WO2023032469A1 - 調理装置 - Google Patents

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かほり 菅原
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Abstract

【課題】調理メニューに係る料理を食した場合の摂取カロリー量を手軽かつ適正に把握可能な調理装置の提供を目的とした。 【解決手段】調理装置10は、収容部20と、収容部20の内部環境を調整するための出力が可能な出力部30と、複数種の調理メニューを記憶したメニュー記憶部と、メニュー記憶部に記憶されている複数の調理メニューから一の調理メニューを選択するための処理を行うメニュー選択処理部と、メニュー選択処理部によって選択された調理メニューにおいて規定されている調理条件に応じて出力部30の出力制御を行う調理制御部と、を有する。調理装置10においては、調理メニュー毎に摂取単位数量が規定されると共に、摂取単位数量当たりの摂取カロリーが調理メニュー毎に対応付けて規定されている。メニュー選択処理部は、摂取カロリーを基準として調理メニューを選択可能とする。

Description

調理装置
 本発明は、調理装置に関する。
 従来、下記特許文献1に開示されている調理レシピ供給方法のようなものが提供されている。この調理レシピ供給方法は、ホスト装置、及びホスト装置とインターネットを介して通信自在な携帯電話機や情報端末装置を用いて調理レシピ(調理に際してやるべきことをまとめたもの)をユーザに提供するものとされている。特許文献1の調理レシピ供給方法においては、ホスト装置に調理レシピに係る調理レシピデータが調理メニュー(調理レシピに則って調理することによって作られる料理)ごとに複数記憶されており、ユーザが携帯電話機や情報端末装置を用いて検索条件を入力することにより、ホスト装置において調理レシピデータを検索可能とされている。特許文献1の調理レシピ供給方法においては、検索された調理レシピデータを携帯電話機や情報端末装置に送信することにより、調理レシピがユーザに提供される。
特開2002-063178号公報
 ここで、本発明者らは、調理装置において予め調理メニューを複数記憶させておき、その中からユーザが選択した調理メニューに係る料理を自動調理できる調理装置の提供を検討した。その結果、調理対象である食材が収容されている収容部の温度等(内部環境)を調整するための出力部(例えばヒータ等)の出力を制御すれば、自動調理を行える調理装置が提供できるとの知見に至った。また、本発明者らは、調理メニューの選択方法についても検討を行った。その結果、本発明者らは、五十音順やカテゴリー毎に分けて表示された複数の調理メニューから任意のものを選択可能としたり、調理メニューに割り当てられた番号を指定することによって調理メニューの選択を可能とすることについては、複数の調理メニューを記憶させておくことによって実現できることを見いだした。
 その一方で、本発明者らは、近年の健康志向を考慮すれば、ユーザがカロリーを基準として調理メニューを選択可能なものとすることにより、より一層利便性が向上するとの知見に至った。しかしながら、上述した特許文献1の調理レシピ供給方法等においては、調理メニューごとにカロリー量が定義されているものの、このカロリー量の数値だけではどのような基準(単位)で定義されたものなのかをユーザは適確に知ることができない。例えば、従来技術においては、調理メニュー毎に規定されているカロリー量が、一人前当たりの摂取カロリー量であるのか、あるいは調理した料理の全量を食した場合の摂取カロリー量なのかが不明確になる懸念がある。
 すなわち、特許文献1に係る従来技術は、ユーザ自らが調理を行うことを想定したものである。そのため、特許文献1に係る従来技術においては、調理メニューに規定されているカロリー量が、どのような基準で定義されたものであったとしても、ユーザが調理メニューを参照して調理量を調整する等、ユーザによる人為的行為によって摂取カロリー量の調整を行うことができる。しかしながら、本発明者らが検討している調理装置は、食材をセットすることによって調理メニューに対応する調理プログラムに則って自動的に調理を行うものであるため、前述したような人為的行為を介在させることができない。そのため、本発明者らは、特許文献1に係る従来技術等を自動調理可能な調理装置に対して単純に適用するだけでは、調理メニューに係る料理を食した場合の摂取カロリー量をユーザが手軽に把握することができないという問題が生じるとの知見に至った。
 そこで本発明は、調理メニューに係る料理を食した場合の摂取カロリー量を手軽かつ適正に把握可能な調理装置の提供を目的とした。
(1)上述した本発明の調理装置は、調理対象である食材を収容する収容部と、調理条件にあわせて前記収容部の内部環境を調整するための出力が可能な出力部と、複数種の調理メニューを記憶したメニュー記憶部と、前記メニュー記憶部に記憶されている複数の前記調理メニューから一の前記調理メニューを選択するための処理を行うメニュー選択処理部と、前記メニュー選択処理部によって選択された前記調理メニューに対応して規定されている調理条件に応じて前記出力部の出力制御を行う調理制御部と、を有し、前記調理メニュー毎に摂取単位数量が規定されると共に、摂取単位数量当たりの摂取カロリーが前記調理メニュー毎に対応付けて規定されており、前記メニュー選択処理部が、摂取カロリーを基準として前記調理メニューを選択可能とするものであること、を特徴とするものであると良い。
