WO2022202798A1 - 構造体 - Google Patents

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正治郎 松浦
光大 河合
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Abstract

鉛直パイプ(1)に取り付けられる水平パイプ接続具(2)が、鉛直パイプ(1)の外周に着脱可能に嵌合する嵌合筒(10)と、嵌合筒(10)に設けられる係合突起(11、12)とを有し、嵌合筒(10)を周方向に二分割した第一分割体(14)および第二分割体(15)は、周方向一方端部に第一分割突起(16)および第二分割突起(17)を有し、周方向他端部がヒンジ軸(10a)により連結されており、第一分割体(14)および第二分割体(15)を筒状に組み合わせて、第一分割突起(16)および第二分割突起(17)で係合突起(12)を形成し、第一水平パイプ(3)の端部に係合突起(11、12)を受け入れ可能なC形状のジョイント部(22)を設けた構造体。

Description

構造体
 この発明は、DIY等でユーザーが自分で組み立てる構造体に関する。
 DIY(自分で家具を作ったりすること。「Do It Yourself」の略語)等でユーザーが自分で組み立てる構造体として、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1の構造体(組立式ラック)は、水平方向に間隔をおいて配置された複数の鉛直パイプと、それら鉛直パイプの間に架け渡される水平パイプとを有する。鉛直パイプには、水平方向に貫通する複数の貫通孔が上下に間隔をおいて形成されている。そして、その貫通孔に挿入したボルトを、水平パイプの両端に設けられた雌ねじにねじ込むことで、水平パイプの両端を鉛直パイプに接続することが可能となっている。
 しかしながら、特許文献1のように、ボルトを用いて水平パイプの両端を鉛直パイプに接続するのでは、水平パイプの端部にボルトを締め込む間、水平パイプを一定の高さで水平姿勢に保持する必要がある。すなわち、ユーザーが1人で組立作業をする場合、ユーザーの両手のうちの一方の手で、水平パイプを一定の高さで水平姿勢に保持しながら、他方の手で、鉛直パイプの貫通孔に挿入したボルトを水平パイプの端部の雌ねじにねじ込む必要があり、組み立ての作業性が悪い。
 一方、ボルトを用いずに組み立てることが可能な構造体として、特許文献2に記載のものが知られている。特許文献2の構造体(組立式ラック)は、水平方向に間隔をおいて配置された複数の鉛直パイプと、それら鉛直パイプの間に架け渡される水平パイプとを有する。水平パイプの両端には、フックが固定して設けられている。そして、水平パイプの両端のフックを、鉛直パイプに形成されたスリットに引っ掛けることで、水平パイプの両端を鉛直パイプに接続することが可能となっている。
 しかしながら、特許文献2のように、フックを用いて水平パイプの両端を鉛直パイプに接続するのでは、水平パイプのフックを引っ掛けるために、鉛直パイプの間隔をいったん広げる必要がある。そのため、例えば、鉛直パイプの間に複数の水平パイプを組み付けるときに、先に取り付けた水平パイプによって鉛直パイプの間隔が拘束されるため、その後に追加の水平パイプを取り付けようとしても、鉛直パイプの間隔を広げることができず、作業が煩雑となる。
実用新案登録第3101317号公報 実用新案登録第3218606号公報
 この発明が解決しようとする課題は、既に水平パイプの両端が接続されている鉛直パイプの間に、さらに追加の水平パイプの両端を接続する作業が容易となる構造体を提供することである。
 上記の課題を解決するため、この発明では、上下方向に延び、水平方向に間隔をおいて配置される複数の鉛直パイプと、前記鉛直パイプの径方向外方に突出する係合突起と、前記各鉛直パイプの対向する前記係合突起間を接続する複数の水平パイプとを備える構造体において、前記係合突起は、前記各鉛直パイプに着脱可能に取り付けられる水平パイプ接続具に設けられており、前記水平パイプ接続具は、前記鉛直パイプの外周に着脱可能に嵌合する円筒状の嵌合筒と、前記嵌合筒に設けられる前記係合突起と、前記嵌合筒の内周から径方向に内向きに設けられた嵌合突部とを有し、前記鉛直パイプには前記嵌合突部が嵌合する嵌合部が形成されており、前記嵌合筒は、周方向に複数に分割された分割体を筒状に組み合わせて形成されたものである構成を採用することができる。
 この構成の水平パイプ接続具は、複数の分割体を筒状に組み合わせて嵌合筒を形成し、嵌合筒の嵌合突部を鉛直パイプの嵌合部に嵌合することにより、鉛直パイプに係合突起を設けることができるので、既に、複数の水平パイプの両端が接続されている複数の鉛直パイプの間に、さらに追加の水平パイプを接続する作業が容易となる。
 周方向に隣り合う前記分割体の対向する分割端部のそれぞれに分割突起が形成され、複数に分割された前記分割体を筒状に組み合わせた状態で、前記対向する分割端部のそれぞれの分割突起が、前記係合突起を形成している構成を採用することができる。
 この構成では、嵌合筒を形成する分割体の数が水平パイプ接続具に設けられる係合突起の数となるので、鉛直パイプに対して必要な数の係合突起を設けることができ、鉛直パイプに接続する水平パイプの数の自由度を向上させることができる。
 前記水平パイプの軸方向両端部にジョイント部を備え、前記ジョイント部が前記係合突起を前記水平パイプの軸直交方向に受け入れ可能なC形状をなしており、前記ジョイント部が前記係合突起を受け入れている状態で、前記係合突起を形成する前記対向する分割端部のそれぞれの分割突起が、前記ジョイント部により拘束されている構成を採用することができる。
 この構成によると、周方向に隣り合う分割体の対向する分割端部のそれぞれに形成される分割突起が水平パイプのジョイント部により拘束されるので、周方向に隣り合う複数の分割体を筒状に組み合わせた状態に維持することができる。
 前記水平パイプの軸方向両端部に筒状のジョイント部を備え、前記ジョイント部が前記係合突起を水平パイプの軸直交方向に受け入れ可能な切り欠き部と、前記ジョイント部に対して開閉可能に取り付けられるスライド片部とを有し、前記スライド片部が前記切り欠き部を開放する開状態と前記切り欠き部を覆う閉状態との間で開閉するものであり、
 前記ジョイント部が前記係合突起を受け入れている状態で、前記係合突起を形成する前記対向する分割端部のそれぞれの分割突起が、前記閉状態の前記スライド片部と前記ジョイント部とにより拘束されている構成を採用することができる。
 この構成によると、係合突起を形成する対向する分割端部のそれぞれが、閉状態のスライド片部とジョイント部とによって拘束されるので、周方向に隣り合う複数の分割体を筒状に組み合わせた状態に維持することができる。
 この構成において、前記切り欠き部が前記ジョイント部の周方向対向位置に二箇所形成されており、それぞれの切り欠き部に前記スライド片部が開閉可能に取り付けられる構成を採用する事ができる。この場合、水平パイプを嵌合筒の係合突起に対して、例えば、上方からまたは下方からのいずれかの方向から、切り欠き部から差し込んで固定することができる。
 前記嵌合筒は、二つの前記分割体で構成され、二つの前記分割体は、周方向に沿う第一の対向部および第二の対向部で、前記対向する分割端部同士が周方向に隣り合う状態にあり、前記第一の対向部での前記対向する分割端部同士がヒンジ軸により連結されており、前記第二の対向部での前記対向する分割端部同士が開閉自在となっている構成を採用することができる。
 このようにすると、二つの分割体は、第二の対向部で対向する分割端部同士を開いて鉛直パイプの外周に位置させた後、その分割端部同士を閉じることによって、容易に水平パイプ接続具を鉛直パイプに取り付けることができる。
 また、前記第二の対向部での前記対向する分割端部の一方に係止爪が設けられ、他方に前記係止爪が係合する係合孔部が形成されている構成を採用することができる。この場合、二つの分割体は、第二の対向部で対向する分割端部同士を閉じたとき、係止爪が係合孔部に係合するので、その分割端部同士を閉じた状態に維持することができる。
 複数の前記分割体同士は、周方向に沿う複数の対向部で、前記対向する分割端部同士が周方向に隣り合う状態にあり、前記複数の対向部のうち一つの対向部での前記対向する分割端部同士がヒンジ軸により連結されており、前記残りの対向部での前記対向する分割端部のそれぞれが係止爪および段部を有しており、前記残りの対向部での前記対向する分割端部のうち、一方の分割端部の係止爪が他方の分割端部の段部に係合し、他方の分割端部の係止爪が一方の分割端部の段部に係合するようになっている構成を採用することができる。
 この構成では、複数の分割体は、前記残りの対向部のうちの任意の対向部で、対向する分割端部同士を開いて鉛直パイプの外周に位置させることができる。
 また、複数の前記分割体同士は、周方向に沿う複数の対向部で、前記対向する分割端部同士が周方向に隣り合う状態にあり、前記複数の対向部での前記対向する分割端部のそれぞれが係止爪および段部を有しており、前記複数の対向部での前記対向する分割端部のうち、一方の分割端部の係止爪が他方の段部に係合し、他方の係止爪が一方の段部に係合するようになっている構成を採用してもよい。
 この構成では、嵌合筒は、複数の対向部で対向する分割端部同士を閉じたとき、対向する分割端部のそれぞれの係止爪および段部が相互に係合するので、その分割端部同士を閉じた状態を強固に維持することができる。
 前記水平パイプ接続具が前記水平パイプに固定されており、前記鉛直パイプと前記水平パイプとの間に架け渡される筋交いをさらに備え、前記筋交いが棒状部材と前記棒状部材の両端部に着脱可能に取り付けられる一対の取り付け具とを有し、前記一方の取り付け具が、前記鉛直パイプに固定される前記水平パイプ接続具の係合突起に着脱可能に取り付けられ、前記他方の取り付け具が、前記水平パイプに固定される前記水平パイプ接続具の係合突起に着脱可能に取り付けられている構成を採用することができる。
 この構成によると、鉛直パイプに固定される水平パイプ接続具と水平パイプに固定される水平パイプ接続具とを利用して、鉛直パイプと水平パイプとの間に筋交いを架け渡すことができる。また、筋交いによって構造体の水平方向への荷重に対する耐久性を向上することができる。
 前記水平パイプが前記水平方向に間隔をおいて配置されており、前記水平方向に隣り合う前記水平パイプの間に取り付けられる板状部材をさらに備え、前記板状部材が、前記隣り合う水平パイプの間に位置する板材と、前記板材の長さ方向両端にそれぞれ設けられるフックとを有し、前記フックが前記隣り合う前記水平パイプのそれぞれに係止可能となっている構成を採用することができる。
 例えば、この構成の板状部材によって構造体の水平方向への荷重に対する耐久性を向上することができる。また、この構成の板状部材を棚板として使用することができ、この板状部材を備えた構造体を、例えば、収納棚として利用することができる。
 さらに、上記板状部材としては、前記板状部材がその幅方向が上下方向となる状態で、前記水平方向に隣り合う前記鉛直パイプの間に複数取り付けられている構成を採用することで、例えば、この構造体を、空間を仕切るパーテーションとして利用することができる。
