WO2021157174A1 - 固体撮像装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

有効画素領域を通過してオプティカルブラック画素領域に侵入する入射光を弱めることができる固体撮像装置を提供する。トレンチ部を構成する複数の直線溝部のうちの、有効画素領域とオプティカルブラック画素領域(OPB画素領域)との境界に形成されている第1の直線溝部、及びOPB画素領域内に形成され平面視で境界と平行な複数の第2の直線溝部の何れかである特定直線溝部を、有効画素領域内の光電変換部間に形成されている第3の直線溝部と形状が異なっており、かつ、内部に遮光材料が埋め込まれている構成とした。

Description

固体撮像装置及び電子機器
 本技術は、固体撮像装置及び電子機器に関する。
 従来、有効画素領域と、有効画素領域に隣接し、受光面側が遮光膜で遮光されたオプティカルブラック画素領域(以下、「OPB画素領域」とも呼ぶ)とを有する固体撮像装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の固体撮像装置は、OPB画素領域の画素によって、光学的黒レベルの基準信号を取得するようになっている。
特開2013-211413号公報
 ところで、有効画素領域とOPB画素領域との境界付近では、有効画素領域に入射する入射光は、OPB画素領域側へ進むように傾いているため、有効画素領域を通過してOPB画素領域に侵入することになる。それゆえ、基準信号の取得に使用する画素(以下、「OPB画素」とも呼ぶ)は、有効画素領域とOPB画素領域との境界から十分に離す必要があった。そのため、有効画素領域とOPB画素との間には、画素信号が使用されない無効な画素を配置する必要があった。無効な画素は、10行~20行ほどあった。その結果、OPB画素領域が拡大して、チップ面積が拡大し、製造コストが増大を招いていた。若しくは、OPB画素領域が拡大した分だけ、有効画素領域を縮小させる必要があった。
 本開示は、有効画素領域を通過してオプティカルブラック画素領域に侵入する入射光を弱めることができる固体撮像装置及び電子機器を提供することを目的とする。
 本開示の固体撮像装置は、(a)基板に形成され、アレイ状に配置された複数の光電変換部を備える画素領域と、(b)光電変換部間に格子状に形成されたトレンチ部を含む画素分離部とを備え、(c)画素領域は、入射光に応じた画素信号を得るための光電変換部を有する有効画素領域と、有効画素領域に隣接し、受光面側が遮光膜で覆われて、光学的黒レベルの基準信号を得るための光電変換部を有するオプティカルブラック画素領域とに区画されており、(d)トレンチ部を構成する複数の直線溝部のうちの、有効画素領域とオプティカルブラック画素領域との境界に形成されている第1の直線溝部、及びオプティカルブラック画素領域内に形成され平面視で境界と平行な複数の第2の直線溝部の何れかである特定直線溝部は、有効画素領域内の画素間に形成されている第3の直線溝部と形状が異なっており、かつ、内部に遮光材料が埋め込まれている。
 また、本開示の電子機器は、(a)基板に形成され、アレイ状に配置された複数の光電変換部を備える画素領域と、光電変換部間に格子状に形成されたトレンチ部を含む画素分離部とを備え、画素領域は、入射光に応じた画素信号を得るための光電変換部を有する有効画素領域と、有効画素領域に隣接し、受光面側が遮光膜で覆われて、光学的黒レベルの基準信号を得るための光電変換部を有するオプティカルブラック画素領域とに区画されており、トレンチ部を構成する複数の直線溝部のうちの、有効画素領域とオプティカルブラック画素領域との境界に形成されている第1の直線溝部、及びオプティカルブラック画素領域内に形成され平面視で境界と平行な複数の第2の直線溝部の何れかである特定直線溝部は、有効画素領域内の画素間に形成されている第3の直線溝部と形状が異なっており、かつ、内部に遮光材料が埋め込まれている固体撮像装置と、(b)被写体からの像光を固体撮像装置の撮像面上に結像させる光学レンズと、(c)固体撮像装置から出力される信号に信号処理を行う信号処理回路とを備えている。
第1の実施形態に係る固体撮像装置の全体構成を示す図である。 図1のA-A線で破断した場合の、画素領域の断面構成を示す図である。 図2AのB-B線で破断した場合の、画素領域の断面構成を示す図である。 変形例に係る画素領域の断面構成を示す図である。 変形例に係る画素領域の断面構成を示す図である。 第2の実施形態に係る画素領域の断面構成を示す図である。 変形例に係る光電変換部の形状を示す図である。 変形例に係る光電変換部の形状を示す図である。 電子機器の概略的な構成の一例を示す図である。
