JP4505807B2 - 多重化スペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィー - Google Patents

多重化スペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィー Download PDF

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Description

本発明は、時分割、偏光分割なども併用した多重化スペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィーに関するものである。
医療分野等で用いられる非破壊断層計測技術の1つとして、時間的に低コヒーレンスな光をプローブ(探針)として用いる断層計測法「光コヒーレンストモグラフィー」(OCT)がある(特許文献1参照)。OCTは、光を計測プローブとして用いるため、被計測試料の屈折率分布、分光情報、偏光情報(複屈折率分布)等が計測できるという利点がある。
一般的なOCTは、マイケルソン干渉計を基本としており、その原理を図8で説明する。光源63から射出された光は、コリメートレンズ62で平行化された後に、ビームスプリッター57により参照光と物体光に分割される。物体光は、物体アーム内の対物レンズ58によって被計測試料59に集光され、そこで散乱・反射された後に再び対物レンズ58、ビームスプリッター57に戻る。
一方、参照光は参照アーム内の対物レンズ60を通過した後に参照鏡61によって反射され、再び対物レンズ60を通してビームスプリッター57に戻る。このようにビームスプリッター57に戻った物体光と参照光は、物体光とともに集光レンズ56に入射し光検出器55(フォトダイオード等)に集光される。
OCTの光源は、時間的に低コヒーレンスな光(異なった時刻に光源から出た光同士は極めて干渉しにくい光)の光源を利用する。時間的低コヒーレンス光を光源としたマイケルソン型の干渉計では、参照アームと物体アームの距離がほぼ等しいときにのみ干渉信号が現れる。この結果、参照アームと物体アームの光路長差(τ)を変化させながら、光ディテクターで干渉信号の強度を計測すると、光路長差に対する干渉信号(インターフェログラム)が得られる。
そのインターフェログラムの形状が、被計測試料59の奥行き方向の反射率分布を示しており、1次元の軸方向走査により被計測試料59の奥行き方向の構造を得ることができる。このように、OCTでは、光路長走査により、被計測試料59の奥行き方向の構造を計測できる。
このような軸方向の走査のほかに、横方向の機械的走査を加え、2次元の走査を行うことで被計測試料59の2次元断面画像が得られる。この横方向の走査を行う走査装置としては、被計測試料を直接移動させる構成、物体は固定したままで対物レンズをシフトさせる構成、非計測物体も対物レンズも固定したままで、対物レンズの瞳面付近においたガルバノ鏡の角度を回転させる構成等が用いられている。
以上のOCTとは別に、被計測物体からの反射光の波長スペクトルを、スペクトロメーター(スペクトル分光器)で取得し、このスペクトル強度分布に対するフーリエ変換を行うことを要旨とする「スペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィー(FD−OCT:フーリエドメインOCT、とも言う。)」という技術が知られている(特許文献2参照)。
通常、フーリエドメインOCTでは、取得した実信号(スペクトル干渉縞を示す干渉信号)をフーリエ変換することで、実空間(OCT信号空間)上での信号を取り出す。しかし、通常取得されるスペクトル干渉縞は、複素情報を含まない実信号であるため、それをフーリエ変換してOCT信号を取得した際に、本来のOCT信号とかさなりあって、その信号の軸反転複素共役信号及び自己相関信号が現れる。この二つの信号はコヒーレントノイズとも呼ばれ本来のOCT信号に重なり合うとOCT計測の障害となる。これを避けるためには、被計測物体の範囲を制限する必要があり、結果的に計測範囲が半分以下に制限されることになる。
これを解決するために、従来、位相シフト方式が知られている。この位相シフト方式では、参照光の光路長さを変化させながら、同じ計測部位に関する複数のスペクトル干渉縞を取得し、そこからスペクトルの位相情報(つまり複素情報)を再構築することにより、複素共役画像を消去する方式が用いられている。
図9は、位相シフト方式の時間ダイアグラムを示す図であり、時間tに対する、横方向走査のためのガルバノミラーの1走査サイクルの動作を時間経過とともに示す。(イ)は、CCDカメラの動作状態トリガを示す。ここで、tの時点からCCDカメラが画像の取得を開始する。(ロ)は、ガルバノミラーの1走査サイクル中に不連続なステップで変化している走査位置(横方向の位置)を示す。(ハ)は、ピエゾ素子で移動する参照鏡の位置であり、ガルバノミラーの各走査ステップの位置において、複数(この図では3回)計測している。
特開2002−310897号公報 特開平11−325849号公報
図9の時間ダイアグラムで明らかなように、従来の位相シフト方式では、ガルバノミラーの各走査ステップの位置、即ち同じ計測位置で、異なった参照光路の長さで複数回(少なくとも3回以上)スペクトルを取得する必要があるため、計測時間が長くなるという問題があった。
