JP2000000995A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法及び画像形成装置

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JP2000000995A
JP2000000995A JP10427199A JP10427199A JP2000000995A JP 2000000995 A JP2000000995 A JP 2000000995A JP 10427199 A JP10427199 A JP 10427199A JP 10427199 A JP10427199 A JP 10427199A JP 2000000995 A JP2000000995 A JP 2000000995A
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toner
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JP10427199A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Ogawa
勝敏 小川
Yoshitaka Kitaoka
義隆 北岡
Akira Kumon
明 九門
Masahiro Aizawa
昌宏 相澤
Akira Fukano
明 深野
Akira Tatsuji
彰 龍治
Hiroyuki Matsuo
浩之 松尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口部周辺のトナー付着状態を常に少なく、
かつ同じ状態に保つことができ、安定且つ良好な画像形
成方法を提供する。 【解決手段】 帯電したトナーを担持搬送する現像ロー
ラ2と、トナーを通過させる複数の開口14を有し、外
部からの画像信号に応じて現像ローラ2から供給される
トナーの通過を制御するアパーチャ電極12と、通過し
たトナーが着弾する記録用紙20とを少なくともこの順
に有する画像形成装置を用いて画像を形成する方法であ
って、所定の画像信号に基づく画像形成動作を行わない
期間中に、アパーチャ電極12の制御電極16に所定の
信号を入力して、少なくとも1回は現像ローラ2に担持
されたトナーを開口14近傍に到達させるクリーニング
工程を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置およびその画像形成方
法に係り、特に、記録部材にトナーを噴射して記録を行
うための画像形成におけるクリーニングに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスではパーソナルコンピュ
ターの能力向上に伴い、大量のドキュメントを扱うよう
になり、また、ネットワーク技術の進歩によって処理能
力の高いプリンタ、複写機が普及しつつある。また、一
方では、インクジェットプリンタなどの急速な普及によ
ってカラードキュメントも増加の傾向にある。しかしな
がら、スピードをはじめ画質においても満足のいく白
黒、及び、カラードキュメント出力可能な画像形成装置
は、開発途上にありその出現が待たれている。以下、従
来の技術を図を用いて説明する。
【0003】図7は、特公昭44−26333号公報に
記載された電気信号記録方法を示す構成概略図である。
図中、71は背面電極、72は記録体、73は制御格
子、74はメッシュ電極、75はトナー、76はブラ
シ、77は電源である。トナー75はブラシ76の回転
接触による摩擦によって、例えば負に帯電する。メッシ
ュ電極74と背面電極71との間には、帯電したトナー
75を記録体72の方向へ加速する電界を形成するため
の電源77を接続している。ここでメッシュ電極74と
制御格子73との間に電気信号78を加えると、加える
信号の極性と強度に応じてメッシュ電極74を通過する
トナー75の量及び記録体72への付着位置を制御でき
る。即ち、メッシュ電極74と背面電極71との間には
電源77によってトナー75を記録体72の方向へ加速
する平行電界が形成され、電気信号78に“on" 信号
(トナー75が負帯電の場合には正極性印加)を制御格
子73に与えると、ゲートが開き、トナー75は平行電
界にのって記録体72の方向に移動する。一方、電気信
号78によって“off" 信号(トナー75が負帯電の
場合は、負極性印加)を与えると、ゲートが閉じ、トナ
ー75は制御格子73を通過できない。この電気信号
“on" “off" の組み合わせによって画像を記録す
る。
【0004】図8は、特開昭58−104769号公報
に開示された別の構成による画像形成装置を示す構成概
略図を示している。図8で、101は信号電極、103
はベース電極で、絶縁部材102を介して穴(ゲート)
104の周囲に形成されている。105は記録部材、1
06は背面電極で直流電源109に接続され約300V
で印加される。107はトナー搬送部材、108は交流
電源、110は信号電源で、信号電極101とベース電
極103に接続され50Vの記録用の電圧を印加する。
111は1成分絶縁性磁性トナー、112は固定磁石、
114は磁性ブレードである。
【0005】次に上記画像形成装置の動作を説明する。
トナー搬送部材107上には、1成分絶縁性磁性トナー
111が、磁性ブレード114によって薄層形成され
る。ベース電極103とトナー搬送部材107との間
に、交流もしくは直流を重畳した交流を印加すると、1
成分絶縁性磁性トナー111が往復運動をはじめる。こ
こで信号電極101に記録信号を入れて順極性に電圧を
印加すると1成分絶縁性磁性トナー111は、穴104
を通り抜けて、背面電極106に印加された電界に従っ
て記録部材105に付着して画像形成が行われる。一
方、信号電極101に電圧の印加がない場合、または、
