WO2023048041A1 - 気体圧縮機 - Google Patents

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利明 矢部
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  • step S104 When it is determined that R>RM in step S104 and the process proceeds to step S105, a predetermined high-frequency cleaning cycle HH, for example, 100 hours is substituted for the pre-filter determination cycle H, and the process proceeds to step S109.
  • a predetermined high-frequency cleaning cycle HH for example, 100 hours is substituted for the pre-filter determination cycle H, and the process proceeds to step S109.
  • the frequency of cleaning or replacement of the compressed air pre-filter and the cooling air pre-filter can be adjusted according to the type and load factor of the gas compressor. can be optimized.
  • FIG. 8 is a system diagram showing the components of the gas compressor in this embodiment.
  • the same components as those in FIG. 7 are denoted by the same reference numerals, and descriptions thereof are omitted.
  • FIG. 8 differs from FIG. 7 in that there is no intake port 2a for compressed air, and an intake port 3a for cooling air also functions as the intake port 2a for compressed air. Further, there is no compressed air pre-filter 600a, and the cooling air pre-filter 600b also functions as the compressed air pre-filter 600a.
  • the cooling air intake port 3a also serves as the compressed air intake port 2a. can be applied to each combination of fixed speed control and variable speed control.

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Abstract

圧縮空気用プレフィルタ及び冷却風用プレフィルタの清掃ないし交換頻度を最適化することを目的とする。 上記目的を達成するために、筐体の圧縮空気用吸気口に塵埃を一次除去する圧縮空気用プレフィルタが配置され、塵埃をさら二次除去する吸気フィルタと、吸気フィルタと吸気通路を介して空気を吸い込み圧縮する少なくとも1個の圧縮機本体と、圧縮機本体を駆動するモータと、圧縮空気を冷却するエアクーラと、エアクーラへ冷却風を通過させる冷却ファンと、冷却ファンによって外気より吸い込む冷却風用吸気口と、冷却風用吸気口に設けられた冷却風用プレフィルタと、圧縮機の運転を制御する制御装置を備えた気体圧縮機であって、制御装置は、運転状態の指標となる負荷率から圧縮空気用プレフィルタと冷却風用プレフィルタの清掃ないし交換の頻度を決定する。

Description

気体圧縮機
本発明は、気体圧縮機に関する。
 気体圧縮機のうち、例えば、気体である空気を吸込み圧縮する圧縮機では、内部に往復動体または回転体を備えた圧縮機本体に流入する空気を濾過するための吸気フィルタを一つないし複数個備えている。また、前記圧縮機本体は防音性や対候性を持たせるための筐体内に設置され、前記筐体に設けられた吸気口には、さらに外気の塵埃等をある程度除去するための外気フィルタが設けられることがあり、複数段のフィルタによって、清浄な空気が圧縮機本体に吸い込まれるようにする技術が知られている。この種の従来技術としては、例えば、特許文献1がある。
 特許文献1においては、状態に基づく監視を使用するターボ機械の構成要素の劣化速度を予測するためのシステムにおいて、センサデータ、1つまたは複数のフィルタ劣化速度、またはそれらの何らかの組み合わせに基づいて圧縮機の性能の関数を提供する圧縮機劣化予測モデルを使用して圧縮機に対する圧縮機劣化速度を予測し、圧縮機劣化速度予測に基づいて1つまたは複数の予防動作を実行する点が開示されている。
特開2018-44546号公報
 特許文献1においては、フィルタ劣化速度を算出するフィルタ劣化予測モデルに関して、フィルタを通過する吸込み空気量と、圧縮機の負荷運転時間も予測モデルに大きな影響を与えると予測できるが、空気量に関係する圧縮機の駆動方式や、圧縮機に設けられた吸い込み弁の開時間と運転時間の比率、もしくは、圧縮機本体を駆動するモータないし原動機の回転速度といったパラメータによって求められる圧縮機の運転状態の指標となる負荷率との関係について具体的な言及はなされていない。
 また、特許文献1においてはフィルタハウスのさらに上流側に大気中の塵埃を一次除去するプレフィルタを配置するような構成とした場合に、前記プレフィルタの清掃ないし交換の時期を判断するための方策については特段述べられていない。
 さらに、特許文献1におけるフィルタは、ターボ圧縮機本体が吸入する空気を濾過するものであるが、圧縮空気を冷却するための空冷式のクーラを備えた圧縮機の場合、冷却ファンを備え、冷却ファンの吸気口には塵埃を一次除去するクーラ用プレフィルタが設けられることがあり、前記クーラ用プレフィルタに関するフィルタ劣化予測モデルに相当する検討については言及されていない。