 この発明の構造体は、先に配置した鉛直パイプの間隔を広げずに、その鉛直パイプに水平パイプの両端を接続することができるので、鉛直パイプに水平パイプの両端を接続する作業が容易である。また、既に、複数の水平パイプの両端が接続されている複数の鉛直パイプの間に、さらに追加の水平パイプを接続する作業が容易となる。
この発明の第一実施形態にかかる構造体を示す斜視図 図1の構造体の第一水平パイプの近傍の拡大図 図2のIII-III線に沿った断面図 図3のIV-IV線に沿った断面図 図3のV-V線に沿った断面図 図5に示す水平パイプ接続具に第一水平パイプを接続する前の状態を示す分解斜視図 図6に示す水平パイプ接続具の斜視図 図6に示す水平パイプ接続具を鉛直パイプに固定した状態の横断面図 図6に示す第一水平パイプの端部の分解斜視図 図6に示す第一水平パイプをそのままの姿勢で平行移動させ、第一水平パイプの端部のジョイント部に水平パイプ接続具の係合突起を入り込ませた状態で、第一水平パイプの近傍を上方から見た断面図 図9のX-X線に沿った断面図 図10に示す第一水平パイプを正回転(図では右回転)させた状態を示す図 図11に示す第一水平パイプをさらに正回転(図では右回転)させた状態を示す図 図12に示すスライド部材が自重で落下した状態を示す図 図13に示す係合突起の根元部とジョイント部材の内周のストッパ突起との位置関係を示す断面図 図10に示す第一水平パイプを逆回転(図では左回転)させようとしたときの係合突起の根元部とジョイント部材の内周のストッパ突起との位置関係を示す断面図 図6に示す水平パイプ接続具のバリエーションである単一の係合突起を有する水平パイプ接続具を示す一部切り欠き平面図 図6に示す水平パイプ接続具のバリエーションである三つの係合突起を有する水平パイプ接続具を示す一部切り欠き平面図 図6に示す水平パイプ接続具の第一の変形例を示す斜視図 図6に示す水平パイプ接続具の第一の変形例を鉛直パイプに固定した状態を示す横断面図 図6に示す水平パイプ接続具の第二の変形例を示す斜視図 図6に示す水平パイプ接続具の第二の変形例を鉛直パイプに固定した状態を示す横断面図 第二の変形例のバリエーションである三つの係合突起を有する水平パイプ接続具を示す一部切り欠き平面図 第一の変形例のバリエーションである嵌合突部が突条である水平パイプ接続具を示す斜視図 第一の変形例のバリエーションである嵌合突部が突条である水平パイプ接続具を鉛直パイプに固定した状態を示す横断面図 第二の変形例のバリエーションである嵌合突部が突条である水平パイプ接続具を示す斜視図 第二の変形例のバリエーションである嵌合突部が突条である水平パイプ接続具を鉛直パイプに固定した状態を示す横断面図 この発明の第二実施形態に係る構造体の第一水平パイプ近傍の一部切り欠き拡大図 図23のXXIV-XXIV線に沿った断面図 図23に示す水平パイプ接続具を開いた状態を示す断面図 図23に示す水平パイプ接続具の開いた状態を示す斜視図 図23に示す水平パイプ接続具の斜視図 図23に示す水平パイプ接続具の係止爪と係合段部との変形例を示す断面図 図26Aに示す変形例の要部拡大断面図 図23に示す第一水平パイプのジョイント部を示す斜視図 図23に示す第一水平パイプのジョイント部を示す分解斜視図 図23に示す第一水平パイプをそのままの姿勢で平行移動させ、第一水平パイプの端部のジョイント部に水平パイプ接続具の係合突起を入り込ませた状態で、第一水平パイプの近傍を側方から見た断面図 図29のXXX-XXX線に沿った断面図 図29に示す第一水平パイプを正回転(図では左回転)させた状態を示す側面図 図31のXXXII-XXXII線に沿った断面図 図31に示す第一水平パイプのジョイント部のスライド係合片部を閉じた状態を示す側面図 図33のXXXIV-XXXIV線に沿った断面図 図31に示す第一水平パイプのジョイント部のスライド係合片部のロック状態を示す側面図 図35のXXXVI-XXXVI線に沿った断面図 図35のXXXVII-XXXVII線に沿った断面図 図23に示す水平パイプ接続具の第三の変形例を示す斜視図 図23に示す水平パイプ接続具の第三の変形例を示す平面図 図23に示す水平パイプ接続具の第三の変形例を鉛直パイプに固定する状態を示す断面図 図23に示す水平パイプ接続具の第三の変形例の嵌合突部13を鉛直パイプの嵌合部に嵌合する状態を示す断面図 図23に示す水平パイプ接続具の第四の変形例を示す斜視図 図23に示す水平パイプ接続具の第四の変形例を示す平面図 図23に示す水平パイプ接続具の第五の変形例を示す斜視図 図23に示す水平パイプ接続具の第五の変形例を示す平面図 図23に示す水平パイプ接続具の第六の変形例を示す斜視図 図23に示す水平パイプ接続具の第六の変形例を示す平面図 図23に示す水平パイプ接続具の第三の変形例に用いられる第三分割体を示す斜視図 図23に示す水平パイプ接続具の第四の変形例に用いられる第四分割体を示す斜視図 図23に示す水平パイプ接続具の第六の変形例に用いられる第五分割体を示す斜視図 図23に示す水平パイプ接続具の第六の変形例に用いられる第六分割体を示す斜視図 嵌合突部が突条である水平パイプ接続具の第三の変形例の鉛直パイプへの取り付け状態を示す斜視図 図44Aに示す嵌合突部が突条である水平パイプ接続具の第三の変形例の嵌合突部と鉛直パイプに固定した状態を示す断面図 図23に示す第一水平パイプのジョイント部の変形例に水平パイプ接続具の係合突起を入り込ませた状態で、第一水平パイプの近傍を側方から見た断面図 図45に示す第一水平パイプを正回転させて、スライド片部を閉じた状態で、第一水平パイプの近傍を上方から見た断面図 図46のXLVI-XLVI線に沿った断面図 第二実施形態に係る構造体の鉛直パイプと第一水平パイプとの間に架け渡される筋交いを示す正面図 図48に示す筋交いを示す一部切り欠き分解斜視図 図48に示す筋交いの鉛直パイプとの固定状態を示す拡大正面図 図50のLI-LI線に沿った断面図 図50のLII-LII線に沿った断面図 図48に示す筋交いを、鉛直パイプに固定した水平パイプ接続具へ取り付ける前の状態を示す一部切り欠き断面図 第二実施形態に係る構造体の隣り合う第二水平パイプ間に受け板部材を架け渡した状態を示す斜視図 図54に示す受け板部材を上方から見た一部切り欠き平面図 図55のLVI-LVI線に沿った断面図 図54に示す受け板部材の要部拡大斜視図 図54に示す受け板部材の他の使用状態を示す斜視図 図58に示す受け板部材の要部拡大斜視図
 図1に、この発明の第一実施形態にかかる構造体を示す。この構造体は、上下方向に延びる複数の鉛直パイプ1と、各鉛直パイプ1に着脱可能に取り付けられる水平パイプ接続具2と、水平方向に間隔をおいて配置された鉛直パイプ1の間に架け渡される第一水平パイプ3および第二水平パイプ4とを有するものである。
 それぞれの鉛直パイプ1は、円筒状部材である。鉛直パイプ1には上下方向に間隔をおいて複数の嵌合部5が形成されている。それぞれの嵌合部5は、二個一対の貫通孔であって、鉛直パイプ1の直径方向両側に位置している。それぞれの鉛直パイプ1の間に架け渡された第一水平パイプ3および第二水平パイプ4は、同一の部材である。第一水平パイプ3と第二水平パイプ4は、長さのみが異なり、基本的な構成は同一である。そのため、以下、第一水平パイプ3について説明し、第二水平パイプ4については、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
 図3に示すように、水平パイプ接続具2は、鉛直パイプ1の外周に着脱可能に嵌合する円筒状の嵌合筒10と、その嵌合筒10の外周から突出して設けられた係合突起11および係合突起12と、嵌合筒10の内周から径方向内向きに設けられた嵌合突部13とを有する。係合突起11と係合突起12とは、嵌合筒10の外周に周方向に90度の間隔をあけて二つ設けられている。嵌合筒10は、周方向に二つに分割された第一分割体14および第二分割体15を筒状に組み合わせて形成されたものである。第一分割体14および第二分割体15は、断面半円弧状の部材である。
 第一分割体14は、外周から径方向外向きに突き出す係合突起11と、内周から径方向内向きに突き出す嵌合突部13と、周方向一方側の分割端部から径方向外向きに突き出す第一分割突起16とを有する。第二分割体15は、内周から径方向内向きに突き出す嵌合突部13と、周方向一方側の分割端部から径方向外向きに突き出す第二分割突起17とを有する。
 係合突起11は、第一分割体14の周方向中央に位置している。係合突起11は、第一分割体14の外周から径方向外方に延びる根元部18と、根元部18の径方向外側に設けられた係止鍔部19とを有する。図3に示すように、根元部18は、鉛直パイプ1の軸線方向に見て長方形の断面を有するように、上下に細長く形成されている。係止鍔部19は、鉛直パイプ1の径方向に見て、根元部18の外周よりも外側に張り出す形状を有する。図6に示すように、係止鍔部19の外周には、部分円筒面20と面取り部21とが形成されている。
 面取り部21は、円周の一部を第一水平パイプ3の軸線と平行な平面に沿って切り取った平面形状の外周部分である。面取り部21は、第一水平パイプ3の軸線を間に挟んで反対向きとなるように一対形成されている。部分円筒面20は、その一対の面取り部21の上端同士および下端同士をそれぞれつなぐように上下に一対形成されている。部分円筒面20は、第一水平パイプ3の内周に嵌合し、その嵌合によって第一水平パイプ3を径方向に支持する。
 第一分割体14の周方向他方側の分割端部と、第二分割体15の周方向他方側の分割端部とは、相互に周方向に対向し、その対向部でヒンジ軸10aにより連結されている。ヒンジ軸10aは嵌合筒10の軸線方向に平行に配置されている。第一分割体14および第二分割体15が、ヒンジ軸10aを中心として回動するようになっている。第一分割体14および第二分割体15の回動により、第一分割体14の周方向一方側の分割端部と第二分割体15の周方向一方側の分割端部と周方向に対向し、その対向部が開閉自在となっている。
 第一分割体14の嵌合突部13は、第一分割体14の周方向中央に位置している。第二分割体15の嵌合突部13は、第二分割体15の周方向中央に位置している。第一分割体14の嵌合突部13と第二分割体15の嵌合突部13とは、第一分割体14と第二分割体15が筒状に組み合わされた状態で、嵌合筒10の軸線まわりに180度離れた位相に配置される。
 第一分割体14の第一分割突起16は、係合突起12の形状を鉛直パイプ1の軸線を含む平面で周方向に二等分した他方側の形状をなしている。第二分割体15の第二分割突起17は、係合突起12の形状を鉛直パイプ1の軸線を含む平面で周方向に二等分した一方側の形状をなしている。第一分割突起16および第二分割突起17は、第一分割体14および第二分割体15を筒状に組み合わせた状態で係合突起12を形成する。
 図7A、図7Bに示すように、第一分割突起16は、分割根元部18aと分割係止鍔部19aとを有する。第二分割突起17は、分割根元部18bと分割係止鍔部19bとを有する。分割根元部18bには、周方向に突き出す係止爪12aが設けられている。分割根元部18aには、係合孔部12bが形成されている。分割根元部18aおよび分割根元部18bは、第一分割体14および第二分割体15を筒状に組み合わせた状態で、根元部18を形成する。係合突起12の根元部18は、係止爪12aおよび係合孔部12bを有している構造を除き、係合突起11の根元部18と同形状である。
