JP2018026413A - 接合装置および接合システム - Google Patents

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Abstract

【課題】接合後の基板の歪みを低減させること。【解決手段】実施形態に係る接合装置は、第1保持部と、第2保持部と、昇降機構と、隔壁と、ガス導入口と、ガス供給部とを備える。第1保持部は、第1基板を上方から吸着保持する。第2保持部は、第1保持部の下方に配置され、第2基板を下方から吸着保持する。昇降機構は、第1保持部または第2保持部を鉛直方向に沿って移動させる。隔壁は、第1保持部または第2保持部に設けられ、第1基板と第2基板との接合処理が行われる処理空間を第1保持部および第2保持部とともに形成する。ガス導入口は、処理空間に対して不活性ガスを導入する。ガス供給部は、ガス導入口を介して処理空間内に不活性ガスを供給する。【選択図】図6

Description

開示の実施形態は、接合装置および接合システムに関する。
従来、半導体ウェハ等の基板同士を接合する接合装置として、分子間力によって基板同士を接合する接合装置が知られている。
この種の接合装置では、上側基板と下側基板とを対向配置させた後、上側基板の中心部をストライカーにより押し下げて下側基板の中心部に接触させる。これにより、まず、上側基板および下側基板の中心部同士が分子間力によって接合して接合領域が形成される。その後、基板の外周部に向けて接合領域が拡大していく所謂ボンディングウェーブが発生する。これにより、上側基板と下側基板とが全面で接合される(特許文献1参照)。
このように、この種の接合装置では、上側基板がストライカーによって反らされた状態で下側基板と張り合わされる。このため、上側基板に余計なストレスがかかり、このストレスによって接合後の基板に歪みが生じることとなる。
そこで、近年では、接合後の基板に生じる歪みを低減するために、上側基板と下側基板との間隔をできるだけ狭めて上側基板のたわみを少なくすることが提案されている。
特開2015−095579号公報
しかしながら、上側基板と下側基板との間隔を狭くすると、基板間の空気が粘性によって抜け難くなり、接合中の基板に却ってストレスが加わることで、接合後の基板の歪みを悪化させるおそれがある。
実施形態の一態様は、接合後の基板の歪みを低減させることができる接合装置および接合システムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る接合装置は、第1保持部と、第2保持部と、昇降機構と、隔壁と、ガス導入口と、ガス供給部とを備える。第1保持部は、第1基板を上方から吸着保持する。第2保持部は、第1保持部の下方に配置され、第2基板を下方から吸着保持する。昇降機構は、第1保持部または第2保持部を鉛直方向に沿って移動させる。隔壁は、第1保持部または第2保持部に設けられ、第1基板と第2基板との接合処理が行われる処理空間を第1保持部および第2保持部とともに形成する。ガス導入口は、処理空間に対して不活性ガスを導入する。ガス供給部は、ガス導入口を介して処理空間内に不活性ガスを供給する。
実施形態の一態様によれば、接合後の基板の歪みを低減させることができる。
図1は、実施形態にかかる接合システムの構成を示す模式平面図である。 図2は、実施形態にかかる接合システムの構成を示す模式側面図である。 図3は、第1基板および第2基板の模式側面図である。 図4は、接合装置の構成を示す模式平面図である。 図5は、接合装置の構成を示す模式側面図である。 図6は、上チャックおよび下チャックの構成を示す模式側断面図である。 図7は、上チャックの模式底面図である。 図8は、下チャックの模式平面図である。 図9は、接合システムが実行する処理の一部を示すフローチャートである。 図10は、接合処理の動作説明図である。 図11は、接合処理の動作説明図である。 図12は、接合処理の動作説明図である。 図13は、接合処理の動作説明図である。 図14は、接合処理の動作説明図である。 図15は、接合処理の動作説明図である。 図16は、接合処理の動作説明図である。 図17は、変形例に係る上チャックおよび下チャックの構成を示す模式側断面図である。 図18は、変形例に係る上チャックおよび下チャックの構成を示す模式側断面図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する接合装置および接合システムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<1.接合システムの構成>
まず、実施形態に係る接合システムの構成について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、実施形態にかかる接合システムの構成を示す模式平面図である。図2は、実施形態にかかる接合システムの構成を示す模式側面図である。図3は、第1基板および第2基板の模式側面図である。
なお、以下参照する各図面では、説明を分かりやすくするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする直交座標系を示す場合がある。また、図1,2等を含む各図面では、説明に必要な構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略する場合がある。
図1に示す本実施形態に係る接合システム1は、第1基板W1と第2基板W2とを接合することによって重合基板Tを形成する(図3参照)。
第1基板W1は、例えばシリコンウェハや化合物半導体ウェハなどの半導体基板に複数の電子回路が形成された基板である。また、第2基板W2は、例えば電子回路が形成されていないベアウェハである。第1基板W1と第2基板W2とは、略同径を有する。なお、第2基板W2に電子回路が形成されていてもよい。
以下では、第1基板W1を「上ウェハW1」と記載し、第2基板W2を「下ウェハW2」、重合基板Tを「重合ウェハT」と記載する場合がある。また、以下では、図3に示すように、上ウェハW1の板面のうち、下ウェハW2と接合される側の板面を「接合面W1j」と記載し、接合面W1jとは反対側の板面を「非接合面W1n」と記載する。また、下ウェハW2の板面のうち、上ウェハW1と接合される側の板面を「接合面W2j」と記載し、接合面W2jとは反対側の板面を「非接合面W2n」と記載する。
