない量
で十分な場合もあるし、また範囲を越えて投与の必要な
場合もある。
【0056】本発明化合物を投与する際には、経口投与
のための固体組成物、液体組成物およびその他の組成
物、非経口投与のための注射剤、外用剤、坐剤等として
用いられる。経口投与のための固体組成物には、錠剤、
丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤等が含まれる。カプセ
ル剤には、ハードカプセルおよびソフトカプセルが含ま
れる。
【0057】このような固体組成物においては、ひとつ
またはそれ以上の活性物質が、少なくともひとつの不活
性な希釈剤、例えばラクトース、マンニトール、マンニ
ット、グルコース、ヒドロキシプロピルセルロース、微
結晶セルロース、デンプン、ポリビニルピロリドン、メ
タケイ酸アルミン酸マグネシウムと混和される。組成物
は、常法に従って、不活性な希釈剤以外の添加物、例え
ばステアリン酸マグネシウムのような潤滑剤、繊維素グ
リコール酸カルシウムのような崩壊剤、グルタミン酸ま
たはアスパラギン酸のような溶解補助剤を含有してもよ
い。錠剤または丸剤は必要により白糖、ゼラチン、ヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ースフタレートなどの胃溶性あるいは腸溶性物質のフィ
ルムで被膜していてもよいし、また2以上の層で被膜し
ていてもよい。さらにゼラチンのような吸収されうる物
質のカプセルも包含される。
【0058】経口投与のための液体組成物は、薬剤的に
許容される乳濁剤、溶液剤、シロップ剤、エリキシル剤
等を含む。このような液体組成物においては、ひとつま
たはそれ以上の活性物質が、一般的に用いられる不活性
な希釈剤(例えば、精製水、エタノール)に含有され
る。この組成物は、不活性な希釈剤以外に湿潤剤、懸濁
剤のような補助剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防腐剤を
含有してもよい。経口投与のためのその他の組成物とし
ては、ひとつまたはそれ以上の活性物質を含み、それ自
体公知の方法により処方されるスプレー剤が含まれる。
この組成物は不活性な希釈剤以外に亜硫酸水素ナトリウ
ムのような安定剤と等張性を与えるような安定化剤、塩
化ナトリウム、クエン酸ナトリウムあるいはクエン酸の
ような等張剤を含有していてもよい。スプレー剤の製造
方法は、例えば米国特許第2,868,691号および同第3,09
5,355号明細書に詳しく記載されている。
【0059】本発明による非経口投与のための注射剤と
しては、無菌の水性または非水性の溶液剤、懸濁剤、乳
濁剤を包含する。水性の溶液剤、懸濁剤としては、例え
ば注射用蒸留水および生理食塩水が含まれる。非水性の
溶液剤、懸濁剤としては、例えばプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、オリーブ油のような植物
油、エタノールのようなアルコール類、ポリソルベート
80(登録商標)等がある。このような組成物は、さら
に防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定化剤、溶解補
助剤(例えば、グルタミン酸、アスパラギン酸)のよう
な補助剤を含んでいてもよい。これらはバクテリア保留
フィルターを通すろ過、殺菌剤の配合または照射によっ
て無菌化される。これらはまた無菌の固体組成物を製造
し、使用前に無菌化または無菌の注射用蒸留水または他
の溶媒に溶解して使用することもできる。
【0060】非経口投与のためその他の組成物として
は、ひとつまたはそれ以上の活性物質を含み、常法によ
り処方される外用液剤、軟膏、塗布剤、直腸内投与のた
めの坐剤および腟内投与のためのペッサリー等が含まれ
る。
【0061】
【参考例および実施例】以下、参考例および実施例によ
って、本発明を詳述するが、本発明は、これらに限定さ
れるものではない。クロマトグラフィーによる分離の箇
所に示されているカッコ内の溶媒は、使用した溶出溶媒
または展開溶媒を示し、割合は体積比を表わす。特別な
記載がない場合、NMRは重クロロホルム溶液中で測定
している。化学式中、Trはトリフェニルメチル基、T
HPはテトラヒドロピラニル基、TBSはt−ブチルジ
メチルシリル基、Etはエチル基を表わし、その他の記
号は前記と同じ意味を表わす。
【0062】参考例1 1−ブロモ−3−メトキシメチルベンゼン
【化37】
【0063】3−ブロモベンジルブロマイド(15.0g,
60mmol)のメタノール−ジメトキシエタン(DM
E)溶液(30ml+10ml)に氷冷下でナトリウム
メチラート(4.9g,90mmol)を加えて、室温で
1時間撹拌した後、反応混合物を水に注いだ。反応混合
物をエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去して、
下記物性値を有する標題化合物(12.1g,100%)を
得た。 TLC:Rf 0.74(酢酸エチル:ヘキサン=1:4); NMR:δ 7.50(s,1H), 7.42(dt,J=8,2Hz,1H), 7.3-7.
2(m,2H), 4.43(s,2H),3.40(s,3H)。
【0064】参考例2 (2S)−3−(3−メトキシメチルフェニル)−1−
トリフェニルメトキシプロパン−2−オール
【化38】
【0065】マグネシウム片(1.41g,58mmol)
を真空下加熱乾燥し、無水THF(30ml)とジブロ
モエタン(数滴)を加えた。参考例1で製造した化合物
(9.65g,48mmol)の無水THF溶液(30m
l)を45分間かけて滴下し、得られた溶液をヨウ化銅
(0.76g,4mmol)の無水THF懸濁溶液(30m
l)に氷冷下で加え、30分間撹拌した。これにS−
(−)−グリシディルトリチルエーテル(12.7g,40
mmol)の無水THF溶液(30ml)を加え、1時
間撹拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注いだ。
混合液を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗
浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去して下記
物性値を有する標題化合物(19.5g)を得た。 TLC:Rf 0.29(酢酸エチル:ヘキサン=1:
4); NMR:δ 7.5-7.1(m,19H), 4.40(s,2H), 4.1-3.9(m,1
H), 3.37(s,3H), 3.3-3.1(m,2H), 2.9-2.7(m,2H), 2.23
(brd,1H)。
【0066】参考例3 (2S)−3−(3−メトキシメチルフェニル)プロパ
ン−1,2−ジオール
【化39】
【0067】参考例2で製造した化合物(19.5g)のT
HF溶液(10ml)に酢酸(80ml)と水(10m
l)を加え、60℃で6時間加熱した。水(40ml)
を加えて室温に冷却し、析出物をろ過して除いた。ろ液
を濃縮し、再度析出物を除去し、濃縮して得られた油状
物をトルエン共沸により溶媒を完全に留去して、下記物
性値を有する標題化合物(8.9g)を得た。 TLC:Rf 0.64(酢酸エチル:ヘキサン=2:
1)。
【0068】参考例4 (2S)−3−(3−メトキシメチルフェニル)−1−
アセチルオキシプロパン−2−オール
【化40】
【0069】参考例3で製造した化合物(8.9g)と
2,4,6−コリジン(10.6ml,80mmol)の塩
化メチレン溶液(120ml)を−70℃に冷却し、塩
化アセチル(4.0ml,56mmol)を滴下して加え
た。15分間撹拌してからメタノールを加えて0℃に昇
温した。1N塩酸と飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥したのち、溶媒を留去して下記物性値を有す
る標題化合物(10.8g)を得た。 TLC:Rf 0.64(酢酸エチル:ヘキサン=2:
1); NMR:δ 7.4-7.1(m,4H), 4.43(s,2H), 4.25-3.95(m,
3H), 3.41(s,3H), 2.9-2.8(m,2H), 2.12(s,3H)。
【0070】参考例5 (2S)−3−(3−メトキシメチルフェニル)−1−
アセチルオキシ−2−(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)プロパン
【化41】
【0071】参考例4で製造した化合物(10.8g)の塩
化メチレン溶液(40ml)にジヒドロピラン(5.5m
l,60mmol)とピリジニウム p−トルエンスル
ホナート(0.50g)を加えて、4時間撹拌した。溶液を
濃縮した後、酢酸エチルで希釈し、水、飽和重曹水で洗
浄した。硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、残査
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して下記
物性値を有する標題化合物(14.0g)を得た。 TLC:Rf 0.53(酢酸エチル:ヘキサン:塩化メチ
レン=1:2:2); NMR:δ 7.3-7.1(m,4H), 4.85-4.8および4.45-4.0
(m,1H), 4.43(s,2H), 4.25-3.85 および 3.5-3.2(m,5
H), 3.39(s,3H), 3.05-2.8(m,2H), 2.10 および 2.08
(s,3H), 1.9-1.4(m,6H)。
【0072】参考例6 (2S)−3−(3−メトキシメチルフェニル)−2−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)プロパン−1−オ
ール
【化42】
【0073】参考例5で製造した化合物(14.0g)のメ
タノール溶液(40ml)に2N水酸化ナトリウム溶液
(5ml)を加え、室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧
留去し、エーテルで希釈した後、水、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮後、残った油状
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、
下記物性値を有する標題化合物(11.0g,<98%)を
得た。 TLC:Rf 0.51,0.41(THP部分のジアステレオマ
ー混合物、酢酸エチル:ヘキサン=2:1); NMR:δ 7.3-7.1(m,4H), 4.85-4.8 および 4.25-4.2
(m,1H), 4.42(s,2H),4.05-3.4(m,5H), 3.38(s,3H), 3.0
6(dd,J=14,6Hz,1H), 2.85(dd,J=14,8Hz,1H),2.8-2.7 お
よび 2.15-2.05(m,1H), 1.9-1.4(m,6H)。
【0074】参考例7 (2S)−3−(3−メトキシメチルフェニル)−2−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)プロパン−1−ア
ール
【化43】
【0075】塩化オキサリル(6.8ml,78mmo
l)の塩化メチレン溶液(150ml)を−78℃に冷
却し、無水DMSO(11.1ml、156mmol)の塩
化メチレン溶液(30ml)を15分かけて滴下した。
15分間撹拌した後、参考例6で製造した化合物(11.0
g,39mmol)の塩化メチレン溶液(40ml)を
35分かけて滴下し、さらに10分間撹拌してからトリ
エチルアミン(32ml)を加えた。−40℃に昇温し
45分間撹拌した後、反応液を1N塩酸に注ぎ、エーテ
ル−ヘキサンの混合溶媒で抽出した。有機層を水、飽和
重曹水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去して下記物性値を有する標題化合物(1
1.1g)を得た。 TLC:Rf 0.45(酢酸エチル:ヘキサン=1:
2); NMR:δ 9.75-9.0(m,1H), 7.3-7.1(m,4H), 4.8-4.75
および 4.35-4.3(m,1H), 4.43(s,2H), 4.45-4.3 およ
び 4.1-4.0(m,1H), 3.95-3.9 および 3.5-3.4(m,1H),
3.40(s,3H), 3.3-2.8(m,3H), 1.9-1.3(m,6H)。
【0076】参考例8 (3S)−1,1−ジブロモ−4−(3−メトキシメチ
ルフェニル)−3−(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)−1−ブテン
【化44】
【0077】四臭化炭素(39.8g,0.12mol)の塩化
メチレン溶液(150ml)を−20℃に冷却し、トリ
フェニルホスフィン(63g,0.24mol)の塩化メチレ
ン溶液(100ml)を20分かけて滴下した。得られ
た赤褐色の溶液を−40℃に冷却し、参考例7で製造し
た化合物(11.1g)とトリエチルアミン(5.6ml,40
mmol)の塩化メチレン溶液(40ml)を滴下して
加えた。10分間撹拌した後、トリエチルアミン(11.7
ml)とメタノール(9.8ml)を加え、生成した茶褐
色の溶液を激しく撹拌しながら、エーテル−ヘキサンの
混合溶媒に注いだ。固形物をろ過により除き、ろ液を濃
縮した後、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製して下記物性値を有する標題化合物(13.6g,7
8%)を得た。 TLC:Rf 0.36(酢酸エチル:ヘキサン=1:
9)。
【0078】参考例9 (3S)−4−(3−メトキシメチルフェニル)−3−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−1−ブチン
【化45】
【0079】参考例8で製造した化合物(13.5g,31.1
mmol)の無水THF溶液(90ml)を−78℃に
冷却し、n−ブチルリチウムのヘキサン溶液(1.61M,4
2.5ml,68.4mmol)を20分かけて滴下した。1
0分間撹拌後、反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液に
注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を留去し、残
査をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して下
記物性値を有する標題化合物(8.9g)を得た。 TLC:Rf 0.50, 0.44(酢酸エチル:ヘキサン=
1:4)。
【0080】参考例10 (3S)−4−(3−メトキシメチルフェニル)−1−
ブチン−3−オール
【化46】
【0081】参考例9で製造した化合物(8.9g)をジ
オキサン(10ml)とメタノール(10ml)に溶解
し、室温で4N塩酸−ジオキサン(2ml)を加えて1
時間撹拌した。反応溶液を水で希釈した後、酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を留去し、残査
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、下
記物性値を有する標題化合物(5.6g)を得た。 TLC:Rf 0.40(酢酸エチル:ヘキサン=1:
2)。
【0082】参考例11 (3S)−4−(3−メトキシメチルフェニル)−3−
t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−ブチン
【化47】
【0083】参考例10で製造した化合物(5.64g,2
9mmol)とイミダゾール(3.0g、44mmol)
のDMF溶液(30ml)にt−ブチルジメチルシリル
クロリド(5.3g,35mmol)を加え、室温で一晩
撹拌した。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム
で乾燥した後、溶媒を留去した。残査をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製して、下記物性値を有する
標題化合物(7.82g,83%)を得た。 TLC:Rf 0.73(酢酸エチル:ヘキサン=1:
4); NMR:δ 7.3-7.1(m,4H), 4.5-4.45(m,1H), 4.44(s,2
H), 3.37(s,3H), 3.0-2.95(m,2H), 2.41(d,J=2Hz,1H),
0.83(s,9H), -0.02(s,3H), -0.08(s,3H)。
【0084】参考例12 (3S)−1−ヨード−4−(3−メトキシメチルフェ
ニル)−3−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1E−
ブテン
【化48】
【0085】ジルコノセンクロリドヒドリド(7.81g,
30mmol)の無水THF懸濁溶液(15ml)に参
考例11で製造した化合物(7.7g,25mmol)の
THF溶液(30ml)を室温で滴下して加えた。45
分間撹拌した後0℃に冷却し、ヨウ素(6.43g,25m
mol)のTHF溶液を滴下して加えた。室温で15分
