WO2022137497A1 - 生体測定装置、生体測定方法、およびプログラム - Google Patents

生体測定装置、生体測定方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

生体の動きを原因とする体動ノイズをセンサデータから除去する。センサデータ取得部(11)は、生体に取り付けられたアレイセンサから、複数のセンサデータを取得し、選別部(12)は、生体情報の測定用の第1の受光素子と、生体の動きを原因とする体動ノイズの検知用の第2の受光素子とを、アレイセンサを構成する複数の受光素子の中から選別し、ノイズ除去部(13)は、第2の受光素子からの第2のセンサデータを用いて、第1の受光素子からの第1のセンサデータから、生体の動きを原因とする体動ノイズを除去し、出力部(14)は、体動ノイズを除去された第1のセンサデータに含まれる特定の範囲の周波数成分を、測定データとして出力する。

Description

生体測定装置、生体測定方法、およびプログラム
 本発明は、生体測定装置、生体測定方法、およびプログラムに関し、特に、アレイセンサを用いて、生体情報を測定する生体測定装置、生体測定方法、およびプログラムに関する。
 関連する技術では、自律神経系の活動に関する測定値(生体情報と呼ぶ)に基づいて、健康あるいは感情など、生体の状態を分析する。例えば、特許文献1に記載の関連する技術では、生体測定装置は、生体の脈拍を測定する。そして、感情分析装置は、機械学習したモデルを用いて、生体測定装置によって測定された脈拍の変化に基づいて、人物の感情を推定する。
 一例では、生体測定装置が脈拍を測定するために、血管の容積の変動を検知する脈波センサが用いられる。近年では、フレキシブルな基板上に、多数の受光素子(フォトダイオード)をマトリクス状に配列したアレイセンサが開発されている。非特許文献1に記載の関連する技術では、アレイセンサは、生体の皮膚に貼り付けられる。このアレイセンサを用いることによって、多数の受光素子が同時に、そして個別に、脈波を検知することができる。生体測定装置は、アレイセンサを構成する複数の受光素子から出力される複数のセンサデータに基づいて、より高精度に脈拍を測定可能になることが期待されている。
特表2018-504188号公報 特開2015-039542号公報 特開2015-142666号公報 特表2018-534031号公報 国際公開第2015/129843号
Yokota, T., Nakamura, T., Kato, H. et al. "A conformable imager for biometric authentication and vital sign measurement.", Nat Electron (2020). nature researchインターネットサイトアドレス URL(https://doi.org/10.1038/s41928-019-0354-7)(2020年11月26日検索)
 非特許文献1に記載の関連する技術では、アレイセンサを構成する複数の受光素子から出力される複数のセンサデータに対し、生体の動きによるノイズ(体動ノイズ)が重畳する。非特許文献1に記載の関連する技術では、複数の受光素子からのセンサデータの平均をとることによって、ショットノイズを打ち消している。しかしながら、生体の動きを原因とする体動ノイズを、この手法により除去することはできない。
 特許文献2に記載の関連する技術では、アレイセンサが生体に印可する押圧の強さに基づいて、複数の検出信号を、脈拍成分を有するものと、体動ノイズとに分類している。そして、脈拍成分を有する検出信号から、体動ノイズの検出信号を減算することによって、体動ノイズを除去している。しかしながら、アレイセンサが圧力印可機構を有さない場合、特許文献2に記載の関連する技術を用いて、体動ノイズを除去することはできない。
 一方、特許文献5に記載の関連する技術では、脈波による周期的な変動を有するか否かに基づいて、複数の検出信号を、脈拍成分を有するものと、体動ノイズとに分類している。実際には、いずれの検出信号も、脈拍成分を多かれ少なかれ有するため、周期性の有無に基づいて、複数の検出信号を正確に分類することは難しい。
 本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、生体の動きを原因とする体動ノイズをセンサデータから除去することにある。
 本発明の一態様に係わる生体測定装置は、生体に取り付けられたアレイセンサから、複数のセンサデータを取得するセンサデータ取得手段と、生体情報の測定用の第1の受光素子と、前記生体の動きを原因とする体動ノイズの検知用の第2の受光素子とを、前記アレイセンサを構成する複数の受光素子の中から選別する選別手段と、前記第2の受光素子からの第2のセンサデータを用いて、前記第1の受光素子からの第1のセンサデータから、前記生体の動きを原因とする体動ノイズを除去するノイズ除去手段と、前記体動ノイズを除去された前記第1のセンサデータに含まれる特定の範囲の周波数成分を、測定データとして出力する出力手段とを備えている。
 本発明の一態様に係わる生体測定方法は、生体に取り付けられたアレイセンサから、複数のセンサデータを取得し、生体情報の測定用の第1の受光素子と、前記生体の動きを原因とする体動ノイズの検知用の第2の受光素子とを、前記アレイセンサを構成する複数の受光素子の中から選別し、前記第2の受光素子からの第2のセンサデータを用いて、前記第1の受光素子からの第1のセンサデータから、前記生体の動きを原因とする体動ノイズを除去し、前記体動ノイズを除去された前記第1のセンサデータに含まれる特定の範囲の周波数成分を、測定データとして出力する。
 本発明の一態様に係わるプログラムは、生体に取り付けられたアレイセンサから、複数のセンサデータを取得する処理と、生体情報の測定用の第1の受光素子と、前記生体の動きを原因とする体動ノイズの検知用の第2の受光素子とを、前記アレイセンサを構成する複数の受光素子の中から選別する処理と、前記第2の受光素子からの第2のセンサデータを用いて、前記第1の受光素子からの第1のセンサデータから、前記生体の動きを原因とする体動ノイズを除去する処理と、前記体動ノイズを除去された前記第1のセンサデータに含まれる特定の範囲の周波数成分を、測定データとして出力する処理とをコンピュータに実行させる。
 本発明の一態様によれば、生体の動きを原因とする体動ノイズをセンサデータから除去することができる。
実施形態1から3のいずれかに係わる生体測定装置を備えたシステムの構成の一例を概略的に示す図である。 図1に示すシステムが備えたアレイセンサの構成を示すブロック図である。 図1に示すシステムが備えたアレイセンサの平面図である。 生体の皮膚に装着された、図2に示すアレイセンサの断面図である。 実施形態1に係わる生体測定装置の構成を示すブロック図である。 実施形態1に係わる生体測定装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態2に係わる選別処理の詳細の一例を示すフローチャートである。 センサデータの一例を示すグラフである。 図8に示すセンサデータを周波数領域にフーリエ変換することによって得られたスペクトルデータを示す図である。 図8に示すセンサデータの間の差分を示すグラフである。 実施形態3に係わる生体測定装置の構成を示すブロック図である。 実施形態3に係わる生体測定装置の動作を示すフローチャートである。 図12に示すステップS2:選別処理の詳細の一例を示すフローチャートである。 図13に示す選別処理において、アレイセンサを構成する複数の受光素子をどのように選別するかの一例を説明する図である。 図13に示す選別処理において、アレイセンサを構成する複数の受光素子をどのように選別するかの他の例を説明する図である。 実施形態1から3のいずれかに係わる生体測定装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
 (システム1)
 図1を参照して、後述する実施形態1から3のいずれかに係わる生体測定装置を備えたシステム1の構成の一例を説明する。図1は、システム1の構成の一例を概略的に示す図である。
 図1に示すように、システム1は、生体測定装置10または生体測定装置30(以下、「生体測定装置10(30)」と記載する)と、アレイセンサ100と、データ分析装置200とを備えている。
 生体測定装置10(30)は、アレイセンサ100に対し、制御信号を送信する。これにより、生体測定装置10(30)は、以下で説明するように、アレイセンサ100を動作させる。
 アレイセンサ100は、発光部110および複数の受光素子120を備えている。発光部110は、図示しない生体(一例では人体)に対し、光信号を入射する。光信号は、生体の皮膚を透過して、生体内の組織によって、一部は散乱され、また一部は吸収される。そして、散乱または反射された光は、生体から外部へ放出される。複数の受光素子120は、生体から外部へ放出された光を検知する。
 アレイセンサ100は、アレイセンサ100を構成する複数の受光素子120の各々が検知した光に基づく複数のセンサデータを、生体測定装置10(30)へ送信する。アレイセンサ100の構成の一例を後述する。
 生体測定装置10(30)は、アレイセンサ100から、複数のセンサデータを受信する。生体測定装置10(30)は、複数のセンサデータに基づいて、生体情報を含む測定データを導出し、導出した測定データを出力する。なお、生体測定装置10(30)が、複数のセンサデータに基づいて、測定データを導出する方法の具体例を、実施形態1以降で説明する。生体測定装置10(30)は、データ分析装置200へ、測定データを送信する。あるいは、生体測定装置10(30)は、このように導出した測定データを、外部機器(例えばディスプレイ)へ出力してもよい。
 生体情報とは、生体の心身に関する情報であり、特に、生体の健康や感情に係わる測定可能な指標である。例えば、生体情報は、脈拍、血流量、血中酸素濃度、脳波、血圧、または発汗量である。後述する実施形態1~3において、測定の対象が脈拍である場合について説明する。
 データ分析装置200は、生体測定装置10(30)から、測定データを受信する。データ分析装置200は、測定データをデータ分析することによって、健康や感情など、生体の状態を推定する。
 (アレイセンサ100)
 図2から図4を参照して、上述したアレイセンサ100について説明する。
 図2は、上述したアレイセンサ100の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、アレイセンサ100は、発光部110、および、複数の受光素子120(図12ではn個)(nは2以上の整数)で構成されている。
 発光部110は、例えば、近赤外発光ダイオード(NIR-LED:Near Infrared Light Emitting Diode)である。発光部110は、近赤外帯域における固定の波長又は波長域の光を出射する。一般的には、血管の容積の変化、血球などの成分の変化、あるいは、血管の伸縮の変化などから、脈拍が測定される。したがって、測定の対象が脈拍である場合、これらをセンシングできる波長を選択する必要がある。
 複数の受光素子120は、それぞれ、生体からの反射を受光する。例えば、受光素子120は、光導電セル、光起電力セル、フォトレジスタ、フォトダイオード、またはフォトトランジスタである。複数の受光素子120は、それぞれが受光した反射に基づく複数のセンサデータを、生体測定装置10(30)へ送信する。
 図3および図4に、アレイセンサ100の構成の一例を示す。図3は、アレイセンサ100の平面図である。図3に示すように、アレイセンサ100において、基板130の片面に固定された複数の受光素子120が、2次元方向に、例えばマトリクス状に配列されている。複数の受光素子120を取り囲む粘着層140は、アレイセンサ100を生体に貼り付けるために使用される。複数の受光素子120の数および配列は特に限定されない。なお、図3では、発光部110を省略している。
 図4は、アレイセンサ100と生体の断面を表す断面図である。図4では、アレイセンサ100が、生体の皮膚に取り付けられている。生体の皮膚の下には、血管が通っている。アレイセンサ100の発光部110(図2)は、近赤外光を出射する。近赤外光は、生体の皮膚を透過し、血管内の血液成分によって、部分的に吸収される。吸収されなかった近赤外光は、血管の内膜や外膜、あるいは、生体の骨によって反射される。アレイセンサ100の複数の受光素子120は、それぞれ、生体の皮膚から出射された反射を受光する。アレイセンサ100のマイコン150は、受光素子120が検知したアナログ信号をA/D変換することによって、デジタル信号であるセンサデータを生成する。
 〔実施形態1〕
 図5から図6を参照して、実施形態1について説明する。
 (生体測定装置10)
 図5は、本実施形態1に係わる生体測定装置10の構成を示すブロック図である。図5に示すように、生体測定装置10は、センサデータ取得部11、選別部12、ノイズ除去部13、および出力部14を備えている。
 センサデータ取得部11は、生体に取り付けられたアレイセンサ100から、複数のセンサデータを取得する。センサデータ取得部11は、センサデータ取得手段の一例である。
 選別部12は、生体情報(本実施形態1では脈拍)の測定用の第1の受光素子と、生体の動きを原因とする体動ノイズの検知用の第2の受光素子とを、アレイセンサ100の中から選別する。選別部12は、選別手段の一例である。
 一例では、選別部12は、複数のセンサデータから脈拍成分を検出し、複数のセンサデータの間で、脈拍成分の大きさを比較する。そして、選別部12は、脈拍成分が相対的に大きいセンサデータを出力する受光素子を第1の受光素子として選別する。また、脈拍成分が相対的に大きいセンサデータを出力する受光素子を第2の受光素子として選別する(実施形態2)。
 ここで、センサデータにおける脈拍成分とは、脈波が特徴的に持つ周期を示す特定の範囲の周波数成分である。一例では、脈拍成分は、40Hzから200Hzまでの周波数成分である。
 あるいは、他の一例では、選別部12は、生体内における血管の走行位置を示す血管マップデータに基づいて、複数の受光素子の間で、血管からの距離を比較する。選別部12は、血管の直上またはその近傍に位置する受光素子を第1の受光素子として選別する。また、選別部12は、血管から離れた受光素子を第2の受光素子として選別する(実施形態3)。
 ノイズ除去部13は、第2の受光素子からの第2のセンサデータを用いて、第1の受光素子からの第1のセンサデータから、生体の動きを原因とする体動ノイズを除去する。ノイズ除去部13は、ノイズ除去手段の一例である。
 一例では、ノイズ除去部13は、第1の受光素子から出力される第1のセンサデータから、第2の受光素子から出力される第2のセンサデータを減算する。これにより、第1のセンサデータから、生体の動きを原因とする体動ノイズが除去される。その理由は、仮に生体が動いた場合、第1の受光素子および第2の受光素子のどちらにも、ほぼ同等程度の体動ノイズが同時に生じるからである。したがって、第1のセンサデータから、第2のセンサデータを減算することによって、第1のセンサデータに含まれる体動ノイズを、第2のセンサデータに含まれる体動ノイズにより打ち消すことができる。
 出力部14は、体動ノイズを除去された第1のセンサデータに含まれる特定の範囲の周波数成分を、測定データとして出力する。出力部14は、出力手段の一例である。一例では、出力部14は、上述したシステム1のデータ分析装置200(図1)に対し、測定データを出力する。あるいは、出力部14は、図示しない外部機器(例えばディスプレイ)に対し、測定データを出力してもよい。
 (生体測定装置10の動作)
 図6を参照して、本実施形態1に係わる生体測定装置10の動作について説明する。図6は、生体測定装置10の各部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
 図6に示すように、センサデータ取得部11は、生体に取り付けられたアレイセンサ100から、複数のセンサデータを取得する(S1)。センサデータ取得部11は、複数のセンサデータを、選別部12へ出力する。
 選別部12は、生体情報の測定用の第1の受光素子と、生体の動きを原因とする体動ノイズの検知用の第2の受光素子とを、アレイセンサ100の中から選別する(S2)。選別部12は、選別した第1の受光素子からのセンサデータ、および、第2の受光素子からのセンサデータを、ノイズ除去部13へ出力する。ステップS2において、選別部12は、生体測定装置10がアレイセンサ100から受信するセンサデータのビットレートや電力の変動の影響を考慮して、第1の受光素子及び第2の受光素子の選別を行ってもよい。例えば、ビットレートが低下した場合や電力が低下した場合、選別部12は、ステップS2の処理を行う前に、アレイセンサ100の中から、選別の対象とする受光素子をあらかじめ絞り込む。これにより、選別部12は、絞り込んだ受光素子の中から、生体情報の測定により適する第1の受光素子と、体動ノイズの検知により適する第2の受光素子とを選別することができる。
 ノイズ除去部13は、第2の受光素子からの第2のセンサデータを用いて、第1の受光素子からの第1のセンサデータから、体動ノイズを除去する(S3)。ノイズ除去部13は、体動ノイズを除去された第1のセンサデータを、出力部14に出力する。
 出力部14は、体動ノイズを除去された第1のセンサデータに含まれる特定の範囲の周波数成分を、測定データとして出力する(S4)。一例では、出力部14は、上述したシステム1のデータ分析装置200(図1)へ、測定データを出力する。
 生体測定装置10の動作は以上で終了する。
 (本実施形態の効果)
 本実施形態の構成によれば、センサデータ取得部11は、生体に取り付けられたアレイセンサ100から、複数のセンサデータを取得する。選別部12は、生体情報の測定用の第1の受光素子と、生体の動きを原因とする体動ノイズの検知用の第2の受光素子とを、アレイセンサ100を構成する複数の受光素子の中から選別する。ノイズ除去部13は、第2の受光素子からの第2のセンサデータを用いて、第1の受光素子からの第1のセンサデータから、生体の動きを原因とする体動ノイズを除去する。出力部14は、体動ノイズを除去された第1のセンサデータに含まれる特定の範囲の周波数成分を、測定データとして出力する。
 以上のように、アレイセンサ100を構成する複数の受光素子120の一部を測定用として、また、複数の受光素子120の他の一部を体動ノイズの検知用として選別する。このように異なる役割を持たせた2種類の受光素子120を用いることによって、生体の動きを原因とする体動ノイズをセンサデータから除去することができる。
 〔実施形態2〕
 図7から図10を参照して、実施形態2について説明する。本実施形態2では、生体測定装置10の選別部12が実行する選別処理(図6のS2)の手順の一例を説明する。なお、生体測定装置10の構成及び動作については、前記実施形態1の説明を引用し、本実施形態2において説明を省略する。
 (選別処理(S2))
 図7に示すように、まず、選別部12は、アレイセンサ100(図1)から一定の時間内に出力される複数のセンサデータに対し、フーリエ変換の処理を実行する(S21)。これにより、複数のセンサデータは、時間領域から周波数領域に変換される。
 図8は、時間領域における2つのセンサデータS,Sを示す。一方、図9は、これらの2つのセンサデータS,Sをそれぞれフーリエ変換することによって得られる周波数領域のデータFS,FSを示す。
 図7のフローに戻り、次に、選別部12は、周波数領域のデータFS,FSにおける脈拍成分の大きさを比較する(S22)。
 ステップS22における比較の結果、選別部12は、周波数領域のデータFSの脈拍成分が相対的に大きく(S23でA)、周波数領域のデータFS2の脈拍成分が相対的に小さい(S23でB)ことを特定する。
 そして、選別部12は、脈拍成分が大きいほうのデータFSと対応する受光素子120を、第1の受光素子として選別する(S24X)。また、選別部12は、脈拍成分が小さいほうのデータFSと対応する受光素子120を、第2の受光素子として選別する(S24Y)。
 以上で、本実施形態2に係わる選別処理(S2)は終了する。
 ここでは、説明を簡単に行うために、選別部12が2つの受光素子120を、第1の受光素子と第2の受光素子とに選別する場合について説明した。
 実際には、アレイセンサ100が備えた受光素子120の数と同数のセンサデータが出力される。したがって、アレイセンサ100から3つ以上のセンサデータが出力される場合もある。
 この場合、選別部12は、任意の2つのセンサデータの組み合わせについて、周波数領域のデータにおける脈拍成分のピークの差分(図9に示すΔ)を算出する。選別部12は、計算した差分が大きい順に、所定数のセンサデータの組み合わせを抽出する。そして、図7のステップS22からS24XまたはS24Yに示す手順に従って、選別部12は、抽出されたセンサデータと対応する受光素子を、第1の受光素子と、第2の受光素子とに選別する。
 このようにして、選別部12は、アレイセンサ100を構成する受光素子120の数によらず、第1の受光素子と、第2の受光素子とを選別することができる。
 一例では、前記実施形態1において説明したように、生体測定装置10のノイズ除去部13は、第1のセンサデータから第2のセンサデータを減算することによって、第1のセンサデータから、体動ノイズを除去する。
 図10は、このようにして得られた、体動ノイズを除去された第1のセンサデータS(=S-S)の一例を示す。図10に示す第1のセンサデータSと、図8に示す第1のセンサデータSとを対比すると、体動ノイズを除去された第1のセンサデータSは、脈波が持つ周期性をより明確に示す形状になっていることがわかる。
 (本実施形態の効果)
 本実施形態の構成によれば、センサデータ取得部11は、生体に取り付けられたアレイセンサ100から、複数のセンサデータを取得する。選別部12は、生体情報の測定用の第1の受光素子と、生体の動きを原因とする体動ノイズの検知用の第2の受光素子とを、アレイセンサ100を構成する複数の受光素子の中から選別する。ノイズ除去部13は、第2の受光素子からの第2のセンサデータを用いて、第1の受光素子からの第1のセンサデータから、生体の動きを原因とする体動ノイズを除去する。出力部14は、体動ノイズを除去された第1のセンサデータに含まれる特定の範囲の周波数成分を、測定データとして出力する。
 以上のように、アレイセンサ100を構成する複数の受光素子120の一部を測定用として、また、複数の受光素子120の他の一部を体動ノイズの検知用として選別する。このように異なる役割を持たせた2種類の受光素子120を用いることによって、生体の動きを原因とする体動ノイズをセンサデータから除去することができる。
 さらに、本実施形態の構成によれば、選別部12は、センサデータに含まれる脈拍成分の大小関係に基づいて、アレイセンサ100を構成する複数の受光素子120の中から、第1の受光素子および第2の受光素子をそれぞれ選別する。これにより、選別部12は、アレイセンサ100を構成する受光素子120の数によらず、第1の受光素子と、第2の受光素子とを選別することができる。
 〔実施形態3〕
 図11から図15を参照して、実施形態3について説明する。
 (生体測定装置30)
 図11は、本実施形態3に係わる生体測定装置30の構成を示すブロック図である。図11に示すように、生体測定装置30は、センサデータ取得部11、選別部12、ノイズ除去部13、および出力部14を備えている。また、生体測定装置30は、血管マップ生成部35をさらに備えている。
 血管マップ生成部35は、生体内における血管の走行位置を示す血管マップデータを取得する。血管マップ生成部35は、血管マップ生成手段の一例である。
 一例では、血管マップ生成部35は、アレイセンサ100から出力される複数のセンサデータと、図示しない記憶部にあらかじめ格納された、複数の受光素子120の位置関係を示す情報とに基づいて、血管マップデータを生成する。図3に示すように、アレイセンサ100では、複数の受光素子120がマトリクス状に配列されている。発光部110からの近赤外光は、血液成分によって部分的に吸収されるから、血管の直上または近傍に位置する受光素子120が受光する反射は暗く(すなわち強度が小さい)、血管から離れた受光素子120が受光する反射は強く(すなわち強度が大きい)なる。
 したがって、受光素子120が出力するセンサデータの振幅が小さいことは、その受光素子120と対応する位置又はその近傍に血管が存在することを示す。反対に、受光素子120が出力するセンサデータの振幅が大きいことは、その受光素子120が血管から離れていることを示す。
 血管マップ生成部35は、アレイセンサ100から、複数の受光素子120のそれぞれから出力されるセンサデータを受信する。また、血管マップ生成部35は、図示しない記憶部(例えばメモリ)から、アレイセンサ100を構成する複数の受光素子120の位置関係を示す情報も受信する。
 血管マップ生成部35は、それぞれの受光素子120からのセンサデータの振幅に基づいて、それぞれの受光素子120と対応する位置における血管の有無を判定する。そして、血管マップ生成部35は、血管の有無の判定結果と複数の受光素子120の位置関係を示す情報とを用いて、生体内における血管の走行位置を示す血管マップデータを生成する。この血管マップデータでは、血管のある領域と血管の無い領域とが区別される。
 このように、血管マップ生成部35は、アレイセンサ100をカメラセンサのように利用することによって、生体の血管マップデータを生成する。血管マップ生成部35は、取得した生体の血管マップデータを、選別部12へ出力する。
 選別部12は、血管マップ生成部35から、生体内における血管の走行位置を示す血管マップデータを受信する。本実施形態3において、選別部12は、アレイセンサ100を構成する複数の受光素子120のうち、血管マップデータにおいて、血管がある領域と対応する受光素子120を第1の受光素子として選別する。また、選別部12は、アレイセンサ100を構成する複数の受光素子120のうち、血管がない領域と対応する受光素子120を第2の受光素子として選別する。選別部12は、複数の受光素子120の中から選別した第1の受光素子及び第2の受光素子がそれぞれ出力するセンサデータを、ノイズ除去部13へ出力する。
 ノイズ除去部13および出力部14がそれぞれ実行する処理は、前記実施形態1および2と共通であるから、本実施形態3では、その説明を省略する。
 (生体測定装置30の動作)
 図12を参照して、本実施形態3に係わる生体測定装置30の動作を説明する。図12は、生体測定装置30の各部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
 図12に示すように、センサデータ取得部11は、生体に取り付けられたアレイセンサ100から、複数のセンサデータを取得する(S1)。センサデータ取得部11は、複数のセンサデータを、選別部12へ出力する。
 血管マップ生成部35は、生体内における血管の走行位置を示す血管マップデータを生成する(S15)。一例では、血管マップ生成部35は、アレイセンサ100から受信した複数のセンサデータに基づいて、上述のように、生体な愛における血管の走行位置を示す血管マップデータを生成する。血管マップ生成部35は、取得した血管マップデータを、選別部12へ出力する。
 選別部12は、生体情報の測定用の第1の受光素子と、生体の動きを原因とする体動ノイズの検知用の第2の受光素子とを、アレイセンサ100の中から選別する(S2)。本実施形態12では、選別部12は、血管マップ生成部35から受信した血管マップデータを用いて、アレイセンサ100を構成する複数の受光素子120(図3)の中から、第1の受光素子及び第2の受光素子をそれぞれ選別する。選別部12は、選別した第1の受光素子からのセンサデータ、および、第2の受光素子からのセンサデータを、ノイズ除去部13へ出力する。
 ノイズ除去部13は、第2の受光素子からの第2のセンサデータを用いて、第1の受光素子からの第1のセンサデータから、生体の動きを原因とする体動ノイズを除去する(S3)。ノイズ除去部13は、体動ノイズを除去された第1のセンサデータを、出力部14に出力する。
 出力部14は、体動ノイズを除去された第1のセンサデータに含まれる特定の範囲の周波数成分を、測定データとして出力する(S4)。一例では、出力部14は、上述したシステム1のデータ分析装置200(図1)へ、測定データを出力する。
 生体測定装置10の動作は以上で終了する。
 (選別処理(S2))
 図13および図14を参照して、本実施形態3に係わる生体測定装置30の選別部12が実行する選別処理(図12のS2)の一例を説明する。
 図13に示すように、まず、選別部12は、血管マップ生成部35から、血管マップデータを受信する(S221)。
 次に、選別部12は、受信した血管マップデータについて、各受光素子120と対応する領域ごとに、血管の有無を判定する(S222)。具体的に、選別部12は、血管マップ生成部35から得られる血管マップデータにおいて、血管がある領域と、血管がない領域とを判定する。
 図14は、選別部12が血管マップ生成部35から受信する血管マップデータの一例を示す。図14に示す血管マップデータにおいて、太い実線は、血管を模擬的に表している。また、血管マップデータ内で上下に並んだ2つの破線の矩形は、それぞれ、互いに異なる1つの受光素子120と対応する領域を表している。上側の矩形は、血管を含まない領域である。一方、下側の矩形は、血管を含む領域である。
 図13のフローに戻り、ステップS222における判定の結果に基づいて、選別部12は、受光素子120と対応する領域内に血管がある場合(S223でYes)、その受光素子120を、第1の受光素子として選別する(S224X)。一方、選別部12は、受光素子120と対応する領域内に血管がない場合(SS3でNo)、その受光素子120を、第2の受光素子として選別する(S224Y)。
 再び図14に示す例では、上下に並んだ2つの破線の矩形のうち、下側は、第1の受光素子と対応し、上側は、第2の受光素子と対応している。
 以上で、本実施形態3に係わる選別処理(S2)は終了する。
 (変形例)
 図15を参照して、上述した選別処理(S2)の一変形例を説明する。一変形例では、選別部12は、血管マップ生成部35から受信した血管マップデータそのものではなく、その一部を用いて、選別処理(S2)を実行してもよい。
 本変形例では、選別部12は、上述のステップS222(図13)の前段階において、血管マップデータから、血管を含み、かつ、m×m個(mは1以上の整数)の受光素子120と対応するm×m領域のブロックを抽出する。
 図15は、血管を含み、かつ、m×m個の受光素子120と対応するブロックの一例を示す。図15は、m=2の場合を例示している。この場合、ブロックは、4つの受光素子120と対応することになる。
 選別部12は、このように抽出したm×m領域のブロックについて、上述した選別処理(S2)のステップS222(図13)以降の処理を実行する。本変形例では、ステップS222移行の処理の説明を省略する。
 本変形例の構成によれば、ブロックと対応する受光素子120の中から、第1の受光素子及び第2の受光素子を選別することができる。さらに、血管マップデータの全体について、選別処理(S2)を実行するよりも、選別部12の処理量(つまり負荷)を低減することができる。
 (本実施形態の効果)
 本実施形態の構成によれば、センサデータ取得部11は、生体に取り付けられたアレイセンサ100から、複数のセンサデータを取得する。選別部12は、生体情報の測定用の第1の受光素子と、生体の動きを原因とする体動ノイズの検知用の第2の受光素子とを、アレイセンサ100を構成する複数の受光素子120の中から選別する。ノイズ除去部13は、第2の受光素子からの第2のセンサデータを用いて、第1の受光素子からの第1のセンサデータから、生体の動きを原因とする体動ノイズを除去する。出力部14は、体動ノイズを除去された第1のセンサデータに含まれる特定の範囲の周波数成分を、測定データとして出力する。
 以上のように、アレイセンサ100を構成する複数の受光素子120の一部を測定用として、また、複数の受光素子120の他の一部を体動ノイズの検知用として選別する。このように異なる役割を持たせた2種類の受光素子120を用いることによって、生体の動きを原因とする体動ノイズをセンサデータから除去することができる。
 さらに、本実施形態の構成によれば、血管マップ生成部35は、生体内における血管の走行位置を示す血管マップデータを生成する。選別部12は、アレイセンサ100を構成する複数の受光素子120のうち、血管マップデータにおいて、血管がある領域と対応する受光素子120を第1の受光素子として選別し、また、血管がない領域と対応する受光素子120を第2の受光素子として選別する。
 このように、血管マップデータに基づいて、血管がある領域と、血管がない領域とを正確に判別する。したがって、受光素子120と対応する領域ごとの血管の有無に基づいて、生体情報の測定用の第1の受光素子と、生体の動きを原因とする体動ノイズの検知用の第2の受光素子とを選別することができる。
 〔ハードウェア構成について〕
 前記実施形態1~3で説明した生体測定装置10(30)の各構成要素は、機能単位のブロックを示している。これらの構成要素の一部又は全部は、例えば図16に示すような情報処理装置900により実現される。図16は、情報処理装置900のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
 図16に示すように、情報処理装置900は、一例として、以下のような構成を含む。
  ・CPU(Central Processing Unit)901
  ・ROM(Read Only Memory)902
  ・RAM(Random Access Memory)903
  ・RAM903にロードされるプログラム904
  ・プログラム904を格納する記憶装置905
  ・記録媒体906の読み書きを行うドライブ装置907
  ・通信ネットワーク909と接続する通信インタフェース908
  ・データの入出力を行う入出力インタフェース910
  ・各構成要素を接続するバス911
 前記実施形態1~3で説明した生体測定装置10(30)の各構成要素は、これらの機能を実現するプログラム904をCPU901が読み込んで実行することで実現される。各構成要素の機能を実現するプログラム904は、例えば、予め記憶装置905やROM902に格納されており、必要に応じてCPU901がRAM903にロードして実行される。なお、プログラム904は、通信ネットワーク909を介してCPU901に供給されてもよいし、予め記録媒体906に格納されており、ドライブ装置907が当該プログラムを読み出してCPU901に供給してもよい。
 上記の構成によれば、前記実施形態1~3において説明した生体測定装置10(30)が、ハードウェアとして実現される。したがって、前記実施形態1~3において説明した効果と同様の効果を奏することができる。
 以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。上記実施形態(及び実施例)の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
 本発明は、例えば、脈拍などの生体情報を測定する生体測定装置、および、生体情報を含む測定データに基づいて、生体の健康や感情など、生体の状態を推定する感情解析装置に利用することができる。
   1 システム
  10 生体測定装置
  11 センサデータ取得部
  12 選別部
  13 ノイズ除去部
