WO2023032304A1 - Memsデバイス - Google Patents

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WO2023032304A1
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政和 福光
アンッシ ブロムクヴィスト
アルッティ トーケリ
ヴィレ カーヤカリ
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    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/84Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by variation of applied mechanical force, e.g. of pressure

Abstract

静電容量値の検出精度の低下を抑制する。 慣性センサ1は、第1可動電極111及び第2可動電極115を有し、第1可動電極111と第2可動電極115との間の距離に応じて静電容量が変化するように構成された静電容量部110と、静電容量部110を保持するように構成された保持部130と、静電容量部110と保持部130とを接続するばね部150であって、保持部130に対して第1可動電極111及び第2可動電極115のそれぞれを変位可能に支持するように構成されたばね部と、を含むMEMS基板50と、MEMS基板50に接合された上蓋30と、を備える。

Description

MEMSデバイス
 本発明は、MEMSデバイスに関する。
 従来、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて製造されたデバイスが普及している。このデバイスは、例えば素子を有する下側基板に、上側基板を接合して形成される。
 例えば特許文献1には、ベース基板とキャップ基板との間に、回転軸を中心として回転する可動部を有し、キャップ基板に備わる左上部電極と可動部に備わる左可動電極とによって左コンデンサを構成し、キャップ基板に備わる右上部電極と可動部に備わる右可動電極とによって右コンデンサを構成する加速度センサが開示されている。この加速度センサでは、鉛直方向の振動加速度が入力された場合、左可動電極及び右可動電極は回転変位方向に振動する。そのため、左可動電極と左上部電極との間のコンデンサの静電容量と、右可動電極と右上部電極との間のコンデンサの静電容量とは、互いに逆位相に振動する。そして、加速度センサは、これらの静電容量の容量差により算出される出力に基づいて、鉛直方向の加速度振動を検出し、加速度を検出する。
国際公開第2017/183082号
 特許文献1の加速度センサでは、左上部電極及び右上部電極がキャップ基板に形成されており、左上部電極は左可動電極に対する固定電極としての役割を、右上部電極は右可動電極に対する固定電極としての役割を果たしている。
 一方、キャップ基板には、例えば、パッケージングの際にモールド圧力が加わったり、基板へ実装する際に熱膨張差に起因した圧力が加わったりすることで、キャップ基板が変形することがあった。
 キャップ基板に形成された固定電極は、キャップ基板の変形の影響を受け易く、キャップ基板の変形により、固定電極と可動電極との間の静電容量が変化し、静電容量値の検出精度が低下するおそれがあった。
 本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、静電容量値の検出精度の低下を抑制することのできるMEMSデバイスを提供することを目的の1つとする。
 本発明の一側面に係るMEMSデバイスは、第1可動電極及び第2可動電極を有し、第1可動電極と第2可動電極との間の距離に応じて静電容量が変化するように構成された静電容量部と、静電容量部を保持するように構成された保持部と、静電容量部と保持部とを接続する弾性部であって、保持部に対して第1可動電極及び第2可動電極のそれぞれを変位可能に支持するように構成された弾性部と、を含む第1基板と、第1基板に接合された第2基板と、を備える。
 本発明によれば、静電容量値の検出精度の低下を抑制することができる。
図1は、一実施形態における慣性センサの外観を概略的に示す斜視図である。 図2は、図1に示す共振装置の構造を概略的に示す分解斜視図である。 図3は、図2に示す共振子の構造を概略的に示す平面図である。 図4は、図1から図3に示した慣性センサのIV-IV線に沿った断面の構成の一例を概略的に示す断面図である。 図5は、図1から図3に示した慣性センサのIV-IV線に沿った断面の構成の他の例を概略的に示す断面図である。
