WO2024075562A1 - 接合装置、接合システム及び接合方法 - Google Patents

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Abstract

第1基板と第2基板を接合する接合装置であって、前記第1基板を吸着保持する第1保持部と、前記第1保持部と対向する位置に配置され、前記第2基板を吸着保持する第2保持部と、前記第1保持部と前記第2保持部とを収容し、外部から隔離された処理空間を形成する処理容器と、前記第1保持部に保持された前記第1基板と前記第2保持部に保持された前記第2基板とを、近接位置と離間位置とに相対的に移動させる移動機構と、前記処理容器に接続され前記処理空間を減圧する減圧部と、前記近接位置において、前記第1基板と前記第2基板の中心部同士を接触させる押圧機構であって、少なくとも前記第1基板を押圧する押圧機構と、を備え、前記第1保持部は、前記第1基板を静電吸着する静電吸着部を備える。

Description

接合装置、接合システム及び接合方法
 本開示は、接合装置、接合システム及び接合方法に関する。
 特許文献1には、第1の基板と第2の基板を貼り合わせる方法が開示されている。かかる方法では、載置部に載置された第1の基板と間隔をあけて基板支持部に支持された第2の基板を対峙させた後、第1の基板と第2の基板を接触させて貼り合わせる。
特開2012-191037号公報
 本開示にかかる技術は、基板同士を接合する際の接合精度を向上させる。
 本開示の一態様は、第1基板と第2基板を接合する接合装置であって、前記第1基板を吸着保持する第1保持部と、前記第1保持部と対向する位置に配置され、前記第2基板を吸着保持する第2保持部と、前記第1保持部と前記第2保持部とを収容し、外部から隔離された処理空間を形成する処理容器と、前記第1保持部に保持された前記第1基板と前記第2保持部に保持された前記第2基板とを、近接位置と離間位置とに相対的に移動させる移動機構と、前記処理容器に接続され前記処理空間を減圧する減圧部と、前記近接位置において、前記第1基板と前記第2基板の中心部同士を接触させる押圧機構であって、少なくとも前記第1基板を押圧する押圧機構と、を備え、前記第1保持部は、前記第1基板を静電吸着する静電吸着部を備える。
 本開示によれば、基板同士を接合する際の接合精度を向上させる。
本実施形態にかかる接合処理システムの構成の概略を示す平面図である。 本実施形態にかかる接合処理システムの内部構成の概略を示す側面図である。 重合基板の構成の概略を示す側面図である。 接合装置の構成の概略を示す側面図である。 接合装置の構成の概略を示す平面図である。 第1保持部及びその周辺の構成の断面図である。 第1保持部及びその周辺の構成の断面図である。 第1保持部及びその周辺を上方から見た平面図である。 第2保持部及びその周辺の構成の断面図である。 第2保持部及びその周辺の構成の断面図である。 第1実施形態にかかる接合処理の主な工程を示すフロー図である。 第1実施形態にかかる接合処理の様子を示す説明図である。 第1実施形態にかかる接合処理の様子を示す説明図である。 第1実施形態にかかる接合処理の様子を示す説明図である。 第1実施形態にかかる接合処理の様子を示す説明図である。 第1実施形態にかかる接合処理の様子を示す説明図である。 第1実施形態にかかる接合処理の様子を示す説明図である。 第1実施形態にかかる接合処理の様子を示す説明図である。 第1実施形態にかかる接合処理の様子を示す説明図である。 比較例における接合処理の様子を示す説明図である。 第1実施形態の変形例にかかる接合処理の様子を示す説明図である。 第1実施形態の変形例にかかる接合処理の様子を示す説明図である。 第1実施形態の変形例にかかる接合処理の様子を示す説明図である。 第1実施形態の変形例にかかる接合処理の様子を示す説明図である。 第1実施形態にかかる接合処理の主な工程を示すフロー図である。 第2実施形態の変形例にかかる接合処理の様子を示す説明図である。 他の実施形態にかかる接合装置の構成の概略を示す側面図である。 他の実施形態にかかる接合装置の構成の概略を示す側面図である。 他の実施形態にかかる接合装置の構成の概略を示す側面図である。
 半導体デバイスを3次元に積層する3次元集積技術では、2枚の半導体基板(以下、「基板」という。)の接合が行われる。従来、かかる基板同士の接合を減圧雰囲気下で行う技術が知られている。
 例えば特許文献1に開示された方法では、減圧雰囲気下で第1の基板と第2の基板を貼り合わせる。具体的には、載置部に第1の基板を載置し、基板支持部の支持爪で第2の基板の周縁部を支持して、これら第1の基板と第2の基板を間隔をあけて対峙させる。その後、押圧部のパッドで第2の基板の貼り合わせ面の略中央部を押圧し、第1の基板の貼り合わせ面の一部と第2の基板の貼り合わせ面の一部とを接触させる。その後、支持爪を退避方向に移動させることで、第1の基板の貼り合わせ面と第2の基板の貼り合わせ面とが接触した部分を中央部から周縁部に向けて拡大させて、当該基板同士を貼り合わせる。
 しかしながら、上記特許文献1に開示された方法では、第2の基板において周縁部以外は支持されていないため、第1の基板に間隔をあけて対峙させる際、当該第1の基板に対して位置ずれが生じるおそれがある。また、第2の基板を第1の基板側に近接(落下)させ、第1の基板と第2の基板の接触部分を拡大させる際にも、第2の基板において周縁部以外が支持されていないため、当該第2の基板が第1の基板と適切な位置で接触しないおそれがある。したがって、従来の基板同士の接合精度には改善の余地がある。
 本開示にかかる技術は、基板同士を接合する際の接合精度を向上させる。以下、本実施形態にかかる接合装置、当該接合装置を備えた接合システム、及び接合方法について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<接合システム1の構成>
 先ず、本実施形態にかかる接合システムの構成について説明する。図1は、接合システム1の構成の概略を示す平面図である。図2は、接合システム1の内部構成の概略を示す側面図である。なお、以下においては、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
 接合システム1では、図3に示すように第1基板W1と第2基板W2を接合して重合基板Tを形成する。以下、第1基板W1において第2基板W2と接合される面を「接合面W1a」、接合面W1aと反対側の面を「非接合面W1b」という。また、第2基板W2において、第1基板W1と接合される面を「接合面W2a」、接合面W2aと反対側の面を「非接合面W2b」という。なお、第1基板W1と第2基板W2は、それぞれ例えばシリコン基板などの半導体基板である。
 図1に示すように接合システム1は、例えば外部との間で複数の第1基板W1、第2基板W2、重合基板Tをそれぞれ収容可能なカセットCw1、Cw2、Ctが搬入出される搬入出ステーション2と、基板W1、W2、重合基板Tに対して所望の処理を施す各種処理装置を備えた処理ステーション3とを一体に接続した構成を有している。
 搬入出ステーション2には、カセット載置台10が設けられている。カセット載置台10には、複数、例えば4つのカセット載置板11が設けられている。カセット載置板11は、Y軸方向に一列に並べて配置されている。これらのカセット載置板11には、接合システム1の外部に対してカセットCw1、Cw2、Ctを搬入出する際に、カセットCw1、Cw2、Ctを載置することができる。このように、搬入出ステーション2は、複数の第1基板W1、複数の第2基板W2、複数の重合基板Tを保有可能に構成されている。なお、カセット載置板11の個数は、本実施の形態に限定されず、任意に設定することができる。また、カセット載置板11には、カセットCw1、Cw2、Ct以外に、たとえば不具合が生じた基板を回収するためのカセット等が載置されてもよい。
 搬入出ステーション2には、カセット載置台10のX軸正方向側において、カセット載置台10に隣接して基板搬送領域20が設けられている。基板搬送領域20には、Y軸方向に延伸する搬送路21上を移動自在な基板搬送装置22が設けられている。基板搬送装置22は、鉛直方向及び鉛直軸周り(θ方向)にも移動自在であり、各カセット載置板11上のカセットCw1、Cw2、Ctと、後述する処理ステーション3の第3処理ブロックG3のトランジション装置60、61との間で第1基板W1、第2基板W2、重合基板Tを搬送できる。
 処理ステーション3には、各種装置を備えた複数例えば3つの処理ブロックG1、G2、G3が設けられている。例えば処理ステーション3の正面側(図1のY軸負方向側)には、第1処理ブロックG1が設けられ、処理ステーション3の背面側(図1のY軸正方向側)には、第2処理ブロックG2が設けられている。また、処理ステーション3の搬入出ステーション2側(図1のX軸負方向側)には、第3処理ブロックG3が設けられている。
 第1処理ブロックG1には、基板W1、W2を接合する接合装置30が配置されている。なお、接合装置30の構成については後述する。
 図2に示すように第2処理ブロックG2は、例えば2層構造を有している。第2処理ブロックG2の下層には、改質装置40、搬送室41、ロードロック室42が、搬入出ステーション2側からこの順で水平方向のX軸方向に並べて配置されている。
