JP2001286254A - 害虫忌避装置 - Google Patents

害虫忌避装置

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JP2001286254A
JP2001286254A JP2000103031A JP2000103031A JP2001286254A JP 2001286254 A JP2001286254 A JP 2001286254A JP 2000103031 A JP2000103031 A JP 2000103031A JP 2000103031 A JP2000103031 A JP 2000103031A JP 2001286254 A JP2001286254 A JP 2001286254A
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Japan
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pulse train
pulse
generating means
electrode group
electrode
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JP2000103031A
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English (en)
Inventor
Katsunori Zaizen
克徳 財前
Yasumichi Kobayashi
保道 小林
Kazuko Awaya
加寿子 粟屋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のシロアリ防除方法は、電極間に電圧パ
ルスを印加させて感電させる方法があるが電極間容量が
電荷を蓄積してしまい所定の電圧を電極間に印加できな
くなるという課題を有している。 【解決手段】 電極間に印加するパルスを交番パルスに
してやることにより所定の電圧を電極間に印加しシロア
リを感電させ電気的に忌避する害虫忌避装置としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シロアリやキクイ
ムシなどの建築物を食害する害虫を物理的作用によって
予防・駆除する害虫防除装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シロアリの防除には薬剤を使用す
る化学的防除が主流として行われているが、生物的防
除、生態的防除、機械的・物理的防除も行われている。
【0003】生物的防除とは、他の生物によって害虫を
防除する方法で、いわゆる天敵の利用である。シロアリ
の天敵としてはカビ・バクテリアなどの微生物、アリ、
ダニ、寄生蜂、鳥類、蛇、蜥蜴などが考えられている。
【0004】生態的防除とは、害虫の生態を考慮して、
その発生や加害を軽減できるように環境条件を変えた
り、施設を改善して害虫の発生を抑制する、あるいは侵
入・加害を防除する方法である。シロアリは暗くて温暖
多湿なところを好むものであり、このような生態的条件
を考慮して、建物の基礎を高くして換気口を設けて通風
採光を図ったり、雨漏りや水がかりを防止するなどし
て、シロアリが生息・加害しにくい環境に改変する対策
が行われている。
【0005】機械的・物理的防除とは、機械的あるいは
物理的作用によって害虫を防除する方法である。シロア
リの侵入に対して、基礎を高くしたり、防蟻板を建築物
の基礎と土台や柱の間に挟む方法が行われている。ま
た、超音波・超短波・加熱・冷却・放射線・電撃などに
よる防除が研究されている。
【0006】化学的防除は、効果が迅速かつ的確で、適
用範囲が広く、防除法の中で最も積極的な方法である
が、シロアリ防除に使用している薬剤が人体(住人、防
除作業者)に対して毒性を有しているという、あるいは
環境を汚染する原因ともなるという問題を有している。
【0007】また、生物的防除は、現在までのところ建
築材食害虫で著しく成功した例はなく、今後の研究が大
いに期待されるところである。
【0008】生態的防除は予防的な意味のものであっ
て、一旦害虫による食害が発生した後においては大きな
効果を期待できないものである。また機械的・物理的防
除もあまり積極的な防除法ではなく、一般にかなり高額
の経費を要するが、防除効率が良く、一度施設すればあ
とはわずかな経費ですむ。
【0009】更に、電気的にシロアリを感電させること