 本発明の目的は、上記課題に鑑み、圧縮空気用プレフィルタ及び冷却風用プレフィルタの清掃ないし交換の頻度を最適化することを目的とする。
 本発明は、その一例を挙げるならば、筐体の圧縮空気用吸気口に塵埃を一次除去する圧縮空気用プレフィルタが配置され、塵埃をさら二次除去する吸気フィルタと、吸気フィルタと吸気通路を介して空気を吸い込み圧縮する少なくとも1個の圧縮機本体と、圧縮機本体を駆動するモータと、圧縮空気を冷却するエアクーラと、エアクーラへ冷却風を通過させる冷却ファンと、冷却ファンによって外気より吸い込む冷却風用吸気口と、冷却風用吸気口に設けられた冷却風用プレフィルタと、圧縮機の運転を制御する制御装置を備えた気体圧縮機であって、制御装置は、運転状態の指標となる負荷率から圧縮空気用プレフィルタと冷却風用プレフィルタの清掃ないし交換の頻度を決定する。
 本発明によれば、圧縮空気用プレフィルタ及び冷却風用プレフィルタの清掃ないし交換の頻度を最適化する効果が得られる。
実施例1における気体圧縮機の構成要素を示す系統図である。 実施例1における圧縮空気用および冷却風用のプレフィルタの清掃または交換の時期判定の処理フローチャートである。 実施例2におけるプレフィルタの清掃または交換の時期判定の処理フローチャートである。 実施例3における気体圧縮機の構成要素を示す系統図である。 実施例4における冷却ファン用インバータの出力周波数とインバータ入力電流の関係を示す図である。 実施例4におけるプレフィルタの清掃または交換の時期判定の処理フローチャートである。 実施例5における気体圧縮機の構成要素を示す系統図である。 実施例6における気体圧縮機の構成要素を示す系統図である。 実施例7におけるプレフィルタの清掃または交換の時期判定の処理フローチャートである。 実施例7における圧力損失曲線および累積圧力損失曲線を示す図である。 実施例7における運転時間に対する圧力損失を示す図である。 実施例7における運転時間に対する累積圧力損失を示す図である。 実施例7における運転時間に対する累積圧力損失曲線の傾きを示す図である。 実施例8におけるプレフィルタの清掃または交換の時期判定の処理フローチャートである。 実施例9におけるプレフィルタの清掃または交換の時期判定の処理フローチャートである。
 本発明の実施例について、以下に図を用いて説明する。
  本実施例では、気体圧縮機として空冷式の無給油式二段スクリュー空気圧縮機を例にして説明する。
 図1は本実施例における気体圧縮機の構成要素を示す系統図である。図1において、気体圧縮機1は、空気を二段階に分けて圧縮する構成となっており、低圧段圧縮機本体101と、高圧段圧縮機本体102が駆動されることで、空気を吸入し、圧縮、吐出する。
 図1において、低圧段圧縮機本体101と、高圧段圧縮機本体102と、モータ103と、オイルポンプ105は、増速装置ケース104に固定される。低圧段圧縮機本体101の駆動軸先端部に低圧段ピニオン107が、高圧段圧縮機本体102の駆動軸先端部に高圧段ピニオン108が取り付けられており、モータ103の駆動軸には、駆動軸の根元側からブルギヤ106、オイルポンプピニオン109が嵌合されている。ブルギヤ106は、低圧段ピニオン107と高圧段ピニオン108と相互に噛み合い、また、オイルポンプピニオン109はオイルポンプギヤ110と噛み合っており、モータ103が駆動し、ブルギヤ106が回転することで、低圧段圧縮機本体101、高圧段圧縮機本体102、及び、オイルポンプ105が駆動される。
 運転開始時には、モータ103によって、低圧段圧縮機本体101と高圧段圧縮機本体102が駆動されるとともに吸込み弁301が開となり、気体圧縮機1の筐体の吸気口2aに設けられた圧縮空気用プレフィルタ600aを介して大気より空気が吸い込まれ、吸い込まれた空気から塵埃が一次分離され、空気は吸気ダクト2b内を通過し、吸気フィルタ601でさらに塵埃が二次分離され、清浄度の高い空気が吸気通路である吸込空気経路401及び吸込み弁301を介して、低圧段圧縮機本体101に流入する。
 低圧段圧縮機本体101は、所定の圧力まで空気を圧縮し、圧縮空気は低圧段吐出空気経路402を通って、インタークーラ201に流入する。インタークーラ201は空冷式の熱交換器、すなわちエアクーラであり、冷却ファン204で生起された冷却風を通過させることで高温の圧縮空気が冷却される。インタークーラ201で冷却後の圧縮空気は、高圧段吸込空気経路403を通り、高圧段圧縮機本体102へ流入し、そこでより高い圧力に空気を圧縮する。高圧段圧縮機本体102から吐出された高圧の圧縮空気は、高圧段吐出空気経路404を通り、アフタークーラ202へ流入する。アフタークーラ202もインタークーラ201と同様の空冷式の熱交換器、すなわちエアクーラであり、冷却ファン204の冷却風によって圧縮空気を冷却する。アフタークーラ202で冷却された圧縮空気は、吐出空気経路405を通り、圧縮空気の需要先へと供給される。
 圧縮空気用プレフィルタ600aは、一般的には吸気フィルタ601よりも相対的に濾過精度は低いものであり、比較的大きな異物、塵埃を一次除去することを目的としており、これによって吸気フィルタ601の目詰まりを遅らせることを期待されるものである。同様に、冷却風用プレフィルタ600bを冷却風用吸気口3aに取り付けることで同様に比較的大きな異物、塵埃が除去されるため、冷却ファン204によって冷却風用吸気口3a及び冷却風ダクト3bを介して吸い込まれた空気はある程度清浄となり、空冷式であるインタークーラ201、アフタークーラ202、オイルクーラ203の冷却フィン部分への塵埃の目詰まりを低減させることができる。前記インタークーラ201、アフタークーラ202、オイルクーラ203を通過し、高温の圧縮空気や潤滑油と熱交換後の冷却風はファンダクト4b内を通過し、排気口4aより大気へ排出される。
 低圧段圧縮機本体101、高圧段圧縮機本体102、増速装置ケース104、オイルポンプ105には、図示しない内部の回転体を支持する軸受が内蔵されており、また、ブルギヤ106、低圧段ピニオン107、高圧段ピニオン108、オイルポンプピニオン109、オイルポンプギヤ110はそれぞれ噛み合いながら回転することから、これらの機械部品には一般的に潤滑剤が必要であり、本実施例では潤滑油が増速装置ケース104の下部に貯留されている。
