WO2022186314A1 - 虫誘導方法及び虫誘導装置 - Google Patents

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Abstract

虫誘導方法は、電界を発生させるステップを含む。電界を発生させるステップは、導電体に電圧を印加して、虫を誘導するための電界を発生させる。虫誘導方法は、導電体に電圧を印加するタイミングと、導電体に電圧を印加する期間と、導電体に電圧を印加する回数とのうちの少なくとも1つを変更するステップを更に含むことが好ましい。虫誘導方法は、電界を避けた虫を捕獲部で捕獲するステップを更に含むことが好ましい。

Description

虫誘導方法及び虫誘導装置
 本発明は、虫誘導方法及び虫誘導装置に関する。
 特許文献1に記載の駆除装置は、マイナスイオンを害虫の皮膚表面に帯電させ、害虫の体内のイオンバランスを崩壊させることで害虫を駆除する。駆除装置は、アース本体と、アンテナとを備える。アース本体は、地中に埋没される。アース本体の内部には、木炭粉末と触媒との混合物が充填される。アンテナは、アース本体に導電線を介して接続される。アンテナは、害虫を駆除したい領域に配置される。アンテナは、マイナスイオンを放射する。
特開2005-168322号公報
 しかしながら、特許文献1に記載の駆除装置では、害虫を駆除できたとしても、害虫の接近を低減することが困難であった。
 本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、害虫の接近を低減できる虫誘導方法及び虫誘導装置を提供することを目的とする。
 本発明の一局面によれば、虫誘導方法は、発生させるステップを含む。発生させるステップは、導電体に電圧を印加して、虫を誘導するための電界を発生させる。
 本発明の他の局面によれば、虫誘導装置は、発生部と、導電体とを備える。前記発生部は、電圧を発生させる。前記導電体は、前記電圧が印加されることで、虫を誘導するための電界を発生させる。
 本発明の虫誘導方法及び虫誘導装置によれば、害虫の接近を低減できる。
本発明の実施形態に係る虫誘導装置の構成の一例を示す模式図である。 本実施形態の虫誘導装置の電界発生部を示す図である。 本実施形態の虫誘導装置の発生部が発生させた電界の方向を模式的に示す図である。 本実施形態の虫誘導装置の電極に電圧を印加するタイミングと電極に電圧を印加する回数とを模式的に示す図である。 本実施形態の虫誘導装置の電極に電圧を印加する期間と電極に電圧を印加する回数とを模式的に示す図である。 本実施形態の虫誘導装置の制御部が実行する処理のフローチャートを示す。 本実施形態の変形例1の電界発生部の電極を示す。 本実施形態の変形例2の電界発生部の電極を示す。
 以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
 まず、図1を参照して本実施形態にかかる虫誘導装置1の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る虫誘導装置1の構成の一例を示す模式図である。
 虫誘導装置1は、害虫MQを誘導する。具体的には、虫誘導装置1は、虫誘導装置1から離れる方向に害虫MQを誘導する。害虫MQは、例えば、農業害虫、貯穀害虫、衛生害虫、食品害虫、財産害虫、家畜害虫、及び、不快害虫を含む。農業害虫は、農作物を食い荒らす虫、及び、農作物の病原体となるウィルスを媒介する虫を含む。農業害虫は、例えば、「バッタ」である。貯穀害虫は、貯蔵された穀物を食い荒らす虫を含む。貯穀害虫は、例えば、「コクゾウムシ」である。衛生害虫は、人間及び動物の疾病に関係する虫を含む。衛生害虫は、例えば、「蚊」である。食品害虫は、食品に対して害をなす虫を含む。食品害虫は、例えば、「ゴキブリ」である。財産害虫は、建物や家具などの財産に対して害をなす虫を含む。財産害虫は、例えば、「シロアリ」である。家畜害虫は、家畜に対して病原菌を媒介する虫、及び、家畜の血液を吸う虫を含む。家畜害虫は、例えば、「蚊」及び「ダニ」である。不快害虫は、人間の気分を害する虫を含む。不快害虫は、例えば、「クモ」である。本実施形態の害虫MQは、例えば、衛生害虫である。具体的には、本実施形態の害虫MQは、「蚊」である。なお、害虫の種類によっては、複数の分類に属することがある。虫誘導装置1は、例えば、居室内の床面に設置される。
