WO2019188361A1 - 放射線検出器及び放射線画像撮影装置 - Google Patents

放射線検出器及び放射線画像撮影装置 Download PDF

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Abstract

放射線検出器は、光透過性を有する基板と、基板に設けられた複数の画素と、基板の第1の面の側に積層されたシンチレータと、基板の第1の面とは反対側の第2の面の側に積層された光電変換膜を含む光検出部と、を含む。光電変換膜によって吸収される光の波長域のうち、吸収率が最も高い波長である吸収ピーク波長が、シンチレータから発せられる光の波長域である発光波長域内に存在し、且つ基板によって吸収される光の波長域である吸収波長域から外れている。

Description

放射線検出器及び放射線画像撮影装置
 開示の技術は、放射線検出器及び放射線画像撮影装置に関する。
 放射線画像撮影装置に関する技術として、以下の技術が知られている。例えば、特開2015-172590号公報(特許文献1)には、被写体を透過した放射線を吸収して発光するシンチレータと、シンチレータから放出された光を画像として検出する第1検出手段と、有機光電変換材料から成りシンチレータから放出された光を検出する第2検出手段と、が放射線の到来方向に沿って積層された放射線検出パネルが記載されている。
 放射線画像撮影装置に用いられる放射線検出器として、基板と、基板に設けられた光電変換素子をそれぞれ含む複数の画素と、基板に積層されたシンチレータと、を含むものが知られている。近年、放射線検出器を構成する基板の材料として、樹脂フィルム等の可撓性及び光透過性を有する材料が用いられている。
 一方、放射線画像撮影装置においては、放射線源が放射線を照射する照射タイミングに合わせて、放射線検出器が信号電荷を蓄積する蓄積動作を開始するように、放射線検出器と放射線源との間で同期制御を行う必要がある。放射線画像撮影装置を制御するコンソール等の制御装置は、放射線の照射が開始されるタイミングと放射線検出器が信号電荷の蓄積動作を開始するタイミングとを同期させるために、放射線源に接続された照射スイッチが発生する照射開始信号を受信すると、同期信号を放射線画像撮影装置に供給する。放射線画像撮影装置は、同期信号を受信すると蓄積動作に移行する。
 放射線画像撮影装置と放射線源とを含む撮影システムを構成する場合において、放射線画像撮影装置やそのコンソールに標準で装備されている同期制御用のインターフェース(ケーブルやコネクタの規格、同期信号の形式等)が、放射線源のインターフェースと適合しない場合もある。このような事情から、同期信号を用いることなく放射線画像撮影装置自身で放射線の照射を検出する機能を有するものが開発されている。
 上記の機能を有する放射線画像撮影装置に用いられる放射線検出器の構成として、例えば、以下の構成が想定される。例えば、光透過性を有する基板と、基板に設けられ、第1の光電変換素子をそれぞれ含む複数の画素と、基板の第1の面の側に積層されたシンチレータと、基板の第1の面とは反対側の第2の面の側に積層され、第1の光電変換素子とは異なる第2の光電変換素子を含む光検出部と、を備えた放射線検出器が想定される。
 上記の放射線検出器の構成によれば、シンチレータから発せられる光は、基板を介して光検出部に入射する。従って、シンチレータから発せられる光の波長、光検出部によって吸収される光の波長、及び基板によって吸収される光波長の関係が不適切であると、光検出部において、シンチレータから発せられる光を適切に検出することが困難となる。
 開示の技術は、シンチレータから発せられた光が、基板を透過して光検出部に入射する構成において、光検出部がシンチレータから発せられる光を適切に検出できるようにすることを目的とする。
 開示の技術の第1の態様に係る放射線検出器は、光透過性を有する基板と、基板に設けられた複数の画素と、基板の第1の面の側に積層されたシンチレータと、基板の第1の面とは反対側の第2の面の側に積層された光電変換膜を含む光検出部と、を含み、光電変換膜によって吸収される光の波長域のうち、吸収率が最も高い波長である吸収ピーク波長が、シンチレータから発せられる光の波長域である発光波長域内に存在し、且つ基板によって吸収される光の波長域である吸収波長域から外れている。
 開示の技術の第2の態様に係る放射線検出器において、基板は、吸収波長域の端である吸収波長端が500nm未満であるポリイミドを含んで構成されていてもよく、光電変換膜の吸収ピーク波長が500nm以上であってもよい。
