WO2022244520A1 - 注出ポンプ及び注出ポンプを用いた詰め替え容器 - Google Patents

注出ポンプ及び注出ポンプを用いた詰め替え容器 Download PDF

Info

Publication number
WO2022244520A1
WO2022244520A1 PCT/JP2022/016316 JP2022016316W WO2022244520A1 WO 2022244520 A1 WO2022244520 A1 WO 2022244520A1 JP 2022016316 W JP2022016316 W JP 2022016316W WO 2022244520 A1 WO2022244520 A1 WO 2022244520A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
tip
suction pipe
plate
container
pump
Prior art date
Application number
PCT/JP2022/016316
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
秀樹 奥出
貴治 野田
Original Assignee
日本製紙株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本製紙株式会社 filed Critical 日本製紙株式会社
Priority to JP2023522312A priority Critical patent/JPWO2022244520A1/ja
Publication of WO2022244520A1 publication Critical patent/WO2022244520A1/ja

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B15/00Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
    • B05B15/30Dip tubes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/0005Components or details
    • B05B11/0037Containers
    • B05B11/0038Inner container disposed in an outer shell or outer casing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/0005Components or details
    • B05B11/0037Containers
    • B05B11/0054Cartridges, i.e. containers specially designed for easy attachment to or easy removal from the rest of the sprayer
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1042Components or details
    • B05B11/1043Sealing or attachment arrangements between pump and container
    • B05B11/1046Sealing or attachment arrangements between pump and container the pump chamber being arranged substantially coaxially to the neck of the container
    • B05B11/1047Sealing or attachment arrangements between pump and container the pump chamber being arranged substantially coaxially to the neck of the container the pump being preassembled as an independent unit before being mounted on the container

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

突き挿し性と残液量の減少の双方を満足させることを目的とした注出ポンプ及び注出ポンプを用いた詰め替え容器を得るために、上面部に穴を形成し、該穴を破断可能な封止シートで封止して形成された吸い出し口を有する液状物収容容器の、吸い出し口に吸い込み管を突き挿して液状物を吸い込み外部へ注出する注出ポンプにおいて、吸い込み管4の先端部6は、吸い込み管4の突き挿し方向と直交する開口面を有する開口部7を形成し、開口部7には、三角形状に形成された板状切り刃8を、開口部7を左右に2分し、三角形の頂点が先端8aとなるようにして、開口部7から先端方向に突出するように設け、板状切り刃8で仕切られた開口部7における板状切り刃8の両側の開口部分を吸い込み口9とした。

