JP2000001134A - トロリー線整直機 - Google Patents

トロリー線整直機

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JP2000001134A
JP2000001134A JP17005098A JP17005098A JP2000001134A JP 2000001134 A JP2000001134 A JP 2000001134A JP 17005098 A JP17005098 A JP 17005098A JP 17005098 A JP17005098 A JP 17005098A JP 2000001134 A JP2000001134 A JP 2000001134A
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trolley wire
guide roller
drum
axis guide
roller
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JP17005098A
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Katsuo Shinohara
勝男 篠原
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1台のトロリー線整直機で、ドラムに縦巻き
されたトロリー線の整直と、ドラムに横巻きされたトロ
リー線の整直を行えるようにする。 【解決手段】 整直ローラー13の一方の側にドラムに縦
巻きされたトロリー線を案内する縦軸ガイドローラー14
Aを設置し、他方の側にドラムに横巻きされたトロリー
線を案内する横軸ガイドローラー14Bを設置する。縦巻
きのトロリー線を架設するときは、縦軸ガイドローラー
14Aが整直ローラー13の出口側に位置するように設置
し、横軸ガイドローラー14Bを開放した状態で使用す
る。横巻きのトロリー線を架設するときは、横軸ガイド
ローラー14Bが整直ローラー13の出口側に位置するよう
に設置し、縦軸ガイドローラー14Aを開放した状態で使
用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トロリー線(電車
線)を架設するときに使用されるトロリー線整直機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にトロリー線の架設は図3のように
して行われる。図において、1は鉄道レール、2はちょ
う架線、3は鉄線仮吊、4はオキジャリーである。5は
レール1上を走行する延線車、6は延線車5に搭載され
たドラム、7はドラム6から繰り出されるトロリー線、
8は延線車5に連結棒9を介して連結された台車、10は
台車8上に設置されたタワー、11はタワー10上に設置さ
れたトロリー線整直機、12はトロリー線7をオキジャリ
ー4に仮吊りするS環である。延線車5の走行によりド
ラム6から繰り出されたトロリー線7は、整直機11で巻
き癖をとった上で、S環12でオキジャリー4に仮吊りさ
れる。
【0003】ここで使用されるトロリー線整直機11は従
来、図4および図5のような構造を有していた。図にお
いて、13は3輪の整直ローラーで、その入口側および出
口側にはそれぞれ縦軸型のガイドローラー14が設置され
ている。整直ローラー13及びガイドローラー14は主台15
に支持されており、主台15は支持軸16を中心として揺動
可能にかつ支持軸16方向に横移動可能に支持されてい
る。支持軸16の両端はスタンド17に固定されており、支
持軸16の両端付近には主台15がスタンド17に衝突するの
を防止するスプリング18が取りつけられている。
【0004】整直ローラー13によるトロリー線7の整直
度合いは押さえネジ19によって調整できるようになって
いる。またガイドローラー14は図6に示すように調整ネ
ジ20を回転させることにより、トロリー線7を挟みつけ
たり、開放したりする方向にその位置を調整できるよう
になっている。
【0005】ところで、トロリー線をドラムに巻いて出
荷するときの巻き方には、図7(a)のようにトロリー
線7の集電面をドラム6の胴に向けて巻く「縦巻き」
と、同図(b)のようにトロリー線7の集電面をドラム
6の鍔に向けて巻く「横巻き」とがある。縦巻きの場合
は、トロリー線にドラムの巻き癖が残っていると架設後
にトロリー線が上下方向に波打つようになるため、パン
タグラフの集電特性を悪化させる。このため架設の際に
は整直機を通して曲げ癖をとることが必要である。これ
に対し横巻きの場合は、ドラムの曲げ癖が残っていても
架設後にトロリー線が水平方向に蛇行するだけなので、
パンタグラフの集電特性に悪影響を与えることはない。
このため従来は、横巻きされたトロリー線を架設する場
合には整直機を使用していない。
【0006】したがって従来のトロリー線整直機は縦巻
きされたトロリー線を整直するように設計されており、
整直ローラー13の入口側と出口側に縦軸ガイドローラー
14が設置された構造となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、鉄道の高速化に
ともない、トロリー線には高張力性能が要求され、いく
つかの高張力トロリー線が商品化されている。ところが
高張力トロリー線は硬度が高いため、架設の際に巻き癖
をとることが容易でなく、従来、横巻きでは整直機は必
要ないとされてきたが、架設工事を容易にする観点か
ら、横巻きのトロリー線にも整直機を使用することが検
