WO2022196367A1 - フレーム構造 - Google Patents

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Abstract

フレーム構造1は、車両の幅方向に設けられた前方中間メンバー11及び後方中間メンバー12と、前方中間メンバー11が有する前方貫通孔に挿入されて前方中間メンバー11の前方に延びた第1前方サイドメンバー13及び第2前方サイドメンバー14と、後方中間メンバー12が有する後方貫通孔に挿入されて後方中間メンバー12の後方に延びた第1後方サイドメンバー15及び第2後方サイドメンバー16と、前方中間メンバー11と後方中間メンバー12の間において、前方中間メンバー11が有する前方貫通孔と後方中間メンバー12が有する後方貫通孔とに挿入された状態で固定されている第1中間サイドメンバー17及び第2中間サイドメンバー18と、を有する。

Description

フレーム構造
 本発明は、車両のフレーム構造に関する。
 従来、車両には前後方向に延びる複数のサイドフレームが設けられている。特許文献1には、車両の前後方向における一部の領域における2本のサイドフレーム間の距離が他の領域における距離と異なるフレーム構造が開示されている。
特開2014-069686号公報
 車両のサイドフレームの脇にバッテリーその他の機器を設けるために、一部の領域のサイドフレーム間の距離を大きくすることが求められている。従来のサイドフレームは、直線状のサイドフレームを曲げることにより、一部の領域の方向が他の領域の方向と異なるように形成されていたので、サイドフレームの曲げ量を大きくすると、サイドフレームの強度が小さくなるという問題があった。
 そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、十分な強度を確保しつつ、車両の一部の領域における複数のサイドフレーム間の距離を大きくできるようにすることを目的とする。
 本発明のフレーム構造は、車両のフレーム構造であって、4つ以上の前方貫通孔を有しており、長手方向が前記車両の幅方向と一致するように設けられた前方中間メンバーと、4つ以上の後方貫通孔を有しており、長手方向が前記車両の幅方向と一致するように、前記前方中間メンバーの後方に設けられた後方中間メンバーと、前記前方中間メンバーが有する第1前方貫通孔に挿入された状態で固定されており、前記前方中間メンバーの前方に延びた第1前方サイドメンバーと、前記前方中間メンバーが有する第2前方貫通孔に挿入された状態で固定されており、前記前方中間メンバーの前方に延びた第2前方サイドメンバーと、前記後方中間メンバーが有する第1後方貫通孔に挿入された状態で固定されており、前記後方中間メンバーの後方に延びた第1後方サイドメンバーと、前記後方中間メンバーが有する第2後方貫通孔に挿入された状態で固定されており、前記後方中間メンバーの後方に延びた第2後方サイドメンバーと、前記前方中間メンバーと前記後方中間メンバーの間において、前記前方中間メンバーが有する第3前方貫通孔と前記後方中間メンバーが有する第3後方貫通孔とに挿入された状態で固定されている第1中間サイドメンバーと、前記前方中間メンバーと前記後方中間メンバーの間において、前記前方中間メンバーが有する第4前方貫通孔と前記後方中間メンバーが有する第4後方貫通孔とに挿入された状態で固定されている第2中間サイドメンバーと、を有する。
 前記前方中間メンバーの長手方向における前記第1前方貫通孔の位置と、前記後方中間メンバーの長手方向における前記第1後方貫通孔の位置とが同一であり、前記前方中間メンバーの長手方向における前記第2前方貫通孔の位置と、前記後方中間メンバーの長手方向における前記第2後方貫通孔の位置とが同一であってもよい。前記第1前方サイドメンバーの長手方向の延長線と前記第1後方サイドメンバーの長手方向の延長線とが一致し、前記第2前方サイドメンバーの長手方向の延長線と前記第2後方サイドメンバーの長手方向の延長線とが一致していてもよい。