 改質装置40は、基板W1、W2の接合面W1a、W2aを改質する。改質装置40では、例えば減圧雰囲気下において、処理ガスである酸素ガス又は窒素ガスが励起されてプラズマ化され、イオン化される。この酸素イオン又は窒素イオンが接合面W1a、W2aに照射されて、接合面W1a、W2aがプラズマ処理され、改質される。
 ロードロック室42は、後述する基板搬送領域70のY軸正方向側にゲートバルブ(図示せず)を介して隣接して配置される。ロードロック室42は、その内部空間を、大気圧状態と真空状態とに切り替えられるように構成されている。また、ロードロック室42の内部には、第1基板W1、第2基板W2を受け渡す受渡部(図示せず)が設けられる。
 搬送室41は、ロードロック室42のY軸負方向側にゲートバルブ(図示せず)を介して隣接して配置される。搬送室41には、第1基板W1、第2基板W2を搬送する基板搬送装置(図示せず)が配置される。基板搬送装置は、ロードロック室42と改質装置40との間で第1基板W1、第2基板W2を搬送できる。
 第2処理ブロックG2の上層には、親水化装置50、51が、搬入出ステーション2側からこの順で水平方向のX軸方向に並べて配置されている。親水化装置50、51は、例えば純水によって基板W1、W2の接合面W1a、W2aを親水化すると共に当該接合面W1a、W2aを洗浄する。親水化装置50では、例えばスピンチャック(図示せず)に保持された基板W1、W2を回転させながら、当該基板W1、W2上に純水を供給する。そうすると、供給された純水は基板W1、W2の接合面W1a、W2a上を拡散し、接合面W1a、W2aが親水化される。
 第3処理ブロックG3には、第1基板W1、第2基板W2、重合基板Tのトランジション装置60、61が下から順に2段に設けられている。
 図1に示すように第1処理ブロックG1~第3処理ブロックG3に囲まれた領域には、基板搬送領域70が形成されている。基板搬送領域70には、例えば基板搬送装置71が配置されている。
 基板搬送装置71は、例えば鉛直方向、水平方向(X軸方向、Y軸方向)及び鉛直軸周りに移動自在な搬送アームを有している。基板搬送装置71は、基板搬送領域70内を移動し、周囲の第1処理ブロックG1、第2処理ブロックG2及び第3処理ブロックG3内の所望の装置に第1基板W1、第2基板W2、重合基板Tを搬送できる。
 以上の接合システム1には、制御部としての制御装置80が設けられている。制御装置80は、例えばCPUやメモリ等を備えたコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、接合システム1における基板処理を制御するプログラムが格納されている。なお、上記プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、当該記憶媒体Hから制御装置80にインストールされたものであってもよい。また、上記記憶媒体Hは、一時的なものであっても非一時的なものであってもよい。
<接合装置30の構成>
 次に、上述した接合装置30の構成について説明する。図4は、接合装置30の構成の概略を示す側面図である。図5は、接合装置30の構成の概略を示す平面図である。
 接合装置30は、基台100上に各種部材が搭載された構成を有している。具体的に接合装置30は、処理容器110、第1保持部120、及び第2保持部130を有している。また、接合装置30は、処理容器110の周辺において、チャンバ昇降機構140、減圧部150、及びリフター160を有している。また、接合装置30は、第1保持部120の周辺において、支持部170、水平移動機構180、鉛直移動機構190、及び押圧機構としてのストライカー200を有している。以下、各構成について説明する。
(処理容器110及びその周辺の構成)
 先ず、処理容器110及びその周辺の構成について説明する。
 処理容器110は、内部を密閉可能な容器であり、第1保持部120と第2保持部130を収容する。処理容器110は2つに分割され、第1保持部120側(上方側)の第1チャンバ111、及び第2保持部130側(下方側)の第2チャンバ112を有している。第2チャンバ112における第1チャンバ111との接合面には、処理容器110の内部の気密性を保持するためのシール材113が設けられている。シール材113には、例えばOリングが用いられる。そして、第1チャンバ111と第2チャンバ112を当接させることで、処理容器110の内部に、外部から隔離された処理空間110sが形成される。
 第1チャンバ111は、第1チャンバ111の上面に設けられた支持板114に支持されている。さらに支持板114は、チャンバ昇降機構140に支持されている。チャンバ昇降機構140は、支柱141と昇降部材142を有している。支柱141と昇降部材142はそれぞれ、支持板114の外周において例えば4箇所に設けられている。支柱141は、基台100から鉛直上方に延伸して設けられている。昇降部材142は支持板114の外周を支持し、且つ昇降部材142の基端部は支柱141に取り付けられている。そして、昇降部材142は、例えばモータなどを備えた駆動部(図示せず)によって支柱141に沿って昇降する。かかる構成のチャンバ昇降機構140により、第1チャンバ111は昇降自在に構成されている。なお、4本の昇降部材142の先端部は、天板143に支持されている。
 なお、本実施形態では、支持板114の外周においてチャンバ昇降機構140が4つ設けられていたが、チャンバ昇降機構140の数はこれに限定されない。例えば支持板114の外周を4箇所で支持する場合、2箇所にチャンバ昇降機構140を設け、他の2箇所には伸縮自在のシャフトを設けてもよい。
 第2チャンバ112は、基台100上に設けられた支持台115に支持されている。すなわち、第2チャンバ112は移動せず、固定されている。支持台115は中空に構成されている。また、第2チャンバ112には、処理容器110の処理空間110sを減圧する減圧部150が設けられている。減圧部150は、処理容器110に接続され当該処理容器110の内部の雰囲気を吸引するための吸気管151、及び吸気管151に接続された例えば真空ポンプ等の吸気装置152を有している。
 第2チャンバ112の下方には、第2保持部130に対して第2基板W2(又は重合基板T)を昇降させるリフター160が設けられる。リフター160は、リフターピン161と駆動部162を有している。リフターピン161は、例えば3本設けられている。リフターピン161は、駆動部162に接続されることで昇降可能に構成される。
(第1保持部120及びその周辺の構成)
 次に、第1保持部120及びその周辺の構成について説明する。図6及び図7は、第1保持部120及びその周辺の構成の断面図である。図8は、第1保持部120及びその周辺を上方から見た平面図である。
 第1保持部120は、第1基板W1を吸着保持する保持部である。第1保持部120の上面側には、冷却板121が設けられている。冷却板121は例えば水冷板であって、内部を冷却水が流通する。この冷却板121により、第1保持部120に保持された第1基板W1が所望温度、例えば常温に調整される。
 第1保持部120は、吸着領域R1~R3に区画され、当該吸着領域R1~R3毎に第1基板W1を個別に制御可能に構成されている。第1吸着領域R1は、第1保持部120と同心円の円形状領域である。第2吸着領域R2は、第1吸着領域R1の径方向外側の環状の領域である。第3吸着領域R3は、第2吸着領域R2の径方向外側の環状の領域である。なお、第2吸着領域R2と第3吸着領域R3はそれぞれ、本開示における第1領域と第2領域に相当する。
 第1保持部120は、第1基板W1を静電吸着し、すなわち静電チャックとして機能する。第1保持部120は、平面視において少なくとも第1基板W1より大きい径を有する誘電体部210を有している。
 誘電体部210の内部には、静電吸着部としての電極211~213が設けられている。第1電極211は、第1吸着領域R1に対応して設けられ、第1電源211aに接続される。第1電源211aから第1電極211に電圧を印加することによって発生する静電気力を用いて、第1保持部120は、第1吸着領域R1において第1基板W1を静電吸着する。第2電極212は、第2吸着領域R2に対応して設けられ、第2電源212aに接続される。第2電源212aから第2電極212に電圧を印加することによって発生する静電気力を用いて、第1保持部120は、第2吸着領域R2において第1基板W1を静電吸着する。第3電極213は、第3吸着領域R3に対応して設けられ、第3電源213aに接続される。第3電源213aから第3電極213に電圧を印加することによって発生する静電気力を用いて、第1保持部120は、第3吸着領域R3において第1基板W1を静電吸着する。以上のとおり、第1保持部120は、吸着領域R1~R3毎に第1基板W1を静電吸着可能に構成されている。
 また、第1保持部120は、第1基板W1を真空引きして吸着し、すなわち真空チャックとしても機能する。誘電体部210の下面には、第1基板W1の非接合面W1bに接触する複数のピン214が設けられている。複数のピン214は、吸着領域R1~R3に設けられている。
