JPH11334137A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JPH11334137A
JPH11334137A JP7639699A JP7639699A JPH11334137A JP H11334137 A JPH11334137 A JP H11334137A JP 7639699 A JP7639699 A JP 7639699A JP 7639699 A JP7639699 A JP 7639699A JP H11334137 A JPH11334137 A JP H11334137A
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JP
Japan
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electrode
voltage
charged particles
image forming
control
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Application number
JP7639699A
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English (en)
Inventor
Akira Kumon
明 九門
Masahiro Aizawa
昌宏 相澤
Yoshitaka Kitaoka
義隆 北岡
Katsutoshi Ogawa
勝敏 小川
Hiroyuki Matsuo
浩之 松尾
Akira Fukano
明 深野
Akira Riyuuji
彰 龍治
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高電圧を切り換えるスイッチング素子を用い
る必要がなく、穴詰まりの発生しにくい小型で低コスト
の画像形成装置を得るとともに、また高精度の画像を形
成することができる画像形成方法を得ることを目的とす
る。 【解決手段】 画像形成装置及び画像形成方法は、現像
ローラ2から離間した帯電粒子を移動させ現像ローラ2
と背面電極8との間に直接または間接的に移送電界を形
成して帯電粒子の移動量を制御する制御電極16を有す
るものであり、現像ローラ2と制御電極16との間に帯
電粒子を現像ローラ2から離間させるための飛翔開始電
圧より低く、帯電粒子と反対の極性の飛翔開始未満電圧
を印加してバイアス静電界を形成するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、ファクシミ
リ、プリンタに係り、特に、記録部材にトナーを噴射し
て記録を行うための画像形成装置及び画像形成方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスではパーソナルコンピュ
タの能力向上に伴い、大量のドキュメントを扱うように
なってきた。また、ネットワーク技術の進歩によって処
理能力の高いプリンタ、複写機が普及しつつある。さら
に、インクジェットプリンタなどの急速な普及によって
カラードキュメントも増加の傾向にある。しかしなが
ら、スピードをはじめ満足のいく白黒ドキュメント及び
カラードキュメントを出力することが可能な装置は、開
発途上にあり、そのような装置の出現が待たれている。
【0003】以下、従来の技術を図を用いて説明する。
図8は、日本の特公昭44−26333号公報に記載さ
れた電気信号記録方法の概略構成を示す断面図である。
図8において、トナー75はブラシ76の回転による毛
皮との摩擦によって、例えば負に帯電する。メッシュ電
極74と背面電極71との間には、帯電したトナー75
を記録体72の方向へ加速する電界を形成するための電
源77が接続されている。このように電界を形成した状
態において、メッシュ電極74と制御格子73との間に
画像情報に応じた電気信号78を印加すると、印加した
電気信号78の極性と強度に応じてメッシュ電極74を
通過するトナー75の量及び記録体72への付着位置を
制御できる。メッシュ電極74と背面電極71との間に
は電源77によってトナー75を記録体72の方向へ加
速する平行電界が形成されている。制御格子73に“o
n”信号(トナー75が負帯電の場合には正極性印加)
の電気信号78を与えると、ゲートが開き、トナー75
は平行電界にのって記録体72の方向に移動する。一
方、制御格子73に“off”信号(トナー75が負帯
電の場合は、負極性印加)の電気信号78を与えると、
ゲートが閉じ、トナー75は制御格子73を通過できな
い。このように電気信号78の“on”“off”信号
の組み合わせによって画像を記録する。
【0004】図9は、日本の特公平2−52260号公
報に記載された別の構成による画像記録装置の概略構成
を示す断面図である。図9において、信号電極101と