 分割係止鍔部19aおよび分割係止鍔部19bは、第一分割体14および第二分割体15を筒状に組み合わせた状態で、係止鍔部19を形成する。係合突起12の係止鍔部19は、係合突起11の係止鍔部19と同形状をなしている。
 図3に示すように、鉛直パイプ1の外周に水平パイプ接続具2の嵌合筒10が配置され、嵌合突部13を鉛直パイプ1の嵌合部5に嵌合させ、第一分割体14および第二分割体15を筒状に組み合わせている。係止爪12aが係合孔部12bに係止され、鉛直パイプ1の外周に水平パイプ接続具2が固定されている。
 図2に示すように、第一水平パイプ3の両端には、水平パイプ接続具2に着脱可能に接続されるジョイント部22が設けられている。ジョイント部22は、第一水平パイプ3の両端に溶接して固定されている。溶接に代えて、接着や圧入など他の手段でジョイント部22を固定するようにしてもよい。
 第一水平パイプ3の両端のジョイント部22およびその周辺の構成は、第一水平パイプ3の長手方向の中央を通る仮想の軸直交平面に対し左右対称である。そのため、第一水平パイプ3の両端のジョイント部22のうちの一方のジョイント部22およびその周辺の構成について説明し、他方のジョイント部22およびその周辺の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。なお、第一水平パイプ3の一端のジョイント部22と他端のジョイント部22は、互いに鏡面対称の構成である。
 図6に示すように、ジョイント部22は、第一水平パイプ3の軸方向に見て、係合突起12の根元部18を第一水平パイプ3の軸直交方向に受け入れ可能なC形状に形成されている。図8に示すように、第一水平パイプ3の端部には、係合突起12の係止鍔部19を第一水平パイプ3の軸直交方向に受け入れ可能な切り欠き23が形成されている。
 図5に示すように、係合突起12の係止鍔部19は、根元部18の外周よりも外側に張り出した形状を有する。そして、根元部18がジョイント部22に受け入れられた状態で、係止鍔部19は、ジョイント部22と軸方向に対向することで、ジョイント部22が第一水平パイプ3の軸方向に移動するのを阻止するようになっている。すなわち、ジョイント部22は、第一水平パイプ3の内周に対して径方向内側に突出する形状を有し、その突出部分と係止鍔部19が軸方向に対向することで、ジョイント部22および第一水平パイプ3が、鉛直パイプ1から遠ざかる側に軸方向移動するのを阻止するようになっている。
 図8に示すように、ジョイント部22の軸方向端面には、ストッパ面24と、そのストッパ面24に連なるカム面25と、そのカム面25に連なる逃がし面26とが形成されている。ストッパ面24は、第一水平パイプ3の軸線まわりの90度以内の幅に収まるように形成された部分的な凹円筒面である。ストッパ面24は、第一水平パイプ3の軸線まわりに180度離れた位相に一対設けられている。カム面25は、その各ストッパ面24に対して周方向の一方側に連なって設けられた傾斜面である。カム面25は、第一水平パイプ3の軸線まわりに180度離れた位相に一対設けられている。逃がし面26は、ジョイント部22のC形状の開放する向きに対応する位相に対して、第一水平パイプ3の軸線まわりに180度離れた位相に配置されている。
 図3に示すように、ストッパ面24は、嵌合筒10の外周に対応する凹円筒面状に形成され、第一水平パイプ3をその軸線まわりに回転させたときに、ストッパ面24が嵌合筒10の外周に沿って接触し、ジョイント部22と嵌合筒10の間の軸方向隙間がなくなるようになっている。カム面25は、ストッパ面24から第一水平パイプ3の軸線を中心とする周方向に遠ざかるにつれて次第に軸方向に後退する傾斜面である。
 図9に示すように、逃がし面26は、嵌合筒10の外周に対して軸方向に後退した凹円筒状の面である。すなわち、水平方向に間隔をおいて複数配置された鉛直パイプ1の間に第一水平パイプ3を挿入するときに、逃がし面26は、ジョイント部22と嵌合筒10の間の軸方向隙間を確保するように、嵌合筒10の外周に対して軸方向に後退した形状を有する凹円筒状の面である。
 図14に示すように、ジョイント部22の内周には、ジョイント部22の回転範囲を規制する内向きのストッパ突起27が形成されている。ストッパ突起27は、第一水平パイプ3(図13参照)の軸線まわりに180度離れた位相に一対設けられている。ストッパ突起27は、図10に示すように、ジョイント部22が係合突起12を受け入れ、その状態でジョイント部22を逆回転(図では左回転)させようとしたときに、図15に示すように、ストッパ突起27が係合突起12の根元部18に当接することで、ジョイント部22が逆回転(図では左回転)するのを阻止するとともに、図14に示すように、ジョイント部22を所定角度だけ正回転(図では右回転)させたときにも、ストッパ突起27が係合突起12の根元部18に当接することで、ジョイント部22の正回転の回転範囲を所定角度に規制する。ここで、正回転は、第一水平パイプ3の両端を鉛直パイプ1に接続するときの第一水平パイプ3の回転方向であり、逆回転は、正回転の反対回転方向である。
 図4に示すように、第一水平パイプ3には、周方向に間隔をおいて二ヶ所の貫通孔30が形成され、その2箇所の貫通孔30でスライド部材31がスライド可能に支持されている。ここで、スライド部材31は、第一水平パイプ3の軸方向(図では紙面に垂直な方向)と交差する方向(図では紙面に平行な方向)にスライド可能に支持されている。
 図10に示すように、スライド部材31のスライド方向は、ジョイント部22のC形状の開放する向きが下向きになるように第一水平パイプ3を配置したときに、スライド部材31が水平にスライドする方向となっている。
 図8に示すように、スライド部材31には、クランク状の屈曲部32とL字状の段差縁33とが設けられている。クランク状の屈曲部32は、図4に示すように、第一水平パイプ3の内周に受け止められることで、スライド部材31の一方のスライド範囲を規制する。図9に示すように、L字状の段差縁33は、第一水平パイプ3に直径方向に貫通して組み付けた脱落防止ピン34に受け止められることで、スライド部材31の他方のスライド範囲を規制する。このクランク状の屈曲部32によるスライド範囲の規制と、L字状の段差縁33によるスライド範囲の規制とによって、スライド部材31は、一定範囲でのスライドを許容しながら、第一水平パイプ3から脱落しないように第一水平パイプ3に保持されている。
 図9に示すように、スライド部材31には、第一水平パイプ3の軸方向と平行に鉛直パイプ1の側に突出する係合片35が一体に形成されている。係合片35は、スライド部材31のスライドによって、面取り部21に非対向の位置(図12参照)と、面取り部21に対向する位置(図13参照)との間で移動可能となっている。
 ここで、図13に示すように、係合片35が面取り部21に対向する位置にあるとき、スライド部材31は、係合突起12との係合によって、第一水平パイプ3の軸線まわりの回転を阻止する。すなわち、スライド部材31は、第一水平パイプ3に周方向に間隔をおいて形成された貫通孔30によって第一水平パイプ3に回り止めされ、そのスライド部材31と係合突起12とが、係合片35と面取り部21との接触で回り止めされるので、結局、第一水平パイプ3が係合突起12に回り止めされ、第一水平パイプ3の正回転および逆回転が阻止された状態となる。
 一方、図12に示すように、係合片35が面取り部21に非対向の位置にあるとき、スライド部材31は、係合突起12との係合を解除することで、第一水平パイプ3の軸線まわりの回転を許容する。すなわち、係合片35が面取り部21に対して非対向の位置に移動すると、スライド部材31と係合片35とが非接触となってその両者間の回り止めが解除されるので、結局、第一水平パイプ3の係合突起12に対する回り止めが解除され、第一水平パイプ3の正回転および逆回転が許容された状態となる(ただし、図14に示すように、ジョイント部22の内周のストッパ突起27が係合突起12の根元部18に当接するため、第一水平パイプ3は、図12に示す位置から正回転することはできない)。なお、係合突起11は、係合突起12に対して、係止爪12aおよび係合孔部12bを有していない点のみが異なり、根元部18および係止鍔部19の形状は同じである。そのため、係合突起11に対する第一水平パイプ3のジョイント部22の係合構造は省略する。
 この第一実施形態の構造体は、例えば、次のように組み立てることができる。
 まず、複数の鉛直パイプ1を水平方向に間隔をおいて配置し、それらの鉛直パイプ1に水平パイプ接続具2を取り付ける。水平パイプ接続具2の取り付けの際、嵌合筒10の第一分割体14と第二分割体15を開き、第一水平パイプ3の取り付け位置に形成された嵌合部5に、第一分割体14および第二分割体15の嵌合突部13を嵌合する。その後、第一分割体14と第二分割体15とを閉じて、係止爪12aを係合孔部12bに係合する。この係合で、第一分割体14の第一分割突起16と第二分割体15の第二分割突起17とにより係合突起12が形成され、鉛直パイプ1に係合突起12が径方向外向きに配置された状態となる。
 次に、図6に示すように、第一水平パイプ3を、その軸心が鉛直パイプ1の軸心と直交する方向に移動させ、ジョイント部22のC形状の開放する向きが下向きとなる姿勢で、ジョイント部22を係合突起12の上方に配置する。そして、その姿勢のまま、第一水平パイプ3を上から下に降ろすことで、第一水平パイプ3の両端のC形状のジョイント部22に係合突起12を入り込ませる。このとき、図10に示すように、係合突起12に設けられた係止鍔部19が、ジョイント部22と軸方向に対向することで、第一水平パイプ3が鉛直パイプ1から遠ざかる側に軸方向移動するのが規制された状態となる。また、このとき、スライド部材31は、水平にスライド可能な状態となっている。
 その後、図11に示すように、第一水平パイプ3を軸線まわりに正回転させると、スライド部材31の係合片35が、係合突起12の外周の部分円筒面20に沿って案内される。そして、図12に示すように、スライド部材31の係合片35が、係合突起12の外周の部分円筒面20を乗り越えると、図13に示すように、スライド部材31が自重で下方にスライドして係合突起12と係合し、その係合によって第一水平パイプ3の軸線まわりの正回転および逆回転がいずれも阻止された状態となる。このとき、図14に示すように、ジョイント部22の内周のストッパ突起27が係合突起12の根元部18に当接し、この当接によっても第一水平パイプ3の正回転が規制される。ジョイント部22のストッパ突起27の規制により、係合突起12の第一分割突起16および第二分割突起17は、相互に離間不能に拘束される。なお、図10に示す状態から第一水平パイプ3を逆回転させようとすると、図15に示すように、ジョイント部22の内周のストッパ突起27が係合突起12の根元部18に当接し、この当接によって、第一水平パイプ3の逆回転が阻止される。
 このようにして組み立てた構造体は、組立式ラックとして利用することができ、鉛直パイプ1に架け渡された第一水平パイプ3に、洋服等のハンガーを吊り下げるハンガーラックや、小物や写真などを掛けるディスプレイ用ラックとするなど、様々な用途で使用することが可能である。
