WO2021014934A1 - 情報処理装置、及び情報処理方法 - Google Patents

Abstract

本技術は、ユーザの利便性を向上させることができるようにする情報処理装置、及び情報処理方法に関する。 ネットワークサービスに関連付けられた機器からの制御情報を受信し、機器を使用するユーザの識別結果に基づいて、制御情報によって指定されたネットワークサービスに関する提示情報を提示する制御を行う制御部を備える情報処理装置が提供されることで、ユーザの利便性を向上させることができる。本技術は、例えば、テレビ受像機に適用することができる。

Description

情報処理装置、及び情報処理方法

　本技術は、情報処理装置、及び情報処理方法に関し、特に、ユーザの利便性を向上させることができるようにした情報処理装置、及び情報処理方法に関する。

　従来から、コンテンツを再生可能な機器として、各種の機器が普及している。また、コンテンツを配信するサービスとして、各種のサービスが提供されている。そのため、ユーザが機器を使用してコンテンツを視聴する方法は様々である。

　特許文献１には、ユーザの機器で、ユーザアカウントに紐付いた特定の有料コンテンツにアクセスし、アクセスされたコンテンツのリポートに含まれる統計的な情報に基づき、視聴方法案として、特定のコンテンツのサブスクリプションの登録や削除の推薦を行う技術が開示されている。

米国特許第9954739号明細書

　ところで、ユーザがコンテンツを視聴するに際しては、利便性が求められるが、特許文献１に開示された技術を含む従来技術ではそれが十分ではなく、ユーザの利便性を向上させることが求められている。

　本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザの利便性を向上させることができるようにするものである。

　本技術の一側面の情報処理装置は、ネットワークサービスに関連付けられた機器からの制御情報を受信し、前記機器を使用するユーザの識別結果に基づいて、前記制御情報によって指定された前記ネットワークサービスに関する提示情報を提示する制御を行う制御部を備える情報処理装置である。

　本技術の一側面の情報処理装置は、ユーザを識別するための識別情報を取得し、ネットワークサービスに関連付けられた機器上に、前記ネットワークサービスに関する提示情報を提示する処理を行わせるための制御情報を生成し、前記制御情報と前記識別情報のそれぞれを送信する制御を行う制御部を備える情報処理装置である。

　本技術の一側面の情報処理方法は、情報処理装置が、ネットワークサービスに関連付けられた機器からの制御情報を受信し、前記機器を使用するユーザの識別結果に基づいて、前記制御情報によって指定された前記ネットワークサービスに関する提示情報を提示する制御を行う情報処理方法である。

　本技術の一側面の情報処理装置、及び情報処理方法においては、ネットワークサービスに関連付けられた機器からの制御情報が受信され、前記機器を使用するユーザの識別結果に基づいて、前記制御情報によって指定された前記ネットワークサービスに関する提示情報が提示される。

　本技術の一側面の情報処理装置においては、ユーザを識別するための識別情報が取得され、ネットワークサービスに関連付けられた機器上に、前記ネットワークサービスに関する提示情報を提示する処理を行わせるための制御情報が生成され、前記制御情報と前記識別情報のそれぞれを送信する制御が行われる。

　本技術の一側面の情報処理装置は、独立した装置であってもよいし、１つの装置を構成している内部ブロックであってもよい。

本技術を適用した情報処理システムの一実施の形態の構成の例を示す図である。 本技術を適用した情報処理装置の一実施の形態の構成の例を示す図である。 本技術を適用した情報処理装置の一実施の形態の構成の例を示す図である。 本技術を適用した情報処理装置の一実施の形態の構成の例を示す図である。 本技術を適用した情報処理装置の一実施の形態の構成の例を示す図である。 デバイスアカウントを利用する場合の構成の例を示す図である。 アプリケーションアカウントを利用する場合の構成の例を示す図である。 プラグインIDを利用する場合の構成の例を示す図である。 複数のユーザが機器を共有する場合のアカウントの管理の例を示す図である。 コンテンツ再生処理の第１の例の流れを説明するフローチャートである。 管理テーブルの第１の例を示す図である。 コンテンツ再生処理の第２の例の流れを説明するフローチャートである。 コンテンツ再生処理の第３の例の流れを説明するフローチャートである。 管理テーブルの第２の例を示す図である。 コンテンツ再生処理の第４の例の流れを説明するフローチャートである。 管理テーブルの第３の例を示す図である。 コンテンツ再生処理の第５の例の流れを説明するフローチャートである。 管理テーブルの第４の例を示す図である。 コンテンツ再生処理の第６の例の流れを説明するフローチャートである。 学習処理の流れを説明するフローチャートである。 本技術を適用したコンテンツ再生システムの構成の他の例を示す図である。 本技術を適用したコンテンツ再生システムの構成のさらに他の例を示す図である。 コンピュータの構成の例を示す図である。

　以下、図面を参照しながら本技術の実施の形態について説明する。なお、説明は以下の順序で行うものとする。

１．本技術の実施の形態
２．変形例
３．コンピュータの構成

＜１．本技術の実施の形態＞

（システムの構成）
　図１は、本技術を適用した情報処理システムの一実施の形態として、コンテンツ再生システム１の構成の例を示している。

　コンテンツ再生システム１は、テレビ受像機１０、ＵＩ機器２０、サービス提供サーバ３０、配信サーバ３１－１乃至３１－Ｎ（Ｎ：１以上の整数）、及び認証サーバ４０から構成される。

　また、コンテンツ再生システム１において、テレビ受像機１０又はＵＩ機器２０は、サービス提供サーバ３０、配信サーバ３１乃至３１－Ｎ、又は認証サーバ４０と、ネットワーク５０を介して相互に接続されている。ネットワーク５０は、インターネット、イントラネット、携帯電話網などの通信網を含む。

　テレビ受像機１０は、送出機６０から電波塔等を介して送信されてくる放送信号を、アンテナを介して受信可能である。テレビ受像機１０は、ユーザの選局操作に応じた放送信号を処理して、テレビ番組等の放送コンテンツの映像と音声を出力する。

　また、テレビ受像機１０は、通信機能を有しており、配信サーバ３１乃至３１－Ｎのいずれかから配信される通信コンテンツのストリーミングデータを、ネットワーク５０を介して受信可能である。テレビ受像機１０は、ユーザの選択操作に応じたストリーミングデータを処理して、動画等の通信コンテンツの映像と音声を出力する。

　ＵＩ機器２０は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、リモートコントローラ、ウェアラブル機器、携帯音楽プレイヤ、ゲーム機、又はパーソナルコンピュータなどの所定のユーザインターフェース（UI：User Interface）を有する機器である。

　ＵＩ機器２０は、所定のユーザインターフェースに対するユーザの操作に応じた各種の動作を行う。例えば、ＵＩ機器２０は、ユーザの操作に応じて、テレビ受像機１０に対し、放送コンテンツ又は通信コンテンツの再生を指示する。

　なお、テレビ受像機１０とＵＩ機器２０は、ユーザの自宅など、同一の場所で使用されるが、テレビ受像機１０が所定の位置に設置される固定端末であるのに対し、ＵＩ機器２０は、ユーザにより所持されて移動する移動端末となり得る。

　ただし、この例に限定されず、テレビ受像機１０の代わりに、放送受信機能を持たないスマートフォンやタブレット端末等が用いられてもよいし、カーナビゲーションシステムの一部であるような移動可能な端末が用いられてもよい。

　サービス提供サーバ３０は、サービスを提供するための１又は複数のサーバから構成され、データセンタ等に設置される外部サーバである。サービス提供サーバ３０は、ユーザが各種の機器を用いて様々なネットワークサービス（コンテンツサービス等）を利用可能にするためのサービスを提供する。

　配信サーバ３１－１は、通信コンテンツを配信するための１又は複数のサーバから構成され、データセンタ等に設置される外部サーバである。配信サーバ３１－１は、テレビ受像機１０又はＵＩ機器２０からの要求に応じて、ネットワーク５０を介して動画や音楽等の通信コンテンツのストリーミングデータを配信する。

　配信サーバ３１－２乃至３１－Ｎは、配信サーバ３１－１と同様に、テレビ受像機１０又はＵＩ機器２０からの要求に応じて、ネットワーク５０を介して動画等の通信コンテンツのストリーミングデータを配信する。なお、以下の説明では、配信サーバ３１－１乃至３１－Ｎを特に区別する必要がない場合には、単に配信サーバ３１と称する。

　認証サーバ４０は、ユーザの認証処理を行うための１又は複数のサーバから構成され、データセンタ等に設置される外部サーバである。認証サーバ４０は、ＵＩ機器２０等のネットワーク５０に接続された機器からの要求に応じて、認証処理を行う。

（テレビ受像機の構成）
　図２は、本技術を適用した情報処理装置の一実施の形態として、図１のテレビ受像機１０の構成の例を示している。

　図２において、テレビ受像機１０は、制御部１００、チューナ１０１、信号入力部１０２、データ処理部１０３、ディスプレイ１０４、スピーカ１０５、操作受付部１０６、及び通信部１０７から構成される。

　制御部１００は、CPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサ等から構成される。制御部１００は、各部の動作の制御や各種の演算処理を行う中心的な制御装置（処理装置）であり、テレビ受像機１０の各部の動作を制御する。

　チューナ１０１は、アンテナを介して受信した放送信号に対して復調処理等の処理を行い、その結果得られる信号を、データ処理部１０３に供給する。ここでの放送信号は、地上波放送や衛星放送、ケーブルテレビ放送などの放送方式に従って放送コンテンツを伝送する。

　信号入力部１０２は、HDMI（登録商標）(High Definition Multimedia Interface)や、USB(Universal Serial Bus)等の所定の規格に準拠したインターフェースとして構成される。

　すなわち、所定の規格に準拠したインターフェースを介して、録画機（録画再生機）やネットワークストレージにより録画された録画コンテンツや、半導体メモリや光ディスク等の記録媒体に記録された記録コンテンツなどの信号が、信号入力部１０２に入力され、データ処理部１０３に供給される。

　データ処理部１０３は、システムオンチップ（SoC：System on a chip）等から構成される。データ処理部１０３は、チューナ１０１又は信号入力部１０２から供給される信号に対してデコード等の処理を行い、その結果得られる映像データをディスプレイ１０４に供給し、音声データをスピーカ１０５に供給する。

　ディスプレイ１０４は、例えば液晶表示部やOLED(Organic Light Emitting Diode)表示部等から構成される。ディスプレイ１０４は、制御部１００からの制御に従い、データ処理部１０３から供給される映像データを処理して、テレビ番組等の放送コンテンツの映像や、各種の画面などを表示する。

　スピーカ１０５は、制御部１００からの制御に従い、データ処理部１０３から供給される音声データを処理して、テレビ番組等の放送コンテンツの音声（音）を出力する。

　操作受付部１０６は、例えば近距離無線通信モジュールや赤外線受光モジュール等から構成される。操作受付部１０６は、リモートコントローラ１５０から送信される無線信号や赤外線信号等の信号を受信（受光）し、操作信号として制御部１００に供給する。

　制御部１００は、操作受付部１０６から供給される操作信号に応じたコマンドに基づき、各部の動作を制御する。なお、近距離無線通信としては、Bluetooth（登録商標）等の規格に準拠した通信を行うことができる。また、リモートコントローラ１５０として、ＵＩ機器２０が用いられてもよい。

　通信部１０７は、所定の規格に準拠した無線通信又は有線通信に対応した通信モジュールなどから構成される。通信部１０７は、制御部１００からの制御に従い、ネットワーク５０を介して他の機器と通信を行う。また、通信部１０７は、ユーザの自宅に構築された無線LAN(Local Area Network)等のホームネットワークを介してＵＩ機器２０等の他の機器と通信を行ってもよい。

　具体的には、通信部１０７は、制御部１００からの制御に従い、ネットワーク５０を介して配信サーバ３１に、動画等の通信コンテンツの配信を要求する。通信部１０７は、配信サーバ３１から配信される通信コンテンツのストリーミングデータを受信する。このストリーミングデータは、データ処理部１０３に供給され、デコード等の処理が施されることで、動画等の通信コンテンツの映像や音声が出力される。

（ＵＩ機器の構成）
　図３は、本技術を適用した情報処理装置の一実施の形態として、図１のＵＩ機器２０の構成の例を示している。

　図３において、ＵＩ機器２０は、制御部２００、入力部２０１、出力部２０２、記憶部２０３、通信部２０４、及びセンサ部２０５から構成される。

　制御部２００は、CPU等のプロセッサから構成される。制御部２００は、各部の動作の制御や、各種の演算処理を行う中心的な制御装置である。

　入力部２０１は、物理的なボタン２１１やマイクロフォン２１２、タッチパネルなどの入力装置から構成される。入力部２０１は、ユーザの操作に応じた操作信号を、制御部２００に供給する。制御部２００は、入力部２０１からの操作信号に基づき、各部の動作を制御する。

　出力部２０２は、ディスプレイ２２１やスピーカ２２２などの出力装置から構成される。出力部２０２は、制御部２００からの制御に従い、各種のデータに応じた情報を出力する。

　ディスプレイ２２１は、制御部２００からの映像データに応じた映像を表示する。スピーカ２２２は、制御部２００からの音声データに応じた音声（音）を出力する。

　記憶部２０３は、不揮発性メモリ等の半導体メモリを含む記憶装置から構成される。記憶部２０３は、制御部２００からの制御に従い、各種のデータを記憶する。

　通信部２０４は、無線LAN、セルラー方式の通信（例えばLTE-Advancedや5G等）、若しくはBluetooth（登録商標）などの無線通信、又は有線通信に対応した通信モジュールとして構成される。

　通信部２０４は、制御部２００からの制御に従い、ネットワーク５０を介して他の機器と通信を行う。また、通信部２０４は、ユーザの自宅に構築された無線LAN等のホームネットワークを介してテレビ受像機１０等の他の機器と通信を行ってもよい。

　具体的には、通信部２０４は、制御部２００からの制御に従い、ネットワーク５０を介して配信サーバ３１に、動画等の通信コンテンツの配信を要求する。通信部２０４は、配信サーバ３１から配信される通信コンテンツのストリーミングデータを受信する。このストリーミングデータは、データ処理部（不図示）に供給され、デコード等の処理が施されることで、動画等の通信コンテンツの映像や音声が出力される。

　センサ部２０５は、各種のセンサデバイス等から構成される。センサ部２０５は、ユーザやその周辺などのセンシングを行い、その結果得られるセンシングデータを、制御部２００に供給する。

　ここで、センサ部２０５としては、加速度を測定する加速度センサや、角度（姿勢）や角速度、角加速度を測定するジャイロセンサ、生物の持つ心拍数、体温、又は姿勢といった情報を測定する生体センサ、磁場（磁界）の大きさや方向を測定する磁気センサ、近接するものを測定する近接センサなどを含めることができる。

　なお、図示はしていないが、光学系やイメージセンサ、信号処理回路などから構成されるカメラ部を設けて、被写体を撮像し、その結果得られる撮像データを、制御部２００に供給してもよい。制御部２００では、カメラ部からの撮像データに基づき、各種の処理が行われる。

（サービス提供サーバの構成）
　図４は、本技術を適用した情報処理装置の一実施の形態として、図１のサービス提供サーバ３０の構成の例を示している。

　図４において、サービス提供サーバ３０は、制御部３００、入力部３０１、出力部３０２、記憶部３０３、通信部３０４、及びサービスデータベース３０５から構成される。

　制御部３００は、CPU等のプロセッサから構成される。制御部３００は、各部の動作の制御や、各種の演算処理を行う中心的な制御装置である。

　入力部３０１は、マウスやキーボード、物理的なボタン等の入力装置から構成される。入力部３０１は、ユーザの操作に応じた操作信号を、制御部３００に供給する。制御部３００は、入力部３０１からの操作信号に基づき、各部の動作を制御する。

　出力部３０２は、ディスプレイやスピーカ等の出力装置から構成される。出力部３０２は、制御部３００からの制御に従い、映像や音声などを出力する。

　記憶部３０３は、半導体メモリ等の記憶装置から構成される。記憶部３０３は、制御部３００からの制御に従い、各種のデータを記憶する。

　通信部３０４は、所定の規格に準拠した無線通信又は有線通信に対応した通信モジュールから構成される。通信部３０４は、制御部３００からの制御に従い、ネットワーク５０を介して他の機器と通信を行う。

　サービスデータベース３０５は、ユーザが各種の機器を用いて様々なネットワークサービス（コンテンツサービス等）を利用可能にするサービスを提供するためのデータを格納したデータベースである。なお、詳細は後述するが、サービスデータベース３０５には、機器と、ユーザと、コンテンツサービスと、プロファイル情報とを紐付けた管理テーブルが格納される。

　また、制御部３００は、ＤＢ管理部３１１、学習部３１２、及び識別部３１３を含む。

　ＤＢ管理部３１１は、サービスデータベース３０５に格納されるデータを管理する。

　学習部３１２は、入力された情報（学習データ）に基づいて、機械学習を行い、その機械学習の結果を出力する。

　識別部３１３は、入力された情報と機械学習の結果に基づいて、当該入力された情報の識別（判断や予測など）を行う。

（認証サーバの構成）
　図５は、本技術を適用した情報処理装置の一実施の形態として、図１の認証サーバ４０の構成の例を示している。

　図５において、認証サーバ４０は、制御部４００、入力部４０１、出力部４０２、記憶部４０３、通信部４０４、及び認証データベース４０５から構成される。

　制御部４００は、CPU等のプロセッサから構成される。制御部４００は、各部の動作の制御や、各種の演算処理を行う中心的な制御装置である。

　入力部４０１は、マウスやキーボード等の入力装置から構成される。入力部４０１は、ユーザの操作に応じた操作信号を、制御部４００に供給する。制御部４００は、入力部４０１からの操作信号に基づき、各部の動作を制御する。

　出力部４０２は、ディスプレイやスピーカ等の出力装置から構成される。出力部４０２は、制御部４００からの制御に従い、映像や音声などを出力する。

　記憶部４０３は、半導体メモリ等の記憶装置から構成される。記憶部４０３は、制御部４００からの制御に従い、各種のデータを記憶する。

　通信部４０４は、所定の規格に準拠した無線通信又は有線通信に対応した通信モジュールから構成される。通信部４０４は、制御部４００からの制御に従い、ネットワーク５０を介して他の機器と通信を行う。

　認証データベース４０５は、ユーザの認証を行うためのデータ（照合情報等）を格納したデータベースである。

　また、制御部４００は、認証部４１１を含む。認証部４１１は、入力された認証情報と照合情報とを照合して認証処理を行い、その認証結果を出力する。

　ここで、認証情報は、ネットワーク５０を介してＵＩ機器２０等から送られてくる、対象のユーザの顔画像や指紋、声紋等の生体情報などのユーザを識別するための情報であり、認証データベース４０５に格納された照合情報と照合されることで、顔認証や指紋認証、声紋認証等の認証処理が行われる。

　コンテンツ再生システム１は、以上のように構成される。

　なお、上述した構成は、コンテンツ再生システム１の構成の一例であって、機器（の機能）をまとめて一体化したり、あるいは他の機器を追加したりするなどして他の構成を採用してもよい。

　例えば、上述した構成では、サービス提供サーバ３０と配信サーバ３１が異なるサーバであるとして説明したが、サービス提供サーバ３０と配信サーバ３１は、同一のサーバであってもよい。すなわち、当該サーバによって、管理テーブルの管理機能と通信コンテンツの配信機能の両方の機能が提供されることになる。

　また、上述した構成を採用した場合に、サービス提供サーバ３０は、複数の配信サーバ３１から配信対象の通信コンテンツに関する情報を取得し、ＵＩ機器２０に対する操作、又は管理テーブルに格納されたデータに基づいて、テレビ受像機１０と配信サーバ３１との接続を仲介してもよい。さらに、サービス提供サーバ３０自身が複数のコンテンツサービスに対応する配信サーバとして機能してもよい。

　また、上述した構成では、あるユーザの自宅内にテレビ受像機１０とＵＩ機器２０が設けられた場合を例示したが、他のユーザの自宅でも同様に、テレビ受像機１０とＵＩ機器２０を設けることができる。すなわち、図１では、説明の簡略化のため、１組のテレビ受像機１０とＵＩ機器２０のみを示したが、複数組のテレビ受像機１０とＵＩ機器２０が設けられ、それらの機器が、ネットワーク５０を介してサービス提供サーバ３０、配信サーバ３１、又は認証サーバ４０に接続され、各種のサービスの提供を受けることができる。

　以下の説明では、放送コンテンツや通信コンテンツ等のコンテンツを特に区別する必要がない場合には単にコンテンツと称する。つまり、以下の説明では、本技術を、通信コンテンツに適用した場合を中心に述べるが、本技術は、放送コンテンツや録画コンテンツ等の他のコンテンツにも適用可能である。

（システムの全体像）
　図６は、コンテンツ再生システム１で実施される処理の全体像を示している。

　図６において、サービス提供サーバ３０は、サービスデータベース３０５に格納した管理テーブルによって、デバイスアカウントと、ユーザアカウントと、コンテンツに関する情報とを少なくとも紐付けている。つまり、これらの情報は、管理テーブルによって紐付けられた紐付け情報であるとも言える。なお、詳細は後述するが、紐付け情報には、ユーザのプロファイルに関するプロファイル情報を含めることができる。

　デバイスアカウントは、テレビ受像機１０等の機器を特定するための情報である。このデバイスアカウントとしては、所定の規則に従い、ユニークな値を割り当てるほか、機器上で起動するOS(Operating System)のアカウントなどを利用してもよい。

　ユーザアカウントは、ユーザを特定するための情報である。このユーザアカウントとしては、電子メールアドレスや携帯番号などの情報を用いることができる。

　コンテンツに関する情報は、動画配信サービス等のコンテンツサービス（ネットワークサービス）により配信されるコンテンツを特定するための情報である。

　ただし、ここでは、ユーザアカウントをコンテンツに紐付けた場合を示しているが、当該コンテンツを配信する動画配信サービス等のコンテンツサービスに紐付けてもよい。例えば、ユーザアカウントとして、コンテンツサービスを利用するためのアカウントを含めることで、当該コンテンツサービスにより提供されるコンテンツとともに、当該コンテンツサービスにも紐付けることができる。

　ここで、例えば、ユーザＡ，Ｂのうち、ユーザＡによってＵＩ機器２０が操作され、テレビ受像機１０で再生可能なコンテンツが選択された場合を想定する。なお、ＵＩ機器２０では、マイクロフォン２１２とスピーカ２２２による音声操作に対応することで、アクセシビリティを高めることができる。

　この場合において、サービス提供サーバ３０は、サービスデータベース３０５にあらかじめ格納された管理テーブル（紐付け情報）に基づいて、ＵＩ機器２０を、テレビ受像機１０と連携させるようにする（Ｓ１１，Ｓ１２）。

　また、このとき、ユーザＡの識別情報（顔画像や指紋、声紋等の生体情報）を、認証情報として、ＵＩ機器２０から認証サーバ４０に送信することで、認証サーバ４０によって、ユーザＡに対する認証処理（顔認証や指紋認証、声紋認証等の処理）が実施される（Ｓ１３）。そして、テレビ受像機１０では、ユーザＡの認証結果に応じて、選択対象のコンテンツが再生される。

　例えば、ユーザＡが、自身のスマートフォン等のＵＩ機器２０上の動画配信サービス用のアプリケーション（動画アプリ）を操作して、テレビ受像機１０上での映画やドラマ等のコンテンツの再生を指示した場合を想定する。このとき、ユーザＡの自動認証が（認証サーバ４０経由で）行われ、認証されたユーザＡの情報と管理テーブルにより紐付けられたテレビ受像機１０上の動画アプリによって、再生が指示された当該コンテンツの再生（又は当該コンテンツの再生に関する情報の表示）が行われる。

　このように、本技術を適用したコンテンツ再生システムでは、テレビ受像機１０とＵＩ機器２０の機器間連携は不要とし、サービス提供サーバ３０を介してサービスデータベース３０５（の管理テーブル）で管理される紐付け情報によって、それぞれの機器を連携している。つまり、テレビ受像機１０とＵＩ機器２０が直接連携するのではなく、サービス提供サーバ３０（で管理される紐付け情報）を介して、いわば間接的に連携している。

　これにより、１台のテレビ受像機１０を、複数のユーザが共有する場合に、１人のユーザしかユーザアカウントを登録できないといったことはなく、また、サービスごとに毎回ログインとログアウトを行うなどの頻繁にユーザアカウントを切り替えるといった煩雑な操作も必要ないため、ユーザの利便性を向上させることができる。

　また、現状の機器間連携では、ＵＩ機器は、他の機器のレンダリング機能との連携が前提で、機器間連携のために、専用のコネクションを設定する必要があり、煩雑で、かつ、ワイヤレス環境により不安定になることが問題となっていたが、本技術を適用したコンテンツ再生システムでは、テレビ受像機１０とＵＩ機器２０の機器間連携は不要であるため、そのような問題を回避することができる。

　なお、図６の構成においては、テレビ受像機１０等の機器を特定するための情報として、デバイスアカウントを利用した場合を示したが、アプリケーションアカウントやプラグインIDなどの他の機器情報を利用してもよい。

　図７は、アプリケーションアカウントを利用する場合の構成を示している。図７においては、管理テーブルによって、アプリケーションアカウントと、ユーザアカウントと、コンテンツ（コンテンツサービス）とが紐付けられている。

　アプリケーションアカウントは、テレビ受像機１０等の機器で実行されるアプリケーション（動画アプリ等のコンテンツサービス用のアプリケーション）を利用するためのアカウントである。

　図７の構成では、このアプリケーションアカウントを含む紐付け情報に基づき、サービス提供サーバ３０によって、テレビ受像機１０とＵＩ機器２０とが連携され（Ｓ２１，Ｓ２２）、対象のユーザの認証結果（Ｓ２３）に応じて、テレビ受像機１０では、ＵＩ機器２０から選択されたコンテンツが再生される。

　また、図８は、プラグインIDを利用する場合の構成を示している。図８においては、管理テーブルによって、プラグインIDと、ユーザアカウントと、コンテンツ（コンテンツサービス）とが紐付けられている。

　プラグインIDは、テレビ受像機１０等の機器で実行されるソフトウェアのモジュールを特定するための情報である。例えば、プラグインIDは、特定のサービスを利用するための鍵に相当する。すなわち、ユーザが特定のサービスを購入した場合には、対応するプラグインIDが付与され、購入したサービスの提供を受けることができるが、当該プラグインIDがないと、お試しサービス等の一部の機能の提供しか受けられない。

　図８の構成では、このプラグインIDを含む紐付け情報に基づき、サービス提供サーバ３０によって、テレビ受像機１０とＵＩ機器２０とが連携され（Ｓ３１，Ｓ３２）、対象のユーザの認証結果（Ｓ３３）に応じて、テレビ受像機１０では、ＵＩ機器２０から選択されたコンテンツが再生される。

（アカウントの他の例）
　ところで、アプリケーションアカウントは、上述の動画配信サービス等のコンテンツサービスを利用するためのアカウントのほか、他のアカウントを含めることができる。

　ここでは、複数のユーザが機器を共有するような場合に、ユーザの契約内容に応じたサブスクリプション用のアカウントとともに、ユーザにコンテンツを推薦するための推薦用のアカウントやユーザの行動履歴を記録するための行動記録用のアカウント、あるいはメインアカウントに対するサブアカウントなどを含めることができる。

　また、これら各機能に応じたユーザごとのアカウントや、ユーザごとのサブアカウントは、ＵＩ機器２０から作成されてもよいし、あるいはテレビ受像機１０から作成されてもよい。後述する各コンテンツサービスに対してのＵＩ機器２０の登録処理によって自動的に作成されてもよい。

　図９は、複数のユーザが機器を共有する場合のアカウントの管理の例を示している。

　図９のＡでは、テレビ受像機１０が、ある家族の全員により共有されている場合に、サブスクリプション用のアカウント（サブスクリプションアカウント）と、推薦用のアカウント（リコメンドアカウント）とを分ける場合を示している。

　具体的には、父親が、動画配信サービスのサブスクリプション用の端末として、テレビ受像機１０を登録した場合に、当該動画配信サービスを利用するに際しては、父親に対する推薦対象のコンテンツに応じたアイテム等の推薦情報が提示されるのが通常である。

　このとき、当該動画配信サービスを、母親が利用する場合を想定すれば、父親に対する推薦情報が提示されるため、母親の行動履歴（操作履歴や視聴履歴等）と関連性のないものが推薦される可能性がある。

　そこで、ここでは、サブスクリプションアカウントとは別に、母親用のリコメンドアカウントを用意して、当該リコメンドアカウントに、母親による操作履歴等の行動履歴を紐付けるようにすることで、母親（の行動履歴）に適合した推薦対象のコンテンツに応じたアイテム等の推薦情報を提示することができる。

　また、図９のＢは、テレビ受像機１０が、ある家族の全員により共有されている場合に、サブスクリプションアカウントをメインアカウントとして、当該メインアカウントに対するサブアカウントが紐付けられる場合を示している。

　具体的には、父親が動画配信サービスの契約を行い、サブスクリプションアカウントを利用している場合に、そのローカルサブアカウントを、母親や子供が利用できるようにする。このように、メインアカウントに対して、他のアカウントを紐付けることで、個人に結びつく、有料のサブスクリプションサービスと、複数のユーザが利用する共有の機器のバランスをとることができる。

　これらの各機能に応じたユーザごとのアカウントや、ユーザごとのサブアカウントは、ユーザアカウントに紐付けられて、ＵＩ機器２０を経由した認証結果に応じて自動的に切り替えられてもよいし、あるいは、テレビ受像機１０をユーザが直接操作してコンテンツを再生する場合に、テレビ受像機１０の機能としてユーザを識別して自動的に切り替えられてもよい。

　また、サービス提供サーバ３０を経由してテレビ受像機１０が取得する情報（制御情報）には、ＵＩ機器２０によって取得されたユーザの識別情報の一部又はすべてが含まれていてもよい。これによって共有の機器を複数のユーザが操作した場合に、サービスデータベース３０５に記録される情報を適切に管理することが可能となる。

　また、テレビ受像機１０がオフライン状態であり、ダウンロードしたコンテンツを再生するような操作を、認証サーバ４０を経由せずに行うような場合に、自動又は手動でアカウントを切り替えることで、再度、テレビ受像機１０がオンライン状態になった際に適切な情報を、サービス提供サーバ３０に提供することが可能となる。

　以上のように、コンテンツ再生システム１において、テレビ受像機１０では、ネットワークサービス（動画配信サービス等のコンテンツサービス）に関連付けられた機器からの制御情報が受信され、当該機器を使用するユーザの識別結果に基づき、制御情報によって指定されたネットワークサービスに関する提示情報が提示される。

　制御情報とは、ある機器に、ネットワークサービスに関する提示情報を提示させる処理を行わせるための情報である。提示情報は、再生対象のコンテンツ（映画やドラマ等の動画、楽曲など）の映像及び音声の少なくとも一方、又は推薦対象のコンテンツに応じたアイテム等の推薦情報を含む。

　ここで、例えば、ＵＩ機器２０が、ユーザからの操作を受け付けて、当該ユーザの操作に応じてテレビ受像機１０に提示情報を提示させる場合を想定すれば、上述の「ネットワークサービスに関連付けられた機器」は、ＵＩ機器２０である。

　この場合、ＵＩ機器２０では、当該ユーザの識別情報（認証情報等）が取得され、テレビ受像機１０に提示情報を提示させる処理を行わせるための制御情報が生成され、識別情報と制御情報（又は識別情報を含む制御情報）が、ネットワーク５０を介して認証サーバ４０とサービス提供サーバ３０にそれぞれ送信される。ただし、後述するように、認証サーバ４０以外の機器で認証処理を行う場合には、当該機器に、識別情報（認証情報等）を送信すればよい。

　そして、テレビ受像機１０では、サービス提供サーバ３０を経由してネットワーク５０を介して送信されてくる制御情報が受信され、ＵＩ機器２０を使用するユーザの識別結果（認証結果）に基づき、当該制御情報によって指定されたネットワークサービスに関する提示情報が提示される。

　また、例えば、テレビ受像機１０をユーザが直接操作する場合、すなわち、テレビ受像機１０がＵＩ機器２０としても機能する場合を想定すれば、上述の「ネットワークサービスに関連付けられた機器」は、テレビ受像機１０である。

　この場合、テレビ受像機１０では、当該ユーザの操作に応じて制御情報が、ネットワーク５０を介してサービス提供サーバ３０に送信され、それに応じてサービス提供サーバ３０から送信されてくる制御情報が受信される。

　そして、テレビ受像機１０では、当該ユーザを識別するための識別情報（認証情報等）が取得され、当該ユーザの識別結果（認証結果）に基づき、受信した制御情報によって指定される第１のアカウントと第２のアカウントを切り替える処理などが行われる。

　このアカウント切り替え処理では、コンテンツサービスに関連付けられたコンテンツを再生するための第１のアカウント（サブスクリプションアカウント等）と、当該第１のアカウントに関連付けられた第２のアカウント（リコメンドアカウントやサブアカウント等）との切り替えなどが行われる。

　すなわち、テレビ受像機１０では、テレビ受像機１０で取得された識別情報に基づき行われる、テレビ受像機１０を使用するユーザのネットワークサービスに対する認証処理の結果に基づき、提示情報が提示されるとも言える。また、このとき、テレビ受像機１０により受信される制御情報には、ユーザの顔画像、指紋、及び声紋に関する情報のうち、少なくとも１つの情報に基づいて行われたユーザの識別結果に関する情報を含めることができる。

　以下、コンテンツ再生システム１を構成する各装置で実行される処理の流れを説明する。

（第１の例）
　まず、図１０のフローチャートを参照して、コンテンツ再生システム１で実行されるコンテンツ再生処理の第１の例の流れを説明する。

　コンテンツ再生システム１では、動画配信サービス等のコンテンツサービスにより配信されるコンテンツを再生するに際して、ステップＳ１０１乃至Ｓ１０５の処理が、事前に実行されている。

　すなわち、ＵＩ機器２０に対してユーザの個人プロファイルが紐付けられる（Ｓ１０１）。この紐付けた情報は、テレビ受像機１０と、コンテンツサービスにもそれぞれ紐付けられる。

　具体的には、テレビ受像機１０に対してＵＩ機器２０が登録される（Ｓ１０２）。また、このＵＩ機器２０では、コンテンツサービスエントリが起動される（Ｓ１０３）。そして、コンテンツサービスに各種の情報を登録することで（Ｓ１０４）、当該コンテンツサービスに対してＵＩ機器２０が登録される（Ｓ１０５）。

　これにより、サービス提供サーバ３０では、サービスデータベース３０５に格納される管理テーブルが生成される。

　図１１は、管理テーブルの例を示している。

　この管理テーブルの例では、コンテンツサービスを特定する情報（a,b,c）と、ユーザを特定する情報（1,2,3）と、ＵＩ機器２０を特定する情報（1,2,3）と、テレビ受像機１０を特定する情報（全て1）とがそれぞれ紐付けられている。換言すれば、この紐付け情報によって、コンテンツサービスと、ユーザと、機器とが紐付けられている。

　すなわち、この管理テーブルの例では、各コンテンツサービス（動画配信サービス等）に対して異なるユーザ（父親、母親、子供等）がそれぞれ登録され、各ユーザは、異なるＵＩ機器２０（スマートフォン等）をそれぞれ所持しているが、１台のテレビ受像機１０（リビングのテレビ）を共通に使用していることを示している。

　また、テレビ受像機１０自体をＵＩ機器２０としてユーザアカウントに紐付けてもよく、これによってテレビ受像機１０でのみコンテンツ（コンテンツサービス）を利用するユーザの情報も同一の管理テーブルで適切に管理することが可能となる。

　さらに、同一のコンテンツサービス（動画配信サービス等）を複数のユーザが使用することも考えられるため、その場合には、例えば、あるコンテンツサービスａに対して複数のユーザが紐付けられることになる。

　ここで、テレビ受像機１０を特定する情報がアプリケーションアカウントである場合に、上述したサブスクリプションアカウントやリコメンドアカウント、ローカルサブアカウントなどを、ユーザアカウントに紐付けることができる。

　これによって、テレビ受像機１０のような共有の機器をユーザが直接操作した場合に、サービスデータベース３０５上の管理テーブルを適切に管理することができる。この場合には、テレビ受像機１０を特定する情報は、ユーザごとに全て同一の値である必要はなく、同一の機器上の異なるアカウントを示す値（1-1，1-2，1-3など）などであってもよい。

　さらに、同一のユーザが複数の異なるＵＩ機器２０を用いてもよく、管理テーブルのユーザを特定する情報に、異なる値のＵＩ機器２０を特定する情報が紐付けられてもよい。

　また、サービスデータベース３０５に格納される管理テーブルのデータは、所定のアルゴリズムを用いたハッシュ化や暗号化が施され、秘匿化されている。

　なお、図示はしていないが、認証サーバ４０では、認証データベース４０５に、認証処理で用いられる照合情報が格納される。この照合情報は、認証処理時に、各ユーザの認証情報と照合される情報である。

　図１０の説明に戻り、その後、ユーザの操作（音声操作等）によって、テレビ受像機１０で再生可能なコンテンツサービスのコンテンツが、ＵＩ機器２０から選択されたとき（Ｓ１０６）、当該ユーザが認証される（Ｓ１０７）。

　この認証処理では、対象のユーザの識別情報を、ＵＩ機器２０から認証サーバ４０に認証情報として送信することで、認証サーバ４０によって、認証情報と照合情報との照合が行われ、対象のユーザの認証が行われる。具体的には、顔認証や指紋認証、声紋認証等の認証処理が行われる。

　そして、テレビ受像機１０では、当該ユーザの認証結果に応じて、選択対象のコンテンツの自動購入、又は選択対象のコンテンツの再生に応じた動作が行われる（Ｓ１０８）。

　ここでは、サービス提供サーバ３０により管理された管理テーブル（に格納された紐付け情報）に基づき、ＵＩ機器２０に対する操作に応じた選択対象のコンテンツが、テレビ受像機１０により再生される。

　なお、コンテンツの自動購入に際しては、スマートフォン等のＵＩ機器２０の決済機能を利用することができ、自動購入が確定した後に当該コンテンツの再生を開始してもよい。これにより、ユーザは、ＵＩ機器２０から選択した所望のコンテンツを、テレビ受像機１０で視聴することができる。

　以上のように、コンテンツ再生システム１では、サービス提供サーバ３０側に、紐付け情報をあらかじめ登録しておくことで、ユーザによってＵＩ機器２０が音声操作等されて、所望のコンテンツが要求された場合に、当該ユーザの認証結果及び登録済みの紐付け情報に基づき、ＵＩ機器２０がテレビ受像機１０と連携されて、所望のコンテンツが再生される。

　これにより、１台のテレビ受像機１０（リビングのテレビ）を、複数のユーザ（家族）で共有する場合であっても、各ユーザ（父親等）は、ＵＩ機器２０（各ユーザが所持するスマートフォン等）を操作するだけで、特別な操作（対象のコンテンツサービスにログインする操作など）を行うことなく、テレビ受像機１０で、所望のコンテンツを視聴することができる。そのため、ユーザアカウントを頻繁に切り替えるといった操作が不要であり、ユーザの利便性を向上させることができる。

　また、サービスデータベース３０５に格納される管理テーブルのデータは、ハッシュ化や暗号化が施されているため、セキュリティが強化され、より確実にユーザの個人情報を保護することができる。さらに、スマートフォン等のＵＩ機器２０では、音声操作にも対応しているため、コンテンツへのアクセスが簡便である。また、カメラ機能や指紋認証機能などの機器が備える機能を用いて認証処理を行うことができるため、複雑な操作を伴うことなく、簡単に認証を行うことができる。

（第２の例）
　次に、図１２のフローチャートを参照して、コンテンツ再生システム１で実行されるコンテンツ再生処理の第２の例の流れを説明する。

　ステップＳ１５１乃至Ｓ１５５においては、図１０のステップＳ１０１乃至Ｓ１０５と同様に、サービスデータベース３０５に格納される管理テーブルが生成される。

　また、ステップＳ１５６乃至Ｓ１５８においては、図１０のステップＳ１０６乃至Ｓ１０８と同様に、ユーザの操作によって、ＵＩ機器２０からコンテンツが選択されたとき、当該ユーザの認証結果に応じて、テレビ受像機１０では、選択対象のコンテンツが再生される。

　このとき、当該コンテンツが、テレビ受像機１０により再生されている場合に、視聴しているユーザ又はＵＩ機器２０が、場所を移動した場合を想定する。この場合において、センシングデータ等に基づき、ユーザ又はＵＩ機器２０が場所を移動したことを検出したとき（Ｓ１５９の「Yes」）、ＵＩ機器２０により続き再生に応じた動作が行われ、視聴中のコンテンツの再生が継続される（Ｓ１６０）。

　このように、ユーザは、テレビ受像機１０でのコンテンツの視聴途中で移動した場合でも、その移動先において、視聴途中のコンテンツの続きを、スマートフォン等のＵＩ機器２０で視聴することができる。

　以上のように、第２の例では、ユーザによってＵＩ機器２０が操作されて、所望のコンテンツが要求された場合に、当該ユーザの認証に成功したとき、あらかじめ登録済みの紐付け情報に基づき、テレビ受像機１０で、所望のコンテンツが再生される。

　そして、視聴中のユーザが場所を移動したことを検出した場合には、所持しているＵＩ機器２０で、コンテンツの続き視聴が行われるようにする。このように、スマートフォン等のＵＩ機器２０は、テレビ受像機１０と比べて、ロケーションを選ばないため、コンテンツの続き視聴などのポータビリティを確保することができる。

（第３の例）
　次に、図１３のフローチャートを参照して、コンテンツ再生システム１で実行されるコンテンツ再生処理の第３の例の流れを説明する。

　ステップＳ２０１乃至Ｓ２０５においては、図１０のステップＳ１０１乃至Ｓ１０５と同様に、サービスデータベース３０５に格納される管理テーブルが生成される。

　ただし、第３の例では、図１４に示すように、管理テーブルの項目名として、コンテンツサービス、ユーザ、ＵＩ機器２０、及びテレビ受像機１０に関する項目のほかに、サブスクリプションレベルの項目が追加され、サブスクリプション方式のサービスに関する制限に応じて、コンテンツの再生（視聴）を制限可能とされる。

　換言すれば、このサブスクリプションレベルは、コンテンツを所定の条件で制限するための制限情報であり、管理テーブルでは、コンテンツサービスと、ユーザと、機器とともに、サブスクリプションレベル等の制限情報を含むプロファイル情報が紐付けられている。

　サブスクリプションレベルは、例えば、上述したアプリケーションアカウントの種類やプラグインIDの有無と関連付けられていてもよい。

　すなわち、この管理テーブルの例では、コンテンツサービス（動画配信サービス等）に対して異なるユーザ（父親、母親、子供等）がそれぞれ登録されているが、ユーザごとに、契約内容等に応じたサブスクリプションレベル（1,2,3等）がプロファイル情報として設定され、利用可能な機能や期間などが異なっている。

　図１３の説明に戻り、ステップＳ２０６，Ｓ２０７においては、図１０のステップＳ１０６，Ｓ１０７と同様に、ユーザの操作によって、ＵＩ機器２０からコンテンツが選択されたとき、当該ユーザが認証される。

　そして、当該ユーザの認証に成功した場合には、サービスデータベース３０５に格納される管理テーブル（のプロファイル情報）に含まれる制限情報に応じて、テレビ受像機１０では、コンテンツの再生（視聴）を制限する（Ｓ２０８）。

　具体的には、選択対象のコンテンツが、対象のユーザのサブスクリプションレベルに適合していない場合、テレビ受像機１０では、サブスクリプションレベルに応じて再生対象のコンテンツを変更し、変更後のコンテンツが再生される（Ｓ２０９）。このとき、テレビ受像機１０では、プロファイル情報の属性に応じて視聴を制限した旨の警告UI(User Interface)が提示されてもよい（Ｓ２０９）。

　なお、ここでは、警告UIのみを提示し、変更後のコンテンツを含むコンテンツの再生自体が行われないようにしてもよい。また、対象のユーザのサブスクリプションレベルに適合しており、選択対象のコンテンツの視聴を制限する必要がない場合には、選択対象のコンテンツをそのまま再生すればよい。

　また、第３の例では、制限情報として、サブスクリプションレベルを一例に説明したが、児童向け制限等のユーザの年齢に関する制限など、他の制限情報を用いてもよい。具体的には、選択対象のコンテンツが、児童向けかどうかで視聴制限することで、父親と母親は視聴可能であるが、子供は視聴できないなどの年齢制限をかけることができる。

　以上のように、第３の例では、ユーザによってＵＩ機器２０が操作されて、所望のコンテンツが要求された場合に、当該ユーザの認証に成功したとき、あらかじめ登録済みのプロファイル情報に含まれる制限情報に基づき、視聴制限がかかっていれば、コンテンツの視聴が制限される。このように、サービス提供サーバ３０側で管理される、各ユーザのプロファイル情報に基づき、ユーザごとに、視聴制限を個別に行うことができる。

（第４の例）
　次に、図１５のフローチャートを参照して、コンテンツ再生システム１で実行されるコンテンツ再生処理の第４の例の流れを説明する。

　ここでは、サービスデータベース３０５に格納される管理テーブルを生成するに際して、ユーザの個人特徴のセンシングデータに基づき、タイプ判定を行う（Ｓ２５１）。

　また、このタイプ判定結果を含む個人プロファイルが、ＵＩ機器２０に対して紐付けられ（Ｓ２５２）、当該プロファイルに応じて自動設定が変更される（Ｓ２５３）。

　そして、障がいレベル等の個人特徴（タイプ情報）を含むプロファイル情報に応じて、ユーザインターフェースがカスタマイズされる（Ｓ２５４）。

　また、ステップＳ２５５乃至Ｓ２５８においては、図１０のステップＳ１０２乃至Ｓ１０５と同様に、サービスデータベース３０５に格納される管理テーブルが生成される。

　ただし、第４の例では、図１６に示すように、管理テーブルの項目名として、コンテンツサービス、ユーザ、ＵＩ機器２０、及びテレビ受像機１０に関する項目のほかに、サブスクリプションレベルとタイプの項目が追加され、障がいレベル等の個人特徴に対応したユーザインターフェースを提供可能とされる。

　換言すれば、この管理テーブルの例では、コンテンツサービスと、ユーザと、機器とともに、障がいレベル等のタイプ情報を含むプロファイル情報が紐付けられている。

　すなわち、この管理テーブルの例では、コンテンツサービス（動画配信サービス等）に対して異なるユーザがそれぞれ登録されているが、ユーザごとに、障がいレベルに応じたタイプ情報（成人一般、全盲、難聴など）がプロファイル情報として登録されている。

　そのため、ユーザごとに、全盲や難聴などのタイプ情報に応じて、音声ガイドや字幕付与、ジェスチャセンシングUIなどのユーザインターフェースを、個別に提供することができる。

　なお、第４の例では、ユーザインターフェース等の機能やサービスをカスタマイズするためのタイプ情報として、障がいに関する情報を一例に説明したが、年齢や性別に関する情報などの他のタイプ情報を用いてもよい。具体的には、所定の年齢以下のユーザに対しては、子供向けのインターフェースを提供する一方で、所定の年齢以上のユーザに対しては、シニア向けのインターフェースを提供することができる。

　図１５の説明に戻り、ステップＳ２５９乃至Ｓ２６１においては、図１０のステップＳ１０６乃至Ｓ１０８と同様に、ユーザの操作によって、ＵＩ機器２０からコンテンツが選択されたとき、当該ユーザの認証結果に応じて、テレビ受像機１０では、選択対象のコンテンツが再生される。

　以上のように、第４の例では、ユーザインターフェース等の機能やサービスを提供する際に、あらかじめ登録済みのプロファイル情報に含まれるタイプ情報に基づき、ユーザごとに、ユーザインターフェース等を個別にカスタマイズすることができる。これにより、各ユーザに適合したインターフェース等を提供して、アクセシビリティを高めることができる。

（第５の例）
　次に、図１７のフローチャートを参照して、コンテンツ再生システム１で実行されるコンテンツ再生処理の第５の例の流れを説明する。

　ステップＳ３０１乃至Ｓ３０５においては、図１０のステップＳ１０１乃至Ｓ１０５と同様に、サービスデータベース３０５に格納される管理テーブルが生成される。

　また、ステップＳ３０６乃至Ｓ３０８においては、図１０のステップＳ１０６乃至Ｓ１０８と同様に、ユーザの操作によって、ＵＩ機器２０からコンテンツが選択されたとき、当該ユーザの認証結果に応じて、テレビ受像機１０では、選択対象のコンテンツが再生される。

　このとき、サービス提供サーバ３０では、ユーザの視聴状況データを、サービスデータベース３０５に記録する（Ｓ３０９）。

　具体的には、図１８に示すように、第５の例では、管理テーブルの項目名として、コンテンツサービス、ユーザ、ＵＩ機器２０、及びテレビ受像機１０に関する項目のほかに、コンテンツと、サブスクリプションレベルと、視聴状況の項目が追加され、コンテンツごとに、視聴状況データを登録可能となっている。

　換言すれば、この管理テーブルの例では、コンテンツサービスと、ユーザと、機器とともに、制限情報及び視聴履歴情報を含むプロファイル情報が紐付けられている。

　すなわち、この管理テーブルの例では、各コンテンツに対して異なるユーザがそれぞれ登録されているが、コンテンツごとに、「全部見た」、「未視聴」、「視聴中」などの視聴状況の履歴（視聴履歴情報）をプロファイル情報として登録することができる。ここでは、「〇〇分〇〇秒までの視聴」のように、より詳細な情報が記録されてもよい。

　そのため、この視聴履歴情報に基づき、提示する選択肢、すなわち、推薦対象のコンテンツに応じたアイテムなどの推薦情報を、ユーザごとに個別に変更することができる。

　なお、図１８の例では、コンテンツと視聴履歴情報とを紐付けた場合を例示しているが、コンテンツサービスで複数のコンテンツを配信している場合には、当該複数のコンテンツごとに、視聴履歴情報を登録すればよい。また、同一のコンテンツが複数の異なるコンテンツサービスから配信されている場合には、それらのコンテンツの視聴履歴情報を関連付けて保存して利用してもよい。

　図１７の説明に戻り、テレビ受像機１０では、サービスデータベース３０５に格納された管理テーブル（のプロファイル情報）に含まれる視聴履歴情報に基づき、ユーザのアカウント別に、提示する選択肢などの情報を、カスタマイズする（Ｓ３１０）。

　以上のように、第５の例では、ユーザによってＵＩ機器２０が操作されて、所望のコンテンツが要求された場合に、当該ユーザの認証に成功したとき、あらかじめ登録済みの紐付け情報に基づき、テレビ受像機１０で、所望のコンテンツが再生される。

　また、このとき、各ユーザの視聴状況の履歴（視聴履歴情報）がサービスデータベース３０５に記録されるため、この視聴履歴情報に基づき、ユーザごとに、視聴状況に応じた情報を提示することができる。例えば、あるユーザに対し、「全部見た」である視聴状況のコンテンツが多いジャンルのコンテンツを推薦したり、「未視聴」である視聴状況のコンテンツが多いジャンルではなく、それとは少し違うジャンルのコンテンツを推薦したりすることができる。

（第６の例）
　次に、図１９のフローチャートを参照して、コンテンツ再生システム１で実行されるコンテンツ再生処理の第６の例の流れを説明する。

　ステップＳ３５１乃至Ｓ３５５においては、図１０のステップＳ１０１乃至Ｓ１０５と同様に、サービスデータベース３０５に格納される管理テーブルが生成される。

　また、ステップＳ３５６乃至Ｓ３５８においては、図１０のステップＳ１０６乃至Ｓ１０８と同様に、ユーザの操作によって、ＵＩ機器２０からコンテンツが選択されたとき、当該ユーザの認証結果に応じて、テレビ受像機１０では、選択対象のコンテンツが再生される。

　さらに、ステップＳ３５９においては、図１７のステップＳ３０９と同様に、ユーザの視聴状況データが、サービスデータベース３０５に記録される。

　ステップＳ３６０では、識別部３１３により実行されるAIエンジンが、入力された情報と機械学習の結果に基づき、ユーザのアカウント別に、テレビ受像機１０に提示される選択肢などの情報を、カスタマイズする。なお、テレビ受像機１０が、AIエンジンの機能を有していてもよい。

　ここで、図２０のフローチャートには、図１９のステップＳ３６０の処理で用いられる機械学習の結果を得るための学習処理の流れを示している。

　この学習処理では、学習部３１２によって、サービスデータベース３０５に格納された管理テーブル（図１８）の視聴状況データ（すなわち、視聴履歴情報）に基づき、教師データが生成され（Ｓ４０１）、当該教師データを用いた機械学習が行われる（Ｓ４０２）。

　この機械学習の手法としては、例えば、ニューラルネットワークや、ディープラーニング（深層学習）が用いられる。

　ニューラルネットワークとは、人間の脳神経回路を模倣したモデルであって、入力層、中間層（隠れ層）、出力層の３種類の層からなる。また、ディープラーニングとは、多層構造のニューラルネットワークを用いたモデルであって、各層で特徴的な学習を繰り返し、大量データの中に潜んでいる複雑なパターンを学習することができる。

　また、機械学習の問題設定には、教師あり学習、教師なし学習、半教師学習、強化学習、逆強化学習、能動学習、転移学習等がある。第６の例では、教師あり学習を用いた場合を例示している。教師あり学習では、与えられたラベル付きの学習データ（教師データ）に基づいて特徴量を学習する。これにより、未知のデータのラベルを導くことが可能となる。

　以上のように、第６の例では、ユーザによってＵＩ機器２０が操作されて、所望のコンテンツが要求された場合に、当該ユーザの認証に成功したとき、あらかじめ登録済みの紐付け情報に基づき、テレビ受像機１０で、所望のコンテンツが再生される。

　また、このとき、各ユーザの視聴状況の履歴（視聴履歴情報）がサービスデータベース３０５に記録され、この視聴履歴情報に基づき、機械学習が行われる。そして、この機械学習の結果に基づき、ユーザごとに、視聴状況に応じた情報を提示することができる。ここでは、情報の提示に際して、機械学習の結果を用いているため、教師データとして用いられる視聴履歴情報が多く得られるほど、より正確な情報を提示することができる。

＜２．変形例＞

（他の構成）
　上述した説明では、コンテンツ再生システム１において、専用の認証サーバ４０を設けた構成を示したが、認証処理は他の機器で行われてもよい。

　図２１に示すように、サービス提供サーバ３０に、認証データベース４０５を設けて、サービス提供サーバ３０側で認証処理を行ってもよい。

　図２１の構成では、サービス提供サーバ３０によって、管理テーブル（紐付け情報）に基づき、テレビ受像機１０とＵＩ機器２０とが連携される（Ｓ５１，Ｓ５２）とともに、サービス提供サーバ３０側での対象のユーザの認証結果（Ｓ５３）に応じて、テレビ受像機１０で、ＵＩ機器２０から選択されたコンテンツが再生される。

　また、図２２に示すように、テレビ受像機１０に、認証データベース４０５を設けて、テレビ受像機１０側で認証処理を行ってもよい。

　図２２の構成では、サービス提供サーバ３０によって、管理テーブル（紐付け情報）に基づき、テレビ受像機１０とＵＩ機器２０とが連携される（Ｓ６１，Ｓ６２）とともに、テレビ受像機１０側での対象のユーザの認証結果（Ｓ６３）に応じて、テレビ受像機１０で、ＵＩ機器２０から選択されたコンテンツが再生される。

　また、コンテンツ再生システム１において、テレビ受像機１０、ＵＩ機器２０、サービス提供サーバ３０、及び認証サーバ４０の各装置（情報処理装置）を構成する要素（制御部）が、どの装置に含まれるかは任意である。例えば、テレビ受像機１０の制御部１００（図２）が、サービス提供サーバ３０の制御部３００（図３）の機能を有してもいいし、あるいは、その逆に、サービス提供サーバ３０の制御部３００（図３）が、テレビ受像機１０の制御部１００（図２）の機能を有してもよい。

　さらには、テレビ受像機１０の制御部１００（図２）が、制御部２００（図３）、制御部３００（図４）、及び制御部４００（図５）の一部又はすべての機能を有してもよい。また、ＵＩ機器２０の機能は、エージェント（音声入力に従ってコンピュータが自動で判断して処理を行う機能を有するソフトウェアエージェント等）として、テレビ受像機１０の機能に含まれてもよい。また、上述した説明では、共通に使用される機器としてテレビ受像機１０を説明したが、他の機器を対象としてもよい。

　例えば、共通に使用される機器としてテレビ受像機１０の代わりに、図示されない表示装置と接続されたゲーム機やセットトップボックス（STB：Set Top Box）などが用いられてもよい。この場合、サービス提供サーバ３０や認証サーバ４０との通信、及び配信サーバ３１から受信した通信コンテンツの表示装置への出力処理等を、当該ゲーム機やセットトップボックスが行うことになる。

　また、テレビ受像機１０がＵＩ機器２０の機能を有する場合には、例えば、図１１の管理テーブルのＵＩ機器に関する項目に、テレビ受像機１０それ自体、又はエージェント機能のような、テレビ受像機１０が有する機能の一部を示す情報が格納されてもよい。

　この場合、例えば、テレビ受像機１０が共通に利用される場合には、管理テーブル内で複数のユーザに共通のＵＩ機器（例えばテレビ受像機１０）が紐付けられ、ユーザの操作に応じて、テレビ受像機１０本体やそのリモートコントローラ１５０に具備されたマイクロフォンやセンサ部で取得された識別情報（認証情報）を用いて、各ユーザに応じた適切な情報の管理が行われる。

　なお、システムとは、複数の構成要素（装置、モジュール（部品）等）の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び１つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている１つの装置は、いずれも、システムである。

　また、各構成要素の通信形態も任意である。換言すれば、各構成要素は、ネットワーク５０として、インターネット、イントラネット、携帯電話網などの通信網を介して接続されてもよく、さらには、ローカルネット（LAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)）等を介して接続されてもよい。さらに、各構成要素は、有線で接続されてもよく、あるいは無線で接続されてもよい。

（個人の特定方法）
　上述したコンテンツの選択プロセス（図１０のＳ１０６，図１２のＳ１５６，図１３のＳ２０６，図１５のＳ２５９，図１７のＳ３０６，図１９のＳ３５６）の起動は、声紋（fingerprint）や合い言葉（Keyword）などの認証を用いた１つ特定方法に限らず、声紋認証と合い言葉による認証を組み合わせるなど、複数の特定方法を用いてもよい。

　この複数の特定方法としては、声紋認証と、スマートフォン等のＵＩ機器２０によるジェスチャによる認証又は指紋認証などの生体認証とを組み合わせてもよい。さらに、認証サーバ４０による認証処理だけでなく、ＵＩ機器２０やサービス提供サーバ３０等の他の機器を含む複数の機器で認証処理を行うことで、認証の精度を高めることができる。

（検索手順）
　入力された単語や文章などの検索条件に基づき、あらかじめ用意されたデータベースを検索して、当該検索条件に合致するコンテンツに応じたアイテム等の情報を提示してもよい。この提示に際しては、単語に誤差（誤りなど）を含む場合には、特定のクライテリアに基づき、類似のアイテム等の情報を複数提示してもよい。

　また、検索条件に合致する検索結果がない場合には、その旨をユーザに通知することができる。この通知に際しては、音声や文字、アイコン等を用いることができる。検索用のデータベースは、コンテンツ再生システム１を構成する機器に限らず、リモートサーバ等の他の機器に格納されてもよい。なお、音声には、ユーザの声以外の音（擬音等）を用いることができる。

（ユーザインターフェースの他の例）
　ユーザが音声操作を行う際に、複数の音声命令を一度に受け付けることで、UIインタラクションを簡素化することができる。また、複数の異なる声紋を持つ音声命令が入力された場合には、同時に複数のメディアを提示してもよい。ここで、同時に複数のメディアを提示する場合には、複数の音声入力の数と同数となるように表示領域を分割して提示してもよい。

　また、周辺の環境音が大きい場合には、音声命令を受け付け可能であるか否かを提示してもよい。ここで、当該音声命令の受け付けの可否を提示するに際しては、スピーカから音声で出力する方法や、ディスプレイに表示する方法など、これらの提示方法は、あらかじめ選択的にユーザによって決められてもよい。

　なお、当該提示方法の選択に際しては、あらかじめ登録されたユーザの個人特徴によって、いずれの提示方法を用いるかを（自動的に）選択してもよい。あるいは、当該提示方法の選択に際しては、ユーザの個人特徴をその都度検出して、事前設定なしにいずれの提示方法を用いるのかを（自動的に）選択してもよい。

（アイテムの提示方法）
　推薦により提示されるアイテム等の推薦情報は、ＵＩ機器２０から音声や振動などで通知してもよい。ここで、当該推薦情報は、電子メールや各種のメッセージ、SNS(Social Networking Service)等のソーシャルメディアなどで送られてもよい。また、当該推薦情報は、ＵＩ機器２０等に接続されたヘッドホンやイヤホンから音声として出力されてもよい。

　また、推薦により提示されるアイテム等の推薦情報は、特定の条件で２つ以上のグループに分けられてもよい。さらに、当該推薦情報は、サブカテゴリに分けられてもよい。

（履歴の反映方法）
　視聴履歴情報を含むユーザ履歴情報は、検索履歴情報と関係するようにしてもよい。また、当該ユーザ履歴情報は、データベースとして、サービス提供サーバ３０側で管理してもよい。当該データベースと判断ロジックを用い、アイテムの推薦、又はサービス登録の自動化などを行うことができる。なお、当該判断ロジックは、更新可能な仕組みを有している。

　ここで、当該データベースは、サービス提供サーバ３０側に限らず、テレビ受像機１０やＵＩ機器２０等の他の機器で管理してもよい。また、当該データベースは、データをハッシュ化して登録することで、秘匿性を確保してもよい。あるいは、当該データベースは、データを暗号化して登録してもよい。なお、当該データベースに、ネットワークを介してアクセスする際には、SSL(Secure Sockets Layer)等のセキュアなプロトコルを用いることで、秘匿性を高めることができる。

　判断ロジックは、履歴情報に対応して配置してもよいし、あるいは、履歴情報と物理的に分離して配置してもよい。当該判断ロジックは、AI（人工知能）を用いて更新できるようにしてもよい。このAIは、ニューラルネットワークやディープラーニング等の機械学習に基づき、構築してもよい。この機械学習の教師データとして、データベースに格納された履歴情報を用いることができる。

（音声操作時の複雑な命令への対応）
　ユーザが音声操作を行う場合に、命令セットをキーワードとしてあらかじめ登録しておくことで、複雑な命令に対応してもよい。また、命令が短縮化された場合でも、AI（人工知能）を用いて、予測変換で単語を選択してもよい。あらかじめ登録したプロファイルを用い、言葉の揺らぎを訂正して単語を（自動的に）特定してもよい。

（コンテンツ推薦方法）
　ところで、特定のユーザアカウントを用いてログインして、コンテンツを再生する際に、使用する機器や時間帯によって、望ましい又は望ましくないコンテンツが存在するが、単一のプロファイル（ユーザプロファイル）に基づいた推薦では、これを反映するができない。

　例えば、小画面のディスプレイを有するＵＩ機器２０を使用している場合には、テレビ受像機１０等の大画面のディスプレイでの視聴を前提としたコンテンツは望ましくないし、通勤時間帯などには、短時間のコンテンツを視聴することが望ましい。

　そこで、本技術では、コンテンツの推薦に際して、次の推薦方法を提案する。

　すなわち、ユーザが複数の機器上で、自身のアカウントでログインしてコンテンツを再生する際に、各機器に関連する個別のプロファイルを生成する。そして、実際に、ユーザがログインに用いている機器に関連して生成されたプロファイルに基づき、コンテンツの推薦を行う方法である。これにより、ネットワークサービス（コンテンツサービス）に関する提示情報として、当該ネットワークサービスを利用する機器に応じて異なる推薦対象のコンテンツに応じたアイテム等の推薦情報を含めることができる。

　また、上述した個別のプロファイルを生成する際に、各機器上で、ユーザがログインしている時間帯に、当該ユーザが再生したコンテンツの視聴履歴を加味することができる。このとき、さらに時間帯ごとにプロファイルを分割して、時間帯ごとの視聴履歴を加味し、ログインの時間帯によって当該分割したプロファイルを反映した推薦を行うことができる。

　なお、当該個別のプロファイルの生成に際しては、各機器上でユーザがログインしている時間帯に、ユーザの嗜好情報の入力を促すようにしてもよい。

　さらに、ユーザが自身のアカウントにログインしてコンテンツを再生する際に、再生する時間帯に関連する個別のプロファイルを生成し、ユーザがログインしている時間帯に関連して生成されたプロファイルに基づき、コンテンツの推薦を行うことができる。

　このとき、時間帯別のプロファイルを生成する際に、各時間帯にユーザがログインしているときに、当該ユーザが再生したコンテンツの視聴履歴を加味することができる。また、時間帯別のプロファイルを生成するに際しては、ユーザがログインしているときに、ユーザからの時間帯別の嗜好情報の入力を促すようにしてもよい。

（コンテンツの他の例）
　上述した説明では、動画配信サービスによりストリーミング配信される動画等の通信コンテンツを中心に説明したが、それに限らず、音楽配信サービスによりストリーミング配信される音楽（楽曲）や、インターネットラジオなどのコンテンツにも本技術は適用可能である。すなわち、本技術では、コンテンツに関する提示情報として、再生対象のコンテンツの映像及び音声の少なくとも一方、又は推薦対象のコンテンツに応じた推薦情報を含めることができる。さらには、SNSなどのソーシャルメディアなど、様々なコンテンツに、本技術を適用可能である。

　以上のように、従来では、１台のテレビ受像機を、複数のユーザが共有する場合、１人しかアカウントを登録できないか、あるいはサービスごとに、毎回ログインとログアウトを繰り返す必要があった。

　この場合に、ユーザが使用する機器では、ユーザインターフェースの機能が制限されるため、頻繁にアカウントを切り替える使い方は極めて不便であり、音楽や動画のストリーミングデータを他の機器に配信する機能を有する機器を用いた機器間連携による解決策は示されている。

　しかしながら、UI機器は、視聴などの家庭用機器のレンダリング機能との連携が前提であり、機器間連携のために専用のコネクションを設定する必要があり、煩雑で、かつ、ワイヤレス環境により不安定で、普及の妨げになっていた。

　そこで、本技術では、機器間連携は不要とし、サービスサーバ間でそれぞれの機器を連携し、サーバ側でユーザプロファイルのデータベースを保持する。このとき、当該データベースには、ハッシュ化や暗号化（秘匿化）を実施して、データの安全性を高めることができる。

　また、ユーザインターフェースとしては、機器からの認証を簡単にすることと、コンテンツへのアクセスを簡便にするために、音声によるコマンドや選択を提供してもよい。

　副次的には、UI機器は、ロケーションを選ばないため、続き視聴などのポータビリティを確保できる。また、プロファイルが優位なため、サービス登録設定で、視聴制限を個別に行うことが可能である。

＜３．コンピュータの構成＞

　上述した一連の処理（例えば、図１０等に示したコンテンツ再生処理）は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、各装置のコンピュータにインストールされる。図２３は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成の例を示すブロック図である。

　コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)１００１、ROM(Read Only Memory)１００２、RAM(Random Access Memory)１００３は、バス１００４により相互に接続されている。バス１００４には、さらに、入出力インターフェース１００５が接続されている。入出力インターフェース１００５には、入力部１００６、出力部１００７、記録部１００８、通信部１００９、及び、ドライブ１０１０が接続されている。

　入力部１００６は、マイクロフォン、キーボード、マウスなどよりなる。出力部１００７は、スピーカ、ディスプレイなどよりなる。記録部１００８は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部１００９は、ネットワークインターフェースなどよりなる。ドライブ１０１０は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体１０１１を駆動する。

　以上のように構成されるコンピュータでは、CPU１００１が、ROM１００２や記録部１００８に記録されているプログラムを、入出力インターフェース１００５及びバス１００４を介して、RAM１００３にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。

　コンピュータ（CPU１００１）が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブル記録媒体１０１１に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線又は無線の伝送媒体を介して提供することができる。

　コンピュータでは、プログラムは、リムーバブル記録媒体１０１１をドライブ１０１０に装着することにより、入出力インターフェース１００５を介して、記録部１００８にインストールすることができる。また、プログラムは、有線又は無線の伝送媒体を介して、通信部１００９で受信し、記録部１００８にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM１００２や記録部１００８に、あらかじめインストールしておくことができる。

　ここで、本明細書において、コンピュータがプログラムに従って行う処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に行われる必要はない。すなわち、コンピュータがプログラムに従って行う処理は、並列的あるいは個別に実行される処理（例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理）も含む。また、プログラムは、１のコンピュータ（プロセッサ）により処理されてもよいし、複数のコンピュータによって分散処理されてもよい。

　なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。

　また、図１０等に示したコンテンツ再生処理の各ステップは、１つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。さらに、１つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その１つのステップに含まれる複数の処理は、１つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。

　なお、本技術は、以下のような構成をとることができる。

（１）
　ネットワークサービスに関連付けられた機器からの制御情報を受信し、
　前記機器を使用するユーザの識別結果に基づいて、前記制御情報によって指定された前記ネットワークサービスに関する提示情報を提示する
　制御を行う制御部を備える
　情報処理装置。
（２）
　前記ネットワークサービスは、コンテンツサービスを含む
　前記（１）に記載の情報処理装置。
（３）
　前記提示情報の提示は、前記コンテンツサービスに関連するアプリケーション内で行われる
　前記（２）に記載の情報処理装置。
（４）
　前記提示情報は、再生対象のコンテンツの映像及び音声の少なくとも一方、又は推薦対象のコンテンツに応じた推薦情報を含む
　前記（２）又は（３）のいずれかに記載の情報処理装置。
（５）
　前記制御部は、前記ユーザ又は前記機器が場所を移動した場合、再生対象のコンテンツの続きが前記機器で再生されるように制御する
　前記（１）乃至（４）のいずれかに記載の情報処理装置。
（６）
　前記ユーザのプロファイル情報と関連付けられた
　前記（１）乃至（５）のいずれかに記載の情報処理装置。
（７）
　前記プロファイル情報は、コンテンツを所定の条件で制限するための制限情報を含み、
　前記制御部は、前記制限情報に基づいて、再生対象のコンテンツの再生を制限する
　前記（６）に記載の情報処理装置。
（８）
　前記制限情報は、サブスクリプション方式のサービスに関する制限、又はユーザの年齢に関する制限に関する情報を含む
　前記（７）に記載の情報処理装置。
（９）
　前記プロファイル情報は、ユーザのタイプを示すタイプ情報を含み、
　前記制御部は、前記タイプ情報に基づいて、ユーザインターフェースを変更する
　前記（６）乃至（８）のいずれかに記載の情報処理装置。
（１０）
　前記タイプ情報は、ユーザの障がいに関する情報、又はユーザの年齢に関する情報を含む
　前記（９）に記載の情報処理装置。
（１１）
　前記プロファイル情報は、コンテンツの視聴の履歴に関する視聴履歴情報を含み、
　前記制御部は、前記視聴履歴情報に基づいて、推薦対象のコンテンツに応じた推薦情報を提示する
　前記（６）乃至（１０）のいずれかに記載の情報処理装置。
（１２）
　前記機器、前記ユーザ、前記ネットワークサービス、及び前記プロファイル情報と外部サーバに格納された管理テーブルによって紐付けられ、
　前記制御部は、前記制御情報を、前記外部サーバを経由して受信する制御を行う
　前記（６）乃至（１１）のいずれかに記載の情報処理装置。
（１３）
　前記制御部は、前記ユーザの識別結果に基づいて、前記コンテンツサービスに関連付けられた、コンテンツを再生するための第１のアカウントと、前記第１のアカウントに関連付けられた第２のアカウントとの切り替え処理を行う
　前記（２）に記載の情報処理装置。
（１４）
　前記制御部は、
　　前記機器において取得された識別情報に基づき行われる、前記ユーザの前記ネットワークサービスに対する認証処理の結果に基づいて、前記提示情報を提示する
　前記（１）乃至（１３）のいずれかに記載の情報処理装置。
（１５）
　前記制御情報は、外部サーバを経由してインターネットを介して受信される
　前記（１）乃至（１４）のいずれかに記載の情報処理装置。
（１６）
　前記制御情報は、ユーザの顔画像、指紋、及び声紋に関する情報のうち、少なくとも１つの情報に基づいて行われた前記ユーザの識別結果に関する情報を含む
　前記（１）乃至（１５）のいずれかに記載の情報処理装置。
（１７）
　前記機器であり、
　前記制御部は、
　　前記制御情報を送信し、
　　ユーザを識別するためのユーザ識別に用いる識別情報を取得し、
　　前記第１のアカウントと前記第２のアカウントとの切り替え処理行う
　制御を行う
　前記（１３）に記載の情報処理装置。
（１８）
　前記提示情報は、前記ネットワークサービスを利用する機器に応じて異なる推薦対象のコンテンツに応じた推薦情報を含む
　前記（４）に記載の情報処理装置。
（１９）
　ユーザを識別するための識別情報を取得し、
　ネットワークサービスに関連付けられた機器上に、前記ネットワークサービスに関する提示情報を提示する処理を行わせるための制御情報を生成し、
　前記制御情報と前記識別情報のそれぞれを送信する
　制御を行う制御部を備える
　情報処理装置。
（２０）
　情報処理装置が、
　ネットワークサービスに関連付けられた機器からの制御情報を受信し、
　前記機器を使用するユーザの識別結果に基づいて、前記制御情報によって指定された前記ネットワークサービスに関する提示情報を提示する
　制御を行う
　情報処理方法。

　１　コンテンツ再生システム，　１０　テレビ受像機，　２０　ＵＩ機器，　３０　サービス提供サーバ，　３１，３１－１乃至３１－Ｎ　配信サーバ，　４０　認証サーバ，　５０　ネットワーク，　６０　送出機，　１００　制御部，　１０１　チューナ，　１０２　信号入力部，　１０３　データ処理部，　１０４　ディスプレイ，　１０５　スピーカ，　１０６　操作受付部，　１０７　通信部，　１５０　リモートコントローラ，　２００　制御部，　２０１　入力部，　２０２　出力部，　２０３　記憶部，　２０４　通信部，　２０５　センサ部，　２１１　ボタン，　２１２　マイクロフォン，　２２１　ディスプレイ，　２２２　スピーカ，　３００　制御部，　３０１　入力部，　３０２　出力部，　３０３　記憶部，　３０４　通信部，　３０５　サービスデータベース，　３１１　ＤＢ管理部，　３１２　学習部，　３１３　識別部，　４００　制御部，　４０１　入力部，　４０２　出力部，　４０３　記憶部，　４０４　通信部，　４０５　認証データベース，　４１１　認証部，　１００１　CPU

Claims (20)

1. 　ネットワークサービスに関連付けられた機器からの制御情報を受信し、
   　前記機器を使用するユーザの識別結果に基づいて、前記制御情報によって指定された前記ネットワークサービスに関する提示情報を提示する
   　制御を行う制御部を備える
   　情報処理装置。
2. 　前記ネットワークサービスは、コンテンツサービスを含む
   　請求項１に記載の情報処理装置。
3. 　前記提示情報の提示は、前記コンテンツサービスに関連するアプリケーション内で行われる
   　請求項２に記載の情報処理装置。
4. 　前記提示情報は、再生対象のコンテンツの映像及び音声の少なくとも一方、又は推薦対象のコンテンツに応じた推薦情報を含む
   　請求項２に記載の情報処理装置。
5. 　前記制御部は、前記ユーザ又は前記機器が場所を移動した場合、再生対象のコンテンツの続きが前記機器で再生されるように制御する
   　請求項１に記載の情報処理装置。
6. 　前記ユーザのプロファイル情報と関連付けられた
   　請求項１に記載の情報処理装置。
7. 　前記プロファイル情報は、コンテンツを所定の条件で制限するための制限情報を含み、
   　前記制御部は、前記制限情報に基づいて、再生対象のコンテンツの再生を制限する
   　請求項６に記載の情報処理装置。
8. 　前記制限情報は、サブスクリプション方式のサービスに関する制限、又はユーザの年齢に関する制限に関する情報を含む
   　請求項７に記載の情報処理装置。
9. 　前記プロファイル情報は、ユーザのタイプを示すタイプ情報を含み、
   　前記制御部は、前記タイプ情報に基づいて、ユーザインターフェースを変更する
   　請求項６に記載の情報処理装置。
10. 　前記タイプ情報は、ユーザの障がいに関する情報、又はユーザの年齢に関する情報を含む
    　請求項９に記載の情報処理装置。
11. 　前記プロファイル情報は、コンテンツの視聴の履歴に関する視聴履歴情報を含み、
    　前記制御部は、前記視聴履歴情報に基づいて、推薦対象のコンテンツに応じた推薦情報を提示する
    　請求項６に記載の情報処理装置。
12. 　前記機器、前記ユーザ、前記ネットワークサービス、及び前記プロファイル情報と外部サーバに格納された管理テーブルによって紐付けられ、
    　前記制御部は、前記制御情報を、前記外部サーバを経由して受信する制御を行う
    　請求項６に記載の情報処理装置。
13. 　前記制御部は、前記ユーザの識別結果に基づいて、前記コンテンツサービスに関連付けられた、コンテンツを再生するための第１のアカウントと、前記第１のアカウントに関連付けられた第２のアカウントとの切り替え処理を行う
    　請求項２に記載の情報処理装置。
14. 　前記制御部は、
    　　前記機器において取得された識別情報に基づき行われる、前記ユーザの前記ネットワークサービスに対する認証処理の結果に基づいて、前記提示情報を提示する
    　請求項１に記載の情報処理装置。
15. 　前記制御情報は、外部サーバを経由してインターネットを介して受信される
    　請求項１に記載の情報処理装置。
16. 　前記制御情報は、ユーザの顔画像、指紋、及び声紋に関する情報のうち、少なくとも１つの情報に基づいて行われた前記ユーザの識別結果に関する情報を含む
    　請求項１に記載の情報処理装置。
17. 　前記機器であり、
    　前記制御部は、
    　　前記制御情報を送信し、
    　　ユーザを識別するためのユーザ識別に用いる識別情報を取得し、
    　　前記第１のアカウントと前記第２のアカウントとの切り替え処理行う
    　制御を行う
    　請求項１３に記載の情報処理装置。
18. 　前記提示情報は、前記ネットワークサービスを利用する機器に応じて異なる推薦対象のコンテンツに応じた推薦情報を含む
    　請求項４に記載の情報処理装置。
19. 　ユーザを識別するための識別情報を取得し、
    　ネットワークサービスに関連付けられた機器上に、前記ネットワークサービスに関する提示情報を提示する処理を行わせるための制御情報を生成し、
    　前記制御情報と前記識別情報のそれぞれを送信する
    　制御を行う制御部を備える
    　情報処理装置。
20. 　情報処理装置が、
    　ネットワークサービスに関連付けられた機器からの制御情報を受信し、
    　前記機器を使用するユーザの識別結果に基づいて、前記制御情報によって指定された前記ネットワークサービスに関する提示情報を提示する
    　制御を行う
    　情報処理方法。

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