JP3235413U - 歯磨き飛沫飛散防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】歯磨き中に口腔内から飛散する飛沫を確実に捕捉することでき、歯ブラシ又は歯間ブラシへの着脱が極めて簡単で使い勝手がよく、しかも安価に製造できる歯磨き飛沫飛散防止具を提供する。【解決手段】この歯磨き飛沫飛散防止具1は、人の口を覆い得る大きさを有する薄板状材料からなり、中央部に開口11aを有する歯磨き飛沫捕捉部材11と、その歯磨き飛沫捕捉部材11の開口11aに圧縮されて嵌入する弾性体であって、その平面形状の中心部に歯ブラシ2の柄21が押し拡げながら厚さ方向に貫通可能な小孔12aを有する支持部材12とからなる。小孔12aに代えて切込みを形成してもよい。歯磨き飛沫捕捉部材11は吸水性又は吸湿性を有するのが望ましい。【選択図】図2

Description

この考案は、歯ブラシン又は歯間ブラシを使用して歯磨きをする際に、口腔内から放出される飛沫の飛散を防止するための歯磨き飛沫飛散防止具に関する。
歯磨きは、歯ブラシ又は歯間ブラシのブラシ部に水や歯磨剤を付け、その柄を片手で持ち、ブラシ部を口腔内に入れて歯や歯茎あるいは歯間をこすって磨く。その歯磨き中に、唾液と水や歯磨剤とが混ざった飛沫が口腔内から飛散して、手や衣服を汚したり、近くに居る人にかかって感染症に感染する恐れが生じたりする。
その飛沫の飛散を防止するために、従来から種々の提案がなされており、例えば特許文献1には、歯ブラシの柄に漏斗を着脱自在に嵌着して、歯ブラシの柄と漏斗の朝顔部との間に液受けを形成することが開示されている。
また、特許文献2には、歯ブラシの柄の中間部に口内残渣液遮断ガードを取り付けて、歯磨き中に口から溢れて柄へ伝い流れ出た残渣液と飛散り残渣液を直接下方へ垂れ流して、衣類の濡れを抑止することが開示されている。
さらに、特許文献3には、鏡の前で歯磨きをしている時に、鏡に向かって飛散する歯磨剤と唾液を遮断する遮蔽板に、歯ブラシの柄を脱着可能に貫通させる挿入部を設けた歯磨き飛沫防止具が開示されている。
特開2003−348号公報 特開2017−209469号公報 特開2020−11017号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているものは、漏斗の朝顔部と歯ブラシの柄が押し込まれる筒口とが一体に成形されている。そのため、漏斗の成形が難しくコスト高になるばかりか、全体が同一材料で成形されるため、朝顔部に最適の材料を用いることができないという問題がある。
許文献2に開示されているものも、口内残渣液遮断ガードに筒口を形成する場合は、上記と同じ問題があり、筒口を形成しない場合は、口内残渣液遮断ガードの支持が不安定になって使用しにくいという問題がある。
特許文献3に記載の歯磨き飛沫防止具は、遮蔽板に歯ブラシの柄を着脱可能に貫通させるための挿入部の構造が複雑で、製造コストがかかるばかりか、使用時の準備にも手間がかり、使い勝手がよくないという問題があった。
この考案は、これらの問題を解決するためになされたものであり、歯磨き中に口腔内から飛散する飛沫を確実に捕捉することでき、歯ブラシ又は歯間ブラシへの着脱が極めて簡単で使い勝手がよく、しかも安価に製造できる歯磨き飛沫防止具を提供することを目的とする。
この考案による歯磨き飛沫飛散防止具は、人の口の全体又は少なくとも一部を覆い得る大きさを有する薄板状材料からなり、中央部に開口を有する歯磨き飛沫捕捉部材と、その歯磨き飛沫捕捉部材の開口に圧縮されて嵌入する弾性体であって、その平面形状の中心部に歯ブラシ又は歯間ブラシの柄が押し拡げながら厚さ方向に貫通可能な小孔又は切込みを有する支持部材とからなることを特徴とする。
