WO2022071080A1 - 医療器具 - Google Patents

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善紀 米田
達 末原
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Abstract

医療器具1は、側方方向に穿刺可能な湾曲形状を有する針10と、針10を収納可能な外筒20と、針10の先端側10Aを外筒20の先端開口部20Pから外筒20の軸方向Xと交差する任意の方向に突出させて、穿刺時の針10の方向を固定する保持機構40を備えるハンドル部30と、を有する。

Description

医療器具
 本発明は、医療器具に関する。
 肝臓に形成された腫瘍を処置する場合、局所的に治療を施してがん細胞を壊死させる経皮的エタノール注入療法(例えば、特許文献1を参照)を行う場合がある。術者は、腹部や胸部を切開し、肝臓に針カニューレを穿刺して、針先を肝臓がんの患部へ到達させる。そして、針先からエタノールを注入することによって、がん細胞を壊死させることができる。
特許4588977号公報
 しかしながら、患者に対して副作用の強い薬剤や、選択性が少ない薬剤を使用する場合、全身性の副作用を抑えながら、腫瘍内の薬剤集積量を高める必要がある。そのため、薬剤を肝臓の組織内に直接投与することができ、組織内への薬剤の浸透性や拡散性を高めることができる医療器具が求められている。
 また、肝臓に形成された腫瘍を処置するときに、3次元的に適切なポイントを狙って針を穿刺することが技術的に難しいという問題がある。そのため、穿刺時の針先の方向を固定できる医療器具が求められている。
 そこで、本発明は、任意の方向(回転方向の角度)に針を突出させて該方向を固定しながら穿刺することができ、穿刺する方向を変更しながら複数ヶ所に薬剤を投与することができる医療器具を提供することを目的とする。
 本発明に係る医療器具は、側方方向に穿刺可能な湾曲形状を有する針と、前記針を収納可能な外筒と、前記針の先端側を前記外筒の先端開口部から前記外筒の軸方向と交差する任意の方向に突出させて、穿刺時の前記針の方向を固定する保持機構を備えるハンドル部と、を有する。
 上記のように構成した医療器具は、術者がハンドル部を回転操作することによって側方方向に穿刺可能な針の先端側を回転させて、任意の方向に突出させることができる。また、保持機構によって穿刺時の針の方向を固定することができる。そのため、医療器具は、任意の方向(回転方向の角度)に針を突出させて該方向を固定しながら穿刺することができ、穿刺する方向を変更しながら複数ヶ所に薬剤を投与することができる。
本発明の実施形態に係る医療器具を示す図である。 図1に示す医療器具の部分断面図である。 図2Aに示す医療器具の溝部を説明するための軸方向に沿った断面図である。 医療器具の動作を説明するための模式的な断面図である。 医療器具の動作を説明するための模式的な断面図である。 医療器具の動作を説明するための模式的な断面図である。 医療器具の動作を説明するための模式的な断面図である。 保持機構の一部を拡大して示す図である。 針の先端側を拡大して示す側面図である。 変形例1に係る医療器具を説明するための模式的な断面図である。 変形例2に係る医療器具を説明するための模式的な断面図である。 変形例2に係る医療器具を説明するための模式的な断面図である。 変形例3に係る医療器具を説明するための模式的な断面図である。 変形例3に係る医療器具を説明するための模式的な断面図である。 変形例4に係る医療器具を説明するための模式的な断面図である。 図9Aに示す医療器具の接続部を説明するための軸方向に沿った断面図である。 変形例4に係る医療器具の動作を説明するための模式的な断面図である。 変形例4に係る医療器具の動作を説明するための模式的な断面図である。 図9Dに示す医療器具の接続部を説明するための軸方向に沿った断面図である。 図9Aに示す医療器具の補助部を説明するための軸方向に沿った断面図である。 図9Aに示す医療器具の補助部を説明するための軸方向に沿った断面図である。 補助部の変形例を説明するための軸方向に沿った断面図である。 変形例5に係る医療器具を説明するための模式的な断面図である。 図13Aに示す医療器具の第2補助部を説明するための軸方向に沿った断面図である。 第2補助部の変形例を説明するための軸方向に沿った断面図である。 変形例6に係る医療器具の針の先端側を拡大して示す側面図である。 変形例7に係る医療器具を説明するための模式的な断面図である。 変形例7に係る医療器具を説明するための模式的な断面図である。 変形例8に係る医療器具を説明するための模式的な断面図である。 第2実施形態に係る医療器具を説明するための模式的な断面図である。
 以下、各図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。各図に付した矢印Xは、医療器具の「長手方向(軸方向)」を示し、矢印Yは、医療器具の「幅方向(奥行方向)」を示し、矢印Zは、医療器具の「高さ方向」を示し、矢印θは、医療器具の「周方向」を示す。なお、以下で説明する実施形態において、各実施形態で共通する機能を有する部材については、類似の符号を付し、重複する説明は省略する。図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
 (第1実施形態)
 図1~図17は、第1実施形態に係る医療器具1を示す。
 医療器具1は、針先を肝臓の表面より穿刺して腫瘍に薬剤を注入する場合に、シリンジ(図示省略)に接続して使用する。
 図1、図2Aに示すように、医療器具1は、側方方向に穿刺可能な湾曲形状を有する針10と、針10を収納可能な外筒20と、ハンドル部30と、を有している。また、ハンドル部30は、外筒20の基端側20Bに設けられる第1ハンドル部31と、第1ハンドル部31の基端側31Bに設けられ、第1ハンドル部31と嵌合する第2ハンドル部32と、シリンジ(図示省略)に接続可能なハブ33と、を有している。
 図2Aに示すように、針10は第2ハンドル部32に接続されている。また、外筒20は、第1ハンドル部31に接続されている。第1ハンドル部31と第2ハンドル部32は、下述する保持機構40によって接続され、術者が第2ハンドル部32を操作すると、第2ハンドル部32の動きに追従して針10が操作される。例えば、術者が軸方向Xを回転軸とした回転方向(周方向θ)に第2ハンドル部32を回転すると、針10の針先の方向が回転するように構成されている。また、術者が第2ハンドル部32を軸方向Xに対して前(押し込む方向)に操作すると針10の針先が外筒20の先端部に設けられる先端開口部20Pから突出し、術者が第2ハンドル部32を軸方向Xに対して後(引き戻す方向)に操作すると針10の針先が外筒20の内腔に収納されるように構成されている。そのため、医療器具1は、任意の方向(回転方向の角度)に針10を突出させて該方向を固定しながら穿刺することができ、穿刺する方向を変更しながら複数ヶ所に薬剤を投与することができる。
