JP5159033B2 - 画像観察システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像観察システムに関する。
特に外界の画像情報を撮像素子に形成し、該撮像素子で得られた画像情報と仮想の画像情報の双方を表示手段に表示し、双方を同時に観察する際に好適なものである。
従来より、小型のCCDカメラ等の撮像装置と画像情報を液晶等の表示素子に表示する表示装置を含む画像観察装置を観察者の左右眼に各々設けたヘッドマウントディスプレイ(HMD)が種々と提案されている。このHMDでは、外界画像(外界情報)をCCDカメラ等の撮影装置で電気信号に変換し、それを表示装置のCRTやLCDなどの表示素子に表示している。そして表示装置を介して外界画像を両眼視差を用いて立体観察(以下ビデオシースルー観察)し、あたかも外界を裸眼で観察しているように構成している。
又カメラによって撮像された外界画像にコンピューターグラフィックス等により生成された画像やビデオ等によって記録された映像(仮想画像)を表示素子に合成表示する。そして、現実空間と仮想空間の画像情報を合成し、双方の情報を同時に観察できるようにした画像観察システムが提案されている(特許文献1〜3)。
図7は従来の画像観察システムの要部概略図である。
図7ではバックライト,偏光板,透過型液晶素子等で構成される表示素子22を射出した表示光DLは、表示系を形成するプリズム部材26の面27で屈折されつつプリズム部材26に入射する。そして、臨界角以上の入射角度で面28に入射した光束は全反射され、ミラー面29で反射される。
次いで臨界角以下の入射角度で面28に入射し屈折されてプリズム部材26を射出して、観察眼Eに導かれる。
プリズム部材26は光学的パワーを有した面が傾いて配置されることに起因して収差が発生する。このときの収差を良好に補正するために、プリズム部材26はアジムス角度により光学的パワーの異なる偏心した非回転対称面で構成しており、これにより画質の向上と表示装置21の小型化を図っている。
プリズム部材(表示系)26は表示素子22の拡大虚像を例えば観察眼Eより2m先に形成するように位置及び焦点距離等が決められており、その射出瞳は観察眼Eの入射瞳に一致させてある。
ここでプリズム部材(表示系)26は表示装置21の一部を構成しており、その眼球側の光軸23は表示素子22の表示系26により形成される虚像スクリーン22’面に垂直で、かつ表示系26の射出瞳中心を通る直線として定義されるものである。
一方、外界の物体OBからの光束6は撮影系を構成する3角柱形状のプリズム部材17の面51で屈折されつつプリズム部材17に入射する。
次いでミラー面52で反射され、臨界角以上の入射角度で面51に入射し全反射される。次いで臨界角以下の入射角度で面53に入射し屈折されつつプリズム部材17を射出し、結像光学系18に入射する。
そして撮影光学系18によって撮像素子16上に物体OBの像を結像している。撮像系10の光軸13は延長したとき、表示系26の光軸23と略一致させてある。またプリズム部材26で構成される撮像系10の入射瞳位置と観察眼Eの入射瞳位置を一致させている。
特開平10−239623号公報 特開平 8−320451号公報 特開平10−239631号公報
全反射を利用した3角柱形状のプリズム部材17を用いた撮像系には、図8に示すような物体OBからの光束のうちゴースト光となる光束8が原理的に発生する。
図9にCCD画像16上のゴーストの発生状況を示す。画面右の光源60の近傍に光源60のゴースト光61が生じている。
図8において、物体OBからの光束7は、プリズム17の面51で屈折されつつプリズム部材17内に入射する。
次いでミラー面52で反射され、臨界角以上の入射角度で面51に入射し全反射され、臨界角以下の入射角度で面53に入射し屈折されつつプリズム部材17を射出し、撮影光学系18に入射する。そして撮影光学系18によって撮像素子12上に物体OBの像を結像する。
このときの光束は正規の光束7である。
このほかに、図8に示すように物体OBからの光束8は、面51で屈折されつつプリズム部材17内に入射し、ミラー面52で反射され、面51に入射し反射される。このとき、面53に入射しないで、52に入射し反射される。
そして光束8は、面53に入射し反射され、面51に入射し反射され、面52に入射し反射される。
次いで面51に入射し反射され、臨界角以下の入射角度で面53に入射し屈折されつつプリズム部材17を射出する。次いで、撮影光学系18に入射し、撮影光学系18によって撮像素子16上に到達し、ゴースト光束となる。