上記弾性体が多孔質弾性体であってもよい。
上記歯磨き飛沫捕捉部材の使用時に上記人の口と対向する側の面が吸水性又は吸湿性を有するとよい。
上記歯磨き飛沫捕捉部材が透明な薄板材料であってもよい。
上記歯磨き飛沫捕捉部材の使用時に上記人の口と対向する側の面が円錐状のテーパ面を形成するとよい。
上記支持部材の上記平面形状が円形又は多角形であり、上記歯磨き飛沫捕捉部材の上記開口が上記支持部材の上記平面形状の円形の径又は多角形の外接円の径より小さい径を有する円形であるとよい。
上記歯磨き飛沫捕捉部材の外周に沿って多孔質弾性体を被着してもよい。
上記歯磨き飛沫捕捉部材の使用時に上記人の口と対向する側の面に吸水性又は吸湿性を有するシートを重ねて配置するとよい。
上記シートの外周部を上記歯磨き飛沫捕捉部材の外周部との間に挟み込む環状部材を設けてもよい。
この考案による歯磨き飛沫飛散防止具は、中央部に開口を有する歯磨き飛沫捕捉部材と、その開口に圧縮されて嵌入する弾性体であって、歯ブラシ又は歯間ブラシの柄が押し拡げながら貫通可能な小孔又は切込みを有する支持部材とからなるので、歯磨き中に口腔内から飛散する飛沫を捕捉する任意の材料からなる歯磨き飛沫捕捉部材を、歯ブラシ又は歯間ブラシの柄に確実に支持させることできる。そして、歯ブラシへの着脱が極めて簡単で使い勝手がよく、しかも安価に製造できる。
さらに、歯磨き飛沫捕捉部材の使用時に人の口と対向する側の面が吸水性又は吸湿性を有していれば、歯磨き中に口腔内から飛散する飛沫を効率よく確実に捕捉でき、下方に垂れ流すようなことがなくなる。また、歯磨き飛沫捕捉部材が透明であれば、介助者が被介助者の歯磨きを介助する場合等に、歯磨き中の口の中を見ながら介助でき、かつ被介助者の飛沫暴露を防げるので便利である。
この考案による歯磨き飛沫飛散防止具の第1の実施形態を示す正面図である。 同じくその歯磨き飛沫飛散防止具を歯ブラシに装着した状態を示す歯磨き飛沫捕捉部材の径方向に沿う断面図である。 この考案による歯磨き飛沫飛散防止具の第2の実施形態を示す正面図である。 同じくその歯磨き飛沫飛散防止具を歯ブラシに装着した状態を示す歯磨き飛沫捕捉部材の径方向に沿う断面図である。 この考案による歯磨き飛沫飛散防止具の第3の実施形態を示す図2に対応する断面図である。 この考案による歯磨き飛沫飛散防止具の第4の実施形態を示す図5に対応する断面図である。 この考案による歯磨き飛沫飛散防止具の第5の実施形態を示す図6に対応する断面図である。 この考案による歯磨き飛沫飛散防止具の第6の実施形態を示す図2に対応する断面図である。 この考案による歯磨き飛沫飛散防止具における支持部材の平面形状の異なる例と歯磨き飛沫捕捉部材の開口との関係を示す説明図である。 この考案による歯磨き飛沫飛散防止具における歯磨き飛沫捕捉部材の平面形状の異なる例を示す模式的な正面図である。 この考案による第1の実施形態に対応する歯間ブラシ用の歯磨き飛沫飛散防止具を歯間ブラシに装着した状態を示す図2に対応する断面図である。 この考案による第3の実施形態に対応する歯間ブラシ用の歯磨き飛沫飛散防止具を歯間ブラシに装着した状態を示す図5に対応する断面図である。
以下、図面を参照してこの考案の実施形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
まず、図1及び図2を参照して、この考案による歯磨き飛沫飛散防止具の第1の実施形態を説明する。図1はその歯磨き飛沫飛散防止具の正面図、図2はその歯磨き飛沫飛散防止具を歯ブラシに装着した状態を示す歯磨き飛沫捕捉部材の径方向に沿う断面図である。
