WO2023100832A1 - 液圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

実施形態に係る液圧制御装置は、ポンプを駆動するモータと、外面を有し、前記外面のうち前記モータに向く第1の面に開口するとともに前記ポンプを収容する第1の穴と、前記外面に開口する二つの第2の穴と、が設けられ、前記二つの第2の穴が第1の方向に間隔を介して並べられた、ハウジングと、前記ハウジングを貫通するとともに前記外面のうち前記第1の面と当該第1の面の反対側に位置する第2の面とに開口する貫通孔を通り、前記モータを駆動させる電流が流れる、電流供給部と、を備え、前記貫通孔は、前記二つの第2の穴の間に位置する第1の部位を有し、前記第1の方向における前記第1の部位の幅が、前記第2の面に沿うとともに前記第1の方向と直交する第2の方向における前記第1の部位の幅よりも短い。

Description

液圧制御装置
 本発明の実施形態は、液圧制御装置に関する。
 従来、ブレーキ装置の液路における圧力を調整する液圧制御装置が知られている。液圧制御装置は、例えば、液路と複数の穴とが設けられたハウジングを有する。当該複数の穴に、ポンプ及び電磁弁のような種々の部品が装着される。さらに、ポンプを駆動するモータから延びる端子が、ハウジングに設けられた貫通孔を通過して制御基板に接続される(特許文献1)。
特開2010-006367号公報
 しかしながら、従来の構成では、上記端子の数が多い場合、又は上記端子が大きい場合、貫通孔が大きくなってしまう。このため、他の穴と貫通孔との間に所定の距離が設けられると、ハウジングが大型化してしまう。
 そこで、本発明は上記に鑑みてなされたものであり、ハウジングの大型化を抑制可能な液圧制御装置を提供する。
 本発明の実施形態に係る液圧制御装置は、一例として、ポンプと、前記ポンプを駆動するモータと、外面を有し、前記外面のうち前記モータに向く第1の面に開口するとともに前記ポンプを収容する第1の穴と、前記外面に開口するとともに前記第1の穴から離間した二つの第2の穴と、が設けられ、前記二つの第2の穴が第1の方向に間隔を介して並べられた、ハウジングと、前記ハウジングを貫通するとともに前記外面のうち前記第1の面と当該第1の面の反対側に位置する第2の面とに開口する貫通孔を通り、前記モータを駆動させる電流が流れる、電流供給部と、を備え、前記貫通孔は、前記二つの第2の穴の間に位置する第1の部位を有し、前記第1の方向における前記第1の部位の幅が、前記第2の面に沿うとともに前記第1の方向と直交する第2の方向における前記第1の部位の幅よりも短い。よって、一例としては、液圧制御装置は、第1の方向における貫通孔の幅を拡大することなく、例えば、電流供給部の複数の導体の数を増加させること、及び複数の導体の間の間隔を拡大すること、が可能となる。従って、液圧制御装置は、二つの第2の穴の間の距離が長くなることを抑制できる。また、貫通孔が第1の穴と第2の穴との間に配置される場合に比べ、第2の穴が第1の穴により近く配置されることができる。例えば以上の理由より、液圧制御装置は、ハウジングの大型化を抑制できる。
図1は、第1の実施形態に係る液圧制御装置を概略的に示す断面図である。 図2は、第1の実施形態のハウジングを示す斜視図である。 図3は、第1の実施形態のハウジングを示す正面図である。 図4は、第1の実施形態のハウジングを示す背面図である。 図5は、第1の実施形態のモータ及びハーネスを概略的に示す斜視図である。 図6は、第1の実施形態のハウジング、モータ、及びハーネスを概略的に示す断面図である。 図7は、第2の実施形態に係るハウジング及びハーネスを分解して概略的に示す斜視図である。
(第1の実施形態)
 以下に、第1の実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。なお、本明細書においては基本的に、鉛直上方を上方向、鉛直下方を下方向と定義する。また、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称でも特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によっても説明され得る。
 図1は、第1の実施形態に係る液圧制御装置10を概略的に示す断面図である。液圧制御装置10は、例えば、自動車のような車両に搭載される。液圧制御装置10は、車両のブレーキ装置の液路における圧力(液圧)を調整する。なお、液圧制御装置10は、この例に限られない。
 各図面に示されるように、本明細書において、便宜上、X軸、Y軸及びZ軸が定義される。X軸とY軸とZ軸とは、互いに直交する。X軸は、液圧制御装置10の幅に沿って設けられる。Y軸は、液圧制御装置10の厚さに沿って設けられる。Z軸は、液圧制御装置10の高さに沿って設けられる。
 さらに、本明細書において、X方向、Y方向及びZ方向が定義される。X方向は、X軸に沿う方向であって、X軸の矢印が示す+X方向と、X軸の矢印の反対方向である-X方向とを含む。Y方向は、Y軸に沿う方向であって、Y軸の矢印が示す+Y方向と、Y軸の矢印の反対方向である-Y方向とを含む。Z方向は、Z軸に沿う方向であって、Z軸の矢印が示す+Z方向(上方向)と、Z軸の矢印の反対方向である-Z方向(下方向)とを含む。
 液圧制御装置10は、ハウジング11と、ポンプ12と、モータ13と、エレクトロニックコントロールユニット(ECU)14と、ハーネス15とを有する。ハーネス15は、電流供給部の一例である。
 ハウジング11は、例えば、金属又は合成樹脂によって作られた、略直方体状のブロックである。なお、ハウジング11は、この例に限られない。ハウジング11に、ポンプ12、モータ13、ECU14、及びハーネス15が取り付けられる。
 図2は、第1の実施形態のハウジング11を示す斜視図である。図3は、第1の実施形態のハウジング11を示す正面図である。図4は、第1の実施形態のハウジング11を示す背面図である。
 図4に示すように、液圧制御装置10は、複数の電磁弁16と、複数の圧力センサ17と、複数のリザーバ18とをさらに有する。電磁弁16、圧力センサ17、及びリザーバ18も、ハウジング11に取り付けられる。
