WO2024070481A1 - ブレ補正装置 - Google Patents

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Abstract

本開示の技術に係る一つの実施形態は、撮像素子を保持する保持部材を移動させてブレを補正するブレ補正装置を提供する。本発明の一の態様に係るブレ補正装置は、マグネット部材とヨーク部材とを備えた固定部と、撮像素子と第1コイル部材とを保持する保持部材を備え、保持部材が移動可能に支持される可動部と、を備えるブレ補正装置であって、マグネット部材は第1マグネットと第2マグネットとを含み、第1マグネットの幅である第1幅は第2マグネットの幅である第2幅よりも広い。

Description

ブレ補正装置
 本発明は、撮像装置のブレ補正を行うためのブレ補正装置に関する。
 撮像装置のブレ補正を行うための技術に関し、例えば特許文献1~3には、固定部及び可動部、ヨーク、コイル等を備える手ぶれ補正機構が開示されている。
特開2021-139949号公報 特開2019-191405号公報 特開2012-242768号公報
 本開示の技術に係る一つの実施形態は、撮像素子を保持する保持部材を移動させてブレを補正するブレ補正装置を提供する。
 本発明の第1の態様に係るブレ補正装置は、撮像素子と、マグネット部材とヨーク部材とを備えた固定部と、撮像素子と第1コイル部材とを保持する保持部材を備え、保持部材が移動可能に支持される可動部と、を備えるブレ補正装置であって、マグネット部材は第1マグネットと第2マグネットとを含み、第1マグネットの幅である第1幅は第2マグネットの幅である第2幅よりも広い。
 本発明の第2の態様に係るブレ補正装置は第1の態様において、第1幅は、第1マグネットの外形のうち短い方の辺の長さであり、第2幅は、第2マグネットの外形のうち短い方の辺の長さである。
 第3の態様に係るブレ補正装置は第1または第2の態様において、第1マグネットの磁束密度である第1磁束密度と第2マグネットの磁束密度である第2磁束密度との比が所定の範囲内に収まる。
 第4の態様に係るブレ補正装置は第3の態様において、第1幅及び第2幅は、所定の範囲に対応した幅である。
 第5の態様に係るブレ補正装置は第3または第4の態様において、第1マグネット及び第2マグネットの材質は同じである。
 第6の態様に係るブレ補正装置は第1から第5の態様のいずれか1つにおいて、第1マグネットは第2マグネットより撮像素子の近くに配置される。
 第7の態様に係るブレ補正装置は第6の態様において、第1マグネットは、第1マグネットと撮像素子との距離である第1距離が、第2マグネットと撮像素子との距離である第2距離よりも短くなる領域に配置される。
 第8の態様に係るブレ補正装置は第1から第7の態様のいずれか1つにおいて、ヨーク部材は、マグネット部材に連結した第1ヨークと、第2ヨークと、を含み、第2ヨークは、マグネット部材に対し第1コイル部材を挟んで反対側に配置され、第2ヨークが第1マグネットを覆う第1領域は、第2ヨークが第2マグネットを覆う第2領域よりも小さい。
 第9の態様に係るブレ補正装置は第8の態様において、第1領域は第2ヨークの側から第1マグネットを見た場合に第2ヨークと第1マグネットとが重なっている領域であり、第2領域は第2ヨークの側から第2マグネットを見た場合に第2ヨークと第2マグネットとが重なっている領域である。
 第10の態様に係るブレ補正装置は8または第9の態様において、可動部の可動量に応じて、第1領域の大きさと第2領域の大きさとの差が変更される。
 第11の態様に係るブレ補正装置は第8または第9の態様において、第1マグネット及び第2マグネットは、磁極が互いに反対方向に配置された一対の磁石である。
 第12の態様に係るブレ補正装置は第1から第10の態様のいずれか1つにおいて、第1マグネット及び第2マグネットと、可動部とで磁気回路が構成される。
 第13の態様に係るブレ補正装置は第12の態様において、磁気回路と第1コイル部材に流れる電流とを用いて、可動部を撮像素子の撮像面に平行な平面内で移動させる。
 第14の態様に係るブレ補正装置は第1から第13の態様のいずれか1つにおいて、可動部を固定部に向けて付勢する付勢部材を備える。
 第15の態様に係るブレ補正装置は第1から第14の態様のいずれか1つにおいて、第2幅を1とした場合の第1幅は1.2以上1.3以下である。
 第16の態様に係るブレ補正装置は第3から第5の態様のいずれか1つにおいて、第2磁束密度を1とした場合の第1磁束密度が1.00以上1.025以下である。
 第17の態様に係るブレ補正装置は第8から第10の態様のいずれか1つにおいて、第2ヨークの可動域の端部における可動部の推力が、可動域の中心における可動部の推力と比較して低下している。
 第18の態様に係るブレ補正装置は第17の態様において、低下の程度は20%以下である。
 第19の態様に係るブレ補正装置は、第1から第18の態様のいずれか1つにおいて、保持部材は第2コイル部材をさらに保持し、第1コイル部材は可動部を第1方向に移動させるためのコイル部材であり、第2コイル部材は可動部を第1方向と交差する第2方向に移動させるためのコイル部材である。