討されている。
【0008】横巻きのトロリー線を整直するためには、
トロリー線の溝に向きに合わせてガイドローラーを横軸
型にする必要があり、従来の縦巻き用のトロリー線整直
機は使用できない。このため別に横巻き用のトロリー線
整直機を用意する必要があり、設備費がかさむ。
【0009】そこで本発明の目的は、縦巻きのトロリー
線の整直にも、縦巻きのトロリー線の整直にも使用でき
るトロリー線整直機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】従来のトロリー線整直機
は、整直ローラーの入口側と出口側にガイドローラーが
設置されていたが、実際の使用状態をみると、出口側の
ガイドローラーでトロリー線を挟みつけていれば、入口
側のガイドローラーを開放したままでも、十分整直が行
えることが分かった。これは、ガイドローラーとしての
機能を果しているのは主に出口側のガイドローラーであ
り、入口側のガイドローラーは省略しても差し支えない
ことを意味している。
【0011】そこで本発明は、トロリー線を整直する整
直ローラーを備えたトロリー線整直機において、整直ロ
ーラーの一方の側にドラムに縦巻きされたトロリー線を
案内する縦軸ガイドローラーを設置し、他方の側にドラ
ムに横巻きされたトロリー線を案内する横軸ガイドロー
ラーを設置したことを特徴とするものである。
【0012】この整直機は、縦巻きのトロリー線を架設
するときは、縦軸ガイドローラーが整直ローラーの出口
側に位置するように設置し、横軸ガイドローラーを開放
した状態で使用し、横巻きのトロリー線を架設するとき
は、横軸ガイドローラーが整直ローラーの出口側に位置
するように設置し、縦軸ガイドローラーを開放した状態
で使用する。これにより1台の整直機で、縦巻きのトロ
リー線と横巻きのトロリー線の両方を整直することが可
能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態を
示す。このトロリー線整直機11は、3輪の整直ローラー
13の一方の側に縦軸ガイドローラー14Aを設置し、他方
の側に横軸ガイドローラー14Bを設置したものである。
縦軸ガイドローラー14Aはドラムに縦巻きされたトロリ
ー線を案内するものであり、横軸ガイドローラー14Bは
ドラムに横巻きされたトロリー線を案内するものであ
る。それ以外の構成は図4ないし図6に示した従来のト
ロリー線整直機と同じであるので、同一部分には同一符
号を付してある。
【0014】このトロリー線整直機11は次のように使用
される。まずドラムに縦巻きされたトロリー線を整直す
るときは、図1に示すように、縦軸ガイドローラー14A
が整直ローラー13の出口側に位置するように設置し、縦
軸ガイドローラー14Aでトロリー線7を挟みつけ、横軸
ガイドローラー14Bを開放した状態で使用する。またド
ラムに横巻きされたトロリー線を整直するときは、図2
に示すように、横軸ガイドローラー14Bが整直ローラー
13の出口側に位置するように設置し、横軸ガイドローラ
ー14Bでトロリー線7を挟みつけ、縦軸ガイドローラー
14Aを開放した状態で使用する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
台のトロリー線整直機で、ドラムに縦巻きされたトロリ
ー線の整直と、ドラムに横巻きされたトロリー線の整直
を行うことができるので、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る整直機で、縦巻き
のトロリー線を整直している状態を示す一部切開側面
図。
【図2】 図1の整直機で横巻きのトロリー線を整直し
ている状態を示す一部切開側面図。
【図3】 トロリー線の架設方法を示す説明図。
【図4】 従来のトロリー線整直機を示す一部切開側面
図。
【図5】 図4のトロリー線整直機の正面図。
【図6】 図4のトロリー線整直機におけるガイドロー
ラーの正面図。
【図7】 (a)はドラムに縦巻きされたトロリー線の
状態を、(b)はドラムに横巻きされたトロリー線の状
態を示す説明図。
【符号の説明】
7:トロリー線 11:トロリー線整直機 13:整直ローラー 14A:縦軸ガイドローラー 14B:横軸ガイドローラー 15:主台 16:支持軸 17:スタンド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整直ローラーの一方の側にドラムに縦巻き
    されたトロリー線を案内する縦軸ガイドローラーを設置
    し、他方の側にドラムに横巻きされたトロリー線を案内
    する横軸ガイドローラーを設置したことを特徴とするト
    ロリー線整直機。
JP17005098A 1998-06-17 1998-06-17 トロリー線整直機 Expired - Fee Related JP3560815B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006067185A1 (de) * 2004-12-22 2006-06-29 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung zum richten eines fahrdrahtes eines oberleitungskettenwerkes
JP2019089359A (ja) * 2017-11-10 2019-06-13 日立金属株式会社 光ファイバ入りトロリ線の架線方法

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