JP3462477B2 - 相関検出装置および相関検出方法 - Google Patents
相関検出装置および相関検出方法Info
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Description
ける相関検出装置および相関検出方法に関する。
は、拡散符号と受信データのタイミングを正確に合わせ
て受信を行うことが重要である。そのために、拡散符号
と受信信号との相関値を検出して受信状況を確認し、受
信タイミングを補正する。
受信信号との相関値を検出する場合、理論上は、受信信
号をずらしても(受信信号にオフセットを与える場
合)、逆に、拡散符号をずらしても(拡散符号にオフセ
ットを与える場合)、得られる相関値は等価である。
で離散的な時間で表現され、巡回シフトレジスタを用い
てチップ単位で生成されるため、チップ周期未満のタイ
ミングオフセットを持って拡散符号を発生させることは
難しい。
ることを考えた場合、隣接周波数の折り返し雑音の影響
を緩和し、受信タイミングの調整を細かくできるようオ
ーバーサンプリングによりチップ周期より高速なサンプ
リング周期によってA/D変換されていることから、オ
ーバーサンプリングクロックを利用すれば、例えば、±
1/2チップ単位のタイミングオフセットを容易に実現で
きる。
も小さい時間単位で相関検出を行う必要がある回路(例
えば、DLL:ディレイ・ロックド・ループ)では、例
えば、受信信号をホールドし、そのホールドされている
受信信号を出力するタイミングを、オーバーサンプリン
グクロックを用いて細かく制御するというような方法を
採用するのが現実的である。
タイミングオフセットのある受信信号の処理を行う方法
としては、遅延素子により各タイミングの受信信号を時
間的に揃えた上で拡散符号との乗算を行う方法や、ある
いは、チップ周期より短い間隔でサンプルホールド回路
にてサンプルホールドを行うと共に、各サンプルホール
ドのタイミングを時分割演算で決定する方法や、もしく
は、±1/2チップ等タイミングオフセットのある時間
に、それぞれ独立に、直接に受信信号のサンプリングを
行って乗算処理を行う方法が考えられる。
る回路を持ったり、チップ速度を越えて高速に処理を行
ったり、あるいは、複数の回路動作のタイミングをそれ
ぞれ独立に制御する必要があることから、回路が複雑化
し、回路規模が増大し、また、処理速度上昇による消費
電力が増加する、という問題が生じる。
れたものであり、その目的は、ハードウエアの負担やコ
スト負担を軽減しつつ、チップ間隔よりも細かい時間間
隔による相関検出を可能とすることにある。
固定し、拡散符号の方に実質的なオフセットを与える。
すなわち、本発明では、チップ単位で生成された複数の
拡散符号について合成処理(補間演算処理)を行い、チ
ップ間隔の中間の時点に対応する拡散符号を生成し、こ
れを、固定されている受信信号に乗算して、所望のタイ
ミング(所望の時点)における相関値を計算する。
行い、所望の時点における相関値を得るのに必要な拡散
符号を演算により求める。よって、現実の回路のタイミ
ング制御はチップ単位で行えばよい。また、簡単な補間
演算ならば、基本的な論理回路を用いて実現できる。
(拡散符号)を用いながらも、±1/2チップ等オフセッ
トしたサンプルでもって逆拡散したのと同等の効果を得
ることができ、多ビットの受信信号をサンプルごとに遅
延素子で保持したり、別々の演算タイミングを制御する
ことなく受信を行うことができ、回路の簡素化を図るこ
とが可能となる。
手法は、IMT2000に準拠するW−CDMAにおけ
る、シンクロナイゼーションチャネル(SCH)におけ
る相関検出に適用することができ、この場合は、上述の
メリットに加え、相関検出のS/Nを向上できるという
効果が得られる。
て図面を参照して説明する。
形態1にかかる相関検出装置の要部の構成(拡散符号号
生成部)を示すブロック図である。
はチップクロックに同期して拡散符号を生成する。拡散
符号は2つの系列に分岐され、一方は、遅延素子20に
よって1チップに相当する遅延を与えられ、他方はその
まま出力される。
延された拡散符号を、演算器(論理回路,合成器)30