 モータ103によって、オイルポンプ105が駆動されると、潤滑油が、増速装置ケース104の下部より吸い込まれ、吸込油配管411を通り、オイルポンプ105に流入し、吐出される。オイルポンプ105より吐出された潤滑油は吐出油経路412を通り、空冷式の熱交換器であるオイルクーラ203で冷却された後、主給油経路413へ送出される。主給油経路413の途中にはオイルフィルタ603が設置されている。また、主給油経路413は低圧段給油経路414と、高圧段給油経路415と、増速装置給油経路416とに分岐し、低圧段圧縮機本体101、高圧段圧縮機本体102、増速装置ケース104へと潤滑油を供給する。
 圧縮空気経路上には、気体圧縮機が無負荷運転を行う場合や、運転を停止した際に圧縮空気経路に残留する圧縮空気を外部に放出するための放気装置があり、放気弁302及び放気弁303は高圧段圧縮機本体102の吐出側から逆止弁304までの空気経路上の圧縮空気を外部に放出する。
 気体圧縮機1の内部の各所には、制御装置703が気体圧縮機の運転状態が正常であるか判断したり、気体圧縮機の運転を制御したりするために、各種検出器が設置されている。例えば、吸込空気経路401上に吸込圧力センサ501、低圧段吐出空気経路402上に低圧段吐出空気温度センサ505、高圧段吸込空気経路403上に高圧段吸込空気圧力センサ502と、高圧段吸込空気温度センサ506、高圧段吐出空気経路404上に高圧段吐出空気温度センサ507、吐出空気経路405上に吐出空気圧力センサ503を備える。また、低圧段給油経路414上に、油圧センサ504と油温センサ508を備える。
 気体圧縮機1の操作は、表示兼入力装置701に入力され、入力値に基づき、制御装置703が気体圧縮機1の全ての電気電子装置の制御出力をする。また、制御装置703には気体圧縮機内部の各種検出器からの入力を受け、予め記憶装置702に設定されたプログラムに基づき、気体圧縮機の運転状態を監視、判断して、制御を行う。
 アンテナ704は、気体圧縮機1に内蔵の各種検出機器が検出している値や記憶装置702に保存されている情報を、通信ネットワーク801を介して、外部のサーバ802に対し送受信するための無線送受信装置である。
 図示しない遠隔地の閲覧者は、外部のサーバ802に保存された気体圧縮機の情報を、各種情報端末を介して閲覧することができる。
 図2は、本実施例における図1の気体圧縮機1が行う圧縮空気用および冷却風用のプレフィルタの清掃または交換の時期判定の処理フローチャートである。なお、本実施例における低圧段圧縮機本体101と高圧段圧縮機本体102は、電源周波数に基づき一定の速度でモータ103が駆動される固定速度機であり、また、冷却ファン204も電源周波数により一定の回転速度で運転される固定速制御である場合について説明する。
 気体圧縮機1の操作者が表示兼入力装置701より運転開始の操作を行うと、モータ103が始動し、低圧段圧縮機本体101と高圧段圧縮機本体102が駆動されるとともに、吸込み弁301が開となり、大気より吸い込まれた空気は圧縮空気用プレフィルタ600aと吸気フィルタ601を通過し塵埃をほとんど除去された状態で低圧段圧縮機本体101へと流入、1段目の圧縮をされ、以後は図1の系統図の流れ方向にそって流れ、最終的に所定圧力となった圧縮空気が吐出空気経路405から圧縮空気需要先へ供給される。
 また、モータ103の始動と同時に、冷却ファン204も始動され、外気より冷却風として空気が冷却風用プレフィルタ600bを通過して塵埃をおおよそ除去された後、インタークーラ201、アフタークーラ202、オイルクーラ203を通過し高温流体と熱交換したのち、排気口4aから排気される。
 図2のステップS101において、モータ103が始動し、吸込み弁301が開となって空気を吸い込み始めた時点で、吸込圧力センサ501の検出する吸込圧力Ps(ゲージ圧力のため、負値である)が、予め設定された吸込圧力警報値Ps0に対して、Ps>Ps0となる場合はステップS103へ進む。また、Ps≦Ps0となる場合は、吸気フィルタが目詰まりした状態であることを意味し、この場合、圧縮機本体内部の圧力比が大きくなることで吐出空気温度が異常に高温となる可能性が生じ、故障の要因となる可能性があるため、これを防止するためにステップS102へ進み、速やかに表示兼入力装置701や通信ネットワーク801を介して外部のサーバ802や、サーバ802を介して遠隔監視をしている図示しない情報端末等に警報表示を行う。そして、本フローチャートを終了する。
 ステップS103では、最終清掃指示から現在までの累積運転時間Hcが所定の判定周期Hの整数倍となった場合はステップS104へ進み、整数倍にならない場合は本フローチャートを終了する。
 次にステップS104以降で、プレフィルタの清掃または交換の頻度の判定を行なうが、プレフィルタの清掃または交換は、冷却風用プレフィルタまたは圧縮空気用プレフィルタの区別無く両方同時にするほうが、気体圧縮機の性能及び信頼性を維持するためには好ましい。そのため、気体圧縮機の平均負荷率Rと冷却ファン平均負荷率Rfを比較し、より負荷率の大きい方の値をプレフィルタの清掃または交換の頻度の判定に用いてもよいし、冷却ファン204が気体圧縮機1の運転状態に関わらず常に一定の回転速度で運転される固定速制御の場合は、プレフィルタの清掃または交換の頻度の判定は気体圧縮機の平均負荷率Rのみで判定してもよい。したがって、以降の処理においては、気体圧縮機の平均負荷率Rで説明するが、冷却ファン平均負荷率Rfを使用する場合は、RをRfに読み替えて処理を行う。
 ステップS104では、気体圧縮機の平均負荷率Rが、中負荷率判定値RMに対して、R≦RMを満たす場合にステップS106へ進み、満たさない場合はステップS105へ進む。
 ここで、平均負荷率Rは次のように定義される。すなわち、モータ103の回転速度が固定速機の場合、一例として、負荷運転と無負荷運転を1回ずつ行うサイクルを運転サイクル時間T3とすると、現在負荷率Rc[%]=負荷運転時間T2÷運転サイクル時間T3として算出される。ここで、運転サイクル時間T3=無負荷運転時間T1+負荷運転時間T2である。但し、T1、T2、T3は現在気体圧縮機が運転している運転サイクルの1回前の運転サイクルにおける各時間を参照している。この現在負荷率Rcを最後の負荷率判定から現在までの負荷回数(=運転サイクル回数)N回分だけ合計し、これをNで除することで、平均負荷率Rが求められ、すなわち、平均負荷率R=ΣRc/Nで表すことができる。
 ステップS104でR>RMと判定されてステップS105へ進んだ場合、プレフィルタの判定周期Hに所定の高頻度清掃周期HH、例えば、100時間を代入し、ステップS109へ進む。
