WO2021153380A1

WO2021153380A1 - 撮像装置

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Publication number: WO2021153380A1
Application number: PCT/JP2021/001886
Authority: WO
Inventors: 信陽鈴木; 清水　孝之
Original assignee: 富士フイルム株式会社
Priority date: 2020-01-28
Filing date: 2021-01-20
Publication date: 2021-08-05
Also published as: CN115004102A; JPWO2021153380A1; JP7288523B2; CN115004102B

Abstract

収納及び展開可能に支持された表示部を有する撮像装置を提供する。　本体部（１０）に対し収納及び展開可能に支持された表示部（２０）を有するデジタルカメラ（１００）であって、表示部（２０）の支持機構（４０）は、第一方向Ｄ１に延びる第一回動軸Ｊ１回りに表示部（２０）を回動自在に支持するヒンジ部材（４１）と、ヒンジ部材（４１）を第一方向Ｄ１に延びる第二回動軸Ｊ２回りに回動自在に支持するヒンジ部材（４２）と、を含み、表示部（２０）の収納部（３０）は、表示部（２０）の第一方向Ｄ１に直交する第二方向Ｄ２の両端部のうちの第二回動軸Ｊ２側の第一端部Ｅ１と対面する下壁部（３５）を有し、下壁部（３５）と第一端部Ｅ１との隙間は、表示部（２０）が収納部（３０）に収納されている収納状態から、第二端部Ｅ２側から表示部（２０）が第二回動軸Ｊ２回りに回動される状態において、第一端部Ｅ１の本体部（１０）側と反対側の端Ｅ１ｆが下壁部（３５）に当接する距離となっている。

Description

撮像装置

　本発明は、撮像装置に関する。

　背面に搭載されている表示部を、表示部の長手方向に延びる軸回りに回動させることのできる機構を搭載したデジタルカメラが知られている（例えば特許文献１参照）。特許文献２と特許文献３には、表示パネルの保持構造が開示されている。

国際公開第２０１７／１５９５４５号日本国特開２０００－１８１３７１号公報日本国特開２００６－１１１６３号公報

　本発明は、収納及び展開可能に支持された表示部を有する撮像装置を提供することを目的とする。

　本発明の撮像装置の一態様は、本体部に対し収納及び展開可能に支持された表示部を有する撮像装置であって、上記表示部の支持機構は、第一方向に延びる第一回動軸回りに上記表示部を回動自在に支持する第一支持部材と、上記第一支持部材を上記第一方向に延びる第二回動軸回りに回動自在に支持する第二支持部材と、を含み、上記本体部における上記表示部の収納部は、上記表示部の上記第一方向に直交する第二方向の両端部のうちの上記第二回動軸側の第一端部と対面する壁部を有し、上記壁部と上記第一端部との隙間は、上記表示部が上記収納部に収納されている収納状態から、上記両端部のうちの上記第一端部と反対側の第二端部側から上記表示部が上記第二回動軸回りに回動される状態において、上記第一端部の上記本体部側と反対側の端が上記壁部に当接する距離となっているものである。

本発明の撮像装置の一実施形態であるデジタルカメラ１００の外観構成を示す斜視図である。図１に示すデジタルカメラ１００において、表示部２０を本体部１０に対して展開した状態を示す斜視図である。図１に示すデジタルカメラ１００において、表示部２０を本体部１０に対して展開した状態を示す斜視図である。図１に示すデジタルカメラ１００における表示部２０のＡ－Ａ線の断面模式図である。図１に示すデジタルカメラ１００の表示部２０及び支持機構４０を第二保護部材２３側から見た平面模式図である。図１に示す収納状態におけるデジタルカメラ１００のＢ－Ｂ線の断面模式図である。図６に示すデジタルカメラ１００の表示部２０を展開した状態を示す断面模式図である。図７に示す状態から表示部２０を更に展開した状態を示す断面模式図である。図６に示す状態から表示部２０を第二端部Ｅ２から回動させた状態を示す断面模式図である。図１に示すデジタルカメラ１００の参考変形例を示す断面模式図である。

