WO2019187111A1 - 3次元積層造形装置および3次元積層造形装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
3次元積層造形装置の全体構成を小型化すること。造形台を収容するケースと、造形台を支持するため造形台に連結され水平方向に延設された少なくとも2つのアームと、アームを上下動させる移動部と、を備えた3次元造形装置であって、ケースは、上下動するアームを挿入するため、ケースの側面に設けられ、縦方向に伸びたスリットと、スリットからの粉体の漏れを防止するため、上端と下端とを固定され縦方向に伸びたテープ状シール部材と、スリットを通してケース内に挿入されたアーム端部の位置において、前記テープ状シール部材が内側に凸状に膨らむように、テープ状シール部材を巻回させる巻回部材と、を備えた。
Description
本発明は、3次元積層造形装置および3次元積層造形装置の製造方法に関する。
上記技術分野において、特許文献1には、造形台の下面に連結された昇降機構により造形台を昇降させる技術が開示されている。
しかしながら、上記文献に記載の技術では、造形台の下方に昇降機構が設けられているので、3次元積層造形装置の全体構成を小型化することができなかった。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る3次元積層造形装置は、
造形台を収容するケースと、
造形台を支持するため造形台に連結され水平方向に延設された少なくとも2つのアームと、
前記アームを上下動させる移動部と、
を備えた3次元積層造形装置であって、
前記ケースは、
上下動する前記アームを挿入するため、前記ケースの側面に設けられ、縦方向に伸びたスリットと、
前記スリットからの粉体の漏れを防止するため、上端と下端とを固定され縦方向に伸びたテープ状シール部材と、
前記スリットを通して前記ケース内に挿入されたアーム端部の位置において、前記テープ状シール部材が内側に凸状に膨らむように、前記テープ状シール部材を巻回させる巻回部材と、
を備えた。
造形台を収容するケースと、
造形台を支持するため造形台に連結され水平方向に延設された少なくとも2つのアームと、
前記アームを上下動させる移動部と、
を備えた3次元積層造形装置であって、
前記ケースは、
上下動する前記アームを挿入するため、前記ケースの側面に設けられ、縦方向に伸びたスリットと、
前記スリットからの粉体の漏れを防止するため、上端と下端とを固定され縦方向に伸びたテープ状シール部材と、
前記スリットを通して前記ケース内に挿入されたアーム端部の位置において、前記テープ状シール部材が内側に凸状に膨らむように、前記テープ状シール部材を巻回させる巻回部材と、
を備えた。
上記目的を達成するため、本発明に係る3次元積層造形装置の製造方法は、
造形台を収容するケースと、
造形台を支持するため造形台に連結され水平方向に延設された少なくとも2つのアームと、
前記アームを上下動させる移動部と、
を備えた3次元積層造形装置の製造方法であって、
前記ケースに、
上下動する前記アームを挿入するため、前記ケースの側面に設けられ、縦方向に伸びたスリットを設けるステップと、
前記スリットからの粉体の漏れを防止するため、上端と下端とを固定され縦方向に伸びたテープ状シール部材を設けるステップと、
前記スリットを通して前記ケース内に挿入されたアーム端部の位置において、前記テープ状シール部材が内側に凸状にふくらむように、前記テープ状シール部材を巻回させる巻回部材を設けるステップと、
を含む。
造形台を収容するケースと、
造形台を支持するため造形台に連結され水平方向に延設された少なくとも2つのアームと、
前記アームを上下動させる移動部と、
を備えた3次元積層造形装置の製造方法であって、
前記ケースに、
上下動する前記アームを挿入するため、前記ケースの側面に設けられ、縦方向に伸びたスリットを設けるステップと、
前記スリットからの粉体の漏れを防止するため、上端と下端とを固定され縦方向に伸びたテープ状シール部材を設けるステップと、
前記スリットを通して前記ケース内に挿入されたアーム端部の位置において、前記テープ状シール部材が内側に凸状にふくらむように、前記テープ状シール部材を巻回させる巻回部材を設けるステップと、
を含む。
本発明によれば、3次元積層造形装置の全体構成を小型化することができる。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して、例示的に詳しく説明記載する。ただし、以下の実施の形態に記載されている、構成、数値、処理の流れ、機能要素などは一例に過ぎず、その変形や変更は自由であって、本発明の技術範囲を以下の記載に限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての3次元積層造形装置100について、図1を用いて説明する。3次元積層造形装置100は、3次元積層造形物を造形する装置である。
本発明の第1実施形態としての3次元積層造形装置100について、図1を用いて説明する。3次元積層造形装置100は、3次元積層造形物を造形する装置である。
図1に示すように、3次元積層造形装置100は、ケース101、アーム102、移動部103、スリット114、テープ状シール部材112および巻回部材113を含む。ケース101は、造形台111を収容する。少なくとも2つのアーム102は、造形台111を支持するため造形台111に連結され水平方向に延設されている。移動部103は、アーム102を上下動させる。
ケース101は、上下動するアーム102を挿入するため、ケース101の側面に設けられ、縦方向に伸びたスリット114を備える。ケース101は、スリット114からの粉体の漏れを防止するため、上端と下端とを固定され縦方向に伸びたテープ状シール部材112を備える。ケース101は、スリット114を通してケース101内に挿入されたアーム端部の位置において、テープ状シール部材112が内側に凸状にふくらむように、テープ状シール部材112を巻回させる巻回部材113を備える。
本実施形態によれば、3次元積層造形装置の全体構成を小型化することができる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係る3次元積層造形装置について、図2乃至図6を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る3次元積層造形装置の構成を説明するための図である。3次元積層造形装置200は、ケース201、アーム202および駆動部203を有する。なお、図2においては、3次元積層造形装置200の説明に不要な部材は適宜省略している。
次に本発明の第2実施形態に係る3次元積層造形装置について、図2乃至図6を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る3次元積層造形装置の構成を説明するための図である。3次元積層造形装置200は、ケース201、アーム202および駆動部203を有する。なお、図2においては、3次元積層造形装置200の説明に不要な部材は適宜省略している。
ケース201は、造形タンクとも呼ばれ、造形台211、梁221、支持部材222およびアーム202の先端部分などが収容されている。ケース201内において、3次元積層造形物の材料が、造形台211上にリコートされ、リコートされた材料をスキージングして1層分の材料層をフラットにする。そして、ケース201内でフラットにされた材料層にバインダーを塗布したり、光線を照射したりして、1層分の材料層を固める。1層分の材料層の固化が完了したら、造形台211を1層分の材料層の厚みの分だけ下降させて、次の材料層の加工を行う。このような作業を複数の材料層に対して繰り返すことにより、ケース201内の造形台211上に所望の3次元積層造形物を造形することができる。
なお、ケース201の大きさ(幅×奥行×高さ(深さ))は、約1,800mm×1,000mm×750mmである。そして、例えば、造形台211(ケース201)の下に昇降機構を設置する場合、ケース201の高さ750mm分、造形台211を昇降(上下動)させるには、昇降機構は、少なくとも750mmの高さが必要となる。そうすると、装置の高さは少なく見積もっても1,500mm以上の高さが必要となり、装置全体が大型化してしまう。平均的な身長のユーザからすると、脚立などを利用しないとケース201の中を覗いて点検することや、ケース201内で作業することなどもできず、そのため、作業効率が低下する。
アーム202は、ケース201のケース壁212を貫通するように設けられている。また、アーム202は、ケース201の両側に対向するように設けられている。アーム202のケース201内の端部(アーム202の内側の端部)には、梁221が連結されており、梁221の上側には、支持部材222が設けられている。また、支持部材222は、梁221と造形台211の底面との間に設けられており、支持部材222を介して梁221と造形台211とが接続(連結)されている。支持部材222は、造形台211の底面側から造形台211を支えている。このように、支持部材222を介して梁221と造形台211とが連結されることにより、アーム202と造形台211とが、間接的に連結される。なお、アーム202は、ケース201の四隅に設けられている。
駆動部203は、アーム202の外側の端部、すなわち、ケース壁212の外側に出ている部分を上下動させる。そして、アーム202は、アーム202の外側の端部とアーム202の内側の端部とが、繋がっているので、アーム202の外側の端部が上下動すれば、アーム202の外側の端部の動きに合わせて、アーム202の内側の端部も上下動する。駆動部203は、ボールねじとリニアガイドとを含んでおり、これらにより、アーム202の外側の端部を上下動させる。なお、駆動部203が、アーム202の外側の端部を上下動させる機構は、これには限定されない。
そして、アーム202の内側の端部は、梁221と連結され、さらに、その先の支持部材222は造形台211(の底面)に連結されているので、アーム202の外側の端部が上下動すれば、アーム202の内側の端部および梁221も上下動し、これらの動きに合わせて造形台211も上下動する。つまり、アーム202、駆動部203、梁221および支持部材222は、造形台211を昇降させる昇降機構となる。
図3は、本実施形態に係る3次元積層造形装置200の有するスリット204を説明するための斜視図である。ケース201の側面のケース壁212には、縦方向に伸びたスリット204が設けられている。アーム202は、スリット204を通して、ケース201内(ケース内)に挿入される。アーム202は、スリット204を貫通するように配置される。アーム202は、縦長形状のスリット204により形成された空間を上下方向に移動する。なお、図3では、ケース201の四隅のうちの1つについて説明をしたが、同様のスリット204が他の3つの隅にも設けられている。つまり、スリット204は、ケース201の四隅に設けられている。そして、図3においては、アーム202の図示は省略しているが、4つのスリット204の1つ1つにアーム202が貫通するように取り付けられるので、アーム202も四隅に設けられる。
図4Aは、本実施形態に係る3次元積層造形装置のアーム部分を説明するための部分拡大斜視図である。図4Bは、本実施形態に係る3次元積層造形装置のアーム部分を説明するための部分拡大側面図である。なお、図4Aおよび図4Bにおいては、巻回部材206の構成を見易くするために、ハウジング207の側面部分の表示を省略している。
スリット204には、テープ状シール部材205が貼り付けられており、スリット204は、テープ状シール部材205により塞がれている。テープ状シール部材205は、例えば、上端と下端とがケース201に固定されることにより、ケース201に貼り付けられる。テープ状シール部材205によりスリット204を塞ぐことにより、ケース201内から3次元積層造形物の材料がケース201の外部へ漏れ出ることを防止している。テープ状シール部材205は、ステンレス製の部材であるが、耐食性のある他の金属やアルミニウム、銅などであってもよい。また、テープ状シール部材205の厚みは、約0.15mmであり、薄くて平たい部材である。なお、テープ状シール部材の厚みは、これには限定されない。
ただし、アーム202はスリット204を貫通するようにケース201内に挿入され、上下動するので、アーム202とテープ状シール部材205とが干渉し、アーム202の上下動が阻害されてしまう。そこで、アーム202のケース201内の端部の周囲に、テープ状シール部材205を巻回させる巻回部材206が設けられる。巻回部材206に巻回されたテープ状シール部材205は、ケース201内に挿入されたアーム202の端部の位置において、ケース201の内側に凸状に膨らむように巻回部材206に巻回される。
巻回部材206は、アーム202端部の周囲に設けられる。つまり、ケース201のケース壁212を挟んでケース201の内側をアーム202の前側、ケース201の外側をアーム202の後側とすると、巻回部材206は、アーム202の前側の端部の周囲に設けられている。アーム202は、上下動するので、アーム202の上下動とともにアーム端部も上下動し、アーム端部の上下動とともに巻回部材206も上下動する。
巻回部材206は、4つのローラ261a,261b,261c,262dを有する。巻回部材206は、テープ状シール部材205の外側に配置されたローラ261aおよびテープ状シール部材205の外側に配置されたローラ261bを有する。さらに巻回部材206は、テープ状シール部材205の内側に配置されたローラ261cおよびテープ状シール部材205の内側に配置されたローラ261dを有する。外側に配置されたローラ261a,261bは、外側からテープ状シール部材205を押している。内側に配置されたローラ261c,261dは、内側からテープ状シール部材205を支えている(押している)。
つまり、巻回部材206は、テープ状シール部材205の外側(ケース201の内側)に2つのローラ261a,261bと、テープ状シール部材205の内側(ケース壁212側)に2つのローラ261c,261dとを有している。そして、4つのローラ261a,261b,261c,262dは、台形の頂点に対応する位置に配置されており、4つのローラ261a,261b,261c,262dの各々を線で結ぶと、台形形状となる。なお、ローラ261a,261b,261c,262dの配置位置は、ここに示した位置には限定されない。
ハウジング207は、巻回部材206を収容する。巻回部材206は、ハウジング207の内部に完全に収容されているので、3次元積層造形物の材料が、ローラ261a,261b,261c,262dに付着するなどして、ローラ261a,261b,261c,262dの動きが阻害されることがない。つまり、ハウジング207は、巻回部材206のカバーの役目をはたす。このように、ハウジング207により、巻回部材206はカバーされるので、ローラ261a,261b,261c,262dに付着するゴミなどの量を減らせるので、清掃回数が減り、さらに、メンテナンスに要する手間も減る。
図5Aは、本実施形態に係る3次元積層造形装置のアームとテープ状シール部材との関係を説明する上面模式図である。テープ状シール部材205の幅は、スリット204の幅よりも広くなっている。したがって、スリット204は、隙間なくテープ状シール部材205により覆われ、ケース201内部からケース201外部への3次元積層造形物の材料の流出を防止できる。