図1に示すように、接合システム1は、搬入出ステーション2と、処理ステーション3とを備える。搬入出ステーション2および処理ステーション3は、X軸正方向に沿って、搬入出ステーション2および処理ステーション3の順番で並べて配置される。また、搬入出ステーション2および処理ステーション3は、一体的に接続される。
搬入出ステーション2は、載置台10と、搬送領域20とを備える。載置台10は、複数の載置板11を備える。各載置板11には、複数枚(例えば、25枚)の基板を水平状態で収容するカセットC1,C2,C3がそれぞれ載置される。例えば、カセットC1は上ウェハW1を収容するカセットであり、カセットC2は下ウェハW2を収容するカセットであり、カセットC3は重合ウェハTを収容するカセットである。
搬送領域20は、載置台10のX軸正方向側に隣接して配置される。かかる搬送領域20には、Y軸方向に延在する搬送路21と、この搬送路21に沿って移動可能な搬送装置22とが設けられる。搬送装置22は、Y軸方向だけでなく、X軸方向にも移動可能かつZ軸周りに旋回可能であり、載置板11に載置されたカセットC1〜C3と、後述する処理ステーション3の第3処理ブロックG3との間で、上ウェハW1、下ウェハW2および重合ウェハTの搬送を行う。
なお、載置板11に載置されるカセットC1〜C3の個数は、図示のものに限定されない。また、載置板11には、カセットC1,C2,C3以外に、不具合が生じた基板を回収するためのカセット等が載置されてもよい。
処理ステーション3には、各種装置を備えた複数の処理ブロック、例えば3つの処理ブロックG1,G2,G3が設けられる。例えば処理ステーション3の正面側(図1のY軸負方向側)には、第1処理ブロックG1が設けられ、処理ステーション3の背面側(図1のY軸正方向側)には、第2処理ブロックG2が設けられる。また、処理ステーション3の搬入出ステーション2側(図1のX軸負方向側)には、第3処理ブロックG3が設けられる。
第1処理ブロックG1には、上ウェハW1および下ウェハW2の接合面W1j,W2jを改質する表面改質装置30が配置される。表面改質装置30は、上ウェハW1および下ウェハW2の接合面W1j,W2jにおけるSiO2の結合を切断して単結合のSiOとすることで、その後親水化されやすくするように当該接合面W1j,W2jを改質する。
なお、表面改質装置30では、例えば減圧雰囲気下において処理ガスである酸素ガスまたは窒素ガスが励起されてプラズマ化され、イオン化される。そして、かかる酸素イオン又は窒素イオンが、上ウェハW1および下ウェハW2の接合面W1j,W2jに照射されることにより、接合面W1j,W2jがプラズマ処理されて改質される。
第2処理ブロックG2には、表面親水化装置40と、接合装置41とが配置される。表面親水化装置40は、例えば純水によって上ウェハW1および下ウェハW2の接合面W1j,W2jを親水化するとともに、接合面W1j,W2jを洗浄する。表面親水化装置40では、例えばスピンチャックに保持された上ウェハW1または下ウェハW2を回転させながら、当該上ウェハW1または下ウェハW2上に純水を供給する。これにより、上ウェハW1または下ウェハW2上に供給された純水が上ウェハW1または下ウェハW2の接合面W1j,W2j上を拡散し、接合面W1j,W2jが親水化される。
接合装置41は、親水化された上ウェハW1と下ウェハW2とを分子間力により接合する。かかる接合装置41の構成については、後述する。
第3処理ブロックG3には、図2に示すように、上ウェハW1、下ウェハW2および重合ウェハTのトランジション(TRS)装置50,51が下から順に2段に設けられる。
また、図1に示すように、第1処理ブロックG1、第2処理ブロックG2および第3処理ブロックG3に囲まれた領域には、搬送領域60が形成される。搬送領域60には、搬送装置61が配置される。搬送装置61は、例えば鉛直方向、水平方向および鉛直軸周りに移動自在な搬送アームを有する。かかる搬送装置61は、搬送領域60内を移動し、搬送領域60に隣接する第1処理ブロックG1、第2処理ブロックG2および第3処理ブロックG3内の所定の装置に上ウェハW1、下ウェハW2および重合ウェハTを搬送する。
また、図1に示すように、接合システム1は、制御装置70を備える。制御装置70は、接合システム1の動作を制御する。かかる制御装置70は、例えばコンピュータであり、図示しない制御部および記憶部を備える。制御部は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。かかるマイクロコンピュータのCPUは、ROMに記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、後述する制御を実現する。また、記憶部は、たとえば、RAM、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
なお、かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記録媒体に記録されていたものであって、その記録媒体から制御装置70の記憶部にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記録媒体としては、例えばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
<2.接合装置の構成>
次に、接合装置41の構成について図4および図5を参照して説明する。図4は、接合装置41の構成を示す模式平面図である。図5は、接合装置41の構成を示す模式側面図である。
図4に示すように、接合装置41は、内部を密閉可能な処理容器100を有する。処理容器100の搬送領域60側の側面には、上ウェハW1、下ウェハW2および重合ウェハTの搬入出口101が形成され、当該搬入出口101には開閉シャッタ102が設けられている。
処理容器100の内部は、内壁103によって、搬送領域T1と処理領域T2に区画される。上述した搬入出口101は、搬送領域T1における処理容器100の側面に形成される。また、内壁103にも、上ウェハW1、下ウェハW2および重合ウェハTの搬入出口104が形成される。