 本発明の調理装置は、調理条件にあわせて出力部の出力調整を行うことにより、食材が収容されている収容部の内部環境を調整して調理を行えるものである。また、本発明の調理装置は、メニュー記憶部に記憶されている複数の調理メニューから、メニュー選択処理部によって一の調理メニューを選択する処理が行われることにより、調理制御部が選択された調理メニューにおいて規定されている調理条件に応じて出力部の出力制御を行うものとされている。そのため、本発明の調理装置は、食材を収容部に収容させつつ、調理メニューを選択することにより、ユーザが出力部の出力調整等を行わなくても調理を行うことができる。
 ここで、本発明の調理装置は、調理メニュー毎に摂取単位数量が規定されると共に、摂取単位数量当たりの摂取カロリーが調理メニュー毎に対応付けて規定されたものとされている。また、本発明の調理装置は、メニュー選択処理部が、摂取カロリーを基準として調理メニューを選択可能とするものとされている。そのため、本発明によれば、調理メニューに係る料理を食した場合の摂取カロリー量を、ユーザが手軽かつ適正に把握可能な調理装置を提供できる。
(2)上述した本発明の調理装置は、情報を表示可能な表示部を有し、前記メニュー選択処理部において前記調理メニューの選択を受け付ける選択受付状態において、選択対象となる前記調理メニューのタイトルと、当該調理メニューに係る摂取単位数量当たりの摂取カロリーとを対応付けて前記表示部に表示可能であること、を特徴とする請求項1に記載のものであると良い。
 本発明の調理装置は、選択受付状態において選択対象となる調理メニューのタイトルと摂取単位数量当たりの摂取カロリーとを対応付けた状態で表示部に表示できる。そのため、本発明の調理装置によれば、ユーザは、摂取単位数量当たりの摂取カロリーを基準として調理メニューを選択する作業を適確に行うことができる。
(3)上述した本発明の調理装置は、情報を表示可能な表示部を有し、前記摂取単位数量を示す文字、図形あるいは記号を、前記摂取カロリーを表す文字、図形あるいは記号と共に前記表示部に表示可能であること、を特徴とするものであると良い。
 本発明の調理装置は、かかる構成とすることにより、摂取カロリーと摂取単位数量との関係をユーザが直感的に把握可能なように表示することが可能となる。
(4)上述した本発明の調理装置は、複数の前記調理メニューが、摂取単位数量当たりの摂取カロリーを基準として、所定のカロリー範囲毎に複数の調理メニュー群に分類可能なものであり、前記メニュー選択処理部において前記調理メニューの選択を受け付け可能な選択受付状態において、複数の前記調理メニュー群から一の前記調理メニュー群が選択されることを条件として、選択された前記調理メニュー群に含まれる前記調理メニューの範囲において、一の前記調理メニューが選択可能とされること、を特徴とするものであると良い。
 本発明の調理装置は、かかる構成とすることにより、選択受付状態において複数の調理メニュー群から一の調理メニュー群を選択することにより、摂取単位数量当たりの摂取カロリーが所定のカロリー範囲に収まる調理メニューに絞り込んだ状態で、調理メニューの選択を行えるようになる。従って、本発明の調理装置は、上述した構成とすることにより、摂取単位数量当たりの摂取カロリーを基準とした調理メニューの選択の利便性を向上させることができる。
(5)上述した本発明の調理装置は、情報を表示可能な表示部を有し、前記選択受付状態において、複数の前記調理メニュー群から一の前記調理メニュー群が選択されることを条件として、選択された前記調理メニュー群に含まれる前記調理メニューが前記表示部においてリスト表示され、前記メニュー選択処理部が、リスト表示された複数の前記調理メニューから一の前記調理メニューを指し示す指示表示体を前記表示部に表示させると共に、前記リスト表示に沿って前記指示表示体を移動させる表示体移動操作と、前記指示表示体により指し示された一の前記調理メニューを選択されたものとして確定するメニュー確定操作と、を受け付け可能なものであり、前記表示体移動操作を受け付け可能な状態において、リスト表示された前記調理メニュー群から外れる方向に前記指示表示体を移動させる操作が行われることを条件として、前記リスト表示されている前記調理メニューが含まれる前記調理メニュー群とは異なる他の前記調理メニュー群に係る前記調理メニューが前記表示部に表示され、前記メニュー選択処理部において前記表示体移動操作及び前記メニュー確定操作を受け付け可能となること、を特徴とするものであると良い。
 本発明の調理装置は、かかる構成とすることにより、選択受付状態において、複数の調理メニュー群から一の調理メニュー群が選択されることを条件として、選択された調理メニュー群に含まれる調理メニューを表示部にリスト表示させることが可能となる。そのため、本発明の調理装置は、上述した構成を採用することにより、ユーザが所望の調理メニューを見つけやすいものとなる。また、本発明の調理装置は、上述した構成とすることにより、表示部にリスト表示された指示表示体をリスト表示に沿って移動させる操作(表示体移動操作)を行った後、メニュー確定操作を行うことにより調理メニューの選択を行えるようになる。また、本発明の調理装置は、上述した構成とすることにより、表示体移動操作を受け付け可能な状態において、リスト表示されている調理メニュー群から外れる方向に指示表示体を移動させる操作が行われることを条件として、調理メニュー群の切り替えを行えるようになる。そのため、本発明の調理装置は、上述した構成とすることにより、調理メニューの選択や調理メニュー群の切り替えを直感的かつ容易に行えるものとすることができる。
(6)上述した本発明の調理装置は、前記収容部が、本体側圧力容器を備える本体、及び蓋側圧力容器を備える蓋体を備え、前記本体側圧力容器及び前記蓋側圧力容器により圧力容器が形成されるものであること、を特徴とするものであると良い。
 本発明の調理装置は、かかる構成とすることにより、収容部の内部圧力を向上させ、加圧状態において調理可能なものとすることができる。
