JP2000000229A - 採血管 - Google Patents
採血管Info
- Publication number
- JP2000000229A JP2000000229A JP10165746A JP16574698A JP2000000229A JP 2000000229 A JP2000000229 A JP 2000000229A JP 10165746 A JP10165746 A JP 10165746A JP 16574698 A JP16574698 A JP 16574698A JP 2000000229 A JP2000000229 A JP 2000000229A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood
- collection tube
- blood coagulation
- coagulation
- blood collection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
血液凝固を完了することができ、個人差のない、確実か
つ安定した血液検査が行える採血管を提供すること。 【解決手段】本発明は、シリカ粒子等の無機物である第
1の血液凝固促進剤と、トロンビン等の生物由来の血液
凝固活性を有する物質を顆粒とした第2の血液凝固促進
剤とが封入された採血管であり、さらに顆粒の血液凝固
促進剤が、血清分離剤に接着または捕捉されて血液凝固
活性物質の持つ凝固能を低下することを防ぐため、プラ
スチック製フィルムによって空間を2分したり、水溶性
シリコーンにより顆粒または血清分離剤をコーティング
した採血管である。
Description
血液試料を採取するための採血管に関する。
血管内に封入される血液凝固促進剤としては、シリカ粒
子、トロンビン、蛇毒抽出物等が用いられ、この内1種
類の血液凝固促進剤が単独で封入されているものが多か
った。従来用いられているシリカ粒子では血液凝固時間
に20分を要するが、トロンビン、蛇毒抽出物等の血液
凝固促進剤では20分より短い時間で凝固できた。しか
しながら、トロンビン、蛇毒抽出物等の血液凝固促進剤
では凝固時間に個人差があり、おおよそ5分〜20分と
大きなばらつきを生じていた。
管内に異なる種類の血液凝固促進物質を異なる形態で配
置することにより血液の凝固速度をコントロールし、凝
固時間が早く、個人差のない、確実かつ安定した採血管
を提供することである。
て達成される。
された採血管であって、そのうち少なくとも1種類以上
の血液凝固促進剤が顆粒であることを特徴とする採血
管。
うち、1種類が無機物であり、かつ他の1種類が血液凝
固活性を有する物質である(1)に記載の採血管。
血液凝固促進剤が封入された採血管であって、いずれか
一方の血液凝固促進剤が顆粒であり、第1の血液凝固促
進剤、第2の血液凝固促進剤の順に血液に接触または溶
解するように構成された(1)に記載の採血管。
液凝固活性を有する物質を含む顆粒である血液凝固促進
剤とからなる(1)〜(3)に記載の採血管。
性を有する物質とバインダーとからなる請求項(1)〜
(4)に記載の採血管。
リドン、ポリビニルアルコール等の水溶性物質、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、エチルヒドロキシエチ
ルセルロース、エチルセルロース、メチルセルロース、
カルボキシメチルエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース等の水溶性セルロース誘導体、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルアクリレート等の水溶性アクリル酸誘導体、ゼラチ
ン、でんぷん等の水溶性多種タンパク質の混合物質から
なる群のいずれか1種以上の物質を含む(5)に記載の
採血管。
末、または珪藻土やカオリン等のSiO2を含む混合物
である(2)および(4)に記載の採血管。
トロンビン、トロンビン様酵素、またはそれらを含む蛇
毒抽出物質である(2)および(4)に記載の採血管。
前記血液凝固促進剤が血清分離剤に接着しないように、
または捕捉されないように封入された(1)に記載の採
血管。
つの空間に分割され、一方の空間に血清分離剤、他方の
空間に顆粒の血液凝固促進剤が封入された(9)に記載
の採血管。
いる部分の上にシリコーンの層が存在している(9)に
記載の採血管。
リコーンが表面コートされた(9)に記載の採血管。
リコーンが混合された(9)に記載の採血管。
を含む第2の血液凝固促進剤が封入された(9)に記載
の採血管。
進剤が封入された採血管であって、2種類以上の血液凝
固促進剤を用いることにより、血液凝固時間の短縮を図
ることを目的とする。そして、そのうちの少なくとも1
種類以上の血液凝固促進剤が顆粒であることが必要であ
る。
ち、1種類が無機物であり、かつ他の1種類が血液凝固
活性を有する物質であることが望ましい。例えばシリカ
粒子等の無機物である第1の血液凝固促進剤と、トロン
ビンや蛇毒抽出物質等の生物由来の第2の血液凝固促進
剤とを用いることにより、血液凝固時間を大幅に短縮す