搬送領域T1には、トランジション110、ウェハ搬送機構111、反転機構130および位置調節機構120が、例えば搬入出口101側からこの順番で並べて配置される。
トランジション110は、上ウェハW1、下ウェハW2および重合ウェハTを一時的に載置する。トランジション110は、例えば2段に形成され、上ウェハW1、下ウェハW2および重合ウェハTのいずれか2つを同時に載置することができる。
ウェハ搬送機構111は、図4および図5に示すように、たとえば鉛直方向(Z軸方向)、水平方向(Y軸方向、X軸方向)および鉛直軸周りに移動自在な搬送アームを有する。ウェハ搬送機構111は、搬送領域T1内、又は搬送領域T1と処理領域T2との間で上ウェハW1、下ウェハW2および重合ウェハTを搬送することが可能である。
位置調節機構120は、上ウェハW1および下ウェハW2の水平方向の向きを調節する。具体的には、位置調節機構120は、上ウェハW1および下ウェハW2を保持して回転させる図示しない保持部を備えた基台121と、上ウェハW1および下ウェハW2のノッチ部の位置を検出する検出部122と、を有する。位置調節機構120は、基台121に保持された上ウェハW1および下ウェハW2を回転させながら検出部122を用いて上ウェハW1および下ウェハW2のノッチ部の位置を検出することにより、ノッチ部の位置を調節する。これにより、上ウェハW1および下ウェハW2の水平方向の向きが調節される。
反転機構130は、上ウェハW1の表裏面を反転させる。具体的には、反転機構130は、上ウェハW1を保持する保持アーム131を有する。保持アーム131は、水平方向(X軸方向)に延伸する。また保持アーム131には、上ウェハW1を保持する保持部材132が例えば4箇所に設けられている。
保持アーム131は、例えばモータなどを備えた駆動部133に支持される。保持アーム131は、かかる駆動部133によって水平軸周りに回動自在である。また、保持アーム131は、駆動部133を中心に回動自在であると共に、水平方向(X軸方向)に移動自在である。駆動部133の下方には、例えばモータなどを備えた他の駆動部(図示せず)が設けられる。この他の駆動部によって、駆動部133は、鉛直方向に延伸する支持柱134に沿って鉛直方向に移動できる。
このように、保持部材132に保持された上ウェハW1は、駆動部133によって水平軸周りに回動できると共に鉛直方向及び水平方向に移動することができる。また、保持部材132に保持された上ウェハW1は、駆動部133を中心に回動して、位置調節機構120と後述する上チャック140との間を移動することができる。
処理領域T2には、上ウェハW1の上面(非接合面W1n)を上方から吸着保持する上チャック140と、下ウェハW2を載置して下ウェハW2の下面(非接合面W2n)を下方から吸着保持する下チャック141とが設けられる。下チャック141は、上チャック140の下方に設けられ、上チャック140と対向配置可能に構成される。
図5に示すように、上チャック140は、上チャック140の上方に設けられた上チャック保持部150に保持される。上チャック保持部150は、処理容器100の天井面に設けられる。上チャック140は、上チャック保持部150を介して処理容器100に固定される。
上チャック保持部150には、下チャック141に保持された下ウェハW2の上面(接合面W2j)を撮像する上部撮像部151が設けられている。上部撮像部151には、例えばCCDカメラが用いられる。
下チャック141は、下チャック141の下方に設けられた第1の下チャック移動部160に支持される。第1の下チャック移動部160は、後述するように下チャック141を水平方向(X軸方向)に移動させる。また、第1の下チャック移動部160は、下チャック141を鉛直方向に移動自在、且つ鉛直軸回りに回転可能に構成される。
第1の下チャック移動部160には、上チャック140に保持された上ウェハW1の下面(接合面W1j)を撮像する下部撮像部161が設けられている(図5参照)。下部撮像部161には、例えばCCDカメラが用いられる。
第1の下チャック移動部160は、第1の下チャック移動部160の下面側に設けられ、水平方向(X軸方向)に延伸する一対のレール162、162に取り付けられている。第1の下チャック移動部160は、レール162に沿って移動自在に構成されている。
一対のレール162、162は、第2の下チャック移動部163に配設されている。第2の下チャック移動部163は、当該第2の下チャック移動部163の下面側に設けられ、水平方向(Y軸方向)に延伸する一対のレール164、164に取り付けられている。そして、第2の下チャック移動部163は、レール164に沿って水平方向(Y軸方向)に移動自在に構成される。なお、一対のレール164、164は、処理容器100の底面に設けられた載置台165上に配設されている。
次に、接合装置41の上チャック140と下チャック141の詳細な構成について図6〜図8を参照して説明する。図6は、上チャック140および下チャック141の構成を示す模式側断面図である。図7は、上チャック140の模式底面図である。図8は、下チャック141の模式平面図である。
図6および図7に示すように、上チャック140は、上ウェハW1と同径もしくは上ウェハW1より大きい径を有する本体部170を有する。
本体部170は、上チャック保持部150の支持部材180によって支持される。支持部材180は、平面視において少なくとも本体部170の上面を覆うように設けられ、且つ本体部170に対して例えばネジ止めによって固定されている。支持部材180は、処理容器100の天井面に設けられた複数の支持柱181(図5参照)に支持される。
支持部材180および本体部170の中心部には、支持部材180および本体部170を鉛直方向に貫通する貫通孔178が形成される。貫通孔178の位置は、上チャック140に吸着保持される上ウェハW1の中心部に対応している。そして、貫通孔178には、ストライカー190の押圧ピン191が挿通される。
ストライカー190は、支持部材180の上面に配置され、押圧ピン191と、アクチュエータ部192と、直動機構193とを備える。押圧ピン191は、鉛直方向に沿って延在する円柱状の部材であり、アクチュエータ部192によって支持される。