そして、従来の偏光計測法では、偏光計測に必要な複数のOCT画像を取得するのに長い時間がかかること、及び、複数の計測レンジの計測を行うには参照アームの位置(光路長)をかえて複数の画像を取得する必要があるという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決することを目的とするものであり、高次の走査による計測時間の遅延がなく、複素共役画像及び自己相関画像を含まないフルレンジのOCT計測を可能とする時分割、偏光分割なども併用した多重化(時間多重、偏光多重、変調多重等も併用した多重化)スペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィーを実現することである。
本発明は上記課題を解決するために、光源からの光路上に配置され、物体光と参照光を分離する第1のビームスプリッターと、前記物体光の光路上に配置され、被計測物に前記物体光を走査する走査装置と、前記参照光の光路上に配置された第2のビームスプリッターと、前記第2のビームスプリッターで分離された第1の参照光の光路上にある第1の参照鏡と、前記第2のビームスプリッターで分離された第2の参照光の光路上にある第2の参照鏡と、前記第1の参照光と第2の参照光を交互に通過させるチョッパとを備えていることを特徴とするスペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィーを提供する。
本発明は上記課題を解決するために、光源からの光路上に配置され、物体光と参照光を分離するビームスプリッターと、前記物体光の光路上に配置され被計測物に前記物体光を走査する走査装置と、前記参照光の光路上に配置され、該光路上を可動し前記物体光と参照光との干渉信号に連続的な位相変調を加えるための参照鏡とを備えていることを特徴とするスペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィーを提供する。
本発明は上記課題を解決するために、光源からの光路上に配置され、物体光と参照光を分離する第1のビームスプリッターと、前記物体光の光路上に配置され被計測物に前記物体光を走査する走査装置と、前記参照光の光路上に配置された第2のビームスプリッターと、前記第2のビームスプリッターで分離された第1の参照光の光路上にあり該光路上を可動な第1の参照鏡と、前記第2のビームスプリッターで分離された第2の参照光の光路上にあり該光路上を可動な第2の参照鏡とを備えており、 前記第2の参照鏡は、前記第1の参照鏡に較べて移動速度が速い又は移動速度が異なることを特徴とするスペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィーを提供する。
本発明は上記課題を解決するために、光源からの光路上に配置され、物体光と参照光を分離するビームスプリッターと、前記物体光の光路上に配置され被計測物に前記物体光を走査する走査装置と、前記ビームスプリッターからの前記物体光と参照光が重なられた光を受光するスペクトロメータと、前記参照光の光路上に配置された第1の偏光ビームスプリッターと、前記第1の偏光ビームスプリッターで分離された第1の参照光の光路上にあり該光路上を可動な第1の参照鏡と、前記第1の偏光ビームスプリッターで分離された第2の参照光の光路上にあり該光路上を可動な第2の参照鏡と、前記ビームスプリッターのスペクトロメータに向かう出光側の光路上に設けた第2の偏光ビームスプリッターとを備えており、第前記2の参照鏡は、前記第1の参照鏡に較べて移動速度が速い又は移動速度が異なることを特徴とするスペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィーを提供する。
本発明は上記課題を解決するために、光源からの光路上に配置され、物体光と参照光を分離するビームスプリッターと、前記物体光の光路上に配置され被計測物に前記物体光を走査する走査装置と、前記ビームスプリッターからの前記物体光と参照光が重ねられた光を受光するスペクトロメータと、前記光源と前記ビームスプリッターとの光路上に設けられた第1の偏光選択器と、前記ビームスプリッターのスペクトロメータに向かう出光側の光路上に設けた第2の偏光選択器とを備えているスペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィーであって、前記第1の偏光選択器は、光源からの光を互いに90°偏光した第1の入光と第2の入光に分離するとともに、第1の入光と第2の入光とを交互に通過させるものであり、前記第2の偏光選択器は、前記光源からの光を互いに90°偏光した第1の出光と第2の出光に分離するとともに、前記第1の出光と第2の出光とを交互に通過させるものであることを特徴とするスペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィーを提供する。
前記第1の偏光選択器は、光源からの光路上に配置された第1の偏光ビームスプリッター及び第2の偏光ビームスプリッターと、前記第1の偏光ビームスプリッターから分離した第2の入光を反射して前記第2の偏光ビームスプリッターに入射させる反射鏡と、前記第1の入光と第2の入光を交互に通過させる第1のチョッパとを備え、前記第2の偏光選択器は、光源からの光路上に配置された第3の偏光ビームスプリッター及び第4の偏光ビームスプリッターと、前記第3の偏光ビームスプリッターから分離した第2の出光を反射して第4の偏光ビームスプリッターに入射させる反射鏡と、前記第1の出光と第2の出光を交互に通過させる第2チョッパとを備えていることを特徴とする請求項4記載のスペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィー。