 図1に示すように、第2ハンドル部32は、穿刺時の針10の針先の方向を視認可能とする第1視認部50を有している。また、第1ハンドル部31は、穿刺時の針10の突出長(針10の針先が外筒20の先端開口部20Pから突出した長さ)を視認可能とする第2視認部60を有している。術者は、第1視認部50や第2視認部60を利用して、穿刺時の針10の状態を確認することができる。第1視認部50と第2視認部60の詳細については下述する。
 針10は、生体内に薬剤を導入可能な内腔を有する長尺体である。針10は、図2A、図5に示すように、先端側10A(針先)に開口部10Pを有し、側方方向(外筒20の軸方向Xと交差する任意の方向)に穿刺可能な湾曲形状を有している。針10の先端側10Aには、穿刺時に利用される刃面10a(図5を参照)が設けられている。なお、針10の湾曲部分は、半径15mm~100mmの円弧によって構成されている。また、刃面10aが軸方向Xに沿う軸線となす角度は、5度~30度に設定されている。
 針10の先端側10Aは、図5に示すように、複数の凹部11を有している。凹部11の各々は、穿刺後の針先端のエコー造影性を高めることができる。凹部11の各々は、略円形状に形成され、周方向θおよび軸方向Xに沿って規則的に設けられている。周方向θに沿って並べられた一の列L1を構成する凹部11は、軸方向Xにおいて隣り合う他の列L2の凹部11の各々の間に位置するように配置される。また、凹部11の形状は凸形状であっても良い。
 なお、凹部11の各々の配置は、周方向θまたは軸方向Xに沿って規則的に設けられている限り、特に限定されない。また、針10に対する凹部11の各々の位置は特に限定されない。また、凹部11の形状は、略円形状に限定されない。例えば、凹部11の各々は、矩形、多角形、楕円形、線形、またはこれらを組み合わせた形状とすることができる。
 針10の長さは、特に制限されないが、例えば100mm~400mmに設定することができる。針10の大きさは、特に制限されないが、外径は0.2~1.5mm、内径は0.1~1.3mmに設定することができる。
 外筒20は、生体内に導入可能な略直線状の長尺体である。外筒20の長さは、特に制限されないが、例えば50mm~250mmに設定することができる。外筒20の大きさは、特に制限されないが、外径は0.3~2.0mm、内径は0.2~1.8mmに設定することができる。また、外筒20の先端側には、穿刺時に利用される刃面20a(図1を参照)が設けられていてもよい。刃面20aが軸方向Xに沿う軸線となす角度は、5度~45度に設定されている。
 第1ハンドル部31は、内部に空洞部を有する略直線状の長尺体である。第1ハンドル部31は、第2ハンドル部32を部分的に内包し、第1ハンドル部31と第2ハンドル部32は、図2Aに示すように、第2ハンドル部32の外周面に設けられる摺動部材34を介して接続されている。
 ハンドル部30は、針10の先端側10Aを外筒20の先端開口部20Pから外筒20の軸方向Xと交差する任意の方向に突出させて、穿刺時の針10の方向を固定する保持機構40を備えている。
 保持機構40は、第1ハンドル部31の内周面に設けられる突起部41と、第2ハンドル部32の外周面に設けられる溝部42と、を有している。突起部41と溝部42が嵌合することによって、第1ハンドル部31に対する第2ハンドル部32の周方向θに対する位置が固定される。そのため、保持機構40は、穿刺時の針10の先端側10Aの方向を固定することができる。なお、各図面では、説明の便宜上、突起部41と溝部42の形状に濃淡を付している。
 溝部42は、図2A~図3Dに示すように、第2ハンドル部32の周方向θに沿って設けられる第1溝部43と、第1溝部43から延在し、第2ハンドル部32の軸方向Xに沿って先端側(外筒側)から基端側に向かって設けられる複数の第2溝部44a~44hを有している。なお、以下の説明において、第2溝部44a~44hを総称して第2溝部44と示す場合もある。
 第2溝部44は、本実施形態において8つ設けられる。このとき、第2溝部44は、図2Bに示すように、ハンドル部30の周方向θに対して所定の角度をもって等間隔に設けられている。
 突起部41は、術者が軸方向Xを回転軸とした回転方向(周方向θ)に第2ハンドル部32を回転させることによって、第1溝部43を介して第2溝部44のそれぞれに移動する。例えば、突起部41は、図3A~図3Dに示すように、術者が第2ハンドル部32を周方向θに135度回転させると、第1溝部43上を移動することができ、穿刺時の針10の先端側10Aの方向は、第2ハンドル部32の回転に追従して135度回転する。また、術師の手前側に配置される第2溝部44が、第2溝部44d、44c、44b、44aである状態(図3A参照)から第2溝部44a、44h、44g、44fである状態(図3Cを参照)へと変化して、突起部41は、第2溝部44aの基端部(第1溝部43と第2溝部44aとの接合部分)から第2溝部44fの基端部(第1溝部43と第2溝部44fとの接合部分)に移動する。そして、術者が第2ハンドル部32を軸方向Xに対して前(押し込む方向)に操作すると、第2溝部44fの基端部から先端部(ハブ33側)に向かって突起部41が移動する(図4を参照)ように構成されている。
 第1溝部43と第2溝部44との接合部分を形成する角部44Rは、図4に示すように、R形状である。これにより、突起部41は、術者が第2ハンドル部32を操作するときに、スムーズに第1溝部43から第2溝部44のそれぞれに移動することができる。
 第2溝部44の長さ(軸方向Xに沿った長さ)は、例えば30mm~100mmに設定することができる。
 第2溝部44の各々は、第2溝部44の基端部から第2溝部44の先端部に向かって軸方向Xに一定の長さを進むごとに段差(図示省略)を乗り越えるように構成されている。該段差は、突起部41が逆方向(術者が操作する方向と逆の方向)に移動することを防ぎ、突起部41が所定の位置(術者が設定する位置)に固定されることを補助する。該段差の高さや断面形状は、特に限定されないが、該段差の高さは例えば0.5mmに設定することができる。
 第1溝部43は、回転角度の基準(0度、起点ともいう)となる第2溝部44aの基端部との接続部から周方向θに一定の長さ(本実施例では、周方向θに対して45度の円弧に値する長さ)を進むごとに段差(図示省略)を乗り越えるように構成されている。該段差は、突起部41が逆方向(術者が操作する方向と逆の方向)に移動することを防ぎ、突起部41が所定の位置(術者が設定する位置)に固定されることを補助する。該段差の高さや断面形状は、特に限定されないが、該段差の高さは例えば0.5mmに設定することができる。