 本発明によれば、調理メニューに係る料理を食した場合の摂取カロリー量を手軽かつ適正に把握可能な調理装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る調理装置を示す斜視図である。 図1に示した調理装置の分解斜視図である。 図1に示した調理装置の構成を示したブロック図である。 図1の調理装置が備える調理メニューに係るデータベースの内容の一例を示した説明図である。 図1の調理装置において、電源をオン状態としてから調理メニューを選択し、調理を開始するに至る間に行われる処理を示した制御フローを示したフローチャートである。 図5に示した制御フローの続きを示したフローチャートである。 図1の調理装置の表示部に表示される画面を示す画像図であり、(a)はメインメニュー画面、(b)は選択方法画面を例示したものである。 図1の調理装置の表示部に表示される画面を示す画像図であり、(a)はカテゴリー選択画面、(b)は食材選択画面、(c)は五十音選択画面、(d),(e)はレシピ番号入力画面、(f)はカロリー選択画面を例示したものである。 図1の調理装置の表示部に表示される画面を示す画像図であり、(a),(b)は行程表示画面、(c),(d)は調理中画面を例示したものである。 (a)~(c)はそれぞれ、摂取カロリーに基づいて絞り込まれた複数の調理メニューから任意のものを選択する際に表示される表示画面を例示したものである。
 以下、本発明の一実施形態に係る調理装置10について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明においては、先ず調理装置10の概略構成について説明した後、調理装置10において行われる調理メニューの選択処理についてさらに詳細に説明する。また、以下の説明において、上下左右や正面、背面等の位置関係は、特に断りのない限り、調理装置10を通常に設置した状態を基準にして説明する。
≪調理装置10の概略構成について≫
 図1~図3に示すように、調理装置10は、収容部20、出力部30、操作部40、制御部50を備えている。調理装置10は、ユーザが収容部20に食材を投入して準備しつつ、操作部40の操作により所定の設定を行うことにより、制御部50による出力部30の出力調整のもと、食材の調理を行うことができるものである。以下、調理装置10の各部の構成について説明する。
 図2に示すように、収容部20は、内鍋22、及び蓋部24を備えている。内鍋22は、食材等が投入される収容部20を構成するものである。内鍋22は、調理装置10の本体12に対して着脱可能に収容される。蓋部24は、内鍋22の開口部分を閉塞可能とされている。収容部20は、内鍋22及び蓋部24の組み合わせによって耐圧性能を有する圧力容器を構成できるものとされている。すなわち、内鍋22は、本体12側に配される本体側圧力容器を構成し、蓋部24は蓋側圧力容器を構成する。そのため、調理装置10は、内鍋22によって構成される収容部20に食材を投入して大気圧下において調理する普通調理モード、及び内鍋22を蓋部24で閉じた状態で収容部20の内圧を高めて調理する圧力調理モードの双方による調理を行うことができる。
 出力部30は、調理条件にあわせて収容部20の内部環境を調整するための出力が可能なものである。出力部30は、例えば、収容部20の内部温度を調整するための加熱装置や冷却装置、圧力を調整するための圧力調整装置、水分量を調整するための水分量調整装置等とすることができる。本実施形態の調理装置10においては、出力部30は、ヒータによって構成されている。そのため、出力部30は、大気圧下において調理する普通調理モードでの調理を行う場合に、収容部20の内部温度を調整可能なものとされている。また、出力部30は、収容部20の内圧を高めて調理する圧力調理モードでの調理を行う場合に、収容部20の内部温度及び圧力を向上させることが可能なものとされている。出力部30をなすヒータは、調理装置10の本体12の内部において、収容部20に隣接する位置(例えば内鍋22に対して下方側に隣接する位置)に配置されている。
 図1及び図2に示すように、操作部40は、本体12(本実施形態では本体12の正面側)に設けられている。操作部40は、ユーザが調理装置10の操作を行うためのものである。操作部40には、プッシュ式の操作ボタン42や、回転操作可能な操作つまみ44を入力デバイスとして備えている。また、操作ボタン42として、予約ボタン42a、保温/取消ボタン42b、戻るボタン42c、及び決定ボタン42dが設けられている。また、操作部40には、表示部46が設けられている。表示部46は、例えば液晶パネルやセグメント表示器等の表示装置によって構成できる。本実施形態では、表示部46は、液晶パネルによって構成されている。操作部40を構成する操作ボタン42や操作つまみ44、表示部46等のデバイスは、本体12に内蔵されている制御部50に対して電気的に接続されている。
 制御部50は、調理装置10の動作制御を行うものである。制御部50は、ハードウエア構成として、図示を省略したCPU、RAM、ROM、及びI/F等を備え、それぞれがバス等を介して情報通信可能に接続されたものとされている。また、制御部50は、調理装置10の各部に設置されたセンサー(図示せず)による検知信号等の外部データを受け付け可能とされている。制御部50は、このようなハードウエア構成において、ROM、SSD、HDD等の記憶媒体に格納されたプログラムをRAMに読み出し、CPUがそれらのプログラムに従って演算を行うことにより、調理装置10を構成する各部を動作させるための信号を出力可能とされている。
≪調理装置10において行われる調理メニューの選択処理について≫
 調理装置10は、ユーザが操作部40を操作することにより、予め調理メニューを制御部50を構成する記憶装置に記憶されている複数種の調理メニューデータから希望するものを選択することにより、収容部20に準備した食材の調理を行えるものとされている。ここで、調理装置10は、制御部50が調理メニューの選択処理(メニュー選択処理)を可能とするための構成を備えており、制御部50による制御のもとメニュー選択処理を実現可能とされている。以下、メニュー選択処理を実現するために制御部50に設けられた構成、及び当該構成によって実現されるメニュー選択処理についてさらに詳細に説明する。