により補間演算(合成)して、チップ周期よりも小さな
オフセット(例えば、1/2チップ)をもつ拡散符号を
生成する。
演算処理(合成処理)の原理を示す図である。
(t)に、拡散符号PN(t)を乗算することにより求
められる。
チップに相当する間隔だけ離れた時刻をt3とする。時
刻t2は、t1とt3の中間の時点(1/2チップだけ
オフセットした時点)である・時刻t1における相関値
はS(t)PN(t)であり、時刻t3における相関値
はS(t−T)PN(t)である。このような時刻t1
およびt3における相関値から、時刻t2における相関
値を推定する。推定の仕方には種々あるが、ここでは、
最も単純に、2つの相関値の平均をとることによって、
時刻t2における相関値を求めることとする。
2・{S(t)PN(t)+S(t−T)PN(t)}
という線形演算で表現され、S(t−T)PN(t)=
S(t)PN(t+T)を考慮して置き換えを行い、か
つ、線形演算の特性を利用して、共通のs(t)でくく
ると、 1/2・S(t)・{PN(t)+PN(t+T)}・
・・(1)と変形することができる。
も、拡散符号を加算してから乗算するのも等価である。
よって、本発明では、受信信号を固定し、拡散符号を線
形演算(線形補間)により求め、求められた拡散符号を
受信信号に乗算するものである。
算によって拡散符号を生成し、その後に相関値を求める
という手法の精度は、基礎となる2つ(あるいは複数)
の相関値の間の相関関係が強いほど向上する。
変調)されている。よって、受信信号の位相は、位相平
面(I軸とQ軸の座標によって位相を表現するための平
面)上にマッピングされ、ベクトルで表現することがで
きる。したがって、拡散符号を乗算して得られる相関値
も、同様にベクトルで表現することができる。
ルとの相関が強い場合には、両者を合成してベクト
ルを生成することができ、合成ベクトルの信頼度は
かなり高いものとなる。
け離れた相関値ベクトルとの間の相関が低い場合(例
えば、フェージングの影響により受信信号の途中から位
相が乱れ、ちょうどその乱れる前と後の境界にサンプリ
ング点があるような場合には、ベクトルとは、反対
方向に向かう場合もあり得る)には、相関値の合成ベク
トルは、ほとんどゼロとなる場合もあり、その信頼度
は低いものとなる。
ある程度の誤差を許容しつつ、できるだけシンプルな補
間演算を採用するのが望ましく、また、本発明の実現に
有利である。
説明する例(シンクロナイザーションコードの相関検
出)であるが、この場合には、相関値のベクトルと
は、同じ時点において同じ方向に現れるので、相関値を
推定する必要はなく、相関値のベクトルとを加算し
て相関値を求める。このような場合には、求められた
相関値の検出の信頼性が低下することがなく、拡散符号
を合成することにより、相関検出のS/Nを向上させる
ことができる。この点については、後述する。
追加し、±1/2チップのオフセットを与える回路の構
成を示すブロック図である。
発生手段10と、遅延素子20,21と、遅延素子から
出力される隣り合ったタイミングの拡散符号同士を加算
する加算器30,31とを有する。
“1”もしくは“0”の論理で生成される。これらの値
が逆拡散処理における乗算器では“±1”にマッピング
される。1チップクロックだけ遅延した符号同士を加算
するということは、隣り合うチップ同士を加算すること
を意味する。すなわち、隣り合った2チップの加算を行
う際、±1同士の加算の組み合わせのみとなる。
の場合は“0”、−1と−1の場合は“−2”である。
ここで、正規化すれば、“±1”と“0”の3値とな
る。
合った拡散コードの論理積、−1が乗算される場合を示
す信号は隣り合った拡散コードの論理積否定、0が乗算
される場合を示す信号は隣り合った拡散コードの排他的
論理和で表され、簡単なデコードにより合成された拡散
符号の値を決定できる。
体的に表現したのが図5の構成である。
合せに応じて、拡散符号のチップを生成するのが2値/
3値変換回路(デコーダ)32,33である。2値/3
値変換回路(デコーダ)32,33から出力されるチッ
プデータは、サンプルホールド回路50にホールドされ
ている受信信号と乗算される。
1,45と、セレクタ42,46とを具備する。