 第1視認部50は、図1に示すように、第1ハンドル部31に設けられる角度目盛51と、第2ハンドル部32に設けられる第1マーカー52と、によって構成されている。
 第1マーカー52は、突起部41が回転角度の基準となる第2溝部44a上に位置している状態において、角度目盛51が「0」と表示する位置に配置されるように構成されている(図3A参照)。第1マーカー52が指す角度目盛51の値は、術者が第2ハンドル部32を軸方向Xに対して後(引き戻す方向)に操作している状態(突起部41が第1溝部43上に位置している状態)において、第2ハンドル部32を周方向θに対して手前(反時計回りの方向)に操作すると、増加する(図3B、図3C参照)。そのため、術者は、角度目盛51に対する第1マーカー52の位置を視ることによって、穿刺時の針10の方向(言い換えれば第2ハンドル部32の周方向θの移動量)を確認することができる。
 第2視認部60は、図1に示すように、第1ハンドル部31に設けられる窓部61および穿刺長目盛62と、第2ハンドル部32に設けられる第2マーカー63と、によって構成されている。
 第2マーカー63は、突起部41が第1溝部43上に位置している状態、言い換えれば、針10が外筒20に収納されている状態において、穿刺長目盛62が「0」と表示する位置に配置されるように構成されている(図3C参照)。第2マーカー63が指す穿刺長目盛62の値は、術者が第2ハンドル部32を軸方向Xに対して前(押し込む方向)に操作すると、増加する(図3D参照)。そのため、術者は、穿刺長目盛62に対する第2マーカー63の位置を窓部61から視ることによって、穿刺時の針10の突出長(言い換えれば第2ハンドル部32の軸方向Xの移動量)を確認することができる。
 このように、術者は、突起部41が嵌合する溝部42の位置を選択することによって、第1ハンドル部31に対する第2ハンドル部32の位置を変更することができる。そのため、術者は、針10の先端側10Aを外筒20の先端開口部20Pから任意の方向(針10の進行方向に対して回転方向の角度)に突出させることができ、穿刺時の針10の方向や突出長を固定することができる。
 なお、突起部41の高さや溝部42の深さは、特に限定されないが、例えば1~2mmに設定することができる。また、第1ハンドル部31に対する突起部41の位置や、第2ハンドル部32に対する溝部42の位置は、特に限定されない。また、突起部41や溝部42の成形方法は、特に限定されない。
 次に、医療器具1の構成材料について説明する。
 針10は、Ni-Tiなどの形状記憶合金、ステンレス、カーボン、樹脂等によって構成することができる。
 外筒20は、Ni-Tiなどの形状記憶合金、ステンレス、カーボン、樹脂等によって構成することができる。
 ハンドル部30は、ポリプレロピレン、ポリエチレン、シクロオレフィンポリマー、ABS、ナイロン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル等によって構成することができる。
 摺動部材34は、摺動抵抗を付与できるゴム状やスポンジ状の部材であれば、特に限定されない。摺動部材34は、例えばシリコーンゴム等によって構成することができる。
 次に、医療器具1の使用例を説明する。
 肝臓に形成された腫瘍を処置する場合、術者は、腹部のあたりに小切開部を形成する。そして、術者は、外筒20の内腔に針10を収納した状態、もしくは外筒20の先端開口部20Pから針10の刃面10aのみを出した状態で、小切開部から、エコー下で医療器具1を経皮的に穿刺していき、腫瘍手前までアクセスする。その後、第2ハンドル部32を軸方向Xに対して前(押し込む方向)に操作することによって針10の針先を外筒20の先端開口部20Pから突出させて(図3Aを参照)肝臓に針10を穿刺し、針先を肝臓がんの患部へ到達させる。そして、薬剤を送液し、針10を介して腫瘍内への投与を行う。投与後、術者は、第2ハンドル部32を軸方向Xに対して後(引き戻す方向)に操作することによって針10の針先を外筒20の内腔に収納した後に(図3Bを参照)、軸方向Xを回転軸とした回転方向(周方向θ)に第2ハンドル部32を回転させる(図3Cを参照)。そして、術者は、再度第2ハンドル部32を軸方向Xに対して前(押し込む方向)に操作することによって、針10の針先を外筒20の先端開口部20Pから前回と異なる方向に向かって突出させる(図3Dを参照)。これにより、術者は、穿刺する方向を変更しながら複数ヶ所に針10を穿刺することができる。
 医療器具1は、術者が第2ハンドル部32を操作すると、第2ハンドル部32の動きに追従して針10が操作される。また、保持機構40は、術者が軸方向Xを回転軸とした回転方向(周方向θ)に第2ハンドル部32を回転させると、針10の針先の方向が回転するように構成され、術者が第2ハンドル部32を軸方向Xに対して前(押し込む方向)に操作すると針10の針先が外筒20の先端開口部20Pから突出して穿刺時の針10の方向を固定するように構成される(図3A、図3Dを参照)。また、保持機構40は、術者が第2ハンドル部32を軸方向Xに対して前後に操作すると、針10が外筒20の先端開口部20Pから突出したり、針10が外筒20の内腔に収納されたりする動作を繰り返し行えるように構成される(図3A、図3Bを参照)。そのため、医療器具1は、1回の経皮的穿刺で腫瘍内の複数ヶ所に薬剤を投与することができ、穿刺する方向を変更しながら穿刺方向(角度)や穿刺長を固定した状態で薬剤を投与することができる。これにより、標的である腫瘍の組織のみに高濃度で薬剤を投与することができ、患者の全身性の副作用を抑えながら、腫瘍内の薬剤集積量を高めることができる。また、術者の操作によって針10を外筒20の内腔に収納することが可能であるため、術者は、腫瘍に触れた針10を外筒20に収納した状態で体内から体外へ導出することができる。そのため、術者は、穿刺経路におけるがん細胞の播種を防止することができる。
 なお、医療器具1の使用において、術者は、薬剤ライン(送液経路)の圧力を確認しながら腫瘍に薬剤を投与してもよい。
 また、医療器具1の使用において、術者は、穿刺対象に対する針10の角度や距離を固定することができる器具を用いて穿刺を行ってもよい。これにより、術者は、穿刺時の針10の方向や突出長をより正確に設定することができる。
 以上、第1実施形態を通じて医療器具1について説明したが、本発明は第1実施形態で説明した内容のみに限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
 例えば、針10を回転可能な状態(突起部41が第1溝部43上に位置している状態)での、外筒20内における先端側10A(針先)の位置は、各図で示した位置に限定されず、先端開口部20Pに揃う位置であってもよく、該位置からいくらか手前(図2中の右方向に相当する)の位置であってもよい。針10が外筒20に収納されている状態において、針先が先端開口部20Pより手前に位置している場合、針先が先端開口部20Pから突出するまでの距離を稼ぐことができる。そのため、針10は、針先が先端開口部20Pから突出するまでの間に、外筒20の内部で針10が回転したときに発生する捻じれをより効率的に解消することができる。
