WO2021049610A1 - 溶接観察装置、溶接観察システム、および溶接観察方法 - Google Patents

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Abstract

溶接観察装置は、アーク溶接における溶融部位を観察する溶接観察装置であって、少なくともアークの直下を含む溶融部位画像における、アークの直下の溶融池の状態に基づいて、溶接欠陥の発生を検知する溶接欠陥検知部を備える。

Description

溶接観察装置、溶接観察システム、および溶接観察方法
 本発明は、溶接観察装置、溶接観察システム、および溶接観察方法に関する。
 従来、溶接方法として、アーク溶接が多く利用されている。このようなアーク溶接では、溶接欠陥(例えば、母材の溶け残りによる融合不良、空気やガスを巻き込むことによるブローホール等)が生じると、溶接部位の破壊や強度低下の要因となるため、溶接部位の溶融状態を観察して、このような溶接欠陥の発生を抑制することが望ましい。
 例えば、下記特許文献1には、高画素CCDカメラで撮像された溶融部の画像から、溶接部のビード幅を検出し、該ビード幅が所定のビード幅を超えた場合、ビード幅の異常として検出する技術が開示されている。
特開2008-246536号公報
 しかしながら、従来の技術では、溶融部位の画像から溶接欠陥の発生時に特有の事象を捉えることができず、よって、アーク溶接の溶融部位における溶接欠陥を高精度に検知することができなかった。
 一実施形態の溶接観察装置は、アーク溶接における溶融部位を観察する溶接観察装置であって、少なくともアークの直下を含む溶融部位画像における、アークの直下の溶融池の状態に基づいて、溶接欠陥の発生を検知する溶接欠陥検知部を備える。
 一実施形態によれば、溶融部位の画像からアーク溶接の溶融部位における溶接欠陥を高精度に検知することができる。
本発明の一実施形態に係る溶接システムの構成を示す図 本発明の一実施形態に係る溶接トーチが備えるノズルの概略構成図 本発明の一実施形態に係る溶接観察装置の機能構成を示すブロック図 本発明の一実施形態に係る溶接観察装置による処理手順を示すフローチャート 本発明の一実施形態に係る母材の溶接部位に設定される判定基準の一例を模式的に示す図 本発明の一実施形態に係る母材の溶接部位に設定される判定基準の他の一例を模式的に示す図 本発明の一実施形態に係る母材の溶接部位に形成されるアーク押下領域の一例を模式的に示す図 本発明の一実施形態に係る母材の溶接部位に形成されるアーク押下領域の一例を模式的に示す図 本発明の第1実施例に係る母材における溶接後の溶接部位の状態の一例を示す図 本発明の第1実施例に係る母材における溶接後の溶接部位の状態の一例を示す図 本発明の第1実施例に係る撮像装置によって撮像された溶融部位画像の一例を示す図 本発明の第1実施例に係る撮像装置によって撮像された溶融部位画像の一例を示す図 本発明の第2実施例に係る母材における溶接後の溶接部位の状態の一例を示す図 本発明の第2実施例に係る母材における溶接後の溶接部位の状態の一例を示す図 本発明の第2実施例に係る撮像装置によって撮像された溶融部位画像の一例を示す図 本発明の第2実施例に係る撮像装置によって撮像された溶融部位画像の一例を示す図
 以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。なお、以降の説明では、便宜上、Z軸方向を上下方向とし、X軸正方向を、溶接トーチ11の進行方向とする。
 〔溶接システム1の構成〕
 図1は、本発明の一実施形態に係る溶接システム1の構成を示す図である。図1に示すように、溶接システム1は、溶接装置10および溶接観察システム20を備える。
 (溶接装置10の構成)
 溶接装置10は、2つの母材30A,30Bをガスシールドメタルアーク溶接によって繋ぎ合わせる装置である。溶接装置10は、溶接トーチ11、溶接ワイヤ12、電源装置13、シールドガス供給装置14、およびワイヤ送給装置15を備える。
 シールドガス供給装置14は、シールドガスを、溶接トーチ11に供給する装置である。シールドガスは、溶接トーチ11が備えるノズル11Aの先端から溶融部位に噴射されることにより、溶融部位を覆い、大気が溶融部位に侵入することを防ぐ。シールドガスには、CO2ガス、または、アルゴンガスとCO2ガスとの混合ガスが用いられる。
 ワイヤ送給装置15は、溶接ワイヤ12を、溶接トーチ11に自動的に送給する装置である。溶接ワイヤ12としては、ソリッドワイヤ、フラックス入りワイヤ等を用いることができる。