 開示の技術の第3の態様に係る放射線検出器において、シンチレータの発光波長域のうち、発光強度が最も高い波長である発光ピーク波長と、基板の吸収波長域の端である吸収波長端との乖離の幅が100nm以上であってもよい。
 開示の技術の第4の態様に係る放射線検出器は、基板と光検出部との間に設けられた接着層を更に含んでいてもよい。
 開示の技術の第5の態様に係る放射線検出器において、基板と接着層との間の屈折率差、及び光検出部と接着層との間の屈折率差は、それぞれ10%以下であることが好ましい。
 開示の技術の第6の態様に係る放射線検出器において、基板は、厚さが0.2mm以下のポリイミドフィルムを含んで構成されていてもよい。
 開示の技術の第7の態様に係る放射線画像撮影装置は、上記第1乃至第6のいずれかの態様の放射線検出器と、動作モードが蓄積モードである場合、画素の各々において生成された電荷を、当該画素に蓄積する制御を行い、動作モードが読み出しモードである場合、画素の各々に蓄積された電荷の読み出す制御を行う動作制御部と、読み出しモードにおいて画素の各々から読み出された電荷に基づいて画像データを生成する生成部と、シンチレータから発せられた光が光検出部によって検出された場合に、蓄積制御部の動作モードを蓄積モードに移行する制御を行うモード移行制御部と、を含む。
 開示の技術の第1の態様によれば、光検出部がシンチレータから発せられる光を適切に検出することが可能となる。
 開示の技術の第2の態様によれば、光検出部がシンチレータから発せられる光を適切に検出することが可能となる。
 開示の技術の第3の態様によれば、シンチレータの発光ピーク波長と、基板の吸収波長端との乖離の幅が100nm未満である場合と比較して、シンチレータから発せられた光の、基板による吸収を抑制することができる。
 開示の技術の第4の態様によれば、接着層を設けない場合と比較して、基板と光検出部との間における空気層の形成を抑制することができ、基板と光検出部との界面における光の反射を抑制することができる。
 開示の技術の第5の態様によれば、基板と接着層との間の屈折率差、及び光検出部と接着層との間の屈折率差がそれぞれ10%よりも大きい場合と比較して、基板と接着層との界面及び光検出部と接着層との界面における光の反射を抑制することができる。
 開示の技術の第6の態様によれば、基板の、一般撮影用X線源から出射されるX線に対する透過率を99%以上とすることができる。
 開示の技術の第7の態様によれば、光検出部がシンチレータから発せられる光を適切に検出することが可能となる。
開示の技術の実施形態に係る放射線画像撮影装置の構成の一例を示す斜視図である。 開示の技術の実施形態に係る放射線画像撮影装置の構成の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る放射線画像撮影装置の電気的構成の一例を示す図である。 開示の技術の実施形態に係るカセッテ制御部のハードウェア構成の一例を示す図である。 開示の技術の実施形態に係るカセッテ制御部において実施されるモード移行制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 開示の技術の実施形態に係るシンチレータの発光波長、光電変換膜の吸収波長、及びTFT基板の吸収波長の関係の一例を示す図である。 開示の技術の実施形態に係るシンチレータの発光強度、光電変換膜の光の吸収率、及びTFT基板の光の透過率の波長特性の一例を示す図である。 開示の技術の実施形態に係る放射線検出器の一部を拡大して示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る放射線検出器の一部を拡大して示す断面図である。
 以下、開示の技術の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素及び部分には同一の参照符号を付与している。
 図1は、開示の技術の実施形態に係る放射線画像撮影装置1の構成の一例を示す斜視図である。放射線画像撮影装置1は、可搬型の電子カセッテの形態を有する。放射線画像撮影装置1は、放射線検出器3(FPD: Flat Panel Detectors)、制御ユニット100、支持板7、及びこれらを収容する筐体2を含んで構成されている。
 筐体2は、例えば、X線等の放射線の透過性が高く、軽量で耐久性の高い炭素繊維強化樹脂(カーボンファイバー)により構成されたモノコック構造を有する。筐体2の上面は、放射線源(図示せず)から出射され、被写体(図示せず)を透過した放射線が入射する放射線入射面とされている。筐体2内には、放射線入射面側から順に、放射線検出器3、支持板7が配置されている。
