JP5992197B2 - Led点灯装置及びこれを備える表示装置 - Google Patents

Led点灯装置及びこれを備える表示装置 Download PDF

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本発明は、交流電圧で発光するLED点灯装置及びこれを備える表示装置に関する。
道路の分岐点などに設置され、2つの白熱電球を交互に点滅させることで中央分離帯等の存在を車両の運転者に喚起するブリンカーライト(表示装置)が知られている。
図7は、従来のブリンカーライトの構成を示すブロック図である。図7に示すように、ブリンカーライトは、周囲の光の光量に応じて白熱電球100,100の点灯を制御する制御盤20を備えている。制御盤20は、昼間では、交流電源Eからの入力交流電圧VACin(実効値200V)を変換した第1の交流電圧VAC1(実効値100V)を2つの白熱電球100,100に交互に供給する。制御盤20は、夜間では、入力交流電圧VACinを変換した第2の交流電圧VAC2(実効値60V)を2つの白熱電球100,100に交互に供給する。夜間では、白熱電球100,100の輝度を低下させても点滅を認識し易いため、電圧を低下させて低消費電力化している。
ところで、近年、白熱電球に比して低消費電力、長寿命、メンテナンスが容易、且つ、高信頼性という特性を有するLED電球(以下、LED点灯装置と称す)が注目されている。
例えば、図8に示す構成のLED点灯装置10Xは、照明器具等における白熱電球用の既存の配線等をそのまま利用して白熱電球と交換可能である。このLED点灯装置10Xは、供給された交流電圧を整流素子(ブリッジダイオード)B1で全波整流して、整流された整流電圧をLED素子110に加えることで、LED素子110を点灯させる。LED素子110は、直列接続された複数のLED(LED1〜LEDN)で構成されている。このとき、電流制御部130がLED素子110に流れる電流を一定電流に制御する。このLED点灯装置10Xに類似したものとして、例えば、特許文献1に記載された装置が知られている。
ブリンカーライトにおいても、道路の分岐点などに設置された既存の制御盤20をそのまま利用して白熱電球100を上記LED点灯装置10Xに交換すれば、容易に、低コストで、前述した優れた特性を得ることができる。
特開2004−093657号公報
しかしながら、上記従来のLED点灯装置10Xでは、LEDの電気的特性に起因して、N個のLEDを点灯させるためにLEDの順方向電圧Vf×N以上の整流電圧が必要である。例えば、実効値100Vの交流電圧用に設計されたLED点灯装置10Xでは、N=34個、Vf=3Vとすると、102V以上の整流電圧が必要である。従って、ブリンカーライトの白熱電球をこのようなLED点灯装置10Xに交換した場合、実効値60Vの第2の交流電圧VAC2が供給される夜間ではLED点灯装置10Xが点灯しないという問題がある。
そこで、本発明は、実効値が異なる2種類の交流電圧で点灯可能なLED点灯装置及びこれを備える表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る実施例に従ったLED点灯装置は、
周囲の光の光量が予め定められた基準光量以上の場合、第1の交流電圧を出力して、前記光量が前記基準光量より低い場合、前記第1の交流電圧より実効値が低い第2の交流電圧を出力する点灯制御部から、前記第1の交流電圧または前記第2の交流電圧が供給されるLED点灯装置であって、
前記第1の交流電圧または前記第2の交流電圧を整流して、第1端子及び第2端子間から整流電圧を出力する整流素子と、
前記第1端子に一端が接続された第1のLED素子と、
前記第1のLED素子の他端に一端が接続された第2のLED素子と、
前記第2のLED素子の他端と前記第2端子との間に接続され、前記第1のLED素子または前記第2のLED素子に流れる電流を制御する電流制御部と、
前記整流電圧が予め定められた短絡電圧未満の時に前記第1のLED素子または前記第2のLED素子の両端を短絡する短絡制御部と、を備え、
前記短絡電圧と、前記第2の交流電圧の最大値は、前記第1のLED素子と前記第2のLED素子の両方が点灯するために必要な第1電圧以下であり、且つ、前記第1のLED素子と前記第2のLED素子の一方が短絡された時に他方が点灯するために必要な第2電圧より高いことを特徴とする。
また、前記LED点灯装置において、
前記短絡電圧は、前記第2の交流電圧の最大値より高くてもよい。
また、前記LED点灯装置において、
前記短絡制御部は、
オン又はオフに切り替えられ、オン時に前記第2のLED素子の両端を短絡する短絡スイッチと、
前記第1端子に一端が接続され、前記整流電圧が前記短絡電圧以上の時に導通する第1の電圧検出素子と、
前記第1端子に一端が接続された第1抵抗と、
前記第1の電圧検出素子の他端に制御端子が接続され、前記第1抵抗の他端に一端が接続され、前記第2端子に他端が接続され、前記第1の電圧検出素子が導通した時にオンする第1のスイッチング素子と、を有し、
前記短絡スイッチは、前記第1抵抗の前記他端の電圧がハイレベルの時にオンに制御され、ローレベルの時にオフに制御されてもよい。
また、前記LED点灯装置において、
前記短絡スイッチは、N型MOSトランジスタであり、
前記N型MOSトランジスタのドレインは前記第1のLED素子の他端と前記第2のLED素子の一端との接続点に接続され、前記N型MOSトランジスタのソースは前記第2のLED素子の他端と前記電流制御部との接続点に接続され、
前記短絡制御部は、前記N型MOSトランジスタのゲートとソースとの間の電圧を制限する電圧制限素子を有してもよい。
また、前記LED点灯装置において、
前記短絡制御部は、前記第2のLED素子の他端と前記電流制御部との接続点から前記短絡制御部に電流が流れないように制限する電流制限素子を有してもよい。
