JP3213686U - 腕時計用アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信回路を有する電子デバイス用のアンテナを提供する。【解決手段】腕時計などの電子デバイス10は、金属側壁部12W及び誘電性後壁部12Rを備える筐体12を有し得る。金属側壁部は、アンテナ用のアンテナ接地を形成し得る。このアンテナは、誘電性後壁部の内側表面上に直接パターニングされた導電トレースから形成される、アンテナ共振素子を含み得る。この導電トレースは、誘電性後壁部にスロットを画定し得る。コイル及びセンサを、そのスロット部の誘電性後壁部に搭載することができる。高周波送受信機回路を導電トレース及びアンテナ接地に結合することができ、そのアンテナを使用して、誘電性後壁部を通って高周波信号を送受信することができる。無線電力受信機回路は、コイルを使用して、誘電性後壁部を通って無線電力信号を受信することができる。センサは、誘電性後壁部内の透明な窓を通して、光を放出及び/又は受光することができる。【選択図】図1

Description

本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2017年7月20日付出願の米国特許出願第15/654,915号、及び2016年9月23日付出願の仮特許出願第62/399,119号に対する優先権を主張する。
本出願は電子デバイスに関し、より具体的には、無線通信回路を有する電子デバイス用のアンテナに関する。
電子デバイスは、多くの場合、無線通信能力を備えている。スモールフォームファクタ無線デバイスに対する消費者需要を満たすために、製造業者は、コンパクトな構造体を使用してアンテナ構成要素などの無線通信回路を実装するべく、絶え間ない努力を重ねている。同時に、無線デバイスには、ますます増大する数の通信帯域をカバーすることが求められている。
アンテナは、互いに干渉する可能性、及び無線デバイス内の構成要素と干渉する可能性があるため、電子デバイス内にアンテナを組み込む際には注意を払わなければならない。更には、デバイス内のアンテナ及び無線回路が、動作周波数の範囲にわたって良好な性能を発揮できることが確実となるように、注意を払う必要がある。
それゆえ、無線電子デバイス用の改善された無線通信回路を提供することができれば、望ましいであろう。
腕時計などの電子デバイスは、金属側壁部などの金属部分を備える、筐体を有し得る。デバイスの前面上には、ディスプレイを搭載することができる。デバイスの背面上には、発光ダイオード及び検出器などの、光ベースの構成要素を搭載することができる。電子デバイスの背面は、誘電性筐体後壁部を使用して形成することができる。
電子デバイスは、無線通信回路を含み得る。無線通信回路は、高周波送受信機回路及びアンテナを含み得る。アンテナは、アンテナ接地を含み得る。アンテナ接地は、金属筐体側壁部、及び/又は電子デバイス内のプリント回路基板上の導電層を使用して、形成することができる。アンテナは、誘電性筐体後壁部の内側面上に直接パター二ングされている導電トレースから形成された、アンテナ共振素子を含み得る。アンテナは、導電トレースに結合された正のアンテナ給電端子と、アンテナ接地に結合された負のアンテナ給電端子とを含み得る。短絡脚部は、導電トレースをアンテナ接地に(例えば、プリント回路基板上の導電層に、又は金属筐体側壁部に)結合し得る。高周波送受信機回路は正のアンテナ給電端子及び接地アンテナ給電端子に結合することができ、アンテナを使用して、誘電性筐体後壁部を通って高周波信号を送受信することができる。
誘電性筐体後壁部上の導電トレースは、スロットを画定し得る。導電トレースは、このスロットを取り囲み、かつ対向する第1の端部及び第2の端部を有する、導電ループを形成し得る。正のアンテナ給電端子は導電ループの第1の端部に結合することができ、その一方で、短絡脚部は導電ループの第2の端部に結合される。コイル及び1つ以上のセンサを、スロット内にて、誘電性筐体後壁部に搭載することができる。電子デバイスは、コイルを使用して、誘電性筐体後壁部を通って無線電力信号を受信する、無線電力受信機回路を含み得る。センサは、誘電性筐体後壁部内の少なくとも1つの透明な窓を通して、光を放出及び/又は受光することができる。
送受信機回路は、セルラ電話送受信機回路、無線ローカルエリアネットワーク送受信機回路、及び衛星航法受信機回路を含み得る。セルラ電話送受信機回路は、アンテナ共振素子を使用して、筐体の誘電性後壁部を通って700MHz〜960MHz及び/又は他のセルラ電話通信帯域の信号を送受信することができる。無線ローカルエリアネットワーク送受信機回路は、アンテナ共振素子を使用して、筐体の誘電性後壁部を通って無線ローカルエリアネットワーク信号を送受信することができる。衛星航法受信機回路は、アンテナ共振素子を使用して、筐体の誘電性後壁部を通って衛星航法信号を受信することができる。アンテナは、必要に応じて、任意の他の周波数をカバーするために使用することができる。
一実施形態による、例示的な電子デバイスの前面斜視図である。 一実施形態による、例示的な電子デバイスの模式図である。 一実施形態による、電子デバイス内の例示的な無線回路の図である。 一実施形態による、例示的な逆Fアンテナ構造体の図である。 一実施形態による、例示的なアンテナが(例えば、平板逆Fアンテナ構成にて)どのようにアンテナ共振素子、アンテナ接地、戻り経路、及びアンテナ給電部を含み得るかを示す、斜視図である。 一実施形態による、例示的なアンテナ共振素子が他のデバイス構成要素に適合するスロットをどのように有し得るかを示す、斜視図である。 一実施形態による、例示的な無線電力コイルの模式図である。 一実施形態による、誘電性筐体後壁部上に直接パターニングされたアンテナ共振素子を有する、例示的な電子デバイスの側断面図である。 一実施形態による、誘電性筐体後壁部上にどのようにアンテナ共振素子を直接パターニングすることができるかを示すために、誘電性筐体後壁部が取り外されている例示的な電子デバイスの後面斜視図である。 一実施形態による、ユーザの手首の上に定置された場合の、例示的な電子デバイスの後部分の側断面図である。 一実施形態による、デバイスの後部のアンテナ共振素子、及びユーザの手首が、どのようにして電磁エネルギーをデバイスから離れる方向に誘導することができるかを示す、例示的な電子デバイスの側断面図である。
図1の電子デバイス10などの電子デバイスは、無線回路を備え得る。この無線回路は、アンテナを含み得る。セルラ電話アンテナ、並びに無線ローカルエリアネットワークアンテナ及び衛星航法システムアンテナなどのアンテナは、アンテナ共振素子トレースなどの電気構成要素、及びデバイス筐体構造体から形成することができる。
電子デバイス10は、ラップトップコンピュータ、組み込み型コンピュータを含むコンピュータ用モニタ、タブレットコンピュータ、セルラ電話、メディアプレーヤ、又は他のハンドヘルド型若しくはポータブル電子デバイスなどのコンピューティングデバイス、腕時計型デバイス、ペンダント型デバイス、ヘッドホン型若しくはイヤホン型デバイス、眼鏡に組み込まれたデバイス若しくはユーザの頭部に装着される他の機器、又は他のウェアラブルデバイス若しくはミニチュアデバイスなどの、より小さいデバイス、テレビ、組み込み型コンピュータを含まないコンピュータ用ディスプレイ、ゲーミングデバイス、ナビゲーションデバイス、ディスプレイを有する電子機器をキオスク若しくは自動車内に搭載するシステムなどの組み込みシステム、これらのデバイスのうちの2つ以上の機能性を実装する機器、あるいは他の電子機器とすることができる。図1の例示的構成では、デバイス10は、腕時計などのポータブルデバイスである。必要に応じて、デバイス10に関して他の構成を使用することもできる。図1の実施例は単なる例示に過ぎない。
図1の実施例では、デバイス10は、ディスプレイ14などのディスプレイを含む。ディスプレイ14は、筐体12などの筐体内に搭載されている。エンクロージャ又はケースと称される場合もある筐体12は、プラスチック、ガラス、セラミック、繊維複合材、金属(例えば、ステンレス鋼、アルミニウムなど)、他の好適な材料、又はこれらの材料のうちの任意の2つ以上の組み合わせで形成することができる。筐体12は、筐体12の一部又は全てが単一の構造体として機械加工若しくは成形される、ユニボディ構成を使用して形成することができ、あるいは、複数の構造体(例えば、内部フレーム構造体、外部筐体表面を形成する1つ以上の構造体など)を使用して形成することもできる。筐体12は、側壁部12Wなどの金属側壁部、又は他の材料から形成された側壁部を有し得る。側壁部12Wを形成するために使用することができる金属材料の例としては、ステンレス鋼、アルミニウム、銀、金、金属合金、又は任意の他の所望の導電材料が挙げられる。
ディスプレイ14は、デバイス10の前側(面)に形成することができる。筐体12は、デバイス10の前面に対向する、後壁部12Rなどの筐体後壁部を有し得る。筐体側壁部12Wは、デバイス10の周辺部を取り囲むことができる(例えば、筐体側壁部12Wは、デバイス10の周縁部周りに延在し得る)。筐体後壁部12Rは誘電体から形成することができる。筐体後壁部12Rを形成するために使用することができる誘電材料の例としては、プラスチック、ガラス、サファイア、セラミック、木、ポリマー、これらの材料の組み合わせ、又は任意の他の所望の誘電体が挙げられる。筐体後壁部12R及び/又はディスプレイ14は、デバイス10の長さ(例えば、図1のx軸に平行なもの)及び幅(y軸に平行なもの)の一部若しくは全体にわたって延在し得る。筐体側壁部12Wは、デバイス10の高さ(例えば、z軸に平行なもの)の一部又は全体にわたって延在し得る。