間撹拌してからヘキサンを加え、生成した沈殿物をシリ
カゲルでろ過して除き、ろ液を濃縮した。残査をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、下記物性値
を有する標題化合物(9.77g,89%)を得た。 TLC:Rf 0.61(酢酸エチル:ヘキサン=1:
9); NMR:δ 7.3-7.05(m,4H), 6.56(dd,J=15,5Hz,1H),
6.19(dd,J=15,1Hz,1H),4.43(s,2H), 4.3-4.15(m,1H),
3.38(s,3H), 2.8-2.7(m,2H), 0.83(s,9H),-0.08(s,3H),
-0.11(s,3H)。
【0086】参考例13 2,2−ジブチル−2−スタンナ−1,3−ジチアン
【化49】
【0087】1,3−プロパンジチオール(3.0g)と
ジブチルスタンナンオキシド(6.9g)をベンゼン中で
還流した。反応混合物を減圧濃縮し、下記物性値を有す
る標題化合物(9.38g)を得た。 TLC:Rf 0.68(ヘキサン:酢酸エチル=9:
1)。
【0088】参考例14 6−メルカプト−3−チアヘキサン酸メチル
【化50】
【0089】2,2−ジブチル−2−スタンナ−1,3
−ジチアン(9.38g、参考例13で製造した。)の無水
ジメチルホルムアミド(DMF)(20ml)溶液にブ
ロモ酢酸メチル(6.36g)を加え、100℃で3時間撹
拌した。反応液を放冷したのち、水を加え、1時間撹拌
した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を洗浄
し、乾燥し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製
し、下記物性値を有する標題化合物(2.61g)を得た。 TLC:Rf 0.60(ヘキサン:酢酸エチル=4:
1)。
【0090】参考例15 7−(4R−t−ブチルジメチルシリルオキシ−2−シ
クロペンテノン−2−イル)−3,7−ジチアヘプタン
酸メチル
【化51】
【0091】4R−t−ブチルジメチルシリルオキシ−
2−シクロペンテノン(2.76g)のメタノール(40m
l)溶液を氷冷し、過酸化水素水(31%,5ml)お
よび1N水酸化ナトリウム水溶液(0.05ml)を加え、
同温度で1.5時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アン
モニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を洗浄し、乾燥し、減圧濃縮した。残留物をクロロホル
ム(35ml)に溶解し、6−メルカプト−3−チアヘ
キサン酸メチル(2.34g、参考例14で製造した。)の
クロロホルム(10ml)溶液および活性アルミナ(1
3g)を加え、室温で一夜撹拌した。反応混合物をろ過
し、ろ液を減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製し、下記物性値
を有する標題化合物(3.21g)を得た。 TLC:Rf 0.39(ヘキサン:酢酸エチル=4:
1)。
【0092】参考例16 11α,15α−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−9−オキソ−16−(3−メトキシメチルフェニ
ル)−17,18,19,20−テトラノル−3,7−
ジチアプロスト−13E−エン酸メチルエステル
【化52】
【0093】アルゴン雰囲気下、参考例12で製造した
化合物(120mg,0.278mmol)の無水エーテル
溶液(1.11ml,0.25M)に−78℃でt−ブチルリチ
ウムのn−ペンタン溶液(1.64M,339ml,0.556
mmol)を滴下し、そのまま1時間撹拌した。反応液
に無水THF(1.11ml)を加えてから、リチウム2−
チエニルシアン化銅のTHF溶液(0.25M,1.19ml,
0.297mmol)を滴下し、得られた溶液を30分間撹
拌した。この溶液に7−(4R−t−ブチルジメチルシ
リルオキシ−2−シクロペンテノン−2−イル)−3,
7−ジチアヘプタン酸メチル(72mg、0.185mmo
l、参考例15で製造した。)の無水THF溶液(0.74
ml、0.25M)をゆっくりと滴下し、同温度で1時間撹
拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、反応を止
めた後、0℃まで昇温した。反応混合物をヘキサンで抽
出し、有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液−28%ア
ンモニア水(5:1)の混合溶液、飽和食塩水で洗浄し
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、残査を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸
エチル)で精製することにより下記物性値を有する標題
化合物(77mg、60%)を得た。 形状:淡黄色オイル状; TLC:Rf 0.47(ヘキサン:酢酸エチル=4:
1); NMR:δ 7.30-7.12(4H,m), 5.80-5.46(2H,m), 4.43
(2H,s), 4.28(1H,m), 4.05(1H,m), 3.73(3H,s), 3.38(3
H,s), 3.22(2H,s), 3.42-2.28(10H,m), 1.87(2H,m), 0.
89(9H,s), 0.83(9H,s), 0.07 および 0.06(6H,each s),
-0.10(3H,s), -0.26(3H,s)。
【0094】実施例1 11α,15α−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−
(3−メトキシメチルフェニル)−17,18,19,
20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−
エン酸メチルエステル
【化53】
【0095】参考例16で製造した化合物(260m
g,0.373mmol)のアセトニトリル溶液(10m
l)に0℃でピリジン(1ml)、フッ化水素−ピリジ
ン錯体(2ml)を加え、室温で2時間撹拌した。反応
混合物を冷やした酢酸エチル−飽和塩化アンモニウム水
溶液の混合溶液に注ぎ入れた後、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、残査を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸
エチル)で精製することにより下記物性値を有する標題
化合物(140mg,80%;平衡化合物である8−エ
ピ体との混合物)を得た。 TLC:Rf 0.49, 0.35(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.34-7.11(4H,m), 5.85-5.46(2H,m), 4.42
(2H,s), 4.41(1H,m), 3.97(1H,m), 3.73(3H,s), 3.41(3
H,s), 3.22(2H,s), 3.38-2.15(10H,m), 1.86(2H,m)。
【0096】実施例2 11α,15α−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−
(3−メトキシメチルフェニル)−17,18,19,
20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−
エン酸
【化54】
【0097】実施例1で製造した化合物(50mg,0.
107mmol)をDMSO(2ml)に溶かし、リン酸
バッファー(2ml,pH8.0)を加えた溶液にブタ肝
エステラーゼ(70μl)を加え室温で3時間撹拌し
た。反応液に飽和硫酸アンモニウム水溶液、1N塩酸を
加え、酸性に戻した後、酢酸エチルで抽出した。有機層
を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を減圧留去したのち、残査をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製
することにより、下記物性値を有する標題化合物(33
mg,67%;平衡化合物である8−エピ体との混合
物)を得た。 高極性体: TLC:Rf 0.18, 0.10(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 7.35-7.11(4H,m), 5.89-5.47(2H,m), 4.46
(4H,m), 4.45(2H,s), 3.95(1H,m), 3.42 および 3.41(3
H,each s), 3.21(2H,s), 3.37-2.14(10H,m), 1.86(2H,
m)。
【0098】実施例2(a)〜2(qqq) 参考例15で製造した化合物および相当するヨード化物
(参考例1〜参考例12と同様の操作により製造し
た。)を用いて、参考例16、実施例1および実施例2
と同様の操作により、下記物性値を有する各化合物を得
た。得られた化合物は、平衡化合物である8−エピ体と
の混合物である。
【0099】実施例2(a) 11α,15α−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−フ
ェニルオキシ−17,18,19,20−テトラノル−
3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化55】
【0100】高極性体: TLC:Rf 0.34, 0.27(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 7.29(t,J=8Hz,2H), 6.98(t,J=8Hz,1H), 6.9
2(d,J=8Hz,2H), 6.0-5.(m ,2H), 4.7-4.6(m,1H), 4.6-
4.4 および 4.2-3.9(m,3H), 4.7-3.7(br,3H), 3.22(br,
3H), 3.45-3.40 および 3.1-2.3(m,8H)。
【0101】実施例2(b) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(4
−メチルフェニル)−17,18,19,20−テトラ
ノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化56】
【0102】低極性体: TLC:Rf 0.70, 0.64(酢酸エチル:酢酸=20:
1); NMR:δ 7.2-7.0(m,4H), 5.80(dd,J=15,6Hz,1H), 5.
53(dd,J=15,8Hz,1H),4.5-4.35 および 4.35-4.2(m,1H),
4.0-3.8(m,1H), 3.9-3.4(br), 3.22(s,2H),3.4-3.3 お
よび 3.0-2.3(m,10H), 2.32(s,3H), 2.0-1.8(m,2H)。
【0103】高極性体: TLC:Rf 0.68, 0.60(酢酸エチル:酢酸=20:
1); NMR:δ 7.2-7.0(m,4H), 5.84(dd,J=15,5Hz,1H), 5.
63(dd,J=15,8Hz,1H),4.5-4.3(m,1H), 4.2-4.0(m,1H),
3.5-2.8(br), 3.21(s,2H), 3.4-3.3 および 3.0-2.3(m,
10H), 2.32(s,3H), 2.0-1.8(m,2H)。
【0104】実施例2(c) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(4
−クロロフェニル)−17,18,19,20−テトラ
ノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化57】
【0105】低極性体: TLC:Rf 0.43, 0.38(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 7.29(d,J=8Hz,2H), 7.16(d,J=8Hz,2H), 5.9
-5.7(m,1H), 5.59(dd,J=15,8Hz,1H), 4.5-4.3(m,1H),
4.1-3.9(m,1H), 4.2-3.4(br), 3.22(s,2H), 3.4-3.3お
よび3.0-2.3(m,10H), 2.0-1.8(m,2H)。
【0106】高極性体: TLC:Rf 0.37, 0.29(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 7.28(d,J=8Hz,2H), 7.16(d,J=8Hz,2H), 5.9
-5.7(m,1H), 5.62(dd,J=15,8Hz,1H), 4.5-4.4(m,1H),
4.2-4.0(m,1H), 3.22(s,2H), 3.4-2.8(br), 3.4-3.3お
よび3.0-2.3(m,10H), 2.0-1.8(m,2H)。
【0107】実施例2(d) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(4
−メトキシフェニル)−17,18,19,20−テト
ラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化58】
【0108】低極性体: TLC:Rf 0.40, 0.33(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 7.2-7.1(m,2H), 6.87(d,J=8Hz,2H), 5.9-5.
7(m,1H), 5.56(dd,J=16,8Hz,1H), 4.5-4.4(m,1H), 4.4-
4.3 および 4.1-3.9(m,1H), 3.80(s,3H), 3.22(s,2H),
3.4-3.3 および 3.0-2.3(m,13H), 2.0-1.8(m,2H)。
【0109】高極性体: TLC:Rf 0.38, 0.28(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 7.15(d,J=8Hz,2H), 6.86(d,J=8Hz,2H), 5.9
-5.75(m,1H), 5.62(dd, J=16,8Hz,1H), 4.5-4.3 および
4.2-4.0(m,2H), 3.81(s,3H), 3.22(s,2H), 3.4-2.7(b
r), 3.4-3.3 および 3.0-2.3(m,10H), 2.0-1.8(m,2H)。
【0110】実施例2(e) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(2
−メチルフェニル)−17,18,19,20−テトラ
ノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化59】
【0111】低極性体: TLC:Rf 0.42, 0.38(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.22-7.11(4H,m), 5.90-5.43(2H,m), 4.58-
4.38(1H,m), 4.32-3.84(1H,m), 3.40-2.13(18H,m), 2.0
0-1.78(2H,m)。
【0112】高極性体: TLC:Rf 0.32, 0.26(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.21-7.10(4H,m), 5.95-5.56(2H,m), 4.56-
4.36(1H,m), 4.20-4.00(1H,m), 3.40-2.26(18H,m), 1.9
8-1.78(2H,m)。
【0113】実施例2(f) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−メトキシフェニル)−17,18,19,20−テト
ラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化60】
【0114】低極性体: TLC:Rf 0.34, 0.28(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 7.3-7.2(m,1H), 6.85-6.75(m,3H), 5.9-5.7
(m,1H), 5.53(dd,J=15,8Hz,1H), 4.5-4.4(m,1H), 4.35-
4.25 および 4.05-3.9(m,1H), 3.80(s,3H), 3.5-2.8(b
r), 3.22(s,2H), 3.4-3.3 および 3.0-2.2(m,10H), 2.0
-1.8(m,2H)。
【0115】高極性体: TLC:Rf 0.31, 0.25(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 7.3-7.2(m,1H), 6.85-6.75(m,3H), 5.9-5.7
5(m,1H), 5.61(dd,J=15,8Hz,1H), 4.5-4.3 および 4.1-
3.9(m,2H), 3.79(s,3H), 3.7-3.2(br), 3.22(s,2H), 3.