 支持板7は、信号処理等を行う集積回路チップが搭載された回路基板9(図2参照)を支持しており、筐体2に固定されている。制御ユニット100は、筐体2内の端部に配置されており、バッテリ(図示せず)及びカセッテ制御部70(図3参照)を含んで構成されている。
 図2は、放射線画像撮影装置1の構成の一例を示す断面図である。放射線検出器3は、TFT((Thin-Film-Transistor)基板10と、TFT基板10の表面に設けられた、光電変換素子21(図3参照)を含む複数の画素20と、TFT基板10の第1の面P1の側に積層されたシンチレータ4と、TFT基板10の第1の面P1の側とは反対側の第2の面P2の側に積層された光検出部80と、を含んで構成されている。
 TFT基板10は、光透過性及び可撓性を有するフレキシブル基板である。本明細書において、TFT基板10が可撓性を有するとは、矩形状のTFT基板10の4辺のうち1辺を固定したときに、TFT基板10の重量により、TFT基板10の固定辺から10cm離れた部位の高さが、固定辺の高さよりも2mm以上低くなることを意味する。例えば、TFT基板10は、樹脂基板であってもよく、高耐熱性ポリイミドフィルムであるXenomax(登録商標)等の樹脂フィルムを好適に用いることができる。TFT基板10の材料として樹脂フィルムを用いることで、TFT基板10の材料としてガラス基板を用いる場合と比較して、放射線検出器3の軽量化及び低コスト化を図ることができ、更に、衝撃によってTFT基板10が破損するリスクを低減することができる。複数の画素20は、それぞれ、TFT基板10の第1の面P1に設けられている。
 シンチレータ4は、TFT基板10の第1の面P1の側に積層されている。シンチレータ4は、照射された放射線を光に変換する蛍光体を含む。シンチレータ4は、一例としてCsI:Tl(タリウムが添加されたヨウ化セシウム)を含む柱状結晶の集合体によって構成されている。CsI:Tlの柱状結晶は、例えば気相成長法によってTFT基板10上に直接形成することができる。なお、TFT基板10とは別の基板に形成したCsI:Tlの柱状結晶を、TFT基板10に貼り付けてもよい。また、シンチレータ4の材料としてGdS:Tb(テルビウムが添加された酸硫化ガドリニウム)を用いることができる。複数の画素20を構成する光電変換素子21(図3参照)の各々は、シンチレータ4から発せられた光に基づいて電荷を生成する。
 シンチレータ4の、TFT基板10と接する面P6とは反対側の面P3及び面P3と交差する面P4は、反射膜400によって覆われている。反射膜400は、シンチレータ4から発せられた光をTFT基板10側に反射させる機能を有する。反射膜400の材料として、例えば、Alを用いることができる。反射膜400は、シンチレータ4の面P3及び面P4を覆い且つシンチレータ4の周辺部においてTFT基板10上をも覆っている。なお、反射膜400が設けられていなくても放射線画像撮影装置1において所望の画質の放射線画像を得ることができる場合には、反射膜400を省略することが可能である。
 本実施形態において、放射線画像撮影装置1は、放射線の入射側にTFT基板10を配置する、表面読取方式(ISS:Irradiation Side Sampling)による撮影方式を採用している。表面読取方式を採用することで、放射線の入射側にシンチレータ4を配置する、裏面読取方式(PSS: Penetration Side Sampling)を採用した場合と比較して、シンチレータ4における強発光位置と画素20との間の距離を短くすることができ、その結果、放射線画像の解像度を高めることができる。なお、放射線画像撮影装置1は、裏面読取方式を採用するものであってもよい。
 支持板7は、シンチレータ4の放射線入射側とは反対側に配置されている。支持板7とシンチレータ4との間には、隙間が設けられている。支持板7は、筐体2の側部に固定されている。支持板7のシンチレータ4側とは反対側の面には、回路基板9が設けられている。回路基板9には、画像データを生成する第1の信号処理部41、第1の信号処理部41により生成された画像データを記憶する画像メモリ50、光検出部80において生成された電荷による信号を処理する第2の信号処理部42等が搭載されている。
 回路基板9とTFT基板10とは、フレキシブルプリント基板(FPC:Flexible Printed Circuit)やTCP(Tape Carrier Package)またはCOF(Chip On Film)8にプリントされた配線を介して電気的に接続されている。回路基板9とTFT基板10とを電気的に接続する、図2において図示されていない、別のCOF上には、ゲート線駆動部30(図3参照)が搭載されている。