 図1に示すように、虫誘導装置1は、筐体13と、電界発生部100と、制御装置200と、誘引部300と、捕獲部400とを備える。
 筐体13は、電界発生部100と、制御装置200と、誘引部300と、捕獲部400とを収容する。筐体13の内部は、黒色に塗装される。筐体13の内部空間Rにおいて、害虫MQは捕獲される。
 電界発生部100は、電界を発生させる。
 制御装置200は、電界発生部100と誘引部300とを制御する。制御装置200は、制御部210と、記憶部250とを含む。
 制御部210は、CPU(Central Processing Unit)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)のようなプロセッサー、及び記憶装置を含む。例えば、制御部210は、虫誘導装置1の各要素から各種信号を受け取り、受け取った信号に基づいて、虫誘導装置1の各要素を制御する。
 記憶部250は、データ及びコンピュータープログラムを記憶する。例えば、記憶部250は、制御部210の各処理に必要なデータを一時的に記憶したり、電界発生部100に対する設定データ、及び、誘引部300に対する設定データを記憶したりする。記憶部250は、記憶装置(主記憶装置及び補助記憶装置)を含み、例えば、メモリー及びハードディスクドライブを含む。記憶部250はリムーバブルメディアを含んでもよい。
 誘引部300は、虫を誘導する。具体的には、誘引部300は、虫を誘引して、誘引部300の位置まで虫を誘導する。誘引部300は、誘引光源301を有する。誘引光源301は、光を出射する。図1に示すように、誘引光源301は、例えば、電界発生部100と捕獲部400との間に配置される。
 誘引光源301は、例えば、発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)である。誘引光源301は1つであってもよく、複数であってもよい。なお、誘引光源301は、有機EL(Electro-Luminescence)素子またはレーザーダイオードを含んでもよい。
 誘引光源301は、例えば、紫外光を出射する。なお、誘引光源301が出射する光は、虫を誘引する波長の光であればよく、例えば、波長200~380nmの近紫外線が挙げられる。なお、誘引光源301が出射する光は、虫を誘引する作用の高い波長約365nmの紫外線が好ましい。また、誘引部300は、虫を誘引する臭気物質を発生させてもよい。臭気物質は、例えば、乳酸である。
 捕獲部400は、虫を捕獲する。捕獲部400は、例えば、捕虫シートである。補修シートは、粘着面を有する。粘着面には、例えば、アクリル酸系の粘着剤が塗布されている。
 次に図1と図2とを参照して、虫誘導装置1の電界発生部100を詳しく説明する。図2は、本実施形態の虫誘導装置1の電界発生部100を示す図である。図2に示すように、電界発生部100は、ケースCと、発生部110と、導電体120とを含む。
 発生部110は、電圧を発生させる。発生部110が発生させた電圧は、導電体120に印加される。具体的には、制御部210は、発生部110が電圧を発生するように、発生部110を制御する。発生部110は、電極基板と、回路基板と、電子部品と、トランスと、封入材とを有する。
 また、発生部110は、第1極性の電圧と、第1極性と異なる第2極性の電圧とを発生させる。第1極性の電圧は、正電圧である。第2極性の電圧は、負電圧である。
 ケースCは、電極基板と、回路基板と、電子部品と、トランスと、封入材とを収容する。電極基板は、導電体120が配置される。具体的には、電極基板は、複数の導電体120が配置される。回路基板には、回路が形成される。回路基板は、電極基板、トランス、及び、電子部品と電気的に接続するための回路が形成される。電子部品は、電圧を発生させる。電子部品は、電源端子、ダイオード、抵抗素子、トランジスタ、及び、コンデンサなどを含む。ダイオードは、電流を整流する。ダイオードは、信号線から離れた位置に配置される。電源端子は、外部の電源にリード線を介して接続される。トランスは、導電体120に印加する電圧を昇圧する。封入材は、電極基板と、回路基板と、電子部品と、トランスとを封入する。封入材は、例えば、ウレタン樹脂、または、エポキシ樹脂である。