 制御部50は、メニュー記憶部52、メニュー選択処理部54、及び調理制御部56を備えている。メニュー記憶部52は、複数種の調理メニューに係るデータを記憶するものである。メニュー記憶部52は、制御部50を構成するROM、SSD、HDD等の記憶媒体において構築されている。メニュー記憶部52には、調理メニューのタイトル(名称)、調理条件に加えて、摂取単位、及び摂取単位数量当たりの摂取カロリーが調理メニュー毎に関連づけて記憶されている。
 ここで、調理条件は、例えば収容部20の内部温度(調理温度)に関する条件、時間に関する条件、使用する調理モード等とすることができる。また、摂取単位は、調理メニューの種類に応じて最適なものが設定される。例えば、一人前として表現するのが適切な調理メニュー(料理)の場合には「一人前」が摂取単位として規定される。これに対し、一人前として表すのが適切でない調理メニュー(料理)の場合には、「一人前」以外のものが摂取単位として規定される。具体的には、例えばお菓子等のように個数で表現されるものである場合には、個数が摂取単位とされる。同様に、発酵食品等について摂取単位を「回数」、米飯等について摂取単位を「杯数」、ケーキ等について「切れ数」、スペアリブ等について「本数」とするなどして、調理メニューの種類に応じて最適なものが摂取単位とされる。
 メニュー記憶部52は、上述した情報の他の情報を記憶したものとすることができる。本実施形態では、例えばメニュー番号や、調理メニューのカテゴリに関する情報(カテゴリ情報)、調理に用いられる食材に関する情報(食材情報)、調理メニューの冒頭文字が五十音表のどの行に相当するのかに関する情報(五十音情報)、運転予約の可否についての情報(予約可否情報)等の情報が、調理メニュー毎に関連づけて記憶されている。ここで、カテゴリ情報は、例えば、カレー・シチュー類、煮物、米、蒸し物、スープ、発酵調理、低温調理など等の料理のカテゴリーを示す情報である。
 メニュー選択処理部54は、メニュー記憶部に記憶されている複数の調理メニューから一の調理メニューを選択するための処理(調理メニュー選択処理)を行うものである。メニュー選択処理部54は、操作部40に設けられた操作ボタン42や操作つまみ44を介して受け付けたユーザからの入力に基づいて内部処理を行うことで、調理メニュー選択処理を行う。また、メニュー選択処理部54は、調理メニュー選択処理の進行状況に応じて、ユーザへの報知が必要な情報を表示部46に表示させる処理を行う。
 調理制御部56は、ユーザによって選択された調理メニューににおいて規定されている条件に則り、出力部30の出力制御を行うものである。そのため、本実施形態の調理装置10は、上述したようにして、カテゴリー分類、食材分類、五十音分類、あるいはカロリー分類に基づいて調理メニューがユーザによって選択することにより、調理制御部56による出力部30の出力制御のもと、ユーザーによって選択された調理メニューに係る料理を自動調理できる。
 具体的には、図4に示すように、調理装置10においては、調理条件として調理に使用する調理モード、時間設定、温度設定が調理メニュー毎に規定されている。また、調理装置10には、圧力調理や低温発酵、無水調理、温度調理、鍋モード、蒸し調理等の調理モードに応じて、当該調理モードの実行に際して行われる各工程についての時間と、出力部30をなすヒータの検知温度、出力部30をなすヒータの電力、等が規定された調理モード毎の制御プログラムが設けられている。調理装置10は、調理制御部56が、選択した調理メニューに対応して規定された調理モードに対応する動作条件を上記制御プログラムに即して選択すると共に、調理メニューに対応して規定された時間設定と温度設定に基づいて加熱工程を順次進めることにより、自動調理を行う。具体的には、例えばレシピ番号1の「豚の角煮」を調理メニューとして選択した場合、調理条件としては、圧力調理、調理時間:15分、温度設定:規定なし、と規定されており、調理制御部56は、上記制御プログラムにより、圧力調理で設定時間(15分)として設定した上で、出力部30の出力を経時的に制御する。このようにして、調理装置10は、調理制御部56による制御のもと、調理メニューに応じて規定されている調理条件に応じて出力部30の出力制御を行って自動調理を行うことができる。
≪調理メニューの選択から調理を行うまでの制御フローについて≫
 続いて、調理装置10において、電源をオン状態としてから調理メニューを選択し、調理を開始するに至る間に行われる処理について、図5及び図6に係るフローチャートや、図7~図9に示した画像図を参照しつつ詳細に説明する。
 図5に示すように、ステップ1において電源がオン状態である場合には、制御フローがステップ2に進み、図7(a)に示すメインメニュー画面が表示される。ここで、自動調理を行う自動メニュー、手動で一定の温度に設定して調理を行う手動メニュー、ユーザにより登録されたよく使うメニューを呼び出して調理するお気に入りの調理メニューを選択するためのお気に入りメニュー、メンテナンス運転を実行ためのお手入れメニュー、代表的なメニューだけを表示することで調理メニューの選択を容易にした簡単モードメニュー、別途設けられたレシピを紹介するためのウェブサイトに接続するための情報を二次元コードで表示するためのレシピサイトメニューから、任意のメニューが選択可能な状態になる。その後、制御フローがステップ3に進められる。