 ハウジング11は、外面20を有する。外面20は、ハウジング11の外部に向く、ハウジング11の表面である。外面20は、図3の第1の装着面21と、図4の第2の装着面22と、上面23と、下面24とを有する。第1の装着面21は、第1の面の一例である。第2の装着面22は、第2の面の一例である。
 図1に示すように、第1の装着面21は、略平坦に形成され、+Y方向に向く。第2の装着面22は、第1の装着面21の反対側に位置する。第2の装着面22は、略平坦に形成され、-Y方向に向く。上面23は、略平坦に形成され、+Z方向に向く。下面24は、上面23の反対側に位置する。下面24は、略平坦に形成され、-Z方向に向く。
 図4に示すように、ハウジング11に、ポンプ装着穴31と、複数のバルブ装着穴32と、複数のセンサ装着穴33と、複数のリザーバ装着穴34と、複数の流路35と、貫通孔36とが設けられる。ポンプ装着穴31は、第1の穴の一例である。ハウジング11に、取り付けに用いられる穴のような他の穴が設けられても良い。
 図2に示すように、ポンプ装着穴31は、第1の装着面21に開口する。ポンプ装着穴31は、第1の装着面21から略-Y方向に窪む凹部である。ポンプ装着穴31は、第1の装着面21の略中央において、当該第1の装着面21に開口する。
 図4に示すように、複数のバルブ装着穴32及び複数のセンサ装着穴33は、第2の装着面22に開口する。複数のリザーバ装着穴34は、下面24に開口する。流路35は、上面23に開口する。すなわち、バルブ装着穴32、センサ装着穴33、リザーバ装着穴34、及び流路35は、外面20に開口する。
 バルブ装着穴32及びセンサ装着穴33は、第2の装着面22から略+Y方向に窪む凹部である。リザーバ装着穴34は、下面24から略+Z方向に窪む凹部である。なお、バルブ装着穴32、センサ装着穴33、及びリザーバ装着穴34は、ハウジング11を貫通しても良い。
 バルブ装着穴32、センサ装着穴33、及びリザーバ装着穴34は、互いに離間するとともに、ポンプ装着穴31からも離間している。複数のバルブ装着穴32及び複数のセンサ装着穴33は、ポンプ装着穴31を囲むように、互いに離間して配置される。なお、ポンプ装着穴31、バルブ装着穴32、センサ装着穴33、及びリザーバ装着穴34は、互いに連通しても良い。
 複数のバルブ装着穴32は、二つのバルブ装着穴32A,32Bを含む。バルブ装着穴32A,32Bは、第2の穴の一例である。二つのバルブ装着穴32A,32Bは、ポンプ装着穴31の下方に位置する。二つのバルブ装着穴32A,32Bは、X方向に間隔を介して並べられる。X方向は、第1の方向の一例である。
 本実施形態において、ハウジング11に、二つのリザーバ装着穴34が設けられる。二つのリザーバ装着穴34は、X方向に互いに離間している。二つのリザーバ装着穴34の間の距離は、二つのバルブ装着穴32A,32Bの間の距離よりも長い。
 複数の流路35は、車両のブレーキ装置の液路に連通する。複数の流路35はそれぞれ、ポンプ装着穴31、バルブ装着穴32、センサ装着穴33、及びリザーバ装着穴34のうち対応する少なくとも一つと、ブレーキ装置の液路とを、互いに接続する。なお、流路35は、この例に限られない。さらに、ハウジング11の内部に、バルブ装着穴32、センサ装着穴33、及びリザーバ装着穴34を互いに連通させる流路が設けられても良い。
 図1に示すように、貫通孔36は、略Y方向にハウジング11を貫通する。このため、貫通孔36は、第1の装着面21と第2の装着面22とに開口する。Y方向は、貫通方向の一例である。貫通孔36は、ポンプ装着穴31の下方に位置する。貫通孔36は、ポンプ装着穴31、バルブ装着穴32、センサ装着穴33、リザーバ装着穴34、及び流路35から離間している。
 ポンプ12は、ポンプ装着穴31に収容される。ポンプ12は、例えばギヤポンプである。なお、ポンプ12は、他の種類のポンプであっても良い。ポンプ12は、例えば流路35を通じて、ブレーキ装置の液路に作動油を送ることができる。
 モータ13は、例えば、三相ブラシレスモータである。なお、モータ13は、他の種類のモータであっても良い。モータ13は、ケーシング41と、ステータ42と、ロータ43と、駆動軸44とを有する。
 ケーシング41は、例えばネジによって、ハウジング11の第1の装着面21に取り付けられる。このため、第1の装着面21は、モータ13に向く。ケーシング41は、ポンプ装着穴31及び貫通孔36を覆う。
 ケーシング41と第1の装着面21との間に、シール材45が設けられる。図3に示すように、シール材45は、ポンプ装着穴31及び貫通孔36を囲む。このため、シール材45は、ケーシング41と第1の装着面21との間の空間を、液密に封止する。
 図1に示すように、ステータ42は、ケーシング41の内部に位置し、ケーシング41に固定される。ロータ43は、ステータ42の内側に位置する。ロータ43は、駆動軸44に結合される。
 ステータ42に駆動電流が流されることで、ロータ43及び駆動軸44は、中心軸Axまわりに一体的に回転する。すなわち、駆動電流は、モータ13を駆動させる。中心軸Axは、例えば、駆動軸44の中心軸である。中心軸Axは、略Y方向に延びている。
 駆動軸44に、例えば、ギヤ46が設けられる。例えばカップリング47が、ギヤ46と、ポンプ12のギヤとの間で回転を伝達する。これにより、モータ13は、駆動軸44を回転させることで、ポンプ12を駆動する。なお、モータ13は、この例に限られない。モータ13は、例えば、ギヤ46の代わりに、中心軸Axから偏心した偏心軸を有しても良い。
 ECU14は、ケーシング51と、回路基板52とを有する。ケーシング51は、例えばネジによって、ハウジング11の第2の装着面22に取り付けられる。回路基板52は、ケーシング51と第2の装着面22との間に位置し、ケーシング51に覆われる。
 回路基板52は、例えば、基板と、当該基板に実装された種々の電子部品とを有する。さらに、回路基板52は、例えば、モータ13、電磁弁16、及び圧力センサ17に電気的に接続され、液圧制御装置10の全体を制御する。