 また、ハンドル部30には、第2ハンドル部32が回転可能な位置まで引き戻された(針10が回転可能な位置まで引き戻された)ことを視認可能とし、第2ハンドル部32が第1ハンドル部31から脱落することを防止するための第3マーカー(図示省略)がさらに設けられていてもよい。第3マーカーは、術者が第2ハンドル部32を軸方向Xに対して後(引き戻す方向)に操作し、第2ハンドル部32を既定の位置まで引き戻すと、第1ハンドル部31の基端側(ハブ33側)から出現する。そのため、術者は、第3マーカーを視認することによって第2ハンドル部32の軸方向Xの移動量を確認することができる。
 また、第1ハンドル部31に突起部41が設けられ、第2ハンドル部32に溝部42が設けられると説明したが、その位置関係は逆であってもよい。
 例えば、変形例1に係る医療器具200は、針10と、外筒20と、ハンドル部30と、を有している。また、ハンドル部30は、第1ハンドル部31と、第2ハンドル部32と、ハブ33と、保持機構240と、第1視認部50と、第2視認部60と、を有している。また、保持機構240は、図6に示すように、第2ハンドル部32に設けられる突起部241と、第1ハンドル部31に設けられる溝部242と、を有している。
 溝部242は、第1ハンドル部31の周方向θに沿って設けられる第1溝部243と、第1溝部243から延在し、第1ハンドル部31の軸方向Xに沿って基端側(ハブ33側)から先端側(外筒20側)に向かって設けられる複数の第2溝部244を有している。突起部241は、術者が軸方向Xを回転軸とした回転方向(周方向θ)に第2ハンドル部32を回転させることによって、第1溝部243を介して第2溝部244のそれぞれに移動することができる。そして、突起部241は、術者が第2ハンドル部32を軸方向Xに対して前(押し込む方向)に操作すると、第2溝部244のいずれかの基端側(第1溝部243と第2溝部244との接続部分)から先端側(外筒20側)に向かって移動するように構成されている。そのため、術者は、針10を外筒20の先端開口部20Pから外筒20の軸方向Xと交差する任意の方向に突出させて、穿刺時の針10の方向を固定することができる。
 また、ハンドル部30には、針10が外筒20の先端開口部20Pからあらかじめ設定した穿刺長以上に突出することを防止する外部ストッパーがさらに設けられていてもよい。また、ハンドル部30には、第2ハンドル部32が第1ハンドル部31から脱落することを防止するための内部ストッパー部がさらに設けられていてもよい。
 例えば、変形例2に係る医療器具300は、針10と、外筒20と、ハンドル部30を有している。また、ハンドル部30は、第1ハンドル部31と、第2ハンドル部32と、ハブ33と、保持機構40(突起部41と溝部42)と、第1視認部50と、第2視認部60と、を有している。また、ハンドル部30は、図7A、図7Bに示すように、外部ストッパー70と、内部ストッパー80と、をさらに有している。なお、図7A、図7Bでは、説明の便宜上、外部ストッパー70の形状に濃淡を付している。
 外部ストッパー70は、第1ハンドル部31に接続され、術者が窓部61から突出して設けられているねじを締めこむことによって、第1ハンドル部31上の任意の位置で外部ストッパー70を固定することができる(図7Aを参照)。そのため、第2ハンドル部32を軸方向Xに対して前(押し込む方向)に操作したときに、第2ハンドル部32の先端側(針10側)が外部ストッパー70に当接して停止する(図7Bを参照)。したがって、術者は、外部ストッパー70によって第2ハンドル部32の軸方向Xの移動量を制限することができる。
 内部ストッパー80は、第1ハンドル部31の内周面に設けられる突起部81によって構成される(図7A、図7Bを参照)。術者が第2ハンドル部32を軸方向Xに対して後(引き戻す方向)に操作すると、突起部81が第1ハンドル部31の壁部31Wに当接することによって第2ハンドル部32の移動が停止する(図7Bを参照)。したがって、術者は、内部ストッパー80によって突起部41が溝部42から脱落することを防止することができる。
 なお、内部ストッパー80の個数は特に限定されない。内部ストッパー部は、第1ハンドル部31の内周面に設けられる突起部(図示省略)と、第2ハンドル部32の外周面に設けられる突起部(図示省略)によって構成されてもよい。この場合、内部ストッパー部は、第1ハンドル部31の内周面に設けられる突起部が第2ハンドル部32の外周面に設けられる突起部に当接することによって第2ハンドル部32の移動を停止することができる。
 また、溝部42の形状は、上述した形態に限定されない。
 例えば、変形例3に係る医療器具400は、針10と、外筒20と、ハンドル部430を有している。また、ハンドル部430は、第1ハンドル部431と、第2ハンドル部432と、ハブ33と、保持機構440と、第1視認部50と、第2視認部60と、内部ストッパー480と、を有している。また、内部ストッパー480は、図8A、図8Bに示すように、第1ハンドル部431の内周面に設けられる突起部481と、第2ハンドル部432の外周面に設けられる突起部482と、を有している。また、保持機構440は、図8A、図8Bに示すように、第2ハンドル部432に設けられる突起部441と、第1ハンドル部431に設けられる溝部442と、を有している。
 第1ハンドル部431は、基端側開口部431P(ハブ33側開口部)を有しており(図8Aを参照)、溝部442は、基端側開口部431Pから軸方向Xに沿って形成された複数の溝によって構成されている。溝部442の各々は、第1ハンドル部431の周方向θに対して所定の角度をもって等間隔に設けられている。突起部441は、術者が軸方向Xを回転軸とした回転方向(周方向θ)に第2ハンドル部432を回転させることによって、溝部442のそれぞれに移動することができる。そして、術者が第2ハンドル部432を軸方向Xに対して前(押し込む方向)に操作すると、溝部442のいずれかの基端側から先端側(外筒20側)に向かって突起部441が移動するように構成されている(図8Bを参照)。そのため、術者は、針10を外筒20の先端開口部20Pから外筒20の軸方向Xと交差する任意の方向に突出させて、穿刺時の針10の方向を固定することができる。また、術者は、第2ハンドル部432を軸方向Xに対して後(引き戻す方向)に操作するときに、内部ストッパー480によって突起部441が溝部442から脱落することを防止することができる(図8Aを参照)。
 また、外筒20や針10には、術者の回転操作を針10の針先に伝達することを補助する補助部がさらに設けられていてもよい。
 例えば、変形例4に係る医療器具500は、針510と、外筒520と、ハンドル部530を有している。また、ハンドル部530は、第1ハンドル部531と、第2ハンドル部532と、保持機構540と、第1視認部50と、第2視認部60と、を有している。また、保持機構540は、図9A、図9C、図9Dに示すように、突起部41と、溝部42と、接続部545と、を有している。なお、図9A、図9C、図9Dでは、説明の便宜上、外筒520の形状に濃淡を付している。
 図9Aに示すように、針510は、第2ハンドル部532に接続されている。また、外筒520は、第1ハンドル部531に軸方向Xを回転軸として回転可能な状態で接続されている。
 外筒520は、図9A~図9Eに示すように、第2ハンドル部532と接続される接続部545を有している。接続部545は、術者が第2ハンドル部32を軸方向Xに対して前(押し込む方向)に操作すると(図9Cを参照)、第2ハンドル部532に形成され空洞部532Sの内部を先端側から基端側(手元側)に向かって移動する。
 接続部545は、図9B、図9Eに示すように、凸部545Tを有し、空洞部532Sに形成された凹部532Tと嵌合している。そのため、術者が第2ハンドル部532を軸方向Xに対して後(引き戻す方向)に操作し、第2ハンドル部532を90度回転させると(図9Dを参照)、凸部545Tが凹部532Tに追従して90度回転する(図9B、図9Eを参照)。そのため、外筒520は、第2ハンドル部532に追従して回転する。これにより、接続部545は、術者の回転操作によって針510が外筒520の内部で捻じられることを抑制し、術者の回転操作を針510の針先に伝達することを補助することができる。
 なお、保持機構540は、接続部545の他に、術者の操作によって突起部41が溝部42と嵌合する位置が変更され、針510が第2ハンドル部532と追従して回転するときに、外筒520が針510に追従して回転するように構成される補助部546(図9Aを参照)を有していてもよい。このとき、補助部546は、外筒520に少なくとも部分的に設けられ、針510の一部もしくは全体と部分的に嵌合するように設けられる形状を有し、針510の外形および外筒520の内形が略同一に形成され、その形状が矩形(図10を参照)や、楕円形(図11を参照)に形成されることによって達成される。補助部546は、針510を外筒520に軸方向Xを回転軸として回転不可能な状態で接続することができるため、補助部546は、術者の回転操作によって針510が外筒520の内部で捻じられることを抑制し、術者の回転操作を針510の針先に伝達することを補助することができる。なお、針510の外形および外筒520の内形は、略同一に形成される限り、その形状は特に限定されない。そのため、針510の外形および外筒520の内形は、多角形、またはこれらを組み合わせた形状に形成されてもよい。また、補助部546は、針510の外形が円形に形成される場合において、針510の湾曲部分が外筒520の内腔に収まるように、外筒520の内形が楕円形に形成されることによって達成されてもよい。
 このとき、術者が軸方向Xを回転軸とした回転方向(周方向θ)に第2ハンドル部532を回転させると、針510の針先の方向が回転し、外筒520が針510に追従して回転する。また、術者が第2ハンドル部532を軸方向Xに対して前(押し込む方向)に操作すると(図9Cを参照)、針510の針先が補助部546を利用しながら外筒520の先端部に設けられる先端開口部520Pから突出する。そのため、補助部546は、針510の針先の位置(または方向)を術者が設定した位置(または方向)に矯正することができる。したがって、補助部546は、術者の回転操作によって針510が外筒520の内部で捻じられることを抑制し、術者の回転操作を針510の針先に伝達することを補助することができる。
 なお、補助部546の構成は、上述した形態に限定されない。例えば、針510の外形と外筒520の内形が円形に構成されている場合の、補助部546の変形例に係る補助部546Vは、図12に示すように、軸方向Xに沿って針510に設けられる爪部547aと、軸方向Xに沿って外筒520に設けられ爪部547aと嵌合するように設けられる凹部547bと、から構成される。術者が軸方向Xを回転軸とした回転方向(周方向θ)に第2ハンドル部532を回転させると、針510の針先の方向が回転し、外筒520が針510に追従して回転する。また、術者が第2ハンドル部532を軸方向Xに対して前(押し込む方向)に操作すると、針510の針先が補助部546Vを利用しながら外筒520の先端部に設けられる先端開口部から突出する。そのため、凹部547bは、爪部547aの位置(または方向)を術者が設定した位置(または方向)に矯正することができる。したがって、補助部546Vは、術者の回転操作によって針510が外筒520の内部で捻じられることを抑制し、術者の回転操作を針510の針先に伝達することを補助することができる。
 なお、図10、図11を参照して補助部546Vを説明したが、補助部546Vの位置や個数、形状は特に限定されない。また、針510に凹部が設けられ、外筒520に凸部が設けられていてもよい。また、補助部546は、外筒520が針510に追従して回転するように構成されている限り、その構成は限定されない。
 また、保持機構40は、外筒20が第2ハンドル部32に追従して回転しない場合においても、先に述べた補助部546と同様に術者の回転操作によって針10が外筒20の内部で捻じられることを抑制し、術者の回転操作を針10の針先に伝達することを補助することができる、第2補助部を有していてもよい。
 例えば、変形例5に係る医療器具600は、針10と、外筒620と、ハンドル部30と、を有している。また、ハンドル部630は、第1ハンドル部31と、第2ハンドル部32と、ハブ33と、保持機構640と、第1視認部50と、第2視認部60と、を有している。また、保持機構640は、図13Aに示すように、突起部41と、溝部42と、第2補助部648を有している。
 第2補助部648は、外筒620の先端側であって、外筒620の内周面に設けられ、針10の一部もしくは全体と部分的に嵌合するように設けられる複数の凹部648a(角部ともいう)を有している。凹部648aの数や凹部648aの各々の周方向θの位置は、ハンドル部630の軸方向Xに沿って設けられる複数の第2溝部44の数や第2溝部44の各々の周方向θの位置に対応して設けられている。そのため、外筒620の内形は、図13Bに示すように、多角形になっている。術者は、軸方向Xを回転軸とした回転方向(周方向θ)に第2ハンドル部32を回転させた際に、針10の先端も同様に回転させ、回転させた角度に対応する一の凹部648aの角部に針10の先端を部分的に嵌合させることができる。そのため、凹部648aの各々は、術者の回転操作を針10の針先に伝達することを補助することができる。
 なお、第2補助部648は、外筒620が第2ハンドル部32に追従して回転しない場合において、術者が軸方向Xを回転軸とした回転方向(周方向θ)に第2ハンドル部32を回転させた際に、針10の先端も同様に回転させ、回転させた角度に対応する一の凹部648aに針10を少なくとも部分的に嵌合させることができるように構成されている限り、その構成は限定されない。
 例えば、第2補助部648の変形例1に係る第2補助部648Vは、外筒620が第2ハンドル部32に追従して回転しない場合において、針10の先端側に少なくとも部分的に設けられる爪部648bと、外筒620の先端側であって、外筒620の先端開口部の近傍に少なくとも部分的に設けられ、爪部648bと嵌合するように設けられる複数の凹部648cと、を有している(図14を参照)。凹部648cの各々は、外筒620の内周面に設けられ、凹部648cの数や凹部648cの各々の周方向θ位置は、ハンドル部630の軸方向Xに沿って設けられる第2溝部44の数や第2溝部44の各々の周方向θの位置に対応して設けられている。また、凹部648cの幅W1は、外筒620の先端側に向かうにつれて漸減する(図14の(B)を参照)。凹部648cは、幅W1が狭まることによって爪部648bの位置(または方向)をより厳密に矯正することができる。したがって、凹部648cの各々は、術者の回転操作によって針10が外筒620の内部で捻じられることを抑制し、術者の回転操作を針10の針先に伝達することを補助することができる。
 また、第2補助部648の変形例2に係る第2補助部(図示省略)は、外筒620の先端部分に、第2溝部44の数や周方向θの位置に対応した切込み(図示省略)を有している。術者は、軸方向Xを回転軸とした回転方向(周方向θ)に第2ハンドル部32を回転させた際に、針10の先端も同様に回転させ、針10を外筒620の先端開口部からから突出させる際に、湾曲形状によって側方方向に突出している針先を回転させた角度に対応する一の切込みKに部分的に嵌合させることができる、そのため、切込みの各々は、術者の回転操作を610の針先に伝達することを補助することができる。
 また、保持機構40の構成は、上述した形態に限定されない。
 例えば、第1ハンドル部31と第2ハンドル部32は、それぞれに設けられる押圧部(図示省略)とラックギア(図示省略)によって嵌合していてもよい。この場合、第1ハンドル部31に設けられる押圧部と、第2ハンドル部32の外周面に軸方向Xに沿って設けられるラックギアによって構成することができる。押圧部がラックギアとかみ合うことによって、第1ハンドル部31に対して第2ハンドル部32を軸方向Xに移動させることができる。そのため、術者は、穿刺時の針10の突出長に対して微細な調節を行うことができる。なお、押圧部の移動方法は、特に限定されないが、例えば、術者が押圧部のねじ部を操作して(緩めたり締めたりして)、押圧部をラックギアに近づけたり離したりすることによって達成されてもよい。
 また、第1ハンドル部31と第2ハンドル部32は、それぞれに設けられるギア(図示省略)とラックギア(図示省略)によって嵌合していてもよい。この場合、第1ハンドル部31の内周面に設けられる第1ギアと、第2ハンドル部32の外周面に軸方向Xに沿って設けられる第1ラックギアによって構成することができる。第1ギアが第1ラックギアと噛み合うことによって、第1ハンドル部31に対して第2ハンドル部32を軸方向Xに移動させることができる。そのため、術者は、穿刺時の針10の突出長に対して微細な調節を行うことができる。また、第2ハンドル部32を針10と接続された先端部と、基端部によって構成し、該先端部の外周面に設けられる第2ギアと、該基端部の外周面に周方向θに沿って設けられる第2ラックギアによって構成することができる。第2ギアが第2ラックギアと噛み合うことによって、第1ハンドル部31に対して第2ハンドル部32を周方向θに移動させることができる。そのため、術者は、穿刺時の針10の角度に対して微細な調節を行うことができる。
 また、第1ハンドル部31と第2ハンドル部32は、螺合によって嵌合していてもよい。この場合、保持機構は、第1ハンドル部31に設けられる雌ねじ部(図示省略)と、第2ハンドル部32に設けられる雄ねじ部(図示省略)と、によって構成することができる。術者が軸方向Xを回転軸とした回転方向(周方向θ)に第2ハンドル部32を回転させると、第2ハンドル部32を軸方向Xに対して前後に操作することができる。そのため、術者は、穿刺時の針10の突出長に対して微細な調節を行うことができる。
 また、実施例において、針10の開口部10Pは、先端側10A(針先)に設けられると説明したが、針10の側面に設けられていてもよい。
 例えば、図15に示すように、変形例6に係る医療器具700の針710は、針先が閉塞し、針710の側面に複数の側孔711が設けられている。側孔711の各々は、略円形状に形成され、周方向θおよび軸方向Xに沿って規則的に設けられている。なお、側孔711の各々の数や配置は、周方向θまたは軸方向Xに沿って規則的に設けられている限り、特に限定されない。また、針710に対する側孔711の各々の位置は特に限定されない。また、側孔711の形状は、略円形状に限定されない。例えば、側孔711の各々は、矩形、多角形、楕円形、またはこれらを組み合わせた形状とすることができる。
 また、実施例において、回転角度の基準(0度)は、第2溝部44aの位置であると説明したが、回転角度の基準(0度)の位置は、術者が複数の第2溝部44の中から選択して設定することができるように構成されていてもよい。
 例えば、図16Aに示すように、変形例7に係る医療器具800は、第1ハンドル部831を先端側部材831Aと、基端側部材831Bによって構成している。このとき、突起部841は先端側部材831Aに設けられ、角度目盛851は基端側部材831Bに設けられている。基端側部材831Bは、先端側部材831Aと接続されている状態で、軸方向Xを回転軸として回転可能な状態で接続されている。そのため、術者は、軸方向Xを回転軸とした回転方向(周方向θ)に基端側部材831Bを回転させることによって(図16B参照)、穿刺対象に対する針10の基準角度(0度の位置)を任意に設定することができる。
 また、実施例において、第2溝部44の数を8つとして説明したが、第2溝部44の数は特に限定されない。第2溝部44の各々は、15度~120度の間隔をもって等間隔に配置されていることが好ましい。例えば、60度間隔であれば第2溝部44は6つであり、120度間隔であれば3つである。
 また、実施例において、針10の針先は、外筒20の先端部に設けられる先端開口部20Pから突出すると説明したが、針10が外筒20から突出する位置は特に限定されない。
 例えば、図17に示すように、変形例8に係る医療器具900は、針10の針先が、外筒920の側面に設けられる開口部920Pから突出するように構成されている。外筒920の先端部は、穿刺時に利用される刃面920aが設けられている。なお、開口部920Pの個数は特に限定されず、第2溝部44の周方向θの位置に対応して針10が突出可能な角度に合わせて複数個設けられていてもよい。また、外筒920の先端部は、針10の針先が開口部920Pに向けて導出されるようにガイドするガイド部920Rを有していてもよい。
 また、実施例において、針10の個数は1本として説明したが、複数であってもよい。
 また、第2ハンドル部32は、術者によって第1ハンドル部31から取り外し(または取り付け)可能に構成されていてもよい。第2ハンドル部32は、例えば、引掛部(図示省略)によって第1ハンドル部31と接続され、術者が該引掛部を押圧すると第1ハンドル部31との接続が解除されるように構成されていてもよい。これにより、術者は、術中などに針10を医療器具1から脱離することができる。
 以上説明したように、第1実施形態に係る医療器具1は、側方方向に穿刺可能な湾曲形状を有する針10と、針10を収納可能な外筒20と、針10の先端側10Aを外筒20の先端開口部20Pから外筒20の軸方向Xと交差する任意の方向に突出させて、穿刺時の針10の方向を固定する保持機構40を備えるハンドル部30と、を有する。
 上記のような医療器具1によれば、術者がハンドル部30を回転操作することによって側方方向に穿刺可能な針10の先端側10Aを回転させて、任意の方向に突出させることができる。また、保持機構40によって穿刺時の針10の方向を固定することができる。そのため、医療器具1は、任意の方向(回転方向の角度)に針10を突出させて該方向を固定しながら穿刺することができ、穿刺する方向を変更しながら複数ヶ所に薬剤を投与することができる。
 また、ハンドル部30は、外筒20に接続される第1ハンドル部31と、第1ハンドル部31の基端側31Bに設けられ、第1ハンドル部31と嵌合する第2ハンドル部32と、を有し、針10は、第2ハンドル部32に接続される。そのため、医療器具1は、術者が第2ハンドル部32を操作すると、任意の方向(回転方向の角度)に針10を突出させて該方向を固定しながら穿刺することができ、穿刺する方向を変更しながら複数ヶ所に薬剤を投与することができる。
 また、ハンドル部30は、穿刺時の針10の方向を視認可能とする第1視認部50を有する。これにより、術者は、穿刺時の針10の方向(言い換えれば第2ハンドル部32の周方向θの移動量)を確認することができる。
 また、ハンドル部30は、穿刺時の針10の突出長を視認可能とする第2視認部60を有する。これにより、術者は、穿刺時の針10の突出長(言い換えれば第2ハンドル部32の軸方向Xの移動量)を確認することができる。
 また、保持機構40は、第1ハンドル部31および第2ハンドル部32のいずれか一方に設けられる突起部41部と、他方に設けられ、突起部41と嵌合するように設けられる溝部42と、を有する。術者は、突起部41が嵌合する溝部42の位置を選択することによって、第1ハンドル部31に対する第2ハンドル部32の位置を変更することができる。そのため、医療器具1は、術者が第2ハンドル部32を操作すると、任意の方向(回転方向の角度)に針10を突出させて該方向を固定しながら穿刺することができ、穿刺する方向を変更しながら複数ヶ所に薬剤を投与することができる。
 また、溝部42は、ハンドル部30の周方向θに沿って設けられる第1溝部43と、第1溝部43から延在し、ハンドル部30の軸方向Xに沿って設けられる複数の第2溝部44と、を有する。これにより、突起部41は、術者が第2ハンドル部32を周方向θに135度回転させると、第1溝部43上を移動することができる。また、突起部41は、術者が第2ハンドル部32を軸方向Xに対して前(押し込む方向)に操作すると、第2溝部44の基端部(第1溝部43と第2溝部44との接合部分)から先端部(ハブ33側)に向かって突起部41が移動する(図4を参照)ことができる。そのため、医療器具1は、術者が第2ハンドル部32を操作すると、任意の方向(回転方向の角度)に針10を突出させて該方向を固定しながら穿刺することができ、穿刺する方向を変更しながら複数ヶ所に薬剤を投与することができる。
 また、外筒20は、第1ハンドル部31に軸方向Xを回転軸として回転可能な状態で接続され、保持機構40は、突起部41が溝部42と嵌合する位置が変更され、針10が第2ハンドル部32と追従して回転するときに、外筒20が針10に追従して回転するように構成される接続部545を有する。これにより、術者は、回転操作によって針510が外筒520の内部で捻じられることを抑制し、回転操作を針510の針先に伝達することを補助することができる。
 また、保持機構540は、接続部545の他に、外筒520が針510に追従して回転するように補助する補助部546をさらに有し、補助部546は、外筒520に少なくとも部分的に設けられ、針510の一部もしくは全体と部分的に嵌合するように設けられた形状を有する。そのため、補助部546は、針510を外筒520に対して、軸方向Xを回転軸として回転不可能な状態で接続することができる。これにより、補助部546は、術者の回転操作によって針510が外筒520の内部で捻じられることを抑制し、術者の回転操作を針510の針先に伝達することを補助することができる。
 また、保持機構640は、外筒620に少なくとも部分的に設けられ、針10の一部もしくは全体と部分的に嵌合するように設けられる複数の凹部648aを有し、凹部648aの数や周方向θの位置は、ハンドル部30の軸方向Xに沿って設けられる複数の第2溝部44の数や周方向θの位置と一致する。術者は、軸方向Xを回転軸とした回転方向(周方向θ)に第2ハンドル部32を回転させた際に、針10の先端も同様に回転させ、回転させた角度に対応する一の凹部648aの角部に針10の先端を部分的に嵌合させることができる。そのため、凹部648aの各々は、術者の回転操作を針10の針先に伝達することを補助することができる。
 以上、第1実施形態および変形例を通じて、湾曲形状を有する針を使用した医療器具について説明したが、医療器具に使用される針の形状は、針先の方向が穿刺時に軸方向Xと交差する側方方向を向いているように構成されている限り、特に限定されない。例えば、本発明の医療器具は、下述する第2実施形態のように直線形状を有する針に適用されてもよい。
 (第2実施形態)
 図18は、第2実施形態に係る医療器具100を示す。
 医療器具100は、直線形状を有する針110と、針110を収納可能な外筒120と、針110の先端側をガイドするガイド部150と、穿刺時の針110の方向を固定する保持機構140を備えるハンドル部130と、を有している。なお、針110、外筒120、ハンドル部130、保持機構140は、上述した実施形態と略同一であるため、その説明を省略する。