本発明は上記課題を解決するために、光源からの光路上に配置され、物体光と参照光を分離するビームスプリッターと、前記物体光の光路上に配置され被計測物に前記物体光を走査する走査装置と、前記参照光の光路上に配置された偏光ビームスプリッターと、前記ビームスプリッターからの前記物体光と参照光が重なられた光を受光するスペクトロメータと、前記光源とビームスプリッターとの光路上に設けられた偏光選択器と、前記偏光ビームスプリッターで分離された第1の参照光の光路上にあり該光路上を可動な第1の参照鏡と、偏光ビームスプリッターで分離された第2の参照光の光路上にあり該光路上を可動な第2の参照鏡と、を備えており、前記偏光選択器は、光源からの光を互いに90°偏光した第1の入光と第2の入光に分離するとともに、第1の入光と第2の入光とを交互に通過させるものであり、前記第2の参照鏡は、前記第1の参照鏡に較べて移動速度が速い又は移動速度が異なることを特徴とするスペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィーを提供する。
本発明に係る多重化スペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィーは、時分割、偏光分割なども併用し、高次の走査による計測時間の遅延がなく、複素共役画像及び自己相関画像を含まないフルレンジのOCT偏光計測を可能とする。
本発明に係るスペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィーを実施するための最良の形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
図1(a)は、本発明の実施例1の全体構成を説明する図である。この実施例1では、ガルバノミラー(横方向の走査装置の1例)による横方向の走査と、参照光路上を参照鏡が移動することにより、異なった光路長の参照アームを同時に用いることで計測領域を広げることができる。つまり、この実施例1では、異なった計測領域のOCT画像を同時に2枚得ることができる。
つまり、この実施例1は、横方向のある走査位置で、参照光を二つの光路長差で交互に変えて、それぞれでスペクトル(スペクトル干渉縞)を計測した後に、横方向位置を移動させ、そこで、同様のスペクトル干渉縞を計測する構成である。
図1(a)において、光源1からの光路2上に、第1のビームスプリッター3が配置されている。第1のビームスプリッター3は、光路2の延長上に進む物体光4と光路から90°直交する方向に進む参照光5に分離する。第1のビームスプリッター3から物体光が進む光路上にガルバノミラー6が配置されている。
ガルバノミラー6から反射された物体光の光路上に対物レンズ7が配置され、被計測物に集光される。被計測物8に集光され反射された物体光は、再度、第1のビームスプリッター3に戻り、参照光と重ねられて側方に反射され、これを受光するCCDカメラを有するスペクトロメータ9(スペクトル分光器)に入光する。
なお、詳細は省略するが、スペクトロメータ9は、CCDカメラで受光した物体光と参照光をデジタルデータに変換して、パソコンにおいて、このデータをフーリエ変換可能な構成である。
第1のビームスプリッター3から分離された参照光の光路上に第2のビームスプリッター10が設けられている。第2のビームスプリッター10で直角方向に反射される第1の参照光11の光路上に第1の参照鏡12が配置されている。第2のビームスプリッター10を透過する第2の参照光13の光路上に第2の参照光13を直角方向に反射する反射鏡14が配置されている。この反射鏡14で直角方向に反射される第2の参照光13の光路上に第2の参照鏡15が配置されている。
第1の参照光11の光路と第2の参照光13の光路は互いに平行しているが、これら第1の参照光11の光路と第2の参照光13の光路を交互に遮るように、チョッパ16(回転シャッタ)が設けられている。
このような構成により、ビームスプリッターから分離された参照光は、第1の参照光11の光路と第2の参照光13の光路により行路長が互いに異なる2種類の参照光が生成され、チョッパ16により交互の時間で再度、第2のビームスプリッター10から第1のビームスプリッター3に戻り、物体光と重ねられてスペクトロメータ9に入光する。
図1(b)は、実施例1の時間ダイアグラムを示す図であり、時間tに対するガルバノミラー6の1走査サイクル(t〜tn)の動作を時間経過とともに示す。(イ)は、CCDカメラの動作状態(ONとOFF)を示す線図である。tの時点からCCDカメラが画像の取得を開始する。
(ロ)は、ガルバノミラー6の制御状態を示し、縦軸方向は、ガルバノミラー6の1走査サイクル中に、一定の時間間隔T(図中の1目盛)で不連続のステップで変化する走査位置(横方向の位置)を示す。(ハ)は、チョッパ16で交互に変動する参照鏡15の位置を示す。
この実施例1によると、参照鏡15の位置が異なり、行路長が互いに異なる第1の参照光11と第2の参照光13が交互の時間で物体光に重ねられ、スペクロトロメータ9に入光するから、2つの異なった計測レンジを交互の時間で計測することができる。