Description

注出ポンプ及び注出ポンプを用いた詰め替え容器
 本発明は、上面部に穴を形成し、該穴を破断可能な封止シートで封止して形成された吸い出し口を有する液状物収容容器の、前記吸い出し口に吸い込み管を突き挿して液状物を吸い込み外部へ注出する注出ポンプ及び注出ポンプを用いた詰め替え容器に関する。
 従来、上面部に穴を形成し、該穴を破断可能な封止シートで封止して形成された吸い出し口を有する液状物収容容器の、前記吸い出し口に吸い込み管を突き挿して液状物を吸い込み外部へ注出する注出ポンプとして、筒状シリンダ部と、筒状シリンダ部の上部に設けられ、筒状シリンダ部内に摺動自在に嵌合するピストンの操作部を兼ねる注出ノズルと、筒状シリンダ部の下部に設けられ、吸い出し口にに突き挿して液状物収容容器内に挿入される吸い込み管で構成されたものが知られている
 この種の注出ポンプにあっては、一般に液状物収容容器の上面部に有する吸い出し口を形成する穴を封止している封止シートへの突き挿しを容易に行えるようにするため、吸い込み管の先端に開口する吸い込み口は傾斜面となっている(例えば、特許文献1参照。)。
実開平7-45088号公報
 特許文献1に記載されているような注出ポンプでは、吸い込み管の先端に開口する吸い込み口は斜めにカットされた傾斜面となっているので、吸い込み口の先端は吸い込み管の軸心から外れた位置にある。このため、液状物収容容器の吸い出し口に吸い込み管を突き挿したとき、その突き挿し力は、吸い込み管の軸心から外れた位置にある吸い込み口の傾斜面の先端に掛かることになり、安定した突き挿しが行えない場合がある。
 また、吸い込み管が肉薄のプラスチックで形成されているような場合は、吸い込み口の傾斜面の先端が曲がってしまい、突き挿しが困難になる場合があるといった問題があった。
 また、液状物収容容器内の液状物を残さないように注出するため、吸い込み管は、その長さを、その先端に形成した吸い込み口が液状物収容容器の底部に近接するか、或いは到達する長さに設定している。しかし、吸い込み管の先端に開口する吸い込み口が傾斜面となっているため、吸い込み管の軸方向における吸い込み口の長さの範囲にある液状物は吸引できず残ってしまうことになる。
 そこで、残液量を少なくするためには吸い込み口を形成する傾斜面を吸い込み管の軸方向に対し鈍角にすれば吸い込み管の軸方向における吸い込み口の長さが短くなり、残液量を少なくすることができるが、吸い出し口を形成する穴を封止している封止シートへの突き挿し性が悪くなってしまうといった問題が発生する。
 即ち、特許文献1に記載されているような注出ポンプでは、残液量を少なくしようとすると突き挿し性が悪くなり、突き挿し性を良くしようとすると残液量が増えるといった問題があった。
 本発明の目的は、突き挿し性と残液量の減少の双方を満足させることを目的とした注出ポンプ及び注出ポンプを用いた詰め替え容器を提供することにある。
 上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、上面部に穴を形成し、該穴を破断可能な封止シートで封止して形成された吸い出し口を有する液状物収容容器の、前記吸い出し口に吸い込み管を突き挿して液状物を吸い込み外部へ注出する注出ポンプにおいて、前記吸い込み管の先端部は、吸い込み管の突き挿し方向と直交する開口面を有する開口部が形成され、前記開口部には、三角形状に形成された板状切り刃が、前記開口部を左右に2分し、三角形の頂点が先端となるようにして、前記開口部から先端方向に突出するように設けられ、前記板状切り刃で仕切られた前記開口部における前記板状切り刃の両側の開口部分を吸い込み口としたことを特徴とする。
 請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、三角形状に形成された前記板状切り刃は、二等辺三角形に形成され、先端となる二等辺三角形の頂点が前記吸い込み管の軸心と一致していることを特徴とする。
 請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の、前記板状切り刃の先端の角度が45度~60度であり、先端の半径が0.5mm~1.5mmの円弧面となっていることを特徴とする。
 請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の、前記吸い込み管の先端部は、縦断面台形の錐形となっており、錐形の前記先端部の筒壁と前記三角形状に形成された前記板状切り刃の両側辺が面一となっていることを特徴とする。
 請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の、前記吸い込み管と前記板状切り刃は別体に構成されており、前記吸い込み管の先端部は、先端側から筒壁を軸心から左右に2分する縦溝状切れ込みが設けられ、該縦溝状切れ込みに、三角形状に形成された板状切り刃が、三角形の頂点が先端となるように装着されていることを特徴とする。