 以下に、本開示の実施形態に係る固体撮像装置1及び電子機器の一例を、図1~図7を参照しながら説明する。本開示の実施形態は以下の順序で説明する。なお、本開示は以下の例に限定されるものではない。また、本明細書に記載された効果は例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
1.第1の実施形態:固体撮像装置
 1-1 固体撮像装置の全体の構成
 1-2 要部の構成
2.第2の実施形態:固体撮像装置
 2-1 要部の構成
 2-2 変形例
3.電子機器への応用例
〈1.第1の実施形態:固体撮像装置〉
[1-1 固体撮像装置の全体の構成]
 本開示の第1の実施形態に係る固体撮像装置1について説明する。図1は、本開示の第1の実施形態に係る固体撮像装置1の全体を示す概略構成図である。
 図1の固体撮像装置1は、裏面照射型のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサである。図7に示すように、固体撮像装置1(101)は、光学レンズ102を介して被写体からの像光(入射光106)を取り込み、撮像面上に結像された入射光106の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号として出力する。
 図1に示すように、第1の実施形態の固体撮像装置1は、基板2と、画素領域3と、垂直駆動回路4と、カラム信号処理回路5と、水平駆動回路6と、出力回路7と、制御回路8とを備えている。
 画素領域3は、基板2上に、二次元アレイ状に配列された複数の画素9を有している。画素9は、図2A及び図2Bに示した光電変換部17と、複数の画素トランジスタ(不図示)とを有している。複数の画素トランジスタとしては、例えば、転送トランジスタ、リセットトランジスタ、選択トランジスタ、アンプトランジスタの4つのトランジスタを採用できる。また例えば、選択トランジスタを除いた3つのトランジスタを用いてもよい。
 垂直駆動回路4は、例えば、シフトレジスタによって構成され、所望の画素駆動配線10を選択し、選択した画素駆動配線10に画素9を駆動するためのパルスを供給し、各画素9を行単位で駆動する。即ち、垂直駆動回路4は、画素領域3の各画素9を行単位で順次垂直方向に選択走査し、各画素9の光電変換部17において受光量に応じて生成した信号電荷に基づく画素信号を、垂直信号線11を通してカラム信号処理回路5に供給する。
 カラム信号処理回路5は、例えば、画素9の列毎に配置されており、1行分の画素9から出力される信号に対して画素列毎にノイズ除去等の信号処理を行う。例えばカラム信号処理回路5は画素固有の固定パターンノイズを除去するためのCDS(Correlated Double Sampling:相関2重サンプリング)及びAD(Analog Digital)変換等の信号処理を行う。
 水平駆動回路6は、例えば、シフトレジスタによって構成され、水平走査パルスをカラム信号処理回路5に順次出力して、カラム信号処理回路5の各々を順番に選択し、カラム信号処理回路5の各々から信号処理が行われた画素信号を水平信号線12に出力させる。
 出力回路7は、カラム信号処理回路5の各々から水平信号線12を通して、順次に供給される画素信号に対し信号処理を行って出力する。信号処理としては、例えば、バファリング、光学的黒レベル調整、列ばらつき補正、各種デジタル信号処理等を採用できる。光学的黒レベル調整としては、例えば、有効画素領域19の画素9から得られた画素信号から、オプティカルブラック画素領域20の画素9から得られた光学的黒レベルの基準信号を減算することで、画素信号の黒レベルを「0」に補正する処理を用いることができる。
 制御回路8は、垂直同期信号、水平同期信号、及びマスタクロック信号に基づいて、垂直駆動回路4、カラム信号処理回路5、及び水平駆動回路6等の動作の基準となるクロック信号や制御信号を生成する。そして、制御回路8は、生成したクロック信号や制御信号を、垂直駆動回路4、カラム信号処理回路5、及び水平駆動回路6等に出力する。
[1-2 要部の構成]
 次に、図1の固体撮像装置1の詳細構造について説明する。図2Aは、固体撮像装置1の画素領域3の断面構成を示す図である。図2Bは、図2AのB-B線で破断した場合の、基板2の平面構成を示す図である。図2A及び図2Bでは、固体撮像装置1として、裏面照射型のCMOSイメージセンサ(CMOS型固体撮像装置)を用いている。
 図2A及び図2Bに示すように、第1の実施形態の固体撮像装置1は、基板2、絶縁膜13、遮光膜14及び平坦化膜15がこの順に積層されてなる受光層16を備えている。