このようなゴーストは3角柱形状のプリズム部材17を用いると原理的にどうしても発生してくる。この結果、撮像素子16で得られる画像の画質が大きく低下してくるという問題があった。
本発明は、撮影系中に3角柱形状のプリズム部材を用いて各面でのミラー反射や全反射を利用して光路を織り込んで光学系全体の小型化を図るとき、原理的に発生するゴースト光が撮影光学系に入射するのを効果的に防止し、良好なる画像情報が得られる画像観察システムの提供を目的とする。
本発明の画像観察システムは、撮像系と、該撮像系によって形成された物体像を電気信号に変換する撮像素子とを含む撮像装置と、該撮像装置で得られる画像を表示素子に表示する表示装置とを有する画像観察システムにおいて、
前記撮像系は、物体側から順に、三角柱形状のプリズム部材と、撮影光学系を有し、前記プリズム部材は、物体からの光束を透過させる第1面と、該第1面からの光束を前記第1面に向けて反射する第2面と、該第2面で反射した光束が前記第1面で全反射した後に透過する第3面とを有し、前記第1面と前記第2面と前記第3面のうち2つの面で形成される3つのプリズム頂角のうち最も小さい角度をθ1、その次に小さい角度をθ2、前記プリズム部材の材料の屈折率をNとするとき、
1.8・θ1≦θ2≦2.2・θ1
θ1≦30°
N<1/cos(2・θ1)
なる条件式を満足し、

前記撮像装置の撮影光学系の撮影光軸と前記表示装置の表示光学系の表示光軸とが一致していることを特徴としている。
本発明によれば、原理的に発生するゴースト光が撮影光学系に入射するのを効果的に防止し、良好なる画像情報が得られる画像観察システムが得られる。
図1は本発明の撮像装置を有する画像観察システムの実施例1の要部概略図である。
図1において、101は撮像装置、102は表示装置である。撮像装置101は、物体側から撮像素子側へ光路順に3角柱形状のプリズム部材(プリズム)17と、撮像レンズ(撮影光学系)18と、像面に配置された撮像素子16とを有している。
ここで3角柱プリズムとは、平面より成る3つの面を有し、該3つの面を各々延長したとき、各面で3つのプリズム頂角が形成されるものを言う。
表示装置102は表示素子22と、表示光学系26と、処理手段103を有している。表示素子22は、撮像装置101で得られた画像情報を処理手段103で画像処理して表示するとともに、コンピュータ104で形成した仮想画像を処理手段103で処理して表示している。
観察者Eは表示素子22に表示した外界の画像情報とコンピュータ104で形成した仮想画像の双方を同時に観察している。
本実施例の画像観察システムでは、撮像装置101に含まれる撮影光学系18の外界から入射してくる光束の外界光軸(撮影光軸)13と、表示装置102に含まれる表示光学系26の光軸23を延長した表示光軸は一致している。
これによってパララックスのない状態でシースル型のヘッドマウントディスプレイ(HMD)を構成している。
図1において、物体OBからの光束は、撮像系の一部を構成するプリズム部材17の第1面51から入射する。第1面51から入射した光束は、第2面52で第1面51方向(第1面方向)にミラー反射させる。
第2面52はミラー反射面であり、AlやAg等が蒸着されている。第2面52からの反射光は第1面51で全反射した後、第3面53から出射する。第3面53の非有効部の一部又は全部は拡散部54となっている。
プリズム部材17からの出射光束は、撮像系の一部を構成する撮影光学系18に入射する(以下このような酵素を「正規の光束」という。)。撮影光学系18は、物体OBの像(物体像)を撮像素子16上に形成している。
このように本実施例のプリズム部材17は反射面と屈折面を併用する第1面51と、反射面を形成する第2面52と、屈折面を形成する第3面53を有し、その間が屈折率1より大きい透明媒体で満たされている。
そしてプリズム部材17の第3面53の有効部以外(第3面の非有効部)の一部、又は全部は拡散部54より成っている。
具体的には、第3面53の有効部以外において、第2面52と第3面53よりなる稜線と平行な2つの線で挟まれる領域、または平行な線と該稜線で挟まれる領域が拡散部54
より成っている。
第3面53の有効部以外の一部、又は全部にはスミ塗りがなされている。
プリズム部材17の材料の屈折率をN,面51,面52,面53の第1,第2,第3面の3面のうち2つの面よりなる3つの頂角(プリズム頂角)を小さい順にθ1,θ2,θ3とするとき、小さい方の2つの角度θ1,θ2は、