アクチュエータ部192は、たとえば電空レギュレータ(図示せず)から供給される空気により一定方向(ここでは鉛直下方)に一定の圧力を発生させる。アクチュエータ部192は、電空レギュレータから供給される空気により、上ウェハW1の中心部と当接して当該上ウェハW1の中心部にかかる押圧荷重を制御することができる。また、アクチュエータ部192の先端部は、電空レギュレータからの空気によって、貫通孔178を挿通して鉛直方向に昇降自在になっている。
アクチュエータ部192は、直動機構193に支持される。直動機構193は、例えばモータを内蔵した駆動部によってアクチュエータ部192を鉛直方向に移動させる。
ストライカー190は、以上のように構成されており、直動機構193によってアクチュエータ部192の移動を制御し、アクチュエータ部192によって押圧ピン191による上ウェハW1の押圧荷重を制御する。
本体部170の下面には、上ウェハW1の裏面(非接合面W1n)に接触する複数のピン171が設けられている。また、本体部170の下面には、上ウェハW1の裏面(非接合面W1n)の外周部を支持するリブ172が設けられている。リブ172は、複数のピン171の外側に環状に設けられている。
また、本体部170の下面には、リブ172の内側において別のリブ173が設けられている。リブ173は、リブ172と同心円状に環状に設けられている。そして、リブ172の内側の領域は、リブ173の内側の第1の吸引領域174aと、リブ173の外側の第2の吸引領域174bとに区画されている。
第1の吸引領域174aには、吸引管175aが設けられる。吸引管175aには、圧力調整器176aを介して真空ポンプ177aが接続される。また、第2の吸引領域174bには、吸引管175bが設けられる。吸引管175bには、圧力調整器176bを介して真空ポンプ177bが接続される。
そして、上ウェハW1、本体部170及びリブ172に囲まれて形成された吸引領域174a、174bをそれぞれ吸引管175a、175bを介して真空引きし、吸引領域174a、174bを減圧する。このとき、吸引領域174a、174bの外部の雰囲気が大気圧であるため、上ウェハW1は減圧された分だけ大気圧によって吸引領域174a、174b側に押され、上チャック140に上ウェハW1が吸着保持される。また、上チャック140は、第1の吸引領域174aと第2の吸引領域174b毎に上ウェハW1を真空引き可能に構成されている。
かかる場合、リブ172が上ウェハW1の裏面(非接合面W1n)の外周部を支持するので、上ウェハW1はその外周部まで適切に真空引きされる。このため、上チャック140に上ウェハW1の全面が吸着保持され、当該上ウェハW1の平面度を小さくして、上ウェハW1を平坦にすることができる。
しかも、複数のピン171の高さが均一なので、上チャック140の下面の平面度をさらに小さくすることができる。このように上チャック140の下面を平坦にして(下面の平面度を小さくして)、上チャック140に保持された上ウェハW1の鉛直方向の歪みを抑制することができる。また、上ウェハW1の裏面(非接合面W1n)は複数のピン171に支持されるため、上チャック140による上ウェハW1の真空引きを解除する際、当該上ウェハW1が上チャック140から剥がれ易くなる。
上チャック140には、隔壁200が設けられる。隔壁200は、上チャック140に吸着保持された上ウェハW1を取り囲むように環状に設けられる。かかる隔壁200は、第1の下チャック移動部160(図5参照)を用いて下チャック141を上チャック140に接近させた場合に、上ウェハW1と下ウェハW2との接合処理が行われる処理空間を上チャック140および下チャック141とともに形成する。
隔壁200は、天井部211と、周壁部212と、伸縮部213とを備える。天井部211は、本体部170の周囲を取り囲む環状の部材であり、たとえば、本体部170と支持部材180との段差部に設けられる。
天井部211の下面は、本体部170の下面と同一の高さに設けられる。すなわち、天井部211の下面は、上チャック140に吸着保持された上ウェハW1の上面よりも高い位置に設けられる。
周壁部212は、天井部211の後述する排気口201およびガス導入口205よりも外周側において上ウェハW1を取り囲む円筒状の部材である。
伸縮部213は、上下方向に伸縮自在な部材であり、たとえば金属製のベローズ等により構成される。伸縮部213の上端部は、周壁部212の下端部に固定される。また、伸縮部213の下端部は、下チャック141を上チャック140に接近させた場合に、本体部250の上面に当接する。伸縮部213の下端部が本体部250の上面に当接することにより、密閉された処理空間が形成される。なお、伸縮部213は、上下方向に伸縮自在であればよく、金属製のベローズに限定されない。
天井部211の下面には、排気口201が形成される。排気口201は、吸引管202および圧力調整器203を介して真空ポンプ204に接続される。真空ポンプ204は、排気口201を介して上述した処理空間内の雰囲気を排気する。なお、圧力調整器203および真空ポンプ204は、処理空間を排気して減圧する減圧機構の一例に相当する。
また、天井部211の下面には、ガス導入口205が形成される。ガス導入口205は、ガス導入管206および供給機器群207を介してガス供給源208に接続される。ガス供給源208は、ガス導入口205を介して上述した処理空間内に不活性ガスを供給する。なお、供給機器群207は、開閉バルブや流量調整機構を含んで構成され、ガス導入管206を開閉したり、ガス導入管206を流れる不活性ガスの流量を調整したりする。
なお、ガス導入管206、供給機器群207およびガス供給源208は、ガス導入口205を介して処理空間内に不活性ガスを供給するガス供給部の一例に相当する。
本実施形態に係る接合装置41では、ストライカー190によって上ウェハW1を反らさた状態で下ウェハW2と張り合わせるため、上ウェハW1に余計なストレスがかかり、このストレスによって重合ウェハTに歪みが生じることとなる。
