WO2023157240A1 - 航空機応答特性提供システム、航空機保持装置、及び情報出力装置 - Google Patents

航空機応答特性提供システム、航空機保持装置、及び情報出力装置 Download PDF

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誠 野村
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    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
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    • B64F5/00Designing, manufacturing, assembling, cleaning, maintaining or repairing aircraft, not otherwise provided for; Handling, transporting, testing or inspecting aircraft components, not otherwise provided for
    • B64F5/60Testing or inspecting aircraft components or systems

Definitions

  • the drone 10 when moving in a direction that combines a rise and a horizontal direction (that is, an obliquely upward direction), the drone 10 rises while tilting until the strut 110 reaches its maximum length, and the entire aircraft holding device 150 moves horizontally. Note that when moving obliquely upward, the tilt angle of the drone 10 is smaller than when simply moving in the horizontal direction, and the amount of movement per unit time required for the entire aircraft holding device 150 to move in the horizontal direction. is small.
  • the drone 10 moves according to the instruction signal indicating the content of movement received from the operation device 50 .
  • the response characteristic of the technology of the present disclosure refers to a characteristic indicating how much the drone 10 can move according to the content of the movement indicated by the instruction signal from the operation device 50 . Therefore, for example, if the drone 10 has a predetermined response characteristic, the drone 10 rises when a rise is instructed from the operation device 50, descends when a descent is instructed, and horizontal movement is instructed. If instructed to move diagonally upward or downward, it moves diagonally upward or downward.
  • step 606 the information output process proceeds to step 608.
  • the capture unit 506 captures each image signal from each of the cameras 202N1 to 202N4 via the communication I/F 226.
  • the first to fifth values indicating the degree of matching may be displayed together with a description of the values.
  • the description of the first value is "a value indicating the degree of matching between the ideal three-dimensional space position of the drone 10 and the actual three-dimensional space position".
  • the descriptions of the second to fifth values are also the definitions of the respective values, as in the description of the first value.
  • the internal column 330N2 rises inside the outer cylindrical body 330N1. And when descending, it is possible to prevent the internal column 330N2 from tilting.
  • FIG. 13 shows a schematic configuration of an aircraft holding device 150C2 of a second modified example.
  • FIG. 14 shows a state in which the drone 10 rises slightly (that is, by a predetermined length) from the state held by the mounting table 114, and the support columns 420N1 to 420N4 fall down.
  • the aircraft holding device 150C2 includes a non-stretchable support column 440 instead of the stretchable column 110 of the above-described embodiment.
  • Aircraft holding device 150C2 has four support posts 420N1 to 420N4 connected to base 118 via universal joints 420J1 to 420J4 instead of support posts 120N1 to 120N4 fixed to base 118 in the above-described embodiment.
  • One end (ie, upper end) of the support column 440 and the mounting table 114 are connected by a universal joint 112 so that the mounting table 114 can rotate three-dimensionally with one end (ie, upper end) of the support column 440 as a reference. there is A lower end of the support column 440 is fixed to the base 118 .
  • the information output processing may be executed only by a hardware configuration such as FPGA (Field-Programmable Gate Array) or ASIC (Application Specific Integrated Circuit).
  • FPGA Field-Programmable Gate Array
