WO2024106271A1 - 送風機 - Google Patents

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芳紀 中村
成龍 桂
一郎 吉村
朋弘 石川
大貴 黒田
克治 田中
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シャープ株式会社
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送風機は、吸気口及び吹出口が形成される筐体と、前記吸気口の第1部分と対向する第1吸込口と、前記吸気口と対向しない第2吸込口と、モータと、前記モータの出力軸に取り付けられた羽根車と、吐出口とを有するファンと、前記吸気口において前記第1部分とは異なる第2部分と、前記第2吸込口との間で延びる第1通風路と、前記吐出口と前記吹出口との間で延びる第2通風路とを備える。

Description

送風機
 本発明は、送風機に関する。
 背景技術に係る送風機において、筐体には縦長スリット状の吸気口が形成されている。送風機には、スクロール内に配置される遠心ファンと、遠心ファンを回転させるモータとが配置される。スクロールは、遠心ファンが収納される本体部と、本体部の背面側(後側)に形成された円形の通気孔とを備えている。また、スクロールの上面には、吸込んだ空気を吐き出す吐出口が形成されている。遠心ファンの回転により、空気が吸込口を通じてスクロール内に吸い込まれ、スクロールの吐出口から送風機の外部に送り出される。
特開2017-56440号公報
 背景技術では、筐体側の吸気口の開口面積は、遠心ファンの通気孔に比べて大きい。従って、吸気口の開口面積を活用することが求められる。
 本発明の目的は、筐体に形成された吸気口の開口面積を活用できる送風機を提供することにある。
 本発明に係る送風機は、吸気口及び吹出口が形成される筐体と、前記吸気口の第1部分と対向する第1吸込口と、前記吸気口と対向しない第2吸込口と、モータと、前記モータの出力軸に取り付けられた羽根車と、吐出口とを有するファンと、前記吸気口において前記第1部分とは異なる第2部分と、前記第2吸込口との間で延びる第1通風路と、前記吐出口と前記吹出口との間で延びる第2通風路とを備える。
 本発明によれば、筐体に形成された吸気口の開口面積を有効利用できる送風機を提供することができる。
実施形態に係る送風機を前方右斜め上方から見たときの斜視図である。 図1に示される送風機の背面図である。 図1に示される送風機を後方左斜め下方から見た分解図である。 図1に示される線IV-IVに沿う送風機100の縦断面を左方向から見た時の断面図である。 図1に示される線V-Vに沿う送風機100の横断面を後方左斜め上から見た時の断面図である。 図1に示される線VI-VIに沿う送風機100の横断面を後方左斜め上から見た時の断面図である。 図1に示される送風機の構成を示すブロック図である。 図4に示される線VIII-VIIIに沿う送風機の横断面を後方左斜め上から見た時の断面図である。
 以下、図面を参照しながら、実施形態に係る送風機100について説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
 また、実施形態及び図面には、理解を容易にする目的で、第1方向、第2方向及び第3方向を指し示す矢印Z,X,Yがそれぞれ記載される。実施形態では、第1方向、第2方向及び第3方向は、送風機100の上下方向、左右方向及び前後方向をそれぞれ示す。以下、上下方向、左右方向及び前後方向を「上下方向Z」、「左右方向X」及び「前後方向Y」と記載する。なお、第1方向、第2方向及び第3方向は、送風機100の上下方向、前後方向及び左右方向をそれぞれ示してもよい。
 図1は、送風機100を前方右斜め上方から見たときの斜視図である。図2は、図1に示される送風機100の背面図である。図3は、図1に示される送風機100を後方左斜め下方から見た分解図である。