 この構造体は、組み立ての際に、先に水平方向に複数配置している鉛直パイプ1の間隔を広げずに、それらの鉛直パイプ1の間に第一水平パイプ3の両端を接続することができる。また、水平パイプ接続具2は、開いた状態の第一分割体14および第二分割体15を閉じて、その嵌合突部13を鉛直パイプ1の嵌合部5に嵌合させ、係止爪12aを係合孔部12bに係合することで、容易に鉛直パイプ1に取り付けることができるものである。このため、既に、第一水平パイプ3の両端が接続されている水平方向に複数の鉛直パイプ1の間に、さらに追加の第一水平パイプ3を接続する作業が容易となる。同様に、複数の鉛直パイプ1の間に第二水平パイプ4の両端を接続する作業も容易である。
 また、この構造体は、先に水平方向に複数配置している鉛直パイプ1の間に第一水平パイプ3の両端を接続したときに、スライド部材31が自重でスライドして係合突起12と係合し、その係合によって第一水平パイプ3の軸線まわりの逆回転が阻止された状態となる。そのため、第一水平パイプ3が不測の外力を受けても、第一水平パイプ3が逆回転して、第一水平パイプ3の両端のジョイント部22が鉛直パイプ1から不意に外れる事態を防止することができる。
 また、上記の構造体は、係合突起11、12を、溶接等で直接的に鉛直パイプ1に固定するのではなく、鉛直パイプ1に着脱可能な水平パイプ接続具2を介して間接的に係合突起11、12を固定するようにしている。この水平パイプ接続具2を用いることで、鉛直パイプ1の必要のある位置にだけ、ユーザーが自由に選択して係合突起11、12を設けることができる。さらに、鉛直パイプ1の外観を、すっきりとしたものにすることができ、係合突起11、12を設ける個数を抑えることができるので、低コストである。
 また、この構造体は、ジョイント部22の軸方向端面に、嵌合筒10の外周に対応する凹円筒面状のストッパ面24と、ストッパ面24から第一水平パイプ3の軸線を中心とする周方向に遠ざかるにつれて次第に軸方向に後退するカム面25とが形成されている。このため、水平方向に間隔をおいて複数配置された鉛直パイプ1の間に第一水平パイプ3を挿入するときに、ジョイント部22と嵌合筒10の間の軸方向隙間を確保した状態で挿入することができる。その後、第一水平パイプ3をその軸線まわりに回転させると、カム面25と嵌合筒10の間の軸方向間隔が次第に狭まり、最後に、凹円筒面状のストッパ面24が嵌合筒10の外周に沿って接触する。このため、ジョイント部22と嵌合筒10の間の軸方向隙間がなくなり、水平方向に間隔をおいて複数配置された鉛直パイプ1と第一水平パイプ3とを構造的に一体化することが可能である。同様に、水平方向に間隔をおいて複数配置された鉛直パイプ1の間に第二水平パイプ4を挿入するときにも、ジョイント部22と嵌合筒10の間の軸方向隙間を確保した状態で挿入することができる。その後、第二水平パイプ4をその軸線まわりに回転させることで、水平方向に間隔をおいて複数配置された鉛直パイプ1と第二水平パイプ4とを構造的に一体化することが可能である。
 上記実施形態では、図7A、図7Bに示すように、水平パイプ接続具2として、嵌合筒10の外周に周方向に90度の間隔をあけて二つの係合突起11、12が設けられた水平パイプ接続具2を例に挙げて説明したが、図16Aに示すように、嵌合筒10の外周に係合突起11を設けずに係合突起12のみが設けられた水平パイプ接続具2aを更に設けてもよい。
 このようにすると、例えば、水平パイプ接続具2aを用いることで、二本の鉛直パイプ1の間に1本の第一水平パイプ3を架け渡すように、二本の鉛直パイプ1と第一水平パイプ3を接続することが可能となる。
 また、水平パイプ接続具2を用いることで、図1に示すように、4本の鉛直パイプ1の間に2本の第一水平パイプ3と2本の第二水平パイプ4を同じ高さで方形に架け渡すように、四本の鉛直パイプ1と第一水平パイプ3と第二水平パイプ4を接続することが可能となる。
 このように、水平パイプ接続具2aと水平パイプ接続具2を選択的に用いることで、多様な形状の構造体を得ることができる。
 さらに、図16Bに示すように、嵌合筒10の外周に周方向に90度の間隔をあけて二つの係合突起11と、一つの係合突起12が設けられた水平パイプ接続具2bを選択的に追加してもよい。水平パイプ接続具2bは、第一分割体14および第二分割体15に対して、周方向中央部分に係合突起11を設けたものである。第一分割体14の係合突起11と第二分割体15の係合突起11とが、嵌合筒10の軸線まわりに180度離れた位相に配置されている。水平パイプ接続具2bを選択的に追加することで、より多様な形状の構造体を得ることができる。
 図7A、図7Bおよび図16A、図16Bに示すそれぞれの水平パイプ接続具2、2a、2bは、いずれも上下対称の形状である。すなわち、鉛直パイプ1に水平パイプ接続具2、2a、2bを取り付けるに際し、水平パイプ接続具2、2a、2bを上下に反転しても全く同じになるように構成されているので、上下の区別をする必要がなく、取り付けの作業性に優れる。
 上記第一実施形態では、水平パイプ接続具2の第一分割体14の第一分割突起16に設けられる係合孔部12bとして、分割根元部18aに設けられたもの、水平パイプ接続具2の第二分割体15の第二分割突起17に設けられる係止爪12aとして、分割根元部18bに設けられたものを例に挙げて説明した。例えば、図17A、図17Bに示すように、係合孔部12bを第一分割突起16の分割係止鍔部19aに設け、係止爪12aを第二分割突起17の分割係止鍔部19bに設ける水平パイプ接続具2cを採用することができる。
 図17Aにおいて、係合孔部12bは、分割係止鍔部19aに対して、その周方向外向きの端面(第二分割体15の第二分割突起17の分割係止鍔部19bとの対向面)と、径方向外面との間で連通するように形成されている。係合孔部12bは、分割係止鍔部19aの周方向外向きの端面に対して、径方向中央に開口部を有する。係止爪12aは、分割係止鍔部19bの径方向中央から周方向外向きに突出している。図17Bに示すように、第一分割体14および第二分割体15を鉛直パイプ1の外周で閉じて、係止爪12aを係合孔部12bの開口部の径方向外側部分に係合する。この係合によって、図7Bに示す水平パイプ接続具2と同様に、確実に水平パイプ接続具2cを鉛直パイプ1に固定することができる。
 また、図18A、図18Bに示す水平パイプ接続具2dを採用することもできる。図18Bに示すように、水平パイプ接続具2dは、嵌合筒10に二つの係合突起12が設けられ、第一分割体14および第二分割体15の周方向両端部に係合突起12を形成する第一分割突起16と第二分割突起17とがそれぞれ設けられている。水平パイプ接続具2dの第一分割体14および第二分割体15は、鉛直パイプ1に対して取り付ける周方向の向きが反対向きであってその構成は同じである。このため、水平パイプ接続具2dでは、第一分割体14について説明し、第二分割体15については、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
 水平パイプ接続具2dの第一分割体14は、その周方向一方側の分割端部に第一分割突起16が設けられ、周方向他方側の分割端部に第二分割突起17が設けられている。第一分割突起16は、その分割係止鍔部19aに係合孔部12bが形成されている。係合孔部12bは、図17Aに示す係合孔部12bと同様に、分割係止鍔部19aに対して、周方向外向きの端面(第二分割体15の第二分割突起17の分割係止鍔部19bとの対向面)と、径方向外面との間で連通するように形成されている。また、第二分割突起17の分割係止鍔部19bに、係止爪12aが設けられている。係止爪12aは、分割係止鍔部19bの径方向中央から周方向外向きに突出している。図18Bに示すように、第一分割体14および第二分割体15を周方向の反対側から鉛直パイプ1に接近させ、第一分割体14および第二分割体15の周方向両側部分で係止爪12aを係合孔部12bの開口部の径方向外側部分に係合する。この係合により、水平パイプ接続具2dを鉛直パイプ1に固定することができる。また、この水平パイプ接続具2dは、第一分割体14と第二分割体15とが同じ構成であるので、これらを区別することなく、取り付け作業性に優れるものである。
 さらに、図19に示す水平パイプ接続具2eを採用することもできる。水平パイプ接続具2eは、嵌合筒10に二つの係合突起12が設けられ、第一分割体14に係合突起11が設けられている。水平パイプ接続具2eは、第一分割体14に係合突起11がさらに設けられていることのみが、図18Aに示す水平パイプ接続具2dの構成と相違している。このため、相違点のみ説明し、その他の構成については、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
 水平パイプ接続具2eにおいて、第一分割体14の係合突起11は、図7Aおよび図7Bに示す水平パイプ接続具2の係合突起11と同じ構成であって、第一分割体14の周方向中央に位置している。係合突起11と、第一分割体14および第二分割体15の周方向両端部に設けられる二つの係合突起12とが、嵌合筒10の周方向に対して90度の間隔をあけて設けられている。水平パイプ接続具2eは、第二分割体15として、上述した水平パイプ接続具2dの第二分割体15を使用することができ、部品の共有化を図ることができる。
 また、図20A、図20Bに示す水平パイプ接続具2fを採用することもできる。水平パイプ接続具2fは、嵌合筒10の嵌合突部13が、第一分割体14および第二分割体15の内周の上下方向両端部に周方向に沿って設けられた突条となっている。水平パイプ接続具2fは、嵌合筒10の嵌合突部13の形状が突条である点で、図17A、図17Bに示す水平パイプ接続具2cの構成と相違している。このため、相違点のみ説明し、その他の構成については、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
 図20Aに示すように、嵌合突部13は、第一分割体14および第二分割体15の内周の上下方向両端部に、周方向に沿って形成されている。第一分割体14の嵌合突部13は、周方向の一方の端部が第一分割突起16の周方向外向きの端面に達し、周方向の他方の端部が、ヒンジ軸10aの近傍に位置している。第二分割体15の嵌合突部13は、周方向の一方の端部が第二分割突起17の周方向外向きの端面に達し、周方向の他方の端部が、ヒンジ軸10aの近傍に位置している。
 図20Bに示すように、水平パイプ接続具2fを取り付ける鉛直パイプ1としては、嵌合部5が上下方向に一定間隔をおいて形成された周溝となっている。嵌合部5は、水平パイプ接続具2fの嵌合突部13が嵌合可能となっている。上下方向に隣り合う嵌合部5の間隔は、嵌合突部13の上下方向の間隔と一致している。第一分割体14および第二分割体15を鉛直パイプ1の外周で閉じて、係止爪12aを係合孔部12bの開口部の径方向外側部分に係合し、嵌合筒10の嵌合突部13を鉛直パイプ1の嵌合部5に嵌合する。これにより、嵌合筒10が、その全周に渡って鉛直パイプ1の外周に支持されるので、水平パイプ接続具2fが不測の外力を受けても、水平パイプ接続具2fが鉛直パイプ1から脱落するおそれがない。
 また、図21、22に示す水平パイプ接続具2gを採用することができる。水平パイプ接続具2gは、嵌合筒10の嵌合突部13が、第一分割体14および第二分割体15の内周の上下方向両端部に周方向に沿って設けられた突条となっている。水平パイプ接続具2gは、嵌合筒10の嵌合突部13の形状が突条である点で、図18Aに示す水平パイプ接続具2dの構成と相違している。このため、相違点のみ説明し、その他の構成については、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