 また、誘電体部210の下面には、当該誘電体部210と同心円上に環状の壁部215~217が設けられている。壁部215~217は、ピン214と同じ高さを有し、第1基板W1の非接合面W1bに接触する。第1壁部215、第2壁部216、及び第3壁部217は、この順で径方向内側から外側に向けて配置される。上述した第1吸着領域R1は、第1壁部215の内側の円形状領域である。第2吸着領域R2は、第1壁部215と第2壁部216の間の環状の領域である。第3吸着領域R3は、第2壁部216と第3壁部217の間の環状の領域である。
 誘電体部210の下面には、第1吸着領域R1において、第1基板W1を真空引きするための第1吸引口218aが形成されている。第1吸引口218aは、例えば第1吸着領域R1において複数箇所に形成されている。第1吸引口218aには、第1吸引管218bを介して、例えば真空ポンプ等の第1吸引装置218cが接続されている。
 誘電体部210の下面には、第2吸着領域R2において、第1基板W1を真空引きするための第2吸引口219aが形成されている。第2吸引口219aは、例えば第2吸着領域R2において複数箇所に形成されている。第2吸引口219aには、第2吸引管219bを介して、例えば真空ポンプ等の第2吸引装置219cが接続されている。
 誘電体部210の下面には、第3吸着領域R3において、第1基板W1を真空引きするための第3吸引口220aが形成されている。第3吸引口220aは、例えば第3吸着領域R3において複数箇所に形成されている。第3吸引口220aには、第3吸引管220bを介して、例えば真空ポンプ等の第3吸引装置220cが接続されている。
 以上のとおり、第1保持部120は、吸着領域R1~R3毎に第1基板W1を真空吸着可能に構成されている。
 第1保持部120において、誘電体部210の中心部には、当該誘電体部210を厚み方向に貫通する貫通孔221が形成されている。貫通孔221は、冷却板121の中心部と第1チャンバ111の中心部にも連続し、当該冷却板121と第1チャンバ111を厚み方向に貫通して形成される。貫通孔221は、第1保持部120に吸着保持される第1基板W1の中心部に対応している。そして貫通孔221には、後述するストライカー200のシャフト232及びプッシャー233が挿通するようになっている。
 なお、本実施形態では、壁部215~217、吸引口218a~220a、吸引管218b~220b及び吸引装置218c~220cが、本開示における真空吸着部を構成する。
 第1保持部120は、支持部170によって上方から吊り下げた状態で支持される。支持部170によって、第1保持部120は第1チャンバ111との間に隙間をあけた状態で配置される。支持部170は、可動板171と伝達シャフト172を有している。可動板171は、処理容器110の外部であって支持板114の上方に設けられている。可動板171の中央部は開口し、可動板171は円環形状を有している。
 伝達シャフト172は、可動板171の下面において、当該可動板171と同心円上に略均一間隔で、例えば3箇所に配置されている。各伝達シャフト172は、可動板171から鉛直下方に延伸し、支持板114と第1チャンバ111を貫通して、第1保持部120の冷却板121の上面に接続される。
 伝達シャフト172の外周部には、当該伝達シャフト172を覆うベローズ173が設けられている。ベローズ173の上端は可動板171の下面に接続され、ベローズ173の下端は支持板114の上面に接続される。かかるベローズ173により、処理容器110の密閉性を確保しつつ、処理容器110の外部から処理容器110の内部に設けられた第1保持部120を移動させることができる。
 また、支持板114と第1チャンバ111には貫通孔174が形成され、伝達シャフト172は貫通孔174の内部を挿通する。なお、後述するように伝達シャフト172は水平移動機構180によって水平方向に移動するため、貫通孔174の内径は伝達シャフト172の外径より十分大きい。
 可動板171の下面と支持板114の上面との間には、水平移動機構180が設けられている。すなわち、水平移動機構180は処理容器110の外部に設けられている。水平移動機構180は、可動板171と同心円上に略均一間隔で、例えば3箇所に配置されている。
 水平移動機構180には、例えばU軸、V軸及びW軸を駆動軸とするUVWステージが用いられる。かかる場合、水平移動機構180によって、可動板171をX軸方向、Y軸方向及びθ軸方向に移動させることができる。そして、可動板171の水平移動は、伝達シャフト172を介して第1保持部120に伝達され、当該第1保持部120の水平位置が調整される。なお、水平位置とは、上述したようにX軸方向、Y軸方向及びθ軸方向の位置であり、すなわち水平方向における位置及び向きのことである。
 なお、水平移動機構180のUVWステージには、公知のステージが用いられる。また、水平移動機構180の構成はこれに限定されず、例えばX軸、Y軸及びθ軸を駆動軸とするXYθステージを用いてもよいし、あるいはXYθの駆動を一平面で行う、X1、X2、Y1、Y2の4つの駆動軸を持つ4軸ステージを用いてもよい。
 可動板171の上面には、鉛直移動機構190が設けられている。すなわち、鉛直移動機構190は処理容器110の外部に設けられている。鉛直移動機構190は、可動板171と同心円上に略均一間隔で、例えば3箇所に配置されている。
 鉛直移動機構190には、例えばモータなどを備えた駆動部(図示せず)が設けられている。鉛直移動機構190は、伝達シャフト172に接続され、当該伝達シャフト172を昇降させる。そして、伝達シャフト172の昇降は第1保持部120に伝達され、当該第1保持部120の鉛直方向位置が調整される。また、3つの鉛直移動機構190で第1保持部120を昇降させることで、第1保持部120のチルト(水平度)が調整される。
 すなわち、鉛直移動機構190は、処理容器110の内部で第1保持部120を移動させる。このため、後述する離間位置P2と近接位置P3に第1保持部120を位置させる制御を容易に行うことができる。
 可動板171の中央の開口部には、ストライカー200が挿通して設けられている。すなわち、ストライカー200は処理容器110の外部に設けられている。ストライカー200は、ソケット230、天板231、シャフト232、プッシャー233、シリンダ234、調整ネジ235、押込量管理部236、及び測定部237を有している。ストライカー200では、ソケット230の上方に天板231が配置され、鉛直方向に延伸するシャフト232が天板231からソケット230を挿通して昇降自在に構成されている。
 ソケット230は、支持板114の上面中心部に係止される。ソケット230と支持板114の上面との間は、処理容器110の気密性を確保するために真空封止される。ソケット230は、さらに支持板114の上面から下方に延伸し、当該支持板114を貫通して、第1チャンバ111に取り付けられる。
 ソケット230の内部には、シャフト232が挿通する貫通孔238が形成されている。貫通孔238は、第1チャンバ111、冷却板121及び第1保持部120に形成された貫通孔221に連続しする位置に形成される。またソケット230の内部には、貫通孔238の周囲を囲むようにスライドブッシュ239と真空封止部240が、上方からこの順で設けられている。スライドブッシュ239は、シャフト232が昇降する際の、当該シャフト232の直進性を確保するために設けられる。真空封止部240は、貫通孔238、221を介して処理容器110の気密性を確保するために設けられる。
 シャフト232は、上端が天板231に取り付けられ、貫通孔238、221を挿通する。シャフト232の下端には、プッシャー233が設けられている。プッシャー233は、第1保持部120に保持された第1基板W1の非接合面W1bの中心部に接触する。プッシャー233の先端は球形状を有し、すなわち非接合面W1bの中心部に一点で接触する。
 シリンダ234は、ソケット230と天板231の間に設けられる。シリンダ234は、天板231を介して、シャフト232を駆動させる。すなわち、このシリンダ234の駆動圧を調整することで、ストライカー200(シャフト232)の押込力を調整する。なお、シリンダ234の構成は任意であり、例えば油圧シリンダを用いてもよいし、エアシリンダ(空圧シリンダ)を用いてもよい。
 調整ネジ235は、ソケット230と天板231の間に設けられ、さらに天板231から突出して設けられる。調整ネジ235は、天板231を介して、ストライカー200による第1基板W1の押込量を調整する。第1基板W1の押込量は、第1保持部120からのシャフト232の飛出量と同じである。
 押込量管理部236は、ソケット230と天板231の間に設けられる。押込量管理部236は、ストライカー200が第1基板W1を押し込む量を管理する。
 測定部237は、押込量管理部236と同軸上に、天板231から突出して設けられる。測定部237は、ストライカー200による第1基板W1の押込量を測定する。なお、測定部237の構成は任意であるが、例えば接触式の変位計が用いられる。
 ストライカー200は、以上のように構成されており、シャフト232を下降させて、プッシャー233を第1基板W1の中心部に接触させ、後述するように第1基板W1の中心部を第2基板W2の中心部に押圧する。