重合ウェハTに生じる歪みを低減するためには、上ウェハW1と下ウェハW2との間隔を狭めて上ウェハW1のたわみをできるだけ少なくすることが好ましい。しかしながら、上ウェハW1と下ウェハW2との間隔を狭くすると、ウェハ間の空気が粘性によって抜けづらくなる。この結果、接合中の上ウェハW1および下ウェハW2に却ってストレスが加わることとなり、重合ウェハTの歪み(ディストーション)が悪化するおそれがある。
そこで、本実施形態に係る接合装置41では、上チャック140と下チャック141と隔壁200により密閉された処理空間を形成し、この処理空間の雰囲気を空気よりも粘性の低い不活性ガスに置換した状態で、上ウェハW1と下ウェハW2とを貼り合わせることとした。
これにより、貼り合わせ時の気体の粘性抵抗の影響を排除しつつ、上ウェハW1と下ウェハW2との間隔を狭めて重合ウェハTの歪み(ディストーション)を低減させることができる。また、接合処理中に上ウェハW1が気体から抵抗を受けにくくなることで、接合の際に生じる上ウェハW1の伸びを抑制することができる。したがって、接合された上ウェハW1と下ウェハW2との間の位置ずれ(スケーリング)を低減させることができる。
ここで、処理空間に供給する不活性ガスとしては、たとえば、ヘリウムガス、窒素ガス、アルゴンガス等を用いることができる。このうち、ヘリウムガスを使用した場合には、粘性抵抗を小さくできる効果に加えて、結露によって重合ウェハTの周縁部に生じるボイド(エッジボイド)を低減させる効果を得ることができる。
具体的には、上ウェハW1および下ウェハW2間の雰囲気は、上ウェハW1と下ウェハW2との接合領域の拡大に伴い、上ウェハW1および下ウェハW2の中心部から外周部へ押し出されていく。これにより、上ウェハW1および下ウェハW2間の気圧が下がり、かかる気圧の低下によって温度変化が生じることとなる。
窒素ガスやアルゴンガスのジュール=トムソン係数は正であるため、気圧が低下すると温度も低下する。この結果、結露が生じて重合ウェハTの周縁部にエッジボイドが発生することとなる。一方、ヘリウムガスのジュール=トムソン係数は負であり、気圧が低下すると温度が上昇するため、結露が生じることがない。したがって、処理空間に供給する不活性ガスとしてヘリウムガスを用いることで、エッジボイドの発生を防止することができる。
続いて、下チャック141の構成について説明する。図6および図8に示すように、下チャック141には、上チャック140と同様にピンチャック方式が採用されている。下チャック141は、下ウェハW2と同径もしくは下ウェハW2より大きい径を有する本体部250を有している。本体部250の上面には、下ウェハW2の裏面(非接合面W2n)に接触する複数のピン251が設けられている。また本体部250の上面には、下ウェハW2の裏面(非接合面W2n)の外周部を支持するリブ252が設けられている。リブ252は、複数のピン251の外側に環状に設けられている。
また、本体部250の上面には、リブ252の内側において別のリブ253が設けられている。リブ253は、リブ252と同心円状に環状に設けられている。そして、リブ252の内側の領域は、リブ253の内側の第1の吸引領域254aと、リブ253の外側の第2の吸引領域254bとに区画されている。
第1の吸引領域254aには、吸引管255aが設けられる。吸引管255aは、圧力調整器256aを介して真空ポンプ257aに接続される。また、第2の吸引領域254bには、複数の吸引管255bが設けられる。複数の吸引管255bは、圧力調整器256bを介して真空ポンプ257bが接続されている。
そして、下ウェハW2、本体部250及びリブ252に囲まれて形成された吸引領域254a、254bをそれぞれ吸引管255a、255bを介して真空引きし、吸引領域254a、254bを減圧する。このとき、吸引領域254a、254bの外部の雰囲気が大気圧であるため、下ウェハW2は減圧された分だけ大気圧によって吸引領域254a、254b側に押され、下チャック141に下ウェハW2が吸着保持される。また、下チャック141は、第1の吸引領域254aと第2の吸引領域254b毎に下ウェハW2を真空引き可能に構成されている。
かかる場合、リブ252が下ウェハW2の裏面の外周部を支持するため、下ウェハW2はその外周部まで適切に真空引きされる。このため、下チャック141に下ウェハW2の全面が吸着保持され、当該下ウェハW2の平面度を小さくして、下ウェハW2を平坦にすることができる。
また、下ウェハW2の裏面は複数のピン251に支持されているので下チャック141による下ウェハW2の真空引きを解除する際、当該下ウェハW2が下チャック141から剥がれ易くなる。
図8に示すように、下チャック141の本体部250の中心部付近には、当該本体部250を厚み方向に貫通する貫通孔258が例えば3箇所に形成されている。そして貫通孔258には、第1の下チャック移動部160の下方に設けられた昇降ピンが挿通するようになっている。また、本体部250の外周部には、下ウェハW2等が下チャック141から飛び出したり滑落したりするのを防止するガイド部材259が設けられている。ガイド部材259は、本体部250の外周部に複数箇所、例えば4箇所に等間隔に設けられている。
<3.接合システムの具体的動作>
次に、接合システム1の具体的な動作について図9〜図16を参照して説明する。図9は、接合システム1が実行する処理の一部を示すフローチャートである。また、図10〜図16は、接合処理の動作説明図である。なお、図9に示す各種の処理は、制御装置70による制御に基づいて実行される。
まず、複数枚の上ウェハW1を収容したカセットC1、複数枚の下ウェハW2を収容したカセットC2、および空のカセットC3が、搬入出ステーション2の所定の載置板11に載置される。その後、搬送装置22によりカセットC1内の上ウェハW1が取り出され、処理ステーション3の第3処理ブロックG3のトランジション装置50に搬送される。
次に、上ウェハW1は、搬送装置61によって第1処理ブロックG1の表面改質装置30に搬送される。表面改質装置30では、所定の減圧雰囲気下において、処理ガスである酸素ガスが励起されてプラズマ化され、イオン化される。この酸素イオンが上ウェハW1の接合面W1jに照射されて、当該接合面W1jがプラズマ処理される。これにより、上ウェハW1の接合面W1jが改質される(ステップS101)。