 光検出部80は、TFT基板10の第1の面P1とは反対側の第2の面P2の側に積層されている。光検出部80は、第1の導電膜81、第2の導電膜82及び第1の導電膜81と第2の導電膜82との間に設けられた光電変換膜83を含んで構成されている。光電変換膜83を、第1の導電膜81と第2の導電膜82との間に挟むことにより、光電変換素子85(図3参照)が構成される。シンチレータ4から発せられた光は、TFT基板10を透過して光検出部80に入射する。光検出部80の光電変換膜83は、入射した光の量に応じた量の電荷を生成する。光電変換膜83の材料として、有機光電変換材料を用いることができる。有機光電変換材料の一例として、キナクリドンが挙げられる。放射線画像撮影装置1において、光検出部80は、放射線源(図示せず)からの放射線の照射の有無を判定するために用いられる。
 光検出部80によって放射線の照射検出を行う場合、光電変換膜83にはバイアス電圧が印加される。光電変換膜83に対するバイアス電圧の印加は、第1の導電膜81及び第2の導電膜82を介して行われる。第1の導電膜81及び第2の導電膜82には、パターニングが施されていてもよい。第1の導電膜81及び第2の導電膜82のパターニングにより、光検出部80において複数の光電変換素子が構成されていてもよい。
 第1の導電膜81及び第2の導電膜82によりシンチレータ4に入射する放射線が遮られることがないように、第1の導電膜81及び第2の導電膜82は、放射線の透過率が90%以上であることが好ましい。例えば、放射線源として一般撮影用X線源(タングステン管球使用、管電圧50kV(ピークtoピーク))を用いる場合、第1の導電膜81及び第2の導電膜82を、厚さ25μm以下のアルミニウムまたは厚さ0.9μm以下の銅で構成することで、X線に対する透過率を99%以上とすることができる。また、放射線源としてマンモグラフィー撮影用X線源(モリブデン管球、モリブデンフィルタ(32μm)使用、管電圧24kV(ピークtoピーク))を用いる場合、第1の導電膜81及び第2の導電膜82を、厚さ4μm以下のアルミニウムで構成することで、X線に対する透過率を99%以上とすることができる。光検出部80のTFT基板10との接触面とは反対側の面P5は、接着層6を介して筐体2の内壁に貼り付けられている。
 図3は、放射線画像撮影装置1の電気的構成の一例を示す図である。TFT基板10には、マトリックス状に配置された複数の画素20が設けられている。複数の画素20の各々は、光電変換素子21、キャパシタ23及び薄膜トランジスタ22を含んで構成されている。光電変換素子21は、例えば、アモルファスシリコンを含んで構成されるフォトダイオードであってもよい。光電変換素子21の各々は、カソードがバイアス電圧が印加されるバイアス配線(図示せず)に接続され、アノードが対応する薄膜トランジスタ22のソースに接続されている。キャパシタ23は、一端が対応する薄膜トランジスタ22のソースに接続され、他端がグランドラインに接続されている。
 TFT基板10には、複数のゲート配線11と、ゲート配線11の各々と交差する複数の信号配線12とが設けられている。複数のゲート配線11及び複数の信号配線12は、複数の画素20の配列に沿って配置されている。ゲート配線11の各々は、ゲート線駆動部30及び薄膜トランジスタ22のゲートに接続されている。信号配線12の各々は、第1の信号処理部41及び薄膜トランジスタ22のドレインに接続されている。
 ゲート線駆動部30は、待機モード、蓄積モード及び読み出しモードの3種類のいずれかの動作モードで動作する。待機モードは、放射線画像撮影装置1において、放射線源(図示せず)からの放射線の照射を待機している場合に選択されるモードである。ゲート線駆動部30は、待機モードにおいて、薄膜トランジスタ22の各々が一定間隔でオンオフを繰り返すように薄膜トランジスタ22の各々を制御する。これにより、画素20の各々が備える光電変換素子21の各々において生成された電荷が、当該画素20から間欠的に除去される。この処理により、放射線の未照射時に各画素20において生成される電荷に起因する暗電流の影響が抑制される。薄膜トランジスタ22のオンオフは、ゲート線駆動部30から出力され、ゲート配線11を介して薄膜トランジスタ22のゲートに入力される駆動信号により制御される。
 蓄積モードは、放射線画像撮影装置1において、放射線源(図示せず)からの放射線の照射が検出された場合に選択される動作モードである。ゲート線駆動部30は、蓄積モードにおいて、全ての薄膜トランジスタ22をオフ状態に制御する。これにより、画素20の各々が備える光電変換素子21の各々において生成された電荷が、対応するキャパシタ23に蓄積される。
 読み出しモードは、画素20の各々に蓄積された電荷に基づいて放射線画像を取得する場合に選択される動作モードである。ゲート線駆動部30は、読み出しモードにおいて、薄膜トランジスタ22を行単位で順次オン状態に制御する。オン状態とされた薄膜トランジスタ22によって読み出された電荷は、電気信号として各信号配線12を介して第1の信号処理部41に入力される。
 第1の信号処理部41は、図示しないチャージアンプ、サンプルホールド回路、マルチプレクサ及びA/D変換器を含んで構成されている。チャージアンプは、個々の信号配線12を介して各画素20から読み出された電荷の量に応じた電圧レベルを有する電気信号を生成する。チャージアンプによって生成された電気信号の信号レベルはサンプルホールド回路に保持される。サンプルホールド回路の各々の出力端子には、共通のマルチプレクサに接続される。マルチプレクサは、サンプルホールド回路で保持された信号レベルをシリアルデータに変換してこれをA/D(アナログ/デジタル)変換器に供給する。A/D変換器は、マルチプレクサから供給されるアナログの電気信号をデジタル信号に変換する。第1の信号処理部41は、A/D変換器から出力されるデジタル信号を各画素20の座標位置に対応付けた画像データを生成する。
 第1の信号処理部41には画像メモリ50が接続されており、第1の信号処理部41によって生成された画像データは画像メモリ50に記憶される。画像メモリ50は所定枚分の画像データを記憶可能な記憶容量を有しており、放射線画像の撮影が行われる毎に、撮影によって得られた画像データが画像メモリ50に順次記憶される。
 無線通信部60は、外部機器との間での無線通信による各種情報の伝送を制御する。カセッテ制御部70は、無線通信部60を介して、放射線画像の撮影に関する制御を行うコンソール(図示せず)などの外部装置と無線通信が可能とされており、外部機器との間で各種情報の送受信が可能とされている。
 光検出部80は、第1の導電膜81、第2の導電膜82及び光電変換膜83を含んで構成される光電変換素子85を有する。光電変換素子85は、入射した光の量に応じた量の電荷を生成する。光電変換素子85は、例えば、フォトダイオードであってもよい。光電変換素子85は、カソードがバイアス電圧が印加されるバイアス配線(図示せず)に接続され、アノードが第2の信号処理部42に接続されている。なお、図3には、光検出部80が、単一の光電変換素子85を有する形態が例示されているが、光検出部80は、複数の光電変換素子85が、マトリックス状に配置された形態を有していてもよい。
 第2の信号処理部42は、第1の信号処理部41と同様の構成を有する。第2の信号処理部42は、光検出部80の光電変換素子85によって生成された電荷の量に応じた電圧レベルを有する電気信号を生成し、この電気信号をデジタル信号に変換した光検出信号を出力する。すなわち、光検出信号は、光検出部80に入射した光の強度を示す。光検出信号は、カセッテ制御部70に供給される。
 カセッテ制御部70は、ゲート線駆動部30、第1の信号処理部41、第2の信号処理部42、画像メモリ50及び無線通信部60と、通信可能に接続され、放射線画像撮影装置1全体の動作を統括的に制御する。
 放射線画像撮影装置1は、放射線源(図示せず)からの放射線の照射の有無を判定する機能を有する。この機能は、カセッテ制御部70が、以下に説明するモード移行制御処理を行うことで実現される。
 ここで、図4は、カセッテ制御部70のハードウェア構成の一例を示す図である。カセッテ制御部70は、CPU(Central Processing Unit)701、一時記憶領域としての主記憶装置702、不揮発性の補助記憶装置703、通信I/F(InterFace)704を備えたコンピュータで構成されている。通信I/F704は、ゲート線駆動部30、第1の信号処理部41、第2の信号処理部42、画像メモリ50及び無線通信部60との間で通信を行うためのインターフェースである。CPU701、主記憶装置702、補助記憶装置703、及び通信I/F704は、それぞれ、バス706に接続されている。補助記憶装置703には、上記のモード移行制御処理の手順を記述したモード移行制御プログラム705が格納されている。カセッテ制御部70は、CPU701がモード移行制御プログラム705を実行することで、モード移行制御部として機能する。
 図5は、カセッテ制御部70において実施されるモード移行制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
 例えば、放射線画像撮影装置1に対して、放射線画像の撮影開始を指示する操作がなされると、ステップS1において、CPU701は、ゲート線駆動部30の動作モードを、待機モードに設定する。