 以下に本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の構成要素は同一又は類似の符号で表している。図面は例示であり、各部の寸法や形状は模式的なものであり、本発明の技術的範囲を当該実施形態に限定して解するべきではない。
 まず、図1及び図2を参照しつつ、一実施形態に従う慣性センサの概略構成について説明する。図1は、一実施形態における慣性センサ1の外観を概略的に示す斜視図である。図2は、図1に示す慣性センサ1の構造を概略的に示す分解斜視図である。
 以下の説明において、MEMSデバイスとして、下蓋20と、素子10(以下、下蓋20と素子10とを合わせて「MEMS基板50」ともいう。)と、上蓋30と、を備え、少なくとも一方向に作用する加速度又は角速度を検出する慣性センサ1を例に挙げて説明する。但し、本発明の実施形態は慣性センサ1に限定されるものではない。
 慣性センサ1は、下蓋20と、素子10と、上蓋30と、を備えている。すなわち、慣性センサ1は、MEMS基板50と、接合部60と、上蓋30とが、この順で積層されて構成されている。なお、MEMS基板50は本発明の「第1基板」の一例に相当し、上蓋30は本発明の「第2基板」の一例に相当する。
 以下において、慣性センサ1の各構成について説明する。なお、以下の説明では、慣性センサ1のうち上蓋30が設けられている側を上(又は表)、下蓋20が設けられている側を下(又は裏)、として説明する。
 素子10は、MEMS技術を用いて製造されるMEMS素子であり、例えば、Z軸方向の加速度を検出するための素子である。素子10と下蓋20及び上蓋30とは、素子10が封止され、素子10の後述する静電容量部110が変位可能な空間である変位空間が形成されるように、接合されている。また、素子10と下蓋20及び上蓋30とは、それぞれ、シリコン(Si)基板(以下、「Si基板」という)を用いて形成されており、Si基板同士が互いに接合されている。なお、素子10、下蓋20、及び上蓋30は、それぞれ、シリコン層及びシリコン酸化膜が積層されたSOI(Silicon On Insulator)基板を用いて形成されてもよい。特に、素子10及び下蓋20は、CSOI(Cavity SOI)基板を用いて一体的に形成されてもよい。
 下蓋20は、XY平面に沿って設けられる矩形平板状の底板22と、底板22の周縁部からZ軸方向、つまり、下蓋20と素子10との積層方向、に延びる側壁23と、を備える。下蓋20には、素子10と対向する面において、底板22の表面と側壁23の内面とによって画定される凹部21が形成されている。凹部21は、素子10の振動空間の少なくとも一部を形成する。なお、下蓋20は凹部21を有さず、平板状の構成でもよい。また、下蓋20の凹部21の素子10側の面には、ゲッター層が形成されてもよい。
 上蓋30は、下蓋20との間に素子10の変位空間を形成する。上蓋30は、XY平面に沿って設けられる矩形平板状の底板32と、底板32の周縁部からZ軸方向に延びる側壁33と、を備える。上蓋30には、素子10と対向する面において、底板32の表面と側壁33の内面とによって画定される凹部31が形成されている。凹部31は、素子10の変位空間の少なくとも一部を形成する。なお、上蓋30は凹部31を有さず、平板状の構成でもよい。また、上蓋30の凹部31の素子10側の面には、ゲッター層が形成されていてもよい。
 上蓋30と素子10と下蓋20とを接合することによって、素子10の変位空間は気密に封止され、真空状態が維持される。この変位空間には、例えば不活性ガス等の気体が充填されてもよい。
 次に、図3を参照しつつ、一実施形態に従う素子の概略構成について説明する。図3は、図2に示す素子10の構造を概略的に示す平面図である。
 図3に示すように、素子10は、MEMS技術を用いて製造されるMEMS素子である。このMEMS素子は、例えば、タイミングデバイス、RFフィルタ、デュプレクサ、超音波トランスデューサー、角速度センサ(ジャイロセンサ)、加速度センサ等に応用される。また、アクチュエーター機能を持った圧電ミラー、圧電ジャイロ、圧力センサ機能を持った圧電マイクロフォン、超音波振動センサ等に用いられてもよい。さらに、静電MEMS素子、電磁駆動MEMS素子、ピエゾ抵抗MEMS素子に適用してもよい。
 素子10は、静電容量部110と、保持部130と、枠部140と、ばね部150と、溝部160と、を備える。