 ステップS104でR≦RMと判定され、ステップS106へ進んだ場合、平均負荷率Rが、低負荷率判定値RLに対し、R≦RLを満たす場合は、ステップS108へと進む。これを満たさない場合はステップS107へ進む。
 ステップS107では、プレフィルタの判定周期Hに通常清掃周期HM、例えば、200時間を代入し、ステップS109へ進む。 
 ステップS106でR≦RLと判定され、ステップS108へ進んだ場合はプレフィルタの判定周期Hに低頻度清掃周期HL、例えば、400時間を代入し、ステップS109へ進む。
 ステップS109では、ステップS109より前のステップで代入されたプレフィルタの判定周期Hに対して、最終清掃指示から現在までの累積運転時間Hcの差、H-Hcを求め、H-Hc≦0を満たす場合、つまり、最終清掃指示から現在までの累積運転時間Hcがプレフィルタを清掃すべき周期(判定周期H)を超えているため、プレフィルタを清掃すべき時期であると判断し、ステップS110へ進み、プレフィルタの清掃または交換を推奨するメッセージ等を表示兼入力装置701上に表示させるとともに、通信ネットワーク801を介してサーバ802へプレフィルタの清掃または交換を推奨するデータを送信する。その後、ステップS111へ進み、最終清掃指示から現在までの累積運転時間Hcを0で初期化し、本フローチャートを終了する。
 ステップS109でH-Hc≦0を満たさない場合、つまり、最終清掃指示から現在までの累積運転時間Hcが判定周期Hに達してない場合は本フローチャートを終了する。
 図2のフローチャートによれば、気体圧縮機の負荷率の高低は吸込み圧縮空気用プレフィルタ600aを通過する空気量と関係しており、平均負荷率Rが中負荷率判定値RMより高い場合は圧縮空気用プレフィルタ600aの通過空気量は大きくなり、圧縮空気用プレフィルタ600aで捕集される塵埃量も比例して増えるため、この場合は、推奨清掃周期は高頻度清掃周期HHが選定され、より通常よりも早い周期でプレフィルタを清掃または交換することが望ましいという判定となる。
 一方で、平均負荷率Rが低負荷率判定値RLよりも低い場合は圧縮空気用プレフィルタ600aで捕集される塵埃量も少なくなるため、清掃頻度は少なくともよくなるため、低頻度清掃周期HLが選定され、プレフィルタ清掃周期が長くなることとなり、ユーザにとってはプレフィルタ清掃の回数を減らすことができる。
 以上のように、本実施例によれば、圧縮空気用プレフィルタ及び冷却風用プレフィルタの清掃ないし交換の頻度を気体圧縮機の形式や負荷率に応じて最適化することが可能となる。
 本実施例では冷却ファンの入力電流の変化を考慮してプレフィルタの清掃または交換の指示を行なう例について説明する。
 本実施例における気体圧縮機の構成要素を示す系統図は、図1の構成に対して、冷却ファン204の入力電流を測定する電流計を備えた構成であり、その系統図は省略する。
 図3は、本実施例におけるプレフィルタの清掃または交換の時期判定の処理フローチャートである。図3において、図2と同じ処理ステップは同じ符号を付し、その説明は省略する。図3において、図2と異なる点は、ステップS201を追加した点である。
 冷却ファン204が電源周波数により常時一定速度で運転される固定速制御の場合、冷却風用プレフィルタ600bの目詰まりが進行すると、冷却風用吸気口3aを介して吸いと込まれる空気量が減少する。吸い込み空気量が減少すると、冷却ファンの消費動力が冷却風用プレフィルタ600bの目詰まりが少ないときと比較して下がるため、入力電流値も下がる。そのため、ステップS201において、冷却ファン204の入力電流Ifについて所定の閾値Ithを設定しておき、冷却ファン入力電流Ifが所定の閾値Ithよりも小さい場合は、冷却風用プレフィルタ600bの目詰まりが相当程度進行していると判定し、冷却風用プレフィルタ600b、または、冷却風用プレフィルタ600b及び圧縮空気用プレフィルタ600aの両方について、清掃または交換の指示を表示兼入力装置701上に表示し、ユーザに注意と対処を促すようにする。
 以上のように、本実施例によれば、実施例1の効果に加え、冷却風用プレフィルタ600bの目詰まりを事前に判定できるという効果がある。
 本実施例では冷却ファンがインバータ駆動され回転数が可変速制御される場合について説明する。
 図4は本実施例における気体圧縮機の構成要素を示す系統図である。図4において、図1と同じ構成は同じ符号を付し、その説明は省略する。図4において、図1と異なる点は、制御装置703の内部に冷却ファンの可変速制御装置である冷却ファン用インバータ703aを備えた点である。
 本実施例における図4の気体圧縮機1が行う圧縮空気用および冷却風用のプレフィルタの清掃または交換の時期判定の処理フローチャートは、図2と同様であるが、インバータ駆動され回転数が可変速制御される冷却ファンの場合は、平均負荷率の算出方法が固定速の場合と異なる。可変速の平均負荷率の算出方法の一例を示すと、インバータ駆動される冷却ファンの場合は、冷却ファンの現在負荷率Rfc=(負荷時間T2・ファンインバータ現在周波数ffc[Hz])÷(運転サイクル時間T3・ファンインバータ定格周波数ffr[Hz])となり、これを最後の負荷率判定から最後の運転サイクルまでの負荷回数N回で平均をとった冷却ファン平均負荷率Rf[%]=ΣRfc/Nと求められる。
 以上のように、本実施例によれば、実施例1と同様に、圧縮空気用プレフィルタ及び冷却風用プレフィルタの清掃ないし交換の頻度を気体圧縮機の形式や負荷率に応じて最適化することが可能となる。
 実施例2では、冷却ファン入力電流の変化を考慮してプレフィルタの清掃または交換の指示を行なう例について説明した。しかしながら、実施例2では、冷却ファン204が固定速制御であるのに対し、冷却ファンが可変速制御される場合は、例えば、無負荷運転時には冷却ファン204の回転速度が負荷運転時よりも低下する制御をされるといった場合は、回転速度の低下によって冷却ファン204の入力電流も低下することから、単純に入力電流の閾値のみでプレフィルタの目詰まり状態を判定することが必ずしも正確な判断とはならない。
 そこで、本実施例では、冷却ファンがインバータ駆動され回転数が可変速制御される場合の冷却風用プレフィルタ600bの目詰まりを事前に判定できる例について説明する。
 本実施例における気体圧縮機の構成要素を示す系統図は、図4の構成に対して、冷却ファン用インバータ703aの入力電流を測定する電流計を備えた構成であり、その他の構成は同じなので、その記載は省略する。
 図5は本実施例における冷却ファン用インバータの出力周波数とインバータ入力電流値の関係を示す図である。図5において、冷却ファン用インバータの出力周波数ffcと冷却ファン用インバータ入力電流Iifの関係は、プレフィルタの目詰まり時には、正常時に比べて同じ出力周波数ffcに対して入力電流Iifが低下する。