 図5は、第1の実施形態のモータ13及びハーネス15を概略的に示す斜視図である。ハーネス15は、スリーブ61と、複数の端子62とを有する。端子62は、導体の一例である。
 スリーブ61は、モータ13から略-Y方向に突出している。スリーブ61は、例えば、合成樹脂によって作られ、絶縁性を有する。スリーブ61は、モータ13のケーシング41のうち合成樹脂によって作られた部分と一体に形成されて良い。スリーブ61は、所定の剛性を有し、重力及び所定の外力により撓むことを抑制できる。スリーブ61は、例えば、モータ13のステータ42に接続された導線を覆っている。スリーブ61は、略Z方向に延びた略四辺形状の断面を有する。
 図1に示すように、スリーブ61は、下面61aと、上面61bと、先端部61cとを有する。下面61aは、略平坦に形成され、略-Z方向に向く。上面61bは、下面61aの反対側に位置する。上面61bは、略平坦に形成され、略+Z方向に向く。先端部61cは、-Y方向におけるスリーブ61の端部である。先端部61cと下面61aとの角部分、及び先端部61cと上面61bとの角部分は、例えば、R面取りされた曲面である。
 端子62は、先端部61cから、略-Y方向に突出している。端子62は、例えば、金属板である。端子62は、スリーブ61に覆われた導線を介して、ステータ42に電気的に接続される。
 本実施形態において、ハーネス15は、三つの端子62を有する。三つの端子62は、Z方向に間隔を介して並べられる。Z方向は、第2の装着面22に沿うとともにX方向と直交する方向であり、第2の方向及び第3の方向の一例である。
 スリーブ61は、貫通孔36を通って略Y方向に延びている。端子62は、ECU14の回路基板52に電気的に接続される。例えば、端子62は、回路基板52のコネクタに接続される。ECU14は、端子62と、スリーブ61に覆われた導線とを通じて、モータ13に駆動電流を供給する。すなわち、ハーネス15に、モータ13を駆動させる駆動電流が流れる。
 本実施形態において、モータ13は、センサを有さない。このため、ハーネス15は、駆動電流(駆動信号)を流す。しかし、ハーネス15は、センサの検知信号のような、他の電気信号を流す導線を有しても良い。また、液圧制御装置10は、他の電気信号を流す他のハーネスを有しても良い。
 図4の電磁弁16は、例えば、ソレノイドバルブである。複数の電磁弁16は、対応するバルブ装着穴32に収容される。電磁弁16は、流路35及びブレーキ装置の液路を流れる作動油の流量を調整し、又は作動油が流れる経路を変更する。
 複数の圧力センサ17は、対応するセンサ装着穴33に収容される。圧力センサ17は、対応する流路における液圧を検知する。複数のリザーバ18は、対応するリザーバ装着穴34に収容される。リザーバ18は、作動油を貯留することができる。
 以下の記載では、貫通孔36及びハーネス15について、より詳しく説明する。図3に示すように、貫通孔36は、第1の部位71と、第2の部位72とを有する。第1の部位71及び第2の部位72は、それぞれが貫通孔36の一部であり、Y方向に並んでいる。
 図6は、第1の実施形態のハウジング11、モータ13、及びハーネス15を概略的に示す断面図である。図6に示すように、第1の部位71は、第2の装着面22に開口する。なお、第1の部位71は、第2の装着面22から離間しても良い。この場合、貫通孔36は、第1の部位71と第2の装着面22との間に位置するとともに当該第2の装着面22に開口する他の部位を有する。第2の部位72は、第1の部位71に連通するとともに、第1の装着面21に開口する。すなわち、第1の部位71は、第2の部位72よりも第2の装着面22に近接して設けられる。なお、貫通孔36は、第1の部位71と第2の部位72との間に他の部位を有しても良い。
 第1の部位71は、最小部81と、内側部82と、テーパ部83と、外側部84とを有する。最小部81は、第1の部分の一例である。内側部82は、第2の部分の一例である。最小部81、内側部82、テーパ部83、及び外側部84は、それぞれが第1の部位71の一部であり、Y方向に並んでいる。言い換えると、最小部81、内側部82、及びテーパ部83は、Y方向に並設されている。なお、第1の部位71は、テーパ部83を省略しても良い。
 最小部81は、第1の部位71において最も通路面積が小さい部分である。なお、第1の部位71を含む貫通孔36の通路面積は、貫通孔36が延びるY方向と直交する、当該貫通孔36の断面の面積である。
 図4に示すように、最小部81の断面は、スリーブ61の断面と略相似の形状を有する。最小部81の通路面積は、スリーブ61の断面積よりも僅かに大きい。すなわち、最小部81の断面は、略Z方向に延びた略四辺形状に形成される。このため、スリーブ61は、最小部81を通過可能であり、最小部81に嵌ることができる。最小部81の通路面積は、略一定である。
 最小部81の内面は、下面81aと、上面81bと、二つの側面81cとを有する。下面81aは、第3の面の一例である。上面81bは、第4の面の一例である。最小部81の内面は、下面81a、上面81b、及び側面81cを接続する角部をさらに有しても良い。
 下面81aは、略平坦に形成され、略+Z方向に向く。上面81bは、下面81aから当該下面81aの臨む方向である+Z方向に離間している。上面81bは、略平坦に形成され、略-Z方向に向く。このため、上面81bは、下面81aに向くとともに、下面81aよりもポンプ装着穴31に近い。側面81cは、略平坦に形成され、略X方向に向く。側面81cは、下面81aの端部と上面81bの端部とを接続する。
 図3及び図4に示すように、内側部82、テーパ部83、及び外側部84の断面は、略Z方向に延びた略四辺形状に形成される。なお、内側部82、テーパ部83、及び外側部84の断面は、最小部81の断面と相似でなくても良い。また、内側部82、テーパ部83、及び外側部84の断面は、楕円形のような他の形状であっても良い。
 図6に示すように、内側部82は、最小部81よりも第1の装着面21に近い。内側部82は、第2の部位72に接続される。内側部82の通路面積は、最小部81の通路面積よりも大きい。内側部82の通路面積は、略一定である。