逆の極性の電圧を印加した場合は、1成分絶縁性磁性ト
ナー111は、穴104を通過せず画像記録は行われな
い。図8に示すものでは、画像形成を行わない期間に、
背面電極106に高電圧を印加して、穴104内に停滞
するトナー111を放出させる。これによって穴104
が塞がれることを防止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような画像形成装置では、以下のような問題があった。
【0007】(1)特公昭44−26333号公報に開
示されたような、メッシュ電極と背面電極との間に形成
された平行電界を制御格子に加える電気信号によってゲ
ートを開閉する方法では、メッシュ電極と制御格子との
距離を十分にとり、制御格子によって形成される開閉信
号が十分に働くようにしなければならない。仮に、メッ
シュ電極と制御格子を近接、あるいは接触させるような
場合、電気信号には大きな電圧差を有した信号を用いな
ければならず、スイッチング素子として、電圧の高いも
のを用いねばならず、装置としての大型化、高コスト化
は免れない。メッシュ電極と制御格子との距離を大きく
とると飛翔するトナーの制御性が悪く良好な画像が得ら
れないばかりでなく、トナーは周囲飛散する等装置とし
ての基本性能を満足できない。
【0008】(2)特公昭58−104769号公報に
記載されたように、絶縁部材の両サイドに信号電極、ベ
ース電極を形成する方式では、トナーを飛翔させる電気
力線は、信号電極とベース電極間に強く形成されるた
め、穴の壁面にトナーが付着しやすく、トナーによる穴
詰まりが発生しやすい。
【0009】(3)この問題解決のために、高電界を信
号電極と背面電極間に形成するが、電極同士が近接する
領域での高電圧の印加は、放電破壊を起こし、信号電極
を破壊し、著しく信頼性を低下させる等の問題点があっ
た。
【0010】本発明は、前記の問題を解決するものであ
り、制御格子のゲート、すなわち現像剤通過制御手段の
現像剤通過孔周辺のトナー付着状態を常に少なく、かつ
同じ状態に保つことができ、安定且つ良好な画像を形成
することができる方法及び装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の画像形成方法は、帯電した現像剤を担持搬送
する現像剤担持手段と、現像剤を通過させる複数の現像
剤通過孔を有し、外部からの画像信号に応じて前記現像
剤担持手段から供給される現像剤の通過を制御する現像
剤通過制御手段と、通過した現像剤が着弾する受像手段
とを少なくともこの順に有する画像形成装置を用いて画
像を形成する方法であって、所定の画像信号に基づく画
像形成動作を行わない期間中に、現像剤通過制御手段に
所定の信号を入力して、現像剤担持手段に担持された現
像剤を現像剤通過孔近傍に到達させるクリーニング工程
を有することを特徴とする。
【0012】前記クリーニング工程で現像剤通過孔近傍
に到達した現像剤は、前記現像剤通過孔を通過させるこ
とが望ましい。
【0013】現像剤通過孔を通過した現像剤は、現像剤
通過制御手段を介して現像剤担持手段と対向する現像剤
吸引手段にて吸引されることが望ましい。
【0014】さらに、現像剤吸引手段は、空気流にて現
像剤を吸引する手段であることが望ましい。
【0015】あるいは現像剤吸引手段は、電界を形成し
て現像剤を吸引する手段であることが望ましい。
【0016】受像手段は回転移動するエンドレスベルト
またはドラムであって、前記受像手段上に形成された現
像剤像は、転写手段によって記録用紙上に転写されるこ
とが望ましい。
【0017】さらに、少なくともクリーニング工程中、
転写手段は受像手段表面から離間することが望ましい。
【0018】さらに、クリーニング工程で現像剤通過孔
を通過した現像剤は、回転移動する受像手段に到達、搬
送され、前記受像手段に当接する現像剤除去手段にて前
記受像手段上から除去されることが望ましい。
【0019】また連続して受像手段に画像形成動作が行
われる際、クリーニング工程は、一つの画像形成動作が
完了してから次の画像形成動作が開始するまでの間の所
定期間に行われるのが望ましい。
【0020】受像手段は記録用紙であり、現像剤通過制
御手段に対向して回転移動する受像手段担持手段にて担
持されることが望ましい。
【0021】クリーニング工程で現像剤通過孔を通過し
た現像剤は、回転移動する受像手段担持装置に到達、搬
送され、前記受像手段担持装置に当接する現像剤除去手
段にて前記受像手段担持装置上から除去されることが望
ましい。
【0022】さらに、クリーニング工程は、画像形成装
置内で紙ジャムが発生した後、ジャム紙が前記画像形成
装置内から取り除かれる作業が完了してから画像形成動
作が再開されるまでの所定の期間中に行われることが望
ましい。
【0023】あるいはクリーニング工程は、連続して受
像手段に画像形成が行われる際、予め決められた枚数毎
に画像形成を中断して行われることが望ましい。
【0024】あるいはクリーニング工程は、画像形成装
置に電源が投入された直後から画像形成動作が開始され
るまでの間の所定時間中に行われることが望ましい。
【0025】このような方法を実現する本発明の画像形
成装置は、現像剤に電荷を付与して帯電した現像剤を形
成する帯電手段と、帯電した現像剤を担持搬送する現像
剤担持手段と、帯電した現像剤を直接または間接的に受
容するための背面電極手段と、前記現像剤担持手段と前
記背面電極手段との間の適所に配され、複数の現像剤通
過孔を有し、前記現像剤通過孔内または前記現像剤通過
孔の周縁部の少なくとも一部に形成され互いに独立した
制御電極を有するアパーチャ電極手段と、帯電した現像
剤を前記現像剤担持手段から離間でき、かつ前記現像剤
通過孔に到達できる大きさの電圧を前記制御電極に印加
するクリーニング電圧供給手段を具備することを特徴と
する。