  • ASIC Application Specific Integrated Circuit

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Abstract

載置された航空機を保持する航空機保持装置と、前記航空機保持装置に保持された航空機の応答特性を評価するための情報を出力する情報出力装置と、を備える航空機応答特性提供システムであって、前記航空機保持装置は、載置台と、前記載置台に載置される航空機を保持する保持部と、前記載置台を支える支柱と、前記支柱の一端を基準に前記載置台が3次元的に回動可能に、前記支柱の一端と前記載置台とを連結する連結部と、を備え、前記航空機は、移動を指示する指示装置からの移動の内容を示す信号を受信し、受信した移動の内容を示す信号に応じて移動し、前記情報出力装置は、前記指示装置から前記移動の内容を示す信号を受信する受信部と、前記受信した信号の前記移動の内容と前記航空機の現実の移動の内容とに基づいて、前記航空機の応答特性を評価するための情報を出力する出力部と、を備える。

Description

航空機応答特性提供システム、航空機保持装置、及び情報出力装置
 本開示の技術は、航空機応答特性提供システム、航空機保持装置、及び情報出力装置に関する。
 日本国特許第3168226号公報には、ヘリコプタの操縦練習装置が開示されている。このヘリコプタの操縦練習装置では、使用者は、ヘリコプタを一定の姿勢に保持する、いわゆるホバリング姿勢にする操縦の練習をすることができる。
 しかし、従来のヘリコプタの操縦練習装置は、ヘリコプタの応答性能を評価するための情報を提供することはできない。
 本開示の技術は、航空機の応答特性を評価するための情報を提供する航空機応答特性提供システム、航空機応答特性提供システムに用いられる航空機保持装置、及び航空機応答特性提供システムに用いられる情報出力装置を提供することを目的とする。
 上記目的を達成するため本開示の技術の第1の態様は、載置された航空機を保持する航空機保持装置と、前記航空機保持装置に保持された航空機の応答特性を評価するための情報を出力する情報出力装置と、を備える航空機応答特性提供システムであって、前記航空機保持装置は、載置台と、前記載置台に載置される航空機を保持する保持部と、前記載置台を支える支柱と、前記支柱の一端を基準に前記載置台が3次元的に回動可能に、前記支柱の一端と前記載置台とを連結する連結部と、を備え、前記航空機は、移動を指示する指示装置からの移動の内容を示す信号を受信し、受信した移動の内容を示す信号に応じて移動し、前記情報出力装置は、前記指示装置から前記移動の内容を示す信号を受信する受信部と、前記受信した信号の前記移動の内容と前記航空機の現実の移動の内容とに基づいて、前記航空機の応答特性を評価するための情報を出力する出力部と、を備える。
 第2の態様は、第1の態様において、前記航空機の応答特性を評価するための情報は、前記指示装置により指示した移動の内容に基づく前記航空機の理想の移動状態及び前記航空機の現実の移動状態と、前記航空機理想の移動状態と前記航空機の現実の移動状態との一致の度合いを示す値と、の少なくとも1つである。
 第3の態様は、第2の態様において、前記移動状態は、前記航空機の位置及び姿勢の少なくとも1つである。
 第4の態様は、第3の態様において、前記姿勢は、前記航空機のヨー角、ピッチ角及びロール角の少なくとも1つで表される。
 第5の態様は、第1の態様~第4の態様の何れかにおいて、前記支柱は、伸縮可能である。
 第6の態様は、第5の態様において、前記支柱は、各々が上下方向に移動可能であり且つ各々の断面半径が異なる複数の円筒体を備え、前記複数の円筒体は、外側から内側に、前記断面半径が大きい順に、同心状に配置される。
 第7の態様は、第1の態様~第6の態様の何れかにおいて、前記連結部は、ユニバーサルジョイントである。
 第8の態様は、第1の態様~第7の態様の何れかにおいて、前記航空機保持装置は、複数の移動部材を下面に備えた基体を更に備え、前記支柱の他端が前記基体の上面に取り付けられる。
 第9の態様は、第1の態様~第8の態様の何れかにおいて、前記航空機は、無線操縦可能な航空機である。
 第10の態様は、第1の態様~第9の態様の何れかにおいて、前記航空機及び戦記情報出力装置の少なくとも一方は、前記航空機の現実の移動状態を検出する検出部を備え、前記出力部が用いる前記航空機の現実の移動状態は、前記検出部により検出された現実の移動状態である。
 第11の態様は、第1の態様~第10の態様の何れかの航空機応答特性提供システムに用いられ、載置された航空機を保持する航空機保持装置であって、載置台と、前記載置台に載置される航空機を保持する保持部と、前記載置台を支える支柱と、前記支柱の一端を基準に前記載置台が3次元的に回動可能に、前記支柱の前記一端と前記載置台とを連結する連結部と、を備える。
 第12の態様は、第11の態様において、複数の移動部材を底部に備えた基体を更に備え、前記支柱の他端が前記基体の上面に取り付けられる。
 第13の態様は、第1の態様~第10の態様の何れかの航空機応答特性提供システムに用いられ、載置された航空機を保持する航空機保持装置に保持された航空機の応答特性を評価するための情報を出力する情報出力装置であって、前記航空機は、移動を指示する指示装置からの移動の内容を示す信号を受信し、受信した移動の内容を示す信号に応じて移動し、前記情報出力装置は、前記指示装置から前記移動の内容を示す信号を受信する受信部と、前記受信した信号の前記移動の内容と前記航空機の現実の移動の内容とに基づいて、前記航空機の応答特性を評価するための情報を出力する出力部と、を備える。
 本開示の技術の第1の態様は、航空機の応答特性を評価するための情報を提供することができる。
 本開示の技術の第2の態様は、航空機の応答特性を評価するための情報として、指示装置により指示した移動の内容に基づく航空機の移動状態及び航空機の現実の移動状態と、指示装置により指示した移動の内容に基づく航空機の移動状態と航空機の現実の移動状態との一致の度合いを示す値と、の少なくとも1つを提供することができる。
 本開示の技術の第3の態様は、航空機の応答特性を評価するための情報の移動状態として、航空機の位置及び姿勢の少なくとも1つを提供することができる。
 本開示の技術の第4の態様は、航空機の応答特性を評価するための情報の姿勢として、航空機のヨー角、ピッチ角及びロール角の少なくとも1つを提供することができる。
 本開示の技術の第5の態様は、支柱が伸縮可能であるので、航空機が上下方向に移動することができる。
 本開示の技術の第6の態様は、航空機が上下方向に移動することができる。
 本開示の技術の第7の態様は、連結部がユニバーサルジョイントであるので、載置台が3次元的に回動可能とすることができる。
 本開示の技術の第8の態様は、航空機保持装置は、複数の移動部材を下面に備えた基体を備えているので、航空機保持装置を、航空機保持装置が設けられた場所の面に沿って移動することができる。
 本開示の技術の第9の態様は、航空機は無線操縦可能な航空機であるので、無線操縦可能な航空機の飛行の応答特性を評価するための情報を提供することができる。
 本開示の技術の第10の態様は、航空機の現実の移動状態を検出することができる。
  本開示の技術の第11の態様は、航空機応答特性提供システムに用いられる航空機保持装置を提供することができる。
 本開示の技術の第12の態様は、航空機保持装置を、航空機保持装置が設けられた場所の面に沿って移動する。
 本開示の技術の第13の態様は、航空機応答特性提供システムに用いられる情報出力装置を提供することができる。
実施の形態の航空機応答特性提供システム100の概略図である。 主としてドローン10及び航空機保持装置150の各々の概略構成を示す図である。 伸縮可能な支柱110が伸びた状態の航空機保持装置150を示す図である。 支柱110が伸びた状態での、円筒体110N1の上端部と、円筒体110N2の下端部との構造を示す断面図である。 載置台114にドローン10が載置され且つ支柱110が伸びた状態で、載置台114が支柱110の一端を基準に、紙面に向かって右側が下方に左側が上方に傾斜した様子を示す図である。 情報出力装置170の概略ブロック図である。 情報出力装置170のCPU212の機能ブロック図である。 情報出力装置170のCPU212が実行する情報出力処理プログラム222Pのフローチャートである。 ドローン10の応答特性を評価するための情報を表示するディスプレイ224のスクリーン224Sを示す図である。 ディスプレイ224に表示される、スタートボダンがオンされたときからストップボタンがオンされるまでの間のドローン10の高さの時間変化のグラフである。 ディスプレイ224に表示される、スタートボダンがオンされたときからストップボタンがオンされるまでの間のドローン10のピッチ角の時間変化のグラフである。 第1の変形例の航空機保持装置150C1の概略構成を示す図である。 第1の変形例のドローン10が、載置台114に保持された状態で、上昇する様子を示す図である。 第2の変形例の航空機保持装置150C2の概略構成を示す図である。 第2の変形例のドローン10ドローン10が、載置台114に保持された状態から若干上昇し、支持柱420N1~420N4が倒れた様子を示す図である。