 請求項6に記載の発明は、内部に液状物を収容し、封止シートで封止された吸い出し口が設けられ、液状物の消尽時に交換される内容器と、収納口を有し、前記内容器を収納する収納体と、前記内容器を収納した前記収納体に嵌合し、前記収納体を閉じる筒状の蓋体と、前記蓋体に設けられ、前記収納体に収納された前記内容器の前記吸い出し口に吸い込み管を突き挿して液状物を吸い込み外部へ注出する注出ポンプとからなり、前記収納体を前記蓋体で閉じたとき、前記注出ポンプの前記出し口に吸い込み管が前記内容器の前記吸い出し口に挿し込まれるようになっている詰め替え容器であって、前記注出ポンプは、請求項1から5のいずれか1項に記載の注出ポンプであることを特徴とする。
 請求項1に記載の注出ポンプによれば、前記吸い込み管の先端部は、吸い込み管の突き挿し方向と直交する開口面を有する開口部が形成され、前記開口部には、三角形状に形成された板状切り刃が、前記開口部を左右に2分し、三角形の頂点が先端となるようにして、前記開口部から先端方向に突出するように設けられているので、前記液状物収容容器の前記吸い出し口に吸い込み管を突き挿す際に、前記吸い出し口を封止している前記封止シートを三角形状に形成された前記板状切り刃の先端が当たって前記封止シートを突き破り、これにより前記吸い込み管を容易に前記吸い出し口に突き挿し前記液状物収容容器内に容易に挿入することができる。
 また、前記板状切り刃で仕切られた前記開口部における前記板状切り刃の両側の開口部分を吸い込み口としたので、前記吸い込み口は前記吸い込み管の先端にフラットに開口することになり、前記吸い込み口の開口面と液状物収容容器の底部との距離を、傾斜面となっている吸い込み管の吸い込み口の開口面と液状物収容容器の底部との距離よりも短く設定することが可能となり、吸い込み口の開口面が傾斜面となっている従来の吸い込み管に比べ残液量を少なくすることができる。
 請求項2に記載の注出ポンプによれば、請求項1に記載の、三角形状に形成された前記板状切り刃は、二等辺三角形に形成され、先端となる二等辺三角形の頂点が前記吸い込み管の軸心と一致しているので、前記液状物収容容器の前記吸い出し口に吸い込み管を突き挿す際に、前記吸い込み管を軸方向に押し出す力は二等辺三角形に形成された前記板状切り刃の先端に掛かることになり、軽い力で前記封止シートを突き破り、前記吸い込み管を容易に前記吸い出し口に突き挿し前記液状物収容容器内に容易に挿入することができる。
 請求項3に記載の注出ポンプによれば、請求項1または2に記載の、前記板状切り刃の先端の角度が45度~60度なので、前記液状物収容容器の前記吸い出し口への吸い込み管の突き挿し時に、前記板状切り刃で前記吸い出し口の封止シートを容易に破断することができる。
 また、前記板状切り刃の先端が半径0.5mm~1.5mmの円弧面となっているので、封止シートに突き挿さり易く、そして、手等に当たっても怪我し難い。
 請求項4に記載の注出ポンプによれば、請求項1から3のいずれか1項に記載の、前記吸い込み管の先端部は、縦断面台形の錐形となっており、錐形となっている前記先端部の筒壁と前記三角形状に形成された前記板状切り刃の両側辺が面一となっているので、前記液状物収容容器の前記吸い出し口への吸い込み管の突き挿し時に、前記板状切り刃が破断した前記吸い出し口の封止シートに、続いて挿し込まれる前記先端部を容易に挿し込むことができる
 請求項5に記載の注出ポンプによれば、請求項1から4のいずれか1項に記載の、前記吸い込み管と前記板状切り刃は別体に構成されており、前記吸い込み管の先端部は、先端側から筒壁を軸心から左右に2分する縦溝状切れ込みが設けられ、該縦溝状切れ込みに、三角形状に形成された板状切り刃が、三角形の頂点が先端となるように装着されているので、製造が容易である。
 請求項6に記載の詰め替え容器によれば、内部に液状物を収容し、封止シートで封止された吸い出し口が設けられ、液状物の消尽時に交換される内容器と、収納口を有し、前記内容器を収納する収納体と、前記内容器を収納した前記収納体に嵌合し、前記収納体を閉じる筒状の蓋体と、前記蓋体に設けられ、前記収納体に収納された前記内容器の前記吸い出し口に吸い込み管を突き挿して液状物を吸い込み外部へ注出する注出ポンプとからなり、前記収納体を前記蓋体で閉じたとき、前記注出ポンプの前記出し口に吸い込み管が前記内容器の前記吸い出し口に挿し込まれるようになっている詰め替え容器であって、前記注出ポンプは、請求項1から5のいずれか1項に記載の注出ポンプであるので、前記収納体を前記蓋体で閉じたとき、前記内容器の前記出し口に吸い込み管を軽い力で且つ安定した状態で前記吸い出し口に突き挿し前記内容器内に容易に挿入することができ、また、吸い込み後の残液量を少なくすることができる。
本発明に係る注出ポンプの実施の形態の第1例を示す正面図である。 図1に示す注出ポンプの吸い込み管の先端部位の拡大図である。 図2に示す注出ポンプの吸い込み管の先端部位の断面図である。 図2に示す注出ポンプの吸い込み管の先端部位の側面図である。 図2に示す注出ポンプの吸い込み管の先端部位の分解説明図である。 図2に示す注出ポンプの吸い込み管の先端部位の斜視図である。 図1に示す注出ポンプの使用例を示す一部縦断説明図である。 図1に示す注出ポンプを用いた本発明に係る詰め替え容器の実施の形態の一例を示す分解断面図である。 本発明に係る注出ポンプの実施の形態の第2例を示すものであり、注出ポンプの吸い込み管の先端部位の斜視図である。