 静電容量部110は、第1可動電極111と第2可動電極115と、を有する。第1可動電極111及び第2可動電極115は、Z軸方向において、所定の距離を空けて互いに対向するように配置されている。素子10の主面を上方から平面視(以下、単に「平面視」という)したときに、第1可動電極111及び第2可動電極115は、それぞれ、矩形又は略矩形の形状を有する。
 静電容量部110は、第1可動電極111と第2可動電極115と間のZ軸に沿った方向の距離に応じて静電容量が変化するように構成されている。より詳細には、第1可動電極111及び第2可動電極115は平行平板コンデンサを構成し、静電容量部110に対してZ軸方向の加速度が作用すると、その加速度に応じて第1可動電極111及び第2可動電極115の少なくとも一方が変位し、静電容量部110はコンデンサの静電容量が変化するように構成されている。このように、第1可動電極111と第2可動電極115と間の距離の変動に伴って変化する静電容量部110の静電容量値を測定することで、Z軸方向における加速度を検出することが可能となる。
 なお、素子10が角速度を検出するための素子である場合、第1可動電極111及び第2可動電極115を、例えばX事項宝庫の振動させた状態において、静電容量部110に対してY軸方向を回転軸とするY軸回転の角速度が作用すると、コリオリ力によって第1可動電極111及び第2可動電極115の少なくとも一方がZ軸方向に変位し、静電容量部110はコンデンサの静電容量が変化するように構成される。このように、第1可動電極111と第2可動電極115と間の距離の変動に伴って変化する静電容量部110の静電容量値を測定することで、Y軸回転の角速度を検出することが可能となる。
 保持部130は、静電容量部110を保持するように構成されている。より詳細には、保持部130は、静電容量部110が少なくともZ軸方向に変位可能であるように、静電容量部110を保持する。具体的には、保持部130は、素子10の平面視において、静電容量部110を間に挟んで、Y軸負方向側に配置される保持体131Aと、Y軸正方向側に配置される保持体131Bとを含んでいる。
 枠部140は、素子10の平面視において矩形の枠形状を有し、XY平面に沿って静電容量部110及び保持部130の外側を囲むように形成されている。図3において一点鎖線で示すように、枠部140の上には後述の接合部60が形成される。
 なお、枠部140は、静電容量部110及び保持部130の周囲の少なくとも一部に配置されていればよく、枠形状に限定されるものではない。例えば、枠部140は、上蓋30及び下蓋20と接合できる程度に、静電容量部110及び保持部130の周囲に配置されていればよい。
 本実施形態においては、枠部140は一体形成される枠体141A~141Dを含んでいる。枠体141Aは、図3に示すように、保持体131Aの上辺に対向して、長手方向がX軸に平行に設けられる。枠体141Bは、保持体131Bの下辺に対向して、長手方向がX軸に平行に設けられる。枠体141Cは、保持体131A及び保持体131Bの左辺と、静電容量部110の左端部とに対向して、長手方向がY軸に平行に設けられ、その両端で枠体141A、141Dの一端にそれぞれ接続される。枠体141Dは、保持体131A及び保持体131Bの右辺と、静電容量部110の右端部とに対向して、長手方向がY軸に平行に設けられ、その両端で枠体141A、141Bの他端にそれぞれ接続される。枠体141Aと枠体141Bとは、静電容量部110及び保持部130を挟んでY軸方向において互いに対向している。枠体141Cと枠体141Dとは、静電容量部110及び保持部130を挟んでX軸方向において互いに対向している。
 ばね部150は、枠部140の内側に配置され、静電容量部110と保持部130とを接続している。また、ばね部150は、静電容量部110を変位可能に支持するように構成されている。より詳細には、ばね部150は、保持部130に対して第1可動電極111及び第2可動電極115のそれぞれを変位可能に支持するように構成されている。具体的には、ばね部150は、一端が保持体131Aに接続され、他端が第1可動電極111に接続されるばね151Aと、一端が保持体131Bと接続され、他端が第2可動電極115に接続されるばね151Bと、を含む。
 ばね151A及びばね151Bは、それぞれ、弾性を有しており、力が加わったときに変形し、当該力が取り除かれると元の形状に戻る性質を有している。ばね151A及びばね151Bは、それぞれ、素子10の平面視において、曲がりくねった(蛇行した)形状を有しており、X軸方向の端部で折り返されている。ばね151Aの折り返し回数と、ばね151Bの折り返し回数とは、互いに異なる。そのため、ばね151Aとばね151Bとは、互いに異なるばね定数を有する。