 前記前方中間メンバーの長手方向における前記第3前方貫通孔の位置と、前記後方中間メンバーの長手方向における前記第3後方貫通孔の位置とが同一であり、前記前方中間メンバーの長手方向における前記第4前方貫通孔の位置と、前記後方中間メンバーの長手方向における前記第4後方貫通孔の位置とが同一であり、前記第1中間サイドメンバーと前記第2中間サイドメンバーが互いに平行であってもよい。
 前記前方中間メンバーの長手方向における前記第1前方貫通孔及び前記第2前方貫通孔の位置が、前記前方中間メンバーの長手方向における前記第3前方貫通孔及び前記第4前方貫通孔の位置よりも前記車両の内側であってもよい。
 前記車両の高さ方向における前記第1前方貫通孔の位置と前記第1後方貫通孔の位置とが異なっており、前記車両の高さ方向における前記第2前方貫通孔の位置と前記第2後方貫通孔の位置とが異なっており、前記車両の高さ方向における前記第3前方貫通孔と前記第3後方貫通孔の位置が同一であり、前記車両の高さ方向における前記第4前方貫通孔と前記第4後方貫通孔の位置が同一であってもよい。
 前記第1中間サイドメンバーは、直線状の第1基本部材の上方又は下方の少なくともいずれかに設けられた第1補強部材を有し、前記第2中間サイドメンバーは、直線状の第2基本部材の上方又は下方の少なくともいずれかに設けられた第2補強部材を有し、をさらに有し、前記前方中間メンバーと前記後方中間メンバーとの間の領域における前記車両の高さ方向の前記第1中間サイドメンバーの幅及び前記第2中間サイドメンバーの幅が、前記前方中間メンバーの前方及び前記後方中間メンバーの後方の領域における前記車両の高さ方向の前記第1中間サイドメンバーの幅及び前記第2中間サイドメンバーの幅よりも大きくてもよい。
 本発明によれば、十分な強度を確保しつつ、車両の一部の領域における複数のサイドフレーム間の距離を大きくすることができるという効果を奏する。
車両に搭載されたフレーム構造の概要を示す図である。 フレーム構造の斜視図である。 前方中間メンバー及び後方中間メンバーを車両の前後方向から見た平面図である。 第2中間サイドメンバーの変形例の構成を示す図である。
[フレーム構造1の構成]
 図1は、車両に搭載されたフレーム構造1の概要を示す図である。図2は、フレーム構造1の斜視図である。車両は、例えば商用車である。図1は、車両の上方からフレーム構造1を見た状態を示す模式図である。フレーム構造1は、車輪Wと干渉しない位置に設けられている。
 図1及び図2に示すように、フレーム構造1は、前方中間メンバー11と、後方中間メンバー12と、第1前方サイドメンバー13と、第2前方サイドメンバー14と、第1後方サイドメンバー15と、第2後方サイドメンバー16と、第1中間サイドメンバー17と、第2中間サイドメンバー18と、を有する。前方中間メンバー11は、4つ以上の前方貫通孔を有しており、長手方向が車両の幅方向(すなわち左右方向)と一致するように設けられている。後方中間メンバー12は、4つ以上の後方貫通孔を有しており、長手方向が車両の幅方向と一致するように、前方中間メンバー11の後方に設けられている。
 図3は、前方中間メンバー11及び後方中間メンバー12を車両の後方から見た平面図である。前方中間メンバー11が有する前方貫通孔の数、及び後方中間メンバー12が有する後方貫通孔の数は任意であるが、図3に示す例においては、前方貫通孔及び後方貫通孔が4つずつ設けられている。すなわち、前方中間メンバー11は、第1前方貫通孔111、第2前方貫通孔112、第3前方貫通孔113及び第4前方貫通孔114を有する。また、後方中間メンバー12は、第1後方貫通孔121、第2後方貫通孔122、第3後方貫通孔123及び第4後方貫通孔124を有する。
 前方貫通孔及び後方貫通孔の形状は、挿入されるサイドメンバーの断面形状と同等の形状であり、かつサイドメンバーの断面形状よりも大きな形状である。図2に示すように第1前方サイドメンバー13、第2前方サイドメンバー14、第1後方サイドメンバー15及び第2後方サイドメンバー16が長方形の閉断面を有している場合、前方貫通孔及び後方貫通孔は、第1前方サイドメンバー13、第2前方サイドメンバー14、第1後方サイドメンバー15及び第2後方サイドメンバー16が挿入可能な大きさの長方形である。