次に、上ウェハW1は、搬送装置61によって第2処理ブロックG2の表面親水化装置40に搬送される。表面親水化装置40では、スピンチャックに保持された上ウェハW1を回転させながら、当該上ウェハW1上に純水を供給する。そうすると、供給された純水は上ウェハW1の接合面W1j上を拡散し、表面改質装置30において改質された上ウェハW1の接合面W1jに水酸基(シラノール基)が付着して当該接合面W1jが親水化される。また、当該純水によって、上ウェハW1の接合面W1jが洗浄される(ステップS102)。
次に、上ウェハW1は、搬送装置61によって第2処理ブロックG2の接合装置41に搬送される。接合装置41に搬入された上ウェハW1は、トランジション110を介してウェハ搬送機構111により位置調節機構120に搬送される。そして位置調節機構120によって、上ウェハW1の水平方向の向きが調節される(ステップS103)。
その後、位置調節機構120から反転機構130の保持アーム131に上ウェハW1が受け渡される。続いて搬送領域T1において、保持アーム131を反転させることにより、上ウェハW1の表裏面が反転される(ステップS104)。すなわち、上ウェハW1の接合面W1jが下方に向けられる。
その後、反転機構130の保持アーム131が回動して上チャック140の下方に移動する。そして、反転機構130から上チャック140に上ウェハW1が受け渡される。上ウェハW1は、ノッチ部を予め決められた方向に向けた状態で、上チャック140にその非接合面W1nが吸着保持される(ステップS105)。
上ウェハW1に上述したステップS101〜S105の処理が行われている間、下ウェハW2の処理が行われる。まず、搬送装置22によりカセットC2内の下ウェハW2が取り出され、処理ステーション3のトランジション装置50に搬送される。
次に、下ウェハW2は、搬送装置61によって表面改質装置30に搬送され、下ウェハW2の接合面W2jが改質される(ステップS106)。なお、ステップS106における下ウェハW2の接合面W2jの改質は、上述したステップS101と同様である。
その後、下ウェハW2は、搬送装置61によって表面親水化装置40に搬送され、下ウェハW2の接合面W2jが親水化されるとともに当該接合面W2jが洗浄される(ステップS107)。なお、ステップS107における下ウェハW2の接合面W2jの親水化および洗浄は、上述したステップS102と同様である。
その後、下ウェハW2は、搬送装置61によって接合装置41に搬送される。接合装置41に搬入された下ウェハW2は、トランジション110を介してウェハ搬送機構111により位置調節機構120に搬送される。そして位置調節機構120によって、下ウェハW2の水平方向の向きが調節される(ステップS108)。
その後、下ウェハW2は、ウェハ搬送機構111によって下チャック141に搬送され、下チャック141に吸着保持される(ステップS109)。下ウェハW2は、ノッチ部を予め決められた方向に向けた状態で、下チャック141にその非接合面W2nが吸着保持される。
次に、上チャック140に保持された上ウェハW1と下チャック141に保持された下ウェハW2との水平方向の位置調節が行われる(ステップS110)。
次に、上チャック140に保持された上ウェハW1と下チャック141に保持された下ウェハW2との鉛直方向位置の調節を行う(ステップS111)。具体的には、第1の下チャック移動部160が下チャック141を鉛直上方に移動させることにより、上チャック140と下チャック141とを第1の距離まで接近させる。
これにより、隔壁200における伸縮部213の下端部が下チャック141における本体部250の上面に当接して処理空間Rが形成される(図10参照)。
次に、処理空間R内の排気および減圧を行う(ステップS112)。具体的には、真空ポンプ204および圧力調整器203を制御して、処理空間R内の雰囲気を吸引管202から排気する(図11参照)。
次に、処理空間R内への不活性ガスの導入を行う(ステップS113)。具体的には、供給機器群207を制御して、ガス導入口205から処理空間R内に不活性ガスを供給する。これにより、処理空間R内の雰囲気が不活性ガス雰囲気に置換される(図12参照)。
ここで、制御装置70は、圧力調整器203および供給機器群207を制御することにより、処理空間R内を大気圧よりも低く減圧された不活性ガス雰囲気とする。このとき、制御装置70は、吸引領域174a,174b,254a,254bの真空度が、処理空間Rの真空度よりも高くなるように、圧力調整器176a,176b,256a,256bを制御する。これにより、上ウェハW1の落下や下ウェハW2の位置ずれや反り等を防止することができる。
処理空間Rの減圧によって低下した下ウェハW2に対する吸引力を補うため、静電気力によって下ウェハW2を吸着保持する静電吸着部を下チャック141に内蔵してもよい。この場合、たとえば、処理空間R内の圧力が所定の閾値を下回ったとき、あるいは、処理空間R内の減圧が開始されてから(すなわち、ステップS112の処理が開始されてから)所定時間が経過したときに、静電吸着部により下ウェハW2を吸着保持すればよい。
次に、第1の下チャック移動部160(図5参照)を用いて下チャック141を上昇させることにより、図13に示すように、上チャック140と下チャック141を第1の距離よりも短い第2の距離、すなわち、貼り合わせ時の間隔まで接近させる(ステップS114)。具体的には、上ウェハW1と下ウェハW2との間隔が50μm未満となる距離まで上チャック140と下チャック141とを接近させる。
次に、図14に示すように、ストライカー190の押圧ピン191を下降させることによって、上ウェハW1の中心部を押し下げて、上ウェハW1の中心部と下ウェハW2の中心部とを所定の力で押圧する(ステップS115)。このとき、真空ポンプ177aを停止して、第1の吸引領域174aにおける上ウェハW1の吸着保持を解除する。
これにより、押圧された上ウェハW1の中心部と下ウェハW2の中心部との間で接合が開始する。具体的には、上ウェハW1の接合面W1jと下ウェハW2の接合面W2jはそれぞれステップS101,S106において改質されているため、まず、接合面W1j,W2j間にファンデルワールス力(分子間力)が生じ、当該接合面W1j,W2j同士が接合される。さらに、上ウェハW1の接合面W1jと下ウェハW2の接合面W2jはそれぞれステップS102,S107において親水化されているため、接合面W1j,W2j間の親水基が水素結合し、接合面W1j,W2j同士が強固に接合される。