【0026】前記クリーニング電圧供給手段は、帯電し
た現像剤が現像剤通過孔に到達できると同時に、前記現
像剤通過孔を通過できる大きさの電圧を制御電極に印加
するクリーニング電圧供給手段であることが望ましい。
【0027】本発明のもう1つの画像形成方法は、前記
目的を達成するため、帯電した現像剤を担持搬送する現
像剤担持手段と、現像剤を通過させる複数の現像剤通過
孔を有し、外部からの画像信号に応じて前記現像剤担持
手段から供給される現像剤の通過を制御する現像剤通過
制御手段と、通過した現像剤が着弾する受像手段とを少
なくともこの順に有する画像形成装置を用いて画像を形
成する方法であって、所定の画像信号に基づく画像形成
動作を行わない期間中に、現像剤通過制御手段に所定の
信号を入力して、現像剤担持手段に担持された現像剤を
現像剤通過孔近傍に到達させる第1のクリーニング工程
と、現像剤通過孔近傍の現像剤を現像剤担持手段に到達
させる第2のクリーニング工程を有することを特徴とす
る。
【0028】第1のクリーニング工程と第2のクリーニ
ング工程は交互に繰り返されることが望ましい。
【0029】このような方法を実現する本発明の画像形
成装置は、現像剤に電荷を付与して帯電した現像剤を形
成する帯電手段と、帯電した現像剤を担持搬送する現像
剤担持手段と、帯電した現像剤を直接または間接的に受
容するための背面電極手段と、前記現像剤担持手段と前
記背面電極手段との間の適所に配され、複数の現像剤通
過孔を有し、前記現像剤通過孔内または前記現像剤通過
孔の周縁部の少なくとも一部に形成され互いに独立した
制御電極を有するアパーチャ電極手段と、帯電した現像
剤を前記現像剤担持手段から離間でき、かつ前記現像剤
通過孔に到達する大きさの電圧と、帯電した現像剤が前
記現像剤通過孔近傍から離間でき、かつ前記現像剤担持
手段に到達できる大きさの電圧とを順次前記制御電極に
印加するクリーニング電圧供給手段を具備することを特
徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置の一
実施形態について図面を用いて説明する。図1は本発明
の実施の形態に於ける画像形成装置の原理を示す断面図
である。図1において、現像剤担持手段としての現像ロ
ーラ2は帯電粒子としてのトナー(現像剤)を搬送し、
アルミニウム、鉄などの金属、または合金から構成す
る。本実施の形態では外径が20mm、厚み1mmのア
ルミニウムの筒を用い、接地したが、これに限らず直流
または交流の電圧を印加してもよい。規制ブレード4
は、ウレタンなどの弾性部材から構成し、硬度は40か
ら80度(JIS K6301 Aスケール)、自由端
長(取り付け部材からはみ出した部分の長さ)は5〜1
5mmで、現像ローラ2上にトナーを1〜3層形成す
る。規制ブレード4は電気的にフロート状態、接地また
は直流、交流の電圧を印加して用いられ、本実施の形態
ではフロートで用いた。トナーは、現像ローラ2と規制
ブレード4との間に挟み込まれ、ここで小さな攪拌を受
けて現像ローラ2から電荷を受け取り帯電する。
【0031】また、供給ローラ6は、鉄などの金属軸
(本実施の形態では直径8mm)上に、発泡性のウレタ
ンなどの合成ゴムを2〜6mmの厚みで設けたもので、
硬度は30度(ローラ状に加工したものをJIS K6
301 Aスケールの方法で測定)である。現像ローラ
2への食い込み量は0.1 〜2mmの範囲が好ましい。接
地または直流または交流の電圧を印加して用い、トナー
の帯電を補助するほか供給もコントロールする。本実施
の形態では負帯電トナーを用いた。背面電極(背面電極
手段)8は電源10を用いて電圧を印加することによ
り、現像ローラ2との間に電界を形成するもので、金属
板や、導電性ローラ、あるいは樹脂中に導電フィラーを
分散したフィルムを用いる。この場合のフィルムの抵抗
は102 〜1010Ω・cm程度が好ましい。画像記録は
背面電極8の上にトナーを直接付着させるか、記録用紙
20を介して背面電極8をおいてもよい。背面電極8を
前述したようにフィルム状のエンドレスベルトに加工
し、このエンドレスベルト上にトナーを直接記録した後
に、記録用紙に転写をするような構成をとってもよい。
背面電極8と後述するアパーチャ電極との距離は50〜
1000μmの範囲が好ましい。また、現像ローラ2は
アパーチャ電極と当接しているか、もしくはアパーチャ
電極までの距離が100μm以内に保持されていること
が好ましい。
【0032】図1では記録用紙20を受像手段とし、そ
の上に画像記録をするようすを示している。背面電極8
は金属平板からなり、固定されている。そして記録用紙
20は図示しない搬送手段により背面電極8上を矢印方
向に搬送される。アパーチャ電極(アパーチャ電極手
段)12は、絶縁性フィルム上に形成した開口(現像剤
通過孔)14群、制御電極16群よりなる。ここで群と
記したのは図面の手前から奥に向かって、開口14と制
御電極16が列状に並べられていることを指している。
絶縁性フィルムは、厚さ10〜100μmが適当で、ポ
リイミド、ポリエチレンテレフタレートなどの材料が好
ましい。図2(a)にアパーチャ電極12の構成断面
図、また、図2(b)に正面図を示す。制御電極16
は、図2(a)に示すように開口14の周縁部を取り巻
くようにリング状に形成する。制御電極16はこれに限
定されず開口14の内壁に設けてもよい。図2(b)の
18は、制御電極16から制御電源22へ導くためのリ
ード線で、絶縁フィルム上にパターンとして形成されて
いる。各制御電極16の表面には1〜2μmの薄い樹脂
層を設ける(図示せず)。図2(b)で開口14は互い
に離間して示したが、実際には、すべての開口14から
トナーを吹き出して記録したときに、全黒の画像が形成
できるように開口14は互いに補完するように千鳥に配
置される。開口14の直径は50〜200μmが好まし