また、前記LED点灯装置において、
前記第1の電圧検出素子は、ツェナーダイオードであり、
前記短絡制御部は、前記第1のスイッチング素子の制御端子と前記第2端子との間に接続された第2抵抗を有してもよい。
また、前記LED点灯装置において、
第3抵抗及び第4抵抗を有し、供給された前記整流電圧に基づいて前記第1端子及び第2端子間の抵抗を切り替える抵抗切り替え部を備え、
前記点灯制御部は、前記第1の交流電圧又は前記第2の交流電圧を、オン又はオフに切り替えられ且つオフ時に抵抗成分を有するスイッチ部を介して、前記整流素子に供給し、
前記抵抗切り替え部は、前記整流電圧が判定電圧未満の時、前記第1端子及び第2端子間に前記第3抵抗を接続し、これにより前記第3抵抗を前記整流素子を介して前記スイッチ部に電気的に接続し、前記整流電圧が前記判定電圧以上の時、前記第1端子及び第2端子間に、前記第3抵抗に代えて、前記第3抵抗より高抵抗な前記第4抵抗を接続し、これにより前記第4抵抗を前記整流素子を介して前記スイッチ部に電気的に接続してもよい。
また、前記LED点灯装置において、
前記スイッチ部がオフ時に、前記整流電圧は、前記スイッチ部の前記抵抗成分と前記第3抵抗とによって前記判定電圧未満に降圧されてもよい。
また、前記LED点灯装置において、
前記第3抵抗は、前記スイッチ部の前記抵抗成分より低抵抗であってもよい。
また、前記LED点灯装置において、
前記電流制御部は、
前記第2のLED素子の他端に一端が接続された電流制御トランジスタと、
前記電流制御トランジスタの他端と前記第2端子との間に接続された第5抵抗と、
前記電流制御トランジスタの他端の電圧が一定となるように、前記電流制御トランジスタの制御端子の電圧を制御する電圧制御部と、を有してもよい。
また、前記LED点灯装置において、
前記電圧制御部は、
前記第1端子に一端が接続され、前記整流電圧が前記判定電圧以上の時に導通し、前記判定電圧は前記第2電圧未満である第2の電圧検出素子と、
前記第2の電圧検出素子の他端に一端が接続された第6抵抗と、
前記第6抵抗の他端と前記第2端子との間に接続された第7抵抗と、
前記第6抵抗の他端および前記電流制御素子の制御端子にカソードが接続され、前記第2端子にアノードが接続され、前記電流制御トランジスタの他端の電圧に基づく参照電圧が基準端子に供給され、前記参照電圧が増加すると前記カソードの電圧が低下して、前記参照電圧が低下すると前記カソードの電圧が増加するシャントレギュレータと、を有してもよい。
また、前記LED点灯装置において、
前記抵抗切り替え部は、
前記電圧制御部の前記第2の電圧検出素子の他端に制御端子が接続され、前記第4抵抗と前記第2端子との間に一端及び他端が接続され、前記第2の電圧検出素子が導通した時にオンする第2のスイッチング素子と、
前記第2のスイッチング素子の前記一端に制御端子が接続され、前記第3抵抗と前記第2端子との間に一端及び他端が接続され、前記第2のスイッチング素子がオンした時にオフする第3のスイッチング素子と、を有してもよい。
また、前記LED点灯装置において、
前記第1のLED素子と前記第2のLED素子は、それぞれ、直列接続された複数のLEDで構成されていてもよい。
本発明の一態様に係る実施例に従った表示装置は、
第1の上記LED点灯装置と、
第2の上記LED点灯装置と、
周囲の光の光量が予め定められた基準光量以上の場合、第1の交流電圧を前記第1及び第2のLED点灯装置に交互に供給し、一方、前記光量が前記基準光量より低い場合、前記第1の交流電圧より実効値が低い第2の交流電圧を前記第1及び第2のLED点灯装置に交互に供給する点灯制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明のLED点灯装置によれば、短絡制御部が、整流電圧が短絡電圧未満の時に、直列接続された第1のLED素子及び第2のLED素子のうちの一方を短絡するようにしている。短絡電圧と、第2の交流電圧の絶対値の最大値は、第1のLED素子及び第2のLED素子の両方が点灯するために必要な第1電圧以下であり、且つ、第1のLED素子と第2のLED素子のうちの短絡されないものが点灯するために必要な第2電圧より高い。これにより、第1の交流電圧より実効値が低い第2の交流電圧が供給された場合でも、LED素子の数を減らして点灯させることができる。
さらに、第1の交流電圧が供給された場合、第1の交流電圧の周期に応じて整流電圧が第1電圧未満に低下した期間においてもLED素子を点灯させることができるため、導通幅を広くできる。即ち、輝度が高くなり、視認性が向上する。
実施例1に係るブリンカーライトの概略的な構成を示すブロック図である。 実施例1に係るLED点灯装置の回路図である。 実施例1に係るLED点灯装置の第1の交流電圧が供給された時の波形図である。 実施例1に係るLED点灯装置の第2の交流電圧が供給された時の波形図である。 実施例2に係るブリンカーライトの概略的な構成を示すブロック図である。 実施例2に係るLED点灯装置の回路図である。 従来のブリンカーライトの概略的な構成を示すブロック図である。 従来のLED点灯装置の回路図である。
以下、本発明に係る各実施例について図面に基づいて説明する。
図1は、実施例1に係るブリンカーライト(表示装置)の概略的な構成を示すブロック図である。図1に示すように、ブリンカーライトは、第1及び第2のLED点灯装置(LED電球)10,10と、点灯制御部(制御盤)20と、を備える。
点灯制御部20は、光センサ(図示せず)を有する電圧変換部21と、2つのスイッチSW1,SW1と、を有する。電圧変換部21の光センサは、ブリンカーライトの周囲の光を受光できるように配置されている。
点灯制御部20には、交流電源Eから入力交流電圧VACinが供給される。例えば、入力交流電圧VACinの実効値は200Vであり、周波数は50又は60Hzである。