 電源装置13は、溶接ワイヤ12と母材30A,30Bとの間にアークを発生させるための溶接電流を、溶接ワイヤ12に供給する装置である。電源装置13は、一方の電極が2つの母材30A,30Bの一方または双方と接続され、他方の電極が溶接トーチ11に備えられたコンタクトチップ11B(図2参照)に接続される。
 溶接トーチ11は、ノズル11Aを有しており、ワイヤ送給装置15から供給された溶接ワイヤ12を、ノズル11Aの先端から溶融部位へ送給する。また、溶接トーチ11は、シールドガス供給装置14から供給されたシールドガスを、ノズル11Aの先端から溶融部位に向けて噴射する。また、溶接トーチ11は、電源装置13から供給された溶接電流を、ノズル11Aの先端から溶融部位へ送給される溶接ワイヤ12に供給することにより、溶接ワイヤ12と母材30A,30Bとの間にアーク32(図2参照)を発生させる。また、溶接トーチ11は、ロボットアーム等の移動手段(図示省略)によって、2つの母材30A,30Bの接合部30C上を移動することにより、接合部30Cを直線状に溶接可能となっている。接合部30Cは、母材30Aの端面と母材30Bの端面とが突き合わされた部分である。なお、ノズル11Aの具体的な構成については図2を用いて後述する。
 (ノズル11Aの構成)
 図2は、本発明の一実施形態に係る溶接トーチ11が備えるノズル11Aの概略構成図である。図2に示すようにノズル11Aの筒内部には、コンタクトチップ11Bおよびガス供給路11Cが設けられている。
 コンタクトチップ11Bは、金属製且つ筒状の部材である。コンタクトチップ11Bには、例えば、銅素材が用いられる。ワイヤ送給装置15から送給された溶接ワイヤ12は、コンタクトチップ11Bの筒内部を貫通して、コンタクトチップ11Bの先端から、溶融部位へ送給される。コンタクトチップ11Bは、電源装置13の他方の電極と接続されており、これにより、電源装置13から供給された溶接電流を、溶接ワイヤ12に供給することができる。
 ガス供給路11Cは、コンタクトチップ11Bの周囲に設けられている。シールドガス供給装置14から供給されたシールドガスは、ガス供給路11Cを通って、ノズル11Aの先端から、溶融部位へ噴射される。
 このように構成された溶接装置10では、溶接トーチ11が、2つの母材30A,30Bの接合部30C上を、当該接合部30Cに沿って、当該接合部30Cの延在する方向(図中矢印A方向,X軸正方向)に移動する。この際、電源装置13からコンタクトチップ11Bを介して溶接ワイヤ12に溶接電流が供給されることにより、溶接ワイヤ12と母材30A,30Bとの間にアーク32が発生する。そして、アーク32の発する高熱により、溶接ワイヤ12および母材30A,30Bが溶融し、溶融した溶接ワイヤ12および母材30A,30Bからなる溶融金属によって、アーク32の直下を中心とする溶融池34が形成される。そして、接合部30Cに沿って、溶融金属が冷却されて凝固することにより、ビード36が形成される。これにより、2つの母材30A,30Bが溶接される。
 (溶接観察システム20の構成)
 図1に示すように、溶接観察システム20は、撮像装置21、通信ケーブル23、および溶接観察装置24を備える。
 撮像装置21は、「撮像手段」の一例であり、少なくともアーク32の直下を含む溶融部位の画像(以下、「溶融部位画像」と示す)を撮像する。図1に示すように、撮像装置21は、光学フィルタ21Aおよび撮像部21Bを有する。なお、本実施形態では、アーク32の発光領域(すなわち、溶接ワイヤ12と母材30A,30Bとの接合部30Cと間に発生したアーク32が点弧される範囲)の直下の領域を、「アークの直下」と定義している。
 光学フィルタ21Aは、撮像部21Bのレンズ面を覆うように設けられる。光学フィルタ21Aは、特定の波長帯域の光を透過させる。特定の波長帯域の光とは、アーク32の直下の状態を容易に判別することが可能な溶融部位画像を撮像するために好適な波長帯域の光である。
 撮像部21Bは、アーク32の直下を撮像方向として設置され、光学フィルタ21Aを透過した特定の波長帯域の光を受光することにより、アーク32の直下の状態(例えば、アーク光の状態、溶融池34の状態等)を容易に判別することが可能な溶融部位画像を撮像する。例えば、撮像部21Bは、レンズ、センサ(例えば、CCDセンサ、CMOSセンサ等)、画像処理プロセッサ等を備えて構成される。本実施形態では、撮像部21Bは、溶融部位画像として、動画を撮像する。但し、これに限らず、撮像部21Bは、溶融部位画像として、静止画を連続的に撮像してもよい。
 なお、本実施形態では、光学フィルタ21Aとして、中心透過波長を含む半値全幅(FWHM:Full Width at Half Maximum)が10nm以下であるものを用いることができる。特に、本実施形態では、光学フィルタ21Aとして、中心透過波長が、680nm,720nm,750nm,830nm,840nm,850nm,960nm,970nmのいずれかであるものを用いることができる。これらの中心透過波長は、本発明の発明者らによって見出された好適なものである。
 このように、特定の中心透過波長を有する光学フィルタ21Aを用いることにより、撮像装置21は、単に溶融部位画像を撮像するだけで(すなわち、外部光を照射したり、複数の撮像装置を設けたり、特別な画像処理を行ったりすることなく)、溶融部位におけるアーク32の直下の溶融状態を容易に判別可能な、溶融部位画像を撮像できる。
 また、本実施形態では、撮像装置21の好適な配置位置として、撮像装置21を溶接トーチ11の移動方向における前方(図中X軸正方向)または後方(図中X軸負方向)に配置することを定めている。図1は、撮像装置21を溶接トーチ11の移動方向における前方(図中X軸正方向)に配置する例を表している。また、本実施形態では、撮像装置21による溶融部位に対する上方からの好適な撮像角度θとして、40°~50°の範囲内とすることを定めている。撮像角度θは、溶接トーチ11が平面上を移動すると仮定した場合において、当該平面に対する上方からの俯角である。この撮像角度θも、本発明の発明者らによって見出された好適なものである。例えば、撮像角度θが50°を超える場合、アーク32の直下部分が溶接トーチ11によって遮られてしまう虞がある。また、例えば、撮像角度θが40°未満の場合、アーク32の直下部分が母材30A,30B等によって遮られてしまい、アーク32の直下部分を観察できなくなる虞がある。
 なお、撮像装置21は、溶接トーチ11とともに移動するように構成されてもよい。この場合、撮像装置21は、溶接トーチ11が移動した場合であっても、撮像方向が変更されることなく、溶融部位に対する撮像角度θを40°~50°の範囲内に維持することができる。
 または、撮像装置21は、溶接トーチ11とともに移動しないように構成されてもよい。この場合、撮像装置21は、溶接トーチ11が移動した場合であっても、溶融部位に対する撮像角度θを40°~50°の範囲内に維持することができる場合、撮像方向が固定された状態のままであってもよい。
 一方、撮像装置21は、溶接トーチ11が移動した場合に、溶融部に対する撮像角度θを40°~50°の範囲内に維持することができなくなる場合、任意の撮像方向変更手段によって撮像方向が自動的に変更されることにより、溶融部に対する撮像角度θを40°~50°の範囲内に維持することが可能であってもよい。この場合、撮像方向変更手段は、例えば、撮像装置21の位置と溶接トーチ11の位置とに基づいて、所定の算出式や所定の変換テーブル等を用いて、撮像角度θを算出するようにしてもよい。
 通信ケーブル23は、撮像部21Bと溶接観察装置24とを接続する。撮像部21Bによって撮像された溶融部位画像の画像データは、通信ケーブル23を介して、溶接観察装置24へ送信される。なお、撮像部21Bは、無線通信により、画像データを溶接観察装置24へ送信するようにしてもよい。
 溶接観察装置24は、撮像部21Bから取得した溶融部位画像に対する各種処理を行う。例えば、溶接観察装置24は、撮像部21Bから取得した溶融部位画像を記憶したり、撮像部21Bから取得した溶融部位画像を表示したりすることができる。また、溶接観察装置24は、撮像部21Bから取得した溶融部位画像に基づいて、溶接欠陥の発生を検知することができる。溶接観察装置24としては、例えば、PC(Personal Computer)、サーバ装置等が用いられる。
 (溶接観察装置24の機能構成)
 図3は、本発明の一実施形態に係る溶接観察装置24の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、溶接観察装置24は、画像取得部301、判定基準設定部302、領域判定部303、気泡検出部304、溶接欠陥検知部305、および検知結果出力部306を備える。
 画像取得部301は、撮像部21Bによって撮像された画像を取得する。例えば、画像取得部301は、溶接が行われる前に撮像部21Bによって撮像された、母材30A,30Bとの接合部Cが写し出されている画像を取得する。また、例えば、画像取得部301は、溶接が行われているときに撮像部21Bによって撮像された、少なくともアーク32の直下が写し出されている、複数のフレーム画像からなる動画を、溶融部位画像として取得する。
 判定基準設定部302は、溶接が行われる前に、画像取得部301によって取得される溶融部位画像に対する、所定の判定基準の画像範囲(位置および幅)をメモリに設定する。なお、本書において「画像範囲」とは、画像の二次元座標系における範囲を意味する。
 例えば、溶接が行われる前に、母材30Aと母材30Bとの接合部30Cに、判定基準となる幅4mmの開先(図5参照)が形成されている場合、判定基準設定部302は、溶接が行われる前に、撮像部21Bによって撮像された画像を取得し、その画像の二次元座標系における開先の位置および幅「4mm」を、所定の判定基準の画像範囲としてメモリに設定する。
 この場合、例えば、判定基準設定部302は、公知の画像認識処理を用いて、画像の二次元座標系における開先の位置および幅を自動的に認識し、当該位置および幅を、所定の判定基準の画像範囲としてメモリに設定してもよい。または、判定基準設定部302は、画像をディスプレイに表示させて、画像の二次元座標系における開先の範囲をユーザに手動で指定させて、指定された範囲の位置および幅を、所定の判定基準の画像範囲としてメモリに設定してもよい。
 一方、溶接が行われる前に、母材30Aと母材30Bとの接合部30Cに、開先等の判定基準が形成されていない場合(例えば、図6に例示するように、垂直な母材30Aの端部と、水平な母材30Bの端部とを突きあわせてL字状に接合する場合)、例えば、判定基準設定部302は、溶接が行われる前に、撮像部21Bによって撮像された画像をディスプレイに表示させて、その画像の二次元座標系における判定基準とすべき範囲(例えば、図6に例示する隅肉部30Eが形成されるべき範囲)をユーザに手動で指定させて、指定された範囲の位置および幅を、所定の判定基準の画像範囲としてメモリに設定してもよい。
 なお、メモリに設定される所定の判定基準の画像範囲は、少なくとも、画像における所定の判定基準の位置および幅を特定可能であればよい。例えば、画像の2次元座標系における、所定の判定基準の中心の座標位置と、所定の判定基準の幅とを、所定の判定基準の画像範囲としてメモリに設定してもよい。また、例えば、画像の2次元座標系における、所定の判定基準の左端部の座標位置と右端部の座標位置とを、所定の判定基準の画像範囲としてメモリに設定してもよい。
 領域判定部303は、画像取得部301によって取得された溶融部位画像(溶接が行われているときに撮像部21Bによって撮像された画像)において、アーク32の直下の溶融池34がアークによって押し下げられた領域(以下、「アーク押下領域」と示す)の画像範囲を判定する。例えば、領域判定部303は、公知の画像認識処理を用いて、溶融部位画像において所定の形状、色、輝度等を有する領域を、アーク32の直下のアーク押下領域の画像範囲として判定する。アーク押下領域は、上方から見て、アーク32が点弧される範囲と同じ範囲であり、概ね、溶接ワイヤ12の直下を中心として、外側に広がる形状を有する、比較的高輝度な領域である。アーク押下領域は、アーク32の熱によって母材30A,30Bが溶融した直後の部分であり、母材30A,30Bが溶融することによって、溶融池34を形成する溶融金属が発生する部分であるとともに、アーク32によって溶融金属が押し下げられる、溶融池34の一部でもある。領域判定部303は、画像取得部301によって取得された溶融部位画像から、このアーク押下領域が写し出されている画像範囲(二次元座標系における画像範囲)を判定する。
 気泡検出部304は、画像取得部301によって取得された溶融部位画像において、アーク32の直下の溶融池34内の気泡を検出する。例えば、気泡検出部304は、溶融部位画像におけるアーク32の直下の溶融池34の画像範囲内に写し出されている白点画像を、気泡として検出する。白点画像とは、比較的高輝度であるために、白黒画像においてより白く写し出される点状の画像である。
 溶接欠陥検知部305は、画像取得部301によって取得された溶融部位画像における、アークの直下の溶融池34の状態に基づいて、溶接欠陥の発生を検知する。