 第1前方サイドメンバー13は、前方中間メンバー11が有する第1前方貫通孔111に挿入された状態で、ガセット21により前方中間メンバー11に固定されており、前方中間メンバー11から車両の前方に延びている。第2前方サイドメンバー14は、前方中間メンバー11が有する第2前方貫通孔112に挿入された状態でガセット21により前方中間メンバー11に固定されており、前方中間メンバー11から車両の前方に延びている。図1に示す例においては、第1前方サイドメンバー13及び第2前方サイドメンバー14が車両の前後方向と平行であるが、第1前方サイドメンバー13及び第2前方サイドメンバー14が車両の前後方向と平行でなくてもよい。
 第1後方サイドメンバー15は、後方中間メンバー12が有する第1後方貫通孔121に挿入された状態でガセット21により後方中間メンバー12に固定されており、後方中間メンバー12から車両の後方に延びている。第2後方サイドメンバー16は、後方中間メンバー12が有する第2後方貫通孔に挿入された状態でガセット21により後方中間メンバー12に固定されており、後方中間メンバー12から車両の後方に延びている。
 第1中間サイドメンバー17は、前方中間メンバー11と後方中間メンバー12の間において、前方中間メンバー11が有する第3前方貫通孔113と後方中間メンバー12が有する第3後方貫通孔123とに挿入された状態で、ガセット21により前方中間メンバー11及び後方中間メンバー12に固定されている。第2中間サイドメンバー18は、前方中間メンバー11と後方中間メンバー12の間において、前方中間メンバー11が有する第4前方貫通孔114と後方中間メンバー12が有する第4後方貫通孔124とに挿入された状態で、ガセット21により前方中間メンバー11及び後方中間メンバー12に固定されている。
 図3に示す例において、第1前方貫通孔111及び第2前方貫通孔112は第3前方貫通孔113及び第4前方貫通孔114の内側に形成されており、第1後方貫通孔121及び第2後方貫通孔122は第3後方貫通孔123及び第4後方貫通孔124の内側に設けられている。そして、図2に示すように、第1中間サイドメンバー17と第2中間サイドメンバー18との間隔が、第1前方サイドメンバー13と第2前方サイドメンバー14との間隔及び第1後方サイドメンバー15と第2後方サイドメンバー16との間隔よりも大きくなっている。
 したがって、前方中間メンバー11、後方中間メンバー12、第1中間サイドメンバー17及び第2中間サイドメンバー18で囲まれた領域の大きさが、第1中間サイドメンバー17と第2中間サイドメンバー18との間隔が、第1前方サイドメンバー13と第2前方サイドメンバー14との間隔及び第1後方サイドメンバー15と第2後方サイドメンバー16との間隔と等しい場合に比べて大きい。その結果、当該領域の上方に設けられる荷台の面積を十分に確保したり、荷台の下方にバッテリー又はタンク等の機器を収容するスペースを十分に確保したりすることが可能になる。
 また、それぞれのサイドメンバーは、前方貫通孔又は後方貫通孔に挿入された状態で、ガセット21によって前方中間メンバー11又は後方中間メンバー12のいずれかと結合されている。フレーム構造1がこのように構成されていることで、サイドメンバーを前方貫通孔又は後方貫通孔に挿入することで容易に位置合わせをすることができるので、溶接によりサイドメンバーを前方中間メンバー11及び後方中間メンバー12と結合させる場合に比べて、特殊な治具を使用することなく容易にフレーム構造1を製造することができる。
 図3に示す例においては、前方中間メンバー11の長手方向(すなわち車両の幅方向)における第1前方貫通孔111の位置と、後方中間メンバー12の長手方向(すなわち車両の幅方向)における第1後方貫通孔121の位置とが同一である。また、前方中間メンバー11の長手方向における第2前方貫通孔112の位置と、後方中間メンバー12の長手方向における第2後方貫通孔122の位置とが同一である。