 基板2は、例えば、シリコン(Si)からなる半導体基板によって構成され、図1に示した画素領域3を形成している。画素領域3には、図2A及び図2Bに示すように、基板2に形成された複数の光電変換部17、つまり基板2に埋設された複数の光電変換部17を含んで構成される複数の画素9が、二次元アレイ状に配置されている。光電変換部17では、入射光18の光量に応じた信号電荷が生成され、生成された信号電荷が蓄積される。
 また、画素領域3は、図1に示すように、有効画素領域19と、オプティカルブラック画素領域20(以下、「OPB画素領域20」とも呼ぶ)とに区画されている。有効画素領域19は、入射光18に応じた画素信号を得るための光電変換部17が形成された領域である。また、OPB画素領域20は、有効画素領域19に隣接し、受光面側が遮光膜14で覆われ、光学的黒レベルの画素信号(以下、「基準信号」とも呼ぶ)を得るための光電変換部17が形成された領域である。図1では、画素領域3の中央に有効画素領域19が位置し、画素領域3の周縁部にOPB画素領域20が位置する構成を例示している。
 画素領域3の周縁部にOPB画素領域20が位置する場合、光学的黒レベルの基準信号の取得に使用する画素9(OPB画素9)としては、OPB画素領域20内の画素9のうちの、有効画素領域19の上辺から離れた位置に平面視で上辺と平行に配されている複数の画素列21aと、有効画素領域19の下辺から離れた位置に平面視で下辺と平行に配されている複数の画素列21bと、有効画素領域19の左辺から離れた位置に平面視で左辺と平行に配されている複数の画素列21cと、有効画素領域19の右辺から離れた位置に平面視で右辺と平行に配されている複数の画素列21dとを採用することができる。
 また、各光電変換部17は、画素分離部22によって物理的に分離されている。画素分離部22は、各光電変換部17を取り囲むように、格子状に形成されている。画素分離部22は、基板2の絶縁膜13側の面(以下、「裏面S1」とも呼ぶ)側から深さ方向に形成されたトレンチ部23(溝部)を有している。即ち、基板2の裏面S1側の、隣接する光電変換部17の間には、トレンチ部23が形成されている。また、トレンチ部23は、画素分離部22と同様に、各光電変換部17を取り囲むように格子状に形成されている。
 また、トレンチ部23を構成する複数の直線溝部24のうちの、有効画素領域19とOPB画素領域20との境界に形成されている直線溝部24(以下「第1の直線溝部24a」とも呼ぶ)は、有効画素領域19内の光電変換部17間に形成されている直線溝部24と形状が異なっている。具体的には、第1の直線溝部24aは、有効画素領域19内の画素9間に配置されている直線溝部24(以下「第3の直線溝部24c」とも呼ぶ)よりも深さが深くなっている。また第1の直線溝部24aの側壁面及び底面は、基板2の裏面S1側を覆う絶縁膜13で被覆されている。絶縁膜13の膜厚は、第1の直線溝部24a内に空間を形成するために第1の直線溝部24a内を全て埋め込まない均一な膜厚とする。
 また、第1の直線溝部24a内の絶縁膜13で囲まれた空間内には、遮光材料25が埋め込まれている。遮光材料25としては、アルミニウム(Al)、タングステン(W)又は銅(Cu)等の金属を採用できる。アルミニウム、タングステン、銅を用いることにより、遮光性を高めることができる。このように、第1の直線溝部24aの深さを第3の直線溝部24cの深さよりも深くし、第1の直線溝部24aに遮光材料25を埋め込むことで、有効画素領域19とOPB画素領域20との境界付近において、有効画素領域19に入射し、有効画素領域19を通過してOPB画素領域20内に侵入する入射光18のうち、有効画素領域19(基板2)の深い部分を通ってOPB画素領域20に侵入する入射光18を第1の直線溝部24aが構成する画素分離部22(遮光材料25)で弱めることができる。
 また、第1の直線溝部24a以外の直線溝部24、つまり、第2の直線溝部24b及び第3の直線溝部24cのそれぞれの深さは互いに同一となっている。また、第2の直線溝部24b内及び第3の直線溝部24c内には、絶縁膜13が埋め込まれている。即ち、遮光材料25は、第1の直線溝部24aにのみ埋め込まれ、第1の直線溝部24a以外の直線溝部24(第2の直線溝部24b、第3の直線溝部24c)には埋め込まれていない。
 ここで、第1の実施形態では、第1の直線溝部24aの深さを、第3の直線溝部24cの深さよりも深くするため、第1の直線溝部24aと有効画素領域19の光電変換部17との界面で発生する暗電流が、第3の直線溝部24cと光電変換部17との界面で発生する暗電流よりも大きくなる。それゆえ、OPB画素領域20に隣接する有効画素領域19の光電変換部17から得られる画素信号は使用することができない。即ち、OPB画素領域20に隣接する有効画素領域19の画素9は使用できない画素となる。また同様に、有効画素領域19に隣接するOPB画素領域20の画素9も使用できない画素となる。
 なお、第1の実施形態では、第1の直線溝部24aの形状(深さ)を第3の直線溝部24cの形状(深さ)と異ならせる例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、トレンチ部23を構成する複数の直線溝部24のうちの、第1の直線溝部24a、或いは、OPB画素領域20内に形成され、平面視で有効画素領域19とOPB画素領域20との境界と平行な複数の第2の直線溝部24bの何れかの直線溝部24(以下「特定直線溝部26」とも呼ぶ)の形状が、第3の直線溝部24cの形状と異なっていればよい。
 具体的には、図3に示すように、特定直線溝部26を、第1の直線溝部24aを含まず、複数の第2の直線溝部24bの何れかのみを含む構成としてもよい。この場合、第1の直線溝部24aの深さを、第3の直線溝部24c(有効画素領域19の直線溝部24)の深さと同一とする。これにより、第1の直線溝部24aと有効画素領域19の光電変換部17との界面で発生する暗電流を、第3の直線溝部24cと有効画素領域19の光電変換部17との界面で発生する暗電流と同程度とすることができる。それゆえ、OPB画素領域20に隣接する有効画素領域19の光電変換部17から得られる画素信号を、境界に隣接しない有効画素領域19の光電変換部17から得られる画素信号と同様に利用することができる。即ち、OPB画素領域20に隣接する有効画素領域19の画素9は使用可能な画素となる。その結果有効画素領域19の縮小を防止できる。図3では、第1の直線溝部24aに最も近い第2の直線溝部24bを特定直線溝部26とした場合を例示している。
 また、例えば、図4に示すように、特定直線溝部26を、第1の直線溝部24a及び複数の第2の直線溝部24bのうちの何れか2つ以上とする構成としてもよい。これにより、有効画素領域19を通過してOPB画素領域20に侵入する入射光18をより弱めることができ、光学的黒レベルの基準信号の取得に利用できない画素9を減らすことができる。図4では、第1の直線溝部24aと、第1の直線溝部24aに最も近い第2の直線溝部24bとの2つを特定直線溝部26とした場合を例示している。また、図4では、2つの特定直線溝部26(幅広の溝部)を設けたことにともない、特定直線溝部26に隣接するOPB画素領域20の光電変換部17(画素9)の幅を狭くした場合を例示している。
 特定直線溝部26を2つ以上とする場合、例えば、有効画素領域19に最も近い特定直線溝部26に埋め込まれている遮光材料25を、光を反射する第1の材料25aとし、その他の特定直線溝部26に埋め込まれている遮光材料25を、光を吸収する第2の材料25bとする構成としてもよい。第1の材料25aとしては、例えば、アルミニウム(Al)、ルテニウム(Ru)を採用できる。また、第2の材料25bとしては、例えば、タングステン(W)、チタン(Ti)を採用できる。これにより、有効画素領域19を通過してOPB画素領域20に侵入する入射光18を有効画素領域19に反射することができ、OPB画素領域20に隣接する有効画素領域19の光電変換部17で発生される電荷の低減を抑制できる。また、有効画素領域19に最も近い特定直線溝部26を通過してOPB画素領域20に侵入した入射光18の反射を防止でき、反射された入射光18によってOPB画素領域20の光電変換部17で発生される電荷が増大することを抑制できる。
 ちなみに、例えば、有効画素領域19に最も近い特定直線溝部26の遮光材料25を第2の材料25bとする方法では、OPB画素領域20に隣接する有効画素領域19の光電変換部17で発生される電荷が低減する。また、例えば、その他の特定直線溝部26の遮光材料25を第1の材料25aとする方法では、有効画素領域19に最も近い特定直線溝部26を通過してOPB画素領域20に侵入した入射光18が反射され、反射された入射光18によってOPB画素領域20の光電変換部17で発生される電荷が増大する。
 また、第1の実施形態では、例えば、図2Aに示すように、特定直線溝部26の深さを深くすることに加え、特定直線溝部26の幅を、第3の直線溝部24cの幅よりも広くする構成としてもよい。また、例えば、特定直線溝部26の深さを深くせず、特定直線溝部26の幅のみを広くする(第3の直線溝部24cの幅よりも広くする)構成としてもよい。これにより、特定直線溝部26の遮光性をより向上でき、特定直線溝部26を通ってOPB画素領域20に侵入する入射光18をより確実に弱めることができる。また、特定直線溝部26内部に遮光材料25を埋め込み易くなり、遮光材料25内にボイド(空隙)が発生することを防止できる。特に、IR(infrared)を検出するために、光電変換部17が深く(基板2が厚く)、トレンチ部23が深めに形成されている固体撮像装置1に好適である。また、特定直線溝部26のみ幅を広くするため、基板2の反りを抑制できる。図2Aでは、特定直線溝部26の幅を広くしたことにともない、特定直線溝部26に隣接するOPB画素領域20の光電変換部17(画素9)の幅を狭くした場合を例示している。
 ちなみに、例えば、トレンチ部23を構成する全ての直線溝部24の幅を広くする方法によれば、直線溝部24の開口部側の幅が広がって、基板2に反りが発生する。また、光電変換部17の受光面側の面積が小さくなって、光電変換部17の感度が低下する。
 絶縁膜13は、直線溝部24の側壁面及び底面、並びに基板2の裏面S1側の全体(受光面側の全体)を連続的に被覆している。絶縁膜13は、固定電荷を発生させてピニングを強化することが可能な負の電荷を有する固定電荷膜等を多数積層して構成してもよい。
 遮光膜14は、絶縁膜13の裏面S2側の全体(受光面側の全体)を連続的に被覆している。具体的には、遮光膜14は、有効画素領域19では、各光電変換部17の受光面を開口するように、格子状に形成されている。また、OPB画素領域20では、光電変換部17の受光面に対応した開口がなく、完全遮光になっている。遮光膜14の材料としては、例えば、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、銅(Cu)等の金属を採用できる。
 平坦化膜15は、遮光膜14を含む絶縁膜13の裏面S2側全体(受光面側全体)を連続的に被覆している。これにより、受光層16の裏面S1は、凹凸がない平坦面とされている。平坦化膜15の材料としては、例えば、樹脂等の有機材料を用いることができる。
 また、第1の実施形態の固体撮像装置1は、受光層16の平坦化膜15側の面(以下、「裏面S3」とも呼ぶ)のうち、有効画素領域19に対応する部分には、カラーフィルタ27及びマイクロレンズ28(オンチップレンズ)がこの順に積層されてなる集光層29が形成されている。さらに、受光層16の基板2側の面(以下、「表面S4」とも呼ぶ)の全体には、配線層30及び支持基板31がこの順に積層されている。
 カラーフィルタ27は、平坦化膜15の裏面S3側(受光面側)に、各光電変換部17に対応して形成されている。即ち、1つの光電変換部17に対して1つのカラーフィルタ27が形成されている。これにより、カラーフィルタ27は、二次元アレイ状に規則的に配列されてなるカラーフィルタアレイ32を形成している。カラーフィルタ27のそれぞれは、赤色R、緑色G、青色B等の各光電変換部17に受光させたい入射光18の特定の波長を透過し、透過させた入射光18を光電変換部17に入射させる構成となっている。
 マイクロレンズ28は、カラーフィルタ27の裏面S5側(受光面側)に、各光電変換部17に対応して形成されている。即ち、1つの光電変換部17に対して1つのマイクロレンズ28が形成されている。これにより、マイクロレンズ28は、二次元アレイ状に規則的に配列されてなるマイクロレンズアレイ33を形成している。マイクロレンズ28のそれぞれは、被写体からの像光(入射光18)を集光し、集光した入射光18をカラーフィルタ27を介して光電変換部17の裏面(受光面)付近に導く構成となっている。
 配線層30は、基板2の表面S4側に形成されており、層間絶縁膜34と、層間絶縁膜34を介して複数層に積層された配線35とを含んで構成されている。そして、配線層30は、複数層の配線35を介して、各画素9を構成する画素トランジスタを駆動する。
 支持基板31は、配線層30の基板2に面する側とは反対側の面に形成されている。支持基板31は、固体撮像装置1の製造段階において、基板2の強度を確保するための基板である。支持基板31の材料としては、例えば、シリコン(Si)を用いることができる。
 以上説明したように、第1の実施形態の固体撮像装置1では、トレンチ部23を構成する複数の直線溝部24のうちの、有効画素領域19とオプティカルブラック画素領域20(OPB画素領域20)との境界に形成されている第1の直線溝部24a、及びOPB画素領域20内に形成され平面視で境界と平行な複数の第2の直線溝部24bの何れかである特定直線溝部26を、有効画素領域19内の光電変換部17間に形成されている第3の直線溝部24cと形状が異なっており、かつ、内部に遮光材料25が埋め込まれている構成とした。これにより、例えば、特定直線溝部26の形状を第3の直線溝部24cの形状よりも遮光性に優れた形状とすることで、有効画素領域19とOPB画素領域20との境界付近において、有効画素領域19を通過してOPB画素領域20内に侵入する入射光18を、特定直線溝部26が構成する画素分離部22で弱めることができる。それゆえ、有効画素領域19からの入射光18が届くOPB画素領域20の光電変換部17(画素9)の行数を低減できる。即ち、光学的黒レベルの基準信号の取得に利用できない画素9(無効な画素9)の行数を低減できる。具体的には、有効画素領域19とOPB画素9(基準信号の取得に使用する画素9)との間に配置される無効な画素9は、従来10行~20行必要であったが、2行~3行とすることができる。その結果、OPB画素領域20を縮小して、チップ面積を縮小でき、製造コストを低減できる。若しくは、チップ面積を維持しつつ、OPB画素領域20を縮小した分だけ、有効画素領域19を拡大できる。
〈2.第2の実施形態:固体撮像装置〉
[2-1 要部の構成]
 次に、本開示の第2の実施形態に係る固体撮像装置1について説明する。第2の実施形態に係る固体撮像装置の全体構成は、図1と同様であるから図示を省略する。図5は、第2の実施形態に係る固体撮像装置1の要部の断面構成図である。図5において、図2Aに対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
 第2の実施形態に係る固体撮像装置1は、画素分離部22の構成が、第1の実施形態に係る固体撮像装置1と異なっている。第2の実施形態では、図5に示すように、トレンチ部23を構成する複数の直線溝部24(第1の直線溝部24a、第2の直線溝部24b、第3の直線溝部24c)のそれぞれが、基板2を貫通して形成されている。即ち、全ての直線溝部24の深さが同一となっている。また、特定直線溝部26の幅は、第3の直線溝部24cの幅よりも広くなっている。図5では、第1の直線溝部24aが特定直線溝部26とされた構成を例示している。また、遮光材料25は、特定直線溝部26にのみ埋め込まれ、特定直線溝部26以外の直線溝部24には埋め込まれていない。
 以上説明したように、第2の実施形態の固体撮像装置1では、複数の直線溝部24のそれぞれを、基板2を貫通して形成されたものとし、特定直線溝部26の幅を、第3の直線溝部24cの幅よりも広くした構成とした。これにより、特定直線溝部26の遮光性をより向上でき、特定直線溝部26を通ってOPB画素領域20に侵入する入射光18をより確実に弱めることができる。また、特定直線溝部26内部に遮光材料25を埋め込み易くなり、遮光材料25内にボイド(空隙)が発生することを防止することができる。また、特定直線溝部26のみ幅を広くするため、基板2の反りを抑制することができる。
 ちなみに、例えば、トレンチ部23を構成する全ての直線溝部24の幅を広くする方法によれば、直線溝部24の開口部側の幅が広がって、基板2に反りが発生する。また、光電変換部17の受光面側の面積が小さくなって、光電変換部17の感度が低下する。
 また、第2の実施形態の固体撮像装置1では、全ての直線溝部24の深さが同一となっているため、第1の直線溝部24aと有効画素領域19の光電変換部17との界面で発生する暗電流が、第3の直線溝部24cと光電変換部17との界面で発生する暗電流と同程度となる。それゆえ、OPB画素領域20に隣接する有効画素領域19の光電変換部17から得られる画素信号は使用することができる。即ち、OPB画素領域20に隣接する有効画素領域19の画素9は、画素信号の取得に使用できる画素9(以下「有効画素9」とも呼ぶ)となる。その結果、有効画素領域19を維持しつつ、有効画素9を増加できる。
[2-2 変形例]
 なお、第1の実施形態及び第2の実施形態では、光電変換部17の受光面側の形状を四角形とする例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、図6Aに示すように、八角形としてもよく、図6Bに示すように、円形としてもよい。光電変換部17の受光面側の形状を八角形や円形とした場合、トレンチ部23を構成する直線溝部24の側面は、八角形や円形の光電変換部17の側面に沿った凹凸を有する形状となる。
〈3.電子機器への応用例〉
 本開示に係る技術(本技術)は、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置、撮像機能を備えた携帯電話機、又は、撮像機能を備えた他の機器といった各種の電子機器に適用されてもよい。
 図7は、本開示に係る技術(本技術)が適用され得る電子機器(例えば、カメラ)の概略的な構成の一例を示す図である。
 図7に示すように、電子機器100は、固体撮像装置101と、光学レンズ102と、シャッタ装置103と、駆動回路104と、信号処理回路105とを備えている。
 光学レンズ102は、被写体からの像光(入射光106)を固体撮像装置101の撮像面上に結像させる。これにより、固体撮像装置101内に一定期間にわたって信号電荷が蓄積される。シャッタ装置103は、固体撮像装置101への光照射期間及び遮光期間を制御する。駆動回路104は、固体撮像装置101の転送動作及びシャッタ装置103のシャッタ動作を制御する駆動信号を供給する。駆動回路104から供給される駆動信号(タイミング信号)により、固体撮像装置101の信号転送を行なう。信号処理回路105は、固体撮像装置101から出力される信号(画素信号)に各種信号処理を行う。信号処理が行われた映像信号は、メモリ等の記憶媒体に記憶され、或いはモニタに出力される。
 なお、固体撮像装置1を適用できる電子機器100としては、カメラに限られるものではなく、他の電子機器にも適用することができる。例えば、携帯電話機やタブレット端末等のモバイル機器向けカメラモジュール等の撮像装置に適用してもよい。
 以上、本開示に係る技術が適用され得る電子機器の一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、固体撮像装置101に適用され得る。具体的には、図1の固体撮像装置1は、固体撮像装置101に適用できる。固体撮像装置101に本開示に係る技術を適用することにより、より良好な撮影画像を得ることができる。
 なお、本技術は、以下のような構成を取ることができる。
(1)
 基板に形成され、アレイ状に配置された複数の光電変換部を備える画素領域と、
 前記光電変換部間に格子状に形成されたトレンチ部を含む画素分離部とを備え、
 前記画素領域は、入射光に応じた画素信号を得るための前記光電変換部を有する有効画素領域と、前記有効画素領域に隣接し、受光面側が遮光膜で覆われて、光学的黒レベルの基準信号を得るための前記光電変換部を有するオプティカルブラック画素領域とに区画されており、
 前記トレンチ部を構成する複数の直線溝部のうちの、前記有効画素領域と前記オプティカルブラック画素領域との境界に形成されている第1の直線溝部、及び前記オプティカルブラック画素領域内に形成され平面視で前記境界と平行な複数の第2の直線溝部の何れかである特定直線溝部は、前記有効画素領域内の画素間に形成されている第3の直線溝部と形状が異なっており、かつ、内部に遮光材料が埋め込まれている
 固体撮像装置。
(2)
 前記特定直線溝部の深さは、前記第3の直線溝部の深さよりも深い
 前記(1)に記載の固体撮像装置。
(3)
 前記特定直線溝部は、前記第1の直線溝部を含まず、複数の前記第2の直線溝部の何れかのみを含む
 前記(2)に記載の固体撮像装置。
(4)
 前記特定直線溝部の幅は、前記第3の直線溝部の幅よりも広い
 前記(1)から(3)の何れかに記載の固体撮像装置。
(5)
 複数の前記直線溝部のそれぞれは、前記基板を貫通して形成されており、
 前記特定直線溝部の幅は、前記第3の直線溝部の幅よりも広い
 前記(1)に記載の固体撮像装置。
(6)
 前記特定直線溝部は、前記第1の直線溝部、及び複数の前記第2の直線溝部のうちの何れか2つ以上である
 前記(1)から(5)の何れかに記載の固体撮像装置。
(7)
 前記有効画素領域に最も近い前記特定直線溝部に埋め込まれている前記遮光材料は、光を反射する第1の材料であり、その他の前記特定直線溝部に埋め込まれている前記遮光材料は、光を吸収する第2の材料である
 前記(6)に記載の固体撮像装置。
(8)
 前記遮光材料は、アルミニウム、タングステン又は銅である
 前記(1)から(6)の何れかに記載の固体撮像装置。
(9)
 基板に形成され、アレイ状に配置された複数の光電変換部を備える画素領域と、前記光電変換部間に格子状に形成されたトレンチ部を含む画素分離部とを備え、前記画素領域は、入射光に応じた画素信号を得るための前記光電変換部を有する有効画素領域と、前記有効画素領域に隣接し、受光面側が遮光膜で覆われて、光学的黒レベルの基準信号を得るための前記光電変換部を有するオプティカルブラック画素領域とに区画されており、前記トレンチ部を構成する複数の直線溝部のうちの、前記有効画素領域と前記オプティカルブラック画素領域との境界に形成されている第1の直線溝部、及び前記オプティカルブラック画素領域内に形成され平面視で前記境界と平行な複数の第2の直線溝部の何れかである特定直線溝部は、前記有効画素領域内の画素間に形成されている第3の直線溝部と形状が異なっており、かつ、内部に遮光材料が埋め込まれている固体撮像装置と、
 被写体からの像光を前記固体撮像装置の撮像面上に結像させる光学レンズと、
 前記固体撮像装置から出力される信号に信号処理を行う信号処理回路とを備える
 電子機器。
 1…固体撮像装置、2…基板、3…画素領域、4…垂直駆動回路、5…カラム信号処理回路、6…水平駆動回路、7…出力回路、8…制御回路、9…画素(有効画素、OPB画素)、10…画素駆動配線、11…垂直信号線、12…水平信号線、13…絶縁膜、14…遮光膜、15…平坦化膜、16…受光層、17…光電変換部、18…入射光、19…有効画素領域、20…オプティカルブラック画素領域(OPB画素領域)、21a、21b、21c、21d…画素列、22…画素分離部、23…トレンチ部、24…直線溝部、24a…第1の直線溝部、24b…第2の直線溝部、24c…第3の直線溝部、25…遮光材料、25a…第1の材料、25b…第2の材料、26…特定直線溝部、27…カラーフィルタ、28…マイクロレンズ、29…集光層、30…配線層、31…支持基板、32…カラーフィルタアレイ、33…マイクロレンズアレイ、34…層間絶縁膜、35…配線、100…電子機器、101…固体撮像装置、102…光学レンズ、103…シャッタ装置、104…駆動回路、105…信号処理回路、106…入射光

Claims (9)

  1.  基板に形成され、アレイ状に配置された複数の光電変換部を備える画素領域と、
     前記光電変換部間に格子状に形成されたトレンチ部を含む画素分離部とを備え、
     前記画素領域は、入射光に応じた画素信号を得るための前記光電変換部を有する有効画素領域と、前記有効画素領域に隣接し、受光面側が遮光膜で覆われて、光学的黒レベルの基準信号を得るための前記光電変換部を有するオプティカルブラック画素領域とに区画されており、
     前記トレンチ部を構成する複数の直線溝部のうちの、前記有効画素領域と前記オプティカルブラック画素領域との境界に形成されている第1の直線溝部、及び前記オプティカルブラック画素領域内に形成され平面視で前記境界と平行な複数の第2の直線溝部の何れかである特定直線溝部は、前記有効画素領域内の画素間に形成されている第3の直線溝部と形状が異なっており、かつ、内部に遮光材料が埋め込まれている
     固体撮像装置。
  2.  前記特定直線溝部の深さは、前記第3の直線溝部の深さよりも深い
     請求項1に記載の固体撮像装置。
  3.  前記特定直線溝部は、前記第1の直線溝部を含まず、複数の前記第2の直線溝部の何れかのみを含む
     請求項2に記載の固体撮像装置。
  4.  前記特定直線溝部の幅は、前記第3の直線溝部の幅よりも広い
     請求項1に記載の固体撮像装置。
  5.  複数の前記直線溝部のそれぞれは、前記基板を貫通して形成されており、
     前記特定直線溝部の幅は、前記第3の直線溝部の幅よりも広い
     請求項1に記載の固体撮像装置。
  6.  前記特定直線溝部は、前記第1の直線溝部、及び複数の前記第2の直線溝部のうちの何れか2つ以上である
     請求項1に記載の固体撮像装置。
  7.  前記有効画素領域に最も近い前記特定直線溝部に埋め込まれている前記遮光材料は、光を反射する第1の材料であり、その他の前記特定直線溝部に埋め込まれている前記遮光材料は、光を吸収する第2の材料である
     請求項6に記載の固体撮像装置。
  8.  前記遮光材料は、アルミニウム、タングステン又は銅である
     請求項1に記載の固体撮像装置。
  9.  基板に形成され、アレイ状に配置された複数の光電変換部を備える画素領域と、前記光電変換部間に格子状に形成されたトレンチ部を含む画素分離部とを備え、前記画素領域は、入射光に応じた画素信号を得るための前記光電変換部を有する有効画素領域と、前記有効画素領域に隣接し、受光面側が遮光膜で覆われて、光学的黒レベルの基準信号を得るための前記光電変換部を有するオプティカルブラック画素領域とに区画されており、前記トレンチ部を構成する複数の直線溝部のうちの、前記有効画素領域と前記オプティカルブラック画素領域との境界に形成されている第1の直線溝部、及び前記オプティカルブラック画素領域内に形成され平面視で前記境界と平行な複数の第2の直線溝部の何れかである特定直線溝部は、前記有効画素領域内の画素間に形成されている第3の直線溝部と形状が異なっており、かつ、内部に遮光材料が埋め込まれている固体撮像装置と、
     被写体からの像光を前記固体撮像装置の撮像面上に結像させる光学レンズと、
     前記固体撮像装置から出力される信号に信号処理を行う信号処理回路とを備える
     電子機器。
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