 ステップS2において、CPU701は、光検出部80の光電変換素子85において生成された電荷に基づく電気信号のサンプリング値を第2の信号処理部42から取得する。
 ステップS3において、CPU701は、上記電気信号のサンプリング値に基づいて、上記電気信号のレベルが、閾値を超えたか否かを判定する。CPU701は、上記電気信号のレベルが、閾値を超えていないと判定した場合、放射線が照射されていないものとして処理をステップS2に戻し、上記電気信号のレベルが、閾値を超えたと判定した場合、放射線が照射されたものとして、処理をステップS4に移行する。
 放射線源(図示せず)から放射線が出射されると、シンチレータ4は、放射線を吸収して光を発する。シンチレータ4から発せられた光は、TFT基板10を透過して光検出部80に入射する。光検出部80は、シンチレータ4から発せられた光の量に応じた量の電荷を生成する。放射線源(図示せず)から放射線が出射されると、光検出部80において生成される電荷に基づく電気信号のレベルが、上記ステップS3の判定に用いられる閾値を超える。
 ステップS4において、CPU701は、ゲート線駆動部30に制御信号を供給することにより、ゲート線駆動部30の動作モードを蓄積モードに移行する。これにより、ゲート線駆動部30は、全ての薄膜トランジスタ22をオフさせる。これにより、放射線の照射に伴って、画素20の各々が備える光電変換素子21の各々において生成された電荷が、対応するキャパシタ23に蓄積される。
 ステップS5において、CPU701は、ゲート線駆動部30の動作モードを蓄積モードに移行してから所定期間が経過したか否かを判定する。上記所定期間は、画素20において、放射線画像の画素情報を記録するのに十分な時間に設定される。CPU701は、ゲート線駆動部30の動作モードを蓄積モードに移行してから所定期間が経過したと判定すると、処理をステップS6に移行する。
 ステップS6において、CPU701は、ゲート線駆動部30に制御信号を供給することにより、ゲート線駆動部30の動作モードを読み出しモードに移行する。これにより、ゲート線駆動部30は、薄膜トランジスタ22を行単位で順次オン状態に制御する。オン状態とされた薄膜トランジスタ22によって読み出された電荷は、各信号配線12を介して第1の信号処理部41に入力される。第1の信号処理部41は、各画素20から読み出された電荷に基づいて、画像データを生成する。第1の信号処理部41によって生成された画像データは、画像メモリ50に記憶される。
 このように、シンチレータ4から発せられ、TFT基板10を透過した光が、光検出部80に入射し、これによって光検出部80において生成された電荷に基づく信号のレベルが、閾値を超えると、放射線源(図示せず)から放射線が照射されたものとして、蓄積モードに移行する。
 この放射線の照射検出の精度を高めるためには、シンチレータ4から発せられた光の、光電変換膜83における吸収効率を高めることが好ましい。シンチレータ4から発せられた光の、光電変換膜83における吸収効率を高めるためには、シンチレータ4から発せられる光の波長(以下、シンチレータ4の発光波長という)、光検出部80の光電変換膜83によって吸収される光の波長(以下、光電変換膜83の吸収波長という)、及びTFT基板10によって吸収される光の波長(以下、TFT基板10の吸収波長という)の関係を適切に定める必要がある。
 図6は、シンチレータ4の発光波長、光電変換膜83の吸収波長、及びTFT基板10の吸収波長の関係の一例を示す図である。図6に示すように、光電変換膜83の吸収波長域のうち、最も吸収率が高い波長である吸収ピーク波長が、シンチレータ4の発光波長域内に存在している。また、光電変換膜83の吸収ピーク波長が、TFT基板10の吸収波長域から外れている。換言すれば、光電変換膜83の吸収ピーク波長が、TFT基板10の透過波長域内に存在している。
 シンチレータ4の発光波長、光電変換膜83の吸収波長、及びTFT基板10の吸収波長の関係を上記のように定めることで、シンチレータ4から発せられる光のうち、光電変換膜83の吸収ピーク波長に相当する波長成分の多くがTFT基板10を透過し、光電変換膜83に到達する。また、光電変換膜83に到達した光が、光電変換膜83によって効率的に吸収される。従って、開示の技術の実施形態に係る放射線検出器3によれば、光検出部80がシンチレータ4から発せられる光を適切に検出することが可能である。