 前方中間メンバー11及び後方中間メンバー12がこのように構成されていることで、第1前方サイドメンバー13の長手方向の延長線と第1後方サイドメンバー15の長手方向の延長線とが一致し、第2前方サイドメンバー14の長手方向の延長線と第2後方サイドメンバー16の長手方向の延長線とが一致する。このような構成は、第1前方サイドメンバー13及び第2前方サイドメンバー14が2つの前輪の内側に設けられており、第1後方サイドメンバー15及び第2後方サイドメンバー16が2つの後輪の内側に設けられている場合に好適である。
 ただし、車両の幅方向における第1前方貫通孔111の位置と第1後方貫通孔121の位置とが異なっており、第2前方貫通孔112の位置と第2後方貫通孔122の位置とが異なっていてもよい。このような構成は、車両の前方と後方とでサイドフレームの間隔を異ならせる必要がある場合に好適である。
 また、図3に示す例においては、前方中間メンバー11の長手方向における第3前方貫通孔113の位置と、後方中間メンバー12の長手方向における第3後方貫通孔123の位置とが同一である。また、前方中間メンバー11の長手方向における第4前方貫通孔114の位置と、後方中間メンバー12の長手方向における第4後方貫通孔124の位置とが同一である。その結果、図1に示すように、第1中間サイドメンバー17と第2中間サイドメンバー18が互いに平行である。フレーム構造1がこのように構成されていることにより、車両の前後方向におけるフレーム構造1の強度を高めることができる。
 図3に示す例においては、前方中間メンバー11の長手方向における第1前方貫通孔111及び第2前方貫通孔112の位置が、前方中間メンバー11の長手方向における第3前方貫通孔113及び第4前方貫通孔114の位置よりも車両の内側である。同様に、後方中間メンバー12の長手方向における第1後方貫通孔121及び第2後方貫通孔122の位置が、後方中間メンバー12の長手方向における第3後方貫通孔123及び第4後方貫通孔124の位置よりも車両の内側である。
 前方中間メンバー11及び後方中間メンバー12がこのように構成されていることで、車両の中央付近におけるサイドメンバー間の距離を車両の前方及び後方におけるサイドメンバー間の距離よりも大きくすることができる。このような構成は、車両の中央付近における荷台の幅を大きくしたり、車両の中央付近における荷台の両側における許容荷重を大きくしたりする場合に好適である。
 ところで、第1前方サイドメンバー13及び第2前方サイドメンバー14の高さと、第1後方サイドメンバー15及び第2後方サイドメンバー16の高さとが異なっていてもよい。具体的には、車両の高さ方向における第1前方貫通孔111の位置と第1後方貫通孔121の位置とが異なっており、車両の高さ方向における第2前方貫通孔112の位置と第2後方貫通孔122の位置とが異なっていてもよい。そして、車両の高さ方向における第3前方貫通孔113と第3後方貫通孔123の位置が同一であり、車両の高さ方向における第4前方貫通孔114と第4後方貫通孔124の位置が同一であってもよい。
 フレーム構造1のこのような構成は、前方中間メンバー11の前方又は後方中間メンバー12の後方のいずれかにおいてサイドフレームの下方に機器を収容するスペースを大きく確保する必要がある場合に好適である。図2に示す例においては、前方中間メンバー11における第1前方サイドメンバー13及び第2前方サイドメンバー14と結合される位置の高さが、第1中間サイドメンバー17及び第2中間サイドメンバー18が結合される位置の高さよりも上方になっている。このように前方中間メンバー11の中央付近が両端付近よりも高くなるように構成されている場合、前方中間メンバー11が直線状に構成されている場合に比べて、第1前方サイドメンバー13及び第2前方サイドメンバー14の下方において機器を収容できるスペースを大きくすることができる。
[第1変形例]
 以上の説明においては、第1中間サイドメンバー17及び第2中間サイドメンバー18が、閉断面を有する一つの部材により構成されている場合を例示したが、第1中間サイドメンバー17及び第2中間サイドメンバー18が、基本部材と補強部材により構成されていてもよい。