い。本実施の形態では、制御電極16の内径は150μ
m、開口14の内径は120μmである。制御電極16
の電極は銅などの金属から構成され、厚みは5〜30μ
mが好ましい。制御電極16は、リード線18を通して
制御電源22に、各々独立に接続される。制御電源22
は、電圧発生部(図示せず)とこの電圧をスイッチング
するための素子からなる。スイッチング素子の1個に
は、32、64、128個程度のチャンネルがあり、リ
ード線18を介して制御電極16に供給する電圧を各々
制御できる。例えば、1インチ当たり300ドットの記
録密度(300dpi)で記録する場合、スイッチング素子とし
て64チャンネルのものを用いると、300個の開口を
制御するのには64チャンネルを有するスイッチング素
子、5個が必要となる。
【0033】図3に、制御電極16に印加する波形を、
縦軸に電圧v、横軸tに時間をとって示す。Ttは、1
ドットを形成するのに必要な時間を示し、解像度によっ
て決定される。例えば、300dpi(dot/inch)のドッ
トを形成するためには、1インチ(inch)25.4mmを
300ドット(Dot) で割ると1ドットの直径は約83μ
mとなる。この間に記録用紙が1ドット分移動すればよ
いので、記録用紙20の速度を、例えば、60mm/s
とすると、約1390μsと計算される。Tbは、トナー
が、現像ローラ2から離れ、背面電極8に到達するに要
する時間以上となる必要があり、具体的には、Tbを変化
させてドットの濃度が飽和する時間でよく、本実施の形
態ではTbは200μsであった。Tbに続くTwは、現像ロ
ーラ2からのトナーの離間を抑える電界を発生する時間
を示し、制御電極16にはトナーの帯電極性と同一の極
性を印加する。本実施の形態では負帯電のトナーを用い
ているので−100Vを制御電極16に印加する。上述
の例に従えば、Tt=1390μsであるので、Tb=20
0μsとの差であるTw=1190μsの間−100V
印加する。
【0034】クリーニング電源23は、図4に示す飛翔
開始電圧以上で画像形成時の電圧より低い電圧、例えば
+100Vを非画像形成時期に制御電極16に印加す
る。ここで飛翔開始電圧とは、ある一定の距離条件(ア
パーチャー電極と現像ローラ間距離など)を決め、横軸
に制御電極16への印加電圧、縦軸にドットの画像濃度
をとると、ある印加電圧以上でドット形成を始める電圧
を指す。少なくともクリーニング時に飛翔開始電圧以上
の電圧を制御電極16に印加し、現像ローラ2上のトナ
ーを飛翔させる理由は、以下の通りである。
【0035】すなわち、図2に示すリング型の制御電極
16には、画像形成動作中に開口14を通過しなかった
順極性に帯電したトナー(本実施の形態では負極性トナ
ー)が付着している。制御電極16上に付着したトナー
が多量にある場合、Twの間に印加するトナーと逆極性
の電圧だけでは、現像ローラ2側には移動できない。さ
らに、現像ローラ2のトナー層に含まれる逆極性トナー
が存在する。この逆極性トナーとは、本来帯電すべき極
性とは反対の極性で(本実施の形態では正極性)帯電し
たトナーを示し、その帯電量の絶対値は順極性トナーに
比べて小さい。しかしながら、Twの期間中、現像ロー
ラ2のトナー層に含まれる逆極性トナー(本実施の形態
では正極性トナー)が、制御電極16と現像ローラ2と
の間で形成される電界に従って、制御電極16上へ転移
する。これにより、制御電極16上には順極性トナーと
逆極性トナーとが互いに電気的に凝集した状態で堆積し
ている。順極性、逆極性の両トナーによる凝集体は、フ
ァンデルワールス吸引力以外にも電気的に互いに吸引さ
れているので、崩れにくい。従って制御電極16に付着
したトナー凝集体が増加すると、開口14上にトナー凝
集体で覆われてしまい、開口14の目詰まりが引き起こ
される。
【0036】そこで、制御電極16に付着したトナー凝
集体を容易に現像ローラ2側に戻すために、現像ローラ
2上のトナーを電界力によって制御電極16上に付着し
たトナーに衝突させる。これは、制御電極16上に付着
したトナーには大きなファンデルワース力が制御電極1
6への付着力として働くためで、この力の作用を小さく
するためにトナー同士の衝突を利用する方法は有効であ
る。さらにトナー凝集体にトナーが衝突することで、順
極性トナーと逆極性トナーとの間の距離が離れることに
より、両トナー粒子間で吸引力として作用していた静電
気力が弱まる。以上により、一旦凝集体から個々の粒子
に切り離されたトナーは、現像ローラ2と制御電極16
の間に形成される逆極性の電界により、現像ローラ2に
回収される。これにより、トナー凝集体による開口部の
目詰まりが回避される。
【0037】ただし、少なくともクリーニング時に、現
像ローラ2上のトナーを制御電極16に到達させる程度
の飛翔開始電圧以上で画像形成時の電圧より低い電圧を
制御電極16に印加するだけでは不十分な場合がある。
この場合には、トナーを現像ローラ2から飛翔させると
同時に、開口14を通過させることが望ましい。その理
由は、以下の通りである。
【0038】すなわち、繰り返し画像形成動作を実施す
ると、背面電極8側に移行できなかった順極性トナーが
開口14の内壁に蓄積される。さらに現像ローラ2上で
のトナー層中に多量の逆極性帯電トナー(本実施の形態
では正極性に帯電したトナー)が混在する場合、Twの
間、トナーと同極性の電圧を制御電極16に印加する
と、現像ローラ2上のトナー層に混在していた逆極性帯
電トナーが、制御電極16に向かって飛翔し、制御電極
16上だけでなく、開口14の内壁にも逆極性帯電トナ
ーが付着する。このように開口14の内壁には、それぞ
れ順極性と逆極性とに帯電したトナーが混在し、上述と
同様、トナー凝集体として付着する。
【0039】このようにトナー凝集体が開口14の内壁
に付着すると、上述と同様開口14の目詰まりが引き起
こされる。さらに開口14の内壁に付着したトナーは、