4-3.3 および 3.0-2.2(m,10H), 2.0-1.8(m,2H)。
【0116】実施例2(g) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−クロロフェニル)−17,18,19,20−テトラ
ノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化61】
【0117】低極性体: TLC:Rf 0.54, 0.48(酢酸エチル:酢酸=10
0:1); NMR:δ 7.31-7.05(4H,m), 5.88-5.50(2H,m), 4.42
および 4.01(2H,それぞれm), 3.91(3H,br), 3.22(2H,
s), 3.42-2.15(10H,m), 1.88(2H,m)。
【0118】高極性体: TLC:Rf 0.50, 0.40(酢酸エチル:酢酸=10
0:1); NMR:δ 7.30-7.03(4H,m), 5.88-5.54(2H,m), 4.44
および 4.07(2H,それぞれm), 3.49(3H,br), 3.23(2H,
s), 3.42-2.16(10H,m), 1.87(2H,m)。
【0119】実施例2(h) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−メチルフェニル)−17,18,19,20−テトラ
ノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化62】
【0120】低極性体: TLC:Rf 0.49, 0.43(酢酸エチル:酢酸=10
0:1); NMR:δ 7.28-6.96(4H,m), 5.87-5.46(2H,m), 4.52-
3.86(2H,m), 3.45(3H,br), 3.21(2H,s), 3.42-2.14(10
H,m), 2.34(3H,s), 1.88(2H,m)。
【0121】高極性体: TLC:Rf 0.48, 0.39(酢酸エチル:酢酸=10
0:1); NMR:δ 7.25-6.96(4H,m), 5.89-5.53(2H,m), 4.50-
3.96(2H,m), 3.72(3H,br), 3.22(2H,s), 3.40-2.16(10
H,m), 2.33(3H,s), 1.87(2H,m)。
【0122】実施例2(i) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(2
−メトキシフェニル)−17,18,19,20−テト
ラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化63】
【0123】低極性体: TLC:Rf 0.46, 0.42(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.32-7.08(2H,m), 6.99-6.84(2H,m), 5.90-
5.42(2H,m), 4.62-3.88(2H,m), 3.85(3H,s), 3.40-2.12
(15H,m), 1.98-1.78(2H,m)。
【0124】高極性体: TLC:Rf 0.42, 0.38(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.32-7.08(2H,m), 7.00-6.85(2H,m), 5.87-
5.52(2H,m), 4.68-3.90(2H,m), 3.87(3H,s), 3.66-2.12
(15H,m), 1.98-1.78(2H,m)。
【0125】実施例2(j) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−チエニル)−17,18,19,20−テトラノル−
3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化64】
【0126】低極性体: TLC:Rf 0.31, 0.24(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 7.32(dd,J=5,2Hz,1H), 7.08(d,J=2Hz,1H),
6.98(d,J=5Hz,1H), 5.9-5.7(m,1H), 5.59(dd,J=15,8Hz,
1H), 4.55-4.4(m,1H), 4.4-4.25 および 4.1-3.9(m,1
H), 3.22(s,2H), 3.4-3.35 および 3.0-2.2(m,13H), 2.
0-1.8(m,2H)。
【0127】高極性体: TLC:Rf 0.27,0.18(酢酸エチル:ヘキサン:酢酸
=15:5:1); NMR:δ 7.30(dd,J=5,2Hz,1H), 7.08(d,J=2Hz,1H),
6.98(d,J=5Hz,1H), 5.9-5.75(m,1H), 5.65(dd,J=15,8H
z,1H), 4.55-4.4(m,1H), 4.45-4.3 および 4.15-4.0(m,
1H), 3.22(s,2H), 3.4-3.35 および 3.2-2.2(m,13H),
2.0-1.8(m,2H)。
【0128】実施例2(k) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(2
−チエニル)−17,18,19,20−テトラノル−
3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化65】
【0129】低極性体: TLC:Rf 0.47, 0.43(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.20(1H,dd,J=5.2Hz,1.2Hz), 6.97(1H,dd,J
=5.2Hz,3.4Hz), 6.94-6.85(1H,m), 5.89-5.54(2H,m),
4.56-3.92(2H,m), 3.44-2.12(15H,m), 1.98-1.80(2H,
m)。
【0130】高極性体: TLC:Rf 0.42, 0.37(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.19(1H,dd,J=5.1Hz,1.2Hz), 6.97(1H,dd,J
=5.1Hz,3.3Hz), 6.92-6.85(1H,m), 5.91-5.58(2H,m),
4.58-4.32(1H,m), 4.20-3.95(1H,m), 3.43-2.15(15H,
m), 1.98-1.78(2H,m)。
【0131】実施例2(l) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(4
−メトキシ−3−クロロフェニル)−17,18,1
9,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13
E−エン酸
【化66】
【0132】低極性体: TLC:Rf 0.35, 0.29(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 7.23(s,1H), 7.08(d,J=8Hz,1H), 6.89(d,J=
8Hz,1H), 5.80 および5.77(dd,J=15,6Hz,1H), 5.67 お
よび 5.59(dd,J=15,8Hz,1H), 4.4-4.3 および4.1-4.0
(m,2H), 4.0-3.4(br,3H), 3.89(s,3H), 3.22(s,3H), 3.
39 および 3.0-2.2(m,10H), 1.9-1.8(m,2H)。
【0133】高極性体: TLC:Rf 0.33, 0.21(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 7.24(d,J=2Hz,1H), 7.08(dd,J=8,2Hz,1H),
6.88(d,J=8Hz,1H), 5.81 および 5.79(dd,J=15,5Hz,1
H), 5.72 および 5.62(dd,J=15,8Hz,1H), 4.45-4.4 お
よび 4.1-4.05(m,2H), 3.89(s,3H), 3.7-2.8(br,3H),
3.22(s,3H), 3.38および 3.0-2.5(m,9H), 2.42(dd,J=1
9,10Hz), 2.26(dd,J=19,7Hz), 1.9-1.8(m,2H)。
【0134】実施例2(m) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−トリフルオロメチルフェニル)−17,18,19,
20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−
エン酸
【化67】
【0135】低極性体: TLC:Rf 0.45, 0.41(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.58-7.38(4H,m), 5.91-5.52(2H,m), 4.53-
3.96(2H,m), 3.94-3.50(3H,br), 3.44-2.16(12H,m), 1.
97-1.78(2H,m)。
【0136】高極性体: TLC:Rf 0.37, 0.31(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.57-7.38(4H,m), 5.91-5.57(2H,m), 4.54-
3.98(2H,m), 3.46-2.14(15H,m), 1.97-1.78(2H,m)。
【0137】実施例2(n) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(4
−メトキシメチルフェニル)−17,18,19,20
−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン
【化68】
【0138】低極性体: TLC:Rf 0.27, 0.20(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 7.35-7.15(m,4H), 5.9-5.5(m,2H), 4.5-4.4
(m,3H), 4.3-4.2 および 4.05-3.9(m,1H), 3.42(m,3H),
3.22(s,2H), 3.7-2.7(br,3H), 3.4-3.3 および 3.0-2.
2(m,10H), 2.0-1.8(m,2H)。
【0139】高極性体: TLC:Rf 0.24, 0.15(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 7.35-7.15(m,4H), 5.9-5.5(m,2H), 4.5-4.4
(m,3H), 4.4-4.3 および 4.1-3.9(m,1H), 4.0-3.5(br,3
H), 3.42(m,3H), 3.22(s,2H), 3.4-3.3 および3.0-2.2
(m,10H), 2.0-1.8(m,2H)。
【0140】実施例2(o) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−
(3,4−ジクロロフェニル)−17,18,19,2
0−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エ
ン酸
【化69】
【0141】低極性体: TLC:Rf 0.42, 0.38(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.44-7.30(2H,m), 7.13-7.02(1H,m), 5.90-
5.54(2H,m), 4.49-4.32(1H,m), 4.19-4.00(1H,m), 3.44
-2.15(15H,m), 1.98-1.80(2H,m)。
【0142】高極性体: TLC:Rf 0.34, 0.28(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.38(1H,d,J=8.4Hz), 7.34(1H,d,J=1.8Hz),
7.07(1H,dd,J=8.4Hz,1.8Hz), 5.92-5.54(2H,m), 4.53-
4.32(1H,m), 4.20-4.00(1H,m), 3.44-2.12(15H,m), 1.9
8-1.80(2H,m)。
【0143】実施例2(p) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(4
−メチルチオフェニル)−17,18,19,20−テ
トラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化70】
【0144】高極性体: TLC:Rf 0.52, 0.41(酢酸エチル:酢酸=10
0:1); NMR:δ 7.22(2H,d,J=8.6Hz), 7.14(2H,d,J=8.6Hz),
5.90-5.54(2H,m), 4.43 および 4.06(2H,それぞれm),
3.22(2H,s), 3.40-2.16(13H,m), 2.47(3H,s),1.87(2H,q
uintet,J=7.0Hz)。
【0145】実施例2(q) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−メチルチオフェニル)−17,18,19,20−テ
トラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化71】
【0146】高極性体: TLC:Rf 0.55, 0.41(酢酸エチル:酢酸=10
0:1); NMR:δ 7.24(1H,m), 7.12(2H,m), 6.99,(1H,m), 5.
90-5.52(2H,m), 4.43および 4.03(2H,それぞれm), 3.80
(3H,br), 3.22(2H,s), 3.40-2.09(10H,m), 2.48(3H,s),
1.87(2H,quintet,J=7.0Hz)。
【0147】実施例2(r) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(ビ
フェニル−3−イル)−17,18,19,20−テト
ラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化72】
【0148】低極性体: TLC:Rf 0.41, 0.34(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.66-7.14(9H,m), 5.92-5.50(2H,m), 4.60-
3.85(2H,m), 3.40-2.10(15H,m), 1.96-1.75(2H,m)。
【0149】高極性体: TLC:Rf 0.34, 0.28(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.64-7.14(9H,m), 5.95-5.57(2H,m), 4.64-
3.92(2H,m), 3.40-2.08(15H,m), 1.96-1.74(2H,m)。
【0150】実施例2(s) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−エチルフェニル)−17,18,19,20−テトラ
ノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化73】
【0151】低極性体: TLC:Rf 0.46, 0.42(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.34-6.95(4H,m), 5.90-5.47(2H,m), 4.58-
3.84(2H,m), 3.42-2.10(17H,m), 2.00-1.78(2H,m), 1.3
2-1.16(3H,m)。
【0152】高極性体: TLC:Rf 0.42, 0.36(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.30-6.96(4H,m), 5.90-5.55(2H,m), 4.43-
4.30(1H,m), 4.14-3.96(1H,m), 3.90-3.41(3H,br), 3.4
1-2.16(14H,m), 1.96-1.78(2H,m), 1.23(3H,t,J=7.5H
z)。
【0153】実施例2(t) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−
(3,5−ジメチルフェニル)−17,18,19,2
0−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エ
ン酸
【化74】
【0154】低極性体: TLC:Rf 0.52, 0.45(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 6.88(1H,brs), 6.82(2H,brs), 5.88-5.45(2
H,m), 4.52-3.75(5H,m), 3.42-2.31(12H,m), 2.29(6H,
s), 2.00-1.78(2H,m)。
【0155】高極性体: TLC:Rf 0.50, 0.45(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 6.88(1H,brs), 6.83(2H,brs), 5.91-5.58(2
H,m), 4.55-4.30(1H,m), 4.16-3.96(1H,m), 3.42-2.32
(15H,m), 2.29(6H,s), 1.99-1.78(2H,m)。
【0156】実施例2(u) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−メトキシメチルフェニル)−17,18,19,20
−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン
【化75】
【0157】低極性体: TLC:Rf 0.22, 0.16(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 7.35-7.1(m,4H), 5.85-5.3(m,2H), 4.5-4.3
5(m,3H), 4.3-4.15 および 3.95-3.8(m,1H), 3.42 およ
び 3.41(s,3H), 3.7-3.0(br,3H), 3.22(s,2H),3.4-3.3
および 3.1-2.2(m,10H), 2.0-1.8(m,2H)。
【0158】実施例2(v) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(2
−メトキシ−3−メチルフェニル)−17,18,1
9,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13
E−エン酸
【化76】
【0159】低極性体: TLC:Rf 0.59, 0.54(酢酸エチル:酢酸=19:
1); NMR:δ 7.15-7.0(m,3H), 5.85-5.2(m,2H), 4.5-4.4
(m,1H), 4.3-4.2 および 3.9-3.8(m,1H), 4.1-3.4(br,3
H), 3.78 および 3.77(s,3H), 3.22(s,2H), 3.35-3.3
および 3.0-2.4(m,10H), 2.30(s,3H), 1.95-1.8(m,2
H)。
【0160】高極性体: TLC:Rf 0.56,0.45(酢酸エチル:酢酸=19:
1); NMR:δ 7.2-7.0(m,3H), 5.76(dd,J=16,5Hz,1H), 5.
52(dd,J=16,8Hz,1H),4.7-4.5(m,1H), 4.3-4.2 および
4.0-3.8(m,1H), 4.4-3.4(br,3H), 3.78 および3.77(s,3
H), 3.22(s,2H), 3.3-3.2 および 3.1-2.3(m,10H), 2.3
0(s,3H), 1.95-1.8(m,2H)。
【0161】実施例2(w) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(4
−メシルフェニル)−17,18,19,20−テトラ
ノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化77】
【0162】高極性体: TLC:Rf 0.18, 0.14(酢酸エチル:酢酸=20:
1); NMR(CD3OD):δ 7.86(2H,m), 7.52(2H,m), 5.69(2H,
m), 4.36 および 4.05(2H,それぞれm), 3.52-2.08(10H,
m), 3.23(2H,s), 3.10(3H,s), 1.86(2H,m)。
【0163】実施例2(x) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−
(2,3−ジメチルフェニル)−17,18,19,2
0−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エ
ン酸
【化78】
【0164】低極性体: TLC:Rf 0.66, 0.60(酢酸エチル:酢酸=19:
1); NMR:δ 7.1-7.0(m,3H), 5.9-5.4(m,2H), 4.5-4.4
(m,1H), 4.3-4.2 および4.0-3.85(m,1H), 3.8-3.0(br,3
H), 3.22(s,2H), 3.4-3.35 および 3.0-2.3(m,10H), 2.