 以下、図面を参照して、本開示の技術の実施の形態を説明する。
 図1には、実施の形態の航空機応答特性提供システム100の概略図が示されている。図1に示すように、航空機応答特性提供システム100は、載置された航空機10を保持する航空機保持装置150(図2も参照)と、航空機保持装置150に載置された航空機10の応答特性を評価するための情報を出力(例えば、表示)する情報出力装置170と、を備える。航空機応答特性提供システム100は、横風等を受ける可能性がない屋内に配置されている。よって、後述する制限飛行試験を、無風状態で行うことができる。
 本実施の形態では、航空機として、ドローン10を例にとり説明する。
 オペレータは、ドローン10を所望の方向に移動(即ち、飛行)させるため、操作装置50を操作する。操作装置50は、操作された内容に従った移動の内容を示す指示信号をドローン10に送信する。ドローン10は、操作装置50から受信した、移動の内容を示す指示信号に応じて移動する機能を有する。
 操作装置50は、本開示の技術の「指示装置」の一例である。
 図2には、主としてドローン10及び航空機保持装置150の各々の概略構成を示す図が示されている。ドローン10の構成は周知であるので、詳細な説明は省略するが、図2に示すように、ドローン10は、本体12と、本体12から伸びる複数(例えば、4本)のアーム14と、複数のアーム14の各々の先端に設けられたモータ16と、モータ16により回転するプロペラ18と、本体12を支持する4本の支持部20と、を備えている。本体12には、図示しない通信装置及びフライトコントローラを備えている。通信装置が、操作装置50から、移動の内容を示す指示信号を受信すると、フライトコントローラは、受信した指示信号により示される移動の内容に従って、ドローン10が移動するように、各モータ16を制御する。
 航空機保持装置150は、載置台114と、載置台114に載置されるドローン10を保持する保持部116と、載置台114を一端(即ち、上端)で支える上下方向に伸縮可能な支柱110と、支柱110の一端を基準に載置台114が3次元的に回動可能に、支柱110の一端と載置台114とを連結するユニバーサルジョイント(universal joint、即ち、自在継手)112と、を備える。載置台114には、図1に示すように、軽量化のため、網目状に複数の開口が形成されている。保持部116としては、例えば、オペレータがドローン10の支持部20を載置台114に結束させる結束バンド等を用いることができる。
 ユニバーサルジョイント112は、本開示の技術の「連結部」の一例である。なお、ユニバーサルジョイントに代えて、ボールジョイントを用いてもよい。
 航空機保持装置150は、基体118と、基体118の上面に設けられた複数の支持柱120N1~120N4と、基体118の下面に設けられた複数のキャスター(移動部材)122N1~122N4と、を備える。基体118の上面の形状及び大きさは、載置台114の下面の形状及び大きさと略同様であり、基体118の上面の形状及び載置台114の下面の形状は、例えば、正方形である。支持柱120N1~120N4は、基体118の上面の各隅に固定されている。支持柱120N1~120N4の個数は、4個である。
 支持柱120N1~120N4は、一端(即ち、上端)で載置台114を支え、下端が基体118の上面に固定されている。
 キャスター122N1~122N4は、本開示の技術の「移動部材」の一例である。
 航空機保持装置150は、基体118の下面に複数のキャスター122N1~122N4が設けられているので、航空機保持装置150が設けられた場所の面に沿って移動することができる。
 図3には、伸縮可能な支柱110が伸びた状態が示されている。図3に示すように、支柱110は、各々軸方向の長さが同じであり且つ断面半径が異なる複数(例えば、4個)の円筒体110N1~110N4を備えている。複数の円筒体110N1~110N4は、外側から内側に、断面半径が大きい順に、同心状に配置される。内側の3個の円筒体110N2~110N4は、上下方向(即ち、軸方向)に移動可能であるが、最も外側の円筒体110N1の下端は基体118に固定されている。
 図4には、支柱110が伸びた状態での、外側の円筒体110N1の上端部と、内側の円筒体110N2の下端部との構造を示す断面図が示されている。図4に示すように、円筒体110N1の内面には、軸方向に溝が上端から下端まで形成され、溝の上端部側には、円筒体110N2が上昇及び下降しやすいようにするため、複数(例えば、4個)のローラ110N11が軸110N12を中心に回転可能に、取り付けられている。このように、外側の円筒体110N1は、回転可能に取り付けられている複数のローラ110N11を介して、内側の円筒体110N2に接する。よって、円筒体110N2が上昇及び下降する際の円筒体110N1と円筒体110N2との間の摩擦係数を、ローラ110N11を設けず、円筒体110N2が、円筒体110N2の外面と円筒体110N1の内面とが直接接して、上昇及び下降する場合に比較して、小さくすることができる。なお、図示はしていないが、円筒体110N2の下端には、円筒体110N2が上昇した場合に、円筒体110N2が円筒体110N1から外れないように、上記溝に沿って上昇し且つ少なくとも1つのローラ110N11に当たる位置に、少なくとも1つの突起が設けられる。本実施の形態では、突起は4個設けられ、4個の突起のそれぞれは、4個のローラ110N11のそれぞれに当たる位置に配置されている。ローラ110N11が設けられる点は、円筒体110N2、110N3も同様であり、突起が設けられる点は、円筒体110N3、110N4も同様であるので、その説明を省略する。
 なお、ローラに代えてボール(即ち、球)を用いてもよい。
 航空機10の上昇に伴って載置台114が上昇することにより支柱110が伸びる。具体的には、載置台114が上昇することにより、まず、載置台114にユニバーサルジョイント112を介して連結されている円筒体110N4が、載置台114に引っ張られることにより、上昇する。円筒体110N4が上昇し続けると、円筒体110N4の各突起が、円筒体110N3のローラ110N11に当たり、円筒体110N3が上昇し始める。円筒体110N3が上昇し続けると、円筒体110N3の各突起が、円筒体110N2のローラ110N11に当たり、円筒体110N2が上昇し始める。円筒体110N2が上昇し続けると、円筒体110N2の各突起が、円筒体110N1のローラ110N11に当たる。円筒体110N1の下端は基体118に固定されている。よって、円筒体110N2の各突起が円筒体110N1のローラ110N11に当たるまで、円筒体110N2が上昇すると、各円筒体110N4~110N2の上昇が停止する。この場合、支柱110の長さは予め定められた最大長さである。
 航空機10の下降に伴って載置台114が下降すると、円筒体110N4~110N2が下降する。円筒体110N2の下端が基台118に到達すると、円筒体110N2の下降が停止し、円筒体110N4、110N3が下降する。円筒体110N3の下端が基台118に到達すると、円筒体110N3の下降が停止し、円筒体110N4が下降する。円筒体110N4の下端が基台118に到達すると、円筒体110N4の下降が停止する。この場合、支柱110の長さは予め定められた最小長さである。
 図5には、載置台114にドローン10が保持され且つ支柱110が伸びた状態で、載置台114が支柱110の一端を基準に3次元的に回動、具体的には、紙面に向かって右側が下方に左側が上方に傾斜した様子が示されている。上記のように、支柱110の一端と載置台114とはユニバーサルジョイント112で連結されている。よって、載置台114が支柱110の一端を基準に3次元的に回動することができる。また、上記のように、航空機保持装置150は、複数のキャスター122N1~122N4により、航空機保持装置150が設けられた場所の面に沿って移動することができる。
 上記のように、ドローン10は、操作装置50から受信した移動の内容を示す指示信号に応じて、移動する。具体的には、ドローン10は、3次元の各方向、例えば、上昇、下降、水平方向、上昇と水平方向とを組み合わせた方向(即ち、斜め上方向)、及び、下降と水平方向とを組み合わせた方向(即ち、斜め下方向)に移動することができる機能を有する。
 上記のようにドローン10は、基体118に固定され且つ伸縮可能な支柱110の一端に連結された載置台114に、保持部116により、保持されている。
 従って、例えば、ドローン10は、上昇する場合、支柱110が最大長さとなるまで、載置台114を伴って、上昇する。ドローン10は、下降する場合、支柱110が最小長さとなるまで、載置台114を伴って、下降する。