 第20の態様に係るブレ補正装置は第19の態様において、第2コイル部材は、撮像素子に近い第1端部と撮像素子から遠い第2端部とで形状が異なる。
 第21の態様に係るブレ補正装置は第20の態様において、第2端部は第1端部よりも幅が狭い。
 第22の態様に係るブレ補正装置は第19から第21の態様のいずれか1つにおいて、第2コイル部材の内側に、少なくとも磁気センサが設けられている。
 第23の態様に係るブレ補正装置は第19から第22の態様のいずれか1つにおいて、保持部材は、第1コイル部材及び第2コイル部材を保持する保持部において、撮像素子から遠い第1保持部に凹部を有する。
図1は、ブレ補正装置を搭載する撮像装置の内部の概略図である。 図2は、撮像装置の内部構成の実施形態を示すブロック図である。 図3は、ブレ補正装置の正面斜視図である。 図4は、ブレ補正装置の背面斜視図である。 図5は、固定部の正面斜視図である。 図6は、マグネットの配置を示す正面斜視図である。 図7は、マグネット、コイル、撮像素子、及び保持枠の配置を示す正面斜視図である。 図8は、ヨーク、コイル、及び磁石の配置を示す部分斜視図である。 図9は、ヨーク及びマグネットの配置を示す図である。 図10は、ヨーク及びマグネットの配置を示す他の図である。 図11は、ヨーク及びマグネットの配置を示すさらに他の図である。 図12は、可動域の端部において推力が低下する様子を示す図である。 図13は、可動量とヨークの切り欠き量との関係を示す図である。 図14は、第1幅と第2幅との比率を変えた場合の可動量と推力との関係を示す図である。 図15は、マグネットの幅の比率と磁束密度との比率の関係を示す図である。 図16は、異形コイルの配置を示す図である。 図17は、付勢部材により可動部を付勢する様子を示す図である。 図18は、異形コイルとコイル保持枠の凹部とを組み合わせて用いた様子を示す図である。 図19は、コイルと保持枠の結合箇所を示す図である。
 以下、添付図面に従って本発明に係るブレ補正装置の好ましい実施の形態について説明する。なお以下の図面において、説明を分かりやすくするため、図面によっては一部の部材の表示を省略し、かつ/または部材の色彩や線種等を変更して表示する場合がある。
 [撮像装置の構成]
 まず、ブレ補正装置を搭載する撮像装置に関して説明する。図1は、本発明のブレ補正装置を搭載する撮像装置の内部の概略図である。
 撮像装置10はレンズ交換式のカメラであり、撮像装置本体2にアダプタ6を介して、撮影レンズ装置12を装着する。撮影レンズ装置12は、絞り8、レンズ群12A及び12Bを備える。光軸Lを有する撮影レンズ装置12は、被写体1で反射した光を結像させる。撮像装置本体2は接眼部4を備え、撮影者は、接眼部4に接眼して被写体1の撮影を行うことができる。
 撮像素子16には、撮像装置本体2の光軸L(Z方向)に直交する2つの方向(X方向とY方向)で構成される平面(X-Y平面)に沿って、受光面(撮像面)が配置されている。撮像素子16は、ブレ補正装置100に保持されている。また、ブレ補正装置100に含まれる駆動部58が制御部40に制御されることにより、ブレ補正機能が実現される。
 図2は、撮像装置10の内部構成の実施形態を示すブロック図である。この撮像装置10は、撮像した画像をメモリカード54に記録するもので、装置全体の動作は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを備える制御部40によって統括制御される。
 撮像装置10には、シャッタボタン、電源/モードスイッチ、モードダイヤル、十字操作ボタン、等の操作部38が設けられている。この操作部38からの信号(指令)は制御部40に入力され、制御部40は入力信号に基づいて撮像装置10の各回路を制御し、撮像素子16の駆動制御、レンズ駆動制御、絞り駆動制御、撮像動作制御、画像処理制御、画像データの記録/再生制御、及び、画像モニタ30の表示制御などを行う。
 撮影レンズ装置12を通過した光束は、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)型のカラーイメージセンサである撮像素子16(撮像素子)に結像される。なお、撮像素子16は、CMOS型に限らず、CCD(Charge Coupled Device)型、または有機撮像素子など他の形式のイメージセンサが用いられてもよい。
 撮像素子16には、多数の受光素子(例えばフォトダイオード)が2次元配列されており、各受光素子の受光面に結像された被写体像は、その入射光量に応じた量の信号電圧(または電荷)に変換(光電変換)され、撮像素子16内のA/D(Analog/Digital)変換器を介してデジタル信号に変換されて出力される。
 動画または静止画の撮影時に撮像素子16から読み出された画像信号(画像データ)は、画像入力コントローラ22を介してメモリ48(例えばSDRAM:Synchronous Dynamic Random Access Memory)に一時的に記憶される。
 また、フラッシュメモリ47(Flash Memory)には、カメラ制御プログラム、画像処理等に使用する各種のパラメータやテーブルが記憶されている。