　以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。

　図１は、本発明の撮像装置の一実施形態であるデジタルカメラ１００の外観構成を示す斜視図である。デジタルカメラ１００は、本体部１０と、本体部１０に対し収納及び展開可能に、本体部１０に支持された表示部２０と、を備える。図１は、表示部２０が本体部１０に収納された状態（以下、収納状態と記載する）を示している。

　本体部１０は、外形状が略直方体状となっており、表示部２０が支持される背面と反対側の正面には、図示省略のレンズ装置を着脱自在に支持するためのレンズマウントが設けられている。なお、デジタルカメラ１００は、レンズ装置が本体部１０に固定されて交換できないものであってもよい。

　以下では、本体部１０の長手方向（横方向）を第一方向Ｄ１と記載する。第一方向Ｄ１の一方（図１の右から左に向かう方向）を左方向又は左側と記載する。第一方向Ｄ１の他方（図１の左から右に向かう方向）を右方向又は右側と記載する。

　また、本体部１０の短手方向（縦方向）を第二方向Ｄ２と記載する。第二方向Ｄ２の一方（図１の上から下に向かう方向）を下方向又は下側と記載する。第二方向Ｄ２の他方（図１の下から上に向かう方向）を上方向又は上側と記載する。第一方向Ｄ１と第二方向Ｄ２は直交している。

　また、第一方向Ｄ１及び第二方向Ｄ２に直交する方向（デジタルカメラ１００の奥行方向）を第三方向Ｄ３と記載する。第三方向Ｄ３の一方向（デジタルカメラ１００の正面から背面に向かう方向）を後方向又は後側と記載する。第三方向Ｄ３の他方向（デジタルカメラ１００の背面から正面に向かう方向）を前方向又は前側と記載する。

　表示部２０は、図１に示した収納状態において、本体部１０の第二方向Ｄ２の中心よりも一方側（下側）に偏心して配置されている。また、表示部２０は、図１に示した収納状態において、本体部１０の第一方向Ｄ１の中心よりも一方側（左側）に偏心して配置されている。

　表示部２０を本体部１０に対し展開する際の表示部２０の引き出しを補助するために、表示部２０の側部には、指を引っ掛けるための突起部２２ａが設けられている。図１の例では、突起部２２ａは、表示部２０の第一方向Ｄ１の両端部のうちの表示部２０が第一方向Ｄ１において偏心している側（左側）の端部（第三端部）に、左側に突出して設けられている。

　本体部１０には、収納状態において突起部２２ａと近接する位置に、指を挿入するための切り欠き１１が形成されている。この切り欠き１１に指を挿入し、この指によって突起部２２ａを前側から後側に引き上げることで、表示部２０の展開が可能となる。

　図２及び図３は、図１に示すデジタルカメラ１００において、表示部２０を本体部１０に対して展開した状態を示す斜視図である。図２に示すように、本体部１０の背面には、表示部２０を収納するための略直方体状の収納空間ＳＰ１を形成する収納部３０が形成されている。

　収納部３０は、第一方向Ｄ１及び第二方向Ｄ２に平行な略長方形状の底面部３１と、底面部３１の左側の端縁から後側に立ち上がった略長方形状の左壁部３２と、底面部３１の上側の端縁から後側に立ち上がった略長方形状の上壁部３３と、底面部３１の右側の端縁から後側に立ち上がった略長方形状の右壁部３４と、底面部３１の下側の端縁から後側に立ち上がった略長方形状の下壁部３５と、を備え、これらによって収納空間ＳＰ１を区画している。下壁部３５は、収納状態において、表示部２０の第二方向Ｄ２の両端部（以下、上側の端部を第二端部と記載し、下側の端部を第一端部と記載）のうちの第一端部と対面する壁部を構成する。

　図２及び図３に示すように、表示部２０は、支持機構４０によって、本体部１０に支持されている。図２に示すように、支持機構４０は、第一方向Ｄ１に延びる第一回動軸（後述の図５の第一回動軸Ｊ１）回りに表示部２０を回動自在に支持するヒンジ部材４１と、ヒンジ部材４１を第一方向Ｄ１に延びる第二回動軸（後述の図５の第二回動軸Ｊ２）回りに回動自在に支持するヒンジ部材４２と、を含む。

　図４は、図１に示すデジタルカメラ１００における表示部２０のＡ－Ａ線の断面模式図である。表示部２０は、液晶表示素子又は有機ＥＬ（Ｅｌｅｃｔｒｏ　Ｌｕｍｉｎｅｓｃｅｎｃｅ）表示素子等の表示素子を含む表示パネル２１と、表示パネル２１の側面を保護する枠状の第一保護部材２２と、表示パネル２１の表示面と反対側の背面を保護する第二保護部材２３と、を備える。

　第一保護部材２２は、矩形枠状の部材であり、内周面における第三方向Ｄ３の略中央には、内側に向かって延びる筒状の縮径部２２Ａが設けられている。第一保護部材２２の内側のうち、縮径部２２Ａよりも後側に表示パネル２１が設けられ、縮径部２２Ａよりも前側に第二保護部材２３及び支持機構４０が設けられている。表示パネル２１は、縮径部２２Ａにおける後側の面に、接着材又は両面テープ等の固着部材２４によって固着されている。

　図５は、図１に示すデジタルカメラ１００の表示部２０及び支持機構４０を第二保護部材２３側から見た平面模式図である。第一保護部材２２の前側の面のうち、上側の端部には、第一方向Ｄ１に離間して配置された下側に向かって延びる２つの嵌合爪２２ｂが設けられている。第二保護部材２３の上側の端部は、この２つの嵌合爪２２ｂと図４に示した縮径部２２Ａとの間に嵌め込まれている。なお、嵌合爪２２ｂは、３つ以上設けられていてもよい。

　第二保護部材２３の下側の端部は、第一保護部材２２の下側の端部と２つのネジ２２ｃによって固定されている。ネジ２２ｃは、第一方向Ｄ１における各嵌合爪２２ｂと同じ位置に設けられている。ネジ２２ｃは、嵌合爪２２ｂと同様に、３つ以上設けられていてもよい。このように、第二保護部材２３は、下側の端部において第一保護部材２２とネジ２２ｃにより固定され、上側の端部において第一保護部材２２と嵌合されることで、第一保護部材２２に固着されている。

　図５に示すように、表示部２０を本体部１０に対して回動自在に支持する支持機構４０は、第一方向Ｄ１に離間して２つ設けられている。各支持機構４０は、本体部１０の収納部３０における底面部３１の下壁部３５側の端部に固定されたヒンジ部材４２と、第二保護部材２３に固定されたヒンジ部材４３と、ヒンジ部材４２とヒンジ部材４３を連結する棒状のヒンジ部材４１と、を備える。

　ヒンジ部材４１の下側の端部４１ａは、ヒンジ部材４２によって、第一方向Ｄ１に延びる第二回動軸Ｊ２の回りに回動自在に支持されている。ヒンジ部材４１の上側の端部４１ｂは、ヒンジ部材４３及びこれが固定された表示部２０を、第一方向Ｄ１に延びる第一回動軸Ｊ１の回りに回動自在に支持している。ヒンジ部材４１によって第一支持部材が構成され、ヒンジ部材４２によって第二支持部材が構成されている。２つのヒンジ部材４１は補強部材４２ｃによって連結されている。

　図６は、図１に示す収納状態におけるデジタルカメラ１００のＢ－Ｂ線の断面模式図である。図７は、図６に示すデジタルカメラ１００の表示部２０を展開した状態を示す断面模式図である。図８は、図７に示す状態から表示部２０を更に展開した状態を示す断面模式図である。図６に示すように、収納状態においては、表示部２０の後側の端部が、上壁部３３及び下壁部３５の後側の端部と同じ位置又はその位置よりも前側にある。つまり、デジタルカメラ１００は、表示部２０が収納された状態において、表示部２０の後側の端部が収納空間ＳＰ１に完全に収まる構成となっている。これにより、収納状態において、デジタルカメラ１００の背面を略フラット形状にすることができ、外観品質を向上させることができる。

　図７に示すように、表示部２０を展開する際には、表示部２０の下側の第一端部Ｅ１を後側に引き上げる必要がある。第一端部Ｅ１を後側に引き上げることで、表示部２０は、ヒンジ部材４１の端部４１ｂを支点にして回動する。図７に示す状態から、表示部２０の第一端部Ｅ１を後側に更に移動させると、図８に示すように、ヒンジ部材４１が端部４１ａを支点として回動し、且つ、表示部２０がヒンジ部材４１の端部４１ｂを支点として回動することで、表示部２０が収納空間ＳＰ１から大きく引き出されることになる。

　一方、図６に示す収納状態から、表示部２０の上側の第二端部Ｅ２を後側に引き出す操作を行った場合には、表示部２０及びヒンジ部材４１が、ヒンジ部材４１の端部４１ａを支点として後側に回動しようとする。しかし、デジタルカメラ１００では、図６に示す収納状態における表示部２０の第一端部Ｅ１と下壁部３５との隙間の距離が、図９に示すように、収納状態から表示部２０の上側の第二端部Ｅ２が第二回動軸Ｊ２回りに回動される状態において、第一端部Ｅ１の後側の端Ｅ１ｆが下壁部３５に当接する距離に設計されている。つまり、収納状態から表示部２０の上側の第二端部Ｅ２を第二回動軸Ｊ２回りに後側に回動させようとしても、表示部２０の下側の第一端部Ｅ１の端Ｅ１ｆが下壁部３５に当接することで、その回動は阻止される。

　図６の収納状態から、表示部２０の上側の第二端部Ｅ２を回動させて表示部２０を収納空間ＳＰ１から引き出すことを可能にするためには、図１０に示すように、収納状態から表示部２０の上側の第二端部Ｅ２を回動させた際に、表示部２０の下側の第一端部Ｅ１の端Ｅ１ｆが下壁部３５に当接しないように、第一端部Ｅ１と下壁部３５の隙間の距離ＣＬを大きくする必要がある。これに対し、デジタルカメラ１００によれば、収納状態から表示部２０を展開させる際に、表示部２０が第二端部Ｅ２側から回動できないようにすることで、第一端部Ｅ１と下壁部３５の隙間の距離を十分に小さくすることができる。したがって、デジタルカメラ１００の第二方向Ｄ２の大きさを小さくして、小型化が可能となる。

　また、デジタルカメラ１００では、表示パネル２１が第一保護部材２２に接着又は両面テープ等によって固着され、且つ、第一保護部材２２と第二保護部材２３が嵌合及びネジ止めによって固着されている。このように、第一保護部材２２と第二保護部材２３が嵌合とネジ止めを組み合わせて固着されることで、第一保護部材２２に固着されている表示パネル２１に加わる力を軽減することができる。つまり、一方側をネジ止めで強固に固定し、他方側を遊びがある嵌合によって緩やかに固定することで、第一保護部材２２と第二保護部材２３の固着時における表示パネル２１の反りの発生などを防いで、表示部２０の品質を向上させることができる。液晶表示素子等の表示素子を含む表示パネルでは、反りによって縞模様が発生したり、耐久性が悪化したりする場合があるため、有効となる。また、収納状態において回動させることのできる表示部２０の第一端部Ｅ１と反対側において、第一保護部材２２と第二保護部材２３との嵌合箇所を設けることで、収納及び展開時において、第一保護部材２２と第二保護部材２３の相対的な動きを抑制することができる。これにより、表示部２０の耐久性を向上させたり、製品品質を高めたりすることができる。

　また、デジタルカメラ１００によれば、収納状態において、表示部２０が収納空間ＳＰ１に完全に収まる。このため、デジタルカメラ１００の背面をフラット形状とすることができ、外観品質を向上させることができる。また、デジタルカメラ１００の第三方向Ｄ３の大きさも小さくすることができる。また、収納状態において、図２に示すネジ２２ｃが本体部１０の外側に露出するのを防ぐことができ、外観品質を向上させることができる。なお、収納状態において、表示部２０の後側の端部が上壁部３３及び下壁部３５の後側の端部よりも前側に位置するよう構成すれば、収納状態におけるデジタルカメラ１００の落下時において、表示部２０が破損するのを防ぐ効果を得ることもできる。