テープ状シール部材205は、アーム202が通過する位置において、ケース201のケース壁212の内壁から離れ、ケース201の内側へ向かってケース壁212から浮いた状態となる。つまり、テープ状シール部材205は、ケース201内に挿入されたアーム202の端部(前側の端部)の位置において、ケース201の内側へ凸状に膨らむように巻回部材206により巻回される。つまり、アーム202が通過する際には、テープ状シール部材205を持ち上げ(めくり上げ)、持ち上げてできた隙間をアーム202が通過するようになっている。アーム202の上下動に合わせて、テープ状シール部材205の膨らみも上下動する。この場合、テープ状シール部材205は、スリット204を塞ぐことができないが、アーム202のハウジング207によりスリット204が塞がれるので、ケース201内の密閉性は保たれる。なお、図5Aでは、図が煩雑となるのを避けるため、ハウジング207とケース壁212との間に隙間ができているが、実際には、ハウジング207とケース壁212とは密着している。
図5Bは、本実施形態に係る3次元積層造形装置のアームとテープ状シール部材との関係を説明する側面模式図である。なお、図5Bでは、図が煩雑になるのを避けるため、ハウジング207は図示していない。造形台211とケース201のケース壁212の内壁とを密着させるために、造形台211には、造形台211のケース壁212側の端部の側面に密着部材501を設けてもよい。密着部材501は、例えば、フェルトなどの柔らかい部材であればいずれの部材であってもよい。
図6は、本実施形態に係る3次元積層造形装置の有する梁を説明する上面模式図である。梁601は、アーム202がケース201のスリット204に挿入される方向に平行な方向の横方向の梁221と、横方向に垂直な方向の縦方向の梁611とを有している。梁601は、2本の横方向の梁221の間に4本の縦方向の梁611が架け渡された形状となっている。
なお、梁601に用いられる、横方向の梁221および縦方向の梁611の数は、ここに示した数には限定されない。また、梁601は、横方向の梁221と縦方向の梁611とを格子状に組んだ形状であってもよい。
梁601は、アーム202と連結されている。また、造形台211は、支持部材222を介して梁601の上に載せられている。そして、アーム202の上下動に合わせて梁601が上下動するので、造形台211も上下動する。
本実施形態によれば、造形台の昇降機構をケースの側面側に配置したので、3次元積層造形装置の全体構成を小型化することができる。また、昇降機構をケースの側面に配置したので、装置の高さが低くなり、ユーザによる作業の効率が上昇する。
[他の実施形態]
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
Claims (7)
- 造形台を収容するケースと、
造形台を支持するため造形台に連結され水平方向に延設された少なくとも2つのアームと、
前記アームを上下動させる移動部と、
を備えた3次元積層造形装置であって、
前記ケースは、
上下動する前記アームを挿入するため、前記ケースの側面に設けられ、縦方向に伸びたスリットと、
前記スリットからの粉体の漏れを防止するため、上端と下端とを固定され縦方向に伸びたテープ状シール部材と、
前記スリットを通して前記ケース内に挿入されたアーム端部の位置において、前記テープ状シール部材が内側に凸状に膨らむように、前記テープ状シール部材を巻回させる巻回部材と、
を備えた3次元積層造形装置。 - 前記巻回部材は、前記アーム端部の周囲に設けられ、前記アーム端部とともに上下動する請求項1に記載の3次元積層造形装置。
- 前記巻回部材は、前記テープ状シール部材の内側に設けられた2本のローラと、前記テープ状シール部材の外側に設けられた2本のローラと、を含む請求項1または2に記載の3次元積層造形装置。
- 前記巻回部材を収容するハウジングをさらに備えた請求項1、2または3に記載の3次元積層造形装置。
- 前記アームの外側の端部を上下動させる駆動部をさらに備えた請求項1乃至4のいずれか1項に記載の3次元積層造形装置。
- 前記スリットは、前記ケースの四隅に設けられており、
前記アームは、前記ケースの四隅に設けられている請求項1乃至5のいずれか1項に記載の3次元積層造形装置。 - 造形台を収容するケースと、
造形台を支持するため造形台に連結され水平方向に延設された少なくとも2つのアームと、
前記アームを上下動させる移動部と、
を備えた3次元積層造形装置の製造方法であって、
前記ケースに、
上下動する前記アームを挿入するため、前記ケースの側面に設けられ、縦方向に伸びたスリットを設けるステップと、
前記スリットからの粉体の漏れを防止するため、上端と下端とを固定され縦方向に伸びたテープ状シール部材を設けるステップと、
前記スリットを通して前記ケース内に挿入されたアーム端部の位置において、前記テープ状シール部材が内側に凸状にふくらむように、前記テープ状シール部材を巻回させる巻回部材を設けるステップと、
を含む3次元積層造形装置の製造方法。
Priority Applications (4)
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