図2(a)は、本発明の実施例2の全体構成を説明する図である。この実施例2では、実施例1と同様にガルバノミラー(横方向の走査装置の1例)による横方向の走査と、参照光路上を参照鏡が移動することにより、参照光の光路長の変更による位相シフトを同時に行う。
しかしながら、実施例1と異なり、ガルバノミラー6の走査の1周期中に、2つの参照光の参照鏡を、それぞれ不連続のステップで光路長を変更して位相シフトを変えてスペクトル干渉縞を計測する構成である。
図2(a)において、光源1からの光路2上に第1のビームスプリッター3が配置されている。第1のビームスプリッター3は、光路2の延長上に進む物体光4と光路2から90°直交する方向に進む参照光5に分離する。第1のビームスプリッター3から物体光が進む光路上にガルバノミラー6が配置されている。
ガルバノミラー6から反射された物体光の光路上に対物レンズ7が配置され、被計測物8に集光される。被計測物8に集光され反射された物体光は、再度、第1のビームスプリッター3に戻り、側方に反射されて参照光と重ねられスペクトロメータ9に入光する。
第1のビームスプリッター3から分離された参照光5の光路上に第2のビームスプリッター10が設けられている。第2のビームスプリッター10を透過する第1の参照光17の光路上に第1の参照鏡18が配置され、第1の参照アーム19を形成している。第2のビームスプリッター10で直角方向に反射される第2の参照光20の光路上に第2の参照鏡21が配置され第2の参照アーム22を形成している。
この実施例2の特徴は、第1の参照鏡18及び第2の参照鏡21は、それぞれ光路上をピエゾ素子PZT1及びピエゾ素子PZT2で移動することが可能な構成とした点である。このような構成とすることにより、第1の参照光17と第2の参照光20は、それぞれの行路長が変わることにより、2つの互いに異なる位相変調された第1の参照光17及び第2の参照光20が生成される。
第1の参照鏡18及び第2の参照鏡21は、その移動距離は、可干渉長よりも長くする必要があり、可干渉長の数倍とする。このようにすれば、第1の参照光17及び第2の参照光20は、互いに干渉することなく、物体光と重なり参照光としての機能を発揮する。
図2(b)は、実施例2の時間ダイアグラムを示す図であり、時間tに対するガルバノミラー6の1走査サイクルの動作を時間経過とともに示す。(イ)は、CCDカメラの動作トリガ信号の状態を示す。ここで、tの時点からCCDカメラが画像の取得を開始する。(ロ)は、ガルバノミラー6の1走査サイクル中に、不連続のステップで変化する走査位置(横方向の位置)を示す。
(ハ)は、第1の参照アーム19におけるピエゾ素子PZT1による第1の参照鏡18の位置を示す線図である。第1の参照鏡18は、ガルバノミラー6の走査の1サイクルでその全可動範囲(波長の長さ)を時間間隔Tで不連続のステップで移動するものである。
(ニ)は、第2の参照アーム22におけるピエゾ素子PZT2による第2の参照鏡21の位置を示す線図である。第2の参照鏡21は、ガルバノミラー6の走査の1サイクルでその全可動範囲(波長の長さ)を2回、時間間隔T/2で不連続のステップで移動するものである。
図3(a)〜(c)は、実施例2によりCCDカメラで取得した縞模様の画像を示す図である。これらの図において、横軸がCCDのピクセル(CCD画像の横方向の位置)を示し、縦軸が計測番数(計測回数)を示す。図3(a)の画像23は、図2(b)の(ハ)に相当する縞模様の画像を示す図であり、図3(b)の画像は、図2(b)の(ニ)に相当する縞模様の画像を示す図である。図3(c)は、図3(a)の画像23と図3(b)の画像24を重ね合わせた縞模様の画像25を示す図である。
画像23と画像24から明らかなように、画像23に比較して画像24は垂直方向からの傾斜角度が大となる。図3(d)、(e)は、画像23、24をそれぞれ、X−Xに沿った位置でのスペクトル強度分布を示す図である。この図から明らかなように、画像23に比較して画像24の縞模様によるスペクトル強度分布の空間周波数は密となる。
画像25についてのX−Xに沿った位置でスペクトル強度分布は図示しないが、図3(d)、(e)に示すような粗と密の二つの空間周波数を有するスペクトル強度分布を重ね合わせたものとなる。図3(f)、(g)は、図3(d)、(e)で示す画像をフーリエ変換した画像を示す図である。
このように実施例2では、フーリエ変換することにより、図3(c)に示す画像25から、チョッパ等で時間的に交互にすることなく、画像23、24の縞模様の特徴を分離して計測することが可能となり、1回の計測で2枚のOCT画像が取得できることとなる。
図4は、本発明の実施例3を説明する図である。この実施例3は、実施例2において、第1の参照アーム19による第1の参照光17を垂直偏光させて、第2の参照アームの第2の参照光22を水平偏光させて、2つの参照光が互いに干渉しないようにした構成のものである。
図4において、光源1からの光路2上にビームスプリッター3が配置されている。ビームスプリッター3は、光源1からの光路2の延長上に進む物体光4と光路から90°直交する方向に進む参照光5に分離する。ビームスプリッター3から物体光が進む光路上にガルバノミラー6が配置されている。
ビームスプリッター3から分離された参照光の光路上に第1の偏光ビームスプリッター27が設けられている。第1の偏光ビームスプリッター27を透過する第1の参照光17の光路上に第1の参照鏡18が配置され、第1の参照アーム19を形成している。第1の偏光ビームスプリッター27で直角方向に反射される第2の参照光20の光路上に第2の参照鏡21が配置され第2の参照アーム22を形成している。