背面電極8にて形成される電界により背面電極8側に吸
引される。このため背面電極8に電圧が印加されると同
時に、開口14の内壁に付着したトナーが記録用紙20
上に着弾し、いわゆる地カブリが発生してしまう。
【0040】このような問題点を解決するには、クリー
ニング時に制御電極16に印加する単に飛翔開始電圧以
上の電圧だけでは、現像ローラ2から飛翔するトナー
が、開口14の内壁に付着したトナーまでに到達するこ
とができないので、開口14の内壁のトナーをクリーニ
ングする効果は得られない。そこでトナーを現像ローラ
2から飛翔させるだけでなく、開口14を通過させるこ
とにより、開口14の内壁に付着したトナー凝集体をほ
ぐす効果が得られる。さらには開口14を通過するトナ
ーにより、開口14の内壁に付着していたトナーを連れ
出す効果が得られるため、開口14の内壁へのトナー付
着量を低減することができる。なお、上記の場合の制御
電極16に印加される電圧は、飛翔開始電圧より高く、
例えば画像形成時に印加される電圧と同程度、すなわち
+200V程度の電圧とすると、好適である。なお、本
実施の形態では、制御電源22とは別個にクリーニング
電源23を設けてクリーニング電圧供給手段としたが、
クリーニング電圧供給手段として特別に設けることなく
制御電源22に兼用させてもよい。すなわち、クリーニ
ング工程中、全ての制御電極に画像信号を制御電源22
から複数回供給することにより、トナーを現像ローラ2
から開口14を通じて背面電極8側に向かって飛翔させ
ても、上記の実施の形態と同一の効果が得られる。
【0041】次に図5を用いて他の実施の形態に係る画
像形成装置を説明する。図5は、装置の構成を示す構成
概略図である。図5中、中間像保持体(受像手段)とし
てのエンドレスベルト30は、樹脂中に導電フィラーを
分散したフィルムで構成され、抵抗は1010Ω・cmで
ある。背面電極8をエンドレスベルト30の背後からア
パーチャ電極12の開口14に対向する位置に接触して
配置する。ピックアップローラ32は、給紙トレイ80
から記録用紙20を一枚毎に送り出すローラ、タイミン
グローラ34は、給紙された記録用紙20と画像位置を
調整するローラ、転写ローラ(転写手段)36は、エン
ドレスベルト30上に形成されたトナーを記録用紙20
に転写するローラである。転写ローラ36は、金属ロー
ラ上にウレタンなどの発泡スポンジを導電処理したもの
で、外径は20mm、硬度はJIS K6301 Aス
ケールで約30度、金属軸の両端を約500から100
0gの圧力でエンドレスベルト30に押し当てられる。
転写ローラ36の抵抗は、接地した金属板に上述した圧
力で押さえ、金属軸に500V印加して、約106〜1
7 Ωであった。定着装置38は、記録用紙20の上に
形成されたトナーを圧力と熱で定着するものである。本
実施の形態で用いたトナーは記録用紙20への固着は樹
脂を熱で溶融して行うため、樹脂としてスチレン−アク
リル系共重合体、スチレン−ブタジエン系共重合体、ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂およびこれらの混合樹脂
が適当である。もちろん磁性粉体を含有する磁性トナー
を用いてもよく、この場合、磁性粉としては、フェライ
ト、マグネタイトをはじめとする鉄、コバルト、ニッケ
ルなどの強磁性を示す元素を含む合金、化合物などが有
効である。磁性粉の保磁力は100〜500Oeのもの
が適当で、また、樹脂に対して磁性粉はトナー粒子10
0重量部に対して20〜40重量%が適当である。この
他、電荷制御剤やトナーの流動性を制御するためにシリ
カ(SiO2)、酸化チタン(TiO2)、ステアリン酸の金属塩等
を0.1 〜5 重量%添加することが好ましい。特にシリカ
は流動性を大きく左右し、開口14にトナーが詰まるこ
とを避けることができる。すなわちシリカは直径が小さ
く高い帯電を有することから、電気力に強く引かれ前記
開口14の壁面に付着しやすいが、トナーが開口14を
通過する際の運動を促進するコロの役割を果たして穴詰
まりを回避できる。シリカは窒素吸着によるBET比表
面積で100〜300m2 /gの範囲にあるものが適当
である。100m2 /gを下回るような小径のシリカを
用いると樹脂を寸断するように混ざり込むため充分な定
着性を得ることができない。
【0042】次に動作を説明する。アパーチャー電極1
2には解像度、例えば300dpi ならば1インチあたり
300個の開口14を有し、これが、紙の幅方向(図5
では、紙面の手前から奥)に、ほぼ背面電極8に対向す
る位置に並べられている。制御電極16は、それぞれの
開口14に図2に示すように形成され、スイッチング素
子にリード線を介して各々接続する。それぞれの制御電
極16は画像データに従い、図3の印加波形を制御電極
16に印加してトナーを中間像保持体としてのエンドレ
スベルト30に移送して画像形成を行う。本実施の形態
では、現像ローラ2とアパーチャー電極12との間の距
離は約50μm、アパーチャー電極12と背面電極8と
の間は約150μmとし、背面電極8には、予め約+1
000Vの電圧が印加されている。エンドレスベルト3
0上に形成されたトナー像は、この画像に同期させて給
紙された記録用紙20に、転写ローラ36によって背面
から約+500V電圧を印加して転写する。記録用紙2
0上に転写されたトナー画像は定着ローラ38によって
固着され、機外に排出される。
【0043】この一連の動作を図6に示すタイミングチ
ャートを用いて説明する。図6の(a)は、印刷動作を
始める前、電源投入時、ジャム後の回復時等に行う動作
を示している。図6(a)で、「クリーニング」とは、
制御電極16に飛翔開始電圧以上、例えば+200Vの
電圧をかけてクリーニングを行うタイミングを示し、
「モーター」は現像ローラ2及び中間像保持体としての