32の動作と、対応する乗算器40における動作をまと
めて示す。
と、1チップ遅延した拡散符号PN(t+T)は、2値
/3値変換回路32における2つの入力である。
に、2つの入力(実際は、隣り合うチップのデータ)の
組合せを判定し、“+1”と“-1”の場合には“0”を
出力し、“-1”と“-1”の場合には“-1”を出力
し、“+1”と“+1”の場合には“+1”を出力する。
ちなみに、図7は、上述の2値/3値変換回路30,3
1の動作をフロー図で示すものである。
値も“0”となるから、乗算器40のセレクタ42から
強制的に“0”を出力させる。一方、“+1”と“-1”
が出力される場合には、乗算回路41にて、そのまま受
信信号と乗算し、セレクタ42を介して出力させる。
と、受信信号への乗算は、簡単なロジック回路を用いて
簡単に構成することができる。例えば、乗算値も3通り
しかないため、従来の逆拡散器の構成と同様の定数乗算
器による構成を用いることができる。
かかる符号分割多重通信用相関検出装置の構成を示すブ
ロック図である。
演算制御手段51符号発生手段52と、遅延素子53,
54と、遅延素子から出力される隣り合ったタイミング
の拡散符号同士を加算する加算器55,56と、演算制
御手段から出力される制御信号をもとに拡散符号を切り
かえる拡散符号切り替え部57と、受信信号との乗算を
行う乗算器58と、乗算結果を各拡散符号毎に、累積加
算するため、データを切りかえる乗算結果切り替え部6
4と、累積加算しシンボルデータとする積分器65,6
6,67と、を有する。
の逆拡散に用いる受信データが同じであることに着目
し、拡散コードと累積加算器を時間で切り替え、乗算器
を共用化して逆拡散器を構成した場合の例である。
とで回路規模の削減が行われると共に、受信タイミング
毎の受信データの再サンプルホールドをする必要がな
く、演算タイミング制御が簡素化でき、また乗算器に入
力されるデータが3つのタイミングで同一であるため、
乗算器のゲートのスイッチング率を下げることができ、
消費電力削減にも効果がある。
の共用化にも有利である。
かかるディレイロックロループ(DLL)の構成を示す
ブロック図である。上述した隣り合うチップのデータの
組合せにより、±1/2チップのタイミングの逆拡散結
果を実際に用いる回路例である。
は、符号発生手段61と、遅延素子62,63と、遅延
素子から出力される隣り合ったタイミングの拡散符号同
士を加算する加算器64,65と、受信信号との乗算を
行う乗算器66,67,68と、乗算結果を累積加算し
シンボルデータとする積分器69,70,71と、±1
/2チップの逆拡散値の差分を演算する減算器75と、
ディレイロックドループの時定数を決めるループフィル
タ74と、ループフィルタの出力により、トラッキング
等、発生タイミングを変更しながらクロックの発生を行
うクロック生成部73と、を有する。
に示すような特性と図10(b)に示すような特性をも
ち、両者の減算により、減算器75の出力は、図10
(c)に示すようなS字特性をもつ。
し、受信信号は固定されるので、受信信号をサンプルホ
ールドするタイミングが一つである。よって、時間的に
オフセットのある受信を行いながらも単一のタイミング
で回路全体が動作することができ、回路が簡素化され
る。複雑なタイミングを制御する必要がないため、低速
動作(チップクロックでの動作)ができるようになり、
消費電力削減効果も見込まれる。
回路構成を示す。この回路は、図1の回路に、重み付け
係数器(重み付け用の増幅器)100,300を追加し
たものである。重み係数を自在に変化させることによ
り、より高精度な補間を行うことができる。
(時刻t1-t5)を4分割して、各時点における相関
を求めるための拡散符号を合成することもできる。
た場合と違って、多ビットのデータを処理する必要があ
る関係上、遅延回路200が多ビット構成となり、その
後の処理を行う回路も多ビット構成とする必要がある。
て、図4に対応する回路を構築したものであり、+方
向,−方向のいずれにも、符号のオフセット量を微調整
することができる。
は、IMT2000(3G TS 25.211 Version3.1.1(1999