ることが可能となる。
液は先に第1の血液凝固促進剤であるシリカに接触する
ため、シリカは血液中に素早く均一に分散し血液は緩慢
な凝固を開始する。続いて第2の血液凝固促進剤に血液
が触れ、血液中にバインダーが溶解することによりトロ
ンビンが血液中に溶解し、更に凝固が促進される。その
結果急速で安定した凝固が可能となる。
ビンが同時に溶解するが、トロンビンの凝固促進が非常
に急速なため、トロンビンが血液全体に拡散する以前に
部分凝固してしまい、トロンビンの分散ムラを生じ、ひ
いては血液全体の凝固ムラを生じやすい。
解するのに伴ってトロンビンも徐々に溶解するため、ト
ロンビンが血液中に均一に分散し、トロンビンが溶解し
た後はさらに血液の凝固が促進される。
凝固促進剤が同一の速度で溶解するのではなく、シリカ
すなわち無機質の血液凝固促進剤の方を分散速度が速
く、トロンビンすなわち生物由来の血液凝固促進剤の方
を分散速度が遅くすることによって、それぞれの血液凝
固促進剤の反応のタイミングをずらし、血液全体をムラ
なく凝固させることを可能とした。
管に封入される無機物としては、シリカ粒子、ガラス粉
末、または珪藻土やカオリン等のSiO2を含む混合物
等がある。
管に封入される血液凝固活性を有する物質としては、ト
ロンビン、トロンビン様酵素がある。また、透析患者等
のヘパリン加血に対してはトロンビン様酵素を含む蛇毒
抽出物質等がある。さらに、これらの物質を適宜組み合
わせても良い。
を得る方法としては、一旦、バインダーと血液凝固活性
を有する物質とを水に溶かし、これを凍結乾燥した後に
砕き、更にふるいを通し粒径を揃えて顆粒の血液凝固促
進剤を得る方法がある。粒径は約32meshのふるい
を通り約60meshのふるいを通らない範囲のもの
が、計量および採血管への分注に適している。また、こ
の範囲であれば血液に触れたときの分散速度が適当であ
り、急速な溶解による凝固ムラを防ぐことができる。
リビニルピロリドン、ポリビニルアルコール等の水溶性
物質、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルヒ
ドロキシエチルセルロース、エチルセルロース、メチル
セルロース、カルボキシメチルエチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース等の水溶性セルロース
誘導体、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒド
ロキシプロピルアクリレート等の水溶性アクリル酸誘導
体、ゼラチン、でんぷん等の水溶性多種タンパク質の混
合物質などが挙げられる。
の血液凝固促進剤の表面に、無機物の第1の血液凝固促
進剤を存在させることによって、第1の血液凝固促進剤
よりも第2の血液凝固促進剤の溶解速度が遅くなり、そ
れぞれの血液凝固促進剤の反応のタイミングをずらすこ
とが可能となる。例えば、適切な有機溶媒中にシリカ粒
子を分散させ、その中へ顆粒の血液凝固促進剤をディッ
ピングさせたのち乾燥させるという方法がある。
第2の血液凝固促進剤に含有させてもよい。血液安定剤
である抗プラスミン剤としては、アプロチニン等があ
る。
収納されていてもよい。血清分離剤としてはオレフィン
系樹脂に無機充填剤を配合したもの、ポリエステル系樹
脂に無機充填剤を配合したもの、ポリブテン系樹脂に無
機充填剤を配合したもの、アクリル系樹脂に無機充填剤
を配合したもの等が挙げられる。
ては、第1および第2の血液凝固促進剤は血清分離剤と
接触していないのが好ましい。血液凝固促進剤が血清分
離剤に接触し血清分離剤に接着、または血清分離剤中に
捕捉された場合は血液凝固促進能の低下を生じる。これ
を防止するには、成形物やフィルムを空間遮断物として
用い、血清分離剤表面から離れた位置に配置してもよい
し、血清分離剤の表面を密着して覆うように配置しても
よい。いずれの方法においても、成形物やフィルムは採
血管の空間を2つに分ける壁の様に存在させ、一方の空
間には血清分離剤、他方の空間には血液凝固促進剤を封
入する。血清分離剤と顆粒の血液凝固促進剤を物理的に
離すことにより、血清分離剤と顆粒が直接接触せず、血
清分離剤の影響を受けないようにできる。
えば、採血管内に血清分離剤を分注後、射出成形、ブロ
ー成形、プレス成形等の各種成形方法または切削によっ
て得られた成形品、フィルム、不織布またはそれらを重
ねたものを挿入して壁の代わりとし、更にその上に血液
凝固促進剤を分注する方法がある。
進剤をコートする方法もある。具体的には、シリカ粒子
及びポリビニルピロリドンをアルコール中に分散させ、
この溶液をフィルムまたは不織布に噴霧またはコーティ
ングの方法により塗布し乾燥する。更にこのフィルムま
たは不織布を円形に打ち抜き採血管内に封入するという
方法である。
離するものと、血液凝固促進剤の支持体とが兼用でき、
部材を少なくすることが可能となる。
あれば何でもよく、ポリプロピレン・ポリエチレン等の
オレフィン樹脂、ポリアミド、ポリスチレン、ポリエチ
レンテレフタレート等のポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、塩化ビニル、ポリカーボネート、アクリロニトリル