点灯制御部20は、電圧変換部21により、周囲の光の光量が予め定められた基準光量以上の場合(即ち、昼間の場合)、入力交流電圧VACinを第1の交流電圧VAC1に変換する。そして、点灯制御部20は、2つのスイッチSW1,SW1を交互にオンに制御することにより、第1の交流電圧VAC1を第1及び第2のLED点灯装置10,10に交互に供給する。第1の交流電圧VAC1の実効値は、例えば、100Vである。各スイッチSW1,SW1がオンする時間は、例えば、約2秒である。
一方、点灯制御部20は、電圧変換部21により、周囲の光の光量が基準光量より低い場合(即ち、夜間の場合)、入力交流電圧VACinを第1の交流電圧VAC1より実効値が低い第2の交流電圧VAC2に変換する。そして、点灯制御部20は、2つのスイッチSW1,SW1を交互にオンに制御することにより、第2の交流電圧VAC2を第1及び第2のLED点灯装置10,10に交互に供給する。第2の交流電圧VAC2の実効値は、例えば、60Vである。
このようにして、第1及び第2のLED点灯装置10,10は交互に点滅する。夜間では、第1及び第2のLED点灯装置10,10の輝度を低下させても点滅を認識し易いため、電圧を低下させて低消費電力化している。
図2は、実施例1に係るLED点灯装置10の回路図である。LED点灯装置10は、整流素子B1と、第1のLED素子11−1と、第2のLED素子11−2と、電流制御部13と、短絡制御部14と、を備える。
整流素子B1は、4つのダイオードで構成されたブリッジダイオードであり、点灯制御部20から供給される第1の交流電圧VAC1または第2の交流電圧VAC2を全波整流して、第1端子T1及び第2端子T2間から整流電圧Vrを出力する。
第1のLED素子11−1は、第1端子T1にアノード(一端)が接続されている。第2のLED素子11−2は、第1のLED素子11−1のカソード(他端)にアノード(一端)が接続されている。本実施例では、第1のLED素子11−1は、直列接続された19個のLED(LED1〜LED19)で構成され、第2のLED素子11−2は、直列接続された15個のLED(LED20〜LED34)で構成されている。
電流制御部13は、第2のLED素子11−2のカソード(他端)と第2端子T2との間に接続され、第1のLED素子11−1に流れる電流を制御する。
短絡制御部14は、整流電圧Vrが予め定められた短絡電圧未満の時に、第2のLED素子11−2の両端を短絡する。短絡電圧は、第1のLED素子11−1と第2のLED素子11−2の両方が点灯するために必要な第1電圧以下であり、且つ、第1のLED素子11−1と第2のLED素子11−2の一方が短絡された時に他方が点灯するために必要な第2電圧より高い。また、短絡電圧は、第2の交流電圧VAC2の最大値より高いことが好ましい。第2の交流電圧VAC2が供給される場合に、第2のLED素子11−2の両端が短絡され続けることが好ましいからである。また、第2の交流電圧VAC2の最大値は、第1電圧以下であり、且つ、第2電圧より高い。
本実施例では、電流制御部13及び短絡制御部14は、次のように構成されている。
電流制御部13は、N型MOSトランジスタ(電流制御トランジスタ)Q1と、抵抗(第5抵抗)R1と、電圧制御部131と、を有する。
N型MOSトランジスタQ1は、第2のLED素子11−2のカソードにドレイン(一端)が接続されている。抵抗R1は、N型MOSトランジスタQ1のソース(他端)と第2端子T2との間に接続されている。
電圧制御部131は、N型MOSトランジスタQ1のソースの電圧が一定となるように、N型MOSトランジスタQ1のゲート(制御端子)の電圧を制御する。
電圧制御部131は、ツェナーダイオード(第2の電圧検出素子)ZD1と、抵抗(第6抵抗)R2と、抵抗(第7抵抗)R3と、抵抗R4と、抵抗R5と、シャントレギュレータIC1と、容量C1と、容量C2と、を有する。
ツェナーダイオードZD1は、第1端子T1にカソード(一端)が接続され、整流電圧Vrが判定電圧以上の時に導通する。判定電圧は、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧であり、第2電圧未満である。
抵抗R2は、ツェナーダイオードZD1のアノード(他端)に一端が接続されている。抵抗R3は、抵抗R2の他端と第2端子T2との間に接続されている。
シャントレギュレータIC1は、抵抗R2の他端およびN型MOSトランジスタQ1のゲートにカソードが接続され、第2端子T2にアノードが接続されている。シャントレギュレータIC1は、N型MOSトランジスタQ1のソースの電圧に基づく参照電圧Vrefが基準端子に供給され、参照電圧Vrefが増加するとカソードの電圧が低下して、参照電圧Vrefが低下するとカソードの電圧が増加する。
抵抗R4は、N型MOSトランジスタQ1のソースに一端が接続され、シャントレギュレータIC1の基準端子に他端が接続されている。抵抗R5は、抵抗R4の他端と第2端子T2との間に接続されている。つまり、抵抗R4と抵抗R5は、N型MOSトランジスタQ1のソースの電圧を分圧して基準電圧Vrefを生成する。
容量C1は、N型MOSトランジスタQ1のゲートと第2端子T2との間に接続されている。容量C2は、N型MOSトランジスタQ1のゲートとソースとの間に接続されている。これら容量C1,C2は、N型MOSトランジスタQ1が高速に動作するものである場合に発振を防止するために設けられている。
このようにして、N型MOSトランジスタQ1のゲートの電圧がほぼ一定となるように制御されるので、第1のLED素子11−1に流れる電流は、ほぼ一定に制御される。
短絡制御部14は、N型MOSトランジスタ(短絡スイッチ)Q2と、ツェナーダイオード(第1の電圧検出素子)ZD2と、抵抗R6と、抵抗R7と、抵抗(第1抵抗)R8と、抵抗(第2抵抗)R9と、NPN型トランジスタ(第1のスイッチング素子)Q3と、ツェナーダイオード(電圧制限素子)ZD3と、ダイオード(電流制限素子)D1と、を有する。