 溝部160は、素子10の平面視において、保持部130の周囲の少なくとも一部に形成されている。より詳細には、溝部160は、枠部140の内側に配置され、保持部130及びばね部150の周りを囲むように、形成されている。詳細は後述するが、溝部160は、実際には、素子10の表面から裏面までを貫通する貫通孔である。その結果、溝部160の内側に配置される保持部130及びばね部150は、溝部160の外側に配置される枠部140から隔離される。
 接続配線75A,75Bは、上蓋30と素子10とを電気的に接続するように構成されている。より詳細には、上蓋30に形成される後述の貫通電極V1,V2と、素子10を構成する後述のSi基板F2及びSi膜F3と、を電気的に接続するように構成されている。具体的には、接続配線75Aは保持体131Aの上に形成され、接続配線75Bは保持体131Bの上に形成される。
 また、上蓋30とMEMS基板50(下蓋20及び素子10)とを接合する際に、上蓋30を貫通して形成される後述の貫通電極V1は、図3において破線で示す位置に配置される。よって、貫通電極V1は、接合により保持体131Aの上に形成される接続配線75Aに電気的に接続される。
 同様に、上蓋30とMEMS基板50(下蓋20及び素子10)とを接合する際に、上蓋30を貫通して形成される後述の貫通電極V2は、図3において破線で示す位置に配置され。よって、貫通電極V2は、接合により保持体131Bの上に形成される接続配線75Bに電気的に接続される。
 ビア電極76A,76Bは、素子10における後述のSi基板F2及びSi膜F3を導通させるための電極である。ビア電極76A及びビア電極76Bは、それぞれ、Z軸方向に延在しており、ビア電極76Aは静電容量部110に形成され、ビア電極76Aは保持部130の保持体131Bに設けられる。
 次に、図4及び図5を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る慣性センサ1の積層構造について説明する。図4は、図1から図3に示した慣性センサ1のIV-IV線に沿った断面の構成の一例を概略的に示す断面図である。図5は、図1から図3に示した慣性センサ1のIV-IV線に沿った断面の構成の他の例を概略的に示す断面図である。
 図4に示すように、慣性センサ1は、下蓋20の側壁23上に素子10の枠部140が接合され、さらに素子10の枠部140と上蓋30の側壁33とが接合される。このように下蓋20と上蓋30との間に素子10が保持され、下蓋20と上蓋30と素子10の枠部140とによって、変位空間が形成される。また、上蓋30の上面(素子10と対向する面と反対側の面)には端子T1,T2が形成されている。端子T1,T2と素子10とは、貫通電極V1,V2、接続部70A,70B、及び接続配線75A,75B、によって電気的に接続されている。
 上蓋30は、所定の厚みのシリコン(Si)ウエハ(以下、「Siウエハ」という)L3により形成されている。上蓋30はその周辺部(側壁33)において後述する接合部60によって素子10の枠部140と接合されている。上蓋30における、素子10に対向する表面、裏面及び貫通電極V1,V2の側面は、酸化ケイ素膜L31に覆われていることが好ましい。酸化ケイ素膜L31は、例えばSiウエハL3の表面の酸化や、化学気相蒸着(CVD:Chemical Vapor Deposition)によって、SiウエハL3の表面に形成される。
 また、上蓋30の凹部31における、素子10と対向する側の面にはゲッター層34が形成されている。ゲッター層34は、例えばチタン(Ti)等から形成され、振動空間に発生するアウトガスを吸着する。本実施形態に係る上蓋30には、凹部31において素子10に対向する面のほぼ全面にゲッター層34が形成されるため、変位空間の真空度の低下を抑制することができる。
 貫通電極V1,V2は、上蓋30に形成された貫通孔に導電性材料が充填されて形成される。充填される導電性材料は、例えば、不純物がドープされた多結晶シリコン(Poly-Si)、銅(Cu)、金(Au)、不純物がドープされた単結晶シリコン等である。貫通電極V1は、端子T1と接続部70Aとを電気的に接続する配線としての役割を果たし、貫通電極V2は、端子T2と接続部70Bとを電気的に接続する配線としての役割を果たす。
 下蓋20の底板22及び側壁23は、SiウエハL1により、一体的に形成されている。また、下蓋20は、側壁23の上面によって、素子10の枠部140と接合されている。Z軸方向に規定される下蓋20の厚みは例えば、150μm、凹部21の深さは例えば50μmである。なお、SiウエハL1は、縮退されていないシリコンから形成されており、その抵抗率は例えば16mΩ・cm以上である。