この歯磨き飛沫飛散防止具1は、人の口を覆い得る大きさを有する薄板状材料からなり、中央部に開口11aを有する歯磨き飛沫捕捉部材11と、その歯磨き飛沫捕捉部材11の開口11aに圧縮されて嵌入する弾性体であって、その平面形状の中心部に歯ブラシの柄が押し拡げながら厚さ方向に貫通可能な小孔12aを有する支持部材12とからなる。
なお、小孔12aに代えて切込みを形成してもよいが、その例については後述する。
支持部材12は、天然ゴムあるいは合成ゴム等の適度な弾性を有する弾性体であり、スポンジのような多孔質弾性体でもよい。その平面形状は円形に限らないが、歯磨き飛沫捕捉部材11の開口11aに圧縮されて嵌入する必要があるので、円形の場合その径は開口11aの径より大きいことが必要である。中心部の小孔12aは円形に限らないが、その開口面積は歯ブラシ2の柄21の横断面の面積よりも十分小さい。
歯磨き飛沫捕捉部材11は、この例では平板状が円形の薄板状材料からなり、任意の材質のもので形成することができるが、平面形状を維持できる適度の剛性を有する。
さらに、この歯磨き飛沫捕捉部材11が吸水性又は吸湿性を有すると、水分が多い歯磨き飛沫の補足性能が高くなるので望ましい。
例えば、ボール紙や板紙あるいは画用紙のような吸水性のある厚紙、不織布や織布を糊加工したもの、木製薄板材、比較的吸水率が高い樹脂材(ナイロン系樹脂、セルロース系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、PMMA等)などを用いるとよい。あるいは、吸水性又は吸湿性が高くない薄板材であっても、その使用時に人の口と対向する側の面に吸水性又は吸湿性が高い材料を被覆したり、粗面加工を施したりしてもよい。
また、この歯磨き飛沫捕捉部材11を、透明な薄板材料、さらには透明で吸水性又は吸湿性を有する薄板状材料で形成することもできる。
支持部材12は図1に示すように、予め歯磨き飛沫捕捉部材11の開口11aに外周の一部が中心方向に圧縮されるように嵌入させておくことができる。その歯磨き飛沫飛散防止具1を使用する際には、支持部材11の小孔12aに、図2に示すように歯ブラシ2の柄21を後端21aから押し込んで、小孔12aを押し拡げながら厚さ方向に貫通させる。
それによって、支持部材12を歯ブラシ2の柄21の長手方向の所望の位置に装着することができる。その支持部材12は自身の弾性変形の復元力と柄21の表面との摩擦力とによって、柄21上に確実に保持される。そして、この支持部材12によって、歯磨き飛沫捕捉部材11が歯ブラシ2の柄21の長手方向の所望の位置に、その長手方向に略直交する状態で弾性的に支持される。
あるいは、支持部材12を上記のように歯ブラシ2の柄21を小孔12aに押し込んで貫通させ、所望の位置に装着しておき、その支持部材12を外周の一部が中心方向に圧縮されるように歯磨き飛沫捕捉部材11の開口11aに嵌入させることによって、支持部材12に磨き飛沫捕捉部材11を弾性的に支持させるようにしてもよい。
このように歯磨き飛沫飛散防止具1を装着した歯ブラシ2の柄21の歯磨き飛沫飛散防止具1の裏面側に出ている部分(後端21a側の部分)を、使用者が右手あるいは左手で持つことができる。その持ち方は、親指と人差し指と中指とで歯ブラシ2の柄21を押さえて持つペン握りや、すべての指を丸めて握るげんこつ握りなど、任意である。
そして、その歯ブラシ2のブラシ部22に水や歯磨剤を付けて口腔内に入れ、歯ブラシ2を持った手を往復動させれば歯磨きを行うことができる。その際、唾液と歯磨剤とが混ざった飛沫が口腔内から外部へ放出される。