ベース電極103は、絶縁部材102を介して穴104
の周囲に形成されている。記録部材105は、背面電極
106の信号電極101に対向する面上を移動するよう
構成されている。背面電極106は直流電源109に接
続され、約300Vの電圧が印加されている。一成分絶
縁性磁性トナー111はトナー搬送部材107により画
像形成位置に搬送される。トナー搬送部材107とベー
ス電極103との間には交流電源108が接続されてい
る。信号電源110は、信号電極101とベース電極1
03に接続されており、それぞれには50Vの記録用の
電圧が印加されている。図9において、トナー搬送部材
107は固定磁石112を有しており、トナー搬送部材
107の近傍には磁性ブレード114が設けられてい
る。
【0005】次に、図9に示した従来の画像形成装置に
おける像形成動作について説明する。トナー搬送部材1
07上には、1成分絶縁性磁性トナー111が磁性ブレ
ード114によって薄層形成される。ベース電極103
とトナー搬送部材107との間に、交流もしくは直流を
重畳した交流を印加すると、1成分絶縁性磁性トナー1
11が往復運動をはじめる。この状態において、信号電
極101に記録信号が入力されると、1成分絶縁性磁性
トナー111は穴104を抜けて背面電極106に印加
された電界に従って記録部材105に付着する。この結
果、記録部材105上には像が形成される。一方、信号
電極101に電圧の印加がない場合、または、逆の極性
の電圧が印加された場合には、1成分絶縁性磁性トナー
111は穴104を通過せず像形成は行われない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の画像記録装置おいては、以下のような問題
があった。
【0007】(1)まず、特公昭44−26333号公
報に開示されたような、図8に示した、メッシュ電極7
4と背面電極71との間に形成された平行電界を制御格
子73に加える電気信号によって制御する従来の画像形
成装置における問題について説明する。このような従来
の画像形成装置では、メッシュ電極74と制御格子73
との間の距離を十分にとり、制御格子73によって形成
される開閉信号が十分に機能するようにしなければなら
なかった。ところが、メッシュ電極74と制御格子73
との距離を大きくとると、飛翔するトナー75の制御性
が悪くなり、良好な画像が得られなかった。また、この
ような画像形成装置では、トナー75が周囲に飛散し、
装置としての基本的な性能を満足するものではなかっ
た。逆に、メッシュ電極74と制御格子73を近接、あ
るいは接触させるような場合、電気信号としては大きな
電圧差を有する信号を用いなければならず、高電圧を切
り換えるスイッチング素子を用いねばならなかった。従
って、このような画像形成装置は、装置としての大型化
及び高コスト化は免れなかった。
【0008】(2)特公平2−52260号公報に記載
されたように、図9に示した絶縁部材102の両側に信
号電極101、ベース電極103を形成する方式におい
ては、トナー111を飛翔させる電気力線が、信号電極
101とベース電極103間に強く形成される。このた
め、穴104を形成する内壁面にトナー111が付着し
やすく、トナー111による穴詰まりが発生しやすかっ
た。
【0009】(3)また、絶縁部材102の両側に信号
電極101とベース電極103を形成する方式では、電
気力線が常に両電極間に形成されるため、電界方向に関
係なくトナー111が穴104の内壁面に付着し易く、
穴104から付着したトナー111を取り除くための別
の手段を必要とした。本発明は、上記の問題を解決する
ものであり、高電圧を切り換えるスイッチング素子を用
いる必要がなく、穴詰まりの発生しにくい小型で低コス
トの画像形成装置を得るとともに、また高精度の画像を
形成することができる画像形成方法を得ることを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、前記の問題を解決するものであり、少なくとも粒
子に電荷を付与して帯電粒子を形成する帯電手段、帯電
粒子を搬送する導電性の帯電粒子搬送手段、帯電粒子を
直接または間接的に受容する背面電極、前記帯電粒子搬
送手段と前記背面電極との間に配設されて複数の開口を
有し、前記開口内または前記開口の周縁部の少なくとも
一部に形成され互いに独立した複数の制御電極を有する
アパーチャ電極、及び画像情報に応じて前記帯電粒子を
前記背面電極が受容する必要のないとき、前記帯電粒子
の帯電極性と実質的に反対極性の電圧であり、帯電粒子
が前記帯電粒子搬送手段から離間する飛翔開始電圧より
低い飛翔開始未満電圧を前記制御電極に印加するバイア
ス電源を具備する。上記のように構成された本発明の画
像形成装置は、制御電極に帯電粒子の飛翔開始電圧より
低い飛翔開始未満電圧を印加することによって、電位差