 図6は本実施例におけるプレフィルタの清掃または交換の時期判定の処理フローチャートである。図6において、図3と同じ処理ステップは同じ符号を付し、その説明は省略する。図6において、図3と異なる点は、ステップS201をステップS301に差し替えた点である。
 図6のステップS301において、図5のような、予め想定する冷却ファン用インバータの出力周波数ffcと冷却ファン用インバータ入力電流Iifの特性を把握しておき、所定の出力周波数時のインバータ入力電流の予測値Ioに対して、実測された冷却ファン用インバータ入力電流Iifが、例えば60%以下の値しかない場合は、冷却風用プレフィルタ600bの目詰まりであると判断し、清掃または交換の指示を表示兼入力装置701上に表示し、ユーザに注意と対処を促すようにする。なお、60%等の値は、プレフィルタの目詰まりが発生頻度に関係するため、気体圧縮機1の実際の設置環境に応じて、ユーザが調節可能なパラメータとするのが望ましい。
 以上のように、本実施例によれば、実施例3の効果に加え、冷却風用プレフィルタ600bの目詰まりを事前に判定できるという効果がある。
 本実施例では、気体圧縮機が周波数変換装置であるモータ用インバータによってモータの回転速度を制御可能な可変速機であり、かつ、冷却ファンがインバータ駆動され回転数が可変速制御される場合について説明する。
 図7は本実施例における気体圧縮機の構成要素を示す系統図である。図7において、図4と同じ構成は同じ符号を付し、その説明は省略する。図4において、図4と異なる点は、制御装置703の内部に可変速制御装置であるモータ用インバータ703bを備えた点である。
 本実施例における図7の気体圧縮機1が行う圧縮空気用および冷却風用のプレフィルタの清掃または交換の時期判定の処理フローチャートは、図2と同様であるが、モータ用インバータ703bによってモータの回転速度を制御可能な可変速機の場合、平均負荷率の算出方法が一定速機と異なる。可変速機の平均負荷率の算出方法の一例を示すと、負荷運転中は吐出し空気圧力が一定となるようにモータ103の回転速度をインバータの出力周波数を変化させる。現在負荷率Rcは、Rc[%]=(負荷時間T2・現在周波数fc[Hz])÷(運転サイクル時間T3・定格周波数fr[Hz])で表すことができる。したがって、プレフィルタ清掃判定周期における可変速機の平均負荷率R[%]=ΣRc/(負荷回数N[回])として求められる。
 以上のように、本実施例によれば、実施例1、3と同様に、圧縮空気用プレフィルタ及び冷却風用プレフィルタの清掃ないし交換の頻度を気体圧縮機の形式や負荷率に応じて最適化することが可能となる。
 実施例5においては、圧縮空気用の吸気口2aと冷却風用吸気口3aがそれぞれ独立して分かれているが、本実施例では、圧縮空気用の吸気口2aに代えて、冷却風用吸気口3aが、その機能を兼ねている構成であってもよい点について説明する。
 図8は本実施例における気体圧縮機の構成要素を示す系統図である。図8において、図7と同じ構成は同じ符号を付し、その説明は省略する。図8において、図7と異なる点は、圧縮空気用の吸気口2aがなく、冷却風用吸気口3aが圧縮空気用の吸気口2aの機能を兼ねている点である。また、圧縮空気用プレフィルタ600aもなく、冷却風用プレフィルタ600bが圧縮空気用プレフィルタ600aの機能を兼ねている。
 このように、本実施例では、冷却風用吸気口3aが圧縮空気用の吸気口2aを兼ねている構成でも、実施例5と同様に、圧縮空気用と冷却風用を兼ねたプレフィルタの清掃ないし交換の頻度を気体圧縮機の形式や負荷率に応じて最適化することが可能となる。
 なお、冷却風用吸気口3aが圧縮空気用の吸気口2aを兼ねている構成を、実施例1から3に示したような、気体圧縮機が固定速度機か可変速機か、または冷却ファンが固定速制御か可変速制御か、のそれぞれの組み合わせに対して適用することも可能である。
 本実施例においては、実施例1に対して、吸込み圧力Psを大気圧に対する圧力損失(圧力降下)と考えて吸込み圧力(大気圧をゼロ基準とした負値)の絶対値をとって圧力損失δpとし、これを運転時間分累積して加えた累積圧力損失Sを求め、所定の時間あたりの累積圧力損失の変化量である累積圧力損失曲線の傾きΔSと、平均負荷率Rの組合せにより、プレフィルタの目詰まり具合を推定し、判定周期を増減させる方法について説明する。
 図9は、本実施例における図1の気体圧縮機1が行う圧縮空気用および冷却風用のプレフィルタの清掃または交換の時期判定の処理フローチャートである。図9においては、図2に対し、ステップS104からS109に代えて、累積圧力損失曲線の傾きΔS/Hのうち、今回判定時の累積圧力損失曲線の傾きΔSn/Hnと、前回判定時の累積圧力損失曲線の傾きΔSn-1/Hn-1)との間に、(ΔSn-1/Hn-1)<(ΔSn/Hn)の関係が成立するかどうかの判定するステップS113と、前記ステップS113が成立しない場合のうち、(ΔSn/Hn)<(ΔSn-1/Hn-1)が成立するかどうかを判定するステップS115と、前記ステップS115が成立しない場合で、プレフィルタの清掃指示1回目と2回目の間の累積圧力損失の傾きΔS1/H1と、現在の累積圧力損失の傾きΔSn/Hnとの間に、(ΔS1/H1)<(ΔSn/Hn)が成立するかどうかを判定するステップS119と、平均負荷率R≦中負荷率判定値RMの関係が成立するかどうかのステップS114及びステップS118と、平均負荷率R≦低負荷率判定値RLの関係が成立するかどうかのステップS116及びステップS120と、判定周期を短縮するための減少係数α1ないしα2(但し、α2<α1<1とする)を判定周期Hnに乗じて、新たな判定周期Hnを代入するステップS123及びS122と、現在の判定周期Hnを維持するステップS117、ステップS124及びステップS126と、判定周期を延長するための増大係数β1ないしβ2(但し、1<β1<β2とする)を判定周期Hnに乗じて、新たな判定周期Hnを代入するステップS125及びS121と、図2の前記ステップS109に代わって、判定周期Hnが下限判定周期HLL以下かを判定するステップS127と、前記ステップS127が成立した場合に、判定周期Hnに下限判定周期HLLを代入するステップS128と、判定周期Hnが上限判定周期HHH以上かどうかを判定するステップS129と、前記ステップS129が成立した場合に、判定周期Hnに上限判定周期HHHを代入するステップS130が新たに加えられている。