第1の参照鏡18及び第2の参照鏡21は、それぞれ光路上を移動することなく固定された構成としている。そして、参照アーム1と参照アーム2に、それぞれ1/4波長板28、29が配置されている。このような構成とすることにより、互いに90°偏光方向が異なる第1の参照光17及び第2の参照光20が生成される。
ガルバノミラー6から反射された物体光の光路上に対物レンズ7が配置され、被計測物8に集光される。ガルバノミラー6のスペクトロメータ9への出光側には、第2の偏光ビームスプリッター30が配置されている。被計測物8に集光され反射された物体光は、再度、第1のビームスプリッター3に戻り、参照光ともに、第2のビームスプリッター10に向けて出光される。
以上の構成であるから、光源1から45°偏光された光がビームスプリッターに入光した場合、直角方向に反射された参照光5は第1の偏光ビームスプリッター27から参照アーム1と参照アーム2により、互いに90°異なるように偏光された2つの第1の参照光17及び第2の参照光20が形成される。
この2つの参照光17、20は、物体光4に同時に重ねられ、ビームスプリッター3から第2の偏光ビームスプリッター30に入光される。垂直偏光された第1の参照光17及び物体光の一部が第2の偏光ビームスプリッターを透過し第1のスペクトロメータ31に入光する。一方、水平偏光された第2の参照光20及び物体光の一部が第2の偏光ビームスプリッター30で直角方向に反射され第2のスペクトロメータ32に入光する。これにより、第1及び第2のスペクトロメータ31、32で取得した画像をそれぞれフーリエ変換して同時にマルチレンジのスペクトル干渉画像を得ることができる。
図5は、本発明の実施例4を説明する図である。この実施例4は、実施例2において、第1の参照アーム19による第1の参照光17を垂直偏光させて、第2の参照アームの第2の参照光22を水平偏光させて、2つの参照光が互いに干渉しないようにした構成のものである。
図5において、光源1からの光路2上にビームスプリッター3が配置されている。ビームスプリッター3は、光源1からの光路2の延長上に進む物体光4と光路から90°直交する方向に進む参照光5に分離する。ビームスプリッター3から物体光が進む光路上にガルバノミラー6が配置されている。
ビームスプリッター3から分離された参照光の光路上に偏光ビームスプリッター27’が設けられている。偏光ビームスプリッター27’を透過する第1の参照光17の光路上に第1の参照鏡18が配置され、第1の参照アーム19を形成している。偏光ビームスプリッター27’で直角方向に反射される第2の参照光20の光路上に第2の参照鏡21が配置され第2の参照アーム22を形成している。
第1の参照鏡18及び第2の参照鏡21は、それぞれ光路上をピエゾ素子PZT1及びピエゾ素子PZT2で移動することが可能な構成としている。そして、参照アーム1と参照アーム2に、それぞれ1/4波長板28、29が配置されている。このような構成とすることにより、互いに90°偏光方向が異なるとともに、それぞれの行路長が変えられる位相変調された第1の参照光17及び第2の参照光20が生成される。
ガルバノミラー6から反射された物体光の光路上に対物レンズ7が配置され、被計測物8に集光される。ガルバノミラー6のスペクトロメータ9への出光側には、第2の偏光ビームスプリッター30が配置されている。被計測物8に集光され反射された物体光は、再度、第1のビームスプリッター3に戻り、参照光ともに、第2のビームスプリッター10に向けて出光される。
以上の構成であるから、光源1から45°偏光された光がビームスプリッターに入光した場合、直角方向に反射された参照光5は偏光ビームスプリッター27’から参照アーム1と参照アーム2により、互いに90°異なるように偏光され、かつ光路長が異なることで位相変調された2つの第1の参照光17及びが第2の参照光20が形成される。
これらの垂直偏光された第1の参照光17及び水平偏光された第2の参照光20は、物体光4に同時に重ねられ、ビームスプリッター3からスペクトロメータ32’に入光する。これにより、スペクトロメータ32’で取得した画像をフーリエ変換して同時にマルチレンジのスペクトル干渉画像得ることができる。
図6は、本発明の実施例5を説明する図である。図6(a)において、光源1からの光路2上にビームスプリッター3が配置されている。ビームスプリッター3は、光路の延長上に進む物体光4と光路から90°直交する方向に進む参照光5に分離する。ビームスプリッター3から物体光が進む光路上にガルバノミラー6が配置されている。
ガルバノミラー6から反射された物体光の光路上に対物レンズ7が配置され、被計測物8に集光される。被計測物8に集光され反射された物体光は、再度、ビームスプリッター3に戻り、参照光とともに側方に反射されてスペクトロメータ9に入光する。
ビームスプリッター3から分離された参照光の光路上に1/4波長板33及び反射鏡34が配置されており、第1の反射鏡34で直角方向に反射される参照光5の光路上に参照鏡35が配置され参照アーム36が形成されている。
このような構成により、ビームスプリッター3から分離された参照光5は、1/4波長板33、反射鏡34及び参照鏡35により、反射及び+45°又は−45°偏光されてビームスプリッター3に戻り、物体光と重ねられてスペクトロメータ9方向に出光される。