その飛沫の大部分は、口の前方を覆うように配置された歯磨き飛沫捕捉部材11の飛沫捕捉面(顔面と対向する側の面)に付着して捕捉される。また、飛沫の一部は支持部材12の表面に付着して捕捉される。
したがって、歯磨き飛沫で手や衣服等を汚すことがなくなり、歯磨きを衛生的に行うことができる。特に病院や介護施設あるいは家庭などにおいて、病人や被介護者の歯磨きを看護師や介護士あるいは家族などが補助して行う場合に、病人や被介護者の口から飛散する飛沫の拡散を防止し、新型コロナウイルス等による感染症の感染リスクを低下させることができる。しかも、この歯磨き飛沫飛散防止具1は歯ブラシへの着脱が極めて簡単で使い勝手がよく、構造が簡単であるから安価に製造できる。
歯磨き飛沫捕捉部材11が透明であれば、被介護者の歯磨きを介助する看護師や介護士等の介助者が、歯磨き中の被介護者の口の中を覗き込んで確認しながら適切に介助でき、かつ飛沫から身を守ることができる。
飛沫粒子は殆ど水分であるから、歯磨き飛沫捕捉部材11の少なくとも口と対向する側の面である飛沫捕捉面が吸水性又は吸湿性を有していれば、そこに付着した飛沫粒子が確実に捕捉されて保留される。支持部材12が多孔質弾性体であれば吸水性があるため、そこに付着した飛沫粒子も確実に捕捉されて保留される。
歯磨き飛沫捕捉部材11は支持部材12に弾性的に支持されているので、歯磨き中にその周縁部が使用者の顔に当たったとしても、歯ブラシ2の柄21に対する角度を変えて逃げることができるので、痛みを感じさせたり傷付けたりする恐れはない。そのため、歯磨き飛沫捕捉部材11を口にかなり近づけて配置することができ、口から放出される飛沫を拡散する前に効率よく捕捉して、拡散を防止することができる。
また、歯磨き中に口と歯磨き飛沫捕捉部材11との間隔が空いて飛沫の飛散が拡大する恐れが生じた場合には、歯ブラシ2を持つ手の指で歯磨き飛沫捕捉部材11の向き(角度)を変えて、歯磨き飛沫捕捉部材11を口の開口部と平均的に対向させるようにすることができる。
上述した歯磨き飛沫飛散防止具1において、歯磨き飛沫捕捉部材11が通気性も有しているとよい。何故なら、歯磨き時に歯磨き飛沫飛散防止具が口に近づいたり離れたりするように移動しても、その間の空気の一部が歯磨き飛沫飛散防止具11を通過して流れるため乱気流が発生しにくく、飛沫を側方へ飛散させる恐れを低減させることができる。また、歯ブラシを往復移動させる際の空気抵抗も減少する。
使用後は、歯磨き飛沫飛散防止具1を歯ブラシ2に装着したまま一緒に洗浄して保管してもよいし、飛沫捕捉部材11のみ、または支持部材12も歯ブラシ2から取り外して洗浄して保管してもよい。あるいは、飛沫捕捉部材11のみ、あるいは支持部材12も廃棄して、次の歯磨き時には新しいものを装着するようにしてもよい。
また、歯磨き終了後うがいをすることが多いと思われるが、その際、飛沫捕捉部材11を支持部材12から取りはずして、その飛沫捕捉部材11の開口11aのない部分を口に当ててうがいをすれば、うがいによって発生する飛沫の飛散も防止することができる。
〔第2の実施形態〕
次に、図3及び図4を参照して、この考案による歯磨き飛沫飛散防止具の第2の実施形態を説明する。図3はその第2の実施形態を示す正面図、図4はその歯磨き飛沫飛散防止具を歯ブラシに装着した状態を示す歯磨き飛沫捕捉部材の径方向に沿う断面図である。
この第2の実施形態の歯磨き飛沫飛散防止具1Bが前述した第1の実施形態の歯磨き飛沫飛散防止具1と相違する点は、歯磨き飛沫捕捉部材11の外周に沿って多孔質弾性体13を被着した点だけである。