 導電体120は、発生部110が発生させた電圧が印加される。導電体120は、例えば、金属体である。金属体は、例えば、電極である。以下、導電体を電極120と記載する場合がある。電極120は、先端が尖った針形状である。
 また、電極120は、電圧が印加されることで、虫を誘導するための電界を発生させる。電界が発生した領域Aに害虫MQは近寄らない。そして、害虫MQは、電界を嫌がって、電界から遠ざかるように逃げる。したがって、電界を発生させることで害虫MQを忌避しつつ、電界発生部100が発生させた電界から離れる方向に害虫MQを誘導できる。この結果、害虫MQの接近を低減できる。換言すると、電界発生部100に害虫MQが接近することを低減できる。
 虫を誘導するための電界は、例えば、電圧を電極120に印加した場合に発生する電界である。なお、電圧の値、電極120と電極120との間の距離、及び、電極120の形状は限定されず、電界が発生すればよい。
 本発明によれば、例えば、蚊のような害虫MQの接近を低減できるため、蚊に刺されることを低減できる。よって、蚊を媒介とする病気に罹患することを低減できる。蚊を媒介とする病気は、例えば、デング熱である。デング熱は、蚊によって、媒介されるウィルス性の熱帯伝染病である。
 また、図1に示すように、本実施形態の虫誘導装置1の捕獲部400は、害虫MQを捕獲する。害虫MQは、電界を嫌がって、電界から遠ざかるよう逃げる。したがって、電界から遠ざかるよう逃げる害虫MQを捕獲部400は捕獲できる。この結果、接近する害虫MQの数を減らすことができる。
 また、図1に示すように、捕獲部400は、例えば、電界発生部100と対向する位置に配置される。つまり、捕獲部400は、害虫MQの逃走経路の一部に配置される。よって、捕獲部400は、電界から離れる方向に逃げる害虫MQの進行方向に配置される。したがって、電界発生部100が発生させた電界は、捕獲部400に害虫MQを誘導できる。この結果、害虫MQを更に効率良く捕獲できる。
 本実施形態の誘引部300は、電界が作用する領域Aに害虫MQを誘導する。したがって、電界を避ける害虫MQの動作を利用して、捕獲部400が配置された方向に虫を誘導できる。この結果、誘導した害虫MQを効率良く捕獲できる。
 なお、害虫MQを誘導する場合、制御部210は、誘引部300が害虫MQを誘導するように、誘引部300を制御する。
 次に、図1~図3を参照して、虫誘導装置1の電界発生部100を更に詳しく説明する。図3は、発生部110が発生させた電界の方向を模式的に示す図である。図3に示すように、発生部110は、複数の電極120を含む。複数の電極120は、複数の第1電極121と、複数の第2電極122とを含む。図3では、複数の電気力線を模式的に示している。
 制御部210は、複数の第1電極121と複数の第2電極122とに電圧を印加する。具体的には、制御部210は、複数の第1電極121に第1極性の電圧を印加する。制御部210は、複数の第2電極122に第2極性の電圧を印加する。複数の第1電極121と複数の第2電極122とに電圧が印加されることで、複数の電界が発生する。
 第1電極121と第2電極122とは、交互に配置される。したがって、第1電極121と隣り合う第2電極122との間で電界が発生する。例えば、図3に示すように、電界の方向は、第1電極121から第2電極122に向かう方向である。つまり、電気力線は、第1電極121から第2電極122に向かう。この結果、単に単数の電極に電圧を印加する場合と比較して、電界が分散することを低減できる。よって、電界を安定して発生させることが可能となる。
 更に、第1電極121は複数の第2電極122と隣り合い、第2電極122は複数の第1電極121と隣り合う。例えば、第1電極121と第2電極122との間における電界の強さは、第2電極122と隣り合う複数の第1電極121にかかる電荷によって発生する電界のベクトル和として求めることができる。よって、第2電極122と隣り合う第1電極121の数が増えるほど、第1電極121と第2電極122との間における電界の強さは増加する。この結果、電界の強さを増加させ、害虫MQの誘導効果を向上させることができる。