 図10は、本実施例における、横軸を運転時間、左側縦軸を圧力損失δp、右側縦軸を累積圧力損失Sとした場合の圧力損失曲線および累積圧力損失曲線を示す図である。図10において、例えば、プレフィルタが無く、吸気フィルタのみを備え、圧縮機の負荷率が常時一定の場合の圧力損失曲線900は、階段状(デジタル値のため)のグラフとなり、吸気フィルタの目詰まり警報を発する(グラフの右端部)運転時間の約80%程度の運転時間から圧力損失δpが上昇し始め、その後短期間に急激に圧力損失が増加して吸気フィルタの目詰まり警報の発出となる。一方で、プレフィルタがある場合の圧力損失曲線910は、プレフィルタの目詰まりが進行した場合には短時間のうちに圧力損失δpが上昇し、その後、プレフィルタが清掃または交換されると下降し、プレフィルタの目詰まり及び清掃による圧力損失のピークが見られる。しかしながら、プレフィルタ及び吸気フィルタ目詰まり以外にも、圧力損失δpは圧縮機の負荷率に応じて変化し、かつ、圧縮機の負荷率の変化はフィルタの目詰まりの進展よりも速く、激しく増減することから、瞬時値としての圧力損失δpではプレフィルタ目詰まりの判定には用いることが困難である。そこで、測定された圧力損失δpを累積した、運転時間tの関数である累積圧力損失曲線を算出する。
 図10において、プレフィルタ無しの累積圧力損失曲線950に対して、プレフィルタ有りの累積圧力損失曲線960は、プレフィルタ目詰まり分の圧力損失が加わることで累積圧力損失はさらに増加し、プレフィルタ無しの累積圧力損失曲線950よりもプレフィルタ有りの累積圧力損失曲線960の方が累積圧力損失は大きくなる。
 図11は、本実施例における、運転時間tに対する圧力損失δpを示す図である。運転時間0から判定n回目における運転時間tnまでの累積圧力損失Sn=Σ(δpn)である。ここで、判定(n―1)回目の運転時間tn―1から判定n回目までの運転時間tnとの差が判定周期Hnであるが、判定周期Hnにわたる累積圧力損失Snの増分をΔSnとする。図11では、判定(n-1)回目から判定n回目の累積圧力損失の増分ΔSnは、運転時間tnと、運転時間tn-1と、圧力損失δpの曲線とで囲まれた面積に等しい。
 図12は、本実施例における、運転時間tに対する累積圧力損失Sを示す図であり、横軸の運転時間は図11と対応している。図12において、累積圧力損失曲線970は右上がりで常に増加するが、その傾きの大きさはプレフィルタの目詰まり具合や圧縮機の負荷率で変化する。ここで、判定周期Hnあたりの累積圧力損失の増分ΔSn(=Sn―(Sn-1))は、累積圧力損失の傾きΔSn/Hnとして表され、これの1回前の判定時、即ち、(n-1)回目の判定周期Hn-1における累積圧力損失の傾きは、同様に、(ΔSn-1/Hn-1)として表される。図11において判定周期Hn-2(=(tn-2)-(tn-3))と、判定周期Hn-1(=(tn-1)-(tn-2))との長さは等しいとして、この期間の圧力損失δpは一定であるため、図12における累積圧力損失Sの曲線は、判定周期Hn-2と判定周期Hn-1において傾き(ΔSn-2/Hn-2)及び(ΔSn―1/Hn-1)は等しい。一方で、図11の判定周期Hn-1(=(tn-1)-(tn-2))と、判定周期Hn(=(tn)-(tn-1))の時間において圧力損失δpは増加しており、このとき、累積圧力損失の増分ΔSnは、ΔSn-1やΔSn-2よりも大きいため、傾きΔSn/Hnは前記(ΔSn-2/Hn-2)及び(ΔSn―1/Hn-1)よりも大きい。
 図13は、図10のプレフィルタ無しの累積圧力損失曲線950と、プレフィルタ有りの累積圧力損失曲線960に対して、それぞれプレフィルタ無しの累積圧力損失曲線の傾きΔS/H980と、プレフィルタ有りの累積圧力損失曲線の傾きΔS’/H990を作成し、比較した図である。プレフィルタ無しの累積圧力損失曲線の傾きΔS/H980は、運転時間の経過により、吸気フィルタ601の目詰まりが途中から急速に進行する運転時間において、急速に増加していることが分かる。一方、プレフィルタ有りの累積圧力損失曲線の傾きΔS’/H990も、プレフィルタ目詰まりの発生と、清掃による目詰まりの解消によって、傾きの増減が発生し、ピークが認められる。このように累積圧力損失の傾きを算出することで、プレフィルタ目詰まり状態の判断が容易になる。
 さらに、図9で示した通り、圧縮機の平均負荷率Rと組み合わせることで、例えば、負荷率が大きい場合はフィルタを通過する空気量が多いことによる累積圧力損失の増大分と、プレフィルタの目詰まり進行による累積圧力損失の増大と切り離すことができるため、これによって、フィルタ目詰まり度合いによってプレフィルタ清掃の判定周期Hを変更することができる。
 例えば、図9において、ステップS113で、(ΔSn-1/Hn-1)<(ΔSn/Hn)が成立する場合は、ステップS114に進む。これは前回判定時よりも圧力損失が大きくなっていることを意味する。ステップS114において、R≦RMが成立しない場合は、高負荷率と判定され、ステップS117へと進み、高負荷率で圧力損失大の状況と推定されるため、判定周期Hは現在の判定周期が維持される。一方、ステップS114でR≦RMが成立する場合は、ステップS116へ進み、ここで、R≦RLが成立すれば、低負荷率と判定され、ステップS122へ進む。このとき、低負荷率にもかかわらず、圧力損失大であることから、プレフィルタの目詰まりが相当程度進行していると判定され、現在の判定周期Hnに減少係数α2を乗じた、より短い判定周期Hn×α2に更新される。一方で、ステップS116でR≦RLが成立しない場合、即ち、RL<R≦RMの範囲にある中負荷率と判定され、次のステップS123で現在の判定周期Hnに減少係数α1を乗じた、より短い判定周期Hn×α1に更新される。ここで、減少係数は、α2<α1<1の関係であり、より負荷率が小さくて、圧力損失が大きい状態ほど、判定周期Hが短縮される結果となる。