 素子10における、静電容量部110、保持部130、枠部140、ばね部150、及び、溝部160は、同一プロセスで一体的に形成される。素子10は、基板の一例であるシリコン(Si)基板(以下、「Si基板」という)F2の上に、酸化ケイ素(例えばSiO)層F21が形成され、さらに酸化ケイ素層F21の上には、シリコン(Si)膜(以下、「Si膜」という)F3が形成されている。静電容量部110、保持部130、ばね部150、及び、溝部160のそれぞれの外形は、前述したSi基板F2、酸化ケイ素層F21、Si膜F3等から構成される積層体を、例えばアルゴン(Ar)イオンビームを照射するドライエッチングによって除去加工し、パターニングすることによって形成される。
 Si基板F2は、例えば、厚み6μm程度の縮退したn型シリコン(Si)半導体から形成されており、n型ドーパントとしてリン(P)、ヒ素(As)、アンチモン(Sb)等を含むことができる。また、Si基板F2に用いられる縮退シリコン(Si)の抵抗値は、例えば1.6mΩ・cm未満であり、より好ましくは1.2mΩ・cm以下である。このように、Si基板F2として縮退したシリコン(Si)を用いることで、Si基板F2を低抵抗にすることができる。さらに、Si基板F2の下面には、温度特性補正層の一例として、例えばSiO等の酸化ケイ素層F22が形成されている。これにより、温度特性を向上させることが可能になる。
 本実施形態では、Si基板F2に縮退シリコン基板を用いる例を示したがこれに限定されるものではない。例えば、Si基板F2は、単結晶のSi基板であってもよい。このように、素子10がSi基板F2として単結晶のSi基板を用いることで、アルミニウム(Al)のような熱処理等によるヒロックの発生を抑制することができる。
 Si膜F3の材料は、Si基板F2と同一材料であることが好ましい。Si膜F3の材料は、例えば、Si基板F2と同じ単結晶のシリコン(Si)である。その結果、静電容量部110において、Si基板F2で構成される第1可動電極111とSi膜F3構成される第2可動電極115とは、同一材料となる。
 このように、第1可動電極111及び第2可動電極115が同一材料であることにより、第1可動電極111と第2可動電極115との間に、異種材料に起因する仕事関数差に応じた電位差が発生し難くなる。
 接合部60は、MEMS基板50(素子10及び下蓋20)と上蓋30との間に、XY平面に沿って矩形の環状に形成される。接合部60は、素子10の変位空間を封止するように、MEMS基板50と上蓋30とを接合する。これにより、変位空間は気密に封止され、真空状態が維持される。
 本実施形態では、接合部60は、アルミニウム(Al)層61、ゲルマニウム(Ge)層62、及びアルミニウム(Al)層63がこの順序で積層されて形成されている。接合部60の材料として後述する接続部70A,70B及び接続配線75A,75B75と同じ種類の金属を用いることで、製造プロセスを簡略化することができる。
 図4に示す例では、アルミニウム(Al)層61、ゲルマニウム(Ge)層62、及びアルミニウム(Al)層63は、それぞれ独立した層として記載しているが、実際には、これらの界面はそれぞれ共晶接合している。なお、接合部60は、金(Au)膜及び錫(Sn)膜等によって形成されてもよいし、金(Au)とシリコン(Si)、金(Au)と金(Au)、銅(Cu)と錫(Sn)等の組合せで形成されてもよい。また、密着性を向上させるために、接合部60は、積層された層間に、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)、窒化タンタル(TaN)等が薄く挟まれていてもよい。
 接続部70Aは、貫通電極V1を介して端子T1に電気的に接続するとともに、接続配線75Aに電気的に接続する。同様に、接続部70Bは、貫通電極V2を介して端子T2に電気的に接続するとともに、接続配線75Bに電気的に接続する。
接続部70A及び接続配線75Bは、それぞれ、第1金属層と第2金属層とを含んでいる。図4に示す例では、第1金属層と第2金属層とは、それぞれ独立した層として記載しているが、実際には、これらの界面は共晶接合している。すなわち、接続部70A,70Bは、第1金属層と第2金属層との共晶合金で構成されている。