 図1から図3に示されるように、送風機100は、例えば床置き型である。送風機100は、典型的には、部屋200(図1,図2参照)の床201に位置した状態で運転される。以下、「運転可能状態」という用語は、送風機100が床201上で正しく運転可能な状態のことである。また、以下では、特に断り書きが無い場合、運転可能状態における送風機100の説明がなされる。
 送風機100は、少なくとも2つの運転モードで運転可能である。2つのモードは、温風運転モード及び送風運転モードである。温風運転モードでは、送風機100は、内部に吸い込んだ空気を加熱し、その後、加熱した空気を温風として吹き出す。一方、送風運転モードでは、送風機100は、内部に吸い込んだ空気を加熱せずに空気流として吹き出す。
 図1から図3に示されるように、送風機100は、筐体1と、操作部2と、空気の吸気口3A及び吹出口3Bと、装着部4A,4Bと、フィルタ5A,5Bと、リアカバー6とを備える。筐体1、操作部2及び吹出口3Bは、図1に明示されている。吸気口3A、装着部4A,4B及びフィルタ5A,5Bは、図3に明示される。リアカバー6は、図2及び図3に明示される。
 筐体1は、様々な形状を採用できる。実施形態では、筐体1の外形は、上下方向Zに細長い略円柱形状である。なお、筐体1は、他にも、概ね角柱形状とすることもできる。筐体1は、大略的に、底面1Aと、天面1Bと、前面1Cと、背面1Dと、2つの側面1E,1Fとを有する。
 底面1Aは、床201と接触する(図1,図2参照)。天面1Bは、底面1Aから上方向に離れて位置する。
 前面1Cは、底面1A及び天面1Bの各前縁の間で上下方向Zに延びる。前面1Cは、正面視で左右方向Xにおける筐体1の中央部分に位置する。前面1Cは、平面視で前方向に膨らむ円弧形状であり、正面視で略矩形形状である。
 背面1Dは、前面1Cから後方向に離れて位置する。背面1Dは、底面1A及び天面1Bの各後縁よりも若干前方の位置で、底面1A及び天面1Bの間で、上下方向Z及び左右方向Xに拡がっている(図3参照)。背面1Dは、背面視で略矩形形状である。
 側面1Eは、底面1A及び天面1Bの各左縁の間で上下方向Zに延びる。側面1Eは、前面1Cの左縁及び背面1Dの左縁の間に位置する。側面1Eは、平面視で左方向に膨らむ円弧形状であり、左側面視で略矩形形状である。
 側面1Fは、側面1Eと左右方向Xにおいて対称な形状でよい。よって、側面1Fの詳説を控える。
 操作部2(図1参照)は、天面1Bに位置する。操作部2は、ボタン2A~2Cを含む。ボタン2A~2Cは、ユーザにより操作される。
 ボタン2Aは、ユーザにより操作される度に第1コマンドを制御部11(図7参照)に送信する。第1コマンドは、ボタン2Aが操作されたことを示す。制御部11は、送風機100が停止中に第1コマンドを受信すると、始動処理を実行することにより、送風機100を送風運転モードで運転することを開始する。制御部11は、送風運転モードの場合に第1コマンドを更に受信すると、温風運転モードに切り替える。制御部11は、温風運転モードの場合に第1コマンドを更に受信すると、送風運転モードに切り替える。
 ボタン2Bは、ユーザにより操作される度に第2コマンドを制御部11に送信する。第2コマンドは、ボタン2Bが操作されたことを示す。制御部11は、送風機100が運転中に第2コマンドを受信した場合、停止処理を実行することにより、送風機100の運転を停止させる。
 ボタン2Cは、ユーザにより操作される度に第3コマンドを制御部11に送信する。第3コマンドは、ボタン2Cが操作されたことを示す。制御部11は、送風機100の風量が「弱」、「中」及び「強」のうち「弱」の場合に第3コマンドを受信すると、風量を「中」に変更する。制御部11は、送風機100の風量が「中」の場合に第3コマンドを受信すると、風量を「強」に変更する。制御部11は、送風機100の風量が「強」の場合に第3コマンドを受信すると、風量を「弱」に変更する。