 また、ドローン10が、水平方向に移動しようとすると、傾斜しながら、ドローン10は、載置台114、支柱110、及び基体118を伴って、即ち、航空機保持装置150の全体が水平方向に移動する。
 更に、上昇と水平方向とを組み合わせた方向(即ち、斜め上方向)に移動する場合、ドローン10は、傾斜しながら、支柱110が最大長さとなるまで、上昇すると共に、航空機保持装置150の全体は、水平方向に移動する。なお、斜め上方向に移動する場合は、単に水平方向に移動する場合に比較して、ドローン10の傾斜角は、小さく、航空機保持装置150の全体が水平方向に移動する単位時間当たりの移動量は、小さい。
 また、下降と水平方向とを組み合わせた方向(即ち、斜め下方向)に移動する場合、ドローン10は、傾斜しながら、支柱110が最小長さとなるまで、下降すると共に、航空機保持装置150の全体は、水平方向に移動する。なお、斜め下方向に移動する場合は、単に水平方向に移動する場合に比較して、ドローン10の傾斜角は、小さく、航空機保持装置150の全体が水平方向に移動する単位時間当たりの移動量は、小さい。
 そして、ドローン10に不具合がなく、ドローン10が予め定められた応答特性を有していれば、ドローン10は、操作装置50から受信した移動の内容を示す指示信号に応じて、移動する。ここで、本開示の技術の応答特性とは、ドローン10が、操作装置50からの指示信号により示される移動の内容に応じた移動をどれだけできるかを示す特性をいう。よって、例えば、ドローン10が予め定められた応答特性を有していれば、ドローン10は、操作装置50から、上昇が指示されば上昇し、下降が指示されれば下降し、水平移動が指示されれば、水平方向に移動し、斜め上方又は下方の移動が指示されれば、斜め上方又は下方に移動する。
 図6Aには、情報出力装置170の概略ブロック図が示されている。図6に示すように、情報出力装置170は、ドローン10の移動状態を、各々異なる方向から検出する複数のカメラ202N1~202N4(図1も参照)と、計算記憶装置200と、を備えている。カメラ202N1~202N4は、撮影して得られた画像を通信する通信機能を有する。カメラ202N1~202N4は、上記屋内の壁又は柱に配置されている。
 カメラ202N1~202N4は、ドローン10の移動状態を、異なる4つの方向から撮影するように、配置されている。具体的には、カメラ202N1とカメラ202N3とは、対向するように配置され、カメラ202N2とカメラ202N4とは、対向するように配置されている。より具体的には、カメラ202N1とカメラ202N3とのドローン10を撮影する中心軸の方向は、第1の平面に位置する。カメラ202N2とカメラ202N4とのドローン10を撮影する中心軸の方向は、第2の平面に位置する。第1の平面と第2の平面とは直角に交差する。
 計算記憶装置200は、コンピュータ210と、各々コンピュータ210に接続されている2次記憶装置222、通信インターフェース(I/F)226、及びディスプレイ224と、を備えている。通信インターフェース(I/F)226は、操作装置50から上記移動の内容を示す指示信号を受信すると共に複数のカメラ202N1~202N4からの画像信号を受信する。コンピュータ210は、CPU212、ROM214、RAM216、及び入出力(I/O)ポート218を備えている。CPU212、ROM214、RAM216、及びI/Oポート218は、バス220を介して、相互に接続されている。I/Oポート218には、2次記憶装置222、通信I/F226、及びディスプレイ224が接続されている。図6Aに示す例では、計算記憶装置200は、1つの通信インターフェース(I/F)226を備えている。しかしながら、通信インターフェース(I/F)226は、操作装置50及び複数のカメラ202N1~202N4について複数設けられてもよい。
 ROM214(又は2次記憶装置222)には、後述する情報出力処理プログラム222P(図7参照)が記憶されている。ROM214(又は2次記憶装置222)から情報出力処理プログラム222PがRAM214に読み出され、CPU212により実行され、後述する情報出力処理が実行される。ROM214又は2次記憶装置222は、一時的でない有形のコンピュータが可読可能な記録媒体(non-transitory tangible Computer Readable media)の一例である。
 ROM214又は2次記憶装置222には、応答特性が異なる複数の種類のドローンの各々の応答特性が、ドローンの種類を示すデータに対応して、記憶されている。上記のように、本開示の技術の応答特性とは、ドローンが、操作装置からの指示信号により示される移動の内容に応じた移動をどれだけできるかを示す特性をいう。移動には、上昇、下降、水平移動、斜め上方の移動、及び斜め下方の移動の要素がある。よって、ROM214又は2次記憶装置222には具体的には、各種類のドローンの載置台114を伴い且つ指示信号に応じた、上昇又は下降する単位時間当たりの移動量、ドローン10の傾斜角度、及び、ドローン10が水平方向に移動する単位時間当たりの移動量が記憶されている。このように、ROM214又は2次記憶装置222に各種類のドローンの応答特性を記憶しているので、情報出力装置170のCPU212は、ドローン10の種類の応答特性を用いて、指示信号を受信した時から所定時間経過後のドローン10の位置と姿勢を推定することができる。
 図6Bには、CPU212の機能ブロック図が示されている。CPU212の機能は、処理機能、推定機能、取り込み機能、計算機能、及び記憶機能を有する。図6Bに示すように、CPU212は、情報出力処理プログラム222Pを実行することにより、処理部502、推定部504、取り込み部506、計算部508、及び記憶部510として機能する。
 次に、本実施の形態の作用を説明する。
 詳細には後述するが、情報出力装置170のCPU212は、上記移動の内容とドローン10の現実の移動の内容とに基づいて、ドローン10の応答特性を評価するための情報が表示されるように、ディスプレイ224を制御する。
 詳細には後述するが、ドローン10の応答特性を評価するための情報には、次の情報がある。第1に、操作装置50により指示した移動の内容に基づくドローン10の理想の移動状態及びカメラ202N1~202N4により検出されたドローン10の現実の移動状態がある。第2に、ドローン10の理想の移動状態とドローン10の現実の移動状態との一致の度合いを示す値がある。移動状態は、ドローン10の位置及び姿勢であり、姿勢は、ドローン10のヨー角、ピッチ角及びロール角で表される。
 組み立てが完成したドローン10が予め定められた応答特性を有していれば、ドローン10は、操作装置50から受信した、移動の内容を示す指示信号に応じた移動をする。しかし、組み立てが完成したドローン10が、何らかの不具合を有し、予め定められた応答特性を有していなければ、ドローン10は、操作装置50から受信した、移動の内容を示す指示信号に応じた移動をしない。
 組み立てが完成した段階では、ドローン10が、予め定められた応答特性を有しているか否かはわからない。組み立てが完成したドローン10が予め定められた応答特性を有しているか否かを確認するためには、ドローン10を、実際に自由に試験飛行させることも考えられる(即ち、自由飛行試験)。
 しかし、実際に試験飛行させたドローン10が予め定められた応答特性を有していない場合、移動の途中で、墜落し、ドローン10が破壊してしまう場合がある。
 そこで、本実施の形態では、組み立てが完成したドローン10が予め定められた応答特性を有しているかを確認するため、ドローン10を現実に飛行させる飛行試験(即ち、自由飛行試験)はせず、制限飛行試験を行う。具体的には、オペレータは、ドローン10を、航空機保持装置150に保持した状態で、移動させる。具体的には、オペレータは、まず、ドローン10を、載置台114に載置し、4本の支持部20の先端を保持部116により載置台114に保持させる。次に、オペレータは、載置台114に保持したドローン10を移動させるため、操作装置50を操作する。操作された操作装置50は、操作された内容の通り移動するように、当該移動の内容を示す指示信号を送信する。操作装置50から送信された、移動の内容を示す指示信号は、ドローン10により受信され、ドローン10は、受信した、移動の内容を示す指示信号に応じて移動しようとする。例えば、上記のように、ドローン10は、上昇又は下降しようとすると、載置台114を伴って上昇又は下降しようとする。また、ドローン10は、水平方向に移動しようとすると、航空機保持装置150の全体が水平方向に移動しようとする。操作装置50から送信された、移動の内容を示す指示信号は、情報出力装置170も受信する。