によって忌避させる方法も研究されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来研究で行われてい
る電気的にシロアリを感電させることによって忌避させ
る方法は、所定の電圧を正確に印加できないため、十分
な効果を有しているとはいえないという課題を有してい
る。すなわち、配線総延長が長い電極に電圧を印加する
時などに、電極間がコンデンサの働きをしてしまって電
荷を蓄積してしまうケースも考えられるものとなってい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、建築物の下部
材に設置した第一の電極群と、少なくとも地面に接触さ
せた第二の電極群との間にパルス列発生手段によって交
番パルス列を印加するようにして、配線総延長が長くて
も電極間容量を無視でき、所定の大きさの電圧が印加で
きて、比較的安価な経費で完全な防虫対策を講ずること
が可能となる害虫忌避装置とできるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、建築
物の下部材に設置した第一の電極群と、少なくとも地面
に接触させた第二の電極群との間にパルス列発生手段に
よって交番パルス列を印加するようにして、電極間容量
を無視でき、所定の大きさの電圧が印加できて、比較的
安価な経費で完全な防虫対策を講ずることが可能となる
害虫忌避装置とできるものである。
【0013】請求項2に記載した発明は、パルス列発生
手段が、スイッチング素子で構成したブリッジ回路に接
続した電極に交番パルス列を印加するようにしたもので
ある。
【0014】請求項3に記載した発明は、パルス列発生
手段が、スイッチング素子で構成したハーフブリッジ回
路に電極とコンデンサの直列回路を接続して、電極に交
番パルス列を印加する列を印加するようにしたものであ
る。
【0015】請求項4に記載した発明は、パルス列発生
手段が、正のパルスを出力するタイミングと負のパルス
を出力するタイミングとを、クロック発生手段が出力す
る基準信号の立ち下がりと立ち上がりに同期させたもの
である。
【0016】請求項5に記載した発明は、パルス列発生
手段が、タイマ手段とF/F回路で構成としたものであ
る。
【0017】請求項6に記載した発明は、パルス列発生
手段が、記憶手段に記憶したパルス幅のパルス列を、ク
ロック発生手段の出力信号に同期したタイミングで発生
する構成としたものである。
【0018】請求項7に記載した発明は、パルス列発生
手段が、パルス幅とパルスを出力するタイミングを演算
する演算手段を備え、前記演算手段の演算結果に基づい
て交番パルス列を出力する構成としたものである。
【0019】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例につ
いて説明する。図1は本実施例の装置全体の設置状態を
示す斜視図であり、図2は装置の電極部の設置状態を示
す側面図である。本実施例の害虫忌避装置は、装置を既
築もしくは新築の家屋の床下全ての支柱1に固定する絶
縁体からなる固定部12と、装置の電源となる電池等の
直流電源4と、シロアリを感電させる為の電圧を印加す
る為の第1の電極群6a及び第2の電極群6bと、前記
第1の電極群6aと第2の電極群6b間に印加するパル
ス列を発生するパルス列発生手段11と、前記パルス列
発生手段711収納する本体3と、前記パルス列発生手
段11と前記第1の電極群6aの間を配線する配線9
と、第1の電極群6aへのパルス列の印加及び停止を指
示する操作手段5によって構成している。ここで第2の
電極群6bと、直流電源4の負極側とは接地している。
従って直流電源4は、操作手段5の操作によって、第1
の電極群6aに正負交互のパルス列を与えていている。
【0020】このとき本実施例では、第1の電極群6a
と第2の電極群6bとの間の距離はシロアリの体長が3
mm〜5mmであることから、約1mmに調整してい
る。なお本実施例では、支柱1のそれぞれに前記パルス
列発生手段11と直流電源4とを配置するようにしてい
るが、複数の支柱1に対して1つを配置するようにして
も当然良いものである。また本実施例では、直流電源4
として電池を使用するようにしているが、商用電源を整
流して直流電源とする構成としても当然良いものであ
る。また固定部12は支柱1に第1の電極群6aと第2
の電極群6bを固定するためのものであり、支柱1に巻
くバンド形状をしており絶縁体、例えばテープ状の樹脂