以上の構成において、この実施例5では、ビームスプリッター3に光源1から入光する光路2側(干渉計の入光路)に第1の偏光選択器37が配置されるとともに、ビームスプリッター3から出光する光路39側(干渉計の出光路)に第2の偏光選択器38が配置されている構成を特徴とする。
第1の偏光選択器37は、光路2上に第1の偏光ビームスプリッター40と第2の偏光ビームスプリッター41が配置され、これらの偏光ビームスプリッター40、41を通過して水平方向に偏光した第1の光Hをビームスプリッター3に入光させている。
そして、第1の偏光ビームスプリッター40から垂直方向に偏光し直角方向に向けられた第2の光Vを反射する第1の反射鏡42が設けられている。さらに、第1の反射鏡42から反射された第2の光Vを第2の偏光ビームスプリッター41に向けて反射する第2の反射鏡43が設けられている。
第1の偏光ビームスプリッター40と第2の偏光ビームスプリッター41を結ぶ光路と第1の反射鏡42と第2の反射鏡43を結ぶ光路は、互いに平行であり、これら2つの光路を交互の時間で遮るように、第1のチョッパ44(回転シャッタ)が設けられている。この第1のチョッパ44により、互いに横及び縦に90°直角に偏光された第1の光Hと第2の光Vが一定時間で交互に選択的に通過して、ビームスプリッター3に入光するようになる。
第2の偏光選択器38は、光路39上に第3の偏光ビームスプリッター45と第4の偏光ビームスプリッター46が配置され、ビームスプリッター3から出た物体光と参照光のうち、水平方向に偏光した光が、第3の偏光ビームスプリッター45と第4の偏光ビームスプリッター46を通過しスペクトロメータ9方向に向けてられる。
そして、第3の偏光ビームスプリッター45から垂直方向に偏光し直角方向に向けられた光を反射する第3の反射鏡47が設けられている。さらに、第2の反射鏡43から反射された光を第4の偏光ビームスプリッター46に向けて反射する第4の反射鏡48が設けられている。
第3の偏光ビームスプリッター45と第4の偏光ビームスプリッター46を結ぶ光路と第2の反射鏡43と第4の反射鏡を結ぶ光路は、互いに平行であり、これら2つの光路を事件的に交互に遮るように、第2のチョッパ49(回転シャッタ)が設けられている。
さらに、第4の偏光ビームスプリッター46の出光側には、1/2波長板50が設けられている。第2のチョッパ49により、互いに水平方向及び垂直方向に偏光された第1の出光Hと第2の出光Vが一定の時間で交互に通過し第4の偏光ビームスプリッター46から1/2波長板50を通ってスペクトロメータ9に向け、第2の偏光選択器38から出光する。
第2の偏光選択器38の出光側には、偏光板51が配置されており、第2の偏光選択器38から出た光は、常に同じ方向に偏光されてスペクトロメータ9に向かう。
実施例5の作用を以下、説明する。光源1からの光は、第1の偏光選択器37において、水平偏光の光Hと垂直偏光の光Vに交互の時間で偏光され、ビームスプリッター3に入光する。ビームスプリッター3で分離された物体光4は、ガルバノミラー6で被計測物8に走査して照射し、その反射光がビームスプリッター3に戻る。
ビームスプリッター3で分離された参照光5は、1/4波長板33、反射鏡34、参照鏡35から成る参照アーム36を経てビームスプリッター3に戻る。このようにしてビームスプリッター3に戻った物体光と参照光は、ともに第2の偏光選択器38で水平偏光の出光Hと垂直偏光の出光Vが交互に選択されて、1/2波長板50、偏光板51を通過してスペクロトメータに入光する。
図6(b)は、実施例5のガルバノミラー6の1走査サイクル中の動作を示す時間ダイアグラムであり、(イ)は、CCDカメラの撮影可能な動作状態を示す線図であり、tの時点からCCDカメラが画像の取得を開始する。(ロ)は、ガルバノミラー6の1走査サイクル中に不連続なステップで変化している走査位置(横方向の位置)を示す。
(ハ)は、第1の偏光選択器37における第1のチョッパ44により、交互の時間で選択的に通過される、水平方向に偏光された第1の光Hと垂直方向に偏光された第2の光Vを示している。(ニ)は、第2の偏光選択器38における第2のチョッパ49により、交互の時間で選択的に通過される、水平方向に偏光された第1の出光Hと垂直方向に偏光された第2の出光Vを示している。
この時間ダイアグラムの(ハ)、(ニ)で把握されるように、第1の偏光選択器37及び第2の偏光選択器38でそれぞれ選択された水平偏光の光Hと垂直偏光の光Vの4つの組合せHV、HH、VH、VVによる4回の計測が、各時間間隔Tで得られるので、きわめて高速の偏光OCT計測が可能となる。このように偏光計測を時分割で多重化することにより、高速な偏光OCT計測が実施可能になり、試料の複屈折情報を計測するようなOCT計測にきわめて有効である。
図7は、本発明の実施例6を説明する図である。この実施例は、図7(a)に示すように、実施例5における出光側に設ける第2の偏光選択器38をなくして、その代わりに、実施例3の図4で示したものと同様に、偏光ビームスプリッターを用いて異なる方向に偏光した参照光の参照アームを2つ設けて、2つの参照光による計測を同時に単一のスペクトロメータ(単一ディテクター)9で行う構成である。
そして、2つの参照光の参照鏡の走査(参照鏡の光路上の移動であり、「M−Scan」とも言う。)の速度を異ならせて、干渉縞の一軸上のスペクトル強度分布のモジュレーション周波数(空間周波数)は異なることになり、フーリエ変換で位相を再構築する際に、信号スペクトルの窓関数の位置をずらすことで、それぞれの信号を分離することを可能とするものである。