ディスプレイ14は、導電性の容量式タッチセンサ電極若しくは他のタッチセンサ構成要素(例えば、抵抗式タッチセンサ構成要素、音響式タッチセンサ構成要素、力ベースのタッチセンサ構成要素、光ベースのタッチセンサ構成要素など)の層を組み込むタッチスクリーンディスプレイとすることができ、又は、タッチ感知式ではないディスプレイとすることもできる。容量式タッチスクリーン電極は、インジウムスズ酸化物パッド又は他の透明な導電性構造体のアレイから形成することができる。
ディスプレイ14は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display;LCD)構成要素から形成されたディスプレイ画素のアレイ、電気泳動ディスプレイ画素のアレイ、プラズマディスプレイ画素のアレイ、有機発光ダイオードディスプレイ画素のアレイ、エレクトロウェッティングディスプレイ画素のアレイ、又は他のディスプレイ技術に基づくディスプレイ画素を含み得る。
ディスプレイ14は、ディスプレイカバー層を使用して保護することができる。このディスプレイカバー層は、ガラス、プラスチック、サファイア若しくは他の結晶性誘電材料、セラミック、又は他の透明な材料などの、透明材料から形成することができる。ディスプレイカバー層は、例えば、デバイス10の長さ及び幅の実質的に全体にわたって延在し得る。
デバイス10は、ボタン18などのボタンを含み得る。デバイス10内には、任意の好適な数のボタン(例えば、単一のボタン、1つよりも多いボタン、2つ以上のボタン、5つ以上のボタンなどが存在し得る。ボタンは、筐体12の開口部内に(例えば、側壁部12W又は後壁部12Rに)、又はディスプレイ14の開口部内に、(例として)配置することができる。ボタンは、回転式ボタン、スライド式ボタン、可動ボタン部材を押圧することによって作動されるボタンなどとすることができる。ボタン18などのボタン用のボタン部材は、金属、ガラス、プラスチック、又は他の材料から形成することができる。ボタン18は、デバイス10が腕時計デバイスであるシナリオでは、クラウンと称される場合もあり得る。
デバイス10は、必要に応じて、ストラップ16などのストラップに結合することができる。ストラップ16は、(一例として)ユーザの手首に対してデバイス10を保持するために使用することができる。図1の実施例では、ストラップ16は、デバイス10の対向する側部8に接続されている。デバイス10の側部8の筐体壁部12Wは、ストラップ16を筐体12に固定するための取り付け構造体(例えば、ラグ又は他の取り付け機構)を含み得る。デバイス10に関しては、ストラップを含まない構成もまた、使用することができる。
デバイス10内で使用することができる例示的構成要素を示す模式図を、図2に示す。図2に示されるように、デバイス10は、記憶及び処理回路機構28などの制御回路を含み得る。記憶及び処理回路28は、ハードディスクドライブ記憶装置、不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ、又はソリッドステートドライブを形成するように構成された他の電気的にプログラム可能な読み出し専用メモリ)、揮発性メモリ(例えば、静的又は動的ランダムアクセスメモリ)などの、記憶装置を含み得る。記憶及び処理回路28内の処理回路は、デバイス10の動作を制御するために使用することができる。この処理回路は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路などに基づくものとすることができる。
記憶及び処理回路28は、インターネット閲覧アプリケーション、ボイスオーバー・インターネット・プロトコル(voice−over−internet−protocol;VOIP)通話アプリケーション、電子メールアプリケーション、メディア再生アプリケーション、オペレーティングシステム機能などのソフトウェアを、デバイス10上で実行するために使用することができる。外部機器との相互作用をサポートするために、通信プロトコルを実装する際、記憶及び処理回路28を使用することができる。記憶及び処理回路28を使用して実装することができる通信プロトコルとしては、インターネットプロトコル、無線ローカルエリアネットワークプロトコル(例えば、WiFi(登録商標)と称される場合もある、IEEE(登録商標)802.11プロトコル)、Bluetooth(登録商標)プロトコルなどの他の近距離無線通信リンク用のプロトコル、セルラ電話プロトコル、MIMOプロトコル、アンテナダイバーシティプロトコルなどが挙げられる。
入出力回路44は、入出力デバイス32を含み得る。入出力デバイス32を使用することにより、デバイス10にデータを供給することが可能となり、デバイス10から外部デバイスにデータを提供することも可能となる。入出力デバイス32は、ユーザインタフェースデバイス、データポートデバイス、及び他の入出力構成要素を含み得る。例えば、入出力デバイス32としては、タッチスクリーン、タッチセンサ能力を有さないディスプレイ、ボタン、スクロールホイール、タッチパッド、キーパッド、キーボード、マイク、カメラ、ボタン、スピーカ、状態インジケータ、光源、オーディオジャック及び他のオーディオポート構成要素、デジタルデータポートデバイス、光センサ、発光ダイオード、動きセンサ(加速度計)、容量センサ、近接センサ、磁気センサ、力センサ(例えば、ディスプレイに加えられた圧力を検出するようにディスプレイに結合された、力センサ)などを挙げることができる。
入出力回路44は、無線回路34を含み得る。無線回路34は、無線電力アダプタから無線送信された電力を受信するための、コイル50及び無線電力受信機48を含み得る。無線通信をサポートするために、無線回路34は、1つ以上の集積回路から形成された高周波(radio−frequency;RF)送受信機回路、電力増幅器回路、低雑音入力増幅器、パッシブRF構成要素、アンテナ40などの1つ以上のアンテナ、伝送線路、及びRF無線信号を処理するための他の回路を含み得る。無線信号はまた、光を使用して(例えば、赤外線通信を使用して)送信することもできる。
無線回路34は、様々な高周波通信帯域を処理するための高周波送受信機回路90を含み得る。例えば、回路34は、送受信機回路36、38、42、及び46を含み得る。送受信機回路36は、WiFi(登録商標)(IEEE802.11)通信用の2.4GHz及び5GHz帯域を処理することができ、かつ2.4GHzのBluetooth(登録商標)通信帯域を処理することもできる、無線ローカルエリアネットワーク送受信機回路とすることができる。回路34は、700〜960MHzの低通信帯域、1400MHz若しくは1500MHz〜2170MHzの中間帯域(例えば、1700MHzにピークを有する中間帯域)、及び2170若しくは2300〜2700MHzの高帯域(例えば、2400MHzにピークを有する高帯域)、又は700MHz〜2700MHz若しくは他の好適な周波数間の他の通信帯域などの周波数範囲での無線通信を(例として)処理するための、セルラ電話送受信機回路38を使用することができる。回路38は、音声データ及び非音声データを処理することができる。無線通信回路34は、必要に応じて、他の近距離無線リンク及び遠距離無線リンク用の回路を含み得る。例えば、無線通信回路34は、60GHzの送受信機回路、テレビ信号及びラジオ信号を受信するための回路、ページングシステム用送受信機、近距離通信(near field communications;NFC)送受信機回路46(例えば、13.56MHz又は他の好適な周波数で動作するNFC送受信機)などを含み得る。無線回路34は、1575MHzのGPS信号を受信するための、又は他の衛星測位データを処理するための、全地球測位システム(global positioning system;GPS)送受信機回路42などの衛星航法システム回路を含み得る。WiFi(登録商標)リンク及びBluetooth(登録商標)リンク、並びに他の近距離無線リンクでは、無線信号は、典型的には、数十フィート又は数百フィートにわたってデータを伝達するために使用される。セルラ電話リンク及び他の遠距離リンクでは、無線信号は、典型的には、数千フィート又は数マイルにわたってデータを伝達するために使用される。
無線回路34は、アンテナ40を含み得る。アンテナ40は、任意の好適なアンテナのタイプを使用して形成することができる。例えば、アンテナ40としては、ループアンテナ構造体、パッチアンテナ構造体、逆Fアンテナ構造体、スロットアンテナ構造体、平板逆Fアンテナ構造体、ヘリカルアンテナ構造体、モノポールアンテナ、ダイポールアンテナ構造体、これらの設計のハイブリッドなどから形成された共振素子を有するアンテナを挙げることができる。異なる帯域及び帯域の組み合わせに関しては、異なるタイプのアンテナを使用することができる。例えば、1つのタイプのアンテナを、ローカル無線リンク用アンテナを形成する際に使用することができ、その一方で別のタイプのアンテナを、リモート無線リンク用アンテナを形成する際に使用する。必要に応じて、単一のアンテナを使用して2つ以上の異なる通信帯域を処理することによって、デバイス10内部のスペースを節約することができる。例えば、デバイス10内の単一のアンテナ40を使用して、2.4GHzでのWiFi(登録商標)若しくはBluetooth(登録商標)通信帯域、1575MHzでのGPS通信帯域、及び、760〜960MHzでの低セルラ電話帯域などの1つ以上のセルラ電話通信帯域における通信を、処理することができる。
しかしながら、実際では、所望の動作周波数が低下するにつれて(ずなわち、対応する波長が増大するにつれて)、アンテナに必要とされる一般的なサイズは増大する。更には、デバイス10などのコンパクトな電子デバイスでは、(例えば特に、より小さく、より審美的に好ましい、デバイスのフォームファクタに対する需要が増大するにつれて)スペースは貴重なものとなる。注意を払わない場合には、対象とする全ての通信帯域での、特に、700〜960MHzでの低帯域セルラ電話周波数などの比較的低い周波数(すなわち、比較的長い波長)に関する良好なアンテナ有効範囲を、コンパクトな電子デバイスに提供可能とすることは、困難なものとなる恐れがある。
図3は、無線回路34内の送受信機回路90を、経路60などの経路を使用してどのようにアンテナ構造体40に結合することができるかを示す図である。無線回路34は、制御回路28に結合することができる。制御回路28は、入出力デバイス32に結合することができる。入出力デバイス32はデバイス10からの出力を供給することができ、デバイス10の外部に存在するソースからの入力を受信することができる。
対象とする通信周波数をカバーする能力をアンテナ構造体40に提供するために、アンテナ構造体40は、フィルタ回路(例えば、1つ以上のパッシブフィルタ、及び/又は1つ以上の同調フィルタ回路)などの回路を備え得る。コンデンサ、インダクタ、及び抵抗器などの個別構成要素を、このフィルタ回路内に組み込むことができる。容量構造体、誘導構造体、及び抵抗構造体はまた、パターニングされた金属構造体(例えば、アンテナの一部)から形成することもできる。必要に応じて、アンテナ構造体40は、対象の通信帯域に対してアンテナを同調させるための、同調構成要素62などの調節可能な回路を備え得る。同調構成要素62としては、同調インダクタ、同調コンデンサ、又は他の同調構成要素を挙げることができる。これらのような同調構成要素は、固定構成要素のスイッチ及びネットワーク、関連する分布容量及び分布インダクタンスを生じさせる分布金属構造体、可変容量値及び可変インダクタンス値を生じさせるための可変ソリッドステートデバイス、同調フィルタ、又は他の好適な同調構造体に基づくものとすることができる。
デバイス10の動作の間、制御回路28は、インダクタンス値、容量値、又は、同調構成要素62に関連付けられた他のパラメータを調節する制御信号を、経路64などの1つ以上の経路上に出すことにより、アンテナ構造体40を、所望の通信帯域をカバーするように同調させることができる。
経路60は、1つ以上の高周波伝送線路を含み得る。一例として、図3の信号経路60は、経路66などの第1の導電経路及び経路68などの第2の導電経路を有する、伝送線路とすることができる。経路66は正の信号線路とすることができ、経路68は接地信号線路とすることができる。線路66及び線路68は、(例として)同軸ケーブル、ストリップライン伝送線路、及び/又はマイクロストリップ伝送線路の一部を形成し得る。伝送線路60のインピーダンスにアンテナ構造体40のインピーダンスを整合させる際に、インダクタ、抵抗器、及びコンデンサなどの構成要素から形成された整合ネットワークを使用することができる。整合ネットワーク構成要素は個別構成要素(例えば、表面実装技術構成要素)として設けることができ、又は、筐体構造体、プリント回路基板構造体、プラスチック支持体上のトレースなどから形成することもできる。整合ネットワーク構成要素は、例えば、線路60上に介在させることができる。これらの整合ネットワーク構成要素は、必要に応じて、制御回路28から受信された制御信号を使用して調節することができる。これらのような構成要素はまた、アンテナ構造体40内のフィルタ回路を形成する際にも使用することができる。
伝送線路60は、アンテナ40用のアンテナ共振素子及び接地に直接結合することができ、あるいは、アンテナ40用の共振素子に間接的に給電する際に使用される近傍界結合したアンテナ給電構造体に結合することもできる。一実施例として、アンテナ構造体40は、逆Fアンテナ、ループアンテナ、パッチアンテナ、スロットアンテナ、又は、端子70などの正のアンテナ給電端子と接地アンテナ給電端子72などの接地アンテナ給電端子とを備えるアンテナ給電部を有する他のアンテナを形成することができる。正の伝送線路導体66は正のアンテナ給電端子70に結合することができ、接地伝送線路導体68は接地アンテナ給電端子72に結合することができる。必要に応じて、アンテナ40は、近傍界結合を使用して間接的に給電されるアンテナ共振素子を含み得る。近傍界結合の配置構成では、伝送線路60は、アンテナ共振素子などのアンテナ構造体に間接的に給電するために使用される近傍界結合アンテナ給電構造体に結合される。この実施例は単なる例示に過ぎず、一般的には、任意の所望のアンテナ給電配置構成を使用することができる。
1つの好適な配置構成では、アンテナ40は、逆Fアンテナ構造体(例えば、平板逆Fアンテナ構造体)を使用して形成することができる。アンテナ40を形成するために使用することができる例示的な逆Fアンテナ構造体を、図4に示す。図4に示すように、アンテナ40は、アンテナ共振素子104及びアンテナ接地(接地板)102を含み得る。アンテナ共振素子104は、1つ以上の共振素子アームを含み得る。アンテナ共振素子104の長さ又は外周は、アンテナ40が所望の動作周波数で共振するように、選択することができる。例えば、アーム104の長さ又は外周は、アンテナ40に関する所望の動作周波数の波長の、4分の1とすることができる。アンテナ40はまた、必要に応じて、高調波周波数での共振も呈し得る。
アンテナ共振素子104は、戻り経路110によって接地102に結合することができる。アンテナ接地102は、1つ以上の金属プリント回路基板層、金属筐体構造体(例えば、筐体側壁構造体12W、金属フレーム構造体、金属ブラケット構造体、金属中間プレート構造体など)などの、デバイス10内の金属構成要素、デバイス10内の任意の他の所望の導電性構成要素、又は、これらの構成要素の任意の所望の組み合わせから形成することができる。アンテナ給電部112は、正のアンテナ給電端子70及び接地アンテナ給電端子72を含み得るものであり、アーム104と接地102との間で、戻り経路110に対して平行に延びることができる。必要に応じて、図4のアンテナ共振素子104は、2つ以上の共振アーム分岐部を(例えば、複数の通信帯域での動作をサポートするべく、複数の周波数共振を作り出すために)有し得るものであり、又は、他のアンテナ構造体(例えば、寄生アンテナ共振素子、アンテナの同調をサポートするための同調構成要素など)も有し得る。平板逆Fアンテナ(planar inverted-F antenna;PIFA)は、平板構造体(例えば、図4のページ内へと延びる金属パッチ又は金属のストリップなどの、平板金属構造体)を使用してアンテナ共振素子104を実装することによって、形成することができる。
図5は、アンテナ共振素子104が金属パッチなどの平板金属構造体を使用して実装される場合の(例えば、アンテナ40が平板逆F構造体を使用して実装される場合の)、アンテナ40の斜視図である。図5に示すように、アンテナ40は、脚部120などの下向きに突出する給電脚部を含む、給電部112などのアンテナ給電部を有し得る。正のアンテナ給電端子70は脚部120に結合することができる。必要に応じて、給電脚部120は省略することができ、正のアンテナ給電端子70をアンテナ共振素子104に直接接続することができる。接地アンテナ給電端子72は接地102に結合することができ、正のアンテナ給電端子70から、間隙によって隔てることができる。戻り経路(短絡経路)110は、アンテナ共振素子構造体104を接地板102に結合する、下向きに突出する脚部122から形成することができる。構造体104は実質的に又は完全に平板状とすることができ、必要に応じて、接地102の平面に対して平行な平面内に存在し得る。図5の実施例では、構造体104は矩形板の形状である。構造体104が、蛇行アーム形状、複数の分岐部を有する形状、1つ以上の曲線状縁部、1つ以上の直線状縁部、又は他の形状である構成もまた、アンテナ共振素子104を形成するために使用することができる。アンテナ共振素子104には、必要に応じて、他の給電スキームを使用して給電することができる(例えば、アンテナ共振素子104は、パッチアンテナ、モノポールアンテナ、ダイポールアンテナ、スロットアンテナ、ループアンテナなどにおける共振素子とすることができる)。
デバイス10内ではスペースが貴重であるため、アンテナ共振素子104は、デバイス10内部の他の構成要素に適合するように構成された形状を有し得る。図6は、アンテナ共振素子104が、デバイス10内部の他の構成要素に適合する形状をどのように有し得るかを示す、アンテナ40の斜視図である。
図6に示すように、アンテナ共振素子104内に切り込み又はスロット136を形成することができる。スロット136は、共振素子104の内側縁部130によって画定することができる(例えば、スロット136は、アンテナ共振素子104の外側縁部132の1辺からアンテナ共振素子104の内部に向けて延びる切り欠き又は切り込みによって形成することができる)。スロット136は、共振素子104の内側縁部130によって画定された閉鎖端部と、給電脚部120に隣接する、反対側の開放端部とを有し得る(すなわち、スロット136は開放スロットと称される場合もあり得る)。別の好適な配置構成では、スロット136は、内側縁部130によって完全に包囲することができる(例えば、スロット136は閉鎖スロットであってもよく、平板アンテナ共振素子104は給電脚部120と戻り脚部122との間で連続するものであってもよい)。
スロット136は任意の所望の外周又は形状を有し得る。図6の実施例では、スロット136は、曲線状の(例えば、円形又は卵形の)形状である。このスロット136の形状は、スロット136内に定置される、構成要素134などの他の構成要素に適合し得る。必要に応じて、スロット136の形状(すなわち、内側縁部130)は、構成要素134の形状に一致するように構成することができる(例えば、内部構成要素134の縁部は、アンテナ共振素子104の内縁部130に対して平行に延在し得る)。構成要素134は、アンテナ共振素子104と共通の平面内に存在し得るものであり、かつ/又は、アンテナ共振素子104の平面の下方に存在し得る。
内部構成要素134としては、1つ以上の入出力デバイス32(図2)、他のアンテナ40、コイル50、送受信機回路90からの構成要素、制御回路28の一部分、筐体12の諸部分、又は任意の他の所望の構成要素を挙げることができる。必要に応じて、内部構成要素134は、接地板102に短絡される(接地端子138によって示すような)導電性構成要素を含み得る。
この方式で構成される場合、アンテナ共振素子104は、第1部分140と、第1部分140に対して実質的に垂直に延在する第2部分142と、第2部分142に対して実質的に垂直に(及び第1部分140に対して平行に)延在する第3部分144と、第3部分144に対して実質的に垂直に(及び第2部分142に対して平行に)延在する第4部分146とを有し得る。第1部分140、第2部分142、及び第3部分144は、構成要素134の3辺を取り囲むことができる。第4部分146は、非連続的な(すなわち、スロット136によって分割された)ものとすることができる。
アンテナ給電部112(例えば、アンテナ給電脚部120)及び戻り経路110(例えば、戻り脚部122)は、アンテナ共振素子104の部分146に結合することができる。図6の実施例では、給電脚部120及び戻り脚部122は、双方とも、外側縁部132に沿って、かつスロット136の対向する側部上で、部分146に結合されている。これは単なる例示に過ぎない。必要に応じて、給電脚部120は、部分146に沿った任意の所望の場所にて(例えば、外側縁部132に沿って、内側縁部130に沿って、内側縁部130と外側縁部132との間の場所に、などにて)、共振素子104に結合することができる。戻り脚部122は、部分146に沿った任意の所望の場所にて(例えば、外側縁部132に沿って、内側縁部130に沿って、内側縁部130と外側縁部132との間の場所に、などにて)、共振素子104に結合することができる。必要に応じて、給電脚部120は、部分144、部分142、又は部分140に沿った任意の所望の場所にて、アンテナ共振素子104に結合することができる。同様に、戻り脚部122は、部分144、部分142、又は部分140に沿った任意の所望の場所にて、アンテナ共振素子104に結合することができる。1つの好適な配置構成では、給電脚部120は部分146に沿って共振素子104に結合され、その一方で、戻り脚部122は部分140の外側縁部132に沿った場所にて共振素子104に結合される。
図6の実施例では、共振素子104の外側縁部132は矩形の形状(外形)であり、その一方で、内側縁部130は曲線形状である。これは単なる例示に過ぎない。一般的には、外側縁部132及び内側縁部130は、任意の所望の形状で有り得る。例えば、外側縁部132は、1つ以上の曲線辺、1つ以上の直線辺、又は5つ以上の辺を有し得る。内側縁部130は、1つ以上の曲線辺、1つ以上の直線辺などを有し得る。共振素子104は、任意の所望の方向で延在する、任意の所望の数の部分を有し得る。図6の実施例では、アンテナ共振素子104は、実質的に平板状である。しかしながら、一般的には、アンテナ共振素子104は、任意の所望の形状である表面上に形成することができる。例えば、アンテナ104は凹面又は凸面上に形成することができ、あるいは、平坦部分、凹状部分、及び凸状部分の組み合わせを有し得る。
図7は、図2の無線電力受信機48をどのようにコイル50に結合することができるかを示す、回路図である。図7に示すように、無線電力受信機48は、導電経路160を介してコイル50に結合することができる。無線電力を受信する場合、コイル50は、無線電力アダプタ又は他の無線電力送信デバイスから送信された、無線送信交流信号を受信することができる。この無線送信交流信号は、コイル50のループの周りに電流フローを誘導することができる。この誘導電流を、無線電力受信機48に伝達することができる。無線電力受信機48は、受信した交流無線電力信号を整流してデバイス10用の直流電力を生成する、整流器回路機構を有し得る。この直流電力は、デバイス10の任意の所望の構成要素に電力を供給することができ、かつ/又は、デバイス10上のバッテリを充電するために使用することもできる。コイル50は、任意の所望の周波数で無線電力信号を受信することができる。一例として、コイル50は、1kHz〜100MHzの範囲の周波数、又は他の好適な周波数で、無線電力を受信することができる。無線コイル50は、必要に応じて、アンテナ共振素子104のスロット136内の構成要素134(図6)の一部分として、形成することができる。
図6のアンテナ共振素子104は、誘電体基板上に形成することができる。例えば、アンテナ共振素子104を支持するために、接地板102とアンテナ共振素子104との間にプラスチック製キャリアなどの誘電体基板を形成することができる。デバイス10内のスペースを更に節約するために、アンテナ共振素子104は、必要に応じて、筐体12の一部分上に(例えば、誘電性筐体後壁部12R上に)直接パターニングされた金属トレースから形成することができる。必要に応じて、アンテナ共振素子104によって取り囲まれた構成要素134の一部又は全てを、筐体後壁部12Rと接触させることができる。例えば、コイル50は、筐体後壁部12R上に直接形成することができる。
図8は、アンテナ共振素子104をどのように筐体後壁部12R上に直接パターニングすることができるかを示す、例示的なデバイス10の側断面図である。図8のページの平面は、例えば、図1のX−Z面又はY−Z面とすることができる。
図8に示すように、デバイス10は、デバイス10の背面から前面まで延在する導電性筐体側壁部12Wを有し得る。ディスプレイ14をデバイス10の前面に形成することができ、その一方で誘電性筐体後壁部12Rがデバイス10の背面に形成される。金属筐体側壁部12Wは、必要に応じて、アンテナ接地102(図6)の一部分を形成する際に使用することができる。ディスプレイ14は、ディスプレイカバー層170及びディスプレイモジュール172を含み得る。ディスプレイモジュール172は、タッチセンサ、画素、又は、ディスプレイカバー層170を通して光を放出する他の発光構成要素などの、アクティブディスプレイ構成要素を含み得る。ディスプレイカバー層170は、デバイス10の長さ及び幅の全体にわたって延在し得る。ディスプレイカバー層170は、ディスプレイモジュール172によって放出された光を通過させる(例えば、ユーザがその光を見ることができるための)透明部分を含み得る。必要に応じて、インク層などの不透明マスキング層を、ディスプレイモジュール172を越えて延在するディスプレイカバー層170の部分に沿って形成することにより、デバイス10の内部構成要素を見えないように隠すことができる。
デバイス10は、プリント回路基板174などのプリント回路基板構造体を含み得る。プリント回路基板174は、リジッドプリント回路基板、フレキシブルプリント回路基板とすることができ、あるいは、フレキシブルプリント回路基板構造体及びリジッドプリント回路基板構造体の双方を含み得る。本明細書では、プリント回路基板174はメインロジックボード174と称される場合もある。電気構成要素176は、メインロジックボード174に搭載することができる。電気構成要素176としては、例えば、送受信機回路90、1つ以上の入出力デバイス32、制御回路28(図2)の一部若しくは全て、筐体12の諸部分、又は任意の他の所望の構成要素を挙げることができる。メインロジックボード174は、導電層178などの、1つ以上の導電層を含み得る。導電層178は、例えば、(図5及び図6に示されるような)アンテナ40用のアンテナ接地102の一部分を形成し得る。導電層178はそれゆえ、本明細書では、被接地層178、接地層178、接地導体178、又は被接地導体178と称される場合もあり得る。
導電層178は、必要に応じて、金属筐体側壁部12Wに短絡させる(接地させる)ことができる。(例えば、アンテナ接地102は、導電層178及び金属筐体側壁部12Wを含み得る)。導電層178は、金属箔、打ち抜き板金、メインロジックボード174の表面上にパターニングされた導電トレース、メインロジックボード174に実装されたフレキシブルプリント回路上の導電トレースを使用して、又は任意の他の所望の導電性構造体から形成することができる。必要に応じて、導電層178はメインロジックボード174内に形成する(埋め込む)ことができる(例えば、導電層178は、ロジックボード174の誘電層の間に積層することができる)。別の好適な配置構成では、導電層178を省略することができる。
図8に示されるように、筐体後壁部12Rは、デバイス10の長さ及び幅の実質的に全体にわたって延在し得る。筐体後壁部12Rは、任意の所望の誘電材料から形成することができる。例えば、筐体後壁部12Rは、プラスチック、ガラス、サファイア、セラミック、木、ポリマー、これらの材料の組み合わせ、又は任意の他の所望の誘電体から形成することができる。筐体後壁部12Rは、光学的に不透明、又は光学的に透明とすることができる。アンテナ共振素子104は、誘電性筐体壁部12Rの内側面上に直接パターニングされた導電トレースから形成することができる(例えば、パターニングされた導電トレースは、誘電性筐体壁部12Rの内側表面と直接接触し得る)。必要に応じて、アンテナ共振素子104は、筐体後壁部12Rと直接接触して定置される導体箔又は他の導電性構造体から形成することができる。アンテナ共振素子トレース104は、任意の所望の導電材料(例えば、アルミニウム、銅、金属合金、ステンレス鋼、金など)を使用して形成することができる。必要に応じて、デバイス10の筐体後壁部は、導電材料と誘電材料との組み合わせを含み得る。例えば、筐体後壁部の一部分を金属から形成することができ、その一方、筐体後壁部の別の部分は誘電体から形成される(例えば、誘電体から形成された筐体後壁部の部分は、デバイス10の長さ及び幅の全体ではなく、それらの一部にわたって延在し得る)。筐体後壁部の誘電部分としては、例えば、筐体後壁部の導電部分内の、誘電体窓を挙げることができる(例えば、筐体後壁部は、その筐体後壁部の誘電部分に対する金属フレーム、又は、その筐体後壁部の誘電部分を取り囲む、他の構造体を含み得る)。
アンテナ給電部112の正のアンテナ給電端子70は、アンテナ共振素子トレース104の一部分に結合されることにより、アンテナ40に対して高周波アンテナ信号を供給することができる。接地アンテナ給電端子72は、アンテナ接地102に結合することができる。図8の実施例では、接地アンテナ給電端子72は、金属筐体側壁部12Wに結合されている。必要に応じて、接地アンテナ給電端子72は、導電層178、又は任意の他の所望の被接地構造体に結合することができる。アンテナ共振素子トレース104の別の部分を、戻り経路110によって、アンテナ接地102に短絡させることができる。戻り経路110は、筐体側壁部12Wに結合することができ、導電層178に結合することができ、又は、任意の他の所望の被接地構造体に結合することができる。
アンテナ共振素子トレース104を筐体後壁部12R上に直接パターニングすることによって、筐体後壁部12Rは、アンテナ共振素子104に対する機械的支持構造体又はキャリア構造体としての役割を果たし得る。アンテナ共振素子トレース104は、誘電性筐体後壁部12Rの内側表面の形状に一致し得る。図8の実施例では、誘電性筐体後壁部12Rの内側表面は、(例えば、壁部12Rの内側表面が平坦であるシナリオと比較して、デバイス10内の構成要素に関する総容積を増大させるために)湾曲形状である。アンテナ共振素子トレース104は、それゆえ、筐体後壁部12Rと直接接触する湾曲表面内に形成することができる。別の好適な配置構成では、アンテナ共振素子トレース104は、筐体後壁部12Rと接触して定置された(例えば、上に重ねられた)フレキシブルプリント回路又は他の基板上に形成することもできる。アンテナ40は、筐体後壁部12Rを通して、高周波信号を受信及び/又は送信することができる。アンテナ40によって送信される高周波信号は、例えば、導電層178及びメインロジックボード174によって、電気構成要素176から遮蔽することができる。同様に、導電層178及びメインロジックボード174は、アンテナ40を構成要素176から遮蔽することにより、アンテナ40と構成要素176との電磁干渉を軽減することができる。
構成要素134は、筐体後壁部12Rに搭載することができる。アンテナ共振素子トレース104は、筐体後壁部12Rにて、構成要素134の周辺部を取り囲む、又はその周りに形成することができる。図8の実施例では、コイル50が支持構造体180上に形成され、筐体後壁部12Rと直接接触して定置されている。コイル50及び支持構造体180は、基板182などの基板に搭載することができる。コイル50は、誘電性筐体後壁部12Rを通して、無線電力(例えば、無線充電信号)を受信することができる。
基板182は、リジッドプリント回路基板若しくはフレキシブルプリント回路基板、又は任意の他の所望の基板とすることができる。基板182は、必要に応じて、アンテナ接地102に接地された導電性構造体を含み得る。例えば、導電性発泡体206を基板182上に定置することにより、基板182上の導電性構造体を導電層178に短絡させることができる(例えば、導電性発泡体206は、図6の接地端子138を形成し得る)。導電性発泡体206はまた、(例えば、基板182とメインロジックボード174との距離間隔を維持することによって)基板182に対する機械的支持も提供し得る。センサ回路186などの他の構成要素を、基板182に搭載することもできる。センサ回路186は、1つ以上のセンサ(例えば、図2の入出力デバイス32のセンサ)を含み得る。センサとしては、タッチセンサ、近接センサ(例えば、容量式近接センサ)、光センサ、又は任意の他の所望のセンサを挙げることができる。
必要に応じて(例えば、筐体後壁部12Rが光学的に不透明であるシナリオでは)、後壁部12Rは、窓188などの光学的に透明な窓で塞がれている、1つ以上の開口部を有し得る。光ベースのセンサ構成要素186を、窓188などの窓と位置合わせして搭載することができる。構成要素186は発光ダイオード(例えば、赤外発光ダイオード、可視光発光ダイオードなど)を含み得るものであり、光検出器(例えば、外部の物体に反射した後の、発光ダイオードによって放出された光を検出するための検出器)を含み得る。これらのような構成により、光ベースの構成要素186を使用して、ユーザの生理学的パラメータ(心拍数、血中酸素濃度など)を監視することが可能となり得る。別の好適な配置構成では、導電性電極を、筐体後壁部12R内の開口部内に形成することができる。導電性電極は、例えば、外部の物体(例えば、ユーザの身体)の接近に関連付けられる容量の変化を感知することができ、又は、外部の物体が筐体後壁部12Rと接触している場合を感知することもできる。一般的には、任意の所望の数のセンサを、筐体後壁部12R内の任意の所望の数の窓188又は開口部(例えば、1つの窓188、2つの窓188、3つの窓188、4つの窓188、5つ以上の窓188など)と位置合わせすることができる。構成要素186及び窓188は、筐体後壁部12Rにてコイル50及びアンテナ共振素子トレース104によって、取り囲むことができる。
筐体後壁部12Rの内側表面上にアンテナ共振素子トレース104を直接パターニングすることによって、デバイス10の鉛直高さ200は、アンテナ共振素子がデバイス10上の他の場所に配置されているシナリオで別途可能となるものよりも、(アンテナ40が良好なアンテナ効率を呈することを依然として可能にしつつ)低くすることができる。一例として、鉛直高さ200は、アンテナ40が良好なアンテナ効率で動作することを依然として可能にしつつ、11.4mm以下、15mm未満、8〜11.4mm、又は任意の他の所望の高さとすることができる。デバイス10の後部側に沿ってアンテナ40を形成することにより、アンテナ40は、ディスプレイモジュール172によって信号が遮断されることを懸念することなくデバイス10の後部側を通して高周波信号を送信することができるため、(矢印202によって示されるような)ディスプレイ14の非アクティブ領域のサイズを縮小することもまた、できるようになる。筐体後壁部12R上にアンテナトレース104を形成することにより、アンテナ共振素子104の外周を十分に大きくすることも可能となり得て、700〜960MHzのセルラ電話帯域内の周波数などの比較的低い周波数をカバーすることが可能となる。それにより、アンテナ40を使用して、例えば、700MHzなどの低い周波数から5.0GHzなどの高い周波数又は任意の他の好適な周波数の間の、任意の所望の数の通信帯域での高周波信号をカバーすることができる。
図9は、アンテナ共振素子104をどのように筐体後壁部12R上に直接パターニングすることができるかを示す、デバイス10の後面斜視図である。図9の斜視図では、デバイス10内の構成要素を露出させるために、筐体後壁部12Rをデバイス10から取り外している(例えば、筐体後壁部12Rの1つの端部は、矢印210によって示すように、筐体側壁部12Wから外されて上向きに回転されている)。デバイス10が完全に組み立てられた場合、筐体後壁部12Rは、筐体後壁部12Rが側壁部12Wの底縁部と同一平面に存在するように、側壁部12W上に載置することができる。
図9に示すように、アンテナ共振素子トレース104は、誘電性筐体後壁部12Rの内側表面上に直接パターニングされている。構成要素134(例えば、支持構造体180、基板182、センサ186、及び導電性発泡体206)は、筐体後壁部12Rの内側表面に搭載することができる。アンテナ共振素子トレース104の内側縁部130は、それらの構成要素134に適合するように、曲線状にすることができる。例えば、アンテナ共振素子トレース104は、誘電性筐体後壁部12Rにて、構成要素134の少なくとも3辺を取り囲むことができる。1つの好適な配置構成では、導電コイル50(図7)は、支持構造体180の外形に従い、導電性発泡体206周りにループを形成し得る。別の好適な配置構成では、導電コイル50は、支持構造体180周りにループを形成し得る(例えば、コイル50のいくつかの巻きが支持構造体180の一部又は全体の周りにループを形成して支持構造体180がコイルの芯を形成するようにし得る)。このシナリオでは、支持構造体180は、必要に応じて、コイル50の電磁特性を強化する導電性又は磁性コア材料から形成することができる。
筐体後壁部12Rが(例えば、矢印210によって示すように壁部12Rを側壁部12W上に引き下げることによって)閉鎖される場合、導電性発泡体206はメインロジックボード174上の導電層178と接触することができる。層178がアンテナ接地102の一部分を形成するシナリオでは、導電性発泡体206は、それにより、構成要素134の基板182とアンテナ接地102との間に短絡接続138を形成することができる(図6)。アンテナ共振素子トレース104は、戻り脚部122を介して、導電層178に短絡させることができる。戻り脚部122は、例として、フレキシブルプリント回路基板上の導体箔又は導電トレースなどの導電材料のシートとすることができる。別の好適な配置構成では、戻り脚部122は導電性バネ構造体から形成することができる。更に別の好適な配置構成では、戻り脚部122を省略することができ、アンテナ共振素子104を導体178に(例えば、はんだ又は溶接を使用して)直接接続することができる。高周波信号が伝送線路60によってアンテナ共振素子トレース104に供給される場合、アンテナ電流を、アンテナ共振素子トレース104の部分146、部分144、部分142、及び部分140を通して伝達することができ、戻り脚部122を介して導電層178(例えば、アンテナ接地102)に短絡させることができる。導電層178を1つ以上の場所にて筐体側壁部12Wに短絡させて、側壁部12W及び導電層178は、図6のアンテナ接地102を集合的に形成することができる。
伝送線路60は、正のアンテナ給電端子70にてアンテナ共振素子トレース104に結合することができる(例えば、伝送線路60の信号導体66を正のアンテナ給電端子70に結合することができる)。伝送線路60は、接地アンテナ給電端子72にて導電層178に結合することができる(例えば、伝送線路60の接地導体68を、接地アンテナ給電端子72に結合することができる)。この実施例は単なる例示に過ぎない。一般的には、正のアンテナ給電端子70は、任意の所望の場所にてアンテナ共振素子トレース104に結合することができる。接地アンテナ給電端子72は、任意の所望の場所にて導電層178に結合することができ、又は、金属筐体側壁部12Wに直接接続することもできる。伝送線路60が同軸ケーブルである実施例では、接地導体68は編組外部導体とすることができ、その一方で信号導体66は外部同体68によって取り囲まれている内部信号導体である。一般的には、伝送線路60は任意の所望の高周波伝送線路構造体とすることができる。必要に応じて、信号導体66及びアンテナ給電端子70は、アンテナ共振素子トレース104に結合されている給電脚部に結合することができる。
金属筐体側壁部12Wは載置構造体220を含み得る。載置構造体220は、金属フレーム構造体、金属突起部、金属延長部、又は筐体側壁部12Wに筐体後壁部12Rを載置するために使用される他の構造体とすることができる。載置構造体220は、穴222などの位置合わせ構造体を有し得る。筐体後壁部12Rが側壁部12Wの上に定置される場合(例えば、後壁部12Rが矢印210の方向で引き下げられる場合)、側壁部12Wに筐体後壁部12Rを固定するために、ネジ又は他の取り付け機構を穴222に貫通させることができる。これらの取り付け機構はまた、必要に応じて、側壁部12Wを導電層178に短絡させる役割も果たし得る。
必要に応じて、アンテナ共振素子トレース104の1つ以上の辺に沿った外側縁部132は、載置構造体220の形状に適合する曲線形状で有り得る。図9の実施例では、部分140及び部分144の外側縁部132が、載置構造体220の形状に適合する曲線形状で有り得る。この部分140及び部分144に沿った外側縁部132の曲線形状は、筐体後壁部12Rが導電性側壁部12Wの上に定置された場合に、金属筐体壁部12Wにアンテナ共振素子104が短絡されることを防ぐことができる。
載置構造体220は、筐体側壁部12Wの、1つ、2つ、3つ、又は4つ全ての辺に沿って形成することができる。必要に応じて、アンテナ共振素子トレース104は、構成要素134によって別途占有されていない、かつ、筐体後壁部12Rが側壁部12Wと接触して定置される場合に側壁部12Wの底部側(例えば、載置構造体220)と接触しない誘電性筐体後壁部12Rの内側表面上の区域の全体にわたって、延在し得る。この方式で、アンテナ共振素子を、戻り脚部122以外の場所で接地に短絡させることなく、アンテナ共振素子の面積を最大化してアンテナ性能を最適化することができる。
図9の実施例では、アンテナ共振素子トレース104は、アンテナ給電端子70から戻り脚部122までの導電ループ(リング)(例えば、切り込み136の右側のトレース部分146から、トレース部分144、トレース部分142、トレース部分140、及び、切り込み136の左側のトレース部分146まで延在するループ)を形成する。換言すれば、戻り脚部122及び給電端子70は、共振素子トレース104によって形成された導電ループの対向端部上に形成することができる。この実施例は単なる例示に過ぎない。一般的には、戻り脚部122は、任意の他の所望の場所にてアンテナ共振素子トレース104に結合することができる。
1つの好適な配置構成では、戻り脚部122は、ストラップ16に結合されたデバイス10の側部に沿って、アンテナ共振素子トレース104に結合することができる。例えば、戻り脚部122は、場所240などの場所で、アンテナ共振素子140の部分104に結合することができる。筐体後壁部12Rが側壁部12Wに固定される場合、場所240は、ストラップ16が接続されているデバイス10の側部(例えば、図1の側部8)に隣接し得る。ストラップ16が金属又は他の導電材料から形成されるシナリオでは、場所240などの場所に戻り脚部122を定置することにより、ストラップ16によるアンテナ40の電磁負荷(及び、あらゆる対応するアンテナ効率の劣化)を最小限に抑えることができる。
図9の実施例は単なる例示に過ぎない。一般的には、アンテナ共振素子トレース104は任意の所望の形状を有し得るものであり、筐体後壁部12Rの任意の所望の部分にわたって延在し得る。一般的には、アンテナ共振素子トレース104は、筐体後壁部12R上の構成要素180、構成要素182、及び構成要素206を取り囲む必要がない。例えば、アンテナ共振素子トレース104は、領域242、領域244、領域246、これらの領域の組み合わせ内に、又は、構成要素134の周辺部に隣接する筐体後壁部12Rの任意の他の所望の領域内に、形成することができる。必要に応じて、構成要素134は、領域242、領域244、領域246、これらの領域の組み合わせ、又は他の領域内などの、筐体後壁部12Rに沿った他の場所で形成することができる。必要に応じて、他の給電配置構成を使用することもできる。例えば、接地アンテナ給電端子72は、被接地導体178の代わりにアンテナ共振素子トレース104に結合する(例えば、直接接続する)ことができる。接地アンテナ給電端子72は、部分146、部分140、部分142、又は部分144に沿って、アンテナ共振素子トレース104に結合することができる。必要に応じて、接地アンテナ給電端子72がアンテナ共振素子トレース104に結合されるシナリオでは、戻り脚部122を省略することができる。
必要に応じて、アンテナ40の性能及び/又は共振周波数を調節するために、図3の同調構成要素62などの同調構成要素を、任意の所望の場所で、アンテナ40に結合することができる。同調構成要素62は、必要に応じて、伝送線路60とアンテナ共振素子トレース104との間に、又は任意の他の所望の場所に結合された、調節可能な整合回路機構を含み得る。
この方式で構成される場合、アンテナ40は、700〜960MHzのセルラ電話通信帯域の範囲内のセルラ周波数を含めた、対象とする任意の所望の周波数帯域をカバーすることができる。一般的には、アンテナ40は、(例として)周辺アンテナ40Pによって処理することが可能な、IEEE802.11通信、Bluetooth(登録商標)、及び/又は他の無線ローカルエリアネットワーク通信用の2.4GHz及び/又は5GHzでの信号などの700MHzを上回る高周波信号と、低帯域セルラ電話信号(例えば、700MHz〜960MHzの周波数でのセルラ電話通信)と、960〜2700MHzでのセルラ電話信号及びGPS信号などの、中間帯域、高帯域、若しくは、960MHzを上回る他の帯域での、セルラ電話信号及びGPS信号と、IEEE802.11通信、Bluetooth(登録商標)、及び/又は他の無線ローカルエリアネットワーク通信用の2.4GHz及び/又は5GHzでの高周波信号と、任意の他の所望の帯域とを処理することができる。単一のアンテナ40を使用してこれらの帯域の全てをカバーすることによって、通常であればデバイス10内の追加的アンテナによって占有されていたであろうスペースを、他の電子デバイス構成要素のために使用することができ、又は、アンテナ効率を犠牲にすることなく、デバイス10のサイズ(例えば、図8の寸法200及び/又は寸法202)を更に低減することができる。
必要に応じて、制御回路28は、対象とする所望の帯域をカバーするように、及び、外部の物体によるアンテナの負荷に起因するアンテナ40のあらゆる離調を補償するように、同調構成要素62を調節することができる。必要に応じて、制御回路28は、無線基地局又は無線アクセスポイントなどの外部機器から受信された命令に基づいて、同調構成要素を調節することができる。制御回路28は、デバイス10の現在の動作状態に基づいて、同調構成要素を調節することができる。例えば、制御回路28は、使用シナリオ(例えば、デバイス10が、インターネットの閲覧、電話通話の遂行、電子メールの送信、GPSへのアクセスなどのいずれのために使用されているか)を特定することにより、同調構成要素62をどのように調節するべきかを決定することができる。別の例として、制御回路28は、同調構成要素62をどのように調節するべきかを特定するために使用されるセンサデータ(例えば、光学センサデータ、近接センサデータ、タッチセンサデータ、筐体後壁部12Rにユーザの身体がどの程度近接しているかを示すデータ、アンテナ40又はデバイス10内の他のアンテナからアンテナインピーダンス測定値を取得することによって収集されたインピーダンスセンサデータなど)を特定することができる。一般的には、制御回路28は、この情報の任意の所望の組み合わせ(例えば、デバイス10の使用シナリオについての情報、センサデータ、無線基地局からの情報、ユーザ入力など)を処理することにより、同調構成要素62をどのように調節するべきかを特定することができる。
実際上は、筐体後壁部12Rに隣接する外部の物体の存在によって、アンテナ40の性能を最適化することができる。例えば、ユーザがデバイス10を装着している場合に、ユーザの手首が筐体後壁部12Rに隣接して存在することにより、アンテナ40の性能を強化することができる。
一実施例として、図10のデバイス10の後部の側面図を考察する。図10に示されるタイプの構成では、誘電性筐体後壁部12Rは、湾曲形状/円形形状、又は、後部壁12Rが筐体12の他の部分の内部に(例えば、金属筐体側壁部12Wによって)受容されることができる他の形状を有し得る。コイル50は、導電ワイヤのループ、プリント回路上の金属トレースのループ、又は他の導電性信号経路のループから形成することができる。コイル50は、筐体後壁部12Rの内側表面と直接接触するように定置することができる。アンテナ共振素子トレース104は、筐体後壁部12Rの内側表面上に直接パターニングすることができ、コイル50を取り囲むことができる。筐体後壁部12Rは、ユーザがデバイス10を装着した場合に、ユーザの身体(例えば、手首250)に対して静置される、湾曲状の外表面を有し得る。必要に応じて、後部壁12Rは、窓188などの1つ以上の透明な窓を備える開口部を有し得る。センサ186などの光ベースの構成要素を、窓188などの窓と位置合わせして搭載することができる。
動作中、アンテナ共振素子104は、背面12R及び手首180の表面に対して垂直に方向付けられた電界を有する高周波信号を送信及び/又は受信することができる。これらの信号は表面波と称される場合もあり得、次いで、それらの表面波は、手首250の表面に沿って外向きに伝播される(例えば、アンテナ共振素子トレース104及び手首250は、それらの表面波を外向きに方向付けする導波路としての役割を果たし得る)。
図11は、アンテナ40によって生成された電磁信号が、ユーザの手首の存在によってどのように外向きに伝播し得るかを示す、側断面図である。図11に示されるように、輪郭線270は、一定の電界の大きさの輪郭を示すものである。アンテナ40によって生成される電界の大きさは、デバイス10と手首250との間の空間内で最高となる。これらの信号は、経路272によって示されるように、デバイス10から離れる外向きの方向で、共振素子トレース104、及び手首250の表面に沿って伝播することができる。このことにより、それらの信号は、アンテナ40が手首250に近接して配置される場合であっても、外部通信機器によって適切に受信されることが可能となり得る。実際上は、手首250の存在は、手首250が存在しない状況と比較して、電磁波の伝播を強化するために更に役立ち得る。例えば、アンテナ40によって放出される高周波信号は、手首250が存在しない場合には適切に方向付けされない恐れがあり、結果的に外部機器との無線リンク品質が不十分又は不具合となる場合がある。しかしながら、手首250が存在する場合には、それらの信号は、矢印272によって示されるように適切に方向付けされて、良好なリンク品質を得ることが可能となり得る。図11の実施例は単なる例示に過ぎない。一般的には、電界パターンは任意の所望の形状又は構成を有し得る。
一実施形態によれば、対向する前面及び背面を有する電子デバイスであって、電子デバイスの背面を形成する誘電性筐体後壁部と、電子デバイスの前面を形成するディスプレイカバー層を有するディスプレイと、コイルと、コイルを使用して、誘電性筐体後壁部を通って無線電力信号を受信する無線電力受信機回路と、誘電性筐体後壁部上の導電トレースから形成されたアンテナ共振素子と、アンテナ共振素子の導電トレースに結合され、アンテナ共振素子を使用して、誘電性筐体後壁部を通って高周波信号を送受信するように構成された、高周波送受信機回路と、を含む、電子デバイスが提供される。
別の実施形態によれば、コイルは、誘電性筐体後壁部に接触する。
別の実施形態によれば、アンテナ共振素子の導電トレースは、誘電性筐体後壁部にてコイルの少なくとも3辺を取り囲む。
別の実施形態によれば、電子デバイスは、誘電性筐体後壁部に搭載されたセンサを含み、アンテナ共振素子の導電トレースは、誘電性筐体後壁部にて、センサの少なくとも3辺を取り囲む。
別の実施形態によれば、誘電性筐体後壁部は不透明であり、電子デバイスは、誘電性筐体後壁部内に光学的に透明な窓を含み、センサは、光学的に透明な窓と位置合わせされ、光学的に透明な窓を通して光を受光するように構成されている。
別の実施形態によれば、電子デバイスは、導電層を有するプリント回路基板と、導電層にアンテナ共振素子を短絡させる戻り経路と、を含む。
別の実施形態によれば、電子デバイスは、誘電性筐体後壁部からディスプレイカバー層まで延在する導電性筐体側壁部を含み、導電性筐体側壁部は導電層に短絡されている。
別の実施形態によれば、電子デバイスは、アンテナ共振素子トレースの導電トレースに結合された正のアンテナ給電端子と、導電層に結合された接地アンテナ給電端子と、高周波送受信機回路と正のアンテナ給電端子との間に結合された信号導体、及び高周波送受信機回路と接地アンテナ給電端子との間に結合された接地導体を有する、高周波伝送線路とを含む。
別の実施形態によれば、アンテナ共振素子の導電トレースは、対向する第1の端部及び第2の端部を有する導電ループを形成し、正のアンテナ給電端子は、導電ループの第1の端部で導電トレースに結合され、戻り経路は、導電ループの第2の端部で導電トレースに結合されている。
別の実施形態によれば、電子デバイスは、電子デバイス用のストラップを受容するように構成された導電性筐体側壁部を含み、戻り経路は、導電性筐体側壁部に隣接する場所で導電トレースに結合されている。
別の実施形態によれば、電子デバイスは、誘電性筐体後壁部の上に形成され、かつ誘電性筐体後壁部と接触するフレキシブルプリント回路を含み、導電トレースはフレキシブルプリント回路上に形成されている。
一実施形態によれば、対向する前面及び背面を有する電子デバイスであって、電子デバイスの前面のディスプレイと、電子デバイスの背面の誘電性後壁部を有し、かつ金属側壁部を有する筐体であって、金属側壁部がアンテナ用のアンテナ接地の少なくとも一部を形成する、筐体と、アンテナ用の平板アンテナ共振素子を形成する導電トレースであって、筐体の誘電性後壁部上にパターニングされている導電トレースと、導電トレースに結合された第1のアンテナ給電端子、及びアンテナ接地に結合された第2のアンテナ給電端子を含む、アンテナ用の給電部と、高周波送受信機回路と、第1のアンテナ給電端子及び第2のアンテナ給電端子に高周波送受信機回路を結合する高周波伝送線路であって、高周波送受信機回路が、アンテナを使用して、筐体の誘電性後壁部を通って高周波信号を送受信するように構成された、高周波伝送線路とを含む、電子デバイスが提供される。
別の実施形態によれば、高周波送受信機回路は、アンテナを使用して、筐体の誘電性後壁部を通って無線ローカルエリアネットワーク信号を送受信するように構成された、無線ローカルエリアネットワーク送受信機回路と、アンテナを使用して、筐体の誘電性後壁部を通って衛星航法信号を受信するように構成された、衛星航法受信機回路とを含む。
別の実施形態によれば、電子デバイスは、アンテナを使用して、筐体の誘電性後壁部を通って700MHz〜960MHzの信号を送受信するように構成された、セルラ電話送受信機を含む。
別の実施形態によれば、電子デバイスは、コイルと、そのコイルを使用して、筐体の誘電性後壁部を通って無線電力信号を受信する、無線電力受信機回路とを含む。
別の実施形態によれば、コイルは基板に搭載され、電子デバイスは、プリント回路基板と、プリント回路基板上に形成された導電層と、基板とプリント回路基板との間に結合された導電性発泡体であって、基板上の導電性構造体をプリント回路基板上の導電層に短絡させるように構成された導電性発泡体とを含む。
別の実施形態によれば、この電子デバイスは、アンテナに結合された調節可能な同調回路と、センサデータを生成するように構成されたセンサと、センサデータを処理して、センサデータに少なくとも部分的に基づいてアンテナを同調させるべく同調回路を調節するように構成された制御回路とを含む。
一実施形態によれば、対向する第1の面及び第2の面を有する電子デバイスであって、第2の面の誘電性壁部を有し、誘電性壁部から第1の面まで延在する側壁部を有する筐体と、アンテナであって、アンテナ接地と、誘電性壁部上に直接パターニングされた導電トレースから形成され、導電トレースがスロットを画定するアンテナ共振素子と、導電トレースに結合された第1のアンテナ給電端子と、アンテナ接地に結合された第2のアンテナ給電端子とを含む、アンテナと、導電トレースによって画定されたスロット内の誘電性壁部に搭載されたセンサ回路であって、誘電性壁部を通って光を受光するように構成されたセンサ回路と、第1のアンテナ給電端子及び第2のアンテナ給電端子に結合され、アンテナを使用して、誘電性壁部を通って高周波信号を送受信するように構成された、高周波送受信機回路とを含む、電子デバイスが提供される。
別の実施形態によれば、電子デバイスは、スロット内の誘電性壁部に搭載されたコイルと、コイルを使用して、誘電性壁部を通って無線電力信号を受信する無線電力受信機回路とを含む。
別の実施形態によれば、筐体の側壁部は金属側壁部を含み、電子デバイスは、金属側壁部に電気的に結合された導電層を有するプリント回路基板と、導電層に導電トレースを結合するアンテナ用の戻り経路であって、アンテナ接地が金属側壁部及び導電層を含むアンテナ用の戻り経路と、を含む。
上記は単なる例示に過ぎず、説明された実施形態に対して様々な修正を実施することができる。上記の実施形態は、個々に、又は任意の組み合わせで実装することができる。

Claims (20)

  1. 対向する前面及び背面を有する電子デバイスであって、
    前記電子デバイスの前記背面を形成する誘電性筐体後壁部と、
    前記電子デバイスの前記前面を形成するディスプレイカバー層を有する、ディスプレイと、
    コイルと、
    前記コイルを使用して、前記誘電性筐体後壁部を通って無線電力信号を受信する無線電力受信機回路と、
    前記誘電性筐体後壁部上の導電トレースから形成されたアンテナ共振素子と、
    前記アンテナ共振素子の前記導電トレースに結合されており、前記アンテナ共振素子を使用して、前記誘電性筐体後壁部を通って高周波信号を送受信するように構成された高周波送受信機回路と、
    を備える電子デバイス。
  2. 前記コイルが前記誘電性筐体後壁部に接触する、請求項1に記載の電子デバイス。
  3. 前記アンテナ共振素子の前記導電トレースが、前記誘電性筐体後壁部にて前記コイルの少なくとも3辺を取り囲む、請求項2に記載の電子デバイス。
  4. 前記誘電性筐体後壁部に搭載されたセンサを更に備え、前記アンテナ共振素子の前記導電トレースが、前記誘電性筐体後壁部にて、前記センサの少なくとも3辺を取り囲む、
    請求項3に記載の電子デバイス。
  5. 前記誘電性筐体後壁部が不透明であり、前記電子デバイスが
    前記誘電性筐体後壁部内に光学的に透明な窓を更に備え、前記センサが、前記光学的に透明な窓と位置合わせされており、かつ前記光学的に透明な窓を通して光を受光するように構成された、請求項4に記載の電子デバイス。
  6. 導電層を有するプリント回路基板と、
    前記導電層に前記アンテナ共振素子を短絡させる戻り経路と、
    を更に備える、請求項1に記載の電子デバイス。
  7. 前記誘電性筐体後壁部から前記ディスプレイカバー層まで延在する導電性筐体側壁部を更に備え、前記導電性筐体側壁部が前記導電層に短絡されている、
    請求項6に記載の電子デバイス。
  8. 前記アンテナ共振素子トレースの前記導電トレースに結合された正のアンテナ給電端子と、
    前記導電層に結合された接地アンテナ給電端子と、
    前記高周波送受信機回路と前記正のアンテナ給電端子との間に結合された信号導体、及び前記高周波送受信機回路と前記接地アンテナ給電端子との間に結合された接地導体を有する高周波伝送線路と、
    を更に備える、請求項6に記載の電子デバイス。
  9. 前記アンテナ共振素子の前記導電トレースが、対向する第1の端部及び第2の端部を有する導電ループを形成し、前記正のアンテナ給電端子が前記導電ループの前記第1の端部にて前記導電トレースに結合され、前記戻り経路が前記導電ループの前記第2の端部にて前記導電トレースに結合されている、請求項8に記載の電子デバイス。
  10. 前記電子デバイス用のストラップを受容するように構成された導電性筐体側壁部を更に備え、前記戻り経路が、前記導電性筐体側壁部に隣接する場所にて前記導電トレースに結合されている、
    請求項6に記載の電子デバイス。
  11. 前記誘電性筐体後壁部の上に形成され、かつ前記誘電性筐体後壁部と接触するフレキシブルプリント回路を更に備え、前記導電トレースが前記フレキシブルプリント回路上に形成されている、
    請求項1に記載の電子デバイス。
  12. 対向する前面及び背面を有する電子デバイスであって、
    前記電子デバイスの前記前面のディスプレイと、
    前記電子デバイスの前記背面の誘電性後壁部を有し、かつ金属側壁部を有する、筐体であって、前記金属側壁部がアンテナ用のアンテナ接地の少なくとも一部を形成する、筐体と、
    前記アンテナ用の平板アンテナ共振素子を形成する導電トレースであって、前記筐体の前記誘電性後壁部上にパターニングされている、導電トレースと、
    前記導電トレースに結合された第1のアンテナ給電端子、及び前記アンテナ接地に結合された第2のアンテナ給電端子を含む前記アンテナ用の給電部と、
    高周波送受信機回路と、
    前記第1のアンテナ給電端子及び前記第2のアンテナ給電端子に前記高周波送受信機回路を結合する高周波伝送線路であって、前記高周波送受信機回路が、前記アンテナを使用して、前記筐体の前記誘電性後壁部を通って高周波信号を送受信するように構成された、高周波伝送線路と、
    を備える電子デバイス。
  13. 前記高周波送受信機回路が、
    前記アンテナを使用して、前記筐体の前記誘電性後壁部を通って無線ローカルエリアネットワーク信号を送受信するように構成された無線ローカルエリアネットワーク送受信機回路機構と、
    前記アンテナを使用して、前記筐体の前記誘電性後壁部を通って衛星航法信号を受信するように構成された衛星航法受信機回路機構と、
    を含む、請求項12に記載の電子デバイス。
  14. 前記アンテナを使用して、前記筐体の前記誘電性後壁部を通って700MHz〜960MHzの信号を送受信するように構成されたセルラ電話送受信機を更に備える、
    請求項13に記載の電子デバイス。
  15. コイルと、
    前記コイルを使用して、前記筐体の前記誘電性後壁部を通って無線電力信号を受信する無線電力受信機回路と、
    を更に備える、請求項12に記載の電子デバイス。
  16. 前記コイルが基板に搭載され、前記電子デバイスが、
    プリント回路基板と、
    前記プリント回路基板上に形成された導電層と、
    前記基板と前記プリント回路基板との間に結合された導電性発泡体であって、前記基板上の導電性構造体を前記プリント回路基板上の前記導電層に短絡させるように構成された、導電性発泡体と、
    を更に備える、請求項15に記載の電子デバイス。
  17. 前記アンテナに結合された、調節可能な同調回路と、
    センサデータを生成するように構成されたセンサと、
    前記センサデータを処理して、前記センサデータに少なくとも部分的に基づいて前記アンテナを同調させるべく前記同調回路を調節するように構成された制御回路機構と、
    を更に備える、請求項12に記載の電子デバイス。
  18. 対向する第1の面及び第2の面を有する電子デバイスであって、
    前記第2の面の誘電性壁部を有し、前記誘電性壁部から前記第1の面まで延在する側壁部を有する筐体と、
    アンテナであって、
    アンテナ接地と、
    前記誘電性壁部上に直接パターニングされた導電トレースから形成され、前記導電トレースがスロットを画定する、アンテナ共振素子と、
    前記導電トレースに結合された第1のアンテナ給電端子と、
    前記アンテナ接地に結合された第2のアンテナ給電端子と、
    を含む、アンテナと、
    前記導電トレースによって画定された前記スロット内の前記誘電性壁部に搭載されたセンサ回路であって、前記誘電性壁部を通って光を受光するように構成された、センサ回路と、
    前記第1のアンテナ給電端子及び前記第2のアンテナ給電端子に結合され、前記アンテナを使用して、前記誘電性壁部を通って高周波信号を送受信するように構成された高周波送受信機回路と、
    を備える、電子デバイス。
  19. 前記スロット内の前記誘電性壁部に搭載されたコイルと、
    前記コイルを使用して、前記誘電性壁部を通って無線電力信号を受信する無線電力受信機回路と、
    を更に備える、請求項18に記載の電子デバイス。
  20. 前記筐体の前記側壁部が金属側壁部を含み、前記電子デバイスが、
    前記金属側壁部に電気的に結合された導電層を有するプリント回路基板と、
    前記導電層に前記導電トレースを結合する前記アンテナ用の戻り経路であって、アンテナ接地が前記金属側壁部及び前記導電層を含む、前記アンテナ用の戻り経路と、
    を更に備える、請求項18に記載の電子デバイス。
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