などを使用している。
【0021】図3は回路構成を示すブロック図である。
第1の電極群6aのそれぞれには、パルス列発生手段1
1の出力が切替手段14を介して供給されるようになっ
ている。すなわち、基準信号発生手段13からの信号に
従って、パルス列を順次供給するようになっている。
【0022】以下、本実施例の動作について説明する。
操作手段5のスイッチを入れると、パルス列発生手段1
1が発生した高電圧パルスが配線9を通って第1の電極
群6aのそれぞれに印加される。パルス列発生手段11
はトランス等の昇圧手段(図示せず)により150V〜
250Vの範囲の直流電圧が出力できるように設計して
いる。基準信号発生手段13は、例えばCR発振回路の
発振信号を分周するICから構成されるものとし、本実
施例では1秒毎にパルス幅10msの基準信号を発生さ
せている。切替手段14は、この基準信号を受ける都
度、複数の支柱1のそれぞれに配置している第1の電極
群6aに順次パルス列発生手段11が発生する高電圧パ
ルスを印加する。
【0023】このため、シロアリが地面より侵入して来
て支柱1を這い上がる途中で第1の電極群6aと第2の
電極群6bの間に体が接触すると感電するものである。
前記したように、第1の電極群6aと第2の電極群6b
との間隔は、シロアリの体長に対して十分短い設定とし
ているものであり、シロアリは確実に前記電極間に接触
するものである。この感電によって、本実施例の装置は
シロアリに対して忌避効果を生じるものである。なお、
5月から初夏にかけての巣別れの時期の群飛で、支柱1
の上層の構造物にシロアリが飛来した場合でも、シロア
リの習性によって地下へ水を求めて降りてくる過程で前
記と同様に第1の電極群6aと第2の電極群6bに接触
するものである。このため、上層部から進入するシロア
リに対しても本実施例の装置は忌避効果を有するもので
ある。
【0024】なお発明者らの忌避実験によれば、シロア
リに対して6秒毎に200Vのパルス電圧を20μs印
加すると、感電を忌避する行動をとるものである。
【0025】また、冬季等のシロアリの襲来が考えられ
ない時期には、前記操作手段5のスイッチを切ることに
よって、装置の動作を停止させるようにして、省エネを
図るようにすればよい。
【0026】なお、基準信号発生手段13は、パルス幅
を0〜100mSまで、またパルス間隔を5秒〜1時間
の範囲で可変できるようにすることが好ましい。
【0027】以上のように本実施例によれば、使用者が
操作手段5を操作することによってシロアリが襲来する
春から秋の期間だけ装置を稼働させると共に、作動期間
中は所定周期毎に床下支柱に設置した電極群6a、6b
間に高電圧パルスを順次印加するようにして、害虫に対
する忌避効果を有する低消費電力の害虫忌避装置を実現
するものである。
【0028】(実施例2)次に本発明の第2の実施例に
ついて説明する。図4は本実施例の害虫忌避装置の構成
を示すブロック図である。本実施例では、パルス列発生
手段11はスイッチング素子で構成したブリッジ回路と
している。本体の構成、動作、作用については、実施例
1と同じであるので説明を割愛する。図4において2
0、21、22、23はスイッチング素子(MOS−F
ET)、24はこのスイッチング素子20〜23で構成
したブリッジ回路、25は前記スイッチング素子20〜
23の駆動手段、26はトランス等の昇圧手段である。
【0029】次に動作、作用について説明すると、基準
信号発生手段13から基準信号の入力を受けると、駆動
手段25は駆動信号(A)と駆動信号(B)の2種類の
駆動信号を出力する。また、昇圧手段26は直流電源4
からの出力を150V〜250V程度の直流電圧に昇圧
してブリッジ回路24へ出力する。
【0030】図5は、本実施例の装置の駆動状態を示す
タイミングチャートである。駆動信号(A)が出力され
ている期間は、スイッチング素子20とスイッチング素
子21がONして、第1の電極群6aと第2の電極群6
bとの間には正のパルスが印加されている。また駆動信
号(B)が出力されている期間は、スイッチング素子2
2とスイッチング素子23がONして、第1の電極群6
aと第2の電極群6bとの間には負のパルスが印加され
ている。すなわち本実施例の装置は、正のバルスと負の
パルスとを交互に供給するようにして、第1の電極群6
aと第2の電極群6bとの間が構成しているコンデンサ
に電荷が充電されることを防止して、常に前記電極間に
は電圧が印加されているようにできるものである。
【0031】以上のような構成により本実施例によれ
ば、基準信号に同期させて定期的に正負のパルスを電極
間に印加させることができ、常に感電による忌避効果を
有する害虫忌避装置を実現するものである。
【0032】(実施例3)続いて本発明の第3の実施例
について説明する。図6は本実施例の構成を示すブロッ
ク図である。また図7は、本実施例の装置の駆動状態を
説明するタイミングチャートである。図6において、3
0、31はスイッチング素子(MOS−FET)、32
はこのスイッチング素子30、31で構成したハーフブ
リッジ回路、33は電解コンデンサ、25は前記スイッ
チング素子20、21の駆動手段、26はトランス等の
昇圧手段である。
【0033】以下、本実施例の動作について説明する。
駆動手段25は基準信号発生手段13から基準信号を受
けると、駆動信号(A)と駆動信号(B)の2種類の駆
動信号を出力する。このとき昇圧手段26は直流電源4
の出力を、150V〜250V程度の直流電圧に昇圧し
てブリッジ回路24に供給している。図7に示している
ように、駆動信号(A)が出力されている期間はスイッ
チング素子30がONし、第1の電極群6aと第2の電
極群6b間には正のパルスが供給されている。このと
き、電解コンデンサ33にはこの正のパルスによる電荷
が充電される。また駆動信号(B)が出力されている期
間はスイッチング素子31がONし、前記電解コンデン
サ33が充電した電荷を放電するものである。すなわ
ち、この期間には第1の電極群6aと第2の電極群6b
間には負のパルスが供給されるものである。
【0034】以上のように本実施例によれば、図4に示
した構成のものよりも簡単な構成で、常に電極間に高電
圧を印加できるものとなっている。
【0035】(実施例4)続いて本発明の第4の実施例
について説明する。図8は本実施例の構成を示すブロッ
ク図、図9は同動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【0036】図8において、40は電池等の直流電源、
41はパルス列を発生するパルス列発生手段で、42は
第一の電極42a(1)〜42a(n)及び第二の電極
42b(1)〜42b(n)からなる電極群である。ま
た、43は基準信号発生手段、44は前記基準信号の立
ち上がりに同期したパルスを出力する立上り同期手段、
45前記基準信号の立ち下がりに同期したパルスを出力
する立下り同期手段、46は印加及び停止の制御を行う
操作手段、47はパルス列発生手段41と前記電極群4
2を接続する配線である。
【0037】まず、前記操作手段46のスイッチを入れ
ると、パルス列発生手段41が発生した高電圧パルスが
配線47を通って第1の電極42a(1)〜42a
(n)に印加される。パルス列発生手段41はトランス
等の昇圧手段(図示せず)により150V〜250Vの
範囲の直流電圧が出力できるように設計している。次
に、基準信号発生手段43は例えばCR発振回路の発振
信号を分周するICから構成されるものとし、本実施例
では1秒毎にパルス幅10msの基準信号を発生する。
立上り同期手段44はこの基準信号の立ち上がりを検出
する毎に所定幅のパルスを出力する。他方、立下り同期
手段45はこの基準信号の立ち下がりを検出する毎に所
定幅のパルスを出力する。立上り同期手段44及び立下
り同期手段45は例えば単安定マルチバイブレータ回路
で構成する。
【0038】シロアリが地面より侵入して来て支柱1を
這い上がる途中で電極群42より上に上ろうとすると第
一の電極42aと第二の電極42b間に体が接触するこ
とによって感電するものである。この感電を嫌うことに
よって、本実施例の装置は害虫に対する忌避効果を有す
るものである。使用しない期間(冬季等)は、前記操作
手段46のスイッチを切ることでパルス列の発生を停止
させることで節電を図れる。
【0039】なお、基準信号発生回路のパルス幅は0〜
100mSまで、パルス間隔は5秒〜1時間の範囲で可
変できるようにすれば良い。このとき本実施例では、立
ち上がり同期手段44と立ち下り同期手段45の両方の
同期信号によってパルス列発生手段41を動作させるよ
うにしているものである。このため、図9に示している
ようにパルス幅のデューティが50%となって、簡単な
回路構成とすることが出来る。
【0040】以上のように本実施例によれば、基準信号
のデューティを50%にすることにより簡単な回路構成
で確実に電極間に高電圧パルスを印加させることができ
る害虫忌避装置を実現するものである。
【0041】(実施例5)続いて本発明の第5の実施例
について説明する。図10は本実施例の構成を示すブロ
ック図である。50は電池等の直流電源、51はパルス
列を発生するパルス列発生手段で、52は第一の電極5
2a(1)〜52a(n)及び第二の電極52b(1)
〜52b(n)からなる電極群である。また、53は基
準信号発生手段、54は前記基準信号を入力し分周した
パルスを出力するF/F(フリップフロップ)回路、5
5は印加及び停止の制御を行う操作手段、56は配線で
ある。
【0042】F/F回路54から出力された分周パルス
は、図6に示しているようなハーフブリッジ回路と電解
コンデンサによって、パルス列発生手段51が発生する
パルス列を正負のパルスに変換して、電極群52に供給
するものである。
【0043】以上のように本実施例では、定期的に印加
及び放電させることができ効率よく電極に電圧を印加さ
せることができる害虫忌避装置を実現するものである。
【0044】(実施例6)続いて本発明の第6の実施例
について説明する。図11は本実施例の構成を示すブロ
ック図である。図11において13は基準信号を発生さ
せる基準信号発生手段で、クロックICなどによって構
成している。60はパルス幅、パルス周期などを記憶す
る記憶手段でありROMなどのメモリで構成され、基準
信号発生手段13からの基準信号をクロックとして印加
パルス波形(幅及び周期)を出力する。その他回路の動
作は実施例1と同様なので省略する。
【0045】以上のように本実施例では、定期的に印加
及び放電させることができ効率よく電極に電圧を印加さ
せることができる害虫忌避装置を実現するものである。
【0046】(実施例7)続いて本発明の第7の実施例
について説明する。図12は本実施例の構成を示すブロ
ック図である。本実施例では、基準信号発生手段13
に、ROM71を有しているマイクロコンピュータによ
って構成している演算手段70を接続している。演算手
段70は、基準信号発生手段13から受けた基準信号を
クロック信号として受け、このタイミングでROM71
に記憶しているバルス幅と周期を示す信号をパルス列発
生手段11に出力するものである。パルス列発生手段1
1は、この信号に応じたパルスを第1の電極群6aと第
2の電極群6bとの間に供給する。
【0047】以上のように本実施例では、演算手段70
によって定期的に正のパルスと負のパルスとを供給する
ようにして、第1の電極群6aと第2の電極群6bの間
に形成されるコンデンサが常時放電できるようにして、
効率よく電極間に電圧を印加できる害虫忌避装置を実現
するものである。
【0048】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、装置を支柱
に固定する絶縁体からなる固定部と、装置の電源となる
電池と、電池から印加電圧を生成する印加電圧生成手段
と、前記印加電圧を印加する為の電極と、前記電極に印
加する電圧を制御し電極間容量にたまった電荷を定期的
に放電するための印加電圧制御手段と、放電及び電圧印
加のタイミングの基準信号を生成する基準信号生成手段
と、電圧印加の開始を決定する電圧印加開始手段と、前
記印加電圧生成手段と印加電圧制御手段と基準信号生成
手段とを収納する本体を備えた構成にすることにより電
極間容量を無視することができる害虫忌避装置とするも
のである。
【0049】請求項2、3に記載した発明は、印加電圧
制御手段において電極に電圧を印加するタイミングと放
電するタイミングはそれぞれ基準信号生成手段で生成さ
れる基準信号の立ち上がりと立ち下がり又は印加電圧制
御手段において電極に電圧を印加するタイミングと放電
するタイミングはそれぞれ基準信号の立ち下がりと立ち
上がりとする請求項1に記載した構成にすることにより
電極間にたまった電荷を放電させる害虫忌避装置とする
ものである。
【0050】請求項4に記載した発明は、基準信号生成
手段において基準信号のデューティは50%とする請求
項1から3のいずれか1項に記載した構成にすることに
より電極間に蓄積した電荷を正確に放電することのでき
る害虫忌避装置とするものである。
【0051】請求項5、6、7に記載した発明は、印加
電圧制御手段はタイマ発生手段とタイマ回路で構成され
る請求項1から4のいずれか1項に記載した構成にした
り、又は印加電圧制御手段はパルス幅を記憶手段に記憶
し基準パルスに同期してパルスを出力する請求項1から
4のいずれか1項に記載した構成にしたり、又は印加電
圧のパルス幅とパルスを出力するタイミングを記憶する
演算手段を備え、前記演算手段に記憶したパルスを印加