 接続部70A,70Bの形成は、最初に、第1金属層が上蓋30側に設けられ、第2金属層がMEMS基板50側に設けられる。次に、第1金属層と第2金属層とが一致するように、MEMS基板50と上蓋30との位置を合わせる。位置合わせをした後、ヒータ等によってMEMS基板50と上蓋30とが挟み込まれ、共晶接合のための加熱処理が行われる。共晶接合のための加熱処理における温度は、共焦点の温度以上、例えば424℃以上であり、加熱時間は、10分以上20分以下程度である。加熱時には、慣性センサ1は、上蓋30からMEMS基板50へと、例えば5MPa以上25MPa以下程度の圧力で押圧される。
 本実施形態では、第1金属層の金属はゲルマニウム(Ge)であり、第2金属層の金属はアルミニウム(Al)である。ここで、ゲルマニウム(Ge)とアルミニウム(Al)との共晶合金は、他の材料の共晶合金と比較して異物パーティクルの許容量が多いので、共晶反応が実現しやすく、良好な共晶接合である接続部70A,70Bを得ることができる。
 接続配線75A,75Bは、素子10に電気的に接続する。具体的には、接続配線75A,75Bは、後述するビア電極76A,76Bを介して、素子10の静電容量部110に電気的に接続する。接続配線75A,75Bは、例えばアルミニウム(Al)、金(Au)、錫(Sn)等の金属で構成される。
 本実施形態では、接続配線75A,75Bの材料は、接続部70A,70Bの第2金属層と同じアルミニウム(Al)である。これにより、接続部70A,70Bの第2金属層と同時に形成することが可能となり、製造工程を簡略化することができる。
 ビア電極76Aは、静電容量部110におけるSi基板F2とSi膜F3とを電気的に接続させる。ビア電極76Bは、接続配線75Bに接触するように形成され、静電容量部110におけるSi基板F2とSi膜F3とを電気的に接続させる。具体的には、Si基板F2が露出するように、Si基板F2上に積層された酸化ケイ素層F21及びSi膜F3の一部を除去し、形成された貫通孔の内部に導電性材料を充填することで、Si基板F2とSi膜F3とを接続するビア電極76A,76Bが形成される。ビア電極76A,76Bは、例えばアルミニウム(Al)、金(Au)、錫(Sn)等の金属で構成される。
 静電容量部110は、Si膜F3、酸化ケイ素層F21、及びSi基板F2の一部を除去加工することで形成される。具体的には、静電容量部110において、Si膜F3の一部を除去して開口を形成し、第1可動電極111は、Si膜F3のうちの除去されなかった部分で構成されれる。また、静電容量部110において、酸化ケイ素層F21とSi基板F2の一部とを除去した結果、第2可動電極115は、Si基板F2のうちの除去されなかった部分で構成される。
 ばね部150は、Si膜F3の一部を除去加工することで形成される。ばね151Aは、一端が保持体131AにおけるSi膜F3に接続され、他端が静電容量部110の第1可動電極111に接続される。これにより、第1可動電極111は、保持部130の保持体131Aに対し、例えばZ軸方向に変位可能に支持される。また、ばね151Bは、一端が保持体131BにおけるSi膜F3に接続され、他端が静電容量部110におけるSi膜F3及び酸化ケイ素層F21を介して第2可動電極115に接続される。これにより、第2可動電極115は、保持部130の保持体131Bに対し、例えばZ軸方向に変位可能に支持される。
 このように、ばね部150が第1可動電極111及び第2可動電極115のそれぞれを変位可能に支持することにより、ばね部150によって第1可動電極111及び第2可動電極115が保持部130から隔離されるので、外部からの圧力や熱膨張差に起因した力等が加わって上蓋30に変形が発生する場合でも、変形に伴う力は、ばね部150によって第1可動電極111及び第2可動電極115に加わり難くなり、上蓋30の変形による第1可動電極111及び第2可動電極115の電極間距離の変化を低減することができる。従って、静電容量部110における静電容量値の検出精度の低下を抑制することができる。
 静電容量部110は、所定の深さを有するキャビティ121を含んでいる。キャビティ121は、Z軸方向において、第1可動電極111と第2可動電極115との間に、所定の深さに応じた隙間を空けた空間を形成する。キャビティ121は、例えば、Si膜F3に形成された開口を介して、ドライエッチング等によって静電容量部110におけるSi基板F2の一部を除去することで、形成される。なお、キャビティ121は、Si基板F2の一部を除去することに代えて、又は、Si基板F2の一部を除去することともに、Si膜F3の一部を薄膜化することで形成されてもよい。図4に示すように、キャビティ121は、上蓋30及び素子10によって形成される変位空間と連通していてもよい。また、キャビティ121は、下蓋20及び素子10によって形成される変位空間と連通していてもよい。