N型MOSトランジスタQ2のドレインは、第1のLED素子11−1のカソードと第2のLED素子11−2のアノードとの接続点に接続されている。N型MOSトランジスタQ2のソースは、第2のLED素子11−2のカソードと、N型MOSトランジスタQ1のドレインとの接続点に、ダイオードD1を介して接続されている。これにより、N型MOSトランジスタQ2は、オン又はオフに切り替えられ、オン時に第2のLED素子11−2の両端を短絡する。
ツェナーダイオードZD2は、第1端子T1に抵抗R6を介してカソード(一端)が接続され、NPN型トランジスタQ3のベース(制御端子)にアノード(他端)が接続されている。抵抗R7は、ツェナーダイオードZD2のカソードと第2端子T2との間に接続されている。
ツェナーダイオードZD2は、整流電圧Vrが短絡電圧以上の時に導通するように、ツェナー電圧が設定されている。
抵抗R8は、第1端子T1に一端が接続されている。NPN型トランジスタQ3は、抵抗R8の他端にコレクタ(一端)が接続され、第2端子T2にエミッタ(他端)が接続されている。これにより、NPN型トランジスタQ3は、ツェナーダイオードZD2が導通した時にオンする。
抵抗R9は、NPN型トランジスタQ3のベースと第2端子T2との間に接続されている。この抵抗R9は、ツェナーダイオードZD2のカソードからアノードにリーク電流が流れた場合に、そのリーク電流を第2端子T2に流して、NPN型トランジスタQ3のベース・エミッタ間に流れないようにする。これにより、整流電圧Vrが短絡電圧以上になる前にリーク電流によってNPN型トランジスタQ3がオンしてしまうことを防止できる。
NPN型トランジスタQ3のコレクタと抵抗R8との接続点に、N型MOSトランジスタQ2のゲートが接続されている。これにより、N型MOSトランジスタQ2は、抵抗R8の他端の電圧(即ちNPN型トランジスタQ3のコレクタの電圧)がハイレベルの時にオンに制御され、ローレベルの時にオフに制御される。
ツェナーダイオードZD3は、N型MOSトランジスタQ2のゲートにカソードが接続され、ソースにアノードが接続されている。これにより、ツェナーダイオードZD3は、N型MOSトランジスタQ2のゲートとソースとの間の電圧を、ツェナーダイオードZD3のツェナー電圧に制限する。
ダイオードD1は、N型MOSトランジスタQ2のソースにアノードが接続され、第2のLED素子11−2のカソードにカソードが接続されている。これにより、ダイオードD1は、第2のLED素子11−2のカソードと電流制御部13との接続点から短絡制御部14に電流が流れないように制限する。
次に、図3,4の波形図を参照して、LED点灯装置10の動作を説明する。
図3は、実施例1に係るLED点灯装置10の第1の交流電圧VAC1が供給された時の波形図である。図3は、整流電圧Vrと第1のLED素子11−1に流れる電流とを示す。
図3の時刻t1からt4において、整流電圧Vrが短絡電圧未満であるため、前述の様に、ツェナーダイオードZD2は導通せず、NPN型トランジスタQ3はオフしている。これにより、N型MOSトランジスタQ2のゲート電圧は、端子T1の電圧とほぼ等しく(即ち、高く)なっていて、N型MOSトランジスタQ2はオンしている。従って、N型MOSトランジスタQ2は、ダイオードD1を介して第2のLED素子11−2の両端を短絡している。
時刻t2において、整流電圧Vrが判定電圧以上になると、ツェナーダイオードZD1は導通して、電圧制御部131は、N型MOSトランジスタQ1のゲートの電圧を制御可能になる。
第1端子T1及び第2端子T2間の電流経路には、第1のLED素子11−1を構成している19個のLED(LED1〜LED19)のみが接続されているので、時刻t3において整流電圧Vrが第2電圧(順方向電圧Vf×19)を超えると、第1のLED素子11−1に電流が流れて、第1のLED素子11−1は点灯する。
時刻t4において整流電圧Vrが短絡電圧以上になると、ツェナーダイオードZD2は導通して、NPN型トランジスタQ3はオンする。これにより、N型MOSトランジスタQ2のゲート電圧は低くなり、N型MOSトランジスタQ2がオフする。即ち、N型MOSトランジスタQ2は、第2のLED素子11−2の両端を短絡しないようになる。
従って、第1端子T1及び第2端子T2間の電流経路には、第1のLED素子11−1及び第2のLED素子11−2を構成している34個のLED(LED1〜LED34)が接続される。また、本実施例では、短絡電圧は第1の電圧(順方向電圧Vf×34)とほぼ等しい。これにより、第1のLED素子11−1及び第2のLED素子11−2に電流が流れて点灯する。
時刻t5からt8においても、以上の説明と同様に動作する。即ち、時刻t3からt4及びt5からt6の期間では、第1のLED素子11−1が点灯して第2のLED素子11−2は点灯せず、時刻t4からt5の期間では、第1のLED素子11−1及び第2のLED素子11−2が点灯する。
なお、N型MOSトランジスタQ2がオフしている期間では、N型MOSトランジスタQ2のゲート電圧がN型MOSトランジスタQ1のドレイン電圧より低くなっている。この場合でも、ダイオードD1の存在によって、第2のLED素子11−2のカソードとN型MOSトランジスタQ1のドレインとの接続点からツェナーダイオードZD2を介してNPN型トランジスタQ3に電流が流れないように制限しているので、誤動作や故障を起こす恐れが無い。
図4は、実施例1に係るLED点灯装置10の第2の交流電圧VAC2が供給された時の波形図である。
