WO2020137333A1

WO2020137333A1 - 支持体および表示装置

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Publication number: WO2020137333A1
Application number: PCT/JP2019/046511
Authority: WO
Inventors: 光樹三浦; 智吉田
Original assignee: ソニー株式会社
Priority date: 2018-12-28
Filing date: 2019-11-28
Publication date: 2020-07-02

Abstract

審美性を損なうことなく表示ユニットを支持することのできる支持体を提供する。表示ユニットを支持する支持体であって、第１の部材と、表示ユニットが第１の姿勢となるように第１の部材を保持可能な第１の保持部、および表示ユニットが第２の姿勢となるように第１の部材を保持可能な第２の保持部を含む第２の部材とを有する。第１の部材または第２の部材のいずれかが表示ユニットに設けられている。

Description

支持体および表示装置

　本開示は、表示ユニットを支持する支持体、ならびに表示ユニットおよび支持体を備えた表示装置に関する。

　近年、薄型でありながら大きな画面サイズを有する表示パネル（表示ユニット）を備えた表示装置が提案されている（例えば特許文献１～３参照）。

特開２００４－８６０４６号公報特開２０１０－１５０９８号公報特開２０１２－１４１３８５号公報

　近年の表示ユニットの大画面化および薄型化に伴い、その表示ユニットを例えば床面上に立設させるように支持する支持体についてもコンパクト化や審美性が求められている。

　したがって、審美性を損なうことなく表示ユニットを支持することのできる支持体、ならびにそのような支持体および表示ユニットを備えた表示装置の提供が望まれる。

　本開示の一実施形態としての支持体は、表示ユニットを支持するものであって、第１の部材と、表示ユニットが第１の姿勢となるように第１の部材を保持可能な第１の保持部、および表示ユニットが第２の姿勢となるように第１の部材を保持可能な第２の保持部を含む第２の部材とを有する。ここで、第１の部材または第２の部材のいずれかが表示ユニットに固定されている。

本開示の第１の実施の形態に係る表示装置の全体構成例を表す斜視図である。図１に示したスタンドのピラーの構成例を表す正面図、背面図、および側面図である。図１に示したスタンドのピラーの構成例を表す斜視図である。図１に示した表示装置の第１の設置状態における背面の要部構成例を表す背面図である。図４Ａに示した表示ユニットの本体とスタンドとの係合部分を拡大して表す拡大斜視図である。図１に示した表示装置の第２の設置状態における背面の要部構成例を表す背面図である。図５Ａに示した表示ユニットの本体とスタンドとの係合部分を拡大して表す拡大斜視図である。図１に示した表示装置の第１の設置状態においてスタンドの第２の立設部分に装着されるカバーを表す側面図および斜視図である。図１に示した表示装置の第２の設置状態においてスタンドの第１の立設部分に装着されるカバーを表す側面図および斜視図である。本開示の第２の実施の形態に係る表示装置の全体構成例を表す斜視図である。図８に示した表示装置の第２の設置状態における背面図である。図８に示した表示ユニットの背面に設けられた第１のブラケットの構成例を表す正面図、下面図および斜視図である。図８に示した表示ユニットの背面に設けられた第２のブラケットの構成例を表す正面図、下面図および斜視図である。図８に示した第１のスタンドの構成例を表す斜視図である。図８に示した第２のスタンドの構成例を表す斜視図である。図８に示した第１の設置状態の表示装置における、ブラケットとスタンドとの係合状態を模式的に表す説明図である。図８に示した第２の設置状態の表示装置における、ブラケットとスタンドとの係合状態を模式的に表す説明図である。本開示の第３の実施の形態に係る表示装置の全体構成例を表す正面図である。図１４Ａに示した表示装置の全体構成例を表す上面図である。図１４Ａに示した表示装置の全体構成例を表す側面図である。図１４Ａに示したスタンドの外観を表す上面図である。図１４Ａに示したスタンドの外観を表す側面図である。図１４Ａに示したスタンドの外観を表す斜視図である。図１５Ａに示したスタンドのうちの第１金属部材の外観を表す側面図である。図１６Ａに示した第１金属部材の突起部を拡大して表す説明図である。図１５Ａに示したスタンドのうちのキャップの外観を表す斜視図である。図１５Ａに示したスタンドのうちのキャップの外観を表す正面図、縦断面図および横断面図である。図１７に示したキャップが第１金属部材の突起部に装着される様子を表す斜視図である。第１の変形例としてのスタンドの要部構成例を表す模式図である。

　以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
１．第１の実施の形態
　２つの設置状態を選択可能な表示装置の第１の例。
２．第２の実施の形態
　２つの設置状態を選択可能な表示装置の第２の例。
３．第３の実施の形態
　設置面がキャップにより保護されたスタンドを備えた表示装置の例。
４．その他の変形例

＜１．第１の実施の形態＞
［表示装置１００の構成］
　図１は、本開示の第１の実施の形態としての表示装置１００の全体構成を表したものである。図１の（Ａ）は、表示装置１００の第１の設置状態を表し、図１の（Ｂ）は、表示装置１００の第２の設置状態を表している。

　図１の（Ａ）および図１の（Ｂ）に示したように、表示装置１００は、表示ユニット１と、その表示ユニット１を載置面ＦＳの上において支持する支持体の一部を構成するスタンド２とを備えた、いわゆる据置型の表示装置である。なお、載置面ＦＳとは、床面，棚面または台の天面などの水平面である。

（表示ユニット１）
　表示ユニット１は、例えば前方に向けて画像を表示する表示面１Ａ含む表示パネル１１と、その表示パネル１１の後方に位置する本体１２とを有する。表示パネル１１は、例えば液晶層を含む液晶表示デバイスや、有機ＥＬ素子を含む有機ＥＬ表示デバイスなどである。本体１２は、表示面１Ａと反対側の背面１Ｂ（後出の図４Ａなどに記載）を含み、例えば表示パネル１１と、それを駆動する駆動回路や画像処理回路などが設けられた回路基板とを保持する筐体である。本体１２の背面１Ｂには、ビス１４（後出の図４Ａなどに記載）が設けられている。