 センサ66は手振れセンサであり、撮像装置10の姿勢情報及び姿勢変化情報を検出する。センサ66は、例えばジャイロセンサで構成される。センサ66は、縦方向(+Y,-Y方向)の手振れ量と横方向(+X,-X方向)の手振れ量を検出するために例えば2つのジャイロセンサで構成され、検出された手振れ量(角速度)は制御部40に入力される。制御部40は駆動部58を制御して、手振れに応じた被写体像の移動をキャンセルするように撮像素子16を移動させることでブレ補正を行う。回転方向(例えば、Z軸周り)の手振れ量を検出するためのジャイロセンサをセンサ66に設け、この回転方向の手振れをキャンセルするようにブレ補正を行ってもよい。
 駆動部58(駆動機構)は、制御部40で制御される。駆動部58は、後述するボイスコイルモータ(VCM:Voice Coil Motor)等により構成される。
 画像処理部24は、動画または静止画の撮影時に画像入力コントローラ22を介して取得され、メモリ48に一時的に記憶された未処理の画像データを読み出す。画像処理部24は、読み出した画像データに対してオフセット処理、画素補間処理(位相差検出用画素、欠陥画素等の補間処理)、ホワイトバランス補正、感度補正を含むゲインコントロール処理、ガンマ補正処理、同時化処理(「デモザイク処理」ともいう)、輝度及び色差信号生成処理、輪郭強調処理、及び色補正等を行う。画像処理部24により処理された画像データであって、ライブビュー画像として処理された画像データは、VRAM(Video RAM Random access memory)50に入力される。
 VRAM50から読み出された画像データは、ビデオエンコーダ28においてエンコーディングされ、カメラ背面に設けられている画像モニタ30に出力される。これにより、被写体像を示すライブビュー画像が画像モニタ30に表示される。
 画像処理部24により処理された画像データであって、記録用の静止画または動画として処理された画像データ(輝度データ(Y)及び色差データ(Cb),(Cr))は、再びメモリ48に記憶される。
 圧縮伸張処理部26は、静止画または動画の記録時に、画像処理部24により処理され、メモリ48に格納された輝度データ(Y)及び色差データ(Cb),(Cr)に対して圧縮処理を施す。圧縮された圧縮画像データは、メディアコントローラ52を介してメモリカード54に記録される。
 また、圧縮伸張処理部26は、再生モード時にメディアコントローラ52を介してメモリカード54から得た圧縮画像データに対して伸張処理を施す。メディアコントローラ52は、メモリカード54に対する圧縮画像データの記録及び読み出しなどを行う。
 上記実施形態において、各種の処理を実行する制御部40等の処理部(processing unit)のハードウェア的な構造は、次に示すような各種のプロセッサ(processor)である。各種のプロセッサには、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路などが含まれる。
 1つの処理部は、これら各種のプロセッサのうちの1つで構成されていてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサ(例えば、複数のFPGA、あるいはCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントやサーバなどのコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組合せで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System on Chip:SoC)などに代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサを1つ以上用いて構成される。
 更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)である。
 [ブレ補正装置の概要]
 次に、ブレ補正装置100の概要を説明する。図3~図8は、撮像装置10(撮像装置)に搭載されるブレ補正装置100(ブレ補正装置)を示す図である。図3はブレ補正装置100の正面斜視図であり、図4はブレ補正装置100の背面斜視図であり、図5は固定部102の正面斜視図である。また、図6はマグネットの配置を示す正面斜視図であり、図7はマグネット、コイル、撮像素子、及び保持枠の配置を示す正面斜視図であり、図8はヨーク、コイル、及びマグネットの配置を示す部分斜視図である。なお以下の説明では、「正面」とは+Z側(被写体側)から見た面であり、「背面」とは-Z側(撮影者側)から見た面である。
 ブレ補正装置100は主に、撮像素子16(撮像素子)が搭載される可動部101(可動部)と、撮像装置本体2に固定される固定部102(固定部)と、により構成される。可動部101は、不図示のボールを介して固定部102に当接している。また可動部101は、後述する磁気ばね板120(付勢部材;図11,17を参照)の付勢力により第1ヨーク105(固定部102)に向けて付勢され、可動部101と固定部102との間で上述したボールが挟持されている。可動部101は、光軸L(Z軸)に直交する平面(X-Y平面)内で、即ち撮像素子16の撮像面に平行な平面内で移動及び/または回転することができる。