図4の場合、短絡電圧は第2の交流電圧VAC2の最大値より高いため、常に整流電圧Vrは短絡電圧未満である。そのため、N型MOSトランジスタQ2は、ダイオードD1を介して第2のLED素子11−2の両端を常に短絡している。即ち、第1端子T1及び第2端子T2間の電流経路には、第1のLED素子11−1を構成している19個のLED(LED1〜LED19)のみが接続される。
よって、時刻t11以降に整流電圧Vrが増加し、時刻t12において判定電圧以上になった後、時刻t13において整流電圧Vrが第2電圧を超えると、第1のLED素子11−1に電流が流れて、第1のLED素子11−1は点灯する。
時刻t14において、整流電圧Vrが第2電圧未満になると、第1のLED素子11−1は消灯する。即ち、時刻t13からt14の期間では、第1のLED素子11−1が点灯して、それ以外の時刻t11からt13及び時刻t14からt16の期間では、消灯する。
以上で説明した様に、本実施例によれば、短絡制御部14が、整流電圧Vrが短絡電圧未満の時に、第2のLED素子11−2を短絡するようにしている。短絡電圧と、第2の交流電圧VAC2の絶対値の最大値は、第1のLED素子11−1及び第2のLED素子11−2の両方が点灯するために必要な第1電圧以下であり、且つ、第1のLED素子11−1が点灯するために必要な第2電圧より高い。これにより、第1の交流電圧VAC1より実効値が低い第2の交流電圧VAC2が供給された場合でも、LED素子の数を減らして点灯させることができる。
さらに、第1の交流電圧VAC1が供給された場合、第1の交流電圧VAC1の周期に応じて整流電圧Vrが第1電圧未満に低下した期間においても第1のLED素子11−1を点灯させることができるため、導通幅を広くできる。即ち、ブリンカーライトにおいて、昼間の輝度が高くなり、視認性が向上する。
このように、道路の分岐点などに既に設置されたブリンカーライトの点灯制御部(制御盤)20をそのまま利用して、白熱電球をLED点灯装置10に交換するだけで、低消費電力、長寿命、メンテナンスが容易、且つ、高信頼性というLEDの優れた特性を得ることができる。
また、第1の交流電圧VAC1が供給された際に、短絡制御部14を備えない従来のLED点灯装置と同輝度にする場合、第1及び第2のLED素子11−1,11−2に流す電流を削減できるので、電力の損失を削減すると共に、発熱量を減らして温度上昇を抑制できる。
また、LED点灯装置10は、高耐圧且つ高電力な部品を用いずに実現できる。
実施例2は、スイッチSW1に代えて半導体リレーSSRを用いているブリンカーライトに適用可能なLED点灯装置10aに関する。
図5は、本発明の実施例2に係るブリンカーライトの概略的な構成を示すブロック図である。図5では、図1と共通する構成部分には同一の符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。点灯制御部20aは、図1の実施例1のスイッチSW1に代えて、半導体リレー(スイッチ部)SSR(Solid State Relay)を有する。
半導体リレーSSRは、オン又はオフに切り替えられ、且つ、オフ時に抵抗成分Rssrを有する。即ち、半導体リレーSSRは、等価回路で表すと、スイッチSW2と抵抗成分Rssrとが入出力端子間に並列接続されている。抵抗成分Rssrは、例えば数十kΩであり、半導体リレーSSRの形式によって異なる。点灯制御部20aは、第1の交流電圧VAC1又は第2の交流電圧VAC2を、半導体リレーSSRを介して、LED点灯装置10aに供給する。
半導体リレーSSRがオン時には、スイッチSW2が閉じ、第1の交流電圧VAC1または第2の交流電圧VAC2がスイッチSW2を介してそのままLED点灯装置10aに供給される。半導体リレーSSRがオフ時には、スイッチSW2が開き、第1の交流電圧VAC1または第2の交流電圧VAC2が抵抗成分Rssrを介してLED点灯装置10aに供給される。
このように、半導体リレーSSRは、抵抗成分Rssrの存在によってオフ時であっても第1の交流電圧VAC1または第2の交流電圧VAC2を完全に遮断することはできない。そのため、実施例1のLED点灯装置10では、半導体リレーSSRがオフであっても第1のLED素子11−1が点灯してしまう可能性がある。このことを防ぐため、実施例2のLED点灯装置10aは、以下ように構成されている。
図6は、本発明の実施例2に係るLED点灯装置10aの回路図である。LED点灯装置10aは、図2のLED点灯装置10の構成に加え、抵抗切り替え部16をさらに備える。抵抗切り替え部16以外の回路構成は、図2と同一であるため、同一の要素に同一の符号を付して説明を省略する。なお、抵抗切り替え部16の動作の説明を明確化するため、図6には、半導体スイッチSSRの周辺の点灯制御部20aの等価回路20a_Eも示している。
抵抗切り替え部16は、抵抗(第3抵抗)R10及び抵抗(第4抵抗)R11を有し、供給された整流電圧Vrに基づいて第1端子T1及び第2端子T2間の抵抗を切り替える。抵抗R10は、一端が第1端子T1に接続され、半導体リレーSSRの抵抗成分Rssrより低抵抗である。抵抗R11は、一端が第1端子T1に接続され、抵抗R10より高抵抗である。例えば、抵抗R11の抵抗値は、抵抗R10の抵抗値の十倍以上である。本実施例では、抵抗R10は約5kΩであり、抵抗R11は約200kΩである。
具体的には、抵抗切り替え部16は、整流電圧Vrが判定電圧未満の時、整流素子B1の第1端子T1及び第2端子T2間に抵抗R10を電気的に接続し、これにより抵抗R10を、整流素子B1を介して半導体リレーSSRに電気的に接続する。よって、半導体リレーSSRがオフ時に、整流電圧Vrは、半導体リレーSSRの抵抗成分Rssrと抵抗R10とによって降圧される。半導体リレーSSRがオフ時に、整流電圧Vrが判定電圧未満になるように、抵抗R10の値が設定されている。従って、半導体リレーSSRがオフ時には、定常的に、抵抗R10が半導体リレーSSRに電気的に接続されるようになっている。