エンドレスベルト30を回転させるためのモーターをON
するタイミングを示している。イニシャル時では、「ク
リーニング」、及び、「モーター」を同時にONし、同時
にOFF する。その期間は、任意に選べるが、本実施の形
態では約1分間とした。
【0044】図6(b)は、2枚の画像形成を連続して
行う場合のシーケンスを示している。(b)でも「クリ
ーニング」及び「モーター」は(a)と同じ意味であ
る。「用紙」は、記録用紙20を送るタイミング、「シ
グナル」は、画像信号を送るタイミングである。この場
合、「クリーニング」は、記録用紙20の無い紙間と画
像形成の終了した後に行う。画像形成終了時はモーター
と同期する。本実施の形態では、紙間が約5秒、また、
終了時は約10秒間クリーニング動作を行った。
【0045】上記したクリーニング工程は、紙ジャムが
発生し、機械を画像形成可能な状態に回復させる場合に
も行い、この動作は前記イニシャル動作(図6(a))
と同様に行う。さらに、連続枚数が多い場合、途中で画
像形成動作を中断して、イニシャル動作と同様のクリー
ニングを行うことも有効である。この場合、画像形成枚
数を中央演算子等で予めカウントしておく必要がある。
【0046】なお、本実施の形態では、所定の画像信号
に基づく画像形成動作を行わない期間中に、1回だけ制
御電極16に画像信号と異なる信号を入力して、現像ロ
ーラ2に担持されたトナーを開口14の近傍に到達させ
ているが、複数回信号を入力してもよい。すなわち、図
6(a)あるいは図6(b)の「クリーニング」で、ひ
とつのパルス状の電圧が印加されているが、これと同じ
時間内に複数のパルス状の電圧を代わりに印加してもよ
い。
【0047】また、上述の工程と、開口14の近傍のト
ナーを現像ローラ2に到達させる工程と組み合わせるこ
とにより、正帯電トナーと負帯電トナーのいずれに対し
てもクリーニングすることができる。例えば、図6
(a)あるいは図6(b)の「クリーニング」で、ひと
つのパルス状の電圧が印加されているが、これと同じ時
間内に、正負のパルス状の波形を発生するクリーニング
電源23を用いて、繰り返し電圧を印加してもよい。
【0048】前記転写ローラ36は、少なくともクリー
ニング工程中、中間像保持体としてのエンドレスベルト
30から離間するように構成されている。
【0049】図5に仮想線で示される現像剤除去手段5
0は、クリーニング工程で前記開口14を通過して前記
エンドレスベルト30に到着、付着したトナーを除去す
るためのものであり、特に、図5に示す装置において、
クリーニング時の背面電極8に印加される電圧が、画像
形成時に印加される電圧と同程度の同極性電圧であっ
て、多量のトナーが前記開口14を通過して前記エンド
レスベルト30に到着、付着する場合に有効なものであ
る。
【0050】現像剤除去手段50は、ゴム等からなるト
ナー掻落とし用のブレード51およびトナー収容ボック
ス52を備え、前記ブレード51は、クリーニング工程
時のみエンドレスベルト30に接するよう揺動可能に構
成されている。
【0051】図9、図10は本発明の更に別の実施の形
態を示す。この実施形態は、回転可能な中空ローラによ
って背面電極8aを構成し、かつ中空ローラの軸方向に
形成されたスリット53を有している。また中空ローラ
の内部空間54は排気ポンプ55に接続され、外気が前
記内部空間54に吸引された後、排気ポンプ55によっ
てフィルタ(図示省略)を介して外部に排出されるよう
になっている。なお、56は記録用紙20を矢印方向に
搬送する搬送ローラ、57は記録用紙20をガイドする
ガイド板である。他の構成は図1に示す場合と同様であ
るので、共通符号を付して、その説明を省略する。
【0052】本実施の形態において、画像記録工程時に
は図9に示すように、前記スリット53が記録用紙20
から離れた回転位置に背面電極(中空ローラ)8aの回
転位置が決められる。クリーニング工程時には、背面電
極(中空ローラ)8aが図10に示す位置、すなわち前
記スリット53が前記開口14に対向する位置まで回転
し、その位置に停止する。またクリーニング工程時に
は、排気ポンプ55が駆動されて、前記開口14を通過
したトナーを、スリット53を介して前記内部空間54
内に吸引する空気流を発生させる。
【0053】上記のように本実施の形態においては、前
記スリット53、排気ポンプ55等によって、クリーニ
ング時に空気流にてトナーを吸引する現像剤吸引手段を
構成している。なお、図1に示す場合は、背面電極8に
電圧を印加することにより生ずる電界によってトナーを
背面電極8側に吸引して現像剤吸引手段を構成している
が、本実施の形態において、クリーニング時においても
背面電極8aに電圧を印加して、前記空気流の利用に加
えて電界の吸引力をも利用して、より吸引力のすぐれた
現像剤吸引手段を備えた構成とすることができる。
【0054】図11は本発明の更にまた別の実施の形態
を示す。この実施形態は、図1に示す実施の形態と基本
的には同一に構成されているものであるが、受像手段と
しての記録用紙20を担持して搬送する搬送ベルト(受
像手段搬送装置)58を備えると共に、クリーニング工
程で前記開口14を通過して搬送ベルト58に到着、付
着したトナーを除去する現像剤除去手段50を備えてい
る点で特徴を有するものである。前記現像剤除去手段5
0は、図5に示す場合と同様であるので、その説明を省
略する。また他の構成は、図1に示す場合と同様である
ので、共通符号を付して、その説明を省略する。
【0055】図12は、本発明をカラー画像形成装置に
適用した実施の形態を示す。このカラー画像形成装置に
よればブラックトナー供給用の現像ローラ2Bk、シア
ントナー供給用の現像ローラ2C、マゼンタトナー供給
用の現像ローラ2M、イエロートナー供給用の現像ロー
ラ2Yを備えると共に、それぞれに対応するアパーチャ