(第2保持部130及びその周辺の構成)
 次に、第2保持部130及びその周辺の構成について説明する。図9及び図10は、第2保持部130及びその周辺の構成の断面図である。
 第2保持部130は、第2基板W2を吸着保持する保持部である。第2保持部130は、第1保持部120に対して鉛直方向に対向配置され、第2チャンバ112の中央部に載置して設けられている。なお、上述した減圧部150の吸気管151は、平面視において第2保持部130の外側で、第2チャンバ112に接続されている。
 第2保持部130の下面側には、冷却板131が設けられている。冷却板131は例えば水冷板であって、内部を冷却水が流通する。この冷却板131により、第2保持部130に保持された第2基板W2が所望温度、例えば常温に調整される。
 第2保持部130は、吸着領域R4、R5に区画され、当該吸着領域R4、R5毎に第2基板W2を個別に制御可能に構成されている。第4吸着領域R4は、第2保持部130と同心円の円形状領域である。第5吸着領域R5は、第4吸着領域R4の径方向外側の環状の領域である。
 第2保持部130は、第2基板W2を静電吸着し、すなわち静電チャックとして機能する。第2保持部130は、平面視において少なくとも第2基板W2より大きい径を有する誘電体部250を有している。
 誘電体部250の内部には、静電吸着部としての電極251、252が設けられている。第4電極251は、第4吸着領域R4に対応して設けられ、第4電源251aに接続される。第4電源251aから第4電極251に電圧を印加することによって発生する静電気力を用いて、第2保持部130は、第4吸着領域R4において第2基板W2を静電吸着する。第5電極252は、第5吸着領域R5に対応して設けられ、第5電源252aに接続される。第5電源252aから第5電極252に電圧を印加することによって発生する静電気力を用いて、第2保持部130は、第5吸着領域R5において第2基板W2を静電吸着する。以上のとおり、第2保持部130は、吸着領域R4、R5毎に第2基板W2を静電吸着可能に構成されている。
 また、第2保持部130は、第2基板W2を真空引きして吸着し、すなわち真空チャックとしても機能する。誘電体部250の上面には、第2基板W2の非接合面W2bに接触する複数のピン253が設けられている。複数のピン253は、吸着領域R4~R5に設けられている。
 また、誘電体部250の下面には、当該誘電体部250と同心円上に環状の壁部254、255が設けられている。壁部254、255は、ピン253と同じ高さを有し、第2基板W2の非接合面W2bに接触する。第1壁部254は径方向内側に配置され、第2壁部255は径方向外側に配置される。上述した第4吸着領域R4は、第1壁部254の内側の円形状領域である。第5吸着領域R5は、第1壁部254と第2壁部255の間の環状の領域である。
 誘電体部250の上面には、第4吸着領域R4において、第2基板W2を真空引きするための第4吸引口256aが形成されている。第4吸引口256aは、例えば第4吸着領域R4において複数箇所に形成されている。第4吸引口256aには、第4吸引管256bを介して、例えば真空ポンプ等の第4吸引装置256cが接続されている。
 誘電体部250の上面には、第5吸着領域R5において、第2基板W2を真空引きするための第5吸引口257aが形成されている。第5吸引口257aは、例えば第5吸着領域R5において複数箇所に形成されている。第5吸引口257aには、第5吸引管257bを介して、例えば真空ポンプ等の第5吸引装置257cが接続されている。
 以上のとおり、第2保持部130は、吸着領域R4、R5毎に第2基板W2を真空吸着可能に構成されている。
 第2保持部130において、誘電体部250の中心部には、当該誘電体部250を厚み方向に貫通する貫通孔258が形成されている。貫通孔258は、冷却板131及び第2チャンバ112にも連続し、当該冷却板131及び第2チャンバ112を厚み方向に貫通して形成される。そして貫通孔258には、リフターピン161が挿通するようになっている。
 以上のように、第1保持部120は吸着領域R1~R3毎に第1基板を静電吸着でき、また真空吸着もできる。また、第2保持部130は吸着領域R4、R5毎に第2基板W2を静電吸着でき、また真空吸着もできる。すなわち、接合装置30は、減圧雰囲気下又は大気雰囲気下のいずれの場合でも、第1基板W1と第2基板W2の接合処理を行うことが可能である。以下、第1実施形態として減圧雰囲気下での接合処理について説明し、第2実施形態として大気雰囲気下での接合処理について説明する。
<第1実施形態の接合処理>
 第1実施形態にかかる減圧雰囲気下での第1基板W1と第2基板W2の接合処理について説明する。図11は、接合処理の主な工程を示すフロー図である。
 先ず、複数枚の第1基板W1を収容したカセットCw1、複数枚の第2基板W2を収容したカセットCw2、及び空のカセットCtが、搬入出ステーション2の所望のカセット載置板11に載置される。その後、基板搬送装置22によりカセットCw1内の第1基板W1が取り出され、処理ステーション3の第3処理ブロックG3のトランジション装置60に搬送される。
 次に第1基板W1は、基板搬送装置71によって第2処理ブロックG2のロードロック室42に搬送される。その後、ロードロック室42内が密閉され、減圧される。続いて、第1基板W1は、搬送室41の基板搬送装置によって改質装置40に搬送される。
 改質装置40では、所望の減圧雰囲気下において、処理ガスである酸素ガス又は窒素ガスが励起されてプラズマ化され、イオン化される。この酸素イオン又は窒素イオンが第1基板W1の接合面W1aに照射されて、当該接合面W1aがプラズマ処理される。そして、第1基板W1の接合面W1aが改質される(図11のステップA1)。
 次に第1基板W1は、搬送室41の基板搬送装置によってロードロック室42に搬送される。その後、ロードロック室42内が密閉され、大気開放される。続いて、第1基板W1は、基板搬送装置71によって親水化装置50に搬送される。
 親水化装置50では、スピンチャックに保持された第1基板W1を回転させながら、当該第1基板W1上に純水を供給する。そうすると、供給された純水は第1基板W1の接合面W1a上を拡散し、改質装置40において改質された第1基板W1の接合面W1aに水酸基(シラノール基)が付着して当該接合面W1aが親水化される。また、当該純水によって、第1基板W1の接合面W1aが洗浄される(図11のステップA2)。
 次に第1基板W1は、オリフラ又はノッチの位置を調整することで、第1基板W1の水平方向の向きが調整される。また、第1基板W1の表裏が反転され、第1基板W1の接合面W1aが下方に向けられる。なお、この第1基板W1の水平方向の向き調整と表裏反転は、接合システム1に設けられた装置(図示せず)で行われる。
 次に第1基板W1は、基板搬送装置71によって第1処理ブロックG1の接合装置30に搬送される。この際、図12に示すようにチャンバ昇降機構140によって第1チャンバ111と第2チャンバ112は離間し、処理容器110は開放されている。第1基板W1は、接合面W1aが下方に向けられた状態で、第1保持部120に受け渡され吸着保持される(図11のステップA3)。ステップA3では、第1基板W1の全面が第1保持部120に静電吸着される。すなわち、電源211a~213aから電極211~213に電圧が印加され、吸着領域R1~R3における第1基板W1が静電吸着される。なお、ステップA3における第1保持部120及び第1基板W1の鉛直方向位置を待機位置P1という。
 第1基板W1に上述したステップA1~A3の処理が行われている間、当該第1基板W1に続いて第2基板W2の処理が行われる。先ず、基板搬送装置22によりカセットCw2内の第2基板W2が取り出され、処理ステーション3のトランジション装置60に搬送される。
 次に第2基板W2は、基板搬送装置71によってロードロック室42に搬送され、さらに搬送室41の基板搬送装置によって改質装置40に搬送される。改質装置40では、第2基板W2の接合面W2aが改質される(図11のステップA4)。なお、ステップA4における第2基板W2の接合面W2aの改質は、上述したステップA1と同様である。
 次に第2基板W2は、搬送室41の基板搬送装置によってロードロック室42に搬送され、さらに基板搬送装置71によって親水化装置50に搬送される。親水化装置50では、第2基板W2の接合面W2aが親水化される共に当該接合面W2aが洗浄される(図11のステップA5)。なお、ステップA5における第2基板W2の接合面W2aの親水化及び洗浄は、上述したステップA2と同様である。
 次に第2基板W2は、オリフラ又はノッチの位置を調整することで、第1基板W1の水平方向の向きが調整される。なお、この第2基板W2の水平方向の向き調整と表裏反転は、接合システム1に設けられた装置(図示せず)で行われる。
 次に第2基板W2は、基板搬送装置71によって接合装置30に搬送される。接合装置30に搬入された第2基板W2は、接合面W2aが上方に向けられた状態で、予め第2保持部130より上方に待機しているリフターピン161に受け渡される。続いて、リフターピン161を下降させ、図12に示すように第2基板W2は、第2保持部130に吸着保持される(図11のステップA6)。ステップA6では、第2基板W2の全面が第2保持部130に静電吸着される。すなわち、電源251a、252aから電極251、252に電圧が印加され、吸着領域R4、R5における第1基板W1が静電吸着される。