 吸気口3A(図3参照)は、背面1Dに形成された開口である。即ち、筐体1には吸気口3Aが形成される。詳細には、吸気口3Aは、後方向に向けて開放されている。吸気口3Aは、上下方向Zに細長い略矩形形状である。実施形態では、筐体1内に多くの空気が取り込まれるように、吸気口3Aの開口面積は、背面1Dより若干小さい。
 吸気口3Aは、ガード31(図3参照)により覆われる。ガード31には、多数の貫通孔が形成されている。各貫通孔は、ユーザの指が進入しない程度の開口面積を有する。なお、実施形態では、ガード31は、格子状である。多数の貫通孔は、ガード31において上下方向Z及び左右方向Xに配列されている。
 また、ガード31の後端面は、上下方向Z及び左右方向Xに平行な平坦面をなしている。ガード31は、装着部4A,4B(図3参照)の一部を構成している。
 吹出口3B(図1参照)は、筐体1に形成された開口である。実施形態では、吹出口3Bの数は2つである。吹出口3Bの一方及び他方は、本発明における「第1吹出口」及び「第2吹出口」の一例である。一方の吹出口3Bは、前面1Cの右端と側面1Fの前端との間で、底面1A及び天面1Bの間で、上下方向Zに直線的に延びている。また、一方の吹出口3Bは、前方向に向けて開放されている。他方の吹出口3Bは、前面1Cの基準として、一方の吹出口3Bと左右方向Xにおいて対称でよい。よって、他方の吹出口3Bの詳説を控える。なお、吹出口3Bの個数は、少なくとも1つあればよい。
 装着部4A,4B(図3参照)は、吸気口3Aと連通する空間41A,41Bを規定する。空間41Bは、上方向において空間41Aと連続する。装着部4A,4Bにはフィルタ5A,5Bがそれぞれ装着可能である。
 詳細には、装着部4Aは、ガード31及び側壁42C,42Dの各下半分と、底壁42Aとにより構成される。装着部4Bは、ガード31及び側壁42C,42Dの各上半分と、上壁42Bとにより構成される。底壁42A、上壁42B、側壁42C、及び側壁42Dは、背面1Dにおける吸気口3Aの周縁、より詳細には、吸気口3Aよりも下側、上側、左側及び右側からそれぞれ突出する。底壁42A、上壁42B、側壁42C、及び側壁42Dは、ガード31の後端面よりも後方に距離D11まで延びる。距離D11は、各フィルタ5A,5Bの厚さ以上である。底壁42A及び上壁42Bは、上下方向Zにおいて距離D12だけ互いに離れている。距離D12は、好ましくは、フィルタ5A,5Bの長さの合計値と同等である。側壁42C,42Dは、左右方向Xにおいて距離D13だけ互いに離れている。距離D13は、好ましくは、各フィルタ5A,5Bの幅と同等である。フィルタ5A,5Bにおいて、厚さは前後方向Yにおける寸法であり、長さは上下方向Zにおける寸法であり、幅は左右方向Xにおける寸法である。
 空間41Aは、ガード31及び側壁42C,42Dの各々の下半分と、底壁42Aとにより区画される空間である。空間41Bは、ガード31及び側壁42C,42Dの各々の上半分と、上壁42Bとにより区画される空間である。空間41A,41Bの各々は、後方に向けて開放されている。空間41Bは、上方向において空間41Aと連続する。即ち、送風機100は、空間41A,41Bを仕切る壁を有していない。
 フィルタ5A,5B(図3参照)は、例えば集塵フィルタ又は脱臭フィルタである。集塵フィルタは、塵埃、花粉、煙、及び微小粒子状物質(例えば、PM2.5)を捕集可能である。脱臭フィルタは、空気中から臭いを取り除くことが可能である。
 詳細には、フィルタ5A,5Bは、前後方向Yに薄い略直方体形状を有する。実施形態では、フィルタ5A,5Bは、互いに同じ外形形状を有する。フィルタ5A,5Bにおいて、前後方向Yの寸法は距離D11に相当し、上下方向Zの寸法は距離D12の2分の1に相当し、左右方向Xの寸法は距離D13に相当する。