 例えば、溶接欠陥検知部305は、画像取得部301によって取得された溶融部位画像における、判定基準設定部302によって設定された所定の判定基準(例えば、開先等)の画像範囲と、領域判定部303によって判定されたアーク押下領域の画像範囲との位置関係に基づいて、溶接欠陥の発生を検知する。例えば、溶接欠陥検知部305は、画像取得部301によって取得された溶融部位画像において、領域判定部303によって判定されたアーク押下領域の画像範囲の一方または双方の縁部が、判定基準設定部302によって設定された所定の判定基準の画像範囲内にある場合、溶接欠陥(融合不良)が発生したことを検知する。
 また、例えば、溶接欠陥検知部305は、気泡検出部304によって、溶融部位画像におけるアーク32の直下の溶融池34の画像範囲内から気泡が検出された場合、溶接欠陥(ブローホール)が発生したことを検知する。
 検知結果出力部306は、溶接欠陥検知部305によって溶接欠陥の発生が検知された場合、溶接欠陥の発生の検知結果を出力する。検知結果出力部306による出力方法は、如何なる出力方法によるものであってもよい。例えば、検知結果出力部306による出力方法としては、外部装置への送信、ディスプレイ表示、警告音出力、記憶装置への書き込み等が挙げられる。
 (溶接観察装置24の処理手順)
 図4は、本発明の一実施形態に係る溶接観察装置24による処理手順を示すフローチャートである。
 まず、画像取得部301が、溶接が行われる前に、撮像部21Bによって撮像された画像を取得する(ステップS401)。次に、判定基準設定部302が、ステップS401で取得された画像に基づいて、所定の判定基準の画像範囲を設定する(ステップS402)。
 そして、溶接が開始されると(ステップS403)、画像取得部301が、撮像部21Bによって撮像された溶融部位画像を取得する(ステップS404)。次に、領域判定部303が、ステップS404で取得された溶融部位画像における、アーク32の直下のアーク押下領域の画像範囲を判定する(ステップS405)。そして、気泡検出部304が、ステップS401で取得された溶融部位画像における、アーク32の直下の溶融池34の画像範囲内から、気泡を検出する(ステップS406)。
 そして、溶接欠陥検知部305が、ステップS405で判定されたアーク押下領域の画像範囲の一方または双方の縁部が、ステップS402で設定された所定の判定基準の画像範囲内にあるか否かを判断する(ステップS407)。
 ステップS407において、アーク押下領域の画像範囲の一方または双方の縁部が所定の判定基準の画像範囲内にあると判断された場合(ステップS407:Yes)、溶接欠陥検知部305が、溶接欠陥(融合不良)の発生を検知する(ステップS409)。そして、検知結果出力部306が、溶接欠陥の発生の検知結果を出力する(ステップS410)。その後、溶接観察装置24は、図4に示す一連の処理を終了する。
 一方、ステップS407において、アーク押下領域の画像範囲の双方の縁部が所定の判定基準の画像範囲外にあると判断された場合(ステップS407:No)、溶接欠陥検知部305が、ステップS406で気泡が検出されたか否かを判断する(ステップS408)。
 ステップS408において、気泡が検出されたと判断された場合(ステップS408:Yes)、溶接欠陥検知部305が、溶接欠陥(ブローホール)の発生を検知する(ステップS409)。そして、検知結果出力部306が、溶接欠陥の発生の検知結果を出力する(ステップS410)。その後、溶接観察装置24は、図4に示す一連の処理を終了する。
 一方、ステップS408において、気泡が検出されていないと判断された場合(ステップS408:No)、溶接観察装置24は、ステップS404へ処理を戻す。
 (判定基準の一例)
 図5は、本発明の一実施形態に係る母材30A,30Bの溶接部位に設定される判定基準の一例を模式的に示す図である。図5に示すように、いずれも水平な2つの母材30A,30Bの端部同士を突きあわせて接合する場合、判定基準として、2つの母材30A,30Bの接合部30C(溶接ワイヤ12の先端部分の直下)に形成される開先30Dを用いることができる。この場合、溶接観察装置24の溶接欠陥検知部305は、溶接が行われているときに撮像部21Bによって撮像された溶融部位画像において、アーク押下領域の画像範囲の一方または双方の縁部が、開先30Dの画像範囲の幅W1の範囲内にある場合、「溶接欠陥(融合不良)が生じている」と判定することができる。
 (判定基準の他の一例)