 以下、本発明に係る注出ポンプの実施の形態の一例を図面を参照して詳細に説明する。
 図1は第1例の注出ポンプの実施の形態の一例を示す正面図、図2は図1に示す注出ポンプの吸い込み管の先端部位の拡大図、図3は図2に示す注出ポンプの吸い込み管の先端部位の断面図、図4は図2に示す注出ポンプの吸い込み管の先端部位の側面図、図5は図2に示す注出ポンプの吸い込み管の先端部位の分解説明図、図6は図2に示す注出ポンプの吸い込み管の先端部位の斜視図、図7は図1に示す注出ポンプの使用例を示す一部縦断説明図である。
 第1例の注出ポンプ1は、筒状シリンダ部2と、筒状シリンダ部2の上部に設けられ、筒状シリンダ部2内に摺動自在に嵌合するピストンの操作部を兼ねる注出ノズル3と、筒状シリンダ部2の下部に設けられ、後述する液状物収容容器の上面部に有する吸い出し口を封止する封止シートを破断して液状物収容容器内に挿し込まれる吸い込み管4とを備えている。
 また、第1例の注出ポンプ1には、後述する液状物収容容器の吸い出し口を囲むように設けられた筒状のポンプ取り付け口体に螺着される装着キャップ5が筒状シリンダ部2を覆うようにして設けられている。
 筒状シリンダ部2の下部に設けられた吸い込み管4は、樹脂素材により成形されており、後述する液状物収容容器の吸い出し口を封止する封止シートを突き挿し破断する剛性を有している。また、その長さは、吸い込み管4の液状物収容容器の吸い出し口への挿し込みが完了したとき、その先端が液状物収容容器の底部の近傍に至る長さに形成されている。
 吸い込み管4にあっては、その先端部6が、吸い込み管4の突き挿し方向と直交する開口面を有する開口部7が形成され、開口部7には、三角形状に形成された板状切り刃8が、開口部7を左右に2分し、三角形の頂点が先端8aとなるようにして、開口部7から先端方向に突出するように設けられ、板状切り刃8で仕切られた開口部7における板状切り刃8の両側の開口部分が吸い込み口9となっている。
 第1例では、吸い込み管4の先端部6は、縦断面台形の錐形となっており、錐形の先端部6の筒壁と三角形状に形成された板状切り刃8の両側辺8bが面一となっている。錐形は、円錐状、角錐状のいずれでもよい。第1例では円錐状となっている。
 また、第1例では、錐形の先端部6の角度θが45度~60度となっている。
 先端部6の角度θが45度~60度であると、液状物収容容器の吸い出し口を封止する封止シートに突き挿し易い。角度θが45度未満であると先端の吸い込み口9の位置が高くなならざるを得ず、残液が多くなり、また、60度を超えると突き挿し時の抵抗が大きく、突き挿さりに難くなる。
 また、第1例では、三角形状に形成された板状切り刃8は、二等辺三角形に形成され、先端8aとなる二等辺三角形の頂点が吸い込み管4の軸心と一致している。また、板状切り刃8の先端8aの角度は、先端部6の広角度θと同じ45度~60度であり、先端8aの半径Rは0.5mm~1.5mmの円弧面となっている。
 吸い込み管4の先端部6と、先端部6の開口部7に設けられている板状切り刃9とにあっては、第1例では、吸い込み管4と板状切り刃8は別体に構成されており、吸い込み管4の先端部6には、先端側から筒壁を軸心から左右に2分する縦溝状切れ込み10が設けられ、該縦溝状切れ込み10に、三角形状に形成された板状切り刃8が、三角形の頂点が先端8aとなるように装着された構成となっている。
 このように構成された第1例の注出ポンプ1によれば、吸い込み管4の先端部6は、吸い込み管4の突き挿し方向と直交する開口面を有する開口部7が形成され、開口部7には、三角形状に形成された板状切り刃8が、開口部7を左右に2分し、三角形の頂点が先端8aとなるようにして、開口部7から先端方向に突出するように設けられているので、液状物収容容器の吸い出し口に吸い込み管4を突き挿す際に、吸い出し口を封止している封止シートを三角形状に形成された板状切り刃8の先端8aが当たって封止シートを突き破り、これにより吸い込み管4を容易に吸い出し口に突き挿し液状物収容容器内に容易に挿入することができる。
 また、板状切り刃8で仕切られた開口部7における板状切り刃8の両側の開口部分を吸い込み口9としたので、吸い込み口9は吸い込み管4の先端にフラットに開口することになり、吸い込み口4の開口面と液状物収容容器の底部との距離を、傾斜面となっている吸い込み管の吸い込み口の開口面と液状物収容容器の底部との距離よりも短く設定することが可能となり、吸い込み口9の開口面が傾斜面となっている従来の吸い込み管に比べ残液量を少なくすることができる。
 また、第1例では、三角形状に形成された板状切り刃8は、二等辺三角形に形成され、先端8aとなる二等辺三角形の頂点が吸い込み管4の軸心と一致しているので、液状物収容容器の吸い出し口に吸い込み管を突き挿す際に、吸い込み管4を軸方向に押し出す力は板状切り刃8の先端8aに掛かることになる。これにより、軽い力で封止シートを突き破り、吸い込み管4を容易に吸い出し口に突き挿し液状物収容容器内に容易に挿入することができる。