 次に、第1保持部120に保持された第1基板W1と第2保持部130に保持された第2基板W2の水平方向位置を調整する。位置調整の方法は任意である。例えば第1保持部120と第2保持部130に基準マークを形成し、当該基準マークの撮像画像に基づいて、第1基板W1と第2基板W2の水平方向位置を調整してもよい。
 次に、処理容器110を密閉して、当該処理容器110の内部を所望の真空度(減圧雰囲気)まで減圧する(図11のステップA7)。ステップA7では、図13に示すように、チャンバ昇降機構140によって第1チャンバ111を下降させ、第1チャンバ111と第2チャンバ112を当接させる。そして、処理容器110の内部に密閉空間である処理空間110sが形成される。この際、第1基板W1は第2基板W2から離間して配置される。この第1保持部120及び第1基板W1の鉛直方向位置を離間位置P2という。その後、減圧部150の吸気装置152を作動させ、処理容器110の内部を減圧する。これにより、処理容器110の内部は、例えば1Pa以下の所望の真空度の減圧雰囲気に維持される。
 次に、図14に示すように鉛直移動機構190を用いて第1保持部120を下降させ、第1基板W1を第2基板W2に近接させる(図11のステップA8)。ステップA8における第1保持部120及び第1基板W1の鉛直方向位置を近接位置P3という。この近接位置P3は、第1基板W1と第2基板W2を接合する接合処理位置であり、当該第1基板W1と第2基板W2の間が所望のクリアランスに維持される。
 次に、図15に示すようにストライカー200のシャフト232とプッシャー233を下降させる。そしてストライカー200によって、第1基板W1の中心部を押圧して下降させ、当該第1基板W1の中心部と第2基板W2の中心部を接触させて押圧する(図11のステップA9)。
 ステップA9では、第1電源211aから第1電極211への電圧の印加を停止して、第1吸着領域R1における第1基板W1の静電吸着を停止する。また、電源212a、213aから電極212、213への電圧の印加を継続し、吸着領域R2、R3で第1基板W1を静電吸着する。
 第1基板W1の中心部と第2基板W2の中心部を接触させて押圧すると、当該中心部の間で接合が開始する。すなわち、第1基板W1の接合面W1aと第2基板W2の接合面W2aはそれぞれステップA1、A4において改質されているため、先ず、接合面W1a、W2a間にファンデルワールス力(分子間力)が生じ、当該接合面W1a、W2a同士が接合される。さらに、第1基板W1の接合面W1aと第2基板W2の接合面W2aはそれぞれステップA2、A5において親水化されているため、接合面W1a、W2a間の親水基が水素結合し(分子間力)、接合面W1a、W2a同士が接合される。このようにして、接合領域Jが形成される。
 次に、図16に示すように第2電源212aから第2電極212への電圧の印加を停止して、第2吸着領域R2における第1基板W1の静電吸着を停止する。そうすると、第2吸着領域R2から第1基板W1が落下し、第1基板W1と第2基板W2の間で中心部から外周部に向けて接合領域Jが拡大する(図11のステップA10)。この際、図17に示すように接合領域Jが中心部から放射状に拡大するので、接合領域Jは基板面内で均一に拡大する。
 次に、図18に示すように第3電源213aから第3電極213への電圧の印加を停止して、第3吸着領域R3における第1基板W1の静電吸着を停止する。そうすると、第1基板W1と第2基板W2の全面に接合領域Jが拡大し、第1基板W1と第2基板W2が接合される(図11のステップA11)。このように吸着領域R1~R3における第1基板W1の静電吸着をこの順で順次停止するので、接合領域Jを制御して、接合速度を制御することができる。こうして、重合基板Tが形成される。
 次に、鉛直移動機構190を用いて第1保持部120を上昇させて離間位置P2に配置し、第1保持部120から第1基板W1を離脱させる(図11のステップA12)。離間位置P2は図13に示した位置である。またこの際、ストライカー200のシャフト232とプッシャー233を上昇させ、第1基板W1の中心部の押圧を停止する。
 次に、処理容器110を開放し、当該処理容器110の内部を大気圧にする(図12のステップA13)。ステップA12では、図19に示すように、チャンバ昇降機構140によって第1チャンバ111を上昇させ、処理容器110を開放する。この際、鉛直移動機構190によって第1保持部120も上昇させる。すなわち、第1保持部120は、図12に示した待機位置P1と同じ待機位置P1に配置される。
 次に、電源251a、252aから電極251、252への電圧の印加を停止して、吸着領域R4、R5における第2基板W2(重合基板T)の静電吸着を停止する。続いて、リフターピン161によって重合基板Tを第2保持部130から上昇させる。その後、重合基板Tがリフターピン161から基板搬送装置71に受け渡され、接合装置30から搬出される。
 次に重合基板Tは、基板搬送装置71によってトランジション装置61に搬送され、その後搬入出ステーション2の基板搬送装置22によって所望のカセット載置板11のカセットCtに搬送される。こうして、一連の基板W1、W2の接合処理が終了する。
 以上の実施形態によれば、第1保持部120と第2保持部130は静電チャックとして機能する。このため、減圧雰囲気下で接合処理を行う場合でも、ステップA3において第1保持部120で第1基板W1を適切に静電吸着することができ、またステップA6において第2保持部130で第2基板W2を適切に静電吸着することができる。したがって、第1基板W1と第2基板W2の位置ずれを抑制して所望の位置に配置することができ、その結果、当該第1基板W1と第2基板W2を適切に接合することができる。
 また、ステップA9において、ストライカー200を用いて第1基板W1の中心部と第2基板W2の中心部を接触させて押圧する。そして、後続のステップA10、A11における接合処理は、第1基板W1の中心部と第2基板W2の中心部が接触して押圧された状態で行われる。したがって、第1基板W1と第2基板W2の位置ずれを抑制して適切に接合することができる。
 ここで、種々の要因で第1保持部と第2保持部が歪むと、第1基板と第2基板もこの歪みの影響を受ける。そして、例えば従来のように、第1基板と第2基板を面接触させて接合する場合、第1基板と第2基板が歪みの影響を受けて、接触位置が変動してしまう。この点、本実施形態のステップA9では、第1基板W1と第2基板W2が所望のクリアランスで配置された状態で、第1基板W1の中心部と第2基板W2の中心部が接触するので、上述した歪みの影響を受けない。したがって、第1基板W1と第2基板W2を適切に接合することができる。
 また、第1保持部120は吸着領域R1~R3毎に第1基板W1を静電吸着可能に構成されているので、各吸着領域R1~R3における第1基板W1の撓みを任意に制御することができる。そして、ステップA9~A11において、吸着領域R1~R3における第1基板W1の静電吸着をこの順で順次停止するので、第1基板W1と第2基板W2を適切に接合することができる。
 また、ステップA9において第1基板W1の中心部と第2基板W2の中心部が接触し、すなわち、初期接触位置が固定される。したがって、接合対象の基板間差、例えば基板の撓み等による接合ずれを抑制することができる。
 ここで仮に、ステップA13において処理容器110を大気開放する際、図20に示すように第1保持部120と第1基板W1の距離が小さい場合、接合ずれが生じるおそれがある。処理空間110sが減圧雰囲気下では、処理容器110の外部の大気圧と内部の真空圧で均衡が取れていた。しかしながら、処理容器110を大気開放すると内部圧力が上昇して変動するので、処理容器110が歪む場合がある。また、伝達シャフト172は処理容器110の内部の第1保持部120に接続され、処理容器110の外部まで延伸するので、第1チャンバ111の天板が歪むと、その歪みが伝達シャフト172を介して第1保持部120に伝わる。一方、第1保持部120は第1基板W1を静電吸着するため、第1保持部120から第1基板W1を離脱させた後も、当該第1保持部120には電荷が残る。そうすると、残留吸着力の影響で第1基板W1は第1保持部120の挙動に追従し、上述した処理容器110の歪みの影響が第1基板W1に伝達され、第1基板W1と第2基板W2に接合ずれが生じるおそれがある。
 また仮に、ステップA13において処理容器110を大気開放する際、第1基板W1と第2基板W2が接触した状態の場合、第1保持部120に吸着保持された第1基板W1に上述した処理容器110の歪みの影響が第1基板W1に伝達される。かかる場合でも、第1基板W1と第2基板W2に接合ずれが生じるおそれがある。
 この点、本実施形態によれば、ステップA13において処理容器110を大気開放する前に、ステップA12において第1保持部120を上昇させて離間位置P2に配置し、第1保持部120から第1基板W1を離脱させる。かかる場合、第1基板W1は上述した大気開放による影響を受けないので、第1基板W1と第2基板W2に接合ずれを抑制することができる。
 なお、離間位置P2は任意に設定できる。例えば第1基板W1が第1保持部120の残留吸着力の影響を受けない範囲に離間位置P2は設定される。一例として、第1保持部120と第1基板W1の距離は50μm以上である。
(第1実施形態の変形例)
 次に、第1実施形態の減圧雰囲気下での接合処理の変形例について説明する。
 例えば図21に示すように、ステップA9において第2電源212aから第2電極212に印加される電圧を、第3電源213aから第3電極213に印加される電圧を小さくしてもよい。かかる場合、第2吸着領域R2における第1基板W1の吸着力が、第3吸着領域R3における第1基板W1の吸着力より小さくなる。そうすると、ストライカー200によって当該第1基板W1の中心部と第2基板W2の中心部を接触させて押圧する際、第1基板W1の撓みを小さくすることができ、第1基板W1にかかる負荷を低減することができる。
 上記実施形態では、吸着領域R1~R3毎の第1基板W1の吸着制御は、電極211~213を用いた静電吸着で行ったが、真空吸着で行ってもよい。かかる場合、ステップA3では吸引装置218c~220cを作動させて吸引口218a~220aから第1基板W1を真空引きし、吸着領域R1~R3における第1基板W1が真空吸着される。また、ステップA6では吸引装置256c、257cを作動させて吸引口256a、257aから第2基板W2を真空引きし、吸着領域R4、R5における第2基板W2が真空吸着される。
 ステップA9では、図22に示すように第1吸引装置218cの動作を停止して第1吸引口218aからの真空引きを停止し、第1吸着領域R1における第1基板W1の真空吸着を停止する。ステップA10では、図23に示すように第2吸引装置219cの動作を停止して第2吸引口219aからの真空引きを停止し、第2吸着領域R2における第1基板W1の真空吸着を停止する。ステップA11では、図24に示すように第3吸引装置220cの動作を停止して第3吸引口220aからの真空引きを停止し、第3吸着領域R3における第1基板W1の真空吸着を停止する。かかる場合、第1基板W1の吸着制御を静電吸着で行う場合と同様に、吸着領域R1~R3における第1基板W1の真空吸着をこの順で順次停止するので、第1基板W1と第2基板W2を適切に接合することができる。しかも、真空吸着は応答性が良いため、吸着領域R1~R3毎の第1基板W1の吸着制御をより適切に行うことができる。
 なお、本実施形態のように吸着領域R1~R3毎の第1基板W1の吸着制御を真空吸着で行う場合、吸引装置218c~220c、256c、257cによる真空圧力は、処理容器110の内部圧力より低く設定する。そうすると、真空圧力と内部圧力の差圧によって、吸引装置218c~220c、256c、257cは基板W1、W2を真空引き可能になる。
 上記実施形態では、吸着領域R1~R3毎の第1基板W1の吸着制御は、静電吸着又は真空吸着で行ったが、これら両方を用いて行ってもよい。例えば、ステップA3、A6における基板W1、W2の全面吸着保持を静電吸着と真空吸着の両方で行い、ステップA9~A10における吸着領域R1~R3毎の第1基板W1の吸着制御を静電吸着又は真空吸着のいずれかで行ってもよい。
<第2実施形態の接合処理>
 第2実施形態にかかる大気雰囲気下での第1基板W1と第2基板W2の接合処理について説明する。図25は、接合処理の主な工程を示すフロー図である。
 先ず、第1基板W1に対して、接合面W1aの改質(図25のステップB1)と、接合面W1aの親水化及び洗浄(図25のステップB2)とを行う。これらステップB1、B2は、上記第1実施形態のステップA1、A2と同様である。
 次に、接合装置30において第1保持部120で第1基板W1の全面が真空吸着される(図25のステップB3)。ステップB3では、吸引装置218c~220cを作動させて吸引口218a~220aから第1基板W1を真空引きし、吸着領域R1~R3における第1基板W1が真空吸着される。なお、ステップB3における第1保持部120及び第1基板W1の鉛直方向位置は、図12に示した待機位置P1である。
 第1基板W1に上述したステップB1~B3の処理が行われている間、当該第1基板W1に続いて第2基板W2の処理が行われる。先ず、接合面W2aの改質(図25のステップB4)と、接合面W2aの親水化及び洗浄(図25のステップB5)とを行う。これらステップB4、B5は、上記第1実施形態のステップA4、A5と同様である。
 次に、接合装置30において第2保持部130で第2基板W2の全面が真空吸着される(図25のステップB6)。ステップB6では、吸引装置256c、257cを作動させて吸引口256a、257aから第2基板W2を真空引きし、吸着領域R4、R5における第2基板W2が真空吸着される。
 次に、処理容器110を密閉する。チャンバ昇降機構140によって第1チャンバ111を下降させ、第1チャンバ111と第2チャンバ112を当接させる。そして、処理容器110の内部に密閉空間である処理空間110sが形成される。この際、吸気装置152を作動させず、処理容器110の内部は大気雰囲気に維持される。また、第1基板W1は第2基板W2から離間して配置され、第1保持部120及び第1基板W1は、図13に示した離間位置P2に配置される(図25のステップB7)。
 次に、鉛直移動機構190を用いて第1保持部120を下降させ、第1基板W1を第2基板W2に近接させる(図25のステップB8)。ステップB8における第1保持部120及び第1基板W1の鉛直方向位置は、図14に示した近接位置P3である。なお、ステップB8は、上記第1実施形態のステップA8と同様である。
 次に、ストライカー200によって第1基板W1の中心部と第2基板W2の中心部を接触させて押圧する(図25のステップB9)。ステップB9では、第1吸引装置218cの動作を停止して、第1吸着領域R1における第1基板W1の真空吸着を停止する。また、吸引装置219c、220cの作動を継続し、吸着領域R2、R3で第1基板W1を真空吸着する。そして、上記第1実施形態のステップA9と同様に、図22に示したように第1基板W1の中心部と第2基板W2の中心部が接合され、接合領域Jが形成される。
 次に、第2吸引装置219cの動作を停止して、第2吸着領域R2における第1基板W1の真空吸着を停止する。そして、上記第1実施形態のステップA10と同様に、図23に示したように第1基板W1と第2基板W2の間で中心部から外周部に向けて接合領域Jが拡大する(図25のステップB10)。
 次に、第3吸引装置220cの動作を停止して、第3吸着領域R3における第1基板W1の真空吸着を停止する。そして、上記第1実施形態のステップA11と同様に、図24に示したように第1基板W1と第2基板W2の全面に接合領域Jが拡大し、第1基板W1と第2基板W2が接合される(図25のステップB11)。
 次に、チャンバ昇降機構140によって第1チャンバ111を上昇させ、処理容器110を開放する(図25のステップB12)。この際、上記第1実施形態のステップA13と同様に、図19に示したように鉛直移動機構190によって第1保持部120も上昇させ、待機位置P1に配置する。
 次に、吸引装置256c、257cの動作を停止して、吸着領域R4、R5における第2基板W2(重合基板T)の真空吸着を停止する。続いて、リフターピン161によって重合基板Tを第2保持部130から上昇させる。その後、重合基板Tがリフターピン161から基板搬送装置71に受け渡され、接合装置30から搬出される。
 次に重合基板Tは、基板搬送装置71によってトランジション装置61に搬送され、その後搬入出ステーション2の基板搬送装置22によって所望のカセット載置板11のカセットCtに搬送される。こうして、一連の基板W1、W2の接合処理が終了する。
 本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の効果を享受することができる。すなわち、第1保持部120と第2保持部130は真空チャックとして機能する。このため、大気雰囲気下で接合処理を行う場合でも、第1基板W1と第2基板W2を適切に接合することができる。
(第2実施形態の変形例)
 次に、第2実施形態の大気雰囲気下での接合処理の変形例について説明する。
 例えば図26に示すように、ステップB9において第2吸引装置219cによる第1基板W1の吸引力を、第3吸引装置220cによる第1基板W1の吸引力を小さくしてもよい。かかる場合、第2吸着領域R2における第1基板W1の吸着力が、第3吸着領域R3における第1基板W1の吸着力より小さくなる。そうすると、ストライカー200によって当該第1基板W1の中心部と第2基板W2の中心部を接触させて押圧する際、第1基板W1の撓みを小さくすることができ、第1基板W1にかかる負荷を低減することができる。
 上記実施形態では、吸着領域R1~R3毎の第1基板W1の吸着制御は真空吸着で行ったが、静電吸着で行ってもよいし、あるいは真空吸着と静電吸着の両方で行ってもよい。
<他の実施形態>
 以上の第1実施形態及び第2実施形態では、ストライカー200が第1保持部120を鉛直下方に押圧する例について説明したが、ストライカー200は第2保持部130を鉛直上方に押圧してもよい。