-12)のp.25)に基づく、W−CDMAのシンクロナイゼ
ーションチャネル(SCH)の相関検出方法を説明する
ための図である。
TDエンコードされた受信信号について、フレーム先頭
およびスロット先頭を検出するために用意されているで
あり、プライマリSCHと、セコンダリSCHの2つの
チャネルがある。
プライマリSCHにおけるスロット先頭の位置には、第
1のシンクロナイゼーションコードCpに、STTDエ
ンコードの有無を示す係数aを乗算した値が挿入されて
いる。
クロナイゼーションコードCs(i,k)(ここで、i
はスクランブリングコードグループの番号を示し、kは
スロット番号を示す)に、係数aを乗算した値が挿入さ
れている。
コードは、共通のデータに、異なる拡散符号を乗算して
作成されたデータである。また、プライマリSCHとセ
コンダリSCHにおける各コードの挿入位置は、同じで
ある。
送信側から同時に送信されるため、仮にフェージングの
影響を受けた場合でも、受信側では、第1および第2の
シンクロナイゼーションコードが受信される時点は同じ
あり、位相はそろっており、共通のデータを基礎として
作成されているため、相関値の大きさも、理論的には同
じである。
第2のシンクロナイゼーションコードを別々に乗算して
相関値を求め、各相関値を加算して、同期を判定する。
この場合に、本発明の手法を使用して、先にシンクロナ
イゼーションコードの加算を行い、その後に、受信信号
に乗算する、という手法を採用する。
3(b)に示される。
し、拡散符号発生器151は、a・Csを生成する。こ
れを加算器152で加算する。この加算器152は、図
5の参照符号32,33と同様に、2値/3値変換を行
う。加算された拡散符号(合成されたシンクロナイゼー
ションコード)を、乗算器153にて、受信信号に乗算
する。積分回路154により積分することで相関値が検
出される。
ロナイゼーションコードを乗算することによる相関値を
とし、第2のシンクロナイゼーションコードを乗算す
ることによる相関値をとする場合、+により、相
関検出のS/Nは格段に向上し、検出感度が向上する。
単位の相関検出のみであるが,図14の構成とすれば、
前掲の実施の形態(図1等)と同じく、±1/2チップ
単位のオフセットを、拡散符号に与えることができる。
手順をまとめると、図15に示すようになる(2つのス
テップ700と701)。
従来チップ単位でしか発生しなかった拡散コードを、チ
ップ周期より細かいタイミングで発生することができ、
タイミングオフセットのある受信に用いることができ
る。また、本発明の相関検出装置を用いることで、演算
器の共用による回路規模削減や、演算制御の単純化、低
消費電力化も実現できる。
いた相関検出では、上述の効果に加えて、相関値のS/
Nを向上させることができるという効果が得られる。
要部(拡散符号発生器)の基本構成を示すブロック図
説明するための図
要部(拡散符号発生器)の構成例を示すブロック図
構成例を示すブロック図
おける、2値/3値変換回路および乗算器における動作
を説明するための図
ロー図
要部(拡散符号発生器)の基本構成を示すブロック図
レイロックドループ)の構成を示すブロック図
示す図 (b)DLLにおける相関値の他の特性を示す図 (c)DLLにおける減算器の出力の特性を示す図
出装置の要部(拡散符号発生器)の基本構成を示すブロ
ック図 (b)重み付け係数を変化させることによる相関値の合
成について説明するための図
の要部(拡散符号発生器)の構成例を示すブロック図
成を示す図 (b)シンクロナイゼーションチャネルの相関検出を行
う回路の構成例を示すブロック図 (c)相関値の加算を説明するための図
の要部(拡散符号発生器)の構成例を示すブロック図
Claims (8)
- 【請求項1】 チップ周期よりも短い間隔を単位として
受信信号と拡散符号との相関検出を行う場合に、チップ
周期を単位として生成された複数の拡散符号を基礎とし
て補間演算処理を行って拡散符号を生成し、生成された
拡散符号と前記受信信号との相関を検出することを特徴
とする相関検出方法。 - 【請求項2】 拡散符号列における隣り合ったチップの
それぞれに重み付けを行う重み付け回路と、 重み付けを行ったチップを合成して、チップ周期よりも