電極12および背面電極8を備え、これらアパーチャ電
極12と背面電極8との間を中間像保持体としてのエン
ドレスベルト30が通過し、エンドレスベルト30上に
順次各色のトナー画像が重ね合わされるようにして形成
され、このようにして形成されたカラートナー画像が転
写ローラ36によって記録用紙20上に転写される。
【0056】具体的な構造、画像形成工程、クリーニン
グ工程は、図5に示す場合と同様であって、その説明は
省略する。また図5に示す現像剤除去手段50と同じも
のを、本実施の形態も備えている。
【0057】また、本実施の形態においても、図5に示
す実施の形態において説明したように、クリーニング工
程において、アパーチャ電極12の制御電極に画像形成
時の画像信号と異なる信号を入力して、現像ローラ2B
k、2C、2M、2Yに担持されたトナーをアパーチャ
電極12の開口近傍に到達させる第1のクリーニング工
程と、前記開口近傍のトナーを現像ローラ2Bk、2
C、2M、2Yにリターンさせて到着させる第2のクリ
ーニング工程とを有するように構成すると好適である。
【0058】なお、カラー画像形成装置として、中間像
保持体(受像手段)を回転ドラムで構成し、その外周に
各色の現像ローラ、アパーチャ電極を配すると共に、そ
の内周に背面電極を各アパーチャ電極に対向するように
配するロータリ構造のものを採用することができるが、
このようなタイプのカラー画像形成装置に本発明を適用
することができる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、画像形成動作を行わない
期間中に、現像剤通過制御手段に所定の信号を入力し
て、少なくとも1回は現像剤担持手段に担持された現像
剤を現像剤通過孔近傍に到達させる動作を入れることに
よって、常に、現像剤通過孔周辺の状態をトナー付着状
態を常に少なく、かつ一定の状態に保ち、画像形成を安
定させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に於ける画像形成装置の原
理を示す断面図。
【図2】本発明の実施の形態に於けるアパーチャー電極
を示す図で、(a)は構成断面図。(b)は正面図。
【図3】本発明の実施の形態に於ける制御電極に印加さ
れる電圧の波形図。
【図4】本発明の実施の形態に於ける、横軸に制御電極
への印加電圧、縦軸にドットの画像濃度をとった場合の
飛翔開始電圧を示す図。
【図5】本発明の他の実施の形態に於ける動作を説明す
るための装置構成概略図。
【図6】そのクリーニングの動作を説明するためのタイ
ミングチャート。
【図7】従来の一画像形成装置を示す構成概略図。
【図8】従来の別の画像形成装置を示す構成概略図。
【図9】本発明のさらに別の実施の形態における要部の
断面図。
【図10】そのクリーニング工程を示す断面図。
【図11】本発明のさらにまた別の実施の形態における
要部の断面図。
【図12】本発明をカラー画像形成装置に適用した実施
の形態を示す概略構成図。
【符号の説明】
2 現像ローラ(現像剤担持手段) 4 規制ブレード 8 背面電極(背面電極手段) 10 電源 12 アパーチャー電極(現像剤通過制御手段) 14 開口(現像剤通過孔) 16 制御電極 18 リード線 20 記録用紙 22 制御電源 23 クリーニング電源 30 中間像保持体(エンドレスベルト) 32 ピックアップローラ 34 タイミングローラ 36 転写ローラ(転写手段) 38 定着ローラ 50 現像剤除去手段 53 スリット(現像剤吸引手段) 58 搬送ベルト(受像手段搬送装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 九門 明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 相澤 昌宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 深野 明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 龍治 彰 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松尾 浩之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電した現像剤を担持搬送する現像剤担
    持手段と、現像剤を通過させる複数の現像剤通過孔を有
    し、外部からの画像信号に応じて前記現像剤担持手段か
    ら供給される現像剤の通過を制御する現像剤通過制御手
    段と、通過した現像剤が着弾する受像手段とを少なくと
    もこの順に有する画像形成装置を用いて画像を形成する
    方法であって、所定の画像信号に基づく画像形成動作を
    行わない期間中に、前記現像剤通過制御手段に所定の信
    号を入力して、少なくとも1回は前記現像剤担持手段に
    担持された現像剤を前記現像剤通過孔近傍に到達させる
    クリーニング工程を有することを特徴とする画像形成方
    法。
  2. 【請求項2】 クリーニング工程で現像剤通過孔近傍に
    到達した現像剤は、前記現像剤通過孔を通過することを
    特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 現像剤通過孔を通過した現像剤は、現像
    剤通過制御手段を介して現像剤担持手段と対向する現像
    剤吸引手段にて吸引される請求項2記載の画像形成方
    法。
  4. 【請求項4】 現像剤吸引手段は、空気流にて現像剤を
    吸引する手段である請求項3記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 現像剤吸引手段は、電界を形成して現像
