JP1692348S - おまる用使い捨てシート - Google Patents

Abstract

本願意匠に係るおまる用使い捨てシートは、おまるを覆うように装着し、屎尿等の飛散を防止しつつ、屎尿等を収集できる。使用後は、おまるからおまる用使い捨てシートを取り外し、裏返して汚れた部分を内側に丸め、そのまま廃棄できる。 背面図に示すように、長方形の吸収性シートを上下から折り返し、上端と下端とを突き合わせた状態で右側縁部の中央部を部分的に溶着してある（Ｂ－Ｂ部分拡大図）。このため、展開した状態を示す斜視図に示すような袋状になり、変形状態を示す拡大斜視図に示すように、右側縁部の両端に開口部をそれぞれ備えたおまる用使い捨てシートが得られる。 おまる用使い捨てシートの表裏面には格子状の模様が見られ、凹凸が存在するので、被介護者の肌に張り付きにくく、屎尿等が浸透しやすい。 本願意匠に係るおまる用使い捨てシートをおまるに装着する場合には、参考図１に示すように、展開したおまる用使い捨てシートに裏返したおまるを挿入する。このとき、おまる用使い捨てシートとおまるとの間の空気は一対の前記開口部から抜けやすい。さらに、参考図２に示すように、おまるの凹所内におまる用使い捨てシートを押し込んで凹みを形成する場合であっても、おまるの凹所内の空気が一対の前記開口部から抜けやすい。このため、おまる用使い捨てシートでおまる全体を覆うための装着作業は迅速に完了できる。そして、参考図３に示すように、介護者はおまるに手を直接触れることなく、おまるを取り扱うことができる。 さらに、参考図４に示すように、使用後におまる用使い捨てシートを廃棄する場合（なお、参考図４中の塊は大便を模した模型である。）、参考図５および参考図６に示すように、おまる用使い捨てシートの内側から前記開口部を介して人差し指を突出させ、人差し指と親指とで前記開口部の縁部を引っかけ、前記開口部を介して裏返す。そして、参考図７および参考図８に示すように、裏返したおまる用使い捨てシートを丸めて廃棄する（参考図９）。 以上の説明から明らかなように、本願意匠に係るおまる用使い捨てシートは、裏返す場合に介護者が手袋をしていても、前記開口部から外側に人差し指を突出させ、前記開口部の縁部に人差し指を引っかけて裏返すことができる。このため、おまる用使い捨てシートを簡単、かつ、迅速に廃棄でき、屎尿等が介護者の手などに付着しにくい。