 図21に示すように、嵌合突部13は、第一分割体14および第二分割体15の内周の上下方向両端部に、周方向に沿って形成されている。第一分割体14の嵌合突部13は、周方向の両端部が第一分割突起16の周方向外向きの端面と、第二分割突起17の周方向外向きの端面とに達している。また、第二分割体15の嵌合突部13も、周方向の両端部が第一分割突起16の周方向外向きの端面と、第二分割突起17の周方向外向きの端面とに達している。
 図22に示すように、水平パイプ接続具2gを取り付ける鉛直パイプ1としては、嵌合部5が上下方向に一定間隔をおいて形成された周溝となっている。嵌合部5は、水平パイプ接続具2gの嵌合突部13が嵌合可能となっている。上下方向に隣り合う嵌合部5の間隔は、嵌合突部13の上下方向の間隔と一致している。第一分割体14および第二分割体15を周方向の反対側から鉛直パイプ1に接近させ、第一分割体14および第二分割体15の周方向両側部分で係止爪12aを係合孔部12bの開口部の径方向外側部分に係合し、嵌合筒10の嵌合突部13を鉛直パイプ1の嵌合部5に嵌合する。これにより、図20Bに示す水平パイプ接続具2fと同様に、嵌合筒10が、その全周に渡って鉛直パイプ1の外周に支持される。
 この発明の第二実施形態にかかる構造体を図23~図37に基づいて説明する。この第二実施形態にかかる構造体は、水平パイプ接続具2の係合突起12を形成する第一分割突起16と第二分割突起17とのそれぞれに係止爪12aが設けられている点、水平パイプ接続具2の嵌合筒10に設けられた嵌合突部13が嵌合筒10と別部材である点、およびジョイント部22に開閉可能に取り付けられたスライド片部37により、水平パイプ接続具2の係合突起12を拘束するようにした点で上述の第一実施形態にかかる構造体の構成と相違する。このため、相違点のみを説明し、その他の構成において、第一実施形態と同じと考えられるものには、同一の符号を付してその説明を省略する。
 図23に示すように、水平パイプ接続具2は、嵌合筒10と、その嵌合筒10の外周から突出して設けられた係合突起12と、嵌合筒10の内周から径方向内向きに突き出す嵌合突部13とを有する。図24Aに示すように、嵌合筒10を形成する第一分割体14および第二分割体15は、周方向に60度の間隔をあけて嵌合孔部10bが二つ設けられている。第一分割体14の第一分割突起16側の嵌合孔部10bと、第二分割体15のヒンジ軸10a側の嵌合孔部10bに、嵌合筒10とは別部材の嵌合突部13が嵌合している。
 図24A、図25Aに示すように、分割係止鍔部19aの下部に第二分割突起17に向かって延びるカバー板部16aが形成されている。カバー板部16aは、分割根元部18aに対して反対側の端部に位置している。カバー板部16aは矩形をなしている。カバー板部16aの上側縁部が、分割係止鍔部19aの上下方向幅寸法の中央線に沿っている。カバー板部16aと分割係止鍔部19aの下部において、分割根元部18aに対して反対側の表面が、同一面上に位置している。カバー板部16aの先端には係止爪12aが一体に形成されている。
 分割係止鍔部19aの上部は、面取り部21を切り欠いた側面段部16bと、分割根元部18aに対して反対側部分を切り欠いた外面段部16cとを有する。側面段部16bには、後述するカバー板部17aの係止爪12aが係止する。外面段部16cは、後述するカバー板部17aの厚さ分だけ切り欠かれている。外面段部16cは、分割係止鍔部19b側の端部へ向かって分割根元部18a側へ傾斜するテーパ状をなしている。
 分割係止鍔部19bの上部に第一分割突起16に向かって延びるカバー板部17aが形成されている。カバー板部17aは、分割根元部18bに対して反対側の端部に位置している。カバー板部17aは矩形をなしている。カバー板部17aの下側縁部が、分割係止鍔部19bの上下方向幅寸法の中央線に沿っている。カバー板部17aと分割係止鍔部19bの下部において、分割根元部18bに対して反対側の表面が、同一面上に位置している。カバー板部17aの先端には係止爪12aが一体に形成されている。
 分割係止鍔部19bの下部は、面取り部21を切り欠いた側面段部17bと、分割根元部18bに対して反対側部分を切り欠いた外面段部17cとを有する。側面段部17bには、カバー板部16aの係止爪12aが係止する。外面段部17cは、カバー板部16aの厚み分だけ切り欠かれている。外面段部17cは、分割係止鍔部19a側の端部へ向かって分割根元部18b側へ傾斜するテーパ状をなしている。
 第二実施形態にかかる構造体の水平パイプ接続具2は、鉛直パイプ1に取り付けられる。図24Bに示すように、水平パイプ接続具2の取り付けの際、嵌合筒10の第一分割体14と第二分割体15を開き、第一水平パイプ3の取り付け位置に形成された鉛直パイプ1の嵌合部5に、第一分割体14の嵌合突部13を嵌合する。その後、第二分割体15を閉じつつ、分割係止鍔部19aのカバー板部16aを分割係止鍔部19bの外面段部17cに沿って移動させ、分割係止鍔部19bのカバー板部17aを分割係止鍔部19aの外面段部16cに沿って移動させる。そして、カバー板部16aの係止爪12aを分割係止鍔部19bの側面段部17bに係止し、第二分割体15の嵌合突部13を嵌合部5に嵌合しつつ、カバー板部17aの係止爪12aを分割係止鍔部19aの側面段部16bに係止する。この係止で、第一分割体14の第一分割突起16と第二分割体15の第二分割突起17とにより係合突起12が形成される。図25Bに示すように、この係合突起12は、根元部18に対して反対側の表面が同一面上に位置する。
 図26A、図26Bに示すように、この第二実施形態の水平パイプ接続具2の変形例として、分割係止鍔部19aの側面段部16bおよび分割係止鍔部19bの側面段部17bに、互いに反対方向外向きの突条となる突出部16d、17dを形成し、カバー板部16aおよびカバー板部17aの係止爪12aに、突出部16d、17dへそれぞれ係止する返し部12cを形成してもよい。この変形例では、突出部16dに係止爪12aの返し部12cが係止することにより、カバー板部16a(カバー板部17a)の係止爪12aが、側面段部17b(側面段部16b)から外れにくくなる。
 第二実施形態にかかる構造体のジョイント部22を図27~図37に基づいて説明する。図27に示すように、ジョイント部22は、円筒状部材であり、軸方向一端部から軸方向他方へ延びる切り欠き部36と、切り欠き部36に対して開閉可能に、かつ軸方向に移動可能に取り付けられるスライド片部37とを有する。切り欠き部36は、係合突起12の係止鍔部19を第一水平パイプ3の軸直交方向に受け入れ可能に形成されている。
 ジョイント部22の軸方向一端面には、第一実施形態に係るジョイント部22と同様、ストッパ面24と、そのストッパ面24に連なるカム面25と、そのカム面25に連なる逃がし面26とが形成されている。逃し面26は、ジョイント部22の切り欠き部36の開放する向きに対応する位相に対して、第一水平パイプ3の軸線まわりに180度離れた位相に配置されている。
 ジョイント部22の内周の軸方向一端部には、ジョイント部22の回転範囲を規制する内向きのストッパ突起27が形成されている。ストッパ突起27は、第一水平パイプ3(図14参照)の軸線まわりに180度離れた位相に一対設けられている。ジョイント部22は、切り欠き部36の周方向両側の内周に形成される軸受部22aを有する。
 図28に示すように、それぞれの軸受部22aは、切り欠き部36の軸方向他端部寄りに位置している。それぞれの軸受部22aは、第一水平パイプ3の軸直交方向直内向きに相互に対向する状態にある。それぞれの軸受部22aの対向面には長穴22bが形成されている。長穴22bは、第一水平パイプ3の軸方向と平行に形成されている。
 図29に示すように、ジョイント部22の内周の軸方向他端部には、係止凹部22cが形成されている。係止凹部22cは、切り欠き部36の周方向中央位置に、切り欠き部36よりも軸方向他端側に配置されている。ジョイント部22は、軸方向一端面の切り欠き部36の周方向両側に形成される係止穴22dを有する。
 図28に示すように、ジョイント部22のスライド片部37を除いた部分が、第一水平パイプ3の軸線を含む平面で周方向に二等分して形成される第一分割ジョイント部38と第二分割ジョイント部39とから形成される。第一分割ジョイント部38および第二分割ジョイント部39は、切り欠き部36および逃し面26を周方向に二分割する状態で形成されている。第一分割ジョイント部38および第二分割ジョイント部39は、径方向内向きにそれぞれ形成される連結筒部38a、39aを有する。それぞれの連結筒部38a、39aは、同一線上に位置している。第一分割ジョイント部38と第二分割ジョイント部39とは、連結筒部38a、39aにねじ結合するおねじ40により、円筒状に組み合わされる。
 一方のストッパ突起27が第一分割ジョイント部38の内周の逃がし面26側に位置している。他方のストッパ突起27が第二分割ジョイント部39の内周のストッパ面24側に位置している。ストッパ突起27は、図30に示すように、ジョイント部22が切り欠き部36から係合突起12を受け入れ、その状態でジョイント部22を逆回転(図では右回転)させようとしたときに、ストッパ突起27が係合突起12の根元部18に当接することで、ジョイント部22が逆回転(図では右回転)するのを阻止するとともに、図32に示すように、ジョイント部22を所定角度だけ正回転(図では左回転)させたときにも、ストッパ突起27が係合突起12の根元部18に当接することで、ジョイント部22の正回転の回転範囲を所定角度に規制する。
 スライド片部37は、ジョイント部22と同径の円筒面となる外面を有する帯状部材である。スライド片部37は、その幅方向両端部に形成される回転軸部37aを有する。それぞれの回転軸部37aは同一線上に位置しており、ジョイント部22のそれぞれの軸受部22aの長穴22bに、軸方向に移動可能にかつ回転可能に嵌合している。この嵌合により、スライド片部37は、ジョイント部22に対して軸方向に移動可能となる。また、スライド片部37は切り欠き部36を開放する開状態と切り欠き部36を覆う閉状態との間で開閉可能となる。
 前記閉状態において、スライド片部37は、ジョイント部22の軸方向他方側の端部に形成される差し込み板部37bを有する。差し込み板部37bは、スライド片部37の内面側に位置し、スライド片部37の幅方向に三分割されている。差し込み板部37bの幅方向中央に位置する部分の先端には、ジョイント部22の係止凹部22cに嵌る爪部37cが形成されている。図29に示すように、差し込み板部37bの裏側(スライド片部37の内面側)は、折れ曲がり防止用の補強フランジが形成されている。前記開状態のスライド片部37がジョイント部22の軸方向一方へ移動した状態で、差し込み板部37bの補強フランジが連結筒部38a、39aに突き当たる。これにより、スライド片部37の回動する回転範囲を規制する。