 図7には、情報出力装置170のCPU212が実行する情報出力処理プログラム222Pのフローチャートが示されている。図7に示す情報出力処理プログラム222Pでは、組み立てが完成したドローン10が予め定められた応答特性を有しているか否かを後に確認できるように、ドローン10の応答特性を評価するための情報が2次記憶装置222に出力(即ち、記憶)される。
 情報出力処理プログラム222Pは、ドローン10の種類を示すデータが、図示しないマウスやキーボード等の入力部から入力され、コンピュータ210に接続された図示しないスタートボダンがオンされたときにスタートし、コンピュータ210に接続された図示しないストップボタンがオンされたときに終了する。その他、通信I/F226が、操作装置50からのスタート指示信号を受信したときにスタートし、操作装置50からのストップ指示信号を受信したときに終了するようにしてもよい。
 スタートボダンがオンされると、ステップ602で、処理部502は、通信I/F226を介して、操作装置50から、ドローン10の移動の内容を示す指示信号を受信したか否かを判断する。
 上記のように、オペレータにより操作された操作装置50は、操作された内容の通り移動するように、当該移動の内容を示す指示信号を送信する。操作装置50から送信された、移動の内容を示す指示信号は、ドローン10に受信されると共に、通信I/F226により受信される。移動の内容を示す指示信号が、通信I/F226により受信されると、ステップ602の判定は肯定判定となる。移動の内容を示す指示信号が、通信I/F226により受信されないと、ステップ602の判定は否定判定となり、ステップ602の判定が肯定判定となるまで、ステップ602の処理が繰り返し実行される。
 ステップ602の判定が肯定判定となると、情報出力処理は、ステップ604に進む。ステップ604で、取り込み部506は、カメラ202N1~202N4の各々から各画像信号を、通信I/F226を介して、取り込む。
 ステップ606で、処理部502は、ステップ604で各画像信号が取り込まれた時から時間tが経過したか否かを判断する。ステップ606の判定が否定判定の場合、ステップ606の判定が肯定判定となるまで、ステップ606の処理が繰り返し実行される。
 ステップ606の判定が肯定判定となると、情報出力処理は、ステップ608に進む。ステップ608で、取り込み部506は、カメラ202N1~202N4の各々から各画像信号を、通信I/F226を介して、取り込む。
 ステップ610で、計算部508は、ステップ604で取り込まれた各画像信号からドローン10の位置及び姿勢を計算すると共に、ステップ604で取り込まれた各画像信号とステップ608で取り込まれた各画像信号とから、ドローン10の移動方向及び移動速度を計算する。
 具体的には、計算部508は、ステップ604で取り込まれた各画像信号とステップ608で取り込まれた各画像信号とに対して、画像マッチング等により各画像におけるドローン10の所定位置(例えば、本体12の中央の位置)を特定し、特定した所定位置から、三角測量の原理を用いて、上記所定位置の後述する3次元空間の位置を計算する。計算部508は、カメラ202N1~202N4の各々で予め撮影されたドローン10の、例えば、本体12の各傾斜の度合いから、ドローン10の姿勢を計算する。
 計算部508は、ステップ604で取り込まれた各画像信号の画像中の本体12の位置とステップ608で取り込まれた各画像信号の画像中の本体12の位置とから、ドローン10の移動方向及び移動速度を計算する。なお、移動速度を計算する際には、時間tが使用される。
 ステップ612で、推定部504は、ROM214又は2次記憶装置222にドローン10の種類を示すデータに対応して記憶されている応答特性と、指示信号の内容と、ドローン10の位置、姿勢、移動方向、及び移動速度とから、ドローン10の、ステップ602の判定が肯定判定となった時から所定時間後の位置と姿勢を推定する。なお、所定時間は、時間tより長い予め定められた時間である。
 ステップ614で、処理部502は、ステップ602の判定が肯定判定となった時から所定時間が経過したか否かを判断する。ステップ614の判定が否定判定の場合、ステップ614の判定が肯定判定となるまで、ステップ614の処理が繰り返し実行される。
 ステップ614の判定が肯定判定となると、情報出力処理は、ステップ616に進む。
 ステップ616で、取り込み部506は、ドローン10の現実の移動内容、例えば、カメラ202N1~202N4の各々から各画像を、通信I/F226を介して、取り込む。
 ステップ618で、計算部508は、取り込んだ各画像から、ドローン10の位置と姿勢とを計算する。
 ステップ620で、記憶部510は、ステップ612で推定されたドローン10の位置及び姿勢(即ち、理想の位置及び姿勢(理想の移動状態ともいう))と、ステップ618で計算したドローン10の位置及び姿勢(即ち、現実の位置及び姿勢(現実の移動状態ともいう))とを、ステップ616で取り込んだ各画像及び情報出力処理プログラム222Pがスタートしてからの経過時間と共に、2次記憶装置222に、出力する。
 ステップ622で、処理部502は、図示しないストップボタンがオンされたか否かを判断することにより、情報出力処理プログラム222Pを終了するか否かを判断する。ストップボタンがオンされなければ、ステップ622は否定判定となり、情報出力処理はステップ602に戻り、以上の処理(即ち、ステップ602~622)を実行する。ストップボタンがオンされると、ステップ622は肯定判定となり、情報出力処理プログラム222Pが終了する。
 以上説明したように、スタートボダンがオンされたときから、ストップボタンがオンされるまでの間に、操作装置50からの指示信号を受信する毎に、ドローン10の理想の位置及び姿勢と、現実の位置及び姿勢とが対応して、ステップ616で取り込んだ各画像及び情報出力処理プログラム222Pがスタートしてからの経過時間と共に、2次記憶装置222に記憶される。なお、上記のように、姿勢は、ドローン10のヨー角、ピッチ角、及びロール角で表される。
 2次記憶装置222に、各々対応して記憶されているドローン10の理想の位置及び姿勢(理想の移動状態)と、現実の位置及び姿勢(現実の移動状態)とは、本開示の技術の「応答特性を評価するための情報」の一例である。
 ところで、情報出力処理プログラム222Pが終了した後、図示しない表示ボタンがオンされると、処理部502は、ドローン10の応答特性を評価するための情報を、ディスプレイ224に表示する。
 図8には、ドローン10の応答特性を評価するための情報を表示するディスプレイ224のスクリーン224Sが示されている。図8に示すように、スクリーン224は、3個のエリア224S1、224S2、224S3を有する。
 エリア224S1について説明する。処理部502は、カメラ202N1~202N4の各々で予め撮影されたドローン10の各画像を、指示信号を受信してから所定時間経過した時のドローン10の理想の移動状態(位置及び姿勢)に対応するように、変形する。処理部502は、エリア224S1に、カメラ202N1~202N4毎に切り替えて、上記変形した画像を、指示信号を受信してから所定時間経過した時に対応して表示する。
 次に、エリア224S2を説明する。処理部502は、エリア224S2に、指示信号を受信してから所定時間経過した時のカメラ202N1~202N4で得られたドローン10の現実の画像を、カメラ202N1~202N4毎に切り替えて、表示する。
 エリア224S2に示されるドローン10の現実の移動状態の画像が、エリア224S1に示されるドローン10の理想の移動状態の画像と、位置及び姿勢において、異なれば異なるほど、ドローン10の現実の応答特性が、ドローン10の種類の上記記憶された応答特性より悪いことが理解される。
 以上の例では、処理部502は、エリア224S1とエリア224S2とに、カメラ202N1~202N4毎に切り替えて、上記変形した画像とドローン10の現実の画像とを表示しているが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、エリア224S1とエリア224S2との各領域を、カメラ202N1~202N4に対応するようにカメラの個数で分割し、各領域に、上記各変形した画像とドローン10の各現実の画像とを表示してもよい。
 エリア224S2に示されるドローン10の現実の移動状態の画像及びエリア224S1に示されるドローン10の理想の移動状態の画像は、本開示の技術の「応答特性を評価するための情報」の一例である。
 エリア224S3は、指示信号を受信してから所定時間経過した時のドローン10の理想の位置及び姿勢と現実の位置及び姿勢との一致の度合いを示す値を表示するエリアである。
 ここで、一致の度合いを示す値を説明する。一致の度合いを示す値には、第1の値~第5の値がある。
 一致の度合いを示す第1の値~第5の値は、本開示の技術の「応答特性を評価するための情報」の一例である。
 一致の度合いを示す第1の値は、指示信号を受信してから所定時間経過した時のドローン10の理想の3次元空間の位置と現実の3次元空間の位置との一致の度合いを示す値である。