1.8・θ1 ≦θ2 ≦ 2.2・θ1…(1)
θ1 ≦ 30° …(2)
N ≧ 1/cos(2・θ1) …(3)
なる条件式を満たしている。
ここでプリズム部材17の材料の屈折率Nが、
N<1/cos(2・θ1)
のときはゴースト光が発生しにくい条件となる。
従って、このときは第3面53の非有効部を拡散面としなくても良い。
図2は図1における撮像装置101における正規の光束7の光路の説明図である。
図3は図1においてプリズム部材17の内面反射で生ずるゴースト光8の光路の説明図である。
図2,図3にて、光線が各面で屈折および反射する各ポイントを撮像光学系18側から順に点1a〜9aと呼ぶ。
図2において、物体OBからの光束のうち、不要な反射・屈折をせず、正しく結像される正規の光束のうち、光束7は、点4aにおいて面51で屈折されつつプリズム17内に入射する。
次いで点3aにおいてミラー面52で反射され、点2aにおいて臨界角以上の入射角度で面51に入射し全反射される。次いで点1aにおいて臨界角以下の入射角度で面53に入射し、屈折されてプリズム17を射出する。
次いで撮影光学系18によって撮像素子16上に集光される。そして撮像素子16上には、物体OBの像が結像される様子を示している。
また、図3においては、物体OBからの光束8は点9aにおいて面51で屈折されてプリズム17内に入射する。次いで、点8aにおいてミラー面52で反射され、点7aにおいて面51に入射し反射される。次いで点6aにおいて面52に入射し反射され、点5aにおいて面53に入射し反射される。
次いで点4aにおいて面51に入射し反射される。次いで点3aにおいて面52に入射し反射され、点2aにおいて面51に入射し反射される。次いで点1aにおいて臨界角以下の入射角度で面53に入射し屈折されつつプリズム17を射出する。次いで撮影光学系18で集光される。
そして撮影光学系18によって撮像素子16上に物体OBのゴースト光が結像される。
図2における、正規の光束7の各面への入射角度、および反射角度について説明する。プリズム17は、面51と面52のなすプリズム頂点をθ1、面51と面53のなすプリズム頂角θ2がθ2=2×θ1である場合を考える。
このとき、正規の光束7の面51への入射角度と面53での射出角が一致する。面51〜面53がすべて平面の場合は、この条件を満たすことは、光学性能上、平行平板に入射するのと等価となる。
プリズム17のサイズを小さくするための理由で、面51と面53のなすプリズム頂角の角度を 1.8×θ1〜2.2×θ1とするのが良い。
本実施例では面51と面53のなす頂点の角度が2×θ1である場合について説明する。
まず、正規の光束7の光路について説明する。
図4は、図2において正規の光束のプリズム部材17における光路の説明図である。
図4において、物体OBが無限遠にあり、画角ω、最大画角ω0、プリズム17の材料の屈折率をNとすると点1aにおける面53への入射角μ1は、
N×sin(μ1)=sin(ω) …(4)
点2aにおける面51での全反射角μ2は
μ2=2×θ1−μ1 …(5)
よって面51の点2aにおいて全反射する条件は
sinμ2>(1/N)
2×θ1−μ1>sin-1(1/N)
2θ1>sin-1(1/N)+μ1
θ1≧(1/2)(sin-1(1/N)+μ1)
画角ωに対して最大画角ω0を入れると
θ1≧0.5×arcsin(sin(ω0)/N)+0.5×arcsin(1/N)…(6)
となる。
点3aでの反射角μ3は
90°−μ2+90°+μ3+θ1=180° …(7)
μ3=μ2−θ1=θ1−μ1 …(8)
点4aでの反射角μ4は
μ4+μ3+180°−θ1=180° …(9)
μ4=θ1−μ3=μ1 …(10)
となる。
よって点4aでの正規光束7の射出角μ’4は
((sinμ4’)/(sinμ4))=N
となる。式(4)より
((sinμ4’)/(sinμ4))=((sinω)/(sinμ1))
であるから、
μ’4=ω …(11)
となる。
次に、ゴースト光束8について説明する。
図5は、図3において、ゴースト光8のプリズム部材17における光路の説明図である。
図3,図5において、画角β1のゴースト光束8が、撮影光学系18に入射する場合を説明する。
図5において面53への入射角をα1、出射角をβ1とすると、
N×sin(α1)=sin(β1) …(12)
である。
点2aでの反射角α2は
α2=θ2−α1より
α2=2×θ1−α1…(13)
点3aでの反射角α3は
90°−α2+θ1+α3+90°=180° …(14)
よって