 また、第1例では、板状切り刃8の先端8aの角度が45度~60度なので、液状物収容容器の吸い出し口に吸い込み管4を突き挿し時に、板状切り刃8で吸い出し口の封止シートを容易に破断することができる。
 また、板状切り刃8の先端8aが半径0.5mm~1.5mmの円弧面となっているので、封止シートに突き挿さり易く、そして、手等に当たっても怪我し難い。
 また、第1例では、吸い込み管4の先端部6は、縦断面台形の錐形となっており、錐形となっている前記先端部の筒壁と三角形状に形成された板状切り刃9の両側辺9aが面一となっているので、液状物収容容器の吸い出し口への吸い込み管4の突き挿し時に、板状切り刃8が破断した吸い出し口の封止シートに、続いて挿し込まれる吸い込み管4の先端部6を容易に挿し込むことができる
 また、第1例では、吸い込み管4と板状切り刃8は別体に構成されており、吸い込み管4の先端部6は、先端側から筒壁を軸心から左右に2分する縦溝状切れ込みが設けられ、該縦溝状切れ込みに、三角形状に形成された板状切り刃が、三角形の頂点が先端となるように装着されているので、製造が容易である。
 次に、このような注出ポンプ1を使用する液状物収容容器の一例を図7により説明する。
 注出ポンプを使用する液状物収容容器20は、第1例では、表裏面に熱可塑性樹脂層が積層された紙基材から成形された略直方体形状の容器本体21からなり、容器本体21の上面部22には容器本体21内外を連通する吸い出し口23が設けられている。容器本体21の上面部22の内面には吸い出し口23を封止する封止する封止シート24が設けられており、上面部22の外面には吸い出し口23の周囲を囲む様にして、注出ポンプ1の装着キャップ5に螺合するポンプ取り付け口体25が設けられている。
 吸い出し口23を封止している封止シート24は、不透水であり破断可能な性質を有しており、樹脂膜、または樹脂膜と金属箔、紙等との積層体を用いている。
 注出ポンプ1の液状物収容容器20への取付けは次の様に行われる。まず、容器本体21に設けられたポンプ取り付け口体25内に吸い込み管4を差し込み、容器本体21の上面部22に形成されている吸い出し口23を封止している封止シート24に吸い込み管4の先端部6を突き挿して破断する。
 そして、吸い出し口23から吸い込み管4を容器本体21内に挿入し、装着キャップ5をポンプ取り付け口体25に螺合することにより注出ポンプ1を液状物収容容器20へ取り付ける。なお、液状物収容容器20の素材は特に限定されず、紙、紙と樹脂の複合体、樹脂、木材、陶器など、液体状あるいは粘稠体状の内容物を入れることができれば、どのようなものでもよい。
 次に、このような注出ポンプ1を本発明に係る詰め替え容器の実施の形態の一例を図8により説明する。
 第1例の詰め替え容器30は、内部に液状物を収容し、封止シート31で封止された吸い出し口32が設けられ、液状物の消尽時に交換される液状物収容容器となる内容器33と、収納口34を有し、内容器33を収納する収納体35と、内容器33を収納した収納体35に嵌合し、収納体35を閉じる筒状の蓋体36と、蓋体36に設けられ、収納体35に収納された内容器33の吸い出し口32に吸い込み管4を突き挿して液状物を吸い込み外部へ注出する注出ポンプ1とからなる。
 蓋体36の天板部37には、注出ポンプ1の装着キャップ5に螺合するポンプ取り付け口体38が設けられており、ポンプ取り付け口体38に注出ポンプ1の装着キャップ5を螺合することにより蓋体36に注出ポンプ1を取り付けている。
 注出ポンプ1を使用した第1例の詰め替え容器によれば、収納体35を蓋体36で閉じたとき、内容器33の出し口32に吸い込み管4を軽い力で且つ安定した状態で吸い出し口32に突き挿し内容器33内に容易に挿入することができ、また、吸い込み後の残液量を少なくすることができる。
 図9は本発明に係る注出ポンプの実施の形態の第2例を示すものであり、注出ポンプの吸い込み管の先端部位の斜視図である。
 第2例の注出ポンプと第1例の注出ポンプとは基本構成において変わるところはなく、第1例と同一の構成については同一の符号を付して説明する。
 第2例では、吸い込み管4と板状切り刃8は一体に構成されている。
 このように構成された第2例の注出ポンプによれば、吸い込み管4と板状切り刃8を型取りにより成形できるので、容易に製造することができる。
 その他の構成、作用効果及び使用例は第1例と同様なので第1例を援用し、その説明を省略する
1 注出ポンプ
2 筒状シリンダ部
3 注出ノズル
4 吸い込み管
4a 管体
5 装着キャップ
6 先端部
7 開口部
8 板状切り刃
8a 先端
8b 側辺
9 吸い込み口
10 縦溝状切れ込み
20 液状物収容容器
21 容器本体
22 上面部
23 吸い出し口
24 封止シート
25 ポンプ取り付け口体
30 詰め替え容器
31 封止シート
32 吸い出し口
33 内容器
34 収納口
35 収納体
36 蓋体
37 天板部
38 ポンプ取り付け口体
θ 錐形状部の広角度 R 板状切り刃の先端の半径
                                                                        