 このように、静電容量部110が、第1可動電極111と第2可動電極115との間に空間を形成するキャビティ121を有することにより、キャビティ121の深さを変更することで、力が作用しない当初の静電容量部110の静電容量値を容易に調整することができる。
 また、キャビティ121の底面、つまり、第2可動電極115の上面には、1つ又は複数のバンプ125が形成されている。バンプ125は、キャビティ121によって形成された空間に突起する形状を有している。これにより、第1可動電極111及び第2可動電極115の少なくとも一方の変位によって第1可動電極111と第2可動電極115とが接触したときに、電極同士のスティッキングを抑制することができる。
 バンプ125の材料は、例えば、結晶構造を持たない非晶質シリコン(「非結晶シリコン」ともいう)である。非晶質シリコンは、例えば、多結晶シリコン(Poly-Si)、蒸着シリコン、スパッタリングシリコン等である。また、バンプ125の非晶質シリコンには、不純物(ドーパント)がドーピングされていることが好ましい。ドーピングにより非晶質シリコンに添加又は注入される不純物は、例えば、リン(P)、ホウ素(B)、ヒ素(As)等を含むことができる。
 このように、バンプ125の材料が、不純物がドーピングされた非晶質シリコンであることにより、不純物によってバンプ125の導電率を調整することで、第1可動電極111と第2可動電極115とが接触したときに短絡による静電容量部110の不良を防ぐとともに、バンプ125に電荷が蓄えられて帯電することを抑制することができる。
 本実施形態では、第2可動電極115の上面にバンプ125が形成される例を示したが、これに限定されるものではない。バンプ125は、例えば、第2可動電極115の上面に代えて、又は、第2可動電極115の上面とともに、キャビティ121の上面、つまり、第1可動電極111の下面に形成されていてもよい。
 溝部160は、保持部130と枠部140との間に配置され、保持部130の周囲の少なくとも一部に形成されている。溝部160は、素子10におけるSi膜F3から酸化ケイ素層F22までを貫通している。なお、図4に示す例のように、下蓋20において素子10の溝部160に対応する位置に、凹部が形成されていてもよい。同様に、上蓋30において素子10の溝部160に対応する位置に、凹部が形成されていてもよい。
 このように、保持部130の周囲の少なくとも一部に形成された溝部160を含むことにより、溝部160によって保持部130が慣性センサ1の外端から隔離されるので、外部からの圧力や熱膨張差に起因した力等が加わって上蓋30に変形が発生する場合でも、変形に伴う力は、溝部160によって第1可動電極111及び第2可動電極115に更に加わり難くなる。
 本実施形態では、ばね部150のばね151A及びばね151Bが、素子10におけるSi膜F3の一部を用いて構成される例を示したが、これに限定されるものではない。
 図5に示すように、ばね部150は、Si膜F3の一部とSi基板F2の一部とのそれぞれを、除去加工することで形成されていてもよい。すなわち、ばね151Aは、図4に示した例と同様に、一端が保持体131AにおけるSi膜F3に接続され、他端が静電容量部110の第1可動電極111に接続される。一方、ばね151Bは、図4に示した例とは異なり、一端が保持体131BにおけるSi基板F2に接続され、他端が静電容量部110の第2可動電極115に直接に接続されていてもよい。
 なお、ばね部150は、2本のばね151A,151Bを含む場合に限定されず、1本又は3本以上のばねを含んでいてもよい。また、素子10の平面視におけるばね151A,151Bの形状、配置、折り返し数等は、図4に示した例に限定されるものではない。さらに、ばね部150が第1可動電極111及び第2可動電極115のそれぞれを保持部130に対して変位可能に支持する限り、保持部130及びばね部150は図4に示す例と異なる態様であってもよい。
 以上、本発明の例示的な実施形態について説明した。一実施形態に従う慣性センサにおいて、ばね部は、第1可動電極及び第2可動電極のそれぞれを変位可能に支持する。これにより、ばね部によって第1可動電極及び第2可動電極が保持部から隔離されるので、外部からの圧力や熱膨張差に起因した力等が加わって上蓋に変形が発生する場合でも、変形に伴う力は、ばね部によって第1可動電極及び第2可動電極に加わり難くなり、上蓋の変形による第1可動電極及び第2可動電極の電極間距離の変化を低減することができる。従って、静電容量部における静電容量値の検出精度の低下を抑制することができる。