の小さい信号によって帯電粒子の飛翔を制御することが
可能となり、電源に使用するスイッチング素子を低電圧
仕様のものが使用でき、コストの低減が可能となる。
【0011】また、本発明に係る画像形成装置は、前記
アパーチャ電極の開口における背面電極側の周縁部の少
なくとも一部に形成され、画像情報に応じて前記帯電粒
子の飛翔方向を偏向する偏向電極をさらに具備するよう
構成しても良い。上記のように構成された本発明の画像
形成装置は、偏向電極により帯電粒子の移動方向を制御
することによって大幅なスイッチング素子の削減が可能
となる。
【0012】また、本発明に係る画像形成装置は、画像
情報に応じて開口内を通過する帯電粒子を制御するため
に前記バイアス電源に対して制御信号を出力する制御電
源を有し、前記バイアス電源が入力された前記制御信号
にバイアス電圧を重畳して飛翔開始電圧又は飛翔開始未
満電圧を前記制御電極に印加するよう構成してもよい。
上記のように構成された本発明の画像形成装置において
は、制御信号の電圧とバイアス電圧との重畳によって大
きな飛翔電界を開口内に形成して帯電粒子が詰まること
を抑えることが可能となる。
【0013】また、本発明に係る画像形成装置は、画像
情報に応じて前記帯電粒子を前記帯電粒子搬送手段から
飛翔させないとき、前記帯電粒子と同一の極性の電圧を
前記制御電極に印加する停止用電源をさらに具備するよ
う構成してもよい。上記のように構成された本発明によ
れば、印字電界を形成後、停止静電界を形成して帯電粒
子の開口内の通過を阻止することができる。
【0014】本発明に係る画像形成方法は、帯電手段に
より少なくとも粒子を帯電させる工程、帯電粒子を画像
形成位置に帯電粒子搬送手段により搬送する工程、前記
画像形成位置において前記帯電粒子搬送手段に対向して
配置されたアパーチャー電極の開口の周縁部に形成され
た制御電極に対して、前記背面電極が前記帯電粒子を受
容する必要のないとき、前記帯電粒子の帯電極性と実質
的に反対の極性の電圧であり、前記帯電粒子が前記帯電
粒子搬送手段から離間する飛翔開始電圧より低い飛翔開
始未満電圧を印加する工程、及び画像情報に応じて前記
帯電粒子を選択的に前記帯電粒子搬送手段から前記開口
を通過して前記背面電極へ飛翔させる印字電界を形成す
る工程を有する。上記のような本発明の画像形成方法に
よれば、予め帯電粒子電極と制御電極との間に帯電粒子
が帯電粒子電極から離れる飛翔開始電圧より低い飛翔開
始未満電圧を印加しているので、電位差の小さい信号に
よって帯電粒子の飛翔を制御でき、電源に用いるスイッ
チング素子も低電圧仕様のものが使用できる。
【0015】また、本発明に係る画像形成方法は、前記
アパーチャ電極の開口における背面電極側の周縁部の少
なくとも一部に形成され、偏向電極により画像情報に応
じて前記帯電粒子の飛翔方向を偏向する工程をさらに有
する。上記のように構成された本発明の画像形成方法
は、偏向電極により帯電粒子の移動方向を制御すること
によって大幅なスイッチング素子の削減が可能となる。
【0016】また、本発明に係る画像形成方法は、制御
電源が画像情報に応じて開口内を通過する帯電粒子を制
御するために前記バイアス電源に対して制御信号を出力
する工程と、当該制御信号に応じて前記バイアス電源が
バイアス電圧を重畳した飛翔開始電圧と飛翔開始未満電
圧とを前記制御電極に印加する工程をさらに有する。上
記のように構成された本発明の画像形成方法において
は、制御信号の電圧とバイアス電圧との重畳によって大
きな飛翔電界を開口内に形成して帯電粒子が詰まること
を抑えることが可能となる。
【0017】また、本発明に係る画像形成方法は、画像
情報に応じて前記帯電粒子を前記帯電粒子搬送手段から
飛翔させないとき、前記帯電粒子と同一の極性の電圧を
前記制御電極に印加する工程をさらに有する。上記のよ
うに構成された本発明によれば、印字電界を形成後、停
止静電界を形成して帯電粒子の開口内の通過を阻止する
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の好適な実施例について添付の図面を用いて説明する。
【0019】《実施例1》図1は本発明に係る実施例1
の画像形成装置の概略構成を示す断面図である。図1に
おいて、帯電粒子搬送手段としての現像ローラ2は、帯
電粒子であるトナーを搬送する。実施例1における現像
ローラ2は外径が20mm、厚み1mmのアルミニウム
の筒を用いて形成し、その現像ローラ2は接地して構成
した。実施例1の現像ローラ2は、アルミニウムにより
構成したが、鉄などの金属、または合金により構成して
もよい。また、本発明は実施例1の構成に限定されるも
のではなく、現像ローラ2に直流または交流の電圧を印
加するよう構成してもよい。規制ブレード4は、ウレタ
ンなどの弾性部材により形成されており、硬度は40か
ら80度(JIS K6301 Aスケール)である。