 また、以上の第1実施形態及び第2実施形態では、第1保持部120が上方で第2保持部130が下方に配置された例について説明したが、これら第1保持部120と第2保持部130の配置を上下反対にしてもよい。さらに、以上の第1実施形態及び第2実施形態では、第1保持部120が鉛直方向に移動可能に構成されていたが、第2保持部130が鉛直方向に移動自在であってもよい。かかる場合、鉛直移動機構190は第2保持部130に設けられる。あるいは、第1保持部120と第2保持部130の両方が鉛直方向に移動自在であってもよい。
<他の実施形態>
 以上の第1実施形態及び第2実施形態では、押圧機構としてストライカー200を用いたが、押圧機構の構成はこれに限定されない。
 例えば図27に示すように押圧機構300は、加圧部としての給気装置301と、給気装置301に接続される給気管302とを有している。また、第2保持部130の内部の中心部には、ガス空間303が形成されている。ガス空間303の下面中心部には、給気管302が接続されている。かかる場合、給気装置301から給気管302を介してガス空間303にガスが供給されると、当該ガス空間303の中心部が上方に突出するように膨張する。そうすると、第2保持部130の上面(基板保持面)の中心部が上方に突出する。
 また、例えば図28に示すように押圧機構310は、シャフト311と、シャフト311に接続される加圧部としての駆動部312とを有している。シャフト311は鉛直方向に延伸し、第2保持部130の下面中心部に当接する。かかる場合、駆動部312によってシャフト311を上昇させることで、第2保持部130の下面中心部に外力が付加され、第2保持部130全体が変形する。そうすると、第2保持部130の上面(基板保持面)の中心部が上方に突出する。
 また、例えば図29に示すように押圧機構320は、シャフト321と、シャフト321に接続される加圧部としての駆動部322とを有している。また、第2保持部130の内部の中心部には、切断面323が形成されている。切断面323は、第2保持部130を上部保持部130aと下部保持部130bに分割する。なお、切断面323は第2保持部130を完全に分割するものではなく、上部保持部130aと下部保持部130bは外周で繋がっている。また、下部保持部130bの中心部には、シャフト321が挿通する貫通孔324が形成されている。シャフト321は鉛直方向に延伸し、上部保持部130aの下面中心部に当接する。かかる場合、駆動部322によってシャフト321を上昇させることで、上部保持部130aの下面中心部に外力が付加され、上部保持部130aが変形する。そうすると、第2保持部130の上面(基板保持面)の中心部が上方に突出する。
 かかる場合、上記実施形態のステップA9、B9において、押圧機構300、310、320によって、第2基板W2の中心部を押圧して上昇させ、当該第2基板W2の中心部と第1基板W1の中心部を接触させて押圧する。なお、第2基板W2の中心部の変形度合いは特に限定されるものではないが、少なくとも第2基板W2の中心部と第1基板W1の中心部が接触すればよい。そして本実施形態においても、上記実施形態と同様の効果を享受することができる。
 なお、図27に示した例においては、ガス空間303を緩やかに変形させて、第2保持部130の上面は側面視において均一なプロファイルで変形する。しかも、構成が簡易的であるため、押圧機構310の導入が容易である。また、図28及び図29に示した例においては、シャフト311、321で第2保持部130の一点を変形させ、第2保持部130の上面を局所的に変形させることができる。またこれにより、第2保持部130の加工差に応じて、第2保持部130の変形箇所を調整することも可能となる。
 なお、図27~図29に示したいずれの実施形態においても、第2保持部130は本開示における第1保持部に相当し、第2基板W2は第1基板に相当する。
 以上の第1実施形態及び第2実施形態では、押圧機構300、310、320が第2保持部130を鉛直上方に押圧する例について説明したが、押圧機構300、310、320は第1保持部120を鉛直下方に押圧してもよい。
 以上の実施形態では、押圧機構として、ストライカー200又は押圧機構300、310、320のいずれかを設けたが、ストライカー200と、押圧機構300、310、320のいずれかとを両方設けてもよい。
 今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。例えば、上記実施形態の構成要件は任意に組み合わせることができる。当該任意の組み合せからは、組み合わせにかかるそれぞれの構成要件についての作用及び効果が当然に得られるとともに、本明細書の記載から当業者には明らかな他の作用及び他の効果が得られる。
 また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、又は、上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
 なお、以下のような構成例も本開示の技術的範囲に属する。
(1)第1基板と第2基板を接合する接合装置であって、
前記第1基板を吸着保持する第1保持部と、
前記第1保持部と対向する位置に配置され、前記第2基板を吸着保持する第2保持部と、
前記第1保持部と前記第2保持部とを収容し、外部から隔離された処理空間を形成する処理容器と、
前記第1保持部に保持された前記第1基板と前記第2保持部に保持された前記第2基板とを、近接位置と離間位置とに相対的に移動させる移動機構と、
前記処理容器に接続され前記処理空間を減圧する減圧部と、
前記近接位置において、前記第1基板と前記第2基板の中心部同士を接触させる押圧機構であって、少なくとも前記第1基板を押圧する押圧機構と、
を備え、
前記第1保持部は、前記第1基板を静電吸着する静電吸着部を備える、接合装置。
(2)前記移動機構は、前記処理空間の内部で前記第1基板と前記第2基板とを相対的に移動させる、前記(1)に記載の接合装置。
(3)制御部を備え、
前記第1保持部は、環状の第1領域と、前記第1領域の径方向外側に配置された環状の第2領域とを備え、
前記制御部は、前記第1領域における前記第1基板の吸着力と、前記第2領域における前記第2基板の吸着力とを個別に制御する、前記(1)又は(2)に記載の接合装置。
(4)前記制御部は、前記押圧機構によって少なくとも前記第1基板が押圧された状態で、前記第1領域から前記第2領域の順に前記第1基板の吸着保持を停止するように前記第1保持部を制御する、前記(3)に記載の接合装置。
(5)前記制御部は、前記押圧機構によって少なくとも前記第1基板が押圧する際、前記第1領域における吸着力が前記第2領域における吸着力より小さくなるように前記第1保持部を制御する、前記(3)に記載の接合装置。
(6)前記押圧機構は、前記第1基板の中心部を上方から押圧して前記第2基板に接触させるストライカーである、前記(1)~(5)のいずれかに記載の接合装置。
(7)前記ストライカーは、前記処理容器に設けられ、前記処理容器と前記第1保持部を貫通する貫通孔を挿通する、前記(6)に記載の接合装置。
(8)前記第1保持部は前記第2保持部の上方に配置される、前記(6)又は(7)に記載の接合装置。
(9)前記押圧機構は、前記第1保持部の基板保持面の中心部を前記第2保持部側に変形させる加圧部を備える、前記(1)~(8)のいずれかに記載の接合装置。
(10)前記加圧部は、前記第1保持部の内部空間に空気を供給する、前記(9)に記載の接合装置。
(11)前記加圧部は、前記第1保持部の基板保持面の中心部に外力を付加する、前記(9)又は(10)に記載の接合装置。
(12)前記第1保持部は前記第2保持部の下方に配置される、前記(9)~(11)のいずれかに記載の接合装置。
(13)前記第1保持部は、前記第1基板を真空引きして吸着する真空吸着部を備える、前記(1)~(12)のいずれかに記載の接合装置。
(14)前記第1基板と前記第2基板を接合する際の前記処理空間を、減圧雰囲気又は大気雰囲気に制御する制御部を備える、前記(13)に記載の接合装置。
(15)前記制御部は、減圧雰囲気下の前記処理空間において前記第1基板と前記第2基板を接合する際、前記第1保持部が前記第1基板を静電吸着するように前記静電吸着部を制御する、前記(14)に記載の接合装置。
(16)前記制御部は、減圧雰囲気下の前記処理空間において前記第1基板と前記第2基板を接合した後であって、前記処理空間を大気雰囲気に変更する前に、前記第1保持部と前記第2保持部を前記近接位置から前記離間位置に相対的移動させるように前記移動機構を制御する、(14)又は(15)に記載の接合装置。
(17)前記制御部は、大気雰囲気下の前記処理空間において前記第1基板と前記第2基板を接合する際、前記第1保持部が前記第1基板を真空引きして吸着するように前記真空吸着部を制御する、(14)に記載の接合装置。
(18)第1基板と第2基板を接合する接合システムであって、
前記第1基板と前記第2基板を接合する接合装置を備えた処理ステーションと、
前記第1基板、前記第2基板又は前記第1基板と前記第2基板が接合された重合基板を、前記処理ステーションに対して搬入出する搬入出ステーションと、を有し、
前記接合装置は、
前記第1基板を吸着保持する第1保持部と、