（スタンド２）
　スタンド２は、一対のピラー２１（２１Ｌ，２１Ｒ）と、それら一対のピラー２１（２１Ｌ，２１Ｒ）がそれぞれ固定されて載置面ＦＳに沿って水平方向に延在する一のベース２２とを有している。一対のピラー２１（２１Ｌ，２１Ｒ）およびベース２２は、例えばステンレス鋼などの高剛性を有する金属材料により形成されている。
　なお、ピラー２１Ｌおよびピラー２１Ｒは、それぞれ本開示の「第２の部材」および「第４の部材」に対応する一具体例であり、ベース２２は本開示の「第５の部材」に対応する一具体例である。

　次に、一対のピラー２１（２１Ｌ，２１Ｒ）の詳細な構成について説明する。なお、ピラー２１Ｌとピラー２１Ｒとは実質的に同じ構成を有するので、以下の説明では一対のピラー２１Ｌ，２１Ｒを単にピラー２１と記載してその構成を説明する。

　図２の（Ａ）～（Ｃ）には、それぞれピラー２１の正面図、背面図、および側面図を示す。但し、図２にはベース２２の一部についても記載している。また、図３の（Ａ）および図３の（Ｂ）には、それぞれピラー２１の斜視図を示す。図２および図３に示したように、ピラー２１は、第１の面２３Ａを含む第１の立設部分２３と、第２の面２４Ａを含む第２の立設部分２４と、固定部分２５とを含んでいる。固定部分２５は、ベース２２に固定される部分であり、固定部分２５が例えばビス２８（後出の図４Ｂに記載）によりベース２２に締結されることでピラー２１がベース２２上に立設するようになっている。第１の立設部分２３は、表示ユニット１の背面１Ｂと当接可能な第１の面２３Ａと、ビス１４を係止可能な第１の係止部２３Ｂとを含んでいる。第２の立設部分２４は、表示ユニット１の背面１Ｂと当接可能な第２の面２４Ａと、ビス１４を係止可能な第２の係止部２４Ｂとを含んでいる。但し、載置面ＦＳを基準面とした第１の係止部２３Ｂの高さ位置と、載置面ＦＳを基準面とした第２の係止部２４Ｂの高さ位置とは異なっている。具体的には、図２の（Ａ）および図２の（Ｂ）に示したように、載置面ＦＳを基準の高さ位置としたとき、第２の係止部２４Ｂの高さ位置のほうが第１の係止部２３Ｂの高さ位置よりも高い。また、第１の立設部分２３と第２の立設部分２４との間には、内部空間２１Ｖが設けられており、第２の面２４Ａの下方に位置する開口２４Ｋにおいて内部空間２１Ｖの一部が露出している。内部空間２１Ｖには、表示ユニット１から引き出される配線の一部区間が収容可能となっている。

　表示装置１００は、例えば図１の（Ｃ）のようにスタンド２の向きを反転させて表示ユニット１に取り付けることにより、図１の（Ａ）に示した第１の設置状態と図１の（Ｂ）に示した第２の設置状態との切り替えが可能となっている。図１の（Ａ）に示した第１の設置状態は、表示ユニット１の下端が載置面ＦＳに接近した状態である。一方、図１の（Ｂ）に示した第２の設置状態は、第１の設置状態と比較して表示ユニット１の下端が載置面ＦＳから遠ざかった状態であり、例えば表示ユニット１の下端と載置面ＦＳとの間にスピーカーシステム３などの他のデバイスを載置することができる。

　図４Ａは、第１の設置状態における表示装置１００を背面側から眺めたときの要部構成例を表している。また、図４Ｂは、図４Ａに示した表示ユニット１の本体１２とスタンド２との係合部分を拡大して表す拡大斜視図である。図４Ａおよび図４Ｂに示したように、表示ユニット１の本体１２における背面１Ｂの下部には、鉛直方向に延びる一対のガイド溝１３（１３Ｌ，１３Ｒ）と、それらのガイド溝１３（１３Ｌ，１３Ｒ）の底面においてそれぞれ突出するように設けられたビス１４（１４Ｌ，１４Ｒ）とが設けられている。第１の設置状態においては、ピラー２１Ｌにおける第２の立設部分２４の第２の面２４Ａが、表示ユニット１の背面１Ｂのガイド溝１３Ｌと当接し、ピラー２１Ｒにおける第２の立設部分２４の第２の面２４Ａが、表示ユニット１の背面１Ｂのガイド溝１３Ｒと当接するようになっている。また、ビス１４Ｌはピラー２１Ｌにおける第１の係止部２３Ｂに係止され、ビス１４Ｒはピラー２１Ｒにおける第１の係止部２３Ｂに係止されるようになっている。なお、固定部分２５は、例えばビス２８によりベース２２に締結されている。第１の設置状態においては、図１の（Ａ）および図４Ａに示したように、表示ユニット１の下端が、載置面ＦＳから高さＨ１の高さ位置にある。このように、第１の設置状態では、第１の係止部２３Ｂは、表示ユニット１が第１の姿勢、すなわち表示ユニット１の下端が載置面ＦＳから高さＨ１の高さ位置にある姿勢となるようにビス１４を保持するようになっている。
　ここで、ビス１４Ｌ，１４Ｒは、それぞれ本開示の「第１の部材」および「第３の部材」に対応する一具体例である。また、第１の係止部２３Ｂは、本開示の「第１の保持部」に対応する一具体例である。