それによって、歯磨き中に歯磨き飛沫捕捉部材11の外周部が使用者の顔等に当たることがあっても、柔軟な多孔質弾性体13が触れるだけであるから違和感がなく、安全性が一層高まる。
また、口から飛散する飛沫を多孔質弾性体13でも捕捉することができ、歯磨き飛沫捕捉部材11で捕捉した飛沫の水分が外周部に流下した場合には、それを多孔質弾性体13が吸収することもできる。
その他の構成及び作用効果は第1の実施形態と同様である。
〔第3の実施形態〕
次に、図5を参照して、この考案による歯磨き飛沫飛散防止具の第3の実施形態を説明する。図5はその第3の実施形態を示す図2に対応する断面図である。
この第3の実施形態の歯磨き飛沫飛散防止具1Cが前述した第1の実施形態の歯磨き飛沫飛散防止具1と相違する点は、歯磨き飛沫捕捉部材11′の使用時に人の口と対向する側の面(図5において左側のブラシ部22側の面)が、円錐状のテーパ面を形成している点だけである。そのテーパの角度は、歯ブラシ2の柄21に直交する方向に対して10°〜30°程度がよい。11′aは、支持部材12に嵌合する開口である。
この場合、例えば図1に示したような円形の歯磨き飛沫捕捉部材を形成し、その円周方向の1箇所を半径方向に切断して、その切断部を中心から外周方向に向かって重なり量が漸増するように重ねて貼り合わせれば、円錐状のテーパ面を形成する歯磨き飛沫捕捉部材11′を作ることができる。
この歯磨き飛沫飛散防止具1Cによれば、歯磨き中に使用者の口から飛散する飛沫を歯磨き飛沫捕捉部材11′によって一層効率よく捕捉することができる。また、飛沫を歯磨き飛沫捕捉部材11′の中央部に集める作用もあり、支持部材12が多孔質弾性体であれば、その集まった飛沫を効率よく吸着して捕捉することができる。
その他の構成及び作用効果は第1の実施形態と同様である。
〔第4の実施形態〕
次に、図6を参照して、この考案による歯磨き飛沫飛散防止具の第4の実施形態を説明する。図6はその第4の実施形態を示す図5に対応する断面図である。
この第4の実施形態の歯磨き飛沫飛散防止具1Dが前述した第3の実施形態の歯磨き飛沫飛散防止具1Cと相違する点は、歯磨き飛沫捕捉部材11′の使用時に人の口と対向する側の面(図6において左側のブラシ部22側の面)に、吸水性又は吸湿性を有するシート14を重ねて配置した点だけである。
吸水性又は吸湿性を有するシート14としては、テッシュペーパーや吸取紙、和紙や半紙のような吸水性の紙、ガーゼや綿布のような布や不織布、吸湿性の樹脂フィルムなどを使用することができる。歯磨き飛沫捕捉部材11′における吸水性又は吸湿性を有するシート14を重ねて配置する面が、図6に示すように円錐状のテーパ面を形成していると、シート14を止めなくてもその表面に安定して保持することができる。
この歯磨き飛沫飛散防止具1Dによれば、歯磨き飛沫捕捉部材11′が吸水性又は吸湿性を有していなくても、歯磨き中に使用者の口から飛散する飛沫を吸水性又は吸湿性を有するシート14によって吸着して効率よく捕捉することができる。歯磨き飛沫捕捉部材11′が吸水性又は吸湿性を有していれば、シート14によって捕捉した飛沫の水分が裏面側に浸透したときには、それを歯磨き飛沫捕捉部材11′が吸収することもできる。
使用後には歯磨き飛沫飛散防止具1Dを洗浄するが、シート14だけは廃棄して、次の使用時には新しいシート14を配置するようにすれば、資源のロスを最小限にして衛生性を高めることができる。
その他の構成及び作用効果は第3の実施形態と同様である。
〔第5の実施形態〕
次に、図7を参照して、この考案による歯磨き飛沫飛散防止具の第5の実施形態を説明する。図7はその第5の実施形態を示す図6に対応する断面図である。