 フィルタ5A,5Bは、空間41A,41Bにそれぞれ収容される。換言すると、フィルタ5A,5Bは、装着部4A,4Bにそれぞれ装着される。装着時、フィルタ5A,5Bは、ガード31の後端面に沿って位置し、上下方向Zにおいて互いに隣接する。詳細には、装着時、フィルタ5Bの下端面は、フィルタ5Aの上端面にぴったりと重なり、フィルタ5A,5Bは、吸気口3Aを覆う。
 リアカバー6は、筐体1(詳細には側壁42C,42D)に着脱可能である(図2、図3参照)。リアカバー6は、筐体1に取り付けられた時、空間41A,41Bに収容されたフィルタ5A,5Bを覆うとともに、ガード31及び吸気口3Aも覆う。実施形態では、リアカバー6は、ガード31と同様に格子状である。リアカバー6には更に、多数の貫通孔が上下方向Z及び左右方向Xに配列されている。
 図4は、図1に示される線IV-IVに沿う送風機100の縦断面を左方向から見た時の断面図である。図5及び図6は、図1に示される線V-V及び線VI-VIに沿う送風機100の横断面を後方左斜め上から見た時の断面図である。図7は、図1に示される送風機100の構成を示すブロック図である。図1に示される図4から図7に示されるように、送風機100は、ファン9A,9Bを筐体1内に更に備える。ファン9A,9Bの一方は、本発明における「ファン」の一例である。また、ファン9A,9Bは、本発明における「第1ファン」及び「第2ファン」の一例でもある。
 ファン9A,9Bの各々は、両吸込式の遠心ファンである。ファン9Bは、ファン9Aよりも上方向に配置される。その結果、底面1A(図2参照)を小さくできるため、送風機100の床201への設置面積が小さくなる。詳細には、ファン9A,9Bは、上下方向Zにおいて互いに間隔をあけて配置される。ファン9Aは、ケーシング91A、前吸込口92A、後吸込口93A及び吐出口94A(図4から図6参照)と、羽根車95A及びモータ96A(図7参照)を有する。
 前吸込口92A及び後吸込口93Aは、本発明における「第1吸込口」及び「第2吸込口」の一例である。前吸込口92A及び後吸込口93Aは、本発明における「第3吸込口」及び「第4吸込口」の一例であってもよい。羽根車95A及びモータ96Aは、本発明における「第1羽根車」及び「第1モータ」の一例である。羽根車95A及びモータ96Aは、本発明における「第2羽根車」及び「第2モータ」の一例であってもよい。吐出口94Aは、本発明における「第1吐出口」の一例である。吐出口94Aは、本発明における「第2吐出口」の一例であってもよい。
 前吸込口92A及び後吸込口93Aは、ケーシング91Aの前面及び背面にそれぞれ形成されている。後吸込口93Aは、ケーシング91Aにおいて後方に向けて開放された開口である。後吸込口93Aは、吸気口3Aの第1部分32Aと前後方向Yにおいて対向する(図4,図5参照)。第1部分32Aは、吸気口3Aにおいて、後述の第2部分33A、第3部分32B及び第4部分33Bよりも下方向の部分である。前吸込口92Aは、ケーシング91Aにおいて前方に向けて開放された開口であり、吸気口3Aと前後方向Yにおいて対向しない。
 吐出口94Aは、ケーシング91Aの側面に形成されている(図5参照)。ケーシング91A内には、羽根車95A及びモータ96A(図7参照)が配置される。モータ96Aは、制御部11の制御下で回転する。羽根車95Aは、モータ96Aの出力軸に取り付けられ、モータ96Aが発生した動力により回転する。その結果、前吸込口92A及び後吸込口93A(図4,図5参照)から空気がケーシング91A内に取り込まれ、吐出口94A(図5参照)から空気がケーシング91Aの外部に吹き出される。
 ファン9Bは、ケーシング91B、前吸込口92B、後吸込口93B及び吐出口94B(図4から図6参照)と、羽根車95B及びモータ96B(図7参照)とを有する。ケーシング91B、羽根車95B及びモータ96Bは、ケーシング91A、羽根車95A及びモータ96Aと同様でよいため、それぞれの詳説を控える。