 [固定部の構造]
 固定部102は第1ヨーク105(ヨーク部材、第1ヨーク)及び第2ヨーク103(ヨーク部材、第2ヨーク)で構成されており、図示せぬ機構により撮像装置本体2に固定されている。第1ヨーク105は撮影者側(-Z側)に配置され、第2ヨーク103は被写体1側(+Z側)に配置されている。第1ヨーク105は、シャフト121,123,125により、第2ヨーク103と離間して対向した位置に配置されている。なお、これらのシャフトは、固定部102側の可動端ストッパとしても機能する。
 第1ヨーク105はマグネット113b(マグネット部材:第1マグネット、第2マグネット)、マグネット115b、マグネット117b、及びマグネット119に連結しており、第2ヨーク103はこれらマグネット(マグネット部材)に対し、コイル113a(第1コイル部材)等のコイルを挟んで反対側に配置される。これらのマグネットは、詳細を後述するように、磁極が反対方向に配置された一対の磁石を含む。
 図6,7に示すように、マグネット113bと可動部101に備えられるコイル113aとは、ボイスコイルモータ113(VCM:Voice Coil Motor)を構成する。マグネット115bと可動部101に備えられるコイル115aとは、ボイスコイルモータ115(VCM)を構成する。マグネット117bと可動部101に備えられるコイル117aとは、ボイスコイルモータ117(VCM)を構成する。また、マグネット115b、マグネット117b、及びマグネット119は、可動部101の位置を検出するホール素子(磁気センサ)用の磁石としても用いられる。また、マグネット113bは、ボイスコイルモータ113の専用の磁石である。なお、ボイスコイルモータ113、ボイスコイルモータ115、及びボイスコイルモータ117により、駆動部58(図1,2参照)が構成される。
 [可動部の構造]
 図7に示すように、可動部101は保持枠101a(保持部材)を備える。保持枠101aは撮像素子16、コイル113a、コイル115a、117a等を保持し、保持枠101aは上述したボール等により移動可能に支持される。
 [磁気回路]
 コイル113a(第1コイル部材)は、可動部101(可動部)を+Y方向または-Y方向(第1方向)に移動させるためのコイル部材であり、コイル115a及びコイル117a(第2コイル部材)は、可動部101(可動部)をY方向(+Y方向、-Y方向)と直交(交差の一態様)するX方向(+X方向,-X方向:第2方向)に移動させるためのコイル部材である。また、上述のマグネット113b(第1マグネット、第2マグネット)、マグネット115b、マグネット117b、及びマグネット119は、磁極が互いに反対方向に配置された一対の磁石を含み、これら磁石と可動部101とで磁気回路(磁束を含む閉回路)が構成される。この磁気回路には、ボイスコイルモータ113,115,117と、後述する磁気ばね板120(図11,17を参照)も含まれる。
 なお、「磁極が互いに反対方向に配置された一対の磁石」とは、例えば、マグネット113b,115b,117b,119を構成する一対の磁石のうち一方の磁石は+Z側がN極となるように配置され、他方の磁石は+Z側がS極となるように配置されて、磁力線がN極からS極方向に向かっていることを意味する。具体的には、図6に示すように、マグネット113bは一対のマグネット113b1(第1マグネット)とマグネット113b2(第2マグネット)を含む。図6において、マグネット113b1は+Z側がS極であり、マグネット113b2は+Z側がN極であるように配置することができる。マグネット113b1は、マグネット113b2より撮像素子16の近くに配置されている。マグネット113b1は幅w1(第1幅;マグネット113b1の外形のうち短い方の辺の長さ)を有し、マグネット113b1は幅w2(第2幅;マグネット113b2の外形のうち短い方の辺の長さ)を有する。同様に、マグネット115bについては、マグネット115b1は+Z側がS極でマグネット115b2は+Z側がN極であるように配置することができ、マグネット117bについては、マグネット117b1は+Z側がS極でマグネット117b2は+Z側がN極であるように配置することができ、マグネット119については、マグネット119b1は+Z側がS極でマグネット119b2は+Z側がN極であるように配置することができる。なお、これら磁石の向きは一例であり、磁石は上述の向きと逆向きに配置してもよい。
 また、マグネット113b1(第1マグネット)はマグネット113b2(第2マグネット)より撮像素子16の近くに配置される。具体的には、マグネット113b1は、マグネット113b1と撮像素子16との距離である第1距離(図6ではY方向の距離)が、マグネット113b2と撮像素子16との距離である第2距離(図6ではY方向の距離)よりも短くなる領域に配置される。
 [磁気回路による可動部の移動及び回転]