Claims (6)

  1.  上面部に穴を形成し、該穴を破断可能な封止シートで封止して形成された吸い出し口を有する液状物収容容器の、前記吸い出し口に吸い込み管を突き挿して液状物を吸い込み外部へ注出する注出ポンプにおいて、
     前記吸い込み管の先端部は、吸い込み管の突き挿し方向と直交する開口面を有する開口部が形成され、前記開口部には、三角形状に形成された板状切り刃が、前記開口部を左右に2分し、三角形の頂点が先端となるようにして、前記開口部から先端方向に突出するように設けられ、前記板状切り刃で仕切られた前記開口部における前記板状切り刃の両側の開口部分を吸い込み口としたことを特徴とする注出ポンプ。
  2.  三角形状に形成された前記板状切り刃は、二等辺三角形に形成され、先端となる二等辺三角形の頂点が前記吸い込み管の軸心と一致していることを特徴とする請求項1に記載の注出ポンプ。
  3.  前記板状切り刃の先端の角度が45度~60度であり、先端の半径が0.5mm~1.5mmの円弧面となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の注出ポンプ。
  4.  前記吸い込み管の先端部は、縦断面台形の錐形となっており、錐形の前記先端部の筒壁と前記三角形状に形成された前記板状切り刃の両側辺が面一となっていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の注出ポンプ。
  5.  前記吸い込み管と前記板状切り刃は別体に構成されており、前記吸い込み管の先端部は、先端側から筒壁を軸心から左右に2分する縦溝状切れ込みが設けられ、該縦溝状切れ込みに、三角形状に形成された板状切り刃が、三角形の頂点が先端となるように装着されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の注出ポンプ。
  6.  内部に液状物を収容し、封止シートで封止された吸い出し口が設けられ、液状物の消尽時に交換される内容器と、収納口を有し、前記内容器を収納する収納体と、前記内容器を収納した前記収納体に嵌合し、前記収納体を閉じる筒状の蓋体と、前記蓋体に設けられ、前記収納体に収納された前記内容器の前記吸い出し口に吸い込み管を突き挿して液状物を吸い込み外部へ注出する注出ポンプとからなり、前記収納体を前記蓋体で閉じたとき、前記注出ポンプの前記出し口に吸い込み管が前記内容器の前記吸い出し口に挿し込まれるようになっている詰め替え容器であって、
     前記注出ポンプは、請求項1から5のいずれか1項に記載の注出ポンプであることを特徴とする詰め替え容器。
                                                                                    