 複数の第1電極121は、第1電極121Aと、第1電極121Bと、第1電極121Cと、第1電極121Dとを含む。第1電極121A~第1電極121Dは、第1極性の電圧が印加される。第1電極121A~第1電極121Dは、それぞれ間隔をあけて配置される。
 複数の第2電極122は、第2電極122Aと、第2電極122Bと、第2電極122Cと、第2電極122Dとを含む。第2電極122A~第2電極122Dは、第2極性の電圧が印加される。第2電極122A~第2電極122Dは、それぞれ間隔をあけて配置される。
 第1電極121A、第1電極121B、第2電極122A、及び、第2電極122Bは、第1電極121C、第1電極121D、第2電極122C、及び、第2電極122Dよりも第1方向D1の側に配置される。第1方向D1は、第2電極122Cから第1電極121Aに向かう方向を示す。
 第1電極121C、第1電極121D、第2電極122C、及び、第2電極122Dは、第1電極121A、第1電極121B、第2電極122A、及び、第2電極122Bよりも第2方向D2の側に位置する。第2方向D2は、第1電極121Aから第2電極122Cに向かう方向を示す。
 第1電極121Aは、第2電極122Aよりも第3方向D3の側に位置する。第3方向D3は、第2電極122Bから第1電極121Aへ向かう方向を示す。また、第1電極121Aは、第2電極122Cよりも第1方向D1の側に位置する。
 第2電極122Aは、第1電極121Aと第1電極121Bとの間に位置する。具体的には、第2電極122Aの第3方向D3の側には、第1電極121Aが位置する。第2電極122Aの第4方向D4の側には、第1電極121Bが位置する。第4方向D4は、第1電極121Aから第2電極122Bへ向かう方向を示す。また、第2電極122Aの第2方向D2の側には、第1電極121Cが位置する。
 第1電極121Bは、第2電極122Aと第2電極122Bとの間に位置する。具体的には、第1電極121Bの第3方向D3の側には、第2電極122Aが位置する。第1電極121Bの第4方向D4の側には、第2電極122Bが位置する。また、第1電極121Bの第2方向D2の側には、第2電極122Cが位置する。
 第2電極122Bは、第1電極121Bよりも第4方向D4の側に位置する。また、第2電極122Bは、第1電極121Dよりも第1方向D1の側に位置する。
 第2電極122Cは、第1電極121Cよりも第3方向D3の側に位置する。また、第2電極122Cは、第1電極121Aよりも第2方向D2の側に位置する。
 第1電極121Cは、第2電極122Cと第2電極122Dとの間に位置する。具体的には、第1電極121Cの第3方向D3の側には、第2電極122Cが位置する。第1電極121Cの第4方向D4の側には、第2電極122Dが位置する。また、第1電極121Cの第1方向D1の側には、第2電極122Aが位置する。
 第2電極122Dは、第1電極121Cと第1電極121Dとの間に位置する。具体的には、第2電極122Dの第3方向D3の側には、第1電極121Cが位置する。第2電極122Dの第4方向D4の側には、第1電極121Dが位置する。また、第2電極122Dの第1方向D1の側には、第1電極121Bが位置する。
 第1電極121Dは、第2電極122Dよりも第4方向D4の側に位置する。また、第1電極121Dは、第2電極122Bよりも第2方向D2の側に位置する。
 図3に示すように、第1電極121Aと第2電極122Aとの間の電界の方向は、第1電極121Aから第2電極122Aに向かう方向である。第1電極121Aと第2電極122Cとの間の電界の方向は、第1電極121Aから第2電極122Cに向かう方向である。
 第1電極121Bと第2電極122Aとの間の電界の方向は、第1電極121Bから第2電極122Aに向かう方向である。第1電極121Bと第2電極122Bとの間の電界の方向は、第1電極121Bから第2電極122Bに向かう方向である。第1電極121Bと第2電極122Dの間の電界の方向は、第1電極121Bから第2電極122Dに向かう方向である。