 具体的には、この場合、第1中間サイドメンバー17は、直線状の第1基本部材171の上方又は下方の少なくともいずれかに設けられた第1補強部材172及び第1補強部材173を有し、第2中間サイドメンバー18は、直線状の第2基本部材181の上方又は下方の少なくともいずれかに設けられた第2補強部材182及び第2補強部材183を有する。そして、前方中間メンバー11と後方中間メンバー12との間の領域における車両の高さ方向の第1中間サイドメンバー17の幅及び第2中間サイドメンバー18の幅は、前方中間メンバー11の前方及び後方中間メンバー12の後方の領域における車両の高さ方向の第1中間サイドメンバー17の幅及び第2中間サイドメンバー18の幅よりも大きい。
 図4は、第2中間サイドメンバー18の変形例の構成を示す図である。図4(a)は、前方中間メンバー11と第2中間サイドメンバー18との結合部分の周辺を車両の左側から見た状態を示す図である。図4(b)は、A-A線断面図である。
 図4に示す例においては、第2基本部材181の上方の端部を覆うように第2補強部材182が設けられており、第2基本部材181の下方の端部を覆うように第2補強部材183が設けられている。図4(b)に示すように、第2補強部材182及び第2補強部材183の断面はコの字の形状をしている。
 第2補強部材182は、第2基本部材181を覆った状態で前方中間メンバー11を貫通しており、ボルトBによりガセット21と共締めされることにより前方中間メンバー11と結合している。第2補強部材183は、第2基本部材181を覆った状態で前方中間メンバー11を貫通しており、ボルトBによりガセット21及び第2基本部材181と共締めされることにより前方中間メンバー11と結合している。
 第2補強部材183は、前方中間メンバー11よりも後方の領域における高さ方向の幅が、前方中間メンバー11よりも前方の領域における高さ方向の幅よりも大きい。すなわち、前方中間メンバー11の後方の領域において、第2補強部材183の下端は前方中間メンバー11に形成された貫通孔の下端よりも下方にある。その結果、図4に示す構成において第2基本部材181、第2補強部材182及び第2補強部材183が結合した部材の、前方中間メンバー11の後方の領域における高さ方向の幅Hは、前方中間メンバー11の前方の領域における高さ方向の幅hよりも大きくなっている。すなわち、前方中間メンバー11と後方中間メンバー12との間の領域におけるサイドフレームの高さ方向の幅が、図2に示した例におけるサイドフレームの高さ方向の幅よりも大きい。その結果、前方中間メンバー11と後方中間メンバー12との間の領域における高さ方向の強度を高めることができる。
 第2補強部材183においては、ボルトBによりガセット21と結合される位置における高さ方向の幅が最も大きくなるように構成されている。第2補強部材183がこのように構成されていることで、第2補強部材183が第2基本部材181と結合される部位の強度を高めるとともに、軽量化を実現することができる。なお、図4においては第2中間サイドメンバー18が第2補強部材182及び第2補強部材183を有する場合を例示したが、第2中間サイドメンバー18は、第2補強部材182又は第2補強部材183の一方のみを有してもよい。
[第2変形例]
 図3に示した例においては、前方中間メンバー11及び後方中間メンバー12が4つの貫通孔を有している場合を例示したが、前方中間メンバー11及び後方中間メンバー12が有する貫通孔の数は任意である。前方中間メンバー11及び後方中間メンバー12がより多くの貫通孔を有することで、第1前方サイドメンバー13と第2前方サイドメンバー14との間隔、及び第1後方サイドメンバー15と第2後方サイドメンバー16との間隔の自由度が増す。その結果、第1前方サイドメンバー13と第2前方サイドメンバー14との間隔、又は第1後方サイドメンバー15と第2後方サイドメンバー16との間隔の少なくともいずれかが異なる車両を、共通の前方中間メンバー11及び後方中間メンバー12を用いて製造することができるので、製造効率及び製造コストを削減することが可能になる。