 可動部101は、上述した磁気回路とコイル(コイル113a,115a,117a)に流れる電流とを用いて、可動部101を撮像素子16の撮像面に平行な平面内で(X-Y面内で)移動させることができる。また、ボイスコイルモータ115によるX軸方向(+X方向または-X方向)の駆動量と、ボイスコイルモータ117によるX軸方向(+X方向または-X方向)の駆動量とを変えることにより、可動部101を撮像素子16の撮像面に平行な平面内で(Z軸周りに)回転させることができる。手振れ等が発生した場合、可動部101はボイスコイルモータ113、ボイスコイルモータ117、及びボイスコイルモータ115によりその手振れを打ち消す方向に駆動され、これにより、可動部101に搭載された撮像素子16が取得する画像において手振れの影響を抑制することができる。
 なお、可動部101は、第1ヨーク105側の面に、上述したボールを収容する不図示のボール収容部を有する。ボール収容部はボールの転動に伴って移動可能であり、これにより可動部101は、光軸Lに直交する平面(X-Y平面)上を(すなわち、撮像素子16の撮像面に平行な平面内で)自由に移動及び/または回転(Z軸周りの回転)することができる。なお、第1ヨーク105には、固定部102側に不図示のボール受け面が設けられている。
 なおブレ補正装置100における機器の配置及び可動部101の移動に関し、Y軸方向を「上下方向」と記載し(+Y方向が「上」で-Y方向が「下」)、X軸方向を「左右方向」(+X方向が「右」で-X方向が「左」)と記載する場合がある。
 [ブレ補正装置の詳細]
 [アクチュエータの小型化と推力の確保]
 近年、小型軽量で高性能なカメラが求められている。大型で高画素の撮像素子(CMOS等)やブレ補正装置の搭載がカメラに求められる一方で、それらの構成とサイズを抑えるためブレ補正装置の小型化とを両立する必要がある。ブレ補正装置は、撮像素子を移動及び/または回転させて手振れ補正するため、アクチュエータとセンサを有する。アクチュエータに例えばVCM(ボイスコイルモータ)を、センサに例えば磁気センサ(ホール素子等)を用いる。VCMと磁気センサを含む磁気回路のサイズがブレ補正装置のサイズを決めるため、部品の配置を最適化し小型化を図ることが重要となる。VCMと磁気センサの磁気回路を共通化すると小型化が図れ、撮像素子の上下方向に磁気回路部品を配置すると撮像素子の側面を小型化できる。撮像素子の側面にスペースを作れると、他のユニットを高密度に配置できてカメラの小型化に繋がる。
 ただし、磁気回路を小型化するとVCMの推力及び磁気センサの位置検出精度は低下する傾向にある。このため、必要な磁気回路性能と小型化を両立させるためには、きめ細やかな磁気回路設計が好ましい。磁気回路とブレ補正装置周辺のシャッターモータとの磁気干渉を回避して推力低下を防ぐために、例えば図6及び図7に示すように、VCMの配置は「上下方向駆動用のVCM部品(ボイスコイルモータ113)を不図示のシャッターモータと反対側(+Y側)に1個、左右方向駆動用VCM部品(ボイスコイルモータ115,117)を上(-X側の+Y側)と下(-X側の-Y側)に各1個ずつ」とするのが望ましい。推力を上げるには、固定部102の一対の磁石、可動部101のコイル、固定部102のヨーク(第1ヨーク105,第2ヨーク103)が光軸方向で重なり合う磁束密度の高い回路とすることが望ましいが、磁気回路を小型化すると、撮像素子16側の第2ヨーク103は可動部101との機械的干渉を回避するための切り欠きが不可避となる。
 [ヨークの切り欠き及び非対称形状のマグネット]
 図9~11はヨーク及びマグネットの配置を示す図である。本実施の形態に係るブレ補正装置100では、図9~11に示すように、第2ヨーク103に切り欠き部103aが設けられており、第2ヨーク103がマグネット113b1(第1マグネット)を覆う第1領域103b(第1領域)は、第2ヨーク103がマグネット113b2(第2マグネット)を覆う第2領域103c(第2領域)よりも小さくなっている。図10に示すように、第1領域103bは、第2ヨーク103の側(+Z方向)からマグネット113b1(第1マグネット)を見た場合に第2ヨーク103とマグネット113b1とが重なっている領域であり、第2領域103cは、第2ヨーク103の側(+Z方向)からマグネット113b2を見た場合に第2ヨーク103とマグネット113b2とが重なっている領域である。
 よって、マグネット113b2側(例えば、N極側)はマグネットと第2ヨーク103が光軸方向で重なり合っていて磁束密度が高く、マグネット113b1側(例えば、S極側)は切り欠き部103aがあって磁束密度が低くなる。N極側とS極側で磁束密度に高低差が生じるため、上下方向(Y方向)の推力はバランスが崩れて非対称になり、第2ヨーク103(第2ヨーク)の可動域の端部における推力が、可動域の中心における推力と比較して低下する(「推力落ち」ともいう)。例えば、図12に示すように、可動域の端部(グラフの右端付近)では可動域の中心(可動量が0の位置)と比較して30%以上推力が低下する。推力が低下すると可動部を制御できなくなり、手振れ補正が効かなくなる。