　以下、デジタルカメラ１００の変形例を説明する。

　突起部２２ａは、表示部２０の第一方向Ｄ１の両端部のうちの第一回動軸Ｊ１よりも第一端部Ｅ１側の領域に設けられていればよい。例えば、第一端部Ｅ１の左端部と右端部の一方又は両方等に下方向に突出する突起部２２ａを設ける構成であってもよい。または、表示部２０の左端部と右端部の各々における第一回動軸Ｊ１よりも下側の位置に突起部２２ａを設ける構成であってもよい。或いは、図１の突起部２２ａの代わりに、表示部２０の右端部における第一回動軸Ｊ１よりも下側の位置に突起部２２ａを設ける構成であってもよい。図１に示すように、表示部２０の左端部における第一回動軸Ｊ１よりも下側の位置に突起部２２ａを設ける構成によれば、デジタルカメラ１００の第二方向Ｄ２の大きさを小さくできると共に、切り欠き１１の形成も容易に行うことができる。

　デジタルカメラ１００の本体部１０の例えば上側の面に、表示部２０と同様に２軸で回動可能なサブディスプレイを設け、このサブディスプレイに対し、表示部２０と同様の収納部及び支持機構を設けてもよい。つまり、デジタルカメラ１００における表示部２０、収納部３０、及び支持機構４０の構成は、本体部１０の背面に設けられる表示部に適用を限定するものではない。

　以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。

（１）
　本体部に対し収納及び展開可能に支持された表示部を有する撮像装置であって、
　上記表示部の支持機構は、
　第一方向に延びる第一回動軸回りに上記表示部を回動自在に支持する第一支持部材と、
　上記第一支持部材を上記第一方向に延びる第二回動軸回りに回動自在に支持する第二支持部材と、を含み、
　上記本体部における上記表示部の収納部は、上記表示部の上記第一方向に直交する第二方向の両端部のうちの上記第二回動軸側の第一端部と対面する壁部を有し、
　上記壁部と上記第一端部との隙間は、上記表示部が上記収納部に収納されている収納状態から、上記両端部のうちの上記第一端部と反対側の第二端部側から上記表示部が上記第二回動軸回りに回動される状態において、上記第一端部の上記本体部側と反対側の端が上記壁部に当接する距離となっている撮像装置。

（２）
　（１）記載の撮像装置であって、
　上記表示部の上記第一方向の両端部のうちの上記第一回動軸よりも上記第一端部側の領域、又は、上記第一端部には、突起部が設けられている撮像装置。

（３）
　（２）記載の撮像装置であって、
　上記突起部は、上記表示部の上記第一方向の両端部のいずれかに設けられている撮像装置。

（４）
　（３）記載の撮像装置であって、
　上記表示部は、上記本体部の上記第一方向の中心よりも一方側に偏心して配置され、
　上記突起部は、上記表示部の上記第一方向の両端部のうちの上記表示部が上記第一方向において偏心している側の第三端部に設けられている撮像装置。

（５）
　（１）から（４）のいずれか１つに記載の撮像装置であって、
　上記表示部は、上記収納状態において、上記本体部の上記第二方向の中心よりも一方側に偏心して配置され、
　上記第二回動軸は、上記第一回動軸よりも、上記表示部が上記第二方向において偏心している側に配置されている撮像装置。

（６）
　（１）から（５）のいずれか１つに記載の撮像装置であって、
　上記表示部は、表示パネルと、上記表示パネルの側面を保護する枠状の第一保護部材と、上記表示パネルの背面を保護する第二保護部材と、を有し、
　上記第二保護部材は、上記第一端部側の端部において上記第一保護部材とネジにより固定され、上記第二端部側の端部において上記第一保護部材と嵌合されている撮像装置。

（７）
　（１）から（６）のいずれか１つに記載の撮像装置であって、
　上記第一方向及び上記第二方向に直交する方向を第三方向とし、
　上記第三方向のうち、上記収納状態において上記本体部から上記表示部に向かう方向を一方向とし、上記一方向の反対方向を他方向とし、
　上記収納状態において、上記表示部の上記一方向の端部が、上記壁部の上記一方向の端部と同じ位置又は上記位置よりも上記他方向側にある撮像装置。

　以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。

　なお、本出願は、２０２０年１月２８日出願の日本特許出願（特願２０２０－０１１９０７）に基づくものであり、その内容は本出願の中に参照として援用される。

　端　Ｅ１ｆ
Ｄ１　第一方向Ｄ
ＳＰ１　収納空間
Ｊ１　第一回動軸
Ｅ１　第一端部
Ｄ２　第二方向
Ｊ２　第二回動軸
Ｅ２　第二端部
Ｄ３　第三方向
１０　本体部
２０　表示部
２１　表示パネル
２２Ａ　縮径部
２２ａ　突起部
２２ｂ　嵌合爪
２２ｃ　ネジ
２２　第一保護部材
２３　第二保護部材
２４　固着部材
３０　収納部
３１　底面部
３２　左壁部
３３　上壁部
３４　右壁部
３５　下壁部
４０　支持機構
４１ａ，４１ｂ　端部
４１，４２，４３　ヒンジ部材
４２ｃ　補強部材
１００　デジタルカメラ
ＣＬ　距離

Claims

　本体部に対し収納及び展開可能に支持された表示部を有する撮像装置であって、
　前記表示部の支持機構は、
　第一方向に延びる第一回動軸回りに前記表示部を回動自在に支持する第一支持部材と、
　前記第一支持部材を前記第一方向に延びる第二回動軸回りに回動自在に支持する第二支持部材と、を含み、
　前記本体部における前記表示部の収納部は、前記表示部の前記第一方向に直交する第二方向の両端部のうちの前記第二回動軸側の第一端部と対面する壁部を有し、
　前記壁部と前記第一端部との隙間は、前記表示部が前記収納部に収納されている収納状態から、前記両端部のうちの前記第一端部と反対側の第二端部側から前記表示部が前記第二回動軸回りに回動される状態において、前記第一端部の前記本体部側と反対側の端が前記壁部に当接する距離となっている撮像装置。
　請求項１記載の撮像装置であって、
　前記表示部の前記第一方向の両端部のうちの前記第一回動軸よりも前記第一端部側の領域、又は、前記第一端部には、突起部が設けられている撮像装置。
　請求項２記載の撮像装置であって、
　前記突起部は、前記表示部の前記第一方向の両端部のいずれかに設けられている撮像装置。
　請求項３記載の撮像装置であって、
　前記表示部は、前記本体部の前記第一方向の中心よりも一方側に偏心して配置され、
　前記突起部は、前記表示部の前記第一方向の両端部のうちの前記表示部が前記第一方向において偏心している側の第三端部に設けられている撮像装置。
　請求項１から４のいずれか１項記載の撮像装置であって、
　前記表示部は、前記収納状態において、前記本体部の前記第二方向の中心よりも一方側に偏心して配置され、
　前記第二回動軸は、前記第一回動軸よりも、前記表示部が前記第二方向において偏心している側に配置されている撮像装置。
　請求項１から５のいずれか１項記載の撮像装置であって、
　前記表示部は、表示パネルと、前記表示パネルの側面を保護する枠状の第一保護部材と、前記表示パネルの背面を保護する第二保護部材と、を有し、
　前記第二保護部材は、前記第一端部側の端部において前記第一保護部材とネジにより固定され、前記第二端部側の端部において前記第一保護部材と嵌合されている撮像装置。
　請求項１から６のいずれか１項記載の撮像装置であって、
　前記第一方向及び前記第二方向に直交する方向を第三方向とし、
　前記第三方向のうち、前記収納状態において前記本体部から前記表示部に向かう方向を一方向とし、前記一方向の反対方向を他方向とし、
　前記収納状態において、前記表示部の前記一方向の端部が、前記壁部の前記一方向の端部と同じ位置又は前記位置よりも前記他方向側にある撮像装置。