28(s,3H), 2.24(s,3H), 2.0-1.8(m,2H)。
【0165】高極性体: TLC:Rf 0.62, 0.51(酢酸エチル:酢酸=19:
1); NMR:δ 7.1-7.0(m,3H), 5.9-5.6(m,2H), 4.5-4.4
(m,1H), 4.2-4.0(m,1H),3.8-3.0(br,3H), 3.22(s,2H),
3.4-3.35 および 3.0-2.3(m,10H), 2.28(s,3H),2.24(s,
3H), 2.0-1.8(m,2H)。
【0166】実施例2(y) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(4
−エトキシフェニル)−17,18,19,20−テト
ラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化79】
【0167】低極性体: TLC:Rf 0.49, 0.42(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.12(2H,d,J=8.8Hz), 6.85(2H,d,J=8.8Hz),
5.86-5.49(2H,m), 4.46-4.24(1H,m), 4.05-3.92(1H,
m), 4.01(2H,q,J=7.0Hz), 3.85-3.10(3H,br), 3.40-2.2
0(10H,m), 3.22(2H,s), 1.95-1.80(2H,m), 1.41(3H,t,J
=7.0Hz)。
【0168】高極性体: TLC:Rf 0.41, 0.30(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.12(2H,d,J=8.8Hz), 6.84(2H,d,J=8.8Hz),
5.87-5.54(2H,m), 4.46-4.32(1H,m), 4.40-3.65(4H,b
r), 4.01(2H,q,J=7.0Hz), 3.39-2.20(10H,m), 3.22(2H,
s), 1.94-1.80 2H,m), 1.40(3H,t,J=7.0Hz)。
【0169】実施例2(z) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−エトキシフェニル)−17,18,19,20−テト
ラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化80】
【0170】低極性体: TLC:Rf 0.46, 0.36(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.27-7.18(1H,m), 6.80-6.76(3H,m), 5.85-
5.45(2H,m), 4.60-4.00(4H,br), 4.07-3.90(1H,m), 4.0
3(2H,q,J=7.0Hz), 3.38-2.08(10H,m), 3.22(2H,s), 1.9
4-1.79(2H,m), 1.41(3H,t,J=7.0Hz)。
【0171】高極性体: TLC:Rf 0.41, 0.31(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.27-7.17(1H,m), 6.80-6.76(3H,m), 5.87-
5.53(2H,m), 4.80-4.40(4H,br), 4.14-4.00(1H,m), 4.0
2(2H,q,J=7.0Hz), 3.38-2.18(10H,m), 3.22(2H,s), 1.9
2-1.78(2H,m), 1.41(3H,t,J=7.0Hz)。
【0172】実施例2(aa) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(2
−ナフチル)−17,18,19,20−テトラノル−
3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化81】
【0173】低極性体: TLC:Rf 0.19, 0.14(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.88-7.30(7H,m), 5.96-5.44(2H,m), 4.64-
3.82(2H,m), 3.40-2.00(15H,m), 2.00-1.74(2H,m)。
【0174】高極性体: TLC:Rf 0.18, 0.13(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.87-7.28(7H,m), 5.96-5.46(2H,m), 4.66-
3.88(2H,m), 3.60-2.10(15H,m), 1.92-1.70(2H,m)。
【0175】実施例2(bb) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−
(3,4−ジメトキシフェニル)−17,18,19,
20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−
エン酸
【化82】
【0176】低極性体: TLC:Rf 0.20, 0.16(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 6.88-6.70(3H,m), 5.90-5.45(2H,m), 4.49-
3.94(2H,m), 3.88(3H,s), 3.86(3H,s), 3.42-2.12(15H,
m), 1.98-1.76(2H,m)。
【0177】高極性体: TLC:Rf 0.16, 0.11(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 6.88-6.72(3H,m), 5.93-5.58(2H,m), 4.54-
4.00(2H,m), 3.88(3H,s), 3.86(3H,s), 3.60-2.16(15H,
m), 1.98-1.78(2H,m)。
【0178】実施例2(cc) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−メチル−4−メトキシフェニル)−17,18,1
9,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13
E−エン酸
【化83】
【0179】低極性体: TLC:Rf 0.50, 0.42(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 6.99(2H,m), 6.77(1H,d,J=9.0Hz), 5.88-5.
48(2H,m), 4.34 および 3.98(2H,それぞれ m), 3.81(3
H,s), 3.78(3H,br), 3.21(2H,s), 3.40-2.23(10H,m),
2.20(3H,s), 1.87(2H,m)。 高極性体: TLC:Rf 0.47, 0.32(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 6.99(2H,m), 6.76(1H,d,J=9.0Hz), 5.90-5.
55(2H,m), 4.40 および 4.06(2H,それぞれ m), 4.03(3
H,br), 3.81(3H,s), 3.21(2H,s), 3.41-2.27(10H,m),
2.20(3H,s), 1.88(2H,m)。
【0180】実施例2(dd) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−イソプロピルフェニル)−17,18,19,20−
テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化84】
【0181】低極性体: TLC:Rf 0.40, 0.30(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 7.3-7.0(m,4H), 5.9-5.5(m,2H), 4.5-4.4
(m,1H), 4.3-4.2 および4.0-3.9(m,1H), 4.1-3.5(br,3
H), 3.22(s,2H), 3.4-3.3 および 3.0-2.2(m,11H), 2.0
-1.8(m,2H), 1.24(d,J=7Hz,6H)。
【0182】高極性体: TLC:Rf 0.35, 0.25(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 7.3-7.0(m,4H), 5.9-5.6(m,2H), 4.55-4.4
および 4.2-4.0(m,2H), 4.2-3.8(br,3H), 3.22(s,2H),
3.4-3.3 および 3.0-2.2(m,11H), 2.0-1.8(m,2H), 1.24
(d,J=7Hz,6H)。
【0183】実施例2(ee) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−
(2,5−ジメチルフェニル)−17,18,19,2
0−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エ
ン酸
【化85】
【0184】低極性体: TLC:Rf 0.39, 0.29(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.12-6.92(3H,m), 5.92-5.44(2H,m), 4.56-
3.50(5H,m), 3.41-2.14(18H,m), 1.98-1.78(2H,m)。
【0185】高極性体: TLC:Rf 0.29, 0.19(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.12-6.88(3H,m), 5.93-5.56(2H,m), 4.52-
3.80(5H,m), 3.42-2.14(18H,m), 1.98-1.78(2H,m)。
【0186】実施例2(ff) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(2
−メトキシ−5−クロロフェニル)−17,18,1
9,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13
E−エン酸
【化86】
【0187】低極性体: TLC:Rf 0.52, 0.44(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.17(2H,m), 6.82(1H,d,J=8.4Hz), 5.88-5.
47(2H,m), 4.56-3.94(2H,m), 3.84(3H,s), 3.49(3H,b
r), 3.21(2H,s), 3.40-2.15(10H,m), 1.88(2H,m)。
【0188】高極性体: TLC:Rf 0.46, 0.34(酢酸エチル:酢酸=50:
1);NMR:δ 7.17(2H,m), 6.82(1H,d,J=8.8Hz),
5.87-5.54(2H,m), 4.62-3.95(2H,m), 3.84(3H,s), 3.50
(3H,br), 3.22(2H,s), 3.37-2.17(10H,m), 1.87(2H,
m)。
【0189】実施例2(gg) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(5
−メトキシ−3−メチルフェニル)−17,18,1
9,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13
E−エン酸
【化87】
【0190】低極性体: TLC:Rf 0.26, 0.18(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 6.65-6.55(m,3H), 5.9-5.5(m,2H), 4.5-4.4
(m,1H), 4.4-4.3 および 4.05-3.9(m,1H), 3.79(s,3H),
3.22(s,2H), 3.4-2.6(br,3H), 3.4-3.3 および 3.0-2.
4(m,10H), 2.32(s,3H), 2.0-1.8(m,2H)。
【0191】高極性体: TLC:Rf 0.23,0.11(酢酸エチル:ヘキサン:酢酸
=15:5:1); NMR:δ 6.65-6.55(m,3H), 5.9-5.6(m,2H), 4.5-4.3
および 4.1-4.0(m,2H), 3.79(s,3H), 3.7-3.0(br,3
H), 3.22(s,2H), 3.4-3.3 および 3.0-2.3(m,10H), 2.3
2(s,3H), 2.0-1.8(m,2H)。
【0192】実施例2(hh) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−プロピルフェニル)−17,18,19,20−テト
ラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化88】
【0193】低極性体: TLC:Rf 0.70, 0.62(酢酸エチル:酢酸=20:
1); NMR:δ 7.3-7.0(m,4H), 5.9-5.5(m,2H), 4.5-4.4
(m,1H), 4.3-4.2 および4.0-3.9(m,1H), 3.8-2.8(br,3
H), 3.22(s,2H), 3.4-3.3 および 3.0-2.2(m,12H), 2.0
-1.8(m,2H), 1.75-1.55(m,2H), 0.94(t,J=7Hz,3H)。
【0194】高極性体: TLC:Rf 0.68, 0.58(酢酸エチル:酢酸=20:
1); NMR:δ 7.3-7.0(m,4H), 5.9-5.6(m,2H), 4.55-4.3
および 4.1-4.0(m,1H), 3.6-3.0(br,3H), 3.22(s,2H),
3.4-3.3 および 3.0-2.2(m,12H), 2.0-1.8(m,2H), 1.75
-1.55(m,2H), 0.94(t,J=7Hz,3H)。
【0195】実施例2(ii) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−[3
−(2−フリル)フェニル]−17,18,19,20
−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン
【化89】
【0196】低極性体: TLC:Rf 0.56, 0.49(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.55(2H,m), 7.47(1H,d,J=1.7Hz), 7.33(1
H,m), 7.11(1H,m), 6.67(1H,d,J=3.3Hz), 6.48(1H,dd,J
=3.3,1.7Hz), 5.90-5.47(2H,m), 4.56-3.88(2H,m), 3.6
7(3H,br), 3.21(2H,s), 3.39-2.13(10H,m), 1.87(2H,
m)。
【0197】高極性体: TLC:Rf 0.53, 0.44(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.54(2H,m), 7.47(1H,d,J=1.9Hz), 7.32(1
H,t,J=7.9Hz), 7.10(1H,d,J=7.9Hz), 6.66(1H,d,J=3.4H
z), 6.47(1H,dd,J=3.4,1.9Hz), 5.91-5.53(2H,m), 4.56
-3.94(2H,m), 3.78(3H,br), 3.21(2H,s), 3.39-2.13(10
H,m), 1.84(2H,m)。
【0198】実施例2(jj) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−メシルフェニル)−17,18,19,20−テトラ
ノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化90】
【0199】低極性体: TLC:Rf 0.14, 0.20(クロロホルム:メタノー
ル:酢酸=90:10:1); NMR(CD3OD):δ 7.87-7.75(2H,m), 7.66-7.50(2H,
m), 5.86-5.55(2H,m), 4.42-3.99(2H,m), 3.70-2.10(10
H,m), 3.23(2H,s), 3.12(3H,s), 1.92-1.77(2H,m)。
【0200】高極性体: TLC:Rf 0.12, 0.18(クロロホルム:メタノー
ル:酢酸=90:10:1); NMR(CD3OD):δ 7.85-7.76(2H,m), 7.64-7.50(2H,
m), 5.83-5.50(2H,m), 4.43-3.99(2H,m), 3.49-2.12(10
H,m), 3.22(2H,s), 3.12(3H,s), 1.93-1.78(2H,m)。
【0201】実施例2(kk) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(5
−メトキシメチルチオフェン−2−イル)−17,1
8,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト
−13E−エン酸
【化91】
【0202】低極性体: TLC:Rf 0.45, 0.36(酢酸エチル:酢酸=20:
1); NMR:δ 6.85(d,J=3Hz,1H), 6.74(d,J=3Hz,1H), 5.9
-5.5(m,2H), 4.55(s,2H), 4.5-4.3 および 4.1-3.9(m,2
H), 4.2-3.5(br,3H), 3.40(s,3H), 3.22(s,2H), 3.4-3.
35 および 3.1-2.2(m,10H), 2.0-1.8(m,2H)。
【0203】高極性体: TLC:Rf 0.42, 0.29(酢酸エチル:酢酸=20:
1); NMR:δ 6.85(d,J=3Hz,1H), 6.74(d,J=3Hz,1H), 5.9
-5.6(m,2H), 4.55(s,2H), 4.55-4.35 および 4.1-3.9
(m,2H), 4.3-3.5(br,3H), 3.40(s,3H), 3.22(s,2H), 3.
4-3.35 および 3.1-2.3(m,10H), 2.0-1.8(m,2H)。
【0204】実施例2(ll) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(5
−フタラニル)−17,18,19,20−テトラノル
−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化92】
【0205】低極性体: TLC:Rf 0.32, 0.23(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR(CD3OD):δ 7.17(3H,m), 5.76(1H,dd,J=15,5.6H
z), 5.63(1H,dd,J=15,7.1Hz), 5.04(4H,s), 4.30 およ
び 4.03(2H,それぞれ m), 3.22(2H,s), 3.52-2.16(10H,
m), 1.84(2H,m)。
【0206】高極性体: TLC:Rf 0.25, 0.14(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR(CD3OD):δ 7.16(3H,m), 5.73(1H,dd,J=15,6.3H
z), 5.58(1H,dd,J=15,7.6Hz), 5.04(4H,s), 4.30 およ
び 4.04(2H,それぞれ m), 3.21(2H,s), 3.50-2.16(10H,
m), 1.82(2H,m)。
【0207】実施例2(mm) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−エトキシメチルフェニル)−17,18,19,20
−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン
【化93】
【0208】低極性体: TLC:Rf 0.29, 0.23(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.36-7.10(4H,m), 5.86-5.30(2H,m), 4.56-
3.37(9H,m), 3.37-2.10(12H,m), 1.98-1.76(2H,m), 1.2
5(3H,t,J=7.1Hz)。
【0209】高極性体: TLC:Rf 0.23,0.14(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.35-7.10(4H,m), 5.91-5.47(2H,m), 4.60-
3.50(9H,m), 3.38-2.10(12H,m), 1.96-1.76(2H,m), 1.2
5(3H,t,J=6.9Hz)。
【0210】実施例2(nn) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−メチルチオメチルフェニル)−17,18,19,2
0−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エ
ン酸
【化94】
【0211】低極性体: TLC:Rf 0.31,0.27(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.34-7.05(4H,m), 5.88-5.45(2H,m), 4.55-
3.88(2H,m), 3.88-2.10(17H,m), 2.03(3H,s), 1.98-1.7
8(2H,m)。
【0212】高極性体: TLC:Rf 0.27,0.19(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.35-7.05(4H,m), 5.92-5.56(2H,m), 4.58-
3.96(2H,m), 3.88-2.10(17H,m), 2.04-2.02(3H,m), 1.9
8-1.78(2H,m)。
【0213】実施例2(oo) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−ヒドロキシメチルフェニル)−17,18,19,2
0−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エ
ン酸
【化95】
【0214】低極性体: TLC:Rf 0.39, 0.33(クロロホルム:メタノー
ル:酢酸=90:10:1); NMR(CD3OD):δ 7.32-7.09(4H,m), 5.77(1H,dd,J=1
6,5.6Hz), 5.60(1H,dd,J=16,7.6Hz), 4.58(2H,s), 4.28
および 4.02(2H,それぞれ m), 3.22(2H,s), 3.54-2.05
(10H,m), 1.84(2H,m)。
【0215】高極性体: TLC:Rf 0.37, 0.30(クロロホルム:メタノー
ル:酢酸=90:10:1); NMR(CD3OD):δ 7.31-7.09(4H,m), 5.75(1H,dd,J=1
5,6.2Hz), 5.59(1H,dd,J=15,7.3Hz), 4.58(2H,s), 4.32
および 4.02(2H,それぞれ m), 3.22(2H,s), 3.49-2.08
(10H,m), 1.82(2H,m)。
【0216】実施例2(pp) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−[3
−(2−メトキシエチル)フェニル]−17,18,1
9,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13
E−エン酸
【化96】
【0217】低極性体: TLC:Rf 0.36, 0.25(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.30-7.00(4H,m), 5.80(1H,dd,J=15.4,6.2H
z), 5.66,5.54(1H,dd,J=15.4,8.0Hz), 5.30-4.50(3H,b
r), 4.50-4.34(1H,m), 4.30-3.87(1H,m), 3.65(2H,t,J=
6.6Hz), 3.35(3H,s), 3.21(2H,s), 2.98-2.14(12H,m),
1.93-1.80(2H,m)。
【0218】高極性体: TLC:Rf 0.31 , 0.17(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.30-7.01(4H,m), 5.80(1H,dd,J=15.4,5.8H
z), 5.60(1H,dd,J=15.4,8.0Hz), 5.50-4.60(3H,br), 4.