 支柱110が伸びていない当初の航空機保持装置150の載置台114の中心が、3次元空間の原点、具体的には、3次元空間における3方向(X方向、Y方向、及びZ方向)の中心の位置(即ち、原点)とされる。航空機保持装置150の載置台114の中心を通る平面において、載置台114の中心を通る所定方向がX方向として定められ且つY方向として、X方向に垂直な方向が定められる。Z方向が、X方向及びY方向の各々に垂直な方向(鉛直方向、つまり、高さ方向)として定められる。
 一致の度合いを示す第1の値は、指示信号を受信してから所定時間経過した時のドローン10の本体12の中心の理想の3次元空間の位置(X0,Y0,Z0)と現実の3次元空間の位置(Xa,Ya,Za)との一致の度合いである。より詳細に説明すると、第1の値は、指示信号を受信してから所定時間経過した時のXa/X0、Ya/Y0、Za/Z0、及びこれらの平均値である。
 一致の度合いを示す第2~4の値は、指示信号を受信してから所定時間経過した時のドローン10の理想の姿勢と現実の姿勢との一致の度合いを示す値である。姿勢は、ドローン10の本体12の中心を基準とした3次元座標において、各軸回りの回転角であるヨー角、ピッチ角、及びロール角で表される。指示信号を受信してから所定時間経過した時のドローン10の理想のヨー角をY0とし、現実のヨー角をYaとすると、第2の値は、Ya/Y0である。指示信号を受信してから所定時間経過した時のドローン10の理想のピッチ角をP0とし、現実のピッチ角をPaとすると、第3の値は、Pa/P0である。指示信号を受信してから所定時間経過した時のドローン10の理想のロール角をR0とし、現実のロール角をRaとすると、第4の値は、Ra/R0である。
 一致の度合いを示す第5の値は、エリア224S2に示されるドローン10の現実の状態の画像及びエリア224S1に示されるドローン10の理想の状態の画像の一致の度合いを示す値である。具体的には、ドローン10の現実の状態の画像とドローン10の理想の状態の画像との各々から、ドローン10の対応する複数の点を抽出する。対応するドローン10の複数の点としては、例えば、各プロペラの中心点、本体の中心点等である。次に、例えば、ドローン10の現実の状態の画像から抽出した複数の点を、ドローン10の理想の状態の画像に重畳する。ドローン10の現実の状態の画像から抽出し理想の状態の画像に重畳した複数の点と、理想の状態の画像から抽出した複数の点との間の統計値を、一致の度合いを示す第5の値として、計算する。
 具体的には、ドローン10の現実の状態の画像から抽出した第1~第4のプロペラの中心点をドローン10の理想の状態の画像に重畳し、重畳した第1~第4のプロペラの中心点と、ドローン10の理想の状態の画像から抽出した第1~第4のプロペラの中心点との統計値を計算する。統計値は、具体的には、重畳した第1~第4のプロペラの中心点のそれぞれと理想の状態の画像から抽出した第1~第4のプロペラの中心点のそれぞれとの間の距離の合計、当該距離の最大値、及び当該距離の最大値から最小値を減算した値等である。
 なお、ドローン10の理想の状態の画像から抽出した複数の点を、ドローン10の現実の状態の画像に重畳して、第5の値を計算してもよい。
 エリア224S3には、一致の度合いを示す第1の値~第5の値と共に、その値の説明を表示してもよい。例えば、第1の値の説明としては、「ドローン10の理想の3次元空間の位置と現実の3次元空間の位置との一致の度合いを示す値」である。なお、第2の値~第5の値の説明も、第1の値の説明と同様に、各値の定義である。
 エリア224S3に表示される第1の値~第4の値の各々が1から異なれば異なるほど、ドローン10の現実の応答特性が、ドローン10の種類の上記記憶された応答特性より悪いことが理解される。エリア224S3に表示される第5の値が0より大きければ大きいほど、ドローン10の現実の応答特性が、ドローン10の種類の上記記憶された応答特性より悪いことが理解される。
 図9には、ディスプレイ224に表示される、スタートボダンがオンされたときから、ストップボタンがオンされるまでの間の情報出力処理プログラム222Pがスタートしてからの経過時間に対するドローン10の高さの変化のグラフが示されている。ドローン10の理想の高さの時間変化が実線で示され、ドローン10の現実の高さの時間変化が点線で示されている。点線で示されるドローン10の現実の高さの時間変化が、実線で示されドローン10の理想の高さの時間変化から異なれば異なるほど、ドローン10の応答特性が、より悪いことが理解される。具体的には、図9に示す例では、操作装置50から送信された指示信号により示される移動の内容は、実線で示すように、支柱110が伸びていない当初の時から徐々に上昇させ、所定の高さで空中停止飛行(即ち、ホバリング(hovering))させるものである。しかし、ドローン10の現実の移動は、点線で示すように、支柱110が伸びていない当初の時から徐々に上昇し、空中停止飛行しているが、上昇速度及び空中停止飛行する高さが所定の高さより低かった。よって、ドローン10の上昇速度の現実の応答特性が、ドローン10の種類の上記記憶された上昇速度の応答特性より悪いが、ドローン10は上昇しているので、ドローン10の現実の応答特性は、落下するぐらい悪いわけでない、ことが理解される。
 図10には、ディスプレイ224に表示される、スタートボダンがオンされたときから、ストップボタンがオンされるまでの間の情報出力処理プログラム222Pがスタートしてからの経過時間に対するドローン10のピッチ角の変化のグラフが示されている。ドローン10の理想のピッチ角の時間変化が実線で示され、ドローン10の現実のピッチ角の時間変化が点線で示されている。点線で示されるドローン10の現実のピッチ角の時間変化が、実線で示されドローン10の理想のピッチ角の時間変化から異なれば異なるほど、ドローン10の応答特性が、より悪いことが理解される。具体的には、図10に示す例では、操作装置50から送信された指示信号により示される移動の内容は、実線で示すように、ピッチ角が、スタートボダンがオンされたときから、徐々に大きくなり、所定の角度でほぼ変化しないものである。しかし、ドローン10の現実の移動は、点線で示すように、ピッチ角が、スタートボダンがオンされたときから、徐々に大きくなったが、その大きくなる速度が、指示信号により示される移動の内容より、小さく、また、所定の角度でほぼ変化しなくなるタイミングが、指示信号により示される移動の内容より、遅れた。よって、ドローン10のピッチ角の現実の応答特性が、ドローン10の種類の上記記憶された上昇速度の応答特性より悪いが、ドローン10のピッチ角は上昇しているので、ドローン10の現実の応答特性は、落下するぐらい悪いわけでない、ことが理解される。
 なお、その他のロール角及びヨー角についても、ピッチ角と同様に、表示してもよい。
 以上説明したように本実施の形態の航空機応答特性提供システムは、オペレータが操作装置50を操作して、ドローン10を、載置台114に保持した状態で、飛行させた場合の、ドローン10の飛行の応答特性を評価するための情報を提供すること、具体的には、記憶することができる。より具体的には、本実施の形態は、第1に、操作装置50により指示した移動の内容に基づくドローン10の移動状態及び検出されたドローン10の移動状態、第2に、操作装置50により指示した移動の内容に基づくドローン10の移動状態と検出されたドローン10の移動状態との一致の度合いを示す値を記憶することができる。特に、本実施の形態は、移動状態として、ドローン10の位置及び姿勢、更には、姿勢として、ドローン10のヨー角、ピッチ角及びロール角を記憶することができる。
 そして、本実施の形態は、航空機応答特性提供システムに用いられる航空機保持装置と、航空機応答特性提供システムに用いられる情報出力装置とを提供することができる。
 また、本実施の形態の航空機保持装置150は、ドローン10を、載置台114に保持した状態で、3次元的に回動可能に保持することができる。よって、実際に試験飛行させずに、ドローン10の飛行の応答特性を評価するための情報を記憶することができる。従って、組み立てが完成したドローン10が、当該ドローン10の種類に応じた応答特性を有していない場合でも、移動試験(即ち、飛行試験)の途中で、墜落し、ドローン10が破壊してしまうことを防止することができる。
 本実施の形態は、航空機保持装置150の支柱が伸縮可能であるので、ドローン10が上下方向に移動することができる。本実施の形態は、支柱110の一端と載置台114とをユニバーサルジョイントで連結するので、3次元的に回動可能とすることができる。よって、本実施の形態は、ドローン10の上下方向の移動及び3次元的回動の応答特性を評価するための情報を提供することができる。