[第3変形例]
 図3に示した例においては、前方中間メンバー11が直線状ではなく、車両の高さ方向における第1前方貫通孔111及び第2前方貫通孔112の位置が、第3前方貫通孔113及び第4前方貫通孔114の位置よりも上方にあった。しかし、前方中間メンバー11は、後方中間メンバー12と同様に直線状であってもよい。また、後方中間メンバー12が、図3に示した前方中間メンバー11のように、一部の後方貫通孔が他の後方貫通孔よりも高い位置になるように構成されていてもよい。また、前方中間メンバー11及び後方中間メンバー12が直線状で、一部の貫通孔の位置の高さが他の貫通孔の位置と異なるように構成されていてもよい。
[フレーム構造1による効果]
 以上説明したように、フレーム構造1においては、4つ以上の貫通孔を有する前方中間メンバー11の2つの貫通孔に第1前方サイドメンバー13及び第2前方サイドメンバー14が挿入された状態で、前方中間メンバー11の前方に第1前方サイドメンバー13及び第2前方サイドメンバー14が設けられている。また、4つ以上の貫通孔を有する後方中間メンバー12の2つの貫通孔に第1後方サイドメンバー15及び第2後方サイドメンバー16が挿入された状態で、前方中間メンバー11の後方に第1後方サイドメンバー15及び第2後方サイドメンバー16が設けられている。そして、前方中間メンバー11及び後方中間メンバー12の他の貫通孔のうち2つの貫通孔に第1中間サイドメンバー17及び第2中間サイドメンバー18が挿入された状態で、前方中間メンバー11と後方中間メンバー12との間に第1中間サイドメンバー17及び第2中間サイドメンバー18が設けられている。
 フレーム構造1がこのように構成されていることで、上方から見た形状が直線状のフレームを用いて、車両の前後方向の途中の領域のサイドフレーム間の間隔を、その前後の領域のサイドフレーム間の間隔と異なるようにすることができる。すなわち、車両の前後方向及び幅方向における強度を十分に確保しつつ、車両の一部の領域における複数のサイドフレーム間の距離を大きくすることができる。その結果、サイドフレームの脇に機器を設置するスペースを十分に確保することが可能になる。
 また、第1前方サイドメンバー13、第2前方サイドメンバー14、第1後方サイドメンバー15、第2後方サイドメンバー16、第1中間サイドメンバー17及び第2中間サイドメンバー18は、前方中間メンバー11及び後方中間メンバー12の貫通孔に挿入されてからガセット21によって固定される。したがって、これらの部材を溶接により結合する場合に必要になる組み立て用の治具が不要であり、量産性を向上させることができる。
 以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 フレーム構造
11 前方中間メンバー
12 後方中間メンバー
13 第1前方サイドメンバー
14 第2前方サイドメンバー
15 第1後方サイドメンバー
16 第2後方サイドメンバー
17 第1中間サイドメンバー
18 第2中間サイドメンバー
21 ガセット
111 第1前方貫通孔
112 第2前方貫通孔
113 第3前方貫通孔
114 第4前方貫通孔
121 第1後方貫通孔
122 第2後方貫通孔
123 第3後方貫通孔
124 第4後方貫通孔
171 第1基本部材
172 第1補強部材
173 第1補強部材
181 第2基本部材
182 第2補強部材
183 第2補強部材
 

Claims (7)

  1.  車両のフレーム構造であって、
     4つ以上の前方貫通孔を有しており、長手方向が前記車両の幅方向と一致するように設けられた前方中間メンバーと、
     4つ以上の後方貫通孔を有しており、長手方向が前記車両の幅方向と一致するように、前記前方中間メンバーの後方に設けられた後方中間メンバーと、
     前記前方中間メンバーが有する第1前方貫通孔に挿入された状態で固定されており、前記前方中間メンバーの前方に延びた第1前方サイドメンバーと、
