JPH0525160Y2 - - Google Patents

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JPH0525160Y2
JPH0525160Y2 JP1986068700U JP6870086U JPH0525160Y2 JP H0525160 Y2 JPH0525160 Y2 JP H0525160Y2 JP 1986068700 U JP1986068700 U JP 1986068700U JP 6870086 U JP6870086 U JP 6870086U JP H0525160 Y2 JPH0525160 Y2 JP H0525160Y2
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resistor
section
resistance
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electron beam
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は陰極線管装置に関する。
(従来の技術) 一般に陰極線管装置、例えばシヤドウマスク型
カラー受像管装置は第4図に示すように硝子で形
成された実質的に矩形状のパネル21と漏斗状の
フアンネル22とネツク23から構成される。そ
してパネル21の内面には赤、緑及び青に夫々発
光する例えばストライプ状蛍光体スクリーン24
が設けられ、一方ネツク23にはパネル21の水
平軸線に沿つて一列に配列され赤、緑及び青に対
応する3本の電子ビーム20を射出するいわゆる
インライン型電子銃26が内設されている。また
色選別機能を備え主面に実質的に矩形状の電子ビ
ーム通過孔を有するシヤドウマスク25がパネル
21に近接対向して配置されている。
このような陰極線管装置において、電子ビーム
を射出するインライン型電子銃は陰極とこの陰極
に対向し一軸上に順次複数個の電極が配置され、
最終電極にはコンバーゼンス電極が配置されてい
る。
このコンバーゼンス電極には約25Kvの陽極高
電圧が印加さ、その他の供給電圧としては各種電
子レンズ構成にもよるが少なくとも電子銃のフオ
ーカス電圧として約5Kv〜8Kvの中電圧が必要で
ある。
しかし、陽極高電圧以外の中電圧を別途管外よ
りステムピンを通じて供給することは主として供
給部の耐電圧特性が大きな問題となる上、供給部
の構造が複雑になる等の問題があつた。そこで例
えば実開昭48−21561号公報に示される様に陰極
線管内に抵抗体を配置し、この抵抗体によつて陽
極高電圧を分圧して夫々所要の中高電圧を得る方
法が提案されている。
しかし、上述の方法では電圧の供給部の耐電圧
特性は改善されるが電極間で生ずる管内放電は十
分に防止することができず陰極線管装置の電気回
路を破損してしまうことがあつた。
そのため特開昭55−86055号公報に示される様
に陽極高電圧を分圧して夫々所要の中高電圧を電
子銃電極に印加するための抵抗体と、管内放電電
流抑制用の抵抗体の2本の抵抗体を陰極線管内の
電子銃近傍に配置する方法が提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した様に2本の抵抗体を陰極線管内の電子
銃近傍に配置する場合、電子銃とネツク内壁との
間に十分な空間がないため、抵抗体の一部あるい
は抵抗体と電子銃電極を電気的に接続するための
リードワイヤーが長く複雑になりネツク内壁に傷
をつけたりして、かえつて耐電圧特性を劣化した
りする等の問題があつた。
本考案は上述した点に鑑みなされたものであ
り、耐電圧特性の劣化を防止した電子銃構体を有
する陰極線管装置を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は少なくとも電子ビーム発生部と複数個
の電極からなる電子レンズ部とこの近傍に配置さ
れ前記複数個の電極のうち少なくとも1個の電極
電位を抵抗分割電位として供給するための抵抗体
とから成る電子銃構体を少なくとも備えた陰極線
管装置であつて、前記抵抗体は少なくとも抵抗分
割電位を印加するための相対的に高い抵抗値を有
する第1の抵抗体と、管内放電電流を抑制するた
めの相対的に低い抵抗値を有する第2の抵抗体か
らなり耐電圧特性を向上させるものである。
(作用) 陰極線管装置の電子銃電極間で放電が生じた場
合、必ず少なくとも1つの抵抗体を介して放電電
流がステムピンへ流れるため放電電流を抑制する
ことができる。
(実施例) 以下図面を参照しつつ本考案の実施例を詳細に
説明する。
第1図は本考案をカラー受像管装置に適用した
一実施例を示すカラー受像管装置ネツク部の正面
図である。第1図において電子銃構体11は後述
する複数個の電極とこれを支持する複数の絶縁支
持体9を有し、ガラス円筒のネツク12内に封入
されている。前記複数個の電極はそれぞれ赤、
緑、青色蛍光体を射突する3本の電子ビームを発
生するための3個のそれぞれヒータを内装する一
列配設された陰極と、この3個の陰極に対向する
位置にそれぞれ所定の電子ビーム通過孔部が穿設
され一体化構造(ユニタイズ構造)を有する第1
グリツト7a、第2グリツト7b、第3グリツト
7c、第4グリツト7d、第5グリツト7e、中
間グリツト7g、第6グリツト7f及びコンバー
ゼンス電極7hから成り、それぞれこの順序で前
記絶縁支持体9に植設固定支持されている。前記
コンバーゼンス電極7hには陽極端子(図示しな
い)に印加され内部導電膜13を通し約25Kvの
高電圧Ebを加えるバルブスペーサ8が取付けら
れている。そして前記抵抗体1が絶縁支持体9の
背后に第1〜第5のワイヤ10a,10b,10
c,10d,10eで固定されている。抵抗体1
の第1の電極取出部3aの金属素子6aに第1の
ワイヤ10aの中央部が溶接され、その両端はコ
ンバーゼンス電極7hに溶接固定され、第2の電