 ブレ補正装置の設計サイズはカメラの目標サイズから周辺ユニットを差し引いた領域で決まるため、固定部102の一対の磁石とヨークの設計サイズ領域も決まってくる。ヨークの切り欠きは可動量で決まり、図13に示すように、可動量が大きいほど切り欠き量は線形的に大きくなる(可動部101の可動量に応じて、第1領域103bの大きさと第2領域103cの大きさとの差が変更される)。
 [磁束密度の比率及び磁石の幅]
 ヨークの切り欠きありでも可動域内での推力低下が少ないVCMを設計するには、決められた磁石幅とヨーク幅の中でN極側とS極側の磁束密度ができるだけ等しくなるように、マグネット113b1(第1マグネット)の幅w1(第1幅)及びマグネット113b2(第2マグネット)の幅w2(第2幅)と、第2ヨーク103のサイズを最適に組み合わせて設計することが望ましい。推力低下の防止と推力の最大化を両立するには、磁石幅とヨーク幅を決められた設計サイズ領域内で最大幅にて設計することがさらに望ましい。第1幅と第2幅とを合わせた磁石幅とヨーク幅を最大幅にて設計して重なり合う面積を最大化させて推力の最大化を図りながら、「マグネット113b1の幅w1>マグネット113b2の幅w2」(第1幅は第2幅より広い)、即ちマグネット113bを非対称な形状に設計してマグネット113b1側の磁束密度をマグネット113b2側の磁束密度と等しくなるように(あるいは、同程度になるように)磁石幅のサイズ調整で合わせ込むことで、可動域端部での推力低下が少ない(例えば、可動域端部における推力を中心における推力と比較した場合に、推力の低下の程度が20%以下となる)VCMを設計することができる。
 マグネット113b1側の磁束密度とマグネット113b2側の磁束密度の比率が所定の範囲内に収まるように第1幅及び第2幅を分配する(第1幅及び第2幅を、磁束密度の比率の「所定の範囲」に対応した幅にする)ことが望ましい。図14は第1幅と第2幅との比率を変えた場合の可動量と推力との関係を示す図であり、図中の各曲線は第1幅と第2幅との比率を変化させた場合の推力を示す。図14より、第1幅と第2幅との比率を変化させることで、可動域の端部(グラフの端部付近)における推力低下の程度も変化することが分かる。
 図15は、マグネットの幅の比率と磁束密度との比率の関係を示す図である。図15より、マグネット113b1側の磁束密度(第1磁束密度)とマグネット113b2側の磁束密度(第2磁束密度)の比率(第2磁束密度を1とした場合の第1磁束密度)が1.00以上1.025以下(「所定の範囲」の一例)となるようにするには、第1幅と第2幅との比率(第1幅/第2幅)を1.2以上1.3以下(磁束密度の比率の範囲に対応した比率)とすることが好ましいことが分かる。第1幅と第2幅との比率を1.25に近づけることがさらに好ましい。
 このように、第2ヨーク103に切り欠き部103aが設けられ、かつ「第1幅>第2幅」とする(非対称形状のヨークと非対称形状の磁石とを組み合わせて用いる)ことで、必要な推力の確保と撮像装置の小型化との両立を図ることができる。なお、上述した態様ではマグネット113b1(第1マグネット)及びマグネット113b2(第2マグネット)の材質は同じであることを想定しているが、マグネットの材質を変えることで磁束密度の比率を変化させてもよいし、形状の変更と材質の変更とを組み合わせて磁束密度の比率を変化させてもよい。
 [異形コイルの使用]
 上述した非対称の組み合わせに加え、VCMとホール素子の磁気回路で固定部の一対の磁石を共通化すると、さらに小型化を図ることができる。さらに、コイルの内側にホール素子(磁気センサ)、サーミスタ、コイル巻き線を半田付けするフレキシブル基板のランドの3つを配置すると、より小型化になる。例えば、図16に示すように、コイル117a(第2コイル部材)の内側にサーミスタ116a、ホール素子116b(磁気センサの一態様)、及びランド116cを設けることが好ましい。この3つの要素のうち、コイルの内側に少なくともホール素子(磁気センサ)を設けることが好ましい。これらの配置は、コイル115a(第2コイル部材)についても同様である。
 上記3つの要素を実装できるコイル内形の最小サイズを維持しながらコイル外形を小型化することが望ましいが、コイルの小型化による推力の低下とトレードオフとなる。そこで、コイルを角形(長円形等、対称な形状)から異形(非対称な形状)にすることで、サイズを小型化しながら推力低下を抑えた(例えば、可動域全域での推力低下が10%以下である)VCMを設計できる。具体的には、第2コイル部材の撮像素子16から離れた側の端部を異形にする(第2コイル部材は、撮像素子に近い第1端部と撮像素子から遠い第2端部とで形状が異なる)ことが望ましい。例えば、図16に示すように、コイル117a(第2コイル部材)において、撮像素子16から遠い端部118b(第2端部)は、撮像素子から近い端部118a(第1端部)よりも幅が狭いことが好ましい。これは、撮像素子16から離れた側の端部の方が、撮像素子16に近い側の端部よりも、ブレ補正装置のサイズに影響する度合いが高いからである。なお、コイル115a(第2コイル部材)についても同様に、このような異形のコイルを用いることが好ましい。