α3=α2−θ1=2θ1−α1−θ1=θ1−α1 …(15)
点4aでの反射角α4は
180°−θ1+α4+α3=180° …(16)
よって
α4=θ1−α3=α1…(17)
点5aでの反射角α5は
θ2+90°−α4+90°−α5=180° …(18)
よって
α5=θ2−α4より
α5=2×θ1−α1=α2 …(19)
(16)式より、図6におけるゴースト光束8の点5aにおける面53での反射角は点2aにおける面51の反射角と一致し、どちらも全反射であることがわかる。
よって、面53の有効部外を、鏡面のままスミ塗りしてもゴースト光を除去することはできない。
そこで本実施例では、有効部外を拡散部とし、スミ塗りをすることによってゴースト光を除去している。
点6aでの反射角α6は
90°−α5+90°−α6+180°−θ1−θ2=180° …(20)
よって
α6=180°−5θ1+α1 …(21)
点7aでの反射角α7は
90°−α6+α7+90°+θ1=180° …(22)
α7=α6−θ1
よって
α7=180°−6θ1+α1 …(23)
点8aでの反射角α8は
90°−α7+θ1+90°+α8=180° …(24)
α8=α7−θ1
よって
α8=180°−7θ1+α1 …(25)
点9aでのゴースト光束8の側面51への入射角β2、射出角α9は
α8+α9+180°−θ1=180° …(26)
よって
α9=θ1−α8=−180°+8θ1−α1 …(27)
((sinβ2)/(sinα9))=N
より、
β2=arcsin(N×sin(−180°+8×θ1−α1)) …(28)
となる。
(13)式より、点2aで全反射する条件は
(1/sinα2)<N
sinα2>(1/N)
より
α2=2×θ1 −α1≧arcsin(1/N) …(29)
(27)式より、点9aで透過する条件は
(1/sinα9)>N
sinα9<(1/N)
より
α9=−180°+8×θ1−α1≦arcsin(1/N) …(30)
よって(29),(30)式より
−180°+8×θ1−α1≦2θ1−α1 …(31)
θ1≦30° …(32)
(32)式は、ゴースト光が存在する角度θ1の範囲を示す条件式であり、それ以外では面53での反射でゴースト光は発生しない。
光源(物体OB)が無限遠位置にある場合、画面内で正規光束7よりゴースト光8が内側に存在する条件は
(27)式より
α9=−180°+8×θ1−α1=θ1 …(33)
α1≦μ1 …(34)
よって
2×α1≦−180°+8×θ1 …(35)
α1が最大像高近傍では、(29)より
2×θ1−α1≒arcsin(1/N) …(36)
よって
N≧1/cos(2×θ1) …(37)
(37)式は画面上で、光源の位置近傍にゴースト光8が存在する条件であり、それ以外では、ゴースト光は画面内に到達することはない。
尚、本実施例において、
N<1/cos(2×θ1)・・・・(38)
とすれば、プリズム部材17でゴースト光が発生しにくい条件となる。
このときは、第3面53の非有効部に拡散部やスミ塗りを設ける必要がない。
[参考例1]
図1において、外界の物体OBからの光束6はプリズム17の面51に入射し、屈折されてプリズム17内に入射する。そして、ミラー面(Al蒸着やAg蒸着されている面)52で反射され、臨界角以上の入射角度で面51に入射し全反射される。そして、臨界角以下の入射角度で面53に入射し面53で屈折されてプリズム17を射出し、撮影光学系18に入射する。そして撮影光学系18によって物体OBを撮像素子16上に結像している。
プリズム17の面53の有効部外は拡散部54となっており、拡散部54をスミ塗りすることによってゴースト光の発生を防止している。
拡散部54は図6に示すように、面53の有効部外において、第52面と第53面よりなる稜線55と平行でかつ該稜線を含む領域である。
プリズム17の材料は屈折率N=1.697、面51,面52,面53の3面よりなるプリズム17の3つの頂角を小さい順にθ1、θ2、θ3とすると、θ1=27度、θ2=2×θ1=54度である。
撮影光学系18の最大画角は31.4度である。
N=1.697
θ1= 27 = 0.47rad ≦π/6
θ2=54.0度 = 0.94rad
1/cos(2・θ1)=1.701 ≒ N
(尚、屈折率の大小の比較は、製作誤差を考慮すると、小数点以下2桁までの数値で比較するのが良い。)
物体OB(光源)が無限遠にある場合、画角31.9度の位置にゴースト光が発生する。
本参考例では、ゴースト光が最大画角以上の角度で発生していて、更に(3)式を厳密には満たしていない。