電圧制御手段から出力する請求項1から4のいずれか1
項に記載した構成にすることにより電極に印加する電圧
の出力制御をするパルスを生成し放電を行い電極間容量
を無視することのできる害虫忌避装置とするものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である害虫忌避装置の配
置を示す家屋の断面図
【図2】同、害虫忌避装置の配置を示す支柱の斜視図
【図3】本発明の第1の実施例である害虫忌避装置の構
成を説明するブロック図
【図4】本発明の第2の実施例である害虫忌避装置のパ
ルス列発生手段の構成を説明するブロック図
【図5】本発明の第2の実施例である害虫忌避装置の基
準信号と印加パルスの関係を示すタイミング図
【図6】本発明の第3の実施例である害虫忌避装置のパ
ルス列発生手段の構成を説明するブロック図
【図7】本発明の第3の実施例である害虫忌避装置の基
準信号と電圧印加と放電のタイミングを示す図
【図8】本発明の第4の実施例である害虫忌避装置の構
成を説明するブロック図
【図9】本発明の第4の実施例である害虫忌避装置の基
準信号と印加パルスの関係を示すタイミング図
【図10】本発明の第5の実施例である害虫忌避装置の
構成を説明するブロック図
【図11】本発明の第6の実施例である害虫忌避装置の
構成を説明するブロック図
【図12】本発明の第7の実施例である害虫忌避装置の
構成を説明するブロック図
【符号の説明】
1 支柱 2 束石 3 本体 4 電池 5 操作手段 6a 第一の電極群 6b 第二の電極群 7 設置極 9 高電圧配線 10 直流電源 11 パルス列発生手段 13 基準信号発生手段 14 切替手段 60 記憶手段 70 マイクロコンピュータ
フロントページの続き (72)発明者 粟屋 加寿子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2B121 AA16 BB30 DA06 DA60 EA05 EA22 FA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、建築物の下部材に設置した
    第一の電極群と、少なくとも地面に接触させた第二の電
    極群と、パルス列発生手段とを有し、前記パルス列発生
    手段は交番パルス列を前記第一の電極群と第二の電極群
    との間に印加する害虫忌避装置。
  2. 【請求項2】 パルス列発生手段は、スイッチング素子
    で構成したブリッジ回路に接続した電極に交番パルス列
    を印加する請求項1に記載した害虫忌避装置。
  3. 【請求項3】 パルス列発生手段は、スイッチング素子
    で構成したハーフブリッジ回路に電極とコンデンサの直
    列回路を接続して、前記電極に交番パルス列を印加する
    請求項1に記載した害虫忌避装置。
  4. 【請求項4】 パルス列発生手段は、正のパルスを出力
    するタイミングと負のパルスを出力するタイミングと
    を、クロック発生手段が出力する基準信号の立ち下がり
    と立ち上がりに同期させた請求項1から3のいずれか1
    項に記載した害虫忌避装置。
  5. 【請求項5】 パルス列発生手段は、タイマ手段とF/
    F回路で構成した請求項1から4のいずれか1項に記載
    した害虫忌避装置。
  6. 【請求項6】 パルス列発生手段は、記憶手段に記憶し
    たパルス幅のパルス列を、クロック発生手段の出力信号
    に同期したタイミングで発生する請求項1から5のいず
    れか1項に記載した害虫忌避装置。
  7. 【請求項7】 パルス列発生手段は、パルス幅とパルス
    を出力するタイミングを演算する演算手段を備え、前記
    演算手段の演算結果に基づいて交番パルス列を出力する
    請求項1から6のいずれか1項に記載した害虫忌避装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007274954A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Yamaguchi Univ シロアリ等の防除撃退装置及び方法
JP2014187932A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Westwork:Kk ヤスデ侵入防止装置
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