 推力低下した分は磁石の高さ(Z方向の高さ)を増やす、コイルと磁石のギャップを縮める、など光軸方向でサイズ調整すると、必要な推力の確保と撮像装置の小型化とを両立することができる。
 [可動部の付勢]
 上述の構成の他に、ブレ補正機構の小型化のため、磁気的な付勢部材により可動部101を固定部102に向けて付勢することが望ましい。VCM、ホール素子等の磁気回路と共通化して固定部102の磁石と、可動部101のコイル及び付勢部材とを光軸方向で重ね合わせて配置すると、ブレ補正装置100を小型化することができる。図17は、磁気ばね板120(付勢部材の一例)により可動部101を固定部102の第1ヨーク105に向けて付勢する例を示す図である(磁気ばね板120の枚数は一例である)。
 [異形コイルとコイル保持枠の凹部との組み合わせ]
 コイル(コイル113a,115a,117a)は撮像素子16を保持する保持枠101a(保持部材)に組立するが、コイル外形に合わせた穴を保持枠101aに開けてUV硬化型(UV:Ultra Violet)の接着剤で結合して固定すると、可動部101を小型化することができる。保持枠101aは例えばダイカストにて作製するが、保持枠101aを樹脂成形にて作製し、上述した異形のコイルと組み合わせると更なる小型化ができる。図18に示すように、保持枠101aの、コイルを保持する部分(保持部)において、コイルを異形にした部分(第1保持部)に(コイル115a及びコイル117aの撮像素子16から遠い側の端部に)部分的に凹部170(凹部あるいは切り欠き)を設けることで、ブレ補正装置ひいては撮像装置の小型化が可能になる。
 [UV硬化型接着剤によるコイルと保持枠の結合]
 樹脂材かつ切り欠き部分が大きいことによる可動部の強度低下を防止し、落下や磁気吸着力によるクリープに対して必要十分な強度を確保するため、高いヤング率(一例として150MPa以上)と高いガラス転移点(一例として40℃以上)を有するUV硬化型接着剤にてコイル(コイル113a,115a,117a)と保持枠101aとを結合して剛性を上げるのが望ましい。図19(図18に示す保持枠101aを-Z側から見た状態を示す)はUV硬化型接着剤によるコイルと保持枠の結合箇所(接着領域172)を示す図である。保持枠101aに凹部170を設けることによる小型化で保持枠101a単体での剛性は低下するが、コイル結合後の保持枠101aの剛性を上げて可動部101の強度を確保することで、VCMとホール素子(磁気センサ)の性能変化を抑え込むことができる。
 以上で本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上述した態様に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では+X方向あるいは-X方向の駆動用のコイル115a,コイル117a(第2コイル部材)が異形である場合について説明したが、+Y方向あるいは-Y方向駆動用のコイル113a(第1コイル部材)を異形にしてもよい。具体的には、コイル113aを異形にする場合、+Y側の端部の幅を狭くしてもよいし、+X側または-X側の端部の幅を狭くしてもよい。また、異形の形状に合わせて(いずれの側の端部を狭くするかに合わせて)、保持枠101aに凹部あるいは切り欠きを設けてもよい。具体的には、保持枠101aのコイルを異形にした部分に(例えば、コイル113aの撮像素子16から遠い側の端部に)、部分的に凹部あるいは切り欠きを設けてもよい。コイルの異形及び保持枠の切り欠きについていずれの形態を採用するかは、「機器配置との関係で、いずれの側を小型化したいか」に合わせて決めることができる。
1   被写体
2   撮像装置本体
4   接眼部
6   アダプタ
8   絞り
10  撮像装置
12  撮影レンズ装置
12A レンズ群
16  撮像素子
22  画像入力コントローラ
24  画像処理部
26  圧縮伸張処理部
28  ビデオエンコーダ
30  画像モニタ
38  操作部
40  制御部
47  フラッシュメモリ
48  メモリ
52  メディアコントローラ
54  メモリカード
58  駆動部
66  センサ
100 ブレ補正装置
101 可動部
101a 保持枠
102  固定部
103  第2ヨーク
103a 切り欠き部
103b 第1領域
103c 第2領域
105  第1ヨーク
107  ボール収容部
113  ボイスコイルモータ
113a コイル
113b マグネット
113b1 マグネット
113b2 マグネット
115   ボイスコイルモータ
115a  コイル
115b  マグネット
115b1 マグネット
115b2 マグネット
116a  サーミスタ
116b  ホール素子
116c  ランド
117   ボイスコイルモータ
117a  コイル
117b  マグネット
117b1 マグネット
117b2 マグネット
118a  端部
118b  端部
119   マグネット
119b1 マグネット
119b2 マグネット
120   磁気ばね板
121   シャフト
123   シャフト
125   シャフト
170   凹部
172   接着領域