その後、上ウェハW1と下ウェハW2との接合領域は、上ウェハW1および下ウェハW2の中心部から外周部へ拡大していく。
ここで、本実施形態に係る接合装置41では、処理空間R内の雰囲気を不活性ガスに置換しているため、上ウェハW1と下ウェハW2との間隔を50μm未満の狭ギャップとした場合であっても気体の粘性抵抗の影響を受け難い。したがって、本実施形態に係る接合装置41によれば、上ウェハW1と下ウェハW2との間隔を狭くして重合ウェハTの歪み(ディストーション)を低減させることができる。
また、本実施形態に係る接合装置41では、処理空間R内を大気圧よりも低く減圧された不活性ガス雰囲気とした状態で上ウェハW1と下ウェハW2との貼り合わせを行うこととした。このように、処理空間R内を減圧することにより、接合処理中に上ウェハW1が気体から受ける抵抗をより小さくすることができるため、重合ウェハTの歪み(ディストーション)をさらに低減させることができる。また、減圧と置換を組合せることにより、処理空間R内の真空度をそれほど高くしなくても、言い換えれば、真空引きによる上ウェハW1および下ウェハW2の吸着保持が可能な程度の真空度であっても、上ウェハW1が気体から受ける抵抗を十分に小さくすることができる。
その後、図15に示すように、真空ポンプ177bの作動を停止して、第2の吸引領域174bにおける上ウェハW1の吸着保持を解除する(ステップS116)。そうすると、上ウェハW1の外周部が下ウェハW2上に落下する。これにより、上ウェハW1の接合面W1jと下ウェハW2の接合面W2jが全面で当接し、上ウェハW1と下ウェハW2が接合される(ステップS117)。
その後、図16に示すように、押圧ピン191を上チャック140まで上昇させ、処理空間R内の不活性ガス雰囲気を排気口201から排出して大気開放し、下チャック141による重合ウェハTの吸着保持を解除する。その後、重合ウェハTは、搬送装置61によってトランジション装置51に搬送され、その後、搬入出ステーション2の搬送装置22によってカセットC3に搬送される。こうして、一連の接合処理が終了する。
ところで、図14に示すように、押圧ピン191で上ウェハW1の中心部を押圧すると、上チャック140と上ウェハW1との間には空間(以下、「中間空間」と記載する)が形成される。
そこで、接合装置41では、処理空間Rと同様に中間空間内も減圧させてもよい。具体的には、制御装置70は、圧力調整器176aおよび真空ポンプ177aを制御して中間空間を減圧させる。
中間空間は、少なくとも大気圧よりも低い圧力に減圧されればよいが、処理空間Rと略同一の圧力となるように減圧されることが好ましい。なお、ここでいう「略同一」とは、完全に同一であることも含み、また、互いの圧力差が許容範囲内であれば、圧力が「略同一」とみなすものとする。
これにより、中間空間と処理空間Rとの間の差圧を減少させることができ、かかる差圧が減少することで、上ウェハW1に加わるストレスをより少なくすることができる。したがって、重合ウェハTの歪みをさらに低減させることができる。また、中間空間と処理空間Rとの間の差圧を減少させることで、かかる差圧が外乱となって上ウェハW1と下ウェハW2との接合精度等に悪影響を及ぼすことを防止することができる。また、上ウェハW1の伸びを抑制することもできる。
上述してきたように、本実施形態に係る接合装置41は、上チャック140(第1保持部の一例)と、下チャック141(第2保持部の一例)と、第1の下チャック移動部160(昇降機構の一例)と、隔壁200と、ガス導入口205と、供給機器群207およびガス供給源208(ガス供給部の一例)とを備える。上チャック140は、上ウェハW1(第1基板の一例)を上方から吸着保持する。下チャック141は、上チャック140の下方に配置され、下ウェハW2を下方から吸着保持する。第1の下チャック移動部160は、下チャック141を鉛直方向に沿って移動させる。隔壁200は、上チャック140に設けられ、上ウェハW1と下ウェハW2との接合処理が行われる処理空間Rを上チャック140および下チャック141とともに形成する。ガス導入口205は、処理空間Rに対して不活性ガスを導入する。供給機器群207およびガス供給源208は、ガス導入口205を介して処理空間R内に不活性ガスを供給する。
したがって、本実施形態に係る接合装置41によれば、上ウェハW1と下ウェハW2との間隔を狭くして重合ウェハTの歪みを低減させることができる。
<4.変形例>
上述した実施形態では、接合装置41がストライカー190を備えており、ストライカー190により上ウェハW1の中心部を押し下げることにより、上ウェハW1の中心部と下ウェハW2の中心部とを接触させて両ウェハW1,W2を接合することとした。しかし、両ウェハW1,W2の接合方法は、ストライカー190を用いたものに限定されない。
かかる点について図17および図18を参照して説明する。図17および図18は、変形例に係る上チャックおよび下チャックの構成を示す模式側断面図である。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同様の部分については、既に説明した部分と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図17に示すように、変形例に係る上チャック140Aは、上ウェハW1を保持する部位が下方に向けて凸状となるように形成される。また、変形例に係る下チャック141Aは、下ウェハW2を保持する部位が上方に向けて凸状となるように形成される。
具体的に説明すると、上チャック140Aは、本体部170Aの中心部に設けられたピン171Aの高さが、外周部に設けられたピン171Aの高さよりも高くなるように形成される。また、リブ173Aの高さもリブ172Aより高くなるように形成される。したがって、上ウェハW1は、下方に向けて凸状に反った状態で上チャック140Aに吸着保持される。
また、下チャック141Aは、本体部250の中心部に設けられるピン251Aの高さが、外周部に設けられるピン251Aの高さよりも高くなるように形成される。また、リブ253Aの高さもリブ252Aよりも高くなるように形成される。したがって、下ウェハW2は、上方に向けて凸状に沿った状態で下チャック141Aに吸着保持される。