 前吸込口92B及び後吸込口93Bは、本発明における「第3吸込口」及び「第4吸込口」の一例である。前吸込口92B及び後吸込口93Bは、本発明における「第1吸込口」及び「第2吸込口」の一例であってもよい。羽根車95B及びモータ96Bは、本発明における「第2羽根車」及び「第2モータ」の一例である。羽根車95B及びモータ96Bは、本発明における「第1羽根車」及び「第1モータ」の一例であってもよい。吐出口94Bは、本発明における「第2吐出口」の一例である。吐出口94Bは、本発明における「第1吐出口」の一例であってもよい。
 前吸込口92B及び後吸込口93Bは、ケーシング91Bの前面及び背面にそれぞれ形成されている。後吸込口93Bは、ケーシング91Bにおいて後方に向けて開放された開口である。後吸込口93Bは、吸気口3Aの第3部分32Bと前後方向Yにおいて対向する(図4,図6参照)。第3部分32Bは、吸気口3Aにおいて、第1部分32A、第2部分33A及び第4部分33Bよりも上方向の部分である。前吸込口92Bは、ケーシング91Bにおいて前方に向けて開放された開口であり、吸気口3Aと前後方向Yにおいて対向しない。
 送風機100は、図4から図6に示されるように、空気の通風路97A,97Bを更に備える。
 通風路97Aは、上流側通風路971A(図4参照)と、下流側通風路972A(図5参照)とからなる。上流側通風路971A及び下流側通風路972Aは、本発明における「第1通風路」及び「第2通風路」の一例である。上流側通風路971A及び下流側通風路972Aは、本発明における「第3通風路」及び「第4通風路」の一例であってもよい。
 上流側通風路971Aは、吸気口3Aの第2部分33Aと、前吸込口92Aとの間で延びる。従って、筐体1に形成された吸気口3Aの開口面積が有効利用される。また、第1部分32Aに対向するフィルタ5Aの部分だけでなく、第2部分33Aに対向するフィルタ5Aの部分にも空気が通過する。フィルタ5Aの全体を使って集塵が行われる。その結果、フィルタ5Aの一部のみが極端に塵埃等で汚れることが防止される。第2部分33Aは、吸気口3Aにおいて第1部分32Aよりも上方向に位置し、第3部分32B及び第4部分33Bよりも下方向に位置する。詳細には、上流側通風路971Aは、ファン9Aの上方向を通過し、前吸込口92Aに至る。上流側通風路971Aは、吸気口3Aの第2部分33Aから吸い込まれた空気を前吸込口92Aに案内する。下流側通風路972A(図5参照)は、吐出口94Aと、吹出口3Bの一方との間に形成され、吐出口94Aから吹き出された空気を吹出口3Bの一方に案内する。なお、図4及び図5には、通風路97Aにおける空気の流れが白抜きの矢印で示されている。
 通風路97Bは、上流側通風路971B(図4参照)と、下流側通風路972B(図6参照)からなる。上流側通風路971B及び下流側通風路972Bは、本発明における「第3通風路」及び「第4通風路」の一例である。上流側通風路971B及び下流側通風路972Bは、本発明における「第1通風路」及び「第2通風路」の一例であってもよい。
 上流側通風路971Bは、吸気口3Aの第4部分33Bと、前吸込口92Bとの間で延びる。従って、筐体1に形成された吸気口3Aの開口面積が有効利用される。詳細には、上流側通風路971Bは、ファン9Aの下方向を通過し、前吸込口92Bに至る。更に詳細には、上流側通風路971Bは、上流側通風路971Aと上下方向Zにおいて概ね対称な形状であることが好ましい。2つの吹出口3Bからの風量等のバランスを取りやすいからである。詳細には、大開口の吸気口3Aから取り込み可能な空気が、後吸込口93A,93Bと、前吸込口92A,92Bとに分配されることになる。その結果、吸気口3Aの開口面積が有効利用される。また、第3部分32Bに対向するフィルタ5Bの部分だけでなく、第4部分33Bに対向するフィルタ5Bの部分にも空気が通過する。フィルタ5Bの全体を使って集塵が行われる。その結果、フィルタ5Bの一部のみが極端に塵埃等で汚れることが防止される。