L     光軸

Claims (23)

  1.  撮像素子と、
     マグネット部材とヨーク部材とを備えた固定部と、
     前記撮像素子と第1コイル部材とを保持する保持部材を備え、前記保持部材が移動可能に支持される可動部と、
     を備えるブレ補正装置であって、
     前記マグネット部材は第1マグネットと第2マグネットとを含み、
     前記第1マグネットの幅である第1幅は前記第2マグネットの幅である第2幅よりも広い、ブレ補正装置。
  2.  前記第1幅は、前記第1マグネットの外形のうち短い方の辺の長さであり、
     前記第2幅は、前記第2マグネットの外形のうち短い方の辺の長さである、請求項1に記載のブレ補正装置。
  3.  前記第1マグネットの磁束密度である第1磁束密度と前記第2マグネットの磁束密度である第2磁束密度との比が所定の範囲内に収まる請求項1または2に記載のブレ補正装置。
  4.  前記第1幅及び前記第2幅は、前記所定の範囲に対応した幅である、請求項3に記載のブレ補正装置。
  5.  前記第1マグネット及び前記第2マグネットの材質は同じである、請求項3に記載のブレ補正装置。
  6.  前記第1マグネットは前記第2マグネットより前記撮像素子の近くに配置される請求項1または2に記載のブレ補正装置。
  7.  前記第1マグネットは、前記第1マグネットと前記撮像素子との距離である第1距離が、前記第2マグネットと前記撮像素子との距離である第2距離よりも短くなる領域に配置される請求項6に記載のブレ補正装置。
  8.  前記ヨーク部材は、前記マグネット部材に連結した第1ヨークと、第2ヨークと、を含み、
     前記第2ヨークは、前記マグネット部材に対し前記第1コイル部材を挟んで反対側に配置され、
     前記第2ヨークが前記第1マグネットを覆う第1領域は、前記第2ヨークが前記第2マグネットを覆う第2領域よりも小さい請求項1または2に記載のブレ補正装置。
  9.  前記第1領域は前記第2ヨークの側から前記第1マグネットを見た場合に前記第2ヨークと前記第1マグネットとが重なっている領域であり、
     前記第2領域は前記第2ヨークの側から前記第2マグネットを見た場合に前記第2ヨークと前記第2マグネットとが重なっている領域である請求項8に記載のブレ補正装置。
  10.  前記可動部の可動量に応じて、前記第1領域の大きさと前記第2領域の大きさとの差が変更される請求項8に記載のブレ補正装置。
  11.  前記第1マグネット及び第2マグネットは、磁極が互いに反対方向に配置された一対の磁石である請求項1または2に記載のブレ補正装置。
  12.  前記第1マグネット及び前記第2マグネットと、前記可動部とで磁気回路が構成される請求項1または2に記載のブレ補正装置。
  13.  前記磁気回路と前記第1コイル部材に流れる電流とを用いて、前記可動部を前記撮像素子の撮像面に平行な平面内で移動させる請求項12に記載のブレ補正装置。
  14.  前記可動部を前記固定部に向けて付勢する付勢部材を備える請求項1または2に記載のブレ補正装置。
  15.  前記第2幅を1とした場合の前記第1幅は1.2以上1.3以下である請求項1または2に記載のブレ補正装置。
  16.  前記第2磁束密度を1とした場合の前記第1磁束密度が1.00以上1.025以下である請求項3に記載のブレ補正装置。
  17.  前記第2ヨークの可動域の端部における前記可動部の推力が、前記可動域の中心における前記可動部の推力と比較して低下している請求項8に記載のブレ補正装置。
  18.  前記低下の程度は20%以下である請求項17に記載のブレ補正装置。
  19.  前記保持部材は第2コイル部材をさらに保持し、
     前記第1コイル部材は前記可動部を第1方向に移動させるためのコイル部材であり、前記第2コイル部材は前記可動部を前記第1方向と交差する第2方向に移動させるためのコイル部材である請求項1または2に記載のブレ補正装置。
  20.  前記第2コイル部材は、前記撮像素子に近い第1端部と前記撮像素子から遠い第2端部とで形状が異なる請求項19に記載のブレ補正装置。
  21.  前記第2端部は前記第1端部よりも幅が狭い請求項20に記載のブレ補正装置。
  22.  前記第2コイル部材の内側に、少なくとも磁気センサが設けられた請求項19に記載のブレ補正装置。
  23.  前記保持部材は、前記第1コイル部材及び前記第2コイル部材を保持する保持部において、前記撮像素子から遠い第1保持部に凹部を有する請求項19に記載のブレ補正装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017184600A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 リコーイメージング株式会社 ステージ装置
JP2020197630A (ja) * 2019-06-03 2020-12-10 キヤノン株式会社 ステージ装置、ブレ補正装置及び撮像装置

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