【0020】現像ローラ2に対するトナー層を規制する
規制ブレード4の自由端長(取り付け部材からはみ出し
た部分の長さ)は、5〜15mmである。規制ブレード
4による現像ローラ2への線圧は5〜40g/cmが適
当であり、この規制ブレード4の押圧により、現像ロー
ラ2上にトナーを1〜3層形成する。規制ブレード4は
電気的にフロート状態、接地状態、又は直流乃至交流の
電圧を印加して用いられる。実施例1においては規制ブ
レード4はフロート状態で用いた。トナーは、現像ロー
ラ2と規制ブレード4との間に挟み込まれ、ここで小さ
な撹拌を受けて現像ローラ2から電荷を受け取り帯電す
る。
【0021】現像ローラ2と接する供給ローラ6は、鉄
などの金属軸(実施例1では直径8mm)上に、発泡性
のウレタンなどの合成ゴムを2〜6mm程度の厚みに形
成している。供給ローラ6の表面の硬度は30度(ロー
ラ状に加工したものをJISK6301 Aスケールの
方法で測定)である。現像ローラ2への食い込み量は
0.1〜2mmの範囲が好ましい。供給ローラ6は接
地、又は直流乃至交流の電圧が印加されて用いられる。
供給ローラ6は、トナーの帯電を補助するほかトナーの
供給もコントロールする。実施例1においては負帯電ト
ナーを用いた。実施例1の背面電極8は、金属板で構成
したが、樹脂中に導電フィラーを分散したフィルムを用
いてもよい。この場合のフィルムの抵抗は102〜10
10Ω・cm程度が好ましい。トナー像の記録は背面電極
8の上にトナーを直接付着させて形成するか、背面電極
8上に記録用紙20を載置してこの記録用紙20上にト
ナーを付着させてトナー像を形成してもよい。また、背
面電極8を前述したようにエンドレスのフィルム状に加
工し、このフィルム上にトナーを直接記録した後に、記
録用紙20に転写をするよう構成してもよい。背面電極
8と後述するアパーチャ電極との距離は50〜1000
μmの範囲が好ましい。
【0022】図1に示した画像形成装置では、記録用紙
20上に記録をする様子を示している。アパーチャ電極
12は、絶縁性フィルム上に形成した複数の開口14
と、それぞれの開口14に対応した複数の制御電極16
とを有している。アパーチャ電極12は図1の手前から
奥に向かって、複数の開口14と複数の制御電極16が
列状に並べられている。アパーチャ電極12の絶縁性フ
ィルムは、厚さ10〜100μmが適当であり、ポリイ
ミド、ポリエチレンテレフタレートなどの材料が好まし
い。なお、図1において、22は制御電源、23はバイ
アス電源、24は停止用電源であり、これらについては
後述する。
【0023】図2の(a)は実施例1におけるアパーチ
ャ電極12の構成を示す断面図であり、図2の(b)は
アパーチャ電極12の平面図である。制御電極16は、
図2の(a)に示すように開口14の周縁部を取り巻く
ようにリング状に形成されている。本発明の画像形成装
置の制御電極16は、上記構成に限定されるものではな
く、開口14の内壁面に設けてもよい。
【0024】図2の(b)において、制御電極16から
導出しているリード線18は、制御電源22に接続され
ており、絶縁フィルム上にパターンにより形成されてい
る。各制御電極16の表面には1〜10μmの薄い樹脂
層が形成されている(図示せず)。図2の(b)におい
て、2つの開口14を離間して示したが、実際には、複
数の開口14は千鳥状に配置されている。すべての開口
14からトナーを吹き出して記録したときに、全黒の画
像が形成できるよう全ての開口14は、互いに補完する
よう千鳥状に配置されている。開口14の直径は50〜
200μmが好ましい。実施例1では、開口14の直径
は150μm、開口14の内径は120μmである。制
御電極16の電極は銅などの金属から構成され、厚みは
5〜30μmが好ましい。制御電極16は、リード線1
8を通して制御電源22に各々独立して接続されてい
る。制御電源22は、電圧を発生する電圧発生部(図示
せず)とこの電圧を切り換えるためのスイッチング素子
からなる。スイッチング素子の1個には、32、64、
128個程度のチャンネルがあり、リード線18を介し
て制御電極16に供給する電圧を各々制御できる。例え
ば、1インチ当たり300ドットの記録密度(300d
pi)で記録する場合、スイッチング素子として64チ
ャンネルのものを用いると、300個の開口を制御する
のには64チャンネルを有するスイッチング素子が5個
必要となる。
【0025】図3は、制御電極16に印加する電圧波形
を示しており、縦軸が電圧、横軸が時間である。図3に
おいて、Tt期間は、1ドットを形成するのに必要な時
間を示し、解像度によって決定される。例えば、300
dpi(dot/inch)のドットを形成するためには、1イン
チ(inch)25.4mmを300ドット(Dot)で割ると1ド
ットの直径は約83μmとなる。この1ドットを形成す
る間に記録用紙20が1ドット分移動すればよい。従っ