ブタジエンスチレン樹脂等の各種熱可塑性樹脂、および
フィラー入りポリプロピレン、フィラー入りポリカーボ
ネート等の各種充填剤入り熱可塑性樹脂、各種熱可塑性
エラストマー、熱硬化性樹脂等が用いられ、天然ゴム・
合成ゴム等のゴム材質や、金属、ガラス等でも可能であ
り、血清より比重の大きいものが好ましい。
ムであれば何でもよく、例えば、延伸PETフィルム、
ナイロンフィルム、フィラー充填PPフィルム、フィラ
ー充填PEフィルム、プラスチックラミネートアルミ箔
フィルム等が用いられ、さらに血液凝固促進剤が付着し
やすいように、表面処理、例えばプラズマ処理やエンボ
ス加工を施したものも用いられる。不織布の材料として
は、ポリエステル、ナイロン、レーヨンおよびそれらを
組み合わせたものが用いられる。いずれも血清より比重
の大きいものが好ましい。
着しないように、または血清分離剤中に捕捉されないよ
うにするその他の方法としては、採血管内の血清分離剤
が露出している部分の表面にシリコーンを噴霧しコート
する方法。または、採血管内にシリコーン溶液を満たし
た後除去し、風乾、減圧乾燥等の方法により乾燥すると
いう方法(ディッピング方式)。水溶性シリコーンを顆
粒の血液凝固促進剤の表面に噴霧しコートする方法。造
粒時に血液凝固促進剤やポリビニルピロリドン等と一緒
に水溶性シリコーンを混合し造粒する方法などがある。
凝固促進剤が血清分離剤の影響を受けて血液への溶解が
血清分離剤により阻害されることがなく、凝固時間に誤
差が生じる等の問題がなくなる。
レンテレフタレート、共重合ポリエチレンテレフタレー
ト等のポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリメチ
ルメタアクリレート、ポリメタアクリル酸等のアクリル
樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィ
ン、ポリ塩化ビニル、ナイロン等のポリアミド、ポリス
チレンなどの熱可塑性樹脂のほか、ガラス等の無機材質
が用いられ、ガスバリアー性の高いものがより好まし
い。
塗布することが好ましい。血餅剥離性物質としては、ポ
リエーテル変性シリコーンオイル等の水溶性シリコー
ン、ジメチルポリシロキサン等の変性シリコーンオイ
ル、ポリプロピレングリコール等のグリコール類、パラ
フィン、ワックス類、フタル酸ジオクチル等の可塑剤、
各種セルロース誘導体等が好ましい。
としては、採血管内に噴霧または採血管内に血餅剥離性
物質を満たした後除去し、風乾、熱乾燥、減圧乾燥等の
方法により乾燥するという方法がある。
ン(牛血漿由来:持田製薬株式会社製)を200IU、
バインダーとしてポリビニルピロリドン(PVP)を1
00mg、これらを一旦水に溶解させ、凍結乾燥した。
更に得られたものを砕き、ふるいにかけて粒径を揃え
た。得られた顆粒の粒径は32mesh〜60mesh
のものであった。
り10mg分注した。
をアルコール溶液中に分散させ、この溶液をポリエステ
ルフィルムにコーティングし、乾燥したものを円形に打
ち抜き封入した(図1参照)。
してトロンビン(牛血漿由来:持田製薬株式会社製)を
200IU、バインダーとしてポリビニルピロリドン
(PVP)を100mg、これらを一旦水に溶解させ、
凍結乾燥した。更に得られたものを砕き、ふるいにかけ
て粒径を揃えた。得られた顆粒の粒径は32mesh〜
60meshのものであった。
配合した分離剤をノズルの後方より圧力をかけて1.6
ml充填した。
に円形に打ち抜いたポリエステルフィルムを挿入し、こ
のポリエステルフィルムの上に先に造粒した顆粒を10
mg分注した。
をアルコール溶液中に分散させ、この溶液をポリエステ
ルフィルムにコーティングし、乾燥したものを円形に打
ち抜き封入した(図2参照)。
してトロンビン(牛血漿由来:持田製薬株式会社製)を
200IU、バインダーとしてポリビニルピロリドン
(PVP)を100mg、水溶性シリコーン5mg、こ
れらを一旦水に溶解させ、凍結乾燥した。更に得られた
ものを砕き、ふるいにかけて粒径を揃えた。得られた顆
粒の粒径は32mesh〜60meshのものであっ
た。
配合した分離剤をノズルの後方より圧力をかけて1.6
ml充填した。
り10mg分注した。
をアルコール溶液中に分散させ、この溶液をポリエステ
ルフィルムにコーティングし、乾燥したものを円形に打
ち抜き封入した(図3参照)。
してトロンビン(牛血漿由来:持田製薬株式会社製)を
200IU、バインダーとしてポリビニルピロリドン
(PVP)を100mg、これらを一旦水に溶解させ、
凍結乾燥した。更に得られたものを砕き、ふるいにかけ
て粒径を揃えた。得られた顆粒の粒径は32mesh〜
60meshのものであった。更に、シリカ粒子を1%
濃度になるように適切な有機溶媒に分散させ、造粒した
顆粒を浸した後取り出して風乾させた。
を配合した分離剤をノズルの後方より圧力をかけて1.
6ml充填し、更に血清分離剤の露出している部分に、
水溶性シリコーンを塗布し、作製した顆粒を分注した。
してトロンビン(牛血漿由来:持田製薬株式会社製)を
用い100IU/ml濃度のトロンビン水溶液を調整。