 例えば、シンチレータ4の発光波長域のうち、発光強度が最も高い波長である発光ピーク波長が550nm程度である場合、TFT基板10の吸収波長域の端である吸収波長端が、500nm未満であり、且つ光検出部80の光電変換膜83の吸収ピーク波長が500nm以上であることが好ましい。TFT基板10として、例えば、吸収波長端が500nm未満であるポリイミドフィルムを用いることができる。光電変換膜83の材料として、吸収ピーク波長が500nm以上であるキナクリドンを用いることが可能である。シンチレータ4の材料として、発光ピーク波長が550nm付近に存在するCsI:Tl及びGdS:Tbを用いることが可能である。
 光電変換膜83の吸収ピーク波長が、シンチレータ4の発光ピーク波長に近いほど好ましい。これにより、シンチレータ4から発せられた光の、光電変換膜83における吸収効率をより高めることができる。光電変換膜83の吸収ピーク波長と、シンチレータ4の発光ピーク波長との差は、10nm以下であることが好ましく、5nm以下であることがより好ましい。
 シンチレータ4の発光ピーク波長と、TFT基板10の吸収波長端との乖離の幅は、100nm以上であることが好ましい。これにより、シンチレータ4から発せられた光の、TFT基板10による吸収を抑制することができ、より多くの光を光検出部80に到達させることができる。
 TFT基板10の材料としてポリイミドフィルムを用い、放射線源として一般撮影用X線源(タングステン管球使用、管電圧50kV(ピークtoピーク))を用いる場合、TFT基板10の厚さは、0.2mm以下であることが好ましい。一方、TFT基板10の材料としてポリイミドフィルムを用い、放射線源としてマンモグラフィー撮影用X線源(モリブデン管球、モリブデンフィルタ(32μm)使用、管電圧24kV(ピークtoピーク))を用いる場合、TFT基板10の厚さは、0.1mm以下であることが好ましい。これにより、ポリイミドフィルムによって構成されるTFT基板10の、X線に対する透過率を99%以上とすることができる。また、シンチレータ4から発せられる光の吸収を抑制することができる。
 図7は、シンチレータ4の発光強度、光電変換膜83の光の吸収率、及びTFT基板10の光の透過率の波長特性の一例を示す図である。図7には、シンチレータ4の材料としてCsI:Tlを用い、TFT基板10の材料としてポリイミドフィルムを用い、光電変換膜83の材料としてキナクリドンを用いた場合が例示されている。シンチレータ4、TFT基板10及び光電変換膜83の各構成材料を適切に選択することで、光電変換膜83の吸収ピーク波長をシンチレータ4の発光波長域内に存在させ、且つTFT基板10の吸収波長域から外すことができる。
 図8Aは、放射線検出器3の一部を拡大して示す断面図である。TFT基板10上への光検出部80の取り付けを、例えば圧着によって行った場合、TFT基板10と光検出部80との間に空気層90が形成される。この場合、シンチレータ4から発せられ、TFT基板10を透過した光は、TFT基板10と空気層90との屈折率差に起因して、これらの界面で反射され、反射光が画素20に入射するおそれがあり、これにより、放射線画像の画質が低下するおそれがある。TFT基板10として、従来のガラス基板(厚さ0.5mm程度)と比較して厚さが薄い(40μm程度)ポリイミドフィルム等のフィルム状の部材を用いる場合、ガラスよりも屈折率が大きくなり空気層に対する屈折率差が大きくなることから、上記の界面反射による画質低下の問題は、より顕著となる。
 そこで、TFT基板10と光検出部80との間に空気層が形成されることを抑制するために、図8Bに示すように、TFT基板10と光検出部80との間に、接着剤を含む接着層91を設けることが好ましい。接着層91は、シンチレータ4の発光ピーク波長及び光検出部80の光電変換膜83の吸収ピーク波長のそれぞれに対して、高い透過性(例えば、透過率70%以上)を有していることが好ましい。
 また、界面反射の抑制効果を促進するために、TFT基板10と接着層91との屈折率差が10%以下であることが好ましく、6.4%以下であることが更に好ましい。TFT基板10と接着層91との屈折率差を10%以下とすることで、TFT基板10と接着層91との界面において全反射に至る光の入射角(臨界角)を65°以上とすることができ、TFT基板10と接着層91との屈折率差を6.4%以下とすることで臨界角を70°以上とすることができる。臨界角が大きくなることで、TFT基板10と接着層91との界面における光の反射を抑制することができる。同様に、光検出部80と接着層91との屈折率差が10%以下であることが好ましく、6.4%以下であることが更に好ましい。光検出部80と接着層91との屈折率差を10%以下とすることで、光検出部80と接着層91との界面において全反射に至る光の入射角(臨界角)を65°以上とすることができ、光検出部80と接着層91との屈折率差を6.4%以下とすることで臨界角を70°以上とすることができる。臨界角が大きくなることで、光検出部80と接着層91との界面における光の反射を抑制することができる。例えば、TFT基板として、ポリイミドフィルム(屈折率1.65~1.75)を使用する場合、接着層91の材料として、屈折率が1.50~1.65程度の接着剤を使用してもよい。例えば、接着層91の材料として、エポキシ樹脂接着剤を用いることができる。