て、記録用紙20の速度を、例えば、60mm/sとす
ると、Tt期間は約1390μsとなる。
【0026】図3の(a)は、制御電極16に対する飛
翔開始未満電圧をTi期間印加する電圧波形を示してい
る。ある一定の距離条件(例えば、アパーチャー電極1
2と現像ローラ2との間の距離などの条件)において、
ある一定の印加電圧以上でドット形成を始めるため、こ
のときの印加電圧を飛翔開始電圧と定義し、その飛翔開
始電圧より低い電圧を飛翔開始未満電圧と定義する。従
って、制御電極16に飛翔開始未満電圧が印加されてい
るとき、トナーは背面電極8の方へ飛翔せず印字されな
い。
【0027】図4は制御電極16に印加される飛翔開始
電圧を示しており、図4において横軸が制御電極16へ
の印加電圧を示し、縦軸がドットの画像濃度を示してい
る。図3の(a)に示したTi期間は1ドット形成時間
であるTt期間内の任意の時間を選ぶことができる。こ
のTi期間は、後述するTb期間より短い方が好まし
い。実施例1において、飛翔開始未満電圧は、バイアス
電源23により制御電極16により印加される。この飛
翔開始未満電圧は信号の有り無しに関わらず全ての制御
電極16に印加してもよい。図3の(a)に示すよう
に、Ti期間の経過後、制御電極16には負の電圧が印
加され、開口14内のトナーの通過を阻止する停止静電
界が形成される。
【0028】一方、図3の(b)には、記録を行う場合
(トナーを飛翔させる場合)の制御電極16に対する印
加電圧の波形を示している。図3の(b)に示すよう
に、飛翔開始電圧を超える信号電圧(画像の記録信号)
がTb期間に印加される。このTb期間は、トナーが現
像ローラ2から離れ、背面電極8に到達するまでの時間
以上の時間となる必要がある。具体的には、Tb期間は
ドットの濃度が飽和する時間に調整されており、実施例
1ではTb期間は200μsであった。このとき、バイ
アス電界は、信号電圧がつくる交番電界に同期させるの
が消費電力低減の観点から好ましい。図3の(b)にお
いて、Tb期間に続くTw期間は、現像ローラ2からの
トナーの離間を抑える電界が発生する時間を示してい
る。制御電極16にはトナーの帯電極性と同一の極性を
特別の電源、例えば停止用電源24を設けて印加するよ
う構成すればよい。実施例1では負帯電のトナーを用い
たので−100Vを制御電極16に印加する停止用電源
24を用いた。上述の例に従えば、Tt期間は1390
μsであるので、Tb=200μsとの差、約1190
μsの間に−100Vの電圧を制御電極16に印加す
る。
【0029】次に、図5を用いて実施例1の画像形成装
置の全体の動作について説明する。図5は、実施例1の
画像形成装置の概略構成を示す図である。図5におい
て、中間像保持体としての中間転写ベルト30は、樹脂
中に導電フィラーを分散したフィルムで形成されてお
り、中間転写ベルト30の抵抗は1010Ω・cmであ
る。背面電極8は中間転写ベルト30の背後から開口1
4に対向する位置に接触して配置されている。ピックア
ップローラ32は、給紙トレイから記録用紙20を一枚
毎に送り出すため設けられている。タイミングローラ3
4は、給紙された記録用紙20と画像位置を調整する。
中間転写ベルト30上に形成されたトナー像は、転写ロ
ーラ36により記録用紙20に転写される。転写ローラ
36は金属ローラ上にウレタンなどの発泡スポンジを導
電処理したものである。転写ローラ36の外径は20m
mであり、硬度はJIS K6301 Aスケールで約
30度である。転写ローラ36の金属軸の両端は、約5
00から1000gの圧力で中間転写ベルト30に押し
当てられている。転写ローラ36の電気的な抵抗は、接
地した金属板に上述した圧力で押さえ、金属軸に500
V印加して測定すると、約106〜107Ωであった。
【0030】定着装置38は、記録用紙20の上に形成
されたトナーを圧力と熱で定着する。実施例1で用いた
トナーは記録用紙20への固着が樹脂を熱で溶融して行
う構成であるため、樹脂としてスチレン−アクリル系共
重合体を用いた。トナーとしてはこの他に、スチレン−
ブタジエン系共重合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂及びこれらの混合樹脂が適当である。もちろん磁性粉
体を含有する磁性トナーを用いてもよく、この場合、磁
性粉としては、フェライト、マグネタイトをはじめとす
る鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性を示す元素を含
む合金、化合物などが有効である。磁性粉の保持力は1
00〜500Oeのものが適当で、また、樹脂に対して
磁性粉はトナー粒子100重量部に対して20〜40重
量%が適当である。この他、電荷制御剤やトナーの流動
性を制御するためにシリカ(SiO2)、酸化チタン(TiO2)、
ステアリン酸の金属塩等を0.1〜5重量%添加するこ