　図５Ａは、第２の設置状態における表示装置１００を背面側から眺めたときの要部構成例を表している。また、図５Ｂは、図５Ａに示した表示ユニット１の本体１２とスタンド２との係合部分を拡大して表す拡大斜視図である。図５Ａおよび図５Ｂに示したように、第２の設置状態では、ピラー２１Ｌにおける第２の立設部分２４の第２の面２４Ａが、表示ユニット１の背面１Ｂのガイド溝１３Ｒと各々当接し、ピラー２１Ｒにおける第２の立設部分２４の第２の面２４Ａが、表示ユニット１の背面１Ｂのガイド溝１３Ｌと各々当接するようになっている。また、ビス１４Ｌはピラー２１Ｒにおける第２の立設部分２４の第２の係止部２４Ｂに係止され、ビス１４Ｒはピラー２１Ｌにおける第２の立設部分２４の第２の係止部２４Ｂに係止されるようになっている。第２の設置状態においては、図１の（Ｂ）および図４Ｂに示したように、表示ユニット１の下端が、載置面ＦＳから高さＨ１よりも高い高さＨ２の高さ位置にある。このように、第２の設置状態では、第２の係止部２４Ｂは、表示ユニット１が第２の姿勢、すなわち表示ユニット１の下端が載置面ＦＳから高さＨ２の高さ位置にある姿勢となるようにビス１４を保持するようになっている。
　ここで、第２の係止部２４Ｂは、本開示の「第２の保持部」に対応する一具体例である。

　ガイド溝１３Ｌ，１３Ｒは、ピラー２１Ｌ，２１Ｒの幅よりも僅かに広い幅を有しており、載置面ＦＳ上に載置されたスタンド２に対し表示ユニット１を上方から降ろす際に、各々の第１の係止部２３Ｂまたは第２の係止部２４Ｂと当接するまでピラー２１Ｌ，２１Ｒをガイドするようになっている。

　また、本実施の形態の表示装置１００では、図６の（Ａ）および図６の（Ｂ）に示したように、スタンド２における一対のピラー２１（２１Ｌ，２１Ｒ）に第１のカバー２６が取り付け可能となっている。第１の設置状態における表示装置１００では、第１のカバー２６は、ピラー２１のうち、例えば第２の面２４Ａを覆うように第２の立設部分２４に取り付けられる。これにより、第１の設置状態の表示装置１００を後方から眺めたときの審美性が向上する。なお、第１の設置状態における表示装置１００では、表示ユニット１の下端が載置面ＦＳに接近しており、スタンド２の一対のピラー２１（２１Ｌ，２１Ｒ）の第１の立設部分２３のほとんどの部分が表示ユニット１の後方に隠れる。よって、カバーを設けなくとも、前方から眺めたときの表示装置１００の審美性は損なわれない。なお、第１のカバー２６は、一対のピラー２１に対し着脱自在に設けられているとよい。
　なお、図６の（Ａ）および図６の（Ｂ）は、それぞれ、第２の立設部分２４に取り付けられる第１のカバー２６の様子を表す側面図および斜視図である。

　また、本実施の形態の表示装置１００では、図７の（Ａ）および図７の（Ｂ）に示したように、第１のカバー２６は、第１の立設部分２３にも着脱可能となっている。第２の設置状態における表示装置１００では、第１のカバー２６は、ピラー２１のうち第１の面２３Ａを覆うように第１の立設部分２３に取り付けられる。これにより、第２の設置状態の表示装置１００を後方から眺めたときの審美性が向上する。但し、第２の設置状態における表示装置１００では、表示ユニット１の下端が載置面ＦＳから離間しているので、スタンド２の第２の立設部分２４の下部が前方から見えることとなる。そこで第２のカバー２７を第２の面２４Ａの下部に取り付けることで、第２の設置状態における表示装置１００を前方から眺めたときの審美性が向上する。
　なお、図７の（Ａ）および図７の（Ｂ）は、それぞれ、第１の立設部分２３に取り付けられる第１のカバー２６の様子および第２の立設部分２４に取り付けられる第２のカバー２７の様子を表す側面図および斜視図である。

［表示装置１００の作用および効果］
　以上、説明したように、本実施の形態の表示装置１００によれば、支持体としてのビス１４およびスタンド２により、表示ユニット１が安定して支持される。具体的には、ピラー２１における第１の係止部２３Ｂがビス１４を保持することで、表示ユニット１が第１の姿勢、すなわち、載置面ＦＳから高さＨ１の高さ位置で支持される。一方、ピラー２１における第２の係止部２４Ｂがビス１４を保持することで、表示ユニット１が第２の姿勢、すなわち、載置面ＦＳから高さＨ２の高さ位置で支持される。このため、本実施の形態の表示装置１００では、ユーザの用途や嗜好などに応じた表示ユニット１の姿勢の選択が可能である。

＜２．第２の実施の形態＞
［表示装置２００の構成］
　図８は、本開示の第２の実施の形態としての表示装置２００の全体構成を表したものである。図８の（Ａ）は、表示装置２００の第１の設置状態を表し、図８の（Ｂ）は、表示装置２００の第２の設置状態を表している。

　図８の（Ａ）および図８の（Ｂ）に示したように、表示装置２００は、表示ユニット４と、その表示ユニット４を載置面ＦＳの上において支持する支持体の一部を構成する一対のスタンド５Ａ，５Ｂとを備えた、いわゆる据置型の表示装置である。第１の設置状態の表示装置２００では表示ユニット４が載置面ＦＳに接近した位置にある姿勢となり、第２の設置状態の表示装置２００では表示ユニット４が載置面ＦＳから少し離れた位置にある姿勢となる。

　上記第１の実施の形態としての表示装置１００の表示ユニット１では、背面１Ｂに一対のビス１４Ｌ，１４Ｒを設けるようにした。これに対し、本実施の形態の表示装置２００の表示ユニット４では、一対のビス１４Ｌ，１４Ｒの代わりに、図９に示したように、形状の異なる一対のブラケット４０Ｌ，４０Ｒを背面１Ｂにおける左右の所定位置に設けるようにした。この点を除き、表示ユニット４は表示ユニット１と実質的に同じ構成を有する。なお、図９は、第２の設置状態における表示装置２００を背面側から眺めたときの背面図である。