 一方、ステップS113で(ΔSn-1/Hn)<(ΔSn/Hn)が成立しない場合はステップS115へ進む。ステップS115では、さらに、(ΔSn/Hn)<(ΔSn-1/Hn-1)が成立するかどうかを判定し、成立する場合は、ステップS118に進む。成立しない場合は、即ち、(ΔSn/Hn)=(ΔSn-1/Hn-1)であり、前回と今回の判定周期において圧力損失の変化が無いことを意味し、ステップS119へ進む。前記ステップS118において、R≦RMが成立する場合、次のステップS120に進み、ステップS120においてR≦RLが成立すれば、低負荷率と判定され、ステップS124へ進む。このときは、低負荷率で圧力損失小と判定され、判定周期Hnは現在の判定周期が維持される。一方、ステップS118でR≦RMが成立しない場合は、高負荷率と判定され、ステップS121へと進み、高負荷率で圧力損失小の状況と推定されるため、プレフィルタの目詰まりの進行は遅いと判断できるため、現在の判定周期Hnに増大係数β2を乗じた、より長い判定周期Hn×β2に更新される。ステップS120でR≦RLが成立しない場合は、即ち、RL<R≦RMの範囲にある中負荷率と判定され、次のステップS125で現在の判定周期Hnに増大係数β1を乗じた、長い判定周期Hn×β1に更新される。ここで、増大係数は、1<β1<β2の関係であり、圧力損失が小さい状態で、より負荷率が大きいほど、判定周期Hnが延長される結果となる。
 前記ステップS115が不成立の場合はステップS119に進む。ステップS119では、圧縮機が運転開始後初回のプレフィルタ判定時と、第2回目のプレフィルタ判定時の間の判定周期H1時間における累積圧力損失の増加分ΔS1から求まる初期の累積圧力損失の傾きΔS1/H1を、今回判定時の累積圧力損失の傾きΔSn/Hnとを比較し、(ΔS1/H1)<(ΔSn<Hn)が成立する場合は、ステップS126へ進み、Hnに現在の判定周期Hnを代入して判定周期の長さを維持する。不成立の場合には、ステップS118の負荷率判定のフローへ合流する。ステップS119の効果としては、前回と今回の判定周期の圧力損失の傾きが同一で、変化していなくとも、プレフィルタの目詰まりが進行し、傾きの絶対値大きい場合には、判定周期Hnは延長しないほうが好ましいため、累積圧力損失の傾きの評価基準の一つとして初期の累積圧力損失の傾きΔS1/H1と今回判定時の累積圧力損失の傾きΔSn/Hnとを比較して、(ΔS1/H1)<(ΔSn<Hn)が成立する場合には判定周期の長さを維持するためである。初期の累積圧力損失の傾きΔS1/H1は、吸気フィルタ601の目詰まりの度合いは小さいと想定され、プレフィルタの目詰まりによる累積圧力損失の傾きの影響が出やすいと予想されることから、このときの累積圧力損失の傾きΔS1/H1を評価基準として用いることで、今回判定時の今回判定時の累積圧力損失の傾きΔSn/Hnの妥当性が向上する。
 判定周期Hnは、累積圧力損失の傾きの大小と、平均負荷率の大小によって変化するが、ステップS121、S122、S123、S125で更新された判定周期は、条件によっては減少係数αによって短くなりつづけたり、増大係数βによって長くなりつづけたりしないように、上限判定周期HHH、下限判定周期HLLを予め定めておき、前記上限及び下限周期を超えて判定周期Hが変化しないようにする。前記ステップS122、S123を通過後は、ステップS127へ進み、Hn≦HLLが成立している場合には、判定周期HnにHLLを代入し、ステップS110へ進む。同様に、前記ステップS121、S125を通過後は、ステップS129へ進み、HHH≦Hnが成立している場合には、判定周期HnにHHHを代入し、ステップS110へ進む。前記ステップS117、S124、及び、S126を通過した場合は、判定周期Hnは前回判定時のまま維持されているため、前記ステップS110へ進む。
 以上のように、本実施例によれば、累積圧力損失曲線の傾きΔSと、平均負荷率Rの組合せにより、プレフィルタの目詰まり状態の判断が容易になり、実施例1と同様に、圧縮空気用プレフィルタ及び冷却風用プレフィルタの清掃ないし交換の頻度を気体圧縮機の形式や負荷率に応じて最適化することが可能となる。
 本実施例においては、実施例7に対して、実施例2と同様の、冷却ファンの入力電流の変化を考慮してプレフィルタの清掃または交換の指示を行なう例について説明する。
 図14は、本実施例におけるプレフィルタの清掃または交換の時期判定の処理フローチャートである。図14において、図9と同じ処理ステップは同じ符号を付し、その説明は省略する。図14において、図9と異なる点は、ステップS201を追加した点である。
図14において、図3で説明したように、ステップS201において、冷却ファン204の入力電流Ifについて所定の閾値Ithを設定しておき、冷却ファン入力電流Ifが所定の閾値Ithよりも小さい場合は、冷却風用プレフィルタの目詰まりが相当程度進行していると判定し、ステップS102へ進み、警報表示を行う。
 以上のように、本実施例によれば、実施例7の効果に加え、冷却風用プレフィルタの目詰まりを事前に判定できるという効果がある。
 本実施例では、実施例8に対して、実施例4と同様の、冷却ファンがインバータ駆動され回転数が可変速制御される場合の冷却風用プレフィルタ600bの目詰まりを事前に判定できる例について説明する。
 図15は、本実施例におけるプレフィルタの清掃または交換の時期判定の処理フローチャートである。図15において、図14と同じ処理ステップは同じ符号を付し、その説明は省略する。図15において、図14と異なる点は、ステップS201をステップS301に差し替えた点である。
 図15において、図6で説明したように、所定の出力周波数時のインバータ入力電流の予測値Ioに対して、実測された冷却ファン用インバータ入力電流Iifが、例えば60%以下の値しかない場合は、冷却風用プレフィルタの目詰まりであると判断し、ステップS102へ進み、警報表示を行う。
 以上のように、本実施例によれば、実施例8と同様に、冷却風用プレフィルタの目詰まりを事前に判定できるという効果がある。
 以上実施例について説明したが、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例で説明した気体圧縮機は、無給油式二段スクリュー空気圧縮機を例に説明したが、この形式の流体機械に限定するものではなく、例えば、圧縮機本体を一つのみ備える単段式圧縮機であってもよいし、圧縮空気の冷却と封止、及び、図示しない雄雌一対のスクリューロータの摺動面の潤滑を目的として、圧縮機本体内部の圧縮室に潤滑油を注入する給油式圧縮機にも適用が可能である。
 また、上記した実施例1乃至実施例9の気体圧縮機は空冷式であるが、水冷式の圧縮機であっても、圧縮空気用の吸気口2aが存在し、さらに、筐体内の換気用に小型の冷却ファンが備わっている場合や、モータ103の反負荷側に自冷却ファンが備わっている場合には大小問わず冷却風用吸気口3aが設けられていることが多いため、上記した実施例は水冷式圧縮機にも適用が可能である。
 また、同様に圧縮方式も上記した実施例における雄雌一対のスクリューロータを内包するツインスクリュー式に限らず、一本のスクリューロータと複数のゲートロータで構成されるシングルスクリュー式や、ツース式、レシプロ式等のあらゆる容積型圧縮機、及び、遠心式、軸流式のターボ圧縮機にも適用可能である。