 また、前記閉状態において、スライド片部37は、ジョイント部22の軸方向一端側の端部に形成される押さえ突起37dと、係止部37eとを有する。押さえ突起37dは、前記閉状態のスライド片部37において、ジョイント部22の径方向内向きに形成される。押さえ突起37dは、スライド片部37の幅方向に離れた位置に一対の先端部が形成されている。押さえ突起37dの一対の先端部の間には、外面に向かって凹む湾曲面が形成されている。
 係止部37eは、スライド片部37の幅方向外向きにそれぞれ突出する。前記閉状態のスライド片部37がジョイント部22の軸方向他方へ向かって移動した状態で、係止部37eがジョイント部22の係止穴22dに嵌る。スライド片部37の外面には、一対の滑り止め部37fが形成されている。一対の滑り止め部37fはスライド片部37の長さ方向に並んで配置されており、スライド片部37の外面の三箇所を凹ませて、その凹部間に形成されている。
 この第二実施形態の構造体は、例えば、次のように組み立てることができる。
 まず、複数の鉛直パイプ1を水平方向に間隔をおいて配置し、それらの鉛直パイプ1に水平パイプ接続具2を取り付ける。水平パイプ接続具2の取り付けの際、嵌合筒10の第一分割体14と第二分割体15を開き、第一水平パイプ3の取り付け位置に形成された嵌合部5に、第一分割体14の嵌合突部13を嵌合し、嵌合部5に第一分割体14の嵌合突部13を嵌合する。その後、第一分割体14と第二分割体15とを閉じる。このとき、第一分割突起16のカバー板部16aの係止爪12aを第二分割突起17の側面段部17bに係合するとともに、第二分割突起17のカバー板部17aの係止爪12aを第一分割突起16の側面段部16bに係合する。この係合で、第一分割体14の第一分割突起16と第二分割体15の第二分割突起17とにより係合突起12が形成され、鉛直パイプ1に係合突起12が径方向外向きに配置された状態となる。
 次に、図23に示すように、ジョイント部22のスライド片部37を前記開状態とし、第一水平パイプ3を、その軸心が鉛直パイプ1の軸心と直交する方向に移動させ、ジョイント部22の切り欠き部36が下向きとなる姿勢で、ジョイント部22を係合突起12の上方に配置する。そして、その姿勢のまま、第一水平パイプ3を上から下に降ろすことで、第一水平パイプ3の両端のジョイント部22に係合突起12を切り欠き部36から入り込ませる。このとき、図30に示すように、係合突起12に設けられた係止鍔部19が、ジョイント部22と軸方向に対向することで、第一水平パイプ3が鉛直パイプ1から遠ざかる側に軸方向移動するのが規制された状態となる。
 その後、図31に示すように、第一水平パイプ3を軸線まわりに正回転させる。このとき、図32に示すように、ジョイント部22の内周のストッパ突起27が係合突起12の根元部18に当接し、この当接により第一水平パイプ3の正回転が規制される。なお、図30に示す状態から第一水平パイプ3を逆回転させようとすると、ジョイント部22の内周のストッパ突起27が係合突起12の根元部18に当接し、この当接によって、第一水平パイプ3の逆回転が阻止される。
 続いて、図33に示すように、ジョイント部22のスライド片部37を回転軸部37aを回転中心として回動させて、スライド片部37によりジョイント部22の切り欠き部36を覆う前記閉状態とする。このとき、図34に示すように、スライド片部37の回転軸部37aは、ジョイント部22の軸受部22aの長穴22b内で、軸方向外側に位置するとともに、スライド片部37の係止部37eが、ジョイント部22の係止穴22dに対して軸方向外側に位置している。
 その後、図35に示すように、滑り止め部37fに指を掛けて、スライド片部37を軸方向内向きにスライドするように移動させる。この移動により、スライド片部37の回転軸部37aは、ジョイント部22の軸受部22aの長穴22b内で、軸方向内側に位置するとともに、スライド片部37の係止部37eが、ジョイント部22の係止穴22dに係合する。また、スライド片部37の差し込み板部37bの爪部37cが、ジョイント部22の係止凹部22cに係合する。この係合によって、スライド片部37は軸方向内向きに移動した状態で保持され、図37に示すように、スライド片部37の押さえ突起37dが係合突起12の根元部18を押さえる状態となる。この状態では、係合突起12の第一分割突起16および第二分割突起17が、ジョイント部22のストッパ突起27と、スライド片部37の押さえ突起37dにより相互に離間不能に拘束される。
 このようにして組み立てた構造体は、第一実施形態の構造体と同様、先に水平方向に複数配置している鉛直パイプ1の間隔を広げずに、それらの鉛直パイプ1の間に第一水平パイプ3の両端を接続することができる。また、水平パイプ接続具2は、開いた状態の第一分割体14と第二分割体15を閉じて、その嵌合突部13を鉛直パイプ1の嵌合部5に嵌合させ、カバー板部16aの係止爪12aを第二分割突起17の側面段部17bに係合するとともに、カバー板部17aの係止爪12aを第一分割突起16の側面段部16bに係合することで、容易に鉛直パイプ1に取り付けることができるものである。
 また、この構造体は、先に水平方向に複数配置している鉛直パイプ1の間に第一水平パイプ3の両端を接続したときに、スライド片部37の押さえ突起37dが係合突起12の根元部18を押さえる状態となっている。このため、第一水平パイプ3が不測の外力を受けても、第一水平パイプ3が逆回転して、第一水平パイプ3の両端のジョイント部22が鉛直パイプ1から不意に外れる事態を防止することができる。
 さらに、この構造体は、スライド片部37の差し込み板部37bの爪部37cがジョイント部22の係止凹部22cに係合する状態となっている。この係合状態では、スライド片部37が軸方向外向きへ移動しにくくなり、容易にスライド片部37が前記開状態となることを防止することができる。なお、この第二実施形態の水平パイプ接続具2を、上述の第一実施形態に係る構造体に用いることができる。
 上記第二実施形態では、図25A、図25Bに示すように、水平パイプ接続具2として、嵌合筒10が第一分割体14および第二分割体15をヒンジ軸10aにより開閉可能に連結した水平パイプ接続具2を例に挙げて説明したが、図38A、図38Bに示すように、嵌合筒10が周方向に四つに分割された第三分割体41を四つ筒状に組み合わせて形成されたものであり、嵌合筒10の外周に周方向90度の間隔で係合突起12が四つ設けられた水平パイプ接続具2gを採用することができる。
 図43Aに示すように、第三分割体41は、周方向一方側の分割端部から径方向外向きに突き出す第一分割突起16と、周方向他方側の分割端部から径方向外向きに突き出す第二分割突起17とを有する。第三分割体41の周方向中央には、嵌合孔部10bが設けられている。なお、第三分割体41の第一分割突起16は、第二実施形態における第一分割体14の第一分割突起16と同じ構成である。また、第三分割体41の第二分割突起17は、第二実施形態における第二分割体15の第二分割突起17と同じ構成である。このため、同じ構成には同じ符号を付してその説明を省略する。
 図39A、図39Bに示すように、水平パイプ接続具2gは、例えば、次にように鉛直パイプ1に取り付けられる。まず、周方向に二つの第三分割体41を連結した第三分割体群を二つ形成する。それぞれの第三分割体群は、周方向他方側に位置する第三分割体41の嵌合孔部10bに別体の嵌合突部13を嵌合した状態となっている。続いて、図39Aに示すように、一方の第三分割体群の嵌合突部13を鉛直パイプ1の嵌合部5に嵌め合わせ、一方の第三分割体群を鉛直パイプ1の外周に沿う状態とする。その後、図39Bに示すように、他方の第三分割体群の周方向他端に位置するカバー板部16aの係止爪12aを、一方の第三分割体群の周方向一端に位置する第二分割突起17の側面段部17bに係止させた状態で、他方の第三分割体群を鉛直パイプ1の外周に接近させる。そして、他方の第三分割体群の嵌合突部13を鉛直パイプ1の嵌合部5に嵌め合わせながら、一方の第三分割体群の周方向一端に位置するカバー板部16aの係止爪12aを、他方の第三分割体群の周方向他端に位置する第二分割突起17の側面段部17bに係止させる。このようにして、水平パイプ接続具2gは鉛直パイプ1に対して円滑に取り付けることができる。
 また、上記第二実施形態では、図40A、図40Bに示すように、水平パイプ接続具2として、嵌合筒10が、周方向に二つに分割された第四分割体42を二つ筒状に組み合わせて形成されたものであり、嵌合筒10の外周に周方向180度離れた位置に係合突起12が二つ設けられた水平パイプ接続具2hを採用することができる。
 図43Bに示すように、第四分割体42は、周方向一方側の分割端部から径方向外向きに突き出す第一分割突起16と、周方向他方側の分割端部から径方向外向きに突き出す第二分割突起17とを有する。第四分割体42には、周方向に60度の間隔をおいて二つの嵌合孔部10bが設けられている。なお、第四分割体42の第一分割突起16は、第二実施形態における第一分割体14の第一分割突起16と同じ構成である。また、第四分割体42の第二分割突起17は、第二実施形態における第二分割体15の第二分割突起17と同じ構成である。このため、同じ構成には同じ符号を付してその説明を省略する。
 さらに、上記第二実施形態では、図41A、図41Bに示すように、水平パイプ接続具2として、嵌合筒10が一つの第三分割体41と二つの第四分割体42とを筒状に組み合わせて形成されたものであり、嵌合筒10の外周に周方向に90度離れた位置に係合突起12が三つ設けられた水平パイプ接続具2iを採用することもできる。
 また、上記第二実施形態では、図42A、図42Bに示すように、水平パイプ接続具2として、嵌合筒10が、一つの第三分割体41、一つの第五分割体43、および一つの第六分割体44を周方向に筒状に組み合わせて形成されたものであり、嵌合筒10の外周に90度離れた位置に係合突起12が二つ設けられた水平パイプ接続具2jを採用することができる。
 図42Aに示す第五分割体43を嵌合筒10の筒軸方向に反転させた状態を図43Cに示す。図43Cに示すように、第五分割体43は、周方向一方側の分割端部から周方向に沿って延びる複数の軸受部43aと、周方向他方側の分割端部から径方向外向きに突き出す第一分割突起16とを有する。それぞれの軸受部43aは、ヒンジ軸10aが通る筒状に形成されている。それぞれの軸受部43aは、嵌合筒10の筒軸方向に等間隔に配置され、その筒軸方向一端部に配置され、他端部には配置されていない。ここで、第五分割体43は、図43Cに示す第五分割体43を、嵌合筒10の筒軸方向に反転させた状態で、嵌合筒10に用いられる。すなわち、第五分割体43は、第一分割突起16が周方向一方側に位置し、複数の軸受部43aが周方向他方側に位置している状態で嵌合筒10に用いられる。
 図43Dに示すように、第六分割体44は、周方向一方側の分割端部から周方向に沿って延びる複数の軸受部44aと、周方向他方側の分割端部から径方向外向きに突き出す第二分割突起17とを有する。それぞれの軸受部44aは、ヒンジ軸10aが通る筒状に形成されている。それぞれの軸受部44aは、嵌合筒10の筒軸方向に等間隔に配置され、その筒軸方向一端部に配置され、他端部には配置されていない。図42Aに示すように、第六分割体44の軸受部44aは、第五分割体43の軸受部43aに対して、嵌合筒10の筒軸方向に交互に位置する状態で噛み合っている。この噛み合い状態の軸受部44aおよび軸受部43aの内部にヒンジ軸10aが通り、第五分割体43と第六分割体44とが、ヒンジ軸10aを介して回動するようになっている。なお、第五分割体43の第一分割突起16は、第二実施形態における第一分割体14の第一分割突起16と同じ構成である。また、第六分割体44の第二分割突起17は、第二実施形態における第二分割体15の第二分割突起17と同じ構成である。このため、同じ構成には同じ符号を付してその説明を省略する。