 図3に示すように、内側部82の内面は、下面82aと、上面82bと、二つの側面82cとを有する。下面82aは、第5の面の一例である。上面82bは、第6の面の一例である。内側部82の内面は、下面82a、上面82b、及び側面82cを接続する角部をさらに有しても良い。
 下面82aは、略平坦に形成され、略+Z方向に向く。上面82bは、下面82aから+Z方向に離間している。上面82bは、略平坦に形成され、略-Z方向に向く。このため、上面82bは、下面82aに向くとともに、下面82aよりもポンプ装着穴31に近い。側面82cは、略平坦に形成され、略X方向に向く。側面82cは、下面82aの端部と上面82bの端部とを接続する。
 本実施形態において、最小部81の中心は、内側部82の中心よりも、ポンプ装着穴31から離間している。言い換えると、最小部81は、内側部82に対して偏っている。このため、Z方向において、最小部81の下面81aと内側部82の下面82aとの間の距離は、最小部81の上面81bと内側部82の上面82bとの間の距離よりも短い。言い換えると、最小部81と内側部82との間の段差は、Y方向と交差するZ方向において、ポンプ装着穴31に近い側がその反対側よりも大きい。
 本実施形態において、Z方向における最小部81の下面81aと内側部82の下面82aとの間の距離は、殆ど無い。言い換えると、最小部81の下面81aと内側部82の下面82aとは、略同一平面上に設けられる。
 テーパ部83は、最小部81と内側部82との間に設けられている。テーパ部83は、内側部82から最小部81に向かって先細る。言い換えると、テーパ部83の通路面積は、内側部82から最小部81に向かうに従って小さくなる。
 テーパ部83の内面は、下面83aと、上面83bと、二つの側面83cとを有する。下面83aは、第7の面の一例である。テーパ部83の内面は、下面83a、上面83b、及び側面83cを接続する角部をさらに有しても良い。
 下面83aは、最小部81の下面81aに連続している。このため、下面83aは、略平坦に形成され、略+Z方向に向く。上面83bは、下面83aから+Z方向に離間している。上面83bは、最小部81の上面81bの端と、内側部82の上面82bの端との間で、斜めに延びている。側面83cは、最小部81の側面81cの端と、内側部82の側面82cの端との間で、斜めに延びている。
 図6に示すように、外側部84は、最小部81よりも第2の装着面22に近い。外側部84は、最小部81に接続されるとともに、第2の装着面22に開口する。外側部84の通路面積は、最小部81の通路面積よりも大きい。外側部84の中心と、最小部81の中心とは、略一致している。なお、外側部84と最小部81との配置は、この例に限られない。
 上述のように、最小部81、内側部82、テーパ部83、及び外側部84は、略Z方向に延びた略四辺形状に形成される。このため、X方向における第1の部位71の幅は、Z方向における第1の部位71の幅よりも短い。
 下面81a,82a,83a及び上面81b,82b,83bは、短辺又は短径とも称され得る。また、側面81c,82c,83cは、長辺又は長径とも称され得る。X方向は、短辺方向又は短径方向とも称され得る。Z方向は、長辺方向又は長径方向とも称され得る。
 図4に示すように、第1の部位71の外側部84は、二つのバルブ装着穴32A,32Bの間で、第2の装着面22に開口する。このため、第1の部位71は、二つのバルブ装着穴32A,32Bの間に位置する。二つのバルブ装着穴32A,32Bと、第1の部位71とは、X方向に間隔を介して並べられる。
 二つのバルブ装着穴32A,32Bの間の距離は、X方向における第1の部位71の幅よりも長い。一方で、二つのバルブ装着穴32A,32Bの間の距離は、Z方向における第1の部位71の幅よりも短い。
 二つのバルブ装着穴32A,32Bの間の最小の距離は、X方向における第1の部位71の最大の幅より短くても良い。しかし、Y方向における各位置においては、二つのバルブ装着穴32A,32Bの間の距離は、X方向における第1の部位71の幅よりも長い。このため、第1の部位71は、バルブ装着穴32A,32Bに連通しない。
 図6に示すように、Y方向における最小部81の長さは、Y方向における内側部82の長さよりも短く、且つY方向におけるテーパ部83の長さよりも短い。また、Y方向におけるテーパ部83の長さは、Y方向における内側部82の長さよりも短い。
 図3に示すように、第2の部位72は、第1の拡張部91と、第2の拡張部92とを有する。第1の拡張部91及び第2の拡張部92は、それぞれが第2の部位72の一部であり、Y方向に並んでいる。
 第1の拡張部91は、第1の部位71の内側部82に接続される。第1の拡張部91は、中心軸Axまわりに延びる略円弧状に形成される。なお、第1の拡張部91の形状は、この例に限られない。
 X方向における第1の拡張部91の幅は、X方向における第1の部位71の幅よりも長い。少なくとも、X方向における第1の拡張部91の幅は、X方向における内側部82の幅よりも長い。第1の拡張部91の通路面積は、内側部82の通路面積よりも大きい。
 第1の拡張部91は、二つのリザーバ装着穴34の間に位置する。X方向における第1の拡張部91の幅は、二つのリザーバ装着穴34の間の距離よりも短い。このため、第1の拡張部91は、リザーバ装着穴34に連通しない。
 第1の拡張部91の内面は、内周面91aと、底面91bとを有する。内周面91aは、略円弧の筒状に形成される。底面91bは、略平坦に形成され、略+Y方向に向く。第1の部位71の内側部82は、底面91bに開口する。内周面91aは、平面91cを有する。平面91cは、-Z方向における内周面91aの端部に設けられる。平面91cは、略平坦に形成され、+Z方向に向く。
 第2の拡張部92は、第1の拡張部91に接続されるとともに、第1の装着面21に開口する。第2の拡張部92は、中心軸Axまわりに延びる略円弧状に形成される。なお、第2の拡張部92の形状は、この例に限られない。第2の拡張部92は、ポンプ装着穴31に連通している。