実施例6の具体的な装置は、図7(a)に示すように、光源1からの光路2上に、偏光選択器52、1/4波長板53及びビームスプリッター3が配置されている。ビームスプリッター3は、光路2の延長上に進む物体光4と光路から90°直交する方向に進む参照光5に分離する。ビームスプリッターから物体光が進む光路上にガルバノミラー6が配置されている。
ガルバノミラー6から反射された物体光の光路上に対物レンズ7が配置され、被計測物8に集光される。被計測物8に集光され反射された物体光は、再度、ビームスプリッターに戻り、側方に反射され参照光とともにスペクトロメータ9に入光する。
ビームスプリッター3から分離された参照光5の光路上に偏光ビームスプリッター54が配置されている。偏光ビームスプリッター54を透過した第1の参照光17の光路上に1/4波長板28及び第1の参照鏡18が配置され第1の参照アーム19が構成されている。第1の参照鏡18は、ピエゾ素子PZT1により光路に沿って移動可能であり、行路長の調整ができる。第1の参照アーム19の1/4波長板28により、垂直方向に偏光された第1の参照光17が再度、ビームスプリッター3に戻る。
第1の偏光ビームスプリッター54から直角方向に反射される第2の参照光の光路上に1/4波長板29及び第2の参照鏡21が配置され第2の参照アーム22が構成されている。第2の参照鏡21は、ピエゾ素子PZT2により光路に沿って移動可能であり、行路長の調整ができる。第2の参照アーム22の1/4波長板29により、水平方向に偏光された第2の参照光20が再度、ビームスプリッター3に戻る。
偏光選択器52は、実施例5と同様の構成であり、光路2上に第1の偏光ビームスプリッター40と第2の偏光ビームスプリッター41が配置され、これら第1の偏光ビームスプリッター40及び第2の偏光ビームスプリッター41を通過して水平方向に偏光した第1の光をビームスプリッターに向けて出光する。
そして、第1の偏光ビームスプリッター40から垂直方向に偏光し直角方向に向けられた第2の光を反射する第1の反射鏡42が設けられている。さらに、第1の反射鏡42から反射された第2の光を第2の偏光ビームスプリッター41に向けて反射する第2の反射鏡43が設けられている。これにより、第1の偏光ビームスプリッター40から水平方向に偏光した第2の光をビームスプリッター3に向けて出光する。
第1の偏光ビームスプリッター40と第2の偏光ビームスプリッター41を結ぶ光路と第1の反射鏡42と第2の反射鏡43を結ぶ光路は、互いに平行であり、これら第1の光路と第2の光路を交互に遮るようにチョッパ(回転シャッタ)44が設けられている。
チョッパ44により、互いに水平方向及び垂直方向に偏光された第1の光Hと第2の光Vを一定の時間で交互に通過させて、第2の偏光ビームスプリッター41から出光し、これを1/4波長板53で、垂直方向に対して、第1の光を+45°偏光し、第2の光を−45°偏光してビームスプリッター3に入光させている。
この実施例6によると、偏光選択器52により、行路長及び偏光状態が互いに異なる光が交互の時間でビームスプリッター3に入光し、物体光4と参照光5に分離され、参照光5については、偏光された参照光17、20のそれぞれについて、行路長がそれぞれ調整されてビームスプリッター3に戻り、物体光4とともにスペクロトロメータ9に入光するから、2つの異なった計測レンジを有する互いに偏光された光でかつ行路長を調整された光で、交互に計測することができる。
図7(b)は、実施例5のガルバノミラー6の1走査サイクルの各機器等の動作を時間経過とともに示す時間ダイアグラムである。ここで(イ)〜(ハ)は、図6(b)と同様であり、(イ)はスペクロトロメータ9のCCDカメラの撮影可能状態を示す線図(tの時点からCCDカメラが画像の取得を開始する。)であり、(ロ)はガルバノミラー6の制御状態を示す線図であり、(ハ)は偏光選択器52による水平方向と垂直方向に偏光された第1の光Hと第2の光Vが交互に選択された線図である。
(ニ)は、第1の参照アーム17におけるピエゾ素子PZT1による第1の参照鏡18の位置を示す線図である。第1の参照鏡18は、ガルバノミラー6の走査の1サイクルでその全可動範囲(波長の長さ)を時間間隔Tで不連続なステップで移動するものである。
(ホ)は、第2の参照アーム22におけるピエゾ素子PZT2による第2の参照鏡21の位置を示す線図である。第2の参照鏡21は、ガルバノミラー6の走査の1サイクルでその全可動範囲(波長の長さ)を2回、時間間隔T/2で不連続なステップで移動するものである。ここで第2の参照アーム22におけるピエゾ素子PZT2による第2の参照鏡21の位置の変化は必ずしも(ホ)のようである必要はなく、サイン波型、コサイン波型でも擬似的に(ホ)と同様の変調が可能である。
この実施例6では、このように第1のアーム17の第1の参照鏡18を、第2のアーム22の第2の参照鏡21より2倍の速度で移動することにより、実施例2の図3において説明したものと同様に、スペクトロメータ9で、それぞれ粗と密の空間周波数を有する2つの画像を重ね合わせた画像のスペクトル強度分布が得られ、これをフーリエ変換することで、図3(f)、(g)に示すような画像1、2の縞模様の特徴を分離して計測することが可能となり、1回の計測で2枚のOCT画像が取得できることとなる。