　一対のブラケット４０Ｌ，４０Ｒは、図１０および図１１に示したように、実質的に左右対称の構成を有する。なお、図１０の（Ａ）は表示装置２００の後方から眺めたブラケット４０Ｌの外観を表す正面図であり、図１０の（Ｂ）は表示装置２００の下方から眺めたブラケット４０Ｌの外観を表す下面図であり、図１０の（Ｃ）はブラケット４０Ｌの外観を表す斜視図である。同様に、図１１の（Ａ）は表示装置２００の後方から眺めたブラケット４０Ｌの外観を表す正面図であり、図１１の（Ｂ）は表示装置２００の下方から眺めたブラケット４０Ｌの外観を表す下面図であり、図１１の（Ｃ）はブラケット４０Ｌの外観を表す斜視図である。

　一対のブラケット４０Ｌ，４０Ｒは、図１０および図１１に示したように、Ｙ軸方向へ延在する空間４０ＶＬ，４０ＶＲを形成する溝部４１Ｌ，４１Ｒと、溝部４１Ｌ，４１ＲをＸ軸方向において挟みつつＹ軸方向へ延在するフランジ部４２Ｌ，４２Ｒおよびフランジ部４３Ｌ，４３Ｒと、溝部４１Ｌ，４１Ｒに設けられて空間４０ＶＬ，４０ＶＲに突出した突出部を含む板ばね４４Ｌ，４４Ｒとを有している。フランジ部４２Ｌ，４２Ｒおよびフランジ部４３Ｌ，４３Ｒには、それぞれ開口４２Ｈおよび開口４３Ｈが複数設けられており、ビスにより本体１２の背面１Ｂに締結されるようになっている。空間４０ＶＬ，４０ＶＲは、溝部４１Ｌ，４１Ｒと本体１２の背面１Ｂとの隙間である。また、ブラケット４０Ｌ，４０Ｒが本体１２の背面１Ｂに取り付けられた状態において、空間４０ＶＬ，４０ＶＲの鉛直方向下端は開放されているが、空間４０ＶＬ，４０ＶＲの鉛直方向上端は２か所の仕切り板４５Ｌ，４５Ｒおよび仕切り板４６Ｌ，４６Ｒにより外部と仕切られている。仕切り板４５Ｌ，４５Ｒは、鉛直方向におけるブラケット４０Ｌ，４０Ｒの上端４７Ｌ，４７Ｒに設けられている。これに対し、仕切り板４６Ｌ，４６Ｒは、鉛直方向における、ブラケット４０Ｌ，４０Ｒの上端４７Ｌ，４７Ｒとブラケット４０Ｌ，４０Ｒの下端４８Ｌ，４８Ｒとの間の位置に設けられている。ブラケット４０Ｌ，４０Ｒには、さらに、鉛直方向において仕切り板４６Ｌ，４６Ｒと仕切り板４５Ｌ，４５Ｒとの間に設けられ、鉛直方向に延在する仕切り壁４９Ｌ，４９Ｒが設けられているとよい。溝部４１Ｌ，４１Ｒの一部と仕切り壁４９Ｌ，４９Ｒとにより、後述するスタンド５Ａ，５Ｂにおける第１ピラー５２Ａ，５２Ｂの先端部分が挿入可能な空間が形成されている。

　また、上記第１の実施の形態としての表示装置１００のスタンド２では、一のベース２２に立設する一対のピラー２１を設けるようにしたが、本実施の形態の表示装置２００では、形状の異なる一対のスタンド５Ａ，５Ｂを備えるようにした。スタンド５Ａおよびスタンド５Ｂは、図１２Ａおよび図１２Ｂにそれぞれ示したように、実質的に左右対称の構成を有する。

　図１２Ａに示したように、スタンド５Ａは、載置面ＦＳに沿って延在するベース５１Ａと、そのベース５１Ａにそれぞれ鉛直方向（Ｙ軸方向）に立設しつつ隣り合う第１ピラー５２Ａおよび第２ピラー５３Ａとを有する。第１ピラー５２Ａの上端の高さ位置は第２ピラー５３Ａの上端の高さ位置よりも高い。第１ピラー５２Ａおよび第２ピラー５３Ａは、例えば表示装置２００の後方へ向くこととなる第１摺動面５２ＡＳおよび第２摺動面５３ＡＳをそれぞれ有している。第１摺動面５２ＡＳおよび第２摺動面５３ＡＳには、それぞれ第１凹部５２ＡＵおよび第２凹部５３ＡＵが含まれている。ここで、第１ピラー５２Ａの上端から第１凹部５２ＡＵまでの長さと第２ピラー５３Ａの上端から第２凹部５３ＡＵまでの長さは実質的に等しいとよい。

　一方、スタンド５Ｂは、図１２Ｂに示したように、載置面ＦＳに沿って延在するベース５１Ｂと、そのベース５１Ｂにそれぞれ鉛直方向（Ｙ軸方向）に立設しつつ隣り合う第１ピラー５２Ｂおよび第２ピラー５３Ｂとを有する。第１ピラー５２Ｂの上端の高さ位置は第２ピラー５３Ｂの上端の高さ位置よりも高い。第１ピラー５２Ｂおよび第２ピラー５３Ｂは、表示装置２００の後方へ向くこととなる第１摺動面５２ＢＳおよび第２摺動面５３ＢＳをそれぞれ有している。第１摺動面５２ＢＳおよび第２摺動面５３ＢＳには、それぞれ第１凹部５２ＢＵおよび第２凹部５３ＢＵが含まれている。ここで、第１ピラー５２Ｂの上端から第１凹部５２ＢＵまでの長さと第２ピラー５３Ｂの上端から第２凹部５３ＢＵまでの長さは実質的に等しいとよい。

　一対のスタンド５Ａ，５Ｂは、それぞれ、表示ユニット４の背面１Ｂの左右に設けられた一対のブラケット４０Ｌ，４０Ｒのいずれにも装着可能に構成されている。

　表示装置２００は、図１３Ａに示したように、例えばスタンド５Ａがブラケット４０Ｌに装着されると共にスタンド５Ｂがブラケット４０Ｒに装着されることにより第１の設置状態となる。より具体的には、第１の設置状態の表示装置２００では、スタンド５Ａにおける第１ピラー５２Ａおよび第２ピラー５３Ａが空間４０ＶＬに挿入され、スタンド５Ｂにおける第１ピラー５２Ｂおよび第２ピラー５３Ｂが空間４０ＶＲに挿入された状態となる。空間４０ＶＬでは、スタンド５Ａのうち、第１ピラー５２Ａの第１頭頂部５２ＴＡが仕切り板４５Ｌと当接し、第２ピラー５３Ａの第２頭頂部５３ＴＡが仕切り板４６Ｌと当接している。また、溝部４１Ｌに設けられた板ばね４４Ｌの突出部が、第２ピラー５３Ａの第２凹部５３ＡＵと係合することで、スタンド５Ａがブラケット４０Ｌから離脱するのを妨げるようになっている。一方、空間４０ＶＲでは、スタンド５Ｂのうち、第１ピラー５２Ｂの第１頭頂部５２ＴＢが仕切り板４５Ｒと当接し、第２ピラー５３Ｂの第２頭頂部５３ＴＢが仕切り板４６Ｒと当接している。また、溝部４１Ｒに設けられた板ばね４４Ｒの突出部が、第２ピラー５３Ｂの第２凹部５３ＢＵと係合することで、スタンド５Ｂがブラケット４０Ｒから離脱するのを妨げるようになっている。このため、第１ピラー５２Ａおよび第２ピラー５３Ａを支持するベース５１Ａは、ブラケット４０Ｌの下端４８Ｌに接近した状態となる。また、第１ピラー５２Ｂおよび第２ピラー５３Ｂを支持するベース５１Ｂは、ブラケット４０Ｒの下端４８Ｒに接近した状態となる。その結果、第２の設置状態では、表示ユニット４が、一対のスタンド５Ａ，５Ｂにより、載置面ＦＳに接近した位置で支持される。

　また、表示装置２００は、図１３Ｂに示したように、例えばスタンド５Ｂがブラケット４０Ｌに装着されると共にスタンド５Ａがブラケット４０Ｒに装着されることにより第２の設置状態となる。より具体的には、第２の設置状態の表示装置２００では、スタンド５Ｂにおける第１ピラー５２Ｂおよび第２ピラー５３Ｂが空間４０ＶＬに挿入され、スタンド５Ａにおける第１ピラー５２Ａおよび第２ピラー５３Ａが空間４０ＶＲに挿入された状態となる。空間４０ＶＬでは、スタンド５Ｂのうち、第１ピラー５２Ｂの第１頭頂部５２ＴＢが仕切り板４５Ｌと当接し、第２ピラー５３Ｂの第２頭頂部５３ＴＢが仕切り板４６Ｌと当接している。また、溝部４１Ｌに設けられた板ばね４４Ｌの突出部が、第２ピラー５３Ｂの第１凹部５２ＢＵと係合することで、スタンド５Ｂがブラケット４０Ｌから離脱するのを妨げるようになっている。一方、空間４０ＶＲでは、スタンド５Ａのうち、第１ピラー５２Ａの第１頭頂部５２ＴＡが仕切り板４５Ｒと当接し、第２ピラー５３Ａの第２頭頂部５３ＴＡが仕切り板４６Ｒと当接している。また、溝部４１Ｒに設けられた板ばね４４Ｒの突出部が、第１ピラー５２Ａの第１凹部５２ＡＵと係合することで、スタンド５Ａがブラケット４０Ｒから離脱するのを妨げるようになっている。このため、第１ピラー５２Ａおよび第２ピラー５３Ａを支持するベース５１Ａは、ブラケット４０Ｒの下端４８Ｒから少し遠ざかった状態となる。また、第１ピラー５２Ｂおよび第２ピラー５３Ｂを支持するベース５１Ｂは、ブラケット４０Ｌの下端４８Ｌから少し遠ざかった状態となる。
その結果、第２の設置状態では、表示ユニット４が、一対のスタンド５Ａ，５Ｂにより、載置面ＦＳから少し離れた位置で支持される。

［表示装置２００の作用および効果］
　本実施の形態の表示装置２００によれば、ブラケット４０Ｌがスタンド５Ａを保持すると共にブラケット４０Ｒがスタンド５Ｂを保持することにより、表示ユニット４を第１の姿勢で、すなわち載置面ＦＳに接近した位置で支持することができる。第２ピラー５３Ａの第２頭頂部５３ＴＡが仕切り板４６Ｌと当接すると共に第２ピラー５３Ｂの第２頭頂部５３ＴＢが仕切り板４６Ｒと当接するからである。一方、表示装置２００では、ブラケット４０Ｌがスタンド５Ｂを保持すると共にブラケット４０Ｒがスタンド５Ａを保持することにより、表示ユニット４を第２の姿勢で、すなわち載置面ＦＳから離間した位置で支持することができる。第１ピラー５２Ｂの第１頭頂部５２ＴＢが仕切り板４６Ｌと当接すると共に第１ピラー５２Ａの第１頭頂部５２ＴＡが仕切り板４６Ｒと当接するからである。

　このため、本実施の形態の表示装置２００においても、ユーザの用途や嗜好などに応じた表示ユニット４の姿勢の選択が可能である。

＜３．第３の実施の形態＞
［表示装置３００の構成］
　図１４Ａ～１４Ｃは、それぞれ、本開示の第３の実施の形態としての表示装置３００の全体構成を表した正面図、上面図および側面図である。

　図１４Ａ～１４Ｃに示したように、表示装置３００は、表示ユニット１と、その表示ユニット１を載置面ＦＳの上において支持する支持体の一部を構成する一対のスタンド７Ｌ，７Ｒとを備えた、いわゆる据置型の表示装置である。一対のスタンド７Ｌ，７Ｒは、それぞれ表示ユニット１の本体１２の下端部分にビス止めなどに手法により固定されるようになっている。一対のスタンド７Ｌ，７Ｒは、互いに左右対称の構成を有することを除き、他は実質的に同じ構成を有する。よって、以下では、スタンド７Ｒを例示してその説明を行うこととする。

　図１５Ａ～１５Ｃは、いずれもスタンド７Ｒの外観を表している。図１５Ａは、スタンド７Ｒを上方から眺めた状態を表す上面図であり、図１５Ｂは、スタンド７Ｒを側方から眺めた状態を表す側面図であり、図１５Ｃは、スタンド７Ｒを斜め上方から眺めた状態を表す斜視図である。

　図１５Ａ～１５Ｃに示したように、スタンド７Ｒは、第１金属部材７０と、保護層８１と、保護部材８２と、キャップ９とを有している。

　図１６Ａは、スタンド７Ｒにおける第１金属部材７０の外観を表す側面図である。図１６Ａに示したように、第１金属部材７０は、基部７１と、その基部７１に設けられて表示ユニット１を保持する保持部７２と、基部７１のうち保持部７２と異なる位置に設けられた突起部７３とを含んでいる。第１金属部材７０は、例えばアルミニウム合金やステンレス鋼などの、高剛性金属材料により構成されている。保持部７２には、表示ユニット１の本体１２の下面と当接する部分であり、例えば図１５Ａおよび図１５Ｂに示したように、本体１２と締結する際に使用するビスと螺合するねじ穴が形成されていてもよい。また、基部７１は、保持部７２が設けられた位置から斜め前方へ延びる前脚７１Ａと、保持部７２が設けられた位置から斜め後方へ延びる後脚７１Ｂとを含んでいる。前脚７１Ａの一部分および後脚７１Ｂの一部分が載置面ＦＳと当接した状態でスタンド７Ｒは表示ユニット１を支持するようになっている。

　突起部７３は、前脚７１Ａの先端付近の下部に設けられており、キャップ９を介して載置面ＦＳと対向する部分である。図１６Ｂに、突起部７３を拡大して示す。図１６Ｂは、図１６Ａにおいて○で囲んだ部分を拡大して示したものである。図１６Ｂに示したように、突起部７３は、基部７１の前脚７１Ａから突出するように設けられており、前脚７１Ａと隣接して第１の幅Ｗ１を有する境界部分７３Ａと、境界部分７３Ａから見て前脚７１Ａと反対側に位置し、第１の幅Ｗ１よりも広い第２の幅Ｗ２を有する先端部分７３Ｂとを有している。図１６Ｂに示した突起部７３の例では、境界部分７３Ａから先端部分７３Ｂへ向かうほど、幅が拡大する形状となっている。

　さらに、先端部分７３Ｂには凹部７３Ｕが設けられており、キャップ９における凸部９Ｔ（後出）と嵌合するようになっている。

　図１５Ａ～１５Ｃに示したように、保護層８１は基部７１のうちの前脚７１Ａを覆うように設けられている。保護層８１は、例えばガラス繊維や、ミネラルフィラーなどを添加したポリカボネートなどの熱可逆性樹脂からなり、例えば第１金属部材７０をインサート物とするインサート成型により形成されるものである。なお、第１金属部材７０の前脚７１Ａを覆うように保護層８１をインサート成型により形成する際には、金型の内部において例えば保持部７２と突起部７３とをそれぞれ保持しつつ、樹脂などを注入して固化させることができる。突起部７３にはキャップ９を被せるようにしたので、外部から突起部７３を視認することはできない状態となっている。また、保護部材８２は、例えば基部７１の後脚７１Ｂの側面を覆う化粧板である。

　図１７は、キャップ９の外観を表す斜視図である。また、図１８の（Ａ）～（Ｃ）は、それぞれ、キャップ９の外観を表す正面図、縦断面図および横断面図である。なお、図１８の（Ｂ）は、図１８の（Ａ）に示したXVIIIB－XVIIIB切断線に沿った矢視方向の断面に相当し、図１８の（Ｃ）は、図１８の（Ａ）に示したXVIIIC－XVIIIC切断線に沿った矢視方向の断面に相当する。図１７および図１８に示したように、キャップ９は、第２金属部材９１と、その第２金属部材９１を埋設する弾性部材９２とを有する。さらにキャップ９は、突起部７３の先端部分７３Ｂに設けられた凹部７３Ｕに嵌合する凸部９Ｔを含む凹部９Ｕを有する。キャップ９は、図１９に示したように、凹部９Ｕに突起部７３が挿入されるように第１金属部材７０に装着される。その際、凹部７３Ｕに凸部９Ｔが嵌合することとなる。また、弾性部材９２の上面９２Ｓは、前脚７１Ａを覆う保護層８１の一部と接着剤等により接合されるようになっている。

［表示装置３００の作用および効果］
　本実施の形態の表示装置３００によれば、スタンド７Ｌ，７Ｒが、ユーザから視認可能な表面の大部分が保護層８１により覆われた第１金属部材７０を構造材として有するようにした。このため、スタンド７Ｌ，７Ｒや表示装置３００全体としての審美性、意匠性を向上させつつ、安定して表示ユニット１を支持することができる。特に、第１金属部材７０のうちの端部に近い２箇所、すなわち保持部７２と突起部７３とを保護層８１により覆わない構造としたので、インサート成型を利用して基部７１を保護層８１により覆うことができる。

　その一方で、キャップ９により突起部７３を覆うようにしたので、突起部７３が剥き出しの状態と比較して審美性や意匠性が向上するうえ、載置面ＦＳを損傷させるのを防ぐことができる。また、キャップ９を設けることによりスタンド７と載置面ＦＳとの適度の摩擦が得られる。このため、スタンド７は安定して表示ユニット１を支持することができ、表示装置３００の滑りや転倒を防止することができる。

　なお、インサート成型を利用して基部７１を保護層８１により覆ったのち、不要となった突起部を除去することもできるが、そのような除去作業に手間とコストがかかるうえ、原材料の損失も生じる。さらには、突起部の除去により、スタンドの形状のばらつきが生じたりするおそれもある。ところが、本開示のようにキャップにより覆うことで、上記の問題は解消される。

　キャップ９は、弾性部材９２の内部に、例えばアルミニウム合金やステンレス鋼などの高剛性材料からなる第２金属部材９１が埋設された構造を有する。このため、キャップ９は、第２金属部材９１などの剛体を含まない場合と比較してその強度や形状安定性に優れ、外力により変形しにくい。したがって、表示装置３００を移動させる際などに、載置面ＦＳとキャップ９との間に摩擦が生じた場合であっても、その摩擦に伴う摩擦力によってキャップ９が容易に変形し、突起部７３から離脱してしまうなどの懸念が解消される。

　特にキャップ９は凹部９Ｕの底面に凸部９Ｔを設け、その凸部９Ｔを突起部７３の先端部分７３Ｂにおける凹部７３Ｕと嵌合させるようにしている。このため、キャップ９の凹部９Ｕと突起部７３の先端部分７３Ｂとの間においてより大きな接触面積が得られている。よって、キャップ９は、突起部７３から、より離脱しにくくなっている。

　さらに、突起部７３は、境界部分７３Ａの第１の幅Ｗ１よりも先端部分７３Ｂの第２の幅Ｗ２のほうが大きい形状を有している。このため、キャップ９は、突起部７３から、よりいっそう離脱しにくくなっている。

＜４．その他の変形例＞
　以上、いくつかの実施の形態を挙げて本開示を説明したが、本開示は上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記第１および第２の実施の形態では、第２の姿勢の表示ユニットが第１の姿勢の表示ユニットよりも載置面を基準として高い位置にある場合を例示して説明するようにしたが、本開示はこれに限定されるものではない。すなわち、上記第１および第２の実施の形態は、表示ユニットの姿勢として高さ位置に着眼した態様であるが、表示ユニットの姿勢はこれに限定されない。

　例えば第１の実施の形態のスタンド２において、図２０に示したピラー２１Ａのように、第１の立設部分２３の第１の面２３Ａが鉛直方向に対して第１の傾斜角度θ１を有すると共に、第２の立設部分２４の第２の面２４Ａが鉛直方向に対して第２の傾斜角度θ２（≠θ１）を有するとよい。その場合、第１の姿勢における表示ユニット１は鉛直方向に対して第１の傾斜角度θ１をなし、第２の姿勢における表示ユニット１は鉛直方向に対して第２の傾斜角度θ２をなすようになる。よって、視聴環境に応じて表示ユニット１の傾斜角度をユーザは選択することができ、表示面への外光の映り込みを回避するなど、より良好な視聴条件を確保することができる。

　また、上記第１および第２の実施の形態では、２つの姿勢のうちの１つを選択する場合を例示して説明するようにしたが、本開示はこれに限定されるものではなく、３以上の姿勢から選択するようにしてもよい。

　また、上記第１の実施の形態では２つのピラーにより２箇所で１つの表示ユニットを支持する場合を例示し、上記第２および第３の実施の形態では一対のスタンドにより２箇所で１つの表示ユニットを支持する場合を例示したが、本開示はそれらに限定されるものではない。例えば１箇所のみにおいて１つの表示ユニットを支持するようにしてもよいし、３箇所以上において１つの表示ユニットを支持するようにしてもよい。

　さらに、例えば、上記実施の形態に記載した表示装置は、説明した全ての構成要素を備えた場合に限定されるものではなく、いくつかの構成要素を欠いてもよいし、他の構成要素をさらに備えていてもよい。

　このように、本開示の一実施形態としての支持体では、第２の部材における第１の保持部が第１の部材を保持することで表示ユニットが第１の姿勢となり、第２の部材における第２の保持部が第１の部材を保持することで表示ユニットが第２の姿勢となる。このため、ユーザの用途や嗜好などに応じた表示ユニットの姿勢の選択が可能である。したがって、本開示の一実施形態としての支持体によれば、審美性を損なうことなく表示ユニットを支持することができる。

　なお、本明細書中に記載された効果はあくまで例示であってその記載に限定されるものではなく、他の効果があってもよい。また、本技術は以下のような構成を取り得るものである。
（１）
　表示ユニットを支持する支持体であって、
　第１の部材と、
　前記表示ユニットが第１の姿勢となるように前記第１の部材を保持可能な第１の保持部、および前記表示ユニットが第２の姿勢となるように前記第１の部材を保持可能な第２の保持部を含む第２の部材と
　を有し、
　前記第１の部材または前記第２の部材のいずれかが前記表示ユニットに設けられている
　支持体。
（２）
　基準面上に載置され、
　前記第１の姿勢における前記表示ユニットは前記基準面から第１の高さ位置にあり、前記第２の姿勢における前記表示ユニットは前記基準面から第２の高さ位置にある
　上記（１）記載の支持体。
（３）
　基準面上に載置され、
　前記第１の保持部は、前記第１の部材を、前記基準面から第１の高さ位置に保持し、
　前記第２の保持部は、前記第１の部材を、前記基準面から第２の高さ位置に保持する
　上記（１）または（２）記載の支持体。
（４）
　前記第１の姿勢における前記表示ユニットは鉛直方向に対して第１の傾斜角度をなし、前記第２の姿勢における前記表示ユニットは鉛直方向に対して第２の傾斜角度をなしている
　上記（１）から（３）のいずれか１つに記載の支持体。
（５）
　前記第１の保持部は、鉛直方向に対して第１の傾斜角度をなす第１の傾斜面を含み、
　前記第２の保持部は、鉛直方向に対して第２の傾斜角度をなす第２の傾斜面を含む
　上記（１）から（４）のいずれか１つに記載の支持体。
（６）
　第３の部材と、
　前記表示ユニットが前記第１の姿勢となるように前記第３の部材を保持可能な第３の保持部、および前記表示ユニットが前記第２の姿勢となるように前記第３の部材を保持可能な第４の保持部を含む第４の部材と、
　第５の部材と
　をさらに有し、
　前記第１の部材および前記第３の部材が前記表示ユニットに固定されており、
　前記第２の部材および前記第４の部材が前記第５の部材に固定されている
　上記（１）から（５）のいずれか１つに記載の支持体。
（７）
　画像を表示する表示ユニットと、
　第１の部材と、前記表示ユニットが第１の姿勢となるように前記第１の部材を保持可能な第１の保持部および前記表示ユニットが第２の姿勢となるように前記第１の部材を保持可能な第２の保持部を含む第２の部材とを有し、前記第１の部材または前記第２の部材のいずれかが前記表示ユニットに固定されている支持体と
　を備えた
　表示装置。
（８）
　表示ユニットを載置面上において支持する支持体であって、
　基部、前記基部に設けられて前記表示ユニットを保持する保持部および前記基部のうち前記保持部と異なる位置に設けられた突起部、を含む第１の金属部材と、
　前記突起部を覆いつつ前記載置面と当接する弾性部材および前記弾性部材に埋設された第２の金属部材、を含むキャップと
　を有する
　支持体。
（９）
　前記第１の金属部材のうちの前記基部を覆う樹脂層をさらに有する
　上記（８）記載の支持体。
（１０）
　前記突起部は、
　前記基部から突出するように設けられており、
　前記基部と隣接して第１の幅を有する境界部分と、
　前記基部と反対側に位置し、前記第１の幅よりも広い第２の幅を有する先端部分と
　を有する
　上記（８）または（９）に記載の支持体。
（１１）
　前記先端部分には凹部が設けられており、
　前記キャップは、前記凹部に嵌合する凸部を含む内面を有する
　上記（１０）記載の支持体。
（１２）
　画像を表示する表示ユニットと、
　前記表示ユニットを載置面上において支持し、基部、前記基部に設けられて前記表示ユニットを保持する保持部および前記基部のうち前記保持部と異なる位置に設けられた突起部、を含む第１の金属部材と、前記突起部を覆いつつ前記載置面と当接する弾性部材および前記弾性部材に埋設された第２の金属部材、を含むキャップと
　を有する支持体と
　を備えた
　表示装置。

　本出願は、日本国特許庁において２０１８年１２月２８日に出願された日本特許出願番号２０１８－２４７８９１号を基礎として優先権を主張するものであり、この出願のすべての内容を参照によって本出願に援用する。

　当業者であれば、設計上の要件や他の要因に応じて、種々の修正、コンビネーション、サブコンビネーション、および変更を想到し得るが、それらは添付の請求の範囲やその均等物の範囲に含まれるものであることが理解される。

Claims

　表示ユニットを支持する支持体であって、
　第１の部材と、
　前記表示ユニットが第１の姿勢となるように前記第１の部材を保持可能な第１の保持部、および前記表示ユニットが第２の姿勢となるように前記第１の部材を保持可能な第２の保持部を含む第２の部材と
　を有し、
　前記第１の部材または前記第２の部材のいずれかが前記表示ユニットに設けられている
　支持体。
　基準面上に載置され、
　前記第１の姿勢における前記表示ユニットは前記基準面から第１の高さ位置にあり、前記第２の姿勢における前記表示ユニットは前記基準面から第２の高さ位置にある
　請求項１記載の支持体。
　基準面上に載置され、
　前記第１の保持部は、前記第１の部材を、前記基準面から第１の高さ位置に保持し、
　前記第２の保持部は、前記第１の部材を、前記基準面から第２の高さ位置に保持する
　請求項１記載の支持体。
　前記第１の姿勢における前記表示ユニットは鉛直方向に対して第１の傾斜角度をなし、前記第２の姿勢における前記表示ユニットは鉛直方向に対して第２の傾斜角度をなしている
　請求項１記載の支持体。
　前記第１の保持部は、鉛直方向に対して第１の傾斜角度をなす第１の傾斜面を含み、
　前記第２の保持部は、鉛直方向に対して第２の傾斜角度をなす第２の傾斜面を含む
　請求項１記載の支持体。
　第３の部材と、
　前記表示ユニットが前記第１の姿勢となるように前記第３の部材を保持可能な第３の保持部、および前記表示ユニットが前記第２の姿勢となるように前記第３の部材を保持可能な第４の保持部を含む第４の部材と、
　第５の部材と
　をさらに有し、
　前記第１の部材および前記第３の部材が前記表示ユニットに固定されており、
　前記第２の部材および前記第４の部材が前記第５の部材に固定されている
　請求項１記載の支持体。
　画像を表示する表示ユニットと、
　第１の部材と、前記表示ユニットが第１の姿勢となるように前記第１の部材を保持可能な第１の保持部および前記表示ユニットが第２の姿勢となるように前記第１の部材を保持可能な第２の保持部を含む第２の部材とを有し、前記第１の部材または前記第２の部材のいずれかが前記表示ユニットに固定されている支持体と
　を備えた
　表示装置。
　表示ユニットを載置面上において支持する支持体であって、
　基部、前記基部に設けられて前記表示ユニットを保持する保持部および前記基部のうち前記保持部と異なる位置に設けられた突起部、を含む第１の金属部材と、
　前記突起部を覆いつつ前記載置面と当接する弾性部材および前記弾性部材に埋設された第２の金属部材、を含むキャップと
　を有する
　支持体。
　前記第１の金属部材のうちの前記基部を覆う樹脂層をさらに有する
　請求項８記載の支持体。
　前記突起部は、
　前記基部から突出するように設けられており、
　前記基部と隣接して第１の幅を有する境界部分と、
　前記基部と反対側に位置し、前記第１の幅よりも広い第２の幅を有する先端部分と
　を有する
　請求項８記載の支持体。
　前記先端部分には凹部が設けられており、
　前記キャップは、前記凹部に嵌合する凸部を含む内面を有する
　請求項１０記載の支持体。
　画像を表示する表示ユニットと、
　前記表示ユニットを載置面上において支持し、基部、前記基部に設けられて前記表示ユニットを保持する保持部および前記基部のうち前記保持部と異なる位置に設けられた突起部、を含む第１の金属部材と、前記突起部を覆いつつ前記載置面と当接する弾性部材および前記弾性部材に埋設された第２の金属部材、を含むキャップと
　を有する支持体と
　を備えた
　表示装置。