この第5の実施形態の歯磨き飛沫飛散防止具1Eが前述した第4の実施形態の歯磨き飛沫飛散防止具1Dと相違する点は、歯磨き飛沫捕捉部材11′の外周に沿って多孔質弾性体13を被着した点だけである。その他の構成は、前述の各実施形態と同様である。
この歯磨き飛沫飛散防止具1Eによれば、環状の多孔質弾性体13の内側の歯磨き飛沫捕捉部材11′の使用時に人の口と対向する側の面上に、吸水性又は吸湿性を有するシート14を確実に重ねて配置することができる。その他の効果は、前述した第2〜第4の実施形態による効果を兼ね備えたものである。
〔第6の実施形態〕
次に、図8を参照して、この考案による歯磨き飛沫飛散防止具の第6の実施形態を説明する。図8はその第6の実施形態を示す図2に対応する断面図である。
この第6の実施形態の歯磨き飛沫飛散防止具1Fが前述した第1の実施形態の歯磨き飛沫飛散防止具1と相違する点は、歯磨き飛沫捕捉部材11の使用時に人の口と対向する側の面(図8において左側のブラシ部22側の面)に吸水性又は吸湿性を有するシート14′を重ねて配置すると共に、そのシート14′の外周部14′aを歯磨き飛沫捕捉部材11の外周部との間に挟み込む環状部材15を設けた点だけである。
この歯磨き飛沫飛散防止具1Fによれば、環状部材15によってシート14′の外周部14′aを歯磨き飛沫捕捉部材11の外周部との間に挟み込むので、シート14′を歯磨き飛沫捕捉部材11の人の口と対向する側の面に重ねて確実に配置することができる。
環状部材15は、樹脂やゴム、あるいは厚紙などで形成してもよい。
その他の構成および作用効果は前述の第1の実施形態と同様であり、吸水性又は吸湿性を有するシート14′の材質や作用効果は前述の第4,第5の実施形態における吸水性又は吸湿性を有するシート14と同様である。
〔支持部材と歯磨き飛沫捕捉部材について〕
図9は、この考案による歯磨き飛沫飛散防止具における支持部材の平面形状の異なる例と歯磨き飛沫捕捉部材の開口との関係を示す説明図である。図9の(a)は支持部材12の平面形状が円形の場合の例、(b)は各角を面取りした正方形の場合の例、(c)は正六角形の場合の例を示す。
図9の(a)に示すように支持部材12の平面形状が円形の場合は、歯磨き飛沫捕捉部材の開口(仮想線で示す)11aの径Daが支持部材12の平面形状の円形の径D1より小さいことが必要である。
また、(b)又は(c)に示すように支持部材12の平面形状が多角形の場合は、歯磨き飛沫捕捉部材の開口11aの径Daが、その多角形の外接円(破線で示す)12cの径Dcより小さいことが必要である。
しかし、支持部材12の平面形状は円形に限らず、楕円形や小判形、各種の多角形、あるいはそれらの変形形状など任意の形状にすることもでき、歯磨き飛沫捕捉部材の開口11a(円形に限らない)に圧縮されて嵌入する形状及び大きさであればよい。
また、図9の(b)に示す支持部材12は、その中心部に小孔12aを有しているが、(a)及び(c)に示す支持部材12の中心部には十字状の切込み12bを有している。
それによって、歯ブラシの柄がこれらの小孔12a又は切込み12bを押し広げながら、支持部材12を厚さ方向に貫通可能にしている。支持部材12の厚さは歯磨き飛沫捕捉部材の厚さより十分厚いことが望ましい。
小孔12aの形状は円形に限らず楕円形や小判形などでもよい。切込み12bも十字形に限らず、一本でもよいし、3本クロスや4本クロスなどでもよい。