また、抵抗切り替え部16は、整流電圧Vrが判定電圧以上の時、整流素子B1の第1端子T1及び第2端子T2間に、抵抗R10に代えて、抵抗R11を電気的に接続し、これにより抵抗R11を、整流素子B1を介して半導体リレーSSRに電気的に接続する。
本実施例では、抵抗切り替え部16は、NPN型トランジスタ(第2のスイッチング素子)Q4と、NPN型トランジスタ(第3のスイッチング素子)Q5と、抵抗R12と、をさらに有する。
NPN型トランジスタQ4は、電圧制御部131に含まれるツェナーダイオードZD1のアノード(他端)に、電流制限用の抵抗R12を介してベース(制御端子)が接続され、抵抗R11の他端にコレクタ(一端)が接続され、第2端子T2にエミッタ(他端)が接続されている。これにより、NPN型トランジスタQ4は、ツェナーダイオードZD1が導通した時に、抵抗R12を介してベースに電流が流れてオンする。即ち、本実施例において、判定電圧は、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧と等しい。
NPN型トランジスタQ5は、NPN型トランジスタQ4のコレクタにベース(制御端子)が接続され、抵抗R10の他端にコレクタ(一端)が接続され、第2端子T2にエミッタ(他端)が接続されている。NPN型トランジスタQ5は、NPN型トランジスタQ4がオンした時にオフする。
次に、本実施例のLED点灯装置10aの動作を説明する。
(1)半導体リレーSSRがオフ時
半導体リレーSSRがオフ時、LED点灯装置10aは、抵抗R10に電流を流すように動作する。この時、第1の交流電圧VAC1又は第2の交流電圧VAC2は抵抗成分Rssrを介して供給される。そのため、整流素子B1の第1端子T1及び第2端子T2間のインピーダンスに応じて、整流電圧Vrは第1の交流電圧VAC1又は第2の交流電圧VAC2より低い電圧となる。
第1の交流電圧VAC1又は第2の交流電圧VAC2の増加に応じて整流電圧Vrが0Vから増加した直後、整流電圧Vrは判定電圧未満であるため、ツェナーダイオードZD1は導通しない。従って、NPN型トランジスタQ4はオフする。一方、整流電圧Vrによって、抵抗R11を介してNPN型トランジスタQ5のベースに電流が流れるので、NPN型トランジスタQ5がオンする。これにより、オフ状態にある半導体リレーSSRの抵抗成分Rssrと、整流素子B1と、抵抗R10と、NPN型トランジスタQ5と、に電流が流れる。従って、第1の交流電圧VAC1又は第2の交流電圧VAC2は、半導体リレーSSRの抵抗成分Rssrと抵抗R10とによって分圧される。得られた整流電圧Vrは、前述のように、判定電圧未満に降圧されている。よって、第1の交流電圧VAC1又は第2の交流電圧VAC2が最大となっても第1及び第2のLED素子11−1,11−2に電流が流れることは無いため、第1及び第2のLED素子11−1,11−2は点灯しない。
(2)半導体リレーSSRがオン時
この時、第1のLED素子11−1,第2のLED素子11−2,電流制御部13及び短絡制御部14の動作は実施例1と同様である。つまり、整流電圧Vrと第1のLED素子11−1の電流は、図3,4と同様である。そこで、まず図3を参照して、第1の交流電圧VAC1が供給される場合について、主に抵抗切り替え部16の動作について説明する。
半導体リレーSSRがオン時、第1の交流電圧VAC1は閉状態のスイッチSW2を介して直接的に供給されるため、整流電圧Vrは第1の交流電圧VAC1とほぼ等しい電圧となる。図3の時刻t1からt2まで、第1の交流電圧VAC1の増加に応じて整流電圧Vrが0Vから増加していくが、整流電圧Vrは判定電圧未満であるため、ツェナーダイオードZD1は導通しない。一方、整流電圧Vrによって、抵抗R11を介してNPN型トランジスタQ5のベースに電流が流れるので、NPN型トランジスタQ5がオンして、抵抗R10に電流が流れる。整流電圧Vrの増加に合わせて抵抗R10の電流は増加する。
時刻t2において、整流電圧Vrが判定電圧に達すると、ツェナーダイオードZD1は導通する。これにより、ツェナーダイオードZD1及び抵抗R12を介してNPN型トランジスタQ4のベースに電流が流れるので、NPN型トランジスタQ4がオンして、抵抗R11に流れる電流が増加する。すると、NPN型トランジスタQ5のベース電圧が低下して、NPN型トランジスタQ5はオフする。従って、抵抗R10に電流が流れないようになる。前述のように、抵抗R11は抵抗R10の数十倍の抵抗値を有するので、抵抗R11に流れる電流は、抵抗R10に流れる電流に比して十分に小さい。時刻t7までは、この状態を維持する。
時刻t7から時刻t8においては、整流電圧Vrが判定電圧未満であるため、ツェナーダイオードZD1は導通しない。従って、時刻t1からt2と同様に、抵抗R10に電流が流れる。
このように、時刻t1からt2及び時刻t7からt8の各期間において、抵抗R10に電流が流れ、時刻t2からt7において、抵抗R10に電流が流れず、抵抗R11に電流が流れる。
第2の交流電圧VAC2が供給された場合も、以上と同様に動作する。即ち、図4の時刻t11からt12及び時刻t15からt16の各期間において、抵抗R10に電流が流れ、時刻t12からt15において、抵抗R10に電流が流れず、抵抗R11に電流が流れる。
前述のように、整流電圧Vrが判定電圧より低い期間で、抵抗R10に電流が流れる。従って、判定電圧を低くすることで、抵抗R10に電流が流れる期間を短縮できる。これにより、抵抗R10に流れる電流の最大値及び総量、並びに、抵抗R10に印加される電圧の最大値を低減できるので、抵抗R10での電力の損失も削減できる。