 図6は、本発明の一実施形態に係る母材30A,30Bの溶接部位に設定される判定基準の他の一例を模式的に示す図である。図6に示すように、垂直な母材30Aの端部と、水平な母材30Bの端部とを突きあわせてL字状に接合する場合、判定基準として、2つの母材30A,30Bの接合部30Cに形成される隅肉部30Eを用いることができる。この場合、溶接観察装置24の溶接欠陥検知部305は、溶接が行われているときに撮像部21Bによって撮像された溶融部位画像において、アーク押下領域の画像範囲の一方または双方の縁部が、隅肉部30Eの脚長の画像範囲の幅W1の範囲内にある場合、「溶接欠陥(融合不良)が生じている」と判定することができる。
 (アーク押下領域の一例)
 図7は、本発明の一実施形態に係る母材30A,30Bの溶接部位に形成されるアーク押下領域の一例を模式的に示す図である。図7Aは、母材30A,30Bの接合部30Cにおける溶融部位の周辺の状態を、溶接の進行方向(X軸正方向)に対する側方(Y軸負方向)から表している。図7Bは、母材30A,30Bの接合部30Cにおける溶融部位の状態を、溶接の進行方向(X軸正方向)から表している。
 図7Aに示すように、本実施形態では、アーク32の発光領域の直下の領域(すなわち、溶接ワイヤ12と母材30A,30Bとの接合部30Cと間に発生したアーク32が点弧される範囲)を、「アークの直下」と定義している。したがって、本実施形態では、溶接欠陥の検出に用いられる「溶融部位画像」として、少なくとも、この「アークの直下の領域」を含む画像を用いている。
 図7Bに示すように、アーク32の発光領域の直下においては、アーク32の熱で母材30A,30Bが溶融することにより発生する溶融金属によって溶融池34が形成されつつ、溶融池34の一部(アーク32が点弧されている部分)がアーク32によって押し下げられることにより、溶融池34のアーク押下領域34Aが形成される。したがって、アーク押下領域34Aは、上方から見て、アーク32点弧される範囲と同じ範囲である。
 溶接観察装置24の溶接欠陥検知部305は、溶接が行われているときに撮像部21Bによって撮像された溶融部位画像において、このアーク押下領域34Aの画像範囲の幅W2の一方または双方の縁部が、所定の判定基準(例えば、図5に示す開先30D、図6に示す隅肉部30E等)の画像範囲の幅W1の範囲内にある場合、「溶接欠陥(融合不良)が生じている」と判定する。アーク押下領域34Aの画像範囲の幅W2の一方または双方の縁部が、所定の判定基準の画像範囲の幅W1の範囲内にある場合、アーク32の幅方向における発生位置が適切でなかったり、アーク32の幅方向における大きさが適切でなかったりする可能性が高く、このような場合に、溶接欠陥(融合不良)が生じ易いことが、発明者らによって見出されているためである。
 また、溶接観察装置24の溶接欠陥検知部305は、溶接が行われているときに撮像部21Bによって撮像された溶融部位画像において、アーク32の直下の溶融池34の画像範囲内から気泡が検出された場合「溶接欠陥(ブローホール)が生じている」と判定する。アーク32の直下の溶融池34内に気泡が発生している場合、溶接欠陥(ブローホール)が生じている可能性が高いことが、発明者らによって見出されているためである。
 〔第1実施例〕
 以下、図8および図9を参照して、一実施形態に係る溶接システム1の第1実施例を説明する。この第1実施例では、実施形態で説明した溶接システム1を用いて、溶接装置10が、2つの母材30A,30Bの溶接を行い、その際、撮像装置21が、溶融部位画像(動画)を撮像することにより、溶接部位を観察した。そして、溶接観察装置24によって、溶融部位画像に基づいて溶接欠陥(融合不良)が正しく検知されるかを検証した。
 (溶接条件)
 本実施例に用いた溶接条件は以下のとおりである。
  材質    :SM490A
  継手形状  :突きあわせ(開先あり。図5参照)
  開先幅   :4mm
  電源モード :DC パルス無しモード
  溶接ワイヤ :YGW11(φ1.2mm)
  突出し長  :20mm
  シールドガス:Ar+20%CO2(20L/min)
  電流    :300A
  電圧    :30V
  溶接速度  :30cm/min
 (撮像条件)
 本実施例に用いた撮像条件は以下のとおりである。
  カメラ    :高速度カメラ
  フレームレート:1000fps
  フィルタ   :バンドパスフィルタ
  観察方向   :前方
  撮像角度θ  :45°
 (検証結果)
 図8は、本発明の第1実施例に係る母材30A,30Bにおける溶接後の溶接部位の状態の一例を示す図である。図8Aは、上方から見た溶接部位の全体(開始位置から終了位置まで)を表しており、図8Bは、図8Aに示す溶接部位の一部を拡大して表している。