極取出部3bの金属素子6bに第2のワイヤ3b
の一端が溶接され、その他端は中間グリツト7f
に溶接固定され、第3の電極取出部3dの金属素
子6dに第3のワイヤ10dの一端が溶接され、
その他端は第5グリツト7eに溶接固定されてい
る。第4の電極取出部3eの金属素子6eに第4
のワイヤ10eの一端が溶接され、その他端は第
3グリツト7cに溶接固定され、第5の電極取出
部3cの金属素子6cに第5のワイヤ10cの一
端が溶接され、その他端は、ネツク12の下部に
設けられているステムピン14aに溶接固定され
ている。このステムピン14aは、外部にて可変
抵抗器15を介して接地されている。第6の電極
取出部3fの金属素子6fに第6ワイヤ10fの
一端が溶接され、その他端は、第4グリツト7d
に溶接固定され、第7の電極取出部3gの金属素
子6gに第7のワイヤ10gの一端が溶接され、
その他端は第2グリツト7bに溶接固定される。
第8の電極取出部3hの金属素子6hに第8のワ
イヤ10hの一端が溶接され、その他端は、ネツ
ク12の下部に設けられているステムピン14b
に溶接固定されている。このステムピン14bに
は外部から数百Vの電圧16が印加されている。
次に上述した抵抗体について詳細に説明する。
第2図は本考案を説明するための抵抗体の一部
断面図を含む斜視図である。第2図において抵抗
体1は、長方形状の薄い絶縁基板2と低抵抗材若
しくは、金属性薄膜からなる第1〜第8の電極取
り出し部3a,3b,3c,3d,3e,3f,
3g,3hと、これらの電極取り出し部間に所定
パターンで塗布された抵抗材4と、この抵抗材4
を覆う絶縁性薄膜5とそして前記電極取り出し部
と電気的に接続された第1〜第8の金属素子6
a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h
から構成されている。
本考案の好適な実施例では、絶縁基板2として
幅10.0mm、厚さ1.0mm、長さ60.0mmのセラミツク基
板を用い、酸化ルテニウムを主体としガラスを混
合した500MΩ〜5000MΩ程度の比較的高抵抗値
の抵抗材を第1〜第3の高抵抗部R1,R2,R3に、
酸化ルテニウムを主体とした比較的低抵抗値の抵
抗材を第1〜第4の低抵抗部r1,r2,r3,r4に、
前記第1〜第8の電極取り出し部3a,3b,3
c,3d,3e,3f,3g,3hには10KΩ以
下のさらに低抵抗の抵抗材を所定パターンで塗布
し、約800℃〜1000℃で焼結し、次いで、電位取
り出し部を除く抵抗部50μm〜300μm程度のガラ
ス質の絶縁膜5を被覆し、約500℃で焼結する。
この様に構成することにより、電気的には等価
回路は第3図の如くなり約25Kvの陽極高電圧Eb
を抵抗体1で分割した電圧が、第3、第5グリツ
ト及び中間グリツトに印加されることになり、こ
れにより、電子ビームは所定のスクリーン上にフ
オーカスされる。
各電極間で放電が生じた場合、必ず少なくとも
1つの抵抗部を介して放電電流が流れるため、放
電電流を抑制することができる。
r1,r2,r3,r4の相対的に低抵抗の第1〜第4
の低抵抗部を相対的に高抵抗の第1〜第3の高抵
抗部R1,R2,R3とは別に配置、接続した場合、
低抵抗部間を接続するためのワイヤーが、電子銃
とネツク内壁間の空間に配線されるため、耐電圧
特性を劣化したり配線作業が複雑になる等の問題
があるがそれに対し、本考案の様に1板の基板上
に陽極電圧を分割するための第1〜第3の高抵抗
部R1,R2,R3と第1〜第4の低抵抗部r1,r2
r3,r4を一体化することにより、各抵抗間を結ぶ
配線は、ガラス質の絶縁膜に被覆されるため、耐
電圧特性の劣化を招くことなく、かつ配線作業の
簡略を計ることが可能となる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、電圧供給部の耐電圧特性を劣
化させることなく陰極線管装置の電子銃構体で発
生する電極間放電電流を抑制することができる。
また、必要最小限のリードワイヤーを最適位置に
て結線することができるため作業効率が極めて向
上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案をカラー受像管装置に適用した
一実施例を示す正面図、第2図は第1図の要部斜
視図、第3図は第2図の等価回路図、第4図はカ
ラー受像管装置の概略断面図である。 1……抵抗体、14a……ステムピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも電子ビームを発生するための電子ビ
    ーム発生部と、前記電子ビームを制御し、所定の
    ターゲツト上に加速集束させるための複数個の電
    極から成る電子レンズ部とこれらの電極を支持す
    る絶縁支持体と、前記複数個の電極の近傍に配置
    され前記複数個の電極のうち少なくとも1個の電
    極電位を抵抗分割電位として供給するための抵抗
    体とから成る電子銃構体を少なくとも備えた陰極
    線管装置において、前記抵抗体は少なくとも抵抗
    分割電位を供給するための相対的に高い抵抗値を
    有する第1の抵抗部と管内放電電流を抑制するた
    めの相対的に低い抵抗値を有する第2の抵抗部と
    を有し、前記第2の抵抗部は、第1の抵抗部の分
    割電位を取り出す端子部分に直列に接続された接
    続抵抗部と、第1の抵抗部に接続されない非接続
    抵抗部とからなることを特徴とする陰極線管装
    置。
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WO2004036613A1 (ja) * 2002-10-16 2004-04-29 Kabushiki Kaisha Toshiba 電子銃構体用抵抗器、これを備えた電子銃構体、及び、陰極線管装置

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