以上で説明したように、本実施例に係るLED点灯装置10aによれば、抵抗切り替え部16が、整流電圧Vrが判定電圧未満の時、抵抗R10を、整流素子B1を介して半導体リレーSSRに電気的に接続するようにしている。また、抵抗切り替え部16が、整流電圧Vrが判定電圧以上の時、抵抗R10より高抵抗である抵抗R11を、整流素子B1を介して半導体リレーSSRに電気的に接続するようにしている。これにより、半導体リレーSSRがオフ時には、整流電圧Vrは、半導体リレーSSRの抵抗成分Rssrと抵抗R10とによって降圧されるので、半導体リレーSSRの抵抗成分Rssrが存在しても、第1及び第2のLED素子11−1,11−2を点灯しないようにできる。
また、半導体リレーSSRがオン時には、整流電圧Vrが判定電圧以上になると、電流は抵抗R10に流れず高抵抗な抵抗R11に流れる。従って、第1及び第2のLED素子11−1,11−2の点灯に寄与しない電流が低抵抗な抵抗R10に流れる期間を短縮して、電力損失及び発熱量を低減できる。発熱量を低減できることで、ブリンカーライトの放熱性が低い場合であっても、LED点灯装置10aの耐久性及び信頼性を向上できる。
このように、本実施例に係るLED点灯装置10aでは、抵抗R10の電力損失及び発熱量を低減できるので、抵抗R10として、小型、低耐圧且つ小電力な抵抗器を用いることもできる。従って、低コスト化できる。
さらに、抵抗R10に電流が流れる期間を短縮できることで、抵抗R10を低抵抗にしても、電力損失及び発熱量を低減できる。これにより、抵抗成分Rssrが低い半導体リレーSSRを用いても、半導体リレーSSRがオフ時に、整流電圧Vrを十分に降圧させて、第1及び第2のLED素子11−1,11−2を点灯しないようにできる。従って、様々な形式(メーカー)の半導体リレーSSRに対応することができる。
また、抵抗R10に電流が流れる期間は、整流電圧Vrによって決定される。従って、その期間は、直列接続されたLEDの数、及び、第1及び第2のLED素子11−1,11−2の電流値等には影響されない。
さらにまた、実施例1と同様の効果も得られる。
このように、道路の分岐点などに既に設置されたブリンカーライトの点灯制御部(制御盤)20aが半導体リレーSSRを用いている場合であっても、この点灯制御部20aをそのまま利用して、白熱電球をLED点灯装置10aに交換するだけで、LEDの優れた特性を得ることができる。
なお、白熱電球は、半導体リレーSSRのオフ時の抵抗成分Rssrを介して電圧が加えられても点灯しない特性を有している。
以上、本発明の実施例を詳述してきたが、具体的な構成は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変形して実施することができる。
例えば、第1及び第2のLED素子11−1,11−2を構成するLEDの数は、以上の例と異なってもよい。
また、短絡制御部14は、第2のLED素子11−2に代えて、第1のLED素子11−1の両端を短絡するようにしてもよい。この場合、電流制御部13は、第2のLED素子11−2に流れる電流を制御すればよい。
また、短絡スイッチをP型MOSトランジスタで構成してもよい。
10,10a LED点灯装置
20,20a 点灯制御部(制御盤)
21 電圧変換部
SW1,SW2 スイッチ
SSR 半導体リレー
Rssr 抵抗成分
B1 整流素子
11−1 第1のLED素子
11−2 第2のLED素子
13 電流制御部
131 電圧制御部
14 短絡制御部
16 抵抗切り替え部
Q1 N型MOSトランジスタ(電流制御トランジスタ)
Q2 N型MOSトランジスタ(短絡スイッチ)
Q3 NPN型トランジスタ(第1のスイッチング素子)
Q4 NPN型トランジスタ(第2のスイッチング素子)
Q5 NPN型トランジスタ(第3のスイッチング素子)
ZD1 ツェナーダイオード(第2の電圧検出素子)
ZD2 ツェナーダイオード(第1の電圧検出素子)
ZD3 ツェナーダイオード(電圧制限素子)
D1 ダイオード(電流制限素子)
R1 抵抗(第5抵抗)
R2 抵抗(第6抵抗)
R3 抵抗(第7抵抗)
R4〜R7 抵抗
R8 抵抗(第1抵抗)
R9 抵抗(第2抵抗)
R10 抵抗(第3抵抗)
R11 抵抗(第4抵抗)
R12 抵抗
IC1 シャントレギュレータ
C1,C2 容量

Claims (14)

  1. 周囲の光の光量が予め定められた基準光量以上の場合、第1の交流電圧を出力して、前記光量が前記基準光量より低い場合、前記第1の交流電圧より実効値が低い第2の交流電圧を出力する点灯制御部から、前記第1の交流電圧または前記第2の交流電圧が供給されるLED点灯装置であって、
    前記第1の交流電圧または前記第2の交流電圧を整流して、第1端子及び第2端子間から整流電圧を出力する整流素子と、
    前記第1端子に一端が接続された第1のLED素子と、
    前記第1のLED素子の他端に一端が接続された第2のLED素子と、
    前記第2のLED素子の他端と前記第2端子との間に接続され、前記第1のLED素子または前記第2のLED素子に流れる電流を制御する電流制御部と、
    前記整流電圧が予め定められた短絡電圧未満の時に前記第1のLED素子または前記第2のLED素子の両端を短絡する短絡制御部と、を備え、
    前記短絡電圧と、前記第2の交流電圧の最大値は、前記第1のLED素子と前記第2のLED素子の両方が点灯するために必要な第1電圧以下であり、且つ、前記第1のLED素子と前記第2のLED素子の一方が短絡された時に他方が点灯するために必要な第2電圧より高い
    ことを特徴とするLED点灯装置。
  2. 前記短絡電圧は、前記第2の交流電圧の最大値より高いことを特徴とする請求項1に記載のLED点灯装置。
  3. 前記短絡制御部は、
    オン又はオフに切り替えられ、オン時に前記第2のLED素子の両端を短絡する短絡スイッチと、
    前記第1端子に一端が接続され、前記整流電圧が前記短絡電圧以上の時に導通する第1の電圧検出素子と、
    前記第1端子に一端が接続された第1抵抗と、