 本実施の形態は、航空機保持装置150の基体118の下面に複数のキャスター122N1~122N4を備えているので、ドローン10の水平移動又は斜め上方又は下方への移動に伴って、航空機保持装置150が、航空機保持装置150が設けられた場所の面に沿って移動することができる。よって、本実施の形態は、ドローン10の水平移動又は斜め上方又は下方への移動の応答特性を評価するための情報を提供することができる。
 前述した実施の形態では、ステップ620で、記憶部510は、ドローン10の理想の位置及び姿勢と、ドローン10の現実の位置及び姿勢とを対応して、各画像と共に2次記憶装置222に、出力することにより、2次記憶装置222に記憶している。本開示の技術はこれに限定されない。例えば、ステップ620で、ドローン10の理想の位置及び姿勢と、ドローン10の現実の位置及び姿勢とを対応して、各画像と共に2次記憶装置222に出力する代わりに、又は、2次記憶装置222に出力すると共に、処理部502は、ディスプレイ224に出力してもよい。これにより、ドローン10の理想の位置及び姿勢と、ドローン10の現実の位置及び姿勢とを対応して、ディスプレイ224にリアルタイムに表示することができる。このように本開示の技術は、ドローン10の理想の位置及び姿勢と、ドローン10の現実の位置及び姿勢とを対応して、2次記憶装置222に記憶したりディスプレイ224に表示したりする、つまり、ドローン10の飛行の応答特性を評価するための情報を提供することができる。
 2次記憶装置222及びディスプレイ224は、本開示の技術の「出力部」の一例である。
 前述した実施の形態では、ステップ610、618で、計算部508は、カメラ202N1~202N4の各々から取り込んだ各画像から、ドローン10の位置と姿勢とを計算する。本開示の技術はこれに限定されない。例えば、ドローン10において、GPS(Global Positioning System)を利用して、ドローン10の現実の位置を検出したり、ヨー角、ピッチ角及びロール角を検出する各種センサを用いてこれらの角を検出したりしてもよい。
 このようにGPSを利用して、ドローン10の現実の位置を検出したり、ヨー角、ピッチ角及びロール角を検出する各種センサを用いてこれらの角を検出したりする場合、カメラ202N1~202N4及びステップ604~608、616の処理を省略してもよい。しかし、カメラ202N1~202N4を省略せず、カメラ202N1~202N4の各々から取り込んだ各画像から、ドローン10の位置と姿勢とを計算すると共に、上記GPS及び各種センサを利用して、ドローン10の位置と姿勢とを検出し、各々の平均値を計算し、平均値を用いてもよい。
 以上説明した実施の形態では、ROM214又は2次記憶装置222に、応答特性が異なる複数の種類のドローンの各々の応答特性が、ドローンの種類を示すデータに対応して、記憶され、ドローン10の理想の位置及び姿勢を推定し、また、ドローン10の現実の位置及び姿勢を計算しているが、本実施の形態はこれに限定されない。例えば、操作装置50からの指示信号からドローンの移動の方向(理想の方向)を特定し、また、カメラにより得られた画像からドローンの移動の方向(現実の方向)を計算し、理想の方向と現実の方向とを、ドローン10の飛行の応答特性を評価するための情報として、記憶したり表示したりしてもよい。理想の方向と現実の方向との一致度を示す値を計算し、理想の方向と現実の方向との一致度を示す値を記憶したり表示したりしてもよい。よって、ROM214又は2次記憶装置222に、応答特性が異なる複数の種類のドローンの各々の応答特性を記憶していなくとも、ドローン10の飛行の応答特性を評価するための情報を提供することができる。
 現実の方向は、本開示の技術の「指示装置により指示した移動の内容に基づく空機の移動状態」の一例であり、理想の方向は、本開示の技術の「航空機の現実の移動状態」の一例である。
 次に、航空機保持装置150の変形例を説明する。以下に説明する変形例は、前述した実施の形態と同一の構成を有するので、同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略し、主として異なる部分を説明する。
(第1の変形例)
 図11には、第1の変形例の航空機保持装置150C1の概略構成が示されている。図12には、第1の変形例のドローン10が、載置台114に保持された状態で、上昇する様子が示されている。
 図11に示すように、航空機保持装置150C1では、前述した実施の形態の航空機保持装置150の基体118、支持柱120N1~120N4、及びキャスター122N1~122N4(図2も参照)が省略されている。
 航空機保持装置150C1は、載置台114を支持する、載置台114と略同じ形状及び略同じ大きさの支持台324と、支持台324の各隅を一端で支持し且つ他端で航空機保持装置150C1の設置場所に接する4本の支持柱320N1~320N4と、載置台114を支える支柱330とを備える。
 支柱330は、支持台324を支持する外筒体330N1と、内部柱330N2とを備える。内部柱330N2の下端には、第1の円板330N23(図12参照)が設けられている。内部柱330N2の、第1の円板330N23より所定距離上側には、第2の円板330N22が設けられている。第1の円板330N23及び第2の円板330N22は、第1の半径の円板である。なお、外筒体330N1の内部の断面の半径は、第1の半径より若干(即ち、所定長さ)長い。よって、内部柱330N2は、外筒体330N1の内部を上昇及び下降することができる。
 支持台324には、内部柱330N2が上昇及び下降することができるように、第1の半径よりも小さい第2の半径の開口326が形成されている。
 載置台114が、支柱330の内部柱330N2の一端(即ち、上端)を基準に、3次元的に回動可能に、支柱330の内部柱330N2の一端と載置台114とがユニバーサルジョイント112により連結されている。なお、ユニバーサルジョイントに代えて、ボールジョイントを用いてもよい。
 なお、ドローン10及び情報出力装置170の各々の構成及び作用も、前述した実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
 図12に示すように、ドローン10が、載置台114に保持された状態で、上昇すると、載置台114にユニバーサルジョイント112により連結された支柱330の内部柱330N2が、支持台324の開口326を介して上昇する。内部柱330N2の下端側に設けられた第2の円板330N22の第1の半径は、支持台324の開口326の第2の半径より大きい。よって、内部柱330N2が上昇すると、第2の円板330N22が支持台324の開口326の周囲に当たり、これ以降、内部柱330N2が上昇することができない。よって、第2の円板330N22は内部柱330N2の上昇のストッパの役割を有する。
 また、内部柱330N2の下端側には、各々第1の半径の第1の円板330N23と第2の円板330N22とが設けられているので、内部柱330N2が外筒体330N1の内部を上昇及び下降する際、内部柱330N2が傾斜することを防止することができる。
(第2の変形例)
 図13には、第2の変形例の航空機保持装置150C2の概略構成が示されている。図14には、ドローン10が、載置台114に保持された状態から若干(即ち、所定長さ)上昇し、支持柱420N1~420N4が倒れた様子が示されている。
 図13に示すように、航空機保持装置150C2は、前述した実施の形態の伸縮可能な支柱110に代えて、伸縮不可能な支持柱440を備えている。航空機保持装置150C2は、前述した実施の形態の基体118に固定された支持柱120N1~120N4に代えて、基体118にユニバーサルジョイント420J1~420J4を介して連結している4本の支持柱420N1~420N4を備えている。支持柱420N1~420N4の上端で載置台114の各隅を支持する。航空機保持装置150C2では、前述した実施の形態のキャスター122N1~122N4(図2も参照)が省略されている。なお、キャスター122N1~122N4を設けてもよい。
 載置台114が、支持柱440一端(即ち、上端)を基準に、3次元的に回動可能に、支持柱440の一端(即ち、上端)と載置台114とがユニバーサルジョイント112により連結されている。支持柱440の下端は、基体118に固定されている。
 上記のように伸縮不能な支持柱440と載置台114とがユニバーサルジョイント112により連結されているので、ドローン10は、載置台114に保持された状態で3次元的に回動可能であるが、上昇することはできない。
 なお、ドローン10の構成及び作用も、前述した実施の形態とほぼ同様であるので、その詳細な説明を省略し、取得して異なる部分を説明する。
 まず、オペレータは、図13に示すように、ドローン10を載置台114に保持し、載置台114を支持柱420N1~420N4により支持させておく。次に、オペレータは、操作装置50を操作させて、ドローン10を上昇させる。支持柱440の一端と載置台114とがユニバーサルジョイント112により連結されているが、ユニバーサルジョイント112の構造上、ドローン10は、若干(即ち、所定長さ)上昇する。