 第1電極121Cと第2電極122Aとの間の電界の方向は、第1電極121Cから第2電極122Aに向かう方向である。第1電極121Cと第2電極122Cとの間の電界の方向は、第1電極121Cから第2電極122Cに向かう方向である。第1電極121Cと第2電極122Dの間の電界の方向は、第1電極121Cから第2電極122Dに向かう方向である。
 第1電極121Dと第2電極122Bとの間の電界の方向は、第1電極121Dから第2電極122Bに向かう方向である。第1電極121Dと第2電極122Dとの間の電界の方向は、第1電極121Dから第2電極122Dに向かう方向である。
 また、制御部210は、電界発生部100の発生部110を制御して、変更処理を実行する。具体的には、制御部210は、電界発生部100の発生部110を制御して、電極120に電圧を印加するタイミングと、電極120に電圧を印加する期間と、電極120に電圧を印加する回数とのうちの少なくとも1つを変更する。したがって、使用者が接近してほしくないと思う害虫MQに応じた電界を発生させることができる。つまり、使用者が接近してほしくない害虫MQの種類を変更できる。この結果、電界発生部100から特定の害虫MQが遠ざかるように、特定の害虫MQを誘導できる。
 次に、図4と図5とを参照して、制御部210が実行する変更処理を詳しく説明する。図4は、電極120に電圧を印加するタイミングと電極120に電圧を印加する回数とを模式的に示す図である。図4では、発明の理解を容易にするために、第1電極121に第1極性の電圧を印加する場合を図示している。図4には示されないが、第2電極122には、第2極性の電圧が印加される。また、第1電極121と第2電極とには、同じタイミングで電圧が印加される。図4には、グラフG1とグラフG2とが含まれる。グラフG1は、第1電極121に第1極性の電圧を印加するタイミングを変更する前を示す。グラフG1では、5秒毎に第1電極121に第1極性の電圧を印加している。グラフG2は、第1電極121に第1極性の電圧を印加するタイミングを変更した後を示す。グラフG2では、3秒毎に第1電極121に第1極性の電圧を印加している。
 図4に示す変更処理を実行する場合、制御部210は電界発生部100の発生部110を制御して、電極120に電圧を印加するタイミングを変更する。つまり、変更したタイミングに応じて電界が発生する。更に、グラフG2に示すように、変更したタイミングで電界を繰返し発生させることで、電界が発生する周期が変更される。電極120に電圧を印加するタイミングを変更することで、使用者が接近してほしくない害虫MQを変更できる。したがって、使用者が接近してほしくない害虫MQに応じた電界を発生させることができる。この結果、電界発生部100から特定の害虫MQが遠ざかるように、特定の害虫MQを誘導できる。
 また、図4では、第1電極121に第1極性の電圧を印加する回数を模式的に示している。グラフG1は、第1電極121に第1極性の電圧を印加する回数を変更する前を示す。グラフG1では、25秒の間に「5回」だけ第1電極121に第1極性の電圧を印加する。グラフG2は、第1電極121に第1極性の電圧を印加する回数を変更した後を示す。グラフG2では、25秒の間に「8回」だけ第1電極121に第1極性の電圧を印加する。
 制御部210は電界発生部100の発生部110を制御して、電極120に電圧を印加する回数を変更する。つまり、変更した回数に応じて電界が発生する。電極120に電圧を印加する回数を変更することで、使用者が接近してほしくない害虫MQを変更できる。したがって、使用者が接近してほしくない害虫MQに応じた電界を発生させることができる。この結果、電界発生部100から特定の害虫MQが遠ざかるように、特定の害虫MQを誘導できる。