 また、前述した慣性センサにおいて、静電容量部は、第1可動電極と第2可動電極との間に空間を形成するキャビティをさらに有する。これにより、キャビティの深さを変更することで、力が作用しない当初の静電容量部の静電容量値を容易に調整することができる。
 また、前述した慣性センサにおいて、静電容量部は、第1可動電極及び第2可動電極の少なくとも一方に、キャビティ121によって形成された空間に突起するバンプをさらに有する。これにより、第1可動電極及び第2可動電極の少なくとも一方の変位によって第1可動電極と第2可動電極とが接触したときに、電極同士のスティッキングを抑制することができる。
 また、前述した慣性センサにおいて、バンプの材料は、不純物がドーピングされた非晶質シリコンである。これにより、不純物によってバンプの導電率を調整することで、第1可動電極と第2可動電極とが接触したときに短絡による静電容量部の不良を防ぐとともに、バンプに電荷が蓄えられて帯電することを抑制することができる。
 また、前述した慣性センサにおいて、素子の平面視において、保持部の周囲の少なくとも一部に形成された溝部をさらに含む。これにより、溝部によって保持部が慣性センサの外端から隔離されるので、外部からの圧力や熱膨張差に起因した力等が加わって上蓋に変形が発生する場合でも、変形に伴う力は、溝部によって第1可動電極及び第2可動電極に更に加わり難くなる。
 また、前述した慣性センサにおいて、第1可動電極及び第2可動電極は、同一材料である。これにより、第1可動電極と第2可動電極との間に、異種材料に起因する仕事関数差に応じた電位差が発生し難くなる。
 なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。すなわち、実施形態及び/又は変形例に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、実施形態及び/又は変形例が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、実施形態及び変形例は例示であり、異なる実施形態及び/又は変形例で示した構成の部分的な置換又は組み合わせが可能であることは言うまでもなく、これらも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
 1…慣性センサ、10…素子、20…下蓋、21…凹部、22…底板、23…側壁、30…上蓋、31…凹部、32…底板、33…側壁、34…ゲッター層、50…MEMS基板、60…接合部、61…アルミニウム層、62…ゲルマニウム層、63…アルミニウム層、70A,70B…接続部、75A,75B…接続配線、76A,76B…ビア電極、110…静電容量部、111…第1可動電極、115…第2可動電極、121…キャビティ、125…バンプ、130…保持部、131A,131B…保持体、140…枠部、141A,141B,141C,141D…枠体、150…ばね部、151A,151B…ばね、160…溝部、F2…Si基板、F3…Si膜、F21,F22…酸化ケイ素層、L1,L3…Siウエハ、L31…酸化ケイ素膜、T1,T2…端子、V1,V2…貫通電極。

Claims (6)

  1.  第1可動電極及び第2可動電極を有し、前記第1可動電極と前記第2可動電極との間の距離に応じて静電容量が変化するように構成された静電容量部と、前記静電容量部を保持するように構成された保持部と、前記静電容量部と前記保持部とを接続する弾性部であって、前記保持部に対して前記第1可動電極及び前記第2可動電極のそれぞれを変位可能に支持するように構成された弾性部と、を含む第1基板と、
     前記第1基板に接合された第2基板と、を備える、
     MEMSデバイス。
  2.  前記静電容量部は、前記第1可動電極と前記第2可動電極との間に空間を形成するキャビティをさらに有する、
     請求項1に記載のMEMSデバイス。
  3.  前記静電容量部は、前記第1可動電極及び前記第2可動電極の少なくとも一方に、前記空間に突起するバンプをさらに有する、
     請求項2に記載のMEMSデバイス。
  4.  前記バンプの材料は、不純物がドーピングされた非晶質シリコンである、
     請求項3に記載のMEMSデバイス。
  5.  前記第1基板は、平面視において、前記保持部の周囲の少なくとも一部に形成された溝部をさらに含む、
     請求項1から4のいずれか一項に記載のMEMSデバイス。
  6.  前記第1可動電極及び前記第2可動電極は、同一材料である、
     請求項1から5のいずれか一項に記載のMEMSデバイス。
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