 また、図44A、図44Bに示す水平パイプ接続具2kを採用することができる。水平パイプ接続具2kは、嵌合筒10の嵌合突部13が、第一分割体14および第二分割体15の内周に周方向に沿って設けられた突条となっている。水平パイプ接続具2kは、嵌合筒10の嵌合突部13の形状が突条である点で、図25Aに示す水平パイプ接続具2の構成と相違している。このため、相違点のみ説明し、その他の構成については、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
 水平パイプ接続具2kの嵌合突部13は、第一分割体14および第二分割体15の内周の筒軸方向中央位置に、周方向に沿って形成されている。第一分割体14の嵌合突部13は、周方向の一端部が第一分割突起16の周方向外向きの端面に達し、周方向の他方の端部が、ヒンジ軸10aの近傍に位置している。第二分割体15の嵌合突部13は、周方向の他端部が第二分割突起17の周方向外向きの端面に達し、周方向の一端部が、ヒンジ軸10aの近傍に位置している。
 図44Bに示すように、水平パイプ接続具2kを取り付ける鉛直パイプ1としては、嵌合部5が上下方向に一定間隔をおいて形成された周溝となっている。嵌合部5は、水平パイプ接続具2kの嵌合突部13が嵌合可能となっている。
 このように、水平パイプ接続具2、水平パイプ接続具2g、水平パイプ接続具2h、水平パイプ接続具2i、水平パイプ接続具2j、および水平パイプ接続具2kを選択的に用いることで多様な形状の構造体を得ることができる。
 上記第二実施形態では、図23に示すように、ジョイント部22として、周方向一箇所に形成された切り欠き部36と、切り欠き部36に対して開閉可能にかつ軸方向に移動可能に取り付けられるスライド片部37とを有するジョイント部22を例に挙げて説明した。例えば、図45に示すように、周方向二箇所に形成された切り欠き部36と、それぞれの切り欠き部36に対して、開閉可能にかつ軸方向に移動可能に取り付けられるスライド片部37とを有するジョイント部22の変形例を採用することができる。なお、図45に示すジョイント部22の変形例は、ジョイント部22に対して、切り欠き部36およびスライド片部37の数が異なるのみで、その他の構成は、ジョイント部22と同じである。このため、相違点のみを説明し、その他の構成において、第二実施形態のジョイント部22と同じと考えられるものには、同一の符号を付してその説明を省略する。
 このジョイント部22の変形例では、切り欠き部36が周方向に180度の間隔で形成されており、それぞれの切り欠き部36に対して、スライド片部37が開閉可能にかつ軸方向に移動可能に取り付けられている。図45に示すように、ジョイント部22の変形例では、それぞれのスライド片部37を前記開状態とし、その軸心が鉛直パイプ1の軸心と直交する方向に移動させ、ジョイント部22のそれぞれの切り欠き部36が上下方向に向く姿勢で、ジョイント部22を係合突起12の上方(または下方)に配置する。そして、その姿勢のまま、第一水平パイプ3を上から下(または下から上)に移動することで、第一水平パイプ3の両端のジョイント部22に係合突起12を切り欠き部36から入り込ませる。
 その後、第一水平パイプ3を軸線まわりに正回転させる。このとき、ジョイント部22の内周のストッパ突起27が係合突起12の根元部18に当接し、この当接により第一水平パイプ3の正回転が規制される。そして、図46に示すように、それぞれのスライド片部37を回動させて、切り欠き部36を覆う前記閉状態とする。続いて、それぞれのスライド片部37を軸方向内向きにスライドするように移動させ、スライド片部37の係止部37eを、ジョイント部22の係止穴22dに係合する。また、スライド片部37の差し込み板部37bの爪部37cを、ジョイント部22の係止凹部22cに係合する。図47に示すように、係合突起12の根元部18がそれぞれのスライド片部37で両側から押さえられている。
 このジョイント部22の変形例においては、第一水平パイプ3を嵌合筒10の係合突起12に対して、上方からまたは下方からのいずかの方向から、切り欠き部36から差し込んで固定することができ、組み立ての作業性が向上する。
 図48に示すように、第二実施形態に係る構造体は、水平パイプ接続具2が第一水平パイプ3に固定されており、鉛直パイプ1に固定された水平パイプ接続具2と第一水平パイプ3に固定された水平パイプ接続具2とに架け渡される筋交い50をさらに備えるものであってもよい。
 筋交い50は、細長の板状部材から形成される棒状部材51と、棒状部材51の長さ方向両端部に取り付けられる取り付け具52、53とを有する。棒状部材51は、鉛直パイプ1と第一水平パイプ3との間に斜めに配置されている。棒状部材51の厚さ方向が鉛直パイプ1の筒軸および第一水平パイプ3の筒軸の少なくとも一方に直交する状態となっている。図49に示すように、棒状部材51の長さ方向一端部には、一対のガイド突部51aが形成されている。一対のガイド突部51aは、棒状部材51の幅方向全長に形成され、棒状部材51の厚さ方向両側に位置している。棒状部材51の長さ方向一端部に係止突部54が一体に形成されている。棒状部材51の長さ方向他端部に係止突部55が一体に形成されている。
 係止突部54は棒状部材51の長さ方向一端部の上部に位置しており、棒状部材51と同じ厚さ寸法を有している(図52参照)。係止突部54は、鉛直パイプ1に向かって水平方向に突出しており、その先端部分に係止突部54の厚さ方向両方向の外向きに延びるフランジ54aが形成されている。フランジ54aは、棒状部材51のガイド突部51aに対向している。なお、棒状部材51の係止突部55は、係止突部54と同じ形状であって、棒状部材51に対して形成される向きが90度異なるのみであるので、係止突部54と同じ符号を付してその説明を省略する。
 図49に示すように、取り付け具52は、略直方体状に形成されるブロック状部材であり、上部に形成されるガイド溝56と、下部を切り欠いて形成される切り欠き凹部57と、切り欠き凹部57の下端部に揺動可能に取り付けられる保持片58とを有する。取り付け具52は、鉛直パイプ1側に位置し、鉛直パイプ1に沿う接触面52aと、鉛直パイプ1と反対側に位置する対向面52bとを有している。接触面52aは、鉛直パイプ1の外周面に沿う円筒面の一部を形成する湾曲面を有している。
 ガイド溝56は、対向面52bから接触面52aに向かって凹むスリット部56aと、スリット部56aの内部からスリット部56aの幅方向外向きへ連続して形成される側溝部56bとを有する。ガイド溝56は、上端面に達しており、いわゆるT溝となっている。切り欠き凹部57は、取り付け具52の一側面52cから、一側面52cと反対側に位置する他側面52dに向かって凹んで形成されている。
 切り欠き凹部57は、一側面52c側の上部および下部が二股状となっている。図50に示すように、切り欠き凹部57の上部側二股状部分には軸状体57aが架け渡され、切り欠き凹部57の下部側二股状部分に軸状体57bが架け渡されている。
 保持片58は、細長い板状部材であって、上端部に設けられるフック部58aと下端部に形成される長孔部58bとを有する。図51に示すように、フック部58aは軸状体57aに係止可能な向きに設けられており、長孔部58bは保持片58の長さ方向に沿って形成され、軸状体57bが貫通している。保持片58は長孔部58b内での軸状体57bの位置を変えることにより、その長さ方向に移動可能となっている。保持片58は、軸状体57bが長孔部58b内で長さ方向外端側に位置する状態で、軸状体57aの上方にフック部58aを位置させることができる。また、保持片58は、軸状体57bが長孔部58b内で長さ方向内端側に位置する状態で、軸状体57aにフック部58aが係止するものである。保持片58は、軸状体57bを介して揺動可能となっている。なお、取り付け具53は、取り付け具52と同じ構造であって、棒状部材51に対する取り付け方向が90度異なるのみであるので、取り付け具52と同じ符号を付してその説明を省略する。
 次に、第二実施形態に係る構造体に対する筋交い50の取り付け方法を図面に基づいて説明する。まず、図49に示すように、棒状部材51の係止突部54を取り付け具52のガイド溝56に挿入する。このとき、係止突部54のフランジ54aをガイド溝56の側溝部56bの上方に位置させて、係止突部54をスリット部56a内に挿入する。次に、棒状部材51の係止突部55を取り付け具53のガイド溝56に挿入する。このとき、係止突部55のフランジ54aをガイド溝56の側溝部56bの切り欠き凹部57側と反対側に位置させて、係止突部54をスリット部56a内に挿入する。これにより、棒状部材51の両端部に取り付け具52、53を取り付ける。そして、取り付け具52、53の保持片58のフック部58aを軸状体57aから外し、保持片58を切り欠き凹部57の一側面52c側の開口部分を開放する状態とする。
 続いて、図53に示すように、取り付け具52の一側面52cを、水平パイプ接続具2の係合突起12の面取り部21に向けた状態とし、係合突起12の根元部18を切り欠き凹部57内に差し込む。その後、保持片58を持って、長孔部58b内の長さ方向外側に軸状体57bを位置させつつ、保持片58を取り付け具52の一側面52cに向かって揺動する。そして、図51に示すように、保持片58のフック部58aを軸状体57aに引っ掛けて、切り欠き凹部57の内面と保持片58とにより係合突起12の根元部18を挟み込んだ状態で保持し、係合突起12の根元部18に取り付け具52を固定する。同様にして、図48に示すように、第一水平パイプ3に固定された水平パイプ接続具2の係合突起12の根元部18に取り付け具53を固定する。このようにして、鉛直パイプ1に固定された水平パイプ接続具2と第一水平パイプ3に固定された水平パイプ接続具2との間に架け渡した状態に筋交い50が取り付けられる。
 また、この筋交い50は、鉛直パイプ1に固定された水平パイプ接続具2と第二水平パイプ4に固定された水平パイプ接続具2との間に架け渡すこともできる。この筋交い50によって、鉛直パイプ1、第一水平パイプ3および第二水平パイプ4への耐荷重を増加させることが可能となり、第二実施形態に係る構造体の強度が向上する。なお、この筋交い50は、第二実施形態に係る構造体だけでなく、上述した第一実施形態に係る構造体に用いることも可能である。
 また、図54に示すように、第二実施形態に係る構造体は、隣り合う第二水平パイプ4の間に架け渡される板状部材60をさらに備えるものであってもよい。板状部材60は、例えば、水平パイプ接続具2を介して第二水平パイプ4により接続されている複数対(図中では三対)の鉛直パイプ1が、水平パイプ接続具2を介して複数の第一水平パイプ3によって水平方向に所定間隔をおいて接続されている構造体に使用される。この板状部材60を備えた構造体は、壁面に沿って設けるオープンラックやCDラック、マガジンラックなどの収納棚としたり、物品を置くスタンドや飾り台などとして利用することができる。