 図5は、電極120に電圧を印加する期間と電極120に電圧を印加する回数とを模式的に示す図である。図5では、発明の理解を容易にするために、第2電極122に第2極性の電圧を印加する場合を図示している。図5には示されないが、第1電極121には、第1極性の電圧が印加される。また、第1電極121と第2電極122とには、同じタイミング及び同じ期間で電圧が印加される。図5には、グラフG3とグラフG4とが含まれる。グラフG3は、第2電極122に第2極性の電圧を印加する期間を変更する前を示す。グラフG3では、第2電極122に第2極性の電圧を印加する期間が「1秒」である。グラフG4は、第2電極122に第2極性の電圧を印加する期間を変更した後を示す。グラフG4では、第2電極122に第2極性の電圧を印加する期間が「3秒」である。
 図5に示す変更処理を実行する場合、制御部210は電界発生部100の発生部110を制御して、電極120に電圧を印加する期間を変更する。つまり、変更した期間に応じて電界が発生する。電極120に電圧を印加する期間を変更することで、使用者が接近してほしくない害虫MQを変更できる。したがって、使用者が接近してほしくない害虫MQに応じた電界を発生させることができる。この結果、電界発生部100から特定の害虫MQが遠ざかるように、特定の害虫MQを誘導できる。
 なお、図4と図5との変更処理は、個別に実行してもよく、組み合わせて実行してもよい。また、図4と図5とに示す電圧は一例であり、これに限らない。また、電極120に電圧を印加する際に、制御部210は特定の周波数になるように発生部110が電圧を発生するように、発生部110を制御してもよい。特定の周波数は、電界発生部100から離れる方向に誘導したい害虫MQの種類によって適宜変更できる。
 次に、図6を参照して、本実施形態の制御部210が実行する処理を説明する。図6は、制御部210が実行する処理のフローチャートを示す。図6が示すように、制御部210が実行する処理は、ステップS101~ステップS104を含む。
 ステップS101において、制御部210は、電界が作用する領域Aに誘引部300が害虫MQを誘導するように、誘引部300を制御する。処理はステップS102に進む。
 ステップS102において、制御部210は、電界発生部100の発生部110が電圧を発生させるように、発生部110を制御する。処理は、ステップS103に進む。
 ステップS103において、制御部210は、発生部110が発生させた電圧を電極120に印加して、害虫MQを誘導するための電界を発生させる。処理は、ステップS104に進む。
 ステップS104において、制御部210は、変更処理を実行して、電極120に電圧を印加するタイミングと、電極120に電圧を印加する期間と、電極120に電圧を印加する回数とのうちの少なくとも1つを変更する。処理は、終了する。
[変形例1]
 次に、図7を参照して、実施形態1の電界発生部100の電極120の変形例1を説明する。変形例1では、電極の形状が本実施形態と主に異なる。以下、変形例1が本実施形態と異なる点を説明する。
 図7は、変形例1の電界発生部100の電極220を示す。図7に示すように、変形例1の電極220は、本実施形態の電極120と比較して先端が丸い。換言すると、本実施形態の電極120と比較して変形例1の電極220は、先端が尖っていない。図7に示すように、変形例1の電極220の形状とすることで、電極220の先端の1点に電界が集中しないようにできる。したがって、絶縁破壊が起きて、放電することを低減できる。この結果、電極220が放電して電位が下がることを抑制できる。
[変形例2]
 次に、図8を参照して、実施形態1の電界発生部100の電極120の変形例2を説明する。変形例2では、電極の形状が本実施形態と主に異なる。以下、変形例2が本実施形態と異なる点を説明する。
 図8は、変形例2の電界発生部100の電極320を示す。図8に示すように、変形例2の電極320は、電極部分321と、電極カバー322とを含む。電極部分321は、先端が尖った針形状である。電極部分321は、電圧が印加される。電極カバー322は、電極部分321を覆う。電極カバー322は、絶縁体である。電極カバー322は、電極部分321を覆い、電極部分321が空気に触れることを規制する。したがって、絶縁破壊が起きて、放電することを低減できる。この結果、電極320が放電して電位が下がることを抑制できる。