とが好ましい。特に、シリカは流動性を大きく左右し、
開口14にトナーが詰まることを避けることができる。
また、シリカは直径が小さく高い帯電性を有することか
ら、電気力に強く引かれ開口14の内壁面に付着しやす
い。しかし、開口14の内壁面に付着したトナーは開口
14を通過する際の運動を促進するコロの役割を果たす
ため、穴詰まりを防止できる。シリカは窒素吸着による
BET比表面積で100〜300m2/gの範囲にある
ものが適当である。100m2/gを下回るような小径
のシリカを用いると樹脂を寸断するように混ざり込むた
め充分な定着性を得ることができない。
【0031】次に、実施例1の画像形成装置における画
像形成動作について説明する。アパーチャー電極12に
は解像度、例えば300dpiならば1インチあたり3
00個の開口14が設けられている。これらの開口14
の列は図5において紙面の手前から奥に向かう方向に配
置されており、複数の開口14はほぼ背面電極8に対向
する位置に並べられている。制御電極16は、それぞれ
の開口14の周縁部に形成され、スイッチング素子にリ
ード線18(図2の(b)参照)を介して各々接続され
ている。それぞれの制御電極16は入力された画像情報
に従い、図3の(a)と(b)に示した印加電圧波形を
組み合わせて、トナーを中間転写ベルト30に移送して
画像形成を行う。実施例1では、現像ローラ2とアパー
チャー電極12との間の距離は約50μmであり、アパ
ーチャー電極12と背面電極8との間の距離は約150
μmである。背面電極8には、予め約1000Vの電圧
が印加されている。中間転写ベルト30上に形成された
トナー像は、このトナー像に同期させて給紙された記録
用紙20に、転写ローラ36によって背面から約500
V電圧を印加して転写する。記録用紙20上に転写され
たトナー像は定着装置38によって固着され、機外に排
出される。
【0032】上記のように、実施例1の画像形成装置
は、予め現像ローラ2と制御電極16との間にトナーが
現像ローラ2から離れる印加電圧より未満のバイアス電
圧が印加されている。このように構成することによっ
て、電位差の小さい信号によってトナーの飛翔を制御で
きる。この結果、実施例1の画像形成装置はスイッチン
グ素子として低電圧仕様のものが使用できる。また、実
施例1によれば、バイアス電圧と信号電圧が重畳された
電圧によって大きな飛翔電界を開口14内に形成して、
トナーが開口14に詰まることが防止されており、良好
な画像形成が可能となる。
【0033】《実施例2》次に、本発明に係る実施例2
の画像形成装置について添付の図面を参照して説明す
る。図6は、実施例2の画像形成装置の概略構成を示す
断面図である。実施例2において、前述の実施例1と同
じ機能、構成を有するものには、同一の符号を付し、そ
の説明は省略する。実施例2の画像形成装置において、
実施例1の画像形成装置と異なる点は、アパーチャー電
極12の背面電極8側に制御電極16とは異なる偏向電
極48を設けた点である。このような位置に設けた電極
としては、例えば、特開平4−189554号公報に記
載された画像形成装置がある。この特開平4−1895
54号公報の画像形成装置の電極は、トナーを現像ロー
ラから引き出すための制御電極である。
【0034】実施例2の画像形成装置における偏向電極
48は、現像ローラ2から飛翔したトナーの移送方向を
変更するものであり、この変更方向は偏向電極48に印
加される電圧によって調整される。アパーチャー電極1
2上の全ての制御電極16には、常に図3の(a)に示
した飛翔開始未満の電圧が印加されている。そして、画
像情報の画像部分に対応する位置の制御電極16には図
3の(b)に示した電圧が印加される。制御電極16に
図3の(b)に示した電圧が印加された状態において、
開口14を通り抜けたトナーには偏向電極48により偏
向するための電界が形成される。
【0035】図6において、偏向電極48は、図面上の
上部にある上部電極48aと下部にある下部電極48b
に分けられており、上部電極48aと下部電極48bは
それぞれ独立して別の電源(図示せず)に接続され制御
されている。例えば、図6の偏向電極48の上部電極4
8aには強い負極性の電圧が印加され、下部電極48b
には弱い負極性の電圧が印加されると、負帯電のトナー
は上部電極48aとは静電反発を起こし、下部電極48
bの方向に曲がる。また、上部電極48aと下部電極4
8bに印加する電圧の強弱を反対にすると、トナーは上
部電極48aの方向に曲がる。このように偏向電極48
を用いてトナーを偏向させることにより、一つの開口1
4から上方向、下方向、直進方向の3方向にトナーの移
送方向を制御できる。
【0036】図7は、制御電極16、偏向電極48の上
部電極48a、及び偏向電極48の下部電極48bに印
加する電圧波形の例を示す。図7の(a)に示した電圧
波形は、制御電極16に印加される電圧波形であり、図