 ここで、第4部分33Bは、第1部分32A及び第2部分33Aよりも上方向に位置し、第3部分32Bよりも下方向に位置する。上流側通風路971Bは、吸気口3Aの第4部分33Bから吸い込まれた空気を前吸込口92Bに案内する。下流側通風路972Bは、吐出口94Bと、吹出口3Bの他方との間に形成され、吐出口94Bから吹き出された空気を吹出口3Bの他方に案内する。なお、図4及び図6には、通風路97Bにおける空気の流れが白抜きの矢印で示されている。
 なお、図5及び図6に示されるように、下流側通風路972A,972Bは、吹出口3B付近で前方向に向かって偏向していることが好ましい。その結果、下流側通風路972A,972Bにおいて吹出口3B付近で空気は整流され、吹出口3Bから空気は前方に向かって吹き出される。
 図7に示されるように、送風機100は、ヒータ10A,10Bを更に備える。ヒータ10A,10Bは、下流側通風路972A,972Bにそれぞれ配置され、制御部11の制御下で発熱する。従って、ヒータ10A,10Bの動作時、吹出口3Bから吹き出される温風の温度が下がりにくい。詳細には、ヒータ10A,10Bは、下流側通風路972A,972B、即ち、比較的吹出口3Bに近い位置に配置される。制御部11は、ボタン2B(図1参照)からの第2コマンドに基づいて、温風運転モードでの動作を制御する場合、ヒータ10A,10Bへの給電を制御する。ヒータ10A,10Bは、下流側通風路972A,972Bを流れる空気をそれぞれ加熱する。従って、吹出口3Bから吹き出される温風の温度が下がりにくい。
 図8は、図4に示される線VIII-VIIIに沿う送風機100の横断面を後方左斜め上から見た時の断面図である。図8には、前面1C、側面1E,1F、フィルタ5B、及びリアカバー6(図4,図6参照)は示されていない。図8に示されるように、送風機100は、制御部11に加え、ダクト12を更に備える。
 制御部11は、基板111と、発熱部品112とを有する回路基板である。基板111は、所謂プリント配線板である。基板111の表面及び/又は内部には、導体の配線が形成されるとともに、発熱部品112が実装される。発熱部品112は、典型的には電子部品及び集積回路である。発熱部品112は、外部から供給された電圧により動作し、発熱する。なお、図8では、3個の発熱部品にのみ、参照符号「112」が付されている。
 ダクト12は、外壁121を有する。外壁121は、上流側通風路971Bを規定する。詳細には、外壁121は、上流側通風路971Bの内部と外部とを区画する。外壁121には、制御部11(即ち、回路基板)が当接する。その結果、制御部11は、上流側通風路971B内を流れる空気により冷却される。詳細には、制御部11は、例えば前面1C(図4,図6参照)に形成されたボス(図示)にねじ(図示せず)により固定される。制御部11は、前面1Cと外壁121との間に配置されて、外壁121に当接する。また、上流側通風路971B内には、ヒータ10Bにより加熱されていない空気が流れる。従って、制御部11は良好に冷却される。
 外壁121の外側及び内側の各々には複数の溝122が形成されている。詳細には、複数の溝122は、外壁121において制御部11が当接する部分に形成される。その結果、外壁121の表面積が比較的大きくなるため、制御部11がより良好に冷却される。なお、図8では、2本の溝にのみ、参照符号「122」が付されている。
 また、各溝122は、ダクト12内で空気が流れる方向に沿って延びている。これにより、各溝122に空気が流れ易くなるため、制御部11が更に良好に冷却される。