 ステップ3において自動メニューが選択されると、制御フローがステップ4に進む。ステップ4において、表示部46には、図7(b)に示す選択方法画面(図示例では自動メニュー画面)が表示される。この状態において、メニュー選択処理部54は、調理メニューのカテゴリーによる分類(カテゴリー分類)、食材による分類(食材分類)、調理メニューの冒頭文字の五十音による分類(五十音分類)、調理メニュー番号による分類(番号分類)に加え、摂取カロリーを基準とした分類(カロリー分類)に基づいて調理メニューをユーザが選択するための処理を実行可能とする。
 上記のようにして調理メニューの分類を示す表示を表示部46に表示させた状態とされると、操作部40の操作により、カテゴリー分類、食材分類、五十音分類、あるいは番号分類が選択されると、メニュー選択処理部54は、操作部40の操作によってその分類に含まれる調理メニューの選択をユーザが選択可能な状態とする。この状態において、操作つまみ44を回転操作すると、調理メニューを示すカーソルが上下方向に移動する。また、ユーザが選択したい調理メニューにカーソルが合った状態において決定ボタン42dを押下すると、その調理メニューが選択された状態になる。(図5のステップ5-1~ステップ7参照)。
 具体的には、上述したステップ4において選択方法画面(自動メニュー画面)が表示された状態において操作つまみ44を回転操作すると、図7(b)に表示された黒帯状のカーソル(指示表示体)が上下方向に移動する。操作つまみ44の回転操作に伴い、カーソルが、カテゴリー分類により調理メニューを選択するため操作メニュー(カテゴリーで選ぶ)、食材分類により調理メニューを選択するため操作メニュー(食材で選ぶ)、五十音分類により調理メニューを選択するため操作メニュー(五十音順で選ぶ)、番号分類により調理メニューを選択するため操作メニュー(レシピ番号で選ぶ)、カロリー分類により調理メニューを選択するため操作メニュー(カロリーで選ぶ)に順次移動する(ステップ5-1~ステップ5-5)。ステップ5-1~ステップ5-5のいずれかにおいて決定ボタン42dが押下されると、カーソルが合わされた操作メニューに応じた調理メニューの選択画面が表示される。
 具体的には、ステップ5-1において、カテゴリーで選ぶにカーソルが合わされた状態で決定ボタン42dが押下されると、制御フローがステップ6-1に進み、図8(a)に示すようなカテゴリー選択画面が表示される。この状態において、表示部46に表示されるメニューに即して操作部40による操作を進めることにより、カテゴリーを基準として調理メニューの選択を行える。
 ステップ5-2において、食材で選ぶにカーソルが合わされた状態で決定ボタン42dが押下されると、制御フローがステップ6-2に進み、図8(b)に示すような食材選択画面が表示される。この状態において、表示部46に表示されるメニューに即して操作部40による操作を進めることにより、食材を基準として調理メニューの選択を行える。
 ステップ5-3において、五十音順で選ぶにカーソルが合わされた状態で決定ボタン42dが押下されると、制御フローがステップ6-3に進み、図8(c)に示すような五十音選択画面が表示される。この状態において、表示部46に表示されるメニューに即して操作部40による操作を進めることにより、調理メニュー名の五十音を基準として調理メニューの選択を行える。
 ステップ5-4において、レシピ番号で選ぶにカーソルが合わされた状態で決定ボタン42dが押下されると、制御フローがステップ6-4に進み、図8(d),(e)に示すようなレシピ番号入力画面が表示される。図8(d)の画面では、レシピ番号の上2桁の入力が可能となり、上2桁の番号を入力した後に決定ボタン42dを押下することにより図8(e)のようにレシピ番号の下1桁を入力可能な状態になる。これにより、レシピ番号を基準として調理メニューの選択を行える。
 ステップ5-5において、カロリーで選ぶにカーソルが合わされた状態で決定ボタン42dが押下されると、制御フローがステップ6-5に進み、図8(f)に示すようなカロリー選択画面が表示される。この状態において、表示部46に表示されるメニューに即して操作部40による操作を進めることにより、摂取カロリーを基準として調理メニューの選択を行える。(カロリー選択画面が表示された状態から調理メニューの選択を行う方法については、後に詳述する。)
 上述したようにして制御フローがステップ6-1~ステップ6-5のいずれかに進むと、各選択画面においてカーソルにより指し示された調理メニューを選択されたものとして確定する操作(メニュー確定操作)を受け付け可能な状態になる。具体的には、メニュー選択処理部54は、ユーザが選択したい調理メニューにカーソルが合った状態において決定ボタン42dを押下することにより、指示表示体により指し示された調理メニューを選択されたものとして確定する操作(メニュー確定操作)を受け付け可能な状態になる。そのため、制御フローがステップ6-1~ステップ6-5のいずれかに進むと、制御フローがステップ7に進められる。ここで、メニュー確定操作が行われた状態になると、制御フローがステップ8(図6参照)に進められる。
 制御フローがステップ8に進むと、表示部46には図9(a),(b)に示すような行程表示画面が表示される。工程表示画面には、図9(a)に示すように調理に要する時間(図示例では加圧調理を行う時間(加圧時間))や、料理ができあがるまでに要する時間等の情報や、ユーザが選択可能なボタン(図示例では決定ボタン、お気に入りボタン、レシピボタン)等が表示される。また、図9(b)に示すように、次の工程でユーザが行うべき事項がある場合には、それを告知するためのメッセージやイラスト等が表示される。図示例では、調理ニューであるカレーを調理するために必要な食材を入れ、蓋を閉めると共に、蓋に設けられたおもりのレバーを密閉に併せて決定ボタンを押下することで調理が開始できることを告知するためのメッセージや、操作法を示したイラストが表示される。その後、制御フローがステップ9-1に進められる。