PCT/JP2022/016316 2021-05-17 2022-03-30 注出ポンプ及び注出ポンプを用いた詰め替え容器 WO2022244520A1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023522312A JPWO2022244520A1 (ja) 2021-05-17 2022-03-30

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021082930 2021-05-17
JP2021-082930 2021-05-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2022244520A1 true WO2022244520A1 (ja) 2022-11-24

Family

ID=84141238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2022/016316 WO2022244520A1 (ja) 2021-05-17 2022-03-30 注出ポンプ及び注出ポンプを用いた詰め替え容器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2022244520A1 (ja)
WO (1) WO2022244520A1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57204064U (ja) * 1981-06-17 1982-12-25
JP2001324098A (ja) * 2000-05-15 2001-11-22 Furoomu:Kk 圧力容器の内容物排出装置
JP3142788U (ja) * 2008-04-15 2008-06-26 古河電池株式会社 電池の安全弁装置
JP2012025421A (ja) * 2010-07-22 2012-02-09 Daiwa:Kk 流動体袋突き刺しチューブ装置及び流動体取り出し方法
JP2017105498A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 日本製紙株式会社 液状内容物収容紙製容器の液状内容物注出ポンプ
JP2020104876A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 王子コンテナー株式会社 ポンプ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57204064U (ja) * 1981-06-17 1982-12-25
JP2001324098A (ja) * 2000-05-15 2001-11-22 Furoomu:Kk 圧力容器の内容物排出装置
JP3142788U (ja) * 2008-04-15 2008-06-26 古河電池株式会社 電池の安全弁装置
JP2012025421A (ja) * 2010-07-22 2012-02-09 Daiwa:Kk 流動体袋突き刺しチューブ装置及び流動体取り出し方法
JP2017105498A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 日本製紙株式会社 液状内容物収容紙製容器の液状内容物注出ポンプ
JP2020104876A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 王子コンテナー株式会社 ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2022244520A1 (ja) 2022-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW201722798A (zh) 補充容器
US6321977B1 (en) Drinking container
JP6164937B2 (ja) エアレス容器
TW200938435A (en) Procedure for the filling and the evacuation of a dispenser unit and cartridge for the use with a dispenser unit for paste-like, foam-like or liquid substances
WO2022244520A1 (ja) 注出ポンプ及び注出ポンプを用いた詰め替え容器
KR20190137111A (ko) 액체용 용기
JP4588468B2 (ja) 外容器と内容器とからなる内容物吐出容器
JP4730798B2 (ja) バックインボックス用注出口装置及びバックインボックス
JP2019119499A (ja) 注出ポンプ及び注出ポンプを用いた詰め替え容器
US8556132B2 (en) Inlet for pump
JP4987446B2 (ja) 減圧変形防止容器
JP5315163B2 (ja) 液体注出容器及びこれに用いる中栓
US20230022261A1 (en) Cosmetic container
WO2020170649A1 (ja) 流体吐出容器
KR101510368B1 (ko) 유동성 물질 분배용 컨테이너
JP3973015B2 (ja) 容器
JP4511003B2 (ja) ポンプ付き液体容器
JP2001072093A (ja) 押し出し器
JP2606953Y2 (ja) 吸引式注出ポンプ装置
JP6875101B2 (ja) ポンプディスペンサー付き袋容器
WO2022210984A1 (ja) 注出ポンプ取付用アダプター
JP4583522B2 (ja) 詰め替え用包装体のポンプ付きホルダー
JP2006335366A (ja) 容器
KR101101288B1 (ko) 유체 흡입수단을 구비하는 유체 저장용기
JPH0653453U (ja) 粘稠液用のバッグインボックス

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 22804436

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2023522312

Country of ref document: JP

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE