JP2020171967A - 溶接観察装置および溶接システム - Google Patents

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和輝 笠野
浅井 知
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知 浅井
陽輔 荻野
Yosuke OGINO
陽輔 荻野
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Abstract

【課題】単に溶融部位の画像を撮像するだけで、当該画像から溶融部位における溶接ワイヤの直下の溶融状態を判別する装置を提供する。【解決手段】溶接観察装置20は、アーク溶接における溶融部位を観察する溶接観察装置20である。溶接観察装置20は、溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を判別可能な画像に対応する、特定の波長帯域の光を受光することにより、溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を判別可能な画像を撮像する撮像手段21を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、溶接観察装置および溶接システムに関する。
従来、溶接方法として、アーク溶接が多く利用されている。このようなアーク溶接では、溶接不良(例えば、母材の溶け残りによる融合不良、空気やガスを巻き込むことによるブローホール等)が生じると、溶接部位の破壊や強度低下の要因となるため、溶接部位の溶融状態を観察して、このような溶接不良の発生を抑制することが望ましい。
そこで、従来、アーク溶接における溶接部位を観察することができるようにした技術が考案されている。例えば、下記特許文献1には、溶接部の状態を明瞭に観察することを目的として、所望の波長帯且つ所望の量の光を透過させる光学フィルタを設け、当該光学フィルタを透過する光をCMOS撮像素子によって受光する構成を用いた、溶接用撮像装置が開示されている。
特開2013−207439号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、観察対象がアーク光、溶融池、およびビードと広範囲であり、光学フィルタによって透過される光の波長帯域が410nm〜670nmと比較的広帯域幅であるため、溶融部位においては、最も高輝度なアーク光ばかりが目立つ画像が撮像されると思われる。このため、特許文献1に開示されている技術では、溶接カメラによって撮像された画像から、溶融部位における溶接ワイヤの直下の溶融状態を判別することができない。
なお、一般的に、従来技術では、溶融部位の溶融状態を判別するために、溶融部位に強力なレーザ光を照射したり、複数の撮像装置を設けたり、特別な画像処理を行ったりする必要がある。すなわち、従来技術では、単に溶融部位の画像を撮像するだけでは、当該画像から溶融部位の溶融状態を判別することができなかった。
そこで、単に溶融部位の画像を撮像するだけで、当該画像から溶融部位における溶接ワイヤの直下の溶融状態を判別することができるようにすることが望ましい。
一実施形態の溶接観察装置は、アーク溶接における溶融部位を観察する溶接観察装置であって、溶接ワイヤの直下の溶融状態を判別可能な画像に対応する、特定の波長帯域の光を受光することにより、溶接ワイヤの直下の溶融状態を判別可能な画像を撮像する撮像手段を備える。
一実施形態によれば、単に溶融部位の画像を撮像するだけで、当該画像から溶融部位における溶接ワイヤの直下の溶融状態を判別することができる。
本発明の第1実施形態に係る溶接システムの構成を示す図 本発明の第1実施形態に係る溶接トーチが備えるノズルの概略構成図 本発明の第1実施例に係る撮像装置によって撮像された画像の一例を示す図 本発明の第1実施形態に係る溶接装置による溶融部位の状態を模式的に表す図 発明者らがアーク溶接中に計測したアークの発光スペクトルを示すグラフ 発明者らが溶融池の発光強度をプランクの放射則の式から導出した結果を示すグラフ 本発明の第2実施例に係る撮像装置によって撮像された画像の一例を示す図 図7に示す一部の画像の拡大図 図7および図8に示す画像(h)に写し出されている溶融部位の状態を模式的に表す図
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。
〔溶接システム1の構成〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る溶接システム1の構成を示す図である。図1に示すように、溶接システム1は、溶接装置10および溶接観察装置20を備える。
(溶接装置10の構成)
溶接装置10は、2つの母材30A,30Bをガスシールドメタルアーク溶接によって繋ぎ合わせる装置である。溶接装置10は、溶接トーチ11、溶接ワイヤ12、電源装置13、シールドガス供給装置14、およびワイヤ送給装置15を備える。
シールドガス供給装置14は、シールドガスを、溶接トーチ11に供給する装置である。シールドガスは、溶接トーチ11が備えるノズル11Aの先端から溶融部位に噴射されることにより、溶融部位を覆い、大気が溶融部位に侵入することを防ぐ。シールドガスには、アルゴンガス、COガス、または、アルゴンガスとCOガスとの混合ガスが用いられる。
ワイヤ送給装置15は、溶接ワイヤ12を、溶接トーチ11に自動的に送給する装置である。溶接ワイヤ12としては、ソリッドワイヤ、フラックス入りワイヤ等を用いることができる。
電源装置13は、溶接ワイヤ12と母材30A,30Bとの間にアークを発生させるための溶接電流を、溶接ワイヤ12に供給する装置である。電源装置13は、一方の電極が2つの母材30A,30Bの一方または双方と接続され、他方の電極が溶接トーチ11が備えるコンタクトチップ11B(図2参照)に接続される。
溶接トーチ11は、ノズル11Aを有しており、ワイヤ送給装置15から供給された溶接ワイヤ12を、ノズル11Aの先端から溶融部位へ送給する。また、溶接トーチ11は、シールドガス供給装置14から供給されたシールドガスを、ノズル11Aの先端から溶融部位に向けて噴射する。また、溶接トーチ11は、電源装置13から供給された溶接電流を、ノズル11Aの先端から溶融部位へ送給される溶接ワイヤ12に供給することにより、溶接ワイヤ12と母材30A,30Bとの間にアーク32(図2参照)を発生させる。また、溶接トーチ11は、ロボットアーム等の移動手段(図示省略)によって、2つの母材30A,30Bの接合部30C上を移動することにより、接合部30Cを直線状に溶接可能となっている。接合部30Cは、母材30Aの端面と母材30Bの端面とが突き合わされた部分である。なお、ノズル11Aの具体的な構成については図2を用いて後述する。
(ノズル11Aの構成)
図2は、本発明の第1実施形態に係る溶接トーチ11が備えるノズル11Aの概略構成図である。図2に示すようにノズル11Aの筒内部には、コンタクトチップ11Bおよびガス供給路11Cが設けられている。
コンタクトチップ11Bは、金属製且つ筒状の部材である。コンタクトチップ11Bには、例えば、銅素材が用いられる。ワイヤ送給装置15から送給された溶接ワイヤ12は、コンタクトチップ11Bの筒内部を貫通して、コンタクトチップ11Bの先端から、溶融部位へ送給される。コンタクトチップ11Bは、電源装置13の他方の電極と接続されており、これにより、電源装置13から供給された溶接電流を、溶接ワイヤ12に供給することができる。
ガス供給路11Cは、コンタクトチップ11Bの周囲に設けられている。シールドガス供給装置14から供給されたシールドガスは、ガス供給路11Cを通って、ノズル11Aの先端から、溶融部位へ噴射される。
このように構成された溶接装置10では、溶接トーチ11が、2つの母材30A,30Bの接合部30C上を、当該接合部30Cに沿って、当該接合部30Cの延在する方向(図中矢印A方向,X軸正方向)に移動する。この際、電源装置13からコンタクトチップ11Bを介して溶接ワイヤ12に溶接電流が供給されることにより、溶接ワイヤ12と母材30A,30Bとの間にアーク32が発生する。そして、アーク32の発する高熱により、溶接ワイヤ12および母材30A,30Bが溶融し、溶融した溶接ワイヤ12および母材30A,30Bからなる溶融金属によって、溶接ワイヤ12の直下を中心とする溶融池34が形成される。そして、接合部30Cに沿って、溶融金属が冷却されて凝固することにより、ビード36が形成される。これにより、2つの母材30A,30Bが溶接される。
(溶接観察装置20の構成)
図1に示すように、溶接観察装置20は、撮像装置21、通信ケーブル23、および処理装置24を備える。
撮像装置21は、「撮像手段」の一例であり、溶融部位における溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を判別可能な画像(以下、「溶融状態判別可能画像」と示す)を撮像する。図1に示すように、撮像装置21は、光学フィルタ21Aおよび撮像部21Bを有する。
光学フィルタ21Aは、撮像部21Bのレンズ面を覆うように設けられる。光学フィルタ21Aは、特定の波長帯域の光を透過させる。特定の波長帯域の光とは、溶融状態判別可能画像に対応する波長帯域の光である。
撮像部21Bは、光学フィルタ21Aを透過した特定の波長帯域の光を受光することにより、溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を判別可能な画像を撮像する。例えば、撮像部21Bは、レンズ、センサ(例えば、CCDセンサ、CMOSセンサ等)、画像処理プロセッサ等を備えて構成される。
本実施形態では、光学フィルタ21Aとして、中心透過波長を含む半値全幅(FWHM:Full Width at Half Maximum)が10nm以下であるものを用いている。特に、本実施形態では、光学フィルタ21Aとして、中心透過波長が、680nm,720nm,750nm,830nm,840nm,850nm,960nm,970nmのいずれかであるものを用いている。これらの中心透過波長は、本発明の発明者らによって見出された好適なものである。
これにより、撮像装置21は、単に溶融部位の画像を撮像するだけで(すなわち、外部光を照射したり、複数の撮像装置を設けたり、特別な画像処理を行ったりすることなく)、溶融部位における溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を判別可能な、溶融状態判別可能画像を撮像できる。
なお、本実施形態では、撮像装置21の好適な配置位置として、撮像装置21を溶接トーチ11の移動方向における前方(図中X軸正方向)または後方(図中X軸負方向)に配置することを定めている。図1は、撮像装置21を溶接トーチ11の移動方向における前方(図中X軸正方向)に配置する例を表している。また、本実施形態では、撮像装置21による溶融部位に対する上方からの好適な撮像角度θとして、40°〜50°の範囲内とすることを定めている。撮像角度θは、溶接トーチ11が平面上を移動すると仮定した場合において、当該平面に対する上方からの俯角である。この撮像角度θも、本発明の発明者らによって見出された好適なものである。例えば、撮像角度θが50°を超える場合、溶接ワイヤ12の直下部分が溶接トーチ11によって遮られてしまう虞がある。また、例えば、撮像角度θが40°未満の場合、溶接ワイヤ12の直下部分が母材30A,30B等によって遮られてしまい、溶接ワイヤ12の直下部分を観察できなくなる虞がある。
なお、撮像装置21は、溶接トーチ11とともに移動するように構成されてもよい。この場合、撮像装置21は、溶接トーチ11が移動した場合であっても、撮像方向が変更されることなく、溶融部位に対する撮像角度θを40°〜50°の範囲内に維持することができる。
または、撮像装置21は、溶接トーチ11とともに移動しないように構成されてもよい。この場合、撮像装置21は、溶接トーチ11が移動した場合であっても、溶融部位に対する撮像角度θを40°〜50°の範囲内に維持することができる場合、撮像方向が固定された状態のままであってもよい。
一方、撮像装置21は、溶接トーチ11が移動した場合に、溶融部に対する撮像角度θを40°〜50°の範囲内に維持することができなくなる場合、任意の撮像方向変更手段によって撮像方向が自動的に変更されることにより、溶融部に対する撮像角度θを40°〜50°の範囲内に維持することが可能であってもよい。この場合、撮像方向変更手段は、例えば、撮像装置21の位置と溶接トーチ11の位置とに基づいて、所定の算出式や所定の変換テーブル等を用いて、撮像角度θを算出するようにしてもよい。
通信ケーブル23は、撮像部21Bと処理装置24とを接続する。撮像部21Bによって撮像された画像の画像データは、通信ケーブル23を介して、処理装置24へ送信される。なお、撮像部21Bは、無線通信により、画像データを処理装置24へ送信するようにしてもよい。
処理装置24は、撮像部21Bから取得した画像データに対する各種処理を行う。例えば、処理装置24は、撮像部21Bから取得した画像データを記憶したり、撮像部21Bから取得した画像データに基づいて、溶融状態判別可能画像を表示したりすることができる。なお、撮像部21Bは、溶融状態判別可能画像として、動画および静止画のいずれも撮像することが可能である。処理装置24としては、例えば、PC(Personal Computer)等が用いられる。
〔第1実施例〕
以下、第1実施形態に係る溶接システム1による第1実施例を説明する。この第1実施例では、実施形態で説明した溶接システム1を用いて、溶接装置10が、2つの母材30A,30Bの溶接を行い、その際、撮像装置21が、溶接部位の画像(動画)を撮像することにより、溶接部位を観察した。そして、発明者は、光学フィルタ21AにLCTF(Liquid Crystal Tunable Filter)を用い、光学フィルタ21Aの中心透過波長を、650nm〜1100nmの範囲で、10nm間隔で順次変化させて、各中心透過波長において、どのような画像が撮像されるかを検証した。なお、検証で用いたLCTFは、いずれの波長でも半値全幅が10nm以下である。
(溶接条件)
第1実施例に用いた溶接条件は以下のとおりである。
材質 :SM490A
継手形状 :突きあわせ
電源モード :DC パルス無しモード
溶接ワイヤ :YM−28S(φ1.2mm)
突出し長 :20mm
シールドガス:Ar+20%CO(20L/min)
電流 :300A
電圧 :30V
溶接速度 :30cm/min
(撮像条件)
第1実施例に用いた撮像条件は以下のとおりである。
カメラ :acA2040−90umNIR(Basler社製)
フレームレート:100Hz
絞り :F16
外部光源 :無し
フィルタ :LCTF(650−1100nm)
露光時間 :3000μs
観察方向 :前方
撮像角度θ :45°
(検証結果)
図3は、本発明の第1実施例に係る撮像装置21によって撮像された画像の一例を示す図である。図3(b)は、光学フィルタ21Aの中心透過波長を680nm,720nm,750nm,830nm,840nm,850nm,960nm,970nmとした場合に、撮像装置21によって撮像された画像の代表例を示すものである。図3(a)および図3(c)は、光学フィルタ21Aの中心透過波長を上記以外とした場合に、撮像装置21によって撮像された画像の代表例を示すものである。
図3(b)に示すように、光学フィルタ21Aの中心透過波長を680nm,720nm,750nm,830nm,840nm,850nm,960nm,970nmとした場合、撮像装置21によって撮像された画像は、アーク32の光量が適量である。よって、発明者は、当該画像から、溶融部位における溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を判別することができた。
一方、光学フィルタ21Aの中心透過波長を上記以外とした場合、図3(a)に示すように、撮像装置21によって撮像された画像において、アーク32の光量が多すぎて、溶融部位が全体的に白く潰れてしまう。よって、発明者は、当該画像から、溶融部位における溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を判別することができなかった。または、図3(c)に示すように、撮像装置21によって撮像された画像において、アーク32の光量が少なすぎて、溶融部位が全体的に暗くなってしまう。よって、発明者は、当該画像から、溶融部位における溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を判別することができなかった。
上記検証結果により、光学フィルタ21Aの半値全幅を10nmとし、光学フィルタ21Aの中心透過波長を680nm,720nm,750nm,830nm,840nm,850nm,960nm,970nmのいずれかとすることで、溶融部位における溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を判別することが可能な、溶融状態判別可能画像を撮像できることが確認された。
(溶融部位の状態)
図4は、本発明の第1実施形態に係る溶接装置10による溶融部位の状態を模式的に表す図である。図4(a)は、左側方(図中Y軸負方向)から見た溶融部位の状態を模式的に表す図である。図4(b)は、前方(図中X軸正方向)且つ上方(図中Z軸正方向)から見た溶融部位の状態を模式的に表す図である。すなわち、図4(b)は、撮像装置21と同方向から見た溶融部位の状態を模式的に表す図である。
図4(a)および図4(b)において、点線で囲まれた領域32Aは、アーク32の領域を表す。また、図4(a)および図4(b)において、ハッチングが付されている領域38は、溶融部位における溶接ワイヤ12の直下部分であって、アーク32によって溶接ワイヤ12および母材30A,30Bが直接溶融されている領域である。すなわち、領域38は、溶融状態を判別できるようにすることが望ましい領域である。本実施形態の溶接装置10は、この領域38の溶融状態を判別できるように、溶融状態判別可能画像を撮像する。
図4(a)および図4(b)に示すように、領域38は、アーク32の範囲内に包含された領域であり、且つ、アーク32の領域32Aの中心部における領域である。このため、図3(a)に例示したように、撮像装置21によって撮像された画像において、アーク32の光量が多すぎると、アーク32の領域32Aが全体的に白く潰れてしまう。よって、発明者は、当該画像から、領域38の溶融状態を判別することができなかった。
そこで、本実施形態の溶接装置10は、撮像装置21に入射されるアーク32の光量が適量となるように、光学フィルタ21Aの透過特性を規定したことにより、図3(b)に例示したような、撮像装置21によって撮像された画像から、領域38の溶融状態を判別することができる。
以上説明したように、本発明の第1実施形態に係る溶接観察装置20は、アーク溶接における溶融部位を観察する溶接観察装置20であって、溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を判別可能な画像に対応する、特定の波長帯域の光を受光することにより、溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を判別可能な画像を撮像する撮像装置21を備える。
これにより、本発明の第1実施形態に係る溶接観察装置20は、溶融部位に強力なレーザ光を照射したり、複数の撮像装置を設けたり、特別な画像処理を行ったりする必要なく、撮像装置21によって撮像された画像から、溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を判別することができる。したがって、本発明の第1実施形態に係る溶接観察装置20によれば、単に溶融部位の画像を撮像するだけで、当該画像から溶融部位における溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を判別することができる。
また、本発明の第1実施形態に係る溶接観察装置20において、撮像装置21は、特定の波長帯域の光を透過する光学フィルタ21Aと、光学フィルタ21Aを透過した特定の波長帯域の光を受光することにより、溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を判別可能な画像を撮像する撮像部21Bとを有する。
これにより、本発明の第1実施形態に係る溶接観察装置20は、撮像部21Bに対して光学フィルタ21Aを設けるだけといった比較的簡単な構成により、溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を判別可能な画像を撮像することができる。
また、本発明の第1実施形態に係る溶接観察装置20において、光学フィルタ21Aは、10nm以下の半値全幅を有する、特定の波長帯域の光の透過特性を有する。
これにより、本発明の第1実施形態に係る溶接観察装置20は、溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を良好に判別可能な画像を撮像することができる。
また、本発明の第1実施形態に係る溶接観察装置20において、光学フィルタ21Aの中心透過波長は、680nm,720nm,750nm,830nm,840nm,850nm,960nm,970nmのいずれかである。
これにより、本発明の第1実施形態に係る溶接観察装置20は、溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を良好に判別可能な画像を撮像することができる。
また、本発明の第1実施形態に係る溶接観察装置20において、撮像装置21は、溶接装置10の移動方向における前方または後方に配置され、且つ、溶融部位に対する上方からの撮像角度θを有する。
これにより、本発明の第1実施形態に係る溶接観察装置20は、溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を良好に判別可能な撮像方向からの画像を撮像することができる。
また、本発明の第1実施形態に係る溶接観察装置20において、撮像装置21は、撮像角度θが40°〜50°の範囲内である。
これにより、本発明の第1実施形態に係る溶接観察装置20は、溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を良好に判別可能な撮像方向からの画像を撮像することができる。
また、本発明の第1実施形態に係る溶接システム1は、母材30A,30Bをアーク溶接する溶接装置10と、アーク溶接における溶融部位を観察する、溶接観察装置20とを備える。
これにより、本発明の第1実施形態に係る溶接システム1は、溶融部位に強力なレーザ光を照射したり、複数の撮像装置を設けたり、特別な画像処理を行ったりする必要なく、溶接観察装置20が備える撮像装置21によって撮像された画像から、溶接ワイヤ12の直下の溶融状態を判別することができる。したがって、本発明の第1実施形態に係る溶接システム1によれば、単に溶融部位の画像を撮像するだけで、当該画像から溶融部位の溶融状態を判別することができる。
〔第2実施形態〕
次に、図面を参照して、第2実施形態について説明する。以下、第2実施形態に係る溶接システム2に関し、主に溶接システム1からの変更点について説明する。
第2実施形態に係る溶接システム2の構成は、図1に示す溶接システム1の構成と略同様である。但し、第2実施形態の溶接システム2では、撮像部21Bおよび光学フィルタ21Aを、第1実施形態の溶接システム1と異ならせている。これにより、第2実施形態に係る溶接システム2は、溶融池34のより広範囲な領域の状態を容易に判別することが可能な溶融状態判別可能画像を撮像可能としている。
第2実施形態に係る溶接システム2では、撮像部21Bとして、近赤外光による画像を撮像可能な、近赤外光カメラを用いている。具体的には、第2実施形態に係る溶接システム2では、撮像部21Bとして、近赤外光の波長帯域である980〜1650nmの波長帯域の光による画像を撮像可能な、近赤外光カメラを用いている。
また、第2実施形態に係る溶接システム2では、光学フィルタ21Aとして、中心透過波長を含む半値全幅(FWHM:Full Width at Half Maximum)が10nm以下であり、且つ、中心透過波長が、1300nm,1310nm,1320nmのいずれかであるものを用いている。これらの中心透過波長は、本発明の発明者らによって見出された、より好適なものである。
これにより、第2実施形態に係る撮像装置21は、単に溶融部位の画像を撮像するだけで(すなわち、外部光を照射したり、複数の撮像装置を設けたり、特別な画像処理を行ったりすることなく)、溶融池34における溶接ワイヤ12の直下の部分だけでなく、その周囲の状態も容易に判別することが可能な、溶融状態判別可能画像を撮像できる。すなわち、第2実施形態に係る撮像装置21は、溶融池34のより広範囲な領域の状態を容易に判別することが可能な、溶融状態判別可能画像を撮像できる。
(好適な中心透過波長の導出方法)
以下、図5および図6を参照して、本発明の発明者らによる好適な中心透過波長の導出方法について説明する。
図5は、発明者らがアーク溶接中に計測したアークの発光スペクトルを示すグラフである。図5に示すように、アーク溶接におけるアークの発光強度は、近赤外光の波長領域(850nm〜)において、紫外光および可視光の波長領域に比べ極めて弱くなる。本発明の発明者らは、この事実に基づき、撮像装置21によって近赤外光領域のみの光を透過するバンドパスフィルターを組み合わせて溶融状態判別可能画像を撮像することで、当該溶融状態判別可能画像において、アークの輝度を弱めることができることを見出した。
また、図6は、発明者らが溶融池の発光強度をプランクの放射則の式から導出した結果を示すグラフである。図6に示すグラフでは、溶融池の発光強度が表面温度別に示されている。図6に示すように、アーク溶接における溶融池の表面温度が一般的な1950℃である場合、1310nm近傍の波長領域において、溶融池の発光強度が最も強くなる。本発明の発明者らは、この事実に基づき、撮像装置21によって1310nm近傍の波長の光(1300nm,1310nm,1320nmのいずれか)による溶融状態判別可能画像を撮像することで、当該溶融状態判別可能画像において、溶融池の輝度を高めることができることを見出した。
なお、図6に示す各発光スペクトルは、本発明の発明者らにより、下記数式(1)によって表されるプランクの法則を用いて算出されたものである。
但し、上記数式(1)における各パラメータは以下のとおりである。
E:放出エネルギー
L:波長
C:光速(=299,792,458)
H:プランク定数
K:ボルツマン定数
T:温度
以上のことから、本発明の発明者らは、光学フィルタ21Aの中心透過波長を、近赤外光(900nm〜)とし、且つ、1300nm,1310nm,1320nmのいずれかとすることにより、アーク32の輝度が抑制され、且つ、溶融池34の輝度が高められた、溶融池34のより広範囲の状態を容易に識別可能な溶融状態判別可能画像を撮像できることを見出した。
なお、本実施形態では、母材30A,30Bの素材として鉄を用いており、この場合において好適な光学フィルタ21Aの中心透過波長を、上記のとおり導出している。このため、母材30A,30Bの素材として、鉄以外の素材(例えば、アルミ等)を用いた場合には、アークおよび溶融池の発光スペクトルが、図5および図6に示すものとは異なる場合がある。但し、この場合は、素材に応じたアークおよび溶融池の発光スペクトルに基づいて、好適な光学フィルタ21Aの中心透過波長を導出すればよい。
〔第2実施例〕
以下、第2実施形態に係る溶接システム2による第2実施例を説明する。この第2実施例では、第2実施形態に係る溶接システム2を用いて、溶接装置10が、2つの母材30A,30Bの溶接を行い、その際、撮像装置21が、溶接部位の画像(動画)を撮像することにより、溶接部位を観察した。そして、発明者は、光学フィルタ21Aに第1実施例とは異なるバンドパスフィルターを用い、光学フィルタ21Aの中心透過波長を、980nm〜1600nmの範囲で、順次変化させて、各中心透過波長において、どのような画像が撮像されるかを検証した。なお、本検証で用いたバンドパスフィルターは、いずれの波長でも半値全幅が10nm以下である。
(溶接条件)
第2実施例に用いた溶接条件は、第1実施例に用いた溶接条件と同一である。
(撮像条件)
第2実施例に用いた撮像条件は以下のとおりである。
カメラ :近赤外光カメラ(センサ受光感度:980〜1650nm)(Xenics社製)
フレームレート:100Hz
絞り :F16
外部光源 :無し
フィルタ :バンドパスフィルター(980−1650nm)
観察方向 :前方
撮像角度θ :45°
(検証結果)
図7は、本発明の第2実施例に係る撮像装置21によって撮像された画像の一例を示す図である。図8は、図7に示す一部の画像の拡大図である。
図7における画像(a)は、比較例として、光学フィルタ21Aを設けない場合に、撮像装置21によって撮像された画像を示す。
図7における画像(b)〜(f),(j)〜(l),は、比較例として、光学フィルタ21Aの中心透過波長を980nm,1030nm,1064nm,1100nm,1200nm,1400nm,1520nm,1600nmとした場合に、撮像装置21によって撮像された画像を示す。
図7および図8における画像(g),(h),(i)は、本発明者によって見出された好適な実施例として、光学フィルタ21Aの中心透過波長を1300nm,1310nm,1320nmとした場合に、撮像装置21によって撮像された画像を示す。
図7および図8の画像(b)〜(f),(j)〜(l)が示すように、光学フィルタ21Aの中心透過波長を1300nm,1310nm,1320nm以外とした場合、溶融池34の広範囲に亘って、輝度が不足しているために画像が不鮮明である。このため、画像(b)〜(f),(j)〜(l)は、溶融池34の状態を、溶融池34の広範囲に亘って判別することが困難である。
一方、図7および図8の画像(g),(h),(i)が示すように、光学フィルタ21Aの中心透過波長を1300nm,1310nm,1320nmのいずれかとした場合、溶融池34におけるアーク32の直下の領域38においては、アーク32の輝度が抑制されたことにより、画像が鮮明であり、溶融池34におけるその他の領域においては、輝度が高められたことにより、画像が鮮明である。このため、画像(g),(h),(i)は、溶融池34の半月状の外周縁部(溶融池34と母材30A,30Bとの境界)までもが判別可能であり、すなわち、溶融池34の広範囲(但し、ノズル11Aによる死角部分を除く)に亘って、溶融池34の状態(例えば、気泡、スラグ等の異物、融合不良、ブローホール、溶融金属の流動、等)を、容易に判別することが可能である。
なお、画像(g),(h),(i)において、溶融池34の外周縁部の形状が概ね半月状となっているのは、撮像装置21から見て溶融池34の一部がノズル11Aによって覆われることにより、溶融池34に死角が生じているからである。
このように、第2実施例では、光学フィルタ21Aの中心透過波長を1300nm,1310nm,1320nmのいずれかとすることで、溶融池34の広範囲の状態を容易に判別することが可能な画像が撮像できることが確認された。
(溶融部位の状態)
図9は、図7および図8に示す画像(h)に写し出されている溶融部位の状態を模式的に表す図である。
図9に示すように、画像(h)では、光学フィルタ21Aの中心透過波長を1310nmとしたことによって、溶融池34の輝度が高められたことにより、溶融池34の広範囲(但し、ノズル11Aによる死角部分を除く)に亘って、画像が鮮明に写し出されており、溶融状態を容易に識別可能である。
また、図9に示すように、画像(h)では、光学フィルタ21Aの中心透過波長を1310nm(近赤外光)としたことによって、アーク32の輝度が抑制されたことにより、溶融池34におけるアーク32の直下の領域38においても、画像が鮮明に写し出されており、溶融状態を容易に識別可能である。
なお、図9において、領域38は、溶融部位における溶接ワイヤ12の直下部分であって、アーク32によって溶接ワイヤ12および母材30A,30Bが直接溶融されている領域である。
以上説明したように、本発明の第2実施形態に係る溶接観察装置20において、光学フィルタ21Aの中心透過波長は、1300nm,1310nm,1320nmのいずれかである。
これにより、本発明の第2実施形態に係る溶接観察装置20は、撮像装置21によって撮像される画像において、溶融池34におけるアーク32の直下の領域38と、溶融池34におけるその他の領域との各々について、輝度を適切なものとすることができる。このため、本発明の第1実施形態に係る溶接観察装置20は、溶融池34の広範囲(但し、ノズル11Aによる死角部分を除く)に亘って溶融状態を良好に判別可能な画像を撮像することができる。
なお、第2実施形態の撮像装置21(近赤外光カメラ)は、第1実施形態の撮像装置21(可視光カメラ)と比較して、溶融池34のより広範囲な領域の状態を観察できる一方で、高価である。但し、アーク32の直下の状態だけを観察するのであれば、第1実施形態の撮像装置21で十分である。このため、例えば、コストを優先する場合には、第1実施形態の撮像装置21を採用し、溶融池34の観察範囲を優先する場合には、第2実施形態の撮像装置21を採用すればよい。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
例えば、光学フィルタ21Aの半値全幅および中心透過波長は、実施形態で例示したものに限らない。すなわち、光学フィルタ21Aの半値全幅および中心透過波長は、溶接ワイヤの直下の溶融状態を判別可能な画像が撮像できるように、各種溶接条件および各種撮像条件に応じて、適宜変更され得る。
また、例えば、光学フィルタ21Aは、光透過特性が固定のものであってもよく、光透過特性が可変のものであってもよい。
また、例えば、上記実施形態では、撮像部21Bとは別に光学フィルタ21Aを設けているが、これに限らず、撮像部21Bに光学フィルタ21Aが一体的に設けられていてもよい。また、光学フィルタ21Aを設ける代わりに、撮像部21Bが、特定の波長帯域の光を選択的に受光できる構成(例えば、特定の波長帯域の光を選択的に受光できる撮像素子)を有してもよい。
1,2 溶接システム
10 溶接装置
11 溶接トーチ
11A ノズル
11B コンタクトチップ
11C ガス供給路
12 溶接ワイヤ
13 電源装置
14 シールドガス供給装置
15 ワイヤ送給装置
20 溶接観察装置
21 撮像装置
21A 光学フィルタ
21B 撮像部
30A 母材
30B 母材
30C 接合部
32 アーク
34 溶融池
36 ビード

Claims (8)

  1. アーク溶接における溶融部位を観察する溶接観察装置であって、
    溶接ワイヤの直下の溶融状態を判別可能な画像に対応する、特定の波長帯域の光を受光することにより、前記溶接ワイヤの直下の溶融状態を判別可能な画像を撮像する撮像手段
    を備えることを特徴とする溶接観察装置。
  2. 前記撮像手段は、
    前記特定の波長帯域の光を透過する光学フィルタと、
    前記光学フィルタを透過した前記特定の波長帯域の光を受光することにより、前記溶接ワイヤの直下の溶融状態を判別可能な画像を撮像する撮像部と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の溶接観察装置。
  3. 前記光学フィルタは、
    10nm以下の半値全幅を有する、前記特定の波長帯域の光の透過特性を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の溶接観察装置。
  4. 前記光学フィルタの中心透過波長は、
    680nm,720nm,750nm,830nm,840nm,850nm,960nm,970nmのいずれかである
    ことを特徴とする請求項3に記載の溶接観察装置。
  5. 前記光学フィルタの中心透過波長は、
    1300nm,1310nm,1320nmのいずれかである
    ことを特徴とする請求項3に記載の溶接観察装置。
  6. 前記撮像手段は、
    溶接トーチの移動方向における前方または後方に配置され、且つ、前記溶融部位に対する上方からの撮像角度θを有する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の溶接観察装置。
  7. 前記撮像手段は、
    前記撮像角度θが40°〜50°の範囲内である
    ことを特徴とする請求項6に記載の溶接観察装置。
  8. 母材をアーク溶接する溶接装置と、
    前記アーク溶接における溶融部位を観察する、請求項1から7のいずれか一項に記載の溶接観察装置と
    を備えることを特徴とする溶接システム。
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