3の(b)に示した電圧波形と同じである。図7の
(b)の電圧波形は、偏向電極48の上部電極48aに
印加される電圧波形である。また、図7の(c)の電圧
波形は偏向電極48の下部電極48bに印加される電圧
波形を示している。図7において、横軸は時間を示し、
縦軸は電圧を示している。偏向電極48の上部電極48
aと下部電極48bに印加される電圧は、図7に示すよ
うに、偏向電極48の上部電極48aには強い負電圧
(実施例2では、約−150V)を最初のドット形成時
(図7において(I)で示す期間)に印加する。一方、
下部電極48bには弱い負電圧(実施例2では、約−5
0V)を印加する。このように偏向電極48に電圧を印
加することにより、開口14から飛び出したトナーは、
下部電極48b側に曲げられる。
【0037】次のドット形成時(図7において(II)で
示す期間)において、上部電極48aと下部電極48b
に同電圧(実施例2では、約−100V)を印加する。
この結果、開口14から飛び出すトナーは偏向電極48
により曲げられることなく直進して移動する。
【0038】さらに、次のドット形成時(図7において
(III)で示す期間)には、最初のドット形成時(図7
の(I)で示す期間)において偏向した方向とは反対の
方向にトナーが曲がるように、上部電極48aに弱い負
電圧(−50V)、下部電極48bに強い負電圧(−1
50V)を印加する。制御電極16に画像形成のための
制御信号が入らなければ、トナーの背面電極側への移送
は起こらないので、偏向電極48に印加する電圧波形
は、図7に示すパターンの繰り返しを常時印加しておけ
ばよい。本発明は、図7に示した電圧波形のパターンに
限定されるものではなく、上部電極48aと下部電極4
8bに印加する電圧の大小やタイミングなどは偏向させ
る距離や方向に応じて電圧波形が選択される。例えば、
現像ローラ2とアパーチャー電極12との距離は約30
から50μmであり、トナーは現像ローラ2を離れて開
口14に到達するまでに約20から40μsの時間がか
かる。従って、偏向電極48に電圧を印加するタイミン
グは、ドット形成サイクル(図3の(b)のTt期間)
の始めから30〜50μs遅らせて偏向電極48に印加
するよう構成してもよい。
【0039】以上のように、実施例2の画像形成装置に
よれば、アパーチャー電極12の開口14の背面電極側
に偏向電極48を設けることによって、トッドの形成と
変位を自在に制御できるだけでなく、一つの開口14か
ら複数のドットを形成することができる。この結果、実
施例2の画像形成装置によれば、スイッチング素子の個
数を節約できるなど、コスト低減に大きく寄与できる。
【0040】
【発明の効果】以上のように構成した本発明の画像像形
成装置は、以下のような効果がある。予め帯電粒子電極
である現像ローラ2と制御電極16との間に帯電粒子で
あるトナーが現像ローラ2を離れる印加電圧より低いバ
イアス電圧を印加することによって、電位差の小さい信
号によってトナーの飛翔を制御できる構成を有する。こ
の結果、本発明の画像形成装置においては、スイッチン
グ素子として低電圧仕様のものが使用できる。また、本
発明によれば、バイアス電圧と信号電圧が重畳された電
圧によって大きな飛翔電界を開口内に形成して、帯電粒
子が開口内に詰まることを抑制して、良好な画像を形成
する画像形成装置及び画像形成方法を提供することがで
きる。さらに、本発明によれば、開口14の背面電極側
の周縁部の少なくとも一部に形成された偏向電極48
と、偏向電極48に電圧を印加するための偏向電源とを
具備しているため、偏向電極48は偏向電界を形成し帯
電粒子の背面電極8に受容する位置を制御して高精度の
画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1の画像形成装置の概略構
成を示す断面図である。
【図2】本発明に係る実施例1の画像形成装置に於ける
アパーチャー電極の構成図であり、(a)はその断面
図、(b)はその平面図である。
【図3】本発明に係る実施例1の画像形成装置に於ける
制御電極に印加される電圧波形図であり、(a)は飛翔
開始未満電圧をTi期間印加する電圧波形図であり、
(b)は記録を行う場合(トナーを飛翔させる場合)に
印加する電圧波形図である。
【図4】本発明に係る実施例1の画像形成装置に於ける
トナーの飛翔開始電圧を示しており、横軸が制御電極へ
の印加電圧、縦軸がドットの画像濃度を示す場合の飛翔
開始電圧を示すグラフである。
【図5】本発明に係る実施例1の画像形成装置の全体を
示す構成図である。
【図6】本発明の実施例2の画像形成装置の概略構成を
示す断面図である。
【図7】本発明の実施例2の画像形成装置に於ける制御
電極並びに偏向電極の上部電極と下部電極に印加する電
圧波形図である。
【図8】従来の画像形成装置の概略構成を示す断面図で
ある。