  14 出力部
  30 生体測定装置
  35 血管マップ生成部
 100 アレイセンサ
 120 受光素子

Claims (10)

  1.  生体に取り付けられたアレイセンサから、複数のセンサデータを取得するセンサデータ取得手段と、
     生体情報の測定用の第1の受光素子と、前記生体の動きを原因とする体動ノイズの検知用の第2の受光素子とを、前記アレイセンサを構成する複数の受光素子の中から選別する選別手段と、
     前記第2の受光素子からの第2のセンサデータを用いて、前記第1の受光素子からの第1のセンサデータから、前記生体の動きを原因とする体動ノイズを除去するノイズ除去手段と、
     前記体動ノイズを除去された前記第1のセンサデータに含まれる特定の範囲の周波数成分を、測定データとして出力する出力手段と
     を備えた生体測定装置。
  2.  前記生体内における血管の走行位置を示す血管マップデータを生成する血管マップ生成手段をさらに備え、
     前記選別手段は、前記アレイセンサを構成する複数の受光素子のうち、前記血管マップデータにおいて、前記生体の血管がある領域と対応する受光素子を前記第1の受光素子として選別し、また、前記血管がない領域と対応する受光素子を前記第2の受光素子として選別する
     ことを特徴とする請求項1に記載の生体測定装置。
  3.  前記選別手段は、
       前記血管マップデータを、前記アレイセンサを構成する個々のセンサと対応する単位血管マップデータに分割し、
       前記単位血管マップデータが前記生体の血管を含むか否かに基づいて、前記アレイセンサを構成する複数の受光素子を選別する
     ことを特徴とする請求項2に記載の生体測定装置。
  4.  前記選別手段は、前記複数のセンサデータの間で、前記特定の範囲の周波数成分の大きさを比較することによって、前記アレイセンサを構成する複数の受光素子を選別する
     ことを特徴とする請求項1に記載の生体測定装置。
  5.  前記体動ノイズを除去された前記第1のセンサデータを用いて、前記生体の脈拍を測定する測定手段をさらに備えた
     ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の生体測定装置。
  6.  請求項1から5のいずれか1項に記載の生体測定装置と、
     前記生体に取り付けられた前記アレイセンサを含むアレイセンサと、
     前記生体測定装置から出力された前記第1のセンサデータに基づいて、前記生体の状態を分析するデータ分析装置と
     を備えたシステム。
  7.  生体に取り付けられたアレイセンサから、複数のセンサデータを取得し、
     生体情報の測定用の第1の受光素子と、前記生体の動きを原因とする体動ノイズの検知用の第2の受光素子とを、前記アレイセンサを構成する複数の受光素子の中から選別し、
     前記第2の受光素子からの第2のセンサデータを用いて、前記第1の受光素子からの第1のセンサデータから、前記生体の動きを原因とする体動ノイズを除去し、
     前記体動ノイズを除去された前記第1のセンサデータに含まれる特定の範囲の周波数成分を、測定データとして出力する
     生体測定方法。
  8.  前記生体内における血管の走行位置を示す血管マップデータを生成し、
     前記アレイセンサを構成する複数の受光素子のうち、前記血管マップデータにおいて、前記生体の血管がある領域と対応する受光素子を前記第1の受光素子として選別し、また、前記血管がない領域と対応する受光素子を前記第2の受光素子として選別する
     ことを特徴とする請求項7に記載の生体測定方法。
  9.  生体に取り付けられたアレイセンサから、複数のセンサデータを取得する処理と、
     生体情報の測定用の第1の受光素子と、前記生体の動きを原因とする体動ノイズの検知用の第2の受光素子とを、前記アレイセンサを構成する複数の受光素子の中から選別する処理と、
     前記第2の受光素子からの第2のセンサデータを用いて、前記第1の受光素子からの第1のセンサデータから、前記生体の動きを原因とする体動ノイズを除去する処理と、
     前記体動ノイズを除去された前記第1のセンサデータに含まれる特定の範囲の周波数成分を、測定データとして出力する処理と
     をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10.  前記生体内における血管の走行位置を示す血管マップデータを生成する処理をさらにコンピュータに実行させ、
     前記選別する処理において、前記アレイセンサを構成する複数の受光素子のうち、前記血管マップデータにおいて、前記生体の血管がある領域と対応する受光素子を前記第1の受光素子として選別し、また、前記血管がない領域と対応する受光素子を前記第2の受光素子として選別する
     ことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
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