 ステップ9-1においては、図9(a)に示した工程表示画面に表示された決定ボタンが選択されたか否かが確認される。ここで、決定ボタンが選択されている場合には、制御フローが後述するステップ10に進められる。一方、決定ボタンが選択されていない場合には、制御フローがステップ9-2に進められる。ステップ9-2においては、お気に入りボタンが選択されているか否かが確認される。ステップ9-2においてお気に入りボタンが選択されている場合には、制御フローが後述のステップ9-3に進められ、お気に入りボタンが選択されていない場合には、後述のステップ9-5に制御フローが進められる。
 上述したステップ9-2においてお気に入りボタンが選択されている場合、ステップ9-3において決定ボタン42dが押下されると制御フローがステップ9-4に進み、現在選択されている調理メニューをお気に入りとして制御部50が備えているメモリに登録するための処理が行われる。その後、制御フローがステップ9-1に戻される。一方、ステップ9-2においてお気に入りボタンが選択されたものの、ステップ9-3において決定ボタン42dが押下されなかった場合には、調理メニューをお気に入りとして登録することなく、制御フローがステップ9-1に戻される。
 また、上述したステップ9-2においてお気に入りボタンが選択されていない場合には、制御フローがステップ9-5に進められる。ステップ9-5において、レシピが選択されている場合には、制御フローがステップ9-6に進められ、選択中の調理メニューに係る調理レシピを紹介したウェブサイトに接続するための情報を二次元コードを表示部46が表示される。その後、制御フローがステップ9-1に戻される。
 上述したように、ステップ9-1において調理メニューを決定するための決定ボタンが選択されると、制御フローがステップ10に進められる。制御フローがステップ10に進むと、制御部50による制御のもと調理が開始される。調理が開始されると、ステップ11において図9(c),(d)のような調理中画面が調理の進行状況に応じて表示される。具体的には、調理中画面は、図9(c)に示すように、選択した調理メニュー(図示例ではカレー)を調理するために要する残り時間や、調理段階を示す表示(図示例では、加圧段階及び減圧段階のうち加圧段階であることを示す表示)を表示するものとすることができる。また、調理中画面は、図9(d)のように、次にユーザが行うべきこと(図示例では、ピンが下がったら蓋を開ける作業)を表示したり、その作業までに想定される残存時間を表示するものとすることができる。このようにして、図5及び図6に示した制御フローが完了する。
≪摂取カロリーを基準とした調理メニューの選択方法、及び表示画面について≫
 ここで、調理装置10は、摂取カロリーを基準として調理メニューを選択できるようにしたことに特徴を有するものであるため、上述した制御フローのうち、ステップ5-5及びステップ6-5において行われる調理メニューの選択方法や表示画面にも特徴を有する。以下、具体的に説明する。
 上述したように、ステップ5-5においてカロリーで選ぶにカーソルが合わされた状態で決定ボタン42dが押下されると、制御フローがステップ6-5に進み、図8(f)に示すようなカロリー選択画面が表示される。カロリー選択画面には、摂取単位数量当たりの摂取カロリー数の範囲についての選択肢が複数、表示部46に表示される。具体的には、メニュー選択処理部54は、100Kcal以下、101~200Kcal、201~300Kcal・・・というように、所定のカロリー数毎(本実施形態では100Kcal毎)に摂取カロリー数を分類したもの(摂取カロリー分類)を選択肢として表示部46に表示させる(図8(f)参照)。すなわち、本実施形態では、摂取単位数量当たりの摂取カロリーを基準として、所定のカロリー範囲毎(本実施形態では100Kcal毎)に複数の調理メニュー群に分類した場合に、どの調理メニュー群を選ぶのかを、摂取カロリー分類に基づいて選択可能とされている。
 上述したように摂取カロリー分類が選択肢として表示部46に表示された状態において操作つまみ44を回転操作すると、摂取カロリー分類を示すカーソル(指示表示体)が上下方向に移動する。また、ユーザが選択したい摂取カロリー分類にカーソルが合った状態において決定ボタン42dを押下すると、図10(a)に示すように、メニュー選択処理部54は、その摂取カロリー分類に含まれる調理メニューを表示部46にリスト表示させる
 また、ユーザが選択した摂取カロリー分類に含まれる調理メニューが表示部46にリストとして一覧表示された状態になると、メニュー選択処理部54は、リスト表示された複数の調理メニューから一の調理メニューを指し示す指示表示体を表示部46に表示させた状態において、リスト表示に沿って指示表示体を移動させる操作(表示体移動操作)を受け付け可能な状態になる。そのため、この状態においてユーザが操作つまみ44を回転操作すると、調理メニューを示すカーソル(指示表示体)が上下方向に移動する。このようにしてカーソルを移動させ、ユーザが希望する調理メニューにカーソルを合わせた状態で決定ボタン42dを押下すると、その調理メニューが選択された状態になる。
 ここで、摂取カロリーに基づいて絞り込まれた複数の調理メニューから任意のものを選択する際に表示される表示画面は、図10(a)のように調理メニューの名称のみを表示するようにしても良いが、表示形態は種々のバリエーションが考えられ、例えば図10(b)や図10(c)のようなものとすることも可能である。具体的には、図10(b),(c)に示すように、メニュー選択処理部54は、調理メニューが表示部46にリストとして一覧表示され、調理メニューの選択を受け付けている状態(選択受付状態)において、選択対象となる調理メニューのタイトルと、調理メニューに係る摂取単位数量当たりの摂取カロリーとを対応付けて表示部46に表示させるようにすると良い。さらに、図10(c)に示すように、メニュー選択処理部54は、摂取単位数量を示す文字、図形あるいは記号を、摂取カロリーを表す文字、図形あるいは記号と共に表示部46に表示可能とされている。本実施形態では、接種単位数量を示すアイコンを、摂取カロリーを表す数字と共に、調理メニュー名に対して対応付けて表示させると良い。これにより、調理メニュー名とともに表示されているカロリー数が、どのような摂取単位に相当する値であるのかをユーザが直感的に把握可能な状態で表示される。