 X方向における第2の拡張部92の幅は、X方向における第1の拡張部91の幅よりも長い。このため、X方向における第2の部位72の幅は、X方向における第1の部位71の幅よりも長い。第2の拡張部92の通路面積は、第1の拡張部91の通路面積よりも大きい。図6に示すように、Y方向における第2の拡張部92の長さは、Y方向における第1の拡張部91の長さよりも短い。
 第2の部位72が第1の拡張部91及び第2の拡張部92を有することで、X方向における第2の部位72の幅は、第1の装着面21に向かうに従って、段階的に長くなる。なお、X方向における第2の部位72の幅は、第1の装着面21に向かって漸次長くなっても良い。
 図2に示すように、第2の拡張部92の内面は、内周面92aと、底面92bとを有する。内周面92aは、略円弧の筒状に形成される。底面92bは、略平坦に形成され、略+Y方向に向く。第1の拡張部91は、底面92bに開口する。内周面92aは、平面92cを有する。平面92cは、-Z方向における内周面92aの端部に設けられる。平面92cは、略平坦に形成され、+Z方向に向く。
 第1の拡張部91の平面91cと、第2の拡張部92の平面92cとは、互いに連続する。さらに、Z方向において、内側部82の下面82aと第1の拡張部91の平面91cとの間の距離は、最小部81の上面81bと内側部82の上面82bとの間の距離よりも短い。
 本実施形態において、Z方向における内側部82の下面82aと第1の拡張部91の平面91cとの間の距離は、殆ど無い。言い換えると、内側部82の下面82aと第1の拡張部91の平面91cとは、略同一平面上に設けられる。従って、第1の拡張部91及び第2の拡張部92の平面91c,92cは、最小部81、内側部82、及びテーパ部83の下面81a,82a,83aに、実質的に連続する。
 以下、液圧制御装置10の製造方法の一部について例示する。なお、液圧制御装置10の製造方法は以下の方法に限らず、他の方法を用いても良い。まず、ハウジング11に、ポンプ12、電磁弁16、圧力センサ17、及びリザーバ18が取り付けられる。
 次に、モータ13がハウジング11に取り付けられる。このとき、モータ13から突出するハーネス15が、貫通孔36に挿入される。ハーネス15は、例えば、貫通孔36の内面から離間するように配置され、所定の位置まで-Y方向に移動させられる。
 例えば、スリーブ61の先端部61cが内側部82に到達すると、モータ13及びハーネス15の移動が一時停止する。次に、モータ13及びハーネス15が、-Z方向に移動する。これにより、スリーブ61の下面61aが、内側部82の下面82aに当接し、又は下面82aに近接する。下面61a,82aは、どちらも平坦であるため、互いを安定的に支持できる。
 次に、モータ13及びハーネス15は、再び-Y方向に移動させられる。このとき、内側部82の下面82aは、スリーブ61の下面61aをガイドすることができる。スリーブ61の先端部61cがテーパ部83に到達すると、テーパ部83の内面が、スリーブ61を最小部81に向かってガイドする。
 テーパ部83の内面にガイドされたスリーブ61は、最小部81に嵌め込まれる。モータ13のケーシング41が第1の装着面21に当接することで、モータ13及びハーネス15の移動が完了する。ケーシング41は、例えばネジによって、第1の装着面21に取り付けられる。
 ハーネス15の端子62は、外側部84を通って、貫通孔36の外部に突出する。図1に示すように、例えば、最小部81及び外側部84にシール材100が供給される。これにより、シール材100は、第1の部位71の内面とハーネス15との間の隙間を液密に封止する。
 次に、ECU14がハウジング11に取り付けられる。これにより、ハーネス15の端子62が、ECU14の回路基板52に接続される。以上により、液圧制御装置10が製造される。
 ポンプ12及びモータ13から、作動油が漏出することがある。この場合、作動油は、ポンプ装着穴31に連通する第2の拡張部92に流入する。液圧制御装置10は、ハーネス15と貫通孔36の内面との間の空間に、作動油を貯留する。シール材45,100は、作動油が液圧制御装置10の外部に漏出することを抑制する。
 以上説明された第1の実施形態に係る液圧制御装置10において、ハーネス15は、第1の部位71を含む貫通孔36を通る。ハーネス15は、モータ13を駆動させる電流が流れるため、複数の端子62を含む。当該端子62は、モータ13を駆動させるために比較的大きい電流が流されるため、大型化しやすく、ノイズも生じやすい。一方、本実施形態において、二つのバルブ装着穴32A,32Bが並べられたX方向における第1の部位71の幅(長さ)は、第2の装着面22に沿うとともにX方向と直交するZ方向における第1の部位71の幅よりも短い。このため、本実施形態の液圧制御装置10は、X方向における貫通孔36の幅を拡大することなく、例えば、ハーネス15の複数の端子62の数を増加させること、及び複数の端子62の間の間隔を拡大すること、が可能となる。従って、液圧制御装置10は、複数の端子62の間及び周囲に所定の距離を設けつつ、二つのバルブ装着穴32A,32Bの間の距離が長くなることを抑制できる。また、貫通孔36がポンプ装着穴31とバルブ装着穴32A,32Bとの間に配置される場合に比べ、バルブ装着穴32A,32Bがポンプ装着穴31により近く配置されることができる。例えば以上の理由より、液圧制御装置10は、ハウジング11の大型化を抑制できる。
 例えば、モータが直流ブラシモータである場合、ハーネスは二つの端子を有する。一般的に、二つの端子を有するハーネスの断面は、略円形に形成される。一方、モータが三相ブラシレスモータである場合、ハーネスは三つの端子を有する。三つの端子を有するハーネスの断面が略円形に形成された場合、ハーネスがX方向に大きくなる。しかし、本実施形態において、ハーネス15の断面と、当該ハーネス15が通過する第1の部位71の断面とは、Z方向に長い非円形に形成される。このため、本実施形態の液圧制御装置10は、モータ13が三相ブラシレスモータであったとしても、ハウジング11の大型化を抑制できる。
 本実施形態の液圧制御装置10において、X方向における第1の部位71の幅は、ハーネス15の端子62の数によって変えられる必要が無い。このため、ハウジング11は、互いに端子62の数が異なる複数種類の液圧制御装置10に用いられることが可能となる。具体的には、端子62の数に応じてZ方向における第1の部位71の幅が変更される一方、ハウジング11の他の部分は複数種類の液圧制御装置10で共通化され得る。従って、複数種類の液圧制御装置10が製造される場合、ハウジング11は、当該液圧制御装置10のコストを低減させることができる。
 二つのバルブ装着穴32A,32Bの間の距離は、Z方向における第1の部位71の幅よりも短い。これにより、本実施形態の液圧制御装置10は、X方向におけるハウジング11の大型化を抑制できる。
 ハーネス15は、Z方向に並んだ複数の端子62を有する。これにより、本実施形態の液圧制御装置10は、複数の端子62の数の多寡に拘わらず、X方向におけるハウジング11の大型化を抑制できる。
 貫通孔36は、第1の装着面21に開口するとともにポンプ装着穴31に連通する第2の部位72を有する。第1の部位71は、第2の部位72よりも第2の装着面22に近接して設けられる。X方向における第2の部位72の幅は、X方向における第1の部位71の幅よりも長い。すなわち、第2の部位72は、第1の部位71よりも広く、且つポンプ装着穴31に連通する。このため、第2の部位72は、ポンプ装着穴31に収容されたポンプ12又は当該ポンプ12を駆動するモータ13から漏れた油を溜めることができる。
 X方向における第2の部位72の幅は、第1の装着面21に向かうに従って長くなる。これにより、第2の部位72は、当該第2の部位72とリザーバ装着穴34のような他の穴との間の距離を確保しつつ、容積を拡大することができる。
 X方向における第2の拡張部92の幅は、X方向における第1の拡張部91の幅よりも長い。すなわち、X方向における第2の部位72は、第1の装着面21に向かうに従って段階的に長くなる。これにより、例えばフライスにより、第2の部位72が容易に形成され得る。
 貫通孔36は、第1の部位71において最も通路面積が小さい最小部81と、最小部81と貫通孔36の貫通方向(Y方向)に並設されるとともに最小部81よりも通路面積が大きい内側部82とを有する。最小部81と内側部82との間の段差は、Y方向と直交するZ方向において、ポンプ装着穴31に近い側(上面81b,82b間の距離)がその反対側(下面81a,82a間の距離)よりも大きい。すなわち、最小部81は、内側部82に対して偏っている。例えば、ハーネス15は、貫通孔36の内面のうちその貫通方向と直交するZ方向においてポンプ装着穴31と反対側の部分、すなわち段差の大きい側と反対側(段差の小さい、又は段差のない側)の部分に沿って貫通孔36に挿入される。よって、ハーネス15は、最小部81と内側部82との間を通過するときに、大きな段差を乗り越えることがなく、液圧制御装置10は、ハーネス15が大きな段差への乗り上げによって損傷することを抑制できる。また、内側部82の通路面積は、最小部81の通路面積よりも大きい。液圧制御装置10では、内側部82は、最小部81に対してポンプ装着穴31に向かって偏っているため、その分だけ、内側部82をポンプ装着穴31の側に近接した位置に設けることができ、ハウジング11の大型化を抑制できる。
 また、第1の部位71は、内側部82から最小部81に向かって先細るテーパ部83を有する。最小部81の内面は、平坦な下面81aと、下面81aからZ方向に離間して下面81aに向くとともに下面81aよりもポンプ装着穴31に近い上面81bと、を有する。内側部82の内面は、平坦な下面82aと、下面82aからZ方向に離間して下面82aに向くとともに下面82aよりもポンプ装着穴31に近い上面82bと、を有する。Z方向において、下面81aと下面82aとの間の距離は、上面81bと上面82bとの間の距離よりも短い。すなわち、最小部81は、内側部82に対して偏っている。ハーネス15は、テーパ部83を通過するときに、テーパ部83の内面に乗り上げることがある。しかし、Z方向における下面81aと下面82aとの間の距離は短いので、ハーネス15がテーパ部83の内面に乗り上げる高さが比較的小さくなる。これにより、本実施形態の液圧制御装置10は、ハーネス15が乗り上げによって損傷することを抑制できる。また、内側部82の通路面積は、最小部81の通路面積よりも大きい。本実施形態では、内側部82は、最小部81に対してポンプ装着穴31に向かって偏っている。このため、内側部82が最小部81に対してポンプ装着穴31の外側に向かって偏る場合に比べ、内側部82がポンプ装着穴31に近づく。従って、液圧制御装置10は、Z方向におけるハウジング11の大型化を抑制できる。
 テーパ部83の内面は、最小部81の下面81aに連続する平坦な下面83aを有する。このため、本実施形態の液圧制御装置10は、ハーネス15がテーパ部83を通過するときに、当該ハーネス15がテーパ部83の内面に乗り上げることを抑制できる。従って、液圧制御装置10は、ハーネス15が乗り上げによって損傷することを抑制できる。
(第2の実施形態)
 以下に、第2の実施形態について、図7を参照して説明する。なお、以下の実施形態の説明において、既に説明された構成要素と同様の機能を持つ構成要素は、当該既述の構成要素と同じ符号が付され、さらに説明が省略される場合がある。また、同じ符号が付された複数の構成要素は、全ての機能及び性質が共通するとは限らず、各実施形態に応じた異なる機能及び性質を有していても良い。
 図7は、第2の実施形態に係るハウジング11及びハーネス15を分解して概略的に示す斜視図である。図7に示すように、第2の実施形態のハーネス15は、スリーブ61の代わりに、スリーブ200を有する。スリーブ200は、以下に説明される点を除き、第1の実施形態のスリーブ61に等しい。
 スリーブ200は、円形部201と、非円形部202とを有する。円形部201は、モータ13のケーシング41から略-Y方向に突出している。円形部201は、略円形の断面を有する。
 非円形部202は、-Y方向における円形部201の端部から、略-Y方向に突出している。非円形部202の断面は、略Z方向に延びた略四辺形状に形成され、最小部81の断面と略相似する。非円形部202は、第1の実施形態のスリーブ61と同じく、下面61a、上面61b、及び先端部61cを有する。
 第2の実施形態の第1の部位71は、内側部82及びテーパ部83の代わりに、内側部211及びテーパ部212を有する。内側部211は、以下に説明される点を除き、第1の実施形態の内側部82に等しい。また、テーパ部212は、以下に説明される点を除き、第1の実施形態のテーパ部83に等しい。
 内側部211の断面は、略円形状に形成される。内側部211の通路面積は、円形部201の通路面積よりも大きい。テーパ部212は、最小部81と内側部211との間に設けられている。テーパ部212は、内側部211から最小部81に向かって先細る。第2の実施形態において、最小部81の中心と、内側部211の中心とは、略一致している。
 第2の実施形態の液圧制御装置10は、シール材100の代わりに、Oリング220を有する。Oリング220は、-Y方向における円形部201の端部と、テーパ部212の内面との間に介在する。これにより、Oリング220は、第1の部位71を液密に封止する。
 以上説明された第2の実施形態の液圧制御装置10において、内側部211は、円形の断面を有する。テーパ部212は、当該内側部211から最小部81に向かって先細る。Oリング220は、ハーネス15と、テーパ部212の内面との間に介在し、ハーネス15とテーパ部212の内面との間の隙間を封止する。これにより、液圧制御装置10は、Oリング220を利用することができ、液圧制御装置10の製造工程を簡素化することができる。
 以上の実施形態において、ハーネス15及び貫通孔36の断面は、略四辺形状に形成される。しかし、ハーネス15及び貫通孔36の断面は、一方向に長く、他の方向に短い、他の形状であっても良い。例えば、ハーネス15及び貫通孔36の断面は、楕円形状に形成されても良い。
 以上説明された少なくとも一つの実施形態に係る液圧制御装置は、一例として、ポンプと、前記ポンプを駆動するモータと、外面を有し、前記外面のうち前記モータに向く第1の面に開口するとともに前記ポンプを収容する第1の穴と、前記外面に開口するとともに前記第1の穴から離間した二つの第2の穴と、が設けられ、前記二つの第2の穴が第1の方向に間隔を介して並べられた、ハウジングと、前記ハウジングを貫通するとともに前記外面のうち前記第1の面と当該第1の面の反対側に位置する第2の面とに開口する貫通孔を通り、前記モータを駆動させる電流が流れる、電流供給部と、を備え、前記貫通孔は、前記二つの第2の穴の間に位置する第1の部位を有し、前記第1の方向における前記第1の部位の幅が、前記第2の面に沿うとともに前記第1の方向と直交する第2の方向における前記第1の部位の幅よりも短い。一般的に、電流供給部は、モータを駆動させる電流が流れるため、複数の導体を含む。当該導体は、モータを駆動させるために比較的大きい電流が流されるため、大型化しやすく、ノイズも生じやすい。一方、上記液圧制御装置では、二つの第2の穴が並べられた第1の方向における第1の部位の幅は、第2の面に沿うとともに第1の方向と直交する第2の方向における第1の部位の幅よりも短い。このため、液圧制御装置は、第1の方向における貫通孔の幅を拡大することなく、例えば、電流供給部の複数の導体の数を増加させること、及び複数の導体の間の間隔を拡大すること、が可能となる。従って、液圧制御装置は、二つの第2の穴の間の距離が長くなることを抑制できる。また、貫通孔が第1の穴と第2の穴との間に配置される場合に比べ、第2の穴が第1の穴により近く配置されることができる。例えば以上の理由より、液圧制御装置は、ハウジングの大型化を抑制できる。
 上記液圧制御装置では、一例として、前記二つの第2の穴の間の距離は、前記第2の方向における前記第1の部位の幅よりも短い。よって、一例としては、液圧制御装置は、第1の方向におけるハウジングの大型化を抑制できる。
 上記液圧制御装置では、一例として、前記電流供給部は、前記第2の方向に並んだ複数の導体を有する。よって、一例としては、液圧制御装置は、複数の導体の数の多寡に拘わらず、第1の方向におけるハウジングの大型化を抑制できる。
 上記液圧制御装置では、一例として、前記貫通孔は、前記第1の面に開口するとともに前記第1の穴に連通する第2の部位を有し、前記第1の部位は前記第2の部位よりも前記第2の面に近接して設けられ、前記第1の方向における前記第2の部位の幅は、前記第1の方向における前記第1の部位の幅よりも長い。よって、一例としては、第2の部位は、第1の部位よりも広く、且つ第1の穴に連通する。このため、第2の部位は、第1の穴に収容されたポンプ又は当該ポンプを駆動するモータから漏れた油を溜めることができる。
 上記液圧制御装置では、一例として、前記第1の方向における前記第2の部位の幅は、前記第1の面に向かうに従って長くなる。よって、一例としては、第2の部位は、当該第2の部位と第2の穴のような他の穴との間の距離を確保しつつ、容積を拡大することができる。
 上記液圧制御装置では、一例として、前記第1の部位は、当該第1の部位において最も通路面積が小さい第1の部分と、前記第1の部分よりも前記第1の面に近い第2の部分と、前記第2の部分から前記第1の部分に向かって先細るテーパ部と、を有し、前記第1の部分の内面は、平坦な第3の面と、前記第3の面から当該第3の面の臨む方向である第3の方向に離間して前記第3の面に向くとともに前記第3の面よりも前記第1の穴に近い第4の面と、を有し、前記第2の部分の内面は、平坦な第5の面と、前記第5の面から前記第3の方向に離間して前記第5の面に向くとともに前記第5の面よりも前記第1の穴に近い第6の面と、を有し、前記第3の方向において、前記第3の面と前記第5の面との間の距離は、前記第4の面と前記第6の面との間の距離よりも短い。よって、一例としては、第1の部分は、第2の部分に対して偏っている。例えば、電流供給部は、第5の面に沿って貫通孔に挿入される。この場合、電流供給部は、テーパ部を通過するときに、テーパ部の内面に乗り上げることがある。しかし、第3の方向における第3の面と第5の面との間の距離は短いので、電流供給部がテーパ部の内面に乗り上げる高さが比較的小さくなる。これにより、液圧制御装置は、電流供給部が乗り上げによって損傷することを抑制できる。また、第2の部分の通路面積は、第1の部分の通路面積よりも大きい。上記液圧制御装置では、第2の部分は、第1の部分に対して第1の穴に向かって偏っているため、第3の方向におけるハウジングの大型化を抑制できる。