 図8に示すように、溶接部位における開始位置近傍において、母材30A,30Bの溶け残りによる線状の融合不良が確認された。溶接の開始時および終了時には、溶融池34が滞留し易く、母材30A,30Bを十分に溶かすことが困難であるため、このような融合不良が生じ易い。
 図9は、本発明の第1実施例に係る撮像装置21によって撮像された溶融部位画像の一例を示す図である。図9Aに示す画像901は、実際に溶融部位に溶接欠陥(母材の溶け残りによる融合不良)が生じているときに撮像された溶融部位画像である。一方、図9Bに示す画像902は、溶融部位に溶接欠陥が生じていないときに撮像された溶融部位画像である。
 図9Bに示すように、溶融部位に溶接欠陥が生じていないときには、画像901において、アーク押下領域34Aの画像範囲の幅W2の両縁部は、所定の判定基準の画像範囲の幅W1の外側にある。この場合、溶接観察装置24の溶接欠陥検知部305により、「溶接欠陥が生じていない」と正しく判定できることが確認された。
 一方、図9Aに示すように、溶融部位に溶接欠陥(融合不良)が生じているときには、画像902において、アーク押下領域34Aの画像範囲の幅W2の一方または双方の縁部が、所定の判定基準の画像範囲の幅W1の内側にある。この場合、溶接観察装置24の溶接欠陥検知部305により、「溶接欠陥(融合不良)が生じている」と正しく判定できることが確認された。
 〔第2実施例〕
 以下、図10および図11を参照して、一実施形態に係る溶接システム1の第2実施例を説明する。この第2実施例では、実施形態で説明した溶接システム1を用いて、溶接装置10が、2つの母材30A,30Bの溶接を行い、その際、撮像装置21が、溶融部位画像(動画)を撮像することにより、溶接部位を観察した。そして、溶接観察装置24によって、溶融部位画像に基づいて溶接欠陥(ブローホール)が正しく検知されるかを検証した。なお、本実施例に用いた溶接条件および撮像条件は、第1実施例と同じである。
 (検証結果)
 図10は、本発明の第2実施例に係る母材30A,30Bにおける溶接後の溶接部位の状態の一例を示す図である。図10Aは、上方から見た溶接部位の全体(開始位置から終了位置まで)を表しており、図10Bは、図10Aに示す溶接部位の一部を拡大して表している。
 図10に示すように、溶接部位における開始位置と終了位置との中間位置において、空気やガスを巻き込むことによる点状のブローホールが確認された。
 図11は、本発明の第2実施例に係る撮像装置21によって撮像された溶融部位画像の一例を示す図である。図11Aおよび図11Bに示す画像703a~703hは、実際に溶融部位に溶接欠陥(ブローホール)が生じているときに、撮像装置21によって連続的に撮像された溶融部位画像である。
 図11に示すように、溶融部位に溶接欠陥(ブローホール)が生じているときには、画像703a~703hにおける溶融池34の画像範囲内に、点状且つ高輝度の気泡34Bが写し出されている。この場合、溶接観察装置24の溶接欠陥検知部305によって、「溶接欠陥(ブローホール)が生じている」と正しく判定できることが確認された。
 以上説明したように、本発明の一実施形態に係る溶接観察装置24は、アーク溶接における溶融部位を観察する溶接観察装置24であって、少なくともアーク32の直下を含む溶融部位画像における、アーク32の直下の溶融池34の状態に基づいて、溶接欠陥の発生を検知する溶接欠陥検知部305を備える。
 これにより、本発明の一実施形態に係る溶接観察装置24は、溶融部位画像から、実際に溶接欠陥が発生した場合に特有の事象を捉えることができる。したがって、本発明の一実施形態に係る溶接観察装置24によれば、溶融部位画像からアーク溶接の溶融部位における溶接欠陥を高精度に検知することができる。
 また、本発明の一実施形態に係る溶接観察装置24において、溶接欠陥検知部305は、溶融部位画像において、所定の判定基準の画像範囲と、アーク押下領域34Aの画像範囲との位置関係に基づいて、溶接欠陥の発生を検知する。
 これにより、本発明の一実施形態に係る溶接観察装置24は、溶融部位画像における、所定の判定基準の画像範囲とアーク押下領域34Aの画像範囲との位置関係から、実際に溶接欠陥が発生した場合に特有の事象を捉えることができる。したがって、本発明の一実施形態に係る溶接観察装置24によれば、溶融部位画像からアーク溶接の溶融部位における溶接欠陥を高精度に検知することができる。