47-4.28(1H,m), 4.06-3.96(1H,m), 3.65(2H,t,J=6.6H
z), 3.35(3H,s), 3.21(2H,s), 3.00-2.18(12H,m), 1.93
-1.80(2H,m)。
【0219】実施例2(qq) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−[3
−(1−メトキシエチル)フェニル]−17,18,1
9,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13
E−エン酸
【化97】
【0220】低極性体: TLC:Rf 0.50,0.40(酢酸エチル:酢酸=20:
1); NMR:δ 7.35-7.1(m,4H), 5.9-5.4(m,2H), 4.5-4.4
(m,1H), 4.4-4.2(m,1H), 4.1-3.8(m,1H), 4.2-3.5(br,3
H), 3.27 および 3.26(s,3H), 3.22(s,2H), 3.4-3.35
および 3.0-2.3(m,8H), 2.0-1.8(m,2H), 1.45(d, J=7H
z,3H)。
【0221】高極性体: TLC:Rf 0.43, 0.27(酢酸エチル:酢酸=20:
1); NMR:δ 7.35-7.1(m,4H), 5.9-5.5(m,2H), 4.65-4.4
5(m,1H), 4.4-4.25(m,1H), 4.1-3.9(m,1H), 4.2-3.4(b
r,3H), 3.27 および 3.26(s,3H), 3.22(s,2H),3.4-3.3
および 3.05-2.3(m,8H), 2.0-1.8(m,2H), 1.45(d,J=7H
z,3H)。
【0222】実施例2(rr) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−フェニルオキシメチルフェニル)−17,18,1
9,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13
E−エン酸
【化98】
【0223】低極性体: TLC:Rf 0.55, 0.43(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.40-7.14(6H,m), 6.98(3H,m), 5.86-5.41
(2H,m), 5.04(2H,s), 4.53-3.78(2H,m), 3.87(3H,br),
3.21(2H,s), 3.38-2.08(10H,m), 1.85(2H,m)。
【0224】高極性体: TLC:Rf 0.49, 0.32(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.38-7.13(6H,m), 6.97(3H,m), 5.88-5.52
(2H,m), 5.03(2H,s), 4.53-3.90(2H,m), 4.36(3H,br),
3.20(2H,s), 3.38-2.12(10H,m), 1.85(2H,m)。
【0225】実施例2(ss) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−イソプロピルオキシメチルフェニル)−17,18,
19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−1
3E−エン酸
【化99】
【0226】低極性体: TLC:Rf 0.33,0.24(酢酸エチル:ヘキサン:酢酸
=15:5:1); NMR:δ 7.3-7.1(m,4H), 5.85-5.3(m,2H), 4.55-4.3
5(m,3H), 4.25-4.1 および 3.9-3.7(m,2H), 3.7-3.0(b
r,3H), 3.22(s,2H), 3.4-3.3 および 3.1-2.2(m,10H),
2.0-1.8(m,2H), 1.3-1.2(m,6H)。
【0227】高極性体: TLC:Rf 0.29, 0.17(酢酸エチル:ヘキサン:酢
酸=15:5:1); NMR:δ 7.3-7.1(m,4H), 5.9-5.5(m,2H), 4.6-4.4
(m,3H), 4.4-4.25 および 4.0-3.9(m,1H), 3.85-3.65
(m,1H), 3.6-3.2(br,3H), 3.22(s,2H), 3.4-3.3および
3.0-2.2(m,10H), 2.0-1.8(m,2H), 1.3-1.2(m,6H)。
【0228】実施例2(tt) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−[3
−(2−フルオロエチル)フェニル]−17,18,1
9,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13
E−エン酸
【化100】
【0229】低極性体: TLC:Rf 0.60, 0.52(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.32-7.04(4H,m), 5.85-5.50(2H,m), 4.80-
4.30(3H,br), 4.64(2H,dt,J=47.2,6.4Hz), 4.50-4.38(1
H,m), 4.35-3.89(1H,m), 3.21(2H,s), 3.10-2.15(12H,
m), 1.95-1.79(2H,m)。
【0230】高極性体: TLC:Rf 0.55, 0.43(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.32-7.04(4H,m), 5.79(1H,dd,J=15.4,6.2H
z), 5.59(1H,dd,J=15.4,8.2Hz), 5.50-4.90(3H,br), 4.
62(2H,dt,J=47.0,6.4Hz), 4.47-4.29(1H,m), 4.10-3.96
(1H,m), 3.21(2H,s), 3.07-2.20(12H,m), 1.92-1.79(2
H,m)。
【0231】実施例2(uu) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−[3
−(2−チエニル)フェニル]−17,18,19,2
0−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エ
ン酸
【化101】
【0232】低極性体: TLC:Rf 0.37, 0.31(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.56-7.40(2H,m), 7.40-7.24(3H,m), 7.18-
7.02(2H,m), 5.90-5.56(2H,m), 4.54-3.64(5H,m), 3.40
-2.07(12H,m), 1.95-1.74(2H,m)。
【0233】高極性体: TLC:Rf 0.35, 0.27(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.55-7.40(2H,m), 7.36-7.22(3H,m), 7.15-
7.02(2H,m), 5.88-5.69(1H,m), 5.56(1H,dd,J=15.4Hz,
8.0Hz), 5.14-4.55(3H,br), 4.50-4.27(1H,m),4.09-3.9
0(1H,m), 3.37-2.12(12H,m), 1.92-1.70(2H,m)。
【0234】実施例2(vv) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−[3
−(1−プロピニル)フェニル]−17,18,19,
20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−
エン酸
【化102】
【0235】低極性体: TLC:Rf 0.55, 0.45(酢酸エチル:ヘキサン=2
0:1); NMR:δ 7.3-7.1(m,4H), 5.85-5.4(m,2H), 4.5-4.35
(m,1H), 4.35-4.2 および 4.05-3.9(m,1H), 4.2-3.4(b
r,3H), 3.22(s,2H), 3.4-3.3 および 3.0-2.2(m,10H),
2.04(s,3H), 2.0-1.8(m,2H)。
【0236】高極性体: TLC:Rf 0.49, 0.36(酢酸エチル:ヘキサン=2
0:1); NMR:δ 7.3-7.1(m,4H), 5.9-5.5(m,2H), 4.5-4.35
および 4.1-4.0(m,2H), 3.9-3.2(br,3H), 3.22(s,2H),
3.4-3.3 および 3.0-2.3(m,10H), 2.04(s,3H),2.0-1.8
(m,2H)。
【0237】実施例2(ww) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−ベンジルフェニル)−17,18,19,20−テト
ラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化103】
【0238】低極性体: TLC:Rf 0.59, 0.48(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.36-6.99(9H,m), 5.82-5.39(2H,m), 4.51-
3.72(2H,m), 3.96(2H,s), 3.53(3H,br), 3.20(2H,s),
3.38-2.08(10H,m), 1.88(2H,m)。
【0239】高極性体: TLC:Rf 0.50,0.36(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.34-6.99(9H,m), 5.84-5.49(2H,m), 4.82
(3H,br), 4.39 および3.97(2H,それぞれ m), 3.94(2H,
s), 3.19(2H,s), 3.37-2.22(10H,m), 1.83(2H,m)。
【0240】実施例2(xx) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−20−メト
キシ−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化104】
【0241】低極性体: TLC:Rf 0.31, 0.23(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 5.81(1H,dd,J=15.4,5.4Hz), 5.67(1H,dd,J=
15.4,7.6Hz), 4.54-3.70(5H,brm), 3.42(2H,t,J=6.2H
z), 3.35(3H,s), 3.21(2H,s), 3.07-2.25(8H,m),1.97-
1.81(2H,m), 1.70-1.25(8H,m)。
【0242】高極性体: TLC:Rf 0.23, 0.13(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 6.00-5.20(5H,brm), 4.47-4.05(2H,m), 3.4
2(2H,t,J=6.4Hz), 3.35(3H,s), 3.22(2H,s), 3.05-2.20
(8H,m), 1.97-1.81(2H,m), 1.75-1.25(8H,m)。
【0243】実施例2(yy) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−17,18,1
9,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13
E−エン酸
【化105】
【0244】低極性体: TLC:Rf 0.41, 0.33(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR(CD3OD):δ 6.88(2H,m), 6.64(1H,d,J,8.2H
z), 5.82-5.42(2H,m), 4.23 および 4.03(2H,それぞれ
m), 3.22(2H,s), 3.56-2.17(10H,m), 2.15(3H,s),1.86
(2H,m)。
【0245】高極性体: TLC:Rf 0.39, 0.22(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR(CD3OD):δ 6.88(2H,m), 6.64(1H,d,J=8.0H
z), 5.72(1H,dd,J=15,6.2Hz), 5.56(1H,dd,J=15,7.8H
z), 4.37-3.95(2H,m), 3.22(2H,s), 3.48-2.13(10H,m),
2.15(3H,s), 1.82(2H,m)。
【0246】実施例2(zz) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−シアノフェニル)−17,18,19,20−テトラ
ノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化106】
【0247】低極性体: TLC:Rf 0.50, 0.44(酢酸エチル:酢酸=20:
1); NMR(CDCl3+CD3OD): δ 7.6-7.4(m,4H), 5.9-5.5
5(m,2H), 4.45-4.3 および 4.1-3.95(m,2H), 3.22(s,2
H), 3.45-3.4 および 3.0-2.3(m,13H), 2.0-1.8(m,2
H)。
【0248】高極性体: TLC:Rf 0.47, 0.33(酢酸エチル:酢酸=20:
1); NMR(CDCl3+CD3OD):δ 7.6-7.4(m,4H), 5.85-5.5
(m,2H), 4.45-4.3 および 4.1-3.95(m,2H), 3.22(s,2
H), 3.4-3.35 および 3.0-2.2(m,13H), 2.0-1.8(m,2
H)。
【0249】実施例2(aaa) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−プロピルオキシメチルフェニル)−17,18,1
9,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13
E−エン酸
【化107】
【0250】低極性体: TLC:Rf 0.56,0.46(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.37-7.09(4H,m), 5.84-5.32(2H,m), 5.20
(3H,br), 4.47(2H,s),4.57-3.76(2H,m), 3.50 および
3.48(2H,それぞれt,J=7.0Hz および 6.8Hz), 3.21(2H,
s), 3.38-2.12(10H,m), 1.86(2H,m), 1.64(2H,m), 0.94
(3H,t,J=7.4Hz)。
【0251】高極性体: TLC:Rf 0.54, 0.44(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.37-7.10(4H,m), 5.89-5.48(2H,m), 4.58-
3.87(2H,m), 4.48(2H,s), 4.42(3H,br), 3.49 および
3.48(2H,それぞれt,J=6.7Hz および 6.7Hz), 3.21(2H,
s), 3.38-2.14(10H,m), 1.87(2H,m), 1.65(2H,m), 0.94
(3H,t,J=7.5Hz)。
【0252】実施例2(bbb) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−フェニルエチニルフェニル)−17,18,19,2
0−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エ
ン酸
【化108】
【0253】低極性体: TLC:Rf 0.41,0.37(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.64-7.12(9H,m), 5.90-5.45(2H,m), 4.56-
3.62(5H,m), 3.44-2.10(12H,m), 1.97-1.74(2H,m)。
【0254】高極性体: TLC:Rf 0.37, 0.33(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.60-7.11(9H,m), 5.89-5.67(1H,m), 5.57
(1H,dd,J=15.4Hz,8.0Hz), 4.94-4.30(4H,m), 4.12-3.93
(1H,m), 3.42-2.12(12H,m), 1.95-1.72(2H,m)。
【0255】実施例2(ccc) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(4
−ヒドロキシフェニル)−17,18,19,20−テ
トラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化109】
【0256】低極性体: TLC:Rf 0.53, 0.44(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR(CD3OD):δ 7.05(2H,d,J=8.0Hz), 6.70(2H,d,
J=8.0Hz), 5.82-5.45(2H,m), 5.00-4.70(4H,br), 4.38-
4.19(1H,m), 4.10-3.98(1H,m), 3.48-2.13(10H,m), 3.2
2(2H,s), 1.90-1.78(2H,m)。
【0257】高極性体: TLC:Rf 0.50, 0.35(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR(CD3OD):δ 7.05(2H,d,J=8.4Hz), 6.69(2H,d,
J=8.4Hz), 5.73(1H,dd,J=15.4,6.2Hz), 5.56(1H,dd,J=1
5.4,7.4Hz), 4.95-4.80(4H,br), 4.38-4.19(1H,m), 4.1
0-3.98(1H,m), 3.48-2.15(10H,m), 3.22(2H,s), 1.91-
1.78(2H,m)。
【0258】実施例2(ddd) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−ヒドロキシフェニル)−17,18,19,20−テ
トラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化110】
【0259】低極性体: TLC:Rf 0.32, 0.26(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR(CD3OD):δ 7.16-7.00(1H,m), 6.80-6.56(3H,
m), 5.86-5.44(2H,m),4.40-3.96(2H,m), 3.57-2.07(12
H,m), 1.98-1.74(2H,m)。
【0260】高極性体: TLC:Rf 0.30, 0.24(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR(CD3OD):δ 7.15-7.02(1H,m), 6.78-6.56(3H,
m), 5.74(1H,dd,J=15.4Hz,5.8Hz), 5.67-5.51(1H,m),
4.38-4.23(1H,m), 4.11-3.95(1H,m), 3.50-2.06(12H,
m), 1.97-1.72(2H,m)。
【0261】実施例2(eee) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−ビニルフェニル)−17,18,19,20−テトラ
ノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸
【化111】
【0262】低極性体: TLC:Rf 0.34, 0.27(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.38-7.04(4H,m), 6.69(1H,dd,J=17.6Hz,1
0.6Hz), 5.90-5.44(3H,m), 5.26(1H,d,J=10.6Hz), 5.20
-4.52(3H,br), 4.52-3.86(2H,m), 3.40-2.08(12H,m),
1.98-1.76(2H,m)。
【0263】高極性体: TLC:Rf 0.29,0.19(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.37-7.05(4H,m), 6.68(1H,dd,J=17.8Hz,1
0.8Hz), 5.92-5.50(3H,m), 5.44-4.70(4H,m), 4.54-3.9
2(2H,m), 3.40-2.10(12H,m), 1.96-1.74(2H,m)。
【0264】実施例2(fff) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−[3
−(3−メトキシプロピル)フェニル]−17,18,
19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−1
3E−エン酸
【化112】
【0265】低極性体: TLC:Rf 0.31, 0.27(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.30-6.98(4H,m), 5.88-5.46(2H,m), 5.20-
4.50(3H,br), 4.50-3.88(2H,m), 3.42(2H,t,J=6.2Hz),
3.35(3H,s), 3.21(2H,s), 3.01-2.10(12H,m),1.99-1.78
(4H,m)。
【0266】高極性体: TLC:Rf 0.27, 0.21(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.30-6.97(4H,m), 5.90-5.68(1H,m), 5.60
(1H,dd,J=15.4Hz,8.0Hz), 5.50-5.00(3H,br), 4.52-4.2
8(1H,m), 4.13-3.94(1H,m), 3.42(2H,t,J=6.4Hz), 3.35
(3H,s), 3.21(2H,s), 3.04-2.13(12H,m), 1.99-1.76(4
H,m)。
【0267】実施例2(ggg) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−メトキシ−5−メトキシメチルフェニル)−17,1
8,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト
−13E−エン酸
【化113】
【0268】低極性体: TLC:Rf 0.45, 0.37(酢酸エチル:酢酸=20:
1); NMR:δ 6.76(3H,m), 5.85-5.36(2H,m), 4.46(3H,b
r), 4.42 および 4.40(2H,それぞれ s), 4.49-3.82(2H,
m), 3.81(3H,s), 3.43 および 3.42(3H,それぞれ s),
3.21(2H,s), 3.38-2.12(10H,m), 1.87(2H,m)。
【0269】高極性体: TLC:Rf 0.39, 0.26(酢酸エチル:酢酸=20:
1); NMR:δ 6.75(3H,m), 5.88-5.49(2H,m), 4.94(3H,b
r), 4.57-3.91(2H,m),4.41(2H,s), 3.80(3H,s), 3.42
および 3.41(3H,それぞれs), 3.21(2H,s), 3.38-2.14(1
0H,m), 1.86(2H,m)。
【0270】実施例2(hhh) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−[3
−(2−メトキシプロピル)フェニル]−17,18,
19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−1
3E−エン酸
【化114】
【0271】低極性体: TLC:Rf 0.31, 0.21(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.27-7.03(4H,m), 5.83-5.43(2H,m), 5.20-
4.40(3H,br), 4.50-4.40(1H,m), 4.02-3.90(1H,m), 3.7
0-3.55(1H,m), 3.32(3H,s), 3.21(2H,s), 2.98-2.30(12
H,m), 2.00-1.80(2H,m), 1.17-1.13(3H,m)。
【0272】高極性体: TLC:Rf 0.28, 0.14(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.25-7.00(4H,m), 5.88-5.55(2H,m), 5.40-
4.50(3H,br), 4.50-4.35(1H,m), 4.10-3.96(1H,m), 3.7
0-3.50(1H,m), 3.32(3H,s), 3.21(2H,s), 3.00-2.30(12
H,m), 1.95-1.80(2H,m), 1.17-1.13(3H,m)。
【0273】実施例2(iii) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−メトキシメチルフェニル)−17,18,19,20
−テトラノル−3,7−ジチアプロスタン酸
【化115】
【0274】高極性体: TLC:Rf 0.28(酢酸エチル:酢酸=19:1); NMR:δ 7.35-7.1(m,4H), 5.3-4.7(br,3H), 4.43(s,
2H), 4.35-4.2 および4.15-4.0(m,1H), 4.0-3.9(m,1H),
3.42(s,3H), 3.22(s,2H), 3.4-3.3 および 3.1-2.4(m,
9H), 2.3-2.1(m,1H), 2.05-1.65(m,6H)。
【0275】実施例2(jjj) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−メチル−5−メトキシメチルフェニル)−17,1
8,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト
−13E−エン酸
【化116】
【0276】低極性体: TLC:Rf 0.40, 0.31(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.02-6.92(3H,brs), 5.81-5.10(5H,m), 4.4
3-4.32(3H,m), 3.94-3.80(1H,m), 3.41(3H,s), 3.21(2
H,s), 3.00-2.20(10H,m), 2.33(3H,s), 1.95-1.79(2H,
m)。
【0277】高極性体: TLC:Rf 0.23, 0.14(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.02-6.92(3H,brs), 5.81(1H,dd,J=15.8,5.
8Hz), 5.56(1H,dd,J=15.8,7.8Hz), 5.50-4.70(3H,br),
4.53-4.28(1H,m), 4.40(2H,s), 4.03-3.91(1H,m), 3.41
(3H,s), 3.21(2H,s), 2.99-2.30(10H,m), 2.33(3H,s),
1.93-1.79(2H,m)。
【0278】実施例2(kkk) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−19−メト
キシ−20−ノル−3,7−ジチアプロスト−13E−
エン酸
【化117】
【0279】低極性体: TLC:Rf 0.30,0.25(酢酸エチル:酢酸=10:
1); NMR:δ 5.87-5.58(2H,m), 4.52-4.04(2H,m), 4.04-
3.60(3H,br), 3.48-3.38(2H,m), 3.34(3H,s), 3.21(2H,
s), 3.08-2.18(8H,m), 2.00-1.80(2H,m), 1.80-1.30(6
H,m)。
【0280】高極性体: TLC:Rf 0.25,0.16(酢酸エチル:酢酸=10:
1); NMR:δ 5.86-5.57(2H,m), 5.57-5.20(3H,br), 4.54
-4.02(2H,m), 3.54-3.38(2H,m), 3.35(3H,s), 3.30-2.1
6(10H,m), 1.98-1.78(2H,m), 1.73-1.34(6H,m)。
【0281】実施例2(lll) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−[3
−(2−プロペニルオキシメチル)フェニル]−17,
18,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロス
ト−13E−エン酸
【化118】
【0282】低極性体: TLC:Rf 0.40, 0.34(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.35-7.10(4H,m), 6.08-5.10(8H,m), 4.60-
3.72(6H,m), 3.40-2.10(12H,m), 1.96-1.74(2H,m)。
【0283】高極性体: TLC:Rf 0.32, 0.21(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.37-7.09(4H,m), 6.07-5.18(8H,m), 4.62-
3.86(6H,m), 3.40-2.12(12H,m), 1.96-1.74(2H,m)。
【0284】実施例2(mmm) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−シクロヘキシルオキシメチルフェニル)−17,1
8,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト
−13E−エン酸
【化119】
【0285】低極性体: TLC:Rf 0.59, 0.53(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.35-7.08(4H,m), 5.86-5.28(2H,m), 4.60-
3.70(7H,m), 3.50-3.28(1H,m), 3.20(2H,s), 3.15-2.10
(10H,m), 2.10-1.04(12H,m)。
【0286】高極性体: TLC:Rf 0.40(酢酸エチル:酢酸=50:1); NMR:δ 7.34-7.08(4H,m), 5.90-5.46(2H,m), 5.10-
4.60(3H,br), 4.60-3.70(4H,m), 3.50-3.28(1H,m), 3.2
0(2H,s), 3.14-2.24(10H,m), 2.10-1.10(12H,m)。
【0287】実施例2(nnn) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−メチ
ル−16−(3−メトキシメチルフェニル)−17,1
8,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト
−13E−エン酸
【化120】
【0288】低極性体: TLC:Rf 0.38, 0.31(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.35-7.13(4H,m), 5.66-5.46(1H,m), 5.28
(1H,dd,J=15.4,8.6Hz),5.00-4.30(3H,br), 4.42(2H,s),
4.27-3.97(1H,m), 3.80-3.55(1H,m), 3.44(3H,s), 3.2
1(2H,s), 2.95-1.77(11H,m), 1.41(3H,d,J=7.0Hz)。
【0289】高極性体: TLC:Rf 0.36, 0.22(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.35-7.13(4H,m), 6.00-5.20(5H,m), 4.50-
3.72(4H,m), 3.42(3H,s), 3.20(2H,s), 3.02-2.23(9H,
m), 1.92-1.78(2H,m), 1.37-1.25(3H,m)。
【0290】実施例2(ooo) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−[3
−(2−エトキシエチル)フェニル]−17,18,1
9,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13
E−エン酸
【化121】
【0291】低極性体: TLC:Rf 0.38, 0.27(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.27-7.03(4H,m), 5.90-5.49(2H,m), 5.20-
4.40(3H,br), 4.48-4.38(1H,m), 4.30-3.85(1H,m), 3.6
8(2H,t,J=7.0Hz), 3.53(2H,q,J=7.0Hz), 3.21(2H,s),
2.97-2.15(12H,m), 1.97-1.80(2H,m), 1.20(3H,t,J=7.0
Hz)。
【0292】高極性体: TLC:Rf 0.35, 0.22(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR:δ 7.27-7.03(4H,m), 5.86-5.54(2H,m), 5.20-
4.40(3H,br), 4.50-3.93(2H,m), 3.67(2H,t,J=7.0Hz),
3.53(2H,q,J=7.0Hz), 3.21(2H,s), 3.00-2.20(12H,m),
1.97-1.80(2H,m), 1.19(3H,t,J=7.0Hz)。
【0293】実施例2(ppp) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−プロピル−4−ヒドロキシフェニル)−17,18,
19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−1
3E−エン酸
【化122】
【0294】低極性体: TLC:Rf 0.42, 0.34(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR(CD3OD):δ 6.95-6.81(2H,m), 6.65(1H,d,J=
8.0Hz), 5.82-5.43(2H,m), 4.30-3.98(2H,m), 3.55-2.1
8(12H,m), 3.22(2H,s), 1.95-1.79(2H,m), 1.70-1.48(2
H,m), 0.94(3H,t,J=7.2Hz)。
【0295】高極性体: TLC:Rf 0.37, 0.24(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR(CD3OD):δ 6.93-6.81(2H,m), 6.65(1H,d,J=
8.2Hz), 5.73(1H,dd,J=15.4,6.2Hz), 5.57(1H,dd,J=15.
4,7.4Hz), 4.36-3.97(2H,m), 3.47-2.10(12H,m), 3.22
(2H,s), 1.88-1.77(2H,m), 1.68-1.49(2H,m), 0.94(3H,
t,J=7.4Hz)。
【0296】実施例2(qqq) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3
−メトキシメチル−4−ヒドロキシフェニル)−17,
18,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロス
ト−13E−エン酸
【化123】
【0297】低極性体: TLC:Rf 0.31, 0.24(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR(CD3OD):δ 7.12-7.06(m,1H), 6.99-6.96(m,1
H), 6.71(d,J=8.1Hz,1H), 5.81-5.46(m,2H), 4.47(s,2
H), 4.30-4.18(m,1H), 4.14-3.92(m,1H), 3.53-3.48 &
3.07-3.01(m,1H), 3.39(s,3H), 3.22(s,2H), 3.00-2.09
(m,9H), 1.93-1.76(m,2H).