要するに、本実施例6では、偏光選択器52による水平方向と垂直方向に偏光された第1の光Hと第2の光Vが交互に選択され、これら第1の光Hと第2の光Vのそれぞれについて、1回の計測で水平方向に偏光された参照光17と垂直方向に偏光された参照光20による、2枚のOCT画像が取得でき、結果として一回の計測で4枚の画像の取得が可能になるので、高速の計測が可能となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本発明は以上のような構成であり、高速でフルレンジの非破壊断層計測が可能であるから、眼科等の医療分野、その他工業計測の分野に、非破壊断層計測技術の1つとして適用可能である。
本発明の実施例1を説明する図である。 本発明の実施例2を説明する図である。 本発明の実施例2を説明する図である。 本発明の実施例3を説明する図である。 本発明の実施例4を説明する図である。 本発明の実施例5を説明する図である。 本発明の実施例6を説明する図である。 従来例を説明する図である。 別の従来例の時間ダイアグラムを説明する図である。
符号の説明
1、55 光源
2 光源からの光路
3 第1のビームスプリッター
4 物体光
5 参照光
6 ガルバノミラー
7、58、60 対物レンズ
8 被計測物
9 スペクトロメータ
10 第2のビームスプリッター
11、17 第1の参照光
12、18 第1の参照鏡
13、20 第2の参照光
14 反射鏡
15、21 第2の参照鏡
16 チョッパ
19 第1の参照アーム
22 第2の参照アーム
23、24、25 CCD画像
27 第1の偏光ビームスプリッター
27’ 偏光ビームスプリッター
28、29 1/4波長板
30 第2の偏光ビームスプリッター
31 第1のスペクトロメータ
32 第2のスペクトロメータ
32’ スペクトロメータ
33 1/4波長板
34 反射鏡
35、61 参照鏡
36 参照アーム
37 第1の偏光選択器
38 第2の偏光選択器
39 ビームスプリッターから出光する光路
40 第1の偏光ビームスプリッター
41 第2の偏光ビームスプリッター
42 第1の反射鏡
43 第2の反射鏡
44 第1のチョッパ
45 第3の偏光ビームスプリッター
46 第4の偏光ビームスプリッター
47 第3の反射鏡
48 第4の反射鏡
49 第2のチョッパ
50 1/2波長板
51 偏光板
52 偏光選択器
53 1/4波長板
54 偏光ビームスプリッター
56 コリメートレンズ
57 ビームスプリッター
59 被計測試料
62 集光レンズ
63 光検出器
PZT1 ピエゾ素子
PZT2 ピエゾ素子

Claims (3)

  1. 光源からの光路上に配置され、物体光と参照光を分離する第1のビームスプリッターと、
    前記物体光の光路上に配置され被計測物に前記物体光を走査する走査装置と、
    前記参照光の光路上に配置された第2のビームスプリッターと、
    前記第2のビームスプリッターで分離された第1の参照光の光路上にあり該光路上を可動な第1の参照鏡と、
    前記第2のビームスプリッターで分離された第2の参照光の光路上にあり該光路上を可動な第2の参照鏡とを備えており
    前記第2の参照鏡は、前記第1の参照鏡に較べて移動速度が速い又は異なった速度で移動することを特徴とするスペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィー。
  2. 光源からの光路上に配置され、物体光と参照光を分離するビームスプリッターと、
    前記物体光の光路上に配置され被計測物に前記物体光を走査する走査装置と、
    前記ビームスプリッターからの前記物体光と参照光が重なった光を受光するスペクトロメータと、
    前記参照光の光路上に配置された第1の偏光ビームスプリッターと、
    前記第1の偏光ビームスプリッターで分離された第1の参照光の光路上にあり該光路上を可動な第1の参照鏡と、
    前記第1の偏光ビームスプリッターで分離された第2の参照光の光路上にあり該光路上を可動な第2の参照鏡と、
    前記ビームスプリッターのスペクトロメータに向かう出光側の光路上に設けた第2の偏光ビームスプリッターとを備えており、
    前記第2の参照鏡は、前記第1の参照鏡に較べて移動速度が速い又は異なった速度で移動することを特徴とするスペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィー。
  3. 光源からの光路上に配置され、物体光と参照光を分離するビームスプリッターと、
    前記物体光の光路上に配置され被計測物に前記物体光を走査する走査装置と、
    前記参照光の光路上に配置された偏光ビームスプリッターと、前記ビームスプリッターからの前記物体光と参照光が重なられた光を受光するスペクトロメータと、
    前記光源とビームスプリッターとの光路上に設けられた偏光選択器と、
    前記偏光ビームスプリッターで分離された第1の参照光の光路上にあり該光路上を可動な第1の参照鏡と、
    前記偏光ビームスプリッターで分離された第2の参照光の光路上にあり該光路上を可動な第2の参照鏡と、を備えており、
    前記偏光選択器は、光源からの光を互いに90°偏光した第1の入光と第2の入光に分離するとともに、第1の入光と第2の入光とを交互に通過させるものであり、
    前記第2の参照鏡は、前記第1の参照鏡に較べて移動速度が速い又は移動速度が異なることを特徴とするスペクトル干渉光コヒーレンストモグラフィー。
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