 また、メニュー選択処理部54は、カロリー分類による調理メニューの選択を行う場合に、調理メニューの選択が可能な状態(選択受付状態)においてリスト表示された調理メニュー群から外れる方向にカーソル(指示表示体)を移動させる操作が行われることを条件として、リスト表示されている調理メニューが含まれる調理メニュー群とは異なる他の調理メニュー群に係る調理メニューを表示部46に表示させる処理を行うものとすると良い。具体的には、例えば101~200Kcalに含まれる調理メニュー群が表示部46に表示されている状態において、101~200Kcalに含まれる調理メニューとして先頭(一番上側)に表示されている調理メニューにカーソルが合った状態において、操作つまみ44を回転操作してさらに上側にカーソルを移動させるような操作を行った場合に、101~200Kcalとは異なる摂取カロリー分類(例えば100Kcal以下)に含まれる調理メニューを表示部46に表示させる。これにより、現在選択されている調理メニュー群(摂取カロリー分類)から、これとは異なる他の調理メニュー群(摂取カロリー分類)へと、調理メニューの選択対象となる調理メニュー群(摂取カロリー分類)を切り替える操作が行える。
≪調理装置10が備える構成により得られる効果について≫
 上述したように、本実施形態の調理装置10は、調理条件にあわせて出力部30の出力調整を行うことにより、食材が収容されている収容部20の内部環境を調整して調理を行えるものである。また、調理装置10は、メニュー記憶部52に記憶されている複数の調理メニューから、メニュー選択処理部54によって一の調理メニューを選択する処理が行われることにより、調理制御部56が選択された調理メニューにおいて規定されている調理条件に応じて出力部30の出力制御を行うことができる。そのため、調理装置10は、食材を収容部20に収容させつつ、調理メニューを選択することにより、ユーザが出力部30の出力調整等を行わなくても調理を行うことができる。
 本実施形態の調理装置10は、調理メニュー毎に摂取単位数量が規定されると共に、摂取単位数量当たりの摂取カロリーが調理メニュー毎に対応付けて規定されたものとされている。また、調理装置10は、メニュー選択処理部54により、摂取カロリーを基準として調理メニューを選択可能なものとされている。そのため、本実施形態の調理装置10によれば、調理メニューに係る料理を食した場合の摂取カロリー量を、ユーザが手軽かつ適正に把握できるようになる。
 なお、本実施形態では、調理装置10の例として電気式の圧力鍋を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、調理装置10において例示した本発明は、加圧条件下で食材を調理する加圧調理ができないタイプの電気鍋や、電子レンジ、ホットプレート等、圧力鍋とは異なるタイプのものにおいても同様に適用可能である。
 上述したように、本実施形態の調理装置10は、選択受付状態において選択対象となる調理メニューのタイトルと摂取単位数量当たりの摂取カロリーとを対応付けた状態で表示部46に表示できる。そのため、調理装置10によれば、ユーザは、摂取単位数量当たりの摂取カロリーを基準として調理メニューを選択する作業を適確に行うことができる。
 上述したように、調理装置10は、摂取単位数量を示すアイコンを、摂取カロリーを表す数値と共に表示部46に表示するものとされている。そのため、ユーザは、摂取カロリーと摂取単位数量との関係を直感的に把握できる。
 なお、本実施形態では、図10(c)のように摂取単位数量をアイコンで示すようにした例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。調理装置10は、例えば、摂取単位数量をアイコンに代わる文字や図形、記号等によって表現したものであっても同様の効果が期待できる。また、摂取単位数量をマニュアル等で確認可能な場合には、摂取単位数量を示す文字や記号等を表示しないようにしたり、表示/非表示をユーザが設定可能とする等しても良い。また、摂取単位数量をアイコン等で表示し、摂取カロリー数の具体的な数値を示さないようにしたり、摂取カロリー数の大小を表す文字や図形記号等によって表現したりしても良い。
 上述したように、調理装置10では、所定のカロリー範囲毎に複数の調理メニュー群(摂取カロリー分類)に分類され、メニュー選択処理部54において調理メニューの選択を受け付け可能な選択受付状態において、表示カロリー群(摂取カロリー分類)の選択が行われた後に候補となる調理メニューが選択可能に列挙されるものとされている。そのため、調理装置10によれば、ユーザは、先ずはカロリー基準で調理メニューの絞り込みを行った後に、調理メニューの選択を行える。従って、調理装置10は、摂取単位数量当たりの摂取カロリーを基準とした調理メニューの選択の利便性が高い。
 なお、本実施形態では、摂取カロリー分類の選択を行った後に、選択された摂取カロリー分類に含まれる複数の調理メニューからユーザが所望のものを選択可能なものを例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、摂取カロリー分類の選択を行うことなく、全ての調理メニューを摂取カロリー数とともに一覧表示させ、その中からユーザが調理メニューを選択できるようにしても良い。