採血管にトロンビン溶液を100μl分注し、採血管ご
と凍結乾燥機に入れトロンビンを凍結乾燥させた。
ロリドンをアルコール溶液中に分散させ、この溶液をポ
リエステルフィルムにコーティングし、乾燥したものを
円形に打ち抜いた。
た。
意した。
採血管を減圧下にて、採血管材質と熱融着する性質を持
つフィルムを採血管の開口部に熱融着、減圧採血管を作
製した。
い、人より9mlの採血を行い血液の凝固時間を観察し
た。
に倒し血液の流動性を確認、流動性が無くなった時点を
血液の血液凝固完了時間とした。採血後は1200Gの
強さで10分間の遠心分離を行い血清の分離を行った。
のうち少なくとも1種類以上の血液凝固促進剤を顆粒と
するものであり、また、2種類以上の血液凝固促進剤の
うち、1種類が無機物であり、かつ他の1種類が血液凝
固活性を有する物質である。
固促進剤と、トロンビンのように急速に血液凝固を促進
する生物由来の第2の血液凝固促進剤とを併用し、順に
血液に接触させることにより、トロンビン単独よりも短
時間でかつ安定して血液を凝固させることが可能とな
る。さらにバインダーを用いて顆粒を形成することによ
り、血液への溶解速度をコントロールすることができ、
血液の凝固速度も同時にコントロールすることが可能と
なる。
で容易に管体に封入し効率よく生産でき、血液凝固促進
剤の塗布や凍結乾燥の工程等が不必要となり製造効率の
高い製品が提供できる。
物の血液凝固促進剤に触れて緩慢な凝固を開始し、続い
て血液凝固活性を有する生物由来の血液凝固促進剤に触
れて急速に凝固が促進され、ムラなく確実に凝固を完了
することができる。顆粒に含まれたバインダーの作用に
よりトロンビンの溶解がシリカ粒子よりも遅れることで
血液凝固速度にばらつきが生じない。
場合は、プラスチック製フィルムによって空間を2分
し、それぞれの空間に血液凝固促進剤と血清分離剤を存
在させることで両者の接触を防止できる。また、水溶性
シリコーンを血清分離剤や顆粒に塗布したり、顆粒の中
に混合することによっても、血液凝固促進剤が血清分離
剤に接着しないように、または血清分離剤中に捕捉され
ないように工夫でき、長期保存後でも血液凝固促進能の
低下を防ぐことを可能にし、血液凝固時間に誤差を生じ
ることがない。
の中央断面図である。
の中央断面図である。
の中央断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】2種類以上の血液凝固促進剤が封入された
採血管であって、そのうち少なくとも1種類以上の血液
凝固促進剤が顆粒であることを特徴とする採血管。 - 【請求項2】前記2種類以上の血液凝固促進剤のうち、
1種類が無機物であり、かつ他の1種類が血液凝固活性
を有する物質である請求項1に記載の採血管。 - 【請求項3】第1の血液凝固促進剤および第2の血液凝
固促進剤が封入された採血管であって、いずれか一方の
血液凝固促進剤が顆粒であり、第1の血液凝固促進剤、
第2の血液凝固促進剤の順に血液に接触または溶解する
ように構成された請求項1に記載の採血管。 - 【請求項4】無機物である血液凝固促進剤と、血液凝固
活性を有する物質を含む顆粒である血液凝固促進剤とか
らなる請求項1〜3に記載の採血管。 - 【請求項5】顆粒の血液凝固促進剤が血液凝固活性を有
する物質とバインダーとからなる請求項1〜4に記載の
採血管。 - 【請求項6】前記無機物がシリカ粒子、ガラス粉末、ま
たは珪藻土やカオリン等のSiO2を含む混合物である
請求項2および請求項4に記載の採血管。 - 【請求項7】前記血液凝固活性を有する物質が、トロン
ビン、トロンビン様酵素、またはそれらを含む蛇毒抽出
物質である請求項2および請求項4に記載の採血管。 - 【請求項8】採血管内に血清分離剤が封入され、前記血
液凝固促進剤が血清分離剤に接着しないように、または
捕捉されないように封入された請求項1に記載の採血
管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16574698A JP4053659B2 (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 採血管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16574698A JP4053659B2 (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 採血管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000000229A true JP2000000229A (ja) | 2000-01-07 |
JP4053659B2 JP4053659B2 (ja) | 2008-02-27 |
Family