    剤を吸引する手段である請求項3記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 受像手段は回転移動するエンドレスベル
    トまたはドラムであって、前記受像手段上に形成された
    現像剤像は、転写手段によって記録用紙上に転写される
    請求項2記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 少なくともクリーニング工程中、転写手
    段は受像手段表面から離間する請求項6記載の画像形成
    方法。
  8. 【請求項8】 クリーニング工程で現像剤通過孔を通過
    した現像剤は、回転移動する受像手段に到達、搬送さ
    れ、前記受像手段に当接する現像剤除去手段にて前記受
    像手段上から除去される請求項6または7記載の画像形
    成方法。
  9. 【請求項9】 連続して受像手段に画像形成動作が行わ
    れる際、クリーニング工程は、一つの画像形成動作が完
    了してから次の画像形成動作が開始するまでの間の所定
    期間に行われる請求項1記載の画像形成方法。
  10. 【請求項10】 受像手段は記録用紙であり、現像剤通
    過制御手段に対向して回転移動する受像手段搬送装置に
    て担持される請求項1記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 クリーニング工程で現像剤通過孔を通
    過した現像剤は、回転移動する受像手段担持装置に到
    達、搬送され、前記受像手段担持装置に当接する現像剤
    除去手段にて前記受像手段担持装置上から除去される請
    求項10記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 クリーニング工程は、画像形成装置内
    で紙ジャムが発生した後、ジャム紙が前記画像形成装置
    内から取り除かれる作業が完了してから画像形成動作が
    再開されるまでの所定の期間中に行われる請求項1記載
    の画像形成方法。
  13. 【請求項13】 クリーニング工程は、連続して受像手
    段に画像形成が行われる際、予め決められた枚数毎に画
    像形成を中断して行われる請求項1記載の画像形成方
    法。
  14. 【請求項14】 クリーニング工程は、画像形成装置に
    電源が投入された直後から画像形成動作が開始されるま
    での間の所定時間中に行われる請求項1記載の画像形成
    方法。
  15. 【請求項15】 現像剤に電荷を付与して帯電した現像
    剤を形成する帯電手段と、帯電した現像剤を担持搬送す
    る現像剤担持手段と、帯電した現像剤を直接または間接
    的に受容するための背面電極手段と、前記現像剤担持手
    段と前記背面電極手段との間の適所に配され、複数の現
    像剤通過孔を有し、前記現像剤通過孔内または前記現像
    剤通過孔の周縁部の少なくとも一部に形成され互いに独
    立した制御電極を有するアパーチャ電極手段と、帯電し
    た現像剤を前記現像剤担持手段から離間でき、かつ前記
    現像剤通過孔に到達できる大きさの電圧を前記制御電極
    に印加するクリーニング電圧供給手段を具備することを
    特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 クリーニング電圧供給手段は、帯電し
    た現像剤が現像剤通過孔に到達できると同時に、前記現
    像剤通過孔を通過できる大きさの電圧を制御電極に印加
    するクリーニング電圧供給手段である請求項15記載の
    画像形成装置。
  17. 【請求項17】 帯電した現像剤を担持搬送する現像剤
    担持手段と、現像剤を通過させる複数の現像剤通過孔を
    有し、外部からの画像信号に応じて前記現像剤担持手段
    から供給される現像剤の通過を制御する現像剤通過制御
    手段と、通過した現像剤が着弾する受像手段とを少なく
    ともこの順に有する画像形成装置を用いて画像を形成す
    る方法であって、所定の画像信号に基づく画像形成動作
    を行わない期間中に、前記現像剤通過制御手段に所定の
    信号を入力して、前記現像剤担持手段に担持された現像
    剤を前記現像剤通過孔近傍に到達させる第1のクリーニ
    ング工程と、前記現像剤通過孔近傍の現像剤を前記現像
    剤担持手段に到達させる第2のクリーニング工程を有す
    ることを特徴とする画像形成方法。
  18. 【請求項18】 第1のクリーニング工程と第2のクリ
    ーニング工程は交互に繰り返される請求項17記載の画
    像形成方法。
  19. 【請求項19】 現像剤に電荷を付与して帯電した現像
    剤を形成する帯電手段と、帯電した現像剤を担持搬送す
    る現像剤担持手段と、帯電した現像剤を直接または間接
    的に受容するための背面電極手段と、前記現像剤担持手
    段と前記背面電極手段との間の適所に配され、複数の現
    像剤通過孔を有し、前記現像剤通過孔内または前記現像
    剤通過孔の周縁部の少なくとも一部に形成され互いに独
    立した制御電極を有するアパーチャ電極手段と、帯電し
    た現像剤を前記現像剤担持手段から離間でき、かつ前記
    現像剤通過孔に到達する大きさの電圧と、帯電した現像
    剤が前記現像剤通過孔近傍から離間でき、かつ前記現像
    剤担持手段に到達できる大きさの電圧とを順次前記制御
    電極に印加するクリーニング電圧供給手段を具備するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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