前記第1保持部と対向する位置に配置され、前記第2基板を吸着保持する第2保持部と、
前記第1保持部と前記第2保持部とを収容し、外部から隔離された処理空間を形成する処理容器と、
前記第1保持部に保持された前記第1基板と前記第2保持部に保持された前記第2基板とを、近接位置と離間位置とに相対的に移動させる移動機構と、
前記処理容器に接続され前記処理空間を減圧する減圧部と、
前記近接位置において、前記第1基板と前記第2基板の中心部同士を接触させる押圧機構であって、少なくとも前記第1基板を押圧する押圧機構と、
を備え、
前記第1保持部は、前記第1基板を静電吸着する静電吸着部を備える、接合システム。
(19)接合装置を用いて第1基板と第2基板を接合する接合方法であって、
前記接合装置は、
前記第1基板を吸着保持する第1保持部と、
前記第1保持部と対向する位置に配置され、前記第2基板を吸着保持する第2保持部と、
前記第1保持部と前記第2保持部とを収容し、外部から隔離された処理空間を形成する処理容器と、
前記第1保持部に保持された前記第1基板と前記第2保持部に保持された前記第2基板とを、近接位置と離間位置とに相対的に移動させる移動機構と、
前記処理容器に接続され前記処理空間を減圧する減圧部と、
前記近接位置において、前記第1基板と前記第2基板の中心部同士を接触させる押圧機構であって、少なくとも前記第1基板を押圧する押圧機構と、
を備え、
前記第1保持部は、前記第1基板を静電吸着する静電吸着部を備え、
前記接合方法は、
前記第1保持部で前記第1基板を静電吸着して保持し、前記第2保持部で前記第2基板を吸着保持する工程と、
前記減圧部によって前記処理空間を減圧雰囲気に減圧する工程と、
前記移動機構によって前記第1基板と前記第2基板を前記近接位置に相対的に移動させる工程と、
前記押圧機構によって前記第1基板と前記第2基板の中心部同士を接触させる工程と、
前記第1基板と前記第2基板の中心部同士が接触した状態で、前記第1基板の静電吸着を停止し、前記第1基板の中心部から外周部に向けて、前記第1基板と前記第2基板を順次接合する接合工程と、を含む、接合方法。
  30   接合装置
  110  処理容器
  110s 処理空間
  120  第1保持部
  130  第2保持部
  150  減圧部
  200  ストライカー
  211  第1電極
  212  第2電極
  213  第3電極
  190  鉛直移動機構
  P2   離間位置
  P3   近接位置
  W1   第1基板
  W2   第2基板

Claims (19)

  1. 第1基板と第2基板を接合する接合装置であって、
    前記第1基板を吸着保持する第1保持部と、
    前記第1保持部と対向する位置に配置され、前記第2基板を吸着保持する第2保持部と、
    前記第1保持部と前記第2保持部とを収容し、外部から隔離された処理空間を形成する処理容器と、
    前記第1保持部に保持された前記第1基板と前記第2保持部に保持された前記第2基板とを、近接位置と離間位置とに相対的に移動させる移動機構と、
    前記処理容器に接続され前記処理空間を減圧する減圧部と、
    前記近接位置において、前記第1基板と前記第2基板の中心部同士を接触させる押圧機構であって、少なくとも前記第1基板を押圧する押圧機構と、
    を備え、
    前記第1保持部は、前記第1基板を静電吸着する静電吸着部を備える、接合装置。
  2. 前記移動機構は、前記処理空間の内部で前記第1基板と前記第2基板とを相対的に移動させる、請求項1に記載の接合装置。
  3. 制御部を備え、
    前記第1保持部は、環状の第1領域と、前記第1領域の径方向外側に配置された環状の第2領域とを備え、
    前記制御部は、前記第1領域における前記第1基板の吸着力と、前記第2領域における前記第2基板の吸着力とを個別に制御する、請求項1に記載の接合装置。
  4. 前記制御部は、前記押圧機構によって少なくとも前記第1基板が押圧された状態で、前記第1領域から前記第2領域の順に前記第1基板の吸着保持を停止するように前記第1保持部を制御する、請求項3に記載の接合装置。
  5. 前記制御部は、前記押圧機構によって少なくとも前記第1基板が押圧する際、前記第1領域における吸着力が前記第2領域における吸着力より小さくなるように前記第1保持部を制御する、請求項3に記載の接合装置。
  6. 前記押圧機構は、前記第1基板の中心部を上方から押圧して前記第2基板に接触させるストライカーである、請求項1に記載の接合装置。
  7. 前記ストライカーは、前記処理容器に設けられ、前記処理容器と前記第1保持部を貫通する貫通孔を挿通する、請求項6に記載の接合装置。
  8. 前記第1保持部は前記第2保持部の上方に配置される、請求項6に記載の接合装置。
  9. 前記押圧機構は、前記第1保持部の基板保持面の中心部を前記第2保持部側に変形させる加圧部を備える、請求項1に記載の接合装置。
  10. 前記加圧部は、前記第1保持部の内部空間に空気を供給する、請求項9に記載の接合装置。
  11. 前記加圧部は、前記第1保持部の基板保持面の中心部に外力を付加する、請求項9に記載の接合装置。
  12. 前記第1保持部は前記第2保持部の下方に配置される、請求項9に記載の接合装置。
  13. 前記第1保持部は、前記第1基板を真空引きして吸着する真空吸着部を備える、請求項1に記載の接合装置。
  14. 前記第1基板と前記第2基板を接合する際の前記処理空間を、減圧雰囲気又は大気雰囲気に制御する制御部を備える、請求項13に記載の接合装置。
  15. 前記制御部は、減圧雰囲気下の前記処理空間において前記第1基板と前記第2基板を接合する際、前記第1保持部が前記第1基板を静電吸着するように前記静電吸着部を制御する、請求項14に記載の接合装置。
  16. 前記制御部は、減圧雰囲気下の前記処理空間において前記第1基板と前記第2基板を接合した後であって、前記処理空間を大気雰囲気に変更する前に、前記第1保持部と前記第2保持部を前記近接位置から前記離間位置に相対的移動させるように前記移動機構を制御する、請求項14に記載の接合装置。
  17. 前記制御部は、大気雰囲気下の前記処理空間において前記第1基板と前記第2基板を接合する際、前記第1保持部が前記第1基板を真空引きして吸着するように前記真空吸着部を制御する、請求項14に記載の接合装置。
  18. 第1基板と第2基板を接合する接合システムであって、
    前記第1基板と前記第2基板を接合する接合装置を備えた処理ステーションと、
    前記第1基板、前記第2基板又は前記第1基板と前記第2基板が接合された重合基板を、前記処理ステーションに対して搬入出する搬入出ステーションと、を有し、
    前記接合装置は、
    前記第1基板を吸着保持する第1保持部と、
    前記第1保持部と対向する位置に配置され、前記第2基板を吸着保持する第2保持部と、
    前記第1保持部と前記第2保持部とを収容し、外部から隔離された処理空間を形成する処理容器と、
    前記第1保持部に保持された前記第1基板と前記第2保持部に保持された前記第2基板とを、近接位置と離間位置とに相対的に移動させる移動機構と、
    前記処理容器に接続され前記処理空間を減圧する減圧部と、
    前記近接位置において、前記第1基板と前記第2基板の中心部同士を接触させる押圧機構であって、少なくとも前記第1基板を押圧する押圧機構と、
    を備え、
    前記第1保持部は、前記第1基板を静電吸着する静電吸着部を備える、接合システム。
  19. 接合装置を用いて第1基板と第2基板を接合する接合方法であって、
    前記接合装置は、
    前記第1基板を吸着保持する第1保持部と、
    前記第1保持部と対向する位置に配置され、前記第2基板を吸着保持する第2保持部と、
    前記第1保持部と前記第2保持部とを収容し、外部から隔離された処理空間を形成する処理容器と、
    前記第1保持部に保持された前記第1基板と前記第2保持部に保持された前記第2基板とを、近接位置と離間位置とに相対的に移動させる移動機構と、
    前記処理容器に接続され前記処理空間を減圧する減圧部と、
    前記近接位置において、前記第1基板と前記第2基板の中心部同士を接触させる押圧機構であって、少なくとも前記第1基板を押圧する押圧機構と、
    を備え、
    前記第1保持部は、前記第1基板を静電吸着する静電吸着部を備え、
    前記接合方法は、
    前記第1保持部で前記第1基板を静電吸着して保持し、前記第2保持部で前記第2基板を吸着保持する工程と、
    前記減圧部によって前記処理空間を減圧雰囲気に減圧する工程と、
    前記移動機構によって前記第1基板と前記第2基板を前記近接位置に相対的に移動させる工程と、
    前記押圧機構によって前記第1基板と前記第2基板の中心部同士を接触させる工程と、
    前記第1基板と前記第2基板の中心部同士が接触した状態で、前記第1基板の静電吸着を停止し、前記第1基板の中心部から外周部に向けて、前記第1基板と前記第2基板を順次接合する接合工程と、を含む、接合方法。
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