ID=15818297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16574698A Expired - Fee Related JP4053659B2 (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 採血管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4053659B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6686204B2 (en) * | 2001-08-27 | 2004-02-03 | Becton, Dickinson & Company | Collection device |
-
1998
- 1998-06-12 JP JP16574698A patent/JP4053659B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6686204B2 (en) * | 2001-08-27 | 2004-02-03 | Becton, Dickinson & Company | Collection device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4053659B2 (ja) | 2008-02-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1142999C (zh) | 具有附着的分子的固相支持体 | |
JP4268356B2 (ja) | 血液接触面を有する医療用品 | |
EP0730154B1 (en) | Vessel and carrier for blood examination comprising a blood component adhesion inhibitor | |
JP2000000228A (ja) | 採血管 | |
JP3364607B2 (ja) | 採血アセンブリ | |
JP2866803B2 (ja) | 採血管用二経路凝血促進剤 | |
FR2704418A1 (fr) | Tube contenant un activateur de la coagulation du sang et son procédé de préparation. | |
Andrade et al. | Coated adsorbents for direct blood perfusion II | |
JPH10192284A (ja) | フイブリンのグルーを運搬するための方法及び装置 | |
JPH09173321A (ja) | 血漿分離用の採血器具および採血方法 | |
JPH08117333A (ja) | 血液灌流用の改良された親和性担体 | |
Leach et al. | Distributed intraclot thrombolysis: mechanism of accelerated thrombolysis with encapsulated plasminogen activators | |
JP4053659B2 (ja) | 採血管 | |
JP4053660B2 (ja) | 採血管 | |
JP2002538195A5 (ja) | ||
JP2000292421A (ja) | 血液処理方法及び採血管 | |
JPS61171506A (ja) | 液中に溶存する尿素の分解吸着剤 | |
JPH11318867A (ja) | 採血管 | |
CN100588422C (zh) | 口服胰岛素组合物及其制备方法和使用方法 | |
JP2001037744A (ja) | 採血管 | |
JP3851442B2 (ja) | 血液凝固促進剤及び血液検査用容器 | |
JPH11318865A (ja) | 採血管 | |
JPH06197887A (ja) | 採血管 | |
JP5433564B2 (ja) | 採血管 | |
Kuzuya et al. | Novel application of plasma treatment for pharmaceutical and biomedical engineering |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050531 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070905 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071030 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071120 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071206 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214 Year of fee payment: 3 |
|
R154 | Certificate of patent or utility model (reissue) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131214 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |