WO2019159790A1 - 無線通信装置、センサ装置およびウェアラブルデバイス - Google Patents
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- This disclosure aims to install an antenna in an electronic device while suppressing a decrease in radiation efficiency.
- Non-continuous sphygmomanometers tend to have higher measurement accuracy than continuous sphygmomanometers. Therefore, the sphygmomanometer is discontinuous instead of the continuous sphygmomanometer, for example, when a certain condition is satisfied (for example, the user's blood pressure data measured by the continuous sphygmomanometer indicates a predetermined state). The blood pressure data may be measured with higher accuracy by operating the blood pressure monitor.
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Abstract
無線通信装置は、表面および裏面に第1の開口および第2の開口をそれぞれ有する略筒状の筐体と、第1の開口の少なくとも一部を塞ぐ第1のカバー部材と、第2の開口の少なくとも一部を塞ぐ第2のカバー部材と、第1のカバー部材と筐体との間隙に充填された絶縁部材と、ディスプレイと、筐体に収容される基板と、基板上に設置されたアンテナ回路と、基板上に設置され、アンテナ回路と電気的に接続された通信回路とを具備し、筐体は、金属材料を含み、第1のカバー部材は、ディスプレイからの光を通す透光性材料を含む。
Description
本発明は、アンテナを備える電子機器に関する。
近年、様々なウェアラブルデバイスが市場投入されている。ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルコンピュータとも呼ばれ、ユーザが身に着けて持ち歩くことのできるコンピュータである。
ウェアラブルデバイスは、例えばユーザの健康管理に利用することができる。さらに、ウェアラブルデバイスは、他のコンピュータ、例えばスマートフォンと連携することで、当該他のコンピュータとの間で情報をやり取りすることができる。例えば、一部のスマートウォッチは、ユーザの心拍数、血圧などを測定するセンサを備えており、これらの生体情報をスマートフォンへ送信することができる。
ウェアラブルデバイスは、ユーザが快適に装着できるように、例えばコンパクト性が求められる。例えば、ウェアラブルデバイスの1種であるスマートウォッチは、通常の腕時計と同様のコンパクト性が期待されるであろう。
ウェアラブルデバイスは、典型的には無線通信で他のコンピュータと連携するので、アンテナを必要とする。アンテナはウェアラブルデバイスに外付けすることも可能であるものの、これは、アンテナが装着時の障害となり得ることに加え、アンテナと基板との間の導通構造およびその防水対策が必要となるという問題がある。他方、特にウェアラブルデバイスの筐体がコンパクトかつ金属材料を含む場合には、アンテナの省スペース化、他の金属部品との電気的干渉の緩和、電磁波の放射口の確保、など、必要な放射効率を確保しながらアンテナを電子機器内に設置するためのレイアウト上の制約は数多く、アンテナを特に金属筐体のウェアラブルデバイスに内蔵することは容易でない。
日本国特開2016-40884号公報は、アンテナを省スペース化する技術に関する。この文献では、電子機器のケース本体に配置された金属製のベゼルとアンテナに含まれる金属製のリボンとを電磁界的に結合させ、リボンの等価電気長を1/4波長よりも短く設定している。
また、日本国特開2003-152582号公報は、アンテナと他の金属部品との電気的干渉を緩和する技術に関する。この文献では、腕時計型情報機器において、無線通信用ICおよびチップアンテナが平面的に重畳しないように設置し、内部装置同士の電気的干渉の可能性を低くしている。
さらに、日本国特開2015-81825号公報および日本国特開2003-35787号公報は、電磁波の放射口を確保する技術に関する。日本国特開2015-81825号公報では、外装ケースをプラスチック製とし、アンテナを、その最大放射方向が外装ケースの厚さ方向と交差し、かつ、金属製のベゼルに対して当該最大放射方向に重ならない位置に配置して、GPS衛星からの衛星信号がベゼルで遮られることを防いでいる。他方、日本国特開2003-35787号公報では、電波時計において、非金属製主蓋と金属製補助蓋とを有する裏蓋を用い、金属製補助蓋の一部を切断してスリットを形成して、標準電波が当該スリットを通過できるようにしている。
本開示は、放射効率の低下を抑制しながらアンテナを電子機器内に設置することを目的とする。
本開示の第1の態様によれば、無線通信装置は、表面および裏面に第1の開口および第2の開口をそれぞれ有する略筒状の筐体と、前記第1の開口の少なくとも一部を塞ぐ第1のカバー部材と、前記第2の開口の少なくとも一部を塞ぐ第2のカバー部材と、前記第1のカバー部材と前記筐体との間隙に充填された絶縁部材と、ディスプレイと、前記筐体に収容される基板と、前記基板上に設置されたアンテナ回路と、前記基板上に設置され、前記アンテナ回路と電気的に接続された通信回路とを具備し、前記筐体は、金属材料を含み、前記第1のカバー部材は、前記ディスプレイからの光を通す透光性材料を含み、前記第2のカバー部材は、少なくとも一部の領域において金属材料を含まない。
この無線通信装置では、筐体と第1のカバー部材との間隙に絶縁部材を充填し、当該間隙に電気的スリットを形成する。故に、この無線通信装置によれば、アンテナ回路によって送受信される電磁波の放射口を確保することができる。そのうえ、この電気的スリットは、無線通信装置のデザインの自由度を殆ど制約しない。
第1の態様に係る無線通信装置において、前記筐体は、前記第1の開口および前記第2の開口に連続する内壁面に当該第1の開口および当該第2の開口の内側へ突出する突起部を有し、前記絶縁部材は、前記突起部および前記内壁面と前記第1のカバー部材との間隙に充填されてもよい。これにより、第1のカバー部材を筐体の内壁にある突起部によって支持しながら、両者の間隙に電気的スリットを形成することができる。
第1の態様に係る無線通信装置において、前記第2のカバー部材の前記少なくとも一部の領域を前記基板に略平行な平面に投影した第1の正射影は、前記アンテナ回路の設置領域を当該平面に投影した第2の正射影を包含してよい。この無線通信装置によれば、アンテナ回路と第2のカバー部材の金属材料を含まない領域とが平面的に重畳する。故に、金属材料を含む筐体に内蔵されたことによるアンテナ回路の放射効率の低下を抑制することができる。
本開示の第2の態様によれば、センサ装置は、第1の態様に係る無線通信装置と、物理量を測定し、センサデータを生成するセンサとを具備し、前記通信回路は、前記アンテナ回路を介して前記センサデータを送信する。第2の態様によれば、第1の態様に係る無線通信装置を含むセンサ装置を提供することができる。
本開示の第3の態様によれば、センサ装置は、第1の態様に係る無線通信装置と、物理量を測定し、センサデータを生成するセンサとを具備し、前記ディスプレイは、前記センサデータを表示する。第3の態様によれば、第1の態様に係る無線通信装置を含むセンサ装置を提供することができる。
第3の態様に係るセンサ装置において、前記センサは、血圧計を含んでもよい。このセンサ装置(以降、本開示の第4の態様に係るセンサ装置と呼ぶ)によれば、ユーザの血圧を測定してディスプレイに表示することができる。
本開示の第5の態様によれば、ウェアラブルデバイスは、第4の態様に係るセンサ装置と、前記筐体に接続されたベルト部材とを具備する。このウェアラブルデバイスは、ユーザの血圧を測定し、そのデータをディスプレイに表示したり、第1の態様に係る無線通信装置を介して送信したりすることができる。
本開示の第6の態様によれば、無線通信装置は、表面および裏面に第1の開口および第2の開口をそれぞれ有する略筒状の筐体と、前記第1の開口の少なくとも一部を塞ぐ第1のカバー部材と、前記第1のカバー部材を支持する支持部材と、前記第2の開口の少なくとも一部を塞ぐ第2のカバー部材と、前記第1のカバー部材と前記支持部材との間隙に充填された絶縁部材と、ディスプレイと、前記筐体に収容される基板と、前記基板上に設置されたアンテナ回路と、前記基板上に設置され、前記アンテナ回路と電気的に接続された通信回路とを具備し、前記筐体は、金属材料を含み、前記第1のカバー部材は、前記ディスプレイからの光を通す透光性材料を含み、前記第2のカバー部材は、少なくとも一部の領域において金属材料を含まない。
この無線通信装置では、支持部材と第1のカバー部材との間隙に絶縁部材を充填し、当該間隙に電気的スリットを形成する。故に、この無線通信装置によれば、アンテナ回路によって送受信される電磁波の放射口を確保することができる。そのうえ、この電気的スリットは、無線通信装置のデザインの自由度を殆ど制約しない。
第6の態様に係る無線通信装置において、前記支持部材は、表面および裏面に第3の開口および第4の開口をそれぞれ有する略筒状であって、前記3の開口および前記第4の開口に連続する内壁面に当該第3の開口および当該第4の開口の内側へ突出する突起部を有し、前記第1のカバー部材は、前記突起部によって支持され、前記絶縁部材は、前記突起部および前記内壁面と前記第1のカバー部材との間隙に充填されてもよい。これにより、第1のカバー部材を支持部材の内壁にある突起部によって支持しながら、両者の間隙に電気的スリットを形成することができる。
本開示の第7の態様によれば、無線通信装置は、表面および裏面に第1の開口および第2の開口をそれぞれ有する略筒状の筐体と、前記第1の開口の少なくとも一部を塞ぐ第1のカバー部材と、前記第1のカバー部材を支持する支持部材と、前記第2の開口の少なくとも一部を塞ぐ第2のカバー部材と、前記支持部材と前記筐体との間隙に充填された絶縁部材と、ディスプレイと、前記筐体に収容される基板と、前記基板上に設置されたアンテナ回路と、前記基板上に設置され、前記アンテナ回路と電気的に接続された通信回路とを具備し、前記筐体は、金属材料を含み、前記第1のカバー部材は、前記ディスプレイからの光を通す透光性材料を含み、前記第2のカバー部材は、少なくとも一部の領域において金属材料を含まない。
この無線通信装置では、筐体と支持部材との間隙に絶縁部材を充填し、当該間隙に電気的スリットを形成する。故に、この無線通信装置によれば、アンテナ回路によって送受信される電磁波の放射口を確保することができる。そのうえ、この電気的スリットは、無線通信装置のデザインの自由度を殆ど制約しない。
第7の態様に係る無線通信装置において、前記筐体は、前記第1の開口および前記第2の開口に連続する内壁面に当該第1の開口および第2の開口の内側へ突出する突起部を有し、前記支持部材は、前記突起部によって支持され、前記絶縁部材は、前記突起部および前記内壁面と前記支持部材との間隙に充填されてもよい。これにより、支持部材を筐体の内壁にある突起部によって支持しながら、両者の間隙に電気的スリットを形成することができる。
本開示によれば、放射効率の低下を抑制しながらアンテナを電子機器内に設置することができる。
以下、本開示の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。
なお、以降、説明済みの要素と同一または類似の要素には同一または類似の符号を付し、重複する説明については基本的に省略する。
§1 適用例
まず、図1を用いて、本実施形態の一適用例について説明する。図1は、本実施形態に係る電子機器の適用例を模式的に示す。この電子機器100は、例えば、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスであって、図1には示されないセンサ部によって測定したユーザの血圧をディスプレイ160に表示したり、当該電子機器100に連携するスマートフォンなどの他のコンピュータへ送信したりする。電子機器100は、後述されるように、無線通信I/F(インタフェース)であるアンテナ回路150および図1には示されない通信回路を備えている点に着目すれば無線通信装置と呼ぶことができるし、図1には示されないセンサ部を備えている点に着目すればセンサ装置と呼ぶこともできる
図1に示されるとおり、電子機器100は、筐体110と、ガラス蓋120と、裏蓋130と、基板140と、アンテナ回路150と、ディスプレイ160と、絶縁部材170とを含む。図1は、電子機器100をその表面に略垂直な平面で、アンテナ回路150を通るように切断した断面の一例を表す。
まず、図1を用いて、本実施形態の一適用例について説明する。図1は、本実施形態に係る電子機器の適用例を模式的に示す。この電子機器100は、例えば、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスであって、図1には示されないセンサ部によって測定したユーザの血圧をディスプレイ160に表示したり、当該電子機器100に連携するスマートフォンなどの他のコンピュータへ送信したりする。電子機器100は、後述されるように、無線通信I/F(インタフェース)であるアンテナ回路150および図1には示されない通信回路を備えている点に着目すれば無線通信装置と呼ぶことができるし、図1には示されないセンサ部を備えている点に着目すればセンサ装置と呼ぶこともできる
図1に示されるとおり、電子機器100は、筐体110と、ガラス蓋120と、裏蓋130と、基板140と、アンテナ回路150と、ディスプレイ160と、絶縁部材170とを含む。図1は、電子機器100をその表面に略垂直な平面で、アンテナ回路150を通るように切断した断面の一例を表す。
筐体110は、表面および裏面に開口のある略筒状の形状を有する。筐体110は、金属(すなわち導体)製であるか、または金属材料を含む(例えば、非金属材料に金属をメッキしたものであってもよい)。これにより、筐体110の耐久性を高め、かつ、高級感あるデザインにするとともに、図7を用いて後述するように、アンテナ回路150の電気長を擬似的に延長する効果がある。筐体110は、開口に連続する内壁面に、当該開口内側へ突出する突起部を有している。ガラス蓋120は、筐体110の突起部によって間隙を開けて支持される。
ガラス蓋120は、筐体110の表面側の開口(の少なくとも一部)を塞ぐ。ガラス蓋120は、ガラスまたはその他の透光性材料を含み、ディスプレイ160からの光を通す。すなわち、ユーザは、ディスプレイの表示内容をガラス蓋120越しに見ることができる。なお、ガラス蓋120を単にカバー部材と呼ぶこともできる。
裏蓋130は、筐体110の裏面側の開口(の少なくとも一部)を塞ぐ。裏蓋130は、金属製であってもよいが、放射効率の低下を抑制する観点から、金属材料を全く含まないか、またはその少なくとも一部の領域において金属材料を含まないようにしてもよい。この少なくとも一部の領域とは、例えば、アンテナ回路150の設置領域と平面的に重畳するように定められる。具体的には、裏蓋130のうち金属材料を含まない領域を基板140に略平行な平面に投影した正射影は、アンテナ回路150の設置領域を当該平面に投影した正射影を包含する。すなわち、この裏蓋130(の少なくとも一部の領域)は、アンテナ回路150によって送受信される電磁波の放射口として利用することができる。裏蓋130は、例えばねじ止めにより、筐体110に接続され得る。裏蓋130を単にカバー部材と呼ぶこともできる。
基板140は、筐体110に収容され、当該基板140上にはアンテナ回路150のほか、後述される通信回路が実装されたり、バッテリなどの電子部品や金属部品が設置されたりする。基板140の詳細については後述される。
アンテナ回路150は、マイクロ波、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)などにおいて使用される2.4GHz帯付近の電磁波で動作するように設計される。ここで、Bluetoothは、少なくとも、その仕様のバージョン4.0であるBLE(Bluetooth Low Energy)を含み得る。2.4GHz帯の電磁波の1/4波長は約3cmであるが、後述されるようにアンテナ回路150(に含まれるアンテナ素子)と電子機器100の筐体との間に生じる寄生容量を、アンテナ回路150に接続される容量冠(キャパシティハット)として利用することで、アンテナ回路150の電気長を目標周波数の1/4波長未満に抑えることができる。なお、アンテナ回路150の目標周波数は2.4GHz帯に限定されない。アンテナ回路150の詳細については後述される。
ディスプレイ160は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(electroluminescence)ディスプレイ、などである。ディスプレイ160は、動画像、静止画像、テキストなどを表示する。具体的には、ディスプレイ160は、図1には示されないセンサ部によって生成されたセンサデータ、後述するユーザ装置からの受信データなどを表示し得る。
絶縁部材170は、筐体110の突起部とガラス蓋120との間隙に充填される。この絶縁部材170は、この間隙を密封して防水・防塵効果を高めると同時に、筐体110の内部空間と外部空間との間で電磁波を通す電気的スリットを形成する。この電気的スリットは、アンテナ回路150によって送受信される電磁波の放射口として利用することができる。なお、絶縁部材170は、図1のようにディスプレイ160との間に間隙を有していてもよいし、ディスプレイ160に接していてもよい。
放射口の長さは、目標周波数の1/4波長以上であることが好ましい。仮に、ガラス蓋を直径3cm程度の円盤状と仮定すれば、その外周、すなわち約10cm程度の放射口を確保することができ、これは2.4GHz帯の電磁波に必要とされる放射口の長さである3cmを上回っている。この電気的スリットは、電子機器100の部品同士の間隙を利用して形成され、筐体110またはその他の部品の切削などの加工を必要としないので、電子機器100のデザインの自由度を殆ど制約しない。
以上説明したように、適用例に係る電子機器100では、筐体110とガラス蓋120との間隙に絶縁部材170を充填し、当該間隙に電気的スリットを形成する。故に、この電子機器100によれば、アンテナ回路150によって送受信される電磁波の放射口を確保することができる。そのうえ、この電気的スリットは、電子機器100のデザインの自由度を殆ど制約しない。
§2 構成例
図2に、実施形態に係る電子機器100の外観が例示される。図2において電子機器100はスマートウォッチのように腕時計と類似した形状であるが、電子機器100の形状はこれに限定されない。図2には、筐体110に接続されたベルト部材210が描かれている。
図2に、実施形態に係る電子機器100の外観が例示される。図2において電子機器100はスマートウォッチのように腕時計と類似した形状であるが、電子機器100の形状はこれに限定されない。図2には、筐体110に接続されたベルト部材210が描かれている。
ベルト部材210は、筐体110の裏面、裏蓋130、またはその他の支持体に接続される。ユーザは、筐体110の裏面が内側を向くようにベルト部材210を手首付近に巻き付けることで、電子機器100を装着できる。なお、後述されるように電子機器100がそのセンサ部の1つとして血圧計を備える場合に、ベルト部材210はカフとして使用され得る。
図3に例示されるように、電子機器100は、例えばスマートフォン、タブレット端末、ラップトップなどの他のコンピュータであるユーザ装置310に接続される。電子機器100およびユーザ装置310は、例えばBluetoothなどの近距離無線通信を用いて接続され得る。電子機器100は、必要に応じて、血圧データ、動きデータ(例えば、加速度データもしくは角速度データ)、または動きデータに基づいて計算された歩数データ、活動量データ、消費カロリーデータなどのセンサデータをユーザ装置310へ送信してもよい。逆に、電子機器100は、ユーザ装置310から例えば着信通知、メール通知など種々のデータを受信して、そのディスプレイに表示してもよい。
ユーザ装置310は、BluetoothまたはWiFiなどを用いて、電子機器100からセンサデータを受信する。他方、ユーザ装置310は、電子機器100に表示させるための種々のデータを電子機器100へ送信してもよい。また、ユーザ装置310は、図3に例示されるように、ネットワーク経由でサーバ320に接続され得る。ただし、ユーザ装置310とサーバ320との接続は必須ではなく、電子機器100およびユーザ装置310の2者間で連携することもあり得る。ユーザ装置310は、例えば3G、4Gなどの移動体通信、Wi-Fi、Wi-maxなどを用いて、センサデータをネットワーク経由でサーバ320へ送信する。
このほか、ユーザ装置310は、電子機器100によって送信されるセンサデータをグラフ化して表示してもよい。ユーザ装置310には、センサデータを管理するためのアプリケーションがインストールされていてもよい。
サーバ320は、ユーザ装置310から送信されたセンサデータを蓄積する。サーバ320は、例えばユーザの保険加入査定、健康増進プログラムの成績評価などに供するために、保険会社またはプログラム運営者のPC(Personal Computer)などからのアクセスに応じて当該ユーザのセンサデータを送信してもよい。
次に、図4を用いて、電子機器100のハードウェア構成の一例について説明する。図4は、電子機器100のハードウェア構成の一例を模式的に例示する。
図4に例示するように、本実施形態に係る電子機器100は、制御部410と、通信回路420と、操作入力部430と、記憶部440と、出力装置450と、センサ部460とが電気的に接続されたコンピュータであってよい。さらに、電子機器100において、アンテナ回路150は通信回路420に電気的に接続され、バッテリ470は図4の各要素にエネルギーを供給する。
制御部410は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを含む。CPUは、記憶部440に格納されたプログラムをRAMに展開する。そして、CPUがこのプログラムを解釈および実行することで、制御部410は、様々な情報処理を実行可能となる。
例えば、制御部410は、通信回路420から受信データを受け取ったり、逆に通信回路420へ送信データを渡したりする。また、制御部410は、出力装置450へ出力データを渡したり、センサ部460による測定の開始/終了を命令したりする。さらに、制御部410は、操作入力部430からユーザによる操作入力を受け取り、これに応じた動作、例えばディスプレイ160の画面遷移、ユーザ装置310とのデータの送受信、センサ部460による測定の開始/終了制御、などを行う。
操作入力部430は、ユーザによる操作入力を受け取るハードウェアである。操作入力部430は、例えば電子機器100の筐体110の側面に備え付けられたボタン、竜頭など、またはタッチスクリーンを含み得る。
記憶部440は、いわゆる補助記憶装置であり、例えば、内蔵のフラッシュメモリなどの半導体メモリであり得る。記憶部440は、制御部410で実行されるプログラム、制御部410によって使用されるデータ(例えば、各種センサデータ)などを記憶する。出力装置450は、ディスプレイ160を含んでいてもよく、さらに音声、楽曲などを出力するスピーカなどの他のデバイスを含み得る。
センサ部460は、所定の物理量を測定してセンサデータを生成し、制御部410に渡す。センサ部460は、図4に示した血圧計461のほか、動きセンサ(例えば、加速度センサ、ジャイロセンサなど)、カメラ(イメージセンサ)、マイクロフォン、脈波センサ、環境センサ(温度センサ、湿度センサ、気圧センサなど)などを含み得る。また、センサデータは、生のセンシングデータに限られず、これを補正したり、加工したりすることで生成されたデータを含み得る。
血圧計461は、ユーザの血圧を1拍毎に連続測定可能な血圧計(以降、連続型血圧計と称する)を含むことができる。連続型血圧計は、脈波伝播時間(PTT;Pulse Transit Time)からユーザの血圧を連続測定してもよいし、トノメトリ法または他の技法により連続測定を実現してもよい。
血圧計461は、連続型血圧計に代えて、または、加えて、連続測定不可能な血圧計(以降、非連続型血圧計と称する)を含むこともできる。非連続型血圧計は、例えば、オシロメトリック方式の血圧計であり得る。オシロメトリック方式の血圧計は、カフを加圧後に減圧していく段階での圧脈波を検出し、これに基づいてユーザの血圧を決定する。血圧計461がオシロメトリック方式の血圧計を含む場合に、前述のように、電子機器100のベルト部材210がカフとして使用されてもよい。
非連続型血圧計(特に、オシロメトリック方式の血圧計)は、連続型血圧計に比べて、測定精度が高い傾向にある。故に、血圧計は、例えば、何らかの条件が満足する(例えば、連続型血圧計によって測定されたユーザの血圧データが所定の状態を示した)ことをトリガとして、連続型血圧計に代えて非連続型血圧計を作動させ、血圧データをより高い精度で測定してもよい。
なお、電子機器100の具体的なハードウェア構成に関して、実施形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換及び追加が可能である。例えば、制御部410は、複数のプロセッサを含んでもよいし、電子機器100は、複数台の情報処理装置などで構成されてもよい。
基板140は、その表面裏面間を貫通する複数の穴部を有し、その1つである穴部141が図5に示されている。基板140は、この穴部(141)において支持体にねじ止めにより固定され得る。ここで、支持体は、筐体110であってもよいし、例えば回路ケースなどのそれ以外の部品であってもよい。また、穴部(141)を通って基板140を支持体に固定するねじ部材は、金属製であるか、または金属材料を含み得る。
通信回路420およびバッテリ470などの金属体は、アンテナ回路150の放射効率に影響を与える。アンテナ電流の腹の位置付近にある金属体は、アンテナ電流と逆向きの電流を誘起し、見かけ上のアンテナ電流を低下させる。これは、アンテナ回路150からの放射効率を低下させる原因の1つと考えられる。金属体によって誘起される電流の大きさは、その金属体の大きさや、その金属体からアンテナ回路150までの距離に依存する。故に、かかる金属体は、基板140のうち、アンテナ回路150の周囲に定められた禁止領域142外に設置される。
ここで、禁止領域142は、例えば、アンテナ回路150、すなわちアンテナ素子151、給電素子152および給電点153までの距離が所定値以内の範囲に定められ得る。但し、アンテナ回路150の両端部よりも先、すなわちアンテナ素子151の先端(アンテナ素子151の開放端であって、アンテナ電流の節の位置)よりも先と、給電点153(アンテナ電流の腹の位置)よりも先とは、禁止領域142から除外されてよい。さらに、アンテナ素子151の先端と電子機器100の筐体110との間に生じる寄生容量を、アンテナ素子151に接続される容量冠として利用する場合には、アンテナ素子151の先端よりも先を禁止領域142に含めることとする。また、上記所定値は、例えば2mmであるが、これに限られない。このように禁止領域142を設けることで、アンテナ回路150の周囲に金属体を配置したことに起因する、放射効率の低下を抑制することができる。
他方、前述のねじ部材は金属材料を含むものの、アンテナ回路150のGNDとは電気的に独立した浮遊導体(または絶縁導体とも呼べる)とみなすことができるので、アンテナ回路150の放射効率に大きな影響を与えない。ここで、浮遊導体とは、フローティング状態の金属であること、またはGNDとは電気的に独立した金属を意味し得る。故に、禁止領域142内に穴部141を敢えて設けることで、当該禁止領域が完全なデッドスペースとなることを防ぎ、電子機器100の筐体内部の限られたスペースを有効に活用することができる。
アンテナ回路150は、基板140上に設置され、アンテナ素子151と、給電素子152と、給電点153とを含む。アンテナ素子151は、給電素子152と基板140との接続点である給電点153から給電素子152を介して給電される。
アンテナ素子151は、小型の電子機器100に内蔵する観点では小型であることが好ましいので、例えばモノポール型アンテナ、逆L型アンテナ、逆F型アンテナなどの1/4波長アンテナを実装したチップアンテナであり得る。ただし、アンテナ素子151は、1/4波長アンテナに限定されないし、チップアンテナ以外にも、プリント基板(PCB:Printed Circuit Board)アンテナ、フレキシブル基板(FPC:Flexible Printed Circuit)アンテナ、鋳造の金属アンテナなどとして実装され得る。アンテナ素子151としてのチップアンテナにおいて、例えば、インダクタを形成する導体材料と、誘電体材料および磁性体材料とが積層され得る。
給電素子152は、アンテナ素子151と、給電点153との間に接続される。給電素子152は、例えば銅などの導体材料を含む針金、パイプなどであってもよいし、基板140上に導電性の箔の貼付、またはエッチング、印刷などによって形成されてもよい。
通信回路420は、基板140上に設置され、アンテナ回路150と電気的に接続される。通信回路420は、アンテナ回路150を介して、信号の送信処理および受信処理の少なくとも一方を行う。通信回路420は、信号の送信を実現するために、例えば、変調器、デジタルアナログ変換器、アップコンバータ、フィルタ、電力増幅器などを含み得る。また、通信回路420は、信号の受信を実現するために、例えば、低雑音増幅器、フィルタ、ダウンコンバータ、アナログデジタル変換器、復調器などを含み得る。また、通信回路420は、アンテナ回路150の送受信を切り替えるために、スイッチを含み得る。
バッテリ470は、基板140上に設置され、通信回路420を含む電子機器100内の様々な要素へエネルギーを供給する。バッテリ470は、例えばリチウムイオン電池などの二次電池であり得るが、その他の二次電池、または一次電池であってもよい。また、バッテリ470は、より広義のエネルギー供給部に置き換えられてよい。このエネルギー供給部は、バッテリ470に相当するものであってもよいし、例えば振動発電などのエナジーハーベスティングにより発生させた電力を供給してもよい。
図6に、電子機器100の裏面が例示される。繰り返しになるが、電子機器100において、筐体110の裏面側の開口は裏蓋130によって塞がれる。なお、筐体110および裏蓋130は必ずしも別個の部品である必要はなく、一体に形成されていてもよい。
また、前述のように、筐体110は、アンテナ回路150の電気長を擬似的に延長する効果がある。基板140のうち図6の破線領域に対応する領域では、図7のように、アンテナ素子151の先端が、筐体110の一部に近接して配置されており、両者の間には寄生容量が生じることになる。この寄生容量は、容量冠とみなすことができ、アンテナ回路150の放射効率の低下を抑制しながら、アンテナ回路150の電気長を等価的に延長することができる。両者の距離は、例えば2mm以下に定められるが、これに限定されない。
アンテナ回路150が単独で動作する場合に、アンテナ電流は、図8に例示されるように、アンテナ素子151の先端(開放端)付近が節、給電点153付近が腹となるように分布する。他方、アンテナ素子151に容量冠が接続された場合に、アンテナ電流の節の位置は、図9に例示されるように、図8の例よりも遠方に延びている。これは、アンテナ回路150の電気長が延長されたことと等価である。故に、アンテナ回路150の電気長を目標周波数の1/4波長よりも短く設定したとしても、アンテナ回路150の動作時の共振周波数を目標周波数に近づけることが可能となる。
[作用・効果]
以上説明したように、実施形態に係る電子機器において、筐体表面の開口を塞ぐガラス蓋が当該筐体によって間隙を開けて支持され、この間隙に絶縁部材が充填される。絶縁部材は、この間隙を密封して防水・防塵効果を高めると同時に、筐体の内部空間と外部空間との間で電磁波を通す電気的スリットを形成する。故に、電子機器のデザインの自由度を殆ど制約することなく、アンテナ回路によって送受信される電磁波の放射口を確保することができる。
以上説明したように、実施形態に係る電子機器において、筐体表面の開口を塞ぐガラス蓋が当該筐体によって間隙を開けて支持され、この間隙に絶縁部材が充填される。絶縁部材は、この間隙を密封して防水・防塵効果を高めると同時に、筐体の内部空間と外部空間との間で電磁波を通す電気的スリットを形成する。故に、電子機器のデザインの自由度を殆ど制約することなく、アンテナ回路によって送受信される電磁波の放射口を確保することができる。
§3 変形例
以上、本開示の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本開示の例示に過ぎない。本開示の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
以上、本開示の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本開示の例示に過ぎない。本開示の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
<4.1>
図1に電子機器100の断面構造を示したが、この変形例を図10に示す。図10は、電子機器100をその表面に略垂直な平面で、アンテナ回路150を通るように切断した断面の別の例を表す。筐体110は、図1の例と同様に、開口に連続する内壁面に、当該開口内側へ突出する突起部を有している。ただし、この突起部は、ガラス蓋120ではなく環状枠510を間隙を開けて支持する。
図1に電子機器100の断面構造を示したが、この変形例を図10に示す。図10は、電子機器100をその表面に略垂直な平面で、アンテナ回路150を通るように切断した断面の別の例を表す。筐体110は、図1の例と同様に、開口に連続する内壁面に、当該開口内側へ突出する突起部を有している。ただし、この突起部は、ガラス蓋120ではなく環状枠510を間隙を開けて支持する。
環状枠510は、表面および裏面に開口を有する、略筒状の枠体である。環状枠510は、その開口に連続する内壁に当該開口内側へ突出する突起部を有している。ガラス蓋120は、この突起部によって間隙を開けて支持される。環状枠510は、例えば、筐体110へ加わった外力がガラス蓋120に伝わる際の緩衝材、または装飾としての役割を果たすほか、後述するように電気的スリットを増設する効果がある。環状枠510は、ガラス蓋120を(間接的に)支持するので、支持部材と呼ぶこともできる。
環状枠510の突起部とガラス蓋120との間隙には、絶縁部材520が充填される。また、筐体110の突起部と環状枠510との間隙には、絶縁部材530が充填される。これらの絶縁部材520および絶縁部材530は、これらの間隙を密封して防水・防塵効果を高めると同時に、筐体110の内部空間と外部空間との間で電磁波を通す電気的スリットを形成する。これらの電気的スリットは、アンテナ回路150によって送受信される電磁波の放射口として利用することができる。なお、絶縁部材520および絶縁部材530はそれぞれ、図10のようにディスプレイ160との間に間隙を有していてもよいし、ディスプレイ160に接していてもよい。
放射口の長さは、目標周波数の1/4波長以上であることが好ましい。仮に、ガラス蓋を直径3cm程度の円盤状と仮定すれば、その外周、すなわち約10cm程度の放射口を2箇所確保することができ、これらは2.4GHz帯の電磁波に必要とされる放射口の長さである3cmを上回っている。これらの電気的スリットは、電子機器100の部品同士の間隙を利用して形成され、筐体110またはその他の部品の切削などの加工を必要としないので、電子機器100のデザインの自由度を制約することはない。
なお、これら放射口の一方が不要である場合には、絶縁部材520および絶縁部材530の一方が省略されてもよい。また、図1および図10を用いて説明した、部品間に形成された電気的スリットに限らず、電子機器100が例えば非接触給電などの他の目的の開口を有する場合には、この開口をアンテナ回路150によって送受信される電磁波の放射口として利用してもよい。さらに、放射口の大きさが目標周波数の1/4波長に満たない場合であっても、当該放射口の近傍にアンテナ回路150を設置することで、放射効率の低下を抑制できる。
ただし、ここまで説明した実施形態は全て、あらゆる点において本開示の例示に過ぎない。本開示の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本開示の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。なお、各実施形態において登場するデータを自然言語により説明しているが、より具体的には、コンピュータが認識可能な疑似言語、コマンド、パラメータ、マシン語等で指定される。
上記各実施形態の一部または全部は、特許請求の範囲のほか以下に示すように記載することも可能であるが、これに限られない。
[1]
表面および裏面に第1の開口および第2の開口をそれぞれ有する略筒状の筐体(110)と、
前記第1の開口の少なくとも一部を塞ぐ第1のカバー部材(120)と、
前記第2の開口の少なくとも一部を塞ぐ第2のカバー部材(130)と、
前記第1のカバー部材と前記筐体との間隙に充填された絶縁部材(170)と、
ディスプレイ(160)と、
前記筐体に収容される基板(140)と、
前記基板上に設置されたアンテナ回路(150)と、
前記基板上に設置され、前記アンテナ回路と電気的に接続された通信回路(420)とを具備し、
前記筐体は、金属材料を含み、
前記第1のカバー部材は、前記ディスプレイからの光を通す透光性材料を含む、
無線通信装置(100)。
表面および裏面に第1の開口および第2の開口をそれぞれ有する略筒状の筐体(110)と、
前記第1の開口の少なくとも一部を塞ぐ第1のカバー部材(120)と、
前記第2の開口の少なくとも一部を塞ぐ第2のカバー部材(130)と、
前記第1のカバー部材と前記筐体との間隙に充填された絶縁部材(170)と、
ディスプレイ(160)と、
前記筐体に収容される基板(140)と、
前記基板上に設置されたアンテナ回路(150)と、
前記基板上に設置され、前記アンテナ回路と電気的に接続された通信回路(420)とを具備し、
前記筐体は、金属材料を含み、
前記第1のカバー部材は、前記ディスプレイからの光を通す透光性材料を含む、
無線通信装置(100)。
[2]
表面および裏面に第1の開口および第2の開口をそれぞれ有する略筒状の筐体(110)と、
前記第1の開口の少なくとも一部を塞ぐ第1のカバー部材(120)と、
前記第1のカバー部材を支持する支持部材(510)と、
前記第2の開口の少なくとも一部を塞ぐ第2のカバー部材(130)と、
前記第1のカバー部材と前記支持部材との間隙に充填された絶縁部材(520)と、 ディスプレイ(160)と、
前記筐体に収容される基板(140)と、
前記基板上に設置されたアンテナ回路(150)と、
前記基板上に設置され、前記アンテナ回路と電気的に接続された通信回路(420)とを具備し、
前記筐体は、金属材料を含み、
前記第1のカバー部材は、前記ディスプレイからの光を通す透光性材料を含む、
無線通信装置(100)。
表面および裏面に第1の開口および第2の開口をそれぞれ有する略筒状の筐体(110)と、
前記第1の開口の少なくとも一部を塞ぐ第1のカバー部材(120)と、
前記第1のカバー部材を支持する支持部材(510)と、
前記第2の開口の少なくとも一部を塞ぐ第2のカバー部材(130)と、
前記第1のカバー部材と前記支持部材との間隙に充填された絶縁部材(520)と、 ディスプレイ(160)と、
前記筐体に収容される基板(140)と、
前記基板上に設置されたアンテナ回路(150)と、
前記基板上に設置され、前記アンテナ回路と電気的に接続された通信回路(420)とを具備し、
前記筐体は、金属材料を含み、
前記第1のカバー部材は、前記ディスプレイからの光を通す透光性材料を含む、
無線通信装置(100)。
[3]
表面および裏面に第1の開口および第2の開口をそれぞれ有する略筒状の筐体(110)と、
前記第1の開口の少なくとも一部を塞ぐ第1のカバー部材(120)と、
前記第1のカバー部材を支持する支持部材(510)と、
前記第2の開口の少なくとも一部を塞ぐ第2のカバー部材(130)と、
前記支持部材と前記筐体との間隙に充填された絶縁部材(530)と、
ディスプレイ(160)と、
前記筐体に収容される基板(140)と、
前記基板上に設置されたアンテナ回路(150)と、
前記基板上に設置され、前記アンテナ回路と電気的に接続された通信回路(420)とを具備し、
前記筐体は、金属材料を含み、
前記第1のカバー部材は、前記ディスプレイからの光を通す透光性材料を含む、
無線通信装置(100)。
表面および裏面に第1の開口および第2の開口をそれぞれ有する略筒状の筐体(110)と、
前記第1の開口の少なくとも一部を塞ぐ第1のカバー部材(120)と、
前記第1のカバー部材を支持する支持部材(510)と、
前記第2の開口の少なくとも一部を塞ぐ第2のカバー部材(130)と、
前記支持部材と前記筐体との間隙に充填された絶縁部材(530)と、
ディスプレイ(160)と、
前記筐体に収容される基板(140)と、
前記基板上に設置されたアンテナ回路(150)と、
前記基板上に設置され、前記アンテナ回路と電気的に接続された通信回路(420)とを具備し、
前記筐体は、金属材料を含み、
前記第1のカバー部材は、前記ディスプレイからの光を通す透光性材料を含む、
無線通信装置(100)。
100・・・電子機器
110・・・筐体
120・・・ガラス蓋
130・・・裏蓋
140・・・基板
141・・・穴部
142・・・禁止領域
150・・・アンテナ回路
151・・・アンテナ素子
152・・・給電素子
153・・・給電点
160・・・ディスプレイ
170,520,530・・・絶縁部材
210・・・ベルト部材
310・・・ユーザ装置
320・・・サーバ
410・・・制御部
430・・・操作入力部
440・・・記憶部
450・・・出力装置
460・・・センサ部
461・・・血圧計
420・・・通信回路
470・・・バッテリ
510・・・環状枠
110・・・筐体
120・・・ガラス蓋
130・・・裏蓋
140・・・基板
141・・・穴部
142・・・禁止領域
150・・・アンテナ回路
151・・・アンテナ素子
152・・・給電素子
153・・・給電点
160・・・ディスプレイ
170,520,530・・・絶縁部材
210・・・ベルト部材
310・・・ユーザ装置
320・・・サーバ
410・・・制御部
430・・・操作入力部
440・・・記憶部
450・・・出力装置
460・・・センサ部
461・・・血圧計
420・・・通信回路
470・・・バッテリ
510・・・環状枠
Claims (11)
- 表面および裏面に第1の開口および第2の開口をそれぞれ有する略筒状の筐体と、
前記第1の開口の少なくとも一部を塞ぐ第1のカバー部材と、
前記第2の開口の少なくとも一部を塞ぐ第2のカバー部材と、
前記第1のカバー部材と前記筐体との間隙に充填された絶縁部材と、
ディスプレイと、
前記筐体に収容される基板と、
前記基板上に設置されたアンテナ回路と、
前記基板上に設置され、前記アンテナ回路と電気的に接続された通信回路と
を具備し、
前記筐体は、金属材料を含み、
前記第1のカバー部材は、前記ディスプレイからの光を通す透光性材料を含む、
無線通信装置。 - 前記筐体は、前記第1の開口および前記第2の開口に連続する内壁面に当該第1の開口および当該第2の開口の内側へ突出する突起部を有し、
前記絶縁部材は、前記突起部および前記内壁面と前記第1のカバー部材との間隙に充填される、
請求項1に記載の無線通信装置。 - 前記第2のカバー部材は、少なくとも一部の領域において金属材料を含まず、
前記第2のカバー部材の前記少なくとも一部の領域を前記基板に略平行な平面に投影した第1の正射影は、前記アンテナ回路の設置領域を当該平面に投影した第2の正射影を包含する、
請求項1に記載の無線通信装置。 - 請求項1に記載の無線通信装置と、
物理量を測定し、センサデータを生成するセンサと
を具備し、
前記通信回路は、前記アンテナ回路を介して前記センサデータを送信する、
センサ装置。 - 請求項1に記載の無線通信装置と、
物理量を測定し、センサデータを生成するセンサと
を具備し、
前記ディスプレイは、前記センサデータを表示する、
センサ装置。 - 前記センサは、血圧計を含む、請求項5に記載のセンサ装置。
- 請求項6に記載のセンサ装置と、
前記筐体に接続されたベルト部材と
を具備する、ウェアラブルデバイス。 - 表面および裏面に第1の開口および第2の開口をそれぞれ有する略筒状の筐体と、
前記第1の開口の少なくとも一部を塞ぐ第1のカバー部材と、
前記第1のカバー部材を支持する支持部材と、
前記第2の開口の少なくとも一部を塞ぐ第2のカバー部材と、
前記第1のカバー部材と前記支持部材との間隙に充填された絶縁部材と、
ディスプレイと、
前記筐体に収容される基板と、
前記基板上に設置されたアンテナ回路と、
前記基板上に設置され、前記アンテナ回路と電気的に接続された通信回路と
を具備し、
前記筐体は、金属材料を含み、
前記第1のカバー部材は、前記ディスプレイからの光を通す透光性材料を含む、
無線通信装置。 - 前記支持部材は、表面および裏面に第3の開口および第4の開口をそれぞれ有する略筒状であって、前記3の開口および前記第4の開口に連続する内壁面に当該第3の開口および当該第4の開口の内側へ突出する突起部を有し、
前記第1のカバー部材は、前記突起部によって支持され、
前記絶縁部材は、前記突起部および前記内壁面と前記第1のカバー部材との間隙に充填される、
請求項8に記載の無線通信装置。 - 表面および裏面に第1の開口および第2の開口をそれぞれ有する略筒状の筐体と、
前記第1の開口の少なくとも一部を塞ぐ第1のカバー部材と、
前記第1のカバー部材を支持する支持部材と、
前記第2の開口の少なくとも一部を塞ぐ第2のカバー部材と、
前記支持部材と前記筐体との間隙に充填された絶縁部材と、
ディスプレイと、
前記筐体に収容される基板と、
前記基板上に設置されたアンテナ回路と、
前記基板上に設置され、前記アンテナ回路と電気的に接続された通信回路と
を具備し、
前記筐体は、金属材料を含み、
前記第1のカバー部材は、前記ディスプレイからの光を通す透光性材料を含む、
無線通信装置。 - 前記筐体は、前記第1の開口および前記第2の開口に連続する内壁面に当該第1の開口および第2の開口の内側へ突出する突起部を有し、
前記支持部材は、前記突起部によって支持され、
前記絶縁部材は、前記突起部および前記内壁面と前記支持部材との間隙に充填される、 請求項10に記載の無線通信装置。
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