支持部材12に設ける小孔12a又は切込み12bが小さ過ぎると、歯ブラシの柄を通す際にその部分が破損する恐れがある。逆に大き過ぎると、支持部材12による弾性復元力と摩擦力が十分に得られず、歯磨き飛沫飛散防止具を歯ブラシの柄に安定して確実に支持できなくなる。
そのため、利用者が使用する歯ブラシの柄の太さに応じて選択できるように、小孔12a又は切込み12bの大きさが異なる複数種類の歯磨き飛沫飛散防止具を提供してもよい。
また、支持部材12が多孔質弾性体である場合には、中心部の小孔12aの内周面又は切込み12bの切込み面、および歯磨き飛沫捕捉部材の開口11と嵌合する外周面にゴム剤を含侵させておけば、歯ブラシの柄の抜き差し及び歯磨き飛沫捕捉部材との嵌合に対する耐久性を増すことができる。
図10は、この考案による歯磨き飛沫飛散防止具における歯磨き飛沫捕捉部材の平面形状の異なる例を示す模式的な正面図である。
歯磨き飛沫捕捉部材11の平面形状は円形に限らず、任意の形状にすることができる。例えば、楕円形や長円形又は小判形、図10の(a)に示すような太鼓形等に形成することもできる。また、正方形や台形、あるいは図10の(b)に示すような正六角形等の多角形又はそれらの変形形状にすることもできる。
さらに、図10の(c)に示すような花の形状や、同図の(d)に示すような動物の形状など、物を模した形状にしてもよい。飛沫捕捉面に着色したり、印刷を施したりしてもよい。
このような親しみ易い物の形状に形成すれば、子供達が喜んでこの歯磨き飛沫飛散防止具を使用して歯磨きをすることが期待できる。
〔歯間ブラシ用の歯磨き飛沫飛散防止具の実施形態〕
この考案による歯磨き飛沫飛散防止具は、歯間ブラシを用いて歯磨きを行う場合にも適用できる。
図11及び図12は、この考案による前述した第1及び第3の実施形態に対応する歯間ブラシ用の歯磨き飛沫飛散防止具をそれぞれ歯間ブラシに装着した状態を示す図2及び図5に対応する断面図である。図11及び図12において、図2及び図5の各部と対応する部分には同一の符号を付しており、それらの構成および作用効果は前述した第1及び第3の実施形態と殆ど同じである。
3は歯間ブラシであり、柄31とブラシ部32とからなる。
図11に示す歯磨き飛沫飛散防止具1Gは、人の口の少なくとも一部を覆い得る大きさを有する薄板状材料からなり、中央部に開口11aを有する歯磨き飛沫捕捉部材11と、その歯磨き飛沫捕捉部材11の開口11aに圧縮されて嵌入する弾性体であって、その平面形状の中心部に歯間ブラシ3の柄31が後端31aから押し拡げながら厚さ方向に貫通可能な小孔12aを有する支持部材12とからなる。
図12に示す歯磨き飛沫飛散防止具1Hは、歯磨き飛沫捕捉部材11′の使用時に人の口と対向する側の面が円錐状のテーパ面を形成している点だけが図11に示す歯磨き飛沫飛散防止具1Gと異なる。
何れにおいても、支持部材12の中心部に開口11aに代えて前述した切込みを設けてもよい。その開口11aあるいは切込みも、歯間ブラシ3の柄31によって押し拡げられる大きさである。
これらの歯間ブラシ用の歯磨き飛沫飛散防止具1G,1Hにおける歯磨き飛沫捕捉部材11、11′及び支持部材12は、その大きさが歯ブラシ用の歯磨き飛沫飛散防止具のものより小さいだけで、それらの材質や機能は同じである。
また、この歯間ブラシ用の歯磨き飛沫飛散防止具も、前述した歯ブラシ用の歯磨き飛沫飛散防止具の他の各実施形態と同様に構成することもでき、それによって同様の効果を奏する。
この考案は上述した実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の各請求項で規定した範囲内で、種々の変更や追加あるいは省略又は組み合わせ等が可能である。