     前記前方中間メンバーが有する第2前方貫通孔に挿入された状態で固定されており、前記前方中間メンバーの前方に延びた第2前方サイドメンバーと、
     前記後方中間メンバーが有する第1後方貫通孔に挿入された状態で固定されており、前記後方中間メンバーの後方に延びた第1後方サイドメンバーと、
     前記後方中間メンバーが有する第2後方貫通孔に挿入された状態で固定されており、前記後方中間メンバーの後方に延びた第2後方サイドメンバーと、
     前記前方中間メンバーと前記後方中間メンバーの間において、前記前方中間メンバーが有する第3前方貫通孔と前記後方中間メンバーが有する第3後方貫通孔とに挿入された状態で固定されている第1中間サイドメンバーと、
     前記前方中間メンバーと前記後方中間メンバーの間において、前記前方中間メンバーが有する第4前方貫通孔と前記後方中間メンバーが有する第4後方貫通孔とに挿入された状態で固定されている第2中間サイドメンバーと、
     を有するフレーム構造。
  2.  前記前方中間メンバーの長手方向における前記第1前方貫通孔の位置と、前記後方中間メンバーの長手方向における前記第1後方貫通孔の位置とが同一であり、
     前記前方中間メンバーの長手方向における前記第2前方貫通孔の位置と、前記後方中間メンバーの長手方向における前記第2後方貫通孔の位置とが同一である、
     請求項1に記載のフレーム構造。
  3.  前記第1前方サイドメンバーの長手方向の延長線と前記第1後方サイドメンバーの長手方向の延長線とが一致し、前記第2前方サイドメンバーの長手方向の延長線と前記第2後方サイドメンバーの長手方向の延長線とが一致する、
     請求項2に記載のフレーム構造。
  4.  前記前方中間メンバーの長手方向における前記第3前方貫通孔の位置と、前記後方中間メンバーの長手方向における前記第3後方貫通孔の位置とが同一であり、
     前記前方中間メンバーの長手方向における前記第4前方貫通孔の位置と、前記後方中間メンバーの長手方向における前記第4後方貫通孔の位置とが同一であり、
     前記第1中間サイドメンバーと前記第2中間サイドメンバーが互いに平行である、
     請求項1から3のいずれか一項に記載のフレーム構造。
  5.  前記前方中間メンバーの長手方向における前記第1前方貫通孔及び前記第2前方貫通孔の位置が、前記前方中間メンバーの長手方向における前記第3前方貫通孔及び前記第4前方貫通孔の位置よりも前記車両の内側である、
     請求項1から4のいずれか一項に記載のフレーム構造。
  6.  前記車両の高さ方向における前記第1前方貫通孔の位置と前記第1後方貫通孔の位置とが異なっており、
     前記車両の高さ方向における前記第2前方貫通孔の位置と前記第2後方貫通孔の位置とが異なっており、
     前記車両の高さ方向における前記第3前方貫通孔と前記第3後方貫通孔の位置が同一であり、
     前記車両の高さ方向における前記第4前方貫通孔と前記第4後方貫通孔の位置が同一である、
     請求項1から5のいずれか一項に記載のフレーム構造。
  7.  前記第1中間サイドメンバーは、直線状の第1基本部材の上方又は下方の少なくともいずれかに設けられた第1補強部材を有し、
     前記第2中間サイドメンバーは、直線状の第2基本部材の上方又は下方の少なくともいずれかに設けられた第2補強部材を有し、
     をさらに有し、
     前記前方中間メンバーと前記後方中間メンバーとの間の領域における前記車両の高さ方向の前記第1中間サイドメンバーの幅及び前記第2中間サイドメンバーの幅が、前記前方中間メンバーの前方及び前記後方中間メンバーの後方の領域における前記車両の高さ方向の前記第1中間サイドメンバーの幅及び前記第2中間サイドメンバーの幅よりも大きい、
     請求項1から6のいずれか一項に記載のフレーム構造。
     
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