 なお、ゲート線駆動部30は、開示の技術に係る動作制御部の一例である。カセッテ制御部70は、モード移行制御部の一例である。第1の信号処理部41は、開示の技術における生成部の一例である。TFT基板10は、開示の技術における基板の一例である。光検出部80は、開示の技術における光検出部の一例である。シンチレータ4は、開示の技術におけるシンチレータの一例である。画素20は、開示の技術における画素の一例である。
 日本出願特願2018-060763号の開示はその全体が参照により本明細書に取り込まれる。
 本明細書に記載された全ての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
1 放射線画像撮影装置
2 筐体
3 放射線検出器
4 シンチレータ
6 接着層
7 支持板
9 回路基板
10 TFT基板
11 ゲート配線
12 信号配線
20 画素
21 光電変換素子
22 薄膜トランジスタ
23 キャパシタ
30 ゲート線駆動部
41 第1の信号処理部
42 第2の信号処理部
50 画像メモリ
60 無線通信部
70 カセッテ制御部
80 光検出部
81 第1の導電膜
82 第2の導電膜
83 光電変換膜
85 光電変換素子
90 空気層
91 接着層
100 制御ユニット
400 反射膜
701 CPU
702 主記憶装置
703 補助記憶装置
704 通信I/F
705 モード移行制御プログラム
706 バス
P1~P6 面

Claims (7)

  1.  光透過性を有する基板と、
     前記基板に設けられた複数の画素と、
     前記基板の第1の面の側に積層されたシンチレータと、
     前記基板の前記第1の面とは反対側の第2の面の側に積層された光電変換膜を含む光検出部と、
     を含み、
     前記光電変換膜によって吸収される光の波長域のうち、吸収率が最も高い波長である吸収ピーク波長が、前記シンチレータから発せられる光の波長域である発光波長域内に存在し、且つ前記基板によって吸収される光の波長域である吸収波長域から外れている
     放射線検出器。
  2.  前記基板は、吸収波長域の端である吸収波長端が500nm未満であるポリイミドを含んで構成され、
     前記光電変換膜の吸収ピーク波長が500nm以上である
     請求項1に記載の放射線検出器。
  3.  前記シンチレータの発光波長域のうち、発光強度が最も高い波長である発光ピーク波長と、前記基板の吸収波長域の端である吸収波長端との乖離の幅が100nm以上である
     請求項1または請求項2に記載の放射線検出器。
  4.  前記基板と前記光検出部との間に設けられた接着層を更に含む
     請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の放射線検出器。
  5.  前記基板と前記接着層との間の屈折率差、及び前記光検出部と接着層との間の屈折率差が、それぞれ10%以下である
     請求項4に記載の放射線検出器。
  6.  前記基板は、厚さが0.2mm以下のポリイミドフィルムを含んで構成されている
     請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の放射線検出器。
  7.  請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の放射線検出器と、
     動作モードが蓄積モードである場合、前記画素の各々において生成された電荷を、当該画素に蓄積する制御を行い、動作モードが読み出しモードである場合、前記画素の各々に蓄積された電荷を読み出す制御を行う動作制御部と、
     前記読み出しモードにおいて前記画素の各々から読み出された電荷に基づいて画像データを生成する生成部と、
     前記シンチレータから発せられた光が前記光検出部によって検出された場合に、前記動作制御部の動作モードを前記蓄積モードに移行する制御を行うモード移行制御部と、
     を含む放射線画像撮影装置。
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