しかし、ゴースト光は一般的に収束せず、比較的大きなスポット画像となるため、画像内にゴースト光が入ってしまう。この為、面53の非有効部を拡散面としている。
図5に示した角度β1,β2,α1〜α9の値は次のとおりである。
β1=31.9度
α1=18.1度
α2=35.9度
α3= 8.9度
α4=18.1度
α5=35.9度
α6=63.2度
α7=36.2度
α8= 9.2度
α9=17.8度
β2=31.9度
[参考例2]
以下に、参考例2の数値例を示す。
プリズム部材17の材料は屈折率N=1.773である。3面よりなる3つのプリズム頂角を小さい角度順にθ1、θ2、θ3とすると、θ1=25.8度、θ2=2×θ1=51.6度である。
撮影光学系18の最大画角は31.4度、
N=1.773
θ1=25.8度 = 0.45rad ≦π/6
θ2=51.6度 = 0.90rad
1/cos(2・θ1)= 1.61 ≦ N
物体OB(光源)が無限遠にある場合、画角25.8度の位置にゴースト光が発生する。この為、面53の非有効部を拡散面とするのが良い。
図5に示した角度β1,β2,α1〜α9の値は次のとおりである。
β1=24.0度
α1=13.3度
α2=38.3度
α3=12.5度
α4=13.3度
α5=38.3度
α6=64.3度
α7=38.5度
α8=12.7度
α9=13.1度
β2=24.0度
[実施例1]
以下に、実施例1の数値例を示す。
プリズム部材17の材料は屈折率N=1.652である。3面よりなる3つのプリズム頂角を小さい角度順にθ1、θ2、θ3とすると、θ1=27.8度、θ2=2×θ1=55.7度である。
撮影光学系18の最大画角は31.4度、
N=1.652
θ1=27.8度 = 0.49rad ≦π/6
θ2=55.7度 = 0.97rad
1/cos(2・θ1)= 1.772 ≧ N
本実施例では、物体(光源)が無限遠にある場合、画角37.4度の位置にゴースト光8が発生する。
撮影光学系18の最大画角を越えたところに発生するため、撮像素子16上にゴースト光8は到達しない。この為、面53上に拡散部54を設けていない。
図5に示した角度β1,β2,α1〜α9の値は次のとおりである。
β1=37.4度
α1=21.6度
α2=34.1度
α3= 6.3度
α4=21.6度
α5=34.1度
α6=62.4度
α7=34.6度
α8= 6.8度
α9=21.1度
β2=37.4度
本発明の参考例1の要部概略図 図1の撮像装置の正規の光束の光路説明図 図1の撮像装置のゴースト光束の光路説明図 図1のプリズム部材内の正規の光束の光路説明図 図1のプリズム部材内のゴースト光束の光路説明図 図1のプリズム部材の拡散部の説明図 従来の画像観察システムの要部概略図 図7における正規の光束とゴースト光束の光路説明図 ゴースト光の説明図
E 観察眼
6 光束
7 正規の光束
8 ゴースト光束
16 撮像素子
18 撮影光学系
21 表示光学系
22 表示素子
23 光軸
26 プリズム部材
27 面
28 面
29 面
51 面
52 面
53 面
54 拡散部+スミ塗り
55 光源
61 ゴースト光

Claims (1)

  1. 撮像系と、該撮像系によって形成された物体像を電気信号に変換する撮像素子とを含む撮像装置と、該撮像装置で得られる画像を表示素子に表示する表示装置とを有する画像観察システムにおいて、
    前記撮像系は、物体側から順に、三角柱形状のプリズム部材と、撮影光学系を有し、前記プリズム部材は、物体からの光束を透過させる第1面と、該第1面からの光束を前記第1面に向けて反射する第2面と、該第2面で反射した光束が前記第1面で全反射した後に透過する第3面とを有し、前記第1面と前記第2面と前記第3面のうち2つの面で形成される3つのプリズム頂角のうち最も小さい角度をθ1、その次に小さい角度をθ2、前記プリズム部材の材料の屈折率をNとするとき、
    1.8・θ1≦θ2≦2.2・θ1
    θ1≦30°
    N<1/cos(2・θ1)
    なる条件式を満足し、
    前記撮像装置の撮影光学系の撮影光軸と前記表示装置の表示光学系の表示光軸とが一致していることを特徴とする画像観察システム。
JP2005257699A 2005-09-06 2005-09-06 画像観察システム Expired - Fee Related JP5159033B2 (ja)

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