 また、本発明の一実施形態に係る溶接観察装置24において、溶接欠陥検知部305は、溶融部位画像において、アーク押下領域34Aの画像範囲の少なくとも一方の縁部が、所定の判定基準の画像範囲内にある場合、溶接欠陥(融合不良)が発生したことを検知する。
 これにより、本発明の一実施形態に係る溶接観察装置24は、溶融部位画像における、所定の判定基準の画像範囲とアーク押下領域34Aの画像範囲との位置関係から、実際に融合不良が発生した場合に特有の事象を捉えることができる。したがって、本発明の一実施形態に係る溶接観察装置24によれば、溶融部位画像からアーク溶接の溶融部位における融合不良を高精度に検知することができる。
 また、本発明の一実施形態に係る溶接観察装置24において、溶接欠陥検知部305は、溶融部位画像において、溶融池34の画像範囲内から気泡34Bが検出された場合、溶接欠陥(ブローホール)が発生したことを検知する。
 これにより、本発明の一実施形態に係る溶接観察装置24は、溶融部位画像から、実際にブローホールが発生した場合に特有の事象を捉えることができる。したがって、本発明の一実施形態に係る溶接観察装置24によれば、溶融部位画像からアーク溶接の溶融部位におけるブローホールを高精度に検知することができる。
 以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
 本国際出願は、2019年9月13日に出願した日本国特許出願第2019-166945号に基づく優先権を主張するものであり、当該出願の全内容を本国際出願に援用する。
 1 溶接システム
 10 溶接装置
 11 溶接トーチ
 11A ノズル
 11B コンタクトチップ
 11C ガス供給路
 12 溶接ワイヤ
 13 電源装置
 14 シールドガス供給装置
 15 ワイヤ送給装置
 20 溶接観察システム
 21 撮像装置(撮像手段)
 21A 光学フィルタ
 21B 撮像部
 23 通信ケーブル
 24 溶接観察装置
 30A 母材
 30B 母材
 30C 接合部
 30D 開先(判定基準)
 30E 隅肉部
 32 アーク
 34 溶融池
 34A アーク押下領域
 34B 気泡
 36 ビード
 301 画像取得部
 302 判定基準設定部
 303 領域判定部
 304 気泡検出部
 305 溶接欠陥検知部
 306 検知結果出力部

Claims (8)

  1.  アーク溶接における溶融部位を観察する溶接観察装置であって、
     少なくともアークの直下を含む溶融部位画像における、前記アークの直下の溶融池の状態に基づいて、溶接欠陥の発生を検知する溶接欠陥検知部
     を備えることを特徴とする溶接観察装置。
  2.  前記溶接欠陥検知部は、
     前記溶融部位画像において、所定の判定基準の画像範囲と、前記溶融池における前記アークによって押し下げられた領域の画像範囲との位置関係に基づいて、前記溶接欠陥の発生を検知する
     ことを特徴とする請求項1に記載の溶接観察装置。
  3.  前記溶接欠陥検知部は、
     前記溶融部位画像において、前記アークによって押し下げられた領域の画像範囲の少なくとも一方の縁部が、前記所定の判定基準の画像範囲内にある場合、前記溶接欠陥が発生したことを検知する
     ことを特徴とする請求項2に記載の溶接観察装置。
  4.  前記判定基準は、母材の接合部に形成された開先である
     ことを特徴とする請求項2または3に記載の溶接観察装置。
  5.  前記判定基準は、母材の接合部に設定された脚長である
     ことを特徴とする請求項2または3に記載の溶接観察装置。
  6.  前記溶接欠陥検知部は、
     前記溶融部位画像において、前記溶融池内の気泡が検出された場合、前記溶接欠陥が発生したことを検知する
     ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の溶接観察装置。
  7.  前記溶融部位画像を撮像する撮像手段と、
     請求項1から6のいずれか一項に記載の溶接観察装置と
     を備えることを特徴とする溶接観察システム。
  8.  アーク溶接における溶融部位を観察する溶接観察方法であって、
     少なくともアークの直下を含む溶融部位画像における、前記アークの直下の溶融池の状態に基づいて、溶接欠陥の発生を検知する溶接欠陥検知工程
     を含むことを特徴とする溶接観察方法。
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