 ドローン10が若干(即ち、所定長さ)上昇すると、支持柱420N1~420N4は、図14に示すように、倒れる。よって、ドローン10は、載置台114に保持された状態で、上昇はしないが、3次元的に回動可能である。
 情報出力装置170の構成は、前述した実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。情報出力装置170の作用は、ドローン10の位置を計算及び検出しない点以外は、前述した実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
 以上説明した各例では、保持部116として、オペレータがドローン10の支持部20を載置台114に結束させる結束バンドを説明したが、本開示の技術はこれに限定されず、ドローン10の支持部20と載置台114との連結及び解除を自動的に行ってもよい。例えば、4本の支持部20の先端に貫通孔を形成する。また、モータの回転により、ラックアンドピニオン機構等の移動機構を介して、棒(例えば、ピニオン)を、載置台114に載置されたドローン10の各支持部20の先端の貫通孔に、挿入及び離脱させる。これにより、ドローン10の支持部20と載置台114との連結及び解除を行う。なお、移動機構には、ラックアンドピニオン機構の他、連結側又は離脱側に付勢された棒と、棒を
離脱側と離脱側との間を移動させる偏芯カムとを備える移動機構でもよい。
 上記のように、ドローン10の応答特性を評価するための情報を表示するディスプレイ224のスクリーン224S(図8参照)及び上記グラフ(図9、図10)の少なくとも何れかを見て、オペレータは、ドローン10の現実の応答特性を確認することができる。オペレータは、ドローン10の現実の応答特性が、ドローン10の種類の上記記憶された上昇速度の応答特性より悪くなく、自由飛行試験を行っても、落下しないと判断した場合、ドローン10の支持部20と載置台114との連結の解除を、情報出力装置170の計算記憶装置200のコンピュータ210(図6A参照)に入力装置228を介して、指示する。これにより、ドローン10の支持部20と載置台114との連結を解除させ、ドローン10に対して、自由飛行試験を行うことができる。
 以上説明した実施の形態及び各変形例では、ドローン10を用いて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、ドローンに代えて、その他の無人飛行機、例えば、無線操縦可能な飛行機及び無線操縦可能な無人ヘリコプタ、更には、有人航空機、例えば、無線操縦可能な人が乗ることができるヘリコプタを用いてもよい。
 本開示において、各構成要素(装置等)は、矛盾が生じない限りは、1つのみ存在しても2つ以上存在してもよい。
 以上説明した各例では、コンピュータを利用したソフトウェア構成により情報出力処理が実現される場合を例示したが、本開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、コンピュータを利用したソフトウェア構成に代えて、FPGA(Field-Programmable Gate Array)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア構成のみによって、情報出力処理が実行されるようにしてもよい。情報出力処理のうちの一部の処理がソフトウェア構成により実行され、残りの処理がハードウェア構成によって実行されるようにしてもよい。
 以上説明した情報出力処理はあくまでも一例である。従って、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよいことは言うまでもない。
 本明細書に記載された全ての文献、特許出願、及び技術規格は、個々の文献、特許出願、及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的にかつ個々に記載された場合と同様に、本明細書中に参照により取り込まれる。

Claims (13)

  1.  載置された航空機を保持する航空機保持装置と、
     前記航空機保持装置に保持された航空機の応答特性を評価するための情報を出力する情報出力装置と、
     を備える航空機応答特性提供システムであって、
     前記航空機保持装置は、
     載置台と、
     前記載置台に載置される航空機を保持する保持部と、
     前記載置台を支える支柱と、
     前記支柱の一端を基準に前記載置台が3次元的に回動可能に、前記支柱の一端と前記載置台とを連結する連結部と、
     を備え、
     前記航空機は、移動を指示する指示装置からの移動の内容を示す信号を受信し、受信した移動の内容を示す信号に応じて移動し、
     前記情報出力装置は、
     前記指示装置から前記移動の内容を示す信号を受信する受信部と、
     前記受信した信号の前記移動の内容と前記航空機の現実の移動の内容とに基づいて、前記航空機の応答特性を評価するための情報を出力する出力部と、
     を備える、
     航空機応答特性提供システム。
  2.  前記航空機の応答特性を評価するための情報は、前記指示装置により指示した移動の内容に基づく前記航空機の理想の移動状態及び前記航空機の現実の移動状態と、前記航空機の理想の移動状態と前記航空機の現実の移動状態との一致の度合いを示す値と、の少なくとも1つである、請求項1に記載の航空機応答特性提供システム。
  3.  前記移動状態は、前記航空機の位置及び姿勢の少なくとも1つである、請求項2に記載の航空機応答特性提供システム。
  4.  前記姿勢は、前記航空機のヨー角、ピッチ角及びロール角の少なくとも1つで表される、請求項3に記載の航空機応答特性提供システム。
  5.  前記支柱は、伸縮可能である、請求項1~請求項4の何れか1項に記載の航空機応答特性提供システム。
  6.  前記支柱は、各々が上下方向に移動可能であり且つ各々の断面半径が異なる複数の円筒体を備え、
     前記複数の円筒体は、外側から内側に、前記断面半径が大きい順に、同心状に配置される、
     請求項5に記載の航空機応答特性提供システム。
  7.  前記連結部は、ユニバーサルジョイントである、請求項1~請求項6の何れか1項に記載の航空機応答特性提供システム。
  8.  前記航空機保持装置は、複数の移動部材を下面に備えた基体を更に備え、
     前記支柱の他端が前記基体の上面に取り付けられる、
     請求項1~請求項7の何れか1項に記載の航空機応答特性提供システム。
  9.  前記航空機は、無線操縦可能な航空機である、請求項1~請求項8の何れか1項に記載の航空機応答特性提供システム。
  10.  前記航空機及び前記情報出力装置の少なくとも一方は、前記航空機の現実の移動状態を検出する検出部を備え、
     前記出力部が用いる前記航空機の現実の移動状態は、前記検出部により検出された現実の移動状態である、
     請求項1~請求項9の何れか1項に記載の航空機応答特性提供システム。
  11.  請求項1~請求項10の何れか1項に記載の航空機応答特性提供システムに用いられ、載置された航空機を保持する航空機保持装置であって、
     載置台と、
     前記載置台に載置される航空機を保持する保持部と、
     前記載置台を支える支柱と、
     前記支柱の一端を基準に前記載置台が3次元的に回動可能に、前記支柱の前記一端と前記載置台とを連結する連結部と、
     を備える航空機保持装置。
  12.  複数の移動部材を底部に備えた基体を更に備え、
     前記支柱の他端が前記基体の上面に取り付けられる、
     請求項11に記載の航空機保持装置。
  13.  請求項1~請求項10の何れか1項に記載の航空機応答特性提供システムに用いられ、載置された航空機を保持する航空機保持装置に保持された航空機の応答特性を評価するための情報を出力する情報出力装置であって、
     前記航空機は、移動を指示する指示装置からの移動の内容を示す信号を受信し、受信した移動の内容を示す信号に応じて移動し、
     前記情報出力装置は、
     前記指示装置から前記移動の内容を示す信号を受信する受信部と、
     前記受信した信号の前記移動の内容と前記航空機の現実の移動の内容とに基づいて、前記航空機の応答特性を評価するための情報を出力する出力部と、
     を備える、
     情報出力装置。
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JP2017132461A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 大分県 無人飛行体の特性計測装置及びそれを用いた無人飛行体評価システム
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