そして、変形例に係る接合装置41では、たとえば、第1の下チャック移動部160を用いて下チャック141Aを上昇させることにより、図18に示すように、上ウェハW1の中心部と下ウェハW2の中心部とを接触させることができる。その後、上ウェハW1と下ウェハW2との接合領域が上ウェハW1および下ウェハW2の中心部から外周部へ拡大することにより、上ウェハW1と下ウェハW2とが接合される。
このように、上ウェハW1および下ウェハW2の両方を反らせることで、両ウェハW1,W2のストレス状態を揃えることができるため、たとえば、ウェハの伸びによる上ウェハW1と下ウェハW2との間の位置ずれ(スケーリング)を低減させることができる。
上述してきた実施形態では、隔壁200が上チャック140に設けられる場合の例について説明したが、隔壁200は、下チャック141に設けられていてもよいし、上チャック140と下チャック141とに分割して設けられていてもよい。
また、上述してきた実施形態では、第1の下チャック移動部160を用いて下チャック141を昇降させる場合の例について説明したが、接合装置41は、昇降機構の一例として、上チャック140を昇降させる上チャック移動部を備えていてもよい。
また、上述してきた実施形態では、隔壁200が周壁部212の下端部に伸縮部213を備えることとしたが、隔壁200は、周壁部212を備えず、天井部211の下面に伸縮部213を備える構成としてもよい。すなわち、周壁部分を全て伸縮部213で構成してもよい。また、隔壁200は、必ずしも伸縮部213を備えることを要さず、伸縮部213に代えて、たとえばOリング等を備える構成であってもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
T 重合ウェハ
W1 上ウェハ
W2 下ウェハ
41 接合装置
140 上チャック
141 下チャック
160 第1の下チャック移動部
190 ストライカー
200 隔壁
201 排気口
202 吸引管
203 圧力調整器
204 真空ポンプ
205 ガス導入口
206 ガス導入管
207 供給機器群
208 ガス供給源
211 天井部
212 周壁部
213 伸縮部

Claims (8)

  1. 第1基板を上方から吸着保持する第1保持部と、
    前記第1保持部の下方に配置され、第2基板を下方から吸着保持する第2保持部と、
    前記第1保持部または前記第2保持部を鉛直方向に沿って移動させる昇降機構と、
    前記第1保持部または前記第2保持部に設けられ、前記第1基板と前記第2基板との接合処理が行われる処理空間を前記第1保持部および前記第2保持部とともに形成する隔壁と、
    前記処理空間に対して不活性ガスを導入するガス導入口と、
    前記ガス導入口を介して前記処理空間内に前記不活性ガスを供給するガス供給部と、
    を備えることを特徴とする接合装置。
  2. 前記隔壁は、
    上下方向に伸縮自在な伸縮部
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の接合装置。
  3. 前記第1保持部、前記第2保持部および前記隔壁の何れかに設けられ、前記処理空間を排気する排気口と、
    前記排気口に接続され、前記処理空間を排気して減圧する減圧機構と
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の接合装置。
  4. 前記減圧機構を制御して前記処理空間内を減圧し、前記ガス供給部を制御して前記処理空間内の雰囲気を前記不活性ガスに置換することにより、大気圧よりも低く減圧された前記不活性ガスの雰囲気下で、前記第1基板と前記第2基板との接合処理を行う制御部
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の接合装置。
  5. 前記制御部は、
    前記昇降機構を制御して前記第1保持部と前記第2保持部とを第1の距離まで接近させることにより前記処理空間を形成した後、前記減圧機構を制御して前記処理空間内を減圧し、かつ、前記ガス供給部を制御して前記処理空間内の雰囲気を前記不活性ガスに置換し、その後、前記昇降機構を制御して前記第1保持部と前記第2保持部とを前記第1の距離よりも短い第2の距離まで接近させて前記接合処理を行うこと
    を特徴とする請求項4に記載の接合装置。
  6. 前記第1基板の中心部を上方から押圧して前記第2基板に接触させるストライカー
    を備え、
    前記制御部は、
    前記ストライカーによる前記第1基板の押圧によって前記第1保持部と前記第1基板との間に生じる隙間を減圧した状態で前記接合処理を行うこと
    を特徴とする請求項4または5に記載の接合装置。
  7. 前記ガス供給部は、
    前記処理空間内に前記不活性ガスとしてヘリウムガスを供給すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の接合装置。
  8. 第1基板および第2基板の表面を改質する表面改質装置と、
    改質された前記第1基板および前記第2基板の表面を親水化する表面親水化装置と、
    親水化された前記第1基板と前記第2基板とを分子間力により接合する接合装置と
    を備え、
    前記接合装置は、
    前記第1基板を上方から吸着保持する第1保持部と、
    前記第1保持部の下方に配置され、前記第2基板を下方から吸着保持する第2保持部と、
    前記第1保持部または前記第2保持部を鉛直方向に沿って移動させる昇降機構と、
    前記第1保持部または前記第2保持部に設けられ、前記第1基板と前記第2基板との接合処理が行われる処理空間を前記第1保持部および前記第2保持部とともに形成する隔壁と、
    前記処理空間に対して不活性ガスを導入するガス導入口と、
    前記ガス導入口を介して前記処理空間内に前記不活性ガスを供給するガス供給部と、
    を備えることを特徴とする接合システム。
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