 以上、図面を参照して本開示の実施形態について説明した。ただし、本開示は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施できる。また、上記の実施形態に開示される複数の構成要素は適宜改変可能である。例えば、ある実施形態に示される全構成要素のうちのある構成要素を別の実施形態の構成要素に追加してもよく、又は、ある実施形態に示される全構成要素のうちのいくつかの構成要素を実施形態から削除してもよい。
 また、図面は、発明の理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
 本発明は、送風機を提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。
100       :送風機
1         :筐体
3A        :吸気口
32A       :第1部分
32B       :第3部分
33A       :第2部分
33B       :第4部分
3B        :吹出口
9A,9B     :ファン
92A,92B   :前吸込口
93A,93B   :後吸込口
94A,94B   :吐出口
95A,95B   :羽根車
96A,96B   :モータ
97A,97B   :通風路
971A,971B :上流側通風路
972A,972B :下流側通風路
10A,10B   :ヒータ
11        :制御部
111       :基板
112       :発熱部品
12        :ダクト
121       :外壁
122       :溝

Claims (7)

  1.  吸気口及び吹出口が形成される筐体と、
     前記吸気口の第1部分と対向する第1吸込口と、前記吸気口と対向しない第2吸込口と、モータと、前記モータの出力軸に取り付けられた羽根車と、吐出口とを有するファンと、
     前記吸気口において前記第1部分とは異なる第2部分と、前記第2吸込口との間で延びる第1通風路と、
     前記吐出口と前記吹出口との間で延びる第2通風路とを備える、送風機。
  2.  前記第1通風路を規定する外壁を有するダクトと、
     発熱部品が実装され、前記外壁に当接する回路基板とを備える、請求項1に記載の送風機。
  3.  前記外壁の外側及び内側の各々に溝が形成されている、請求項2に記載の送風機。
  4.  前記溝の各々は、前記ダクト内で空気が流れる方向に沿って延びる、請求項3に記載の送風機。
  5.  前記第2通風路に配置されたヒータを更に備える、請求項1から4のいずれかに記載の送風機。
  6.  吸気口と、第1吹出口と、第2吹出口が形成される筐体と、
     前記吸気口の第1部分と対向する第1吸込口と、前記吸気口と対向しない第2吸込口と、第1モータと、前記第1モータの出力軸に取り付けられた第1羽根車と、第1吐出口とを有する第1ファンと、
     前記吸気口において前記第1部分と異なる第2部分と、前記第2吸込口との間で延びる第1通風路と、
     前記第1吐出口と前記第1吹出口との間で延びる第2通風路と、
     前記吸気口において前記第2部分と異なる第3部分と対向する第3吸込口と、前記吸気口と対向しない第4吸込口と、第2モータと、前記第2モータの出力軸に取り付けられた第2羽根車と、第2吐出口とを有する第2ファンと、
     前記吸気口において前記第3部分とは異なる第4部分と、前記第4吸込口との間で延びる第3通風路と、
     前記第2吐出口と前記第2吹出口との間で延びる第4通風路とを備える、送風機。
  7.  前記第2ファンは、前記第1ファンよりも上方向に配置される、請求項6に記載の送風機。
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CN104374004A (zh) * 2014-10-20 2015-02-25 广东美的制冷设备有限公司 立式空调器

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