 また、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1:気体圧縮機、2a:吸気口、2b:吸気ダクト、3a:冷却風用吸気口、3b:冷却風ダクト、101:低圧段圧縮機本体、102:高圧段圧縮機本体、103:モータ、201:インタークーラ、202:アフタークーラ、204:冷却ファン、600a:圧縮空気用プレフィルタ、600b:冷却風用プレフィルタ、601:吸気フィルタ、701:表示兼入力装置、702:記憶装置、703:制御装置、703a:冷却ファン用インバータ、703b:モータ用インバータ、900、910:圧力損失曲線、950、960、970:累積圧力損失曲線、980、990:累積圧力損失曲線の傾き、Ps:吸込み圧力、Ps0:吸込み圧力警報設定値、R:気体圧縮機の平均負荷率、Rc:気体圧縮機の現在負荷率、Rf:冷却ファン平均負荷率、Rfc:冷却ファンの現在負荷率、RH:高負荷率判定値、RM:中負荷率判定値、RL:低負荷率判定値、HH:高頻度清掃周期、HM:通常清掃周期、HL:低頻度清掃周期、Hc:最終清掃指示から現在までの累積運転時間、H:判定周期

Claims (9)

  1.  筐体の圧縮空気用吸気口に塵埃を一次除去する圧縮空気用プレフィルタが配置され、塵埃をさら二次除去する吸気フィルタと、前記吸気フィルタと吸気通路を介して空気を吸い込み圧縮する少なくとも1個の圧縮機本体と、前記圧縮機本体を駆動するモータと、圧縮空気を冷却するエアクーラと、前記エアクーラへ冷却風を通過させる冷却ファンと、前記冷却ファンによって外気より吸い込む冷却風用吸気口と、前記冷却風用吸気口に設けられた冷却風用プレフィルタと、圧縮機の運転を制御する制御装置を備えた気体圧縮機であって、
     前記制御装置は、運転状態の指標となる負荷率から前記圧縮空気用プレフィルタと前記冷却風用プレフィルタの清掃ないし交換の頻度を決定することを特徴とする気体圧縮機。
  2.  請求項1に記載の気体圧縮機において、
     前記圧縮機本体は固定速度機であり、
     前記圧縮機本体の負荷運転と無負荷運転を1回ずつ行う運転サイクル時間をT3、無負荷運転時間をT1、負荷運転時間をT2、運転サイクル回数をN、T3=T1+T2、現在負荷率Rc=T2÷T3、平均負荷率R=ΣRc/Nとすると、
     前記制御装置は、前記負荷率として前記平均負荷率Rを算出し、前記平均負荷率Rと負荷率判定値を比較することで前記圧縮空気用プレフィルタと前記冷却風用プレフィルタの清掃ないし交換の頻度を決定することを特徴とする気体圧縮機。
  3.  請求項2に記載の気体圧縮機において、
     前記冷却ファンは固定速制御であり、
     前記制御装置は、前記冷却ファンの平均負荷率Rfの算出し、前記圧縮機本体の平均負荷率Rと前記冷却ファンの平均負荷率Rfを比較し、より負荷率の大きい方の値を前記圧縮空気用プレフィルタと前記冷却風用プレフィルタの清掃ないし交換の頻度の決定に用いることを特徴とする気体圧縮機。
  4.  請求項1に記載の気体圧縮機において、
     前記冷却ファンは固定速制御であり、
     前記冷却ファンの入力電流を測定する電流計と、
     表示装置を有し、
     前記制御装置は、前記冷却ファンの入力電流が所定の閾値よりも小さい場合は、前記圧縮空気用プレフィルタと前記冷却風用プレフィルタの清掃ないし交換の指示を前記表示装置に表示することを特徴とする気体圧縮機。
  5.  請求項3に記載の気体圧縮機において、
     前記冷却ファンは可変速制御であり、
     前記冷却ファンを可変速制御させる可変速制御装置を有し、
     前記冷却ファンの負荷運転と無負荷運転を1回ずつ行う運転サイクル時間をT3、無負荷運転時間をT1、負荷運転時間をT2、T3=T1+T2、前記可変速制御装置の現在周波数をffc、前記可変速制御装置の定格周波数をffr、運転サイクル回数をN、前記冷却ファンの現在負荷率Rfc=(T2・ffc])÷(T3・ffr)とすると、
     前記制御装置は、前記冷却ファンの平均負荷率RfとしてRf=ΣRfc/Nを算出することを特徴とする気体圧縮機。
  6.  請求項1に記載の気体圧縮機において、
     前記冷却ファンは可変速制御であり、
     前記冷却ファンを可変速制御させる可変速制御装置と、
     前記可変速制御装置の入力電流を測定する電流計と、
     表示装置を有し、
     前記制御装置は、前記可変速制御装置の出力周波数と、それに対応する予め推定される前記入力電流の予測値との関係から、前記電流計で測定された入力電流が前記入力電流の予測値よりも所定量小さい場合は、前記圧縮空気用プレフィルタと前記冷却風用プレフィルタの清掃ないし交換の指示を前記表示装置に表示することを特徴とする気体圧縮機。
  7.  請求項1に記載の気体圧縮機において、
     前記圧縮機本体は可変速機であり、
     前記圧縮機本体を可変速制御させる可変速制御装置を有し、
     前記圧縮機本体の負荷運転と無負荷運転を1回ずつ行う運転サイクル時間をT3、無負荷運転時間をT1、負荷運転時間をT2、T3=T1+T2、前記可変速制御装置の現在周波数をfc[Hz]、前記可変速制御装置の定格周波数をfr[Hz]、運転サイクル回数をN、現在負荷率Rc=(T2・fc])÷(T3・fr)、平均負荷率R=ΣRc/Nとすると、
     前記制御装置は、前記負荷率として前記平均負荷率Rを算出し、前記平均負荷率Rと負荷率判定値を比較することで前記圧縮空気用プレフィルタと前記冷却風用プレフィルタの清掃ないし交換の頻度を決定することを特徴とする気体圧縮機。
  8.  請求項1に記載の気体圧縮機において、
     前記圧縮空気用吸気口と前記圧縮空気用プレフィルタに代えて、前記冷却風用吸気口と前記冷却風用プレフィルタが、その機能を兼用していることを特徴とする気体圧縮機。
  9.  請求項1に記載の気体圧縮機において、
     吸込圧力センサを有し、
     前記制御装置は、前記吸込圧力センサが検出した吸込み圧力の運転時間分の累積値である累積圧力損失を算出し、前記累積圧力損失のうち所定の時間あたりの前記累積圧力損失の変化量と平均負荷率とから前記圧縮空気用プレフィルタと前記冷却風用プレフィルタの清掃ないし交換の頻度を決定することを特徴とする気体圧縮機。
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