 上記液圧制御装置では、一例として、前記テーパ部の内面は、前記第3の面に連続する平坦な第7の面を有する。よって、一例としては、液圧制御装置は、電流供給部がテーパ部を通過するときに、当該電流供給部がテーパ部の内面に乗り上げることを抑制できる。従って、液圧制御装置は、電流供給部が乗り上げによって損傷することを抑制できる。
 上記液圧制御装置では、一例として、前記貫通孔は、前記第1の部位において最も通路面積が小さい第1の部分と、前記第1の部分と前記貫通孔の貫通方向に並設されるとともに前記第1の部分よりも通路面積が大きい第2の部分と、を有し、前記第1の部分と前記第2の部分との間の段差は、前記貫通方向と直交する方向において前記第1の穴に近い側がその反対側よりも大きい。よって、一例としては、第1の部分は、第2の部分に対して偏っている。例えば、電流供給部は、貫通孔の内周面のうちその貫通方向と直交する方向において第1の穴と反対側の部分、すなわち段差の大きい側と反対側(段差の小さい、又は段差のない側)の部分に沿って貫通孔に挿入される。よって、電流供給部は、第1の部分と第2の部分との間を通過するときに、大きな段差を乗り越えることがなく、液圧制御装置は、電流供給部が大きな段差への乗り上げによって損傷することを抑制できる。また、第2の部分の通路面積は、第1の部分の通路面積よりも大きい。上記液圧制御装置では、第2の部分は、第1の部分に対して第1の穴に向かって偏っているため、その分だけ、第2の部分を第1の穴の側に近接した位置に設けることができ、ハウジングの大型化を抑制できる。
 以上の説明において、抑制は、例えば、事象、作用、若しくは影響の発生を防ぐこと、又は事象、作用、若しくは影響の度合いを低減させること、として定義される。
 以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態および変形例はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態や変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各実施形態や各変形例の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。

Claims (8)

  1.  ポンプと、
     前記ポンプを駆動するモータと、
     外面を有し、前記外面のうち前記モータに向く第1の面に開口するとともに前記ポンプを収容する第1の穴と、前記外面に開口するとともに前記第1の穴から離間した二つの第2の穴と、が設けられ、前記二つの第2の穴が第1の方向に間隔を介して並べられた、ハウジングと、
     前記ハウジングを貫通するとともに前記外面のうち前記第1の面と当該第1の面の反対側に位置する第2の面とに開口する貫通孔を通り、前記モータを駆動させる電流が流れる、電流供給部と、
     を具備し、
     前記貫通孔は、前記二つの第2の穴の間に位置する第1の部位を有し、
     前記第1の方向における前記第1の部位の幅が、前記第2の面に沿うとともに前記第1の方向と直交する第2の方向における前記第1の部位の幅よりも短い、
     液圧制御装置。
  2.  前記二つの第2の穴の間の距離は、前記第2の方向における前記第1の部位の幅よりも短い、
     請求項1の液圧制御装置。
  3.  前記電流供給部は、前記第2の方向に並んだ複数の導体を有する、
     請求項1又は請求項2の液圧制御装置。
  4.  前記貫通孔は、前記第1の面に開口するとともに前記第1の穴に連通する第2の部位を有し、前記第1の部位は前記第2の部位よりも前記第2の面に近接して設けられ、
     前記第1の方向における前記第2の部位の幅は、前記第1の方向における前記第1の部位の幅よりも長い、
     請求項1乃至請求項3のいずれか一つの液圧制御装置。
  5.  前記第1の方向における前記第2の部位の幅は、前記第1の面に向かうに従って長くなる、
     請求項4の液圧制御装置。
  6.  前記第1の部位は、当該第1の部位において最も通路面積が小さい第1の部分と、前記第1の部分よりも前記第1の面に近い第2の部分と、前記第2の部分から前記第1の部分に向かって先細るテーパ部と、を有し、
     前記第1の部分の内面は、平坦な第3の面と、前記第3の面から当該第3の面の臨む方向である第3の方向に離間して前記第3の面に向くとともに前記第3の面よりも前記第1の穴に近い第4の面と、を有し、
     前記第2の部分の内面は、平坦な第5の面と、前記第5の面から前記第3の方向に離間して前記第5の面に向くとともに前記第5の面よりも前記第1の穴に近い第6の面と、を有し、
     前記第3の方向において、前記第3の面と前記第5の面との間の距離は、前記第4の面と前記第6の面との間の距離よりも短い、
     請求項1乃至請求項5のいずれか一つの液圧制御装置。
  7.  前記テーパ部の内面は、前記第3の面に連続する平坦な第7の面を有する、
     請求項6の液圧制御装置。
  8.  前記貫通孔は、前記第1の部位において最も通路面積が小さい第1の部分と、前記第1の部分と前記貫通孔の貫通方向に並設されるとともに前記第1の部分よりも通路面積が大きい第2の部分と、を有し、
     前記第1の部分と前記第2の部分との間の段差は、前記貫通方向と直交する方向において前記第1の穴に近い側がその反対側よりも大きい、
     請求項1乃至請求項5のいずれか一つの液圧制御装置。
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