1,1B〜1H:歯磨き飛沫飛散防止具 2:歯ブラシ 3:歯間ブラシ
11,11′:歯磨き飛沫捕捉部材 11a,11′a:開口 12:支持部材
12a:小孔 12b:切込み 12c:多角形の外接円 13:多孔質弾性体
14:吸水性又は吸湿性を有するシート 14′a:シートの外周部
15:環状部材 21:歯ブラシの柄 21a:歯ブラシの柄の後端
22:歯ブラシのブラシ部 31:歯間ブラシの柄 31a:歯間ブラシの柄の後端32:歯間ブラシのブラシ部

Claims (10)

  1. 人の口を覆い得る大きさを有する薄板状材料からなり、中央部に開口を有する歯磨き飛沫捕捉部材と、
    該歯磨き飛沫捕捉部材の前記開口に圧縮されて嵌入する弾性体であって、その平面形状の中心部に歯ブラシの柄が押し拡げながら厚さ方向に貫通可能な小孔又は切込みを有する支持部材とからなることを特徴とする歯磨き飛沫飛散防止具。
  2. 人の口の少なくとも一部を覆い得る大きさを有する薄板状材料からなり、中央部に開口を有する歯磨き飛沫捕捉部材と、
    該歯磨き飛沫捕捉部材の前記開口に圧縮されて嵌入する弾性体であって、その平面形状の中心部に歯間ブラシの柄が押し拡げながら厚さ方向に貫通可能な小孔又は切込みを有する支持部材とからなることを特徴とする歯磨き飛沫飛散防止具。
  3. 前記弾性体が多孔質弾性体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯磨き飛沫飛散防止具。
  4. 前記歯磨き飛沫捕捉部材の使用時に前記人の口と対向する側の面が吸水性又は吸湿性を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の歯磨き飛沫飛散防止具。
  5. 前記歯磨き飛沫捕捉部材が透明な薄板材料からなることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の歯磨き飛沫飛散防止具。
  6. 前記歯磨き飛沫捕捉部材の使用時に前記人の口と対向する側の面が円錐状のテーパ面を形成することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の歯磨き飛沫飛散防止具。
  7. 前記支持部材の前記平面形状が円形又は多角形であり、前記歯磨き飛沫捕捉部材の前記開口が前記支持部材の前記平面形状の円形の径又は多角形の外接円の径より小さい径を有する円形であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の歯磨き飛沫飛散防止具。
  8. 前記歯磨き飛沫捕捉部材の外周に沿って多孔質弾性体を被着したことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の歯磨き飛沫飛散防止具。
  9. 前記歯磨き飛沫捕捉部材の使用時に前記人の口と対向する側の面に吸水性又は吸湿性を有するシートを重ねて配置したことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の歯磨き飛沫飛散防止具。
  10. 前記歯磨き飛沫捕捉部材の使用時に前記人の口と対向する側の面に吸水性又は吸湿性を有するシートを重ねて配置すると共に、該シートの外周部を前記歯磨き飛沫捕捉部材の外周部との間に挟み込む環状部材を設けたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の歯磨き飛沫飛散防止具。
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