【図9】従来の画像形成装置を概略構成を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
2 現像ローラ 4 規制ブレード 6 供給ローラ 8 背面電極 12 アパーチャ電極 14 開口 16 制御電極 20 記録用紙 22 制御電源 24 停止用電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 勝敏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松尾 浩之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 深野 明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 龍治 彰 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも粒子に電荷を付与して帯電粒
    子を形成する帯電手段、 帯電粒子を搬送する導電性の帯電粒子搬送手段、 帯電粒子を直接または間接的に受容する背面電極、 前記帯電粒子搬送手段と前記背面電極との間に配設され
    て複数の開口を有し、前記開口内または前記開口の周縁
    部の少なくとも一部に形成され互いに独立した複数の制
    御電極を有するアパーチャ電極、及び画像情報に応じて
    前記帯電粒子を前記背面電極が受容する必要のないと
    き、前記帯電粒子の帯電極性と実質的に反対極性の電圧
    であり、帯電粒子が前記帯電粒子搬送手段から離間する
    飛翔開始電圧より低い飛翔開始未満電圧を前記制御電極
    に印加するバイアス電源、を具備することを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記アパーチャ電極の開口における背面
    電極側の周縁部の少なくとも一部に形成され、画像情報
    に応じて前記帯電粒子の飛翔方向を偏向する偏向電極を
    さらに具備する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像情報に応じて開口内を通過する帯電
    粒子を制御するために前記バイアス電源に対して制御信
    号を出力する制御電源を有し、前記バイアス電源が入力
    された前記制御信号にバイアス電圧を重畳して飛翔開始
    電圧又は飛翔開始未満電圧を前記制御電極に印加するよ
    う構成した請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像情報に応じて前記帯電粒子を前記帯
    電粒子搬送手段から飛翔させないとき、前記帯電粒子と
    同一の極性の電圧を前記制御電極に印加する停止用電源
    をさらに具備する請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 帯電手段により少なくとも粒子を帯電さ
    せる工程、 帯電粒子を画像形成位置に帯電粒子搬送手段により搬送
    する工程、 前記画像形成位置において前記帯電粒子搬送手段に対向
    して配置されたアパーチャー電極の開口の周縁部に形成
    された制御電極に対して、前記背面電極が前記帯電粒子
    を受容する必要のないとき、前記帯電粒子の帯電極性と
    実質的に反対の極性の電圧であり、前記帯電粒子が前記
    帯電粒子搬送手段から離間する飛翔開始電圧より低い飛
    翔開始未満電圧を印加する工程、及び画像情報に応じて
    前記帯電粒子を選択的に前記帯電粒子搬送手段から前記
    開口を通過して前記背面電極へ飛翔させる印字電界を形
    成する工程、を有することを特徴とする画像形成方法。
  6. 【請求項6】 前記アパーチャ電極の開口における背面
    電極側の周縁部の少なくとも一部に形成され、偏向電極
    により画像情報に応じて前記帯電粒子の飛翔方向を偏向
    する工程をさらに有する請求項5記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 制御電源が画像情報に応じて開口内を通
    過する帯電粒子を制御するために前記バイアス電源に対
    して制御信号を出力する工程と、当該制御信号に応じて
    前記バイアス電源がバイアス電圧を重畳した飛翔開始電
    圧と飛翔開始未満電圧とを前記制御電極に印加する工程
    をさらに有する請求項5又は6記載の画像形成方法。
  8. 【請求項8】 画像情報に応じて前記帯電粒子を前記帯
    電粒子搬送手段から飛翔させないとき、前記帯電粒子と
    同一の極性の電圧を前記制御電極に印加する工程をさら
    に有する請求項5又は6記載の画像形成方法。
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