 以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の速度、材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
 (1)本実施形態の電界発生部100は、誘引部300が害虫MQを誘導している時にも電界を発生させていたが、これに限らない。例えば、誘引部300が害虫MQを誘導した後に、電界発生部100は電界を発生させてもよい。したがって、誘引部300に誘導されて集まった害虫MQは、電界が作用する領域Aからいっせいに遠ざかる方向に逃げる。そして、害虫MQの逃走経路の一部に配置された捕獲部400によって、害虫MQは捕獲される。この結果、害虫MQを更に効率良く捕獲できる。
 (2)本実施形態の誘引部300は、電界発生部100と分離して配置されたが、これに限らない。例えば、電界発生部100は、誘引部300を含んでもよい。例えば、電界発生部100の誘引部300は、電極120が配置される基板に配置されてもよい。更に具体的には、第1電極121と第2電極122との間に配置されてもよい。
 (3)本実施形態の電極120は、基板に対して垂直に配置されたが、これに限らない。例えば、電極120は、基板に対して交差する方向に配置されてもよい。
 (4)本実施形態の電極120は、コロナを発生させてもよい。つまり、電極120は、放電してイオンを発生させる。例えば、第1電極121は、第1極性の電圧を印加することで放電し、正イオンを放出する。正イオンは、水素イオン(H+)の周囲に複数の水分子がクラスター化したクラスターイオン(H+(H2O)m(mは零以上の任意の正数))である。更に、例えば、第2電極122は、第2極性の電圧を印加することで放電し、負イオンを放出する。負イオンは、酸素イオン(O2-)の周囲に複数の水分子がクラスター化したクラスターイオン(O2-(H2O)n(nは零以上の任意の正数))である。
 本発明は、虫誘導方法及び虫誘導装置を提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。
1    :虫誘導装置
110  :発生部
120  :電極
121  :第1電極
122  :第2電極
220  :電極
300  :誘引部
320  :電極
400  :捕獲部
A    :領域
S101 :ステップ
S102 :ステップ
S103 :ステップ
S104 :ステップ

Claims (8)

  1.  導電体に電圧を印加して、虫を誘導するための電界を発生させるステップを含む、虫誘導方法。
  2.  前記導電体に前記電圧を印加するタイミングと、前記導電体に前記電圧を印加する期間と、前記導電体に前記電圧を印加する回数とのうちの少なくとも1つを変更するステップを更に含む、請求項1に記載の虫誘導方法。
  3.  前記電界を避けた前記虫を捕獲部で捕獲するステップを更に含む、請求項1または請求項2に記載の虫誘導方法。
  4.  前記電界が作用する領域に前記虫を誘導するステップを更に含む、請求項3に記載の虫誘導方法。
  5.  前記電界を発生させるステップでは、複数の第1導電体と複数の第2導電体とに前記電圧を印加して複数の電界を発生させ、
     前記複数の第1導電体には、第1極性の電圧が印加され、
     前記複数の第2導電体には、第2極性の電圧が印加され、
     前記第1導電体と前記第2導電体とは交互に配置される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の虫誘導方法。
  6.  前記導電体は、金属体である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の虫誘導方法。
  7.  前記金属体は、電極であり、
     前記電界は、前記虫が遠ざかる方向に前記虫を誘導する、請求項6に記載の虫誘導方法。
  8.  電圧を発生させる発生部と、
     前記電圧が印加されることで、虫を誘導するための電界を発生させる導電体と
     を備える、虫誘導装置。
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