 上述したように、本実施形態の調理装置10は、表示部46にリスト表示された指示表示体をリスト表示に沿って移動させる操作(表示体移動操作)を行った後、メニュー確定操作を行うことにより調理メニューの選択を行える。また、調理装置10は、表示体移動操作を受け付け可能な状態において、リスト表示されている調理メニュー群から外れる方向に指示表示体を移動させる操作が行われることを条件として、調理メニュー群の切り替えを行える。そのため、調理装置10によれば、ユーザは、上述した構成とすることにより、調理メニューの選択や調理メニュー群の切り替えを直感的かつ容易に行える。
 本実施形態では、カテゴリー分類、食材分類、及び五十音分類による調理メニューの選択と並列的に、カロリー分類に基づく調理メニューの選択を行えるようにした例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。調理装置10は、例えば、本実施形態のようにカテゴリー分類、食材分類、あるいは五十音分類による調理メニューの選択メニューを選んだ後、すぐに選択候補となる調理メニューを列挙するのではなく、選択候補となる調理メニューを摂取カロリーに基づいて絞り込み可能なものとすることも可能である。これとは逆に、摂取カロリーに基づいて調理メニューの絞り込みを行った後に、カテゴリー分類や食材分類、五十音分類に基づいて調理メニューを絞り込んでから、選択候補となる調理メニューをユーザが選択可能なように列挙するようにしても良い。
 本発明は、電気式加圧鍋、電気鍋、電子レンジ、ホットプレート等の調理装置全般において好適に利用できる。
 10  :調理装置
 12  :本体
 20  :収容部
 22  :内鍋
 24  :蓋部
 30  :出力部
 40  :操作部
 46  :表示部
 50  :制御部
 52  :メニュー記憶部
 54  :メニュー選択処理部
 56  :調理制御部

Claims (6)

  1.  調理対象である食材を収容する収容部と、
     調理条件にあわせて前記収容部の内部環境を調整するための出力が可能な出力部と、
     複数種の調理メニューを記憶したメニュー記憶部と、
     前記メニュー記憶部に記憶されている複数の前記メニューから一の前記調理メニューを選択するための処理を行うメニュー選択処理部と、
     前記メニュー選択処理部によって選択された前記調理メニューに対応して規定されている調理条件に応じて前記出力部の出力制御を行う調理制御部と、
    を有し、
     前記調理メニュー毎に摂取単位数量が規定されると共に、摂取単位数量当たりの摂取カロリーが前記調理メニュー毎に対応付けて規定されており、
     前記メニュー選択処理部が、摂取カロリーを基準として前記調理メニューを選択可能なものであること、を特徴とする調理装置。
  2.  情報を表示可能な表示部を有し、
     前記メニュー選択部において前記調理メニューの選択を受け付ける選択受付状態において、選択対象となる前記調理メニューのタイトルと、当該調理メニューに係る摂取単位数量当たりの摂取カロリーとを対応付けて前記表示部に表示可能であること、を特徴とする請求項1に記載の調理装置。
  3.  情報を表示可能な表示部を有し、
     前記摂取単位数量を示す文字、図形あるいは記号を、前記摂取カロリーを表す文字、図形あるいは記号と共に前記表示部に表示可能であること、を特徴とする請求項1又は2に記載の調理装置。
  4.  複数の前記調理メニューが、摂取単位数量当たりの摂取カロリーを基準として、所定のカロリー範囲毎に複数の調理メニュー群に分類可能なものであり、
     前記メニュー選択処理部において前記調理メニューの選択を受け付ける選択受付状態において、複数の前記調理メニュー群から一の前記調理メニュー群が選択されることを条件として、選択された前記調理メニュー群に含まれる前記調理メニューの範囲において、一の前記調理メニューが選択可能とされること、を特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の調理装置。
  5.  情報を表示可能な表示部を有し、
     前記選択受付状態において、複数の前記調理メニュー群から一の前記調理メニュー群が選択されることを条件として、選択された前記調理メニュー群に含まれる前記調理メニューが前記表示部においてリスト表示され、
     前記メニュー選択処理部が、
     リスト表示された複数の前記調理メニューから一の前記調理メニューを指し示す指示表示体を前記表示部に表示させると共に、前記リスト表示に沿って前記指示表示体を移動させる表示体移動操作と、
     前記指示表示体により指し示された一の前記調理メニューを選択されたものとして確定するメニュー確定操作と、を受け付け可能なものであり、
     前記表示体移動操作を受け付け可能な状態において、リスト表示された前記調理メニュー群から外れる方向に前記指示表示体を移動させる操作が行われることを条件として、前記リスト表示されている前記調理メニューが含まれる前記調理メニュー群とは異なる他の前記調理メニュー群に係る前記調理メニューが前記表示部に表示され、前記メニュー選択処理部において前記表示体移動操作及び前記メニュー確定操作を受け付け可能となること、を特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の調理装置。
  6.  前記収容部が、本体側圧力容器を備える本体、及び蓋側圧力容器を備える蓋部を備え、前記本体側圧力容器及び前記蓋側圧力容器により圧力容器が形成されるものであること、を特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の調理装置。
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