 図54に示すように、板状部材60は、水平方向に隣り合う第二水平パイプ4の間に架け渡されている。板状部材60は、矩形の板材61と、板材61の長さ方向両端部にそれぞれ固定される一対のフック62と、フック62に回動可能に取り付けられる抜け止め片63とを有する(図57参照)。図55に示すように、板材61の幅寸法は、前記複数対の鉛直パイプ1の間隔よりもわずかに大きい。板材61の長さ寸法は、隣り合う第二水平パイプ4の間隔よりもわずかに小さい。図56に示すように、板材61の厚さ寸法としては、第二水平パイプ4の外径寸法よりもわずかに小さい。
 図55に示すように、一対のフック62が板材61の長さ方向両端部にそれぞれ固定されている。板材61の長さ方向一端部に固定される一対のフック62に対して、板材61の長さ方向他端部に固定される一対のフック62は、板材61の幅方向一方に位置がずれて配置されている。このため、水平方向に隣り合う板状部材60のうち、一方の板状部材60の長さ方向一端部に固定される一対のフック62と、他方の板状部材60の長さ方向他端部に固定される一対のフック62とは、相互に干渉しない。
 一対のフック62は、板材61の一方の表面(図では下面)に対する固定部62aと、固定部62aと一体に形成される断面コ字状の受け部62bとを有する。受け部62bは、板材61の長さ方向外端面に接触する状態で、板材61の長さ方向外側に位置している。受け部62bは、第二水平パイプ4を板材61の一方の表面側から受け入れ可能である。
 抜け止め片63は、帯状の金属板から形成されている。抜け止め片63の長さ方向一端部が、おねじ63aのねじ結合によりフック62の固定部62aに対して回動可能に取り付けられている。抜け止め片63の長さ方向一端部寄りの位置につまみ63bが一体に形成されている。つまみ63bは、抜け止め片63の幅方向一方へ向かって延び出す状態に抜け止め片63と一体に形成されている。つまみ63bをおねじ63a周りに移動させることで、フック62の受け部62bにおける板材61の一方の表面側の開放端を開閉させることができる。
 この板状部材60を水平方向に隣り合う第二水平パイプ4のそれぞれに一対のフック62を引っ掛けるようにして取り付ける。その後、フック62の受け部62b内に第二水平パイプ4を受け入れた状態で、つまみ63bをおねじ63a周りに移動させて、抜け止め片63を回動させる。抜け止め片63により、受け部62bの板材61の一方の表面側の開放端を閉じる。これにより、外部から板状部材60に対して上方への荷重が掛かった場合であっても、フック62が第二水平パイプ4から外れ、板状部材60の脱落を防止することができる。
 図58に示すように、板状部材60は、水平方向に間隔をおいて配置された複数の鉛直パイプ1と、それぞれの鉛直パイプ1の下端部に水平パイプ接続具2を介して複数の第一水平パイプが接続された構造体に用いることができる。ここで、板状部材60は、その幅方向が上下方向となる状態で、水平方向に隣り合う鉛直パイプ1の間に複数取り付けられている。図59に示すように、この状態の複数の板状部材60は、鉛直パイプ1にフック62が引っ掛けられており、受け部62b内に鉛直パイプ1が受け入れられ、抜け止め片63で受け部62bの板材61の一方の表面側の開放端を閉じている。
 図58に示すように、板状部材60を備える構造体は、例えば、最も外側に位置する第一水平パイプ3を、これと水平方向に隣り合う第一水平パイプ3に対して直角に位置させることで、空間を仕切るパーテーションや壁面に沿わせた飾り棚として利用することができる。
1 鉛直パイプ
2 水平パイプ接続具
3 第一水平パイプ
4 第二水平パイプ
5 嵌合部
10 嵌合筒
10a ヒンジ軸
10b 嵌合孔部
11、12 係合突起
12a 係止爪
12b 係合孔部
13 嵌合突部
14 第一分割体
15 第二分割体
16 第一分割突起
16a、17a カバー板部
16b、17b 側面段部
16c、17c 外面段部
17 第二分割突起
18 根元部
18a、18b 分割根元部
19 係止鍔部
19a、19b 分割係止鍔部
20 部分円筒面
22 ジョイント部
31 スライド部材
36 切り欠き部
37 スライド片部
41 第三分割体
42 第四分割体
43 第五分割体
44 第六分割体
50 筋交い
51 棒状部材
52、53 取り付け具
54、55 係止突部
56 ガイド溝
57 切り欠き凹部
58 保持片
60 板状部材
61 板材
62 フック
63 抜け止め片

Claims (12)

  1.  上下方向に延び、水平方向に間隔をおいて配置される複数の鉛直パイプ(1)と、
     前記鉛直パイプ(1)の径方向外方に突出する係合突起(12)と、前記各鉛直パイプ(1)の対向する前記係合突起(12)間を接続する複数の水平パイプ(3、4)とを備える構造体において、
     前記係合突起(12)は、前記各鉛直パイプ(1)に着脱可能に取り付けられる水平パイプ接続具(2)に設けられており、
     前記水平パイプ接続具(2)は、前記鉛直パイプ(1)の外周に着脱可能に嵌合する円筒状の嵌合筒(10)と、前記嵌合筒(10)に設けられる前記係合突起(12)と、前記嵌合筒(10)の内周から径方向に内向きに設けられた嵌合突部(13)とを有し、
     前記鉛直パイプ(1)には前記嵌合突部(13)が嵌合する嵌合部(5)が形成されており、
     前記嵌合筒(10)は、周方向に複数に分割された分割体を筒状に組み合わせて形成されたものであることを特徴とする構造体。
  2.  周方向に隣り合う前記分割体の対向する分割端部のそれぞれに分割突起(16、17)が形成され、複数に分割された前記分割体を筒状に組み合わせた状態で、前記対向する分割端部のそれぞれの分割突起(16、17)が、前記係合突起(12)を形成していることを特徴とする請求項1に記載された構造体。
  3.  前記水平パイプ(3、4)の軸方向両端部にジョイント部(22)を備え、前記ジョイント部(22)が前記係合突起(12)を前記水平パイプ(3、4)の軸直交方向に受け入れ可能なC形状をなしており、
     前記ジョイント部(22)が前記係合突起(12)を受け入れている状態で、前記係合突起(12)を形成する前記対向する分割端部のそれぞれの分割突起(16、17)が、前記ジョイント部(22)により拘束されていることを特徴とする請求項2に記載された構造体。
  4.  前記水平パイプ(3、4)の軸方向両端部に筒状のジョイント部(22)を備え、前記ジョイント部(22)が前記係合突起(12)を前記水平パイプ(3、4)の軸直交方向に受け入れ可能な切り欠き部(36)と、前記ジョイント部(22)に対して開閉可能に取り付けられるスライド片部(37)とを有し、前記スライド片部(37)が前記切り欠き部(36)を開放する開状態と前記切り欠き部(36)を覆う閉状態との間で開閉するものであり、
     前記ジョイント部(22)が前記係合突起(12)を受け入れている状態で、前記係合突起(12)を形成する前記対向する分割端部のそれぞれの分割突起(16、17)が、前記閉状態の前記スライド片部(37)と前記ジョイント部(22)とにより拘束されていることを特徴とする請求項2に記載された構造体。
  5.  前記切り欠き部(36)が前記ジョイント部(22)の周方向対向位置に二箇所形成されており、それぞれの切り欠き部(36)に前記スライド片部(37)が開閉可能に取り付けられることを特徴とする請求項4に記載された構造体。
  6.  前記嵌合筒(10)は、二つの分割体(14、15)で構成され、二つの前記分割体(14、15)同士は、周方向に沿う第一の対向部および第二の対向部で、前記対向する分割端部同士が周方向に隣り合う状態にあり、前記第一の対向部での前記対向する分割端部同士がヒンジ軸(10a)により連結されており、前記第二の対向部での前記対向する分割端部同士が開閉自在となっていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載された構造体。
  7.  前記第二の対向部での前記対向する分割端部の一方に係止爪(12a)が設けられ、他方に前記係止爪(12a)が係合する係合孔部(12b)が形成されていることを特徴とする請求項6に記載された構造体。
  8.  複数の前記分割体同士は、周方向に沿う複数の対向部で、前記対向する分割端部同士が周方向に隣り合う状態にあり、前記複数の対向部のうち一つの対向部での前記対向する分割端部同士がヒンジ軸(10a)により連結されており、
     前記残りの対向部での前記対向する分割端部のそれぞれが係止爪(12a)および段部(16b、17b)を有しており、
     前記残りの対向部での前記対向する分割端部のうち、一方の分割端部の係止爪(12a)が他方の分割端部の段部(17b)に係合し、他方の分割端部の係止爪(12a)が一方の分割端部の段部(16b)に係合するようになっていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載された構造体。
  9.  複数の前記分割体同士は、周方向に沿う複数の対向部で、前記対向する分割端部同士が周方向に隣り合う状態にあり、前記複数の対向部での前記対向する分割端部のそれぞれが係止爪(12a)および段部(16b、17b)を有しており、
     前記複数の対向部での前記対向する分割端部のうち、一方の分割端部の係止爪(12a)が他方の段部(17b)に係合し、他方の係止爪(12a)が一方の段部(16b)に係合するようになっていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載された構造体。
  10.  前記水平パイプ接続具(2)が前記水平パイプ(3、4)に固定されており、前記鉛直パイプ(1)と前記水平パイプ(3、4)との間に架け渡される筋交い(50)をさらに備え、
     前記筋交い(50)が棒状部材(51)と前記棒状部材(51)の両端部に着脱可能に取り付けられる一対の取り付け具(52、53)とを有し、前記一方の取り付け具(52)が、前記鉛直パイプ(1)に固定される前記水平パイプ接続具(2)の係合突起(12)に着脱可能に取り付けられ、前記他方の取り付け具(53)が、前記水平パイプ(3、4)に固定される前記水平パイプ接続具(2)の係合突起(12)に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一つに記載された構造体。
  11.  前記水平パイプ(3、4)が前記水平方向に間隔をおいて配置されており、前記水平方向に隣り合う前記水平パイプ(3、4)の間に取り付けられる板状部材(60)をさらに備え、前記板状部材(60)が、前記隣り合う水平パイプ(3、4)の間に位置する板材(61)と、前記板材(61)の長さ方向両端にそれぞれ設けられるフック(62)とを有し、前記フック(62)が前記隣り合う前記水平パイプ(3、4)のそれぞれに係止可能となっていることを特徴とする請求項1から10のいずれか一つに記載された構造体。
  12.  前記板状部材(60)がその幅方向が上下方向となる状態で、前記水平方向に隣り合う前記鉛直パイプ(1)の間に複数取り付けられていることを特徴とする請求項11に記載された構造体。
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