【0298】高極性体: TLC:Rf 0.26, 0.20(酢酸エチル:酢酸=50:
1); NMR(CD3OD):δ 7.09(s,1H), 7.04-6.93(m,1H),
6.70(d,J = 8.1 Hz,1H), 5.72(dd,J = 15.3 Hz,6.3 Hz,
1H), 5.56(dd,J=15.3Hz,8.1Hz,1H), 4.46(s,2H), 4.35-
4.19(m,1H), 4.15-3.96(m,1H), 3.48-3.43 & 3.08-3.02
(m,1H), 3.38(s,3H), 3.21(s,2H), 3.01-2.10(m,9H),
1.93-1.73(m,2H)。
【0299】
【製剤例】以下の各成分を常法により混合し、乾燥後、
微結晶セルロースを加え、全量を10gとし、均一にな
るまで良く混合した後、常法により打錠し、1錠中に3
0μgの活性成分を含有する錠剤100錠を得た。 ・11α,15α−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3−メトキシメチルフ ェニル)−17,18,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−1 3−エン酸(3mg)のエタノール溶液 10ml ・ステアリン酸マグネシウム 100mg ・二酸化珪素 20mg ・タルク 10mg ・線維素グリコール酸カルシウム 200mg ・微結晶セルロース 5.0g
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 9/12 A61K 31/00 609J 13/12 613G 19/08 619D 25/28 626N 25/20 626H 37/02 637A 43/00 643E A61K 31/557 31/557 31/559 605 C07D 307/42 C07D 307/42 307/87 307/87 333/22 333/22

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1は、ヒドロキシ、C1〜6アルキルオキシ
    または式 【化2】NR67 (式中、R6、R7は独立して、水素原子またはC1〜6
    アルキルを表わす。)で示される基を表わし;R2は水
    素原子またはヒドロキシを表わし;R3は単結合または
    C1〜6アルキレンを表わし;R4は、(i)1〜3個
    のC1〜6アルキルオキシまたはハロゲン原子で置換さ
    れているC1〜8アルキル、C2〜8アルケニルまたは
    C2〜8アルキニル、(ii)フェニルオキシまたはC3
    〜7シクロアルキルオキシ、(iii)フリル、フリルオ
    キシ、チエニル、チエニルオキシ、ナフチル、ナフチル
    オキシ、フタラニルまたはフタラニルオキシ、(iv)1
    〜3個の以下の基で置換されているフェニル、フェニル
    オキシ、C3〜7シクロアルキルまたはC3〜7シクロ
    アルキルオキシ: C1〜6アルキル、 C2〜6アルケニル、 C2〜6アルキニル、 C1〜6アルキルオキシ、 C1〜6アルキルオキシ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルオキシ−C1〜6アルキルオキシ、 C2〜6アルケニルオキシ−C1〜6アルキル、 1〜3個のヒドロキシで置換されているC1〜6アルキ
    ル、 1〜3個のハロゲン原子で置換されているC1〜6アル
    キル、 C1〜6アルキルチオ、 C1〜6アルキルチオ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルチオ−C1〜6アルキルオキシ、 C2〜6アルケニルチオ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルスルフォニル、 ハロゲン、 トリハロメチル、 シアノ、 ニトロ、 アミノ、 ヒドロキシ、 C3〜7シクロアルキル、 C3〜7シクロアルキルオキシ、 C3〜7シクロアルキル−C1〜6アルキル、 C3〜7シクロアルキルオキシ−C1〜6アルキル、 フェニル、 フェニルオキシ、 フェニル−C1〜6アルキル、 フェニル−C2〜6アルケニル、 フェニル−C2〜6アルキニル、 フェニルオキシ−C1〜6アルキル、 フェニルオキシ−C2〜6アルケニル、 フェニルオキシ−C2〜6アルキニル、 フリル、 フリルオキシ、 フリル−C1〜6アルキル、 フリルオキシ−C1〜6アルキル、 チエニル、 チエニルオキシ、 チエニル−C1〜6アルキル、またはチエニルオキシ−
    C1〜6アルキル(上記のフェニル、フリル、チエニ
    ル、シクロアルキルは、1〜3個のC1〜6アルキル、
    C1〜6アルキルオキシ、C1〜6アルキルオキシ−C
    1〜6アルキル、ニトロ、ハロゲン、トリハロメチル、
    アミノ、ヒドロキシで置換されていてもよい。);また
    は(v)1〜3個の以下の基で置換されているフリル、
    フリルオキシ、チエニル、チエニルオキシ、ナフチル、
    ナフチルオキシ、フタラニルまたはフタラニルオキシ:
    C1〜6アルキル、 C2〜6アルケニル、 C2〜6アルキニル、 C1〜6アルキルオキシ、 C1〜6アルキルオキシ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルオキシ−C1〜6アルキルオキシ、 C2〜6アルケニルオキシ−C1〜6アルキル、 1〜3個のヒドロキシで置換されているC1〜6アルキ
    ル、 1〜3個のハロゲン原子で置換されているC1〜6アル
    キル、 C1〜6アルキルチオ、 C1〜6アルキルチオ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルチオ−C1〜6アルキルオキシ、 C2〜6アルケニルチオ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルスルフォニル、 ハロゲン、 トリハロメチル、 シアノ、 ニトロ、 アミノ、 ヒドロキシ、 C3〜7シクロアルキル、 C3〜7シクロアルキルオキシ、 C3〜7シクロアルキル−C1〜6アルキル、 C3〜7シクロアルキルオキシ−C1〜6アルキル、 フェニル、 フェニルオキシ、 フェニル−C1〜6アルキル、 フェニル−C2〜6アルケニル、 フェニル−C2〜6アルキニル、 フェニルオキシ−C1〜6アルキル、 フェニルオキシ−C2〜6アルケニル、 フェニルオキシ−C2〜6アルキニル、 フリル、 フリルオキシ、 フリル−C1〜6アルキル、 フリルオキシ−C1〜6アルキル、 チエニル、 チエニルオキシ、 チエニル−C1〜6アルキル、またはチエニルオキシ−
    C1〜6アルキル(上記のフェニル、フリル、チエニ
    ル、シクロアルキルは、1〜3個のC1〜6アルキル、
    C1〜6アルキルオキシ、C1〜6アルキルオキシ−C
    1〜6アルキル、ニトロ、ハロゲン、トリハロメチル、
    アミノ、ヒドロキシで置換されていてもよい。)を表わ
    し;R5は水素原子またはC1〜6アルキルを表わし;
    記号 【化3】 は、二重結合または単結合を表わす。ただし、R2が水
    素原子であるとき、R3が表わすC1〜6アルキレンは
    1個のヒドロキシで置換されていてもよい。)で示され
    る3,7−ジチアプロスタン酸誘導体、その平衡化合物
    である8−エピ体との混合物、その非毒性塩、またはそ
    のシクロデキストリン包接化合物。
  2. 【請求項2】 R1がヒドロキシである請求項1記載の
    化合物。
  3. 【請求項3】 R1がC1〜6アルコキシである請求項
    1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 R1が、式 【化4】NR67 (式中、R6およびR7は請求項1記載と同じ意味を表わ
    す。)で示される基である請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】 R4が、(i)1〜3個のC1〜6アル
    キルオキシまたはハロゲン原子で置換されているC1〜
    8アルキル、C2〜8アルケニルまたはC2〜8アルキ
    ニルである請求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】 R4が、(ii)フェニルオキシまたはC
    3〜7シクロアルキルオキシである請求項1記載の化合
    物。
  7. 【請求項7】 R4が、(iii)フリル、フリルオキシ、
    チエニル、チエニルオキシ、ナフチル、ナフチルオキ
    シ、フタラニルまたはフタラニルオキシである請求項1
    記載の化合物。
  8. 【請求項8】 R4が、(iv)1〜3個の以下の基で置
    換されているフェニル、フェニルオキシ、C3〜7シク
    ロアルキルまたはC3〜7シクロアルキルオキシ:C1
    〜6アルキル、 C2〜6アルケニル、 C2〜6アルキニル、 C1〜6アルキルオキシ、 C1〜6アルキルオキシ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルオキシ−C1〜6アルキルオキシ、 C2〜6アルケニルオキシ−C1〜6アルキル、 1〜3個のヒドロキシで置換されているC1〜6アルキ
    ル、 1〜3個のハロゲン原子で置換されているC1〜6アル
    キル、 C1〜6アルキルチオ、 C1〜6アルキルチオ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルチオ−C1〜6アルキルオキシ、 C2〜6アルケニルチオ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルスルフォニル、 ハロゲン、 トリハロメチル、 シアノ、 ニトロ、 アミノ、 ヒドロキシ、 C3〜7シクロアルキル、 C3〜7シクロアルキルオキシ、 C3〜7シクロアルキル−C1〜6アルキル、 C3〜7シクロアルキルオキシ−C1〜6アルキル、 フェニル、 フェニルオキシ、 フェニル−C1〜6アルキル、 フェニル−C2〜6アルケニル、 フェニル−C2〜6アルキニル、 フェニルオキシ−C1〜6アルキル、 フェニルオキシ−C2〜6アルケニル、 フェニルオキシ−C2〜6アルキニル、 フリル、 フリルオキシ、 フリル−C1〜6アルキル、 フリルオキシ−C1〜6アルキル、 チエニル、 チエニルオキシ、 チエニル−C1〜6アルキル、またはチエニルオキシ−
    C1〜6アルキル(上記のフェニル、フリル、チエニ
    ル、シクロアルキルは、1〜3個のC1〜6アルキル、
    C1〜6アルキルオキシ、C1〜6アルキルオキシ−C
    1〜6アルキル、ニトロ、ハロゲン、トリハロメチル、
    アミノ、ヒドロキシで置換されていてもよい。)である
    請求項1記載の化合物。
  9. 【請求項9】 R4が、(v)1〜3個の以下の基で置
    換されているフリル、フリルオキシ、チエニル、チエニ
    ルオキシ、ナフチル、ナフチルオキシ、フタラニルまた
    はフタラニルオキシ:C1〜6アルキル、 C2〜6アルケニル、 C2〜6アルキニル、 C1〜6アルキルオキシ、 C1〜6アルキルオキシ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルオキシ−C1〜6アルキルオキシ、 C2〜6アルケニルオキシ−C1〜6アルキル、 1〜3個のヒドロキシで置換されているC1〜6アルキ
    ル、 1〜3個のハロゲン原子で置換されているC1〜6アル
    キル、 C1〜6アルキルチオ、 C1〜6アルキルチオ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルチオ−C1〜6アルキルオキシ、 C2〜6アルケニルチオ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルスルフォニル、 ハロゲン、 トリハロメチル、 シアノ、 ニトロ、 アミノ、 ヒドロキシ、 C3〜7シクロアルキル、 C3〜7シクロアルキルオキシ、 C3〜7シクロアルキル−C1〜6アルキル、 C3〜7シクロアルキルオキシ−C1〜6アルキル、 フェニル、 フェニルオキシ、 フェニル−C1〜6アルキル、 フェニル−C2〜6アルケニル、 フェニル−C2〜6アルキニル、 フェニルオキシ−C1〜6アルキル、 フェニルオキシ−C2〜6アルケニル、 フェニルオキシ−C2〜6アルキニル、 フリル、 フリルオキシ、 フリル−C1〜6アルキル、 フリルオキシ−C1〜6アルキル、 チエニル、 チエニルオキシ、 チエニル−C1〜6アルキル、またはチエニルオキシ−
    C1〜6アルキル(上記のフェニル、フリル、チエニ
    ル、シクロアルキルは、1〜3個のC1〜6アルキル、
    C1〜6アルキルオキシ、C1〜6アルキルオキシ−C
    1〜6アルキル、ニトロ、ハロゲン、トリハロメチル、
    アミノ、ヒドロキシで置換されていてもよい。)である
    請求項1記載の化合物。
  10. 【請求項10】 化合物が、(1) 11α,15−ジヒ
    ドロキシ−9−オキソ−20−メトキシ−3,7−ジチ
    アプロスト−13E−エン酸または(2) 11α,15
    −ジヒドロキシ−9−オキソ−19−メトキシ−20−
    ノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸または
    それらのメチルエステルである請求項1または5記載の
    化合物。
  11. 【請求項11】 化合物が、11α,15α−ジヒドロ
    キシ−9−オキソ−16−フェニルオキシ−17,1
    8,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト
    −13E−エン酸またはそのメチルエステルである請求
    項1または6記載の化合物。
  12. 【請求項12】 化合物が、(1) 11α,15−ジヒ
    ドロキシ−9−オキソ−16−(3−チエニル)−1
    7,18,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプ
    ロスト−13E−エン酸、(2) 11α,15−ジヒド
    ロキシ−9−オキソ−16−(2−チエニル)−17,
    18,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロス
    ト−13E−エン酸、(3) 11α,15−ジヒドロキ
    シ−9−オキソ−16−(2−ナフチル)−17,1
    8,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト
    −13E−エン酸または(4) 11α,15−ジヒドロ
    キシ−9−オキソ−16−(5−フタラニル)−17,
    18,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロス
    ト−13E−エン酸またはそれらのメチルエステルであ
    る請求項1または7記載の化合物。
  13. 【請求項13】 化合物が、(1) 11α,15α−ジ
    ヒドロキシ−9−オキソ−16−(3−メトキシメチル
    フェニル)−17,18,19,20−テトラノル−
    3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(2) 11
    α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(4−メ
    チルフェニル)−17,18,19,20−テトラノル
    −3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(3) 1
    1α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(4−
    クロロフェニル)−17,18,19,20−テトラノ
    ル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(4)
    11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(4
    −メトキシフェニル)−17,18,19,20−テト
    ラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、
    (5) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16
    −(2−メチルフェニル)−17,18,19,20−
    テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン
    酸、(6) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−
    16−(3−メトキシフェニル)−17,18,19,
    20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−
    エン酸、(7) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキ
    ソ−16−(3−クロロフェニル)−17,18,1
    9,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13
    E−エン酸、(8) 11α,15−ジヒドロキシ−9−
    オキソ−16−(3−メチルフェニル)−17,18,
    19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−1
    3E−エン酸、(9) 11α,15−ジヒドロキシ−9
    −オキソ−16−(2−メトキシフェニル)−17,1
    8,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト
    −13E−エン酸、(10) 11α,15−ジヒドロキシ
    −9−オキソ−16−(4−メトキシ−3−クロロフェ
    ニル)−17,18,19,20−テトラノル−3,7
    −ジチアプロスト−13E−エン酸、(11) 11α,1
    5−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3−トリフル
    オロメチルフェニル)−17,18,19,20−テト
    ラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(1
    2) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−
    (4−メトキシメチルフェニル)−17,18,19,
    20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−
    エン酸、(13) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキ
    ソ−16−(3,4−ジクロロフェニル)−17,1
    8,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト
    −13E−エン酸、(14) 11α,15−ジヒドロキシ
    −9−オキソ−16−(4−メチルチオフェニル)−1
    7,18,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプ
    ロスト−13E−エン酸、(15) 11α,15−ジヒド
    ロキシ−9−オキソ−16−(3−メチルチオフェニ
    ル)−17,18,19,20−テトラノル−3,7−
    ジチアプロスト−13E−エン酸、(16) 11α,15
    −ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(ビフェニル−3
    −イル)−17,18,19,20−テトラノル−3,
    7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(17) 11α,
    15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3−エチル
    フェニル)−17,18,19,20−テトラノル−
    3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(18) 11
    α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3,5
    −ジメチルフェニル)−17,18,19,20−テト
    ラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(1
    9) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−
    (3−メトキシメチルフェニル)−17,18,19,
    20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−
    エン酸、(20) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキ
    ソ−16−(2−メトキシ−3−メチルフェニル)−1
    7,18,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプ
    ロスト−13E−エン酸、(21) 11α,15−ジヒド
    ロキシ−9−オキソ−16−(4−メシルフェニル)−