 針110は、第2ハンドル部132に接続されている。また、外筒120は、第1ハンドル131に軸方向Xを回転軸として回転可能な状態で接続されている。
 外筒120は、第2ハンドル部132と接続される接続部145を有している。接続部145は、術者が第2ハンドル部32を軸方向Xに対して前(押し込む方向)に操作すると、第2ハンドル部132に形成され空洞部132Sの内部を先端側から基端側(手元側)に向かって移動する。
 接続部145は、術者が第2ハンドル部132を軸方向Xに対して後(引き戻す方向)に操作し、第2ハンドル部132を回転させると、第2ハンドル部132に追従して回転する。そのため、外筒120は、第2ハンドル部132に追従して回転する。
 外筒120の先端開口部120Pは、外筒120の側面に設けられている。また、外筒120の先端部は、穿刺時に利用される刃面120aが設けられている。
 ガイド部150は、外筒120の先端側に設けられ、軸方向Xに対して任意の角度に交差する傾斜面によって構成される。針110は、ガイド部150の傾斜面に針110の側面が当接した状態で外筒120の先端開口部120Pから突出する。そのため、針110の先端側の方向は、軸方向Xに沿う角度からガイド部150の傾斜面に沿う角度に変更される。これにより、術者は、直線形状を有する針110を外筒120の先端開口部120Pから側方方向に突出させることができる。また、ガイド部150は、術者が軸方向Xを回転軸とした回転方向(周方向θ)に第2ハンドル部32を回転させると針110に追従して回転する。そのため、術者がハンドル部130を回転操作することによって針110の先端側を回転させて、任意の方向に突出させることができる。
 以上説明したように、本実施形態に係る医療器具100は、直線形状を有する針110と、針110を収納可能な外筒120と、外筒120の先端側に設けられ、針110の先端側を外筒120の先端開口部120Pから外筒120の軸方向Xと交差する任意の方向に突出させるように、針110の先端側をガイドするガイド部150と、穿刺時の針110の方向を固定する保持機構140を備えるハンドル部130と、を有する。
 上記のような医療器具100によれば、針110の先端側は、ガイド部150によって外筒120の先端開口部120Pから側方方向に突出する。また、術者がハンドル部130を回転操作することによって針110の先端側を回転させて、任意の方向に突出させることができる。また、保持機構140によって穿刺時の針110の方向を固定することができる。そのため、医療器具100は、任意の方向(回転方向の角度)に針110を突出させて該方向を固定しながら穿刺することができ、穿刺する方向を変更しながら複数ヶ所に薬剤を投与することができる。
 以上、各実施形態を通じて本発明に係る医療器具を説明したが、本発明は実施形態において説明した構成のみに限定されることはなく、請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
 例えば、医療器具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置き換えることができる。また、医療器具は、明細書内において特に説明のなかった任意の構成物(部材)等が適宜付加されてもよい。
 本出願は、2020年9月30日に出願された日本国特許出願第2020-164637号に基づいており、その開示内容は、参照により全体として引用されている。
 1、100    医療器具
 10、110   針、
 20、120   外筒、
 30、130   ハンドル部、
 31、131   第1ハンドル部、
 32、132   第2ハンドル部、
 40、140   保持機構、
 41   突起部、
 42   溝部、
 43   第1溝部、
 44   第2溝部、
 50   第1視認部、
 60   第2視認部、
 150  ガイド部
 545  接続部、
 546  補助部。

Claims (10)

  1.  側方方向に穿刺可能な湾曲形状を有する針と、
     前記針を収納可能な外筒と、
     前記針の先端側を前記外筒の先端開口部から前記外筒の軸方向と交差する任意の方向に突出させて、穿刺時の前記針の方向を固定する保持機構を備えるハンドル部と、を有する、医療器具。
  2.  直線形状を有する針と、
     前記針を収納可能な外筒と、
     前記外筒の先端側に設けられ、前記針の先端側を前記外筒の先端開口部から前記外筒の軸方向と交差する任意の方向に突出させるように、前記針の先端側をガイドするガイド部と、
     穿刺時の前記針の方向を固定する保持機構を備えるハンドル部と、を有する、医療器具。
  3.  前記ハンドル部は、前記外筒に接続される第1ハンドル部と、第1ハンドル部の基端側に設けられ、第1ハンドル部と嵌合する第2ハンドル部と、を有し、
     前記針は、第2ハンドル部に接続される、請求項1または2に記載の医療器具。
  4.  前記ハンドル部は、穿刺時の前記針の方向を視認可能とする第1視認部を有する、請求項3に記載の医療器具。
  5.  前記ハンドル部は、穿刺時の前記針の突出長を視認可能とする第2視認部を有する、請求項3または4に記載の医療器具。
  6.  前記保持機構は、
     前記第1ハンドル部および前記第2ハンドル部のいずれか一方に設けられる突起部と、
     他方に設けられ、前記突起部と嵌合するように設けられた溝部と、を有する、請求項3~5のいずれか1項に記載の医療器具。
  7.  前記溝部は、
     前記ハンドル部の周方向に沿って設けられる第1溝部と、
     前記第1溝部から延在し、前記ハンドル部の軸方向に沿って設けられる複数の第2溝部と、を有する、請求項6に記載の医療器具。
  8.  前記外筒は、前記第1ハンドル部に軸方向を回転軸として回転可能な状態で接続され、
     前記保持機構は、
     前記突起部が前記溝部と嵌合する位置が変更され、前記針が前記第2ハンドル部と追従して回転するときに、前記外筒が前記針に追従して回転するように構成される接続部を有する、請求項6または7に記載の医療器具。
  9.  前記保持機構は、
     前記接続部の他に、前記外筒が前記針に追従して回転するように補助する補助部をさらに有し、
     前記補助部は、
     前記外筒に少なくとも部分的に設けられ、前記針の一部もしくは全体と部分的に嵌合するように設けられる形状を有する、請求項8に記載の医療器具。
  10.  前記保持機構は、
     前記外筒に少なくとも部分的に設けられ、前記針の一部もしくは全体と部分的に嵌合するように設けられる複数の凹部を有し、
     前記凹部の数や周方向の位置は、前記ハンドル部の軸方向に沿って設けられる複数の第2溝部の数や周方向の位置と一致する、請求項6または7に記載の医療器具。
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