小さなタイミングオフセットをもつ拡散符号を発生させ
る演算器と、 この演算器から出力される前記チップ周期よりも小さな
タイミングオフセットをもつ拡散符号と受信信号との相
関を検出する相関検出回路と、 を有することを特徴とする相関検出装置。 - 【請求項3】 拡散符号列における隣り合ったチップの
値の組合せに応じて、1/2チップ単位のタイミングオ
フセットをもつ拡散符号を生成するロジック回路と、 このロジック回路から出力される前記1/2チップ単位
のタイミングオフセットをもつ拡散符号と受信信号との
相関を検出する相関検出回路と、 を有することを特徴とする相関検出装置。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記拡散符号列は“+1”と“-1”からなり、また、前
記ロジック回路は、隣り合うチップ同士が同じ値でない
ときは“0”を出力し、隣り合うチップ同士が共に“+
1”であるときには“+1”を出力し、隣り合うチップ
同士が“-1”であるときには“-1”を出力する2値/
3値変換回路であることを特徴とする相関検出装置。 - 【請求項5】 送信側から同時に送信される第1のチャ
ネルと第2のチャネルが存在すると共に、共通データに
第1の拡散符号を乗算して得られる第1の符号列と、前
記共通データに第2の拡散符号を乗算して得られる第2
の符号列のそれぞれが、前記第1のチャネルおよび前記
第2のチャネルの同じ位置に挿入されている場合に、受
信側にて、前記第1のチャネルおよび第2のチャネルに
ついて相関検出を行う際に、 前記第1の拡散符号と前記第2の拡散符号とを加算し、
加算後の拡散符号を、前記第1のチャネルおよび第2の
チャネルを含む受信信号に乗算して、相関検出を行うこ
とを特徴とする相関検出方法。 - 【請求項6】 送信側から同時に送信される第1のチャ
ネルと第2のチャネルが存在すると共に、共通データに
第1の拡散符号を乗算して得られる第1の符号列と、前
記共通データに第2の拡散符号を乗算して得られる第2
の符号列のそれぞれが、前記第1のチャネルおよび前記
第2のチャネルの同じ位置に挿入されている場合に、受
信側にて、前記第1のチャネルおよび第2のチャネルに
ついて相関検出を行う際に、 チップ周期を単位として生成される前記第1の拡散符号
と前記第2の拡散符号とを加算し、 加算後の拡散符号における隣り合ったチップのそれぞれ
に重み付けを行い、 重み付けを行ったチップ同士を合成して、チップ周期よ
りも小さなタイミングオフセットをもつ拡散符号を発生
させ、 この演算器から出力される前記チップ周期よりも小さな
タイミングオフセットをもつ拡散符号と受信信号との相
関を検出することを特徴とする相関検出方法。 - 【請求項7】 請求項5または請求項6において、 前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルは、ワイ
ドバンドCDMAにおけるシンクロナイゼーションチャ
ネルであることを特徴とする相関検出方法。 - 【請求項8】 送信側から同時に送信される第1のチャ
ネルと第2のチャネルが存在すると共に、共通データに
第1の拡散符号を乗算して得られる第1の符号列と、前
記共通データに第2の拡散符号を乗算して得られる第2
の符号列のそれぞれが、前記第1のチャネルおよび前記
第2のチャネルの同じ位置に挿入されている場合に、受
信側にて、前記第1のチャネルおよび第2のチャネルに
ついて相関検出を行う相関検出装置であって、 チップ周期を単位として生成される前記第1の拡散符号
と前記第2の拡散符号とを加算する加算器と、 加算後の拡散符号における隣り合ったチップのそれぞれ
に重み付けを行う重み付け回路と、 重み付けを行ったチップ同士を合成して、チップ周期よ
りも小さなタイミングオフセットをもつ拡散符号を発生
させる演算器と、 この演算器から出力される前記チップ周期よりも小さな
タイミングオフセットをもつ拡散符号を、前記第1のチ
ャネルおよび第2のチャネルを含む受信信号に乗算する
乗算器と、 を有することを特徴とする相関検出装置。
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