    前記第1の電圧検出素子の他端に制御端子が接続され、前記第1抵抗の他端に一端が接続され、前記第2端子に他端が接続され、前記第1の電圧検出素子が導通した時にオンする第1のスイッチング素子と、を有し、
    前記短絡スイッチは、前記第1抵抗の前記他端の電圧がハイレベルの時にオンに制御され、ローレベルの時にオフに制御される
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のLED点灯装置。
  4. 前記短絡スイッチは、N型MOSトランジスタであり、
    前記N型MOSトランジスタのドレインは前記第1のLED素子の他端と前記第2のLED素子の一端との接続点に接続され、前記N型MOSトランジスタのソースは前記第2のLED素子の他端と前記電流制御部との接続点に接続され、
    前記短絡制御部は、前記N型MOSトランジスタのゲートとソースとの間の電圧を制限する電圧制限素子を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載のLED点灯装置。
  5. 前記短絡制御部は、前記第2のLED素子の他端と前記電流制御部との接続点から前記短絡制御部に電流が流れないように制限する電流制限素子を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載のLED点灯装置。
  6. 前記第1の電圧検出素子は、ツェナーダイオードであり、
    前記短絡制御部は、前記第1のスイッチング素子の制御端子と前記第2端子との間に接続された第2抵抗を有する
    ことを特徴とする請求項3から請求項5の何れかに記載のLED点灯装置。
  7. 第3抵抗及び第4抵抗を有し、供給された前記整流電圧に基づいて前記第1端子及び第2端子間の抵抗を切り替える抵抗切り替え部を備え、
    前記点灯制御部は、前記第1の交流電圧又は前記第2の交流電圧を、オン又はオフに切り替えられ且つオフ時に抵抗成分を有するスイッチ部を介して、前記整流素子に供給し、 前記抵抗切り替え部は、前記整流電圧が判定電圧未満の時、前記第1端子及び第2端子間に前記第3抵抗を接続し、これにより前記第3抵抗を前記整流素子を介して前記スイッチ部に電気的に接続し、前記整流電圧が前記判定電圧以上の時、前記第1端子及び第2端子間に、前記第3抵抗に代えて、前記第3抵抗より高抵抗な前記第4抵抗を接続し、これにより前記第4抵抗を前記整流素子を介して前記スイッチ部に電気的に接続する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載のLED点灯装置。
  8. 前記スイッチ部がオフ時に、前記整流電圧は、前記スイッチ部の前記抵抗成分と前記第3抵抗とによって前記判定電圧未満に降圧される
    ことを特徴とする請求項7に記載のLED点灯装置。
  9. 前記第3抵抗は、前記スイッチ部の前記抵抗成分より低抵抗である
    ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のLED点灯装置。
  10. 前記電流制御部は、
    前記第2のLED素子の他端に一端が接続された電流制御トランジスタと、
    前記電流制御トランジスタの他端と前記第2端子との間に接続された第5抵抗と、
    前記電流制御トランジスタの他端の電圧が一定となるように、前記電流制御トランジスタの制御端子の電圧を制御する電圧制御部と、を有する
    ことを特徴とする請求項7から請求項9の何れかに記載のLED点灯装置。
  11. 前記電圧制御部は、
    前記第1端子に一端が接続され、前記整流電圧が前記判定電圧以上の時に導通し、前記判定電圧は前記第2電圧未満である第2の電圧検出素子と、
    前記第2の電圧検出素子の他端に一端が接続された第6抵抗と、
    前記第6抵抗の他端と前記第2端子との間に接続された第7抵抗と、
    前記第6抵抗の他端および前記電流制御トランジスタの制御端子にカソードが接続され、前記第2端子にアノードが接続され、前記電流制御トランジスタの他端の電圧に基づく参照電圧が基準端子に供給され、前記参照電圧が増加すると前記カソードの電圧が低下して、前記参照電圧が低下すると前記カソードの電圧が増加するシャントレギュレータと、を有する
    ことを特徴とする請求項10に記載のLED点灯装置。
  12. 前記抵抗切り替え部は、
    前記電圧制御部の前記第2の電圧検出素子の他端に制御端子が接続され、前記第4抵抗と前記第2端子との間に一端及び他端が接続され、前記第2の電圧検出素子が導通した時にオンする第2のスイッチング素子と、
    前記第2のスイッチング素子の前記一端に制御端子が接続され、前記第3抵抗と前記第2端子との間に一端及び他端が接続され、前記第2のスイッチング素子がオンした時にオフする第3のスイッチング素子と、を有する
    ことを特徴とする請求項11に記載のLED点灯装置。
  13. 前記第1のLED素子と前記第2のLED素子は、それぞれ、直列接続された複数のLEDで構成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項12の何れかに記載のLED点灯装置。
  14. 請求項1から請求項13の何れかに記載の第1のLED点灯装置と、
    請求項1から請求項13の何れかに記載の第2のLED点灯装置と、
    周囲の光の光量が予め定められた基準光量以上の場合、第1の交流電圧を前記第1及び第2のLED点灯装置に交互に供給し、一方、前記光量が前記基準光量より低い場合、前記第1の交流電圧より実効値が低い第2の交流電圧を前記第1及び第2のLED点灯装置に交互に供給する点灯制御部と、を備える
    ことを特徴とする表示装置。
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