    17,18,19,20−テトラノル−3,7−ジチア
    プロスト−13E−エン酸、(22) 11α,15−ジヒ
    ドロキシ−9−オキソ−16−(2,3−ジメチルフェ
    ニル)−17,18,19,20−テトラノル−3,7
    −ジチアプロスト−13E−エン酸、(23) 11α,1
    5−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(4−エトキシ
    フェニル)−17,18,19,20−テトラノル−
    3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(24) 11
    α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3−エ
    トキシフェニル)−17,18,19,20−テトラノ
    ル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(25)
    11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−
    (3,4−ジメトキシフェニル)−17,18,19,
    20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−
    エン酸、(26) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキ
    ソ−16−(3−メチル−4−メトキシフェニル)−1
    7,18,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプ
    ロスト−13E−エン酸、(27) 11α,15−ジヒド
    ロキシ−9−オキソ−16−(3−イソプロピルフェニ
    ル)−17,18,19,20−テトラノル−3,7−
    ジチアプロスト−13E−エン酸、(28) 11α,15
    −ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(2,5−ジメチ
    ルフェニル)−17,18,19,20−テトラノル−
    3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(29) 11
    α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(2−メ
    トキシ−5−クロロフェニル)−17,18,19,2
    0−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エ
    ン酸、(30) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ
    −16−(5−メトキシ−3−メチルフェニル)−1
    7,18,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプ
    ロスト−13E−エン酸、(31) 11α,15−ジヒド
    ロキシ−9−オキソ−16−(3−プロピルフェニル)
    −17,18,19,20−テトラノル−3,7−ジチ
    アプロスト−13E−エン酸、(32) 11α,15−ジ
    ヒドロキシ−9−オキソ−16−[3−(2−フリル)
    フェニル]−17,18,19,20−テトラノル−
    3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(33) 11
    α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3−メ
    シルフェニル)−17,18,19,20−テトラノル
    −3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(34) 1
    1α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3−
    エトキシメチルフェニル)−17,18,19,20−
    テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン
    酸、(35) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−
    16−(3−メチルチオメチルフェニル)−17,1
    8,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト
    −13E−エン酸、(36) 11α,15−ジヒドロキシ
    −9−オキソ−16−(3−ヒドロキシメチルフェニ
    ル)−17,18,19,20−テトラノル−3,7−
    ジチアプロスト−13E−エン酸、(37) 11α,15
    −ジヒドロキシ−9−オキソ−16−[3−(2−メト
    キシエチル)フェニル]−17,18,19,20−テ
    トラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、
    (38) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16
    −[3−(1−メトキシエチル)フェニル]−17,1
    8,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト
    −13E−エン酸、(39) 11α,15−ジヒドロキシ
    −9−オキソ−16−(3−フェノキシメチルフェニ
    ル)−17,18,19,20−テトラノル−3,7−
    ジチアプロスト−13E−エン酸、(40) 11α,15
    −ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3−イソプロピ
    ルオキシメチルフェニル)−17,18,19,20−
    テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン
    酸、(41) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−
    16−[3−(2−フルオロエチル)フェニル]−1
    7,18,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプ
    ロスト−13E−エン酸、(42) 11α,15−ジヒド
    ロキシ−9−オキソ−16−[3−(2−チエニル)フ
    ェニル]−17,18,19,20−テトラノル−3,
    7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(43) 11α,
    15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−[3−(1−
    プロピニル)フェニル]−17,18,19,20−テ
    トラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、
    (44) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16
    −(3−ベンジルフェニル)−17,18,19,20
    −テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン
    酸、(45) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−
    16−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−1
    7,18,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプ
    ロスト−13E−エン酸、(46) 11α,15−ジヒド
    ロキシ−9−オキソ−16−(3−シアノフェニル)−
    17,18,19,20−テトラノル−3,7−ジチア
    プロスト−13E−エン酸、(47) 11α,15−ジヒ
    ドロキシ−9−オキソ−16−(3−プロピルオキシメ
    チルフェニル)−17,18,19,20−テトラノル
    −3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(48) 1
    1α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3−
    フェニルエチニルフェニル)−17,18,19,20
    −テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン
    酸、(49) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−
    16−(4−ヒドロキシフェニル)−17,18,1
    9,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13
    E−エン酸、(50) 11α,15−ジヒドロキシ−9−
    オキソ−16−(3−ヒドロキシフェニル)−17,1
    8,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト
    −13E−エン酸、(51) 11α,15−ジヒドロキシ
    −9−オキソ−16−(3−ビニルフェニル)−17,
    18,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロス
    ト−13E−エン酸、(52) 11α,15−ジヒドロキ
    シ−9−オキソ−16−[3−(3−メトキシプロピ
    ル)フェニル]−17,18,19,20−テトラノル
    −3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(53) 1
    1α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3−
    メトキシ−5−メトキシメチルフェニル)−17,1
    8,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト
    −13E−エン酸、(54) 11α,15−ジヒドロキシ
    −9−オキソ−16−[3−(2−メトキシプロピル)
    フェニル]−17,18,19,20−テトラノル−
    3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(55) 11
    α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3−メ
    トキシメチルフェニル)−17,18,19,20−テ
    トラノル−3,7−ジチアプロスタン酸、(56) 11
    α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3−メ
    チル−5−メトキシメチルフェニル)−17,18,1
    9,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13
    E−エン酸、(57) 11α,15−ジヒドロキシ−9−
    オキソ−16−[3−(2−プロペニルオキシメチル)
    フェニル]−17,18,19,20−テトラノル−
    3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(58) 11
    α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−(3−シ
    クロヘキシルオキシメチルフェニル)−17,18,1
    9,20−テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13
    E−エン酸、(59) 11α,15−ジヒドロキシ−9−
    オキソ−16−メチル−16−(3−メトキシメチルフ
    ェニル)−17,18,19,20−テトラノル−3,
    7−ジチアプロスト−13E−エン酸、(60) 11α,
    15−ジヒドロキシ−9−オキソ−16−[3−(2−
    エトキシエチル)フェニル]−17,18,19,20
    −テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン
    酸、(61) 11α,15−ジヒドロキシ−9−オキソ−
    16−(3−プロピル−4−ヒドロキシフェニル)−1
    7,18,19,20−テトラノル−3,7−ジチアプ
    ロスト−13E−エン酸または(62) 11α,15−ジ
    ヒドロキシ−9−オキソ−16−(3−メトキシメチル
    −4−ヒドロキシフェニル)−17,18,19,20
    −テトラノル−3,7−ジチアプロスト−13E−エン
    酸またはそれらのメチルエステルである請求項1または
    8記載の化合物。
  14. 【請求項14】 化合物が、11α,15−ジヒドロキ
    シ−9−オキソ−16−(5−メトキシメチルチオフェ
    ン−2−イル)−17,18,19,20−テトラノル
    −3,7−ジチアプロスト−13E−エン酸またはその
    メチルエステルである請求項1または9記載の化合物。
  15. 【請求項15】 一般式(Ib) 【化5】 (式中、R10はC1〜6アルキル基を表わし、その他の
    記号は請求項1と同じ意味を表わす。)で示される化合
    物を酵素を用いた加水分解反応に付すことを特徴とする
    一般式(Ia) 【化6】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
    示される化合物の製造方法。
  16. 【請求項16】 一般式(Ia) 【化7】 (式中、すべての記号は請求項1と同じ意味を表わ
    す。)で示される化合物と一般式(III) 【化8】HNR67 (式中、すべての記号は請求項1と同じ意味を表わ
    す。)で示される化合物をアミド化反応に付すことを特
    徴とする一般式(Ic) 【化9】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
    示される化合物の製造方法。
  17. 【請求項17】 一般式(II) 【化10】 (式中、R10はC1〜6アルキルを表わし;R2aは水素
    原子、または酸性条件で脱離する保護基で保護されたヒ
    ドロキシを表わし;R20は酸性条件で脱離する保護基を
    表わし;R3aは単結合またはC1〜6アルキレンを表わ
    し;R4aは、(i)1〜3個のC1〜6アルキルオキシ
    またはハロゲン原子で置換されているC1〜8アルキ
    ル、C2〜8アルケニルまたはC2〜8アルキニル;
    (ii)フェニルオキシまたはC3〜7シクロアルキルオ
    キシ;(iii)フリル、フリルオキシ、チエニル、チエ
    ニルオキシ、ナフチル、ナフチルオキシ、フタラニルま
    たはフタラニルオキシ;(iv)1〜3個の以下の基で置
    換されているフェニル、フェニルオキシ、C3〜7シク
    ロアルキルまたはC3〜7シクロアルキルオキシ:C1
    〜6アルキル、 C2〜6アルケニル、 C2〜6アルキニル、 C1〜6アルキルオキシ、 C1〜6アルキルオキシ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルオキシ−C1〜6アルキルオキシ、 C2〜6アルケニルオキシ−C1〜6アルキル、 酸性条件で脱離する保護基で保護された1〜3個のヒド
    ロキシで置換されているC1〜6アルキル、 1〜3個のハロゲン原子で置換されているC1〜6アル
    キル、 C1〜6アルキルチオ、 C1〜6アルキルチオ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルチオ−C1〜6アルキルオキシ、 C2〜6アルケニルチオ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルスルフォニル、 ハロゲン、 トリハロメチル、 シアノ、 ニトロ、 酸性条件で脱離する保護基で保護されたアミノ、 酸性条件で脱離する保護基で保護されたヒドロキシ、 C3〜7シクロアルキル、 C3〜7シクロアルキルオキシ、 C3〜7シクロアルキル−C1〜6アルキル、 C3〜7シクロアルキルオキシ−C1〜6アルキル、 フェニル、 フェニルオキシ、 フェニル−C1〜6アルキル、 フェニル−C2〜6アルケニル、 フェニル−C2〜6アルキニル、 フェニルオキシ−C1〜6アルキル、 フェニルオキシ−C2〜6アルケニル、 フェニルオキシ−C2〜6アルキニル、 フリル、 フリルオキシ、 フリル−C1〜6アルキル、 フリルオキシ−C1〜6アルキル、 チエニル、 チエニルオキシ、 チエニル−C1〜6アルキル、またはチエニルオキシ−
    C1〜6アルキル(上記のフェニル、フリル、チエニ
    ル、シクロアルキルは、1〜3個のC1〜6アルキル、
    C1〜6アルキルオキシ、C1〜6アルキルオキシ−C
    1〜6アルキル、ニトロ、ハロゲン、トリハロメチル、
    酸性条件で脱離する保護基で保護されたアミノ、酸性条
    件で脱離する保護基で保護されたヒドロキシで置換され
    ていてもよい。);または(v)1〜3個の以下の基で
    置換されているフリル、フリルオキシ、チエニル、チエ
    ニルオキシ、ナフチル、ナフチルオキシ、フタラニルま
    たはフタラニルオキシ:C1〜6アルキル、 C2〜6アルケニル、 C2〜6アルキニル、 C1〜6アルキルオキシ、 C1〜6アルキルオキシ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルオキシ−C1〜6アルキルオキシ、 C2〜6アルケニルオキシ−C1〜6アルキル、 酸性条件で脱離する保護基で保護された1〜3個のヒド
    ロキシで置換されているC1〜6アルキル、 1〜3個のハロゲン原子で置換されているC1〜6アル
    キル、 C1〜6アルキルチオ、 C1〜6アルキルチオ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルチオ−C1〜6アルキルオキシ、 C2〜6アルケニルチオ−C1〜6アルキル、 C1〜6アルキルスルフォニル、 ハロゲン、 トリハロメチル、 シアノ、 ニトロ、 酸性条件で脱離する保護基で保護されたアミノ、 酸性条件で脱離する保護基で保護されたヒドロキシ、 C3〜7シクロアルキル、 C3〜7シクロアルキルオキシ、 C3〜7シクロアルキル−C1〜6アルキル、 C3〜7シクロアルキルオキシ−C1〜6アルキル、 フェニル、 フェニルオキシ、 フェニル−C1〜6アルキル、 フェニル−C2〜6アルケニル、 フェニル−C2〜6アルキニル、 フェニルオキシ−C1〜6アルキル、 フェニルオキシ−C2〜6アルケニル、 フェニルオキシ−C2〜6アルキニル、 フリル、 フリルオキシ、 フリル−C1〜6アルキル、 フリルオキシ−C1〜6アルキル、 チエニル、 チエニルオキシ、 チエニル−C1〜6アルキル、またはチエニルオキシ−
    C1〜6アルキル(上記のフェニル、フリル、チエニ
    ル、シクロアルキルは、1〜3個のC1〜6アルキル、
    C1〜6アルキルオキシ、C1〜6アルキルオキシ−C
    1〜6アルキル、ニトロ、ハロゲン、トリハロメチル、
    酸性条件で脱離する保護基で保護されたアミノ、酸性条
    件で脱離する保護基で保護されたヒドロキシで置換され
    ていてもよい。)を表わし、その他の記号は請求項1と
    同じ意味を表わす。ただし、R2aが水素原子であると
    き、R3aが表わすC1〜6アルキレンは酸性条件で脱離
    する保護基で保護された1個のヒドロキシで置換されて
    いてもよい。)で示される化合物を酸性条件下、加水分
    解反応に付すことを特徴とする一般式(Ib) 【化11】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
    示される化合物の製造方法。
  18. 【請求項18】 一般式(XVI) 【化12】 (式中、Acはアセチル基を表わし、その記号は請求項
    1と同じ意味を表わす。)で示される化合物を酵素を用
    いた加水分解反応に付すことを特徴とする一般式(Id) 【化13】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
    示される化合物の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項1に記載の一般式(I)で示さ
    れる3,7−ジチアプロスタン酸誘導体、その平衡化合
    物である8−エピ体との混合物、その非毒性塩、または
    そのシクロデキストリン包接化合物を有効成分として含
    有する薬剤。
  20. 【請求項20】 請求項1に記載の一般式(I)で示さ
    れる3,7−ジチアプロスタン酸誘導体、その平衡化合
    物である8−エピ体との混合物、その非毒性塩、または
    そのシクロデキストリン包接化合物を有効成分として含
    有する免疫疾患、喘息、骨形成異常、神経細胞死、肝障
    害、腎炎、高血圧、心筋虚血、睡眠異常の予防および/
    または治療剤。
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